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記事タグ: 海外

【ドイツ】ミュンヘン レンタサイクルでサイクリング観光

【ドイツ】ミュンヘン レンタサイクルでサイクリング観光

自転車に優しい街といわれるドイツ「ミュンヘン」。レンタサイクル(クロスバイク)を借りて、サイクリング観光した時のレポートを紹介します。

※この記事は2018年2月15日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。

ドイツ南部の街「ミュンヘン」の魅力と観光スポット

ミュンヘンは、ドイツ南部のバイエルン州に位置する、ドイツで3番目に大きな都市です。人口130万の大都市でありながら、イーザル川やバイエルン・アルプスなどの自然が豊かな土地でもあります。

今回のレポートでも立ち寄った、自動車メーカー「BMW」の本社があるほか、世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」の開催地でもあります。「レーベンブロイ」などの有名な醸造所もミュンヘンにありますが、飲酒運転は厳禁ですので、サイクリングとは別の日に楽しんでください。

ミュンヘンの自転車事情

自転車レーンが整備され、自転車先進国のひとつといわれるドイツ。ミュンヘンも自転車に優しい街と言われ、自転車レーンが整備されています。

通勤にも自転車を利用する人が多く、朝の通勤時間は自転車で街を颯爽と走る人を多くみかけます。その姿は日本の自転車通勤風景とは異なり、手信号で後方に合図を出すなどのマナーは一般的のようです。

また、チャイルドトレーラーを良くみかけます。チャイルドシートではなくトレーラーが一般的のようです。

ミュンヘンのレンタサイクル

ドイツには「Call a Bike」というシェアサイクルがあり、ミュンヘンでも市民に利用されています。ただ、携帯電話の番号登録などで個人認証をするため、現地の携帯電話を持っていない旅行者には利用が難しい現状です。

「一般的なレンタサイクルは無いのか?」とウェブサイトで探したところ、ミュンヘン中央駅に隣接したレンタサイクルがあることを発見。

北口から少し西へ進んだところでクロスバイクをレンタル。手続きは日本のレンタサイクル同様身分証明書(パスポート)で手軽に借りられました。

詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。

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早速クロスバイクでミュンヘンの街へ出かけます。

サイクリング観光スタート!

9月下旬、快晴の街を(右側通行なので)慣れるまで少し緊張しながらゆっくり走り始めます。

ニンフェンブルク宮殿

まずは中央駅から3kmほど走った「ニンフェンブルク宮殿」へ。

バイエルン王家の夏の離宮として1662 年建てられた宮殿で、今でもヴィッテルスバッハ家の当主が個人所有しているのだそうです。

宮殿近くに着くと、駅からさほど離れていないのに豪華絢爛、白亜の宮殿が現れます。

正面には広い池、周りには花が咲き誇る園内は写真映えも最高。自転車を止めてアチコチで写真を撮ってみました。

▼宮殿を抜けると広大な庭園。

中を散策しているとどれだけ時間がかかるかわからないのでここは入り口から写真を撮るだけで、次の目的地へサイクリングを続けることにします。

こちらのバロック式の庭園は入場券がなくても自由に入れるので、お時間のある方はぜひ楽しんでみてください。


▲宮殿正面には約1.3km美しい運河(川?)が続きます。

オリンピック公園

続いて向かった先は、1972 年に開催されたミュンヘンオリンピック会場跡地の「オリンピック公園」。宮殿の運河の先からは約2kmほどです。

ランドマークのオリンピックタワーを見ながら池のほとりをサイクリング。ランニングや散歩を楽しむ人たちが多く、ミュンヘンの人々の憩いの場所として親しまれているようです。
こちらも入場は無料で、誰でも自由に楽しむことができます。

正面にはBMWの本社ビルが見えます。「BMWミュージアム」があるのですが今回はサイクリング目的なので次回の訪問までお預けにします。

園内約3kmのサイクリングの後、次の目的地「英国庭園(イングリッシャーガーデン)」へ。

<h4″>英国庭園(イングリッシャーガーデン)

オリンピック公園からミュンヘンの街を約6km走って「イングリッシャーガーデン」に到着。総面積は373haで、ニューヨークのセントラル・パークよりも大きな公園です。

広い広い園内には湖(人工湖)があり、川も流れています。川に浮かぶ小さな中洲の「日本式茶室」や、ギリシャ風建築物「モノプテロス」、周囲には「中国の搭」などもあるようです。

英国庭園から道を挟んで南西には「宮廷庭園(ホーフガルテン)」があります。ここは花々に囲まれたとても落ち着いた時間を過ごすことができます。

旧市街地

宮廷庭園は旧市街地の北東に位置しているので、ここからは旧市街地をのんびりサイクリング。

約半日のサイクリングを終えて、駅構内を通り返却へ。

駅構内も押して歩けば自転車もOKです。

今回の総距離は15km程度でしたが、ミュンヘンの街の走りやすさを知るには十分なサイクリングでした。

▲交差点も自転車レーン通りに走れば安心

ミュンヘンの街はバス移動という手段もありますが、自転車レーンも整備され、この距離感で観光地を周遊できるのであれば、「レンタサイクル」は自由度の高い観光交通手段だと思いました。

電車に自転車を乗せることもできるので、ミュンヘンを拠点に少し離れた街の散策もしてみたいです。

鉄道での自転車事情についてはこちらの記事もぜひ参考にしてください。

ページが見つかりません。 - TABIRIN(たびりん)

執筆:YASU

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【イタリア】ベネチアのリド島観光をレンタサイクルで楽しむ!

【イタリア】ベネチアのリド島観光をレンタサイクルで楽しむ!

イタリア有数の観光地「ベネチア」。本島中心部は自転車NGなので、その南東に位置するリド島で自転車を借りて、のんびりサイクリングを楽しんでみました。

※この記事は2018年2月16日に公開されたものを2021年1月に更新したものです。

ベネチア本島は自転車禁止

イタリア有数の観光地、水の都として知られる「ベネチア」。

もともとは異民族から逃れるための避難所として造られた町ですが、その後、世界有数の貿易都市として発展した歴史があります。

ベネチアには、ナポレオンが世界一美しい広場と賞賛した「サン・マルコ広場」をはじめ、鐘楼、ドゥカーレ宮殿などたくさんの見どころがあります。

イタリアは自転車大国とご紹介しましたが、実はベネチア本島内は自転車のみならず、すべての車両の乗り入れが禁止されています。

運河と迷路のような狭い道が張り巡らされているこの街にはたくさんの観光客が訪れるので、そもそも自動車や自転車が走るスペースはないですね。

リド島を巡る観光スタート!

まずはベネチアを巡る

夏の終わりの週末、快晴のベネチアは多くのファミリーやカップルで賑わい、出張の合間に男一人で立ち寄った私には、なかなか居場所がない感じ。

到着した日の半日ほど島を散策して、翌日は船(水上バス)で、サイクリングができる「リド島」を目指しました。

「リド島」ならサイクリングで観光が楽しめる

ベネチアの南東に浮かぶリド島は、ベネチア国際映画祭が開催されることで知られている長さ約12kmの細長い島。

ベネチアの島々の中では数少ない自動車が走れる島で、サイクリングもできます。

ベネチアからは水上バスで約15分。
到着した港の近くにはレンタサイクルの看板がいくつか出ています。

リド島でサイクリングスタート!

港近くのレンタサイクルは、特に身分証明書の提示もなくお金を払えば貸してくれました。

自転車の準備もできたので、簡単な島内マップをもらっていざ出発!

細長い島なので、道を間違うこともないほどシンプルで、ベネチア本島とはちょっと違った近代的な雰囲気です。

人口は約17,000人、自動車も少なくとても静かで美しい町並みをのんびりサイクリングできます。

特に観光地というのも見当たらない(国際映画祭の会場になる建物くらい)のですが、島の東側のビーチへ行けばたくさんの人がビーチリゾートを楽しんでいます。

のんびりした一日

東側のビーチでのんびり

その後は西側へ行ってベネチア本島を眺めながらのんびり

カットフルーツを食べてのんびり

とにかくのんびりした1日を過ごすことができました。

まとめ

リド島は3時間程度の滞在でも充分のんびりできます。ベネチア本島の賑わいを少し離れて、静かなリド島でサイクリングリゾートをお楽しみください。

執筆:YASU

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【中国】上海シェアサイクル「Mobike」「Ofo」などが走る風景

【中国】上海シェアサイクル「Mobike」「Ofo」などが走る風景

昨年10月の出張で初の上海へ行き、日本での色々と報道されているシェアサイクルの状況を感じてきました。

滞在したのは静安寺(ジンアンスー)というエリア。初めての中国本土で感じたのは、とても街がきれいなこと。そして想像以上に静かなことに少々驚きました。

その理由のひとつにシェアサイクルがあるように思います。
報道通りに、街のアチコチにステーションがあります。事前の情報通り「Mobike」と「ofo」が圧倒的によく見かけます。

残念ながら利用するには中国の携帯電話(携帯端末で個人認証するようです)が必要なので旅行者の利用は難しいようです。SIMフリースマホで訪問した私も利用できないです。

主要道路には自転車とオートバイのレーンがあり、そこをバイク(自転車とオートバイ)が走っています。オートバイはほとんど電動。なので、このレーンを走る車両はとても静か。これが東南アジアとは違う大きな印象です。

シェアサイクルやバイク以外の自転車やオートバイはほとんど見かけません。
ほぼシェアサイクル利用者のようです。とても快適そうでうらやましいです、、、、

通り沿いのカフェやレストランもお洒落な雰囲気

報道されていた「放置自転車」もかなり規制が進んでいるようで、あまりひどい光景は見られませんでした。
放置と言ってもこんな程度↓ ↓
街のアチコチで「ピピ!ピピ!」という電子音は聞こえてきます。これは貸し出しの際の手続きの音です。自転車が多く配置されている場所ではビブスを着て説明するスタッフの姿も見かけます。シェアサイクルが使えない私は、徒歩&地下鉄の移動なので、中心地以外は足を延ばすことができませんでしたが、上海のシェアサイクルは国内からの観光と市民の移動手段として、かなり定着しているようです。また放置自転車問題も規制などでどんどん改善されているように感じました。


始めて訪れた中国・上海でしたが、普及のスピードもさることながら、かなりのスピード感で規制や整備も進んでいると感じました。

海外からの訪問者も気軽にシェアサイクルが使えることを期待しています。

執筆:YASU

アジアの自転車先進国「台湾」の自転車事情を知る旅

アジアの自転車先進国「台湾」の自転車事情を知る旅

こんにちは!

TABIRIN (たびりん)編集部です。

今回は3泊4日で台北から台中を旅してきましたので、台湾の自転車事情についてご紹介します。

サイクリストには馴染み深い台湾の自転車事情はどのようになっているのでしょうか?

※この記事は2018年3月7日に公開されたものを2020年12月に更新したものです。

サイクリストにとってはおなじみ!台湾の二大自転車メーカー

台湾といえば、世界最大級の自転車メーカーを輩出している自転車産業国として有名ですよね。人口一人当たりの生産台数はダントツで1位です。

台湾が自転車産業国と言われている理由は、世界の自転車市場シェアで上位に位置するジャイアント、メリダ(メリダ・インダストリーズ )が台湾の会社だからなのです。

2社ともに他メーカーのOEM(Original Equipment manufacturing)生産からスタートして、次第に自社ブランドの自転車を製造から販売まで行うようになっています。

ジャイアント

ジャイアントは1971年創業の自転車メーカーですが、創業当初はOEM生産のみを行っていました。次第に技術力を磨き、1981年に自社ブランド「GIANT」を立ち上げました。今はクロスバイク「ESCAPE R3」がベストセラーとなっています。

メリダ

メリダは1972年創業の自転車メーカーで、こちらも他メーカーのOEMを請け負うことから始めて力をつけ、1988年に「MERIDA」ブランドを立ち上げました。今はロードバイク「SCULTURA」が人気です。

台湾には自転車映画も多くある

台湾では自転車映画も多く制作され、自転車ブームの契機にもなっています。

台湾を舞台にした映画「南風」は、日本人と台湾人の少女が自転車旅を通じて成長していく姿を描いた、日台合作のサイクリングロードムービーで、物語の中には台湾だけでなく「しまなみ海道」も登場しています。

let’s台北散策!

ジブリ映画の舞台にもなったあの土地からスタート!

さて、まずは台北市に到着です。

台北といえば、映画「千と千尋の神隠し」の舞台と言われている「九份」が有名ですよね。

早速行ってみます。

街中も雰囲気ありますね。

台北市内は、とにかくバイクが多く、信号待ちともなるとクルマの車列の前にバイクの行列ができます。

そして、歩道上にはシェアバイクのポートが至るところに整備され、非常に使いやすくなっています。

また、新交通システムの台湾MRTでは自転車をそのまま持込み可能になっています。自転車道もしっかり整備されており、非常に自転車に優しいまちですね。

せっかくなので、かつて世界で一番高かったビルと言われた台北101に登ってみます。

この周辺には、台北市政府や国際会議センター、新舞台などのランドマーク的な施設が多く、「台北のマンハッタン」と呼ばれているそうです。

台中へ移動

続いて、台北市から新幹線に乗って台中に向かいます。ほとんど日本の新幹線と同じです。

また乗り継いだ特急列車には、自転車を持ち込めるスペースもちゃんと整備しています。

列車を乗り継いで、后豊鉄馬道サイクリングロードに向かいます。

ここは鉄道の廃線跡地を、地元の要望により自転車道に活用したものです。

かつて鉄道が走行していた鉄橋やトンネルから見える景色は、山地部や平地部など景観が多様であり、非日常的な空間を自転車走行できることが魅力となりリピーター獲得につながっているそうです。

レンタサイクルショップや屋台もあります。少しお腹もすいたので、腸詰めをいただきます。

日月潭 (にちげつたん)へ移動

次に訪れるのは日月潭 (にちげつたん)です。

ここ日月潭は世界でも有名な観光地で、アメリカのCNNの評価で世界の綺麗な自転車道ランキングトップ10位に入るほどです。

年間800万人が来訪、面積18,000ha、人口湖800haという規模で、穏やかで青緑の湖水は、数々の古代中国の詩人・画人のインスピレーション源にもなったそうです。

自転車道の整備やレンタサイクルなどの自転車施策等により、来訪者は100万人が800万人に増え、地価は10倍になったというから驚きです!

そして、ここには、トヨタのEV車のカーシェアリングもあります。

高級自転車のレンタサイクル店もあります。

台湾と日本の自転車協定の証を発見!

ここで、愛媛県のゆるキャラの「みきゃん」を発見!

というのも、2014年10月より中華民國自行車騎士協會と瀬戸内しまなみ海道振興協議会が”姉妹自転車協定”を結んでいるのです!

協定を結んだのは台湾の「日月潭サイクリングロード」と日本の「瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード」。

国際的な交流人口の拡大や交流内容の深化を通じて、さらなる観光振興や地域の活性化を目指しています。親近感を感じますね~。

TABIRINでは、ほかにも台湾の記事を公開しています。以下も合わせてご覧ください。

【台湾】本場台湾でカーボンロードバイクを借りて、台北のラファライドを体験!
※この記事は2019年8月4日に公開されたものを2021年5月に更新したものです。前回の記事でロードバイクのレンタル方法や観光情報等をお知らせしました。そして今回は、実際に台北でのサイクリング体験記を紹介いたします。台湾と日本は交通ルールが異なる点もあるので注意!台湾と言えば、世界最大級の自転車メーカー「GIANT」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「シマノ」に続いて世界2位のシェアを誇る「GIANT」だけではなく、5位の「メリダ」も台湾の自転車メーカーです。人口1人当たりの生産台数は全世界でダントツの1位...
【台湾】世界の自転車工場「台湾」の自転車状況をまとめてみた
台湾といえば、成田空港から3時間ほどで行けてしまい、お手軽な海外旅行の行き先として人気が高まっておりますが、我々自転車乗りの間では自転車製造産業で非常にポピュラーですね。今回はそんな台湾は台北市に数日間滞在し、台湾の交通ルール、自転車状況、サイクリスト耳寄りな便利情報を集めてきましたので、紹介いたします。台湾の交通ルール右側通行である点以外は、日本の道路交通状況と大きな差はありません、が、台湾でのサイクリングを楽しむ場合は以下の点に注意をして走るとよいでしょう。1.キープライト(右側通行厳守)台...

台湾自転車旅行へのいざない

台湾人の文化として、一生のうちに達成したい夢が三つあると言われています。

それが

①ニイタカ山に登ること(台湾最高峰「玉山」標高3,952m)
②日月潭を泳いで渡ること(日本植民地時代のダム湖で台湾第一の湖、人気の観光地)
③台湾を自転車で一周すること(面積は九州と同程度、約1,000km)

の3つ。

今回は台湾の自転車事情の一部をご紹介してきましたが、台湾を一周する環島(ホァンダオ)がひそかなブームになっているそうです。

ぜひサイクリストのみなさんはチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?

たびりん編集部でも、今後企画・取材してみたいと思います!

(執筆:n.k)

【イタリア】イタリアのシェアサイクルが使える都市10選

【イタリア】イタリアのシェアサイクルが使える都市10選

※この記事は2018年4月20日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。

近年、日本ではシェアサイクルが盛り上がっていますね!

でも、ご存知でしたか?
実は海外では日本よりも早くシェアサイクルが導入されてきました。

今回はシェアサイクルが導入されているイタリアの10+αの都市を調べてみました。「シェアサイクルってなに?」と思った方は、以下の記事で解説していますのでご覧ください。

ページが見つかりません。 - TABIRIN(たびりん)

イタリアは自転車で観光するのにぴったりの国

実はイタリアはシェアサイクルの導入が世界各国の中でも進んでおり、中国、アメリカ、日本に次いで世界で4番目に導入都市・事業数が多い国となっています(※)。

さらに、サイクリストには嬉しいことに、イタリア国内にはいたるところに自転車専用道路があります。歩道と車道の間に設置された幅1mほどの道路で、自転車だけが走行できるため、安全にサイクリングを楽しむことができます。

有名な観光スポットにはもちろん、山、湖、海沿いなど、自然の美しい風景が楽しめる場所にも設置されています。周辺に駅がなく、電車では行きにくい場所にスムーズにアクセスできることもあり、イタリアは自転車での観光に適した国なのです。

ただ、イタリアでは交通ルールが日本と違うため、自転車を利用する際は注意しておきましょう。ポイントは2つです。1つは、右側通行ということ。特に走行中に曲がる際には注意が必要です。日本の感覚で走行すると事故につながりかねないため、走行ルールを確認しておきましょう。

2つ目は、自転車は自転車専用道路または車道のみ走行可能ということ。日本では例外的に歩道を通行できるケースがありますが、イタリアでは禁止されています。

走行ルールをしっかり確認した上で、自転車でのイタリア観光を楽しみましょう。

※国土交通省「シェアサイクルに関する現状と課題」より

イタリア旅行におすすめのシェアサイクルが使える都市10選

1. ローマ ROME

イタリアの首都であるローマは、人口約280万人、ラツィオ州の州都であり、3000年の歴史を誇る永遠の都です。ローマは直径5kmほどの円の中にすっぽり入るサイズなので、自転車の移動に適した規模の街といえます。

そんなローマでは、シンガポール発の「OBike」が最近導入されたようです。かつて「ROMA BIKE」と呼ばれるシェアサイクルがありましたが現在は撤退したようです。また、香港発の「Gobee Bike」はローマをはじめ欧州各地で展開していましたが、自転車の多くが破壊、盗難、投棄され、欧州から撤退することとなったそうです。

【ローマのシェアサイクルはコチラ】

【イタリア】ローマのレンタサイクル(スポーツ自転車)情報

2. ミラノ MILANO

ミラノはイタリア北部ロンバルディア州の州都で、ファッションとデザインの世界的な中心地です。人口約130万人のこの街は、イタリア国内では人口第2位の都市です。

ミラノでは、ミラノ発の「BikeMi(バイクミー)」、中国発の「モバイク」および「ofo」が導入されています。

〇BikeMi HP

https://bikemi.com

【BikeMiの使い方はコチラから】

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〇Mobike 

〇ofo(2018年2月に撤退)

3. ナポリ NAPOLI

ナポリはイタリア南部カンパニア州の州都で、人口約98万人のこの街は、イタリア国内では人口第3位、南イタリア最大の都市です。雄大なヴェスヴィオ火山や紺碧の海が続くサンタ・ルチアの港など、その景観の美しさは世界的に有名です。

ナポリでは、カラーリングが印象的な「Bike Sharing Napoli」が導入されています。

〇Bike Sharing Napoli HP

https://www.cleanap.org/bikesharingnapoli.it/en/

4.トリノ TORINO

トリノはイタリアの北西部ピエモンテ州の州都で、バロック様式の建築物があふれる都市です。人口約87万人、イタリア最大のポー川沿いにあるこの街は、イタリア国内では人口第4位の都市です。

トリノでは「TO BIKE」が導入され、140以上のステーションが整備されています。

〇TO BIKE HP

http://www.tobike.it/Default.aspx

5. パレルモ PALERMO

パレルモは、地中海で最も大きなシチリア島の北西部にある島内最大の都市です。国際色が豊かで、かのゲーテは「世界で最も美しいイスラムの都市」とも称えたそうです。人口は約68万人でイタリア国内では人口第5位の都市です。

パレルモでは「BiciPA」が導入されています。

〇BiciPA HP

http://www.bicipa.it/

6. ジェノバ GENOVA

ジェノバはイタリア北部の地中海に面したリグーリア州の州都であり、貿易で栄えたイタリア最大の港湾都市です。美しい町並みとコバルトブルーの海があることからリゾート地としても有名なこの街は、人口約58万人、イタリア国内では人口第6位の都市です。

ジェノバでは「Mobike」が導入されています。ただし、これは中国発のものではなく、同名称ですがジェノバ発のシェアサイクルのようです。

〇Mobike HP

https://genovaparcheggi.com/mobike/

8. ボローニャ BOLOGNA

ボローニャはイタリア北部にあるエミリア=ロマーニャ州の州都で、人口は約37万人。イタリア国内では人口第7位の都市です。赤いレンガ屋根の街として知られるボローニャでも、最近、中国発の「Mobike」が導入されました。

8.フィレンツェ FIRENZE

フィレンツェはトスカーナ州の州都であり、ルネッサンス第一の都市としても有名です。「花の都」とも称される建築と芸術の都です。人口は約36万人、イタリア国内では人口第8位の都市です。

フィレンツェでは「Mobike」と「Gobee Bike」が導入されていましたが、「Gobee Bike」は最近撤退したそうです。日本のMobikeのアプリでも使用できるようです。

9. バーリ BARI

バーリはイタリア南部プーリア州の州都で、人口は約32万人、イタリア国内では人口第9位の都市です。イタリア人の間でも美しい町として知られるバーリでは「BARI IN BICI」が導入されています。

〇BARI IN BICI HP

https://www.comune.bari.it/web/egov/-/bari-in-bici-sistema-di-noleggio-automatico-di-biciclette

10. ヴェネツィア VENEZIA

イタリア国内で人口第10位のカターニアではシェアサイクルが見つからなかったため、人口第11位のヴェネツィアをご紹介します。

ヴェネツィアはイタリア北部ヴェネト州の州都で、いわずと知れた水の都です。人口約26万人の街ですが、年間2,000万人もの観光客で賑わう街です。

そんなヴェネツィアでもシェアサイクル「Bike Sharing VENEZIA」が導入されています。ただし、観光客で賑わうヴェネツィア本島は自転車や自動車が乗り入れ禁止なので、シェアサイクルは周辺地域での提供となっています。

〇Bike Sharing VENEZIA HP

https://www.comune.venezia.it/it/archivio/37625

イタリア旅行におすすめのシェアサイクルが使える都市-番外編

1. フェラーラ FERRARA

番外編として2都市をご紹介します。一つ目はエミリア=ロマーニャ州にある人口14万の都市フェラーラです。実はこの街、自転車分担率がヨーロッパ全体でもトップクラスのなんと約30%!住んでいる人の3人に1人が日常の移動手段で自転車を使っているという、まさに自転車の街なのです。

フェラーラでは「C’entro In Bici」と「Mi Muovo in Bici」の2種類のシェアサイクルが導入されています。

〇C’entro In Bici HP

http://www.ferrarainbici.it/p/155/bike-sharing.html

〇Mi Muovo in Bici HP

http://www.mimuovoinbici.it/default.aspx

2. パルマ PARMA

番外編として、二つ目の都市は同じくエミリア=ロマーニャ州にある人口18万の都市パルマです。パルメザンチーズと生ハムで有名なこの都市も、自転車分担率が約20%と非常に高い自転車の街なのです。

パルマでも「Mi Muovo in Bici」が導入されています。

〇Mi Muovo in Bici HP

http://www.mimuovoinbici.it/default.aspx

イタリアのサイクル事情まとめ

いかがでしたか?流石は自転車が盛んな国だけあって、主要な都市のほとんどでシェアサイクル導入されているようです。

シェアサイクルを使ってイタリア旅行を楽しんでみたいですね。

【フランスのシェアサイクルはコチラ】

【フランス】フランスのシェアサイクルが使える都市10選

【スペインのシェアサイクルはコチラ】

【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選

【日本のシェアサイクルはコチラ】

シェアサイクル|TABIRIN

(執筆:クリス)

【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選

【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選

※この記事は2018年4月23日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。

こんにちは!
TABIRIN(たびりん)編集部です。

前回はイタリア各都市のシェアサイクルの現状についてご紹介しましたが(コチラ)、今回はスペインの主要10都市を調べてみました!

drive.google.com

シェアサイクルとは

シェアサイクルってなに?と思った方は、以下の記事で解説してますのでご覧ください。

ページが見つかりません。 - TABIRIN(たびりん)

 

スペインでの自転車走行の注意点

スペインでは日本と異なる自転車文化が存在します。
現地でスムーズに自転車移動を楽しむために必要な知識は覚えておきましょう。

自転車専用レーン

スペインの都市には自転車専用レーンが多く設けられています。
自転車専用レーンがある場合はそのレーン内を走行し、自動車と同じ方向へ走行しましょう。
また自転車専用レーンは車椅子の方も利用します。特に狭い道路では通行の際に気をつけましょう。

ロータリー

スペインにはロータリーが非常に多く存在します。ロータリーは反時計回りで通行しましょう。またスペインではロータリーから無理な脱出を試みる車両が多く接触事故も多発しています。
ルールに則っていても事故に巻き込まれる恐れがあるため、周囲を確認しながら通行しましょう。

一方通行

スペインには一方通行の道路が多く存在し、標識も見えにくい位置にある場合があります。
取締りが特に厳しいので、自転車でもよく標識を見て通行するようにしましょう。

道路の混雑

スペインは道幅が狭いことが多く、特にバルセロナ市内は道幅の狭い道が多く存在します。
一般的な通勤時間の平日9時前/夕方18〜19時は道路が非常に混雑しますので、自転車通行の際も気をつけて走行しましょう。

上記は以下のサイトを参考にして記述しています。
内閣府 | 自転車等駐車場の整備のあり方に関するガイドライン
在バルセロナ日本国領事館 | バルセロナで運転する際の留意事項

【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選

1. マドリード MADRID

導入されているシェアサイクル:「biciMAD」

スペインの首都であるマドリードは、人口約325万人、マドリード州の州都であり、太陽の沈まぬ国の中心地です。ヨーロッパ屈指の世界都市であり、王宮をはじめスペイン王家ゆかりのスポットが点在しています。

BiciMAD. The public bike rental service in Madrid
BiciMAD. The public bike rental service in Madrid. Public bicycle rental service for citizens and people visiting Madrid.

2. バルセロナ BARCELONA

導入されているシェアサイクル:「Bicing(ビシング)」

バルセロナはスペイン東部カタルーニャ州の州都で、サグラダ・ファミリア大聖堂などガウディ建築を代表する芸術都市であり、サッカーで有名な都市でもありますね。1992年のバルセロナオリンピックを契機に、世界的な観光都市になりました。人口約160万人のこの街は、スペイン国内では人口第2位の都市です。

バルセロナで導入されているシェアサイクル「Bicing(ビシング)」は、行政一体となって運用されています。
そのため地下鉄や道路上など至るところで「Bicing(ビシング)」のポートの看板を目にすることができるほど広く普及しています。

Mou-te de manera sostenible per Barcelona! | Bicing

3. バレンシア VALENCIA

導入されているシェアサイクル:「Valenbisi」

バレンシアはスペイン北東部バレンシア州の州都で、人口約81万人、スペイン国内では人口第3位の都市です。

地中海に面するこの港湾都市は、スペインきっての米どころであり、スペインを代表する料理パエリアの発祥の地であるなど、食の都としても人気です。

Valencia - Valenbisi

4. セビーリャ SEVILLA

導入されているシェアサイクル:「bSevici(セビチ)」

セビーリャはスペイン南部アンダルシア州の州都で、1492年のコロンブスによる新大陸発見以降はアメリカ大陸との貿易を独占し、大いに栄えた都市です。

人口約80万人、スペイン国内では人口第4位の都市です。フラメンコや闘牛が本場の街としても有名ですね。

Sevici

5. サラゴサ ZARAGOZA

導入されているシェアサイクル:「Bizi」

サラゴサは、スペイン北東部アラゴン州の州都であり、スペインの礎といわれるアラゴン王国の古都です。

世界で初めて聖母マリアに捧げられた教会と言われる「聖母ピラール教会」があるなど由緒正しいこの都市は、人口は約67万人、スペイン国内では人口第5位の都市です。

Bizi Zaragoza

6. マラガ MALAGA

導入されているシェアサイクル:「Malaga Bici」

マラガはスペイン南部アンダルシア州の第二の都市です。地中海に面した有名リゾート地で、太陽の海岸を意味する「コスタ・デル・ソル」の中心地です。

かの芸術界の巨匠・ピカソを輩出した地としても有名なこの街は、人口約57万人、スペイン国内では人口第6位の都市です。

málagabici - Transporte público basado en el uso compartido de bicicletas

7. ムルシア MURCIA

導入されているシェアサイクル:「muybici」

ムルシアはスペイン南東部にあるムルシア州の州都で、人口は約44万人。スペイン国内では人口第7位の都市です。大学都市として知られるムルシアでは、一風変わったデザインの「muybici」が導入され、約60ものステーションが整備されています。

Electromobility and "MUyBICI" in Murcia - Road Maps for energy
The city of Murcia already has its own public bicycle sharing system. The system has been called “MUyBICI” and its goal is to bring closer the bicycle to Murcia’s citizens through a simple, effective and affordable approach.“MUyBICI” has been the result of a contract that does not involve any cost to the Murcia City Council ,in excahnge, the company awarded the contract will exploit its operation for 10 years including the advertising revenue.

8. パルマ・デ・マヨルカ PALMA DE MALLORCA

導入されているシェアサイクル:「Mobi Palma」

パルマ・デ・マヨルカは、地中海西部のバレアレス諸島州の州都であり、マヨルカ島南西部に位置しています。
スペイン王室が夏を過ごすことで知られるセレブなリゾートとして有名なこの都市は、人口は約40万人、スペイン国内では人口第8位の都市です。

ガウディが改修したパルマ大聖堂は世界遺産にも登録されています。チャレンジ・マヨルカなど自転車ロードレースも盛んですね。

Bicicletes – Ajuntament de Palma – Mobilitat

9. ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア LAS PALMAS DE GRAN CANARIA

導入されているシェアサイクル:「ByBike」

ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアはスペイン・カナリア諸島州に属し、サンタ・クルス・デ・テネリフェと共同でカナリア諸島州の州都を務めています。人口は約38万人、スペイン国内では人口第9位の都市です。

nextbike GmbH - europäischer Bike-Sharing Marktführer
Passgenaue Mobilitätslösungen im Bike-Sharing mit nextbike. Stationsbasiert oder stationslos: Wir stellen maßgeschneiderte Systeme bereit.

10. ビルバオ BILBAO

導入されているシェアサイクル:「bilbon bizi」

ビルバオは、工業と港湾が盛んなスペイン北部バスク州第一の都市です。
また、ワインの産地で知られるスペイン・バスク地方のこの都市は、いわずと知れた世界有数の美食の街であるとともに、近現代の美術の街でもあります。
人口約25万人、スペイン国内では人口第10位の都市です。

スペイン国内でも独自文化を育むバスク地方ですが、自転車ロードレーサーチームである「エウスカルテル・エウスカディ」が、かつて世界最高峰のUCIプロチームであったなど、サイクルスポーツが盛んな地でもあります。

http://www.bilbao.eus/cs/Satellite/agenda21/Servicio-Prestamo-de-Bicicletas-B...

スペインでのシェアサイクルを楽しもう

いかがでしょうか?

イタリア同様、主要な都市のほとんどでシェアサイクル導入されているようですね。一方で、Mobikeやofoをはじめとした中国等のシェアサイクルはまだあまり入っていないようです。

情熱の国スペインをシェアサイクルで楽しんでみましょう。

スペインではサイクルイベントが多数実施されています。
詳細はこちらを参考にしてください。

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【フランスのシェアサイクルはコチラ】

【フランス】フランスのシェアサイクルが使える都市10選
※この記事は2018年4月24日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。こんにちは!TABIRIN(たびりん)編集部です。イタリア、スペインに続き、フランスのシェアサイクルが使える10都市を調べてみました。drive.google.comシェアサイクルについては、以下の記事で解説してますのでご覧ください。フランスでの自転車交通ルールフランスでは日本と異なる自転車の交通ルールが存在します。重要なルールは必ず頭に入れて自転車を利用しましょう。原則歩道の通行不可フランスでは自転車が歩道を走行することは原則できません。車道を...

【イタリアのシェアサイクルはコチラ】

【イタリア】イタリアのシェアサイクルが使える都市10選
※この記事は2018年4月20日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。近年、日本ではシェアサイクルが盛り上がっていますね!でも、ご存知でしたか?実は海外では日本よりも早くシェアサイクルが導入されてきました。今回はシェアサイクルが導入されているイタリアの10+αの都市を調べてみました。「シェアサイクルってなに?」と思った方は、以下の記事で解説していますのでご覧ください。イタリアは自転車で観光するのにぴったりの国実はイタリアはシェアサイクルの導入が世界各国の中でも進んでおり、中国、アメリカ、日本に...

【日本のシェアサイクルはコチラ】

シェアサイクル 一覧 - TABIRIN(たびりん)
複数のポートがあり、各ポートに乗り捨て可能なシェアサイクル。旅に、日常に役立つ全国のシェアサイクル情報一覧です。

(執筆:クリス)

【フランス】フランスのシェアサイクルが使える都市10選

【フランス】フランスのシェアサイクルが使える都市10選

※この記事は2018年4月24日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。

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TABIRIN(たびりん)編集部です。

イタリア、スペインに続き、フランスのシェアサイクルが使える10都市を調べてみました。

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シェアサイクルについては、以下の記事で解説してますのでご覧ください。

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フランスでの自転車交通ルール

フランスでは日本と異なる自転車の交通ルールが存在します。
重要なルールは必ず頭に入れて自転車を利用しましょう。

原則歩道の通行不可

フランスでは自転車が歩道を走行することは原則できません。
車道を自動車と同じ方向で通行することとなっています。
ただし8歳以下の子どもは歩道を通行することができます。

ヘルメットの装着推奨

自転車に乗る時にはヘルメットの装着が推奨されています。
特に子どもはは極力装着するように強く推奨されています。

リフレクタやベストの着用

フランスの自転車にはいくつか義務付けられているリフレクタがあります。
前、横、後ろからみてもリフレクタが見えやすくするためです。
また見通しが悪い場合は反射材が使用されたベストの装着が義務化されています。

自転車専用レーンやバス共用レーンの利用

フランスは自転車利用の推進のため、インフラ整備に力を入れています。
そのため自転車専用レーンや、バスレーンを自転車と共用利用することを促しています。
車道を走行する際は道路上に自転車のマークがあることを確認し、そのレーンを走行するよう気をつけましょう。

上記は以下のサイトを参考にして記述しています。
内閣府 | フランス
国土交通省 | 欧州各国の総合的な都市交通計画における「自転車」について
在フランス日本国大使館 | 交通法規

フランスのシェアサイクルが使える都市10選

1. パリ Paris

導入されているシェアサイクル:「Vélib’」

フランスの首都であるパリは人口約210万人、イル=ド=フランス地域圏の首府であり、ヨーロッパにおける芸術やファッションの中心地です。また、凱旋門やエッフェル塔、ルーブル美術館、ノートルダム寺院など世界的な観光スポットが点在しています。

そんなパリでは、2007年に世界最大のシェアサイクル「Vélib’」が導入され、世界初のシェアサイクルの成功モデルとして知られています。一方、2018年2月には「Gobee bike(ゴービーバイク)」がサービス終了したようです。

Vélib' Métropole - Location de vélos en libre-service
Parcourez la ville autrement avec Vélib' ! 1 400 stations et 20 000 vélos électriques et mécaniques sont disponibles dans la métropole du Grand Paris.

2. マルセイユ Marseille

導入されているシェアサイクル:「le vélo」

マルセイユはフランス南部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏の首府で、実に2600年の歴史を持つフランス一の港湾都市です。人口約79万人のこの街は、フランス国内では人口第2位の都市です。

Marseille - Bike System Marseille

3. リヨン Lyon

導入されているシェアサイクル:「Vélo’v」

リヨンはフランス南東部オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏の首府で、人口約47万人のこの街は、フランス国内では人口第3位の都市です。中世より「絹の町」として知られ、ヨーロッパ有数の商業都市であるとともに、美食の町としても有名です。

リヨンでは「Vélo’v」が導入されており、341箇所のステーションが整備されています。

Vélo'v

4. トゥールーズ Toulouse

導入されているシェアサイクル:「VélôToulouse」

トゥールーズはフランス南西部オクシタニー地域圏の首府で、れんが造りの建造物が夕日に輝く様子から「バラの町」とも呼ばれる都市です。人口約43万人、フランス国内では人口第4位の都市です。航空産業の中心地であり、10万人以上の学生が集う学生都市でもあります。

Toulouse - VélôToulouse
VélôToulouse – Le service de vélos stations à Toulouse

5. ニース Nice

導入されているシェアサイクル:「Nice Ride」「Vélo Bleu」

ニースは、フランス南東部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏の都市で、地中海コートダジュールに面する高級リゾート地です。人口は約34万人でフランス国内では人口第5位の都市です。「天使の湾」とも呼ばれるニースの海岸は必見です。

ニースでは「Nice Ride」とブルーのカラーリングが印象的な「Vélo Bleu」が導入されています。

https://www.niceridemn.org

https://www.velobleu.org

6. ナント Nantes

導入されているシェアサイクル:「bicloo」

ナントはフランス西部ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏の首府であり、ロワール川が大西洋に注ぎ込む河口に開けた街です。現代アートの町としてその都市計画が高く評価され、「フランス人が最も住みたい町」と言われています。人口約28万人、フランス国内では人口第6位の都市です。

ナントで導入されている「bicloo」は、103のステーションと883台の自転車が整備されています。

Bicloo - Vélos en libre service à Nantes | Nantes Tourisme
Bicloo, le service de location de vélos en libre service de l'agglomération nantaise, vous permet de faciliter vos déplacements grâce à sa proximité près des lieux de vie et à son accessibilité. Le service dispose de 79 stations et 700 vélos dans un périmètre de 6 km2.

7. ストラスブール Strasbourg

導入されているシェアサイクル:「VÉLHOP」

ストラスブールはフランス北東部グラン・テスト地域圏の首府で、人口は約27万人。フランス国内では人口第7位の都市です。かつて交通の要衝として栄え、「道の町」を意味するラテン語に由来する街です。それゆえ、ドイツ色が濃厚な街でもあります。

VÉLHOP, BIKE WHEN YOU LIKE
Vélhop, the bike share service of Eurométropole de Strasbourg, offers you comfortable, well-maintained and safe bikes.

8. モンペリエ Montpellier

導入されているシェアサイクル:「Vélomagg」

モンペリエはフランス南部オクシタニー地域圏の都市であり、13世紀創立の由緒正しい大学があるなど、中世からの学生都市として有名です。観光客として訪れるよりも住んでみたいと思わせる町と言われています。人口は約25万人、フランス国内では人口第8位の都市です。

モンペリエで導入されている「Vélomagg」は、54のステーションが整備されています。

Montpellier | SMOOVE
Montpellier agglomeration launched their bike-sharing project on April 2012 ! - SmooveBox system www.velomagg.com

9. ボルドー Bordeaux

導入されているシェアサイクル:「V³」

ボルドーはフランス南西部ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の首府で、言わずと知れた世界的なワインの産地です。人口は約23万人、フランス国内では人口第9位の都市です。

ガロンヌ川の湾曲部にそって三日月形に形成された市街地は、「月の港」として世界遺産登録されています。

https://www.infotbm.com/fr/v3/

10. リール Lille

導入されているシェアサイクル:「V’Lille」

リールはフランス北部、ベルギー国境近くオー=ド=フランス地域圏の首府で、中世にはフランドル伯領として栄えた歴史のある街です。1994年に英仏海峡トンネルが完成し、ユーロスター発着の街としても有名となりました。人口約23万人、フランス国内では人口第10位の都市です。

リールで導入されている「V’Lille」は、200ものステーションが整備されています。

V'lille - ilévia
Découvrez le V'Lille, le service de location de vélo en libre-service de Lille et de la Métropole Européenne de Lille.

フランスでのシェアサイクルを楽しもう

やはりフランスにおいても、主要な都市のほとんどでシェアサイクルが導入されていますね。是非シェアサイクルを使ったサイクリングをして、自転車の本場フランスの風を感じてみてください。

またフランスのレンタサイクルで行ける絶景スポットも紹介しています。
詳細はこちらの記事を参照ください。

ページが見つかりません。 - TABIRIN(たびりん)

【イタリアのシェアサイクルはコチラ】

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(執筆:クリス)

【ドイツ】ミュンヘン自転車のある風景とレンタサイクルの借り方

【ドイツ】ミュンヘン自転車のある風景とレンタサイクルの借り方

以前ご紹介したドイツ・ミュンヘン。今年もGWの海外渡航の乗換えで短期滞在。
再度ミュンヘン中央駅でクロスバイクを借りたので、以前の補足としてレンタサイクルの詳細と自転車のある風景をご紹介します。
以前のミュンヘンレポート記事はこちらをご覧ください。

海外レポート//ドイツ・ミュンヘン レンタサイクルでサイクリング観光

ミュンヘン中央駅のレンタサイクル

料金と営業時間は写真をご覧ください。

1時間から1週間まで借りられます。必要なものは身分証明書(パスポート)とクレジットカード。VISA、MASTRE、AMEXだけでなくJCBも使えます。
パスポート提示とクレジットカード提示して、概ねのレンタル時間を伝えれば自転車と鍵を貸してくれます。手続きはそれだけなのでとてもカンタン!

朝9:30ごろ借りに行ったら大賑わい。かなりの台数を置いているのですが、土曜日ということもあり自転車は残り少なくなっていました。なので週末のレンタルはお早めに!

▲今回借りた自転車

駅直結なのでそのまま電車にも乗れます

改めて見るとほとんどの列車に自転車マークが付いてます。
駅直結のレンタサイクルで複数日でも借りられるので、そのまま郊外や地方にサイクリングに行けますね。次回滞在時には電車利用もしてみようと思います。

自転車のある風景

街のお店にお洒落な自転車のオブジェがいくつかありました。

サイクルショップでは日本でもおなじみのブランドから見たことがないブランドも

公園の看板たてにもお洒落な自転車

街はどこも”自転車のある風景”が絵になります。

まとめ

ANAやルフトハンザ航空でヨーロッパに行くなら乗り継ぎ空港としてとてもおすすめのミュンヘン。
空港から中央駅まではバスで40~60分。空港にはコインロッカーや手荷物預かり所もあるので、朝着~夜便乗換えの間でもサイクリングが楽しめます。今回は1泊滞在だったので、4時間のレンタルで10kmにも満たない距離をのんびりサイクリングしてきました。
短期滞在から長期滞在まで、何度来てもおすすめしたい街ミュンヘンです。

執筆:YASU

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ルートラボで見るジロ・デ・イタリア2018 第13ステージコース紹介

ルートラボで見るジロ・デ・イタリア2018 第13ステージコース紹介

ジロ・デ・イタリア2018の第13ステージのコースのルートラボと通過する街にスポットライトをあててご紹介します。

第13ステージ(5/18)のコース概要

ジロ・デ・イタリアの第13ステージのコースの概要は次のとおりです。

  • フェラーラ〜ネルヴェーザ・デッラ・バッターリア 180km

ステージ13
第13ステージは、昨日のステージに続きフラットコースです。

いよいよ舞台は南イタリアから北イタリアへ。選手たちはポー川がつくりだした平原を北上していきます。

いくつかの都市部を通過するため、ロータリーや交通島、スピードバンプなどの障害物が待ち構えます。

その後、残り30km地点で一旦フィニッシュラインを通過。ゴール20km手前にある4級山岳モンテッロがこの日、唯一の峠です。

残り5kmの鋭角コーナーをクリアするとあとはフィニッシュ地点を残すのみです。

出典:Stage 13 – Giro d’Italia 2018: Official Site

第13ステージのbikemap

第13ステージのコースをbikemapにて作成しましたので、以下よりご覧ください。

コースの距離は185km(パレード区間含み)、獲得標高は513m。昨日のコ―スよりもフラットなコース設定です。

Cycle Route 5682355 – via Bikemap.net – Open Route in Bikemap App

スタート地点のフェラーラってどんなところ?

フェラーラ(Ferrara)は、エミリア=ロマーニャ州にある人口約130,000人の地方都市で、イタリア随一の自転車のまちです。世界遺産登録もされています。

市民の実に30%が移動に自転車を利用しており、この割合は世界一の自転車大国オランダに匹敵するほどです。

フェラーラの見どころ情報

エステンセ城:Castello Estense

エステ家が建造し、かつて増税に反発した市民を守るための城であったエステンセ城。現在は旧市街地のシンボルとなっており、その一部は市役所として使われています。

サン・ジョルジョ大聖堂:Cattedrale di San Giorgio

12世紀に建てられたロマネスクとゴシックが混合された様式の大聖堂で、フェラーラの守護聖人サン・ジョルジョが祀られています。

ジュゼッペ ・ マッツィーニ通り:Giuseppe Mazzini street

無数のカラフルな傘がぶら下げられており、フォトジェニックなワンシーンが楽しめる街路です。

フェラーラのグルメ情報

フェラーラのグルメと言えば、この地域が発祥とされるパスタのきしめん「フェットチーネ」北イタリアでは「タリアテッレ」と呼ばれます。

エステ家に嫁いだ美しい金髪のルクレツィア・ボルジアの祝いのために、彼女の金髪のような形と色をしたパスタを作ったことが「タリアテッレ」発祥の由来と言われてます。

フェラーラの豆知識

自転車のまちフェラーラでは、「C’entro In Bici」と「Mi Muovo in Bici」と呼ばれる2種類のシェアサイクルが整備されています。 詳しくは以下の記事をご覧ください。

【イタリア】イタリアのシェアサイクルが使える都市10選

ゴール地点のネルヴェーザ・デッラ・バッターリアってどんなところ?

ネルヴェーザ・デッラ・バッターリア(Nervesa della Battaglia)は、ヴェネト州にある人口約7,000人の小さな街です。第一次世界大戦時に壊滅状態に陥ったものの、その後復興を遂げた街です。

ネルヴェーザ・デッラ・バッターリアの見どころ情報

モンテロ戦争祈念館:Sacrario del Montello

モンテロ戦争祈念館(Sacrario del Montello)は、 第一次世界大戦中に戦死したイタリア軍兵士を追悼する祈念施設です。

フランチェスコ・バラッカの記念碑:Monumento a Francesco Baracca

第一次世界大戦において「撃墜王」と呼ばれたイタリア空軍のエース・パイロット「フランチェスコ・バラッカ」の功績をたたえた記念碑です。

高級車フェラーリのシンボルである「跳ね馬」のマークは、もともと、フランチェスコ・バラッカの戦闘機に彼のシンボルとして付けられていたものだそうです。

ネルヴェーザ・デッラ・バッターリアのグルメ情報

この地方で外せないなグルメといえばワインですが、とりわけ発砲系の白ワイン「プロセッコ(Prosecco)」は外せないでしょう。

ネルヴェーザ・デッラ・バッターリアの豆知識

1985年にネルヴェーザで自転車ロードレースの世界選手権が行われて以来、毎年世界選手権を目指すアマチュアのための自転車ロードレースが開催されています。

ヴェネト州出身で元世界チャンピオンのアレッサンドロ・バッランや、北京オリンピック銀メダリスト(ただしドーピングにより剥奪)のダビデ・レベッリンも出場していたそうです。

【第12ステージはコチラ】

ルートラボで見るジロ・デ・イタリア2018 第12ステージコースと街々の紹介

 

(執筆:t.k)

【イタリア】シチリアの世界遺産シラクーザ オルティージャ島サイクリング

【イタリア】シチリアの世界遺産シラクーザ オルティージャ島サイクリング

自転車で旅するというより『旅先でサイクリングを楽しむ』目的で、イタリア・シチリア島の世界遺産オルティージャ島へ行ってきました。

シラクーザ オルティージャ島とは

シラクーザ(Sarausa)はシチリア島の南東部に位置する都市で、その周辺地域を含む約12万人の自治体(シラクーザ県)の県都。そのシラクーザの南に位置する小さな島がオルティージャ島。
約3000年もの歴史をもつシラクーザのオルティージャ島は2005年世界遺産に登録され、今では歴史のみならずリゾートとしても人気。島と言っても約100mと50mの2本の橋でシチリア本土とつながっていて、周囲約4kmなので歩いて回れるほどの島です。

観光サイト http://www.siracusaturismo.net
オフィシャルマップ http://www.siracusaturismo.net/public/cartina_siracusa_1-1.pdf

オルティージャ島までのアクセス

シチリアには北部の都市「パレルモ」と東部の都市「カターニャ」の2都市に空港があります。いずれも日本から直行便は無いので、今回はミュンヘンから直行便(約2時間)でカターニャ空港へ。カターニャ空港からはバスで約1時間シラクーザ駅のバスターミナル(バスターミナルと言っても小さなバス停です)へ。そこから歩いてでもオルティージャ島まで行けるのですがスーツケースがあるのでタクシーでホテルへ。
羽田空港から乗換時間をカウントしなければ15時間くらいです。

シラクーザの自転車事情(シェアサイクル・レンタサイクル)

この街にもかつてはシェアサイクルが導入されたそうですが、様々な問題により今はポートだけが残っていたり、一部では動かない自転車が止められたままです。

ただ主なホテルの多くではレンタサイクルを無料で貸してくれます。オルティージャ島は平坦な道が多く周囲も4kmほどの島なので、シングルギアのレンタサイクルで十分楽しめます。

私はこの自転車をセレクト

街にはレンタサイクルのみならずロングツーリングや色々なサイクリングを楽しむ人が多く訪れています。

古代の歴史を感じる観光スポット

 街の中心にある「ドゥオーモ(大聖堂)」

正面は美しいバロック様式なのですが側面や内部には古代神殿の円柱や石組みが埋め込まれています。かつての女神アテナを祭る神殿を後に教会としたそうです。
教会と神殿が融合した姿はとても美しく、広場は多くの人で賑わっています。

シチリア最古と言われる「アポロ神殿」

オルティージャ島に入る橋を渡ってすぐの小さな古代遺跡群。シチリアに現存する神殿の中でも最古と言われ紀元前7世紀の建設されたものの一部がここに残っています。

伝説が残る「アレトゥーザの泉」

「女神アルテミスに仕える妖精アレトゥーザが泉に姿を変えた」という伝説が残る小さな泉。海のそばに突然現れる泉なのですが、パピルスの木々と澄んだ水に水鳥が戯れる景色はとても美しいです。

リゾート感溢れる青く美しい海

穏やかな湾に面する島の西側には、南北約600mの公園があり、そこから400mほどのプロムナードが続きます。西側なので晴れた日は夕陽がとても美しくリゾート感溢れるエリアです。

朝日が美しい東側は、イオニア海に面していて穏やかな日は澄んだ青、風の日は波と深い青という日々違う表情を見せてくれます。

北側の本土とつながる橋のたもとはちょっと高級リゾートな感じが漂います。

いつもある路地の風景

お店が並ぶ通りも小さな路地も、特別な絶景ではないですが、いつも必ず見られる素敵な風景がたくさんあります。

イタリアあるあるのこんな風景も

そして何故かクルマはどれも埃だらけ、、、

LAVA MI = 私を洗って、、、、

洗車という文化が無いのか長く乗っていないから落書きまでされてるのか、、、、不思議ですが楽しい街です。

旅の楽しみ、グルメ&スイーツ

シラクーザの特産は「レモン」と「ピスタチオ」。そして海に囲まれているの「シーフード」。

シチリアのスイーツで代表的な「カンノーロ」。クッキー生地の中にリコッタチーズのクリーム、そこにピスタチオが振り掛けられたものが代表的。

そしてピスタチオやレモンのアイスも外せない人気のスィーツです。

少し早めに自転車を降りた日は、オレンジのリキュール。


夕陽を見ながらワイン


そして夜はシーフードやパスタと一緒にまたワインを存分に。

まとめ

イタリアを自転車でロングライド!も楽しいとは思うのですが、 イタリアのシチリアと言えば治安が悪いイメージですなのでかなりハードルが高そうです。
ここオルティージャ島は(私が感じる限り)とてのきれいで安全な感じのする街です。
旅先で自転車を使いながら、「歴史」「シーサイドリゾート」「グルメ&スイーツ」を楽しむには、かなりおすすめの街です。
半日でも回れる島で、2~3泊して自転車と一緒に暮らすように過ごす。
確かに日本からのアクセスは良いとは言えないですが、非日常な世界を日常のように過ごさせてくれるオルティージャ島に、ぜひ一度訪れてみてください。

執筆:YASU

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オーストラリアを走ろう!ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ 2018 《PR》

オーストラリアを走ろう!ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ 2018 《PR》


ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ(通称B2GC/ビーツージーシー)は、オーストラリア・クイーンズランド州最大のサイクリングイベント。

2018年10月14日(日)に開催されるB2GCの魅力をご紹介します。

ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ(B2GC)とは

このサイクルチャレンジは、ブリズベン市内のサウスバンクからスタートし、ゴールドコーストにあるブロードウォーターパークランズでゴールを目指す100kmのファンライドイベント。

ブリスベンのサウスバンクから始まり、車両の交通と交わることなく17km南東へのびる、バスレーンが出発点となります。

バスレーンを出ると、コースはゴールドコーストのサウスポートにあるブロードウォーターパークランズまで、二箇所の休憩所をはさみながら、郊外、カントリーサイド、そしてシーコーストへの道のりを辿ります。

アップダウンの少ない高速コースなので、これまでロングライドの経験がない方でも、走破にチャレンジすることができます。現地の心臓団体への募金も呼びかける当イベント。

健康でサイクリングができることの意義をかみしめながら、ライドを楽しむことができます。

大会の魅力

オーストラリアが誇る2大都市と、それをつなぐ雄大な自然の中を走る。

オーストラリアの代表的な観光地でもある、クィーンズランドの州都ブリスベンとビーチリゾート・ゴールドコーストは、高層ビル建ち並ぶ文化の最先端。

本イベントは、2つの都市とその間に広がる緑豊かな郊外、小川入り組む河口岸、ビーチと並走する海岸沿い等を自転車でめぐり、様々な景観を楽しめる、オージーにも人気のファンライド・イベントです。

肌寒い季節を飛び越して、うららかな陽気のロングライドが楽しめます。

オーストラリアの10月は日本の4月に相当し、様々な花の便りがとどく頃。

コース上に咲き誇る花々は、日本ものとは色も形も違います。

新緑の美しさとあわさって、見なれない春が異国情緒たっぷりのライドを演出してくれます。

人気大会ならではのサービスで、ストレスフリーなライドが実現。

イベント当日は高速道路のバスレーンを完全封鎖するほか、ワンウェイコースのフィニッシュポイントでは、手荷物の移送やバスでの送迎などの参加者サービスが。

初めての土地でも緊張感を感じることなく、気軽に楽しむことができます。

大会当日はゴール後にゴールドコーストからブリスベンに戻るシャトルバスも用意されています。

自転車も一緒にブリスベンに運搬されるので安心です。 (有料/事前申込必要)

海外は心配・・・だけど日本人でも大丈夫!

日本事務局があるので、海外イベント初参加のライダーにも安心。

オーストラリアは時差もほとんどなく、又、欧米文化でありながら日本と同じ左側走行なので、ライディングに集中することができます。

海外ライド経験者にも、どの国よりも走りやすさを実感していただけるイベントです。

コース上にある2か所のエイドステーションでは、飲み物や食べ物を用意しています。

自転車メンテナンスのためにメカニックも待機。ローカルのボランティアスタッフが、ライダーたちを温かく迎えてくれます。


大会概要

大会名称 ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ 2018 (略称:B2GC)
開催日時 2018年10月14日(日)開催
申込期間 2018年4月2日(月) ~ 2018年9月17日(月)
開催場所 オーストラリア ブリスベン
参加資格 全行程(100km)にわたり、平均17km/時以上で走行できる方。
但し、20歳未満の方は、下記の制限があります。
● 20歳未満:お申し込みには保護者の同意が必要です。
● 14歳~15歳:イベント中は常に保護者(または保護者が委託した20歳以上の方)に近接しての走行必須。
● 14歳未満:タンデム、タガロング、バイクトレーラーのいずれかを利用し、保護者と同乗しての走行必須。
種目 100km:10,000円
参加者数 2017年:約6,000人
エイド レストストップ(救護、トイレ、修理、給水、スナック)・・・2カ所(43km、80km)

ツアー情報

9月17日(月)までスポーツエントリーにて受付中!
また、B2GCツアーも販売中です。お友達お誘いのうえお申し込みください。

詳細情報はオフィシャルサイトをご覧ください。

ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ
The Brisbane to Gold Coast Cycle Challenge (通称B2GC)は、2つの大都市ブリスベンとゴールドコースト間に広がる緑豊かな郊外、小川入り組む河口岸、ビーチと並走する海岸沿い等を自転車でめぐり、様々な景観を楽しめる、オージーにも人気のファンライド・イベント。5500人以上が参加するクイーンズランド州最大サイクリングイベントでもあります。本サイトでは日本からの旅行者が参加しやすい100km コースをご紹介。アップダウンの少ない高速コースなので、これまでロングライドの経験がない方でも、走破にチャレンジすることができ...

小島よしおさんも参加します

バラエティ番組で活躍されているタレントの小島よしおさんがB2GCに参加します。

<小島よしおさんからのメッセージ>
どーも! 小島よしおです!
10月、B2GCにチャレンジすることになりました!
オーストラリアをバイクで走れるなんて、マジ夢のようです!
カンガルーやコアラに会えるかも知れないんでしょ!?
考えただけで、テンションMAXぴーや↑↑
みんな、よしおと一緒に楽しみましょー!!!

>>メッセージ動画はこちら

タレントの小島よしおさんが参加します!|ブリスベン to ゴールドコースト サイク...
日本バラエティ番組で活躍されているタレントの小島よしおさんがB2GCに参加します。

——————————————————-
提供:グローバルライドイベント事務局
制作:たびりん編集部
記載内容有効期限:2018年9月17日

【イタリア】UCIグランフォンド世界選手権2018参戦レポート #レース編「193位/260人」|サラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記part.6

【イタリア】UCIグランフォンド世界選手権2018参戦レポート #レース編「193位/260人」|サラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記part.6

UCIxTABIRIN

イタリア北部の街ヴァレーゼ(Varese)で開催されたUCIグランフォンド世界選手権(UCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPS)の参戦レポートをお届けします。

第6回となるサラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記は、UCIグランフォンド世界選手権のレース編です。

UCIグランフォンド世界選手権の概要

まず最初に、UCIグランフォンド世界選手権の概要をご説明します。

UCIグランフォンド世界選手権は、アマチュアのロードレーサーの世界選手権ともいえる大会です。

この大会に出場するためには、世界各国で開催される公認予選大会で上位25%以内の成績を収める必要があります。

日本の場合、「ニセコクラシック」が公認予選大会にあたるわけです。

ニセコ

開催日は8月30日~9月2日の4日間で行われ、メインのロードレースは9月2日に開催されました。

開催地は毎年異なり、今年は自転車が盛んなイタリア北部ロンバルディア州にあるヴァレーゼという街でした。ミラノから北に約50kmのところにあるこの街は、人口約8万人の地方都市です。

ヴァレーゼ

過去に2度、自転車ロードレース世界選手権の開催地にもなっており、かつてジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たした元プロ選手「ステファノ・ガルゼッリ」はこの街の出身者です。

レースリザルト

結果は年代別(19~34歳クラス)で193位/260人、総合(全年代)で816位/1836人でした。

レースレポート

コースレイアウト

ヴァレーゼを起点にからルガノ湖、マッジョーレ湖、ヴァレーゼ湖を沿うように設定された130kmのコースです。

標高500~700mの峠が4箇所(17km、38km、72km、87km)あり、常にアップダウンを繰り返すコースプロフィールです。

加えて、曲がりくねった細い下り、細街路の急カーブ、石畳など、日本ではほとんど見られない難コースとなっています。

Cycle Route 5682604 – via Bikemap.net – Open Route in Bikemap App

レース前日に受付

レース受付は受付会場であるレースヴィレッジで行います。レース前日の9/1までに行う必要があります。

レースヴィレッジへはホテルから歩いて15分ほど。この日は雨だったので、散歩がてら妻と一緒に行くことに。

雨なこともあり、会場の人はまばら・・・。

前日受付会場

分からないことがあっても「チャオ!」と笑顔で挨拶すれば、親切に対応してもらえます。

こちらで受付中。受付ではJCFライセンスを提示する必要があります。

受付の様子

受付が完了したらゼッケン等が入ったサックを受け取ります。

参加賞サックを受け取る

その後、ウェルカムボード前で記念撮影サービスもしてもらえました。手に持った紙袋に印字されたカラーコードにより、それぞれの選手の写真を自動判別してくれるそうです。

ウェルカムボード前で記念撮影

受付後は、レースヴィレッジでバイクメンテナンスサービスを利用。オイルや空気入れを持ち合わせていなかったので助かりました。

無料のメンテナンスサービス

スタート地点を確認がてらまちなか散策へ。

Vareseの街散策

ヴァレーゼは過去にロードレースの世界選手権の開催地にもなっているので、自転車にまつわるモニュメントが多く見られました。

こちらはヴァレーゼの観光名所のひとつ、エステンセ庭園。

VARESExBIKE

そのエステンセ庭園目の前がレース当日のスタート位置。スタートゲートはまだ歩道脇に置いてある状態で翌朝に設置するのでしょう。

スタートゲート

ヴァレーゼは、ヨーロッパらしい石で造られた街並みが多く見られ、たとえ雨の日でもとても美しいです。

エステンセ市役所前にて

散策後はスーパーで買出しをし、ホテルへ戻りました。

明日の準備をして、午後5時。ちょっと一休み・・・のはずが大変なことになったのでした。

ゼッケン132

 

レース当日 朝4時起床

レース当日目を覚ましたのは朝の4時。なんと、前日午後5時に寝入ったまま、夕食も食べずに朝を迎えてしまったのでした。後日別途レポートしますが、ミラノ入りフライトが12時間遅れたことで、相当の疲労だったようです。

宿の中の自転車

相当焦りましたが仕方がないです。レーススタートは朝7時30分なので、3時間前の4時30分に朝食を摂ります。

メニューは日本から持ってきたコシヒカリごはん、パン&ヌッテラ、肉、コーンフレーク、フルーツなどなど。

朝食グッズ

とにかく詰め込みます。1,500kcal位を摂取しましたが、前日夕食抜きなので正直足りない気もしますが仕方ありません。

自転車に計測チップ等を取り付け、会社(パシフィックコンサルタンツ)とTABIRINのステッカーがはがれていないことを確認したら準備完了!

ステッカー

ウェアに着替えて6時にホテルを出発しました。外はまだ薄暗く、気温も肌寒いほどでした。しかし前日の雨は上がっており、天候は回復しそうでした。

朝6時はまだ薄暗い

6時30分前に会場に着くと、各国のナショナルジャージを着た選手が続々と集まっていました。

前日受付をしたレースヴィレッジで日本の選手団と一緒に恒例の記念撮影。

日本記念撮影

その後は各自で準備。レースヴィレッジからスタート地点のエステンシ庭園前に向かうと、選手や観客や関係者でごった返していました。

昨日とは打って変わって、すさまじい熱気に包まれています!

スタート会場前

ウォームアップ後にレース前のトイレ(とても重要)に行くと、予想以上に時間がかかってしまい、時刻は7時20分。

トイレ渋滞

すでに自分が出場する年代クラスの入場ゲートは封鎖されていたので、ゲートをよじ登り集団最後尾からのスタートとなりました。

レーススタート 朝7時30分

時刻がレーススタート時間に近づくにつれ、会場の熱気が一気に高まってきました!

セレモニーではニセコクラシックで上位に入った岡選手がアナウンスされていた模様。

スタート前の様子

そして、7時30分。いよいよレース開始の号砲が鳴らされました!

レーススタート

このレースのコースレイアウトの特徴として、12~16km地点にいきなり最大標高の峠が登場します。したがって、それまでに少しでも集団前方にポジションをあげなければレース終了となります。

最後尾スタートだったため、市街地区間でできるだけ順位をあげていきます。といっても、先頭ははるか前方でかっ飛ばしている様子が見えますので、容易なことではありませんでした。ヴァレーゼ市街地を抜け12kmまでは山岳地を緩やかに登っていくので、そこでポジションをあげていきました。

しかし、途中出現したトンネル区間で前方からクラッシュ音とブレーキ!落車が発生したようでした。巻き込まれはしなかったものの、集団が分断されてしまいました。この時点で第2集団のまま最初の峠に突入。

最初の峠

この峠は4kmほどの短いものの急勾配で苦しい峠でした。ここは我慢の走りで落ちてくる選手をパスしていき、マイペース走行に徹しました。

しかし、問題はこの峠の下りでした。距離にして10kmほど下るのですが、ガードレールもなく細く曲がりくねった道でテクニカルなものでした。しかも前日の雨の影響でややウェット。ブレーキをかけると後輪がスリップしてしまい、思うように下ることができず、ここでかなり順位を落としてしまうことに。

下りを終えると、10人程度の小集団で先を行く第2集団を追走。34km地点から再び峠道に入るため、それまでの約7kmで集団に追いつく必要があります。幸い足並みの揃ったメンバーだったため、40~45km/hを維持して回していき、幸いにも第2集団に復帰することができました。しかし、ここでかなり脚を消耗してしまいました。

その後の峠は無難にこなしたのですが、やはり下り坂でビハインドをとってしまう辛い状況。とくにこのコースは日本では考えられないような市街地の細街路を縫うように走っていき、90℃コーナーがたびたび現れるので、その都度、踏みなおしに脚を奪われる状況でした。

イタリアの細街路

異変を感じ始めたのは80km過ぎ。明らかに脚の動きが鈍ってきていて、攣りかけていると感じました。これはマズいと思いそれまで定期的に摂っていた水と食料を多めに摂取しリカバリを図りました。

しかし、83km地点の最後の峠で一気にガス欠状態になり、脚が動かなくなってしまいました。症状としてはハンガーノックに近いように感じました。昨年と比べ暑くはなかったので、単純にエネルギー不足。ここで第2集団から脱落してしまいました。

最後の峠

その後、ヨーロッパ名物の石畳舗装も登場!ここでレースに絡みたかった!

石畳

後ろからやってくる集団に乗ろうとするも、踏み込めば脚が攣る状態。昨年ほどではないにしろ、昨年の再現となってしまいました。

その後は昨年同様、非常に辛いレースとなりました。しかも、レース終盤のフィードゾーン(補給地点)が突然現れたため、水を受け取ることができずさらに辛い状況に。

ベルギーの選手

しかしそれでも終盤にかけては集団走行がなんとかできる程度に回復し、最後の力を振り絞ってゴールを目指しました。

ゴール手前の最後の上り坂をクリアして、最後同じ集団にいたカザフスタンの選手と掛け合ってゴール!

先頭から28分遅れの193位/260人でフィニッシュとなりました。

ゴール地点

ゴール地点はメチャクチャな人だかりで、改めてアマチュアではあるものの世界選手権であることを実感。と同時に悔しさもこみ上げてきました。

クリス夫婦

あ、ゴール後のカラカラな体に、コーラが染み渡るほどの美味しさでした。

昨年に続き悔しい結果となりましたが、来年こそは!

レース後はお祭り騒ぎ

レース後は恒例のお祭り騒ぎです。いろいろな国の方々が声をかけてくれて記念撮影をしました。

イタリア人選手
▲イタリア人選手と記念撮影
▲スペイン人選手と記念撮影
タイ人
▲ヴァレーゼ在住のタイ人の方と記念撮影
チームメイト
▲チームメイトと記念撮影

レースヴィレッジではセレモニーが行われ、レース参加者には食事が振舞われました。

どこを見ても、ジャージを着た人、人、人!とても心地よい空間です。

セレモニー風景

昨年のフランスもそうでしたが、サイクリストに対するリスペクトを様々な場面で感じとることができました。

セレモニー中にサプライズでプロポーズをした選手も!もちろん会場は祝福ムードに!ブラボー!

プロポーズ大作戦

そんなアツくて悔し過ぎるUCIグランドフォンド世界選手権を過ごしたのでした。

本レースを通じ、たくさんの応援を頂きました。ありがとうございました!引き続きどうぞよろしくお願いします!

サラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記シリーズ

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(執筆:クリス)

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