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記事タグ: 海沿い

【福島県】いわき市 初心者も安心して楽しめる絶景の『復興サイクリングロードいわき七浜海道』

【福島県】いわき市 初心者も安心して楽しめる絶景の『復興サイクリングロードいわき七浜海道』

2021年3月28日に完成したいわき市の七浜を巡る全長約53kmの「復興サイクリングロードいわき七浜海道」。
堤防を走ることができる箇所もあり、海岸を目前にして絶景を楽しめるコースです。
小名浜をスタートにして往復約30kmの道のりをのんびりサイクリングしてみました。

復興サイクリングロードいわき七浜海道とは

2018年度から整備がはじまり2021年3月28日に全線開通となった、勿来の関公園から久之浜防災緑地まで約5kmのサイクリングロードです。

いわき七浜海道は、白浜青松が広がる海岸線に沿って復旧・復興事業で整備された防潮堤や既存の道路を活用したものです。

スタートは「アクアマリンパーク」

観光スポットのひとつ、アクアマリンパークに車を停めて出発します。

広い公共の無料駐車場があるので安心して駐車することができます。

曇り空のスタートとなりました。アクアマリンパークは、水族館やお土産センターなどが集まったスポットなのでお土産を買って帰るのにもおすすめのスポットです。

サイクリングロードには矢羽根が引いてあるので、矢羽根に沿って進んでいきます。
また、標識が随所にあるので初めての方にも親切です。

出発して序盤に上り坂でしたが、振り返ると素晴らしい眺望です。三崎公園に向かって進んでいきます。

三崎公園

坂の途中から公園の敷地に入ります。すぐ見えてきた広大な芝生の広場には、動物の置物がありました。

頂上には約60メートルの高さを誇る「マリンタワー」があります。
少しだけ公園内を散策してみました。園内にはいくつも駐車場があるので三崎公園をサイクリングのスタートにしても良いと思います!海のほうへ行ってみると、潮見台がありました。

丘からせり出す形の潮見台は、高所恐怖症の私にとっては海の上に立っているようでなスリルがありました。

しかし潮見台からの景色は最高でした。水平線をこんなにも感じられる眺めは一度見ていただきたいです。
三崎公園の散策を終えて、再び矢羽根通りに進んでいきました。

清航館(せいこうかん)

しばらくするといわき市中之作(なかのさく)にある静かな港町に着きました。

すぐ近くに古民家がありました。築200年のレンタル古民家です。味わい深い建物から歴史を感じ、ゆったりとした時間が流れているようでした。

サイクルラックが置いてあるので、自転車を停めてランチに向かいます。
カフェの駐車場・駐輪場はないとのことで、清航館のラックに停めるのをおすすめします。

海が見えるカフェと農園「月見亭」

清航館から300m弱歩いて向かうのは「月見亭」というカフェです。

道路沿いに看板もあります。

看板を頼りに小道を進んでいきます。

小高い丘の上に見えてきたのが月見亭です。開店時刻の直前に行きましたが、すでに数組並んでいました。

お店は築50年の民家をDIYして作ったそうです。おしゃれな雰囲気を堪能でき、一息つくにはぴったりです。

運良く、窓際の席に案内していただきました。窓からは海を一望でき、贅沢な気持ちになりました。

ランチメニューにはワンプレートもありましたが、悩んだ末「かぼちゃと豆乳の白味噌パスタ」にしました。

スープ、ドリンク、サラダがセットになっています。太目のもちもちのパスタに、濃厚な豆乳味噌のソースが絡み、とても美味しかったです。メニューは季節によってかわるので、SNSでご確認ください。

豊間防災緑地

月見亭をあとにし、約3.5キロ北上したところにある「豊間防災緑地」に立ち寄りました。

案内版によると防災緑地というのは、津波から人や家を守ること、地域の交流の場であることなどの役割を果たしているものだそうです。豊間防災緑地は、延長約2.4km、幅約50mあるいわき市最大の防災緑地です。改めて防災について考えるきっかけになりますね。

砂浜が目下にあり、絶景が広がっています。

いわき七浜海道には、矢羽根と案内が道路に表記されていて安心して走ることができます。

歩行者に向けての標識もありました。

新舞子サイクルステーション

豊間防災緑地から約5.4km北上しサイクルステーションのある温泉宿「新舞子ハイツ」に到着です。全長53kmのいわき七浜海道の中間地点になります。

新舞子ハイツには、サイクルステーションがあります。

サイクルラックと本格的なメンテナンススタンドがありました。その他、空気入れや工具の貸し出し、休憩スペース、トイレの貸出も行っています。
新しくできた施設ということで、清潔感のある場所でゆっくりできそうです。

また、新舞子サイクルステーションでレンタサイクルも行っていて、ロードバイク4台、クロスバイク4台、子供用自転車2台、タンデム自転車1台、計10台の貸し出しをしています。

休憩したら来た道を戻っていきます。

雲雀乃苑(ひばりのその)と塩屋埼灯台

新舞子サイクルステーションから約3.5kmのところにある雲雀乃苑に立ち寄りました。

ここには美空ひばりさんの歌謡曲「みだれ髪」の歌碑があり、歌碑の前に立つと「みだれ髪」のメロディーが流れてきます。曲の舞台となったのが、塩屋岬だそうです。

また、塩屋岬には灯台があり、雲雀乃苑からも眺めることができました。

カフェ「ラフ」

行き道で気になっていたカフェによりました。三崎公園のふもとにあります。
小名浜テラスハウスというオシャレな雰囲気が漂う一角にありました。
ハンバーガーなど軽食も楽しめるカフェでテラス席もありました。

お店の方によるとサイクリストの方も多く訪れるそうです!
コーヒーで一息ついたところでアクアマリンパークに戻りました。

コース紹介

▼いわき市観光サイト「アクアマリンパーク」
https://kankou-iwaki.or.jp/spot/10005

▼清航館
https://nakanosaku.xsrv.jp/seikoukan.html

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

いわき七浜海道

まとめ


初めていわき七浜海道を訪れましたが、防潮堤を走る箇所は、海を間近に感じることができ新鮮でした。
何度も絶景を堪能できるコースで、坂道もあり充実していて、海沿いを走っていたと思うと静かな町に入っていったり、港町が現れたり、海風を浴びながらもあっという間の往復。
今回は七浜海道の一部でしたが、別の区間をポタリングしてもいいですし、53km走破してみるなど、初心者でも楽しめる何度でも訪れたくなる場所でした。

 

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

 

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【和歌山県】本州最南端から青い海沿いを走り「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」へ《PR》

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本州最南端の地「和歌山県串本」から、2021年「ナショナルサイクルルート」に指定された海沿いのコースを走り、すさみのホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」を目指す、約40kmのサイクリングをご紹介。

スタートはJR紀勢本線「串本駅」

和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡串本町と言えば「本州最南端」として知られています。

JR串本駅は特急「くろしお」を含む全列車の停車駅で、大阪からのアクセスもよく、関西では観光地としての知名度も高いです。
駅前の観光協会では「チョイのりサイクル」という電動アシストのレンタルもあるので、串本町内のチョイ乗り観光には便利。

まずはここから、串本の有名なスポットのひとつ「橋杭岩(はしぐいいいわ)」を目指します。

国の名勝・天然記念物「橋杭岩」

串本駅から北東へ約2kmで「道の駅くしもと橋杭岩」。


串本から対岸の大島に向かって、大小40余りの岩柱が約850mの列を成して立っています。海の浸食により岩の硬い部分だけが残ったのですが、その規則的な並び方があたかも橋の杭だけが立っているように見えることからこの名が付きました。
干潮時には岩の列中ほどにある弁天島まで歩いて渡ることができます。ちょうど満潮時だった時でもこのような青い海。干潮時にはもっと青さが際立ち神秘的な景色が見えるそうです。

橋杭岩のちょうど向かいに位置する「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」

橋杭岩を通して見る朝日はとても美しいと評判で「日本の朝日百選」に認定されています。ここに宿泊すれば、すぐ近くで美しい朝日を見ることができます。

また、橋杭岩の南西すぐには「橋杭園地」があり、美しい砂浜の先には紀伊大島と串本大橋を望むことができます。

次は潮岬(しおのみさき)を目指してスタート。

本州最南端「潮岬」

橋杭岩から美しい海と串本大橋を左手に南へ約10km、岬へ向かう上り坂を走れば「潮岬観光タワー」。

潮岬観光タワーは海抜100mで360度見渡せる展望台があります。
タワーの前に広がる芝生を抜けると「本州最南端の碑」があります。碑の前に見える「クレ崎」を含む潮岬が、本州(紀伊半島や和歌山県)の最南端です。

約800m先にある「潮岬灯台」は明治初期の江戸条約によって建設された洋式灯台の1つで、「日本の灯台50選」に選ばれています。

ここからは岬を一気に降りて約10km先の「串本海中公園」へ向かいます。

串本海中公園

海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設として知られる「串本海中公園」。
敷地内は南国リゾート感あふれる風景。

沖合にある水深6.3mの海中展望塔からは自然の海の中が観察でき、半潜水型海中観光船ステラマリスからは世界最北限といわれるサンゴ群落を見ることができます。


海はこんな透明度。

海沿いを走る「太平洋岸自転車道」


「串本海中公園」から「すさみ」を目指し走ります。

太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山県和歌山市に至る延長約1,400kmの自転車道構想で、2021年5月「ナショナルサイクルルート」に指定されました。

「サイクリング王国わかやま」のコースでもあり太平洋岸自転車の一部となるこの区間は、海沿いが多く美しい景色が続きます。多少のアップダウンもあるので、走りごたえもあります。

串本海中公園から約14kmの「里野海水浴場」は美しい砂浜。

オフシーズンのピーチは貸切り状態。青い海と空、白い砂の上で贅沢な時間を過ごすことができます。

ゴールは「道の駅すさみ」

里野海水浴場から約4kmで「道の駅すさみ」。

「記憶に残る道の駅」がキャッチフレーズのここでは、「食事」「お土産・買い物」「カフェ」「海鮮」などが充実しているだけでなく『温泉』があるのが魅力。

太平洋を見渡せる展望台へ上がれば、目の前の「江須崎」へと沈む夕日。そして宿泊先の『フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ』。

道の駅ではレンタサイクルもあるので、ここを拠点にショートサイクリングも楽しめます。

宿泊は『フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ』

ホテルに着いたらまず自転車を館内で保管してくれます。そしてチェックイン。

館内からの景色はこのような絶景。

部屋は洗練されたデザインとともに、窓のブラインドを上げれば、絵画のような景色。

冬の季節は、ちょうど部屋から江須崎に沈む夕陽を見ることができるようです。
このまま部屋で夕陽を見るのもいいですが、日没までまだ少し時間があるので、再び自転車を出してもらって目の前の「江須崎」へ。

神のパワー感じる「江須崎」

夕陽に映えるホテルと海を見ながら走ること約1.8kmで、陸と繋がった陸繋島(りくけいとう)でもある「江須崎」。

ここは、島まるごとが国の天然記念物に指定されているだけでなく、島内の江須崎神社(春日神社)の神域として島全体が保護されています。

鳥居をくぐり抜けて、上り坂を少し走れば「江須崎神社(春日神社)」。

参拝を終えて下りれば美しい夕景。

そしてこの小さな半島の西側へ行けば「日本童謡の園」。ここの夕陽も絶景です。

温泉と夕食のひととき


ホテルの部屋に戻れば、すっかり陽は沈みさらに美しい景色。
それから温泉で温まるという贅沢な時間の始まり。湯上り後はホテルのフリースペースで温かいコーヒータイム。


ホテルでは、コーヒーや紅茶など滞在中はフリーでいただけます。また、ホテル内のショップではソフトドリンクやお酒をはじめ、軽食なども購入できるので、様々なホテル時間を楽しむことができます。
▼「ボイジャーブルーイング・ゴールド」と「なでしこのお酒”てまり”みかん梅酒」

夕食は「道の駅すさみ」のグルメをホテルで堪能できます。
▼「南紀の海の恵みセット」

▼「釜揚げしらす丼」

▼すさみ名物「イノブタ焼肉」

▼勝浦産「まぐろのヒレカツ」

贅沢な時間を堪能して一日目の旅の終了。

フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト

このホテルは地方創生に着眼し、あえて地方にある各地の「道の駅」に隣接したホテルを建設。
道の駅をハブとしてガイドブックにも掲載されていないような地域の文化や見どころ、またその地に行かなければ体験できない様々なものに触れていただく旅をご提供しています。まさに今まで知らなかった「新しい日本と出会う旅」が始まります。

フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト
フェアフィールド・バイ・マリオットで、代々受け継がれてきた温かいおもてなしを体験し、気軽にゆったりと滞在をご満喫ください。フレンドリーなスタッフによるお出迎えから快適な睡眠、無料のWi-Fiなど、必要なものはすべ...

積水ハウスとの共同事業で2021年9月から、新規ホテルが次々にオープンしています。2022年3月21日には奈良天理も加わり、全15ホテルを展開。2022年の春には北海道にも新たなホテルが誕生します。

▼フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ

フェアフィールド・0...
フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみで宿...

▼道の駅すさみ

道の駅すさみ
紀勢自動車道終点「すさみ南IC」から南へ800m、国道42号線沿いにある道の駅です。館外のお手洗いは24時間ご利用いただけます。車中泊にも是非ご利用ください。

コース・アクセス


▼串本駅~フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
距離:40km/上り:795 m/下り:775 m
▼フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ~日本童謡の園
距離:3km/上り:54 m/下り:46m

〇新大阪駅から串本駅まで:JR特急「くろしお」で約3時間25分
〇大阪市内からフェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみまで:クルマで約2時間30分

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

和歌山串本~すさみ

まとめ

和歌山の串本・すさみと言えば「夏」の観光地としてのイメージが強いですが、「オフシーズン」もたくさんの魅力を感じることができました。
澄んだ空気で美しい海は人が少なく贅沢な時間が過ごせますし、交通量も多く無くとても快適に走ることができます。
陽が沈む時間が早いので、夕日~温泉~食事がゆっくりと楽しむこともできます。
輪行で串本駅から海沿いを走り「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」へのコースをご紹介しましたが、クルマを使って「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」を拠点にしたサイクリングも楽しめます。
海岸沿いを走ればJR紀勢本線が並走している区間も多いので、何かトラブルが起きた時には輪行でホテルへ行けるのも安心感がありました。

広告主:フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
取材・執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

日本各地に展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット」

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フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道の開業を記念し、宿泊券2枚セットを期間限定で販売いたします (奈良天理山の辺の道1枚+京都みなみやましろ1枚又は、京都京丹波1枚)。
1泊の価格で2泊(2ホテル1泊ずつ)できる、とてもお得なセットです。
都会から離れたのどかな雰囲気の中で美しい自然や歴史に触れながら、奈良・京都の新しい一面を探訪してみませんか。
ぜひこの機会にフェアフィールド・バイ・マリオットを拠点にくつろぎのひとときを過ごしながら、奈良・京都の旅を満喫してみてください。

セット詳細:宿泊券2枚セット(フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道1枚+京都みなみやましろ1枚又は、京都京丹波1枚)

※京都みなみやましろ・京都京丹波からご希望のホテルをお選びいただけます。
価格:16,500円(税金・サービス料・送料込み)※お食事なし・1室最大2名様利用販売期間:3月1日~3月24日
有効期間:4月1日~9月30日
※土曜日・日曜日・祝前日・4月29日~5月4日・7月21日~8月31日利用不可

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【和歌山県】「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」から海岸沿いの”すさみ八景”をめぐるサイクリング《PR》

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和歌山県すさみのホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」に宿泊し、「すさみ八景」と言われる周参見(すさみ)町の景勝地の中から海沿いの5ヵ所をめぐる約14kmのサイクリング。
夜明け前の景色から、朝のホテル滞在、そしてすさみの美しい景色をご紹介します。

すさみ八景「江須崎」の夜明け

南東から陽が昇り、南西に陽が沈む冬の季節、江須崎からは夕陽と朝陽を見ることができます。
6:30に起きれば窓の外は次第に明るくなってきています。

フリースペースからの夜明け前の景色。

フロントで自転車を出してもらい、江須崎へ。
前日夕陽に照らされていたホテルは、朝陽を待つこんな景色になっています。

そして夜明け前の江須崎。

7:00美しい朝陽が昇ってきます。

ホテルのスタッフに聞けば夕陽や朝陽の登る方向や時間を教えてくれるので、予定をたてる時には助かります。

ホテルでの温泉と朝食

ホテルに戻れば、ホテルBIFにある温泉「望海(のぞみ)のゆ」で体を温めます。

温泉は、宿泊者だけなく一般利用も可能です。
波の音を聞き、潮風を感じながらの露天風呂は最高です。

部屋に戻って、「道の駅すさみ」で作られているオリジナルお弁当で朝食。
地元の食材をふんだんに使った地方色溢れる「朝食ボックス(要事前予約)」です。

名物「めはり寿司」をはじめ地元の味を朝から堪能。
空がどんどん明るくなり、部屋から見える海もかなり美しくなってきたので、準備をしてフロントへ。
「有田みかんのスムージー」を買ってチェックアウト。
そして道の駅すさみで「高菜巻き」を買ってサイクリングスタート。

すさみ八景「日本童謡の園」「JR見老津駅」

まずはホテルから約1.8km、すさみ八景「日本童謡の園」へ。

1987年に日本で初めて、童謡を集大成した公園として生まれた「日本童謡の園」では、日本の代表的な童謡7曲の、それぞれのブロンズ象や歌碑が建ち、その前に立つとメロディーが自然に流れます。

日本童謡の園から約1.5kmで見老津(みろづ)港。

穏やかな港を眺めて、見老津港から北へ500mにある「JR見老津駅」へ。


「すさみ八景」のひとつであるこの駅の前は美しい海、夕陽もきれいな駅です。

駅舎には「のんびり屋」という小さなカフェがあり、店内には、店主の女性がこの駅で撮った「パンダくろしお」の写真が沢山貼られていています。

「パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』」は、2017年JR西日本が発足30周年、2018年は和歌山・アドベンチャーワールドが開園40周年を迎えたことをきっかけに、2017年8月に登場。2019年12月からは第2編成が運行を開始しました。
2020年7月には、第3編成として車両前頭部にジャイアントパンダの親子がデザインされた「パンダくろしお『サステナブルSmileトレイン』」も登場しました。

のんびり屋に入ったのは10:10ごろ。「10:40ごろにはこの駅を通過するよ」と教えてくれたのでコーヒーを飲みながら「くろしお待ち」。

駅の端からは、こんなアングルで「パンダくろしお」の写真が撮れます。

すさみ八景「恋人岬」


見老津駅から約1.6kmで、和歌山朝日夕陽百選の一つ「恋人岬」。

激しい海流が「陸(おか)の黒島」にあたり、二つに裂けた波がぶつかり合う様は婦夫波(合掌波)と呼ばれています。 満潮に向かう時間で波もあまり激しくなかったので婦夫波は見られませんでしたが、美しい景色です。

すさみ八景「稲積島(いなづみしま)」

恋人岬から海沿いに走ること約8.5kmで「すさみ枯木灘(かれきなだ)海岸」。

砂浜の前には周参見湾に浮かぶ、美しい「稲積島」が見えます。


島には亜熱帯性植物が生い茂り、国の天然記念物に指定されています。
稲積島や太平洋に沈む夕陽は、和歌山朝日夕陽百選の一つで人気のスポットです。

ビーチ北側、すさみ川の河口辺りも美しい景色です。

すさみ FRONT110

ビーチの向かいにあるのは、元警察署であったことから、フロントナンバーとして110(イチイチマル)と名付けられた観光案内所。訪れた人へ地域の魅力コンテンツを「案内する」役割を担う施設です。


すさみの観光案内だけでなく、レンタサイクルやサップ、カヤック、キャンプ等の予約やツアー予約もできます。

2階のデッキからは美しい景色。

1階奥には警察署時代の取調室や留置所が残っています。

JR周参見駅

FRON110から「JR周参見駅」までは150mほどで、駅周辺には数店の飲食店があります。そこで食事もいいですが、海を見ながら食事をすることに。

朝買っておいた、高菜巻きとみかんスムージーでランチタイム。

JR周参見駅でサイクリング終了です。

周参見駅構内には「すさみ町民コミュニティープラザ」があり、町内の観光情報を掲示しているとともに、レンタサイクルも保管(展示)されています。

コース・アクセス

▼フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ~周参見駅
距離:14km/上り:424m2/下り:443m

〇周参見駅から新大阪駅まで:JR特急「くろしお」で約3時間
〇フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみから大阪市内まで:クルマで約2時間30分

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

和歌山すさみ

フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト

このホテルは地方再生に着眼し、あえて地方にある各地の「道の駅」に隣接したホテルを建設。
道の駅をハブとしてガイドブックにも掲載されていないような地域の文化や見どころ、またその地に行かなければ体験できない様々なものに触れていただく旅をご提供しています。まさに今まで知らなかった「新しい日本と出会う旅」が始まります。

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▼フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ

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▼望海のゆ

温泉 - 道の駅のご案内 - 道の駅すさみ

まとめ

紀勢自動車道の延伸によって、大阪や関西圏のアクセスが劇的によくなった「周参見町」。またそれによって国道42号線の自動車交通量が減り、サイクリングにはとても快適な環境になっています。
ホテルから周参見駅までは14km程なので、初心者の方でも楽しめるコースです。
すさみ八景は、ご紹介した他に「上ミ山(かみやま)頂上」「広瀬渓谷・琴の滝」「雫の滝」があるので、脚力に自身のある方は「すさみ八景を制覇」するのもいいでしょう。
絶景あり温泉ありの「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」に宿泊して、色々な季節に、様々な自転車旅を楽しんでください。

広告主:フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
取材・執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

日本各地に展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット」

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有効期間:4月1日~9月30日
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そんな小田原の城下町をRITEWAYのクロスバイクでゆったり探検してみます。

小田原駅からいざ出陣!北条氏ゆかりの小田原城へ

スタートは小田原駅から。小田原駅には東海道線・御殿場線・小田急線・大雄山線・箱根登山鉄道・東海道新幹線と実に6路線が乗り入れており、常に東西から人が行き交っています。
東京駅からは新幹線こだまで約33分、新宿駅から特急ロマンスカーで約75分で1本でアクセスできるので輪行も楽々。また、自転車を持参しなくてもレンタサイクル「ぐるりん小田原」を小田原駅東口駐車場でレンタルすることも可能です。

東海道線の改札口頭上にかかる名物の巨大な小田原ちょうちんは駅のシンボル。
ちょうちんの向かいにある観光案内所で情報収集をしたら、いざ、東口から小田原城を目指しましょう。

小田原城天守閣へは、徒歩なら南側の学橋から石段で登るのがメジャーですが、自転車と一緒なら北入口を使うのがおすすめ。坂道を自転車を押しながら天守閣に到達することができます。

小田原城は北条氏ゆかりの城。15世紀末に伊勢宗瑞(後の北条早雲)が小田原に進出した後、5代約100年にわたり関東での勢力を拡大しました。
その中で小田原城は、関東支配の中心拠点として整備・拡張されていきました。1590年(天正18年)、石垣山一夜城で有名な秀吉の小田原攻めにより北条氏は滅亡しましたが、天守閣は廃城・再建・復興を繰り返しながら今に至っています。
2016年4月には「平成の大改修」を終え、館内展示も大幅リニューアル。映像や多様な資料を交えながら、北条氏や小田原の歴史にふれることができます。また、城址公園内やお堀では、桜、藤、紫陽花、菖蒲、梅など四季折々の花々が訪れた人の目を楽しませてくれます。

元祖二宮金次郎像はここに:報徳二宮神社

小田原城と併せて訪れたいのが、お城の敷地内にある報徳二宮神社です。
鳥居をくぐると目を引くのは二宮金次郎像です。みなさんの学校にも子供の頃、金次郎像があったのではないでしょうか。

ここ、二宮神社の御祭神は二宮金次郎こと二宮尊徳。
二宮尊徳の生まれが相模国栢山村(現在の小田原市栢山)の農家であることに由来しています。二宮尊徳は生涯にわたり大名旗本などの財政再建と領民救済、北関東から東北にかける各藩の農村の総合的復興事業を行い、素晴らしい成果をあげました。
1894年(明治17年)、二宮尊徳の教えを慕う6カ国(伊豆、三河、遠江、駿河、甲斐、相模)の報徳社の総意により建立されたのが報徳二宮神社というわけです。 

授与所では二宮尊徳をモチーフにしたおみくじやお守りをいただける他、境内内の「きんじろうカフェ」でイタリアンコーヒーで一息つくこともできます。

時間に余裕があれば、報徳二宮神社と道路を挟んで向かいにある、清閑亭もぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
入口こそ急斜面ですが、坂の上にはサイクルラックも設置されています。

清閑亭は、明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として1906年(明治39年)に建てられた数寄屋造りの2階建ての邸宅です(見学無料)。
母屋の1階からは相模湾と真鶴半島を望みながら喫茶を楽しんだり、季節ごとに展示・販売されている地元ゆかりのアーティストによる絵画や陶芸作品も楽しめるスポットになっています。

※清閑亭は、2022年3月31日をもって一般公開を終了し、同年4月1日より休館、後に料亭としてリニューアルオープンが予定されています。

箱根口ガレージで名物アジフライに舌鼓

史跡めぐりでお腹が空いたら、箱根駅伝でもおなじみの国道1号線に出ましょう。
すると、「ここにもまたお城が!?」と思う立派な建物が目に飛び込んできます。

実はこれ、お城ではなく「ういろう」の本店です。
名古屋名物として知られる「ういろう」ですが、発祥の地は小田原です。薬の製造・販売を行っていた外郎(ういろう)家が、接待用のお菓子が評判を得たことから「ういろう」として知られることになりました。

その「ういろう」から道路を1号線を挟んで約1分のところにあるのが「箱根口ガレージ 報徳二宮広場」です。
先の二宮神社と同じ報徳会館が営む花屋・パティスリー・レストランが入る施設で、広場のミニ金次郎像と、ブルーの車体に黄色の差し色が入ったポップな路面電車が目印です。この路面電車は、かつてこの地を走っていたモハ202号と呼ばれる車両で内部見学も可能。モハ202号目当ての鉄道ファンも多く訪れているようです。

注文したのは「地魚MIXフライプレート」。
小田原名物の揚げたてのアジフライに、その日の水揚げによって変わる地魚を両方楽しめる一皿です。フレッシュレモンと特製ソースでいただきました。

御幸の浜海岸で相模湾を体感

小田原城の天守閣や清閑亭から望む相模湾もよいですが、せっかくなのでランチ後は海まで自転車散歩してみましょう。
箱根口ガレージ 報徳二宮広場から南へ500mほど足を向ければ御幸の浜海水浴場に出ます。一部入口は階段になっていますが、海へと出ればドラマのロケ地でも使われたことのある、相模湾の絶景を望むことができますよ。

ちなみに「御幸の浜」という名前は、1873(明治6年)の夏、明治天皇・皇后陛下が箱根に避暑にいらした際、この浜に立ち寄り地元漁師たちの地引網をご覧になったことに由来しているそうです。

のんびりと海を眺めるのも、防波堤に打ち付ける波をねらい迫力の一枚を狙うのもよいですが、近隣のポンデケージョ専門店「grit(グリット)」でカラフルなポンデケージョを買って、海辺でつまむのもまたおすすめです。

また、このエリアには茶室も併設する「旧松本剛吉別邸」や、北原白秋や坂口安吾など小田原ゆかりの文学者の資料を展示する「小田原文学館」などの文化スポットも点在しています。
温暖な気候ゆえに、明治期以降、多くの政財界人や文学者が居住・静養した当時の小田原の名残を感じることができるでしょう。


城町CAFEで城下町スイーツを

御幸の浜で海を満喫したら、再び街中へと戻っていきましょう。

海から国道1号線に出る1本手前の旧東海道小田原宿には、老舗かまぼこ店が並ぶ「かまぼこ通り」があります。サイクルラックを置いた店舗もあるので、自転車を置いて店先で炙りたてのじねんじょ棒を食べるのも旅気分を上げてくれます。

かまぼこ通りの入り口にある、しだれ柳が目印の「小田原宿なりわい交流館」には無料の休憩スペースがある他、雛人形など季節に応じた展示も楽しめます。

国道1号線を渡った先、小田原城のお堀〜学橋を通る「お堀端通り」にある「城町CAFE」は城下町散策の道中で立ち寄るのに最適なカフェ。
小田原の食材を使ったランチはもちろん、わらびもち、あんみつなどの和風スイーツもあり、幅広い年齢層の方でにぎわっています。

この日は「城町『枡』ティラミス抹茶マスカルポーネと抹茶アイス」をいただきました。
枡に入ったティラミスの表面に、小田原の市の花であり、市章でもある梅の花があしらわれており、見た目も美味しさも満足な一品でした。

城町CAFEからお堀端通り〜お城通り沿いを300mほど進めば小田原駅へと戻ります。2020年12月にオープンした駅前の複合施設「ミナカ小田原」や、駅前通り商店街でお土産を買うのも忘れずに。
小田原名物の梅干しや小田原漁港で水揚げされた地魚の干物にかまぼこ、先の「ういろう」の支店である「ういろう駅前調剤薬局」など、老舗から新進気鋭のお店まで新旧豊富に揃っています。

泊りがけでもっとゆっくり小田原を味わおう

日帰りライドでももちろん十分楽しめますが、見どころ・味わいどころの多い小田原の城下町を堪能するには、ぜひ1泊2日で訪れるのがおすすめです。脚に自信のある方は前後に箱根ヒルクライムと組み合わせてみるのもよいですね。

サイクリスト歓迎のリノベ古民家旅館:RYOKAN PLUM

小田原で泊まるなら、小田原駅東口から650mほどにあるサイクリスト歓迎の古民家旅館「RYOKAN PLUM」がおすすめです。


RYOKAN PLUMは1922年(大正11年)に地元のガス会社創業家族の民家として建てられた古民家をリノベーションし、2020年にオープンしました。
地元のアーティストやデザイナーが手掛けた和モダンなテイストの内装やインテリアはおしゃれで落ち着いた雰囲気で、外国人観光客にも人気の宿です。1階の洋室は最大8名まで宿泊可能、バラしてパッキングすれば自転車の室内持ち込みもOKとのことなので、安心して愛車と共に旅の夜を過ごすことができます。

元バイクメッセンジャーが営むパブ:Three Pints

お酒を楽しめるのもまた、泊りがけでの自転車旅ならでは。RYOKAN PLUMの1階部分に併設するパブ「Three Pints」は元バイクメッセンジャーの若きマスターが営むお店です。


日本・世界各地の地ビールを飲み比べ、本当に美味しいと思ったものをオーナー自ら丁寧に注いでくれます。オリジナルクラフトビール「Three Pints Bitter」も人気の一杯。
観光客はもちろん、地元住民の常連も多く、国籍問わず多様な人が訪れビールを通じた交流の場になっています。マスターとの自転車談義はもちろん、他のお客さんと旅ならではの一期一会を楽しむのに最適な空間です。

また、駅周辺には湯河原の天然温泉を使った「小田原お堀端 万葉の湯」もあり、サイクリングの後の体をほぐすのにもぴったりです。

先に紹介した「ミナカ小田原」では、小田原特産の練り物を使った小田原おでんや、湘南の地鶏を使った親子丼なども楽しめ、夕食のグルメにも事欠きません。

日帰りでも、泊まりでも、何度訪れても楽しめる小田原です。

コース紹介

▼レンタサイクル ぐるりん小田原https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/machimeguri/gururin.html

▼小田原市観光協会
https://www.odawara-kankou.com/

▼小田原城
https://odawaracastle.com/

▼箱根口ガレージ 報徳広場
https://www.hotoku.co.jp/hakone-guchi-garage/

▼Ryokan Plum
http://ryokanplum.jp/

▼Three Pints
https://www.facebook.com/pages/category/Bar/Three-Pints-105896484107807/

まとめ

古さと新しさが共存する街、小田原。小田原城を中心に城下町の風情を残しながら、街並みに馴染む形での公共施設の建て替えや複合施設が近年続々とオープンし、市街・県外からの移住先としても人気になり、街は日々進化しています。本記事で紹介したのは小田原の数ある見どころのごく一部。
ぜひあなたの足でまわって、古くて新しい小田原の魅力を見つけてみてくださいね。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【千葉県】千葉市 海浜幕張エリアで気ままにシェアサイクル「ハローサイクリング」

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海浜幕張といえば、野球観戦やライブイベントのイメージが強くありませんか。
幕張新都心の入り口で駅周辺にはオフィスビルやショッピングセンター、ホテルが建ち並びます。
ビル街から少し離れ千葉市のシェアサイクルを使って気ままに自転車旅をしてみました。
どんな景色に出会えるのか楽しみです。

JR「海浜幕張駅」南口をスタート

千葉市のシェアサイクル「ハローサイクリング」を使うことにしました。
専用のアプリをダウンロードし簡単に登録を済ませたら、電動アシスト付き自転車を借りることができます。

15分あたり70円で最大12時間レンタルだと1000円。住民がちょっと乗るのにも利用しやすい料金設定になっています。鍵の施錠はアプリ内に表示される番号を自転車のハンドル付近にある操作パネルに入力すれば良いので簡単です。気ままなサイクリングに出発です。

県立海浜幕張公園

高層ビルやマンションが立ち並ぶ街中に緑いっぱいの公園。
休日だったこともあり自転車できた家族連れや子供たちで賑わっていました。

中でも印象的だったのは「花時計」。

花時計のある広場には、花でハートに見立てた花壇もありました。

海浜幕張公園を抜けると、街がありました。

集合住宅群「幕張ベイパーク」。

道路沿いにはスーパーやカフェ、コミュニティスペース、スポーツ施設などが並んでいます。

花見川

 千葉市花見川区のシンボル花見川。

川を渡ったところでサイクリングロードに入ってみました。
花見川サイクリングロードは全長14.3㎞。
一部を走りましたが、ロードバイクだけでなく買い物帰りのシティサイクルや散歩に来ている人などもいて、地元の憩いの場になっていると感じました。

歩行者も多いので気を付けて走りましょう。

手作り公園まさご

気になる看板を見つけたので自転車を押して歩いてみることに。

小さな公園ですが、花がたくさん植えられていたり、アニメの空き地においてあるような土管があったりしました。公園内の草花や芝生の手入れ、花壇などの維持はボランティアで行っているそう。

春らしい色の花が咲いていたので写真を撮りながら公園を楽しみました。

Café Craftsman Base

住宅街を走っていきマリーナストリートに面したところに小さなカフェがありました。

ショーケースにはケーキや焼き菓子、その他パンもならんでいました。
テイクアウトのみということなので、手軽に食べられそうな「マカロンショコラ」、「スイートポテト」、「ショコラテリーヌ」を購入。

4㎞ほどいくと海があるようなので、そこで食べることにしました。

稲毛海浜公園

長さ約3㎞、面積約83haの稲毛海浜公園。

ピクニック広場や美術館、キャンピングサイト、野球場、スポーツ施設などがある総合公園です。

公園内には「いなげの浜」「検見川の浜」があります。

敷地内にもシェアサイクル。電動キックボードのシェアレンタルもありました。

緑豊かな公園です。

稲毛の浜灯台

稲毛の浜の端にある「稲毛の浜灯台」を見てきました。自転車を停めて歩いていくと海上にはたくさんの船舶が。
工業地帯が近くにあるため、船の往来が多くありました。

灯台までの道は震災の影響で斜めに傾いていますので足元注意。

ここでは先ほど購入した「ショコラマカロン」をいただきました。
ほどよい甘さとチョコの風味が絶妙。

もっとこの風景を楽しみたい!と思い、一息ついたところで海浜幕張方面へ向かいます。

海浜公園内の海沿いには松がならんでいて、樹々の間から海を見ることができます。

砂浜プロムナード

園内の2つの浜と海浜幕張駅からほど近くZOZOマリンスタジアムがある「幕張の浜」の3つの浜をつなぐ散歩コースが「砂浜プロムナード」。
海を眺めながらゆっくり進みました。各所にテーブルとベンチがある休憩スポットがあり、ジョギングや散歩の人も座って海を眺めていました。
ここで購入していたスイーツを一つ。

鳴門金時「ゆめいも」を使ったスイートポテト。
お芋の下にはクッキーとレーズンが。
食べやすい手のひらサイズのスイートポテトは甘くてしっとり。

その後、海浜大通りを走って街中へ戻っていきます。

海浜大通り

美浜橋から見える海も絶景でした。

橋を渡った先にはヤシの木の並木道と高層ビル群。
外国を思わせる雰囲気で気分が高揚しました。

MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD(MAKUHARI BREWERY)

行き道で幕張ベイパークを通ったときに気になっていたお店に行ってランチをすることにしました。

幕張ベイパークの地域コミュニティの拠点となる施設「MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD」。

テラス席もあるので、良い天気の日は外でも気持ちよさそうです。

千葉市発のクラフトビールを作っている「MAKUHARI BREWERY」で食事をすることに。
自転車のためビールを味わうことはできませんでしたが、6種類のオリジナルビールがあるそうです。

「釜玉パスタ」を注文。

お好みで醤油だしをかけながらいただきます。素揚げしたナスと獅子唐、刻み葱と海苔の優しい味でした。

JR「海浜幕張駅」北口で返却してゴール

アプリで返却する場所を選び自転車を戻します。
鍵を施錠し操作パネルにある「リターン」ボタンを押したら返却完了。

コース紹介

▼県立海浜幕張公園
https://www.seibu-la.co.jp/makuhari/

▼稲毛海浜公園
https://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/chuo-mihama/inagekaihinkoen.html

▼MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD
https://makuhari-neighborhood.jp/

まとめ

約18㎞のサイクリングでしたが、イベントなどでしか訪れたことがなかったため想像していたよりも街には花や緑が溢れ、海外のリゾート地を思わせる素敵な風景に出会うことができました。

シェアサイクルを活用している住民も多く、自転車が似合う街でした。
サイクリングをメインに行ってみてはいかがでしょうか。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【沖縄県】洞窟探検から絶景の海まで!南城〜知念岬45kmライド

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春の訪れとともに暖かさが増し、自転車で走りやすい季節がやってきました。
少し早いですが沖縄で夏気分を先取り!ということで半袖ジャージで沖縄本島 南城エリアを中心に約45km走ってきました。
旅のプランからレンタサイクルを借りる際のポイントも盛り込んでいますよ。では早速、行ってみましょう!

自転車は持参かレンタルか?旅のプランを組み立てよう

過去に石垣島・宮古島は自転車旅で走ったことがあるものの、沖縄本島へは初めての旅。
2泊3日で島の全体像を見たい!でも天気予報の雲行きは怪しい…ということで、下記のようなプランを組んでみました。

1日目
9時:伊丹空港発
11時:那覇空港着
PM :モノレール「ゆいレール」と徒歩で国際通り・首里城周辺を散策

2日目
全日バスツアーで中部の万座毛ビーチ、アメリカンビレッジ〜北部の海洋博公園(美ら海水族館)など主要な観光名所を周遊

3日目
レンタルロードバイクで南東エリアをライド
18時:那覇空港発
20時:伊丹空港着


一人旅だったのでレンタカーは借りずに公共交通機関とバスツアーを利用し交通費を抑えました。
宿は、食事やお土産の買い出しにも便利な、ゆいレールの牧志駅そば・国際通り沿いのホテルに連泊。1~2日目は雨予報だったのでmy自転車は持参せず、3日目に走れることを期待し、現地のレンタサイクル店にロードバイクの予約をしていきました。
島一周、南部一周など、自転車で走る日数が複数のプランなら、愛車を飛行機輪行で持参するのもよいですね。

那覇市内でロードバイクをレンタル

1〜2日目はあいにくの雨に見舞われましたが、旅の最終日はなんとか曇り空。ライドを催行することに決めました。今回利用したのは牧志駅から徒歩3分にある、「流Qレンタサイクル」。沖縄本島でバイクメッセンジャーも担う「サイクルワークス」が営むお店です。


レンタサイクルのタイプはミニベロ、クロスバイク、ロードバイクと3種類から選ぶことができ、中長期滞在者向けに1週間、1ヶ月単位でのレンタルも。
追加料金でホテルなど指定先への配達・回収もしてくれます。
観光客はもちろん、プロ野球選手や大学野球部の方々もキャンプ期間中にここでレンタルして島内の散策に利用することも多いのだとか。

お店発着で南東部を中心に約45km、アップダウンも多めのコースを計画したのでロードバイクを選びましたが、那覇市内散策だけならミニベロやクロスバイクでもよいですね。

神秘の森で太古の人類史を体感:ガンガラーの谷

流Qレンタサイクルを9時30分に出発し、約12km先、最初の目的地である南城市にある「ガンガラーの谷」を目指します。

流Qレンタサイクル代表 下村修平さんから頂いた地図とアドバイスに従い、沖縄大学を経由し507号線沿いに南城市を目指します。
507号線沿いにはガンガラーの谷と、併設する沖縄ワールドの標識が多数出ているので迷うことなく進めます。


ガンガラーの谷は鍾乳洞が崩れてできた谷間で、2008年に観光地として公開されるようになりました。
要事前予約のガイドツアーのみで見学できるスポットで、洞窟から始まる原生林や鍾乳洞を約1km、専門ガイドの説明を聞きながらゆっくりと80分かけて散策します。

ツアー開始場所であり、ツアー前にだけ利用できる「ケイブカフェ」はぜひ利用してほしいスポットです。
洞窟の地下水でドリップしたコーヒーは、すっきりとした味わいで、このためにここまでのアップダウンを巻いて走った甲斐があったと、すでに満足感を得られました。



ガイドツアーはケイブカフェをスタートし、亜熱帯の森や複数の洞窟、ツリーテラスを回ります。
自分で歩いているだけでは絶対に見逃してしまうであろう、濃い緑の森の中に擬態した生き物の数々を、ガイドの方が教えてくれます。

上の写真の中にナナフシがいるのがわかるでしょうか?
濃い緑の森は、歩くだけでパワーをもらえる気がします。
暗い鍾乳洞内はガスランタンを片手に進みます。

巨大なマングローブの木はアンコールワット遺跡群で見たそれを彷彿とさせます。

ガンガラーの谷は、日本人の祖先とも言われる「港川人」が発見された場所からほど近く、旧石器時代の生活場所として最適であることから、2007年から調査対象となり、今現在も発掘調査が続いています。
港川人や発掘調査の様子についても、ガイドの方がパネルを使い丁寧に説明してくれるので、歴史の勉強にもなります。

奥武島の島てんぷらで浜辺ランチ

ガンガラーの谷のツアーを終えたらちょうど正午に。
ここからは奥武街道沿いに約4km南下し、南城市の離島 奥武島(おうじま)へと向かいます。
島へは奥武橋がかかっているので徒歩・自転車でも渡れます。
奥武橋を渡ってすぐのところにあるのが「中本鮮魚てんぷら店」です。
「島の天ぷらは美味しいですよ!」と下村さんからもおすすめされていたので期待が高まります。

観光客や地元の方が入り交じる列に並び、沖縄ならではの「アーサー」(あおさ)や紅芋のてんぷらをテイクアウトで注文し、そのまま自転車と共に目の前の浜辺へ。
海と釣り人を眺めながら、浜風に吹かれながらのんびりといただきます。
アーサーはもちもちとした不思議な食感。紅芋天ぷらはさつま芋とは違った素朴な甘みがありました。
衣はどれも厚めでほんのり甘みがあり、本州で食べるサクサクっとした天ぷらとはまた印象が違い、旅の思い出の味となりました。

ローカルな新原ビーチから森カフェへ

腹ごしらえをしたら再び奥武橋を渡り本島へと戻り、海沿いの道を走っていきます。
道沿いには建物の塀に鮮やかに咲き乱れるブーゲンビリアの木が。本州では植物園の温室でしか見られないような植物が自生しているのも亜熱帯の沖縄ならでは。

約2.3kmほど走るとぱっと視界が開け、マリンブルーの新原(みいばる)ビーチの入り江が見えました。

750mほど先には百名ビーチも隣接。前日のバスツアーで立ち寄った万座毛の、ホテル付きリゾートビーチとはまた一味異なり、こじんまりとしながらもローカルな落ち着いた雰囲気が漂っています。

ここからはやや坂道を登りながら301号線へと出て、内陸を走ること約5.5km。目的地は高台にある「cafe 森のテラス」です。

「cafe 森のテラス」は知念団地の中に広がる3,500坪の森を備えたガーデン&ギャラリーカフェです。敷地内の矢印に従い森の庭を抜け、階段を下るとテラスを備えた建物が出てきました。

春休みの旅行でしょうか、店内では大学生と思われる女子旅のグループが複数、おしゃべりに花を咲かせていました。
さすがにここまで自転車で来ているのは私一人だけでしたが、テラス席でゆったりと、目の前に広がる森と海を眺めながら黒蜜ロールケーキとコーヒーをいただきました。

知念岬〜ニライ・カナイ橋をアップ&ダウン

cafe 森のテラスから約1.8km、これまで登った分を一気に下って知念岬公園へ。海にせりだしたような岬にたたずむ公園からは、ダイナミックな太平洋、周辺の久高島やコマカ島を望むことができます。
近くのパワースポット斎場御嶽(せーふぁーうたき)に立ち寄ってもよいでしょう。時間があれば、このまま海沿いの国道331号線を走り那覇へ戻りたいのですが、帰りの飛行機の時間を鑑み、ここはニライ橋・カナイ橋を登って内陸の県道86号線沿いで帰ることに。ニライ橋・カナイ橋は県道86号線のつきしろ方面から国道331号線へ下る途中にある、海に向かって大きくカーブを描く全長660m、高さ80mの橋です。
「ニライカナイ」とは「海の向こうにある理想郷」という意味だそう。通常、ガイドブックには「橋から望む海が絶景なので下りルートでのドライブがおすすめ!」と書いてあるのですが、坂好きな方はぜひ下から登るのもおすすめです。
知念岬からは一見きつそうに見えますが、ゆるやかに大きくループしており、入り口の吉富交差点から展望台までは約1.7kmほど。
 ニライ橋・カナイ橋を越え、トンネルをくぐった先にある展望台のゴールから眺める2本の橋の曲線、知念岬と太平洋の海を見れば、達成感を味わえますよ。


86号線経由で那覇市内へ

ニライカナイ橋展望台からは県道86号線経由で約18km、那覇市内へと戻っていきます。
展望台から続く一部区間には自転車・歩行者専用道があり、那覇市内に入るまでは信号も少なくストップ&ゴーが少ないのがありがたいです。
ローソンやファミリーマートを中心に県道沿いはコンビニも点在しているので、手持ちの飲み物や補給食を切らしてしまった時も助かります。天気予報に反して雨風が強まってきたので、私も途中コンビニでゼリーを補給しつつ雨宿りをさせてもらいました。

約13km地点の沖縄公文書館から、残り5kmは県道221〜29号線を経由し、16時過ぎに那覇市内へと到着。
レンタサイクルを返却後はホテルでスーツケースを受け取り、ゆいレールで空港へと向かい無事に帰路についたのでした。

レンタサイクル利用時のポイント

普段からスポーツ自転車に乗っている人は、レンタサイクル利用時も最低限自分の備品を持参するとよいでしょう。
例えば私はアイウェア、グローブ、雨風に備えてウィンドブレーカーを持参し、サイクルジャージを着用していきました。
ヘルメットの貸出があるかも事前にお店に確認し、利用を申し込んでいました。普段はビンディングシューズという人も、レンタルバイクはフラットペダルであることが多いので、自転車に乗らない日と兼用できるスポーツシューズを選ぶと旅の荷物が減らせてよいですね。
ルートによっては頻繁に自動販売機やコンビニがあるとは限らないので、飲み物や最低限の補給食は持っておくようにしましょう。私は現地のお土産屋さんで購入したドライパイナップルが重宝しました。

コース紹介


▼流Qレンタサイクル
http://cycle.sunnyday.jp/rental/

▼ガンガラーの谷
https://gangala.com/

▼中本鮮魚てんぷら店
https://nakamotosengyoten.com/

▼cafe 森のテラス
https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470403/47006050/

▼ニライ橋・カナイ橋
https://www.kankou-nanjo.okinawa/bunka/details/171

まとめ

初めての沖縄本島の旅は、徒歩・バスツアー・自転車とそれぞれに楽しめましたが、やはり自分の脚で遠くまで行ける、自転車での旅が一番満足感と達成感がありました。
自転車で走ってみることで地形のアップダウン、海風や湿度、街中から農耕・牧畜エリアへの景色の移ろいなどを肌でリアルに感じることができます。多少の雨風も自然相手のアクティビティならでは。格闘しながらもなんとか走りきった後は、自分にまた一つ自信がもてるようになった気がするものです。

旅行期間中の全部を全部、自転車に乗ることにこだわる必要はありません。ですが、旅の一部に自転車というアクセントを加えてみてることで、思いがけない冒険が待っていることでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

 

 

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。
一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。
50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」とは

2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。

一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。

2022年現在、主な航路はフェリーさんふらわあが「大阪・別府間」「神戸・大分間」「大阪・志布志間」、商船三井フェリーが「大洗・苫小牧間」です。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が予定されています。

「フェリーさんふらわあ」の詳しくは下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...

「さんふらわあ ごーるど」の船旅

大分航路の発着点は、神戸六甲アイランドの北東部にある「フェリーさんふらわあ神戸港のりば」。船は「さんふらわあ ごーるど」です。



取材日19:00出航のフェリーには、60分前の18:00に乗船。自転車はクルマやオートバイと同じく係員の誘導によって乗船します。
乗船すれば、すぐにレストランと大浴場が利用できました。

海を眺める船上レストラン

窓から海を眺めることができる、船上レストランは夕食・朝食は共にバイキングスタイル。

新鮮な野菜や果物、シェフ手作りの「四季のお手製料理」やご当地グルメが並んでいます。

人気の「さんふらわあカレー」も楽しめます。

展望大浴場

船上で贅沢な入浴が楽しめる「展望大浴場」も、乗船すれば利用可能です。
広い浴槽からは海を眺めることができ、旅や仕事の疲れを癒してくれます。

入浴時間は乗船時から21:30と、翌朝5:00から。シャワールームは乗船時間内いつでも利用できます。

パブリックスペース

船内プロムナードにはソファがあり、大きな窓から瀬戸内海の景色を楽しめます。プロムナードから上階へと続く階段は、まさに「海上のホテル」を思わせる豪華さです。

プロムナードには、ショップやゲームコーナーもあり、乗船者それぞれの過ごし方ができます。

船内では、就航ルートだけでなくその日の日没・日の出時間、各所の通過時間なども知らせてくれています。

ちなみに、船内は医療機関レベルの空気清浄度を保つ取り組みを行っています。

客室

客室は「デラックス」「スタンダード」「プライベートベッド」「ツーリスト」など各種。
私たちが利用したのは「スタンダード(4人部屋)」。
二段ベッド・洗面台・デジタル放送受信テレビが備わった部屋には、ハンガー・歯ブラシ・タオル・スリッパ・大人用ナイトウェア・救命胴衣も用意されています。

展望デッキ

出航の15分前は「銅鑼の音」で知らせてくれます。



展望デッキへ出れば、神戸の山々に沈む美しい夕陽が見送ってくれます。
19:00ちょうど、ゆっくりと港を離れ、これから時速約40km、約12時間の船旅の始まりです。

神戸の港を出航し約1時間(20:00ごろ)、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐる絶景ポイント。


その後はレストランで食事。

そして大浴場で入浴の後、いつもより早く就寝です。

夜明けと朝食

朝5:00起床、そしてデッキへと出れば、船の後方に美しい朝日が昇ってきます。


レストランで朝食をとり、準備をすれば西大分港が近づいてきます。
6:20 西大分港フェリーターミナル到着。

早朝の港から、早速サイクリングスタート。

こうざき海水浴場

西大分港フェリーターミナルから県道を西へ20km一気に走ると「こうざき海水浴場」。

美しいここの海にはウミガメが産卵に来るそうです。屋根付きのBBQガーデンもあり、設備が整っていて人気がある海水浴場です。

さがのせきサイクリングロード

こうざき海水浴から南へ約1km、佐賀関鉄道の廃線跡を利用した佐賀関の海岸沿いの道「さがのせきサイクリングロード」の起点です。

途中の「道の駅 さがのせき」で一休み、と思いましたがまだ開店前なので、綺麗な海だけ堪能。

1963年(昭和38年)まで運行されていた軽便鉄道の廃線敷をたどる平坦なルートは、当時のままのトンネルや橋を通ることができます。

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
https://tabi-rin.com/archives/course/39617

佐賀関(さがのせき)

佐賀関港フェリーターミナル手前が、「さがのせきサイクリングロード」の終点。

佐賀関は大分市の東端に位置し、半島部は豊予海峡を経て愛媛県佐田岬半島と相対します。
歴史は古く、神武天皇が東征の際に立ち寄ったという伝説もあります。また、昔から九州と四国、瀬戸内地域・近隣との交流が盛んで海上交通の要所でした。
佐賀関港と四国・佐田岬の三崎港の間には、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号線を海上でつなぐ「国道九四フェリー」が就航しています。

フェリー「涼かぜ」をイメージした、ブルーとイエローで彩ったソフトクリームで一休み。原材料には大分県産のかぼすが使用されています。

黒ケ浜

佐賀関港から、10%を超える坂道を走り佐賀関循環道を走り、黒ケ浜を目指します。
半島先端から坂を下り始めると関崎展望台。

坂を下りきれば、日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている「黒ケ浜」。

蛇紋岩と呼ばれる黒い石のために、海岸が黒く見える「黒ヶ浜」の2km先には、対照的な白砂の海岸である「白ヶ浜」があります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国的にも珍しく古くから景勝地として知られています。

海沿いを少し走れば、ここ数年この「黒ケ浜」が注目されることになったこの風景。

海へと続く(船を下ろす)線路が、「千と千尋の神隠し」のワンシーンに様だとSNSで話題になりました。
その先の「白ケ浜」を見下ろしながら再び佐賀関港方面へ。

佐賀関でイタリアン

佐賀関の古き街並みはこの地の特産物にちなんで「関あじ関さば通り」と呼ばれています。

関あじ関さばも気になるところですが、ここで人気のイタリアンレストランでランチタイム。

ピザ、パスタをシェアするセット(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)を注文。

穏やかな港を見ながら、美味しいイタリア料理で、素敵なひと時を過ごしました。

佐賀関から大分県庁・府内城へ

佐賀関から再びサイクリングロードを走りぬけたところで、大分で1泊する相棒と別れ、一人で大分県庁方面へ。

「大分県庁」から府内城とも呼ばれる「大分城址公園」周辺にある『まちなか芸術発見ルート』を少し走ります。
このルートは多くの銅像や建造物があることから、その名が付いています。

▼まちなか芸術発見ルート
https://tabi-rin.com/archives/course/39583

西大分港

朝6:30にスタートし、約72kmのサイクリングで西大分港へ戻ると、時間はまだ15:00。
19:15発のフェリーさんふらわへの乗船時間は18:15。3時間ほど、ここでのんびり過ごすことに。
まずは「ミントカフェ」で、シフォンケーキとコーヒー。

カフェタイムの後は、美しい港の風景をバックにフォトセッション。



18:00前にターミナルで手続きを済ませて、18:15乗船。

夕陽に送られ朝日に出迎えられる極上の船旅


往路と同時に、15分前の銅鑼の後、ゆっくりと港を離れるフェリーさんふらわあ。
夕食、入浴、早い就寝を経て5:00起床。
ちょうど前方には明石海峡大橋と昇る朝日が出迎えてくれます。

季節や天候に恵まれ、行きも帰りも、夕陽に見送られ、朝日に出迎えてもらえた「極上の船旅」は、6:35 神戸港に到着し終了です。

動画レポート

コース紹介

距離: 72.8 km 獲得標高(登り): 319 m

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

▼まちなか芸術発見ルート

まちなか芸術発見ルート

まとめ

何十年ぶりにフェリーに乗って感じたのは、まさに「船上のホテル」。移動手段としての船ではなく、楽しさと快適さ、そして贅沢さを実感しました。
夜は早く寝て、朝早く起きて、そして港に着いたら即サイクリングを始めることができるうえ、現地0泊は「とにかく身軽」です。

佐賀関サイクリングは、比較的平坦なコースでありながら、佐賀関ではしっかり登り坂もあり、海がきれいなことに驚きました。
電車輪行で行くにはかなり遠い、関西から九州への旅も「フェリーさんふらわあ」を使えば快適ですし、しっかり一日中楽しめます。
大阪南港からは「別府(大分県)」と「志布志(鹿児島県)」の航路もあるので、色々な「自転車×船旅」を楽しんでみてください。


出航の時にデッキに出れば、スタッフの方々が見送ってくれるこのシーン。「船旅」ならではの素敵なひと時でした。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

 

 

 

涼を求めて海・川・湖畔サイクリング!夏のおすすめ12コース

涼を求めて海・川・湖畔サイクリング!夏のおすすめ12コース

日中は気温が上がり、外に出るのも億劫になりがちな夏。
海や川、湖など水辺でのサイクリングは暑さを忘れさせてくれる爽やかさと涼しさがあります。
スポーツバイクで自転車旅を楽しむ皆さんへ、夏におすすめの水辺コースを紹介しますので、涼を求めて快適なサイクリングに出かけてみませんか?

関東・甲信越エリア

【茨城県】大子町で壮大な自然を堪能できる40kmコース

爽快感満点の月待の滝

茨城県北部にある大子町は、「全方位自然基地」がキャッチコピーの自然溢れるアウトドアにぴったりな町。
道の駅奥久慈だいご「奥久慈サイクルステーション」ではロードバイクのレンタルも可能です。古い街並み、木造の旧校舎、茶畑といったノスタルジックな風景の中でゆったりとサイクリングを楽しめます。
涼感スポットとしておすすめなのは、高さ17mを誇る「月待の滝」です。「裏見の滝」とも呼ばれている通り、滝の裏側に入り、全身でマイナスイオンを浴びることができますよ。敷地内では新鮮な湧き水や、茶屋で蕎麦ランチも楽しめます。
■スタート/ゴール:道の駅奥久慈だいご「奥久慈サイクルステーション」(茨城県久慈郡大子町池田2830−1)

【茨城県】壮大な自然を堪能!大子町で約40kmのリフレッシュサイクリング
緑が深まってくる季節、茨城県の北部にある大子町(だいごまち)で自然を満喫しに行ってきました。大子町のキャッチコピーは「全方位自然基地」。自然溢れるアウトドアにぴったりな町です。レンタサイクルユーザーと共に緑...

【千葉県】「道の駅むつざわ」から海あり山ありグルメあり62kmコース

大原自転車道で海沿いを駆け抜ける

TABIRINオリジナルのサイクリングマップ「TABIRIN_05_睦沢周辺」の中で紹介されている「一周ルート」を実際に走ったサイクリング。
千葉県 長生郡睦沢町にある「道の駅むつざわつどいの郷」発で九十九里浜ビーチラインを目指します。車を気にしなくて良い、海沿いの自転車専用道は快適そのもの。トンネルをくぐり抜け、目の前に海が広がる瞬間は感動間違いなしです。大原漁港で現役の漁師の方が営む「船頭の台所」で海の幸を堪能すればとびきりの夏の思い出になりますよ。
マップは「道の駅むつざわつどいの郷」でも販売しています。
■スタート/ゴール:道の駅むつざわつどいの郷(千葉県長生郡睦沢町森2−1)

【千葉県】「道の駅むつざわ」をスタート&ゴールとする、海あり山ありグルメあり...
TABIRINに掲載している数多くのコース・マップ。サイクリングマップ「TABIRIN_05_睦沢周辺」の中で紹介されている「一周ルート」を実際に走ったサイクリングをご紹介。初級者でも、休憩を挟みつつ楽しく走りきれる程よいル...

【山梨県】山中湖周辺の峠と東京オリンピックモニュメントを巡る62kmコース

外国人サイクリストにも人気の忍野八海

山梨県南都留郡忍野村にある8カ所の湧泉群「忍野八海」は抜群の透明度を誇り、外国人観光客にも人気のスポット。
特に、年に一度のMt.富士ヒルクライム大会前後には、日本各地のみならず、海外からのサイクリストの姿も多々見られます。透き通る水の中を色鮮やかな錦鯉が悠々と泳ぐ姿は、見ているだけでも涼しい気分になれます。
そして、甲信越エリアの湖サイクリングといえばやはり富士五湖は欠かせません。特に山中湖の湖畔から拝む富士山は絶景そのもの。2020東京オリンピックのロードレースのコースにもなった山中湖小山線もぜひ合わせて走ってみてはいかがでしょうか。
■スタート/ゴール:富士急行線富士山駅(山梨県富士吉田市上吉田二丁目)

【山梨県】山中湖周辺にある3つの峠と東京オリンピックのモニュメントを巡る62kmの...
サイクリングマップ「TABIRIN_04_道志みち〜山中湖周辺〜」の中で紹介している「山中湖と3つの峠巡り」を実際に走った62kmのサイクリングをご紹介します。さらに東京オリンピックの自転車競技に関わった自治体が、それぞれ...

中部エリア

【長野県】標高の高い白樺湖から大河原峠周辺を走る45kmコース

女神湖から北アルプス穂高連峰を望む

暑い夏の避暑地といえば高原。高原×湖という涼しさ満点のサイクリングを叶えられるのが長野県の白樺湖からスタートする大河原峠周辺を走るコース。「のんびりヒルクライム」で標高2,093mの大河原峠に行き、あとはグルッとまわって白樺湖へ戻るという避暑地高原サイクリングです。
大河原峠の先ではゴンドラリフトに乗り女神湖をテラス席から一望します。長野ならではの美味しいお蕎麦に舌鼓を打ち、日帰り温泉も堪能。「これぞニッポンの夏ライド!」と太鼓判を押したくなるライドコースです。
■スタート/ゴール:南白樺湖駐車場(長野県茅野市北山3149)

【長野県】標高の高い白樺湖から大河原峠周辺を走る45kmのコースを紹介
暑い夏は無理せずに、標高が高くて涼しい白樺湖から“のんびりヒルクライム”で標高2093mの大河原峠に行き、あとはグルッとまわって白樺湖へ戻るという避暑地高原サイクリングです。白樺湖の無料駐車場白樺湖周辺の観光用駐車...

【愛知県】ミニベロでのんびり知多半島一周、2泊3日100kmコース

⽇間賀島の恋人ブランコ(愛知県⽇間賀島)

夏休みの連休が取れたら、ぜひ泊りがけでの自転車旅はいかがでしょうか。ロードバイクではなくミニベロを携えていけば、スピードも気持ちも普段よりゆったりと、いっそう旅気分に浸れるでしょう。
愛知県の知多半島は、愛知県西部に位置して南に突き出ている半島です。知多半島をぐるっと周る、通称「チタイチ」を周遊。道中では、半島の先端、南知多町の師崎港から自転車と共に高速船に乗り、向かいの日間賀島へと渡ります。海を眺めながら島も混じえてゆっくりと回ることで、1日では気づききれない地域の魅力や地元の人たちとの出会いをたくさん得ることができるはずです。
■スタート/ゴール:名古屋鉄道太田川駅(愛知県東海市大田町後田)

【愛知県】ゆっくり巡る「知多半島一周(チタイチ)」ミニベロで2泊3日の旅ライド
知多半島(ちたはんとう)は、愛知県西部に位置して南に突き出している半島。西側にセントレア空港があります。半島には名鉄が走っていますが、ぐるっと周遊ルートは道路だけ。そんな知多半島を周る「チタイチ」を、名鉄太...

【岐阜県】養老〜多度 現代アートと三川をめぐる越境広域40kmコース

夏のライドの乾きを潤してくれる養老サイダー

岐阜県養老郡養老町には「日本の滝百選」にも選ばれている「養老の滝」があります。
屋外現代アート施設「養老天命反転地」も備えた養老公園内の入り口から約2kmのプチヒルクライムでアクセスできます。滝のマイナスイオンと、「日本最初のサイダー」と銘打つ「復刻版 養老サイダー」でリフレッシュしましょう。
また、養老町から南下したエリアにある、木曽三川公園は岐阜・三重・愛知の3県にまたがる日本最大の国営公園です。
木曽三川公園へと続く、長良川・木曽川の2つの川に挟まれた堤防では、まるで川の上を走っているような気分でサイクリングを楽しめます。
■スタート:養老鉄道養老駅(岐阜県養老郡養老町鷲巣白石道)
■ゴール:JR大垣駅(岐阜県大垣市高屋町一丁目)

【岐阜県】養老〜多度 現代アートと三川をめぐる越境広域40kmライド
春先〜梅雨前はどこを走っても気持ちのよい季節。せっかくなので輪行を使っていつもより足を伸ばして、行きたかったスポットや走ってみたかった道に行ってみませんか。大阪発着日帰りで行ってきた、養老(岐阜県養老町)〜...

関西エリア

【滋賀県】近江八幡「びわ湖よし笛ロード」田園風景と水郷めぐり20kmコース

のどかな雰囲気が漂う八丁堀のお堀の石畳

滋賀県と言えば「ビワイチ」でおなじみの琵琶湖一周が圧倒的に有名ですが、情緒あふれる「びわ湖よし笛ロード」もぜひ夏に走りに行きたいコースです。
「びわ湖よし笛ロード」は、昭和61年に完成した琵琶湖東部の近江八幡市、安土町、能登川町を走る26.2kmの自転車道路。平坦でビギナーの方にも走りやすく、石畳にしだれ柳、船頭さんがゆったりと舵を取る川下りなど情緒あふれる日本の風景が広がります。
田園風景と水郷を自転車で巡れば、夏らしい一枚をカメラに収めることができるでしょう。
■スタート/ゴール:JR近江八幡駅(滋賀県近江八幡市鷹飼町)

【滋賀県】近江八幡「びわ湖よし笛ロード」田園風景と水郷めぐり&スイーツの旅
「びわ湖よし笛ロード」は、琵琶湖東部の近江八幡市、安土町、能登川町を走る26.2kmの自転車道路。昭和61年に完成したそうです。とても平坦なコースなので近江八幡をのんびり自転車旅してきました。「びわ湖よし笛ロード」...

【大阪府】沖縄気分満載の大阪市大正区から、山・船・橋を楽しむ22kmコース

ウッドデッキと川が涼しげな TUGBOAT TAISHO

夏と言えば南の島!ですが、実は大阪にも沖縄気分を満喫できるエリアがあるのをご存知でしょうか。
大阪・心斎橋から自転車で約15分(約2.7km)で行ける大阪市大正区には、沖縄気分を満喫できる駅周辺や、川沿いの新しい商業施設、水都・大阪ならではの渡し船など、旅行気分を盛り上げてくれる魅力あふれるスポットが満載。
沖縄料理専門店で沖縄そばやシークワサージュースを味わい、温泉で汗を流してリフレッシュすれば、暑い夏なんてなんくるないさ〜!
■スタート/ゴール:大阪Metro心斎橋駅(大阪府大阪市中央区心斎橋筋一丁目)

【大阪府】沖縄気分満載の大阪市大正区から、山・船・橋、そして純温泉を楽しむ自...
大阪・心斎橋から自転車で約15分(約2.7km)で行ける「大正区」。沖縄気分を満喫できる駅周辺や、川沿いの新しい商業施設、水都・大阪ならでは渡し船など、旅行気分で巡ることができる、魅力あふれるスポットをご紹介します...

【兵庫県】海沿い「はりまシーサイドロード」35kmコース

ホテル万葉岬の山頂から望む夏の夕暮れ

関西を拠点とするサイクリストにとって、兵庫県といえばヒルクライムの聖地、六甲山のイメージが強いかもしれません。ですが、西播磨エリアにも「自転車の聖地」とよばれる場所があるのをご存知でしょうか。
海沿いを走る「はりまシーサイドロード」は夏でも快適なコースです。瀬戸内海ができる「道の駅みつ」を拠点に海沿いを走り、約1300年の歴史を誇る室津の港町を散策。道中のホテル万葉岬への坂道は西播磨エリアのヒルクライムスポットとなっており、健脚自慢のサイクリストも満足できるコースです。
■スタート:道の駅みつ(兵庫県たつの市御津町室津896−23)
■ゴール:御崎(兵庫県赤穂市御崎)

【兵庫県】夏におすすめ海沿いライド「はりまシーサイドロード」
兵庫県西播磨エリアで「自転車の聖地」とよばれる場所を知っていますか?海沿いを走れることから「はりまシーサイドロード」と言う名前が付けられています。関西でも走ったことがないサイクリストがいるそうなので、このコ...

中国・四国エリア

【広島県】しおまち海道で鞆の浦へ、瀬戸内海沿い片道15kmコース

ローカルな雰囲気が漂うしおまち海道沿いの田尻漁港

広島県のJR福山駅から、しおまち海道(ふくやまサイクリングロード)を走って、ノスタルジックなまち「鞆の浦(とものうら)」まで、片道約15kmのサイクリング。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている「鞆の浦」では、港と伝統的な町家が並ぶ唯一無二の景観を楽しめます。町家の内部をリノベーションしたカフェや、レトロな自販機にポスト、寺社仏閣。潮風と海の香りを感じながら、タイムスリップしたかのような古き良きまちへのサイクリングを堪能できます。お土産にはぜひ船の帆を利用した帆布(はんぷ)のハンドメイド雑貨も忘れずに。
■スタート/ゴール:JR福山駅(広島県福山市三之丸町)

【広島県】しおまち海道で鞆の浦へ、瀬戸内海沿いサイクリング
広島県のJR福山駅から、しおまち海道(ふくやまサイクリングロード)を走って、ノスタルジックなまち「鞆の浦(とものうら)」まで、片道約15kmのサイクリングをご紹介します。しおまち海道(ふくやまサイクリングロード)...

【香川県】観音寺~三豊海沿い33kmコース

父母ケ浜へ向かう海沿いの県道

香川県と言えば、小豆島など瀬戸内海の島ライドも定番ですが、観音寺市〜三浦市のサイクリングは必見スポットが数多く含まれており、おすすめです。
スタートは目の前が海の旅情あふれる無人駅、JR箕浦駅から。香川県名物のうどんはライドの腹ごしらえにもってこいです。激坂を越えた先にある、瀬戸内海をバックにした名勝「銭形砂絵」に、「日本のウユニ塩湖」としてSNSでも人気の「父母ケ浜」、浦島太郎伝説にちなむ「丸山島」など、見どころがもりだくさん。ライド後にはリゾートカフェでBBQパーティを楽しめば、仲間と最高の夏の思い出ができるでしょう。
■スタート:JR箕浦駅(香川県観音寺市豊浜町箕浦)
■ゴール:サンカフェ(香川県三豊市仁尾町家の浦326)

【香川県】自転車をそのまま載せるバス「サイクルキャビン」で大阪から観音寺~三...
自転車をそのまま載せることができるサイクルバス。”CYCLE MODE RIDE OSAKA 2022”の会場で展示されていた「サイクルキャビン」と書かれた青いバスは、車内前方に自転車をそのまま設置できるサイクルバス。その「サイクルキ...

【愛媛県】興居島&松山から宇和島へ2泊3日100kmコース。

馬磯漁港の浜辺から海を望む

「しまなみ海道なら走ったことあるよ!」という方も、そうでない方も、ちょっと贅沢に2泊3日で愛媛県内でのサイクリングはいかがでしょうか。
松山市から一番近い島「興居島(ごごしま)」をめぐる「のんびりポタリング」と、松山駅から「宇和島」までの「約100kmしっかりサイクリング」、日によって趣向の違うライドを組み合わせ、道中ではご当地グルメもしっかりチェック。
ロードバイクでも、折り畳み自転車でも、ビギナーでも、上級者でも楽しめる「サイクリングパラダイス」愛媛。時間をかけて自転車で旅をすればするほど、ますます愛媛に魅了されるでしょう。
■スタート:由良港(愛媛県松山市由良)
■ゴール:松山城(愛媛県宇和島市丸之内)

【愛媛県】2泊3日の自転車女子旅~興居島(ごごしま)& 松山から宇和島へ~ ...
愛媛県松山市から一番近い島「興居島」をめぐる“のんびりポタリング”と、松山駅から「宇和島」までの約100km“しっかりサイクリング”。女子2人でグルメレポートも豊富な、折り畳み自転車を使った輪行での「サイクリングパラ...

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「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて1つの地図で見ることができるアプリです。

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執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

 

 

 

【茨城県】神栖市・鹿島臨海工業地帯を走る約35㎞の夕暮れ&工場夜景サイクリング

【茨城県】神栖市・鹿島臨海工業地帯を走る約35㎞の夕暮れ&工場夜景サイクリング


うだるような暑さが続く中、少しでも気持ちよく走り爽快な気分を味わいたいと思い、神栖市へ。
夕暮れの空と海風を感じ工業地帯の夜景を楽しむサイクリングに行ってきました。

港公園をスタート

 
神栖市東深芝にある港公園。7haの広大な公園の中央には鹿島港を目下に臨む展望塔が目に留まります。
高さ52mある展望塔は、以前は登ることができ鹿島灘工業地帯を一望できたそう。現在は利用できなくなっています。
緑豊かな園内は散歩に訪れる人やベンチでゆっくり過ごす人がいたりと憩いの場になっています。

海の方へ行ってみると鹿島港が目の前に。工場の音が聞こえてきたり、見上げるほど大きな船が停泊していたり、船舶の出入りを間近でみることができました。そして日中の気温から想像できないほど、海風が涼しく気持ちが良い。

日没前の景色と日没後の景色の変化も楽しみにパートナーと一緒に海沿いを目指してスタートしました。 

1000人画廊

 
港公園から工場を横目に約12㎞走ると海沿いにでました。
鹿島港から南へ約6㎞続く護岸壁面に一般の人が画を描いた「1000人画廊」があります。
1990年に市民参加型のまちづくりの一環でスタートしたそう。それぞれの作品に制作者の想いが込められています。

ほっとするような優しい絵、地元への愛が伝わってくるもの、細部まで描かれた本格的なものと個性豊かな作品を見ることができます。ドライブやバイクで訪れる人も多いようです。

1000人画廊の絵と同様に目を惹くのが大きな風力発電施設。2010年にできた日本初の海の上に設置された洋上風力発電だそう。
ずらっと並ぶ景色は圧巻で、風を見ているようでした。

日川浜

 千人画廊をみながらあっという間に日川浜に到着。夏の期間は海水浴場がオープンしていました。
近くにはオートキャンプ場もあり、夏のレジャーにぴったり。
白い砂浜が広がっていて、遠くには風力発電もみられ眺めの良い場所です。

この日は空気が湿っていたので遠くの景色が見えませんでしたが、写真のさらに奥にも風力発電が並んでいます。
日川浜ならではの風景を堪能することができますよ。

浜辺で空の色が移ろう様子を眺め一休み。虫の音と波の音にさらに癒されます。
太陽が沈んできたので工業団地の夜景を見に出発。

鹿島臨海工業地帯

 太平洋に面した工業地帯。昭和30年代後半から国家プロジェクトで開発が進みました。
鹿島港は世界最大級といわれる「堀込式人口港」。陸地を彫り込んで作られた港です。
多くの企業が工場を構えており、有数の工場夜景スポットになっています。

スマートフォンでも夜景を撮影することができました。

船が停泊しているところも綺麗でした。これからどこへ向かうのか想像するとわくわくします。

工業地帯の道路は街頭があまりなく車も通るので気を付けて走行しましょう。

港公園の夜景

 工場夜景を楽しんだ後、港公園に戻ってきました。出発した時と比べると映画の世界を見ているような景色が広がっていました。
忙しなく稼働する工場の音が遠くから聞こえてきましたがどこか落ち着く気がしました。

汗をかきましたが、すっかり気温も下がり風にあたると心地よかったです。

コース紹介

▼港公園(スタート:ゴール)
車:東関東自動車道「潮来IC」から約20分、電車利用:JR鹿島線「鹿島神宮駅」から約10km
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/minatopark.html

▼神栖市1000人画廊
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/1000ningarou.html

▼日川浜
https://www.city.kamisu.ibaraki.jp/kanko_sports/ss_facility/1002393/1002408/1002409.html

まとめ

夕暮れ時のサイクリングは空の色、風の変化も感じられ、夜景も楽しむことができました。
湿度が高めだったこともあり靄がかった景色は、なんとも幻想的でした。
まだ明るいころと暗くなってからの景色を見比べてみるとより一層感動します。また、日が暮れると路面の状態を確認するのが困難になるので一層の注意が必要だと感じました。
服の色やライトのバッテリーをしっかり確認し、夜間の走行も安全に気を付けて乗ることができればいつもと違った景色を楽しむことができますね。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【愛媛県・広島県】高速道路を走る日本最大のサイクリングイベント「サイクリングしまなみ2022」

【愛媛県・広島県】高速道路を走る日本最大のサイクリングイベント「サイクリングしまなみ2022」


参加人数が6000人を超える大規模サイクリングイベント「サイクリングしまなみ」。しまなみ海道の高速道路部分を交通規制して自転車で走るイベントとして2014年に初開催され、以降全国のサイクリストから絶大な人気を集めています。その2022年大会が、4年ぶりに開催されました。

「サイクリングしまなみ」は、大規模大会が4年に1回、規模を縮小した中規模大会がその中間に開かれています。つまり前回の大規模大会は2018年、そのあとの中規模大会が2020年(コロナ により中止)でした。今回は国内46都道府県(青森県からは参加がありませんでした)から、そして海外33の国と地域から、合計6191人が出走する盛大な大会となりました。

コースは合計8ルート

愛媛県の今治市と、広島県の尾道市を結ぶしまなみ海道。サイクリストにはサイクリングコースで有名ですが、一方では高速道路(西瀬戸自動車道)として地域のインフラや観光をになう幹線道路です。その重要な道路を通行規制して行うこの大会は、地元でも一大イベント。何日も前から高速道路通行止めの告知をするなどして、地元が一体となって大会をバックアップしていきます。

大会コースは今治をスタートして尾道まで、または尾道から今治までをワンウェイで走るコース、そして今治・尾道を往復するコース、さらには途中で折り返すコースや弓削島などのゆめしま海道へ立ち寄るコースなど、30kmから140kmの全8コース。人気のあるコースはあっという間に定員に達して抽選になってしまう、参加競争倍率の高いイベントです。

今回参加したのは、今治をスタートして大三島まで高速道路を走り、下道で大三島を周回して、おなじみのしまなみ海道(高速ではないルート)で再び今治へ戻ってくる100kmコース。もっとも盛り上がる今治の会場を楽しみながら、アクセスにもすぐれた人気ルートです。

エイドステーションは4カ所。どんなエイド食が振る舞われるのか、楽しみです。

早朝からクルマで指定された駐車場へ、そこから少し走ってスタート地点の今治ICへ向かいます。最初のゲートで腕にラバーバンドを巻いてもらいました。

いよいよ高速道路を走ります

インターチェンジに入っていく道路が待機場所。ゼッケン順にグループで待機したあと、いよいよスタートを迎えます。合図とともに料金所のゲートを抜けて高速道路に。ついに始まりました!

愛媛県警バイシクルユニットからも4人が参加、実際に走りながら参加者をサポートしていました。これを警察官のコスプレだと思っていた方。ホンモノですから。

走り始めてすぐ、道路沿いには応援の人がこんなに。

来島海峡大橋手前。左側に見えるのは立哨スタッフを運ぶバスと、テントはトイレ。とにかく驚くほど立哨やエイドステーションスタッフなど多くの人が関わっています。

しまなみ海道でいちばん大きな橋、来島海峡大橋。ふだんはクルマでしか走れない道路ですが、この日ばかりは自転車の占有です。

橋などに見られる道路の継ぎ目には、自転車がハンドルをとられることのないよう、すべてカバーがかけられています。このためにものすごい数のカバーが用意されました。

来島海峡大橋に、中村時広愛媛県知事たちのグループがやってきました。中村知事はじめ、湯﨑 英彦広島県知事ら、エリアの首長たちが数多くこのイベントに参加しています。

高速道路上のコースのところどころに配置されたAEDと空気入れ。このボランティアさんは、しっかりAEDの扱い講習を受けているそうです。

高速道路ではない、通常の自転車道を走りながら撮影していたレースカメラマンとしても有名な辻啓さん。「疲れるよー!」と言いながら高速を走る参加者を抜く激走ぶり。今回は大会オフィシャルカメラマンとして活躍していました。

大三島のインターチェンジで高速区間は終わり。あっという間です。

エイドステーションは大行列

最初のエイドステーションは多々羅しまなみ公園。そこには長蛇の列が。なんだろう?と思ったら、エイドのドリンクやフードの列でした。ガマンして並ぶと、ドリンクやパン、せとうちのミカンゼリーなどがもらえます。


なんで頭にアヒルつけてるんですか?と聞くと、「仲間がすぐにわかるように目印でつけたんですけど、集まると目立ち過ぎますね」

事前に購入できる大会オフィシャルジャージを着て参加のご夫婦。素敵です。

大三島上浦の「海道夢太鼓」による演奏で参加者を応援。獅子舞も披露された。

地元の方々の応援が素晴らしすぎる

エイドステーションを出て、大三島を時計回りで一周します。電光掲示板には高速道路通行規制の表示が。

海岸沿いを快適に走る。ブルーラインが引かれているのがしまなみ海道の正規ルートだ。

ルートミスしやすい場所には標識を持ったボランティアさんが。ありがとうございます。

この開放感。まさしくサイクリングの聖地。

モトマヴィック発見。今日は大三島を巡回しながら、メカトラブルにあった参加者をサポート。ありがとうございます。

素晴らしい景色のなかを走る。途中の写真スポットで脚を止めて撮影する参加者もたくさんいた。この大会はグループ走行をしなくてもいいので、自分のペースで走れるのがいい。

沿道には地元の人たちがスティックバルーンを振り鳴らしながら応援してくれている。こんな光景がほぼすべての集落で見られました。感動です。

昼食は地元高校生の吹奏楽演奏を聞きながら

第2エイドは大三島支所。ここでしっかり昼食をいただきます。しまなみのイベントでは定番の鯛めし。
いっしょにいただいたパンは、四国乳業らくれん牛乳を使った「ミニクリームパン」。パッケージにイベントのマーク入り。ファミリーマートで中四国限定販売されたものです。

エイド会場では恒例の地元高校生による吹奏楽。みんな制服が違うところを見ると、今治市の各校選抜かな?

大三島支所エイドを出て、またしても絶景のなかを走ります。

島を一周して、最初のエイドだった多々羅しまなみ公園に戻ってきました。ここには「サイクリストの聖地」碑があり、今回は渡らなかった多々羅大橋をバックに記念撮影ができます。多くの人が立ち寄って休憩していました。

路面に発見したのは、ナショナルサイクルルートのペイント。
「日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート」としてビワイチやつくば霞ヶ浦りんりんロードと同時に最初に認定されたのがしまなみ海道サイクリングロードです。

第3エイドは南国気分

次のエイドステーションは道の駅「伯方S・Cパーク」。Sはスポーツ、Cはカルチャーを意味するネーミングだそう。海岸にはパームツリーが並び、南国イメメージが漂います。

ここで提供されたフードはレモンジュレ、伯方の塩羊羹などのスイーツ類。そろそろ疲れてきた参加者のために、マッサージのサービスもありました。

ここでちょっと小ネタを。参加者がバイクに付けて走ったフロントのゼッケン。
この裏にはなにやら基板のようなものがプリントされている。じつはこれが今回の計測チップ。従来の回収型(タイラップでフロントフォークに取り付けるタイプ)だと、どうしても返却もれがあるので、回収しなくていいこういったタイプが今後は多くなるんだそうです。
自転車のイベントで使われるのは初めてだということでした。

伯方・大三島大橋を渡り、じわじわと今治に近づいてきました。

そして現れた大島名物(?)の心臓破りの坂。ルート後半になって現れた長い上り坂に、歩いてしまう参加者もいました。

よしうみバラ公園で最後の補給

最後のエイドステーション、よしうみバラ公園に到着です。ここまで来ればゴールまでは時間の問題。
ゆっくり休憩する参加者がくつろいでいます。島じゃこ天、焼豚、冷凍ブルーベリーなどで最後のエネルギーチャージ。

ゴールも近いということで余裕ができ、ビューポイントには多くの参加者が脚を止めています。
写真を撮らせてください、と声をかけたら、そのなかのひとりがカッコいいポーズをキメてくれました。来島海峡大橋をバックに大会公式ジャージが映える!

名物のループを抜けると、いよいよ来島海峡大橋。行きは高速道路部分を走りましたが、帰りは自転車歩行者部分を走ります。
高速部分の交通規制はすでに解除されています。だんだん夕方の光線になってきました。

感動のフィニッシュは今治の市街地で

来島海峡大橋を渡ってしばらくすると、今治の市街地へ。
フィニッシュラインに近づくと、一般道を車線規制してサイクリストを安全に導いてくれます。

そして今治市の広小路で感動のゴール。こうして市街地にフィニッシュするのは今回が初めての試みなんだそうです。

フィニッシュラインを越えると、そこには大行列が。こ、これはなんの行列なんでしょうか?
その行列のいちばん先にあったのは、大会の記念パネル。みんなここで記念撮影したくて、列を作って待ってたんですね。
でもこの行列、きっと待ち時間1時間はあったんじゃないかな。次回はパネルの数を増やしてくださーい。

フィニッシュラインを過ぎると、さらにアーケード街のなかを走るように誘導されます。

そして現れたのが、ステージやブーステントが立ち並ぶ「どんどび芝っち広場」。
ここがフィニッシュ後のイベント会場です。ステージではトークショーやダンスパフォーマンス、県警音楽隊の演奏などが行われ、テントではフードが配られています。
航空会社のANAが提供していたスープは、飛行機の中で飲むのと同じものだそう。

メインのガッツリフードは、数々の賞を獲得した今治のB級グルメ「今治焼豚玉子飯」。これがボリュームもあって暖かくてうまい!

グループで参加した愛媛信用金庫のみなさん。

今治市をイメージしたPRマスコットキャラクター、バリィさん。今日はハロウィーンバージョンでの登場。
NHK松山放送局のブースでは弱虫ペダルのパネルを設置。

会場にはライドを終えて楽しそうに仲間と一日を振り返っているグループがあちこちに。

円座になってフードをほおばっていたグループ。走ってみてどうでしたか?「地元の人たちの声援がすごくて感動しました。また次回も来たいです!」

リンク

▼サイクリングしまなみ2022
https://cycling-shimanami.jp/

▼道の駅多々羅しまなみ公園
https://toll-road-rest-stop-261.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral

▼道の駅伯方S・Cパーク
http://imabari-shimanami.jp/hakata/

▼よしうみバラ公園
https://www.city.imabari.ehime.jp/kouen/yosiumi/

まとめ

参加人数、規模とも日本最大のサイクリングイベント。
しかも高速道路を止めて自転車を走らせるという、どう考えても無茶なイベントをやり遂げるエネルギーが大会全体からあふれ出ている。
これが「世界のしまなみ」の原動力なのだと思い知らされました。
そして海沿いの景観や橋を渡るダイナミックさなど、しまなみのサイクリング環境は別格なのだと改めて思いました。
また参加者たちがそれを思いっきり楽しんでいるのが印象的でした。また4年後は別のコースを楽しんでみたい。
そしておそらくさらに進化しているであろう「しまなみ海道」と「サイクリングしまなみ」に会いにきたい。そう強く思わされました。

▼イベント情報

大会名:瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会 サイクリングしまなみ2022
開催日:2022年10月30日(日)
開催地:愛媛県今治市・上島町 広島県尾道市
主催者:サイクリングしまなみ2022実行委員会

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓蒙活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

【石川県】七尾湾ヨットクルーズ&能登島サイクリングモニターツアーレポート

【石川県】七尾湾ヨットクルーズ&能登島サイクリングモニターツアーレポート


「ヨットでクルージング」&「サイクリング」という海外では聞いたことがあるけど、日本では初めての新しいツーリズムの取り組みに向けた、モニターツアーが石川県の七尾湾で行われました。
一年を通じて穏やかな七尾湾の「お洒落なクルージング」と、初心者でも安心の「能登島サイクリング」をご紹介します。

スタートは「和倉温泉」

和倉温泉(わくらおんせん)は、能登半島の七尾湾に面して旅館が並ぶ全国有数の高級温泉街として知られています。

また、和倉温泉がある海と山に囲まれた自然豊かな「能登の里山里海」は、日本で初めて「世界農業遺産※国連 FAO」に認定されており、四季折々の自然風景を楽しむことができます。

当初クルージングは、この和倉温泉から七尾湾を北上する予定でしたが、北風の関係で、スタートを穴水港に変更。

ヨットは向かい風でも走れますが、揺れが大きく誰もが心配な船酔いの原因となります。
ローカル線が沿岸を走る七尾湾の地の利を生かし、行程を柔軟に変えることでこの心配をできる限り小さくすることができます。
追い風で走るヨットは風も弱く感じ、揺れも少ないのでヨットが初めての方でもほとんど船酔いの心配がありません。ティータイムもデッキ上でお楽しみいただけます。
ご自身の自転車を載せる場合も、追い風だと海水の飛沫を少なくするメリットもあります。

まずは「和倉温泉駅」から、のと鉄道七尾線で穴水駅へ28kmの鉄道旅。

車窓から見える七尾湾の美しい風景を楽しみながら約35分で穴水駅。そこから穴水港へと向かいます。

ヨットに載せているクロスバイクは、「のと鉄道」にも載せることができます。
通常は輪行バックが必須ですが、ヨットのクロスバイクを含む、和倉温泉観光協会のレンタサイクルは特別に許可を得ているのでそのまま乗車可能です。
※対応時間:平日午前9時から午後4時まで。
注意事項:車輌1両につき2台から3台まで乗車可(ただし、団体客等で混雑する場合は乗車をお断りする場合があります、あらかじめご了承ください)

穴水港から能登島へクルージング


穴水港では、ヨットがスタンバイ。そして船上にはレンタサイクル(クロスバイク)が設置されています。

いよいよ七尾北湾を何南東へ、能登島向田(こうだ)港まで約15kmのクルージング。
まずは船内でウエルカムドリンクのお出迎え。
船内のドアから、自転車と海が見える贅沢な景色。

外に出て、船首方向の景色。

後ろには自転車と海。

上を向けば大きなセイルが風をしっかりと受けています。

およそ2時間のクルージングを堪能し、能登島向田(こうだ)港へ。

能登島サイクリング

向田港に着いたら、サイクリングの準備をしてスタート。

すぐ近くの公園で、各々が事前に予約していたランチボックスでランチタイム。

サイクリングは「ドルフィンスポット」までの片道約4km。
まず、ガイドさんから火祭り広場で島の有名な「能登島向田の火祭り」の話をききます。

そして「向田の火祭りセンター」の中も見学させてもらいました。

信号がほとんどなく、交通量もかなり少ないのどかな里山を少し走れば、七尾湾沿いに出ます。

そして少し走れば「イルカポイント」。

七尾湾には2001年頃から、野生のミナミハンドウイルカが棲むようになったそうです。
現在は十数頭が生息していて、ミナミハンドウイルカ世界最北の生息地です。
運が良ければこの「イルカポイント」からも観察できます。

再び来た道を走り、向田の町なかを抜けて「向田港」へ。

ツインブリッジのと~和倉港へ


再びヨットに自転車を載せて、和倉港まで約15kmのクルージング。

能登半島と能登島をつなぐ二つの橋のひとつ「ツインブリッジのと」をくぐって七尾西湾へ。

@Yoshimasa AKAI


橋を過ぎたら、素敵なティータイム。

17:00和倉港へ到着して「クルージング&サイクリング」モニターツアーの終了です。

@Yoshimasa AKAI

コース紹介

和倉温泉までのアクセス

鉄道利用:東京駅からJR北陸新幹線とJR七尾線で和倉温泉駅まで約3時間30分
航空利用:羽田空港~のと里山空港~バスで和倉温泉駅まで約2時間20分

▼和倉温泉観光協会
https://www.wakura.or.jp/

▼能登島観光協会
http://www.notojima.org/

▼和倉温泉レンタサイクル
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/30299

まとめ

日本海に面した能登半島とは思えないほど穏やかな「七尾湾」。そして日本の原風景を感じる里山の風景と海が美しい「能登島」。その拠点に温泉と海の幸を堪能できる「和倉温泉」という贅沢なロケーションです。
そこで「ヨットでクルージング」という非日常な体験ができるツアーでした。

ヨットの魅力は、自転車(道路から)では見ることのできない船上からの風景と、船内で過ごす「お洒落で贅沢な時間」。帆を張って進むスピードは5ノット(時速約10km)ほどですが、自転車とは違う風を感じさせてくれます。

このツアーでは、能登島でのサイクリングが8kmでしたが、まず自転車で和倉温泉から向田港まで約30km(またはその先の穴水港まで約60km)を走って、帰りはヨットで贅沢にクルージングというプランも可能だそうです。
・向田港~能登島半周~和倉温泉(ヨット利用)約30km
・和倉温泉~七尾湾沿い~能登島半周~向田港(ヨット利用)約30km
・向田港~能登島半周~穴水港(ヨット利用)約48km

仲間を集めてヨットを借り切れば、自転車で走っている間、自転車に乗らない家族は一日クルージング&レンタサイクルで島散策やマリンアクティビティという組み合わせなど、自由にプランを作ることも可能です。

そして和倉温泉に戻れば「海の幸」と「温泉」を楽しめるという「七尾湾クルージング&能登島サイクリング」。
楽しんでみたい方は、ぜひ下記まで問い合わせしてみてください。

問い合わせ:和倉温泉観光協会(TEL. 0767-62-1555)

執筆:HANADA

 

【神奈川県】レンタルロードバイクで横浜市西区/中区の魅力スポットをめぐる20kmサイクリング

【神奈川県】レンタルロードバイクで横浜市西区/中区の魅力スポットをめぐる20kmサイクリング

異国情緒溢れる港まち「横浜」は、異国文化のみならず伝統的な日本庭園や、昭和の名残があり、近未来的なエリアなど様々な表情があります。
横浜市の西区と中区をレンタルのロードバイクを使ってサイクリング。魅力満載20kmの自転車旅をご紹介します。

Bikeport 横浜西口店

TABIRINの旅×自転車情報ページ「スポーツタイプがあるレンタサイクル」から検索して、横浜駅から徒歩圏内の「Bikeport 横浜西口店」でレンタサイクルを予約。
レンタサイクルはクロスバイクやロードバイクがあり、ロードバイクはアルミモデルかカーボンモデルを選ぶことができます。
距離が20km程度のサイクリングなのでクロスバイクでも十分ですが、アルミモデルのロードバイク(半日/4時間)を利用。

店舗で手続きをした後は、スタッフがサドルポジションを合わせだけでなく、前の道で試走(チェック)を促してくれます。サドルの高さ、ブレーキやシフトの状態も確認してからスタートできるので安心です。

海岸沿いが美しい「みなとみらいエリア」


まずは2kmほどの「臨港パーク」へ。
パシフィコ横浜から赤レンガ倉庫まで、約1km海沿いを押し歩きします。
この地域の公園や海沿いのプロムナードは、自転車走行禁止が多いのですが、早く走り抜けるより、ゆっくり押し歩きすることが贅沢に感じさせてくれます。

「横浜ハンマーヘッド」は、2019年10月にオープンした、新港ふ頭客船ターミナルを中心に、商業施設(ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT)、ホテル(インターコンチネンタル横浜)からなる複合施設。

施設名の「ハンマーヘッド」は歴史的産業遺産「ハンマーヘッドクレーン」に由来しています。

赤レンガ倉庫前から自転車で1km走り「大さん橋」方面へ。
大さん橋の付け根から、延びている「象の鼻」と呼ばれる防波堤は、横浜港開港150周年にあたる2009年に明治期の防波堤が復元されました。

ここからは、横浜ランドマークタワー、よこはまコスモワールドの観覧車、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、赤レンガ倉庫などが一望できます。

異国情緒漂う「山下公園から山手エリア」

山下公園前は銀杏並木がきれいな季節です。
港の見える丘公園方面へ走り、谷戸坂を登り山手本通りへ。
‎異国情緒あふれる街並みの横浜山手には、7つの西洋館が佇む「横浜山手西洋館」があります。

西洋館のひとつ「エリスマン邸」前で撮影。エリスマン邸の喫茶室はCafé Ehrismann(カフェ エリスマン)として、大正ロマンを感じながらコーヒーやデザートが楽しめます。

美しい日本庭園「三渓園」

ビヤザケ通りを下って本牧通りへ。
昔ながらの中国人経営の中華料理屋が多い本牧なので、中華料理「李園」で昼食。
チャーハンと餃子でランチタイム。

本牧通りを2.5kmほど走って「三渓園」へ。

「三渓園」は、実業家で茶人の原三溪によって作られた日本庭園で、国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟の建築物を有しています。

行楽シーズンは駐車場が満車になることが多く、離れた駐車場から歩いてくる人たくさんみかけます。自転車では駐車場(満車)を気にする必要がないので安心です。

歴史を感じる「根岸から野毛」

三渓園から西へ向かい坂を上って「根岸森林公園」へ。
公園外周の道を半周ほど走れば「旧根岸競馬場一等馬見所」が見えてきます。

日本初の洋式競馬場として1866年に開場、戦後の1943年に閉場した後、旧一等馬見所のみが貴重な近代化産業遺産として現在に残されています。

根岸森林公園から日ノ出町方面に約3km走って、大岡川沿いを右折し「野毛」へ。
野毛は昔ながらの小さなバーや、長年変わらない居酒屋が今もたくさん残る、レトロ感溢れる繁華街。

なかでも映画やドラマのロケ地としても知られる「都橋商店街(通称:ハーモニカ横丁)」は、1964 年東京オリンピックの際、野毛本通りの街並みを美しくするために造られた商店街ビルです。

現在は公益社団法人が所有管理して60店舗が営業をしています。

新しい風景「ヨコハマエアキャビン」

野毛からJR桜木町駅の反対側(東側)へ行けば、昭和レトロな街並みから一変して「みなとみらい」の入口。

2021年4月に開業した、日本初の世界最新式都市型循環式ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン(YOKOHAMA AIR CABIN)」は、JR桜木町駅前の駅舎「桜木町駅」と新港地区の運河パークにある駅舎「運河パーク駅」を結ぶ片道630m(約5分)の空中散歩を楽しむことができます。

「日本丸メモリアルパーク」から「横浜ランドマークタワー」を見上げ、横浜駅西口方面へ走って、約20kmちょうど4時間のサイクリング終了です。

コース紹介

▼Bikeport 横浜西口店
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/29526

▼横浜ハンマーヘッド
https://www.hammerhead.co.jp/

▼李園
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140106/14000539/

▼三渓園
https://www.sankeien.or.jp/

▼旧根岸競馬場一等馬見所
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/negishi/details/post-85.php

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

横浜~三渓園

まとめ

横浜市の西区・中区は、観光地としても有名なエリアですが、自転車を使って散策すれば、時代の移り変わりや、地域によって異なる文化を感じることができます。
約20kmのコースには、様々な魅力あるスポットや飲食店があるので、一日かけても十分楽しめます。
レンタサイクルを使えば、スポーツ自転車を持っていない人でも「サイクリング」を楽しめますし、自転車を持っている人でも、サイクリング後すぐにお酒を楽しむことができます。
ロードバイクを「Bikeport 横浜西口店」に返却後、すぐ向かいのお店で、ワインとチーズを頂きました。

執筆:HANADA

 

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