奈良県の桜サイクリングコースから、日本のさくら名所100選に選ばれた名所をサイクリングでコースを紹介します。
奈良県のさくら名所を自転車で巡りたい、と考えている方は参考にしてください。
※この記事は2018年3月8日に公開されたものを2022年3月に更新したものです。
日本のさくら名所100選にも選ばれた奈良の桜
日本のさくら名所100選とは、1990年に公益財団法人日本さくらの会の創立25周年記念として選定された、日本全国100ヶ所の桜の名所です。
選定には、建設省、運輸省、環境庁、林野庁、全国知事会、財団法人国際花と緑の博覧会協会など、多数の団体が後援しているため(名称は当時のものです)、お墨付きの桜の名所が揃っています!
奈良県からは、「奈良公園」「郡山城(郡山城址公園)」「吉野山」
の3ヶ所が選ばれています。
奈良県から選ばれた3ヶ所のうち、名所同士の距離が近い「奈良公園」「郡山城」の2つをサイクリングで回る、コースをご紹介します。
さくら名所100選「奈良公園」「郡山城」へサイクリングスタート
なら町駐車場からスタート
私は車に自転車を乗せていったので、奈良公園に近い「なら町」の駐車場を利用しました。輪行の場合は、近鉄奈良駅、JR奈良駅からでもスタートしてもいいでしょう。
奈良駅周辺にはレンタサイクルもいくつかあるので、手軽にサイクリングを楽しめます。
日本さくら名所100選「奈良公園」
まずは奈良市を代表する観光名所のひとつ、日本さくら名所100選にも選ばれている奈良公園へ。
奈良公園の周辺の興福寺や東大寺、若草山の麓にも桜はいくつもありますが、おすすめは奈良公園の「浮見堂」。
風が少ない日は浮見堂と桜が水面に映り、とても美しい景色になります。
美しい桜並木の佐保川沿いをサイクリング
奈良公園から少し西へ走ると佐保川があります。
残念ながら写真は無いのですが、川の両岸に美しい桜並木が続きます。佐保川の桜を見ながら、薬師寺・唐招提寺方面に向かいます。
秋篠川の桜並木は歩行者・自転車専用道路なのでお花見にぴったり
薬師寺・唐招提寺の東側を流れる秋篠川。
右岸の国道308号線から南へ約2.5kmは歩行者・自転車専用道路で、約1.3kmの区間に約150本の桜が連なっています。
まずはこの専用道を、ゆっくり桜を見ながら南下します。
日本さくら名所100選「郡山城」
専用道の最終地点の奈良口交差点からは、一般道を通って約1.2km先の郡山城へ。
郡山市の代表的な観光地「郡山城」。お濠を囲むように約800本の桜が植えられていて「御殿桜」とも呼ばれています。この郡山城も日本さくら名所100選に選ばれています。
桜を楽しみながら再び秋篠川をサイクリング
郡山城のあとは再び秋篠川へ戻ります。今度は川の対岸に広がる桜を楽しみながら、ゆっくり北上。桜の下を走る右岸とはまた違った景色を楽しめます。
国道308が近づいてきたら再び右岸の専用道へ。
もう一度、桜の下をゆっくり走り贅沢な時間を感じます。
名所旧跡めぐりもおすすめ
ここからは、薬師寺、唐招提寺や、平城宮跡などの名所旧跡が近いので、時間の許す限り観光を楽しんでみてください。
帰りは、車なら駐車場へ戻ります。
ご紹介した奈良のさくら名所を巡るサイクリングコース詳細はこちら
秋篠川沿いのルートは「せんとの道ルート(C7)」を参考にしてください。
ご紹介したサイクリングコースは約22kmで坂も少ないため、初心者から旅志向の中級者の方におすすめの「桜サイクリング」コースです。
【大和高田-藤原宮跡-明日香+談山神社を巡るコース】
有名な「高田千本桜」をスタートして、藤原宮跡や明日香村の桜も楽しめる、初心者向けの20キロのコースもおすすめです。
坂好きな上級者の方向けに、樹齢600年の淡墨桜を見に行く10キロの追加コースも紹介しています。
【宇陀市サイクリングコース】
宇陀川と芳野川でお花見サイクリングができるコースです。
27キロで、ファミリーや初心者、中級者の方におすすめです。
またその他のサイクリングコースについては当メディアTABIRINの『コース・マップ検索』『都道府県検索』を利用して探してみてください。
執筆:HANADA