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記事タグ: サイクリング種類(使用なし)

【東京都】MUJIの自転車で銀座ポタリングに挑戦

【東京都】MUJIの自転車で銀座ポタリングに挑戦

コロナの影響でお出かけする機会が減ったので、気分転換に銀座をポタリングしてみることにしました。自転車があれば移動範囲が広がります。今まで知らなかったお店を発見したり、素敵な人やモノとの出会いに感動したりと、充実した1日を過ごしました。そんなわたしの素敵なポタリングをご紹介します。

旅の計画を立てる

私自身、自転車が大好きなわけではなく、ポタリングというものを知ったのもTABIRINに出会ってからです。ポタリングとは、目的地を特に定めることなく自転車で散歩するようにゆったり走ることを意味するそうです。散歩の幅が広がるので、既に行ったことのあるエリアに再度行ってみたり、自分が住んでいるエリアを走ってみるのも楽しいそうです。

銀座ポタリングの計画①エリアの決定

日本橋に続いて銀座をポタリングに挑戦することに

前回は、空いた時間に日本橋人形町界隈をぷらっとポタリングしたのですが、今回は銀座を開拓してみることにしました。
普段からショッピングやお食事で銀座エリアにはよく来ているのですが、いつも決まった道ばかり歩いています。

前回の記事はこちら

【東京都】tokyobikeに乗って日本橋をポタリング
天気が良い平日に、ふと時間が空いたのでお散歩をしていたところ、たまたま見つけたレンタサイクルの看板がきっかけでポタリングをしました。本レポートは人形町にあるCITANというお店で自転車を借りてポタリングをした記録...

今回は普段は行かない駅から少し離れたエリアのお店を開拓したいなと思い、特別なにも調べずにプラプラしてみることにしました。
こういう無計画プラプラがポタリングの醍醐味ですよね。

銀座ポタリングの計画②レンタサイクルを検索

MUJIのレンタサイクルを発見

私は自転車を保有していないので、TABIRINでレンタサイクルが出来る場所を検索しました。
最近はシェアサイクルが流行っていますよね。ポート数が多く、好きなタイミングで好きな場所に返せるのは便利ですよね。でも、せっかくのポタリングはオシャレに楽しみたいと思い、オシャレなレンタサイクルを探しました。無印良品でレンタサイクルサービスを発見しました。

※無印良品のレンタサイクルサービスは、コロナ等の影響で今春にサービスを終了するそうです

銀座ポタリングの計画③地図を眺めてテーマを決める

テーマは銀座の裏表。知らない銀座を探しに行こう

前回初めて日本橋をポタリングした際に、無計画にプラプラするといえども何かテーマを決めておいた方が楽しいことを学びました。
そこで今回は、前もってメインテーマを決めることにしました。

地図を眺めると、銀座は意外とコンパクトなんですね。
まだ知らない銀座を発見したいと思い、普段いかない京橋方面と昭和通りの築地側を走ってみることにしました。

銀座の全体図↓

わたしの銀座ポタリング記録

無印良品 銀座

お店の概要

〇住所   〒1040061 東京都中央区銀座3丁目3番5号

〇営業時間 11:00~21:00

〇TEL    03-3538-1311

〇アクセス 東京メトロ丸ノ内線・銀座線・日比谷線「銀座」駅B4出口より徒歩3分

レンタサイクル情報

〇レンタル料金 1日1000円・5時間500円(消費税込み)

〇車種     無印良品自転車 26型自転車、20型自転車

※保証金3000円 返却時に返金

お店の1階のインフォメーションコーナーにてレンタサイクルの申し込みとお支払いを済ませます。

あまりたくさん走らないので、5時間プランにしました。
車種は店員さんに相談して、小回りの利く20インチにしました。
申込書を書いている間に、エントランスの外に自転車を準備してくださいました。

東京スクエアガーデン

東京スクエアガーデンは、京橋駅直結の新しい商業施設です。
オシャレでスタイリッシュな大きなビルなので、いつも車で通るたびに気になっていました。
銀座駅からだと少し遠いので行ったことが無かったのですが、せっかく自転車があるので行ってみました。

モンベル東京京橋店

大きなモンベルのお店があったので、ペットの新しい首輪を探しに立ち寄りました。

 

駐輪場があり便利
地下に駐輪場があり、駐輪場所に困ることなく快適にお買い物に行けました。
自転車初心者にとって、結構ハードルが高い駐輪問題も難なくクリアしました。
ロードバイクを路肩にカッコよく停められたらよいのですが、自信が無くてできません。このようにしっかりした駐輪場があれば安心です。

タリーズコーヒーで一息

この日はとても寒かったので、とりあえず一息入れながら旅の計画を立てることにしました。
周辺を調べると京橋エドグランが近いことに気が付きました。

せっかくなので京橋エドグランのお店へ行くことに

東京スクエアガーデンの西にある「京橋エドグラン」も大きな商業施設です。
東京駅からだと少し歩くので、きちんと買い物をしに行ったことが無かったのですが、せっかくなので行ってみることにしました。

実はお目当ては決まっていました。家具屋さんです。
インテリアが大好きなので、さっそくお店に連絡して来店予約をしました。

tomita TOKYOで素敵なイスに感激

2階に案内していただき、プロメモリアのイスをご紹介いただきました。
デザイナーのきめ細やかで妥協を許さないこだわりに心底感動!!お店の方と意気投合して、ついつい話し込んでしまいました。
品質とデザインのクオリティーもさながら、お値段もしっかり目です。
一生モノのイスは本当に素敵でした。布を張り替えながら、孫の代まで受け継ぎたいような素敵なイスをいつか買いに来ようと思います。

中央区観光情報センターに立ち寄る

京橋エドグランの地下1階に情報センターがあったので立ち寄りました。
これから銀座をポタリングしようとしていた私にぴったりのタイミングで良い施設を発見して気分が上がります。

こちらには、色々施設のマップや銀座エリア以外の情報、外国の方向けの案内等がたくさん揃っていました。
入場は無料で、チラシやパンフレットは持って帰ることが出来ます。

京橋を出て本格的にポタリングをスタート

京橋エリアを楽しんだので、次は昭和通り方面を目指します。
情報センターでなんとなくルートを決めて出発しました。

ARTIZON MUSEUM

こんな美術館があるとは知りませんでした。
せっかくのポタリングなので、中には入りませんでしたがいつか行ってみたいと思いました。

マヤフルーツ

昭和通から路地に入ると、古き良き銀座の姿がちらほら見え始めました。
銀座には八百屋さんもあるんですね。驚きです。しかも驚愕のプライスでした。
お店の方が「おいしいよ~!」と声をかけてくださって、なんだか街に溶け込んだ感じがしました。ミカンを買いました。

銀座55 直売所

さらに進むと、なんだかおもしろそうなお店を発見しました。
何屋さんか分からないけど、立ち寄ってみました。
このような色々置いてある感じのお店は、なんだか宝探し感覚で入りたくなってしまうんですよね。
カルディが好きな方、共感してくださいませんか?
最近雑貨屋さんでよく見かけるHANMSTEADの試飲をさせていただきました。
冷えた指先が、ポカポカあったまりました。

PETIT CUSTA 銀座本店

歌舞伎座方面へ漕ぎ進みます。信号を渡ろうと止まった角になんと可愛いカステラ屋さんを発見しました。通り過ぎるか、過ぎまいか、3度見くらいしました。
やはり、この可愛さには耐えられず自転車を降りて、思わず並んでしまいました!
小さいタイ焼きがとってもキュート。

昭和通りの裏側を抜けて東銀座方面をサイクリング

昭和通りと首都高の間のエリアに入っていきました。大通りとは違い、小さなレストランやお店が沢山ありました。可愛いお店があるたびに、少し止まってどんなお店かチェックします。進んだり止まったり、自由自在に動けるのは楽しいですね。

ドライフラワー屋さん

雑貨屋さん

ケーキ屋さん

野菜中心のレストラン

無印良品に帰着

お店に到着。自転車の確認をしてもらい、デポジットの返金を受け取りました。
トータル3時間半のポタリングでしたが、結構体力を使いました。

ポタリングの振り返り

わたしの人生2度目のポタリングは、1回目よりも充実したものになりました。
これまで知らなかった銀座の楽しみ方を見つけられた気がします。
一番うれしかったのは、ゆく先々でのお店の方や地域の方との交流です。
冬に自転車なんて寒そうだなと思ったけれど、ポタリングレベルであれば特に極寒というわけでもなく、天気が良かったのでむしろ心地よく、想像したよりも快適なものでした。

自宅に帰って小さなカステラをいただきました。ほんのり甘くておいしかったです。お腹も心も大満足でした。

 

TABIRINではレンタサイクルの情報がご覧いただけます

レンタサイクル 一覧 - TABIRIN(たびりん)
全国の2,500以上のレンタサイクルの情報を”地図”から検索可能。スポーツタイプやマウンテンバイク、e-bike(電動アシスト)、子供用等、タイプ別に検索が可能。鉄道駅に近いお店を探したり使いたい用途に合わせてご活用くだ...

 

ライター

BARA

東京在住29歳会社員

インテリアや雑貨が好きで、時間があれば都内や近辺のお店を巡っています。

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【東京都】2022春を先取り!上野浅草女子旅

【東京都】2022春を先取り!上野浅草女子旅

2月の下旬から、ようやく春の訪れを感じる日が増えてきました。気候も少しずつ暖かくなり過ごしやすくなりましたね。週末、天気が良かったので上野から浅草エリアをポタリングした旅をご紹介します。

 

レンタサイクルを使って小旅行

こちらが私たちが実際に巡ったルートです。
午前中に上野から浅草まで自転車でポタリングを楽しみ、午後は上野公園を散策しました。

上野から浅草までの楽しみ方

上野から浅草までは、約3kmです。歩いて移動すると結構遠いので、自転車がおススメです。上野から浅草までの間にはかっぱ橋道具街や、お寺や神社がなど、楽しめる立ち寄りスポットが沢山あります。

ポタリングとは

ポタリングについてご存じない方も多いと思いますので、再度ご紹介します。

ポタリングとは:目的地を特に定めることなく気分や体調に合わせて周辺を自転車でめぐること

過去のポタリング記事はこちら

【東京都】MUJIの自転車で銀座ポタリングに挑戦
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利用したレンタサイクル

上野駅前にある「ちかチャリ」を利用しました。JR上野駅東側の交差点にある三井ガーデンホテルの裏側にお店があります。トヨタレンタカーの受付と同じところでした。

自転車ではありますが、しっかりとした複写式の契約書があり、自転車の交通ルールの案内や保険についての説明書も渡していただき、安心感がありました。

レンタサイクルの情報

週末の予定を決めるためにレンタサイクルの情報を探して、事前にお問い合わせをしておいたのでスムーズに受付を済ませることが出来ました。予約はメールでの対応でした。

ちかチャリでレンタルできる自転車は1種類のみでした。
電動アシスト付きのスポーツタイプです。
色はシアンのようなブルーの自転車で、とても綺麗な状態でした。

【ちかチャリ 上野駅前店ポート】
住所:台東区東上野3-19-10
交通:JR上野駅
管理:トヨタレンタカー上野駅前店
電話:03-3833-9678
営業:8:00〜20:00
ちかチャリ 上野駅前店ポート
名称ちかチャリ 上野駅前店ポート営業時間8:00~20:00電話番号03-3833-967804-2929-8058受付場所台東区東上野3-19-10(トヨタレンタカー 上野駅前店)車種・料金シティ-eバイク(スポーツタイプ/ギア付 電動アシスト自...

AM上野から浅草まで快走する

上野から浅草までの道のり

貸出手続きが済んだので、自転車に乗っていざ出発。

初めてのスポーツタイプの電動アシスト付き自転車にドキドキしながら漕ぎ始めました。初めてのひと漕ぎで、進む速度に驚き冷や汗をかきました。しばらく漕いでいると慣れてきて、脚に負担が無く走れて快適でした。足に筋肉をつけたくない方には丁度良いと思います。

ポタリングスポット情報

無計画に面白そうな道があれば気の向くままに走りました。自転車なので、ためらうことなく気軽に色んな道に入っていくことが出来ました。

上野駅を出て浅草方面へ。

この日はざっくりと上野と浅草に行こうと決めていたので、まずは浅草方面に向かいます。

下谷神社に立ち寄ってお参り。

新仲見世を抜けて浅草寺方面へ

大通りも楽しいですが、路地に入っていくと、地元の方の生活を感じる地元のお店がありました。私が子どものころにこのようなたい焼き屋さんがあったら、間違いなく通っていただろうな・・・などと想像しながら進みます。

商店街に入ると、にぎやかなお店が沢山ありました。靴屋さんや洋服屋さん、お菓子屋さん、薬局など観光地というより地元の商店街という感じのラインナップでした。どこか懐かしい感じです。

浅草寺から、かっぱ橋道具街を抜けて上野方面へ

浅草と言えば、浅草寺ですが、何度も行ったことがあるのでお参りはせずに新しい道を走ってみることにしました。

小道に入って発見したのが、かっぱ橋道具街です。
気の向くままに走っていると、突如かっぱが沢山現れたので、面白かったです。

PM上野恩賜公園と不忍池を散策

浅草方面の運転につかれたので、午後は上野に戻って自然の中を散策することにしました。
都心部にいるとは思えない空の広さと穏やかさに、心が癒されました。
桜が咲き始め、鶯が枝の間を飛んで遊んでいました。
”ふぅ~っ”と日頃の忙しさや緊張感から解き放たれて、気持ちが良くなりました。

不忍池の周りを散策

不忍池の周りには沢山の鴨が日向ぼっこをしていました。人に慣れているようで、近づいても逃げたりしません。
写真を撮っていると、お散歩に来られていた奥様に話しかけていただき、世間話をしました。目的無く過ごしていると、心と時間に余裕があるからか、こういった出会いが多い気がします。嬉しいです。

自転車は駐輪しても良いでのですが、押しながら歩くのもおすすめです。荷物を自転車のハンドルにかけて歩けば肩が楽ですし、行く場所の気分が変わった時も、すぐに出発できます。

上野恩賜公園内を散策

この日は沢山の方が自転車で公園に来られていました。友達同士でサイクリングしている方や、親子連れ、ご夫婦で、皆さんリラックスされているようで平和な休日という感じがしました。

公園内にあるスターバックスコーヒーは都内でもオシャレなスタバとして有名です。
三角の長屋が自然の景観に溶け込んで、とってもおしゃれでした。

公園内にはこのように広い道もあり、自転車でも走りやすかったです。

感想とまとめ

上野と浅草は徒歩で散策するもの楽しいですが、自転車に乗ってほんの少し行動エリアを広げることで、もっと楽しい事が分かりました。この日に見つけたお店で立ち寄らなかったお店にも、後日ゆっくり立ち寄りたいと思います。

浅草のかっぱ橋道具街は、食器や調理器具、食品サンプルが好きな方にはオススメです。また、ちかチャリのレンタサイクルは、スポーツタイプで電動アシスト付きなので、たくさんの距離を走っても疲れません。私のような周辺ポタリングではなく、遠くまでお出かけしたい方にも便利だと思いました。

Continue reading “【東京都】2022春を先取り!上野浅草女子旅”

【栃木県】のどかな陶芸のまち益子町で窯元巡りサイクリング!

【栃木県】のどかな陶芸のまち益子町で窯元巡りサイクリング!


東日本屈指の窯業地として知られる益子町は、2020年に茨城県笠間市と共に「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”」として日本遺産に認定されました。
伝統的な技法も守りながら現代のデザインを取り入れて変化してきた作品に出会うことができる街です。芸術を楽しむサイクリングに出発です。

益子町とは 

栃木県南東部、八溝山地と関東平野が出会うとこにあり、丘陵地になっていてサイクリストが多く訪れる自然豊かな町です。
そして関東屈指の窯業地としても知られていて、毎年春と秋に開催される「益子陶器市」には全国から人が訪れます。
また、ポタリングの聖地として毎年12月初旬には「ポターリングましこ」というイベントが開催されています。

「道の駅ましこ」をスタート

2016年にオープンした「道の駅ましこ」。山の形をした屋根が特徴的です。
新鮮な地元野菜や加工品、工芸品などを買うことができお客さんで賑わっていました。
道の駅を出て北へ向かいます。益子駅までは4㎞。里山の風景を眺めながら走ることができます。

真岡鉄道「益子駅」

駅の手前にある踏切近くには、益子らしい大きながあり陶芸作品、写真を撮っているとちょうど真岡鉄道が走っていきました。
瓦屋根の駅舎と三角屋根の時計がついたシンボルタワーが出迎えてくれます。
改札前には大きな陶芸作品が。
看板に書かれている「ましこ世間遺産」とは、生活に溶け込み伝えていきたい益子の風土・風景・風習。食文化が認定されていて、町内には57の世間遺産があるそうです。

益子町観光協会 

続いて、駅のそばにある益子町観光協会へ行き町の情報を収集します。

電動アシスト付きのレンタサイクルがありました。電車で来てもサイクリングが楽しめますね。
観光マップを手にして益子本通りへ向かいました。

鹿島神社

勝負必勝の神様を祀る鹿島神社。拝殿の左には鹿島神社の末社「八坂神社」が鎮座しています。
境内にはサイクルラックがありました。


こちらも世間遺産のひとつになっています。

時代に合わせたおみくじなのか、ウエットティッシュがついたおみくじを見つけました。
手のひらよりも小さいサイズなので、自転車でも持ち運びに困ることはなさそうです。

山口陶芸店

鹿島神社の斜向かいにあるのが、山口陶芸店です。江戸時代には呉服屋だったという土蔵造りの家屋に惹かれてペダルを止めました。

店内には所せましと陶器が並び、目移りしてしまいます!
ご主人の陶芸品のほか、さまざまな作家さんの陶芸品を購入することができます。

赤い花の絵が素敵な一輪挿しや皿はご主人が作ったもので、赤色を出すのはとても難しいそうです。

赤羽まんぢう本舗

大正13年像業の老舗和菓子店で早速「いちご大福」を食べました。

柔らかい餅に瑞々しいいちごと白餡が包まれ包まれています。上品な味わいでした。

「茶まんぢう」は、小腹が空いた時ように購入。

エビコーサイクル

益子駅を出たあたりから、自転車から異音がしていて気になっていました。
なんとかならないかなぁと思っていた矢先、「エビコーサイクル」に出会いました!

お店の看板もおしゃれ。車輪の部分は、風が吹くと回ります。

サイクルラックの足元にも自転車アートがありました。

店主に、自転車をみていただきました!
もしもの時に、自転車屋さんが近くにあると安心しますね。
せっかくなのでおすすめのお店や町のことを教えていただき、お店をあとにしました。
こちらでもレンタサイクルの貸出をしているそうです。

城内坂通り

益子陶器市でもメイン会場となる城内坂通りは、緩やかな坂が500m続き、両脇には個性豊かな益子焼のお店やカフェなど約30店舗並びます。

G+OO(ジープラスツーノウツ)

城内坂の途中にある陶磁器や雑貨のセレクトショップ「G+OO」に立ち寄りました。

ガレージを改装して作られた店内には、ナチュラルテイストのオシャレな陶器や贈り物にもぴったりな小物などがありました。
このお店限定で作られているという陶器のヘアゴムを購入。
限定品にはピアス・イヤリングもありました。

 益子焼窯元共販センター

城内坂を走っていると、益子焼窯元共販センターの入り口に見上げる高さの大きなたぬきの像がありました。日本一の大たぬき「ぽんたくん」。

敷地内には飲食店や陶芸が体験できる施設や広い販売店など複数の店舗が並んでいました。
この日は平日でしたが、お客さんも何組かみえていました。

大小さまざまなたぬきが並んでいます。ここも写真スポットのひとつですね。

1m超えの大きな壺のようなものも。

登り窯

益子の丘陵地形を生かして作られた「登り窯」。斜面に窯がいくつも連なっています。
一度にたくさんの陶磁器を焼くことができるのが特徴のひとつです。

大誠窯

城内坂通りにある大誠窯は1861年創業で代々登り窯のみ使い続けているそうです。


右手奥に登り窯があり、近くで見ることができます。

薪をくべる作業をしていました。

岩下製陶

城内坂通りを過ぎ里山通りに面した1866年創業の窯元「岩下製陶」。
ここには町指定有形文化財になっている「太平窯」があります。

中には益子焼の資料や昔の写真も展示してありました。

岩下製陶には登り窯が2基あり、関東最大の登り窯で、現在は使用されておらず、登り窯の歴史を残す貴重な存在です。

カフェキカラキ

少し入ったところにあるカフェで遅めのランチタイム。

店先には手書きで「今週のメニュー」とありました。

野菜をふんだんに使ったメニューは週替わりになっています。

この日はブロッコリーと豆腐・ひじき入りカレー味の2種類のコロッケ、サラダ風塩おから、切干大根のサラダ、人参のたらこ金平、平飼い鶏の玉子焼き、生姜の佃煮、合鴨農法の五部づきごはん、お味噌汁。
どれも素材そのものの味がしっかり堪能できて、おいしかったです。

コロッケ用に出されたソースは手作りだそう。食へのこだわりが見えるヘルシーなランチでお腹を満たしました。レジ横のショーケースには、スイーツとお惣菜がならんでいて、テイクアウトできます。

えみぱん

益子参考館前通りから小路にはいります。

小さなログハウス調のパン屋さんです。
コッペパンが売りだということですが、私が訪れた15時過ぎには売り切れていました。

パンの他に焼き菓子も並んでいて、お土産にスノーボール(抹茶・くるみ)を購入。
お土産も手に入れたところで道の駅ましこに戻りました。

コース紹介

まとめ


17㎞ほどのサイクリングで、古くから伝わる益子焼を観賞し、人の温かさに触れた旅となりました。
その土地にあるものを大切にしてきた人たちがいるからこそ、益子焼が発展し続けているんだと思いました。
また、冬の季節は芸術鑑賞気分で、夏にはひまわり畑をみにサイクリングと四季折々楽しめる町だと思います。陶器販売店はもちろん、個性豊かなカフェも多くあるのでお気に入りのお店を探してみてもいいかもしれません。
写真はお土産に購入していたスプーン(山口陶芸店)とペンギンの置物(岩下製陶)。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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サイクリングの楽しみ方のひとつ「写真」。スマホやカメラを持って、自転車で様々な風景や建物をめぐれば、自分だけのフォトジェニックなスポットにも出会えます。
のどかな風景をはじめ、町中には多くの産業遺産がのこる群馬県桐生市で、様々なフォトスポットを巡る約24kmの自転車旅を紹介します。

数々の産業遺産が残る「桐生市」

群馬県桐生市(きりゅうし)は、古くから絹織物を産する機業都市で、「桐生織」は京都・西陣の「西陣織」と並び称されています。
市内に多くの産業遺産があり、130件以上の国登録有形文化財が残されています。

桐生市内には多数のノコギリ屋根工場も存在し、貴重な産業遺産は観光資源としても期待されています。

スタートは上毛電気鉄道「西桐生駅」


上毛電気鉄道「西桐生駅」駅舎は、1928年(昭和3年)の上毛電気鉄道開業時に建設されました。
昭和初期のモダンな洋風建築は、創建当時の姿が良好な状態で残っています。

三輪神社

西桐生駅から北東へ約1kmで「三輪神社」。

三輪神社の同じ境内には、「西宮神社」が鎮座していて、巨木の右手の参道階段を登ると西宮神社。左手参道を進めば美和神社となります。
ここには幾つも神社があって、美和神社境内左手には、八意思兼神社。境内を右手に歩くと、松尾神社の小祠があり、その奥に金毘羅神社。その右隣りに西宮神社があります。

ここから県道66号を走り10km先の梅田湖を目指します。

田中商店

なだらかな坂道をのぼること約7km、道沿いにある昔ながらの趣の「田中商店」。

長らく地域に密着していたこのお店は2010年に惜しまれつつ閉店。そのお店を孫の代が「アウトドアスタイルコンビニ」として2021年8月に復活させました。

その名の通り、店内のアウトドアグッズに囲まれて、コーヒーやスイーツを頂けます。

田中商店オリジナルプリン。コーヒーと一緒に撮影。

お店には人気者の「猫」もいます。
ここから梅田湖までは約3km。

梅田湖(桐生川ダム)


桐生川にある桐生川ダムは「梅田湖」と呼ばれ、右岸に位置する「梅田台緑地公園」は、市民の憩いの広場となっています。


敷地内には「ロウバイパーク」があり黄色い花が咲いています。ここでもフォトセッション。

美しい湖畔の風景を見ながら穏やかなひと時。

こんな写真も撮ってみました。

ベーカリーカフェ レンガ

梅田台緑地公園で折り返し、県道66号をゆっくり下ります。
途中の小さなバス停では、青空と梅を見ながらフォトタイム。

市街地へ戻り「ベーカリーカフェ レンガ」へ。

1920年に建てられた、レンガ造りの「ノコギリ屋根」工場の建物は、2008年にベーカリーカフェとして生まれ変わりました。
ノコギリ屋根工場と事務所棟は1998年に国登録有形文化財に指定され、2007年に経済産業省近代化産業遺産に認定されました。

人気No.1の「のこぎり屋根のフレンチトースト」

旧曽我織物工場

ベーカリーカフェから約500m、昔懐かしい雰囲気の裏通り。

このノコギリ屋根工場は「旧曽我織物工場」。
現在の石造鋸屋根工場は、1922年にに建築されました。1930代は織物業の最盛期でしたが、1969年頃織物の操業を止め、その後市内企業の工場や倉庫として最近まで利用されていましたが、現在は活用を検討中だそうです。

有鄰館 レンガ蔵

旧曽我織物工場から350mで「有鄰館(ゆうりんかん)」。

江戸時代から昭和時代にかけて、酒・味噌・醤油を醸造し保管するために使用されていた11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用され、「文化を発信する場」として、町並み保存の拠点にもなっています。

和の伝統を感じる「蔵」と、洋の趣がある「赤レンガ」が交差するここは、時代の移り変わりを感じるフォトジェニックはスポットです。

桐生織物記念館

1300年の歴史を持ち日本を代表し伝統的工芸品の指定を受けている「桐生織」。
1934年(昭和9年)に建てられた桐生織物記念館は、「織都(しゅくと)」の別称を持つ桐生の隆昌をいまに伝える象徴的な建築物として、1997年に国の登録有形文化財に指定されています。

1階の販売場では、「手織機」をはじめ貴重な道具類の展示と和洋それぞれの織物製品を販売。2階の展示室では桐生織物をさまざまな資料やパネルで解説しています。

この地域周辺は、2012年に桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されました。

コース紹介

▼Kiryu Walker 桐生市観光物産協会
http://kiryu-walker.net/

▼ベーカリーカフェ レンガ
https://www.kiryu-renga.jp/

▼桐生織物記念館
https://kiryuorimonokinenkan.com/

まとめ

赤城山南東の麓に位置する桐生市。
多くの産業遺産は、見る場所や時間によって様々な表情を見せてくれます。そして足を延ばせば、季節によって移り変わるのどかな山あいの風景に出会えます。
自転車を使えば、自由に気ままに、ゆっくり写真を撮って旅を楽しむことができます。
上毛電鉄のサイクルトレインやレンタサイクルを使えば、手軽にフォトジェニックなサイクリングを楽しめます。

上毛電気鉄道レンタサイクル 西桐生駅
名称上毛電気鉄道レンタサイクル 西桐生駅営業時間9:00~18:00電話番号0277-22-3201受付場所桐生市宮前町2丁目1番33号車種・料金シティ無料eバイク無料クロス-ロード-ミニベロ-MTB-その他-*上毛電鉄利用者のみ貸出...

広告主:特定非営利活動法人赤城自然塾(観光庁登録観光地域づくり法人)
執筆・写真:HANADA(TABIRIN編集部)

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【岡山県】県内屈指の桜の名所がある水辺の町・倉敷市酒津へ

【岡山県】県内屈指の桜の名所がある水辺の町・倉敷市酒津へ

桜が満開の4月上旬、倉敷市北部に岡山県でも有数の桜の名所が倉敷にあると聞き、自転車で出かけてみました。

桜の名所への道すがら、たくさんの用水路に遭遇

JR倉敷駅を出発して酒津エリアへと向かいます。駅の北口にある大型ショッピングモール『アリオ倉敷』の横をさらに北へと進み、岡山県道60号倉敷笠岡線で左折、西に向かって真っすぐ進みます。

イオンモール倉敷を過ぎたところで右折してさらに北上。
高梁川の土手へと向かう坂道の途中にハード系のパンがおいしいと評判のパン屋さんがあるということで「PRIME」へ。

こちらのご主人は神戸や大阪の有名ベーカリーで修行したという実力派らしく、常時30~40種類のパンが並んでいるのだそう。
訪れた日は時間も遅かったせいか、なかなか好みのパンに出会うことができず、玄米食パンとオートミールクッキー、バナナケーキを購入。寄り道もほどほどに先を急ぎます。

倉敷の町を走っているとどこにいっても見かけるのが用水路。
「あれ、用水路ってこんなに多かったっけ?」と気になって調べてみると、岡山県、特に岡山市と倉敷市に用水路が多く、その密度は全国平均の5倍なのだとか。

岡山県南部は瀬戸内海に面した平野で、江戸時代に稲作地帯が形成されたそう。
さらに近代に入ると干拓事業により水田が拡大し、農業用水を供給するために数多くの用水路が作られたのだということ。

私はそんなこともつゆ知らず、用水路の謎を考えながら脇道を走っていると前方がだんだんピンク色に染まってきました。

「水と桜」がテーマの酒津公園で今年一番の桜に出会う

『酒津(さかづ)公園』は、高梁川の配水池の堤にあり、四季を通じて市民を楽しませている総合公園。
春になるとソメイヨシノや八重桜など約500本の桜が咲き誇り、県内外からたくさんの人が訪れるのだとか。

まさにお花見日和のこの日は、レジャーシートを敷いて家族でピクニックを楽しんだり、カップルで仲良く散歩したりしている人があちらこちらにいます。

しばらく進むと、大きな配水池を発見。

この配水池には散策路が設けられていて、散策路を覆うように桜が見事なトンネルを作っていました。

自転車と撮影。なんとも映える春の絶景ですね。

園内にはこんな素敵な桜の並木道も。
春爛漫とはこのことかと思いながら、自転車を押してゆっくりお散歩。

桜が見える『水辺のカフェ 三宅商店』で黄昏れタイム

桜の並木道を抜けると水辺に佇む素敵なカフェを発見。
聞くところによると、倉敷美観地区にある人気の町家喫茶『三宅商店』の2号店ということで、期待に胸を膨らませつつ、いざ入店。

用水路を挟んで桜と向かい合うように建つこちらのカフェ。
古民家をリノベーションしており、実家に帰ってきたような懐かしい雰囲気が漂っています。

「桜が見える席は空いていますか?」と聞いてみたところ、「今ならご案内できますよ」と縁側の席に通してもらえることに(なんでも言ってみるものですね)。
案内されたのは、ガラス戸の向こう側に桜を一望できる特等席!

せっかくならと桜色をしたチーズケーキを注文。
ゆっくりスイーツを堪能しながら桜をひとり占めできるなんて、なんて贅沢な時間。

レジ前には、倉敷名物のマスキングテープがずらり。
マスキングテープってなんてかわいいんでしょう。

カフェの隣にはピッツェリアもあり、ここでは石窯で焼いたピザが楽しめるそう。
こちらも川辺の席があるようなので、天気がいい日に改めてチャレンジします。

コース紹介

▼PRIME
https://tabelog.com/okayama/A3302/A330201/33014205/

▼水辺のカフェ 三宅商店
https://miyakeshouten-sakazu.com/

まとめ

ピンク色に染まる水辺の町・酒津エリアをサイクリングした一日。
素晴らしい桜を見ながら、有意義な時間を過ごすことができました。美観地区のイメージが強い倉敷ですが、まだまだ魅力的なスポットがたくさんあるようなので、また自転車で巡ってみようと思っています。

執筆:高島夢子

 

【東京都】カツサンドをもって練馬のお花見ポタリング

【東京都】カツサンドをもって練馬のお花見ポタリング

練馬区は東京23区の北西に位置し、のどかで落ち着いたエリアです。
自然も多く春には石神井川沿いや高稲荷公園に満開の桜が咲き美しい風景が広がります。
練馬駅近くにあった個性派のパン屋さんのカツサンドを携えてレンタサイクルを使ったプチお花見をご紹介します。

練馬タウンサイクルで自転車をレンタル

練馬駅から徒歩5分の【練馬タウンサイクル】で自転車をレンタルしました。当日利用で4時間以内のレンタルだと、なんと100円で利用ができます。


▲ねりまタウンサイクル


▲400台も収納されているという自転車庫

当日利用申請書に必要事項を記入、レンタル料金の支払いをして、自転車を借ります。


▲当日利用申請書

借りれる自転車は1種類。可愛らしいバイオレットカラーの自転車でした。ちょっとした荷物を入れるのに便利な籠がついています。

●練馬タウンサイクル
住所:練馬区練馬1-17-39
営業時間:8:00~20:00(平日)9:00~18:00(土日祝)

 

高級食パン専門店 うん間違いないっ!でカツサンドを調達

お花見には忘れてはいけないのはおいしい食べ物!ということで、
練馬タウンサイクルから練馬駅方面へ少しだけ戻って、黄色の看板がひときわ目立つ【高級食パン専門店 うん間違いないっ!】へ。
こだわり抜いた素材とユニークなネーミングセンスで常に客足が途切れない人気のパン屋さん。
人気ダントツNO1は「たまごサンド」と「カツサンド」との事なので「カツサンド」を購入してみました。

なんだかアフロのキャラクターが差し出してくれているような写真が撮れました。

●うん間違いないっ!
住所:東京都練馬区練馬1-18-3 ソサナビル1F
営業時間:11:00〜21:00 定休日 不定休※パンがなくなり次第終了
SNS:@unmachigainai

 

マロニエ通りの桜並木

パン屋さんから再び練馬タウンサイクルの前を通り、練馬の桜を求めて走り出します。
マロニエ通りまでやってくると早くも桜の木を発見。


▲マロニエ通り入ってすぐの桜

この通りは桜はもちろん、季節によって様々な色に変わります。
春は「桜」、夏にかけては「ハナミズキ」や「つつじ」、秋になると「イチョウ」が楽しめ、沢山の方が散歩に訪れます。


▲練馬総合運動場公園 陸上競技場

そのまま道なりに進んでいくと、練馬総合運動場公園 陸上競技場へやってきました。
ここにも桜並木がありましたが、残念ながら私が通った際は蕾の状態でした。
満開になるとブルーのタータンと満開の桜が合わさって、美しい光景になるんだろうなと思いながら通り過ぎます。

石神井川沿いの桜

練馬区の桜の見どころの一つでもある石神井川沿いの桜は、どこまでも続いていく石神井川を見下ろす様に乗り出して生えていました。
私が行ったときはやはり蕾がほとんどで2部咲きだったのが悔しかったです。


▲糀谷橋からの風景

▲一部工事中で通行止の看板がありました

高稲荷公園

石神井川沿いを進んでいくと高稲荷公園へ到着。
高稲荷公園は公園内にキャッチボール場や遊具などが充実していて、子供連れの親子や園児たちが楽しそうに遊んでいました。
桜はもちろん花壇や木々も茂っていて、季節関係なくお散歩やピクニックにもってこいな場所でした。


▲高稲荷公園入口


▲公園内の桜

公園を出発。まだまだ続く川沿いに咲く大迫力な桜を見ながら進みます。


▲お散歩中の方が桜の写真を撮られてました。

満開ではないものの、桜を見ながらのポタリングは気持ちよく、ずっと走っていたくなります。

城北中央公園

川沿いを走っていくと城北中央公園へ到着。
家族連れや園児たちが自然と触れ合いながら遊んでいました。

私もここで休憩。
桜の木の下にある休憩所で出発時に買ったカツサンドを食べます。

分厚い甘じょっぱいカツと、ふわふわしたパンの食感がたまりません。
思わず『うん、これは間違いない』と心で呟きました。
私はお昼ご飯は大抵社内にこもりがちですが、温かい日差しと春の風を感じながら公園でご飯を食べるのもいいなぁと思いながら、ものの5分で完食。
おいしいものはすぐ無くなるんですね。余韻を感じさせる暇もなく空腹のお腹に消えていきました。
次は店員さんおすすめの、たまごサンドもセットで購入しようと思います。

気を改めて再び自転車を走らせ、丁度道路を挟んだところにある城北中央公園都民の広場に到着。

やはり桜は二部咲きではありましたが、春の温かさに誘われ多くの方が散歩したりくつろいだりされていました。
現在隣は工事中との事で赤いクレーンが沢山並んでいました。
赤と水色と淡いピンクの桜の写真は今しか撮れないコラボレーションではないでしょうか。
花びらが落ちて枝が新緑になっても、素敵な色合いになりそうですね。

そのまま真っすぐ進みます。

練馬は桜スポットが沢山

練馬区では自転車を走らせるといたるところに桜の木を見つけます。

たまたま通りかかった広場では文字通り咲き乱れている立派な桜もありました。

いい天気だったのでずっとポタリングをしていたかったのですが、桜の木を惜しみながら練馬タウンサイクルへ戻ります。
戻る道も道路脇は桜、桜、桜。薄ピンクの道を進みます。

街の本屋さん。この通りは目に見えるものに桜の影が落ちていてどこを見ても美しく感じます。

桜の碑

桜台駅の近くに桜の碑を見つけしました。
この通りの桜並木が地名になっているのですね。

桜を愛する地元の方々の強い思いが込められた記念碑でした。
そしてタウンサイクル練馬へ帰ってきました。
簡単に確認をしてもらって返却。今回のポタリングは終了です。

コース紹介

まとめ

東京都内でも様々な桜の名所がありますが、練馬区も数にもれず沢山の桜のスポットがありました。
冒頭でも触れましたが練馬区は静かで穏やかで、公園も沢山あって。
桜の季節以外でも天気のいい日は特に、おいしいサンドウィッチ片手に何度も訪れたい素敵な場所でした。

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執筆者:AIR

TABIRIN編集部メンバー。自転車アニメにハマり初めてのボーナスでロードバイクを購入し広島を駆け巡っていました。
自分の足を使って美しい景色を見に行ったり、自然を肌で感じる自転車ならではの楽み方をもっと知ってほしいと奮闘中。

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【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング

【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング

大阪の人々に「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれる「谷町六丁目」。

「谷六」は、Osaka Metro谷町線と長堀鶴見緑地線が交わる場所に位置しており、梅田や心斎橋、天王寺まで電車で10分以内と、都心にありながらも東西に延びる空堀商店街を中心に、懐かしい風情が感じられます。

この「谷六」の魅力は懐かしい風情だけでなく、町家などを活用した、こだわりのお店が沢山あることが最大の魅力で、とても探索しがいのある素敵な街です。

そんなレトロなのにとってもモダンな谷六から天王寺公園まで、お気に入りのスポットに立ち寄りながらポタリングを楽しむことに。

うえまち貸自転車をレンタル

TABIRINアプリで「うえまち貸自転車」店さんの位置をTABIRINアプリで確認しながらお店に向かいましたが、お店の名前を掲げておらず、お店の前を行ったり来たりしていましたが、やっと見つけてお声がけしたところ、とても気さくな店主さんが出てきてくださいました。

今日は天王寺公園までポタリングをしたいと思っていることを伝え、かご付きのミニベロを借りることに。

▲外国人旅行者の利用もされているそうで、英語でも書かれています
▲店主さんが自転車をセッティングしてくれました
うえまち貸自転車
名称うえまち貸自転車営業時間11:00~22:00*定休日:水曜日、お盆、年末年始電話番号070-5664-8184受付場所大阪市中央区谷町6-17-43車種・料金シティ-eバイク-クロス-ロード-ミニベロ300円/~1時間以降+100円/20分13...

谷六の探索の仕方とは

自転車をお借りした後、話が弾み、谷六の歴史などを教えていただきました。

谷六は昭和時代、印刷所が数多くあったそうで、手塚治虫さんなどの著名な漫画家さん達が若かりし頃には、漫画を印刷してもらうために谷六まで来ていたとか。

今、谷六は、若い人を中心とした個性的なお店が多いのですが、アートや個性を受け入れる土壌が昔からあったのかなと思いました。

その後、店主さんが路地裏まで案内してくださいましたが、大阪の路地裏の入り口は『屋根付き』となっているのが特徴とのことでした。まるでトンネルのよう。

このトンネルをくぐると、なんと中庭があり、開放的な空間が広がっていて、気候のよいときに、ここでお友達とおしゃべりしながら、お酒を飲みたいなーと思ってしまうほど、居心地のいい空間でした。

▲路地を抜けるとこんなに広い空間が!!驚きです

また、別の路地裏には、古民家を改装した民泊のホテルや猫カフェ、犬カフェ、海外コミックカフェなどがあり、谷六は奥が深いことを実感。

さて、ポタリングスタート

外国人に人気の一心寺

谷六から天王寺公園の手前にある一心寺まで自転車で10分ちょっとで到着。

一心寺は、大阪市天王寺区にある浄土宗の寺院なのですが、その入り口には海外の彫刻とおぼしき、青銅像が鎮座しており、何も知らないでいったら美術館かなと思うようなつくりで、外国人観光客に人気の観光スポットになっているそうです。

▲仁王門(山門)には、この距離からでも分かるほどの大きな像が
▲とても立派な仁王像!!

天王寺公園

天王寺公園は、天王寺駅の目の前にあり、芝生広場や動物園、大阪市立美術館があるなど、市民の憩いの場になっています。

特に芝生広場は広々していて、カフェなどもあり気持ち良い空間ですが、土日は混雑しているため、人が少ない茶臼山方向へ。押し歩きをしていれば公園内に自転車で入ることができます。

▲池の向こうが茶臼山 公園内には日本庭園もあります

日常の中で見かけない大きな鳥を発見。近寄っても動じなかったので通天閣をバックに撮影をしていましたが、途中で通天閣を鳥が襲っている様なトリック写真を思い付き何度かチャレンジしたのですが、人が増えてきて、撮り終える前に飛び立っていってしまいました。

もっと早く気づいていれば面白い写真が撮れたのに。。ざんねんです

▲通天閣をバックに動じない貫禄を示している大きな鳥

天王寺公園も満喫できたので次のポイントへ。

四天王寺の骨董市

天王寺公園から自転車で5~6分程度で四天王寺に到着。

593年に建立された四天王寺は観音巡礼の一つとなる新西国三十三箇所の第1番札所となる由緒正しいお寺さんですが、訪れるたびになにかしらの市が立っているとても庶民的で活気のあるお寺さんです。

今回は、骨董市が開催されていましたが、掘り出し物が見つかるかも!蚤の市が好きな人にはおすすめです。

▲後光がかった写真に。。笑!四天王寺はいつもにぎわってます
▲和も洋もそれぞれ店先に並んでいます
▲古着の着物も。見る人が見たら掘り出し物が出てくるんだろうな
▲ほんとに多種多様なものが並んでいました

四天王寺で骨董市をのぞきながら、プラプラと楽しんだ後、小腹がすいてきたので、上本町のカフェに向かうことに。

上本町にある錢屋カフヱーで休憩

四天王寺から上本町の錢屋カフヱーさんまでこちらも自転車で5~6分程度で到着。

▲お店の前で撮影してしまいましたが、裏手に駐輪場があり自転車ユーザーも安心して訪れることができます

お茶をするつもりが、満席で少し待つことになりました。

ですが、待つといっても、錢屋カフヱーさんは、一棟丸ごと銭屋本舗さんとなっており、カフェスペースだけでなく、ギャラリーやワークショップができるスペースやキッチンなどもあり、様々な講座なども受講できるのですが、訪れたときはギャラリーで万年筆のイベント「On the DESK Vol.4 for New Life~日常を楽しむ~」が開催されており覗いてみることに。

▲お店の入り口にはワークショップスペースを活用した料理やヨガなどの講座の案内も!

インク沼の世界へようこそ

世界中の万年筆があるということで、見るだけでなく試し書きもさせてもらったのですが、万年筆は持ち方、書く際の角度など難易度が高く、わたしにはまだ早いと思っていたら、万年筆のインクを入れられる「からっぽぺん」という名前のペンがあるそうで、万年筆らしいインクのムラなどの味わいも残しながら、お手軽という優れものがあるとのこと。

▲世界各国の万年筆
▲万年筆もインクも沢山並べられていますが、お部屋がゴージャス!

いま、SNSを中心に万年筆のインクが人気になっているそうですが、その年の限定色のインクなどもあるそうで、深い深いインク沼にずぶずぶとはまっていいく人が案外多いという話を聞きながら、見て回っていると様々な色があり、試し書きをさせてもらうと、下手な字も味わいと言えなくもない?などと思え、迷いましたが、えいやっとからっぽペンとインクを購入することに。

▲台湾製のからっぽペンと未来(ウェイ・ライ)という緑色のインクを購入(未来はNPOカタリバさんとコラボしてできたインクで、コーポレートカラーであるグリーンを基調に色配合しているとのこと)

お店の方からはインク沼へようこそと言われてしまいました。笑

わたしも深い深いインク沼にはまるのでしょうか?未来はわかりませんが、久びさに手紙を書いてみたくなりました。

▲もちろんわたしが書いたものではありません。プロのアーティストの方が書かれたとか。よい感じの雰囲気が出ていますよね。

まだ少し時間があったので、ギャラリースペースを見せていただきましたが、ギャラリーは、メゾネット式になっていて、隠れ家のようでここでのんびり過ごしてみたいと思う素敵な空間となっていました。

▲まるで隠れ家
▲棚に並んでいる本を読んでもいいそうです

やっと、小休憩

ギャラリーを堪能していたら、カフェスペースのスタッフさんが迎えに来てくれました。

おなかも空いていたので、ガトーショコラと力強さと豊かなコクのある錢屋カフヱー 自家焙煎珈琲のコロンビアを注文。

▲ポタリングで心地よい疲労感のある中で、甘さと苦みがしみわたります
▲カフェスペースも素敵な雰囲気です

おなかも落ち着き、しっかり休憩をとったので、谷六に帰ることに。

谷町6丁目を散策しながら自転車を返却

上本町の錢屋カフヱーから10分かからないくらいで、谷六の空堀商店街の入り口まで到着したので、自転車を返しがてら、また谷六を散策。

▲直木賞の由来となった直木三十五さんの記念館 “芸術は短く貧乏は長し”

自転車を返却し「うえまち貸自転車」店さんに戻ったのですが、店主さんがおらず、少し待ってみましたが、どの程度不在にされているかわからなかったので電話をしたらすぐに出てきてくださいました。ありがとうございます!

▲大満喫のポタリング終了

夕暮れが近づくとメイン通りの空堀商店街はひっそりするのですが、路地裏は食べ物屋さんがオープンしはじめ昼間とはまた違ったぬくもりのある雰囲気で、夜は夜で訪れたくなります。

▲空堀商店街。表通りは18時すぎると閉めるお店が多いですが、路地裏は別
▲かわいらしいお店がちらほらと

まとめ

お気に入りの場所をめぐった大満喫のポタリングでした。どこも自転車で訪れやすい場所なので、自転車旅の参考にしていただければ幸いです。

谷六~天王寺駅まで電車で約10分。徒歩だと片道1時間はかかるので寄り道もあまりできないのですが、今回のように谷六から南へ向かう際、行動範囲を広げてくれる自転車だと、次のポイントまで10分かからずに巡れるので、欲張って、あちこちいくことができ、ポタリングの醍醐味を味わえます。

大阪のなまちなかをポタリングで巡ってみてはいかがでしょうか。

<今回の訪問先>

▼うえまち貸自転車

http://www.uemachi.net/chari.html

▼天王寺公園

https://www.tennoji-park.jp/

▼一心寺

https://www.isshinji.or.jp/

▼四天王寺

https://www.shitennoji.or.jp/

▼錢屋カフヱー

https://zeniyahompo.com/zeniyacafe/

旅のお供にTABIRINアプリ

「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

まちなかのポタリングの際にも便利に活用できるのでおススメです!

▼使い方の説明はコチラ

TABIRINアプリ大幅アップデート!サイクリング情報の検索・計画・記録・共有がもっ...
「TABIRINアプリ」をバージョンアップしました!「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」...

iphoneの方はこちらかダウンロードできます。

androidの方はこちらかダウンロードできます。

執筆者:S.K

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ロングライドの基礎知識 | 準備や持ち物、おすすめのサイクリングコースを解説

ロングライドの基礎知識 | 準備や持ち物、おすすめのサイクリングコースを解説

ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツタイプの自転車を新しく購入した方の中には、長距離のサイクリングに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

初心者がロングライドを始める際には、事前の準備が重要です。

そこで今回は、ロングライドの基礎知識やおすすめのサイクリングコースを紹介します。

ロングライドに適した服装や必要な持ち物についても併せて解説します。

ロングライドとは?

「ロングライド」とは、その名の通り「自転車で長距離走行をすること」です。

距離には明確な規定はなく、50㎞程度をサイクリングすることや、総距離160kmのセンチュリーライドに出場すること、宿泊しながら数日間走行することまで幅広い捉え方があります。

その中でも一般的なのが「ロングライドは100㎞以上の走行」とする見方です。

100㎞以上の距離になると、普段とは一味違う新鮮な景色を楽しんだり、目的地に到達したときの達成感を味わったりすることができます。

初心者がロングライドを始める前の3つの準備

初心者がロングライドを始めるにあたっては、安心・安全のために、以下の3つの準備をすることをおすすめします。

ある程度のプランを立てておく

ロングライドの魅力は、目的や目標など、自分に合った走行計画を立てられることです。

例えば、観光をメインにしたいときには、走行距離を短く設定して観光スポット巡りに時間を割くことができます。

一方、ロングライドは通常のサイクリングとは違い、より多くの体力が必要となります。

そのため走行計画に関しては、時間の配分や走行ルートのプランを事前に立て、コース周辺の情報収集も行うなど、備えや充実度を高めておくことが大切です。

ある程度のプランを立てておくことで、心にゆとりを持った快適なライドができるでしょう。

走行距離を伸ばす練習をしておく

初心者がいきなり100㎞以上の距離を走行することは、怪我の恐れもあり危険です。

そのため、最初は平地に近いルートで50㎞程度から始めるなど、短い距離から練習していきましょう。

長距離走行の練習を積むことで、負担のかかりにくい漕ぎ方や、体力を消耗しにくいペース配分を身につけることができます。

また練習中には、自分に適正なサドルの高さを調整するなど、ロングライドがしやすいように車体の調整も行いましょう。

50kmの走行に慣れてきたら、プラス10㎞、20㎞と、少しずつ走行距離を増やしていくことをおすすめします。

メンテナンスをしておく

安全なライドのためには、自転車のメンテナンスが重要です。

自転車は走行することで強い振動を受けるため、ボルトが緩んだり、タイヤの空気圧が下がってパンクしやすくなったりします。

また、管理方法によっては直射日光や雨風の影響で、錆や劣化が生じることもあります。

そのためロングライドに出かける前には、自転車のメンテナンスをしっかり行うようにしましょう。

以下ではタイヤ、チェーン、ブレーキ、変速機、ペダルにおけるチェックポイントをまとめているので、参考にしてください。

タイヤ ・空気はしっかりと入っているか
・ひび割れは起きていないか
チェーン ・伸びはないか
・グリスやオイルはしっかりと行き届いているか
ブレーキ ・ブレーキがかかりにくくなっていないか
・ブレーキシュー(ホイールを挟んでブレーキをかけるためのパーツ)のゴムの表面は溝がなくなっていないか
変速機 ・変速がスムーズに行えるか
・歪みなどが生じていないか
ペダル ・クルクルと、しっかりとペダルが回るか
・ペダルから異音が聞こえていないか

その他、チェックポイントや具体的なメンテナンスの方法については、以下の記事をご覧ください。

自転車の寿命は何年?買い替えの目安やチェックポイントを確認しよう
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ロングライドに適した服装とは?

ロングライドに適した服装は以下の通りです。

  • 吸水性と速乾性に優れている
  • 伸縮性があり動きやすい
  • 風の抵抗が小さい
  • クッションパッド付きのズボン

ロングライドはハードなアクティビティのため、想像以上に汗をかきます。

走行時に汗の影響で体温が下がりすぎないようにするため、速乾性の高い生地の服装を選びましょう。

また、服装が自転車走行の妨げとならないよう、動きやすいストレッチ素材のウェアや、風の抵抗を受けにくいタイトな服装がおすすめです。夏場は紫外線カットや通気性に優れた高機能素材の服装などもおすすめします。

さらに、クッションパッド付きのズボンを着用すると、ロングライドでは避けられないお尻の痛みを軽減できるでしょう。

ロングライドで、あると便利な持ち物

ここでは、ロングライドの際にあると便利な持ち物を紹介します。

サイクリングボトル

サイクリング中の水分補給は必須です。

ペットボトルで水分を補給する場合は、キャップを開けるために一度走行を停止する必要がありますが、サイクリングボトルがあれば、ワンタッチで素早く給水できます。

携帯工具(携帯用ポンプパンク修理キット)

自転車旅では、様々なトラブルが起こる可能性もあります。

ロングライド中は慣れない土地を走行することもあり、特にパンクの恐れも高まります。

パンクは自分で修理が可能のため、落ち着いて対処できるように、以下の携帯工具を用意しておきましょう。

  • 携帯用ポンプ
  • パンク修理キット
  • 予備タイヤチューブ

グローブ

クロスバイクやロードバイクの多くは、前傾姿勢が基本です。

ロングライド中は、地面からの衝撃や振動を常に受けるため、シティサイクル以上にグリップを握る手には衝撃がかかり、上半身にも負担が蓄積していきます。

そこで、自転車グローブを装着することによって、手に伝わる衝撃を和らげ、疲れにくくすることができます。

特にロングライドの際には、厚みのあるクッションパッドが入ったサイクリンググローブがおすすめです。

バッグ

上記でご紹介した修理キットなどのグッズやアイテムはバッグに収納します。

中でもサイクリングリュックと呼ばれるリュックサックは、ボトル専用の収納スペースがあるなど、走行中、よりスムーズに水分補給ができるようにデザインされているものもあります。

一方、自転車に取り付けられるサドルバッグやサイドバッグなどは、背負う必要がないため、走行時の体への負担を軽減できるほか、体とバッグが接する面に汗がたまることも防げます。

ただし車体が重くなり、バランスが取りづらくなることもあるため、自身の使いやすさを考慮して選ぶようにしましょう。

ロングライドにおすすめのサイクリングコース

ここからは、ロングライドにおすすめのサイクリングコースを紹介します。

距離も記載しているので、自分のレベルに合ったコースを探してみてください。

つくば霞ヶ浦りんりんロード

 

つくば霞ヶ浦りんりんロードは、土浦市街からスタートして筑波山や霞ケ浦をめぐる全長約180㎞のサイクリングロードです。

高低差がほとんどないため、初心者でもロングライドを楽しむことができます。

デジタルスタンプラリーなどのイベントや、サイクリストに優しい宿泊施設や休憩スポットも充実しています。

総距離 約180km
サイクリングマップ・コース つくば霞ヶ浦りんりんロード ※外部リンク

瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード

瀬戸内しまなみ海道サイクリングロードは、広島県尾道市から愛媛県今治市までの全長約70㎞のサイクリングコースです。

瀬戸内海の島々をつなぐ橋を渡って、本州から四国までを走行します。

新鮮な魚介類などのグルメが満載なのも魅力の一つです。

総距離  72km
サイクリングマップ・コース 瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード(TABIRIN収録)

守山~近江八幡~彦根ルート

滋賀県守山市から彦根市を結び、湖岸道路を走行する約98㎞のコースです。

コース中には安土城跡や彦根城など、歴史を感じられるスポットのほかにも、バームクーヘンが有名なラ・コリーナ近江八幡やクラブハリエがあります。

ロングライドに慣れてきたら走行距離を伸ばして、琵琶湖を一周する通称「ビワイチ」に挑戦してみるのもおすすめです。

総距離 97.9km
サイクリングマップ・コース 守山~近江八幡~彦根ルート(TABIRIN収録)

準備を整えてロングライドに出かけよう

初心者がロングライドを始めるときには、事前の準備が重要です。

あらかじめ走行するコースやペース配分などのプランを決めておくこと、練習の段階で走行距離を徐々に伸ばしてロングライドに慣れておくこと、自転車のメンテナンスを欠かさずに行うことが必要です。

持ち物や服装を含めて準備を万全に整えることで、当日に心のゆとりが生まれ、よりロングライドを楽しむことができるでしょう。

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「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

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執筆者:TABIRIN事務局f

 

【東京都】世田谷線沿線を自転車で散策 /ディスカバー東京:世田谷区編

【東京都】世田谷線沿線を自転車で散策 /ディスカバー東京:世田谷区編

東京都の南西部に位置する「世田谷区」は、23区内で人口が一番多く、面積は大田区に次いで2番の広さ。
二子玉川・三軒茶屋・下北沢などが知られていますが、区の面積の9割以上は閑静な住宅地区です。
世田谷区の下高井戸から三軒茶屋の住宅地の中を走る「東急世田谷線」。その沿線を自転車で散策してきました。

「千歳烏山駅」からスタートの「下高井戸駅」へ

京王線「千歳烏山駅」からサイクリングをスタート。

旧甲州街道から甲州街道を走り東へ4km「下高井戸駅」へ。

下高井戸駅は、世田谷区にある京王電鉄の停車駅であり、東急電鉄世田谷線の終点駅。
ここから起点駅の「三軒茶屋駅」を目指し、世田谷沿線を散策します。

東急世田谷線とは


1925年(大正14年)1月に開業した世田谷線は、三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ5kmの鉄道。路面電車のような趣ですが、道路上を走行する併用軌道はありません。
東急電鉄の鉄道各線とは別建ての運賃制度で、全区間均一の大人150円・小児80円、ICカード利用の場合は大人147円・小児73円(2022年6月現在)です。

下高井戸駅~山下駅

世田谷線沿いの道を走り始めると電車と並走できます。

500mほど走れば線路の緑が鮮やかな風景。

次の電車が来る時間を調べていると遮断機の音が聞こえてきます。
日曜の日中は1時間に6本(6分に1本の間隔で)運行されていました。
都心とは思えない風景と空気を感じながら、しばらく写真撮り。

「松原駅」を越えて「山下駅」へ向かいます。

「山下駅」は小田急「豪徳寺駅」との乗換駅です。

豪徳寺駅前には、招き猫発祥の地といわれる豪徳寺にちなんで「大きな招き猫」。
そういえば電車にも「招き猫」が描かれていました。

「豪徳寺」と「梟焙煎研究所」

豪徳寺駅から商店街を抜けて600mほどで「豪徳寺」。
厳かな趣の「山門」で写真撮り。

そして線路沿いにある「梟(ふくろう)焙煎研究所」が気になり立ち寄ることに。

お店の名前は「シュエット トレファクチュール ラボラトワール(Chouette torréfacteur laboratoire)」。
低温焙煎にこだわったコーヒーと、濃厚プリンで、カフェタイム。

古い車両が展示「宮の坂駅」

500mほど走れば「宮の坂駅」。ここには古い車両が展示されています。

江ノ電601号と呼ばれるこの車両は、1925年(大正14年)に製造され1969年(昭和44年)までは玉川線、世田谷線を走り、その後江ノ電にて1990年(平成2年)まで活躍しました。
65年間走り続けた車両は、宮の坂駅ホームの横に保存されています。

世田谷代官屋敷

宮の坂駅から700,mで上町駅。そこから350mで「世田谷代官屋敷」。

世田谷代官屋敷は、彦根藩世田谷領の代官を世襲した大場家の役宅で、大場代官屋敷とも呼ばれています。
大名領の代官屋敷としては都内唯一の存在で、1952年(昭和27年)11月、「都史跡」に指定されました。

松陰神社

世田谷代官屋敷から約1.2km、松陰神社は幕末の教育者であり思想家「吉田松陰」を祀った神社。ここ東京都世田谷区と、山口県萩市にもあります。

奥には山口県の松下村塾を模した建物もあります。

三軒茶屋駅

「若林駅」から環七を越えて「西太子堂駅」を過ぎれば、お店が増えてきます。
そして「三軒茶屋駅」へ到着。

東急世田谷線に直結している「キャロットタワー」は、1996年に完成した商業・ホール・オフィスからなる複合ビル。東急田園都市線「三軒茶屋駅」にも地下通路で接続されています。

駅前には、世田谷区の観光案内所もあります。

バレアリック飲食店

再び世田谷線沿線を走り「梟焙煎研究所」近くまで戻って、線路沿いのレストラン「バレアリック」でランチタイム。

店内は80年代の音楽がながれ、懐かしい雰囲気のリゾート感。
冷たいドリンクと美味しいパスタランチを堪能。

ランチのあとは、再び甲州街道を走り「千歳烏山駅」に到着。21kmのサイクリング終了です。

コース紹介


△オレンジ線は「世田谷線」

▼東急電鉄世田谷線
https://www.tokyu.co.jp/railway/station/sg.html

▼豪徳寺
https://gotokuji.jp

▼松陰神社
https://www.shoinjinja.org/

▼バレアリック
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131709/13181658/

詳細は以下でもご覧いただけます。

千歳烏山~東急世田谷線沿線めぐり21kmコース

まとめ

私自身思い出のある世田谷線。「三軒茶屋駅」や「若林駅」周辺は約30年前とはかなり町の雰囲気は変わっていましたが、昔ながらの建物も残っていて懐かしく思えました。
ずっと変わらないもの、どんどん変わっていくものが交差する町の中を走る「世田谷線」。
その周りをのんびり自転車での散策は、懐かしさと発見、そして東京都とは思えないゆっくりとした時間が流れていました。
ぜひ自転車で、懐かしい場所をのんびり「散策」してみてください。

協力:東京サンエス株式会社

東京サンエス株式会社 | オリジナル企画販売および自転車総合卸

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

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【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。
一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。
50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」とは

2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。

一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。

2022年現在、主な航路はフェリーさんふらわあが「大阪・別府間」「神戸・大分間」「大阪・志布志間」、商船三井フェリーが「大洗・苫小牧間」です。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が予定されています。

「フェリーさんふらわあ」の詳しくは下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...

「さんふらわあ ごーるど」の船旅

大分航路の発着点は、神戸六甲アイランドの北東部にある「フェリーさんふらわあ神戸港のりば」。船は「さんふらわあ ごーるど」です。



取材日19:00出航のフェリーには、60分前の18:00に乗船。自転車はクルマやオートバイと同じく係員の誘導によって乗船します。
乗船すれば、すぐにレストランと大浴場が利用できました。

海を眺める船上レストラン

窓から海を眺めることができる、船上レストランは夕食・朝食は共にバイキングスタイル。

新鮮な野菜や果物、シェフ手作りの「四季のお手製料理」やご当地グルメが並んでいます。

人気の「さんふらわあカレー」も楽しめます。

展望大浴場

船上で贅沢な入浴が楽しめる「展望大浴場」も、乗船すれば利用可能です。
広い浴槽からは海を眺めることができ、旅や仕事の疲れを癒してくれます。

入浴時間は乗船時から21:30と、翌朝5:00から。シャワールームは乗船時間内いつでも利用できます。

パブリックスペース

船内プロムナードにはソファがあり、大きな窓から瀬戸内海の景色を楽しめます。プロムナードから上階へと続く階段は、まさに「海上のホテル」を思わせる豪華さです。

プロムナードには、ショップやゲームコーナーもあり、乗船者それぞれの過ごし方ができます。

船内では、就航ルートだけでなくその日の日没・日の出時間、各所の通過時間なども知らせてくれています。

ちなみに、船内は医療機関レベルの空気清浄度を保つ取り組みを行っています。

客室

客室は「デラックス」「スタンダード」「プライベートベッド」「ツーリスト」など各種。
私たちが利用したのは「スタンダード(4人部屋)」。
二段ベッド・洗面台・デジタル放送受信テレビが備わった部屋には、ハンガー・歯ブラシ・タオル・スリッパ・大人用ナイトウェア・救命胴衣も用意されています。

展望デッキ

出航の15分前は「銅鑼の音」で知らせてくれます。



展望デッキへ出れば、神戸の山々に沈む美しい夕陽が見送ってくれます。
19:00ちょうど、ゆっくりと港を離れ、これから時速約40km、約12時間の船旅の始まりです。

神戸の港を出航し約1時間(20:00ごろ)、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐる絶景ポイント。


その後はレストランで食事。

そして大浴場で入浴の後、いつもより早く就寝です。

夜明けと朝食

朝5:00起床、そしてデッキへと出れば、船の後方に美しい朝日が昇ってきます。


レストランで朝食をとり、準備をすれば西大分港が近づいてきます。
6:20 西大分港フェリーターミナル到着。

早朝の港から、早速サイクリングスタート。

こうざき海水浴場

西大分港フェリーターミナルから県道を西へ20km一気に走ると「こうざき海水浴場」。

美しいここの海にはウミガメが産卵に来るそうです。屋根付きのBBQガーデンもあり、設備が整っていて人気がある海水浴場です。

さがのせきサイクリングロード

こうざき海水浴から南へ約1km、佐賀関鉄道の廃線跡を利用した佐賀関の海岸沿いの道「さがのせきサイクリングロード」の起点です。

途中の「道の駅 さがのせき」で一休み、と思いましたがまだ開店前なので、綺麗な海だけ堪能。

1963年(昭和38年)まで運行されていた軽便鉄道の廃線敷をたどる平坦なルートは、当時のままのトンネルや橋を通ることができます。

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
https://tabi-rin.com/archives/course/39617

佐賀関(さがのせき)

佐賀関港フェリーターミナル手前が、「さがのせきサイクリングロード」の終点。

佐賀関は大分市の東端に位置し、半島部は豊予海峡を経て愛媛県佐田岬半島と相対します。
歴史は古く、神武天皇が東征の際に立ち寄ったという伝説もあります。また、昔から九州と四国、瀬戸内地域・近隣との交流が盛んで海上交通の要所でした。
佐賀関港と四国・佐田岬の三崎港の間には、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号線を海上でつなぐ「国道九四フェリー」が就航しています。

フェリー「涼かぜ」をイメージした、ブルーとイエローで彩ったソフトクリームで一休み。原材料には大分県産のかぼすが使用されています。

黒ケ浜

佐賀関港から、10%を超える坂道を走り佐賀関循環道を走り、黒ケ浜を目指します。
半島先端から坂を下り始めると関崎展望台。

坂を下りきれば、日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている「黒ケ浜」。

蛇紋岩と呼ばれる黒い石のために、海岸が黒く見える「黒ヶ浜」の2km先には、対照的な白砂の海岸である「白ヶ浜」があります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国的にも珍しく古くから景勝地として知られています。

海沿いを少し走れば、ここ数年この「黒ケ浜」が注目されることになったこの風景。

海へと続く(船を下ろす)線路が、「千と千尋の神隠し」のワンシーンに様だとSNSで話題になりました。
その先の「白ケ浜」を見下ろしながら再び佐賀関港方面へ。

佐賀関でイタリアン

佐賀関の古き街並みはこの地の特産物にちなんで「関あじ関さば通り」と呼ばれています。

関あじ関さばも気になるところですが、ここで人気のイタリアンレストランでランチタイム。

ピザ、パスタをシェアするセット(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)を注文。

穏やかな港を見ながら、美味しいイタリア料理で、素敵なひと時を過ごしました。

佐賀関から大分県庁・府内城へ

佐賀関から再びサイクリングロードを走りぬけたところで、大分で1泊する相棒と別れ、一人で大分県庁方面へ。

「大分県庁」から府内城とも呼ばれる「大分城址公園」周辺にある『まちなか芸術発見ルート』を少し走ります。
このルートは多くの銅像や建造物があることから、その名が付いています。

▼まちなか芸術発見ルート
https://tabi-rin.com/archives/course/39583

西大分港

朝6:30にスタートし、約72kmのサイクリングで西大分港へ戻ると、時間はまだ15:00。
19:15発のフェリーさんふらわへの乗船時間は18:15。3時間ほど、ここでのんびり過ごすことに。
まずは「ミントカフェ」で、シフォンケーキとコーヒー。

カフェタイムの後は、美しい港の風景をバックにフォトセッション。



18:00前にターミナルで手続きを済ませて、18:15乗船。

夕陽に送られ朝日に出迎えられる極上の船旅


往路と同時に、15分前の銅鑼の後、ゆっくりと港を離れるフェリーさんふらわあ。
夕食、入浴、早い就寝を経て5:00起床。
ちょうど前方には明石海峡大橋と昇る朝日が出迎えてくれます。

季節や天候に恵まれ、行きも帰りも、夕陽に見送られ、朝日に出迎えてもらえた「極上の船旅」は、6:35 神戸港に到着し終了です。

動画レポート

コース紹介

距離: 72.8 km 獲得標高(登り): 319 m

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

▼まちなか芸術発見ルート

まちなか芸術発見ルート

まとめ

何十年ぶりにフェリーに乗って感じたのは、まさに「船上のホテル」。移動手段としての船ではなく、楽しさと快適さ、そして贅沢さを実感しました。
夜は早く寝て、朝早く起きて、そして港に着いたら即サイクリングを始めることができるうえ、現地0泊は「とにかく身軽」です。

佐賀関サイクリングは、比較的平坦なコースでありながら、佐賀関ではしっかり登り坂もあり、海がきれいなことに驚きました。
電車輪行で行くにはかなり遠い、関西から九州への旅も「フェリーさんふらわあ」を使えば快適ですし、しっかり一日中楽しめます。
大阪南港からは「別府(大分県)」と「志布志(鹿児島県)」の航路もあるので、色々な「自転車×船旅」を楽しんでみてください。


出航の時にデッキに出れば、スタッフの方々が見送ってくれるこのシーン。「船旅」ならではの素敵なひと時でした。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

 

 

 

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

「船旅×自転車」を楽しめるフェリー。50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用し、神戸港から大分港へ向かい「佐賀関70kmサイクリング」を楽しみ、別府で1泊して「湯布院~やまなみハイウェイ」を回る100kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」と「佐賀関70kmサイクリング」

まず下記の「フェリーさんふらわあ」の乗船レポートと、「佐賀関70kmサイクリング」をご覧ください。

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサ...
「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。50周年を迎えた、太陽のマークでお...

「フェリーさんふらわあ」の詳細は下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...


△大阪~別府就航「さんふらわあ こばると」

大分から別府へ

佐賀関から別府市内へは、一人で走行。
道中の国道10号沿いには、自転車歩行者道が整備されていて快適・安全に走行できます。

途中の田ノ浦ビーチでひと休み。家族連れやカップルの姿がチラホラ。
ここは、なんと「恋人の聖地」なんです。

さらに進むと、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」を通り過ぎます。家族連れでサイクリングしながら訪ねてみるのもいいですね。

別府市内

しばらく走ると、別府市内に到着。
別府市内には、有名な竹瓦温泉があります。明治12年創業時は「竹」屋根葺きだった建物を昭和13年に改築するときに「瓦」葺きにしたことから「竹瓦」という名称になり、正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われています。

市内中心部から丘を登っていくと、もうすぐ鉄輪温泉です。道中にはこんな趣のある道もあります。

鉄輪温泉で1泊

宿泊は「やすらぎの宿/由布」。

4つの内湯があり、自由に入ることができます。
美味しい食事と4つの内湯(温泉)を堪能しました。

別府から湯布院へ

落ち着きのある静かな宿で熟睡した翌朝は、すっきりした目覚め。
宿の前にある「いでゆ坂」を出発します。別府は坂の町なので、初心者の方はアシスト付き自転車をお勧めします。

やまなみハイウェイ

別府から湯布院へ「やまなみハイウェイ」を走ります。なかなかの斜度ですので、坂に自信のない方はご注意ください。

森林の中を1時間ほど登れば、突然視界が広がり、由布岳が現れます。

湯布院の町を見下ろしながら、快適に下り坂を走行します。スピードの出し過ぎには要注意。

湯布院の町を通過し、さらに「やまなみハイウェイ」を走ります。
途中、道の駅「ゆふいん」で小休止。

森のような景色の「やまなみハイウェイ」をひたすら走れば、時々眺望良好な場所があるのでしばし休憩。


途中、吊り橋で有名な、九重“夢”大吊橋で小休止。

「九重“夢”大吊橋(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)」は2004年(平成16年)5月から本体の着工に入り、2年半の工事期間を経て、006年(平成18年)10月30日に落成式を迎え開業しました。
「九重“夢”大吊橋」という名称は、一般応募により5,890点の中から選ばれて命名されたとのことです。

湯布院でランチ

湯布院へ戻り少し町を探索します。
風情があって、1日かけてポタリングするのも良さそうです。いつかまたゆっくり訪ねたいと思います。

湯布院のシンボルでもある金鱗湖に面したベーカリーカフェ「CAFE LA RUCHE (カフェラリューシュ)」で遅めのランチ。

「フェリーさんふらわあ」別府~大阪航路

再び別府市に戻り、別府港「大阪ゆき フェリーさんふらわあのりば」へ。
ここから「さんふらわあこばると」に乗船します。

18:45分に出航し、翌朝6:35には大阪南港に到着します。
行きと同様に、食事の後は大浴場で今日の疲れを癒し、早い就寝。
翌朝、神戸を通過する際の朝日は、この旅をさらに思い出深いものにしてくれました。

コース紹介


距離:104km 獲得標高:2070m

▼やすらぎの宿 由布
https://www.y-yufu.jp/

▼道の駅 ゆふいん
https://www.michinoekiyufuin.com/

▼CAFE LA RUCHE
https://cafelaruche.jp/

まとめ

「フェリーさんふらわあ」の旅は、移動時間と宿泊が兼ねられるので、非常に便利で快適です。

時間に限りのある人は、現地0泊でも楽しめますが、せっかくの大分県への旅なので別府で1泊。という方には、湯布院をめぐるコースはお薦めです。
距離も坂もしっかりと走りごたえがあり、雄大な景色も楽しめます。
距離100km、獲得標高2000mを超えるサイクリングは、出航時間までに戻れるかドキドキ感もありますが、船内ではその達成感に、ゆっくりと浸ることができます。

神戸港~西大分港、別府港~大阪南港と、行きと帰りの航路を変えれば、走るコースの幅も広がるので、色々なプランを立てて、「船旅×自転車」を楽しんでください。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が、大阪南港~別府港に予定されています。

執筆:KUNO(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

日本でも地域ごとに、地元のサイクリストたちが脚自慢をするヒルクライムスポットがあるように、オーストラリアにも「ここで登るならこの山・峠!」というスポットが数多くあります。
ブリスベン屈指のヒルクライムスポットはMt. クーサ。多くのローカルサイクリストが一度は登ったことのある山です。

登れば、オージーのサイクリストにも一目置かれるかも?
ヒルクライム+ランチを含む約15kmのサイクリング、早速行ってみましょう。

Mt.クーサとはどんな山?

Mt.クーサはブリスベンの街の中心地から約6kmほど西側にある、標高287mの山です。

「クーサ」の語源はアボリジニの種族から来ています。昔、この地で暮らしていたアボリジニのターバル族が、ミツバチからハチミツを採取するためにこの山を訪れていたそう。ターバル族の言語でハチミツが “ku-ta” と呼ばれていたことが Mt.クーサの由来となりました。

Mt. クーサへの登頂方法は自家用車、バス、ハイキング、自転車が主。観光スポットとしての人気も高く、市バスも通っているので個人観光でのアクセスも便利です。
日本からの団体バスツアーや修学旅行生などもよく見かけます。

車道とは別に、ハイカー向けには遊歩道が整備されているので、小さい子連れの家族から中高年の方まで、ハイキングコースとしても人気です。マウンテンバイク向けの専用道も整備されています。

ロードバイク乗りのサイクリストにとっては、市の中心部からのアクセスの良さと1周10km強の手頃さから、Strava(ストラバ)上でセグメントの順位や自己ベストを競うブリスベン屈指のヒルクライムスポット。
自転車ルートは車道と同じですが、部分ごとにバイクレーンが敷かれています。

ブリスベンの市街をめぐるライドイベントでも、Mt.クーサはヒルクライムのタイムトライアル区間として設定されています。

ふもとのプラネタリウム館を目印にスタート

クーサのふもとは大きな駐車場エリアとなっており、ビジターセンター、図書館、アートギャラリー、サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム(市のプラネタリウム施設)などが隣接しています。
車でアクセスする場合は、ここの駐車場(無料)に停めるのが便利です。

スタート地点は駐車場を出たらすぐ目の前は坂。ここからが「クーサチャレンジ」のスタートです。

定番は北回りコース

「表ヤビツ」「裏ヤビツ」のように、峠や山はどの方向から登るかそれぞれの楽しみがありますよね。クーサもやはり「どの口から攻めるか」がブリスベンのサイクリストたちの楽しみ。
定番は約8kmの北回りで頂上の展望台をゴールに定め、下山は約2.6kmの南回りで戻ります。スタートして最初に現れるのはマウント・クート=ター・ロードの斜度6.2%、200mほどの坂。
最初からインパクトの大きい坂に「うぅっ…」となりますが、まだまだ入り口。

実際、過去にはこれを市営のシティサイクル(レンタルバイク)で登ったオージーのツワモノも…。

▼北回りコースでは200mの途中にある分岐を右側のツーリスト・ドライブ7方向に進みます。

最初の難所を越えてほっと一息。ここでいったんバイクレーンは切れて車道と一緒になるので気をつけながら走りましょう。

少し下ったところに小さな公園エリアがあります。公衆トイレもあるので小休憩に便利です。

▼休憩スポットの入り口には森林火災(bushfire)の注意看板も。

ところで、オーストラリアの公園に必ずと言っていいほどあるのがバーベキュー台。

オーストラリア人にとってバーベキューは日常茶飯事で、週末は市内・郊外問わず各所の公園で食材を持ち込みバーベキューを楽しむオージーたちの姿が見られます。

▼手前がバーベキュー台、奥が公衆トイレ

オーストラリアならではの看板や森を楽しみながら登る

公園を過ぎ、適度なアップダウンを繰り返しながら道なりにしばらく進むと、再び坂の入り口に。
ここから2.2kmは平均勾配9.0%の坂道が続く “Mt.Coot-tha Back” と呼ばれる区間になり、ふんばりどころです。

▼野生動物保護、コアラやカンガルー飛び出し注意の看板はオーストラリア各地でよく見かけます。


▼ハイカー、自転車、それから馬に注意!?

▼急な下り坂で先が見えないため、注意を促すCREST(頂上)の看板

誰が書いたのかは定かではありませんが、要所要所にキロポストが路面に書かれているので、ペース配分の目安にもなります。

▼1000m地点を表す路面の書き込み

2.2kmのセグメントを走り切り、ゴールの展望台に近づくにつれて、木々の間から空高くそびえる鉄塔が目に入ってきます。

Mt.クーサはブリスベンの主要なTV局・ラジオ局の電波基地にもなっており、各社の電波塔やパラボナアンテナが次々と現れます。

▼青空にそびえ立つ電波塔は迫力があります。

アップダウンを繰り返しながら平均勾配8〜9%の坂を黙々と漕ぎ進めていきましょう。

展望台手前の駐車場〜ラウンドアバウト(ロータリー)に差し掛かったらゴールはもうすぐ。
ラスト600m、平均勾配8.6%をふんばって、頂上へと向かいます。

ラウンドアバウトは車・自転車問わず中にいる人が優先。
注意して反時計周りで右折しましょう。

展望台から絶景を眺めながらコーヒーブレイク

ゴールの展望台に到着です。
展望台にはサイクルラックも昔から常設されており、サイクリストが日常的にどれだけ多いかを物語っています。

なお、市バスも展望台まで通っているので、自転車ではちょっと…という方は、公共交通機関でのアクセスも可能です。

展望台からはブリスベンの街中をゆったりと蛇行するブリスベン川の様子はもちろん、晴れていれば遠くにモートン湾まで見渡すことができます。

また、Mt.クーサ展望台は夕焼け、夜景スポットとしても人気です。
ぜひ昼間は自転車で、夜はドライブで訪れてみるのもよいですね。

展望台エリアにはカフェとレストランがあり、テラス席では雄大な景色を眺めながらコーヒーや食事を楽しめます。

▼この日は温かいカフェモカとフラットホワイトでほっと一息。

ダウンヒルの後はレガッタ・ホテルでステーキランチ

カフェで一息ついたら下山です。展望台からは南回りコースで下ること約2.6km。

オーストラリアでは車だけでなく自転車もスピード違反の取締対象なので、スピードの出しすぎに注意しながら安全に下りましょう。

下りきったら、プラネタリウムのある駐車場〜ボタニックガーデンを素通りし、車道の上にかかる自転車・歩行者専用の歩道橋を渡ってリバーサイドへと向かいます。

▼オーストラリアの多くの歩道橋はスロープ・屋根付きで、個性的なデザインのものが多いです。

目的地は約2.5km先、ブリスベン川沿いにあるレガッタ・ホテルです。

レガッタ・ホテルは1874年創立の老舗レストラン。レストラン、カフェ、ファンクションルーム、バー、ポーキー(日本のスロットのようなもの)を備えた建物になっています。

▼白いクラシカルな外装が印象的です。

▼道路を挟んだホテルの向かい側には、ブリスベン川沿いにサイクリング道が整備されています。

ちなみに、オーストラリアでは「ホテル」と言っても、必ずしも宿泊施設を備えているわけではなく、お酒を提供するレストランに「ホテル」と名の付いているところが多くあります。

レガッタ・ホテルの内装にはブリスベン川でもよく見られるレガッタのオールが随所にあしらわれています。

▼テラス席のカフェスペースにはバイクラックもあるので、安心して食事を楽しむことができます。

▼愛犬の散歩途中に立ち寄るお客さんも多いようです。

▼テラス席そばには、世界各都市で展開拡大中の電動シェアスクーター “Beam” も停めてありました。

この日はテラス席でステーキサンドイッチを注文。
バゲットに肉厚の Wagyuステーキが挟まれ、ジューシーで食べごたえのある豪華なサンドイッチを堪能しました。

オーストラリアのレストランではよく ”Wagyu” の文字を見かけますが、これは日本から輸入した「和牛」というわけではなく、日本の「和牛」の血を引くオーストラリア産の牛のこと。

オーストラリア国内ではアンガス牛、ヘレフォード牛など複数の品種が育てられていますが、中でも Wagyu は風味があり味わいがよく、脂と赤身のバランスがよいブランド牛として人気です。ライド後のご褒美、エネルギーチャージにもぴったりの Wagyu、ぜひオーストラリアに来たら一度ご賞味ください。

▼ボリューム満点でジューシーな Wagyu のステーキサンドイッチ。

あわせて立ち寄りたいMt.クーサの観光スポット

Mt.クーサの魅力は展望台だけではありません。庭園やプラネタリウムなど子供から大人まで楽しめる文化施設も盛りだくさん。時間があればぜひ合わせて訪れてほしいスポットを2つ紹介します。

①ブリスベン・ボタニック・ガーデンズ  Mt.クーサ

1976年に開園したブリスベン市営の庭園で、入場料は無料です。56ヘクタールの広大な敷地には、珍しい亜熱帯植物を育てるドーム型温室や日本庭園などがあり、さまざまな植物を見ることができます。

庭園内には大きな池もあり、ピクニックやウェディングフォトの撮影スポットとしても人気です。庭園というより大きな公園と言った方がしっくり来るかもしれません。

▼池の周りでは野生のカルガモやオセアニア・ウォーター・ドラゴンも観察できます。

②サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム

1978年に開館したブリスベン市営のプラネタリウムです。
人類の宇宙探索の歴史などさまざまな展示もあり、家族連れでにぎわうスポットです。

わざわざオーストラリアまで来てプラネタリウム?と思うかもしれません。ですが、南半球ならではのSouthern Cross(南十字星)や、Milkey Way (天の川)の解説を聞くと、北半球とは違った夜空の見え方がわかり、オーストラリアの星空の魅力に気づくことができますよ。

※プラネタリウム鑑賞は大人10〜12AUDドル 子供6〜8AUDドル(3〜14才)(※料金はプログラム内容により異なります)。

コース紹介

まとめ

サイクリングやトレッキングといったアクティブな運動から、ピクニックやバーベキューなどリラックスした食事まで、アウトドアをして過ごすことが多いのがオーストラリアの週末のスタイルです。

ブリスベン川沿いのサイクリングコースで主要観光スポットを回ったら、次はMt.クーサに登り街を見渡してみてください。
達成感と共に景色が目に焼き付き、忘れられない旅の思い出がまた一つ増えることでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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