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記事タグ: 街なか

【東京都】小春日和に自転車で都内を再発見 /ディスカバー東京:江東区編

【東京都】小春日和に自転車で都内を再発見 /ディスカバー東京:江東区編

江東区は東京都の東部に位置し、隅田川と荒川に挟まれ南は東京湾に面しています。
首都圏に住んでいる人でも、実は知らないスポットが多い「東京23区」。東京を拠点に、長年にわたり自転車関連商品の企画や卸売などを行う東京サンエス株式会社の坂井社長と共に「東京23区の魅力発見」をテーマにしたサイクリング第二弾。
小春日和の1月に「江東区」を散策してきました。

スタートは亀戸駅北口

「亀戸駅」はJR東日本と東武鉄道の駅。北口のアトレ前からスタートします。

スポーツ振興の神を祀った「亀戸香取神社」

亀戸駅から北へ700m、鳥居越しに東京スカイツリー望むことができる「亀戸香取神社」。

スポーツ振興の神を祀った神社として知られ、有名アスリートたちも必勝祈願に訪れているという神社です。鳥居の中にサイクルラックがあるのは嬉しいですね。

競泳の池江璃花子選手(江戸川区出身)が、かつて練習拠点としていたのが亀戸で、五輪前には必勝祈願に訪れていたそうです。

恵比寿神、大国神には、お水掛けをして「自分の痛いところ」を清めます。

「亀戸大根の碑」もあります。

亀戸大根は、根が短い大根で、先がクサビ状にとがっているのが特長。1860年代から明治時代までこの地で広く栽培されていました。

参道を押し歩きで抜けていきます。

菅原道真公を奉祀する「亀戸天神社」

「亀戸香取神社」から500mほどで「亀戸天神社」

菅原道真公を奉祀する亀戸天神社は、「亀戸の天神さま」「亀戸天満宮」と呼ばれ親しまれています。

「梅まつり」はもうすぐ。

4月の「藤まつり」シーズンの藤棚は、逆さ富士ならぬ”逆さ藤“がきっと綺麗でしょう。

元祖くず餅「船橋屋」

亀戸天神社のすぐ近くにある「船橋屋」


元祖くず餅「船橋屋」は1805年に亀戸天神参道に創業した発酵和菓子「くず餅・あんみつ」の老舗。お店の前には大きな藤棚。ここも4月には美しい景色になるそうです。
くず餅は持ち帰り購入。

旧中川

船橋屋から東へ走ること1.5km、旧中川にかかる江東新橋。

ここからは河川敷へ降りて川沿いを南下。


雪解け後の未舗装路はゆっくり走ります。

たくさんカヌーやドラゴンボートを見かけます。
亀小橋の下に「亀小橋艇庫」があり、「亀戸カヌー万歩俱楽部」の方々がいました。

旧中川は全長6.68 km、荒川水系の一級河川で、気軽にカヌーやサップができる水辺としては、都心から最も近い場所の一つで、「亀戸カヌー万歩俱楽部」はここを拠点に活動しているそうです。

大島・小松川公園に着いたら「東大島駅」方面へ。

都営地下鉄新宿線「東大島駅」西側にある金のポストは「ゴールドポストプロジェクト」のひとつ。

東京2020大会において、金メダルを獲得した日本代表選手等にゆかりある地域の郵便ポストを金色に塗り替え、選手等の栄光を称えるとともに、選手等を輩出した地域を盛り上げるプロジェクト。
ここは江東区出身、スケートボード男子:堀米雄斗選手の記念ポストです。

門前仲町で深川めし


東大島駅から西へ走り、森下駅を南下、清澄白河を超えて門前仲町へ。
ここでランチタイム。

「門前茶屋」で深川・あさり蒸篭(せいろ)めし。

深川で親しまれてきた「あさりめし」。蒸籠で蒸しあげた「深川あさり蒸籠めし」は、あさりがぎっしり。

木場公園・東京都現代美術館(MOT)

門前仲町から東へ走り平久川沿いを北上し木場公園へ。

公園内を北上すれば「MOT:東京都現代美術館」。

東京都現代美術館は、日本の戦後美術から現代美術の流れを展望できる、現代美術専門の美術館です。

MOTは「MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO」の略。

亀戸梅屋敷


MOTから北東へ4km弱、亀戸駅に帰ってくれば、駅の北側が「歩行者天国」になっていました。自転車通行OKなので「自転車も天国」。

最後に、短い区間、のんびり贅沢な気分で走って「亀戸梅屋敷」へ。

江戸時代に浮世絵師・歌川広重が描いたこともある亀戸に実在した梅屋敷。
「亀戸梅屋敷」はその建物をモチーフにした、観光案内所や物産店、歴史の魅力をたっぷり味わえる複合商業施設です。

コース紹介

▼ゴールドポストプロジェクト
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/gold_post_project/index.html

▼亀戸香取神社
https://www.kameido-katori.com/

▼亀戸梅屋敷
https://kameido-umeyashiki.com/

詳細は以下でもご覧いただけます。

江東区北部散策18kmコース

まとめ

暖かく穏やかな冬晴れ。江東区の北部約20kmのサイクリングは「スポーツ振興の神」から始まり、カヌーやドラゴンボート、スポーツ広場など、アクティブ感満載と感じていたら、まさに江東区は「スポーツと人情が熱いまち」でした。
自転車で風を感じ、お腹が空いたら美味しいものを食べて。車は通れない河川敷を走り、徒歩では周れないところまで散策。サイクリングの魅力を存分に楽しめた「江東区」。
次は、どこの知らない東京へ行こうかと、楽しみが膨らむ週末でした。
ぜひ自転車で、知らない町を散策してみてください。

協力:東京サンエス株式会社

東京サンエス株式会社 | オリジナル企画販売および自転車総合卸

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

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【京都府】岡崎エリアをポタリング! 宝物を探しに蚤の市へ

【京都府】岡崎エリアをポタリング! 宝物を探しに蚤の市へ


まだ寒い2月上旬、たまたま休みが重なったため、毎月10日前後に平安神宮前の岡崎公園にて行われている『平安蚤の市』へ行ってみました。
京都の町では、手作り市や骨董市、フリーマーケットなど、さまざまな市が定期的に開催されていますが、『平安蚤の市』は全国から100店舗以上が出店するアンティーク市です。西洋のアンティーク家具や食器から、古道具、骨董、古着などが一同に会すると聞いて、アンティーク好きの私は素敵なアイテムとの出会いに胸を膨らませつつ、ポタリングをスタートしました。

京都屈指のアートの街・岡崎エリアへ

まずは三条大橋から三条通を東へ。三条大橋といえば、京都の街中を流れる一級河川・鴨川に架かる橋で、東海道の終点としても知られています。

神宮道まできたところで左折し、平安神宮の方向へ北上。神宮道はまさに平安神宮から伸びる道で、この通りを南へと進むと知恩院や円山公園など京都の有名な観光名所もあるんですよ。

しばらくすると朱色の大きな鳥居を発見! 高さ24m、幅18mの平安神宮の大鳥居は岡崎エリアのシンボルですが、その歴史は意外にも新しく、建てられたのは昭和に入ってからだとか。平安神宮のある岡崎エリアは京都きっての文化的な香りがする町で、美術館や劇場など多くのアートスポットが点在しています。
中でも2020年にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館は展示物もさることながら、新旧が調和した建築が注目を集めています。
内部のディティールもとっても素敵なので、建物を見るだけでも行く価値ありですよ。

運命の一品を探しに… アンティーク品が集まる「平安蚤の市」

そうこうしているうちに、『平安蚤の市』の会場である岡崎公園に到着。 朝一にもかかわらず凄い人出です。
公園周辺には駐輪場がたくさんあるのでひとまず自転車を停めていざ出陣。大鳥居を背に公園にはテントがずらり。大きな籠を持った人や、箪笥を担いでいる人など、すでに掘り出し物を見つけた人たちとすれ違い、「おっと、出遅れたか」と先を急ぎます。
今回の私のお目当てはクラシカルな食器! 掘り出し物を見つけるべく、一軒ずつ店を覗いていきます。
年季が入ったアンティークの品ってどうしてこうも素敵なのでしょう。
私が生まれる何十年も前からどこかの国でひっそりと眠っていて、この時代にこの場所で出会えたのだと思うと、それだけで胸がキュンキュンしてしまいます。 「工具類やカトラリーも味があって素敵だし、大切なものをしまう小さな棚も惹かれる…
お気に入りの絵をあの額に入れるのもいいなぁ」なんて考えているとあっという間に1時間が経過。
これは買おう!と目星をつけていた食器のもとに戻ると、そこにはその姿はなく、私の平安蚤の市デビュー戦はあえなく幕を閉じたのでした。

ただ、たくさんの味のあるアンティーク品を見られたことや、お気に入りを見つけたら迷わず即買いすべし。
ということを学べたのは今回の大きな収穫。次の蚤の市は3月10日とのことなので、次は戦利品を持ち帰れるように、気合を入れて参戦します!

濃厚なドビソースがたまらない  洋食屋さんのオムライス

平安蚤の市を後にし、岡崎に来たら久しぶりに行きたいと思っていた洋食店『グリル小宝(こだから)』へと自転車を走らせます。

オープンの11時30分に着くように出たのですが、時すでに遅し、店の前には行列が…。
しかしここで帰るわけにはいきません! メニューを見ながら待つこと30分、いよいよ入店です。

メニューはいつものオムライス小680円。席に着くとまもなく艶やかなデミグラスソースを纏ったオムライスが登場。

薄焼き玉子をめくると、中にはほかほかのケチャップライスがたっぷり入っています。
具材は牛肉、豚肉、玉ねぎ、グリンピースといたってシンプルですが、ドビソースと呼ばれるデミグラスソースがとんでもなく美味しいんです。

旨みがギュギュっと凝縮したソースを絡めれば、一気に深い味わいに様変わり。
自然と笑みが溢れてしまう、そんな絶品オムライスに心もお腹もパンパンに満たされました。
ちなみにサイズは大・中・小ありますが、女性で大食いでなければ小で十分満足できると思います。

岡崎ポタリングはこれにて終了。短い時間でしたが、蚤の市で宝探しをしたり、絶品オムライスを堪能したり、岡崎の街並みを楽しんだりと大満足の一日でした。
帰りは鴨川沿いをのんびり走りながら帰路に着きました。

コース

コースは三条大橋から反時計回りに約4km。

▼平安蚤の市
https://www.heiannominoichi.jp/

▼グリル小宝
http://www.grillkodakara.com/

まとめ


私が8年愛用している、まちのりに便利なTOKYO BIKEでポタリングに出かけました。
普段は通勤やスーパーへの買い物がメインの用途ですが、たまにはゆっくり周りの風景を楽しみながらサイクリングするのもいいですね。
京都の町ではさまざまな寺社で毎月決まった日に市が行われているので、今度は他の市にも出かけてみようと思います。

執筆:高島夢子

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【東京都】食べること大好き女子が初めてのポタリング 食後に目黒川周辺を散策するもまさかの苦戦!?

【東京都】食べること大好き女子が初めてのポタリング  食後に目黒川周辺を散策するもまさかの苦戦!?

東京で桜並木というと真っ先に浮かぶ見どころ、目黒川の桜並木。春になると、中目黒など目黒周辺エリアに多くの人が訪れます。目黒川に映る桜はうっとりするほど綺麗な景色ですが、桜を目的に訪れると、桜をみて満足してしまうなど、周辺をゆっくり散策する機会は案外なかったりするのではないでしょうか。そんな目黒川周辺を、筆者の大好物であるラーメンをランチにポタリングをしてきたのでご紹介します。

ポタリングとは

ポタリングとは説明

レンタサイクルでサイクリングスタート

STYLE-B外観

自転車をレンタルするのは五反田駅近くの「STYLE-B」。駅から歩いて5分ほどです。本当の最寄りは東急池上線の大崎広小路(おおさきひろこうじ)駅で、こちらからだと徒歩1分で到着します。五反田駅から東急池上線が走っている線路高架下の一角にお店があります。

STYLE-B店先の果物

お店に到着すると、自転車店なのに店先で果物も売っていました。新鮮な果物がたくさん並べられていてつい買いたくなりましたが、これからサイクリングなので我慢。

レンタサイクル手続き

レンタサイクルの手続きをします。クロスバイクのレンタルが、3時間1200円。1日レンタルは2200円です。

STYLE-Bのレンタサイクル情報

Pure Cycles

今日は同じTABIRIN編集部のメンバーYさんも一緒にお出かけです。

Pure Cyclesのハンドル

レンタルした自転車は「Pure Cycles」という、カリフォルニア発の自転車。クロスバイクなのですが、ハンドルが弓形になっているなど、かたすぎないデザインが素敵でした。真っ直ぐなハンドルよりは握りやすさもあります。私自身はクロスバイクを既に持っているのですが、また違ったおしゃれな自転車に乗ることができるのも、レンタサイクルの魅力ですね。

目黒川周辺を走る

「STYLE-B」を出発して、目黒川沿いを走ります。お昼時で歩行者も多かったのですが、五反田付近は自転車道が整備されており、とても走りやすいです。

五反田駅前の目黒川

五反田駅付近 自転車道

快適に走るはずが予想外の展開に…

首都高

目黒川沿いを少し走ったあと、首都高沿いを目黒駅方面へ向かいます。

 

快適に走っていた私たちですが…このあと突然、急な上り坂が出現…!変速を1に切り替え、最初は頑張ってこいでいたのですが、徐々に傾斜が強くなり、運動不足である私たちのエネルギーは中腹でゼロに。必死に上っていたので、写真も撮り忘れてしまいました。

 

しかし、思いがけないエネルギーを消費したことにより、ラーメンへの気持ちが最高潮の状態でお店に到着です!

ビブグルマン5年連続選出の名店 至極の淡麗ラーメン「麺や維新」

麵や維新外観ランチのお目当てはラーメン「麺や維新」。ビブグルマンは、ミシュランガイドにおいて「安くてコスパのよいオススメの店」にあたえられる印で、麺や維新は2015年から5年連続で受賞しています。場所は目黒駅から徒歩3分ほどです。訪れた時間は金曜の11:45頃。平日とはいえ、オフィス街の目黒でこの時間となると、多少の混雑を覚悟していたのですが、幸運なことに並ぶことなく入ることができました。

麺や維新の醤油らぁめん注文は迷わずオリジナルメニューの「醤油らぁめん」(800円)。透き通る金色色のスープが美しい…麺や維新はこだわりのスープが特徴で、化学調味料に頼らず食材が持つ自然の旨みでラーメンを作っています。

麵や維新醤油らあめんの麺麺は細麺でつるっとしています。にゅう麺に近い感じ。一気にするっと食べられます。これは私のラーメンあるあるなのですが、最後にスープが残ったときに、もう少しスープを飲むか、いつも葛藤します。大体、健康への気持ちが勝ち最後までは飲み切らずに終える私ですが、このラーメンは化学調味料を使用せず作られたスープ。ということで、今回は最後まで美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

麵や維新 ラーメンのから

食後の運動に目黒川へ

お腹も満たされたところでサイクリングに戻ります。ここからは目的地なく走るポタリングで進みます。目黒駅横を通りすぎ、今度は登った分しっかり下り、目黒川沿いにまた戻ります。

目黒川沿いを走る

目黒川の桜並木川沿いをしばらく走り、中目黒(なかめぐろ)駅近くまでやってきました。写真の向こうに見えているのは、中目黒駅そばにある高層マンションです。桜が咲いたらこの場所も混雑して、きっとこんなにゆっくり眺められないだろうなあ、と思いながら一息。時間もあったので、ここで折り返しです。

おしゃれなウォールアートを発見

折り返して走っていると、突然おしゃれなウォールアートが!軽快に走っていたのですが、思わずブレーキがかかりました。

目黒川沿いのウォールアート

東京都立芸術高等学校の卒業生の作品です。パステルの色味におしゃれな女性の絵、インスタ映え間違いなしですね。いい大人2人が「かわいい」を連呼して大量に写真を撮りました。ちょうどブルーの自転車だったこともあり、映える一枚が撮れました。

こういった思いもよらない出会いがあることが、ポタリングならではです。自分が知らない新しいスポットを発見できると、一段と楽しくなりますね。

かつては〇〇〇だった?「下目黒」エリアへ

目黒川沿いを折り返してきたところで、川沿いから逸れて下目黒(しもめぐろ)エリアに南下してみます。

 

すると、ここでも上り坂にあたることに…目黒エリアってこんなにも坂が多い地域なのですね。くじけずに上っていると、思わず目に留まったバス停がありました。

元競馬場前バス停

その名も「元競馬場前」。実はこの下目黒一帯、昔は「目黒競馬場」だったようです。1907年(明治40年)から1933年(昭和8年)まで、現在の東京都目黒区下目黒に存在した1周1マイル(約1.6km)の競馬場で、現在の府中市にある東京競馬場はこの目黒競馬場が移転したものだそうです。バス停の名前から、歴史事情に触れることができました。

「ふげん社」のコミュニケーションスペース

ふげん社 外観坂を上りきる手前でおしゃれなお店を発見。「ふげん社」という出版社が経営する、ギャラリーとブックカフェが一体になったコミュニケーションスペースです。

ふげん社ブックスペース

ふげん社ギャラリースペース写真集や小説など、幅広いジャンルの本が揃えられていました。3階のギャラリースペースでは展示も行っており、無料で閲覧可能です。ギャラリー、ブックカフェスペースともに、とても洗練された空間でした。

目黒不動「泰叡山 瀧泉寺」

上ってきた坂を下り、不動前(ふどうまえ)方面へ。大通りから少し中道を進んでいくと、瀧泉寺(りゅうせんじ)の看板が見えたので、立ち寄ってみることに。

ただ、まさかのまたまた上り坂…しかも一番ハード。のらりくらりと自転車を押しながら登りました。目黒エリア、要注意ですね。

目黒不動 瀧泉寺目黒不動「泰叡山 瀧泉寺」は日本三大不動のひとつで、有名人も多く訪れるのだそうです。

恵比寿神 大黒天

となりには、「恵比寿神」が祀られていました。元祖山手七福神商売繁盛・五穀豊穣(ごこくほうじょう)をもたらす福の神で、この瀧泉寺含め目黒周辺には「元祖 山手七福神」巡りのコースがあります。また、回り方によってもご利益が変わるのだそうです。徒歩だと約1時間半のコースですが、このコースを自転車で回るのも一つですね。

レンタサイクル返却

STYLE-Bまでの帰り道 自転車道

龍泉寺から首都高速中央環状線沿いに戻ります。道幅が広いかつ、自転車と歩道の区切りが分かりやすく走りやすかったです。このまま真っすぐ突き進むと、東京湾まで行けるようです。この先にはどんな景色が広がっているのか、気になるところです。

走ったコース

走行時間合計:2時間30分(ランチ時間も含め)

 

●STYLE-B

東京都品川区西五反田1-22-4

11:00〜19:00(水曜定休)

※修理対応時間は12:00~18:00

●麺や維新

東京都品川区上大崎3-4-1 サンリオンビル1F

昼営業 11:00〜15:00
夜営業 18:00〜21:30

●ふげん社

東京都目黒区下目黒5-3-12

火 – 金 12:00 – 19:00 / 土 – 日 12:00 – 18:00 (月祝休)

●目黒不動 泰叡山 瀧泉寺

 

まとめ

以上、ラーメンを目当てに目黒川周辺をポタリングをしました。麵や維新のラーメンは優しい味の中にもしっかり旨味があり、間違いなくおススメです。目黒エリアは想像以上に坂が多く苦戦を強いられましたが、思わぬ坂の出現により、ラーメンで摂取したカロリーは取り返せたと思っています。このあとしっかり筋肉痛になり、代償も大きかったことは笑い話です。

また、歴史事情やインスタ映えスポットなどの新しい出会いがあり、改めてサイクリングの魅力を実感することができました。目黒川沿い以外に行く際は、多少の苦労を覚悟して訪れてみてください。

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執筆者:まんぷくひよこ

TABIRIN編集部メンバー。東京谷中でTokyoBykeをレンタルしてサイクリングをしたことをきっかけに、街なかサイクリングの魅力に気づく。好きな食べ物はラーメンと餃子の食べること大好き女子。休日は自転車で近所の気になる飲食店やカフェを訪れています。

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高層ビルばかりのイメージがある東京ですが、実は緑が多くあるんです。

代々木公園は原宿や渋谷など賑わいのある街に隣接しており、緑を手軽に感じれる場所の一つです。オリンピックで注目を浴びた千駄ヶ谷エリアは、有名アパレルショップの本社やファッションメーカーが多く、ファッションカルチャーの街でもあります。

コロナ禍の中、旅行やお出かけに行く機会が減り、サイクリングがとても注目されているそうです。気軽にサイクリングできたらなと思っていたところ、自転車サイトを見ていたら、思うままにのんびりとサイクリングすることを「ポタリング」ということを知りました。

ポタリングとは

おしゃれな自転車で旅行気分を身近に味わいたいと思い、緑を求めて代々木公園周辺をポタリングしてみることにしました。

千駄ヶ谷周辺からポタリングスタート

千駄ヶ谷

千駄ヶ谷周辺にはファッションに関するお店や建物だけでなく、神社やお寺、能楽堂など歴史ある建物もあります。

小さい商店やカフェが端々にあり、行き過ぎた!っと思っても、すぐに引き返せたり、面白そうなお店にすぐ立ち寄ることができて、小回りの利く自転車だからこそ楽しめる街だなと感じました。

小道を楽しみながら、国立競技場へ向かいます。

新国立競技場

2021年には東京オリンピックがあり、夏のスケートボードや陸上、冬のスノーボードにカーリング、テレビに釘付けになって観戦していたことを思い出しました。

ここで各国のアスリートの方々が活躍されていたのか、、、っと、テレビで見ていた場所を目の前にして、競技場の迫力と美しさに思わず「おぉぉぉ」っと声が出てしまいました。

また、隈研吾さんが手掛けられた国立競技場の堂々たる姿は本当に素晴らしく、どこから見ても立派でした。競技場を一周できるので、好きな角度や好きなスペースを見つけて写真を撮ることが楽しめます。

オリンピックミュージアム

国立競技場の目の前にはオリンピックの歴史やアスリートの凄さなどを学べるオリンピックミュージアムもあります。

ミュージアム内では限定グッズの販売や、開会式の映像を見ることができたり、競技の模擬体験もできるそうです。施設外のモニュメントエリアでは五輪マークのオブジェや聖火台のレプリカなどが展示されていました。

五輪マークと競技場をバックに、オリンピック気分が味わえる写真も撮れます。

外苑前にある有名観光スポットのいちょう並木へ

神宮球場のそばを抜け、ドラマの撮影地としても有名ないちょう並木へ向かいます。

オフシーズンということで、人通りはあまり多くありませんでしたが、木々が太陽に照らされてオレンジがかった姿は、印象的でした。

紅葉シーズンには銀杏の葉が黄色に色づき、落ち葉の絨毯が見もので人気がありますが、冬シーズンの少しものさみしい景色もまた素敵に思いました。見頃の時期には混雑することもあるようなので、自転車で巡れば、気兼ねなく有名スポットも楽しめること間違いなしです。

代々木公園周辺で小休憩

『CACAO STORE』

代々木公園周辺はカフェやベーカリーが多く並ぶエリアで、外観のおしゃれさに思わずキョロキョロと目移りしてしまいました。

外観デザインにこだわりのあるカフェや、インパクトのある看板のお店、ジェラートやチョコレート、紅茶の専門店など、魅力的なお店ばかりでどこに立ち寄るか迷ってしまいますが、お店が多い分、お気に入りの味やお店を見つけたくなります。

今回はおしゃれな雰囲気に惹かれ『CACAO STORE』というチョコレートを取り扱ったカフェで小休憩としました。

▲ユニークなロゴがかわいいです。

Bean to Bar専門店

『CACAO STORE』は有名なショコラティエさんによる「Bean to Bar」のチョコレート専門店だそうです。チョコレートだけでなくカカオ豆も売っており、商品数の多さに圧倒されました。店内は各国の様々な珍しいチョコレートがいっぱいで、パッケージのかわいいものや焼き菓子など、見るのも選ぶのも楽しくなってしまいます。

店奥のカフェスペースは壁紙もおしゃれで女子にはたまらない空間でした。カフェでオリジナルのホットチョコレートをいただきましたが、上品な香りに控えめな甘さで、甘いものが苦手な方でも楽しめる味だなと思いました。

メニューには、ラム酒やリキュールをブレンドした大人なチョコレートドリンクやカカオティーなども書かれており、こちらのお店でしか味わえないメニューの内容で、ぜひまた伺いたいです。

▲オリジナルチョコレートドリンクとチョコレートタブレット
▲ショコラティエの土屋さんに向けた愛のメッセージたち
▲様々なフレーバーのチョコレートや世界各国のチョコレートバーの数々

ポタリング再スタート

井の頭通りをぐるり

奥渋と言われているエリアともあり、井の頭通り周辺にも魅力的なお店がたくさんありました。

テイクアウト専用のカフェやアルコール提供のあるカフェ、チーズ専門店やドライフラワー専門店などカフェ以外のお店も多く、楽しみがいのある街だなと感じました。

『CACAO STORE』のオーナーでもある、ショコラティエの土屋さんによる手作りチョコレートの専門店もあり、それぞれのお店をはしごして楽しむのも良いかもしれません。

▲ROSTRO (店内では職人さんによるオリジナルコーヒーが味わえるそうです。)
▲FUGLEN TOKYO(ノルウェーにあるFUGLENの海外第一号店)

 

▲& CHEESE STAND(出来立てチーズが味わえるチーズ専門店)

『ナタ・デ・クリスティアノ』

外観のかわいいお店を発見!『ナタ・デ・クリスティアノ』というポルトガルの伝統菓子の専門店でした。

夕方近くでしたが、並んで購入されている方も多く、お店のメニューには「Sold Out」の文字が。。。「パステル・デ・ナタ」というポルトガルの卵タルトが人気なようで、次の焼き上がりは1時間後。今回は泣く泣く購入を断念。ぜひリベンジしたいと思います!

代々木公園周辺ポタリングの振り返り            

普段は歩いて楽しむことが多い原宿近辺ですが、ポタリングをしてみて、今まで行ったことのない場所やお店の発見もでき、とても楽しい時間が過ごせました。ペダルを漕ぐたびに気になるお店が次々と現れて、何度行っても楽しめそうだなと感じました。

表参道や原宿へのお出かけのついでに自転車で巡るのも、新鮮で充実できるひと時になると思います。

訪れた場所

  • 国立競技場

東京都新宿区霞ヶ丘町10-1

  • 日本オリンピックミュージアム

東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 1・2F

開館時間 10:00~17:00

  • CACAO STORE

東京都渋谷区富ヶ谷1-6-8

営業時間:月曜~木曜・日曜・祝日 11:00~20:00(L.O.19:00)
金曜・土曜・祝前日 11:00~21:00(L.O.20:00)

 

<執筆者 MG>

食べること、出かけること、お買い物が好きな都内在住の28歳

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日本各地に城下町は数ありますが、神奈川県の城下町といえば小田原です。
新幹線駅・箱根の入り口として定番ですが、近年、城下町の面影を残しながらも再開発が進み、旅番組やドラマのロケ地としても数多く登場し、街も市民や観光客で大変活気づいています。
そんな小田原の城下町をRITEWAYのクロスバイクでゆったり探検してみます。

小田原駅からいざ出陣!北条氏ゆかりの小田原城へ

スタートは小田原駅から。小田原駅には東海道線・御殿場線・小田急線・大雄山線・箱根登山鉄道・東海道新幹線と実に6路線が乗り入れており、常に東西から人が行き交っています。
東京駅からは新幹線こだまで約33分、新宿駅から特急ロマンスカーで約75分で1本でアクセスできるので輪行も楽々。また、自転車を持参しなくてもレンタサイクル「ぐるりん小田原」を小田原駅東口駐車場でレンタルすることも可能です。

東海道線の改札口頭上にかかる名物の巨大な小田原ちょうちんは駅のシンボル。
ちょうちんの向かいにある観光案内所で情報収集をしたら、いざ、東口から小田原城を目指しましょう。

小田原城天守閣へは、徒歩なら南側の学橋から石段で登るのがメジャーですが、自転車と一緒なら北入口を使うのがおすすめ。坂道を自転車を押しながら天守閣に到達することができます。

小田原城は北条氏ゆかりの城。15世紀末に伊勢宗瑞(後の北条早雲)が小田原に進出した後、5代約100年にわたり関東での勢力を拡大しました。
その中で小田原城は、関東支配の中心拠点として整備・拡張されていきました。1590年(天正18年)、石垣山一夜城で有名な秀吉の小田原攻めにより北条氏は滅亡しましたが、天守閣は廃城・再建・復興を繰り返しながら今に至っています。
2016年4月には「平成の大改修」を終え、館内展示も大幅リニューアル。映像や多様な資料を交えながら、北条氏や小田原の歴史にふれることができます。また、城址公園内やお堀では、桜、藤、紫陽花、菖蒲、梅など四季折々の花々が訪れた人の目を楽しませてくれます。

元祖二宮金次郎像はここに:報徳二宮神社

小田原城と併せて訪れたいのが、お城の敷地内にある報徳二宮神社です。
鳥居をくぐると目を引くのは二宮金次郎像です。みなさんの学校にも子供の頃、金次郎像があったのではないでしょうか。

ここ、二宮神社の御祭神は二宮金次郎こと二宮尊徳。
二宮尊徳の生まれが相模国栢山村(現在の小田原市栢山)の農家であることに由来しています。二宮尊徳は生涯にわたり大名旗本などの財政再建と領民救済、北関東から東北にかける各藩の農村の総合的復興事業を行い、素晴らしい成果をあげました。
1894年(明治17年)、二宮尊徳の教えを慕う6カ国(伊豆、三河、遠江、駿河、甲斐、相模)の報徳社の総意により建立されたのが報徳二宮神社というわけです。 

授与所では二宮尊徳をモチーフにしたおみくじやお守りをいただける他、境内内の「きんじろうカフェ」でイタリアンコーヒーで一息つくこともできます。

時間に余裕があれば、報徳二宮神社と道路を挟んで向かいにある、清閑亭もぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
入口こそ急斜面ですが、坂の上にはサイクルラックも設置されています。

清閑亭は、明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として1906年(明治39年)に建てられた数寄屋造りの2階建ての邸宅です(見学無料)。
母屋の1階からは相模湾と真鶴半島を望みながら喫茶を楽しんだり、季節ごとに展示・販売されている地元ゆかりのアーティストによる絵画や陶芸作品も楽しめるスポットになっています。

※清閑亭は、2022年3月31日をもって一般公開を終了し、同年4月1日より休館、後に料亭としてリニューアルオープンが予定されています。

箱根口ガレージで名物アジフライに舌鼓

史跡めぐりでお腹が空いたら、箱根駅伝でもおなじみの国道1号線に出ましょう。
すると、「ここにもまたお城が!?」と思う立派な建物が目に飛び込んできます。

実はこれ、お城ではなく「ういろう」の本店です。
名古屋名物として知られる「ういろう」ですが、発祥の地は小田原です。薬の製造・販売を行っていた外郎(ういろう)家が、接待用のお菓子が評判を得たことから「ういろう」として知られることになりました。

その「ういろう」から道路を1号線を挟んで約1分のところにあるのが「箱根口ガレージ 報徳二宮広場」です。
先の二宮神社と同じ報徳会館が営む花屋・パティスリー・レストランが入る施設で、広場のミニ金次郎像と、ブルーの車体に黄色の差し色が入ったポップな路面電車が目印です。この路面電車は、かつてこの地を走っていたモハ202号と呼ばれる車両で内部見学も可能。モハ202号目当ての鉄道ファンも多く訪れているようです。

注文したのは「地魚MIXフライプレート」。
小田原名物の揚げたてのアジフライに、その日の水揚げによって変わる地魚を両方楽しめる一皿です。フレッシュレモンと特製ソースでいただきました。

御幸の浜海岸で相模湾を体感

小田原城の天守閣や清閑亭から望む相模湾もよいですが、せっかくなのでランチ後は海まで自転車散歩してみましょう。
箱根口ガレージ 報徳二宮広場から南へ500mほど足を向ければ御幸の浜海水浴場に出ます。一部入口は階段になっていますが、海へと出ればドラマのロケ地でも使われたことのある、相模湾の絶景を望むことができますよ。

ちなみに「御幸の浜」という名前は、1873(明治6年)の夏、明治天皇・皇后陛下が箱根に避暑にいらした際、この浜に立ち寄り地元漁師たちの地引網をご覧になったことに由来しているそうです。

のんびりと海を眺めるのも、防波堤に打ち付ける波をねらい迫力の一枚を狙うのもよいですが、近隣のポンデケージョ専門店「grit(グリット)」でカラフルなポンデケージョを買って、海辺でつまむのもまたおすすめです。

また、このエリアには茶室も併設する「旧松本剛吉別邸」や、北原白秋や坂口安吾など小田原ゆかりの文学者の資料を展示する「小田原文学館」などの文化スポットも点在しています。
温暖な気候ゆえに、明治期以降、多くの政財界人や文学者が居住・静養した当時の小田原の名残を感じることができるでしょう。


城町CAFEで城下町スイーツを

御幸の浜で海を満喫したら、再び街中へと戻っていきましょう。

海から国道1号線に出る1本手前の旧東海道小田原宿には、老舗かまぼこ店が並ぶ「かまぼこ通り」があります。サイクルラックを置いた店舗もあるので、自転車を置いて店先で炙りたてのじねんじょ棒を食べるのも旅気分を上げてくれます。

かまぼこ通りの入り口にある、しだれ柳が目印の「小田原宿なりわい交流館」には無料の休憩スペースがある他、雛人形など季節に応じた展示も楽しめます。

国道1号線を渡った先、小田原城のお堀〜学橋を通る「お堀端通り」にある「城町CAFE」は城下町散策の道中で立ち寄るのに最適なカフェ。
小田原の食材を使ったランチはもちろん、わらびもち、あんみつなどの和風スイーツもあり、幅広い年齢層の方でにぎわっています。

この日は「城町『枡』ティラミス抹茶マスカルポーネと抹茶アイス」をいただきました。
枡に入ったティラミスの表面に、小田原の市の花であり、市章でもある梅の花があしらわれており、見た目も美味しさも満足な一品でした。

城町CAFEからお堀端通り〜お城通り沿いを300mほど進めば小田原駅へと戻ります。2020年12月にオープンした駅前の複合施設「ミナカ小田原」や、駅前通り商店街でお土産を買うのも忘れずに。
小田原名物の梅干しや小田原漁港で水揚げされた地魚の干物にかまぼこ、先の「ういろう」の支店である「ういろう駅前調剤薬局」など、老舗から新進気鋭のお店まで新旧豊富に揃っています。

泊りがけでもっとゆっくり小田原を味わおう

日帰りライドでももちろん十分楽しめますが、見どころ・味わいどころの多い小田原の城下町を堪能するには、ぜひ1泊2日で訪れるのがおすすめです。脚に自信のある方は前後に箱根ヒルクライムと組み合わせてみるのもよいですね。

サイクリスト歓迎のリノベ古民家旅館:RYOKAN PLUM

小田原で泊まるなら、小田原駅東口から650mほどにあるサイクリスト歓迎の古民家旅館「RYOKAN PLUM」がおすすめです。


RYOKAN PLUMは1922年(大正11年)に地元のガス会社創業家族の民家として建てられた古民家をリノベーションし、2020年にオープンしました。
地元のアーティストやデザイナーが手掛けた和モダンなテイストの内装やインテリアはおしゃれで落ち着いた雰囲気で、外国人観光客にも人気の宿です。1階の洋室は最大8名まで宿泊可能、バラしてパッキングすれば自転車の室内持ち込みもOKとのことなので、安心して愛車と共に旅の夜を過ごすことができます。

元バイクメッセンジャーが営むパブ:Three Pints

お酒を楽しめるのもまた、泊りがけでの自転車旅ならでは。RYOKAN PLUMの1階部分に併設するパブ「Three Pints」は元バイクメッセンジャーの若きマスターが営むお店です。


日本・世界各地の地ビールを飲み比べ、本当に美味しいと思ったものをオーナー自ら丁寧に注いでくれます。オリジナルクラフトビール「Three Pints Bitter」も人気の一杯。
観光客はもちろん、地元住民の常連も多く、国籍問わず多様な人が訪れビールを通じた交流の場になっています。マスターとの自転車談義はもちろん、他のお客さんと旅ならではの一期一会を楽しむのに最適な空間です。

また、駅周辺には湯河原の天然温泉を使った「小田原お堀端 万葉の湯」もあり、サイクリングの後の体をほぐすのにもぴったりです。

先に紹介した「ミナカ小田原」では、小田原特産の練り物を使った小田原おでんや、湘南の地鶏を使った親子丼なども楽しめ、夕食のグルメにも事欠きません。

日帰りでも、泊まりでも、何度訪れても楽しめる小田原です。

コース紹介

▼レンタサイクル ぐるりん小田原https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/machimeguri/gururin.html

▼小田原市観光協会
https://www.odawara-kankou.com/

▼小田原城
https://odawaracastle.com/

▼箱根口ガレージ 報徳広場
https://www.hotoku.co.jp/hakone-guchi-garage/

▼Ryokan Plum
http://ryokanplum.jp/

▼Three Pints
https://www.facebook.com/pages/category/Bar/Three-Pints-105896484107807/

まとめ

古さと新しさが共存する街、小田原。小田原城を中心に城下町の風情を残しながら、街並みに馴染む形での公共施設の建て替えや複合施設が近年続々とオープンし、市街・県外からの移住先としても人気になり、街は日々進化しています。本記事で紹介したのは小田原の数ある見どころのごく一部。
ぜひあなたの足でまわって、古くて新しい小田原の魅力を見つけてみてくださいね。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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群馬県 赤城山の南西に位置する「渋川市」。伊香保温泉でも知られる渋川市の町なかを、レンタサイクル(電動アシスト自転車)を使って、いちご狩りや、歴史を感じる古き良き宿場町をめぐる約15kmのサイクリングをご紹介します。

JR上越線「渋川駅」


サイクリングのスタートはJR上越線渋川駅。
渋川駅は、三国街道の宿場町として栄えた渋川市の中心駅で、利根川支流の平沢川南岸に位置しています。
伊香保温泉の最寄り駅であり、榛名山観光の拠点ともなっていることから「伊香保温泉・榛名湖口」の副駅名もあります。

渋川市レンタサイクル「あじサイクル」


渋川駅前プラザでレンタサイクルを利用。「手ぶら観光」をPRしています。

自転車を借りるには身分証明書が必要です。必要事項を記入すれば、番号が書かれた鍵とバッテリーを受け取り駐輪場へ。

車種はクロスバイクとシティサイクルで、いずれも電動アシスト自転車。
「あじサイクル」は、渋川市で有名な紫陽花をイメージしてネーミングされています。

大畠武雄いちご園

渋川駅から利根川沿いに北上し3.6kmで「大畠武雄いちご園」。

30分食べ放題1,200円で、「とちおとめ」「やよいひめ」「章姫(あきひめ)」「紅ほっぺ(べにほっぺ)」「もういっこ」 を食べ比べできます。

練乳は無料サービス。

いちごは食べて美味しいだけでなく、写真を撮るのも楽しいですね。

源空寺 / 玄棟院

大畠武雄いちご園から利根川を半時計回りにぐるっと渡り約4km、源空寺(げんくうじ)へ。

1590年(天正18年)創建の源空寺は白井宿の北側に位置していて、一段高い所に境内を構えています。

源空時から、かつての交通の分岐点「松原の道しるべ」を経て500mほどで玄棟院(げんとういん)。

厳かな雰囲気の玄棟院。境内はよく整備されていて庭園は見ごたえがあります。

白井城址と白井宿

玄棟院から400mほどで、白井城址。

1430年(永享2年)築城の白井城(しろいじょう)。「しらいじょう」と言われることもありますが、地元の読み方は「しろいじょう」です。

天守閣は現存せず、本丸、二ノ丸・三ノ丸などの跡が残っています。
城址には約40本のしだれ桜があり、桜の季節は美しい風景になるそうです。
白井城址のすぐ東側、南北約950mの古き良き町なみが残る「白井宿」。

白井宿は景観整備がされていて、8つの「つるべ井戸」や、「常夜灯」が残されています。

通りには電柱が無く、大正ロマンあふれる街路灯が並び、川沿いには約100本もの八重桜が植えられています。

道の駅 こもち

白井宿の北端に位置する「道の駅 こもち」。

白井宿ふるさと物産館でランチタイム。店内も良いですが暖かい日は屋外での食事もおススメ。

名物「かつ丼」は、モチモチの上州豚を使ったおすすめの逸品です。

へそ地蔵、渋川商工会議所

道の駅からは、再び白井宿を南下し「へそ地蔵」へ。

渋川市は、日本の最北端、北海道宗谷岬と最南端の鹿児島県佐多岬を円で結んだ中心に位置しているため、「日本のまんなか」と言われています。

1984年、渋川商工会議所を中心に「へそ祭り実行委員会」が組織され、渋川市が「日本のまんなか・へそのまち」であるという「へそのまち宣言」を行いました。
そしてここ、寄居町自治会館の前には、へそ地蔵とへそ石が設置されています。
マンホールにも日本のまんなかを示すデザインが施されています。

へそ地蔵から600mほどで、渋川商工会議所。

旧渋川公民館の建築様式は、鉄筋コンクリート造の様式建築の要素を多く取り入れたアール・デコの建築です。太平洋戦争の空襲による機銃掃射被弾痕が残っていて、歴史的にも貴重な遺構として、2011年、渋川市重要文化財として指定されました。

渋川商工会議所からは渋川駅前通りを走り約1kmで渋川駅。
約15kmのサイクリング終了です。

コース紹介

▼渋川あじサイクル
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/29787

▼渋川駅前プラザ
https://www.city.shibukawa.lg.jp/sangyou/sangyou/syougyou/sibukawaekimaepuraza.html

▼大畠武雄いちご園
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000192241/

▼道の駅 こもち
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19087

まとめ

東京駅から、JR上野東京ライン・両毛線・上越線を乗り継げば約2時間半で行ける「渋川」。レンタサイクルを使ったサイクリングは日帰りで「手ぶら」でも楽しめる手軽さです。
いちご狩りは1月から6月ごろまで楽しめますし、4月は白井宿の八重桜も美しい風景になるそうです。
夏には青々とした木々、秋には紅葉と、季節によっても様々な表情を楽しめます。
晩秋から冬の季節には、「伊香保温泉」に泊まって温泉を楽しむこともできるので、季節によって様々な「渋川サイクリング」を楽しんでください。


ガイドのご協力いただいた、小渕春男様(渋川サイクリング協会 会長)、塩川信夫様(渋川サイクリング協会)、松島伸安様(観光地域づくり法人赤城自然塾、サイクルツーリズムプロデューサー)、松島奈央様(Discover Link Associates ゼネラルマネジャー)
ありがとうございました。

広告主:特定非営利活動法人赤城自然塾(観光庁登録観光地域づくり法人)
取材・執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

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【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング

【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング

大阪の人々に「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれる「谷町六丁目」。

「谷六」は、Osaka Metro谷町線と長堀鶴見緑地線が交わる場所に位置しており、梅田や心斎橋、天王寺まで電車で10分以内と、都心にありながらも東西に延びる空堀商店街を中心に、懐かしい風情が感じられます。

この「谷六」の魅力は懐かしい風情だけでなく、町家などを活用した、こだわりのお店が沢山あることが最大の魅力で、とても探索しがいのある素敵な街です。

そんなレトロなのにとってもモダンな谷六から天王寺公園まで、お気に入りのスポットに立ち寄りながらポタリングを楽しむことに。

うえまち貸自転車をレンタル

TABIRINアプリで「うえまち貸自転車」店さんの位置をTABIRINアプリで確認しながらお店に向かいましたが、お店の名前を掲げておらず、お店の前を行ったり来たりしていましたが、やっと見つけてお声がけしたところ、とても気さくな店主さんが出てきてくださいました。

今日は天王寺公園までポタリングをしたいと思っていることを伝え、かご付きのミニベロを借りることに。

▲外国人旅行者の利用もされているそうで、英語でも書かれています
▲店主さんが自転車をセッティングしてくれました
うえまち貸自転車
名称うえまち貸自転車営業時間11:00~22:00*定休日:水曜日、お盆、年末年始電話番号070-5664-8184受付場所大阪市中央区谷町6-17-43車種・料金シティ-eバイク-クロス-ロード-ミニベロ300円/~1時間以降+100円/20分13...

谷六の探索の仕方とは

自転車をお借りした後、話が弾み、谷六の歴史などを教えていただきました。

谷六は昭和時代、印刷所が数多くあったそうで、手塚治虫さんなどの著名な漫画家さん達が若かりし頃には、漫画を印刷してもらうために谷六まで来ていたとか。

今、谷六は、若い人を中心とした個性的なお店が多いのですが、アートや個性を受け入れる土壌が昔からあったのかなと思いました。

その後、店主さんが路地裏まで案内してくださいましたが、大阪の路地裏の入り口は『屋根付き』となっているのが特徴とのことでした。まるでトンネルのよう。

このトンネルをくぐると、なんと中庭があり、開放的な空間が広がっていて、気候のよいときに、ここでお友達とおしゃべりしながら、お酒を飲みたいなーと思ってしまうほど、居心地のいい空間でした。

▲路地を抜けるとこんなに広い空間が!!驚きです

また、別の路地裏には、古民家を改装した民泊のホテルや猫カフェ、犬カフェ、海外コミックカフェなどがあり、谷六は奥が深いことを実感。

さて、ポタリングスタート

外国人に人気の一心寺

谷六から天王寺公園の手前にある一心寺まで自転車で10分ちょっとで到着。

一心寺は、大阪市天王寺区にある浄土宗の寺院なのですが、その入り口には海外の彫刻とおぼしき、青銅像が鎮座しており、何も知らないでいったら美術館かなと思うようなつくりで、外国人観光客に人気の観光スポットになっているそうです。

▲仁王門(山門)には、この距離からでも分かるほどの大きな像が
▲とても立派な仁王像!!

天王寺公園

天王寺公園は、天王寺駅の目の前にあり、芝生広場や動物園、大阪市立美術館があるなど、市民の憩いの場になっています。

特に芝生広場は広々していて、カフェなどもあり気持ち良い空間ですが、土日は混雑しているため、人が少ない茶臼山方向へ。押し歩きをしていれば公園内に自転車で入ることができます。

▲池の向こうが茶臼山 公園内には日本庭園もあります

日常の中で見かけない大きな鳥を発見。近寄っても動じなかったので通天閣をバックに撮影をしていましたが、途中で通天閣を鳥が襲っている様なトリック写真を思い付き何度かチャレンジしたのですが、人が増えてきて、撮り終える前に飛び立っていってしまいました。

もっと早く気づいていれば面白い写真が撮れたのに。。ざんねんです

▲通天閣をバックに動じない貫禄を示している大きな鳥

天王寺公園も満喫できたので次のポイントへ。

四天王寺の骨董市

天王寺公園から自転車で5~6分程度で四天王寺に到着。

593年に建立された四天王寺は観音巡礼の一つとなる新西国三十三箇所の第1番札所となる由緒正しいお寺さんですが、訪れるたびになにかしらの市が立っているとても庶民的で活気のあるお寺さんです。

今回は、骨董市が開催されていましたが、掘り出し物が見つかるかも!蚤の市が好きな人にはおすすめです。

▲後光がかった写真に。。笑!四天王寺はいつもにぎわってます
▲和も洋もそれぞれ店先に並んでいます
▲古着の着物も。見る人が見たら掘り出し物が出てくるんだろうな
▲ほんとに多種多様なものが並んでいました

四天王寺で骨董市をのぞきながら、プラプラと楽しんだ後、小腹がすいてきたので、上本町のカフェに向かうことに。

上本町にある錢屋カフヱーで休憩

四天王寺から上本町の錢屋カフヱーさんまでこちらも自転車で5~6分程度で到着。

▲お店の前で撮影してしまいましたが、裏手に駐輪場があり自転車ユーザーも安心して訪れることができます

お茶をするつもりが、満席で少し待つことになりました。

ですが、待つといっても、錢屋カフヱーさんは、一棟丸ごと銭屋本舗さんとなっており、カフェスペースだけでなく、ギャラリーやワークショップができるスペースやキッチンなどもあり、様々な講座なども受講できるのですが、訪れたときはギャラリーで万年筆のイベント「On the DESK Vol.4 for New Life~日常を楽しむ~」が開催されており覗いてみることに。

▲お店の入り口にはワークショップスペースを活用した料理やヨガなどの講座の案内も!

インク沼の世界へようこそ

世界中の万年筆があるということで、見るだけでなく試し書きもさせてもらったのですが、万年筆は持ち方、書く際の角度など難易度が高く、わたしにはまだ早いと思っていたら、万年筆のインクを入れられる「からっぽぺん」という名前のペンがあるそうで、万年筆らしいインクのムラなどの味わいも残しながら、お手軽という優れものがあるとのこと。

▲世界各国の万年筆
▲万年筆もインクも沢山並べられていますが、お部屋がゴージャス!

いま、SNSを中心に万年筆のインクが人気になっているそうですが、その年の限定色のインクなどもあるそうで、深い深いインク沼にずぶずぶとはまっていいく人が案外多いという話を聞きながら、見て回っていると様々な色があり、試し書きをさせてもらうと、下手な字も味わいと言えなくもない?などと思え、迷いましたが、えいやっとからっぽペンとインクを購入することに。

▲台湾製のからっぽペンと未来(ウェイ・ライ)という緑色のインクを購入(未来はNPOカタリバさんとコラボしてできたインクで、コーポレートカラーであるグリーンを基調に色配合しているとのこと)

お店の方からはインク沼へようこそと言われてしまいました。笑

わたしも深い深いインク沼にはまるのでしょうか?未来はわかりませんが、久びさに手紙を書いてみたくなりました。

▲もちろんわたしが書いたものではありません。プロのアーティストの方が書かれたとか。よい感じの雰囲気が出ていますよね。

まだ少し時間があったので、ギャラリースペースを見せていただきましたが、ギャラリーは、メゾネット式になっていて、隠れ家のようでここでのんびり過ごしてみたいと思う素敵な空間となっていました。

▲まるで隠れ家
▲棚に並んでいる本を読んでもいいそうです

やっと、小休憩

ギャラリーを堪能していたら、カフェスペースのスタッフさんが迎えに来てくれました。

おなかも空いていたので、ガトーショコラと力強さと豊かなコクのある錢屋カフヱー 自家焙煎珈琲のコロンビアを注文。

▲ポタリングで心地よい疲労感のある中で、甘さと苦みがしみわたります
▲カフェスペースも素敵な雰囲気です

おなかも落ち着き、しっかり休憩をとったので、谷六に帰ることに。

谷町6丁目を散策しながら自転車を返却

上本町の錢屋カフヱーから10分かからないくらいで、谷六の空堀商店街の入り口まで到着したので、自転車を返しがてら、また谷六を散策。

▲直木賞の由来となった直木三十五さんの記念館 “芸術は短く貧乏は長し”

自転車を返却し「うえまち貸自転車」店さんに戻ったのですが、店主さんがおらず、少し待ってみましたが、どの程度不在にされているかわからなかったので電話をしたらすぐに出てきてくださいました。ありがとうございます!

▲大満喫のポタリング終了

夕暮れが近づくとメイン通りの空堀商店街はひっそりするのですが、路地裏は食べ物屋さんがオープンしはじめ昼間とはまた違ったぬくもりのある雰囲気で、夜は夜で訪れたくなります。

▲空堀商店街。表通りは18時すぎると閉めるお店が多いですが、路地裏は別
▲かわいらしいお店がちらほらと

まとめ

お気に入りの場所をめぐった大満喫のポタリングでした。どこも自転車で訪れやすい場所なので、自転車旅の参考にしていただければ幸いです。

谷六~天王寺駅まで電車で約10分。徒歩だと片道1時間はかかるので寄り道もあまりできないのですが、今回のように谷六から南へ向かう際、行動範囲を広げてくれる自転車だと、次のポイントまで10分かからずに巡れるので、欲張って、あちこちいくことができ、ポタリングの醍醐味を味わえます。

大阪のなまちなかをポタリングで巡ってみてはいかがでしょうか。

<今回の訪問先>

▼うえまち貸自転車

http://www.uemachi.net/chari.html

▼天王寺公園

https://www.tennoji-park.jp/

▼一心寺

https://www.isshinji.or.jp/

▼四天王寺

https://www.shitennoji.or.jp/

▼錢屋カフヱー

https://zeniyahompo.com/zeniyacafe/

旅のお供にTABIRINアプリ

「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

まちなかのポタリングの際にも便利に活用できるのでおススメです!

▼使い方の説明はコチラ

TABIRINアプリ大幅アップデート!サイクリング情報の検索・計画・記録・共有がもっ...
「TABIRINアプリ」をバージョンアップしました!「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」...

iphoneの方はこちらかダウンロードできます。

androidの方はこちらかダウンロードできます。

執筆者:S.K

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【東京都】世田谷線沿線を自転車で散策 /ディスカバー東京:世田谷区編

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東京都の南西部に位置する「世田谷区」は、23区内で人口が一番多く、面積は大田区に次いで2番の広さ。
二子玉川・三軒茶屋・下北沢などが知られていますが、区の面積の9割以上は閑静な住宅地区です。
世田谷区の下高井戸から三軒茶屋の住宅地の中を走る「東急世田谷線」。その沿線を自転車で散策してきました。

「千歳烏山駅」からスタートの「下高井戸駅」へ

京王線「千歳烏山駅」からサイクリングをスタート。

旧甲州街道から甲州街道を走り東へ4km「下高井戸駅」へ。

下高井戸駅は、世田谷区にある京王電鉄の停車駅であり、東急電鉄世田谷線の終点駅。
ここから起点駅の「三軒茶屋駅」を目指し、世田谷沿線を散策します。

東急世田谷線とは


1925年(大正14年)1月に開業した世田谷線は、三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ5kmの鉄道。路面電車のような趣ですが、道路上を走行する併用軌道はありません。
東急電鉄の鉄道各線とは別建ての運賃制度で、全区間均一の大人150円・小児80円、ICカード利用の場合は大人147円・小児73円(2022年6月現在)です。

下高井戸駅~山下駅

世田谷線沿いの道を走り始めると電車と並走できます。

500mほど走れば線路の緑が鮮やかな風景。

次の電車が来る時間を調べていると遮断機の音が聞こえてきます。
日曜の日中は1時間に6本(6分に1本の間隔で)運行されていました。
都心とは思えない風景と空気を感じながら、しばらく写真撮り。

「松原駅」を越えて「山下駅」へ向かいます。

「山下駅」は小田急「豪徳寺駅」との乗換駅です。

豪徳寺駅前には、招き猫発祥の地といわれる豪徳寺にちなんで「大きな招き猫」。
そういえば電車にも「招き猫」が描かれていました。

「豪徳寺」と「梟焙煎研究所」

豪徳寺駅から商店街を抜けて600mほどで「豪徳寺」。
厳かな趣の「山門」で写真撮り。

そして線路沿いにある「梟(ふくろう)焙煎研究所」が気になり立ち寄ることに。

お店の名前は「シュエット トレファクチュール ラボラトワール(Chouette torréfacteur laboratoire)」。
低温焙煎にこだわったコーヒーと、濃厚プリンで、カフェタイム。

古い車両が展示「宮の坂駅」

500mほど走れば「宮の坂駅」。ここには古い車両が展示されています。

江ノ電601号と呼ばれるこの車両は、1925年(大正14年)に製造され1969年(昭和44年)までは玉川線、世田谷線を走り、その後江ノ電にて1990年(平成2年)まで活躍しました。
65年間走り続けた車両は、宮の坂駅ホームの横に保存されています。

世田谷代官屋敷

宮の坂駅から700,mで上町駅。そこから350mで「世田谷代官屋敷」。

世田谷代官屋敷は、彦根藩世田谷領の代官を世襲した大場家の役宅で、大場代官屋敷とも呼ばれています。
大名領の代官屋敷としては都内唯一の存在で、1952年(昭和27年)11月、「都史跡」に指定されました。

松陰神社

世田谷代官屋敷から約1.2km、松陰神社は幕末の教育者であり思想家「吉田松陰」を祀った神社。ここ東京都世田谷区と、山口県萩市にもあります。

奥には山口県の松下村塾を模した建物もあります。

三軒茶屋駅

「若林駅」から環七を越えて「西太子堂駅」を過ぎれば、お店が増えてきます。
そして「三軒茶屋駅」へ到着。

東急世田谷線に直結している「キャロットタワー」は、1996年に完成した商業・ホール・オフィスからなる複合ビル。東急田園都市線「三軒茶屋駅」にも地下通路で接続されています。

駅前には、世田谷区の観光案内所もあります。

バレアリック飲食店

再び世田谷線沿線を走り「梟焙煎研究所」近くまで戻って、線路沿いのレストラン「バレアリック」でランチタイム。

店内は80年代の音楽がながれ、懐かしい雰囲気のリゾート感。
冷たいドリンクと美味しいパスタランチを堪能。

ランチのあとは、再び甲州街道を走り「千歳烏山駅」に到着。21kmのサイクリング終了です。

コース紹介


△オレンジ線は「世田谷線」

▼東急電鉄世田谷線
https://www.tokyu.co.jp/railway/station/sg.html

▼豪徳寺
https://gotokuji.jp

▼松陰神社
https://www.shoinjinja.org/

▼バレアリック
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131709/13181658/

詳細は以下でもご覧いただけます。

千歳烏山~東急世田谷線沿線めぐり21kmコース

まとめ

私自身思い出のある世田谷線。「三軒茶屋駅」や「若林駅」周辺は約30年前とはかなり町の雰囲気は変わっていましたが、昔ながらの建物も残っていて懐かしく思えました。
ずっと変わらないもの、どんどん変わっていくものが交差する町の中を走る「世田谷線」。
その周りをのんびり自転車での散策は、懐かしさと発見、そして東京都とは思えないゆっくりとした時間が流れていました。
ぜひ自転車で、懐かしい場所をのんびり「散策」してみてください。

協力:東京サンエス株式会社

東京サンエス株式会社 | オリジナル企画販売および自転車総合卸

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)

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【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

「船旅×自転車」を楽しめるフェリー。50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用し、神戸港から大分港へ向かい「佐賀関70kmサイクリング」を楽しみ、別府で1泊して「湯布院~やまなみハイウェイ」を回る100kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」と「佐賀関70kmサイクリング」

まず下記の「フェリーさんふらわあ」の乗船レポートと、「佐賀関70kmサイクリング」をご覧ください。

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「フェリーさんふらわあ」の詳細は下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...


△大阪~別府就航「さんふらわあ こばると」

大分から別府へ

佐賀関から別府市内へは、一人で走行。
道中の国道10号沿いには、自転車歩行者道が整備されていて快適・安全に走行できます。

途中の田ノ浦ビーチでひと休み。家族連れやカップルの姿がチラホラ。
ここは、なんと「恋人の聖地」なんです。

さらに進むと、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」を通り過ぎます。家族連れでサイクリングしながら訪ねてみるのもいいですね。

別府市内

しばらく走ると、別府市内に到着。
別府市内には、有名な竹瓦温泉があります。明治12年創業時は「竹」屋根葺きだった建物を昭和13年に改築するときに「瓦」葺きにしたことから「竹瓦」という名称になり、正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われています。

市内中心部から丘を登っていくと、もうすぐ鉄輪温泉です。道中にはこんな趣のある道もあります。

鉄輪温泉で1泊

宿泊は「やすらぎの宿/由布」。

4つの内湯があり、自由に入ることができます。
美味しい食事と4つの内湯(温泉)を堪能しました。

別府から湯布院へ

落ち着きのある静かな宿で熟睡した翌朝は、すっきりした目覚め。
宿の前にある「いでゆ坂」を出発します。別府は坂の町なので、初心者の方はアシスト付き自転車をお勧めします。

やまなみハイウェイ

別府から湯布院へ「やまなみハイウェイ」を走ります。なかなかの斜度ですので、坂に自信のない方はご注意ください。

森林の中を1時間ほど登れば、突然視界が広がり、由布岳が現れます。

湯布院の町を見下ろしながら、快適に下り坂を走行します。スピードの出し過ぎには要注意。

湯布院の町を通過し、さらに「やまなみハイウェイ」を走ります。
途中、道の駅「ゆふいん」で小休止。

森のような景色の「やまなみハイウェイ」をひたすら走れば、時々眺望良好な場所があるのでしばし休憩。


途中、吊り橋で有名な、九重“夢”大吊橋で小休止。

「九重“夢”大吊橋(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)」は2004年(平成16年)5月から本体の着工に入り、2年半の工事期間を経て、006年(平成18年)10月30日に落成式を迎え開業しました。
「九重“夢”大吊橋」という名称は、一般応募により5,890点の中から選ばれて命名されたとのことです。

湯布院でランチ

湯布院へ戻り少し町を探索します。
風情があって、1日かけてポタリングするのも良さそうです。いつかまたゆっくり訪ねたいと思います。

湯布院のシンボルでもある金鱗湖に面したベーカリーカフェ「CAFE LA RUCHE (カフェラリューシュ)」で遅めのランチ。

「フェリーさんふらわあ」別府~大阪航路

再び別府市に戻り、別府港「大阪ゆき フェリーさんふらわあのりば」へ。
ここから「さんふらわあこばると」に乗船します。

18:45分に出航し、翌朝6:35には大阪南港に到着します。
行きと同様に、食事の後は大浴場で今日の疲れを癒し、早い就寝。
翌朝、神戸を通過する際の朝日は、この旅をさらに思い出深いものにしてくれました。

コース紹介


距離:104km 獲得標高:2070m

▼やすらぎの宿 由布
https://www.y-yufu.jp/

▼道の駅 ゆふいん
https://www.michinoekiyufuin.com/

▼CAFE LA RUCHE
https://cafelaruche.jp/

まとめ

「フェリーさんふらわあ」の旅は、移動時間と宿泊が兼ねられるので、非常に便利で快適です。

時間に限りのある人は、現地0泊でも楽しめますが、せっかくの大分県への旅なので別府で1泊。という方には、湯布院をめぐるコースはお薦めです。
距離も坂もしっかりと走りごたえがあり、雄大な景色も楽しめます。
距離100km、獲得標高2000mを超えるサイクリングは、出航時間までに戻れるかドキドキ感もありますが、船内ではその達成感に、ゆっくりと浸ることができます。

神戸港~西大分港、別府港~大阪南港と、行きと帰りの航路を変えれば、走るコースの幅も広がるので、色々なプランを立てて、「船旅×自転車」を楽しんでください。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が、大阪南港~別府港に予定されています。

執筆:KUNO(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

【オーストラリア】オージーの国民食!ミートパイを求めて走る「ヤタラパイ」ライド

【オーストラリア】オージーの国民食!ミートパイを求めて走る「ヤタラパイ」ライド

オーストラリアの名物料理と聞くと、どのような食べ物を思い浮かべるでしょうか?
多国籍・多民族のオーストラリアではいわゆる「オーストラリア料理」と呼ばれるものはほとんどありません。
ですが、人種・国籍問わず広く国民に愛される食べ物はあります。その一つが「ミートパイ」です。オーストラリアの味を求めて、往復34km自転車で走って来ました。

オーストラリアのミートパイとは?

オーストラリア人にとってミートパイは言わば「国民食」。円形で1人分サイズの冷凍パイはスーパーでも定番の食品です。日本でも外資系のまとめ売り大型スーパーなどで売られているので見たことがある方もいるかもしれません。
冷凍品でも十分美味しいのですが、やはりローカルのお店で手作りされたパイほど美味しいものはありません。特に、オーストラリアのワインの名産地、バロッサバレー(南オーストラリア州)の赤ワインといただくと絶品です。

中でも有名なのが、Yatala Pies(ヤタラ・パイズ)。
市内から南へ約40km行ったヤタラという地域にあるローカルのパイショップです。

ヤタラ・パイズは130年以上続く老舗であり、ブリスベンからゴールドコーストへ向かう高速道路パシフィック・モーターウェイ(通称M1)の出口沿いという便利な立地。
高速道路の38番出口の案内標識には Exit Yatala Pies と、「ここで降りて!」と言わんばかりに明記されているほどです。

週末ともなると、近隣住民はもちろん、車で遠方から買いに来る常連客でにぎわいます。
私も2017年のオーストラリア留学から帰国後、「オーストラリアの味」として「やたら」食べたくなるのは、いつもここのパイでした。

「IKEAローガン店」を目印にスタート

スタートはブリスベン市の南側に隣接するローガン市にある、IKEAローガン店から。日本にもIKEAはありますが、オーストラリアでもIKEAの家具や雑貨は大変親しまれています。

ちなみに日本語では「イケア」と発音しますが、英語では「アイケア」の音に近い発音です。最初に聞いた時は「eye care!? 眼科のこと⁉?」と勘違いした思い出があります。
車社会のオーストラリアは、日本のように市内と店舗を結ぶシャトルバスは走っておらず、皆、自家用車で来てそのまま持ち帰るのが一般的。そのため駐車場も広々としています。

ちなみにここ、IKEAローガン店は、ローガンサイクリングクラブの土曜朝ライドの発着場所にもなっています。
毎週土曜日の朝7時になると、老若男女、ローガン市内各所から20〜30名ほどのサイクリストたちが集まってきます。

皆でエクササイズがてら30kmほど走り、IKEAに隣接するカフェでコーヒーを楽しんで解散する、というのが定番スタイルです。

ゴールドコーストへと続く自転車ルート「V1」をたどって

ブリスベン〜ゴールドコーストまでは主に幹線道路M1沿いのサイクリングルート「V1」を通って行きます。
このルートはクイーンズランドの中でも「アイコニック・サイクリングルート」と位置づけており、サイクリストにも人気のコース。年に1回開催されるクイーンズランド州最大級の自転車イベント「ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ」のルートにもなっています。


自転車専用道・車道と並行するバイクレーンを組み合わせたコースで、要所要所に「V1」を示す標識が立てられています。

▼M1沿いには主要スポットの標識も立っています。

IKEAローガン店から5km地点、巨大ショッピングモール「ハイパードーム」が見えてきました。

オーストラリアのショッピングセンターはだいたいどこも同じようなスーパー、日用品店、飲食店のフードコートが入っているのですが、なんといっても施設も駐車場もビッグサイズです。広大なオーストラリアの大地をここでも感じます。

ちなみに、日本でもおなじみの「バーガーキング」はオーストラリアでは「ハングリージャックス」の名前で呼ばれています。

自転車でゴールドコースト方面へ向かう場合、イーグルビー(Eagleby)というエリアでいったんM1沿いを東方向に離れ、再びM1沿いに合流し南を目指していくことになります。
とはいえここにも自転車ルートの標識はあるので心配は無用です。

スタートから12km地点、イーグルビーに入り、ゴールドコーストのメインビーチ、サーファーズ・パラダイスまでの標識が見えてきました。

しばらく走ると住宅街に突入。
道沿いの民家の前に、赤・黄色のフタとキャスターが付いた大きなプラスチックのゴミ箱が並んでいます。一見業者用ですが、実はこれ、オーストラリアの家庭用のゴミ箱なんです。

クイーンズランド州では、週に一度、家の軒先にこのゴミ箱を出しておくと、回収車が来て回収してくれるシステム。ちなみに日本のように手作業ではなく、車体に付いた巨大アームで掴み取り、中身をゴソッと回収車の中に放り入れる仕組みです。

ヤタラ・パイズに到着!

イーグルビーの住宅街エリアから再びM1沿いの道に戻り、ようやくヤタラ・パイズの赤い屋根が見えてきました。

IKEAローガン店から漕ぐこと約17km。
ラウンドアバウト(ロータリー)を回り、ヤタラ・パイズに到着です。

店内とテラスに席があるのでお店での飲食も、持ち帰りも可能です。
店頭のショーケース越しにお揃いのユニフォームを着た店員さんに口頭で注文を伝えます。


店の奥には厨房があり、パイが次々と焼き上がっていく様子が見えます。どれも美味しそうで見ているだけでよだれが出そうです。

定番は「ステーキ&マッシュルームパイ」(1人前$6.4)。
サクサクとした焼きたてのパイ生地の中に、黒胡椒の刺激が効いたマッシュルームとオージービーフがギュッと詰まって食べごたえ満点です。

惣菜系のパイだけではなく、アップルパイや、バニラクリーム、カスタードクリームがたっぷり入ったスイーツ系のパイも充実しています。
この日はアップル&クリームパイをフラットホワイトと共にテラス席でいただきました。
ステーキ&マシュルームパイはメッセンジャーバッグに入れてお土産に。

ちなみに、カタカナ英語では「イートイン」「テイクアウト」という表現が一般的ですが、オーストラリア英語ではそれぞれ “Dine in” , “Take away” と言います。店頭で “Dine in, or take away?” (店内飲食、持ち帰りどちらですか?)と聞かれたら、スムーズに答えられるようにしたいですね。

ファミリーサイズもあり、こちらは$19と手頃なのも家族連れに人気の理由かもしれません。

ドライブスルーも可能で、ブリスベン〜ゴールドコーストのドライブの道中に立ち寄るお客さんも多く見られます。

お腹を満たしたところで再びIKEAローガン店を目指し引き返します。
公園内の自転車専用道を折り返しながら、美しい夕焼け空が見えました。

▼暗くなってきたら車道沿いのバイクレーンより自転車専用道を通るのがより安全。

▼公園内にはスケートボード・BMXの練習場も。

▼夕焼け空に浮かぶ “Goledn M” のサイン。

ライド土産はIKEAのタラコチューブ

パイのお土産が入ったメッセンジャーバッグを背負いつつ、せっかくなので、IKEAの食料品コーナーでお土産を見繕うことに。

IKEAの食料品コーナーは、スウェーデンの珍しいお菓子が買えるのはもちろんですが、北欧の特産品でもある、サーモンの切り身など魚製品が手頃に手に入るのがうれしいポイント。

ブリスベンは肉と比べると、魚はどうしても割高なので、家具・雑貨ではなく魚目当てで買い物に来るIKEAユーザーも。

特にここのタラコチューブはトーストやパスタに気軽に使えて便利です。ライド後に塩気が欲しい時にももってこいです。

コース紹介

まとめ

国内外問わず、旅は出会った人、見た景色はもちろんですが、食べた味もまた、旅の印象に大きく影響を与え、思い出に残るものではないでしょうか。ガイドブックに出ている有名なレストランももちろん美味しいですが、ローカルなお店こそ、その土地の人柄や文化が垣間見えて面白いものです。ブリスベン・ゴールドコーストにいらした際はぜひ、ヤタラ・パイズを食し、「オーストラリアの味」の記憶を旅の思い出として持ち帰ってもらえれば幸いです。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【東京都】サステナブルをテーマにレンタサイクルで浅草界隈の伝統探訪の旅

【東京都】サステナブルをテーマにレンタサイクルで浅草界隈の伝統探訪の旅

サスティナブルな旅の情報サイト「サスタビ」。そのガイドラインのひとつに「徒歩・自転車で、ゆっくり旅先の土地を楽しもう」という項目があります。
そこでメディア交流の目的も合わせて、サスタビ編集の方々と、自転車でゆっくり浅草界隈の伝統探訪をしてきました。

京成上野と浅草橋でレンタサイクル

「京成レンタサイクル(京成上野駅手荷物カウンター)」でクロスバイクをレンタル。

自転車は「KhodaaBloom」のクロスバイク。ヘルメットも貸してもらえるだけでなく、手荷物を預かってもらえます。

京成上野駅から、南東へ約3kmの「浅草橋駅」へ向かいます。

浅草橋駅すぐの「ヒューリック浅草橋ビル駐輪場」でサスタビメンバーと合流。

ヒューリック浅草橋ビル駐輪場では、利用日の2週間前からレンタサイクルの予約が可能です。
ヘルメットのレンタルは無いので、持参したヘルメットでサイクリングの準備。

まずは両国方面へスタート。

両国から浅草へ

両国橋を渡って、両国国技館へ。

晴天の気持ちいい風を感じながら両国国技館前を通り、エシカルフラワー専門店「ethica」へ。
残念ながら閉店だったため店先で写真だけ撮りました。

駒形橋を渡って「駒形どぜう 本店」で昼食

「ethica」から北へ走り、駒形橋を渡ります。

スカイツリーを見ながら江戸通りを左折して「駒形どぜう」。
情緒溢れるお店で、江戸時代から庶民に親しまれてきた伝統の味を頂けるお店です。

秘伝のタレで煮込まれた伝統的な「どぜうなべ」は臭みもなく骨も柔らかで、長く変わらない美味しさを堪能できました。

雷門から伝法院通、オレンジ通り

「駒形どぜう」から北へ450mで浅草の名所「雷門」。

雷門から仲見世通りの横道を進めば、仲見世通りを東西に横切る形で店舗が並ぶ伝法院通。
浅草寺の本坊である伝法院の門前に立ち並ぶ商店街で、2000年代のリニューアルによって江戸の街並みが再現されました。

「かなや刷子(ぶらし)」は、大正時代から受け継がれる匠の技の刷子専門店。

オレンジ通りに入れば、1927年創業の「浅草 もり銀」。

国指定の伝統的工芸品であり、銀器では東京が唯一指定を受けている「東京銀器」を製造販売しています。

「浅草 前川印傳」は、400年以上にもなる印伝を製造し、伝統工芸産業の中心地域でもある浅草で販売しています。

「浅草 曲げわっぱ 柴田慶信商店」は、1966年秋田県大館市で創業し2010年に淺草店をオープン。
秋田杉でつくる大館曲げわっぱを販売しています。

ここでサスタビメンバーと別れ、上野方面へと走り、京成レンタサイクルで自転車を返却して、サイクリング終了です。

コース紹介

▼京成レンタサイクル
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/63816

▼ヒューリック浅草橋ビル駐輪場 レンタサイクル
https://www.tobu-re-parking.jp/detail.php?PARKING_ID=581

▼駒形どぜう
https://www.dozeu.com/

まとめ

「サステナブル」という言葉が一般的になってきましたが、何をどうすればいいかわからない人も少なくないと思います。
人それぞれ出来ることは違うのですが、「持続可能な」ことを知る一つとして、永く続いているお店をめぐるのは勉強になりました。
永く変わらず続いているもの、伝統を守りながらも時代やニーズに対応して進化しているもの。
自転車というアイテムもその一つであることも、このサイクリングを通じて改めて認識しました。
「サステナブルな旅」ってどんなものかな?と興味のある方は「サスタビ」サイトもご覧ください。

サスタビ
サステナブルな旅の情報サイト

執筆:HANADA

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東京都のサイクリングコースおすすめ6選!TABIRINで見つける東京の魅力を満喫!
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【神奈川県】レンタルロードバイクで横浜市西区/中区の魅力スポットをめぐる20kmサイクリング

【神奈川県】レンタルロードバイクで横浜市西区/中区の魅力スポットをめぐる20kmサイクリング

異国情緒溢れる港まち「横浜」は、異国文化のみならず伝統的な日本庭園や、昭和の名残があり、近未来的なエリアなど様々な表情があります。
横浜市の西区と中区をレンタルのロードバイクを使ってサイクリング。魅力満載20kmの自転車旅をご紹介します。

Bikeport 横浜西口店

TABIRINの旅×自転車情報ページ「スポーツタイプがあるレンタサイクル」から検索して、横浜駅から徒歩圏内の「Bikeport 横浜西口店」でレンタサイクルを予約。
レンタサイクルはクロスバイクやロードバイクがあり、ロードバイクはアルミモデルかカーボンモデルを選ぶことができます。
距離が20km程度のサイクリングなのでクロスバイクでも十分ですが、アルミモデルのロードバイク(半日/4時間)を利用。

店舗で手続きをした後は、スタッフがサドルポジションを合わせだけでなく、前の道で試走(チェック)を促してくれます。サドルの高さ、ブレーキやシフトの状態も確認してからスタートできるので安心です。

海岸沿いが美しい「みなとみらいエリア」


まずは2kmほどの「臨港パーク」へ。
パシフィコ横浜から赤レンガ倉庫まで、約1km海沿いを押し歩きします。
この地域の公園や海沿いのプロムナードは、自転車走行禁止が多いのですが、早く走り抜けるより、ゆっくり押し歩きすることが贅沢に感じさせてくれます。

「横浜ハンマーヘッド」は、2019年10月にオープンした、新港ふ頭客船ターミナルを中心に、商業施設(ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT)、ホテル(インターコンチネンタル横浜)からなる複合施設。

施設名の「ハンマーヘッド」は歴史的産業遺産「ハンマーヘッドクレーン」に由来しています。

赤レンガ倉庫前から自転車で1km走り「大さん橋」方面へ。
大さん橋の付け根から、延びている「象の鼻」と呼ばれる防波堤は、横浜港開港150周年にあたる2009年に明治期の防波堤が復元されました。

ここからは、横浜ランドマークタワー、よこはまコスモワールドの観覧車、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、赤レンガ倉庫などが一望できます。

異国情緒漂う「山下公園から山手エリア」

山下公園前は銀杏並木がきれいな季節です。
港の見える丘公園方面へ走り、谷戸坂を登り山手本通りへ。
‎異国情緒あふれる街並みの横浜山手には、7つの西洋館が佇む「横浜山手西洋館」があります。

西洋館のひとつ「エリスマン邸」前で撮影。エリスマン邸の喫茶室はCafé Ehrismann(カフェ エリスマン)として、大正ロマンを感じながらコーヒーやデザートが楽しめます。

美しい日本庭園「三渓園」

ビヤザケ通りを下って本牧通りへ。
昔ながらの中国人経営の中華料理屋が多い本牧なので、中華料理「李園」で昼食。
チャーハンと餃子でランチタイム。

本牧通りを2.5kmほど走って「三渓園」へ。

「三渓園」は、実業家で茶人の原三溪によって作られた日本庭園で、国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟の建築物を有しています。

行楽シーズンは駐車場が満車になることが多く、離れた駐車場から歩いてくる人たくさんみかけます。自転車では駐車場(満車)を気にする必要がないので安心です。

歴史を感じる「根岸から野毛」

三渓園から西へ向かい坂を上って「根岸森林公園」へ。
公園外周の道を半周ほど走れば「旧根岸競馬場一等馬見所」が見えてきます。

日本初の洋式競馬場として1866年に開場、戦後の1943年に閉場した後、旧一等馬見所のみが貴重な近代化産業遺産として現在に残されています。

根岸森林公園から日ノ出町方面に約3km走って、大岡川沿いを右折し「野毛」へ。
野毛は昔ながらの小さなバーや、長年変わらない居酒屋が今もたくさん残る、レトロ感溢れる繁華街。

なかでも映画やドラマのロケ地としても知られる「都橋商店街(通称:ハーモニカ横丁)」は、1964 年東京オリンピックの際、野毛本通りの街並みを美しくするために造られた商店街ビルです。

現在は公益社団法人が所有管理して60店舗が営業をしています。

新しい風景「ヨコハマエアキャビン」

野毛からJR桜木町駅の反対側(東側)へ行けば、昭和レトロな街並みから一変して「みなとみらい」の入口。

2021年4月に開業した、日本初の世界最新式都市型循環式ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン(YOKOHAMA AIR CABIN)」は、JR桜木町駅前の駅舎「桜木町駅」と新港地区の運河パークにある駅舎「運河パーク駅」を結ぶ片道630m(約5分)の空中散歩を楽しむことができます。

「日本丸メモリアルパーク」から「横浜ランドマークタワー」を見上げ、横浜駅西口方面へ走って、約20kmちょうど4時間のサイクリング終了です。

コース紹介

▼Bikeport 横浜西口店
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/29526

▼横浜ハンマーヘッド
https://www.hammerhead.co.jp/

▼李園
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140106/14000539/

▼三渓園
https://www.sankeien.or.jp/

▼旧根岸競馬場一等馬見所
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/negishi/details/post-85.php

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

横浜~三渓園

まとめ

横浜市の西区・中区は、観光地としても有名なエリアですが、自転車を使って散策すれば、時代の移り変わりや、地域によって異なる文化を感じることができます。
約20kmのコースには、様々な魅力あるスポットや飲食店があるので、一日かけても十分楽しめます。
レンタサイクルを使えば、スポーツ自転車を持っていない人でも「サイクリング」を楽しめますし、自転車を持っている人でも、サイクリング後すぐにお酒を楽しむことができます。
ロードバイクを「Bikeport 横浜西口店」に返却後、すぐ向かいのお店で、ワインとチーズを頂きました。

執筆:HANADA

 

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