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記事タグ: 橋

【京都府】夕日を撮りに木津川の流れ橋(上津屋橋)へサイクリング

【京都府】夕日を撮りに木津川の流れ橋(上津屋橋)へサイクリング

時代劇のロケ地などでも知られる、京都・木津川の流れ橋(上津屋橋)。

いままで行ったことはあったのですが、夕日をバックに一度写真を撮りたかったので、朝起きて空が真っ青だった週末にぶらり出かけてみました。

※この記事は2018年6月25日に公開されたものを2021年1月に更新したものです。

流れ橋(上津屋橋)とは?

流れ橋(ながればし)とは、固定されていない橋桁(はしげた/人や車両が通行する部分)が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋のことです。

洪水が起きても橋脚は流失せず、残された橋脚の上に新たに橋桁を架けることができるので、簡単に復旧できます。

そんな流れ橋の形式を採用し1953年に完成した上津屋橋は、京都府道281号八幡城陽線の一部に指定されている、橋長(全長)356.5 m、幅3.3 mの木造の橋です。歩行者と自転車の専用橋となっていて、周辺住民の生活道路の一部として利用されています。

上津屋橋には手すり及び落下防止となる欄干が無いので、「バイク・自転車は降りて通行するよう注意書き」の看板があがっています。

なので自転車やバイクは皆押して渡っています。

住民からの批判を乗り越えて観光スポットに

2010年代に入ると、大雨による橋桁の流出が頻繁に発生しました。橋桁が流出すると復旧までの数ヶ月間、橋が通行不能になり生活に支障が出ることと、復旧のために数千万円単位の修繕費が発生することから、地元の一部からは批判が出るようになってたようです。

▲私が2012年秋に来たときは流れた後の復旧作業中でした。

ただ、2013年の流出では橋の近くにある「四季彩館」の来場者が大幅に増加するなど、橋が流れること自体が観光の大きな要素となっています。

また、2010年には近隣に第二京阪道路の新木津川大橋が開通したため、橋が流れても生活への影響が少なくなっているのに加え、永久橋にする場合には費用負担の問題も発生します。

これらの事情から架け替えに対する反対意見もあり、2014年11月に従来の「流れ橋」構造のまま75cmかさ上げして復旧することが決定したようです。

周囲に電柱がなく、近代的な橋とは違う様相なので、時代劇の撮影ロケ地としてよく使われています。(けど作られたのは前述のように昭和時代です。)

やわた流れ橋交流プラザ「四季彩館」

京都府には、桂川、宇治川、木津川という大きな川があり、この3つの川は最終的に合流してひとつの川「淀川」となります。その3つの川が合流する地点は八幡市にあり、三川合流地点と呼ばれます。

木津川サイクリングロードにあるこの三川合流地点から上津屋橋までは約6km。

また、流れ橋近くには、やわた流れ橋交流プラザ「四季彩館」があり、「そば打ち体験」や「食事処」、「JA農産物直売所」があります。

「流れ橋」昼間の風景

前置きが長くなりましたが、まずは明るい日の高い時間に橋を撮って、橋を渡って、日が沈む方向を見ながら撮影場所の確認。

昼間はこんな風景です。

そしていよいよ日が沈みはじめます。

この場所で夕陽を撮ることにして、しばらく別の場所で日没を待ちます。

「流れ橋」夕日の景色

時間と共に空の色が変わりゆき、太陽も低く沈んでいきます。

橋の欄干が無いので、人影がはっきり写りとても美しい時間がすぎていきます。

まとめ

「サイクリングコース」というより、ずっと「自転車と一緒に撮影したかった風景」を求めて行ってきました。

台風の後などは、本当に流れてしまって通行止めになることもありますが、太陽がでていれば、いつでもそこにある風景です。

どこか「撮影したい風景」を求めて、自転車と一緒に出掛けてみると、ちょっとだけ贅沢な時間を味わえるような気がします。

ぜひ自転車と一緒に、「どこか」に行ってみませんか?

執筆:YASU

【マップ追加】鹿児島県の「Izumi Cycling Map」が新たに加わりました!|TABIRIN コース検索・マップ検索

【マップ追加】鹿児島県の「Izumi Cycling Map」が新たに加わりました!|TABIRIN コース検索・マップ検索

TABIRINのコース検索・マップ検索に、鹿児島県の”出水市サイクルツーリズム推進協議会”が制作した「Izumi Cycling Map」のコースが新たに加わりました!

出水サイクルマップ

今回加わったのは以下の5コースです。

  • ツルと武家屋敷出水満喫コース
  • 上場高原ヒルクライム挑戦コース
  • 海も山も贅沢満喫コース
  • 川平の巨石群と秘湯コース
  • 出水・阿久根・長島 北薩摩満喫コース

この中から2コースをご紹介させていただきます。

まずは一番長い距離を走るこのコース。「出水・阿久根・長島 北薩摩満喫コース」です。距離は約120km。鹿児島県北部のいろいろな島を巡りながら、海沿いを走っていきます。タイミングがよければ日本三大急潮のうちのひとつである黒之瀬戸で大渦を見ることもできますよ。また針尾公園では目の前がぱっと開ける絶景が。天草諸島、雲仙岳などが一望できます。阿久根駅では木のぬくもりを感じながらほっこりとした時間がすごせそうです。

黒之瀬戸うず潮

針尾公園(展望所)

にぎわい交流館阿久根駅

 

次にご紹介させていただくのは、山を楽しむこのコース。「上場高原ヒルクライム挑戦コース」です。距離は約53km。出水市ツル博物館 クレインパークいずみ付近からスタートし、山へ向かってどんどん自転車を走らせます。なんとコース中、高川ダムというダムを一周するのです。高川ダムでは春は桜が綺麗に咲きそろうそうですよ。またコース途中、厳島神社があったり、菜の花から始まり、ぼたん、アジサイ、秋にはコスモスと四季折々の花が咲く花園があったりとこちらのコースも見どころ満載です!

厳島神社

上場高原コスモス園

高川ダム公園

今回追加したすべてのコースはTABIRINで検索していただけます。また新しいコースをどんどん追加していく予定ですので、TABIRINでコース検索や自転車情報等、ぜひご覧になってみてくださいね!

TABIRIN(たびりん) – サイクルツーリズム総合情報サイト

 

【鹿児島県のサイクリング情報はコチラ】

鹿児島県のサイクリング情報|TABIRIN

 

(執筆:a.k)

【マップ追加】栃木県の「からせんサイクリングマップ」が新たに加わりました!|TABIRIN コース検索・マップ検索

【マップ追加】栃木県の「からせんサイクリングマップ」が新たに加わりました!|TABIRIN コース検索・マップ検索

TABIRINのコース検索・マップ検索に、栃木県の”JR烏山線沿線まちづくり推進協議会”が制作した「からせんサイクリングマップ」のコースが新たに加わりました!

からせんサイクリングマップ_表紙

今回加わったのは以下の4コースです。

  • からせん沿線コース
  • 高根沢⇔那須烏山 山岳コース
  • 高根沢町ファミリーコース
  • 那須烏山市ファミリーコース

 

今回追加したすべてのコースはTABIRINで検索していただけます。また新しいコースをどんどん追加していく予定ですので、TABIRINでコース検索や自転車情報等、ぜひご覧になってみてくださいね!

【栃木県のサイクリング情報はコチラ】

栃木県のサイクリング情報|TABIRIN

【沖縄県】下地島空港(宮古島)から伊良部島・下地島1周サイクリングレポート

【沖縄県】下地島空港(宮古島)から伊良部島・下地島1周サイクリングレポート

2019年の正月休みを利用しての宮古島サイクリング。2019年3月にLCC(ジェットスター便)就航に伴いターミナルが開業した下地島空港。空港がある下地島と隣接する伊良部島のサイクリングレポートをご紹介します。

冬の宮古島(伊良部島・下地島)の魅力と注意点

日本列島が10度を下回る冬真っ只中に、何といっても気温20度前後の暖かさは魅力的!太陽が見えた瞬間、色々な青さを見せてくれる美しい海。宮古島はとてものどかな風景も楽しめます。注意点としては2点。

飲食店は事前に予約しておくのがおすすめ

飲食店が少ないうえに正月は休んでいる店も多いので、食事場所に困ります。気ままな旅も楽しいですが、夕食はもちろんランチも事前に予約しておく方が賢明のようです。

平坦で走りやすい…ただし風には注意!

もう一点は「強い風」。宮古島は「山」が無いのでキツイ上り坂は少なく初心者でも走りやすいです。ただ、海の上を通る美しい「橋の上」は風をモロに受けます。ホテルではママチェリのレンタルなどもあるのですが、風の強い日は『帰り道の覚悟』を持って楽しんでください。

宮古島から伊良部大橋を渡り伊良部島へ

まず、2日目は一日中雨のため急遽レンタカーを借りてロケハン(下見)しました。

3日目は何とか朝から太陽が覗く天気になったので伊良部島・下地島を目指すことに。まずはホテルから「トゥリバー海浜公園」へ。

静かな海と伊良部大橋を眺めていると、いつまでものんびりしていたい気分でしたが、午前10時からサイクリングスタートです。

初日にも感じたのですが、宮古島→伊良部島は追い風なのでとても快適です。気温は23度、東南東の風7m。

自転車でも走りやすい!伊良部島

伊良部島は宮古列島の一つ。2005年に行われた市町村合併により、宮古島市の一部となりました。

面積は約29km、海岸延長は約72km、最高地点は南東部にある標高89mの牧山であり、島全体が平坦な地形をしています。自転車では非常に走りやすいコースとなっています。

半時計周りに「渡口の浜」へ

伊良部大橋西端から半時計周りに約4km進むと「渡口(とぐち)の浜」に到着。風が強くて少し波は高いですが海と砂浜は美しい!

反対側も青い海。100mも無いであろう先にあるのが下地島。次は下地島へ。

アクセスもGOOD!自転車で立ち寄りたい下地島へ

下地島は東隣にある伊良部島とは水路を隔てて、6本の橋がかかっています。2015年の伊良部大橋の開通に伴い、伊良部島を経由して宮古島と陸路で結ばれました。

島の西側には下地島空港があり、面積の約98%が公有地(国・県・市有地)となっています。伊良部島と同様にサンゴ礁の島で、面積は約10km、一周は約18kmとなっています。

下地島のサトウキビ畑とまっすぐな道

下地島に入るとすぐ、真っ直ぐな道が現れます。両端にはサトウキビ畑もあり、背が高いサトウキビは3mくらいあります。

2kmある真っ直ぐな道を、青い空と心地よい風を感じながら走ります。

下地島「中の島ビーチ」

島の西端から少し北上すると、小さな砂浜と岩場が美しい「中の島ビーチ」。
とにかく水がキレイ!

下地島空港RW17エンド横のビーチ

中の島ビーチから2.6kmほど北上すると、左に青い海、右に滑走路が現れます。

そして少し進むとエメラルドブルーの海と小さな砂浜。

ここは空港の滑走路(ランウエイ)の17方角に位置するという意味。たまたま小さなビーチに出会えましたが、干潮時にだけ現れる砂浜だそうです。

2019年3月開業の下地島空港

3000mの滑走路を有する下地島空港は、日本国内のパイロット養成の訓練飛行場として開設され、かつては那覇との定期便も就航していましたが1994年に撤退。2019年の3月に新ターミナル開業に伴い、ジェットスターの成田便が就航しています。その後も国内線をはじめ、国際線(主にアジア)も就航しています。

島の北端には、空港の誘導灯が海へと続いています。

誘導灯前後の道は、自動車は駐停車禁止。ターミナルが開港すれば離着陸を真下で見ることができるのでしょうか…。人が増えると安全のために規制されそうな気もします。

再び伊良部島へ

伊良部島の白鳥崎

▲佐和田港

ここから海沿いに走り、伊良部島へ。左に佐和田の浜、佐和田港を見ながら進むと上り坂が始まります。

▲坂を登った先には白鳥崎

ここからさらに坂を登りながら島の東側を走ります。

島で唯一のコンビニがある佐良浜

坂を登って下ると佐良浜という町にでます。ここに島で唯一のコンビニがあります。

島にはレストランが少なく、前日チェックしていたレストランも全て「満席」や「予約で満席」。何とかこのコンビニでランチを。

しかしここもパンやおにぎりは売り切れ状態でした。

帰りは向かい風が厳しい伊良部大橋

コンビニから一気に約4.5km坂を下れば伊良部大橋が見えてきます。気温24度、風速8mの向かい風と戦いながら伊良部大橋を渡ります。

とにかく坂より辛い向かい風。渡りきったところで一休み。

陽気なおじさんオススメのグアバジュースで復活。

時間は14:30。かなり雲が広がってきているのですが、最後にもう一カ所行きたいところがあるので、ここから宮古島を経由して約12km先の来間大橋を目指します。

宮古島ってどんなところ?

宮古島は、宮古列島の中で一番大きな島になります。

沖縄本島から南西に290km、太平洋と東シナ海の間にあり、面積は約159kmです。

近隣にある島とは来間大橋、伊良部大橋などのように橋でつながれています。

宮古島は熱帯雨林気候の条件を満たしており、平均気温は18度です。宮古島を含む周辺は、毎年多くの台風が通過していくため、被害や影響が大きかった場合は台風名に同島の名前がつくこともあります。

宮古島まもる君

島のあちこちで見かける「宮古島まもる君」。交通量の多い交差点などで宮古島の安全を守っているのでなかなか写真を撮れなかったのですが、来間大橋近くのここは絶好の撮影スポット。

調べてみると、2016年現在で19基(19人?)いて全員兄弟(という設定)だそうです。
身長は180cm、体重5kg(足には50kgの重り装着)、誕生日はミヤコの語呂に合わせた平成3年8月5日。(みやげ物屋ではキャラクターグッズも売っています)

諸事情により新たなまもる君の設置は難しいそうで、人事異動として場所が移動することがあるそうです。

来間島

来間島は宮古島の南西約1.5kmの場所にある島です。面積は約3km、周囲は約9kmと、自転車でも気軽に一周出来る距離となっています。他の島同様にビーチが点在しています。

来間(くりま)大橋と、与那覇前浜

宮古島と来間島を結ぶ全長1,690mの橋。この橋から見える海の青さは素晴らしいとのことですが、かなり雲が厚く風も強いので、橋を望める与那覇前浜港へ。
橋は渡らずにホテルへ戻ることにします。

沖縄サイクリングでは人の出会いも楽しみのひとつ

伊良部大橋でお会いした3人

出発してすぐ伊良部大橋でお会いして、下地島から伊良部島へ入った辺りで再びお会いした3人。大学生の友達2人にお父さんも同行しての3人組で、神奈川県藤沢市から来られたそうです。

せっかくなので若いお二人に今まで走ったお気に入りサイクリングスポットをお聞きしました。藤田 駿さんのおすすめは、奄美大島・加計呂麻島(鹿児島県)・夏泊(青森県)・笹川流れ(新潟県)がおすすめとのこと。笹川流れは初めて聞いた場所なので今度チェックしてみます。

落合 哲宏さんは島1周が好きだそうで、三宅島・八丈島・大島がおすすめだそうです。どこも行ったことが無いので、坂が少ない島を選んで行ってみたいと思います。

インドネシアから来た方も!

与那覇前浜港で出会った3人。インドネシアから技能実習生として来日し今は宮古島で生活しているそうです。大阪で日本とインドネシアの交流サイクリングをした話しをしたら、今度はぜひ宮島でもやってほしい!と。なかなかイベント開催は難しいですが今度また宮古島に来たときには一緒にサイクリングしよう!とFBでも友達になりました。

自転車を通じていろいろな人と出会い話ができるのは、とても楽しいですね!

宮古島(伊良部島・下地島)への期待と不安

先にご紹介したように、LCCの定期便が就航したことで、とても手軽に行くことができる宮古島。安い日だと成田-下地島の片道は6000円台だそうです。週末1泊で3万円以内ということも可能になります。さらにここから台湾へ足を伸ばすなら1時間もかからない近さになります。開発が進み観光客も急増すれば、この美しい海やのどかな風景も変わっていくかもしれないですね。

執筆:YASU

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【大阪府】沖縄気分満載の大阪市大正区から、山・船・橋、そして純温泉を楽しむ自転車小旅行

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大阪・心斎橋から自転車で約15分(約2.7km)で行ける「大正区」。沖縄気分を満喫できる駅周辺や、川沿いの新しい商業施設、水都・大阪ならでは渡し船など、旅行気分で巡ることができる、魅力あふれるスポットをご紹介します。

京セラドーム(大阪ドーム)

心斎橋からは「長堀通り」を西へと走ります。自転車レーンが表示されているので走りやすい道です。

木津川にかかる「伯楽橋(はくらくばし)」を渡ったら、左折して川沿いを南下します。


川沿いをしばらく走れば、 大阪市西区でおそらく一番有名なスポット「京セラドーム」。

大阪市の第三セクターとして1997年に開場した「大阪ドーム」。2006年にはオリックス不動産へと経営が変わり、ネーミングライツにより「京セラドーム」と呼ばれています。
高さは83m、地上9階建て(地下1階)の大きさです。

新スポット「TUGBOAT TAISHO(タグボート大正)」

京セラドームのちょうど南側、尻無川対岸(大正区側)の「TUGBOAT TAISHO」は、2020年1月尻無川沿いにオープンした複合商業施設。

大正区のまちづくりを引っ張っていくタグボート(引き舟)の役割を担ってプロジェクトされたそうです。
16店舗の飲食店が集まり、おしゃれな雰囲気に包まれています。駐車場がないので、自転車なら便利ですね。

リトル沖縄「大正」

大阪24区内で最も人口が少ない(人口約64,000人)大正区。その約1/4は沖縄出身者(及び関係のある方)だそうです。
第一次世界大戦後、 沖縄では深刻な不況下で、仕事を求め多くの人が大阪に移住しました。 特に大正区には紡績工場が多く、沖縄と航路もあったことから、移住者が増えたそうです。

大正区は「リトル沖縄」とも呼ばれるようになり、JR環状線大正駅周辺にもいくつか沖縄料理店があります。南国風の音楽が流れてたり、店先にはシーサーが並んだりしています。



まずは、沖縄料理店「いちゃりば」でランチ。沖縄そばは748円。

隣には沖縄物産店も併設。BGMは沖縄民謡。しかし沖縄物産の中にも「大阪らしさ」はあります。

昭和山(しょうわざん)と千島公園

大正駅から南へ約2kmにある「昭和山」。

大阪市は1969年、貯木場跡地に「港の見える丘」として人工山を中心とした公園造成を開始しました。1970年に当時大阪市では一番標高の高い山(標高33mm)が誕生し、「昭和山」と名付けられました。
※現在は鶴見緑地内に鶴見新山が建設されたことで、大阪市で2番目に標高が高い場所となっています。
その後も周囲が整備され1976年4月に「千島公園」が開園しました。

公園内にはツツジ約5万本や亜熱帯植物などが植えられていて、野鳥も観測されます。(ここでも少し沖縄気分)

日本一沖縄商品が揃う?「デイリーヤマザキ」

昭和山から南へ1km、地元で有名な「デイリーヤマザキ」。

沖縄出身者が多い地域なので、コンビニオーナーが沖縄商品の取り扱いを本部に掛け合って販売を開始。評判がいいので、どんどん品数が増えていったそうです。

沖縄県内にデイリーヤマザキが無いことから、たぶん日本で沖縄商品の取り扱いが一番多いであろうという噂。今では地元の人々から「デイリーオキナワ」と呼ばれ親しまれているそうです。

シークワサージュースでちょっと休憩。

お店の前は大正区の真ん中を南北に通る「大正通り」。広いこの通りも何となく南国っぽく見えてきます。

大阪市の渡し船

現在大阪市内には、市の運営する8か所の渡船場があり、15隻の船が地域の人々に利用されています。その内の7箇所が大正区にあり(もう1箇所は天保山渡船=港区)、区民の生活に欠かせない交通手段のひとつとして親しまれ、日々利用されています。

落合下(おちあいしも)渡船場


デイリーヤマザキから東へ1km弱、木津川を渡す「落合下渡船場(平尾側)」。「落合下渡船」は、大正区平尾1丁目と西成区津守2丁目を結ぶ、岸壁間138m。1日平均355人(2020年度現在)が利用しているそうです。

千本松(せんぼんまつ)渡船場

対岸の「落合下渡船場(津守側)」は西成区。ここから南へ約1.7kmで「千本松大橋」。



1973年に架設された「千本松大橋」は、両端部の2階式螺旋状坂路(720度ループ)を含めて道路長は1228m。
橋の形状がメガネに見えることから、大阪では「めがね橋」の愛称で呼ばれています。
「千本松」の名称は、江戸時代にこの地の木津川堤防に沿って多くの松が植えられていたことに由来しているそうです。
橋には車道と歩道があり、自動車・歩行者ともに通行可能。橋を通るバスも存在しています。

千本松大橋のたもとにある、「千本松(せんぼんまつ)渡船場南津守側」。「千本松渡船」は、大正区南恩加島1丁目と西成区南津守2丁目を結ぶ、岸壁間230m。


千本松大橋の架設によって廃止になる予定だったこの渡船。しかし徒歩でループを上り下りして1kmを超える橋を渡るには20分ほどの時間と労力がかかります。
そこで地元の人々の要望で「千本松渡船」は存続することになりました。今でも1日平均約885人(2020年度現在)が利用しています。

IKEA鶴浜

「千本松渡船場 南恩加島(みなみおかじま)側」は、再び大正区。

ここから西へ約2.6km、大正区民が誇る「IKEA鶴浜」があります。

イケア・ジャパンは、イケアストア9店舗、IKEA for Business 1店舗、そして都心型店舗を含めた13店舗を展開しています。
大阪府下ではこの「IKEA鶴浜」のみで、関西でも「IKEA神戸」と合わせて2店舗しかありません。

なみはや大橋

IKEA鶴浜の前を西へと延びるのは、大正区と港区を結ぶ尻無川にかかる「なみはや大橋」。

橋長は1,740m、橋下に水面上高さ45m・幅100mの航路を通すため橋の両端は急勾配になっていて、大阪の「べた踏み坂」とも呼ばれています。
(かつて軽自動車のテレビCMに登場し「ベタ踏み坂」と呼ばれ有名になったのは、鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ「江島大橋」。)

「なみはや大橋」も「江島大橋」同様に、自転車の車道走行は禁止で、歩道は押し歩きになります。

橋の上からは絶景で、日本一の高さを誇る「あべのハルカス」や、遠くには奈良の「二上山(にじょうざん)」が見えます。

夜景が綺麗と評判なのもわかります。

純温泉「天然温泉テルメ龍宮」

TABIRINがタイアップしている「純温泉協会」。その「純温泉」が大阪府にも2か所あります。
その一つが「なみはや大橋」から約1km「天然温泉テルメ龍宮」(大阪市港区)。

一見普通の銭湯ですが、露天風呂は天然温泉。しかも、加水なし、加温なし、循環ろ過なし、消毒なし、入浴剤なしの「純温泉」なんです。少し茶褐色の温泉に入り汗を流します。
※「純温泉」について詳しくは、ページ下の「関連記事」をご覧ください。

甚兵衛(じんべえ)渡船場

「天然温泉テルメ龍宮」から北東へ約2km、本日3つ目の渡し船「甚兵衛渡船場(福崎側)」へ。

「甚兵衛渡船」は、尻無川の大正区泉尾7丁目と港区福崎1丁目を結ぶ、岸壁間94m。
朝のラッシュ時は2隻の船が運航し、1日平均約1,022人(2020年度現在)が利用しています。

大正橋


「甚兵衛渡船場(泉尾側)」から、尻無川沿いに約2km北上すれば、再び京セラドームが見えてきます。

京セラドームと大正駅の間には、区の名前の由来にもなった、木津川にかかる「大正橋」があります。
大正区と浪速区にかかるこの橋は、1915年に完成。大正時代に架橋されたため「大正橋」と命名されました。
現在の橋は1969年に上流半分、1974年に下流半分が架け替えられました。

歩道にはメトロノームとピアノの鍵盤がデザインされていて、下流側の橋の欄干には、ベートーヴェン作曲・交響曲第9番『歓喜の歌』の楽譜がデザインされています。

ここから心斎橋へと帰ります。

コース

コースは心斎橋~大正駅(往復約5.5km)を含む、約22.4km。所要時間は温泉入浴も含めて約4時間でした。

▼大阪市の渡船場情報はこちらをご覧ください
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000011244.html

まとめ

大阪市内で「沖縄感」を満喫し、「渡し船」では気持ちいい風を感じられます。
大阪市には24の区があり、それぞれ違った魅力があります。大正区に隣接する港区には「天保山」がありリゾート感が溢れていますし、東側の西成区北加賀屋では、ウォールアートで街ごとアートも楽しめます。

遠方への旅行が難しい時期こそ、自転車で地元の「知らなかった魅力」を探す小旅行に出かけてみてください。

執筆:YASU

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【和歌山】城ありヨーロッパの街並みあり 秋の和歌山〜海南ライド

熊野古道、白浜、アドベンチャーワールドのパンダなどで有名な和歌山ですが、大阪から日帰り輪行で行ける西海岸側の和歌山市〜海南市エリアにも、史跡や海の景色を楽しめるスポットがたくさんあります。
大阪からJR紀州路快速で輪行し、JR和歌山駅スタート、JR海南駅ゴールで走った約25km(獲得標高165m)のライドレポートをお届けします。

JR和歌山駅からスタート

大阪から和歌山の西海岸側へのアクセスには、JR紀州路快速を使うと便利です。JR京橋駅からだと直通で約1時間40分です。

JR和歌山駅を降りてすぐの、駅地下の観光交流センターには「わかちかレンタサイクル」もあります。今回は海南市まで南下するので輪行で持参しましたが、和歌山城周辺の市内観光だけならレンタサイクルもよいですね。シティサイクルタイプの他、クロスバイクのレンタルもあり、いずれも1日600円でレンタル可能です。

史跡 和歌山城へ登城

和歌山駅前からけやき大通りを通り約2.2km先の和歌山城を目指します。

和歌山城は1585年(天正13年)、羽柴(豊臣)秀吉が紀州を平定し、弟の秀長に命じて岡山(虎伏山)の峰に建立したもの。以降、桑山氏、浅野氏、紀州徳川家の手で整備が進められました。お堀から見える天守閣は、今でも高台から街を見守っているようで、その気品漂う姿にほれぼれします。

お堀沿いにあるわかやま歴史館近くの駐輪場に自転車を止め、紅葉渓庭園から城内へと入っていきます。
中でも印象的なのがお堀に斜めにかけられた「御橋廊下(おんはしろうか)」。二の丸と西の丸を、お殿様と付き人、奥女中が行き来するための廊下で、現在は復元されたものを実際に渡ることができます。
外から見えないよう壁と屋根が設けられた部屋のような造りでありながらも、斜めになっているという不思議な空間です。廊下橋としては全国的に珍しいものだそう。

自転車よりずっと脚に来そうな、長い長い石段を登りいざ天守閣へ。
木造の3階からは、連なる山にきらめく海、両方の魅力を備えた和歌山ならではの眺望を楽しめます。

時間があれば、お城の南側、三年坂通りを挟んで向かいにある和歌山県立美術館、県立博物館に立ち寄るのもよいでしょう。和歌山ゆかりの名宝や美術作品に出会えます。

ランチは和歌山名物 天かす入りラーメン&早すし

お城散策でお腹が空いたら、三年坂通りを和歌山港方面へと走ること約1.3km、和歌山ラーメンを求めて玉林園グリーンコーナー築地橋店へ。

店内に入るといきなり入り口で「グリーンソフト」なる抹茶ソフトクリームの冷凍庫が。
「ラーメン店なのになぜ?」と思いきや、実はグリーンコーナーは1854年(安政元年)創業の老舗茶店・玉林園が展開するラーメン店。
お茶屋さんだから「グリーン」なんですね。和歌山市内のショッピングモールなどにも展開している、和歌山県民の味として60年以上愛される名店です。この日は名物の天かす入りの「天かけラーメン」、一口サイズの押し寿司「早すし」をいただきました。なんでも和歌山では、さっぱりとした押し寿司が、醤油ラーメンに合うとのことで、ラーメン店では定番の食べ合わせだそう。たしかに、ラーメンのお供にはチャーハンももちろんよいけれど、酢飯なら胃が重たくなりすぎずによいかも…!

メインのラーメンは澄んだ醤油スープがまろやかで、素朴な味わいでした。シンプルだからこそ飽きが来ず、地元の人たちの定番になっているのでしょう。

そしてシメはグリーンソフトです。良質な国産抹茶を使いながらもサラッとした味わいで、醤油スープのあとの口直しにピッタリでした。オリーブオイルをたっぷり使ったイタリアンのデザートにジェラートを食べるような感覚…に近いでしょうか。新たな食べ合わせの発見でした。

雑賀崎で和歌山の絶景に出会う

グリーンコーナーのある築地橋からは、国道15号線沿いに和歌の浦方面へと進みます。

和歌の浦は、「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産にも認定されており、遠浅のビーチ、日本庭園、寺社仏閣などの史跡が詰まったエリアです。

まずは築地橋から約5.6km先の雑賀崎(さいかざき)を目指します。海岸線に近づくに連れてアップダウンが多くなり、早すし、ラーメン、ソフトクリームをたっぷりと堪能したお腹には、食後のよい運動になります。

雑賀崎は、瀬戸内海国立公園の指定特別地域で、雑賀崎漁港周囲の丘陵部に家々が建ち並ぶ風景から「日本のアマルフィ」とも呼ばれています。

見どころは多々ありますが、この日立ち寄ったのは番所(ばんどこ)庭園。和歌山城から最も近い紀州藩の海の見張り番所で、岬になった地形から「番所の鼻」とも呼ばれています。高台から行き交う漁船を眺めながら、風光明媚な景色を楽しめます。 脚に自信がある方は、番所庭園からすぐの激坂を登り雑賀崎灯台に立ち寄ってもよいでしょう。水平線を望み、地球の丸さを実感できるスポットです。

またまだある史跡 紀州東照宮、不老橋

雑賀崎からは、車道上に青い三角矢印で示された和歌山サイクリングロードをたどりながら和歌浦港へと向かいます。分岐点でも「40m先→」(右折を示す右矢印)のように前もって示してくれているので都度立ち止まってスマホで地図アプリを確認せずとも、安心してペダルを漕ぎ続けることができます。

雑賀崎と同様、和歌浦エリアにもまた、玉津島神社、和歌浦天満宮など由緒ある寺社が多く立ち寄りたいスポットは多々。この日は「関西の日光」とも呼ばれる紀州東照宮にお参りし、江戸時代のアーチ型石橋として珍しい不老橋に立ち寄りました。 ちなみに、和歌山城の石段もなかなかですが、紀州東照宮も急勾配の石段の上に社殿があります。
今回のコースを観光メインで走りたい方は、スニーカー、もしくはビンディングシューズならMTB用のSPDタイプをおすすめします。

夕陽に照らされたヨーロッパの街並みへ 和歌山マリーナシティ

不老橋から再びサイクリングロードをたどり、約5km先の和歌山マリーナシティを目指します。
海沿いを走る国道42号線沿には、車道とは別に自転車歩行者専用道が設けられ、環太平洋自転車道の一部にもなり走りやすい道です。浜の宮ビーチから望むサンブリッジと、その向こうの色とりどりのマリーナシティの建物群の景色はまるで海外のリゾートのよう。
さっきまで純和風の史跡を巡っていただけにそのギャップを新鮮に感じます。午後の西陽を受けながらサンブリッジを渡れば、クルーザーやヨットが所狭しと並ぶマリーナの景色が広がります。
以前、社会人留学をしていたオーストラリアの東海岸、ゴールドコーストでよくライドしながら見た景色を思い出しました。複合リゾート施設である和歌山マリーナシティには、ヨーロッパの街並みを再現したポルトヨーロッパと呼ばれるエリアがあります。
ジェットコースターなどのアトラクションは有料ですがエリア自体は入場無料です。写真映えするスポットがたくさんあります。 ポルトヨーロッパのすぐ隣には昭和30年代の商店街をイメージした黒潮市場があります。自転車をサイクルラックに止めて、カフェで一息ついたり、お土産を買ったりするのにちょうどよいスポットです。 和歌山マリーナシティをあとにし、今度はサンブリッジと反対側にかかるムーンブリッジを渡り、約5km先のJR海南駅でゴールです。
和歌山駅まではJRきのくに線、和歌山駅で紀州路快速に乗り換え、大阪への帰路につきました。

コース紹介

▼わかちかレンタサイクル
https://www.wakayamakanko.com/topics/?p=6753

まとめ

今回は約25kmという一日かけて走るにはけっして長くはない距離でしたが、お城、庭園、神社、地元グルメ、海の絶景、ヨーロッパの街並み、市場…と見どころが盛りだくさんの旅になり、自分で企画しておきながらも想像以上に満足度の高いライドになりました。
歴史好きにも地理好きにもグルメ好きにも楽しめる和歌山。ぜひ輪行を活用して走りに出かけてみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【愛知県】蒲郡市のレンタサイクルで約13kmの海辺と夕暮れ景勝地サイクリング

海に面したリゾート施設や、歴史的建造物が残る景勝地などがある、愛知県の東三河地方に位置する蒲郡市(がまごおりし)。
JR三河三谷(みかわみや)駅近くのサイクルショップでは、スポーツ自転車のレンタルもあるので、午後から夕暮れ時まで、約13kmをのんびりサイクリングしてきました。

CYCLESHOP MORECREST(モアクレスト)

JR三河三谷駅から、東へ約400m(歩いて5分ほど)にある「サイクルショップ モアクレスト」。

前日に電話でレンタル自転車があるかを確認して、当日訪問しました。
レンタル自転車は、お客さんへの代車で使用することもあるので、必ず事前に確認しておくのが良いそうです。
今回借りたのはビアンキのクロスバイク。 写真映えしそうなので楽しみです。

お店のお客様に向けた、走行会や講習会を定期的に開催しているそうです。

ラグーナテンボス/フェスティバルマーケット

モアクレストから約2kmで、複合リゾート施設「ラグーナテンボス(LAGUNA TEN BOSCH)」。

テーマパークの「ラグナシア」、ヨットハーバー「ラグナマリーナ」、アウトレットモールやレストランなどで構成される「ラグーナフェスティバルマーケット」、2つのホテルと、温浴施設「ラグーナの湯」を中心とした施設からなる複合リゾート施設。
「ラグナマリーナ」は、まさにリゾート感あふれる雰囲気です。
レストラン、アウトレットモールなどのショッピングモール「ラグーナフェスティバルマーケット」。

「おさかな市場」をのぞいてみると、「海鮮たべりん広場」の表示。『たべりん』とは、何とも親近感のわくネーミング!
まだ2kmしか走っていないので「鰻のおにぎり」だけで一休み。

ラグーナビーチ

ラグーナテンボスに隣接する、大塚海浜緑地(おおつかかいひんりょくち)は、人工海浜緑地。現在は「ラグーナビーチ」として、音楽フェスの会場としても使用されています。
東の方は観覧車と青い空、西の方は日が傾きかけた綺麗な風景が広がっています。

リゾート感溢れる「シーサイドマジック」の看板。
手ぶらで海を眺めながらのバーベキューが楽しめる屋外レストラン。5月~10月のみ運営のようです。
ビーチには三河湾へと伸びる約350mの「海陽町突堤」があります。
自転車で先端まで行くことができ、ここも西と東で違った空と海を見渡せます。
きっと夕日は格別なはずです。
ビーチ西側の芝地も、リゾート感溢れる風景。

星越海岸

ラグーナビーチから西へ500m、国道23号線へ出たら、すぐ左側(海側)の遊歩道へとおりれば星越海岸。たぶん夏場は人も多いと思いますがオフシーズンは人も少なくて静かです。
そして穏やかな三河湾との間には、堤防が無いので、こんな写真を撮ることができます。

三谷漁港

星越海岸から西へ海沿いに2kmほど走れば小さな三谷(みや)漁港があります。穏やかでどこか懐かしい雰囲気の漁港です。
三谷と言えば「三谷温泉」がある温泉地。蒲郡市には他にも、西浦温泉、形原温泉、蒲郡温泉と、4つの温泉街があります。 ここから海沿いに約2km走れば、目的地「竹島」です。

竹島/海辺の文学記念館

竹島は標高22m、周囲約680m、面積約1.9ha、全域が八百富神社(竹島弁天)の境内です。
竹島対岸にある「海辺の文学記念館」は、大正・昭和初期の日本の文人達に愛された、旅館「常磐館」の趣を再現した文学歴史記念館です。
入場無料の館内には、当時を再現した和室があり、抹茶(300円)を頂くこともできます。

美しい竹島を見ながら、のんびり抹茶。空の色がどんどん変わっていきます。
竹島と対岸とは約400m離れていて「竹島橋」によって結ばれています。

ここからは、どんどん色が移り変わるグラデーションの空を楽しみながら、黄昏時を過ごします。
完全に日が沈んだ後の17:00、竹島橋には街灯が灯り、少しの時間赤く染まった夕焼けを見て、レンタルを返却に向いました。

コース紹介

▼CYCLESHOP MORECREST
http://www.morecrest.jp/

まとめ

名古屋からJR東海道線で40分ほどで行ける「蒲郡市」。短い距離でリゾート気分や古き良き景勝地を楽しめます。
ちょっとのんびり気分転換したいときなど、ぜひ訪れてみてください。
後で知ったのですが、竹島には「あのウユニ塩湖のような写真が撮れる『ガマニ塩湖』」として、地元では話題になったそうです。水鏡ではないんですけどね!今度行ったら撮ってみようと思います。

特集 | あのウユニ塩湖のようなリフレクション写真が…まるで「浮いている島」が撮...
https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20201218-gamanienko.html

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【群馬県】上毛電鉄サイクルトレインで、みどり市をめぐる15kmのE-Bike体験サイクリング《PR》

【群馬県】上毛電鉄サイクルトレインで、みどり市をめぐる15kmのE-Bike体験サイクリング《PR》

シェアサイクル「あかぎcogbe」でE-Bikeを使い、赤城山南麓を東西に横断する「上毛電気鉄道サイクルトレイン」で、みどり市の坂道と古き良き町なみをめぐる15kmのサイクリング。自然やグルメも楽しみながら、初心者にも快適なサイクリングをご紹介します。

あかぎcogbe/まえばしシェアサイクルcogbe

「あかぎcogbe(コグベ)」は長距離移動に最適なE-Bike(クロスバイク型電動アシスト自転車)のシェアサイクル。

「まえばしシェアサイクルcogbe」は前橋市内の複数ポートで貸出・返却ができるシェアサイクルです。

「中央前橋駅」で、あかぎcogbeを利用し、上毛電鉄のサイクルトレインを使って「赤城駅」を目指します。


自転車(E-Bike)はクロスバイク型で外装7段、アシストモードは「エコモード」「オートモード」「パワーモード」の3段階。走っている間にモーターが発動して自動で充電される「走りながら自動充電」も搭載されています。

上毛電鉄サイクルトレイン

上毛電気鉄道は、中央前橋駅(前橋市)~西桐生駅(桐生市)間、路線距離25.4 kmの鉄道。
2003年から電車運賃のみで車内に自転車を持ち込むことができる「サイクルトレイン」を試験的に実施し、2005年4月から本格的な実施になりました。
今では、平日は通勤や買い物、週末にはレジャーまで、地元の方々を中心に年間40,000台以上の利用があります。

列車は2両編成で、後部の1両が自転車持ち込み可能車両です。

サイクリングスタートは「赤城駅」

中央前橋駅から上毛電鉄に乗って約40分でみどり市の「赤城駅」。上毛電気鉄道上毛線と、東武鉄道桐生線が乗り入れ、接続駅となっています。
電車を降りて赤城駅からサイクリングスタート。

赤城駅から北へ約1km、わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線「大間々駅」。
トロッコわたらせ渓谷号の始発・終着駅で、駅前には、引退した開業当時の車両が展示されています。

はねたき橋

大間々駅から北へ500mほどで渡良瀬川の高津戸峡に架かる「はねたき橋」。

橋名は、岩に水が当たって飛び跳ねる様が滝のように見えることから名前が付けられました。
ここからは約6km先の「小平の里 親水公園」へ向かいます。

いきなりキツイ上り坂。しかし一番軽いギアに入れてアシストを「パワーモード」にすれば、驚くほど快適に坂を登れます。

その後は「エコモード」でのんびり走行。田舎ならではの風景を走れば、「御朱印あります」の看板が目に入る「菅原神社」。

ここからは、あと約2kmで小平の里です。

小平の里

 「小平の里 親水公園」の川は浅く流れもゆるやか。広々とした芝生にあるすべり台や複合遊具は子どもたちに大人気だそうです。

施設内の「野口水車小屋」は、明治から昭和にかけて約45年間、精米の原動力として活動してきた水車が保管され、いまも現役で稼働しています。

ランチは親水公園近くの農家レストラン「小平の里 狸穴亭(まみあなてい)」へ。

ランチ前に「揚げまんじゅう」でひと休み。

そして敷地内にある鍾乳洞へ。

ランチは「狸穴定食 うどん」。

ここの蕎麦とうどんは全て手打ちです。

斉藤酒店と岡直三郎商店

ランチを終えたら小平川を下ります。渡良瀬川と合流して橋を渡れば古き良き雰囲気が漂う「斉藤酒店」。

自動販売機も並び、暑い季節には欠かせない水分補給スポットです。

わたらせ渓谷鉄道の踏切を渡り大間々のまちへ。

懐かしい建物が立ち並ぶ街道に佇む醤油店「岡直三郎商店」。

岡直三郎商店の創業は1787年。創業から二百年を超えるこの蔵では、今なお昔ながらの木製大桶で仕込む醤油づくりが続けられています。

ここからゴールの赤城駅までは1km。サイクリングの最後は、青空に映える高い煙突を見上げながら人気の「しょうゆソフトクリーム」。

約1kmで「赤城駅」。サイクリングを終えてサイクルトレインで「中央前橋駅」へと帰ります。

コース紹介

▼あかぎcogbe
https://interstreet.jp/akagi-cogbe/

▼まえばしシェアサイクルcogbe
https://interstreet.jp/maebashi-cogbe/

▼上毛電気鉄道サイクルトレイン
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/5466

▼岡直三郎商店
http://www.nihonichi-shoyu.co.jp/

まとめ

スマホで手軽にE-Bikeが借りられる「あかぎcogbe」。初めてのE-Bike体験でしたが激坂の楽しさ(楽さ!)には驚きました。
バッテリーは「走りながら自動充電」が搭載されているので、15kmのサイクリングでは20~25%しか消耗していませんでした。

「上毛電鉄サイクルトレイン」でそのE-Bikeを電車に乗せられるのは、手軽で楽しい「旅×自転車」の要素が満載。

赤城駅からサイクリングを始めれば、風光明媚な渓谷や坂道でE-Bikeの実力を体験。
のんびり田舎ならでは景色の中を走り、グルメや古き良き町なみを楽しむ。
自転車を持っていなくても「自転車旅」の魅力を満喫できる赤城エリア。
都心からは日帰りも可能ですが、1泊して他のエリアを旅することもおススメです。

広告主:特定非営利活動法人赤城自然塾(観光庁登録観光地域づくり法人)
取材・執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

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【愛媛県】しまなみ海道 大島一周と絶景 亀老山を登る47kmの自転車旅

【愛媛県】しまなみ海道 大島一周と絶景 亀老山を登る47kmの自転車旅

日本国内でも有数のサイクリングロード「しまなみ海道」は、愛媛県今治市と広島県尾道市を、いくつもの橋と島で結んでいます。
今治市から最初に降り立つ「大島」を一周する約47kmのサイクリングをご紹介します。

サイクリストの聖地「しまなみ海道」

「しまなみ海道」は、愛媛県今治市と広島県尾道市まで島を橋で結んでいます。橋は高速道路と共用となっており、各島では島内を走れるように整備されています。
全長約70kmのコースは、年中多くのサイクリストが全国から集まっています。

スタート地点「サンライズ糸山」


まずは車に自転車を載せて、松山市から今治市のしまなみ海道サイクリングのスタート地点である「サンライズ糸山」まで向かいました。
「サンライズ糸山」は愛媛県側にあるしまなみ海道の入り口にある施設です。
ここでは自転車を借りることもでき、宿泊もできるので、前泊して、早朝から出発もできます。
駐車場も多く整備されており、自転車の組み立てに必要な工具なども貸し出しも行っています。自動販売機には自転車のチューブも販売していました。

来島海峡大橋

「サンライズ糸山」をスタートすれば、早速上り坂です。
コースは白線の横にひかれているブルーラインを辿っていきます。この線は尾道まで引かれているので、ナビや地図がなくても、道がわかるようになっています。

カーブを登っていくと分岐点に出ます。歩行者・自転車は左側へ。125cc以下の二輪車は右側に進んでください。

ここから高速道路の側道まで、上り坂が続きます。
坂を登りきるとついに「来島(くるしま)海峡大橋」です。

来島海峡大橋は3つの橋によって構成され、全長は約4kmもあります。
風を遮るものはなく、下もすぐに海なので、まるで空中を走っているかのように感じます。

橋の途中には休憩スペースなどもあり、自分のペースで進めます。大島に近づいてくると高速道路とは別れ、島への下り坂になります。

しまなみ海道の最初の島「大島」

12時過ぎ、大島に無事上陸しました。
まずは腹ごしらえをすることにします。

橋を降りると左右にどちらも行けるようになっていますが、左折して尾道へ向かうルートを辿ります。
2~3分で進むとすぐに道の駅が見えてきます。

道の駅 よしうみいきいき館


「道の駅 よしうみいきいき館」では、来島海峡の急流を楽しむ船に乗ることもできます。
食事は、七輪を使った魚介BBQ、施設内のレストランでも、海の幸をいただくことが出来ます。
レストランの外にある売店のメニューも豊富で、今治市のご当地グルメ「焼き豚卵飯」もありました。

愛媛県の特産品でもある鯛を使った「鯛かつバーガー」でランチタイム。

チリソースのバーガーは、ピリ辛で、暑い日にとてもあう味でした。
鯛はとてもジューシーで、揚げた外側もカリッとしていてとてもおいしかったです。 

亀老山展望公園

道の駅を出発し、再び道路のブルーラインを辿っていきます。
すぐに上り坂になりますが、急な登り坂ではないので、楽々越えられます。
下り坂になり、しばらく進むと「亀老山(きろうさん)展望公園」の案内の看板が見えてきます。

「亀老山展望台」は、大島一周ルートではないのですが、眺めがとてもいいので、目指すことにしました。

「亀老山展望台」へは3.7km上り坂が続きます。坂の勾配はかなりきつく、ヒルクライムをしているように感じます。
途中歩いたり乗ったりを繰り返し、時間をかけて公園を目指しました。(体力に自信がない人にはあまりお勧めできません)

「あと1.5km」の看板には藻塩アイスが待ってるよと書かれているので、頑張って登ります。
木々に覆われた道を登れば、海が見えてきます。

瀬戸内海の様子がよく見え、とてもきれいな風景です。
道の途中には休憩場が整備されているので、少し休んでラストスパート。

やっとの思いで到着です。駐輪場に自転車を置いて売店へ。「藻塩アイス」はこの売店の名物だそうです。

上にかかっている藻塩は、とても甘く感じ、山に登ったという達成感もあり、体だけではなく心にもしみました。

その後展望台へ。ここから見える風景はすごくきれいです。

「しまなみ海道」の有名な撮影地なので、多くの人が訪れており、車やサイクリストが多く賑わっていました。
今治市だけではなく、遠く四国中央市の工場まで見える風景は、頑張って登ってよかったと実感させてくれます。

大島(亀老山~伯方・大島大橋)

絶景の後は大島一周に戻ります。
島はサイクリストに優しい環境が整備されています。

休憩できる場所が多くあり、センサーが反応して案内してくれる装置も設置されています。

しばらく島内を走れば海に出ます。

瀬戸内海は潮流が速く、川のように流れているのを見ることが出来ます。

しばらく走ると次の島である伯方島につながる「伯方・大島大橋」が見えてきます。
橋の入り口に着けば、ブルーラインの案内が分かれます。

引き続きしまなみ海道を走りたい人は、「尾道方面」で橋に向います。大島を一周したい人は「外周コース」を走ります。

大島(伯方・大島大橋~よしうみバラ公園)

「外周コース」で、大島一周達成に向けて海沿いを走ります。

道中は店舗が少なくなりますが、ブルーラインに沿って進みます。

海沿いを進んでいくと400種のバラが植樹されている「よしうみバラ公園」があります。
最盛期は5月中旬~6月上旬と10月中旬と11月上旬です。

大島(よしうみバラ公園~道の駅 よしうみいきいき館)

大島一周のラストスパートは、まずは港町を走っていきます。

この辺りから造船所が見えてきます。

大きな船の真横を通るので、その大きさに圧倒されます。

来島海峡大橋が見えてくれば「道の駅 よしうみいきいき館」まであと少し。

ついに島に降り立った地点に到着。
島の一周は完了ですが、道の駅までもう少しだけ走ります。

道の駅での休憩は、ソフトクリームを注文。

ミカンアイスは甘酸っぱい味が口いっぱいに広がり、とても美味しかったです。

来島海峡大橋(帰路)

来島海峡大橋は、行きと同じ道を走ります。
日も落ちてくると、風もあるのでかなり涼しくなります。

来島海峡大橋には途中「馬島」という島があります。
この島には車で行くことが出来ませんが、歩行者・自転車等は、橋から降りることが出来ます。

このような入り口から橋の下を通り、反対側に行くとエレベーターで下に行くことが出来ます。

日が暮れてきたので、島内散策は断念。
グランピング施設もあり、自然がとても豊かな島なので、いつか行きたいと思いました。

再び橋に戻り「サンライズ糸山」に着けば、約47kmの自転車旅の終了です。

コース紹介

 ▼サンライズ糸山
https://www.sunrise-itoyama.jp/

▼道の駅 よしうみいきいき館
https://imabari-shimanami.jp/ikiiki/

▼よしうみバラ公園
https://www.city.imabari.ehime.jp/kouen/yosiumi/

まとめ

「しまなみ海道」はサイクリストの聖地として国内外から多くの人たちが集まってきており、その知名度はとても高いです。
今治~尾道を一気に走るだけでなく、島一つ、橋一つを楽しむのもいいものです。それぞれの島には特徴や魅力があるので、一つ一つを周る旅もいかがでしょうか。
「しまなみ海道」の無料通行は期間限定で2024年度末までの予定です。(2022年10月現在)

「しまなみ海道」はレンタサイクルも充実しているので、マイバイクを持っていない人も、無料期間のこの機会に、ぜひ走ってみてください。

▼しまなみジャパン レンタサイクル
https://shimanami-cycle.or.jp/rental/

執筆:るかす
愛媛県松山市在住の22歳大学院生。
中学の時から通学に自転車を使っていて、自転車の魅力に気が付きました。
今は長距離に挑戦したいと思っています。

 

【埼玉県】冠水橋をめぐる約55kmのサイクリング

【埼玉県】冠水橋をめぐる約55kmのサイクリング

埼玉県は県土に占める河川面積の割合が3.9%で、徳島県に続き全国第2位という川の県です。
そんな理由からか、川が増水しても流されにくい冠水橋(沈下橋)が多いです。
冠水橋と呼ぶのは主に荒川水系のようで、全国では「沈下橋」「潜水橋」「沈み橋」などと呼ばれています。増水時に川に沈み、川の流れを妨げにくい構造になっています。そのため造りは木造だったりコンクリートの単純なモノが多くコストがかからないというのがメリットです。
木製の冠水橋は風情がありますが、劣化とともに撤去されたり頑丈な素材で作り直されたりしているので少し残念です。
そんな冠水橋が点在している荒川水系の河川をグルッと走ってめぐってみようと思います。

鶴ヶ島駅からスタート

東武東上線「鶴ヶ島駅」西口から線路沿いの道を走り、県道114号を左折します。東洋大学川越キャンパスを横目に進むと、小畔川(こあぜがわ)に出ます。左折して土手沿いの道に入ります。

土手の道を走っていると、対岸になぐわし公園が見えてきます。この公園の前には桜並木があり、春に走ると綺麗ですよ。

鎌取橋を渡る

県道256号を渡って少し進むと1つ目の冠水橋「鎌取橋」に到着です。
こぢんまりした橋なので、うっかりするとそのまま通りすぎてしまいそうです。
今回紹介する冠水橋で1番短い冠水橋でもあります。

橋面は木製ですが橋脚はコンクリートでシッカリしています。
それでも渡る時にガタゴト音がするので風情を感じられますよ。

小畔川から越辺川へ

国道254号に架かる落合橋を渡り、越辺川(おっぺがわ)へ。落合橋は交通量が非常に多いので歩道で渡るのをオススメします。
橋を渡り左折すると越辺川左岸0km看板があります。

少し進むと右手に真っ黒い建物が見えてきます。ここは老舗醤油蔵「笛木醤油」が運営する「金笛しょうゆパーク」です。2019年にオープンした施設で、レストランやカフェ、醤油づくりを学べる場所です。気になる人は立ち寄ってみては。

彩の国景観賞を受賞した八幡橋

土手を下りて一般道を走り、圏央道をくぐったら左折し川沿いへ。
八幡橋は2022年6月の大雨で一部破損してしまったのと、一部橋脚の腐食が見つかり現在は通行止めになっています。なので、近くから眺めるだけにします。

木造冠水橋なので、様々なドラマや時代劇に使われています。
また渡れるように、復旧して欲しいですね。

白鳥の飛来地

八幡橋から土手の道でも行けますが、細かい砂利道です。平気な人はそのままでOKですが、砂利はNGという人は、土手下の舗装路を進みましょう。

大きな工場横に「白鳥の飛来地駐車場」という看板が見えたら、駐車場に自転車を置いて土手を越えて白鳥を見に行きます。

細い道を進むと河原に出て白鳥の姿が見えました。毎年11月中旬〜3月上旬にかけてコハクチョウが飛来してくる場所です。

かなり近い場所で見る事ができます。白鳥を驚かせないように静かに観賞しましょう。

木造の島田橋

天神橋を渡り右折して再び越辺川の土手道へ。
薄緑の越辺川水管橋をくぐると目の前に赤城山が見えます。

道がカーブすると、奥武蔵の山々もクッキリと見えます。

しばらくすると右手に木造冠水橋が見えてきました。2014年に大雨のため橋が全て流されてしまいましたが、2015年に新たな木造冠水橋として完成した島田橋です。見た目は趣ある木造ですが、裏にワイヤを通し強化されているとか。

この橋も八幡橋同様、多くのドラマや時代劇に使われています。NHK大河ドラマ「新撰組!」「風林火山」「龍馬伝」TBS「JIN-仁-」などなど…ドラマで知っている橋が出てくるとテンション上がりますよね。

川の上流側にあるのは流木避けで、増水した時に流木が橋に直撃しないようになっています。

比企自転車道を走る

国道407号を渡ると比企自転車道に入ります。九十九川沿いの自転車道は埼玉県こども動物自然公園の近くまで続いています。空いていて走りやすいですよ。

こども動物自然公園交差点から一般道に進みます。
岩殿観音参道前を通り、ゆるやかな坂道を上って行きます。

ピークには手作りの峠看板があります。坂を上って峠看板があると嬉しいですよね。
高本山峠から激坂を下ります。こちらから上らなくて良かったと感じさせる坂です。

コンクリートの稲荷橋

坂を下るとすぐに次の稲荷橋に出ます。ここは今までの橋と違い、完全なコンクリート橋です。丸みを帯びたフォルムでドッシリして頑丈そうです。

地元の生活道路として利用されているのか、続々と車が渡っていました。車の運転に自信がない私は絶対に無理!

都幾川にかかる神戸大橋を渡ります。橋の横には都幾川水管橋がありますよ。
橋を渡るとすぐ右折して土手道へ。

土手道が終わると「くらかけ清流の郷」があります。
夏にはBBQを楽しめる施設ですが、現在は都幾川改良復旧事業のため休業しています。

赤い橋脚が目を引く鞍掛橋

鞍掛橋は橋脚が赤い鉄骨製で頑丈そうです。昭和の後期まで木造だったらしいので、橋脚の多さはその時の雰囲気が残っているから?

前の稲荷橋と同様に、車の行き来が激しいですのでタイミングを見て渡りましょう。

キャンプで人気の学校橋

都幾川の土手道を走っていると学校橋河原に出ます。ここはBBQやキャンプが出来る場所で環境美化協力費を支払えば誰でも楽しめます。この日もテントがズラッと並んで賑わっていました。

そのまま都幾川桜堤の道を走ります。春になると桜並木が美しい場所ですが、今はひっそりとしています。

地元の豆腐を使ったランチ

ときがわ町にある一軒家カフェDAYSでランチにします。
民家の奥にあるカフェで自転車ラックもあります。白い壁とグリーンのドアが北欧っぽくてオシャレな外観です。

店内も木をふんだんに使用して暖かみがあります。
テラス席もありますが、今は寒いので店内でいただきます。夏だったらテラス席が気持ちよさそうですね。

日替りランチとお豆腐ランチとカレーランチから選べます。
地元ときがわ町の有名豆腐店2軒の美味しい豆腐を使ったお豆腐ランチをチョイス。
ヘルシーで優しい味だけど、思ったよりボリュームもあり満足感ありますよ。

人工再生木材を使った若宮橋

カフェを出て県道171号を走ります。道なりに走り鳩山町を通過して坂戸市へ。
小山交差点の次にある信号を右折すると高麗川沿いに出ます。そのまま土手に上がると若宮橋が見えてきます。

以前の若宮橋は木造冠水橋でしたが大雨で被害に遭ったため架け替えられました。
新しい若宮橋は人工再生木材(ドゥーザー)という素材で出来ています。

多和目橋と多和目天神橋

高麗川沿いの裏道を走り、東武越生線の踏切を渡ります。
城西大学坂戸キャンパス下にある多和目橋に到着です。

今までの冠水橋と違うのはガードレールの様な柵があるところでしょうか。
橋面は木造なので、車が通過するとガタゴト音が鳴ります。

多和目橋から遊歩道を通ります。ここは自転車から降りて利用するように書いてあるので、押し歩きします。

押し歩きが面倒な場合は、一般道を使って回り込むようになります。
最後の冠水橋「多和目天神橋」に到着しました。木造冠水橋に見えますが、橋脚の一部は鉄製です。それでも木造の風情を感じる冠水橋です。

高麗川駅でゴール

橋を渡り、日高市役所前の市役所通りを進む。途中JR川越線とJR八高線の踏切を渡ると高麗川駅に到着です。

高麗川駅前に漫画「のだめカンタービレ」のカラーマンホールがあるので探してみましょう。作者の二ノ宮知子さんが市内在住という事で市制施行30周年を記念したマンホールが去年設置されました。日高市役所前とJR川越線武蔵高萩駅前にも設置されているので興味がある人はそちらも見て回ってみては?

TABIRINオリジナル モバイルバッテリーバッグ

アプリなどを確認しながら走ると、スマホのバッテリーが不安になります。
そこでTABIRINオリジナルモバイルバッテリーバッグを使用して走りました。

カラーは「ブラック」「ブラウン」の2種類ありますが、私はロードバイクの雰囲気に合わせてブラックです。ストラップで装着できます。革製で高級感もありますね!

一般的なモバイルバッテリーが入るサイズで大きすぎずハンドル操作の邪魔にはなりません。バッテリー残量を心配しながら走らなくても良いので安心出来ますよ。

【新発売】本格革製品 スマホ充電に便利な「TABIRINオリジナル モバイルバッテリー...
TABIRINアプリの開発に伴い、自転車にスマホを装着して使っていると、気になるのが「バッテリーの消耗」。自転車を降りたら、情報収集したり写真を撮ったりするスマホだけに、移動中に充電できる便利なアイテムがあれば。と...

コース紹介

アクセス
電車:「池袋駅」から東武鉄道東上本線「鶴ヶ島駅」下車
車:関越自動車道「鶴ヶ島インター」から約15分

まとめ

ぐるっと走って8つの冠水橋をめぐるルートを紹介しましたが、もっと足を延ばせば埼玉県にはまだまだ冠水橋が多くあります。
車でめぐると細い道が多く不便ですが、自転車なら楽に行くことが出来るのでオススメです。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【静岡県】日本唯一のアプト式列車で輪行してオクシズを満喫する35kmのサイクリング

【静岡県】日本唯一のアプト式列車で輪行してオクシズを満喫する35kmのサイクリング

大井川の上流にある渓谷を走る日本唯一の「南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)」に乗り、終点の井川駅から下り基調で千頭駅まで戻ります。途中には湖に浮かんだように見える奥大井湖上駅を見下ろすポイントや、日本一の急勾配を走るアプト式列車を眺めるポイントがあり、オクシズを満喫出来ます。

千頭駅から輪行して井川駅へ

大井川鐵道本線の終着駅であり、大井川鐵道井川線の始発駅でもある「千頭駅」から「南アルプスあぷとライン」に乗ってスタート。

大井川鐵道井川線の車両は、もともと資材運搬用トロッコとして建設された小型車両なので、普通の列車より座席数が少ないです。行楽シーズンなどは輪行を断られる事もあるとのことなので注意して下さい。

千頭駅は改札からホームまでフラットなので輪行しやすいですよ。ホームには「きかんしゃトーマス」の仲間達の車両が展示されていました。

緑色のレトロな車両は通称「ズームカー」と呼ばれ鉄道愛好家に人気です。

小さな南アルプスあぷとラインに乗車

朝早い時間だったので乗客が少なく、問題無く輪行することが出来ました。近づいてくる車両を見ると、確かに普通の列車より小型で可愛いです。

車内に入ると、さらにコンパクトな感じがします。定員は50名弱だとか。輪行する場合は他の人の邪魔にならないようにしましょう。

千頭駅から井川駅までは約1時間45分の列車旅です。ガタゴト揺れながら走る車窓からは大井川の渓谷に架かる橋や景色が楽しめます。
川沿いを走っているのでカーブが多く、レールのきしみ音がキィキィ鳴るのが特徴的です。

アプト式機関車の連結を見学できる

千頭駅から6番目の停車駅「アプトいちしろ駅」と隣の「長島ダム駅」の区間は、日本の鉄道路線で最も急な区間になるため、アプト式電気機関車を連結します。
ホームでは連結の様子を見学することが出来るので、列車から降りて見てみましょう。

線路の真ん中をのぞき込むとラックレールという歯形レールがガチッと組み合う所が見えます。車両に解りやすいイラストが描かれています。

歯形レールと組み合ったまま、長島ダム駅まで走ります。
この区間の勾配は90パーミル(1,000mの距離で90mの高さを登る勾配)あるので歯車でガッチリ組んで登ります。普段の列車の走行とは違うガタガタした音と、背中から押される様な感覚がアプト式の特徴です。

秘境駅ランキング2位の尾盛駅

長島ダム駅と奥大井湖上駅を過ぎると、さらに山深い景色に変わってきます。終点の井川駅2つ手前の「尾盛駅」は、日本の秘境駅ランキングで2位に輝く駅です。
地図で確認して貰えると解りますが、尾盛駅に通じる一般道はありません。そのため下車してもどこかに行く事もできません。マニアの人は登山道を散策したりするらしいですが。
2体の狸が印象的な「尾盛駅」に、この日下車する人は居ませんでした。

井川駅の周辺を散策

終着駅の「井川駅」に下りて自転車を組み、やっと走り出します。ここまで来るだけでも、かなりの長旅です。

井川ダム小公園の奥に進むと「井川湖畔遊歩道」の入口があります。
井川ダムから堂平広場まで繋がる廃線小路には、当時のレールやトンネルがそのまま残っています。入口付近を少し散策して戻ります。
県道60号の南アルプス公園線を少し北上します。静かな集落を走ると気持ちが良いです。

右手に井川湖を眺めながら進み、井川大橋に到着。南アルプスの山々が見えて雰囲気の良い吊り橋ですが、東岸の市道と結ぶ道路橋で、車が普通に通行します。橋の上で車とすれ違う時は少しドキドキしますよ。

井川大橋で折り返し「南アルプスユネスコエコパーク井川ビジターセンター」に立ち寄ります。観光案内や喫茶があり「鹿肉カレー」が絶品とか。まだ時間が早いのでトイレだけ利用して先に進みます。

さくらももこ先生のイラストが建物の雰囲気にピッタリです。

地元の歯科医が建立した井川大仏

木造のバス停小屋から脇道に入ると「井川大仏」があります。
地元の歯科医が日々の健康に感謝して建立したそうです。真っ白の大仏は歯をイメージしているとか。

県道60号から市道閑蔵線に入ると、急に道幅が狭くなり落石が増えるので注意して下さい。

大井川に沿うように走る市道閑蔵線は、車で走ると道幅が狭くて怖いという話ですが、自転車では渓谷の景色を肌で感じることが出来る楽しい道です。

奥大井湖上駅を見下ろす展望所

市道を抜けると2車線になりホッと安心します。
新接岨大橋を渡り接岨トンネルを抜けると大井川の川幅が広くなり、長島公園が現れます。
長島公園に架かる「南アルプス接岨大吊橋」を渡ってみます。

大吊橋を渡ると「八橋小道(やっぱしこみち)ラブロマンスロード」という8つの吊橋が架かった遊歩道があります。約2キロの遊歩道で1時間ほどあれば全ての橋を回れるので、公園に自転車を置いて回ってきました。
橋によって滑りやすかったりするので、SPDシューズかスニーカーがオススメです。

不動トンネル手前の左脇にある細道に入ると、奥大井湖上駅を見渡せる展望所に到着します。観光案内の写真やSNSでよく見る湖の上にポツンと佇む駅の景色を、実際に自分の眼で見ると感動します。

長島ダムでダムカードを貰う

長島ダムまでの区間はトンネルが続くのでライトは必須です。車通りは多くないのでサッと通り抜けます。
ダムの天端に行く前に、少し坂を下ると長島ダムの下に架かる「しぶき橋」が一緒に見られます。

ダムカードを貰うため長島ダム管理所に行きました。ダムカードの配布場所は他にも長島ダム防災施設ふれあい館があります。

タイミングが良ければ、ダムの天端からアプトいちしろ駅と長島ダム駅の「アプト区間」を走る列車を眺めることが出来ます。来るときに自分が乗ったアプト式列車を傍目に見ると、改めて急勾配な区間だと感じられます。

色々な橋を渡っていく

長島ダムをあとにして県道388号を走ります。泉大橋を渡ると寸又峡へ向かう道との分岐「奥泉交差点」を通過します。壁に描かれたイラストが印象的です。

赤いトラス橋が2本並んだ渡谷橋を渡ります。

小山トンネルを抜けたらすぐに右折します。大井川に架かる赤い吊り橋の小山橋を渡ります。橋の横に「自転車歩行者専用道路」の道路標識があるのが珍しいです。

自転車が走行しても良いという事なので自転車で渡ってみましたが、細いし揺れるし結構怖いです!押して渡る方が安心かもしれません。

吊り橋を渡ったら大井川に沿って裏道を走ります。路面が荒れているので注意して下さい。
途中の開けた場所から大井川鐵道井川線の鉄橋と三又峡が見えるポイントがありますよ。

両国吊橋を渡って千頭駅へ

寸又口橋を渡り県道77号に戻ります。右手に大きな川根茶の文字が描かれたオブジェが見えたら河原へ下ります。河原から両国吊橋を下から眺めることができます。

両国吊橋は比較的頑丈であまり揺れません。自転車を押し歩いて進むと「南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)」の真上を通ります。タイミングが良ければ列車が吊橋の下を通過する所を見られます。

最後はダムカレーと川根茶ソフト

県道77号を走って千頭駅に到着。ここまでお昼ゴハンを食べるタイミングが悪く食べられず仕舞いだったので、最後にここで遅いランチにします。
駅前の「caféうえまる」で看板メニューの長島ダムカレーをいただきます。

ゆで卵は奥大井湖上駅、並んだベーコンは南アルプスあぷとライン、ごはんはダムの堤体、エビフライはしぶき橋、野菜は豊かな山々を表現しています!ボリュームもあり食べ応え有りました。

デザートは駅前の「川根物産」で「川根茶ソフトクリーム」をいただきます。
日本三大銘茶のひとつである「川根茶」を練り込んでいて美味しいですよ。

千頭駅周辺には川根茶を売る店や道の駅などがあり、お土産を購入して帰るのにちょうど良いですよ。

コース紹介

▼アクセス
電車利用:JR東海道本線「金谷駅」から大井川鐵道に乗り換え「千頭駅」下車
※大井川本線「家山駅」〜「千頭駅」区間は昨年の台風15号の被害によりバス代行
車利用:新東名高速道路「島田金谷IC」から約1時間
車利用:東名高速道路「相良牧之原IC」または「吉田IC」から約1時間半

▼大井川鐵道
https://daitetsu.jp/abt

まとめ

日本唯一のアプト式列車「南アルプスあぷとライン」に乗車し、日本一の急勾配を体感。その後は下り基調のルートを自転車で走り「オクシズ」の自然を堪能するコースを紹介しました。コンビニや自動販売機が少ないルートなので補給食は用意して行きましょう。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【東京都】サイクリング初心者におすすめ。多摩川サイクリングロードから調布・深大寺に向けて走る15kmのグルメポタリング

【東京都】サイクリング初心者におすすめ。多摩川サイクリングロードから調布・深大寺に向けて走る15kmのグルメポタリング

まだ長い距離を走るのが難しい、自転車の楽しみ方を見つけたい。サイクリング初心者の方におすすめの、グルメポタリングコースをご紹介します。
小田急線「和泉多摩川駅」から多摩川サイクリングロードを走り、美味しいお蕎麦やかき氷を楽しむライドです。

和泉多摩川駅~多摩川サイクリングロード

多摩川サイクリングロードからほど近い、小田急線「和泉多摩川駅」よりスタート。

駅の近くの商店街には、自転車乗りに嬉しい「サイクルラック併設カフェ」があります。小さい商店街もあり、落ち着いた雰囲気が魅力な駅です。

多摩川サイクリングロード

駅を出てバスロータリーを抜け、大きい交差点を曲がると多摩川サイクリングロードが見えてきます。サイクリストの間で、「多摩サイ」と呼ばれ親しまれています。

看板の奥には橋があります。

神奈川県川崎市と東京都狛江市を結ぶ「多摩水道橋」というアーチ型の橋です。

かつてこの場所には、「登戸の渡し」という渡し船があったそうです。

サイクリングロードを進む

橋の手前にある道が、サイクリングロードです。信号を渡り、早速目的地へ走っていきます。

多摩サイクリングロードの東京側(左岸)は、道も広く走りやすいのが特徴です。
サイクリング初心者の方でも安心して走ることができます。
土日等の休日に関しては、ジョギングやお散歩をしている人も多いため注意が必要な場面も。

振り返ると、「多摩水道橋」の美しいアーチが鮮明に見えてきます。

東京都稲城市にある、「読売ランド」が遠くに見えます。

東京オーヴァル京王閣

多摩川サイクリングロードを進んでいくと、右側にひときわ大きい建物が。「東京オーヴァル京王閣」と言う競輪場です。

過去には、競輪選手とバンク(競輪レース専用滑走路)内を走行体験できるイベントもやっていたとか。
滅多にできる体験ではないので、次回は是非参加してみたいと思いました。

多摩川原橋

多摩川サイクリングロードからここで離れます。東京都調布市と稲城市を結ぶ、「多摩川原橋」が目印です。

橋は渡らず、多摩川サイクリングロード沿いから右折して、目的地を目指します。

鬼太郎ひろば

東京都調布市は、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターたちがあちこちに居ます。
深大寺に向かう道中にある、「鬼太郎ひろば」です。

ひろばに入ってすぐ、鬼太郎がお出迎えをしてくれます。


中でも有名なのが、とても長い「一反木綿」。

長さは約12メートルほど、あまりの長さに驚いてしまいます。
このほかにも「鬼太郎の家」や「ぬりかべ」などのオブジェクトがある鬼太郎ひろば。
広い公園なので、休憩場所にもぴったりです。

深大寺

鬼太郎ひろばから2kmほど、少し坂道を走ると「深大寺」の西参道に到着します。

深大寺本堂まではまだ少し距離がありますが、参道を走るとたくさんのお蕎麦屋さんが。
「深大寺そば」が有名になった理由については諸説あり、江戸時代から長く親しまれています。周辺には、現在20店舗ほどのお蕎麦屋さんがあります。
深大寺に併設されている駐輪場に自転車を停め、深大寺を散策します。

散策の前に

ロードバイクを乗る人の多くが履いている「ビンディングシューズ」。
そのまま歩くのは少し歩きづらく、「クリート」も壊れやすい為「クリートカバー」を付けて歩くのがおすすめです。

黄色の内側のものが「クリートカバー」。
各段に歩きやすくなりますので、是非購入してみてください。1,000円ほどで購入できます。

深大寺参道


深大寺の参道を入ってすぐ、「鬼太郎茶屋」という甘味処あります。その手前には、ゲゲゲの鬼太郎の仲間たちが描かれた車が。

残念ながら、「鬼太郎茶屋」は定休日でした。「鬼太郎茶屋」のスイーツはとても美味しいので、是非味わってみてください。

深大寺 青木屋

たくさんのお蕎麦屋さんがひしめく深大寺。テラス席の解放感が素敵な、「深大寺 青木屋」さんでお昼ご飯をいただきました。


テラス席はペットとの利用も可能。

天もりせいろとノンアルコールビールをチョイス。
しっかりしたコシのある「二八そば」、少し甘みのあるそばつゆと相性抜群です。

深大寺本堂へ

深大寺は、厄除け、縁結び・良縁成就、浄化など様々なご利益があるとされています。

お参りをして、深大寺を後にします。

天神通り

深大寺を後にし、「ゲゲゲの鬼太郎」の仲間がたくさんいる天神通りへ向かいます。

来た道を少し戻り、「旧甲州街道通り」を進みます。
しばらく走ると、調布駅そばの「天神通り商店街」に到着。

天神通り商店街入口から、鬼太郎がお出迎えしてくれました。
「天神通り商店街」は飲食店も多く、いたるところに「ゲゲゲの鬼太郎」の仲間たちのオブジェクトが。
調布で有名な、「沼田」というもつ焼き屋さんもこちらにあります。今回は自転車ですので、また別日にお邪魔したいと思います。

食後のスイーツ

旧甲州街道をまっすぐ進み、小田急線「狛江駅」を目指します。
狛江駅からほど近い「komae café」さんでかき氷をいただきます。

お店の前に自転車を停める際は、お店の方に一言お声がけをお願いします。
かき氷はたくさん種類がありましたが、「黒蜜きなこかき氷」をいただきました。

甘すぎず、ほんのりきなこの塩味を感じるかき氷は自転車で走った体に染みわたりました。

コース紹介

▼深大寺 青木屋
https://chofu.com/aoki_ya

▼深大寺
https://www.jindaiji.or.jp/

▼komae café
https://komaecafe.com/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

深大寺ライド

まとめ

自転車を始めたばかりの人でも辛くない、短距離のグルメポタリングをご紹介しました。
多摩川サイクリングロードを出てからも、広い道が多いため走りやすくおすすめです。深大寺周辺には、今回ご紹介した以外にも様々なお店があります。
自転車旅の目的地として、是非選んでみて下さい。自転車旅の醍醐味、「グルメポタリング」。
実際に走って体験していただければと思います。

執筆:Risa/酒呑みローディー

神奈川県出身。
「自転車に乗った後に美味しいお酒を呑む!」をモットーにInstagram&YouTubeにて活動。
現在はフリーランスとして動物関係の仕事をしている。
2023年2月に自転車デビュー。その後自転車メーカー「EFILOA」の公式アンバサダーとなり、ブランド認知度アップのため日々奮闘中。

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