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記事タグ: レベル

【群馬県】桐生市の自然と伝統的な産業遺産をめぐる、フォトジェニックなサイクリング《PR》

【群馬県】桐生市の自然と伝統的な産業遺産をめぐる、フォトジェニックなサイクリング《PR》

サイクリングの楽しみ方のひとつ「写真」。スマホやカメラを持って、自転車で様々な風景や建物をめぐれば、自分だけのフォトジェニックなスポットにも出会えます。
のどかな風景をはじめ、町中には多くの産業遺産がのこる群馬県桐生市で、様々なフォトスポットを巡る約24kmの自転車旅を紹介します。

数々の産業遺産が残る「桐生市」

群馬県桐生市(きりゅうし)は、古くから絹織物を産する機業都市で、「桐生織」は京都・西陣の「西陣織」と並び称されています。
市内に多くの産業遺産があり、130件以上の国登録有形文化財が残されています。

桐生市内には多数のノコギリ屋根工場も存在し、貴重な産業遺産は観光資源としても期待されています。

スタートは上毛電気鉄道「西桐生駅」


上毛電気鉄道「西桐生駅」駅舎は、1928年(昭和3年)の上毛電気鉄道開業時に建設されました。
昭和初期のモダンな洋風建築は、創建当時の姿が良好な状態で残っています。

三輪神社

西桐生駅から北東へ約1kmで「三輪神社」。

三輪神社の同じ境内には、「西宮神社」が鎮座していて、巨木の右手の参道階段を登ると西宮神社。左手参道を進めば美和神社となります。
ここには幾つも神社があって、美和神社境内左手には、八意思兼神社。境内を右手に歩くと、松尾神社の小祠があり、その奥に金毘羅神社。その右隣りに西宮神社があります。

ここから県道66号を走り10km先の梅田湖を目指します。

田中商店

なだらかな坂道をのぼること約7km、道沿いにある昔ながらの趣の「田中商店」。

長らく地域に密着していたこのお店は2010年に惜しまれつつ閉店。そのお店を孫の代が「アウトドアスタイルコンビニ」として2021年8月に復活させました。

その名の通り、店内のアウトドアグッズに囲まれて、コーヒーやスイーツを頂けます。

田中商店オリジナルプリン。コーヒーと一緒に撮影。

お店には人気者の「猫」もいます。
ここから梅田湖までは約3km。

梅田湖(桐生川ダム)


桐生川にある桐生川ダムは「梅田湖」と呼ばれ、右岸に位置する「梅田台緑地公園」は、市民の憩いの広場となっています。


敷地内には「ロウバイパーク」があり黄色い花が咲いています。ここでもフォトセッション。

美しい湖畔の風景を見ながら穏やかなひと時。

こんな写真も撮ってみました。

ベーカリーカフェ レンガ

梅田台緑地公園で折り返し、県道66号をゆっくり下ります。
途中の小さなバス停では、青空と梅を見ながらフォトタイム。

市街地へ戻り「ベーカリーカフェ レンガ」へ。

1920年に建てられた、レンガ造りの「ノコギリ屋根」工場の建物は、2008年にベーカリーカフェとして生まれ変わりました。
ノコギリ屋根工場と事務所棟は1998年に国登録有形文化財に指定され、2007年に経済産業省近代化産業遺産に認定されました。

人気No.1の「のこぎり屋根のフレンチトースト」

旧曽我織物工場

ベーカリーカフェから約500m、昔懐かしい雰囲気の裏通り。

このノコギリ屋根工場は「旧曽我織物工場」。
現在の石造鋸屋根工場は、1922年にに建築されました。1930代は織物業の最盛期でしたが、1969年頃織物の操業を止め、その後市内企業の工場や倉庫として最近まで利用されていましたが、現在は活用を検討中だそうです。

有鄰館 レンガ蔵

旧曽我織物工場から350mで「有鄰館(ゆうりんかん)」。

江戸時代から昭和時代にかけて、酒・味噌・醤油を醸造し保管するために使用されていた11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用され、「文化を発信する場」として、町並み保存の拠点にもなっています。

和の伝統を感じる「蔵」と、洋の趣がある「赤レンガ」が交差するここは、時代の移り変わりを感じるフォトジェニックはスポットです。

桐生織物記念館

1300年の歴史を持ち日本を代表し伝統的工芸品の指定を受けている「桐生織」。
1934年(昭和9年)に建てられた桐生織物記念館は、「織都(しゅくと)」の別称を持つ桐生の隆昌をいまに伝える象徴的な建築物として、1997年に国の登録有形文化財に指定されています。

1階の販売場では、「手織機」をはじめ貴重な道具類の展示と和洋それぞれの織物製品を販売。2階の展示室では桐生織物をさまざまな資料やパネルで解説しています。

この地域周辺は、2012年に桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されました。

コース紹介

▼Kiryu Walker 桐生市観光物産協会
http://kiryu-walker.net/

▼ベーカリーカフェ レンガ
https://www.kiryu-renga.jp/

▼桐生織物記念館
https://kiryuorimonokinenkan.com/

まとめ

赤城山南東の麓に位置する桐生市。
多くの産業遺産は、見る場所や時間によって様々な表情を見せてくれます。そして足を延ばせば、季節によって移り変わるのどかな山あいの風景に出会えます。
自転車を使えば、自由に気ままに、ゆっくり写真を撮って旅を楽しむことができます。
上毛電鉄のサイクルトレインやレンタサイクルを使えば、手軽にフォトジェニックなサイクリングを楽しめます。

上毛電気鉄道レンタサイクル 西桐生駅
名称上毛電気鉄道レンタサイクル 西桐生駅営業時間9:00~18:00電話番号0277-22-3201受付場所桐生市宮前町2丁目1番33号車種・料金シティ無料eバイク無料クロス-ロード-ミニベロ-MTB-その他-*上毛電鉄利用者のみ貸出し*高校生以下の方の利用は保護者の同伴が必要(電動車)*電動車は桐生市レンタサイクル

広告主:特定非営利活動法人赤城自然塾(観光庁登録観光地域づくり法人)
執筆・写真:HANADA(TABIRIN編集部)

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【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング

【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング

大阪の人々に「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれる「谷町六丁目」。

「谷六」は、Osaka Metro谷町線と長堀鶴見緑地線が交わる場所に位置しており、梅田や心斎橋、天王寺まで電車で10分以内と、都心にありながらも東西に延びる空堀商店街を中心に、懐かしい風情が感じられます。

この「谷六」の魅力は懐かしい風情だけでなく、町家などを活用した、こだわりのお店が沢山あることが最大の魅力で、とても探索しがいのある素敵な街です。

そんなレトロなのにとってもモダンな谷六から天王寺公園まで、お気に入りのスポットに立ち寄りながらポタリングを楽しむことに。

うえまち貸自転車をレンタル

TABIRINアプリで「うえまち貸自転車」店さんの位置をTABIRINアプリで確認しながらお店に向かいましたが、お店の名前を掲げておらず、お店の前を行ったり来たりしていましたが、やっと見つけてお声がけしたところ、とても気さくな店主さんが出てきてくださいました。

今日は天王寺公園までポタリングをしたいと思っていることを伝え、かご付きのミニベロを借りることに。

▲外国人旅行者の利用もされているそうで、英語でも書かれています
▲店主さんが自転車をセッティングしてくれました
うえまち貸自転車
名称うえまち貸自転車営業時間11:00~22:00*定休日:水曜日、お盆、年末年始電話番号070-5664-8184受付場所大阪市中央区谷町6-17-43車種・料金シティ-eバイク-クロス-ロード-ミニベロ300円/~1時間以降+100円/20分1300円/1日MTB-その他- 

谷六の探索の仕方とは

自転車をお借りした後、話が弾み、谷六の歴史などを教えていただきました。

谷六は昭和時代、印刷所が数多くあったそうで、手塚治虫さんなどの著名な漫画家さん達が若かりし頃には、漫画を印刷してもらうために谷六まで来ていたとか。

今、谷六は、若い人を中心とした個性的なお店が多いのですが、アートや個性を受け入れる土壌が昔からあったのかなと思いました。

その後、店主さんが路地裏まで案内してくださいましたが、大阪の路地裏の入り口は『屋根付き』となっているのが特徴とのことでした。まるでトンネルのよう。

このトンネルをくぐると、なんと中庭があり、開放的な空間が広がっていて、気候のよいときに、ここでお友達とおしゃべりしながら、お酒を飲みたいなーと思ってしまうほど、居心地のいい空間でした。

▲路地を抜けるとこんなに広い空間が!!驚きです

また、別の路地裏には、古民家を改装した民泊のホテルや猫カフェ、犬カフェ、海外コミックカフェなどがあり、谷六は奥が深いことを実感。

さて、ポタリングスタート

外国人に人気の一心寺

谷六から天王寺公園の手前にある一心寺まで自転車で10分ちょっとで到着。

一心寺は、大阪市天王寺区にある浄土宗の寺院なのですが、その入り口には海外の彫刻とおぼしき、青銅像が鎮座しており、何も知らないでいったら美術館かなと思うようなつくりで、外国人観光客に人気の観光スポットになっているそうです。

▲仁王門(山門)には、この距離からでも分かるほどの大きな像が
▲とても立派な仁王像!!

天王寺公園

天王寺公園は、天王寺駅の目の前にあり、芝生広場や動物園、大阪市立美術館があるなど、市民の憩いの場になっています。

特に芝生広場は広々していて、カフェなどもあり気持ち良い空間ですが、土日は混雑しているため、人が少ない茶臼山方向へ。押し歩きをしていれば公園内に自転車で入ることができます。

▲池の向こうが茶臼山 公園内には日本庭園もあります

日常の中で見かけない大きな鳥を発見。近寄っても動じなかったので通天閣をバックに撮影をしていましたが、途中で通天閣を鳥が襲っている様なトリック写真を思い付き何度かチャレンジしたのですが、人が増えてきて、撮り終える前に飛び立っていってしまいました。

もっと早く気づいていれば面白い写真が撮れたのに。。ざんねんです

▲通天閣をバックに動じない貫禄を示している大きな鳥

天王寺公園も満喫できたので次のポイントへ。

四天王寺の骨董市

天王寺公園から自転車で5~6分程度で四天王寺に到着。

593年に建立された四天王寺は観音巡礼の一つとなる新西国三十三箇所の第1番札所となる由緒正しいお寺さんですが、訪れるたびになにかしらの市が立っているとても庶民的で活気のあるお寺さんです。

今回は、骨董市が開催されていましたが、掘り出し物が見つかるかも!蚤の市が好きな人にはおすすめです。

▲後光がかった写真に。。笑!四天王寺はいつもにぎわってます
▲和も洋もそれぞれ店先に並んでいます
▲古着の着物も。見る人が見たら掘り出し物が出てくるんだろうな
▲ほんとに多種多様なものが並んでいました

四天王寺で骨董市をのぞきながら、プラプラと楽しんだ後、小腹がすいてきたので、上本町のカフェに向かうことに。

上本町にある錢屋カフヱーで休憩

四天王寺から上本町の錢屋カフヱーさんまでこちらも自転車で5~6分程度で到着。

▲お店の前で撮影してしまいましたが、裏手に駐輪場があり自転車ユーザーも安心して訪れることができます

お茶をするつもりが、満席で少し待つことになりました。

ですが、待つといっても、錢屋カフヱーさんは、一棟丸ごと銭屋本舗さんとなっており、カフェスペースだけでなく、ギャラリーやワークショップができるスペースやキッチンなどもあり、様々な講座なども受講できるのですが、訪れたときはギャラリーで万年筆のイベント「On the DESK Vol.4 for New Life~日常を楽しむ~」が開催されており覗いてみることに。

▲お店の入り口にはワークショップスペースを活用した料理やヨガなどの講座の案内も!

インク沼の世界へようこそ

世界中の万年筆があるということで、見るだけでなく試し書きもさせてもらったのですが、万年筆は持ち方、書く際の角度など難易度が高く、わたしにはまだ早いと思っていたら、万年筆のインクを入れられる「からっぽぺん」という名前のペンがあるそうで、万年筆らしいインクのムラなどの味わいも残しながら、お手軽という優れものがあるとのこと。

▲世界各国の万年筆
▲万年筆もインクも沢山並べられていますが、お部屋がゴージャス!

いま、SNSを中心に万年筆のインクが人気になっているそうですが、その年の限定色のインクなどもあるそうで、深い深いインク沼にずぶずぶとはまっていいく人が案外多いという話を聞きながら、見て回っていると様々な色があり、試し書きをさせてもらうと、下手な字も味わいと言えなくもない?などと思え、迷いましたが、えいやっとからっぽペンとインクを購入することに。

▲台湾製のからっぽペンと未来(ウェイ・ライ)という緑色のインクを購入(未来はNPOカタリバさんとコラボしてできたインクで、コーポレートカラーであるグリーンを基調に色配合しているとのこと)

お店の方からはインク沼へようこそと言われてしまいました。笑

わたしも深い深いインク沼にはまるのでしょうか?未来はわかりませんが、久びさに手紙を書いてみたくなりました。

▲もちろんわたしが書いたものではありません。プロのアーティストの方が書かれたとか。よい感じの雰囲気が出ていますよね。

まだ少し時間があったので、ギャラリースペースを見せていただきましたが、ギャラリーは、メゾネット式になっていて、隠れ家のようでここでのんびり過ごしてみたいと思う素敵な空間となっていました。

▲まるで隠れ家
▲棚に並んでいる本を読んでもいいそうです

やっと、小休憩

ギャラリーを堪能していたら、カフェスペースのスタッフさんが迎えに来てくれました。

おなかも空いていたので、ガトーショコラと力強さと豊かなコクのある錢屋カフヱー 自家焙煎珈琲のコロンビアを注文。

▲ポタリングで心地よい疲労感のある中で、甘さと苦みがしみわたります
▲カフェスペースも素敵な雰囲気です

おなかも落ち着き、しっかり休憩をとったので、谷六に帰ることに。

谷町6丁目を散策しながら自転車を返却

上本町の錢屋カフヱーから10分かからないくらいで、谷六の空堀商店街の入り口まで到着したので、自転車を返しがてら、また谷六を散策。

▲直木賞の由来となった直木三十五さんの記念館 “芸術は短く貧乏は長し”

自転車を返却し「うえまち貸自転車」店さんに戻ったのですが、店主さんがおらず、少し待ってみましたが、どの程度不在にされているかわからなかったので電話をしたらすぐに出てきてくださいました。ありがとうございます!

▲大満喫のポタリング終了

夕暮れが近づくとメイン通りの空堀商店街はひっそりするのですが、路地裏は食べ物屋さんがオープンしはじめ昼間とはまた違ったぬくもりのある雰囲気で、夜は夜で訪れたくなります。

▲空堀商店街。表通りは18時すぎると閉めるお店が多いですが、路地裏は別
▲かわいらしいお店がちらほらと

まとめ

お気に入りの場所をめぐった大満喫のポタリングでした。どこも自転車で訪れやすい場所なので、自転車旅の参考にしていただければ幸いです。

谷六~天王寺駅まで電車で約10分。徒歩だと片道1時間はかかるので寄り道もあまりできないのですが、今回のように谷六から南へ向かう際、行動範囲を広げてくれる自転車だと、次のポイントまで10分かからずに巡れるので、欲張って、あちこちいくことができ、ポタリングの醍醐味を味わえます。

大阪のなまちなかをポタリングで巡ってみてはいかがでしょうか。

<今回の訪問先>

▼うえまち貸自転車

http://www.uemachi.net/chari.html

▼天王寺公園

https://www.tennoji-park.jp/

▼一心寺

https://www.isshinji.or.jp/

▼四天王寺

https://www.shitennoji.or.jp/

▼錢屋カフヱー

https://zeniyahompo.com/zeniyacafe/

旅のお供にTABIRINアプリ

「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

まちなかのポタリングの際にも便利に活用できるのでおススメです!

▼使い方の説明はコチラ

TABIRINアプリ大幅アップデート!サイクリング情報の検索・計画・記録・共有がもっ...
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androidの方はこちらかダウンロードできます。

執筆者:S.K

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大阪府のサイクリングコースおすすめ10選!TABIRINで見つける大阪の魅力を満喫!
大阪府は歴史、文化、自然が融合した魅力的な都市で、サイクリングを楽しむためのコースが豊富にあり、TABIRINでもたくさんのコースを紹介しています。その中でも特におすすめのサイクリングコースを10ピックアップしてご紹介します。初心者から上級者まで、自分に合ったコースがきっと見つかるはずです。ぜひ大阪府の多彩なサイクリングスポットを訪れてみてください!自治体などから発行されているマップに掲載されているコースをサイクリングしたい方は大阪のサイクリング情報ページからお探しください。大阪府のサイクリングコース...

ロングライドの基礎知識 | 準備や持ち物、おすすめのサイクリングコースを解説

ロングライドの基礎知識 | 準備や持ち物、おすすめのサイクリングコースを解説

ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツタイプの自転車を新しく購入した方の中には、長距離のサイクリングに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

初心者がロングライドを始める際には、事前の準備が重要です。

そこで今回は、ロングライドの基礎知識やおすすめのサイクリングコースを紹介します。

ロングライドに適した服装や必要な持ち物についても併せて解説します。

ロングライドとは?

「ロングライド」とは、その名の通り「自転車で長距離走行をすること」です。

距離には明確な規定はなく、50㎞程度をサイクリングすることや、総距離160kmのセンチュリーライドに出場すること、宿泊しながら数日間走行することまで幅広い捉え方があります。

その中でも一般的なのが「ロングライドは100㎞以上の走行」とする見方です。

100㎞以上の距離になると、普段とは一味違う新鮮な景色を楽しんだり、目的地に到達したときの達成感を味わったりすることができます。

初心者がロングライドを始める前の3つの準備

初心者がロングライドを始めるにあたっては、安心・安全のために、以下の3つの準備をすることをおすすめします。

ある程度のプランを立てておく

ロングライドの魅力は、目的や目標など、自分に合った走行計画を立てられることです。

例えば、観光をメインにしたいときには、走行距離を短く設定して観光スポット巡りに時間を割くことができます。

一方、ロングライドは通常のサイクリングとは違い、より多くの体力が必要となります。

そのため走行計画に関しては、時間の配分や走行ルートのプランを事前に立て、コース周辺の情報収集も行うなど、備えや充実度を高めておくことが大切です。

ある程度のプランを立てておくことで、心にゆとりを持った快適なライドができるでしょう。

走行距離を伸ばす練習をしておく

初心者がいきなり100㎞以上の距離を走行することは、怪我の恐れもあり危険です。

そのため、最初は平地に近いルートで50㎞程度から始めるなど、短い距離から練習していきましょう。

長距離走行の練習を積むことで、負担のかかりにくい漕ぎ方や、体力を消耗しにくいペース配分を身につけることができます。

また練習中には、自分に適正なサドルの高さを調整するなど、ロングライドがしやすいように車体の調整も行いましょう。

50kmの走行に慣れてきたら、プラス10㎞、20㎞と、少しずつ走行距離を増やしていくことをおすすめします。

メンテナンスをしておく

安全なライドのためには、自転車のメンテナンスが重要です。

自転車は走行することで強い振動を受けるため、ボルトが緩んだり、タイヤの空気圧が下がってパンクしやすくなったりします。

また、管理方法によっては直射日光や雨風の影響で、錆や劣化が生じることもあります。

そのためロングライドに出かける前には、自転車のメンテナンスをしっかり行うようにしましょう。

以下ではタイヤ、チェーン、ブレーキ、変速機、ペダルにおけるチェックポイントをまとめているので、参考にしてください。

タイヤ ・空気はしっかりと入っているか
・ひび割れは起きていないか
チェーン ・伸びはないか
・グリスやオイルはしっかりと行き届いているか
ブレーキ ・ブレーキがかかりにくくなっていないか
・ブレーキシュー(ホイールを挟んでブレーキをかけるためのパーツ)のゴムの表面は溝がなくなっていないか
変速機 ・変速がスムーズに行えるか
・歪みなどが生じていないか
ペダル ・クルクルと、しっかりとペダルが回るか
・ペダルから異音が聞こえていないか

その他、チェックポイントや具体的なメンテナンスの方法については、以下の記事をご覧ください。

自転車の寿命は何年?買い替えの目安やチェックポイントを確認しよう
自転車には買い替えるタイミングや、寿命があります。そのため、「まだ大丈夫、まだ乗れる」と思って乗り続けるのは危険です。そこで今回は、自転車の寿命や買い替えのタイミングについてご紹介します。愛車をチェックして、安全な走行を心がけましょう。※ 本記事では、主にロードバイクなどのスポーツタイプを想定して記述しています。自転車の寿命は?自転車の車種や使用環境によっても異なりますが、自転車の一般的な寿命は10年程度と言われています。しかし自転車はフレーム、タイヤ、ハンドルなど、さまざまなパーツが組み合わせ...

ロングライドに適した服装とは?

ロングライドに適した服装は以下の通りです。

  • 吸水性と速乾性に優れている
  • 伸縮性があり動きやすい
  • 風の抵抗が小さい
  • クッションパッド付きのズボン

ロングライドはハードなアクティビティのため、想像以上に汗をかきます。

走行時に汗の影響で体温が下がりすぎないようにするため、速乾性の高い生地の服装を選びましょう。

また、服装が自転車走行の妨げとならないよう、動きやすいストレッチ素材のウェアや、風の抵抗を受けにくいタイトな服装がおすすめです。夏場は紫外線カットや通気性に優れた高機能素材の服装などもおすすめします。

さらに、クッションパッド付きのズボンを着用すると、ロングライドでは避けられないお尻の痛みを軽減できるでしょう。

ロングライドで、あると便利な持ち物

ここでは、ロングライドの際にあると便利な持ち物を紹介します。

サイクリングボトル

サイクリング中の水分補給は必須です。

ペットボトルで水分を補給する場合は、キャップを開けるために一度走行を停止する必要がありますが、サイクリングボトルがあれば、ワンタッチで素早く給水できます。

携帯工具(携帯用ポンプパンク修理キット)

自転車旅では、様々なトラブルが起こる可能性もあります。

ロングライド中は慣れない土地を走行することもあり、特にパンクの恐れも高まります。

パンクは自分で修理が可能のため、落ち着いて対処できるように、以下の携帯工具を用意しておきましょう。

  • 携帯用ポンプ
  • パンク修理キット
  • 予備タイヤチューブ

グローブ

クロスバイクやロードバイクの多くは、前傾姿勢が基本です。

ロングライド中は、地面からの衝撃や振動を常に受けるため、シティサイクル以上にグリップを握る手には衝撃がかかり、上半身にも負担が蓄積していきます。

そこで、自転車グローブを装着することによって、手に伝わる衝撃を和らげ、疲れにくくすることができます。

特にロングライドの際には、厚みのあるクッションパッドが入ったサイクリンググローブがおすすめです。

バッグ

上記でご紹介した修理キットなどのグッズやアイテムはバッグに収納します。

中でもサイクリングリュックと呼ばれるリュックサックは、ボトル専用の収納スペースがあるなど、走行中、よりスムーズに水分補給ができるようにデザインされているものもあります。

一方、自転車に取り付けられるサドルバッグやサイドバッグなどは、背負う必要がないため、走行時の体への負担を軽減できるほか、体とバッグが接する面に汗がたまることも防げます。

ただし車体が重くなり、バランスが取りづらくなることもあるため、自身の使いやすさを考慮して選ぶようにしましょう。

ロングライドにおすすめのサイクリングコース

ここからは、ロングライドにおすすめのサイクリングコースを紹介します。

距離も記載しているので、自分のレベルに合ったコースを探してみてください。

つくば霞ヶ浦りんりんロード

 

つくば霞ヶ浦りんりんロードは、土浦市街からスタートして筑波山や霞ケ浦をめぐる全長約180㎞のサイクリングロードです。

高低差がほとんどないため、初心者でもロングライドを楽しむことができます。

デジタルスタンプラリーなどのイベントや、サイクリストに優しい宿泊施設や休憩スポットも充実しています。

総距離 約180km
サイクリングマップ・コース つくば霞ヶ浦りんりんロード ※外部リンク

瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード

瀬戸内しまなみ海道サイクリングロードは、広島県尾道市から愛媛県今治市までの全長約70㎞のサイクリングコースです。

瀬戸内海の島々をつなぐ橋を渡って、本州から四国までを走行します。

新鮮な魚介類などのグルメが満載なのも魅力の一つです。

総距離  72km
サイクリングマップ・コース 瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード(TABIRIN収録)

守山~近江八幡~彦根ルート

滋賀県守山市から彦根市を結び、湖岸道路を走行する約98㎞のコースです。

コース中には安土城跡や彦根城など、歴史を感じられるスポットのほかにも、バームクーヘンが有名なラ・コリーナ近江八幡やクラブハリエがあります。

ロングライドに慣れてきたら走行距離を伸ばして、琵琶湖を一周する通称「ビワイチ」に挑戦してみるのもおすすめです。

総距離 97.9km
サイクリングマップ・コース 守山~近江八幡~彦根ルート(TABIRIN収録)

準備を整えてロングライドに出かけよう

初心者がロングライドを始めるときには、事前の準備が重要です。

あらかじめ走行するコースやペース配分などのプランを決めておくこと、練習の段階で走行距離を徐々に伸ばしてロングライドに慣れておくこと、自転車のメンテナンスを欠かさずに行うことが必要です。

持ち物や服装を含めて準備を万全に整えることで、当日に心のゆとりが生まれ、よりロングライドを楽しむことができるでしょう。

この記事を見たあなたは要ダウンロード!TABIRINアプリ

「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

この機会に是非インストール、様々な機能をお試しください!

iphoneの方はこちらからダウンロードできます。

androidの方はこちらからダウンロードできます。

 

執筆者:TABIRIN事務局f

 

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。
一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。
50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」とは

2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。

一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。

2022年現在、主な航路はフェリーさんふらわあが「大阪・別府間」「神戸・大分間」「大阪・志布志間」、商船三井フェリーが「大洗・苫小牧間」です。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が予定されています。

「フェリーさんふらわあ」の詳しくは下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も投入、船内エンターテイメントや展望大浴場、メニュー豊富なバイキングをはじめ非日常を気軽に体験できるさんふらわあのカジュアルクルーズをお楽しみ下さい。

「さんふらわあ ごーるど」の船旅

大分航路の発着点は、神戸六甲アイランドの北東部にある「フェリーさんふらわあ神戸港のりば」。船は「さんふらわあ ごーるど」です。



取材日19:00出航のフェリーには、60分前の18:00に乗船。自転車はクルマやオートバイと同じく係員の誘導によって乗船します。
乗船すれば、すぐにレストランと大浴場が利用できました。

海を眺める船上レストラン

窓から海を眺めることができる、船上レストランは夕食・朝食は共にバイキングスタイル。

新鮮な野菜や果物、シェフ手作りの「四季のお手製料理」やご当地グルメが並んでいます。

人気の「さんふらわあカレー」も楽しめます。

展望大浴場

船上で贅沢な入浴が楽しめる「展望大浴場」も、乗船すれば利用可能です。
広い浴槽からは海を眺めることができ、旅や仕事の疲れを癒してくれます。

入浴時間は乗船時から21:30と、翌朝5:00から。シャワールームは乗船時間内いつでも利用できます。

パブリックスペース

船内プロムナードにはソファがあり、大きな窓から瀬戸内海の景色を楽しめます。プロムナードから上階へと続く階段は、まさに「海上のホテル」を思わせる豪華さです。

プロムナードには、ショップやゲームコーナーもあり、乗船者それぞれの過ごし方ができます。

船内では、就航ルートだけでなくその日の日没・日の出時間、各所の通過時間なども知らせてくれています。

ちなみに、船内は医療機関レベルの空気清浄度を保つ取り組みを行っています。

客室

客室は「デラックス」「スタンダード」「プライベートベッド」「ツーリスト」など各種。
私たちが利用したのは「スタンダード(4人部屋)」。
二段ベッド・洗面台・デジタル放送受信テレビが備わった部屋には、ハンガー・歯ブラシ・タオル・スリッパ・大人用ナイトウェア・救命胴衣も用意されています。

展望デッキ

出航の15分前は「銅鑼の音」で知らせてくれます。



展望デッキへ出れば、神戸の山々に沈む美しい夕陽が見送ってくれます。
19:00ちょうど、ゆっくりと港を離れ、これから時速約40km、約12時間の船旅の始まりです。

神戸の港を出航し約1時間(20:00ごろ)、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐる絶景ポイント。


その後はレストランで食事。

そして大浴場で入浴の後、いつもより早く就寝です。

夜明けと朝食

朝5:00起床、そしてデッキへと出れば、船の後方に美しい朝日が昇ってきます。


レストランで朝食をとり、準備をすれば西大分港が近づいてきます。
6:20 西大分港フェリーターミナル到着。

早朝の港から、早速サイクリングスタート。

こうざき海水浴場

西大分港フェリーターミナルから県道を西へ20km一気に走ると「こうざき海水浴場」。

美しいここの海にはウミガメが産卵に来るそうです。屋根付きのBBQガーデンもあり、設備が整っていて人気がある海水浴場です。

さがのせきサイクリングロード

こうざき海水浴から南へ約1km、佐賀関鉄道の廃線跡を利用した佐賀関の海岸沿いの道「さがのせきサイクリングロード」の起点です。

途中の「道の駅 さがのせき」で一休み、と思いましたがまだ開店前なので、綺麗な海だけ堪能。

1963年(昭和38年)まで運行されていた軽便鉄道の廃線敷をたどる平坦なルートは、当時のままのトンネルや橋を通ることができます。

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
https://tabi-rin.com/archives/course/39617

佐賀関(さがのせき)

佐賀関港フェリーターミナル手前が、「さがのせきサイクリングロード」の終点。

佐賀関は大分市の東端に位置し、半島部は豊予海峡を経て愛媛県佐田岬半島と相対します。
歴史は古く、神武天皇が東征の際に立ち寄ったという伝説もあります。また、昔から九州と四国、瀬戸内地域・近隣との交流が盛んで海上交通の要所でした。
佐賀関港と四国・佐田岬の三崎港の間には、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号線を海上でつなぐ「国道九四フェリー」が就航しています。

フェリー「涼かぜ」をイメージした、ブルーとイエローで彩ったソフトクリームで一休み。原材料には大分県産のかぼすが使用されています。

黒ケ浜

佐賀関港から、10%を超える坂道を走り佐賀関循環道を走り、黒ケ浜を目指します。
半島先端から坂を下り始めると関崎展望台。

坂を下りきれば、日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている「黒ケ浜」。

蛇紋岩と呼ばれる黒い石のために、海岸が黒く見える「黒ヶ浜」の2km先には、対照的な白砂の海岸である「白ヶ浜」があります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国的にも珍しく古くから景勝地として知られています。

海沿いを少し走れば、ここ数年この「黒ケ浜」が注目されることになったこの風景。

海へと続く(船を下ろす)線路が、「千と千尋の神隠し」のワンシーンに様だとSNSで話題になりました。
その先の「白ケ浜」を見下ろしながら再び佐賀関港方面へ。

佐賀関でイタリアン

佐賀関の古き街並みはこの地の特産物にちなんで「関あじ関さば通り」と呼ばれています。

関あじ関さばも気になるところですが、ここで人気のイタリアンレストランでランチタイム。

ピザ、パスタをシェアするセット(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)を注文。

穏やかな港を見ながら、美味しいイタリア料理で、素敵なひと時を過ごしました。

佐賀関から大分県庁・府内城へ

佐賀関から再びサイクリングロードを走りぬけたところで、大分で1泊する相棒と別れ、一人で大分県庁方面へ。

「大分県庁」から府内城とも呼ばれる「大分城址公園」周辺にある『まちなか芸術発見ルート』を少し走ります。
このルートは多くの銅像や建造物があることから、その名が付いています。

▼まちなか芸術発見ルート
https://tabi-rin.com/archives/course/39583

西大分港

朝6:30にスタートし、約72kmのサイクリングで西大分港へ戻ると、時間はまだ15:00。
19:15発のフェリーさんふらわへの乗船時間は18:15。3時間ほど、ここでのんびり過ごすことに。
まずは「ミントカフェ」で、シフォンケーキとコーヒー。

カフェタイムの後は、美しい港の風景をバックにフォトセッション。



18:00前にターミナルで手続きを済ませて、18:15乗船。

夕陽に送られ朝日に出迎えられる極上の船旅


往路と同時に、15分前の銅鑼の後、ゆっくりと港を離れるフェリーさんふらわあ。
夕食、入浴、早い就寝を経て5:00起床。
ちょうど前方には明石海峡大橋と昇る朝日が出迎えてくれます。

季節や天候に恵まれ、行きも帰りも、夕陽に見送られ、朝日に出迎えてもらえた「極上の船旅」は、6:35 神戸港に到着し終了です。

動画レポート

コース紹介

距離: 72.8 km 獲得標高(登り): 319 m

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

▼まちなか芸術発見ルート

まちなか芸術発見ルート

まとめ

何十年ぶりにフェリーに乗って感じたのは、まさに「船上のホテル」。移動手段としての船ではなく、楽しさと快適さ、そして贅沢さを実感しました。
夜は早く寝て、朝早く起きて、そして港に着いたら即サイクリングを始めることができるうえ、現地0泊は「とにかく身軽」です。

佐賀関サイクリングは、比較的平坦なコースでありながら、佐賀関ではしっかり登り坂もあり、海がきれいなことに驚きました。
電車輪行で行くにはかなり遠い、関西から九州への旅も「フェリーさんふらわあ」を使えば快適ですし、しっかり一日中楽しめます。
大阪南港からは「別府(大分県)」と「志布志(鹿児島県)」の航路もあるので、色々な「自転車×船旅」を楽しんでみてください。


出航の時にデッキに出れば、スタッフの方々が見送ってくれるこのシーン。「船旅」ならではの素敵なひと時でした。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

 

 

 

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

「船旅×自転車」を楽しめるフェリー。50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用し、神戸港から大分港へ向かい「佐賀関70kmサイクリング」を楽しみ、別府で1泊して「湯布院~やまなみハイウェイ」を回る100kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」と「佐賀関70kmサイクリング」

まず下記の「フェリーさんふらわあ」の乗船レポートと、「佐賀関70kmサイクリング」をご覧ください。

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサ...
「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。「フェリーさんふらわあ」とは2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。2022年現在、主な航路はフェリ...

「フェリーさんふらわあ」の詳細は下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も投入、船内エンターテイメントや展望大浴場、メニュー豊富なバイキングをはじめ非日常を気軽に体験できるさんふらわあのカジュアルクルーズをお楽しみ下さい。


△大阪~別府就航「さんふらわあ こばると」

大分から別府へ

佐賀関から別府市内へは、一人で走行。
道中の国道10号沿いには、自転車歩行者道が整備されていて快適・安全に走行できます。

途中の田ノ浦ビーチでひと休み。家族連れやカップルの姿がチラホラ。
ここは、なんと「恋人の聖地」なんです。

さらに進むと、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」を通り過ぎます。家族連れでサイクリングしながら訪ねてみるのもいいですね。

別府市内

しばらく走ると、別府市内に到着。
別府市内には、有名な竹瓦温泉があります。明治12年創業時は「竹」屋根葺きだった建物を昭和13年に改築するときに「瓦」葺きにしたことから「竹瓦」という名称になり、正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われています。

市内中心部から丘を登っていくと、もうすぐ鉄輪温泉です。道中にはこんな趣のある道もあります。

鉄輪温泉で1泊

宿泊は「やすらぎの宿/由布」。

4つの内湯があり、自由に入ることができます。
美味しい食事と4つの内湯(温泉)を堪能しました。

別府から湯布院へ

落ち着きのある静かな宿で熟睡した翌朝は、すっきりした目覚め。
宿の前にある「いでゆ坂」を出発します。別府は坂の町なので、初心者の方はアシスト付き自転車をお勧めします。

やまなみハイウェイ

別府から湯布院へ「やまなみハイウェイ」を走ります。なかなかの斜度ですので、坂に自信のない方はご注意ください。

森林の中を1時間ほど登れば、突然視界が広がり、由布岳が現れます。

湯布院の町を見下ろしながら、快適に下り坂を走行します。スピードの出し過ぎには要注意。

湯布院の町を通過し、さらに「やまなみハイウェイ」を走ります。
途中、道の駅「ゆふいん」で小休止。

森のような景色の「やまなみハイウェイ」をひたすら走れば、時々眺望良好な場所があるのでしばし休憩。


途中、吊り橋で有名な、九重“夢”大吊橋で小休止。

「九重“夢”大吊橋(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)」は2004年(平成16年)5月から本体の着工に入り、2年半の工事期間を経て、006年(平成18年)10月30日に落成式を迎え開業しました。
「九重“夢”大吊橋」という名称は、一般応募により5,890点の中から選ばれて命名されたとのことです。

湯布院でランチ

湯布院へ戻り少し町を探索します。
風情があって、1日かけてポタリングするのも良さそうです。いつかまたゆっくり訪ねたいと思います。

湯布院のシンボルでもある金鱗湖に面したベーカリーカフェ「CAFE LA RUCHE (カフェラリューシュ)」で遅めのランチ。

「フェリーさんふらわあ」別府~大阪航路

再び別府市に戻り、別府港「大阪ゆき フェリーさんふらわあのりば」へ。
ここから「さんふらわあこばると」に乗船します。

18:45分に出航し、翌朝6:35には大阪南港に到着します。
行きと同様に、食事の後は大浴場で今日の疲れを癒し、早い就寝。
翌朝、神戸を通過する際の朝日は、この旅をさらに思い出深いものにしてくれました。

コース紹介


距離:104km 獲得標高:2070m

▼やすらぎの宿 由布
https://www.y-yufu.jp/

▼道の駅 ゆふいん
https://www.michinoekiyufuin.com/

▼CAFE LA RUCHE
https://cafelaruche.jp/

まとめ

「フェリーさんふらわあ」の旅は、移動時間と宿泊が兼ねられるので、非常に便利で快適です。

時間に限りのある人は、現地0泊でも楽しめますが、せっかくの大分県への旅なので別府で1泊。という方には、湯布院をめぐるコースはお薦めです。
距離も坂もしっかりと走りごたえがあり、雄大な景色も楽しめます。
距離100km、獲得標高2000mを超えるサイクリングは、出航時間までに戻れるかドキドキ感もありますが、船内ではその達成感に、ゆっくりと浸ることができます。

神戸港~西大分港、別府港~大阪南港と、行きと帰りの航路を変えれば、走るコースの幅も広がるので、色々なプランを立てて、「船旅×自転車」を楽しんでください。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が、大阪南港~別府港に予定されています。

執筆:KUNO(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

日本でも地域ごとに、地元のサイクリストたちが脚自慢をするヒルクライムスポットがあるように、オーストラリアにも「ここで登るならこの山・峠!」というスポットが数多くあります。
ブリスベン屈指のヒルクライムスポットはMt. クーサ。多くのローカルサイクリストが一度は登ったことのある山です。

登れば、オージーのサイクリストにも一目置かれるかも?
ヒルクライム+ランチを含む約15kmのサイクリング、早速行ってみましょう。

Mt.クーサとはどんな山?

Mt.クーサはブリスベンの街の中心地から約6kmほど西側にある、標高287mの山です。

「クーサ」の語源はアボリジニの種族から来ています。昔、この地で暮らしていたアボリジニのターバル族が、ミツバチからハチミツを採取するためにこの山を訪れていたそう。ターバル族の言語でハチミツが “ku-ta” と呼ばれていたことが Mt.クーサの由来となりました。

Mt. クーサへの登頂方法は自家用車、バス、ハイキング、自転車が主。観光スポットとしての人気も高く、市バスも通っているので個人観光でのアクセスも便利です。
日本からの団体バスツアーや修学旅行生などもよく見かけます。

車道とは別に、ハイカー向けには遊歩道が整備されているので、小さい子連れの家族から中高年の方まで、ハイキングコースとしても人気です。マウンテンバイク向けの専用道も整備されています。

ロードバイク乗りのサイクリストにとっては、市の中心部からのアクセスの良さと1周10km強の手頃さから、Strava(ストラバ)上でセグメントの順位や自己ベストを競うブリスベン屈指のヒルクライムスポット。
自転車ルートは車道と同じですが、部分ごとにバイクレーンが敷かれています。

ブリスベンの市街をめぐるライドイベントでも、Mt.クーサはヒルクライムのタイムトライアル区間として設定されています。

ふもとのプラネタリウム館を目印にスタート

クーサのふもとは大きな駐車場エリアとなっており、ビジターセンター、図書館、アートギャラリー、サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム(市のプラネタリウム施設)などが隣接しています。
車でアクセスする場合は、ここの駐車場(無料)に停めるのが便利です。

スタート地点は駐車場を出たらすぐ目の前は坂。ここからが「クーサチャレンジ」のスタートです。

定番は北回りコース

「表ヤビツ」「裏ヤビツ」のように、峠や山はどの方向から登るかそれぞれの楽しみがありますよね。クーサもやはり「どの口から攻めるか」がブリスベンのサイクリストたちの楽しみ。
定番は約8kmの北回りで頂上の展望台をゴールに定め、下山は約2.6kmの南回りで戻ります。スタートして最初に現れるのはマウント・クート=ター・ロードの斜度6.2%、200mほどの坂。
最初からインパクトの大きい坂に「うぅっ…」となりますが、まだまだ入り口。

実際、過去にはこれを市営のシティサイクル(レンタルバイク)で登ったオージーのツワモノも…。

▼北回りコースでは200mの途中にある分岐を右側のツーリスト・ドライブ7方向に進みます。

最初の難所を越えてほっと一息。ここでいったんバイクレーンは切れて車道と一緒になるので気をつけながら走りましょう。

少し下ったところに小さな公園エリアがあります。公衆トイレもあるので小休憩に便利です。

▼休憩スポットの入り口には森林火災(bushfire)の注意看板も。

ところで、オーストラリアの公園に必ずと言っていいほどあるのがバーベキュー台。

オーストラリア人にとってバーベキューは日常茶飯事で、週末は市内・郊外問わず各所の公園で食材を持ち込みバーベキューを楽しむオージーたちの姿が見られます。

▼手前がバーベキュー台、奥が公衆トイレ

オーストラリアならではの看板や森を楽しみながら登る

公園を過ぎ、適度なアップダウンを繰り返しながら道なりにしばらく進むと、再び坂の入り口に。
ここから2.2kmは平均勾配9.0%の坂道が続く “Mt.Coot-tha Back” と呼ばれる区間になり、ふんばりどころです。

▼野生動物保護、コアラやカンガルー飛び出し注意の看板はオーストラリア各地でよく見かけます。


▼ハイカー、自転車、それから馬に注意!?

▼急な下り坂で先が見えないため、注意を促すCREST(頂上)の看板

誰が書いたのかは定かではありませんが、要所要所にキロポストが路面に書かれているので、ペース配分の目安にもなります。

▼1000m地点を表す路面の書き込み

2.2kmのセグメントを走り切り、ゴールの展望台に近づくにつれて、木々の間から空高くそびえる鉄塔が目に入ってきます。

Mt.クーサはブリスベンの主要なTV局・ラジオ局の電波基地にもなっており、各社の電波塔やパラボナアンテナが次々と現れます。

▼青空にそびえ立つ電波塔は迫力があります。

アップダウンを繰り返しながら平均勾配8〜9%の坂を黙々と漕ぎ進めていきましょう。

展望台手前の駐車場〜ラウンドアバウト(ロータリー)に差し掛かったらゴールはもうすぐ。
ラスト600m、平均勾配8.6%をふんばって、頂上へと向かいます。

ラウンドアバウトは車・自転車問わず中にいる人が優先。
注意して反時計周りで右折しましょう。

展望台から絶景を眺めながらコーヒーブレイク

ゴールの展望台に到着です。
展望台にはサイクルラックも昔から常設されており、サイクリストが日常的にどれだけ多いかを物語っています。

なお、市バスも展望台まで通っているので、自転車ではちょっと…という方は、公共交通機関でのアクセスも可能です。

展望台からはブリスベンの街中をゆったりと蛇行するブリスベン川の様子はもちろん、晴れていれば遠くにモートン湾まで見渡すことができます。

また、Mt.クーサ展望台は夕焼け、夜景スポットとしても人気です。
ぜひ昼間は自転車で、夜はドライブで訪れてみるのもよいですね。

展望台エリアにはカフェとレストランがあり、テラス席では雄大な景色を眺めながらコーヒーや食事を楽しめます。

▼この日は温かいカフェモカとフラットホワイトでほっと一息。

ダウンヒルの後はレガッタ・ホテルでステーキランチ

カフェで一息ついたら下山です。展望台からは南回りコースで下ること約2.6km。

オーストラリアでは車だけでなく自転車もスピード違反の取締対象なので、スピードの出しすぎに注意しながら安全に下りましょう。

下りきったら、プラネタリウムのある駐車場〜ボタニックガーデンを素通りし、車道の上にかかる自転車・歩行者専用の歩道橋を渡ってリバーサイドへと向かいます。

▼オーストラリアの多くの歩道橋はスロープ・屋根付きで、個性的なデザインのものが多いです。

目的地は約2.5km先、ブリスベン川沿いにあるレガッタ・ホテルです。

レガッタ・ホテルは1874年創立の老舗レストラン。レストラン、カフェ、ファンクションルーム、バー、ポーキー(日本のスロットのようなもの)を備えた建物になっています。

▼白いクラシカルな外装が印象的です。

▼道路を挟んだホテルの向かい側には、ブリスベン川沿いにサイクリング道が整備されています。

ちなみに、オーストラリアでは「ホテル」と言っても、必ずしも宿泊施設を備えているわけではなく、お酒を提供するレストランに「ホテル」と名の付いているところが多くあります。

レガッタ・ホテルの内装にはブリスベン川でもよく見られるレガッタのオールが随所にあしらわれています。

▼テラス席のカフェスペースにはバイクラックもあるので、安心して食事を楽しむことができます。

▼愛犬の散歩途中に立ち寄るお客さんも多いようです。

▼テラス席そばには、世界各都市で展開拡大中の電動シェアスクーター “Beam” も停めてありました。

この日はテラス席でステーキサンドイッチを注文。
バゲットに肉厚の Wagyuステーキが挟まれ、ジューシーで食べごたえのある豪華なサンドイッチを堪能しました。

オーストラリアのレストランではよく ”Wagyu” の文字を見かけますが、これは日本から輸入した「和牛」というわけではなく、日本の「和牛」の血を引くオーストラリア産の牛のこと。

オーストラリア国内ではアンガス牛、ヘレフォード牛など複数の品種が育てられていますが、中でも Wagyu は風味があり味わいがよく、脂と赤身のバランスがよいブランド牛として人気です。ライド後のご褒美、エネルギーチャージにもぴったりの Wagyu、ぜひオーストラリアに来たら一度ご賞味ください。

▼ボリューム満点でジューシーな Wagyu のステーキサンドイッチ。

あわせて立ち寄りたいMt.クーサの観光スポット

Mt.クーサの魅力は展望台だけではありません。庭園やプラネタリウムなど子供から大人まで楽しめる文化施設も盛りだくさん。時間があればぜひ合わせて訪れてほしいスポットを2つ紹介します。

①ブリスベン・ボタニック・ガーデンズ  Mt.クーサ

1976年に開園したブリスベン市営の庭園で、入場料は無料です。56ヘクタールの広大な敷地には、珍しい亜熱帯植物を育てるドーム型温室や日本庭園などがあり、さまざまな植物を見ることができます。

庭園内には大きな池もあり、ピクニックやウェディングフォトの撮影スポットとしても人気です。庭園というより大きな公園と言った方がしっくり来るかもしれません。

▼池の周りでは野生のカルガモやオセアニア・ウォーター・ドラゴンも観察できます。

②サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム

1978年に開館したブリスベン市営のプラネタリウムです。
人類の宇宙探索の歴史などさまざまな展示もあり、家族連れでにぎわうスポットです。

わざわざオーストラリアまで来てプラネタリウム?と思うかもしれません。ですが、南半球ならではのSouthern Cross(南十字星)や、Milkey Way (天の川)の解説を聞くと、北半球とは違った夜空の見え方がわかり、オーストラリアの星空の魅力に気づくことができますよ。

※プラネタリウム鑑賞は大人10〜12AUDドル 子供6〜8AUDドル(3〜14才)(※料金はプログラム内容により異なります)。

コース紹介

まとめ

サイクリングやトレッキングといったアクティブな運動から、ピクニックやバーベキューなどリラックスした食事まで、アウトドアをして過ごすことが多いのがオーストラリアの週末のスタイルです。

ブリスベン川沿いのサイクリングコースで主要観光スポットを回ったら、次はMt.クーサに登り街を見渡してみてください。
達成感と共に景色が目に焼き付き、忘れられない旅の思い出がまた一つ増えることでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【千葉県】「道の駅むつざわ」スタート&ゴールで、いすみ鉄道のサイクルトレインを利用して城やカフェを巡る約48kmコース

【千葉県】「道の駅むつざわ」スタート&ゴールで、いすみ鉄道のサイクルトレインを利用して城やカフェを巡る約48kmコース

TABIRINに掲載している数多くのコース・マップ。
サイクリングマップ「TABIRIN_05_睦沢周辺」の中で紹介している「列車を使って一回りルート」を実際に走った約48kmサイクリングをご紹介。
自転車をそのまま電車に乗せる事ができるサイクルトレインは魅力的です。

列車を使って一回り

TABIRINマップは、千葉県睦沢町にある「道の駅むつざわつどいの郷」でも販売しています。

道の駅むつざわつどいの郷

スタート&ゴールは直売所やイタリアンレストラン、立ち寄り温泉で人気の道の駅です。

自分の自転車を持ってきて走っても良いですし「オリーブの森」でロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクなどをレンタルして楽しむ方法もあります。

ルート内スポット紹介

龍の彫刻がみごとな八坂神社

道の駅から少し走ると小さな神社が左手に見えて来ます。一見何の変哲も無い神社ですが有名な彫刻家の三代目波の伊八による「波に龍」が見られます。
向拝に施された精密な彫刻は一見の価値ありですよ。

フルーツ大福で人気の角八本店

玉前神社の門前で栄えた和菓子屋で、季節のフルーツ大福を購入します。人気のみかん大福は開店してすぐに売り切れるほど!
絶対に入手したい場合は予約して買いに行くことをオススメします。

迷路のような千葉県の県木「イヌマキの生垣」と、のどかな風景

JR外房線の上総一ノ宮駅を過ぎて、一宮町の住宅街を走って南下します。
走っていると四角い生垣が多い事に気付きます。千葉県の県木イヌマキ(槇)は、葉が密集して冬でも葉が落ちず、潮風に強い事から生垣に多く使われています。
人の背丈より高いイヌマキの生垣は、確かに家の様子が見えないほど葉が密集しています。
まるで巨大迷路の中を走っているようでワクワクしますね。
イヌマキの生垣を抜け、国道128号を渡って県道152号に入ります。
しばらくのどかな田園風家の中を走ります。陸橋から見える広々とした景色が気持ち良い。

花びらのようなフルーツパフェが美しい「杢珈琲」と、手作り「きんつば」

JR太東駅近くの商店街に入ると古民家をリノベーションしたカフェが現れます。
注意しておかないと見落としそうな小さな看板が目印です。
珈琲が美味しいのはもちろん、季節のフルーツを美しく飾ったパフェも人気です。
訪れた時に出していた苺のフラワーパフェは、薄切りにした苺が花びらのように広がっています。時期によってフルーツの種類が変わるので行く前に確認して下さい。

カフェで休憩したばかりですが、いすみ市の名物「きんつば」を売っているお店が近くにあるので寄り道します。
「きんつば」という名前ですが、見た目は大判焼き風です…。外房の一部では大判焼きをきんつばと呼ぶらしいです。小ぶりで100円なのでペロッと食べられますよ。補給用にバッグに入れておくのも良いですね。

海の横を走る大原自転車道

カフェを出て、国道128号に合流してそのまましばらく国道を走ります。車が多いので走行に注意しましょう。
夷隅川の江東橋を渡ると「大原自転車道」の誘導看板が出てくるので海側に進みます。
海の真横を走る大原自転車道は、さぞ気持ちが良いだろう!と思って走っていると砂浜の砂が自転車道を覆っている場所に遭遇。海沿いの自転車道では、そういう場所が度々現れます。
自転車を降りて押したりするのも楽しめる人は良いのですが、途中で面倒くさくなったら、1本内陸側の路地を走るのもアリだと思います。

海鮮・浜焼き「海老屋」でランチ

大原駅から列車に乗る前に腹ごしらえです。
大原漁港の「海老屋」では、好みの海鮮をテーブルで焼いて食べることが出来ます。
店内にあるいけすから選べるのも特別感があり楽しいです。
イセエビは大きさによって値段が変わるので、予算に合わせて選びましょう。

「大原駅」からサイクルトレインを利用

いすみ市から大多喜町を走る「いすみ鉄道」では自転車を車両に持ち込むことが出来ます。
持ち込む時は運賃と別に「手回り券」を購入します。自転車用の専用袋(輪行袋)などに入れずに車両に持ち込めるのは魅力的ですし特別感があり楽しいですね。
車内では、自転車が倒れないように注意して座りましょう。

おみくじがある「東総元駅」で下車

大多喜駅で下車せず東総元駅で下車したのは、駅の待合所にある木製の「おみくじ」を見るためです。
待合所にある面白い「おみくじ」は、昔TVの企画で作られたそうですよ。
窓もピンクの桜型で可愛いですね。

珍しい大戸の洗い越し

東総元駅で下車した理由のもう1つに「大戸の洗い越し」を見たい!というのがあります。
洗い越しとは、道の上を川が流れるようにしてある事をいいます。全国に何ヶ所かありますが、大戸の洗い越しはTVでも紹介された事があるのでご存じの人も居るかもしれません。

この時は水量も流れもあり、渡る勇気はありませんでした。
対岸の田んぼに行くための道が川の下に続いています。

道の駅たけゆらの里おおたき

国道297号沿いにある道の駅たけゆらの里おおたきで休憩します。
大きな牛のオブジェ「キャサリン」が目を引きます。
春には筍を使った大多喜里山膳というお弁当が人気です。暑い日には、千葉県産の搾りたて牛乳を使ったソフトクリームがオススメですよ。

大多喜町のシンボル大多喜城

大多喜町に近づくと、遠くに大多喜城が見えてきます。
駅の周辺も城下町の風情が残っているので散策しつつ城に向かいます。
徳川四天王の一人、本多忠勝が大改修した大多喜城。本丸跡に城郭様式で建てられた博物館には、刀や鎧が展示されています。

大多喜ハーブガーデン

国道297号を越え県道27号を走っていると、大きなガラス張りの建物が見えてきます。
全天候型室内ガラスハウスガーデンの中には、ラベンダーやローズマリーなどのハーブが200種類以上植栽されていて、ハウスに入るとハーブの香りで癒やされます!
レストランやカフェなどあり、ハーブの香りを楽しみながら休憩できますよ。他にもハーブ関連の商品も多く販売しているので、お土産に購入しても良いでしょう。

一軒家カフェfuracoco(フラココ)

大多喜ハーブガーデンから西に移動し、県道150号で睦沢町に向かいます。
最後に少しだけ上り坂が出てきますが、比較的ユルいので頑張って走ります。
田園風景の中を走っていると、小さなカフェ看板が見えてくるので右折しましょう。
カフェの中にはお店の人がセレクトした雑貨なども売っています。

道の駅に到着したら「むつざわ温泉つどいの湯」に入ります。
自転車に乗った後の温泉は格別です!

レンタサイクル予約サイト

「道の駅むつざわ」のレンタサイクルは、TABIRINから予約サイトにアクセスできます。

道の駅むつざわ つどいの郷
予約ページはこちら 名称道の駅むつざわ つどいの郷 <予約ページはこちら>営業時間サイクルステーション   9:00~17:00(11月~2月は16:00まで)むつざわ温泉つどいの湯 10:00~21:00つどいの市場       9:00~18:00Trattoria Due      11:00~21:00オリーブの森のカフェ   9:00~17:00電話番号0475-44-6681受付場所睦沢町森2番1支払方法現金車種・料金シティ100円/1時間200円/4時間500円/1日eバイク200円/1時間500円/4時間1000円/1日クロス200円/1時間500円/4時間1000円/1日ロード300円/1時間800...

コース紹介

まとめ

道の駅むつざわで販売している「TABIRIN_5_睦沢周辺」のコースを紹介しました。
サイクルトレインにそのまま自転車を乗せられるというのが特別感もあり、楽しめるルートだと思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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【東京都】サステナブルをテーマにレンタサイクルで浅草界隈の伝統探訪の旅

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サスティナブルな旅の情報サイト「サスタビ」。そのガイドラインのひとつに「徒歩・自転車で、ゆっくり旅先の土地を楽しもう」という項目があります。
そこでメディア交流の目的も合わせて、サスタビ編集の方々と、自転車でゆっくり浅草界隈の伝統探訪をしてきました。

京成上野と浅草橋でレンタサイクル

「京成レンタサイクル(京成上野駅手荷物カウンター)」でクロスバイクをレンタル。

自転車は「KhodaaBloom」のクロスバイク。ヘルメットも貸してもらえるだけでなく、手荷物を預かってもらえます。

京成上野駅から、南東へ約3kmの「浅草橋駅」へ向かいます。

浅草橋駅すぐの「ヒューリック浅草橋ビル駐輪場」でサスタビメンバーと合流。

ヒューリック浅草橋ビル駐輪場では、利用日の2週間前からレンタサイクルの予約が可能です。
ヘルメットのレンタルは無いので、持参したヘルメットでサイクリングの準備。

まずは両国方面へスタート。

両国から浅草へ

両国橋を渡って、両国国技館へ。

晴天の気持ちいい風を感じながら両国国技館前を通り、エシカルフラワー専門店「ethica」へ。
残念ながら閉店だったため店先で写真だけ撮りました。

駒形橋を渡って「駒形どぜう 本店」で昼食

「ethica」から北へ走り、駒形橋を渡ります。

スカイツリーを見ながら江戸通りを左折して「駒形どぜう」。
情緒溢れるお店で、江戸時代から庶民に親しまれてきた伝統の味を頂けるお店です。

秘伝のタレで煮込まれた伝統的な「どぜうなべ」は臭みもなく骨も柔らかで、長く変わらない美味しさを堪能できました。

雷門から伝法院通、オレンジ通り

「駒形どぜう」から北へ450mで浅草の名所「雷門」。

雷門から仲見世通りの横道を進めば、仲見世通りを東西に横切る形で店舗が並ぶ伝法院通。
浅草寺の本坊である伝法院の門前に立ち並ぶ商店街で、2000年代のリニューアルによって江戸の街並みが再現されました。

「かなや刷子(ぶらし)」は、大正時代から受け継がれる匠の技の刷子専門店。

オレンジ通りに入れば、1927年創業の「浅草 もり銀」。

国指定の伝統的工芸品であり、銀器では東京が唯一指定を受けている「東京銀器」を製造販売しています。

「浅草 前川印傳」は、400年以上にもなる印伝を製造し、伝統工芸産業の中心地域でもある浅草で販売しています。

「浅草 曲げわっぱ 柴田慶信商店」は、1966年秋田県大館市で創業し2010年に淺草店をオープン。
秋田杉でつくる大館曲げわっぱを販売しています。

ここでサスタビメンバーと別れ、上野方面へと走り、京成レンタサイクルで自転車を返却して、サイクリング終了です。

コース紹介

▼京成レンタサイクル
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/63816

▼ヒューリック浅草橋ビル駐輪場 レンタサイクル
https://www.tobu-re-parking.jp/detail.php?PARKING_ID=581

▼駒形どぜう
https://www.dozeu.com/

まとめ

「サステナブル」という言葉が一般的になってきましたが、何をどうすればいいかわからない人も少なくないと思います。
人それぞれ出来ることは違うのですが、「持続可能な」ことを知る一つとして、永く続いているお店をめぐるのは勉強になりました。
永く変わらず続いているもの、伝統を守りながらも時代やニーズに対応して進化しているもの。
自転車というアイテムもその一つであることも、このサイクリングを通じて改めて認識しました。
「サステナブルな旅」ってどんなものかな?と興味のある方は「サスタビ」サイトもご覧ください。

サスタビ
サステナブルな旅の情報サイト

執筆:HANADA

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第17回目となったツール・ド・ちば。
サイクリストから「ツルちば」の愛称で親しまれている、首都圏でも屈指の本格的ロングライドイベントです。
千葉県の美しい自然と地元の食を楽しみながら走る大人気イベントですが、2019年は台風接近により、2020年、2021年はコロナの影響で中止となってしまい、今回は4年ぶりの開催となりました。

スタートはイオンモール木更津

以前は秋の3連休を利用した3日間イベントだったツルちば。コロナ禍ということもあり、今回はワンデイのイベントとなりました。
主催者によれば、400人めどで参加を募集したところ、最終的には508人の参加となったということです。みんなツルちばを待っていたんですね!

開催されたのは10月8日(土)。イオンモール木更津の広い駐車場には、朝8時のスタートを前に、参加者が続々と集まってきました。走行順はグループで行い、各グループに2名の「指導員」と呼ばれるサポートライダーがつきます。
時速22kmから18kmまで、アベレージ走行スピードで3つに分けられ、それぞれがまた40人程度のグループにその場で分けられます。結果、今回はA班からL班まで12のグループができました。

コースは木更津市のイオンモール木更津をスタート&フィニッシュとする111km。
途中、イオンモール富津、クルックフィールズ、高滝ダム、ひらおかの里農村公園と、4つのエイドステーションをまわります。

上り坂はそれほど多くありませんが、2つめのエイドステーション前には、獲得標高120m程度の激坂が待ち構えています。


今回の参加受付は電子スタンプ方式。これまでのツルちばにはなかったハイテクシステムで、4年の年月の流れを感じましたね。

いよいよスタート

スタート前に写真を撮らせていただいた、温浴施設「成田空港温泉 空の湯」のチームのみなさん。この温浴施設にはレンタサイクルもあるということです。ぜひHP検索してみてね。

朝早くから準備をしていたメカサポートのセオサイクルさん。
今日はほかのサイクルイベントと日程が重なりまくり、これまでずっといっしょにサポートしてきた大手パーツメーカーや有名サイクルブランドのサポート部隊が来られず、セオと地元の自転車組合だけによるサポートになってしまったそう。大変な一日になりそうだけど、笑顔で乗り切りましょう。
できるかい、笑顔!

開会式は渡辺芳邦木更津市長の挨拶、参加者と指導員による宣誓、諸注意などでコンパクトに行われました。

ここでタンデムを見かけて声をかけさせていただいたら、コパイロット(後ろに乗車するライダー)はパラリンピアンの鹿沼由理恵さん(写真右)。
リオデジャネイロ・パラリンピックの自転車ロードタイムトライアル視覚障害クラスで銀メダルを獲得した鹿沼さんは、その後競技による酷使により両腕に障害が現れ、左腕を切断することに。
今日はパイロットの荒巻さんとコンビを組み、ツルちば初参加だそうです。

地元木更津・富津を中心に活動する和太鼓チーム「笑楽和楽」(わらわら)の勇壮な演奏も始まり、いよいよスタート時間です。

スタートはA班から順に時間を開けてスタート。
昨日の雨はあがりましたが、太陽は見えないビミョーな天気。路面はほとんど乾いているようです。じじがんばれ〜。

スタートに並びます。今回はゆっくり走りたいのでK班での出走としました。ほんとうなら写真を撮りながらの走行なので、早めにスタートしたいのですが、A班B班あたりはかなり速いということなので、のんびりクラスを選択。

エイドステーションで地元の食を堪能

スタートしてすぐに信号渋滞があったものの、3連休の初日とあって交通量の少ない湾岸道路を快調に走り、富津岬をまわります。

最初のエイドステーションはイオンモール富津。
モール内に店を出す「ジンカフェ」のクレープやようかん、飲料などが提供されました。


次のエイドまでは小糸川沿いのサイクリングロードを走り、いい感じの生活感のある街並みや田園風景を抜けていきます。
例の激坂はこの区間にあるのですが、我を忘れて坂と格闘したため、写真は取り忘れました。

そしてかなり消耗してたどり着いた第2エイドはクルックフィールズ。ここは音楽プロデューサーの小林武史さんが手がける循環型農業体験施設。こちらの駐車場で昼食です。

写真の奥にチラッと見えているのがB.B.BASEバス。今回はリタイアの回収車としてイベントに同行しました。また今回はB.B.BASEによるアクセストレインも運行され、東京からの参加者を楽しませていました。

昼食がしっかり出るのがツルちばの特徴。今回は特製ジビエカレー。イノシシ肉入りのキーマカレーが、疲れた体にしみる〜。
付け合わせのソーセージは、ハーブを練り込んだクルックフィールズ特製。元気が出る。ごちそうさまでした。

次は高滝ダムまで

ここからは次のエイドステーション、高滝ダムを目指します。
途中通ったJR久留里線の馬来田(まくた)駅。いい雰囲気。

高滝ダム音楽堂のエイドステーションに到着。ここで待っていたのはシフォンケーキ、びわゼリー、ピーせんなどのスイーツ類。

そして「オオマサリ」という品種の落花生は、今年の新豆。
お米に新米があるのと同様に、落花生にも新豆があるんですねー。これがめっちゃおいしかった。
ピーナッツ(Pナッツ)の上をいくQナッツなんていう品種もあるんだそうです。

もう食べられないよー

次に目指すのは最後のエイドステーション、ひらおかの里農村公園。
まずは高滝ダムの橋を渡り、養老川沿いの道を進みます。

そして現れた最後の難関、獲得標高約70mの坂。ここでは先ほどの経験を生かし苦しむ参加者を激撮。
歩道を歩いて押している人もいます。

たどりついたひらおかの里農村公園で待っていたのはバナナと大量のパン。「どれでもご自由に。この際2つでも3つでも」と言われても、そんなに食べられないよー。

丘陵を抜けて内房の海へ

あとはゴールまでまっしぐら。
撮影しながら走るので、一人になってしまうことも多く、けっこう細い道をクネクネとルート案内されましたが、ツルちばは立哨員がやたらと多いのと、コース表示がしっかりしているので、道に迷う心配はなし。

この区間には有名な「千葉フォルニア」や「牛込海岸海中電柱」といった観光スポットがありますが、走りに集中して立ち寄れなかったのは残念でした。
でも漁港の中を走ったり、アクアラインをくぐったりして、千葉の海岸風景も楽しめました。そしてルートは木更津の市街地へと戻ってきました。

いよいよ感動のフィニッシュ

そしてスタート地点と同じイオンモール木更津にフィニッシュ。
先にゴールしていた班の指導員さんや、スタッフの方々の拍手に迎えられ、やったー!って感じ。
なんかちょっと感動です。

フィニッシュ後は計測チップを返却すると、引き換えに記念のサコッシュなどがもらえました。そしてまわりを見渡すと、完走の喜びにわくグループたちの記念撮影があちこちで。

この4人組はフォイリピンから日本に来ているエンジニア。一緒に走ることも多かったのですが、終始みんな楽しそうに笑顔で走っていました。

JR久留里線のカラーをイメージした、ツルちば2022の記念ジャージを揃えて参加したのは、イオンモールとイオンバイクの社員チーム。
イオンモール木更津の館内には、ツルちばの展示コーナーもあり、サイクリングの魅力を発信していました。盛り上げありがとうございました。

ゴールエリアにはフードやスポーツ用品の出店もありました。

また来年、ツルちばで会いましょう

しかし、まだまだツルちばは終わりません。最終走者がフィニッシュするまで、指導員さんたちスタッフは走者を拍手で迎え続けます。
このゴールでのお出迎えは、ツルちばの素晴らしいところのひとつだと思います。

111kmという絶妙な距離設定で、初級者にはチャレンジのしがいがある、中上級者にはのんびり景色を楽しみながら走れるコースで、今年のツルちば、結論としてなかなか「いいね!」でした。
しかも指導員やセオサイクルによる万全のサポート。このスタッフと参加者の距離の近さが、ツルちばらしさだと再確認させられました。

そして感動の最終走者ゴール。

参加者もほとんど引き上げた17時すぎ。
さあ、指導員、メカニカルサポートなどスタッフが集まって、恒例の記念撮影です。このスタッフの一体感が、ツルちばを支えているんだなあと、改めて実感しました。みなさん、お疲れ様でしたー!!
また来年会いましょう。

リンク

▼ツール・ド・ちば
https://www.tour-de-chiba.jp/

▼イオンモール木更津
https://kisarazu-aeonmall.com/

▼イオンモール富津
https://futtsu-aeonmall.com/

▼クルックフィールズ
https://kurkkufields.jp/

▼ひらおかの里 農村公園
https://www.city.sodegaura.lg.jp/soshiki/nourin/tanbonogakkoujigyou.html

まとめ

4年ぶりの開催とあって、ツルちばは運営などさまざまな面で変わっていました。でも初心者にやさしく、経験者にも一体感が楽しめるという、このイベントのよさはまったく変わっていません。
このイベントで友達になった人たちが、「4年ぶりだね、元気だった?」と再会を喜ぶ声があちこちで聞かれました。来年はさらに多くの参加者が集まるといいな。
あなたもツルちばの仲間になりましょう!

▼イベント情報
開催日:2022年10月8日(土)
開催地:千葉県 木更津市/富津市/君津市/市原市/袖ケ浦市
主催者:ツール・ド・ちば2022実行委員会

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓蒙活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

 

【兵庫県】明石海峡大橋と美しい海を望む明石「浜の散歩道(播磨サイクリングロード)」44kmサイクリング

【兵庫県】明石海峡大橋と美しい海を望む明石「浜の散歩道(播磨サイクリングロード)」44kmサイクリング


日本の標準子午線(東経135度線)上に位置していることから「時のまち」として知れられる明石市。明石海峡を挟んだ対岸の淡路島との航路拠点として「海峡のまち」とも呼ばれ、瀬戸内海で獲れる明石鯛・明石ダコなどの新鮮な魚介類も有名です。
姫路明石自転車道の一部でもある「浜の散歩道(播磨サイクリングロード)」を走って、明石海峡大橋と美しい海とを望む44kmのシーサイドサイクリングをご紹介します。

スタートは大蔵海岸公園

スタートは大蔵海岸公園。車でのアクセスが良く整備された公園周辺には駐車場がたくさんあります。
電車利用の場合はJR山陽本線「朝霧駅」から徒歩ですぐなので、待ち合わせにも便利です。
明石海峡大橋を望みながら準備をして、サイクリングスタート。

明石公園から名物「明石焼き」

まずは市街地を北上し、明石市立天文科学館へ。

直径約6.2mの大時計がシンボルの天文科学館の館内には、現役日本最古のプラネタリウムをはじめ、天文や宇宙について学べる施設が備わっています。

天文科学館前を通る「時のみち」を走れば、明石公園の西側にある自転車競技場。1961年3月に廃止となった明石競輪場の跡地を、1周400mの自転車競技場として再生し整備されました。
明石公園は、明石城の城跡を公園化した城址公園。天守閣は残っていませんが、美しい櫓と石垣が残っています。

明石公園から市街地を抜けて明石港近く、1924年(大正13年)創業の老舗「本家きむらや」へ。

新鮮な明石のタコと玉子で作る玉子焼き(明石焼き)は絶品。20個900円(税込み)なので2人で分けてもOKです。

播磨サイクリングロード

本家きむらやから西へ1km、明石川を渡ったら「浜の散歩道」の入り口。

浜の散歩道は播磨サイクリングロードとも呼ばれ、江井ヶ島海岸まで約8kmの海沿いの道は、一般県道姫路明石自転車道線の一部です。

明石川河口西岸の望海浜(ぼうかいはま)。美しい砂浜と海が広がっています。

気持ちいい風と美しい景色を楽しみながら江井島(えいがしま)海岸へ。


ヤシの木が立ち並ぶリゾート感溢れる雰囲気。明石海峡大橋も望める美しい海岸です。

海沿いから神社めぐり

江井島海岸から700m海沿いを走れば、「ながさわ明石江井島酒館」。


「ながさわ明石江井島酒館」は、明石を代表するクラフトビール「明石ビール」の醸造所やレストラン、売店が入る複合施設。
売店では、江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸溜所のジャパニーズウイスキー「ホワイトオーク あかし」も販売されています。

さらに1.2km走れば魚住住吉神社。海路の神として崇敬を受けてきた魚住住吉神社の境内には、初代明石城主・小笠原忠真が寄進した能舞台など多数の文化財が残っています。

鳥居から播磨灘を臨む美しい風景も魅力です。

海沿いの道から橋を渡って明石海浜公園へ。

公園から県道へと戻って、御厨(みくりや)神社へ。
御厨神社には色々なお守りがあり、サイクリストには「自転車守」が人気です。

御厨神社から播磨サイクリングロードを再び走って藤江海岸まで戻ります。
同じ道でも、反対側に向かって走ると見える景色が違って新鮮です。

海沿いカフェレストランでランチ

藤江海岸を見下ろすロケーションにある、カフェレストラン「No.13(THIRTEEN)」で遅めのランチ。

ランチコースは、食前のドリンクとスープ、前菜(地元鮮魚のカルパッチョ)、メイン料理とパスタ、食後のドリンク付。食前ドリンクはノンアルコールシャンパンで、ちょっと贅沢気分。
2022年にオープンしたNo.13(THIRTEEN)は、一日一組限定の宿泊施設もあるので、ここに泊まれば美しい夕陽と美味しいイタリアンディナーを楽しむこともできます。

兵庫県立舞子公園

食事の後は8km走って、明石海峡大橋の下にある兵庫県立舞子公園(神戸市須磨区)へ。
舞子海上プロムナード沿いには、八角堂がシンボルの国指定重要有形文化財「移情閣(孫文記念館)」があり、明石海峡大橋をバックにノスタルジックな雰囲気が漂っています。
舞子公園東側の「アジュール舞子」からは、明石海峡大橋と夕陽の美しい風景を望むことができます。

頭上に架かる巨大な明石海峡大橋の下へ戻り、瀬戸内海に沈む夕陽をゆっくり眺めた後は、3km走って大蔵海岸公園へと戻りサイクリング終了です。

コース紹介


距離:43.9km 獲得標高:62m

▼一般県道姫路明石自転車道線
https://tabi-rin.com/archives/course/16329

▼明石観光協会
https://www.yokoso-akashi.jp/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

播磨サイクリングロード

まとめ

明石市の大蔵海岸公園は、大阪駅から車で約1時間、最寄りの朝霧駅まで電車でも約1時間なので、大阪市内や関西圏からアクセスの良さが魅力です。
初夏の時期は日没が遅いので、夕暮れ時まで時間がたっぷりとあり余裕のあるサイクリングが楽しめます。
瀬戸内海の美しい風景を見ながら、地元のグルメも楽しめるこのコースは、播磨サイクリングロードなど坂がほとんどないので初心者にもおすすめです。
明石駅近くにはスポーツ自転車のレンタサイクルもあるので、自転車を持っていない人でも楽しめます。

明石・淡路島レンタサイクル
名称明石・淡路島レンタサイクル営業時間9:00~19:00(貸出は17時半まで)*定休日:水曜日(貸出希望の場合要問合せ)電話番号078-962-7092受付場所明石市桜町5-10 ヴェルビュ桜町車種・料金シティ-eバイク-クロス2800円/4時間3800円/1日(18時までに返却)6500円/1泊2日9500円/2泊3日追加+3000円/1日超過料金+500円/1時間ロード3800円~5500円/4時間4800円~7500円/1日(18時までに返却)7500円~11000円/1泊2日12000円~16500円/2泊3日追加+4500円~5500円/1日超過料金+500円/1時間ミニベロ-MTB-その他(子供用車/スポーツ車...

執筆:花田 康
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「東京23区の魅力発見」をテーマに自転車でいろいろ散策するシリーズ第5弾は、東京都の南に位置し羽田空港がある「大田区」。
多摩川サイクリングロードがあり名所旧跡や昭和レトロ感も残る多様な大田区の魅力を、サイクリングを通じてご紹介します。

大田区とは

1947年に旧大森区と旧蒲田区が合併して誕生し、区の名称はその2区から1文字ずつ取って「大田区」となりました。
区の面積の1/3を羽田空港が占めていて、空港の拡張により東京23区で一番広い面積となっています。

世界最大級の空港があり、京浜工業地帯に含まれる工業都市ならではの町工場や、多くの人で賑わう商店街、海浜エリアには整備された公園の風景もあります。名所旧跡も多く多様な側面を見せています。

平和の森公園

サイクリングのスタートは平和の森公園。公園周辺は駐車場が多く、京急平和島駅から近いので待ち合わせにも最適です。


公園の北側は芝生広場や池がある緑豊かなエリアとなっていて、周回道路は自転車の走行も可能です。散歩やランニングの方がもいるので、公園内はゆっくり走ります。

大森ふるさとの浜辺公園

平和の森公園から南へ少し走れば、大森ふるさとの浜辺公園。
ここには「大森 海苔のふるさと館」があります。

江戸時代の中頃から作り始められた大田区をはじめとする東京都沿岸での海苔養殖は、1963年にその歴史に幕を閉じました。ここでは、それらの地域文化を入館料無料で知って学ぶことができます。

公園南側の「白砂の浜辺」。白砂を敷き詰めたビーチは、23区とは思えないリゾート感溢れる風景です。遊泳禁止ですが足を入れて遊ぶ程度はOKだそうです。

浜辺や芝生でのんびり海を眺めるのは最高です。

羽田可動橋

羽田空港の近く海老取川の河口には、使われていない首都高の途切れた「可動橋」があります。

橋はかつて、首都高1号羽田線の羽田トンネル付近の渋滞解消の為に設けられました。1994年の湾岸線開通後渋滞はほぼ解消され、1998年に可動橋は運用を停止し現在に至っているようです。

東京羽田 穴守稲荷神社

羽田可動橋から約2kmで穴守稲荷神社(あなもりいなりじんじゃ)。

京急で羽田空港を利用する人は「穴守稲荷駅」の名を一度は聞いたことがあると思います。
羽田村の新田開拓時に稲荷大神を祀ったことが始まりで、元は羽田空港の敷地にありました。羽田空港拡張に伴い、いまの場所に遷座されました。

社殿横には千本鳥居があり、その脇には幾つもの小さな鳥居があります。

千本鳥居を抜けた先の稲荷山の頂上からは、千本鳥居を見降ろすことができます。

穴守稲荷神社から多摩川の河口に架かる弁天橋近くに行けば「穴守稲荷神社旧一の大鳥居」。

現在の羽田空港に鎮座していた穴守稲荷神社の一の大鳥居だったものが1999年にこの地に移設され、国土交通省が管理する鳥居となりました。
その際、扁額(へんがく)は「穴守神社」から「平和」に変更され、穴守稲荷神社との直接的な関係は無くなっています。

多摩川サイクリングコース

穴守稲荷神社旧一の大鳥居の近くから、多摩川沿いの「多摩川サイクリングコース(通称:多摩サイ)」が始まります。

荒川サイクリングコース(通称:荒サイ)、江戸川自転車道と共に、東京を代表するサイクリングコースとして有名です。

京急本線六郷土手駅近くの高架は、桁下が低いので「頭上注意」です。

しばらく多摩サイを走ってJR蒲田方面へ向かいます。

レトロなお店が残る蒲田駅周辺

JR蒲田駅西口側東急線ガード下沿いの、飲み屋を中心とした個性豊かなお店が60店舗ほど並んでいる小さな通りが「蒲田東急駅前通り会」。通称“バーボンロード”です。

バーボンというより焼酎が似合いそうな昭和レトロ感溢れる通りですが、お洒落なお店もいくつかありそうです。

JR蒲田駅の東側へ走って「喫茶チェリー」でランチタイム。

1960年創業の喫茶店は、店内もレトロ感満載。人気の焼きカレーセットに味噌汁が付いてくるのも、昭和な感じです。

ドリンクはこの雰囲気に合わせて、セットとは別メニューのメロンソーダ。

池上本門寺

蒲田駅西側の大城通り商店街を北上して池上本門寺へ。

表参道から九十六段の石段坂を登れば本堂ですが、自転車なら西側の坂道を登って本堂近くの駐車場まで行くことができます。

大森駅から平和島公園

池上本門寺から大田区の住宅地を走ってJR大森駅へ。
大田区内の道路は、主要道路だけでなく脇道に入っても矢羽根がある道路が多いので、とても安心感があります。

JR大森駅西口へ立ち寄って、京急大森海岸駅方面へ向かい、平和の森公園の東側にある平和島公園へ戻ってサイクリング終了です。

コース紹介

距離:25km 獲得標高:68m

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

大田区サイクリング

まとめ

大田区と言えば、町工場のイメージはありましたが、緑豊かな公園が多く空港近くに砂浜があるとは思いませんでした。穴守稲荷神社の鳥居や、昔懐かしいレトロな雰囲気のお店、そしてサイクリングロードを走ることもできるのは自転車ならではの魅力です。
距離は25kmですがほとんど平坦なので、ポタリング感覚でサイクリングを楽しむことができます。
駅周辺や主要スポットにはシェアサイクルもあるので、電車&シェアサイクルを利用して大田区散策を楽しんで、蒲田のバーボンロードで飲んで帰る。というのも楽しいかもしれません。

協力:東京サンエス株式会社

東京サンエス株式会社 | オリジナル企画販売および自転車総合卸

執筆:花田 康

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【長野県】春の田園風景と白馬連峰を望む絶景”北アルプス地域サイクリングモデルコース”74kmサイクリング《PR》

【長野県】春の田園風景と白馬連峰を望む絶景”北アルプス地域サイクリングモデルコース”74kmサイクリング《PR》

長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。
上級者向け140kmルートから、西側半周を北上する約74kmの、春の田園風景と白馬連峰を望む「北アルプス絶景サイクリングレポート」をご紹介します。

安曇野ちひろ美術館から大町温泉郷

スタートはサイクルステーションに登録されている松川村・安曇野ちひろ公園。
まずは隣接する「安曇野ちひろ美術館」の美しい池と、美術作品が点在する庭園を散策。
ここから大町温泉郷へ向けて北上します。

春は美しい田園風景が広がっているのが魅力。
水鏡のように空や山を映す水田を見ながら、緩やかな上り道を軽快に走ります。


安曇野ちひろ美術館から走ること約14kmで大町温泉郷。


1971年のアルペンルート全面開通の時期に多くのホテルや旅館が開業した「大町温泉郷」。白樺やカラマツ林に囲まれた街は温泉街というより別荘地の雰囲気。

大町温泉郷観光協会では多くの観光情報が提供されているので、大町温泉で宿泊してサイクリングを楽しむというのもおすすめです。

小熊山へのヒルクライム

大町温泉郷観光協会の手前で、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートと、上級者向けの140kmルートに分かれます。
目指すは140kmルートの絶景スポット。 県道325号を約9km北上すれば坂が結構ハードになってきます。
木崎湖方面へ右折すれば見えてくる「鹿島槍スポーツヴィレッジ」。ここには一気に走り切ったら気づかない風景があります。ぜひ一度自転車を止めて、後ろを振り返ってみてください。

進行方向の背面に、圧倒されそうなほど美しい爺ヶ岳(じいがたけ)と鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)が目の前に現れます。

スキー場を過ぎたら約5.5kmのヒルクライム。斜度8%越えが何度もある坂道を登った先にある「小熊山パラグライダー場」からの絶景。

美しい木崎湖と山々、そして大町市街地のパノラマを見下ろすことができます。

ここから木崎湖までは約8km(平均斜度7%)の下り坂。雨の後などは土砂が路面に落ちていることもあるので、十分注意して走行してください。

美しい湖畔サイクリング

仁科三湖のひとつで、最も南側に位置する木崎湖は、映画・テレビCMのロケ地やアニメの聖地としても知られています。
木崎湖キャンプ場近くには、湖に突き出た2本の桟橋があり、どちらの桟橋からも澄んだ美しい木崎湖を見渡すことができます。

2022年にオープンしたバレル式貸し切りサウナには、カフェスタンドが新設され、木崎湖の新しい立ち寄りスポットとして期待されています。

湖面が近く感じる木崎湖畔を走って青木湖へ。

青木湖は、仁科三湖のうち最も北に位置し、最大の面積をもつ湖。
緑の木々の間から青い湖面を望む景色は、木崎湖とは違った神秘的な雰囲気を感じます。

木崎湖と青木湖の対岸を走る道路は、また違った趣なので、それぞれ一周してゆっくり湖畔巡りするのもおすすめです。

白馬連峰を望む絶景サイクリング

青木湖の北側から、国道148号を横断すれば景色は一変。

西側に国道148号が並行する道は、自動車の交通量も比較的少なく、迫力ある白馬連峰を望みながら、左右に美しい田園風景が広がる絶景サイクリングを楽しめます。

白馬オリンピック大橋を渡り、白馬八方尾根スキー場が近づいてくれば、白馬ジャンプ競技場のノーマルヒルとラージヒルが見えてきます。
1998年の冬季長野オリンピックで、日本団体が金メダルを獲得した感動の舞台です。

松川にかかる白馬大橋を越えたら白馬岩岳方面へ。

白馬岩岳マウンテンリゾートは、「冬は雄大な山々が描く白銀の世界」、緑の季節は「涼風そよぐ北アルプスの絶景」を楽しむことができます。

サイクリストにおすすめは、マウンテンバイクの聖地「岩岳MTB PARK」。レンタルマウンテンバイクがあり、スキーのようにゴンドラで山頂へ。そこからMTBコースをダウンヒルできるのです。


山頂から緩やかなコースだけを走って、再びゴンドラで降りてくることもできるルートもあるので、初心者でも楽しめます。

白馬岩岳マウンテンリゾートには、レストランや売店もあるので、休憩スポットとしても最適。
可愛い羊たちを見ているだけでも癒されます。

スキー場から棚田の風景へ

小谷村(おたりむら)へと入れば、スキーリゾートエリアを代表する栂池(つがいけ)高原スキー場。

ペンションや民宿、ショップが立ち並ぶ坂道を上り、白馬乗鞍高原スキー場が見えて来たら最後の下り坂。

小谷村の美しい棚田の中を走り、国道148号線まで長い下り坂。ゆっくり景色を楽しみながら走るのがおすすめです。

ゴールはJR南小谷駅

国道へ出れば、約1.5km北上して、JR南小谷駅(みなみおたりえき)でゴール。

南小谷駅は、JR大糸線の駅。JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅。ここから特急あずさで新宿まで乗り換え無しで帰ることができるので、輪行での拠点におすすめです。

白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区

北アルプス地域サイクリングモデルコースから少し外れますが、時間があればぜひ訪れてほしい「白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区」。青鬼と書いて「あおに」と読みます。

江戸時代末期から近代にかけて建てられた茅葺屋根(鉄板被覆)の家屋が14棟あり、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
集落の上部には「棚田百選」にも選定されている美しい棚田の風景。

静かな集落の屋根越しに、北アルプスの雄大な景観を見ることがでる、魅力溢れるスポットです。

動画レポート

コース紹介


距離:74km 獲得標高:1148m

100kmルート 北アルプス山麓をのんびり楽しむ初中級ルート

140kmルート 北アルプス山麓をダイナミックに走る上級ルート

▼北アルプス地域サイクリングモデルコースマップ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kitachi/kitachi-kikaku/kannai/cycling.html

▼小谷村観光サイト
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

▼白馬村観光サイト
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/

▼大町市観光サイト
https://kanko-omachi.gr.jp/

▼池田町観光サイト
https://ikeda-kanko.jp/

▼松川村観光サイト
https://www.matsukawamura.com/

まとめ

秋の北アルプスに続き、残雪が残る白馬連峰を望む春の絶景サイクリングは、他の地域では見ることのできない美しい風景が続きます。
雄大な大自然だけではなく、のどかな田園風景や緑の木々に囲まれた青い湖畔や美しい川など、バリエーション豊かな風景を楽しめるのはとても魅力です。
都心から少し遅い「春」を自転車で堪能し、「夏」には湖でカヤックやSUPで遊び、少し早く訪れる「秋」は紅葉の風景を自転車で巡り、「冬」は白銀の世界を満喫できる北アルプス。
何度でも訪れたくなるこの地の魅力を、ぜひ体感してみてください。

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長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。上級者向け140kmルートから、東側半周を南下して、秋の北アルプスを堪能する約66kmコースのサイクリングレポートをご紹介します。スタートは「JR南小谷駅」コースの最北端に設定されている南小谷駅(みなみおたりえき)は、JR大糸線の駅。JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅です...

広告主:長野県 北アルプス地域振興局
執筆:花田 康

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