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記事タグ: サイクリング種類(使用なし)

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。

サルタはアルゼンチンの最北端に位置し首都ブエノスアイレスから1500kmあり、車で18時間、飛行機で2時間の距離にあります。

サルタからカリルの農場へ移動し、カチへ出発します。カチルート始まりの町カリル〜インカの遺跡が残るカチまでの距離は約120km 。

最大の難関が最高到達地点が3457mのクエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)でほぼ富士山の標高の峠まで、出発地のカリルの標高が約1200mなので標高を約2300m上げることになります。そのうち、未舗装の砂利道を標高で1000m以上登るハードな自転車旅です。

カチまで、2日間の旅程で、2日間ほどカチに滞在し、またカリルへ戻ってくる予定です。

本日は旅の二日目のマライからクエスタ・デル・オビスポの自転車での旅の様子をレポートしますが、標高が上がるに従い、表情を変えるアンデス山脈の素晴らしい景色をお伝えします!

▲青色が前日の走行ルート、紫色が今日の走行予定です。

青ポイントG が現在地:マライ

赤のポイントが見所:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)と、パヨガスタ

1日目の旅の様子

体調不良のため、カリルで2日間休養の後、

2021 年8月25日にカリルの町(A地点)を出発。

自転車の不具合があったものの、旅を進めます。

景色の綺麗なエスコイぺ渓谷(C地点から)を抜け、標高2300mのMaray(G地点) の集落に到着。

農場の優しい家族に助けてもらい、極寒の中、農場の敷地内で、キャンプをさせてもらいました。

氷点下でのキャンプ。マイナス10度以下になる可能性もあり、凍える中、テントで眠りにつきます。

果たして次の朝、無事目覚めるのでしょうか。

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【1日目...
 こんにちは、HIROです。パンデミックの外出規制も緩まってきている、アルゼンチンです。今回は、僕の住んでいた、サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。サルタは、...

▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

Maray にて起床

2021 年8月26日

昨夜は持っていた服を全て着て寝ましたが、地面からの冷気が強すぎて、何度か起きてしまいました。

足元も冷え、靴下を履いて寝ましたが、夜中に、もう一足靴下プラス。

テントの出入り口のジッパーが壊れているので、完全に閉まりません。そのため、入り口側に向けていた足がとても冷えました。

スリーピングマットも壊れているで地面からの冷気を防ぎきれませんでした。

そこまで厳しい環境でなければ、そんなには気になりませんが、氷点下でのエクストリームキャンピングでは、道具の品質がかなり重要になってきます。

そんなこんなで、6:30 起床。

外はとんでも無く寒いです。まだまだ暗いので、ゆっくり準備を始めます。

歯を磨こうとしましたが、水道は凍って、水が出ません。

ペットボトルの半分凍った水を使って歯を磨きます。

しかし、一旦ボトルを開けると、蓋に水がつき、その部分が凍ってしまって、蓋が開かなくなってしまいました。

マイナス4度以下で、水は凍るらしいので、マイナス10度以下になっていたかもしれません。

アメリカで、マイナス18度下でキャンプをしたことがありますが、その時は、もしかしたら、目覚めないかもなと覚悟して、眠ったことを思い出しました。

▲水道は凍って使えません。

7:30 片付けは済みましたが、まだとんでもなく寒く、サイクリング用の服に着替えられないので、先に朝ご飯を食べます。

▲ピクニックテーブルを使わせてもらい、アボカドとクラッカーを食べました。
▲明るくなってきました。
▲朝もここからの景色は絶景です。
▲変わらずにそこにある自然。

ようやく着替えをして、昨日は会えなかった、オーナーのマリーさんに挨拶しました。ラムゼイ君の叔母さんです。キャンプさせてくれて、ありがとうございました!

出発

▲8:15ようやく出発。上りが急なので押して進む。朝一、体が温まる前に無理して漕ぐと膝を痛めるので、要注意です。
▲青空の中に、月が佇みます。
▲登っているところで、日も出てきて暑くなったので、ジャンバーを脱ぎ、いよいよ漕ぎ始めます。

クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo) へ突入

▲クエスタ・デル・オビスポ (Cuesta del Obispo) の看板。ここから、この旅の最難関に突入です。崖ギリギリを進む車の絵が描かれています。
▲少し上ったところで、道が砂利道になりカーブも増えて、いよいよ登りです。
▲目前にはこの景色。

景色はいいですが、車が通るたびに、砂埃が巻き上げられて、砂だらけになり、目も痛いです。昨日久々に頑張ったので、足が疲れています。押したり漕いだりしながら上っていきます。

小休憩

▲10:10 結構登ったところで、十字架があり、少し休憩。オレンジ、アオリンゴ、りんごを食べた。朝から運動をして、何も甘いものを食べてないところからのフルーツは、甘さが倍増で、生き返りました。
▲十字架の横に腰掛けると、今登ってきた道が見えます。

下から2台の自転車が頑張って上がってくるのが見えます。旅行者でしょうか。

▲道を横切る川は、まだ氷が残っていました。
▲アンデスの雪解け水です。
▲この雪解け水が、昨日通ってきた渓谷を形作ります。
▲昨日遠くに見えていた山が、目の前に。
▲時折、振り返って、上ってきた道を眺めます。
▲遠くには、放牧されている馬や羊が見えます。
▲かなり登ってきました。空気が住んでいるため、山肌がくっきりと見えます。
▲アンデスの山並み
▲未舗装路が続きます。

ルックアウト

▲11:40 ルックアウト(展望台)に到着。車で来ている旅行者に写真を撮ってもらいました。
▲後方に登ってきた道が見えます。
▲右上にこれから進まなければならない道が微かに見えます。
▲さらに登っていく。登るためのエネルギーが足りません。そういう時には甘いものを食べます。ピーナッツバー、ライスクラッカー、チョコバー、グミ、ソフトキャンデー、を食べました。
▲日陰が全くないので、休憩中も常に強い日差しにさらされています。

サイクリストに遭遇

▲12:30 先ほど、見えていた、2人組のサイクリストが追いついてきました。

彼らは、サルタからのカップルで、僕と同じくカチを目指しています。今日中にカチに着く予定だそうで、少し心配していましたが、僕もパヨガスタまでは今日着くかな?

カチのキャンプ場が300ペソ(330円)くらいだと教えてくれました。カチは観光地なので、500ペソ(550円)くらいするかと思っていました。

200ペソの違いじゃんと思うかもしれませんが、200ペソあれば、ここでは、米が3kg 買えます。写真を撮って一旦お別れ。

▲まだまだ登らなければなりません。
▲次のルックアウトで2人と再び合流。写真を撮ってもらいました。
▲始めの頃より傾斜が緩やかで、しっかり漕いでいくことができます。
▲空が近づいてきます。
▲景色がすごすぎて、すぐに止まって景色を眺めてしまいます。
▲楽ではありませんが登るのが楽しくなってきました。
▲標高が上がってきたので、細かく休憩を挟みながら進みます。
▲夏は、山がもっと緑色だそうですが、上の方は濃い霧が張って視界が悪くなることも多く危険だそうです。
▲現在は、冬の乾期なので山は茶色です。
▲上がってきた道がよく見えますね。
▲登っていくごとに景色がすごくなっていきます。
▲クエスタ・デル・オビスポまで後少しのところで、現地のおじさんが犬を連れて登場。この上のピエドラ・デル・モリーノで働いていたらしく、家に戻るところ。この近くのカンポ(農場に住んでいるらしい。)ものすごいところに住んでいて、尊敬です。

Cuesta del Obispo 到着

▲13:50 クエスタ・デル・オビスポ (Cuesta del Obispo) に到着しました。標高3,348mです。
▲工芸品も売られていました。オカリナです。
▲始めは、傾斜も結構あったので、大変でしたが、上につれて傾斜も楽になり、何より景色の良さにテンションが上がって、楽しく登ることができました。

お昼ご飯

▲14:00 お昼ごはんです。朝からまともに食べていませんでした。ここで、景色を見ながら食べようと思っていたため腹ぺこです。昨日から、食べ続けている鳥煮込み+ご飯です。おいしー!
▲工芸品を売っていた人に写真を撮ってもらいました。
▲今日一番の絶景です。
▲ほとんどしまっていますが、小屋が立っていてお土産を売っているみたいです。
▲少し移動して、違う角度からの景色です。
▲一生懸命漕いで上がってきたので、景色も格別ですね。
▲車が上がってくるのが見えます。
▲先を急いでなければ、もう1時間は眺めていたい景色でした。
▲ここから、ピエドラ・デル・モリーノ (標高3,457m)まで3kmで100mの上りです。カチまで、残り60km!!

まとめ

朝は、とんでもなく寒かったですが、日中は強い日差しのもと、とても暑かったです。

予想していたよりも景色が綺麗で、感動しました。久々の標高3300m以上だったので、高山病の心配もしていましたが、大丈夫でした。

ご飯も食べて、後半戦突入です。

今回の最高地点(標高3,457m)まで、あと少し。そのあとは1000m下るダウンヒルです。

夕暮れまでに、無事にパヨガスタ(Payogasta)まで着くことはできるでしょうか。

次回もお楽しみに!!

走行マップ

2021 年8月26日 前半

Maray ~ Cuesta del Obispo

約30km

赤ポイント:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車メーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤテへの道 Part1>

【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤテへの道 Part1>

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

前回のアルゼンチン、カチへの旅から、1ヶ月程、サルタへ戻っていました。

いよいよ、旅を再開します。

サルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイアまで約3,956kmを自転車で旅するため、街から街へ細かく繋いでいく形になります。
(アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからウシュアイアまで3,005kmあり、アルゼンチンがいかに縦長な国なのかということがわかります。)

この長い長い自転車旅の第1歩目として、カリルの村から「カファヤテ」という街を目指します。

▲アルゼンチン各地の位置関係。

「カファヤテ」は、アルゼンチンでも、有数のワインの生産地で、美しい自然をが残る、観光地でもあります。

▲カファヤテのブドウ園
▲Quebrada decafayate

カリルから、カファヤテまで、3日間の旅路です。ダイレクトにいけば、160km程なので、2日間で行ける距離なのですが、初日に、少し寄り道をして、カブラコーラルダムに1泊します。

3日間合計で、200km程の走行距離予定です。

今いる、カリルが標高1,100m カブラコーラルダムの標高1,000mまで一旦下ります。

それから目的地のカファヤテが、標高1,600m強なので、最後の二日間で、600m標高を上げます。

2日目は、泊まれる場所が決まっていないため、どこかいいところを見つけて、キャンプです。

では、初日、カリルから、カブラコーラルダムまでの道のりです。いってみましょう。

出発

7:15起床。8:00まで寝る予定だったのですが、昨日は、夢をたくさんみて、何度も起きてしまいました。

長く休んだ後に出発する時は、プレッシャーなのか、不安からなのか、よく眠れないことがあります。

そんなつもりはないのですが、深層心理でソワソワしているのかもしれません。出発してしまえば、後は、やるだけなので、ものすごく眠れるんですけどね。

昨日ほとんど、パッキングは済んでいたので、軽く片付けをして、朝ごはんを食べます。

10:00 出発予定にしていたのですが、早く起きたため、

9:40出発。

まずは、30km先のコロネル・モルデスを目指します。

そこから、カブラ・コーラルダム方面へ17km進んだところに、今日の目的地、マホの家があります。

マホはカウチサーウィンというウェブサイト で見つけて、連絡をとっていました。

カウチサーフィン

カウチサーフィンは、旅人の間では、有名で、使っていない人の方が少ないです。

旅人は、泊めてくれる現地の一般家庭(ホスト)を見つけることができ、ホストは、旅人を1泊から数泊受け入れ、一緒に生活をします。

カウチサーフィンは、カウチ(Couch)日本でいう、ソファ。と、波乗りのサーフィンを合わせた造語です。

開発者のイメージとしては、世界各地の家庭のカウチ(ソファ)をサーフィンするように転々と旅をするような感じです。

意図としては、余っているベッド、少なくともカウチでもあれば、旅行者のための1泊の寝床として、シェアしませんか。ということだと思います。

ウェブサイト版とアプリ版があります。日本語には対応していませんが、日本でも使えます。(英語でやりとりする必要有り。)

以前は、完全無料で、使えていました(募金制度はありました。)が、世界パンデミック以降、年間1000円の会員費がかかるようになりました。年間1000円なら、払う価値はあると感じます。

他にも、僕の旅には欠かせない、ウェブサイトやアプリ等を今後まとめて、説明できたらと思います。

https://www.couchsurfing.com

昼ごはん休憩(オスマ)

微かに下っているようで、1時間で、15km進みました。

11:10 オスマという村の学校に到着しました。

今日はとても暑く、日陰で休みたかったところに、ちょうど木陰を見つけて休憩。

少し早いですが、昼ごはんを食べます。昨夜作った、ご飯、牛肉とパプリカです。

▲お昼ごはん
▲小学校の前で休憩をしていたので、子供たちが、授業が終わって出てきました。

初めは、少し不審がって遠くから見ていましたが、挨拶をすると、その後は、どこからきたの、日本語を話してみてと、好奇心旺盛です。遠く離れた、アルゼンチンでも、K-POPや、韓国ドラマは、人気のようで、韓国のことも聞いてきました。

#TBTikTok | con la música sonido original - ☠️
:< k pd (@oni_chan7o7) ha creado un video corto en TikTok con la música sonido original. | #TBTikTok

▲女の子が、一緒に TIKTOK を撮りたいということで、一緒に撮りました。

 

▲最後には、仲良くなり、出発する時には、ブエン・ビアへ(良い旅を!)と、激励してくれました。

11:40 小学校を出発。

コロネル・モルデス

▲12:30 コロネル・モルデスに到着しました。
▲さっきの子供たちが、送迎の車で僕を追い抜き、到着していました。
▲ここから左折して、カブラ・コーラルを目指します。

進路を東に変えて、後17kmで、今日の目的地に到着予定です。

ゆるい下りを進んでいきます。

▲ここを右折すると、サルタにいた時に魚釣りに行ったことのある、カタマラン(釣船)乗り場です。

カブラ・コーラルダム

下りから、アップダウンのある道に変わり、

13:10 ルックアウトに到着しました。

▲ルックアウトからの景色。
▲向こうがわに見えるのが、カタマランです。
▲バイクで旅行していたカップル。

カップルと話をしてわかったのが、今週末は、4連休らしく、旅行している人が多いみたいです。連休中は道路が混むので、あまり自転車で走るのには適していません。バッドタイミングで、出発してしまいました。

▲ダムは穏やかですね。

そこからさらに進み。

カブラ・コーラル橋

▲14:00 カブラコーラル橋に到着。このダムで名物の立派な橋です。
▲向こう側に見えるのは、バンジージャンプです。バンジージャンプをしているのをみていました。

まだ時間が早いので、少しゆっくりします。マホは、16:00に家に戻るということなので、時間があります。マホの家まで、残り7km。

橋の上は日差しが強く暑いですが、風が気持ちいいです。

▲大きな橋です。週末は、橋の上から釣りをする人で、いっぱいになります。
▲橋の上は、強風ですが、景色は綺麗です。
▲ダムの北側。
▲ダムの南側。

30分ほど休憩して出発です。

▲おじさんが魚釣りをしています。
▲橋を渡った後は、風が和らぎました。

警察署を通り過ぎます。路面状況が思ったよりもよく、車通りも少ないので、走りやすいです。

▲天気もよく、ダム沿いを走るのは気持ちがいいです。
▲この地域特有の、層になった、山肌。

到着

▲15:00 今日の目的地に到着しました。

マホの家到着。奥の柵を下ったところに家があります。

予定より1時間早く着きました。思ったより、道がよかったのでラッキーです。

▲2回目の昼ごはんを食べていなかったので、木陰で残りを食べます。

 

ダムを散策

15:15 食べ終わったところで、マホが友達と一緒に車で帰ってきました。早く帰ってきてくれたので、助かりました。家に向かいます。少し話をした後、まだ明るいうちに辺りを少し散策します。

家から少し下るとダムの水辺に出ることができます。

▲水辺に出ました。
▲向こうに見える山が綺麗です。
▲穏やかです。
▲コンドルが飛んでいました。
▲再び、道路まで出て、少し散歩しました。

それから、家に戻り、シャワーを浴びさせてもらいます。その後、ダムをみながらゆっくりしました。

▲夕暮れ時は、さらに綺麗。

それからは、マホとマホの友達と、お茶を飲みながら、話をしました。

マホは、ラフティングガイドとして働いています。以前は、旅をしながら、色々な国で、ラフティングガイドとして働いていたそうです。

現在は、この湖畔ならね、ダム畔の小さな家で一人で暮らしています。この場所がとても気に入っているそうです。

アルゼンチンは、ゴミの分別を行っておらず、基本的には、普通のゴミも、ガラスビンもペットボトルの缶の一緒に捨てるのですが、マホは、エコロジーな人で、一般ゴミ、プラスチック、コンポストなど分けていて、感心しました。

お茶を飲んだ後、マホの友だちはサルタへ帰っていきました。それから、キッチンで明日の分のご飯を料理させてもらいます。明日の分のサイクリング中のご飯は、タッパに入れて保存。

その後、ちょうど、サッカーアルゼンチン代表の試合があっていたので、ネットでラジオを聴きながら、夜ご飯を食べます。

元々は、家の前で、キャンプの予定でしたが、友達が帰っていったので、余っているベッドで、寝させてもらえることになりました。テントを立てなくていいので、ありがたいです。

 

就寝

▲ベッドで寝られるので、明日は出発準備が楽です。

22:30就寝。

まとめ

今日は、走行距離も50kmと短い走行時間でした。初日としては、無理なく丁度、良かったのかもしれません。

何度か、釣りに来ていたカブラ・コーラルダムでしたが、自転車で走ってみると、とても気持ちがよく、今までどうしてきていなかったんだと、少し後悔するほどでした。

カウチサーフィンホストのマホは、一見物静かで、とっつきづらい雰囲気がありましたが、話してみると、エコロジーな優しい人。いい人でよかったです。家も、素晴らしいロケーションでした。

さて明日は、本格的に走行距離を稼ぎます。上りになり、キャンプ地も探さなければなりません。いいところが見つかるといいのですが。

では、次回カファヤテへの道2 お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月7日

El Carril ~ Dique Cabra Coral

合計 49,62 km

走行マップ

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】アレマニアの集落を散策、夜は焚き火を囲みキャンピング!<カファヤテへの道 Part2>

【アルゼンチン】アレマニアの集落を散策、夜は焚き火を囲みキャンピング!<カファヤテへの道 Part2>

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

アルゼンチンの北部にあるサルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイア(約3,956km)を目指す長い長い旅の第1歩目として「カファヤテ」へ向けて自転車旅をしています。

(「日本最北端の地」の記念碑がある、宗谷岬(そうやみさき)~日本の国土の最南端、沖ノ鳥島(おきのとりしま)まで、日本の南北の距離が約2,840㎞とのこと。どれだけアルゼンチンが大きい国なのかイメージできましたでしょうか。)

カリルの村からカファヤテまで200km程度の距離があり、3日間で走破することを目標にしていますが、この記事では旅の2日目の様子を紹介しています。

今回も、日本では見ることができない赤い大地の絶景と素敵な出会いがありました。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤ...
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。前回のアルゼンチン、カチへの旅から、1ヶ月程、サルタへ戻っていました。いよいよ、旅を再開します。サルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュア...

▲カフェヤテへの旅の1日目の様子

(カリル村からカフェヤテ、ウシュアイアの位置関係についても紹介しています)

起床

2021 年10月8日

6:30起床。

外に、停めたままにしていた自転車が心配でしたが、無事でよかったです。

準備を始めます。マホはもう起きていて、一緒に、お茶を飲みました。

▲朝6:30のカブラ・コーラルダム。
▲ダムが目の前の絶好のロケーションの家で泊まらせてもらっていました。
▲珍しそうな鳥。

出発

1晩、泊めてくれたマホとお別れ。お礼を言い、出発です。

▲8:00出発。天気がいいです。
▲8:30警察署に到着。今日の分の水を補給させてもらいました。2,5Lもらって、500mlは、冷たい水がもらえたので、その場で一気飲みです。
▲昨日も通った、カブラ・コーラル橋。朝は、そんなに、風が強くありませんでした。
▲湖畔の所々にきれいな別荘。
▲牛たちも春を謳歌しています。

9:20ダムを過ぎたあたりのバス停で休憩。 早めですが、ちょうど日陰があるので、朝ごはんにします。

バス停のあたりはいつもゴミだらけ。

アルゼンチンでは、5m先にゴミ箱が用意されているのに、その手前で捨てられているのは何故だろう。きれいな自然が残されているのにもったいない。カブラ・コーラルダムの水も汚染が進んでいて、魚を食べることがお勧めされていないと聞きました。とても残念なところです。

30分ほどで手早く食べて、出発です。

昨日通ってきた、コロネル・モルデスも通過です。

ここまでは、昨日来た道を戻って来ました。ここから、進路を南にとり、新しい道を進みます。

アンパスカチ(Ampascachi)

▲11:00 Ampascachi に到着。プラザ(中央公園)の廃墟の軒先に日陰があったので、休憩。
▲昨日凍らせておいた、クリームチーズとクラッカーを一緒に食べたら、とても美味。
▲少し休憩して出発。緩やかに登っていきます。

ラ・ビニャ(La Vina)

▲La Vinaという町に到着も、下りだったので、止まらずに通り過ぎただけ。La Vina とは、”葡萄畑”の意味。
▲羊ものんびり放し飼いにされています。

タラパンパ(Talapampa)という小さな町を過ぎました。

通り過ぎた後に、急にお腹が減ってきたので、タラパンパ警察署の日陰で休憩しておけば良かったと後悔。

昼休憩

▲14:00 少し進んだところで、レストランを発見。店先の日陰で、休憩させてもらいます。
▲朝の引き続きのご飯と、チーズとクラッカーを食べた。40分ほど休憩、一番暑い時間帯です。

疲れてきましたが、気を取り直して再度出発。

▲工芸品も道沿に売られています。

アレマニア(Alemania)

▲15:20アレマニアに到着。思ったよりも早くついてよかったです。
▲橋を渡ったところで、ビールを飲んでいる若者たちがいて、喋りかけてきて、水を補給できるところはあるかと尋ねると、駅にあると、教えてくれました。
▲アルマニア駅の看板。

自転車を日陰に停めて、散策します。

▲昨日、マホがアレマニアでは、川でキャンプができると言っていたので、いってみると、本当に素敵なところでした。広々としたスペースに、芝生も生えており、河の水もきれい。
▲奥に行けば、もっと静かで、最高のキャンプ地。思ったよりもきれいなところだったので、ここでキャンプをするか、まだ時間が早いので迷います。

アレマニア駅(Estación de  Alemania)

▲駅へ戻り、従業員と話をします。この駅は、もう50年前から使われていません。以前は、サルタからの電車の終点地でした。
▲駅の裏に飲める水があったので補給させてもらいます。
▲最後に写真を撮り出発。

アレマニアは、滝へのトレッキングが有名です。

滝へのトレッキングルートが、集落からは、4時間。途中までは車で行けて、そこからは、2時間だと言っていました。

サルタにいたときに来れば良かったな、と後悔してしまいました。

▲16:45意外と長いをしてしまいましたが出発です。今日ここに留まると、明日、見所が多いなか、85km残すことになるので、今日できるだけ距離を稼いでおくため、先へ進むことにします。
▲上りがキツくなると言っていましたがそうでもないです。ここから、10km程先のラス・アブリタスというところに、民家か、レストランのようなものがありそうなので、そこで、キャンプできればと思います。

岩の家(Casa de Piedra)

▲岩に穴が開いており、岩の家という名物になっています。
▲牛
▲廃墟で、豚が飼われていました。猛犬に注意の看板と、よくみると、黒猫がいます。見えますか?
▲途中のルックアウトで、サルタまで、歩いている集団を発見。彼らは、サルタの大聖堂を目指して歩いています。カトリックの風習の一つです。本当は、9月のイベントなのですが、パンデミックの影響で、9月組と、10月組で分けて行われているそうです。
▲車で止まっていた、このグループのおじさんに話を聞くと、ラス・アブリタス(Las abritas) もいいけど、彼らは昨日、そのもう少し先の、プエンテ・デ・モラレスで、キャンプをしたとのこと。さらに10kmほど先ですが、そっちの方がキャンプするスペースもあるだろうということ。

現在、18:00。 ラス・アブリタス( Las Abritas) までは、自転車で後、20分。プエンテまでは、1時間で着くだろうと教えてくれた。よし、今日は、そこまで目指そう。出発。

▲坂がキツくなってきましたが、登っていくと、きれいなルックアウト。
▲夕暮れ時とも相まって、
▲今日一の景色でした。

登り切ると、ラス・アブリタス(las abritas)に到着。18:30 小さな、レストランが開いており、頼んだら駐車場にキャンプさせてもらえそうな感じ。しかし、さっきのおじさんのアドバイスを信じて、先へ進みます。ここからは少し下りです。

▲道路が崩れている。どうしたんだろうか。
▲この橋を渡れば、今日の目的地!

モラレス橋(Puente de Morales)

▲19:00 プエンテ・モラレスに到着。おじさんの、言った通りちょうど1時間でした。大体、ラテンアメリカでは、人に聞くと、30分と言われて、1時間30分かかったりすることが多いので、おじさん超優秀で感心してしまいました。

▲まずは、橋を見にいきます、以前、映画に使われたらしく、連休ということもあり結構人がいました。

▲赤褐色の世界

この場所を管理しているらしい、商店に挨拶しに行きます。キャンプさせてもらえるか聞くと、快くOK。

▲ヤギが、たくさん飼われていて、子ヤギもたくさん。
▲珍しくここのヤギは人懐っこく、とても可愛かった。

商店のお母さんとも話をする。ヤギを見張っている犬が、結構吠えそうなので、家の近くは、キャンプしづらいかもしれない。

広い敷地の方に車のキャンパーを見かけていたので、様子を見に行ってみる。

キャンパーに挨拶すると、ちょうど料理をしていて、夕飯を一緒に食べようと招待してくれた。

近くにテントを建てさせてもらえることになりました。一人ポツンと、キャンプするより、他の人とした方が安全です。さっきの商店に置いていた、自転車をとりにいきます。

今日のキャンピング

▲自転車を運んできた後に、ギソ(レンズ豆の煮込み)と、美味しいワインもご馳走になりました。

娘さんは、韓国語を勉強しているらしく。川で遊んでいたときに、アニョハセヨーと叫んでいておもしろかった。

とても優しい家族で、ワインも3,4杯頂きました。とても美味しかったです。いろいろな話をしました。

▲ファンさん家族。焚き火を囲んで、夕飯と、ワインをご馳走になりました。ありがとうございます。
▲手早く、テントをセットして、23:00就寝。

まとめ

今日は、86kmとまあまあの距離を走ることができました。 アレマニアの滝トレッキングと、キャンプができずに心残りとはなりましたが、次回、チャンスがあればということで。

明日は、見所が多いので、今日予定より距離を稼ぐことができてよかったです。

最終的に、ファンさん一家と、焚き火を囲み、美味しい料理と、ワインを頂きながら、いろいろな話ができて、とてもいい夜となりました。

明日は、目的地カファヤテに到着予定!

では、次回カファヤテへの道3 お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月8日

Dique Cabra Coral ~ Puente Morales

合計 86 km

走行マップ

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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【福島県/茨城県】県境にある秘境の天然ブナ林を、クロスバイク等でオフロードサイクリング

【福島県/茨城県】県境にある秘境の天然ブナ林を、クロスバイク等でオフロードサイクリング

茨城県の最北端で福島県と隣接する北茨城市に天然ブナ林があります。
走行距離11km、約90分のコンパクトなサイクリングですが、たっぷりマイナスイオンを浴びることができる、茨城県民でも知る人ぞ知るオフロードも交えたコースをご紹介します。
クロスバイク、グラベルロード、電動アシストのメンバーでのサイクリングレポートです。

小川ブナ林とは

茨城県北茨城市関本町小川は茨城県と福島県の境にある町で、天然のブナ林があります。
林野庁が植物群落保護林に指定していて、貴重な自然が残っています。面積が約67ヘクタールあり、ブナ、ミズナラ、コナラなどがいきています。ハイキングなどでも森林浴で楽しめる場所です。

「朝日山案内」という看板の向かいに駐車スペースがあり、スタート・ゴール地点としました。
この日は、茨城県水戸市から車に自転車を積んで高速にのりました。常磐自動車道・いわき勿来ICで降りて、20分ほどで到着しました。

未舗装区間があるということで、ロードだと不安なのでクロスバイクをお借りして行ってきました。一緒にいった人たちは、グラベルロードと電動アシスト付き自転車で行くことに。

以前インタビュー記事でもご紹介した根本博文さん、フリーアナウンサーの木村さおりさん、水戸商工会議所の古山哲夫さんとのサイクリングです。

向かう途中は下り坂がほとんどで、風を切って走るのは気持ちよかったです。

少し進むと沢の音が聞こえてきて、すぐ側を小川が流れていました。水の透明度に驚きました!

ブナ林へ

ブナ林の入口は砂利道でした。ここからしばらく登りが続きます。

斜度がきつかったので、途中自転車を降り押しながら登る場面もありました。少し登ると平坦なところがあり、休憩しながら写真を撮ったりして楽しみました。

見事なブナ林です。少し紅葉が始まっていましたが、9月下旬ごろまでは緑を楽しめそうです。

県境のみち

また福島県との県境にでて、ここ先からは舗装された道になっていました。

登りを行くことになりますが、このブナ林を走っていると気持ちが良く快適に走ることができました。

途中、ハイキングにきていた地元の方とお会いして話してみると「春夏の頃はもっといい」と教えてくれました。

花も楽しめるし、より緑も青々としていて気持ちが良いそうです。道中、周りは樹々に囲まれているので体感温度は低く感じられました。

ブナ林を抜けると国道289号線にでることができます。国道沿いも稲があって田園風景を眺めながら走りました。

日立市「Café&Dining海音(シーネ)」

サイクリング終了後は、周辺にお店が見当たらなかったので車で日立市に移動し、「うのしまヴィラ」にある「Café&Dining海音(シーネ)」で太田尻海岸を眺めながらランチを楽しみました。
今度は日立市内をサイクリングしてみたいと思いました。

私が食べたのは「オムカレー」で一口発酵スムージーとプチサラダ、味噌汁もセットついてきます。
フライのカリカリとふわふわの玉子の食感も楽しく、丁寧に作られた味にうっとりしました!

コース紹介


※未舗装路のコースは少し曖昧です。

まとめ

茨城県内でも知っている人は少ない秘境で天然のブナ林に癒されるコース。
グラベルロード、電動アシスト付き自転車と様々な自転車で走りましたが、クロスバイクでも、空気圧を低めにすれば何とか走ることができました。
序盤の未舗装路では、みんな「今度はマウンテンバイクで走ってみたい」と言っていました。

ブナ林が続く道は爽快で癒されながらのんびり走ることがでるので、いつもの舗装路をとは違ったサイクリングを、色々な自転車で試してみてください。(ロードバイクはパンクの危険性が高いのでおすすめ出来ません。)

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

アルゼンチンの北部にあるサルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイア(約3,956km)を目指す長い長い旅の第1歩目として「カファヤテ」へ向けて自転車旅をしています。

カリルの村からカファヤテまで200km程度の距離があり、3日間で走破することを目標にしていますが、この記事では残り約70km3日目の自転車旅の様子を紹介しています。【アルゼンチン】国内屈指のサイクリングコース!絶景ラス・コンチャス渓谷<カファヤテへの道 Part3>

今回は、アルゼンチンでも有数の観光ルートを旅しますが、日本語で「悪魔の喉」、「円形劇場」、「3つの十字架」と呼ばれる場所や「古代エジプト時代に建てられたオベリスク」など、雄大な自然を感じることができる自転車旅となっています。

また、カフェヤテまでの旅の1日目、2日目の様子も紹介していますのでこちらも見ていただけると幸いです。

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▲カフェヤテまでの旅1日目の様子

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▲カフェヤテまでの旅2日目の様子

起床

6:00起床。まだ外は暗いです。昨夜は全然寒くなく、薄着に寝袋をかけただけでよかったです。

7:30 片付け完了。

昨夜、ごはんやワインをご馳走になった、ファン一家に挨拶をします。

楽しい夜をありがとうございました。

キャンプ地を出発

▲キャンプ地を管理している、お店にも挨拶。まだ閉まっていましたが、お父さんが入り口近くで、寝ていて、お礼を言うと出てきてくレました。砂だらけのサングラスを洗うために水も分けてくれ、どこから来たのかと少し話をしました。
▲7:45 出発。今日の目的地、カファヤテまで、61kmの看板。
▲張り切っていきましょう。
▲10kmほどで、今日一つ目の見所、ガルガンタ・デ・ディアブロのはずです。
▲意外に上りが続くし、朝から結構大変。でも景色はきれいです。朝は空気が澄んでいて、車も少ないし好きです。

ガルガンタ・デ・ディアブロ(Garganta de Diablo)

▲15km進んだところで。ガルガンタ・デ・ディアブロに到着。
▲ガルガンタ・デ・ディアブロ(Garganta de Diablo)とは、”悪魔の喉”と言う意味。谷の奥に喉ような、崖があります。
▲崖を登るところがあって、ちょっと怖かったです。
▲写真だと遠近感が分かりづらいですが、奥に見えるのが、悪魔の喉

一通り見た後に、朝ごはん。昨日のご飯の残りを全部食べ、クッキーも食べます。

今日は4連休の2日目の土曜日。人がごった返しており、荷物を積んだ自転車を見て、いろいろな人が、話しかけてくれれます。アルゼンチン人は、フレンドリーで対応がいいです。

サルタからの観光ミニバスのガイドの人が、午後はかなり風が強くなるから、気をつけてね。と教えてくれました。あんまりのんびりしない方がいいかもです。どこまで、登り道が続くか尋ねると、この先のトレス・クルーセスが1番高い場所だとも教えてくれました。

▲出発して、200m先のアンフィティアトロ(Anfitiatro) へ。ルックアウトがあったのでここかと思いましたが違いました。

アンフィティアトロ(Anfitiatro)

谷の中に道がつながっていて、今度は、登らなくてもいいバージョンの場所でした。

▲アンフィティアトロ(Anfitiatro) とは、円形劇場という、意味。確かにそんな感じです。的確なネーミングだと感心。
▲さっきのガルガンタ・デ・ディアブロより、スケールは小さいですが、整っていて、素敵でした。
▲音楽をしている人も。反響して、本当にコンサートホールのようでした。
▲石のアクセサリーの売っていました。
▲カラフルな旗は、アンデス山脈の伝統民族の旗。伝統民族の人々やその昔ながらの生活を尊重するようというメッセージ。
▲先へ進みます。
▲ “2021 Argentina” 最近作られたようです。

そこから、なかなか登って、トレス・クルーセスに到着。

トレス・クルーセス(Tres Cruces)

▲階段を登ると、景色がよかったです。
▲トレス・クルーセス(Tres Cruces)とは、3つの十字架という意味。北部のフフイ(JUJUY)州にも同じ名前の場所があり、そちらも周辺で一番標高の高い場所でした。そういう意味もあるのでしょうか。
▲三つの十字架がどこかにあるのかと思いましたが、見つかりませんでした。フフイ(JUJUY)のトレス・クルーセスにはありました。
▲景色が引き続きいいですね。
▲干からびた川と、赤褐色の山々。
▲十字架

さらに進み、サンタ・バルバラの集落に到着。

サンタ・バルバラ(Santa Barbara)

▲サルタにいたときに、なんかのアートが、この村の学校の後ろにあるみたいなことを聞いていたので、探してみますが見つかりません。
▲民家に聞くと、カンペオン・ボカジュニアーズの横に小さな鳥の絵(右)がありました。これらしいです。僕の聞き方が悪かったのか。なんじゃそら。と笑ってしまいました。

また、民家にお願いして、飲み水を1L分けてもらいました。

▲日本では、見ることのできない景色。

エル・サポ(El Sapo)

▲エル・サポ。サポとは、カエルのこと。

看板に”立ち入り禁止”って書いてあるのに、子供に入らせて遊ばせている若い夫婦には驚きました。岩ではなく、ボロボロと崩れるような、材質でできているので、触ると、壊れるから、立ち入り禁止になっているのに。言い方が悪いですが、その辺がラテンの人々。いいところもたくさんあって、トータルでは、ラテンの人が大好きなんですけどね。

▲この景色。

エル・フライレ(El Fraile)

▲El Fraileに到着。車の人が、ケブラーダ・コンチャスはどこと聞いてきました。マップを見ると、少し先っぽかったので、教えてあげると、冷えた水をボトルに分けてくれました。500mlを一気に飲み干します。日差しが強く、気温も上がって、暑いです。
▲大自然。
▲数時間でも見ていられる景色です。

カーサ・デ・ロス・ロロス(Casa de Los Lolos)

▲カーサ・デ・ロス・ロロス。カーサ=家。ロロ=オウム。岩の中に、穴が開いていて、それが、”オウムの家”ということらしいです。

ラス・コンチャス渓谷(Quebrada de Las Conchas)

▲ラス・コンチャス渓谷を通過。眼前に立ちはだかる巨大な崖。今日一番好きな景色でした。
▲渓谷を抜けます。写真で見ると、なんでもないですが、実際は、岩がとても大きく迫力があり、岩肌の質感もとても美しいです。
▲きた道を振り返るとこんな感じ。
▲カブラーダ・デ・ラス・コンチャスの看板で、記念撮影。

ラ・ヤセラ (La Yasera)

▲風が無茶苦茶強くなってくる中、La Yasera に到着。

ロス・エストラトス(Los Estratos)

▲ロス・エストラトスへのカミナタ(トレッキングコース)がありましたが、30分歩かないといけないということだったのでやめました。
▲風がいよいよ強くなってきました。近くに、レストランもありました。
▲まだまだ、壮大な景色の中を進みます。
▲渓谷が終わり、平地に。

オベリスコという看板があったので、行ってみると、家があるだけで、何もなく、おばさんが出てきて、何があるのかと聞くと、何もないと。そして、凶暴な犬に吠えられて、噛まれそうになりました。

エル・オベリスコ (El Obelisco)

▲300mほど進むと、こっちが本当のオベリスコでした。オベリスコとは、古代エジプト時代に建てられた、記念碑(モニュメント)のこと。
▲看板で写真。
▲茶色い。

ラス・ベンタナス(Las Ventanas)

▲向こうに見える穴が、ラス・ベンタナス。ベンタナとは、”窓”のこと。
▲アメリカのアーチーズ・ナショナルパークを思い出しました。帰ってくると強風すぎて、自転車が豪快に倒れていて、ショック。
▲ベンタナからの景色。

ロス・カスティージョス (Los Castillos)

▲ロス・カスティージョスに到着。カスティージョとは、お城のこと。向こうに見える山が、お城のようだということ。

風が強すぎて、自転車が倒れそうになり、踏ん張っていないと、倒れそうになる程。もっと近くまで行ける、トレッキングルートがありそうでしたが、風が強すぎて危険なので今回はパスします。

▲カスティージョスを去った後、振り返ると、また違った雰囲気のカスティージョス。

ロス・コロラドス (Los Cororads)

▲ロス・コロラドス に到着。

もう見所は全て終わったと思っていましたが、すごい数の車が止まっており、何かあるのだろう、と覗いてみます。それにしても、ものすごい風でした。

歩いてみると、ただの平原のような感じです。何が見所なのか分からず、座っていたおばちゃんに、ここには、何があるのか、と聞くと、歩いてみて回るだけと教えてくれました。

▲崖の上に転がっている、丸い岩が落ちてこないのか、少し心配でした。
▲小さな洞窟があり、それだけ見て後にします。
▲安全にキャンプできそうな、洞窟。
▲後から、地図をみてみると、この先に30分くらいのトレッキングルートがあったみたいです。

これで、見所は全て見終わりました!後は、カファヤテの町を目指します。

時折、追い風に助けられながら進みますが、強すぎて危ない時もあります。

1つのボデガ(ワイナリー)も過ぎました。

▲道が、普通っぽくなってきました。もう少し!
▲街まで、残り5kmほどのところで、Nueva Cafayate(Cafayate の新興住宅地)を発見。数年後には、たくさんの家が立っていることでしょう。

バス停で休憩

▲目的地まで残り少しですが、バス停で休憩です。風が強すぎて、休憩できなかったので、栄養補給もできず、疲れました。

朝ごはんを食べてから、ろくに食べていないので、限界でした。目的地まで、残り5km ですが、ピーナッツを食べ、水に、ビタミンのラムネみたいなものを溶かし飲みます。30分休憩し、再度出発。

カファヤテ空港を通り過ぎ、

カファヤテに到着

▲ 17:30 カファヤテに到着。Bienvenidos=ようこそ。ものすごい車の量で、道の両サイド、車で埋め尽くされています。

セントロ(中心部)を通り、今日泊めてもらう予定のカウチサーフィンホスト、リチャードの家に到着。しかし、大体場所しかわからず、正確にどの家なのかがわかりません。

それから、近所の人が外に出ていたので、携帯のデータを分けてもらって連絡をしてみますが、返事がありません。あまりすぐに動く元気がないので、しばらく近所の人と、話をしていると、自転車に乗ったリチャードが、HIRO?と声をかけてくれ、向かいの白い家をノックしたらいいと教えてくれました。無事に目的地に到着です。

▲親切に助けてくれた、近所の家族。

家族は後で、メリエンダを食べにおいでと、招待してくれました。

現地の家族とメリエンダ(お茶)

▲マリータの家へ。左の女性がマリータ。普段は、サルタに住んでいるが、連休でカファヤテに帰省していました。

リチャードの家に荷物を置き、メリエンダをいただきに行きました。マテを飲みながら、話をして、パンや甘いお菓子を食べます。ありがとうございます!

19:30に 家に戻り、シャワーを浴びさせてもらい、少し休みました。

夜のカファヤテ・セントロ(中心部)

▲23:00散歩へ。歩いて10分でセントロ(中心部)に到着。バーやレストランでは、音楽が演奏されています。
▲どのレストランも超満員です。今日は、年に一度のフォルクロールのお祭り。フォルクロールは、アルゼンチン北部の伝統音楽です。
▲フォルクロールの生演奏。お祭りを見に、観光客が、集まっているので、小さなカファヤテの町がごった返しています。
▲プラザ(中央公園)を回り、1ブロック先のクラブ街へ。100人くらい待っています。

空き地で、フォルクロールのコンサートがあって、道にも人々は座り込んでお酒を飲んでいますが、今日は警察も注意しないようです。通常、道端でお酒を飲むのは違法です。

旅をしていて、少し驚いたのは、アジア以外では、路上でお酒を飲むのは違法の国がほとんどです。

また、この街は夜道でも、危険な雰囲気がありません。

▲道で、ロバがゴミを漁っていて驚きました。南米ならではの情景ですね。

24:00 歩き疲れ、帰宅。1:00 就寝。長い1日でした。

まとめ

カリル ~ カファヤテを3日間で204km を走り切り、無事に カファヤテ の町に到着しました。

見所が満載で、さすがアルゼンチンでも有数の観光ルートでした。

ガルガンタ・デ・ディアブロや、ラス・コンチャス渓谷の景色は、素晴らしかったです。

最終日後半は強風すぎて疲弊しましたが、数日間カファヤテで観光しながら休養し、次の走行に備えます。

では、次回、カファヤテの町を散策! お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月9日

Puente Morales ~ Cafayate

合計 68 km

走行マップ

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▲Hiro インタビュー記事

 

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自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】朝日に始まり、夕陽に終わる。砂漠の過疎地帯をロングライド!!~チレシートへの道 1~

【アルゼンチン】朝日に始まり、夕陽に終わる。砂漠の過疎地帯をロングライド!!~チレシートへの道 1~

楽しかったベレン観光を終え、名残惜しいですが次の町へ!!

新たな地、<Chilecito(チレシート)の町>を2日間かけて目指します。

今回も砂漠地帯を131kmのロングライドしたり、ある小さな教会を発見したり、色々なことがありました。

発見した教会は、少し不気味さもあって、そこでどきどきの体験をしました!

▲幻想的ですが、少し不気味さのある教会

▲ベレン 〜チレシート

出発

6日間滞在した、ベレンを出発します。アレハンドラとマルティン、そしてアレハンドラの両親には、大変お世話になりました。

5:00起床。早く出発しようと思いましたが、なんと停電。。手持ちライトを使って準備を進めます。

▲アレの両親から「持っていきなさい」と、たくさんの食べ物をいただきました。

昨日、自分で炊いたご飯をタッパに入れ、サヤインゲン、茹で卵、ツナ缶、くるみ、干し葡萄ミックス、クラッカー、ジャム、みかん、米などを詰め込みます。

▲軽く朝ごはんを食べ、6:40に出発です。数日間、ありがとうございました!

朝焼け

▲6:50 町を出ると、綺麗な朝焼けを見ることが出来ました。
▲7:00ベレン出発
▲7:30ロンドレスに到着

ロンドレス

▲7:45 ロンドレスの警察署で、水を補給させてもらいます。ここから80kmの過疎地帯を進むので、最後の給水地です。
▲右に曲がると、先日見学に行ったシンカル遺跡。
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▲シンカル遺跡記事

▲早朝の真っ直ぐな道を、颯爽と進みます。
▲8:20 マウンテンバイクのおじさんに遭遇。10kmほど一緒に走りました。

彼は鉱山で働いていましたが、腰を痛めてしまい、今は働いていないそうです。

自転車が好きで、毎日30kmほどサイクリングをしているとのこと。

▲日陰で休憩をしたいですが、日陰がありません。
▲道路のコンディションは良好。ひたすら砂漠地帯を進みます。

ラ・リオハ州へ

▲12:50 カタマルカ州の旅もここまで。ラ・リオハ州に突入です。結局、休憩せずに5時間走ってしまいました。
▲ここまできたら村でガッツリ休憩しよう!ということで、先へ進みます。

アルパシンチェ

▲13:20アルパシンチェに到着。ベレンからアルパシンチェは簡単な道だと聞いていましたが本当でした。いつもの向かい風がないと、こんなに楽なのか。。
▲警察署で水をもらい、少し休憩です。

ここから『サン・ブラス・デ・ロス・サウセス』という、小さな集落が点在しているエリアを進みます。

その中でも【サリーカス】という村が一番大きく、ガソリンスタンドや食堂もあるので、休憩しやすいだろうと教えてくれました。

サン・ブラス・デ・ロス・サウセス

▲13:40出発。サンブラス・デ・ロス・サウセスへ。
▲ラ・リオハ州のルータ40(国道40号線)に入りました。
▲ルータ40の3999km 地点の看板。ルータ40は、全長5200km以上あるアルゼンチンの国道です。
▲アルパシンチェを過ぎ、砂漠を抜けます。ここからは、集落が連なっていました。

サリーカス

▲14:15 サリーカスに入りました。
▲サリーカスのガソリンスタンドに到着。

ガソリンスタンド横のホテルに、日陰で腰掛けられるところを発見。水道もあったので、ここでお昼休憩です。

飲める水かわかりませんでしたが、大丈夫そうだったので、飲みます。

お昼ご飯

▲14:30 お昼休憩。ご飯とサヤインゲン。温い水に粉ジュースを溶かして水分補給。冷たい水が飲みたかった! 1時間ほど休憩して、再出発。
▲サン・ブラスに到着。きれいなキャンピング場がありました。
▲カラカラの砂の川を渡り、
▲ロス・ロブレスに到着。かなり気温が上がり、暑いです。
▲小さな村が続きますが、それぞれに綺麗なプラザ(公園)と教会があります。
▲アルゼンチンでは、「パドル」というテニスに似たスポーツがあり、そのコートも点在していました。
▲綺麗なプラザ
▲クイパンを過ぎ、

スチャキ

▲16:50 スチャキに到着。暑いのもありますが、午前中がんばったので、午後はだいぶペースが落ちました。
▲少しして、警察署に到着。

昼ごはんから2時間しか経っていないですが、お腹が空いたので休憩です。

この警察署は、もう使われていなかったのですが、警察官のおじさんが一人住んでいて、水道の水を補給させてもらいました。

この先にも交番があることを、さっき寄った警察署で聞いていましたが、次の交番の水は飲めないことを教えてくれました。。

ここで水をゲットしなければ、危なかった。

お昼ご飯2

お昼ご飯を食べ、警察官のおじさんに、この辺りのことを詳しく聞いてみました。

この先のアンドルーカスには、きれいなキャンプ場があるとおすすめされましたが、アンドルーカスに滞在すると、明日かなり距離を残す事になりそうです。

地図を見るとCapilla (小さな教会)があるみたいで、どんなところか聞いてみました。

残念ながら、屋根も何もなく、汚いので全然おすすめじゃないとのこと。

アンドルーカスの綺麗なキャンプ場に滞在するか、明日のために、今日距離を稼いで荒地でキャンプをするか、迷います。。

▲18:30 サン・ブラス・デ・ロス・サウセスを走りきりました。反対側の入り口の看板。

迷った結果、先を急ぐため、小さな教会を目指します。暗くなるまでに着くことを願って、20km の上り道を頑張ります。

▲明日の目的地チレシートまで103km!
▲教えてもらっていた警察署も過ぎます。犬が途中までついてきました。
▲めちゃくちゃ疲れてきましたが、頑張るしかない。地図上では登り切ったはずが、引き続き上りが続きます。

19:25 ついに上りきりました。ここから下りのはず!

▲キレイな夕日です。
▲道路沿いの小さなお墓には、たくさんの水が備えられています。他では、こんなに水が置いてあるのを見ませんでした。

夕焼け

▲19:30夕焼け。がんばったご褒美に綺麗な夕陽が見れました。
▲この真っ直ぐ行った道の曲がり角に、目的地があるはず。暗くなる前につきたい!
▲19:55目的地到着!と思ったら、車が停まっています。農場なのでしょうか。それなら、もっとありがたい。

到着

車の持ち主に話を聞いてみると、Capilla(カピージャ:小さな教会)にろうそくをあげに来ていたそうです。

ここでキャンプをしていいか尋ね、OKをもらいました。中には水もあるそうで、飲んでも大丈夫とのこと。

やったー!!

▲帰りがけに、500mlのゲータレードをいただきました。
▲電気はありませんが、屋根もBBQもあって、人が来なければ快適そう。
▲暗くなる前に少し外を散策してみると、十字架を発見。

真っ暗になったので、ライトで照らしながら散策。外から鍵がかかっていた、奥の部屋に入ってみます。

▲入ってみると、ろうそくの光が。

中の様子に少し驚きましたが、ここがCapilla(カピージャ:小さな教会)になっていて、お供えものやろうそく、花や十字架が備えられていました。

ちょうどベンチがあるので、ここで寝ることにします。夜、人が来る心配もありますが、大丈夫でしょう。

テントも立てなくていいし、楽チンです。無事に日暮れまでに着いたし、チャレンジして良かった!

ギリギリ自転車も入れられました。上に空気とりの小窓が2つあるだけの密閉された部屋なので、4本のろうそくが付いていることで、かなり温かい。

就寝

21:45 テント用のシートをベンチにしき、衣類を枕にして就寝準備完了。

▲ろうそくの火のおかげで、ぬくぬくと就寝。

天井で何やらギーギー言っているのが少し不気味で気になります。。ネズミでしょうか。。

ちなみに、さっきのおじさんが言っていた飲める水、というのは、ろうそくの周りに置いてあるペットボトルの水のことだったようです。

流石に飲むのは心配だったので、歯磨きと洗顔に使わせてもらいました。

まとめ

今回はベレンを出発し、サン・ブラス・デ・ロス・サウセスを抜け、131km走行。

前半、かなり走りやすく距離を稼ぐことができました。本来ならば3日間かけていく距離でしたが、なんとか2日で到達したいと思っています。

夜は思いがけず、少し不気味さもありますが、幻想的な教会の中で眠る事になりました。

人が来ないかだけが心配です。。果たして、ぐっすり眠ることはできたのでしょうか。

次回も乞うご期待!

本日の走行

Belen ~ Capilla Senor de la Punta (カピージャ:小さな教会)

131,85 km

走行マップ

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

【アルゼンチン】美しいルータ40をサイクリング!サンタマリアの親切な家族に迎え入れてもらい感動 ~ベレンへの道 1~

【アルゼンチン】美しいルータ40をサイクリング!サンタマリアの親切な家族に迎え入れてもらい感動 ~ベレンへの道 1~

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

10日間程滞在したカファヤテの町を出発し、今日から3日間かけて約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指します。

景色が綺麗なことで有名な、ルータ40(国道40号線)を進むので、景色を楽しみにしています。

初日は約80kmの距離にあるサンタマリアの町に1泊。2日目はキャンプ。3日目にベレンの町に到着予定です。

では、張り切って行ってきます!

起床

2021年 10月21日

6:30起床。コーヒーを飲み、荷造りをします。昨日の夜に準備する予定が、帰りが遅くなったので同部屋の方はとっくに就寝しており、荷造りができていませんでした。

▲洗濯物を取りにホステル屋上へ行くと、太陽が上り始めていました。

8:00 準備完了。同部屋の人々に挨拶し、レセプションに鍵を返却。ホステル・ルータ40のドミトリールーム(相部屋・バスルーム共用)に1週間程滞在させてもらっていましたが、とても快適でした。

※ホステルのショートムービーを作りました。

▲【Hiro’s Hostels Journey】”Hostel Ruta 40″ Cafayate, Argentina.

出発

▲8:15 ホステルを出発です。カファヤテは素朴で素敵な町でした。
▲8:30 カファヤテ滞在中、見学することができなかった大きなワイナリー、ボデガ・エチャート(Bodega Etchart)を通り過ぎます。
▲太陽と葡萄畑。
▲葡萄畑を横目に一枚。やっぱり朝は気持ちがいいですね。
▲大きな岩山が綺麗です。

トロンボン

▲9:10 小さな町トロンボンを通り過ぎます。
▲トロンボンのボデガ。青と茶色と緑のコントラスト。
▲9:30 走っていると前に車が停まり、家族が「一緒に写真を撮りたい」ということで写真を撮りました。僕も一枚。
▲少し進むと何かの会社らしきトレーラーが止まっていたので、水を500ml 分けてもらいました。今日は水をそんなに積んでいないので、こまめに補給させてもらいながら進みます。
▲Bodega・Tukma

コララド・デル・バジェ(Colalado del Valle)

▲10:30 コララド・デル・バジェ(Colalado del Valle)に到着。RUTA40(国道40号線)の4308km 地点です。福岡〜札幌間の距離が、2,000km程なので、アルゼンチンの大きさがわかりますね。
▲後からわかりましたが、この町に入る少し前にトゥクマン州に入っていました。パンデミックの影響で1年以上滞在したサルタ州をついに脱出です。
▲区役所のようなところに日陰を見つけたので許可を得て、朝ごはん休憩です。

朝ご飯休憩

▲昨日作っていたご飯を食べます。野菜たっぷりで、リゾットのようで美味しかった。
▲昨日もらっていたパン・デ・ブディン(パンで作ったプリンのようなもの)も食べました。
▲11:20 再度出発です。
▲真っ直ぐな道を進みます。
▲12:30 インカ帝国時代の有名な遺跡・キルメスへの曲がり角に到着。
▲今回は遺跡へ寄らず先へ進みます。

旅のおじさん

▲走っていると、旅をしているおじさんに遭遇。僕とは逆方向のメンドーサの街からサルタへの旅をしているらしく、少し話をして別れました。帽子も被らずにいたので「大丈夫ですか」と尋ねると、「ヘルメットや色々なものを他にも持っていたが、あちこちで無くしてしまった」と話していました。無事、目的地まで辿りついてほしいものです。
▲アンデスの山並み。
▲かなり暑くなってきました。それでもかなりいいペースで来ています。
▲羊か何かの骨

カタマルカ州に突入

▲13:30 少しの間のトゥクマン州の旅も終わり、カタマルカ州に突入です。今日はもう70kmも進みました。

ディストリクト・サンタマリア

▲そして、しばらく走り、ディストリクト・サンタマリア(カタマルカ州、サンタマリア県)に入りました。
▲休憩しやすそうな長閑な教会を横目に先を急ぎます。
▲小さな村をいくつも通り過ぎます。昼を過ぎて、向かい風が強くなってきてペースが落ちます。
▲以前の赤茶色の岩肌ではなくなくなり、景色が変わりました。
▲ラス・モハラスの村も通り過ぎます。
▲馬も日陰を探しています。午後はますます風が強くなってくるので、休憩もそこそこに先を急ぎます。
▲14:40 サンタマリアの町の入り口である、曲がり角に到着です。このモニュメントから左折です。
▲橋を渡り、サンタマリアの町です。
▲川は干からびて水がありませんが、馬が草を食べていました。

サンタマリアの町に到着

15:00 今日の目的地、サンタマリアのダヴィッドの家族の家に到着しました。ダヴィッドは、カウチサーフィンのホストで次の目的地、ベレンに住んでいますが、家族がサンタマリアに住んでいるということで、1泊キャンプさせてもらうことになっていました。

家に到着し、挨拶をした後に冷たい水を飲ませてもらいました。「昼ごはんは食べた?」と聞かれましたが、あまり迷惑もかけられないので、「食べていないですが、食べ物は持っているので大丈夫です。」と答えましたが、結局、「昼ごはんの残り物だけど、ごめんね。」と言いながら、タコスを温めて食べさせてくれました。とても優しいです。

▲左がダヴィッドのお姉さん、右がお母さんです。
▲ダヴィッドのお姉さんはカタマルカの州都で、旦那さんとピザ・エンパナーダ屋さんを経営しており、タコスもとても美味しかったです。

食後にシャワーを浴びさせてもらい、今日使った分だけ洗濯をしました。午後からの風がものすごく強いです。早めに到着してよかった。その後バナナとみかんも食べて、栄養補給。

サンタマリアの街を散策

▲17:30 隣に住んでいた、ダヴィッドの兄の自転車を借りて、セントロ(町の中心部)へ。
▲プラザ(中央公園)
▲カルチャケス渓谷のサンタマリアです。
▲アートやモニュメントの施された市役所
▲川方面へ行ってみましたが、川までは自転車で出られず、ここまで。
▲市営キャンピング場
▲新しくできた綺麗な公園を見て、1時間ほど散策して帰宅です。
▲18:30帰宅。乾いた空気と強風で、服はもう乾いていました。明日のために体を休めながら、破れていた手袋と太腿あてを自分で縫います。

家族と共に散歩

▲20:00 日が暮れて涼しくなった頃、ダヴィッドのお姉さん、お母さんと共に散歩へ出かけました。
▲昼間も来た新しい公園を散歩し、その後セントロへ。

サンタマリア教会

▲セントロへ到着し、綺麗にライトアップされた教会
▲中では、ミサが行われていました。
▲何やらプライベートなミサだったみたいで、これ以上中には入れませんでした。壁画が美しいですね。

夜ご飯

▲夕食を食べにピザ屋さんへ。エンパナーダ・アラべ、「エンパナーダ・アラブ風」という意味。普通のエンパナーダと包み方が違い、三角形。中は牛肉と野菜に、たっぷりのレモン汁。さっぱりと食べられます。
▲アンチョビとパイナップルのハーフアンドハーフピザは、とても美味しかったです。
▲3人でビールも頂き、食事を楽しみました。

22:15帰宅。帰った後は、明日走っている時に食べる用のご飯を作らせてもらいました。今日の残りもまだ少しあるので、タッパに入れ、一つは冷蔵庫で、もう一つは冷凍庫に保存。

▲お母さんはケーキ屋さんをしており、明日注文が入っている分のケーキの仕上げをしていました。
▲綺麗なデコレーションですね。

就寝

▲当初は庭にテントを貼らせてもらう予定でしたが、ご厚意で洗濯場兼、倉庫になっていたボイラー室を少し片付けてくれたので、ベッドを敷いて寝ることができました。とても優しい方達で、感動です。

23:30 お湯を沸かすボイラーの熱で丁度よく暖かかったので、寝袋をかけず、上着を着ただけで就寝。昨日あまり眠れていなかったこともあり、疲れていたので1分で眠りに落ちました。おやすみなさい。

まとめ

本日は、カファヤテ〜サンタマリア 81kmの走行でした。ほぼ平坦な道のりだったため、1回の昼休憩と10分間の小休憩のみで、7時間と短い走行時間でした。サンタマリアに到着後、暴風になったので早めについてよかったです。

明日、また出発予定ですが、早めに着いたのでサンタマリアの町も少し散策できました。

温かい家庭に迎え入れてもらい、美味しいご飯に温かいベッドで、これまでにないくらいぐっすり眠ることができました。南米は危険なイメージが強いと思いますが、本当にホスピタリティに溢れた、温かい人たちが多いと感じます。

目的地のベレンまで、後2日。明日は数年ぶりに天然温泉に入る予定ですが、ここから130kmの距離があります。無事たどり着くのでしょうか。お楽しみに!

走行マップ

走行距離

Cafayate ~ Santa Maria

81km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
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【香川県】神戸港から夜行フェリーを使って、晩秋の小豆島一周ライド

【香川県】神戸港から夜行フェリーを使って、晩秋の小豆島一周ライド

神戸港を夜出発して、早朝に着くことができる「小豆島」。晩秋の小豆島の景色を見にRaphaクラブチーム(RCC)のライドに参加してきました。
距離は約110km、獲得標高1919mのサイクリングを紹介します。

輪行で神戸港へ

小豆島へは神戸港からフェリーでのアクセスが便利。
夜中の1時に神戸港を出港して、朝7 時過ぎに小豆島に到着するジャンボフェリーがありますので、ぜひチェックしてみてください。
JR「三ノ宮駅」までは深夜の輪行なので、乗客も少なくスムーズにアクセスできます。

JR三ノ宮駅から神戸港までは連絡バスもありますので、輪行袋のまま神戸港に到着できます。バス乗り場はこんな感じです。

神戸港から小豆島坂手港へ

フェリーには自転車をそのまま預けることも出来るので、自走すれば輪行せずにフェリーに乗ることができます。ラックも完備して輪留めもしてくれるので安心!


少し仮眠をとれば、あっという間に小豆島。ご来光を眺めながらの船旅は、格別ですね。

フェリーは小豆島の「坂手港」に到着します。船着き場はこんな感じ。

寒霞渓(かんかけい)を目指してひたすらヒルクライム

土庄港到着の方々とも合流し、自己紹介を終えたら、ひたすら寒霞渓の坂を登ります。
景色は最高で、クルマも少なく、非常に快適に走れるのですが、坂はかなりきついので、初心者の方は要注意です。
季節の移り変わりを肌で感じながら、寒霞渓スカイラインをひたすら登ります。仲間がいれば辛くても何とか楽しく登れます。

ここが寒霞渓のほぼ頂上に位置する四方指展望台(しほうざしてんぼうだい)です。この日は少し曇り空でしたが、この景色!登った後のご褒美です。

久しぶりにお会いする方と、記念撮影です。

 紅葉を見ながら、ひたすらダウンヒル

少し休憩をはさんで、次はひたすらダウンヒル。さすがに寒いので、しっかり防寒して下ります。

このあたりは、かなり紅葉が進んでいていい感じです。

下りでは先行するグループをこんな感じで見ることができます。自分もそこを走ると思うとワクワクしますね。

昼食はアナゴ丼

かなりお腹もすいてきたので、「お食事処うめもと」で食事です。お店の外まで匂ってくる、アナゴを焼く香ばしい香りがたまりません。
お店の前に並んだロードバイクの数に圧倒されます。

そして、これが待ちに待った特上アナゴ丼。大盛もできますので、がんばった方はぜひ挑戦してみてください。

「丸金醤油」と「小豆島オリーブ公園」

小豆島は醤油でも有名です。立ち寄った「丸金醤油」の創業は1907年1月22日。島の有力醤油醸造家8 名を中心に香川県小豆郡苗羽村(現・小豆島町)に丸金醤油株式会社が設立されました。記念館もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

そしてここでは、「しょうゆアイスクリーム」を堪能できます。まったりとしてクリーミーで、ほんとに醤油なのかと思ってしまうくらいです。

「道の駅 小豆島オリーブ公園」では魔法のほうきにも乗って、こんな写真も撮れます。

地蔵崎灯台を目指して再びアップダウン

しょうゆアイスでまったりした後は「地蔵崎灯台」を目指して半島を一周します。
これがなかなかのアップダウンで寒霞渓を登った後の脚にはきついものがあります。しかし、それを超えればこんな景色が待っています。
ここは航路が集中しているので、様々な船が行き交うのを眺めることができます。

それぞれの帰路へ

参加された皆さんと集合写真を撮ってから、それぞれ帰路につきます。多くの方と楽しく走れたので、名残惜しいです。

寄り道してみました

フェリーの出航まで少し時間があるので、寄り道しながら坂手港に戻ります。ここは小豆島で唯一の酒蔵「MORIKUNI」。お土産の日本酒を購入して、しばしコーヒーブレイク。お庭のお手入れも行き届いていていい感じです。

坂手港にはビール屋台があります。クラフトビールを飲んで少しまったり。

ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンドクラフトビールで乾杯!


そして、神戸港に戻ってきました。1 日が本当に長く、非常に楽しい旅路となりました。

コース紹介

▼小豆島フェリー
https://shoudoshima-ferry.co.jp/

▼食事処うめもと
https://tabelog.com/kagawa/A3705/A370501/37011192/

▼道の駅 小豆島オリーブ公園
https://olive-pk.jp/broom/index.html

▼丸金醬油
http://www.morikuni.jp/

ラファサイクリングクラブ(RCC)のご紹介

今回お世話になったRCC のご紹介を少し。皆さんもおそらくサイクリングウェアのRapha はご存知と思います。
設立は2004年ロンドン、デザインも良くて上質なサイクリングウェアで有名です。
また、ロードレースのスポンサーとしても活躍しています。RCC は、サイクリストが集まる過去に類を見ないコミュニティとして、2015年に設立され、現在世界中で20,000 人を超えるメンバーが所属しています。
RCC メンバーになると、メンバーオンリーのアイテムを入手できたり、リーダーが企画するライドに参加することができます。
このライドが世界各地で開催されているのですから、ワールドワイドですよね。
朝初めて会って、「はじめまして」から始まり、ライドが終わるころには仲間意識が芽生えているのが不思議な感覚になれます。
東京と大阪にショップ&カフェもありますので、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

https://www.rapha.cc/jp/ja/

まとめ

関西からのアクセスも良く、観光名所も所々に点在する小豆島は、非常に走りごたえがあります。
一周は約100kmなので、中級者にもおすすめですし、上級者は山岳ルートを楽しめます。
周回できる小豆島は、待ち合わせ場所を決めやすいので、各自好きなルートを走ってどこかで集合するのも楽しいですね。
また、瀬戸内は島が点在しているので、フェリーを上手く使って、何島か巡ってみるのもいいですね。
2022年は「瀬戸内芸術祭」も開催予定なので、ぜひ訪ねてみてください。
https://setouchi-artfest.jp/

執筆:TABIRIN編集部:n.k

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愛媛県松山市から一番近い島「興居島」をめぐる“のんびりポタリング”と、松山駅から「宇和島」までの約100km“しっかりサイクリング”。女子2人でグルメレポートも豊富な、折り畳み自転車を使った輪行での「サイクリングパラダイス」愛媛の旅をご紹介します。

1日目

松山駅から興居島に向け出発

愛媛県 松山駅に着いてまずは興居島に向かいます。
JR松山駅から500m、徒歩で約7分の伊予鉄道大手町駅から高浜駅まで移動します。

土日祝はそのまま自転車を乗せられるサイクルトレインとして利用可能だそうです。

高浜港を出発

高浜駅を出るとすぐ見えるところに高浜港があり、興居島行きのフェリーが出ています。

興居島の港は由良港と泊港がありますが、由良港に渡ってみました。
船で約15分で着きます。乗船代は船内で支払いです。

由良港に到着

あっという間に由来港に到着。

小さな港の中はとてもかわいく居心地が良かったです。

サイクルオアシスになっているので空気入れの貸し出しなどもあり、輪行でも安心です。
荷物が気になっていましたが高浜駅と由良港にコインロッカーがありました。

さすが柑橘王国。興居島みかんが売られていました。

レンタサイクル情報

サイクリングマップも置いてあります。

乗船代を船内でお支払いする際にスタッフの方にレンタサイクルの申し込みをすると、港に着いてすぐに借りることができます。
もう一つの港、泊港での乗り捨ても可能です。思いのほかアップダウンが多く、レンタサイクルをするなら絶対に電動がおすすめです!

道路には安心の道案内もあります。

すぐに出会えるこの景色。海のすぐ側を走ることができて爽快!島好きにはたまりません。

武田牧場

武田牧場の牛達もお出迎えしてくれました。

琴引鼻

高台から見た琴引鼻。美しい景色を見ながらのサイクリングは最高に気持ちがいいです。


島にはたくさんのみかん畑がありました。
興居島のみかんは一つ一つ手で選別して箱詰めする「個人選果」を行っており、高級みかんとして有名だそうです。



島にあるお店は数える程度。自動販売機も地図で確認すると4箇所のみだったので飲み物や食べ物は予め用意してからスタートすることをおすすめします。

コーヒー店「Cotton John Coffee」

由良港のすぐ隣に小さなスーパーとおしゃれなコーヒー店「Cotton John Coffee」があります。
船の待ち時間においしいコーヒをいただき興居島サイクリングは終了です。


冬のライド後の温かい飲み物はご褒美ですね。

本当に少しの距離でしたが、満足できる島サイクリングでした。

松山市に戻る

松山中心部に戻り、夜は2021年12月にできた松山三越1階の「坊っちゃんフードホール」に行ってみました。
550席もあり、瀬戸内海グルメのお食事が気軽に楽しめるのが嬉しいです。
やっぱり愛媛といえば鯛。鯛めしをおいしくいただきました。
さらに同じフロアに愛媛・松山観光インフォメーションセンターもあるので便利です。

2日目

松山城前からサイクリングスタート

次の日は宇和島に向けて5つの四国の道の起点である松山城前からスタートです。できるだけ大洲街道沿いを通るルートを選びました。

少し変わった門があるお寺がありました。
鐘楼の両脇に金剛力士像が立っています。ここは大師堂でこの金剛力士像は江山焼(こうざんやき)の手ひねりの焼き物で、市指定の文化財だそうです。

パン屋「篠崎ベーカリー」

ライド中のエネルギー補給はやっぱりパン屋に目がいきます。ここでは創業明治25年の「篠崎ベーカリー」にお邪魔しました。

こんな石の案内を見つけることが歴史街道沿いを通る時の小さな楽しみでもあります。

パン屋「パン工房モンタナ」

先ほどパン補給をしたはずですが、、、
道の駅なかやまで「パン工房モンタナ」を発見。可愛い外観に惹かれて中に入ると美味しそうなパンが並んでいました。
お店の目の前にはサイクルラックもあり、サイクリング途中の寄り道スポットには最適です。


内子に到着

南予の代表的な観光地の一つ。楽しみにしていた内子に到着です。


おしゃれなランプのお店を発見!
他にも町家カフェなども点在していました。


内子座を鑑賞

今回の旅で一番印象的だったのが、この「内子座」です。
1916年に建てられた茅葺き入母屋造りの芝居小屋で、愛媛県を代表する木造建築物です。映画館への改装や、老朽化に伴う取り壊しの計画もあったそうですが、1985年に建築当時の姿に復元され今もなお芝居やイベントで使われています。催しがない時は内部が見れるということで見学させてもらいました。


外観も魅力的ですが中がまた驚くほど綺麗で、芸術的。建物自体がアートのように感じました。近代的な建物のホールではなく、ここでお芝居などを実際に観てみたいです。以前はシクロクロスのイベントもあったそうです。

内子の商店街で、なんとゆずが10円で販売されていたので、この日はゆず風呂に入って疲れを癒してもらいました。

3日目

まずは自転車で大洲城へ

次の日朝から大洲城を見に行きました。
朝靄がかかる朝の大洲城は凛々しくかっこいいです。10月頃から3月頃までの晴天の日には、「肱川あらし」と呼ばれる現象があり、肱川沿いを冷気と霧が一気に流れ出し、大洲の町を包んで幻想的な風景を見ることができるそうです。


大洲の街並みも風情があり、またゆっくり行きたい町になりました。

遍路道を行く

四国といえばお遍路。どうしても、へんろみちを通ってみたかったので自転車を押して歩いてみました。


みかんの直売所「赤松観光農園」

走っているとポツンと玉津みかんの直売所がありました。
「赤松観光農園」です。この辺りは見渡せばみかん畑だらけ!お店の方とおしゃべりしながらおいしくみかんを頂き、体力回復!ライド再スタートです。

河合太刀魚巻店でエネルギー補給

みかんの後は太刀魚巻で有名な「河合太刀魚巻店」へ。一本一本手作りで、店頭で焼いてくれます。

タレたっぷりでとても美味しかったです。

サイクリング終点の宇和島城へ

ゴールは宇和島城!閉まる10分前についたため大急ぎで天守へ。国の重要文化財である天守までは急な階段が続きます。

天守に到着。

夕暮れの宇和島湾の眺めはゴールにふさわしい素敵な景色でした。



まとめ

今まで愛媛ではしまなみ海道しか走ったことがありませんでしたが、今回はまた新しい愛媛をたくさん知ることができました。
それぞれのエリアで違った魅力があり、旅人を飽きさせません。
どこの街に行っても居心地の良い愛媛。冬の素敵なサイクリング旅になりました。

執筆:Sugar
石川県金沢市出身、大阪在住。
旅が大好きで、長年旅行会社で勤務。
しまなみ海道をレンタサイクルで走り、サイクリングの魅力に引き込まれました。
今は旅先を自分の自転車で走り、ゆっくりと観光したり、写真を撮ったりできる輪行旅に夢中です!

コース紹介


▼Cotton John Coffee
https://www.cottonjohncoffee.com

▼篠崎ベーカリー
https://shinopan.info/

▼赤松農園
https://www.iyokannet.jp/spot/2272

▼河合太刀魚巻店
http://www.tachiuomaki.com

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

大洲・宇和島街道

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【アルゼンチン】猛暑&猛烈な向かい風の中、難関80kmの過疎地帯を走り抜けろ!~ベレンへの道 2~

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こんにちは、HIROです。自転車で世界を旅しています。

10日間程滞在したカファヤテの町を出発し、3日間かけて、約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指しています。

初日は約80kmの距離にあるサンタマリアの町に1泊。サンタマリアに住む親切な家族と出会えました。

▲1泊だけでしたが、とても優しくしてくれました。ありがとうございました!

 

https://tabi-rin.com/?p=69250&post_type=article&preview=1&_ppp=b2b48e2636

▲初日:ベレンへの道1

今回は、その2日目です。

2日目は、不思議な自然現象に遭遇したり、素晴らしい景色も見ることが出来ました。

起床

6:00起床。ぐっすり眠れました。準備を開始します。テントを片付けなくていいので、助かりました。

朝ご飯

▲7:00 準備完了。お姉さんから「朝ごはんに」と、お茶と甘いお菓子を頂きました。
▲最後の最後まで、とても優しいです。甘いお菓子も美味しく、朝の活力になります。

出発

▲7:20出発。朝日を浴びながら、サンタマリアの町を去ります。
▲町を抜けます。この道は川です。
▲9:00 橋で少し休憩。日陰で休みたいですが、見当たりません。
▲相変わらずの山並み

エル・デスモンテ(El Desmonte)

▲9:30エル・デスモンテに到着。もうすでにかなり暑いです。
▲学校の許可をもらい、敷地内の日陰で休憩させてもらいます。子供たちの勉強をしている声が聞こえます。

昼ごはん

▲昨日作ったご飯と、ピーナツを食べます。
▲10:00 30分だけ休憩して出発、山並みが変わってきました。
▲遠くまで続くこの道を進みます。

プンタ・バラスト(Punta Balasto)

▲10:45 Punta Balasto に到着。
▲素敵な教会を発見

警察署で水補給

▲警察署で水を補給させてもらいます。これから100km近く、水を補給できる場所がないと教えてくれました。ここで止まっていなかったら大変でした。
▲11:00 出発。道路工事現場を過ぎていきます。
▲緩やかに登っていきます。
▲馬に
▲牛
▲山羊と、道路沿いには様々な動物たち。
▲草原地帯を進んでいきます。

クエスタ・ピエ・デ・メダーノ

▲クエスタ・ピエ・デ・メダーノを登ります。 クエスタ・デル・オビスポもそうでしたが、「クエスタ」とつくところは、急勾配の峠道のことのようです。クエスタは、直訳では”コスト(cost)”という意味です。

小さな教会 (Capilla)

▲12:40 小さな教会に到着。日陰で休憩できる場所がないので、ここで休憩させてもらいます。
▲なんとか人一人分の日陰を見つけました。

昼ごはん休憩 2

こちらの人は、このような過疎地帯では、こういった建物の裏やバス停の裏にトイレをします。ただここは正面側もトイレの匂いがキツく、驚きました。やっと見つけた日陰ですが、気持ちよく休むことができなくて残念。過疎地帯の走行は、いろんな要因から楽ではありません。。

あまり食欲が出ず、ご飯は少ししか入りませんでした。少しのピーナッツ、バナナを食べて少し休憩。

昼ご飯休憩、僅かな日陰がありがたい。
▲現在の標高2,255mサンタマリアから500m弱登ってきました。

目的地の温泉まで70kmあります。今日中に着くのは無理そうです。そして暑い。。。

▲13:45出発。日陰で休んでいるといつの間にか、1時間も経っていました。
▲明日の目的地ベレンまで、129kmの看板。
▲向かい風が強いですが、ここから降りです。遠くで竜巻が起こっています。
▲ズームしてみると、あちこちで竜巻が起こっていました。15個以上はありそう。
▲山羊たちに癒されます。
▲それからまた長い上りが続きます。向かい風が猛烈に強く、時速5kmがやっとです。そして休憩場所が全然ない。。
▲かなり登ってきました。

カンポ・アレナル空港 (Campo Arenal Airport)

▲17:30 カンポ・アレナル空港に到着。風をみる吹流しもこの通り。風の強さがわかります。
▲かなり時間がかかってしまいました。ここを少し進んだところで、上りは終わり。
▲すごく小さな空港です。
▲おそらくここが、今日の一番高い地点です。
▲休憩した教会から一旦下り、また2311mまでのぼりました。1885mのサンタマリアから550m上がったことになります。。何より、風がしんどかった。。。
▲ここから下っていきます。
▲遠くが濡れているように見えます。蜃気楼でしょうか。
▲後から調べてみると、”逃げ水”という、蜃気楼の一種で光の屈折現象のようです。
▲綺麗な草原です。
▲山並み。いい景色ですね。
▲下っていきましょう。
▲日が暮れていく中、颯爽と下ります。
▲昼間の向かい風の苦しさから打って変わって、下りは気持ちがいいです。
▲振り返ると、夕陽に照らされた山肌。

ナシミエントス(Nacimientos)

▲19:10 ナシミエントスに到着。もう少し行けば、温泉がある【ワルフィン】という町ですが、暗くなるのが怖いので、ここまでにします。
▲警察署でキャンプをさせてもらおうと思って探していると、なんと通り過ぎていたことが判明。

ナシミエントスのセントロより少し行き過ぎていたので、下ってきた道を再度戻ることに。地図がわかりにくく、やってしまいました。。。

ナシミエントス警察署

▲きた道を戻り警察署に到着。

が、人がいる様子がなく、諦めて近くの民家にキャンプのお願いをしに行っていると、中から警察署の人が出てきました。

敷地でキャンプをさせてもらえないかとお願いするも、村役場も併設されている関係で、公共の場所なので「ダメ」と言われました。

しかし少し粘り、「明日の朝早く出る」こと、「人目につかない建物の裏にテントを張る」ことを条件に、了承してくれました。

暗くなると共にテントを立て、夜ご飯は昼と同じく、ご飯とピーナッツを食べました。同じものばかり食べていますが、料理は時間がかかるので、睡眠時間の確保が優先です。

敷地内の水道の水を使われてもらい、顔と足だけ洗い、歯磨きをして寝る準備完了です。

就寝

▲21:30就寝。

寝る直前に空を見上げると、素晴らしい満点の星空が。天の川もくっきりと見えました。過疎地帯は水や食料の補給、休憩場所の確保など大変なことも多いですが、今日の星空のような、美しい自然を見ることが出来るのでやめられませんね。

それでは、おやすみなさい。

まとめ

今回は【ワルフィン】という町の近くにある、天然温泉地でキャンプ出来れば、と思っていましたが、僅かに届きませんでした。

1時間早く出発しているか、もしくは、あの強烈な向かい風に吹かれていなければ着いていたかも、と悔やまれるところです。

今朝はサンタマリアの家族の家を出発し、いい感じで進みましたが、暑さと過疎地帯ゆえの日陰のなさに苦戦しました。それでも、約80kmの無人地帯を含む、106km走り切ったので良しとします。

最終的には、ナシミエントスの村の警察署の庭で安全にキャンプすることもできました。

温泉で温まって、ぬくぬくとテントで眠る計画は崩れ去りましたが、明日の朝、温泉につかりに行きたいと思います。

何はともあれ、ベレンへの道の難関エリアはクリアできました。

そして明日、無事に目的地<ベレンの町>にたどり着くことはできるのでしょうか。お楽しみに!!

走行マップ

走行距離

Santa Maria ~ Nacimiento

106km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】南米の秘湯を探し、暴風の中ベレン渓谷を走る!〜ベレンへの道 3〜

【アルゼンチン】南米の秘湯を探し、暴風の中ベレン渓谷を走る!〜ベレンへの道 3〜

【秘境温泉】オフロードを走り、川越えしなければたどり着かない、南米の秘境温泉を目指します!

2年以上も温泉に入っていない僕は、もうカラカラです!

果たして、アルゼンチンの幻の温泉を探し出し、疲れを癒すことができるのでしょうか!?

今回も素敵な出会いがありました。この方たちとの出会いは後ほど!

カファヤテの町を出発し、3日間かけて、約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指しています。

初日:ベレンへの道 1

https://tabi-rin.com/?p=69250&post_type=article&preview=1&_ppp=b2b48e2636

2日目:ベレンへの道 2

https://tabi-rin.com/?p=69252&post_type=article&preview=1&_ppp=d49c2873af

 

起床

5:40起床。昨夜は、ナシミエント警察署の庭でキャンプをさせてもらっていました。

朝方寒くなりましたが、静かなところで眠れました。

▲日が登って岩肌を照らし、綺麗です。まだ月が見えています。
▲テントの片付け完了。

昨日キャンプの許可をくれた警察官に、出発の報告をしようと扉を叩いてみましたが、出てこないのでまだ寝ているのでしょう。

南米の人たちはのんびりと生活していますね。僕はそんな、ゆったりと和かに生きるこの国の人たちが好きです。ということで出発です!

▲7時出発。まだ月が出ています。
▲思っていた以上の下り道を進み、橋に到着。
▲橋を越えます。朝日と山並みのコントラストも綺麗です。
▲朝はやはり気持ちがいいですね。
▲一つ峠を越えると、木の雰囲気が変わりました。針葉樹林のような背の高い木が生えています。

ワルフィン(Hualfin)

▲7:40ワルフィンの入り口に到着。町中へは3Kmほど入らなければならないのでスルーします。

思ったより下りで、30分で14kmも来れたので昨日迷わずに来ていれば、暗くなるまでについていましたね。

少し休憩。ピーナッツを食べ、10分ほどで出発します。少し進んだところから、温泉に続く道へ入ります。

▲また峠を一つ超えて、温泉へと続く道の入り口に到着。
▲ここからは砂利道を進みます。登山道のような道を想像していましたが、意外と車でも行ける感じです。この道を進めば、秘湯があるはず!
▲いったん降りて、川へ出ました。川が乾いているので、そのまま川を渡り進みます。

道無き道を進みます!!

秘湯 ワルフィン温泉

▲9:10 温泉のあるキャンピング場へ到着。
▲もっと自然の中にあるかと思っていましたが、かなり整備されていました。

秘湯を満喫

▲川のそばの露天風呂を想像していましたが、家族風呂でした。このようなお風呂が4つ程ありました。綺麗に掃除されています。

早速お湯で体を流し、入ってみます。38度程で、かなりぬるめですが、グアテマラ以来の温泉は超絶に気持ちが良かったです。

朝ごはん

お風呂から上がり、タッパに入った朝ごはんを食べますが、同じものをが続いているので少し、ひもじくなってきました。町へ着いたら、美味しいものが食べたい!!

出発の準備をしていると、カップルのサイクリストと遭遇。ベレンに住んでいるらしく、今日はサイクリングにやってきたそうです。

▲ランチ用に持ってきていた、サンドイッチを分けてくれました。
▲牛肉、ハム、卵にトマトなど、具沢山でとても美味でした。
▲温泉地を出て、戻ります。行きは、川を進みましたが、帰りは橋を渡ってみます。
▲からからですが、雨季には水が溢れていることでしょう。

再びルータ40へ

▲カップルのサイクリストと一緒に進みます。すでに風が強くなってきましたが、下りなので軽快に進みます。
▲久々に立派な看板を見ました。ベレンまで48km!もう少しです!
▲この岩肌の中からオウムの鳴き声が。住んでいるのでしょうか。
▲干からびた大きな川を渡り、

サン・フェルナンド

▲サン・フェルナンドに到着。一緒に走ってきた、アリエルとジャニナとはここでお別れです。
▲再びルータ 40に出てきました。そして、めちゃくちゃ向かい風が強い!下りなのに、頑張って漕がないといけません。

狐

▲狐がいました。強烈な向かい風の中、癒されます。

一昨日サンタマリアに着いた際、天気予報を見ると、今日は強風マークになっていたので、通常よりも強風のようです。一生懸命漕いでも時速7kmほどしか出ません。泣きそうです。

それから休憩場所もなく、パワーが足りないので、立ったままクッキー、ピーナッツを食べます。いつこの強風エリアは終わるのか。

バス停で休憩

▲14:00 やっとのことで、風を避けて休むことができるバス停に到着。

しかし、バス停の中でさえ、トイレをしている人がいるようで、とても臭い。。。

2時間休みなしで、やっと見つけた休憩場所が。。。

それでも我慢して、最後のタッパー保存ご飯を食べきります。

▲サルタにいたときに友人からもらい、食べるのを楽しみにしていた高級そうなナッツバーを食べて、元気を出します。30分休憩して出発。最後の水も飲み干しました。水も食べ物もゼロです。早くベレンに着きたい!

ベレン渓谷

▲ケブラーダの中をアップダウンを繰り返しながら進みます。風がだいぶ収まっているので、ありがたい。。
▲綺麗な渓谷

ベレンに到着

▲16:00 ベレンの町に入りました。
▲14:00には着くと思っていましたが、やはり今日も向かい風に苦戦を強いられました。

目的地のカウチサーフィン(旅人が現地で泊めてもらえる家庭を探せるAPP)のホスト、アレハンドラの家を5ブロックほど行き過ぎてしまい、今日も上り道を引き返し。。

目的地に到着

▲16:30アレハンドラの家に到着。

立派な家でした。アレハンドラと彼氏のマルティンが出迎えてくれました。まずは水を飲ませてもらい、荷を解きます。

少し話をしてシャワーを浴び、その後3人で軽食をとりました。

ベレンの町を散策

プラザ

▲暗くなる頃にマルティンと車でベレンの町を少し散策しました。セントロ、プラザでは、スピーカーが準備されていました。何か催し物があるようです。南米では、毎週末がお祭りのように賑わい、人々は楽しそうに集います。

ロンドレス橋(Puente Londres)

▲名物のロンドレス橋を見に行きました。ビルヘン(マリア像)が中に入っています。

街を散策後、かなり疲れていたので家に帰って、ベッドで休憩させてもらいました。

夜ご飯

▲23:00アレハンドラが、炭火で手作りピザを作ってくれました。
▲炭火のオーブンです。

手作りピザを堪能

▲オリーブとチーズをいただき、
▲ピザが出来上がりました。一つは、ルッコラと、生ハム。店で食べるものよりも断然美味しかったです。

もう一つは、コーンのピザ。どちらもめちゃくちゃ美味しくて、驚きました。具もたっぷりで高級ピザです。炭火で焼いているので、さらに美味しいのでしょうか。

▲焼き上がりのピザは庭で食べます。二人ともとても優しい人でした。ビールもいただき、3日間の旅のご褒美でした。

 

就寝

1:00 ベッドで就寝。美味しいものを食べて、安全な場所で眠れる以上の幸せはありません。

2年以上ぶりに温泉にも入れて、とても良い日でした。

まとめ

3日間で270km 走り、無事ベレンにたどり着くことができました。

初日は<カファヤテの町>を出発し、サンタマリアの町で素敵な家族にお世話になり、2日目は106km走りきり、警察署の庭でキャンプ。

最終日は温泉に浸かり、しばしの疲れを癒し、強風に苦戦しながらもベレンに到着。

アレハンドラとマルティンの家で、美味しいピザとビールで楽しい夜を過ごさせてもらいました。

ベレンでは数日間、観光をしながら休養し、また出発の準備を整えたいと思います!

では、また次回をお楽しみに!!

走行マップ

走行距離

Nacimientos ~ Belen

83km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

マウンテンバイク(トレイルライド)でのオススメ装備をご紹介!万全の用意で安全なライドを

マウンテンバイク(トレイルライド)でのオススメ装備をご紹介!万全の用意で安全なライドを

舗装されていない林道や山中を走るマウンテンバイクで、大自然の中を走るトレイルライドでは、街中をサイクリングする時とは違った装備が必要となります。今回はトレイルライドの際に気をつける事や必要な装備をご紹介します。

マウンテンバイクやトレイルライドで気をつける事

トレイルライドとは、マウンテンバイクを用いて山道や林道といったオフロード(舗装されていない道路)を走行するアクティビティです。大自然の中を自転車で走る爽快感が魅力です。しかし、大自然の中を走行するため、通常のサイクリングにはない注意点があります。

怪我のリスク

トレイルライドでは、凸凹な未舗装路を走るため、転倒のリスクがあることを念頭におきましょう。手や肘、膝などに擦り傷ができたりこれら部位が打撲したりする可能性があるため、グローブやプロテクターは必須となっています。また、枝葉がコース上にはみ出すように伸びている場合もあります。引っかかってケガをしないように皮膚を守る服装を心がけましょう。

山の生き物

トレイルライドは山の中で行います。そのため、熊や猪などの野生動物と遭遇してしまう可能性があります。熊鈴や撃退スプレー等の対策グッズを用意しておきましょう。また、スズメバチや虻などの虫が多いのも山ならではの特徴です。黒色のウェアや露出の多いウェアを避けるなどの対策が必要です。

現在地の把握

山中では電波が弱く、スマートフォンの地図アプリが使えない事もあります。紙地図やコンパスといった道具を用意する他に、事前に走行コースを確認し、入念にシュミレーションしてから走行しましょう。

体温の調整

山では急な気温の変化が起こりやすいため、体温調整が必要になる場面が多いといえます。熱中症や低体温症といった症状を予防するために、速乾性の高いインナーやウィンドブレーカーなどのアウターを活用し、体温をコントロールしましょう。また、脱水やエネルギー切れを防ぐためにこまめな水分補給や栄養摂取を心がけましょう。

トレイルライドで必要な装備

ここからはトレイルライドに必要な装備について紹介します。短時間のトレイルを楽しみたい方や、専用コースを走行する方は、以下の基本的な装備をまずは用意しましょう。

服装

トレイルライドは山で行うため、天候や気温によって服装を適宜調整する必要があります。吸汗と速乾性に優れたインナーの上に、保温性の高いウェアを着用しましょう。風や雨、寒さの対策としてアウターも持参しておくと安心です。またパンツはストレッチ性が高く、動きやすいものを選ぶとペダリングの邪魔にならず、快適なライドを楽しめるでしょう。

ヘルメット(トレイルライド用)

トレイルライドを行う際は、トレイルライド用のヘルメットを装着しましょう。一般的なサイクルヘルメットと比べ、後頭部を覆うパーツや顔面を守るバイザーがついているのが特徴です。また下り坂を基調とする、激しいダウンヒルを行う方はフルフェイスタイプのものを使用しましょう。なお、いずれのヘルメットでも、大きな事故を予防する為にも、自身の頭にフィットしたヘルメットを必ず着用しましょう。

グローブ

トレイルライドを行う際には、耐久性の高いグローブを装着しましょう。冬の防寒対策になるだけでなく、転倒時には枝や岩から手を保護してくれます。中にはより強固なプロテクター機能を備えているものもあるため、動きやすさなども重視した上で選ぶのがおすすめです。

シューズ

靴底が凸凹したトレッキングシューズのような靴はペダルを漕ぐ際に滑りやすく、不向きです。そこでトレイルライドの際に使用するシューズはフラットで厚い靴底(なるべくラバーソールになっているもの)のシューズを選ぶのがおすすめです。またメーカーによってはマウンテンバイク用のビンディングシューズも販売されています。歩きやすく、そしてペダルをしっかりと捉えることができるため、悪走路の中でもより安定した走行が可能になります。

プロテクター

ケガが不安な方、もしくは本格的なトレイルライドを楽しむ方はプロテクターの装着も視野に入れましょう。実際に各種マウンテンバイクでのイベントや大会でも装着が推奨されています。主に肘や膝に装着することでケガを防いでくれます。ただしプロテクターは自分のサイズに合ったものでなければ外れやすくなります。そのため、商品を選ぶ際は実際に手に取って選ぶのがおすすめです。

バックパック

トレイルライドでは走行中においてバランスを取ることが重要になるため、軽量なバックパックを用意しましょう。走行距離やコースに応じて5~15リットル程度の物から選択すると良いでしょう。

ハイドレーション(水分)

水分を摂取することはスポーツを行う上で不可欠です。しかし、トレイルライド中は手が汚れてしまったり、ドリンクボトルに泥がはねてしまったりすることがあります。そこでおすすめなのがハイドレーションです。手を使わずにバルブをくわえることで水分補給ができるアイテムで、バックパックに装備して携帯することができます。

アイウェア

アイウェアは、トレイルライドの必需品です。枝や虫、砂利などから顔や目を保護してくれます。また夏場などは山中で浴びる強い紫外線から目を守ってくれる役割も担ってくれます。

ライト

山中でのサイクリングは、日中でも周囲が薄暗くなっています。

そのため、ライトは広い範囲を照らせるものがおすすめです。

パンク修理キット等の工具

マウンテンバイクで走行するとはいえ、トレイルライドでは舗装されていないオフロードを走るため、パンクをする可能性が高いです。

替えチューブやタイヤレバー、携帯ポンプを用意しておくことで、パンクが起きても対処ができます。

また、道中でも車体にトラブルが発生する可能性もあります。

そこで様々な種類のレンチがついているマルチツールを携帯していれば山中でも調整や修理が行えるようになります。

栄養補給食

自転車はエネルギーを多く消費するスポーツです。ですが、トレイルライド時の山中にはコンビニや自動販売機がほとんどありません。

そのため、手軽に糖質やアミノ酸を摂取できる栄養補給食は携帯しておきましょう。

おすすめの栄養補給食はこちらの記事をご覧ください。

サイクリングにおすすめの補給食8選|自転車に最適の補給食はどれ?
長距離のサイクリングでは、非常に多くのエネルギーを消費します。ライド前はもちろん、ライド中もこまめにエネルギーを補給することが大切です。そこで今回は、サイクリングにぴったりの補給食を紹介します。コンビニで手...

より本格的なトレイルライドを行う際に必要な道具

長時間にわたるトレイルライドや本格的なオフロード走行を行う場合は、登山のような装備が必要となります。以下のアイテムを必ず用意して望みましょう。

救急セット

テーピングや絆創膏、消毒液といった軽量な救急セットは必ず用意しましょう。草木や枝、岩等が道にあふれているトレイルライドでは、初心者上級者を問わず、ケガのリスクがあります。擦り傷や切り傷といった軽度なケガに対しては自分で対応出来るようにしましょう。

虫よけ

前述した通り、山中には虫が多く生息しているため、蜂や虻といった害虫にも気をつけなければいけません。虫よけスプレーやハッカ油などの虫対策用品を準備しましょう。スプレータイプの防虫剤などは時間が経過すると効果が薄れる為、携帯してこまめに使用すると良いでしょう。

熊よけ

熊や猪といった野生動物と遭遇しない為に熊鈴は用意しましょう。自転車用のベルで代用することも可能です。

もし遭遇してしまった時のために、撃退用スプレーも所持しておくと良いでしょう。

身分証明証

最悪の事態を想定して、身分証明証を持参しておきましょう。病院や救急サービスを利用する際に必要になります。

また、身元や住所の確認にも役立ちます。

遭難対策グッズ

知らない林道を走る場合や、予定と違うコースを走る場合には、地図やGPS機器、コンパスやエマージェンシーブランケット等を用意しておきましょう。

遭難対策以外にも、行く先の地形を確認したり帰り道の距離を確認したりする際に役立ちます。

万全の準備をしてトレイルライドを楽しもう

トレイルライドは大自然の中をマウンテンバイクで走行する爽快感が魅力のアクティビティです。

大自然を相手にするため、事前の準備および万が一に備える心構えが大切になります。

この記事を参考に、ぜひ楽しく安全なトレイルライドを行ってください。

この記事を見たあなたは要ダウンロード!TABIRINアプリ

「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

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執筆:TABIRIN事務局f

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