本州最南端の地「和歌山県串本」から、2021年「ナショナルサイクルルート」に指定された海沿いのコースを走り、すさみのホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」を目指す、約40kmのサイクリングをご紹介。


スタートはJR紀勢本線「串本駅」
和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡串本町と言えば「本州最南端」として知られています。

JR串本駅は特急「くろしお」を含む全列車の停車駅で、大阪からのアクセスもよく、関西では観光地としての知名度も高いです。
駅前の観光協会では「チョイのりサイクル」という電動アシストのレンタルもあるので、串本町内のチョイ乗り観光には便利。

まずはここから、串本の有名なスポットのひとつ「橋杭岩(はしぐいいいわ)」を目指します。
国の名勝・天然記念物「橋杭岩」
串本駅から北東へ約2kmで「道の駅くしもと橋杭岩」。


串本から対岸の大島に向かって、大小40余りの岩柱が約850mの列を成して立っています。海の浸食により岩の硬い部分だけが残ったのですが、その規則的な並び方があたかも橋の杭だけが立っているように見えることからこの名が付きました。
干潮時には岩の列中ほどにある弁天島まで歩いて渡ることができます。ちょうど満潮時だった時でもこのような青い海。干潮時にはもっと青さが際立ち神秘的な景色が見えるそうです。

橋杭岩のちょうど向かいに位置する「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」

橋杭岩を通して見る朝日はとても美しいと評判で「日本の朝日百選」に認定されています。ここに宿泊すれば、すぐ近くで美しい朝日を見ることができます。
また、橋杭岩の南西すぐには「橋杭園地」があり、美しい砂浜の先には紀伊大島と串本大橋を望むことができます。

次は潮岬(しおのみさき)を目指してスタート。
本州最南端「潮岬」
橋杭岩から美しい海と串本大橋を左手に南へ約10km、岬へ向かう上り坂を走れば「潮岬観光タワー」。

潮岬観光タワーは海抜100mで360度見渡せる展望台があります。
タワーの前に広がる芝生を抜けると「本州最南端の碑」があります。碑の前に見える「クレ崎」を含む潮岬が、本州(紀伊半島や和歌山県)の最南端です。

約800m先にある「潮岬灯台」は明治初期の江戸条約によって建設された洋式灯台の1つで、「日本の灯台50選」に選ばれています。

ここからは岬を一気に降りて約10km先の「串本海中公園」へ向かいます。
串本海中公園
海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設として知られる「串本海中公園」。
敷地内は南国リゾート感あふれる風景。

沖合にある水深6.3mの海中展望塔からは自然の海の中が観察でき、半潜水型海中観光船ステラマリスからは世界最北限といわれるサンゴ群落を見ることができます。


海はこんな透明度。
海沿いを走る「太平洋岸自転車道」

「串本海中公園」から「すさみ」を目指し走ります。

太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山県和歌山市に至る延長約1,400kmの自転車道構想で、2021年5月「ナショナルサイクルルート」に指定されました。


「サイクリング王国わかやま」のコースでもあり太平洋岸自転車の一部となるこの区間は、海沿いが多く美しい景色が続きます。多少のアップダウンもあるので、走りごたえもあります。
串本海中公園から約14kmの「里野海水浴場」は美しい砂浜。

オフシーズンのピーチは貸切り状態。青い海と空、白い砂の上で贅沢な時間を過ごすことができます。

ゴールは「道の駅すさみ」
里野海水浴場から約4kmで「道の駅すさみ」。

「記憶に残る道の駅」がキャッチフレーズのここでは、「食事」「お土産・買い物」「カフェ」「海鮮」などが充実しているだけでなく『温泉』があるのが魅力。

太平洋を見渡せる展望台へ上がれば、目の前の「江須崎」へと沈む夕日。そして宿泊先の『フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ』。

道の駅ではレンタサイクルもあるので、ここを拠点にショートサイクリングも楽しめます。

宿泊は『フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ』
ホテルに着いたらまず自転車を館内で保管してくれます。そしてチェックイン。

館内からの景色はこのような絶景。

部屋は洗練されたデザインとともに、窓のブラインドを上げれば、絵画のような景色。

冬の季節は、ちょうど部屋から江須崎に沈む夕陽を見ることができるようです。
このまま部屋で夕陽を見るのもいいですが、日没までまだ少し時間があるので、再び自転車を出してもらって目の前の「江須崎」へ。
神のパワー感じる「江須崎」
夕陽に映えるホテルと海を見ながら走ること約1.8kmで、陸と繋がった陸繋島(りくけいとう)でもある「江須崎」。

ここは、島まるごとが国の天然記念物に指定されているだけでなく、島内の江須崎神社(春日神社)の神域として島全体が保護されています。

鳥居をくぐり抜けて、上り坂を少し走れば「江須崎神社(春日神社)」。

参拝を終えて下りれば美しい夕景。

そしてこの小さな半島の西側へ行けば「日本童謡の園」。ここの夕陽も絶景です。

温泉と夕食のひととき

ホテルの部屋に戻れば、すっかり陽は沈みさらに美しい景色。
それから温泉で温まるという贅沢な時間の始まり。湯上り後はホテルのフリースペースで温かいコーヒータイム。


ホテルでは、コーヒーや紅茶など滞在中はフリーでいただけます。また、ホテル内のショップではソフトドリンクやお酒をはじめ、軽食なども購入できるので、様々なホテル時間を楽しむことができます。
▼「ボイジャーブルーイング・ゴールド」と「なでしこのお酒”てまり”みかん梅酒」

夕食は「道の駅すさみ」のグルメをホテルで堪能できます。
▼「南紀の海の恵みセット」

▼「釜揚げしらす丼」

▼すさみ名物「イノブタ焼肉」

▼勝浦産「まぐろのヒレカツ」

贅沢な時間を堪能して一日目の旅の終了。
フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト
このホテルは地方創生に着眼し、あえて地方にある各地の「道の駅」に隣接したホテルを建設。
道の駅をハブとしてガイドブックにも掲載されていないような地域の文化や見どころ、またその地に行かなければ体験できない様々なものに触れていただく旅をご提供しています。まさに今まで知らなかった「新しい日本と出会う旅」が始まります。
積水ハウスとの共同事業で2021年9月から、新規ホテルが次々にオープンしています。2022年3月21日には奈良天理も加わり、全15ホテルを展開。2022年の春には北海道にも新たなホテルが誕生します。
▼フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
▼道の駅すさみ
コース・アクセス
▼串本駅~フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
距離:40km/上り:795 m/下り:775 m
▼フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ~日本童謡の園
距離:3km/上り:54 m/下り:46m
〇新大阪駅から串本駅まで:JR特急「くろしお」で約3時間25分
〇大阪市内からフェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみまで:クルマで約2時間30分
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
和歌山の串本・すさみと言えば「夏」の観光地としてのイメージが強いですが、「オフシーズン」もたくさんの魅力を感じることができました。
澄んだ空気で美しい海は人が少なく贅沢な時間が過ごせますし、交通量も多く無くとても快適に走ることができます。
陽が沈む時間が早いので、夕日~温泉~食事がゆっくりと楽しむこともできます。
輪行で串本駅から海沿いを走り「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」へのコースをご紹介しましたが、クルマを使って「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」を拠点にしたサイクリングも楽しめます。
海岸沿いを走ればJR紀勢本線が並走している区間も多いので、何かトラブルが起きた時には輪行でホテルへ行けるのも安心感がありました。

広告主:フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
取材・執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
日本各地に展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット」
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セット詳細:宿泊券2枚セット(フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道1枚+京都みなみやましろ1枚又は、京都京丹波1枚) ※京都みなみやましろ・京都京丹波からご希望のホテルをお選びいただけます。 |
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フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道の開業を記念し、宿泊券2枚セットを期間限定で販売いたします (奈良天理山の辺の道1枚+京都みなみやましろ1枚又は、京都京丹波1枚)。
























厳選した豆を自家焙煎し淹れたての珈琲を味わうことができます。










恵比寿神、大国神には、お水掛けをして「自分の痛いところ」を清めます。




































まずは三条大橋から三条通を東へ。三条大橋といえば、京都の街中を流れる一級河川・鴨川に架かる橋で、東海道の終点としても知られています。
平安神宮のある岡崎エリアは京都きっての文化的な香りがする町で、美術館や劇場など多くのアートスポットが点在しています。

大鳥居を背に公園にはテントがずらり。大きな籠を持った人や、箪笥を担いでいる人など、すでに掘り出し物を見つけた人たちとすれ違い、「おっと、出遅れたか」と先を急ぎます。

「工具類やカトラリーも味があって素敵だし、大切なものをしまう小さな棚も惹かれる…





















































ランチのお目当てはラーメン「麺や維新」。ビブグルマンは、ミシュランガイドにおいて「安くてコスパのよいオススメの店」にあたえられる印で、麺や維新は2015年から5年連続で受賞しています。場所は目黒駅から徒歩3分ほどです。訪れた時間は金曜の11:45頃。平日とはいえ、オフィス街の目黒でこの時間となると、多少の混雑を覚悟していたのですが、幸運なことに並ぶことなく入ることができました。
注文は迷わずオリジナルメニューの「醤油らぁめん」(800円)。透き通る金色色のスープが美しい…麺や維新はこだわりのスープが特徴で、化学調味料に頼らず食材が持つ自然の旨みでラーメンを作っています。
麺は細麺でつるっとしています。にゅう麺に近い感じ。一気にするっと食べられます。これは私のラーメンあるあるなのですが、最後にスープが残ったときに、もう少しスープを飲むか、いつも葛藤します。大体、健康への気持ちが勝ち最後までは飲み切らずに終える私ですが、このラーメンは化学調味料を使用せず作られたスープ。ということで、今回は最後まで美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

川沿いをしばらく走り、中目黒(なかめぐろ)駅近くまでやってきました。写真の向こうに見えているのは、中目黒駅そばにある高層マンションです。桜が咲いたらこの場所も混雑して、きっとこんなにゆっくり眺められないだろうなあ、と思いながら一息。時間もあったので、ここで折り返しです。

坂を上りきる手前でおしゃれなお店を発見。「ふげん社」という出版社が経営する、ギャラリーとブックカフェが一体になったコミュニケーションスペースです。
写真集や小説など、幅広いジャンルの本が揃えられていました。3階のギャラリースペースでは展示も行っており、無料で閲覧可能です。ギャラリー、ブックカフェスペースともに、とても洗練された空間でした。
目黒不動「泰叡山 瀧泉寺」は日本三大不動のひとつで、有名人も多く訪れるのだそうです。





































広告主:フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ






清閑亭は、明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として1906年(明治39年)に建てられた数寄屋造りの2階建ての邸宅です(見学無料)。
※清閑亭は、2022年3月31日をもって一般公開を終了し、同年4月1日より休館、後に料亭としてリニューアルオープンが予定されています。
注文したのは「地魚MIXフライプレート」。




















涸沼を時計回りに巡っていきます。大洗方面へ6㎞ほどいったところに「温泉スタンド」と書かれた看板がありました。
ガソリンスタンドのような雰囲気。自宅で温泉に入ることができるそうです。
温泉スタンドを目印に南へ進みます。
地域の交流拠点で涸沼を眺めながらのキャンプも楽しめる場所です。地元野菜などが並ぶ直売所で休憩しました。
直売所店内には、チェーンで作られたかわいい自転車がありました。お店の方が自転車乗りだそうで、手作りしたそです。




続いて立ち寄ったのは鉾田市に位置する鹿島臨海鉄道「涸沼駅」。
















雄大な涸沼を眺めることができます。





















「小平の里 親水公園」の川は浅く流れもゆるやか。広々とした芝生にあるすべり台や複合遊具は子どもたちに大人気だそうです。




































時間があれば、このまま海沿いの国道331号線を走り那覇へ戻りたいのですが、帰りの飛行機の時間を鑑み、ここはニライ橋・カナイ橋を登って内陸の県道86号線沿いで帰ることに。
ニライ橋・カナイ橋は県道86号線のつきしろ方面から国道331号線へ下る途中にある、海に向かって大きくカーブを描く全長660m、高さ80mの橋です。
ニライ橋・カナイ橋を越え、トンネルをくぐった先にある展望台のゴールから眺める2本の橋の曲線、知念岬と太平洋の海を見れば、達成感を味わえますよ。






























