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記事タグ: ロングライド(50~100km)

【山梨県】山中湖周辺にある3つの峠と東京オリンピックのモニュメントを巡る62kmのコースを紹介

【山梨県】山中湖周辺にある3つの峠と東京オリンピックのモニュメントを巡る62kmのコースを紹介

サイクリングマップ「TABIRIN_04_道志みち〜山中湖周辺〜」の中で紹介している「山中湖と3つの峠巡り」を実際に走った62kmのサイクリングをご紹介します。

山中湖と3つの峠巡り

さらに東京オリンピックの自転車競技に関わった自治体が、それぞれの記念碑&モニュメントを設置したので、コース近くの記念碑もセットで巡ります。

富士山駅から山中湖へ

スタート&ゴールは赤い鳥居の富士山駅

富士急行線富士山駅は富士山観光の玄関口となる駅だけあり、駅構内も富士山関連のお土産などが豊富に揃っています。お土産は戻って来たら買うとして、赤い鳥居をくぐってサイクリングスタートします。

※富士山駅周辺にはコインパーキングや駐車スペースが少ないので車で来る場合は注意してください。近くの河口湖周辺には駐車スペースがあります。

走り出してすぐに「金鳥居(かなどりい)」という大きな鳥居も出てきます。
かつては富士山信仰の入口と考えられていた鳥居で「一の鳥居」とも呼ばれています。
鳥居の間から見える富士山も素晴らしいですよ。

しばらくは市街地を走るので車に注意しましょう。

赤富士通りから鐘山通りに入ると緩やかな上りになります。鐘山通りでは、正面に富士山が見えるので坂もあまり苦になりません。

国道138号に合流して「忍野入口」交差点を左折します。
左折すると一気に自然豊かな風景に変わり、車の交通量も減るのでホッと出来るでしょう。

水の透明度が素晴らしい忍野八海

有名な観光スポットの忍野八海に立ち寄ります。以前は外国人観光客でごった返していた場所ですが、今はまだ団体ツアーが戻っていないので、少し落ち着いて観光できます。

とにかく水の透明度に感動しますよ。
ここで湧き出している名水は、自由に飲むことも出来ます。何ヶ所か飲める場所があるので試してみよう。

山中湖花の都公園からの富士山

真っ直ぐにのびた県道717号を走ると、緑のトンネルが続き山中湖花の都公園に到着。
道路際の花畑・農園エリアでは季節の花と富士山の絶景を無料で楽しめます。

春はチューリップ、夏はひまわり・ポピー、秋はコスモス・蕎麦の花など冬期以外の季節の花畑と富士山のコラボを楽しめるフォトスポットです。

この日はまだ菜の花が咲いていました。関東の平野部とは1〜2ヶ月ほど花の時期がずれている感じです。

山中湖と白鳥

花の都公園の桂川沿いに続くサイクリングロードを走っても山中湖に行けます。
車は入ってこないですが、道路のつなぎ目が凹凸があり走りにくい所もあります。

一般道を行く場合は、交差点「花の都公園入口」を左折して少し走ると山中湖が見えて来ます。

一気に先に進みたい場合は県道マリモ通りを走ると速いですが、のんびり楽しみたい場合は、山中湖沿いに整備された富士吉田山中湖自転車道線がオススメです。

山中湖畔には1年中、白鳥の姿を見ることが出来ます。
また、東京オリンピックの中継で全世界に発信された白鳥観光船も見ることが出来ます。
あの白鳥の空撮映像は世界中が注目してSNSでも話題になりました。

富士山が見えるカフェで休憩

山中湖の畔に富士山を眺めながらお茶出来るカフェ「THE PARK山中湖店」があります。
ふわふわのオリジナルパンケーキやベーコンエッグなどを添えた食事メニューもあります。
このあと飲食店が少なくなるので、少しお腹に入れてパワーチャージしておきましょう。

山中湖交流プラザきららのモニュメント

2021年に行われた東京オリンピック自転車ロードレースの記念碑&モニュメントを設置した市町村がいくつかありますが、コースの一部になった山中湖村も「メモリアルモニュメント」をいくつか設置しているので立ち寄ってみよう。
自分の自転車を置いて撮影出来るタイプなので、良い記念写真になりますね。

山中湖村観光案内所前の丁字路から県道729号に入り、いよいよ上りが始まります。
左側の国道413号に入ると道志みちに進むので注意!

パノラマ台から三国峠と明神峠へ

山中湖と富士山のコラボ絶景

パノラマ台までは比較的ゆるやかな上り。
林の奥に何かを発見。よく見ると鹿の群れでした。この辺りは鹿が多く、たまに道路にも出てきたりするようですよ。

パノラマ台手前の大きなヘアピンカーブでは、駐車場への車の出入りが激しいので気を付けましょう。展望台から見る富士山と山中湖は最高です。

三国峠と明神峠の勾配18%を体感しよう

この県道山中湖小山線は、東京オリンピックで選手が実際に走ったルートです。
この場所は、山中湖版オリンピックポスターにも使われたフォトスポットです。

選手は今回のルートと逆周りに御殿場側から上って行くルートだったので、坂がもっとキツかったようですよ。

ピークの駐車場脇に三国峠の小さな峠看板があります。三国峠を越えると下りに入ります。

途中の明神峠に出てくる勾配18%の看板を見て、選手の凄さを感じながら下る事ができるでしょう。私は御殿場側から上りたくありませんが、御殿場側から上ってくるサイクリストと多くすれ違いました、凄い!

富士スピードウェイとモニュメント

坂を下って丁字路を右折。しばらく走ると富士スピードウェイの東口が出てきます。

自転車競技(ロードレース・個人タイムトライアル)の会場になった富士スピードウェイ西口にも記念モニュメントが設置されています。

西口に向かう手前に、海外のロードレース中継でよく見かける「ラウンドアバウト」がありました。グルッとまわって走るのが楽しいです。

富士霊園の先にある御殿場市上柴怒田地区のモニュメントは自分の自転車を置いて写真を撮るタイプです。

東口本宮冨士浅間神社でお参り

須走通りの記念碑

しばらくダラダラとしたアップダウンの繰り返し。地味に足がダルくなります。
須走通りにもオリンピック記念碑があります。

東口本宮冨士浅間神社

須走通りの記念碑を過ぎると、大きな鳥居が見えてきます。
自転車ラックもあるで、ゆっくりと境内を散策してお参りしておきましょう。

この神社は、平安時代初頭(802年)に富士山東麓が噴火した際、鎮火の祈願を行ったと伝えられています。

境内中央の随神門前にある狛犬は、富士塚を模した岩場で獅子の子落としの様子を描いた珍しい狛犬なのでチェックしてみましょう。
背の高い木々に囲まれて、周りより気温が低い感じで気持ちが良いです。

富士山に一番近い「道の駅すばしり」

須走道路の須走インター近くにある「道の駅すばしり」で大休憩します。
1Fはお土産屋やソフトクリームなどを買える売店があり、2Fにはレストラン「ふじあざみ」と「足湯すばしり」があります。

この日は暑かったので冷やし中華にしました。
稲荷寿司がセットになったボリューム満点のランチです。

籠坂峠を越えて山中湖の巨大自転車モニュメント

道の駅から国道138号を走って籠坂峠に向かいます。ここは交通量が多いので気を付けて走りましょう。
ピークの籠坂峠には峠名の由来になった「加古坂神社」がありますよ。

坂を下ると山中湖に戻ります。
湖畔の丁字路には、東京オリンピック自転車コースのモニュメントがあります。
今までとは違うロードバイクを模したモニュメントで、自分の自転車を並べてみると大きさが良く分かります。

実際に跨がることが出来るモニュメント

山中地区明神交差点近くの自転車モニュメントは、ほぼ実寸大です。
跨がって記念撮影できる珍しいタイプ。
3台のロードバイクが並んでいるので、仲間と並んで写真を撮ると楽しそうです。

戻りは国道か県道か自由に選んでOK

「道の駅富士吉田」に寄り道

山中湖から富士山駅に戻るルートは、国道138号で一気に駆け抜けるか、来た時の県道を走るか選べます。国道は車が多いので注意して走行しましょう。

鐘山通りに入る所に道の駅富士吉田があります。
ゴール地点が近いので簡単なお土産を買ったりしても良いかもしれません。

敷地内にはモンベルの大型店もあるので覗いてみるのも楽しいですよ。

富士急行線「富士山駅」に戻って終了

鐘山通りから赤富士通りに入ると、すぐに「富士山駅」です。
赤い鳥居に戻って来て終了です!

コース紹介

まとめ

山中湖を中心に、東京オリンピックのルートや記念碑&モニュメントを巡るルートを走ってみました。
そこそこ坂もあり、走りごたえがあるので走った後に達成感を感じられると思います。
実際に選手が走ったルートを逆からですが走ってみて、改めて選手の凄さなどを感じられるサイクリングになったと思います。
モニュメントで自分の自転車と写真を撮るのは良い記念になりました。

自転車の後に入る日帰り温泉施設

山中湖周辺の日帰り温泉施設を紹介します。山中湖村西部にある「山中湖温泉 紅富士の湯」は国道138号沿いにあり人気が高い施設です。
露天風呂から富士山が眺められるのが最高です。もうひとつは山中湖東部にある「山中湖平野温泉 石割の湯」です。やや奥まった場所にあり、木製ドーム型の施設で木のぬくもりを感じられます。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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【北海道】美しい大地とオホーツク海、花とフルーツも満喫できる女満別空港から約55kmサイクリング

【北海道】美しい大地とオホーツク海、花とフルーツも満喫できる女満別空港から約55kmサイクリング


暑い季節になれば行きたくなる北海道。都心から直行便で行ける「女満別空港」は都心からのアクセスも良いので、比較的身近に感じることがきます。
空港からすぐ広がる美しい大地、湖畔、オホーツク海などの大自然と、フルーツや海の幸などグルメを堪能できる約55kmの「北の大地サイクリング」をご紹介。

女満別空港

知床国立公園、阿寒摩周国立公園や網走国定公園などが存在する北海道東部の玄関「女満別空港」。
羽田空港から105分、関空空港から125分、中部セントレア空港から115分のアクセスで、札幌(新千歳/丘珠)、東京(成田)、大阪(伊丹)便など合わせ1日17便(2022年7月現在)が離発着しています。

大自然に囲まれた空港に降り立てば、そこはもうサイクリングのスタート地点です。
自転車は、美幌町「観光と自転車と」の協力で、ロードバイク(スペシャライズドのアルミモデル)をレンタル。

メルヘンの丘

空港を出発して約5km「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」。
ここから北へ約600の国道39号線沿いから見られるのが「メルヘンの丘」です。
緩やかな丘の上に立つカラマツが美しいこの丘は、夏はジャガイモの花、収穫の秋は黄金色の麦畑、冬は真っ白な雪景色と、季節によって様々な絶景を見せてくれます。

網走湖のボート場と呼人浦キャンプ場

メルヘンの丘から国道39号を北上すれば網走湖が見えてきます。

周囲43kmの森に囲まれた静寂な網走湖にあるボート場は、北海道2大漕艇場のひとつで、直線往復20kmのロングトレーニングも可能なボート場として注目されています。

隣接する呼人(よびと)浦は、オートバイユーザーに人気のキャンプ場です。空港からキャンプ場までは比較的平坦な15kmの径でしたが、大観山(たいかんやま)方向へ約3kmの坂道を登ります。
坂の途中には「博物館網走監獄」。入り口の写真だけ撮って坂を登り続けます。

フラワーガーデン「はな・てんと」

坂を登り切った先にあるフラワーガーデン「はな・てんと」は、アドプト・プログラム(市民と行政が協働で進める清掃活動をベースとしたまち美化プログラム)で育てていく花園。満開時には3.5haの面積に約4万2000株の花々が咲き誇ります。


丘の上からは、美しい花畑とオホーツク海を望めます。
フラワーガーデン「はな・てんと」から北へ約2km、フルーツ狩りを楽しむことができる「網走観光フルーツ園」。
7月は「さくらんぼ狩り」を楽しめるだけでなく、採れたて“さくらんぼ”の販売もしています。
甘いさくらんぼで糖分&水分補給。

寿し安 / 道の駅 流氷街道網走

県道(大観山公園線)を一気に下れば網走市街地。
創業1956年「寿し安」でランチタイム。1000円のランチはこのボリューム。

寿し安から約800で「道の駅 流氷街道網走」。
網走港「みなとオアシス網走」の中心施設となっていて、冬期間は流氷観光砕氷船「おーろら」の発着場としても利用されています。

ここからは、オホーツク海沿いの国道391号線を走ります。

国道沿いの駐車場には「P(フォト)」マーク。階段を登れば菜の花と美しいオホーツク海。

国道沿いの小さな無人駅「鱒浦駅」は、のんびりとした空気感。

感動の径/朝日ヶ丘公園

鱒浦駅を過ぎてすぐ、踏切を渡り坂を登れば、景色は一変し、美しい畑の中を走る「感動の径(みち)」。

美しい風景の中、程よく登りと下りの坂が続きます。


感動の径途中には、オホーツク海や濤沸湖(とうふつこ)が一望できるビューポイントパーキングもあります。「感動の径」を走ること約13km、大空町の「朝日ヶ丘公園」。
この周辺はCMや映画のロケ地としても知られ、8月には展望台周辺に「ひまわり」が咲き誇る場所としても有名です。



「朝日ヶ丘公園」から約8.5km走れば女満別空港。

コース紹介


距離:55.8km 獲得標高:401m

▼女満別空港
https://www.mmb-airport.co.jp/

▼メルヘンの丘
https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_11234.html

▼フラワーガーデン「はな・てんと」
https://www.abakanko.jp/seen/scenery/hanatento.html

▼寿し安
https://www.sushiyasu.co.jp/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

女満別空港~網走・大空町

レンタサイクル情報

2022年8月現在、女満別空港でのレンタサイクルは行っていません。
女満別空港近隣のスポーツ自転車レンタルは、JR美幌駅の”美幌観光物産協会”、網走方面では”道の駅 流氷街道網走”をご利用ください。

▼サイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会
http://hokkaido-okhotsk-cycle.com/cycling-station/

まとめ

暑いに夏こそ行きたくなる北海道。大自然の中を自転車で走るのはちょっと「遠い」イメージがありましたが、女満別空港を利用したサイクリングは、とても身近に感じることができました。
約55kmのコースは、「広大な畑」「湖畔」「オホーツク海」と大自然の美しさを満喫できるだけでなく、「花畑」「フルーツ」「海の幸」まで堪能できます。
比較的平坦な国道は道幅が広く、程よい坂道が続く「感動の径」はクルマの通行量も少なく走りやすいので、スニーカーとスポーツカジュアルウエアでも快適にサイクリングを楽しめます。
夏だけでなく、収穫の秋や、冬の雪上サイクリングなど、季節によって楽しみ方も様々。
都心から1泊2日でも行けるので、ぜひ週末を「北の大地」サイクリングで楽しんでみてください。

執筆:HANADA

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【大分県】ハワイチームが日本を観光×サイクリングツアー〜中津から耶馬渓〜

【大分県】ハワイチームが日本を観光×サイクリングツアー〜中津から耶馬渓〜

2022年10月下旬、大分県北部で「大分おんせんライドツアー」が開催されました。
外国人向けツーリズムを手掛ける東京の旅行会社が県内で初めて主催したものです。

ハワイからサイクリングチームを招き、県北部の観光スポットを巡り、日本や大分の歴史と文化に触れながら全180㎞のサイクリングを楽しむツアーです。
ツアーの一部にあたる「中津市から深耶馬渓」のコースと「深耶馬渓から別府市」のコースを3日間に渡って取材してきました。

初回は、ツアー初日と「中津市から深耶馬渓」までの約50kmのコースツアーをレポートしていきます。

日本文化でおもてなし〜神社やお城、家庭料理で


ツアー初日はバス観光です。
ハワイのサイクリングチームは、大分県北部に位置する宇佐神宮や中津城といった日本の歴史に触れていました。

中津城を見学後、中津市がおもてなしのセレモニーを開催。
日本らしい文化の剣舞やお琴を披露しました。

サイクリングチームのメンバーも着物を羽織りお琴を体験。
貴重な体験に喜ぶメンバーの素敵な笑顔が見られました。

ゲストハウス「すえひろや」でウェルカムパーティー


セレモニー後、中津城からほど近い場所にあるサイクリスト向けゲストハウス「すえひろや」に移動し、ウェルカムパーティーが開かれました。

ウェルカムパーティーでも日本の文化を楽しんでもらおうと茶道、日本の家庭料理であるしゃぶしゃぶや餃子作りをサイクリンググループに体験してもらうスタイルのパーティー。

和気あいあいと料理を楽しむ姿が、初対面とは思えないほどアットホームな空間でした。
明日からはいよいよ長距離の「大分おんせんライドツア」ーがスタートします。

大分おんせんライドツアーのはじまり~「中津市から深耶馬渓」50kmコース


サイクリング1日目。
中津城を出発し、深耶馬渓にある宿泊先に向けて、観光や体験を楽しみながらサイクリングをするツアーです。

観光では耶馬渓にある「青の洞門」「羅漢寺」を、体験では農家民泊でファーム体験や日本の伝統餅つきを行います。
深耶馬渓までの道のりは、起伏の激しい山道も待ち構えるコースです。

中津城でサイクリングツアー出発式


小春日和の青空のもと、サイクリングチームは、日本のサイクリングガイド松永皓史さんを先頭に、列となって自転車で中津城へやってきました。

中津市の職員と中津市のゆるキャラ「くろかんくん」に出迎えられます。
「くろかんくん」に頬を緩め、緊張感がありつつも、どこかにこやかな表情のメンバーたちでした。

出発の前に、中津城横にある中津神社でサイクリングツアーの安全と成功を祈って参拝をしています。

中津城から青の洞門へ


出発式を終え、市の職員方からの温かい声援に見送られ、中津城を出発しました。
ここから一般道を約20〜30kmの速さで走っていきます。
まず目指すのは、中津市耶馬渓にある「青の洞門」です。

歴史ある「青の洞門」

禅海和尚が手で掘ったことで有名な青の洞門。

耶馬渓の歴史が感じられる観光スポットです。秋には紅葉が美しく、水のきれいな山国川(やまくにがわ)が流れており、観光客で賑わいをみせます。

青の洞門をくぐるサイクリスト


サイクリングチームは、出発してから約1時間後に青の洞門をくぐりました。
時速20〜30kmとはいえ、目の前を通過するスピードはとても速いです。

サイクリングチームは青の洞門で休憩し、禅海和尚像の前で記念撮影を行いました。

山と川の自然を感じながら羅漢寺へ

自然が美しい道路を通りながら向かう次の場所は羅漢寺です。

車の交通量も少なく、のどかな景色を堪能しながら羅漢寺に向かいます。

日本三大五百羅漢「羅漢寺」

巨大な岩山の中腹に位置する羅漢寺は、「青の洞門」から車で5分ほど走ったところに位置します。
今から1300年以上も前にインドの僧侶が修行したことが始まりとされる寺で、日本最古の五百羅漢が安置されています。
羅漢寺の隣には「古羅漢」といわれる山もあり、トレッキングをすることもできます。

「羅漢寺」を観光


羅漢寺駐車場に到着したメンバーは、シューズを履き替え羅漢寺に向かいます。


羅漢寺まではリフトを使い、英語が堪能な日本人ガイドさんとともに羅漢寺を観光。
羅漢寺からの見晴らしは、日本人の私でも圧倒される美しい景色です。

赤みがかった紅葉と日本らしさを感じる門に「It’s beautiful!」の声が聞かれました。

次はお楽しみのランチ!向かうは農家民泊の「みどりさん家(ち)」です。

「みどりさん家」では、ファーム体験や餅つき体験を行います。

「農家民泊みどりさん家」でファーム体験と餅つき体験


農家民泊みどりさん家に到着すると、スタッフの方や市の職員の方など多くの人が拍手で出迎えていました。
サイクリングチームは早速畑へ移動し、芋掘り体験を行います。



さつまいもの他、大根やピーナッツも収穫しており、野菜が穫れるたび「ワー!オー!」と笑顔と歓声が上がりました。

畑のバックも素晴らしい景色です。

お待ちかねの和食ランチタイム


ファーム体験のあとは、日本食でランチタイム。
中津名物のからあげや野菜の煮物、中津特産の牡蠣「中津美人」が振る舞われ、サイクリングでの空腹を美味しい料理で満たしました。

杵と臼で餅つき体験


食事を楽しみながら、次は餅つき体験です。
まずは日本人が杵と臼で餅つきをしてみせます。

興味津々で写真や動画に収めるメンバーもいました。
次はメンバーたちが体験します。

少しぎこちなさのある餅つき、杵と杵がぶつかる音に笑いもおきました。

教わりながらお餅を丸めるメンバーもいて、日本の食文化を堪能したことでしょう。
いよいよ次は、1日目のラストスパート。最後の目的地は、深耶馬溪にある宿泊先「小さなお宿つきのほたる」です。

深耶馬渓までは美しくも過酷なコースを選択

農家民泊「みどりさん家」から「小さなお宿つきのほたる」へと向かうコースは、2つあります。距離が短い「一般道を通るコース約17km」と、美しいけど起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」です。
耶馬渓の美しさをみてもらうため、あえて起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」を走りました。

山間道路を通るコースの美しい景観

耶馬渓には自転車が走るためのサイクリングロードがあります。1975年に廃止となった鉄道跡を利用してできたものです。
鉄橋もサイクリングロードとなっていて、日本の中でも珍しい場所となっています。サイクリングチームも赤い鉄橋を走っていきました。伊福盆地を囲うようにそびえ立つ「伊福の景」。渓谷耶馬渓の美しさを物語る風景の一つです。
山の岩肌が見える「伊福の景」は秋が深まれば、紅葉を間近で見られること間違いなしの絶景ポイントになります。

山間道路を通るコースの過酷さ


コースとなっている山間道路には、長い坂道とカーブがあります。
伊福の美しい景観を横目に急な坂が長く長く続き、サイクリングチームも絶景の長い坂道を必死に登っていきます。
自転車に慣れ親しんでいるメンバーも、このときばかりは顔をしかめます。自転車を手で押して歩くメンバーもいるほどでした。
坂を登りきった地点で一休みです。休憩しながら、メンバーが揃うのを待ちます。
そんな中、軽快に坂を下ってきた女性がいます。
彼女は、「先に行ってもいい?」というニュアンスの英語を伝えてきました。
何とか「Wait」と伝えられ、チームを待っていた彼女ですが、あの坂を登ってきたのに、まだ体力が余っているのかと驚いてしまいました。
さらに驚いたのは、彼女が御歳70才を超えているということです。
実は、ハワイからのサイクリングチームはトライアスロンの経験者!見事な走りでした。

メンバーが揃い、彼女も出発します。
目的地の宿泊先「小さなお宿つきのほたる」まであと少しです。

のどかな風景に佇む「小さなお宿つきのほたる」到着


起伏の厳しい山道を越え、しばらく田舎道を進むと目的地の宿「小さなお宿つきのほたる」に到着しました。
中津城から約50kmの道のりを自転車でやってきたサイクリングチーム。
到着した頃にはみんなが笑顔で、ワクワクしている気分が伝わります。

宿の前には折戸温泉、裏側には見事な田園風景が広がっています。広々したのどかさに心が癒やされ、疲れが吹き飛んでしまいそうな景色です。

自転車は宿の倉庫にしまい、サイクリングチームは初日の疲れた身体を休ませ、明日のサイクリングツアーに備えるのでした。

コース紹介

▼中津城
https://www.facebook.com/nakatsu.castle

▼青の洞門
https://nakatsuyaba.com/?introduce=doumon0815

▼羅漢寺
https://nakatsuyaba.com/?introduce=rakanji-2

▼農家民泊みどりさん家
https://ny-ikik.net/midori/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

中津城~深耶馬渓

まとめ

ハワイからサイクリングチームを招いた「大分おんせんライドツアー」が大分県中津市で開催されました。初日は日本の文化でおもてなしをし、翌日には、日本の歴史や文化に触れながらのサイクリング観光ツアーです。
起伏の激しい道のりを含め、約50km。宿につくと「まだまだ元気よ!」というような笑顔をみせてくれたメンバーたちでした。
ちょっと刺激のあるサイクリングを楽しみたい方は、トライアスロン経験者でもあるハワイのサイクリングチームが走った「中津市から深耶馬渓」のコースを同じように体験し、挑戦してみるのはいかがでしょうか。

次回は、耶馬渓〜安心院〜別府のコースとツアー内容をお伝えします。

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

 

【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》

【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》


長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。
上級者向け140kmルートから、東側半周を南下して、秋の北アルプスを堪能する約66kmコースのサイクリングレポートをご紹介します。

スタートは「JR南小谷駅」

コースの最北端に設定されている南小谷駅(みなみおたりえき)は、JR大糸線の駅。
JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅です。
輪行なら、新宿駅から特急あずさで「南小谷行き」も利用できます。

南小谷駅からサイクリングスタート。

JR「千国駅」~鉄道沿いコース

南小谷駅から約1.5km走れば「千国(ちくに)駅」。


のどかな無人駅の先は、JR大糸(おおいと)線沿いを走ります。
タイミングが良ければ列車と並走できるこの区間は、姫川沿いの美しい風景を見ながら走ることができます。

松川大橋~道の駅白馬


千国駅から、鮮やかな紅葉の風景を見ながら姫川沿いに県道148号を約5.8km、ゆるい坂をのぼり「第一姫川橋梁」を過ぎたら左折します。

美しい田園風景を見ながら走っていると、田園から立ちのぼる朝もやに遭遇。
気象条件やタイミングに恵まれれば、このような風景に出会うこともできます。


そこから約1.6kmで松川大橋。
白馬連峰を源流とする「松川」と「姫川」が合流する手前にかかる「松川大橋」からは、美しい風景が広がっています。
ここからは、スキー場や白馬ジャンプ競技場(1998年長野冬季オリンピックの競技場)を見ることもできます。

松川大橋からしばらく走り、再び県道148号を走ること約7.5kmで「道の駅白馬」。
 この地の名産「りんご」を使ったクレープでひと休み。

青木湖・中綱湖

「道の駅白馬」から県道を走り「白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ)」方面へ。
ここも、1998年長野冬季オリンピックの競技場でした。

そして南下すれば仁科三湖(にしなさんこ)の最も北に位置する「青木湖」。

仁科三湖(にしなさんこ)は、長野県大町市北部にある3つの湖の総称。
青木湖は、仁科三湖の中で最大の面積をもち、周囲約6.5km、ハート型の美しい湖です。
穏やかな湖では、カヌーやサップを楽しむ人もいました。

さらに南へ約1.5km走れば、仁科三湖の中間に位置し、最小面積(周囲約2.2km)の「中綱湖」。

JR海ノ口駅・稲尾駅

中綱湖畔から県道148号を南へ約3.5km走ればアニメの聖地もなっている「海ノ口駅」。

この駅から、仁科三湖のうち最も南側に位置する「木崎湖」を望むことができます。

「海ノ口駅」からすぐ、約1.5kmで「稲尾駅」。
駅前に広がる、緩やかな傾斜地は、かつて湖に大きく張り出した湿地帯でしたが、今は豊かな水田地帯となっています。


木崎湖畔から南へ約6km、大町市街の洋食レストランでランチタイム。
プレミアムハンバーグ(サラダ、パンorライス付:1,580円)

ヒルクライム~七色大カエデ

美味しいランチでエネルギー補給した後は、約6kmのヒルクライム。
ここまでは、140km/100kmルートとも同じコースですが、ここから「初中級者向けの100kmルート」は坂を上らず、そのまま南下するショートカットコースです。

「塩の道ちょうじや」から約4kmで「相川展望台」。

トンネルを抜けたらすぐ右折、「中カエデ」手前までの6%ほどの上り坂。

坂を越えたら緩やかに下り約5kmで、標高1000mの大峰高原、樹齢250年を超え奇跡の大樹といわれている「七色大カエデ」。

秋には緑色から橙色、赤色と紅葉していき、七色のカエデで彩られます。
訪れる時期によって、七色の大カエデや、深紅に染まった大カエデなど、様々な表情を拝むことができます。

高瀬川沿い


七色大カエデから、ゆっくり坂を下り約6km、「高瀬川」へ。再び100kmルートと合流します。

ここから約5.5km続く高瀬川沿いの道は、湖畔や山あいに比べて走りやすく、快適なサイクリングを楽しめます。

県道329号に出れば、高瀬橋を西へ渡り、有明山通りから「安曇野スケッチロード」へ。

ゴールは「安曇野ちひろ公園」

安曇野スケッチロードを約4.5km北上すれば「安曇野ちひろ公園」。
公園東側の川沿いコースを走り、公園北側からゴール。



公園の施設は「サイクルステーション」に登録されていて、駐車場にはサイクルラックも整備されています。

約66kmのサイクリングを終えて公園でひとやすみ。そして、公園向かいにある農産物直売所で、スイーツ&コーヒータイム。

その先のコース:小熊山、木崎湖、白馬連峰の風景

「安曇野ちひろ公園」から北へ約11km「蓮華(れんげ)大橋」を渡れば、直進方向(木崎湖方向)の100kmルートと、左方向(大町温泉郷方向)の140kmルートに分かれます。
140kmルートは小熊山を上るヒルクライムコースで、「木崎湖展望地」からの絶景を望むことができます。

坂を下り、木崎湖畔で100kmルートと合流。
木崎湖では、湖と桟橋の美しい風景を楽しめます。

白馬村まで走れば、美しい連峰が続くコースへと戻ります。

動画レポート

コース紹介


距離:66km 獲得標高:820m

100kmルート 北アルプス山麓をのんびり楽しむ初中級ルート

140kmルート 北アルプス山麓をダイナミックに走る上級ルート

▼北アルプス地域サイクリングモデルコースマップ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kitachi/kitachi-kikaku/kannai/cycling.html

▼小谷村観光サイト
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

▼白馬村観光サイト
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/

▼大町市観光サイト
https://kanko-omachi.gr.jp/

▼池田町観光サイト
https://ikeda-kanko.jp/

▼松川村観光サイト
https://www.matsukawamura.com/

まとめ

北アルプスの魅力

季節によって様々に景色が変化する「北アルプス」。春は都心より約1カ月遅く「桜」が咲き、夏は「心地よい風と緑」に包まれ、秋は都心より約1カ月早く「紅葉」を迎え、冬は美しい「雪景色」を楽しむことができます。
東京からのアクセスは、「新宿」から「南小谷」まで、特急あずさで最短乗り換えなし約4時間、
名古屋からも、特急しなの~あずさで最短約4時間のアクセスです。
4時間のアクセスで、都心とは全く違う「季節の風景」を楽しめるのは魅力です。

北アルプス地域サイクリングモデルコースの魅力

標高が高い「北アルプス」を走るということは、「坂がキツイ」イメージがあると思います。
しかし川沿いを中心に走る、100kmルートは激坂が無いので、坂が苦手な方でも楽しめます。
140kmルートは「坂好き」の方も満足できます。
美しい「山の連なり」「清流沿い」「田園風景」「鉄道沿いの風景」「湖畔」を全て堪能できる魅力溢れるコースです。

どちらのコースも、上級者なら一日で走り切ることもできますが、最低1泊をオススメします。
夜は「美味しい食事やお酒」や「温泉」を楽しむこともできますし、「満天の星空」も素敵です。

リモートワークが可能な方は、思い切ってワーケーションで長期滞在して、北アルプスを堪能してみてください。

【長野県】春の田園風景と白馬連峰を望む絶景"北アルプス地域サイクリングモ...
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広告主:長野県 北アルプス地域振興局
執筆:花田 康

 

【埼玉県】川越から荒川沿い(通称:荒サイ)をグルッと75kmのコースを紹介

【埼玉県】川越から荒川沿い(通称:荒サイ)をグルッと75kmのコースを紹介

蔵の街川越から荒川サイクリングロードに入り、旧岩淵水門で対岸に渡って戻ってくるコースです。荒サイの右岸&左岸、両方を楽しめますよ。

川越の街からスタート

川越の街には東武東上線「川越市駅」西武新宿線「本川越駅」JR川越線「川越駅」などで来る事ができます。それぞれアクセスの良い駅からスタートしてOKです。私は東武東上線の川越市からスタートします。

朝の蔵造りの町並み

朝早く川越に到着したので、まだ観光客が少ない蔵造りの町並みを走る事ができます。いつもは観光客が多くて写真を撮るのも順番待ち状態の「時の鐘」も人はまばら。早朝の特権ですね。

時の鐘近くにあるスターバックス川越鐘つき通り店も、川越の街並みに溶け込む外観です。朝8時から営業しているので、モーニングコーヒーを楽しむのも良いかもしれません。

縁結びの神様・川越氷川神社

蔵造りの町並みから少し走ると、高さ15mの木製大鳥居が見事な川越氷川神社の前を通ります。今から約1500年前の古墳時代に創建されたと伝えられるので、歴史が古いですね。

最近では縁結びの神様として若い人も多く訪れています。今の時期は、入口に風鈴が飾られた「縁むすび風鈴」が涼やかな音色を響かせていました。

伊佐沼のヒマワリ

 

国道254号を右折し「博物館入口」交差点から「伊佐沼通り」に入り真っ直ぐ進みます。
しばらく走ると伊佐沼に出ました。春には桜、初夏には蓮の花と季節の花や水鳥の姿を楽しめる場所でもあります。この時は、遅咲きのヒマワリが見頃でした。

ヒマワリ畑の向かいにある伊佐沼東岸花畑には、この後見頃を迎えるコスモスが少し咲いていました。

畑にポツンとボーリングピン

国道16号を渡り田んぼが広がる道を走っていると、突然大きなボーリングピンが現れます。特に説明看板もなく、なぜここにあるのか不思議に感じます。
後から調べてみたところ、近くの家の人が小学生の子供が迷わずに帰ってこられるように置いたという事らしいです。

荒川サイクリングロードを走る

ボーリングピンの奥に荒川サイクリングロードに入る通路があります。ここから荒サイ右岸を南下して行きます。

しばらくの間、道幅が広く路面が綺麗な土手を走ります。左手に大宮カントリークラブのゴルフコースが川沿いに続いています。
暑い中よくゴルフするな〜と思って見ていましたが、相手も暑い中よく自転車に乗るな〜と思っているのかも?

「SAN-ESU BASE羽根倉通り」でソフトクリーム

羽根倉橋に近づくと黄色いビルが見えてきました。
自転車総合卸およびオリジナル製品の企画販売する会社の、東京サンエスが手がけるショールーム兼ソフトクリーム店です。

オープンしてまだ2ヶ月ほどですが、入口のサイクルラックには沢山の自転車が架かっています。もう荒サイを走るサイクリストには広く浸透しているのが伺えます。

店舗は外階段を登った2階にあります。店内には休憩できる広いスペースと東京サンエスの商品などが展示されていました。
もともと東京音大の寮だった建物をリノベーションしたとか。

実物を手に取って見られるショールーム

店の奥には、東京サンエスが展開する商品が展示されたブース「UX」があります。
壁一面に展示された自転車パーツ商品の数は圧巻です。ここまでの数を展示している所は見たことがありません。じっくり見ていると時間を忘れてしまいます。

ソフトクリームやドリンクは全品300円

さっそく楽しみにしていたソフトクリームをいただきます。
基本のKURUソフトクリームのトッピングが無料なのは嬉しいですね!
1つは「あられ」もう1つは「店主のきまぐれトッピング・アップルシナモン」にしました。
基本のソフトが美味しく、荒サイを走ったあとの身体にしみます。また別のトッピングも試しに来たくなりますね。
色々なフルーツを使った、フルーツソーダも気になりました。

旧岩淵水門で左岸に渡る

羽根倉橋で国道463号を渡り、ぐんぐん南下していきます。この辺はあまり変化がないので走りに集中出来ますよ。
新荒川大橋をくぐると旧岩淵水門が見えてきます。赤い水門が遠くからも目立ちます。

岩淵水門前を通り鹿浜橋で左岸側に渡ります。左岸に入ったら北上していきます。
芝川水門を通過したら、いったん荒サイから離れ物流倉庫が並ぶ市街地に入ります。その一角にある工場の敷地にあるカフェで休憩するとしましょう。

1110 CAFÉ / BAKERY

株式会社大泉工場が運営するカフェの門が、いかにも工場の入口という感じで「入っていいのかな?」と感じるほどですが、敷地内にはサイクルラックがあるので安心して入っていきましょう。2つのレンガ倉庫が並んだ建物がカフェ&ベーカリーになります。

残念ながらフードメニューは売り切れてしまっていたので、ベーカリーコーナーから四角いパンをチョイスしました。1つはあんパン、もう1つはクリームパンになります。
店内でも食べられますが、気持ちよさそうなテラス席でいただきます。

荒川左岸を北上して彩湖へ

カフェを出て荒サイに戻ったら、またしばらくは淡々と走ります。
川越周辺では見えなかった東京スカイツリーが、この辺りでは大きく見えるのが嬉しいですね。

右手に大きな工場が見えてきました。荒川水循環センターです。かなり存在感がある工場で「工場萌え」の夜景撮影でも人気らしいです。

工場を過ぎたら彩湖エリアに入る坂を下ります。
幸魂大橋をくぐると彩湖のフォトスポット「ニョロニョロ」が出てきます。ここでニョロニョロと幸魂大橋をセットで写真に映すのが人気です。近くには草に覆われて目立ちませんが彩湖の石碑もありますよ。

荒サイ近くのメタセコイア並木

彩湖から秋ヶ瀬公園を抜け、羽根倉橋を渡ります。
ここからしばらくの間、さいたま市の運動公園が続きます。その中でも敷地が広い大宮けんぽグラウンドには「メタセコイア並木」があり人気の撮影スポットになっています。

さらに奥に行くと山王堀という池があり、運動公園の中とは思えない雰囲気の写真が撮れますよ。

荒サイから川越市街へ

運動公園を抜けるとゴルフ場エリアに入ります。
国道16号近くの水路に、旧上江橋橋脚があります。ポツンと残された橋脚は哀愁を感じます。そこからスロープを使って国道16号の上江橋歩道に上ります。

国道16号の上江橋から川越方面に向かうと、朝通った道に合流するので同じ道を戻ることにします。
あとは川越の街中を通って川越市に戻りゴールです。

コース紹介


▼東京サンエス
https://tsss.co.jp/

▼1110 CAFÉ / BAKERY
https://1110cafe-bakery.com/

アクセス

電車:「池袋駅」から東武東上線で「川越駅」または「川越市駅」下車
電車:「西部新宿駅」から西武新宿線で「本川越駅」下車
車:関越自動車道「川越インター」から約20分

まとめ

蔵の街川越から荒川サイクリングロードの右岸&左岸を走るルートを紹介しました。ほどよい距離で見所やスポットがあるので飽きずに走る事が出来ると思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【埼玉県】ときがわ町の椚平をまわる50kmのコースを紹介

【埼玉県】ときがわ町の椚平をまわる50kmのコースを紹介

北坂戸駅をスタートして、ときがわ町の椚平(くぬぎだいら)に咲くシュウカイドウ(秋海棠)を見に行くコースです。
立ち寄りスポットには埼玉の巨木や、お豆腐スイーツなどがあります。少し坂が多めのコースですが、距離は短いので休み休み行きましょう。

東武東上線の北坂戸駅をスタート

東武東上線「北坂戸駅」西口からスタートです。駅前は人が少なく輪行の準備も邪魔にならないと思います。

走り出してしばらく直進すると高麗川を渡ります。関越自動車道の下をくぐったら右折して越辺川(おっぺがわ)沿いの土手に入ります。

石今橋の所は横断歩道がないので車が途切れるタイミングで渡ります。
左手に桜並木が続きますが、ここは春にいち早く大寒桜が咲く名所「北浅羽桜堤公園」でサイクリストにも人気です。春は桜を見に来る人で賑わいますが、それ以外は人も少なく穏やかな公園になります。

里山の魅力が詰まった公園

北浅羽桜堤公園を抜けて越辺川を渡ると鳩山町に入ります。
ドラッグセイムス手前で右折して氷川神社の前の道から細い道を進むと「美しい農村と魅力ある里山」がコンセプトの愛郷の里に出ます。
真っ先に目に入ってくるのがアメリカの大きなトラクターです。動かす事は出来ませんが、運転席に座って写真を撮ったりすることが出来ますよ。

トラクターの向かいにある丘の上には、写真映えしそうな新しい木製ブランコ(天空のブランコ)もあります。少し歩きますが行ってみるのも楽しいと思います。

豆腐屋さんのプリン

しばらく鳩山町の里山風景を楽しみながら走ります。

途中、上熊井農産物直売所の横を通ります。ここはもうすぐ1周年を迎える新しい施設で、サイクルラックやベンチもあるのでサイクリストの休憩にもピッタリです。
イートインには阿蘇の阿部牧場名物ソフトクリームもあります。

直売所から緩い坂を上り東山沼を通過した所で越生町に入ります。
坂のピークで右折して坂を下り、八高線の踏切を渡った所に「藤屋」という豆腐屋さんがあるので寄り道します。サイクルラックがありサイクリスト歓迎のお店なので安心です。

人気の「お豆腐ぷりん」と「季節のお豆腐レアチーズケーキ」を購入して、外のベンチでいただきます。
ぷりんはアッサリ、レアチーズケーキは濃厚な味わいで美味しかったです。

埼玉県内1位の巨木

梅で有名な越生梅林の横を走り「最勝寺」と「大豆工房みや」がある細道に入ります。
入口に「上谷(かみやつ)の大クス」という看板があるので解りやすいと思います。

数件の民家を過ぎると一気に林道の雰囲気になります。この日は雨の後だったので路面がウェットで苔が滑って危なかったです。走る時の路面状態に気を付けて下さい。

しばらく進むと「林道楠線起点」の看板があります。そこからさらに進めば大クスはすぐです。ただし、この短い林道は斜度がキツいので頑張って上りましょう。

写真に収まりきれない巨木に到着

2020年の埼玉巨樹番付で横綱に選ばれた上谷の大クスは、離れて写真を撮ろうとしてもカメラに収まらないほどの大きさで、見る人を圧倒するパワーがあります。
近くまで行けるように木道を設置していますよ。
ちなみに、昨年から今年にかけて投票を受け付けていた「越生10名山」で上谷の大クス山として2位になっています。

そば道場の激坂にチャレンジ!

大クスから林道を少し上るとピークになり、坂を下ると大附エリアに出ます。
「いこいの里大附そば道場」の横にある激坂はかなりキツいですが、短いので一気に上ってみましょう。

激坂を上りきってメインルートに合流しても上りは続きます。
大きくカーブした場所から都内方面が見渡せるので休憩がてら眺めます。空気が澄んでいる時はスカイツリーも見える眺望ポイントですよ。

ゴルフ場の先から林道を下る

さいたま梨花カントリークラブのフェンストンネルを抜けて丁字路を左折すると、一気に薄暗い林道になります。ここも雨が降った翌日などは滑りやすいので注意して下さい。

斜面一面に咲くシュウカイドウ

林道を下って川沿いの道を左折すると、いよいよ本格的な坂道に入って行きます。
しばらく上ると氷川沿いに木製の門が現れます。戦国時代にあった大築城(おおつぐじょう)の往来を監視するために置かれたと伝わる大木戸を復元したものです。復元とはいえ、なかなか雰囲気があります。

大木戸の近くから椚平集落が見渡せます。ここだけ時間がゆっくり流れているような感じですね。

斜面一面のシュウカイドウ

椚平観光トイレがあるY字で左折すると、一気に坂が厳しくなります。
大きくカーブした道の先に、シュウカイドウの群生地があります。山の斜面に一面のシュウカイドウが鮮やかです。

標高400mにある体験交流館

シュウカイドウの先を進むと、民家の間の細い道に入ります。
細い道を抜けると「くぬぎむら体験交流館」の目の前に出ます。小学校跡地を利用した体験施設で、郷土料理の「ひもかわうどん」を頂くことができます。

標高400mの場所にある施設なので坂好きな自転車乗りも多く訪れます。
この日もロードバイクで来ているグループが数名居ましたよ。
それにしても、毎日ここに通学していた小学生はたくましいと感心してしまいます。

具だくさんの「ひもかわうどん」

こちらのメニューは9月〜4月の間は「ひもかわうどん」のみです。
平たい麺と野菜やキノコを煮込んだ料理です。山梨県のほうとうに似ていますが、みそ味のほうとうと違い、味付けはシンプルに醤油だけです。それでもコトコト煮込んで野菜達から出たうま味で奥深い味わいになっています。寒い時期には身体が温まります。
館内には、マスコットキャラクターになった「ひもかわさん」の姿も!

この日はまだ暑かったですが、扇風機にあたりながら美味しくいただきました。

越沢稲荷の大スギ

くぬぎむら体験交流館の裏山にも巨木があるので見に行ってみます。
案内標識があるので解りやすいです。
途中から砂利道になるので自転車を押して行きます。ふと前を見るとバス停がありました。こんなところにバス停?と思ってよく見ると「山猫電鉄バス」と書いてあります。ここで待っていたら猫バスが来てくれるのかな!

大クスもそうでしたが、この大スギもカメラに収まりきれないサイズです。こちらも何かパワーを感じます。地面に着くように垂れ下がって伸びた枝が特徴的でした。

林道馬生線で下界へ

戻りは来た時と違う道を走ります。
林道馬生線に入って、スピードの出し過ぎに気を付けて下って行きましょう。

林道の脇にもシュウカイドウが咲いています。

関東の駅百選「明覚駅」

標高400mから一気に下ってくるとやはり暑い。
山の上は涼しかったのだな〜と、あらためて実感します。
県道172号を走り田中交差点を通過して、明覚駅(みょうかくえき)に寄り道です。
地元の木材を使用したログハウス風な駅舎が特徴的で写真映えします。

写真を撮っていると、ちょうど八高線が到着した所だったのでホームに入ってみました。
駅は無人なのでホームに入ることができますよ。

2両編成の気動車と明覚駅が旅情感を醸し出していて絵になります。

絶品豆乳ソフトクリーム

明覚駅から少し走ると「とうふ工房わたなべ」に到着です。秋とはいえ、まだ暑いのでソフトクリームが食べたくなります。
こちらでは豆乳のソフトクリームを頂くことが出来ます。その他にも「おからドーナツ」「ブルーベリーソフト」「豆乳フロート」などバラエティ豊富ですよ。

北坂戸駅へ

黄金色の稲穂が風に揺れる間を走りゴールの北坂戸駅に向かいます。

県道171号を走り鳩山中学校まで来ると朝通った道に合流するので、あとはのんびり走って北坂戸駅で終了です。

コース紹介

▼越生こだわりとうふ藤屋
http://otoufuyasan.com/

▼とうふ工房わたなべ
http://www.11-12.co.jp/

アクセス
電車:東武東上線「池袋駅」から約45分で「北坂戸駅」下車
車:関越自動車道「鶴ヶ島IC」から約15分/「坂戸西スマートIC」から約10分

まとめ

サイクリストが多く訪れる鳩山町〜越生町〜ときがわ町を紹介しました。
短いながらパンチのある坂がいくつかあるので、チャレンジしてみて下さい。頑張って走った先には絶景と美味しいご褒美が待っていますよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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【大分】ハワイ客が日本を観光×サイクリングツアー〜深耶馬渓から安心院・別府へ〜

【大分】ハワイ客が日本を観光×サイクリングツアー〜深耶馬渓から安心院・別府へ〜

外国人向けツーリズムを手掛ける東京の旅行会社が県内で初めて主催したイベント「大分おんせんライドツアー」2日目。
ハワイのサイクリングチーム11名と、チームを先導する日本人サイクリングガイド松永皓史さんは、1日目の宿泊先、深耶馬渓にある「小さなお宿つきのほたる」を出発し、安心院(あじむ)を通り別府のゴールへと向かいます。
おんせん県別府の人気観光スポット「十文字原(じゅうもんじばる)展望台」「湯山の里温泉」「岡本屋売店」「海地獄」などに立ち寄りながら進む距離は約56km。
安心院から別府にかけては、ほとんどが上り坂だという、サイクリングにおいては過酷な道でもありますが、国内外からの旅行でも楽しめるスポットも盛りだくさんです。

サイクリングチームが走ったコース約56kmのツアーの様子と、立ち寄った安心院・別府の人気観光スポットをレポートしていきます。

山の緑が最高!走りやすい道の安心院町

大分県北部の宇佐市に位置する安心院は農業が盛んな町です。山と盆地の緑が豊かで、特産品にはワインとスッポンがあります。
川をのぞいてみると、運がいいときにはスッポンが見られるかもしれません。
サイクリングチームは、深耶馬溪をスタートし、宇佐市の安心院町へと向いました。

安心院・里の駅小の岩の庄

最初の目的地は「里の駅小の岩の庄」です。休憩も兼ねた昼食タイムをします。出発してから約90分後、車も走る一般道を通って、「里の駅小の岩の庄」に到着しました。
お店の裏側にあるベンチで一息ついて軽食をとります。

ベンチの横には川が流れており、とても綺麗な景色です。

安心院のソウルフード「岸田の牛乳パン」

地元民なら誰もが知るソウルフード「岸田の牛乳パン」。
売り出されると即完売するほど大人気で、まとめて10個、20個と購入するお客さんもいるのだそうです。

手軽に食べられる食事として地元のソウルフードを食べてもらいました。
黙々と食べるメンバーたち。小一時間ほど休憩をとり、出発準備を始めるのでした。

緩やかな坂をひたすら登り続ける安心院の道路

「里の駅小の岩の庄」を出発すると、ゆるやかな坂道が長く続いていきます。
坂道序盤は、笑顔でカメラに手を降っていたメンバーです。

あるメンバーが「日本の道はきれいだ」と話していました。ハワイの道は舗装されておらず、ガタガタな道ばかりだそうです。
私達にとっては当たり前の道でも、日本の道路はサイクリングにおいて走りやすいのだと気付かされました。
安心院の道路は、平日交通量が少なく道路も舗装されているので、サイクリングには最適な道でしょう。
緩やかで長い坂道は、メンバーの笑顔を次第に奪っていきます。

坂道中盤にそびえ立つ壮大な山

坂道の中腹で休憩です。
壮大な山の前でメンバーが口を揃えて言うのは「景色がいい!」ということ。
坂に苦しむメンバーも、中腹に降り立った途端に笑顔を取り戻しました。

大人が小さく見えるほど、大きな山がそびえ立ち、みんな揃って記念撮影です。
少し休憩をし、サイクリングチームは再び自転車を漕ぎだします。

頂上に続く長い坂道からの素晴らしい景色

緩やかとはいえ、坂道はまだしばらく続きます。

坂道が長いと、気力体力共に厳しいものですが、坂を登っていくからこそ見られる美しい景色もあります。
坂が得意なメンバー、苦しむメンバーもいて、列が3つほどに別れてしまう場面もありました。
しかしながら、広大な山々や清々しい景色に囲まれるサイクリングは気持ちの良いものだったのではないでしょうか。
チームは頂上を目指して進んでいきます。

山頂で待つアフリカンサファリの大きな象

「里の駅小の岩の庄」を出発してから約90分、ゆるやかな長い坂が終わり、ようやく山頂に到着しました。
そこにあったのは、人気観光スポット宇佐市のサファリパーク「九州自然動物公園アフリカンサファリ」です。
入口の前には「アフリカンサファリ」のシンボルでもあるアフリカゾウをモチーフにした大きなゾウが建っています。
本物のアフリカゾウを2倍も大きくしたものだそうです。ゾウの前で休憩をしながらチーム全員が揃うのを待ちます。

アフリカンサファリで合流したサイクリングガイド

待っていたのは大きなゾウだけではありませんでした。
「Welcome to Oita」の看板を持って出迎える二人組の男性がいます。「大分おんせんライドツアー」の後半戦、別府からのツアーを先導されるサイクリングガイドの藤野昌宏さん(右)と工藤大亮さん(左)です。
前半戦のツアーを応援しに来てくださいました。
お二人からの挨拶も済ませ、ここからは藤野さんも一緒に自転車で走ります。

新たな出会いもあり、全員集まったところで記念写真を撮りました。

おんせん県別府を観光しながらのライドツアー

アフリカンサファリを出発すると、あとは下りです。
安心院から別府市のゴールへと向かっていきます。
別府市では、国内外旅行でも人気な観光スポットに立ち寄りました。

別府湾を一望!日本夜景百選の十文字原展望台

まず立ち寄ったのは「十文字原展望台」です。
別府市街地や大分市、国東半島、遠くには四国まで見渡すことができます。

ちなみに、夜景の様子がこちらです。
「日本夜景百選」にも登録されるほど美しい夜景が一望でき、バスツアーの観光ルートにもなっています。

別府湾や景色を一望していると、訪れていた地元のお客さんに話しかけられたメンバーもいて、日本語と英語で交流を楽しむ場面も見られました。

記念撮影をして、次に向かうのは秘湯温泉です。

秘湯の混浴風呂「湯山の里温泉」

「湯山の里温泉」は知る人ぞ知る秘湯の温泉でしたが、2020年5月に一般提供された温泉です。
歯磨き粉と同じ成分の泥が沈んでおり、肌がスベスベになるのだとか。
不織布でできた紙パンツ類を着用して混浴温泉にもなり、奥に進むと家族風呂もあるようです。

温泉までは竹林を300mほど下っていきます。

ハワイのメンバーも竹林の山道を歩き、日本の風景を楽しめたことでしょう。
温泉までたどり着いたメンバーたちは、着替えを済ませ、みんなで温泉を堪能したのでした。


疲れを流し、癒やされたあとは、「岡本屋売店」でスイーツタイムです。

温泉スイーツ地獄蒸しプリンが有名な「岡本屋売店」

「湯山の里温泉」から少し下ったところに、温泉旅館や家族風呂がたち並び、湯けむりがあちこちで見られる明礬(みょうばん)温泉エリアがあります。
このエリアにある明礬温泉「岡本屋売店」では、最高のロケーションの中、食事やスイーツを楽しむことができることもあり、非常に人気なスポットです。

メンバーたちは、「岡本屋売店」に到着すると、駐車場の奥に自転車を停め、目の前に見える湯けむりや奥に見える海の景色で自撮りを楽しんでいる様子でした。

メンバーが集まると、早速スイーツを注文します。
温泉地ならではの湯けむりで蒸した「地獄蒸しプリン」です。

外から厨房が見え、メンバーは興味津々の様子でした。

美味しいスイーツを堪能したあとは、「海地獄」に向けて出発です。

別府の人気観光スポット「海地獄」

別府観光「地獄めぐり」の中でも最大の地獄を体感できる「海地獄」。
神秘的なコバルトブルーに見えることから「海地獄」と名付けられましたが、摂氏98度の熱湯地獄なんだそうです。
自然に吹き出す噴気や熱湯を間近に見られ、温泉たまごや源泉かけ流しの足湯、日本一の大鬼蓮など別府ならではの恵みを満喫できます。

別府観光を楽しむサイクリングメンバー

「海地獄」に到着したメンバーは、マスクを着用して場内へ入りました。

メンバーは、景色を見たり写真を撮ったりと、それぞれが観光を楽しみます。

みんなで建物の2階に上がり、モクモクと吹き出す噴気を眺めました。
笑顔で自撮りをしたり、みんなで写真を撮ったりと「海地獄」に圧巻のご様子です。
日本人が国内旅行で来県しても楽しめるスポットをハワイのメンバーに知ってもらえたことを誇りに思いました。

コース紹介

▼里の駅小の岩の庄
https://www.onoiwanosyou.com/

▼アフリカンサファリ
https://www.africansafari.co.jp/

▼十文字原展望台
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/sangyou_kankou/jumonjibaru.html

▼湯山の里温泉
https://onsendo.beppu-navi.jp/y221/

▼岡本屋売店
https://jigoku-prin.com/shop/

▼海地獄
http://www.umijigoku.co.jp/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

深耶馬渓から別府57kmコース

まとめ

「大分おんせんライドツアー」2日目は、深耶馬渓から別府市までの道のり約56kmのツアーの様子と、立ち寄った人気観光スポットをレポートしました。
安心院の道はほとんどが坂道で、苦しむメンバーもいましたが、そびえ立つ壮大な山と緑豊かな清々しい景色は最高のロケーションです。
別府観光では、温泉や湯けむりといった大分県ならではの人気スポットをハワイの方々に楽しんでいただけたことを大分県民として嬉しく思います。
また、サイクリングチームの皆さんが笑顔で観光されている姿を見て、ただただ感心するばかりです。
1日目、2日目と続けて、長い坂道のある50km以上のコースをサイクリングをしながら観光したのですから。

ハワイからサイクリングチームを招いて、県内で初めて行われた「大分おんせんライドツアー」。
緑豊かな大分県北部で、日本の歴史や文化に触れ、温泉や観光を楽しんだツアーとなりました。
このイベントを機に、サイクリングツアーの楽しさを知ってもらったり、インバウンドのきっかけとなってもらえたらと願っています。
新たな地でサイクリングツアーを楽しんでみたい方は、「大分おんせんライドツアー」のコースを走ってみるのはいかがでしょうか。

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

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【埼玉県】冠水橋をめぐる約55kmのサイクリング

【埼玉県】冠水橋をめぐる約55kmのサイクリング

埼玉県は県土に占める河川面積の割合が3.9%で、徳島県に続き全国第2位という川の県です。
そんな理由からか、川が増水しても流されにくい冠水橋(沈下橋)が多いです。
冠水橋と呼ぶのは主に荒川水系のようで、全国では「沈下橋」「潜水橋」「沈み橋」などと呼ばれています。増水時に川に沈み、川の流れを妨げにくい構造になっています。そのため造りは木造だったりコンクリートの単純なモノが多くコストがかからないというのがメリットです。
木製の冠水橋は風情がありますが、劣化とともに撤去されたり頑丈な素材で作り直されたりしているので少し残念です。
そんな冠水橋が点在している荒川水系の河川をグルッと走ってめぐってみようと思います。

鶴ヶ島駅からスタート

東武東上線「鶴ヶ島駅」西口から線路沿いの道を走り、県道114号を左折します。東洋大学川越キャンパスを横目に進むと、小畔川(こあぜがわ)に出ます。左折して土手沿いの道に入ります。

土手の道を走っていると、対岸になぐわし公園が見えてきます。この公園の前には桜並木があり、春に走ると綺麗ですよ。

鎌取橋を渡る

県道256号を渡って少し進むと1つ目の冠水橋「鎌取橋」に到着です。
こぢんまりした橋なので、うっかりするとそのまま通りすぎてしまいそうです。
今回紹介する冠水橋で1番短い冠水橋でもあります。

橋面は木製ですが橋脚はコンクリートでシッカリしています。
それでも渡る時にガタゴト音がするので風情を感じられますよ。

小畔川から越辺川へ

国道254号に架かる落合橋を渡り、越辺川(おっぺがわ)へ。落合橋は交通量が非常に多いので歩道で渡るのをオススメします。
橋を渡り左折すると越辺川左岸0km看板があります。

少し進むと右手に真っ黒い建物が見えてきます。ここは老舗醤油蔵「笛木醤油」が運営する「金笛しょうゆパーク」です。2019年にオープンした施設で、レストランやカフェ、醤油づくりを学べる場所です。気になる人は立ち寄ってみては。

彩の国景観賞を受賞した八幡橋

土手を下りて一般道を走り、圏央道をくぐったら左折し川沿いへ。
八幡橋は2022年6月の大雨で一部破損してしまったのと、一部橋脚の腐食が見つかり現在は通行止めになっています。なので、近くから眺めるだけにします。

木造冠水橋なので、様々なドラマや時代劇に使われています。
また渡れるように、復旧して欲しいですね。

白鳥の飛来地

八幡橋から土手の道でも行けますが、細かい砂利道です。平気な人はそのままでOKですが、砂利はNGという人は、土手下の舗装路を進みましょう。

大きな工場横に「白鳥の飛来地駐車場」という看板が見えたら、駐車場に自転車を置いて土手を越えて白鳥を見に行きます。

細い道を進むと河原に出て白鳥の姿が見えました。毎年11月中旬〜3月上旬にかけてコハクチョウが飛来してくる場所です。

かなり近い場所で見る事ができます。白鳥を驚かせないように静かに観賞しましょう。

木造の島田橋

天神橋を渡り右折して再び越辺川の土手道へ。
薄緑の越辺川水管橋をくぐると目の前に赤城山が見えます。

道がカーブすると、奥武蔵の山々もクッキリと見えます。

しばらくすると右手に木造冠水橋が見えてきました。2014年に大雨のため橋が全て流されてしまいましたが、2015年に新たな木造冠水橋として完成した島田橋です。見た目は趣ある木造ですが、裏にワイヤを通し強化されているとか。

この橋も八幡橋同様、多くのドラマや時代劇に使われています。NHK大河ドラマ「新撰組!」「風林火山」「龍馬伝」TBS「JIN-仁-」などなど…ドラマで知っている橋が出てくるとテンション上がりますよね。

川の上流側にあるのは流木避けで、増水した時に流木が橋に直撃しないようになっています。

比企自転車道を走る

国道407号を渡ると比企自転車道に入ります。九十九川沿いの自転車道は埼玉県こども動物自然公園の近くまで続いています。空いていて走りやすいですよ。

こども動物自然公園交差点から一般道に進みます。
岩殿観音参道前を通り、ゆるやかな坂道を上って行きます。

ピークには手作りの峠看板があります。坂を上って峠看板があると嬉しいですよね。
高本山峠から激坂を下ります。こちらから上らなくて良かったと感じさせる坂です。

コンクリートの稲荷橋

坂を下るとすぐに次の稲荷橋に出ます。ここは今までの橋と違い、完全なコンクリート橋です。丸みを帯びたフォルムでドッシリして頑丈そうです。

地元の生活道路として利用されているのか、続々と車が渡っていました。車の運転に自信がない私は絶対に無理!

都幾川にかかる神戸大橋を渡ります。橋の横には都幾川水管橋がありますよ。
橋を渡るとすぐ右折して土手道へ。

土手道が終わると「くらかけ清流の郷」があります。
夏にはBBQを楽しめる施設ですが、現在は都幾川改良復旧事業のため休業しています。

赤い橋脚が目を引く鞍掛橋

鞍掛橋は橋脚が赤い鉄骨製で頑丈そうです。昭和の後期まで木造だったらしいので、橋脚の多さはその時の雰囲気が残っているから?

前の稲荷橋と同様に、車の行き来が激しいですのでタイミングを見て渡りましょう。

キャンプで人気の学校橋

都幾川の土手道を走っていると学校橋河原に出ます。ここはBBQやキャンプが出来る場所で環境美化協力費を支払えば誰でも楽しめます。この日もテントがズラッと並んで賑わっていました。

そのまま都幾川桜堤の道を走ります。春になると桜並木が美しい場所ですが、今はひっそりとしています。

地元の豆腐を使ったランチ

ときがわ町にある一軒家カフェDAYSでランチにします。
民家の奥にあるカフェで自転車ラックもあります。白い壁とグリーンのドアが北欧っぽくてオシャレな外観です。

店内も木をふんだんに使用して暖かみがあります。
テラス席もありますが、今は寒いので店内でいただきます。夏だったらテラス席が気持ちよさそうですね。

日替りランチとお豆腐ランチとカレーランチから選べます。
地元ときがわ町の有名豆腐店2軒の美味しい豆腐を使ったお豆腐ランチをチョイス。
ヘルシーで優しい味だけど、思ったよりボリュームもあり満足感ありますよ。

人工再生木材を使った若宮橋

カフェを出て県道171号を走ります。道なりに走り鳩山町を通過して坂戸市へ。
小山交差点の次にある信号を右折すると高麗川沿いに出ます。そのまま土手に上がると若宮橋が見えてきます。

以前の若宮橋は木造冠水橋でしたが大雨で被害に遭ったため架け替えられました。
新しい若宮橋は人工再生木材(ドゥーザー)という素材で出来ています。

多和目橋と多和目天神橋

高麗川沿いの裏道を走り、東武越生線の踏切を渡ります。
城西大学坂戸キャンパス下にある多和目橋に到着です。

今までの冠水橋と違うのはガードレールの様な柵があるところでしょうか。
橋面は木造なので、車が通過するとガタゴト音が鳴ります。

多和目橋から遊歩道を通ります。ここは自転車から降りて利用するように書いてあるので、押し歩きします。

押し歩きが面倒な場合は、一般道を使って回り込むようになります。
最後の冠水橋「多和目天神橋」に到着しました。木造冠水橋に見えますが、橋脚の一部は鉄製です。それでも木造の風情を感じる冠水橋です。

高麗川駅でゴール

橋を渡り、日高市役所前の市役所通りを進む。途中JR川越線とJR八高線の踏切を渡ると高麗川駅に到着です。

高麗川駅前に漫画「のだめカンタービレ」のカラーマンホールがあるので探してみましょう。作者の二ノ宮知子さんが市内在住という事で市制施行30周年を記念したマンホールが去年設置されました。日高市役所前とJR川越線武蔵高萩駅前にも設置されているので興味がある人はそちらも見て回ってみては?

TABIRINオリジナル モバイルバッテリーバッグ

アプリなどを確認しながら走ると、スマホのバッテリーが不安になります。
そこでTABIRINオリジナルモバイルバッテリーバッグを使用して走りました。

カラーは「ブラック」「ブラウン」の2種類ありますが、私はロードバイクの雰囲気に合わせてブラックです。ストラップで装着できます。革製で高級感もありますね!

一般的なモバイルバッテリーが入るサイズで大きすぎずハンドル操作の邪魔にはなりません。バッテリー残量を心配しながら走らなくても良いので安心出来ますよ。

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コース紹介

アクセス
電車:「池袋駅」から東武鉄道東上本線「鶴ヶ島駅」下車
車:関越自動車道「鶴ヶ島インター」から約15分

まとめ

ぐるっと走って8つの冠水橋をめぐるルートを紹介しましたが、もっと足を延ばせば埼玉県にはまだまだ冠水橋が多くあります。
車でめぐると細い道が多く不便ですが、自転車なら楽に行くことが出来るのでオススメです。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【栃木県】日光の紅葉を楽しむ71kmのサイクリング

【栃木県】日光の紅葉を楽しむ71kmのサイクリング

紅葉が美しい「いろは坂」や「小田代ヶ原」を楽しむために、スタート地点を日光宇都宮道路の清滝インター周辺のパーキングからとします。
電車で向かう場合は、少し距離が伸びますがJR日光線か東武日光線の日光駅からのスタートになります。

紅葉が美しい「第二いろは坂」を上る

駅からのスタートと違い、清滝インター周辺からのスタートなのでウォーミングアップもそこそこに「いろは坂」に突入することになります。
それでも周辺の景色の美しさで、普段より足取りも軽い気がします。

いろは坂馬返し駐車場から「いろは坂」は上りと下りが分かれ、一方通行に入ります。
坂に入る前に公衆トイレを利用できるのはここが最後のポイントです。

第二いろは坂(上り)に入ると大谷川(だいやがわ)と男体山が両方見えるポイントがあります。
これから標高が上がるにつれ濃くなる紅葉に期待が高まります。

車に注意しながらのんびり走る

昔は対面通行で合計48のカーブがあったので「いろは48音」に例えて「いろは坂」と名付けたそうです。
その後はカーブを改良し上りと下り専用に分け、現在では第二いろは坂には「い」から「ね」までの20のカーブ、下りの第一いろは坂は「な」から「ん」の28のカーブを合わせた48カーブを「いろは坂」と呼んでいます。

最初はカーブの数を数えながら上っていましたが、景色を楽しんでいるうちに忘れてしまいました。
細かいヘアピンが続いて、大きくカーブした「れ」と「そ」の間に黒髪平展望台が現れます。小さな駐車場ですが「日本の道100選」の石碑がありました。展望台から上ってきたつづら折りの道を一望できます。

紅葉もだんだん鮮やかになって、男体山もチラチラと見える中を走ります。
上り専用とはいえ、紅葉の時期は車やオートバイが多いので充分に気を付けておきましょう。

明智平ロープウェイ展望台からの景色

カーブの先に観光バスが停まっているのが見えてきました、もう少しで明智平ロープウェイ展望台です。

標高1274mの明智平に到着したら、男体山とロープウェイが楽しめる場所で景色を眺めつつ大休憩をとりましょう。
すぐ目の前を真っ赤なロープウェイが行き来するのが楽しめますよ。

ロープウェイに乗って展望台まで行くと、日光華厳の滝を眺めることが出来るとか。
今回は時間がないので乗りませんでしたが、機会があれば乗ってみたいですね。

中禅寺湖から半月山までヒルクライム

明智第二トンネルを抜けて坂を下ると、中禅寺湖に到着です。ここまで来ると気温が大分下がった感じがします。

中禅寺湖を右手に眺めながら英国大使館の前を通過して、中禅寺湖スカイラインの約7kmの上りに入ります。

中禅寺湖スカイラインは「いろは坂」ほど車も多くなく、坂の途中で中禅寺湖が眺められ景色の良い道です。

半月山でプチハイク

半月山駐車場の手前に茶ノ木平展望所や中禅寺湖展望台がありますが、半月山でプチハイクをして絶景を眺める予定なのでスルーして進みます。

広い駐車場のある場所でプツリと道路が終わった印象が気になります。調べると、もともと道は足尾側まで延びる予定だったのですが半月山で工事は終了したようです。
駐車場から足尾銅山側の山が眺められます。
足尾銅山側の山肌が枯れた様になっているのは、精錬所から排出された煙害のためだとか…その後何年もかけて森林復旧の緑化が進み、少しづつ緑が蘇っているようです。

半月山で途切れた道路がもの悲しい感じですね。
ここからは自転車を止めて、片道約30分のプチハイク開始です。
しっかり山道なので歩きやすいSPDシューズを推奨します。

細い山道を登って行くと木製の展望台が見えてきました。
ここから中禅寺湖を眺めることが出来ます。

グラデーションが美しい八丁出島

半月山展望台から中禅寺湖を見ると、湖に突き出た八丁出島が目立ちます。
紅葉の時はカラフルに染まった八丁出島を見ようと多くの人が訪れます。


絶景を楽しんだら来た道を戻って中禅寺湖までダウンヒルです。
下りが長いので、寒がりの人は防寒着を多めに持ってきた方が良いかもしれません。

老舗ホテルの百年ライスカレー

中禅寺湖まで戻って来たら、お昼ゴハンにします。
日光の老舗ホテル中禅寺湖金谷ホテルの入口に建つログハウス風の「コーヒーハウスユーコン」で百年ライスカレーをいただきましょう。

自転車漫画「ろんぐらいだぁす!」でも紹介されていた百年ライスカレーは、大正時代(約100年前)に考案されたレシピを再現した伝統のカレーです。

ダイナミックな竜頭の滝

コーヒーハウスユーコンの近くにある竜頭の滝に立ち寄ります。
龍頭之茶屋のテラスから見る滝は、よくTVの中継でも利用されるスポットです。
茶屋でお茶しながらや、お買い物ついでにテラスを利用させて頂きましょう。

国道120号で茶屋の裏側にまわり竜頭の橋から見る湯川の様子もオススメです。

千手ヶ浜に続く市道を走る

国道120号を進み赤沼茶屋手前の左手にゲートが閉まった道に入って行きます。
この千手ヶ浜に続く日光市道1002号線は、自然保護のため一般車両は通行禁止ですが「歩行者・自転車・低公害バス」は通行可能です。ゲートに自転車の利用注意事項が書いてあるのでちゃんと読んでから入りましょう。

ゲート横に歩行者と自転車が通れる程のスペースがあるので、そこから入ります。
市道に入ると、国道を走っていた時の様な自動車の音が聞こえず静寂が広がります。

たまに来る低公害バスに注意しつつ走ると、小田代ヶ原に到着です。
周囲2kmほどの湿原の中で目を引く1本のシラカンバの木は、通称「貴婦人」と呼ばれ写真愛好家の間で有名です。確かに遠くに1本見える白い木は目立ちます。

幻の小田代湖

ちょうど行った日の前まで大雨が続き、湿原に幻の湖が現れていました。
過去10年の記録を見ても3回しか出現していないという「小田代湖」。
訪れた時に湖が広がっていたらラッキーですね。
写真を撮っていると、雲の隙間から光が差して虹が!なんともいえない神々しい景色でした。

小田代ヶ原を過ぎると、千手ヶ浜まで基本的に下り道になります。
自動車やオートバイが走らないので、シーンとした森から鹿の鳴き声が聞こえることもありますよ。

市道の終点に千手ヶ浜があります。
6月にはクリンソウが咲き色鮮やかです。秋は湖畔から紅葉を楽しめます。

秋の日は短いので、来た道を戻りましょう。
国道まで戻って中禅寺湖に向かっていると、ちょうど日が差した中禅寺湖が見えて綺麗でしたよ。

第一いろは坂で戻る

夕陽が綺麗だったので中禅寺湖の遊歩道まで自転車を押して行ってみました。
ゆっくり散策したい所ですが、日が暮れると真っ暗になってしまうので、そろそろ下山します。

下り専用の第一いろは坂に入って慎重に下ります。
カーブがキツい場所が多く、ブレーキを握る手も痺れます。

九十九折りが続く坂の途中に「日光いろは坂剣ヶ峰展望所」という展望スポットがあるので休憩します。
ここから2本の滝が見えるそうなのですが、1本は良く見えましたが、もう1本はうっすらとしか見えませんでした。

いろは坂馬返し駐車場まで出てくれば、あとは国道120号を駐車場まで下って終了です。

コース紹介



アクセス
電車:浅草駅〜東武日光駅(約1時間50分)新宿駅〜東武日光駅(約2時間)
車:東北自動車道「宇都宮インター」から日光宇都宮道路「清滝インター」下車

▼コーヒーハウスユーコン
https://www.kanayahotel.co.jp/ckh/restaurant/yukon/

まとめ

距離だけ見ると71kmありますが、半分は下り坂ですし、景色が最高なので頑張って上ってみて欲しいと思います。ただ紅葉の時期は車やオートバイが多いので、平日に行けるとベストかもしれません。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド

【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド


2023年の「走り初め」みなさんはどこを選んだでしょうか。もし年末年始をオーストラリアで過ごすなら、世界屈指の観光ビーチ、ゴールドコーストはぜひ走って欲しいところ。
三が日の最終日、ブリスベンから電車とトラムを活用し、ゴールドコーストを走ってきました。気軽に美味しいとこどりができる40kmの新春ビーチライドをレポートします。

スタートは電車の駅から

ブリスベンからゴールドコースト方面へは、ブリスベン市内から公営のTranslink(トランスリンク)の電車が出ています。
滞在先の最寄りの駅からゴールドコースト線に乗車しましょう。

今回利用したのはブリスベンから見て南に位置する郊外のLoganlea駅。
駅には公営の無料駐車場Park&Rideがあるので、車に自転車を乗せ、そこから電車に乗車します。

クイーンズランド州ではTranslinkの電車には自転車は解体せず、そのまま乗車可能です。電車の先頭もしくは最後尾の指定車両に乗るのがルール。特に自転車専用スペースがあるわけではないですが、そのまま乗せて問題ありません。
近年は電動スクーターも流行しているため、駅のプラットフォームには自転車と電動スクーター向けの案内板が出ています。

自転車をそのまま乗降可とあり、プラットフォームから改札の作りもバイクフレンドリー。エレベーターやスロープがあり、ストレスなく移動できます。

▲ドアの真ん中にあるボタンを自分で押して乗降します。

オーストラリアは基本的には車社会で、電車の乗車率がそれほど高くないため、常に自転車乗降可なのかもしれません。
日本でもサイクルトレインが各地でイベントや試験的に広がりつつありますが、より拡充すると便利になりますね。

Helensvale駅からライドスタート

Loganlea駅から4駅先の Helensvale駅で降り、ここからライドスタートです。電車を降りた後、組み立てずにすぐに走り出せるのはやはり快適です。

オーストラリアの公道には日本のようなコンビニエンスストアはほとんどありません。水や補給食など必要なものがあれば、駅のキオスクで購入しておきましょう。

Helensvale駅からは近隣のテーマパークへのバスの他、南のビーチエリアへのトラムG:linkが出ています。自転車でない場合はトラムに乗り換えるのが主流です。

内陸から海岸沿いへ抜ける

Helensvale駅から16km先のSurfers Paradise が最初の目的地です。
最初の8kmは2号線を東へと進み内陸から海岸線を目指します。片側2車線で車の交通量も多いため、十分注意しましょう。

2号線を直進し突き当たると、標識の先に一気に視界が開け、海が目に入ります。

ここは Labrador と呼ばれるビーチエリア。
抜けるような青空、きめ細かい白い砂浜、輝く波が眩しいゴールドコーストの海!

遠方にそびえ立つホテル郡をバックに、波間をヨットやクルーザーが行き交う姿はビーチリゾート感たっぷりです。

▲ホテルにも異国情緒が漂います。

ここから2号線を道沿いに南下し8km先の Surfers Paradise Beach を目指して行きます。
道中のSouth Port エリアにある Broadwater Parklands には夏ならではの巨大ウォータースライダーや水上アスレチックが並び、ファミリー連れで賑わっていました。
公園内の歩行者・自転車専用道をゆったりと漕ぎ進めて行きます。

▲公園内の巨大オブジェ作品『Meddie and Mike』


▲屋根付きのベンチではくつろぐ人の姿も。

Surfers Paradise Beach のある Main Beach エリアへは Gold Coast Bridge(2号線)を渡って行きます。

▲1月頭、橋の入り口にはまだクリスマスツリーがありました。

橋の向こうに見えるホテルやリゾート型アパートメントの摩天楼に圧倒されます。
橋にもしっかりと歩行者・自転車専用道が車道と区別して設けられているため、小さい子連れでサイクリングをする人や、犬の散歩をする人たちもゆったりと橋の景色を楽しみながら渡っています。

 ゴールドコーストの代表的ビーチ Surfers Paradise Beach

Gold Coast Bridge を渡り、2号線をたどりつつホテルやアパートメントのビル群の間を走って行きましょう。
4kmほどでゴールドコーストの代表的なビーチ Surfers Paradise Beach に到着です。

▲コアラの Borobiは、ゴールドコーストで開催された2018CommonwealthGames の公式マスコットキャラクター。

徒歩でのビーチの入口となるCavill Avenueは歩行者専用の繁華街。
通りの両脇にはお土産・衣類・アクセサリー・飲食店などが数多く並びいつも多くの観光客で賑わっています。
自転車を押し歩き、雰囲気を味わってみるのも楽しいですよ。

▲ 無料のウォータータップ(給水所:画像左)があるのもビーチの繁華街ならでは。

通りの東端、ビーチへの入口部分にはオーシャンビューのレストラン以外にも、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が立ち並んでいます。
ここで take away(持ち帰り)して、ビーチで食べる人も多く見られます。

▲Surfers Paradise では クジラ観察ツアーも人気のアクティビティ。

海岸沿いに美しいビーチをはしご


Surers Paradiseで一息入れたところで、ここからさらに南下、約10k先のBurleigh Head National Parkを目指します。
道は至ってシンプル、2号線や海岸沿いのビーチウォークを1本道でひたすら南を目指して走るのみ。
ラウンドアバウト(ロータリー)内にも緑色のバイクレーンが敷かれているところも多く、安心して漕ぎ進められます。

走っているだけでも Broad Beach、Mermaid Beach、Nobby Beach、Miami Beachと名前からしてリゾート感たっぷりのビーチが次々と現れます。
Miami Beach の小高い崖の上にある North Burleigh Lookout で少し寄り道してみましょう。

▲坂の上にある階段を登れば絶景が待っています。
▲ふと足元を見るとオセアニアウォータードラゴンの姿が。

展望台のウッドデッキから北を望めば、延々と続く湾曲した白い砂浜と「クイーンズランドブルー」と呼ばれるエメラルド色の海、リゾートホテル郡が一望できます。

ミシュラン星獲得・ゴールドコースト人気店でラーメンランチ

 Bureigh Head のエアリアへと続く車道沿いには2車線の自転車・歩行者専用道が設けられています。
車が多い通りですが、しっかりと車道と区切られているため安心です。

Burleigh Beach に正午に到着したところでランチタイム。オーシャンビューの小洒落たカフェにも惹かれますが、この日のお目当てはこのエリアでも有名な日系ラーメン店『ZUROZURO RAMEN BAR』です。

オーストラリアの各都市には日系ラーメン店がチェーン、個人経営ともに数多くあり、日本人のみならずローカルのたくさんの人たちを魅了しています。
英語でも ”ramen”と呼ばれ、いわゆる「日本のラーメン」を指し、Chinese noodle とはまた区別されています。

ビーチまで徒歩1分の飲食街にあるZUROZURO。『ミシュランガイド北海道2017』で1つ星を獲得したというラーメン、その名も Michelin Awarded Ramen(21豪ドル)をいただきました。
魚介・豚骨・鶏ガラベースのあっさりめのスープに、細切りポテトフライ、赤玉ねぎ、柑橘系のジュレがトッピングされているのが特徴。

中太で柔らかめの麺は、和風のスープパスタにも近い感覚で、日本の ramen に馴染みのない人にも食べやすいかもしれません。

ホリデー気分を満喫するなら見晴らし台へ

お腹を満たしたところで、Burleigh Heads Beach 沿い・850m先の Burleigh Head National Park の展望スポット Tumugun Lookout  へ。

▲Burleigh Heads Beach には近隣のホテルからレンタサイクルで来る観光客も多数。
▲サーフボード型のベンチがビーチによく似合います。

1月3日のこの日は「今日で年末年始休暇も終わり」という人も多いためか、ソロライドを楽しんでいるサイクリストが私以外にもちらほら。

愛車と共に写真撮影をしていた男性に声をかけると「ゴールドコーストに住んでいるんだけど、明日は仕事初めだし、ホリデー気分を今日のうちに満喫しておこうと思って走ってきたんだ」とのこと。
レバノン出身のカナダ育ちとのことですが、人種や国籍は違っても、サイクリストたちが休暇の最後に考えることは同じようですね。

▲Tumugun Lookout は絶好の記念撮影スポット。

トラム輪行で電車駅へ楽々アクセス

Burleigh Heads エリアからは来た道をたどりながら北上し、Surfers Paradise へと戻ります。
Miami Beach 〜 Mermaid Beach の区間、海岸沿いから1本内陸に入った Hedges Avenue は車は南から北への一方通行のみ、自転車専用レーンが上り・下りの2車線設けられているので、スムーズに走ることができます。


Surfers Paradise へ戻り一息入れたら、Cavil Avenue からトラム(路面電車)に乗って Helens Vale へ向かいます。

Translink の電車と同様、乗降時には駅で交通系ICカード(GoCard)の他有効なカードを tap(タップ)して hop on(乗車) / hop off (降車)します。
各プラットフォームにあるピンクの機械にカードをかざしてから乗降しましょう。

ゴールドコーストのトラムは民間の G:link が運営しています。Translink(公営)の電車では自転車はそのまま乗車OKですが、G:linkのトラムは原則解体・パッキングして輪行となります。
中には堂々とそのまま乗せているサイクリストも見ましたが、プラットフォームには注意書きもしっかりされているので気をつけましょう。

トラムの Cavil Avenue駅 から終点の Helensvale駅までは13駅、約30分ほど。
電車とはまた一味違う、ゆっくりとしたトラムから街の景色を眺めるのも味わい深いです。

トラムと電車の Helensvale駅は直結しており、スムーズに乗り換えることができます。
出発時と同じ Loganlea駅まで電車に揺られて到着し、無事ゴールしました。

▲映画『Avatar: The Way of Water』のラッピング車両を発見。

コース紹介


▼G:link (日本語翻訳対応)
https://ridetheg.com.au/

▼Translink(日本語案内ページ)
https://translink.com.au/node/9146

まとめ

ブリスベン〜ゴールドコーストまで自走で往復すると80km~100kmのコースになりますが、公共交通機関を上手に利用すればブリスベンから日帰りでもゴールドコーストの主要ビーチをたっぷり満喫できるライドができます。

観光地としては Surfers Paradise Beach が世界的にも有名なため常に賑わっていますが、それ以南のビーチはローカルでゆったりとした雰囲気が漂います。自転車でビーチをはしごしながら、ぜひお気に入りのスポットを探してみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【神奈川県】TABIRIN MAPで行く1泊2日「三浦半島一周」74kmサイクリング

【神奈川県】TABIRIN MAPで行く1泊2日「三浦半島一周」74kmサイクリング

都心からアクセスの良い三浦半島のサイクリングコースを紹介している、TABIRIN MAP「TABIRIN_01 三浦半島」。
サイクリングマップと、TABIRINアプリを使った、1泊2日の三浦半島一周サイクリングを、最新情報を交えてご紹介します。

JR横須賀駅からスタート

JR横須賀線 横須賀駅前では「よこすか海軍カレー」の公式キャラクター「スカレー」がお出迎え。

駅のすぐ前にはフランス庭園様式を取り入れた「ヴェルニー公園」。
ここから三浦半島一周サイクリングをスタートです
「ヴェルニー公園」から3kmほどで「うみかぜ公園」。
TABIRINアプリではコース上に「スポット情報」が表示されるのでとても便利です。

「うみかぜ公園」には、東京を防衛するための第三海堡大型兵舎が移設され、貴重な土木遺産として常設展示されています。

JR横須賀駅から観音崎までの「うみかぜの路(海と緑の10,000mプロムナード)」の一部に設置されたアートギャラリー「うみかぜ画廊」は、約700mの区間に15作品が描かれています。

観音崎を経て約15km走って、久里浜「ペリー公園」へ。

ペリー公園は、ペリー上陸を記念して作られた歴史公園で、園内には記念碑やペリー記念館などがあります。

太平洋岸自転車道

ペリー公園の前、久里浜海外から見える東京湾フェリー「久里浜港」。ここから先は「太平洋岸自転車道」のルートでもあります。


ペリー公園から約3.5km、野比海岸のマイルストーン(記念撮影用モニュメント)。

マイルストーンから少し走り、2022年6月オープンのリゾートカフェ「D-PEPE-SEA」でランチタイム。
スパイス料理と三浦野菜が人気のお店なので、三浦野菜をバターソテーした「三浦野菜カレー(1400円)」をオーダー。

三浦海岸から城ケ島へ

ランチを終え、再び海岸沿いを走り横須賀市から三浦市へ。

ウインドサーフィンで賑わう「三浦海岸」から、強い南風と闘いながら約9kmで「劒崎灯台」。

劒崎からは西へ4.5km、さらに勢いを増した横風に耐えながら「宮川公園」へ。
2基の風車が地域のシンボルとなっている公園の風車は、三浦宮川風力発電所として稼働しています。

この時すでに風速10m。2基の風車は勢いよく回っています。
ここでもマイルストーン発見。

宮川公園から2kmで「城ケ島大橋」。
三浦半島と城ケ島をつなぐ城ケ島大橋は全長575m 。1960年4月に開通しました。
橋からは富士山を望む美しい景色が広がっています。

城ケ島は、周囲約4km、約220世帯が暮らす(2005年時点)冬でも比較的温暖な島です。
この島の西側で、初日41kmのサイクリング終了です。

TABIRINアプリの「地図どこ」機能を使えば、紙マップがスマホ画面に表示され、そこに自分の位置情報も表示されるので、とても便利です。(「地図どこ」に登録されているマップのみ対応する機能です)

お土産屋さんの通りを抜け、城ケ島灯台近くの旅館「港屋」で宿泊。
“旅×自転車情報”の「サイクリストに優しい宿」に掲載している宿です。 

サイクリストもよく訪れるこの宿では、館内にサイクルラック2台を用意してくれています。

そして「TABIRNを見た」と言えば、ミネラルウォーターの他にスポーツドリンクも1本サービスしてくれます。

部屋からは美しい夕陽を見ることができますが、宿から磯へと降りれば、富士山と夕陽を見ることができます。

「港屋」では以前、夕食も提供していましたが、今は素泊まりのみ。
なので、夕食は三崎漁港近くのイタリアンレストラン「Misaki Italiano Bocca」へ。

海の幸をイタリアンで堪能し、宿へ戻って早めの就寝。

城ケ島から三浦市を北上


朝5時半に起きて、部屋から外を見れば夜明け前の美しい空。風も穏やかになっています。
海沿いを700mほど歩いて「馬の背洞門」へ。長い年月をかけて海からの浸食でできた、海蝕洞穴の洞門から、朝日が昇ってきました。

城ケ島は、夕陽と朝陽、そして富士山を見ることができる、素晴らしい島です。

宿に戻り、準備をして2日目スタート。

城ケ島大橋を渡り、きれいな港町を走り、城ケ島大橋を見渡せる「花暮岸壁」。

三崎港の「うらりマルシェ」を過ぎて坂を登れば、ヨーロッパのような景色が美しい「油壷湾」。

国道134号線へと入り、京急三崎口駅近くの「Mito café」で朝食。

2022年10月にオープンしたこのカフェは、「丸石自動車」に併設されています。
テラス席で、富士山を見ながらブレックファーストは贅沢な時間です。
クルマ屋さんが開いている時間であれば、かんたんな工具は貸してもらえるとのこと。

駅前の好立地で、メンテナンスもできるカフェなので、サイクリストには嬉しい新しい拠点になると思います。

三崎口駅から北へ走れば再び横須賀市。「菓匠かわもと」で、シャインマスカットとピオーネの大福を1つずつ購入。

国道134号線を左折して「佐島」方面へ。
佐島地区の小さな「天神島」と、島にかかる「天神橋」。海がとても青いのが印象的です。

再び国道134号線を走れば、海岸に突き出た大きな奇岩「立石」をはじめ、美しい海岸の景色で知られている「立石公園」。正面に富士山を望む美しい風景です。

さらに進んだ長者ケ崎海岸も、美しい富士山を望めるスポット。ここにもマイルストーンがあります。

葉山町から逗子駅へ

葉山町へ入り、葉山御用邸を過ぎて国道から県道へと入れば「一色海岸」。

一色海岸は、2013年アメリカのニュース専門放送局CNNが選ぶ「世界ベスト100ビーチ」で65位に選ばれた美しい海岸です。
波の音を聞きながら、シャインマスカットとピオーネの大福で、スイーツタイム。

一色海岸の先、真名瀬海岸もきれいな青い海。

そのすぐ近くには、源頼朝が創建した「森戸大明神」。

神社の先、森戸海岸に浮かぶ無人島「名島」の鳥居は神秘的な風景です。

森戸大明神近く、森戸川沿いのカフェ「Esmeralda」でフルーツジュース。

最後に3.5kmほど走り「逗子駅」で2日目33km、三浦半島一周(74km)終了です。

コース紹介


1日目:距離 41.1km  獲得標高 256m
2日目:距離 33.3km  獲得標高 186m
全コース:距離 74.4km  獲得標高 442m

▼TABIRIN MAP 三浦半島

TABIRIN MAP 三浦半島
三浦半島は、電車でも車でも比較的アクセスしやすく泊まりでも日帰りでも楽しめる人気の観光地である。広大に広がる海や丘、灯台から見える入江の景色など、自然と歴史を感じる建造物も魅力のひとつだ。三浦半島の4市1町の...

▼城ケ島 港屋
http://minatoya-jgm.sakura.ne.jp/

▼D-PEPE-SEA
https://d-pepe.com/sea/

▼mito cafe
https://maruishimortors.com/mito_cafe/

まとめ

三浦半島の魅力

東京駅から横須賀駅まで、JR横須賀線で約1時間20分(逗子駅まで約1時間)というアクセスの良さ。
海岸沿いを走る半島一周は、海の景色が次々と変化していき、西側は富士山を見られるスポットが多いのが魅力です。
また厳しい坂道がほとんどなく、コンビニや飲食店なども点在しているので、安心感があります。
1日で一気に走り切ることもできますが、1泊2日で景色や食を楽しむのがおすすめです。

TABIRIN MAPの使い方

TABIRIN MAPには、三浦半島一周だけでなく、南部を一周する約30kmコースや、三崎口から鎌倉への約44kmコースも掲載しています。
ご紹介したコースの後半は、南部一周コースを走っています。
紙マップでどのコースを走ろうか検討し、スマホでTABIRINアプリを使ってコースやスポット情報をチェックしながらサイクリング。
「TABIRINアプリ」には、沢山の機能があるので、サイクリングのスタイルに合わせていろいろ活用できます。
またスマホのバッテリーが気になる人には、走行中の充電に便利な「モバイルバッテリーバッグ」もおすすめです。

TABIRINアプリ大幅アップデート!サイクリング情報の検索・計画・記録・共有がもっ...
「TABIRINアプリ」をバージョンアップしました!「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」...

【新発売】本格革製品 スマホ充電に便利な「TABIRINオリジナル モバイルバッテリー...
TABIRINアプリの開発に伴い、自転車にスマホを装着して使っていると、気になるのが「バッテリーの消耗」。自転車を降りたら、情報収集したり写真を撮ったりするスマホだけに、移動中に充電できる便利なアイテムがあれば。と...

執筆:HANADA

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【秋田県】なまはげで知られる男鹿半島の、海と山の絶景をめぐる1泊2日80kmサイクリング《PR》

【秋田県】なまはげで知られる男鹿半島の、海と山の絶景をめぐる1泊2日80kmサイクリング《PR》

東北の美しい海岸沿いと山からの風光明媚な景色を楽しめる秋田県男鹿市。首都圏や関西から1泊2日で行ける、なまはげの里・男鹿半島を巡る約80kmサイクリングをご紹介。

男鹿半島とは

秋田県の北西部、日本海に突き出た「男鹿半島」のつけ根に立座ずる寒風山(かんぷうざん)は、低山ながら活火山です。
南の秋田市と北の能代市から沿岸州が伸び出し、砂が堆積して島だった男鹿が陸続きとなり、「男鹿半島」になりました。
半島部の大半は男鹿市に属していて、古くから「なまはげ」が有名な地として知られています。
男鹿市の玄関となる男鹿駅は、JR男鹿線の終点駅。

羽田空港7:45発(伊丹空港 8:05発)のフライトを利用すれば、秋田空港<空港連絡バス>秋田駅<JR男鹿線>と乗り継いで、11:32に着くことができます。
鉄道利用の場合、6:32東京駅発新幹線こまち~秋田駅乗り換えで11:32男鹿駅着。

サイクリングの拠点「男鹿自転舎」


男鹿駅から徒歩1分、ホテル諸井の1階にサイクリングの拠点となる「男鹿自転舎」があります。
ここでは、ロードバイクやEバイクのレンタサイクルが利用できます。

ヘルメットのレンタルや、施設内に男鹿市内のサイクリングマップもあり、要望に応じたコースの紹介もしてもらえます。
初心者の方には、乗り方のアドバイスやポジショニング、コース内の注意点なども丁寧に教えてもらえるので安心です。
レンタルの手続きをして、まずは駅の南側にある道の駅おが『なまはげの里オガーレ』で昼食。

道の駅おが『なまはげの里オガーレ』には、男鹿の観光情報や物産販売、飲食店などがあります。
「東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン」という名のお店でランチタイム。

男鹿名物のしょっつる焼きそば(サラダ・味噌汁付き 1,180円)。
しょっつるとは、日本三大魚醤のひとつで古くから続く秋田の名産です。
食事を終えて12:30、サイクリングスタート。

日本海を望む西海岸

日本海沿いの道が続く「おが潮風街道」と呼ばれる県道59号を走ります。

道の駅から約5kmの鵜ノ崎(うのさき)海岸は、約1.5km続く海岸線のすばらしい景色から、「日本の渚100選」に選定されています。

干潮時には海底の岩肌が露出するくらいの浅瀬が連なり、穏やかな天気の時には鏡のような水面に反射した美しい風景を撮ることができ、SNSでも人気が高まっています。

鵜ノ崎海岸からさらに海岸沿いを走れば「ゴジラ岩」。

門前地区の潮瀬崎(しおせざき)と呼ばれる磯場にある岩が、西の空に向かって今にも火を噴きそうに見えることから「ゴジラ岩」と呼ばれています。
夕日が美しい時間帯には、このような写真を撮ることができます。

ゴジラ岩から700mほどに「なまはげ立像」があります。

半島内にはいたるところになまはげの立像があり、ここ門前地区の迫力ある立像は高さ9.99m。近くにある五社堂の石段999段にちなんでいます。

ここまでは比較的勾配の少ない道のりでしたが、ここからは半島サイクリングを実感できる坂道が続きます。
なまはげ立像から900mほど坂を上った五社堂の入り口ではもうこんな風景。

そして、約12km美しい景色と坂道を堪能して、戸賀湾展望公園でひと休み。


ここから坂を下りれば「男鹿水族館GAO」。そして戸賀湾沿いを走って再び坂道を上り「男鹿温泉郷」を目指します。

男鹿温泉郷

古くから続く温泉街の入り口では、なまはげ立像がお出迎え。

男鹿温泉交流館五風(ごふう)では、Eバイクのバッテリー充電も可能です。バッテリー残量に不安のある人は営業時間内にバッテリー充電がおすすめです。

ちなみにEバイクのモードは4段階で、ここまで距離約33km、獲得標高:647mの道のりを、下の2モード(Economy/Touring)中心で走ってきたので、まだバッテリーは充分残っています。

宿泊した温泉宿は、自転車を館内に保管させてくれました。

海の成分に似た塩分を含んだ茶褐色のお湯が特徴の温泉につかり、男鹿の海の幸を堪能し、のんびりと男鹿の夜を過ごします。

北緯40度線上の入道崎

2日目の朝は8:30スタート。半島の先端にある入道崎を目指して時計回りに走ります。

ここでも早速、坂道がお出迎え。

坂を上りきれば、遮るものがない道を海に向かって爽快に走ることができる絶景が「入道崎」まで続きます。

入道崎は、男鹿半島の西北端、北緯40度線上の絶景で、「日本の灯台50選」に選ばれる入道埼灯台は、わずか16か所しかない「登れる」灯台のひとつです。

なまはげライン

入道崎から半島北部を走り、男鹿温泉郷を抜けたら「なまはげライン」で半島の内陸部を走ります。

海沿いとは違った男鹿の里山風景が続くこの「なまはげライン」は、約11kmを6%勾配の上り下りがいくつも続くので、結構走りごたえがあります。

世界三景 寒風山

なまはげラインから目指すは「寒風山」。約5km平均勾配6%を超える寒風山パノラマラインを上ります。

全国にも類を見ない珍しい地形の山として知られる寒風山。

寒風山回転展望台から、男鹿半島や八郎潟を見下ろす360度のパノラマ風景は、まさに「世界三景」と称されるに相応しい絶景。


新緑季節には緑の草原が美しい景色になり、7月中旬から下旬は「やまゆりの群生地」の風景を楽しめます。

国道101号からOGAマリンパーク

寒風山から坂を下りて国道101号へ。国道101号の生鼻崎トンネル(男鹿駅方面)の入口には「赤なまはげ」(反対側車線には「青なまはげ」〕がペイントされています。

自転車では、このトンネルの歩道を走行するのがおすすめです。トンネルを抜けると明るいアーチをくぐり、美しい海岸沿いへと続きます。(自動車レーンを走行すれば途中歩道へは入れません。)

トンネルから一つめの交差点を左折して「男鹿海鮮市場」へ。男鹿半島の新鮮な海の幸が豊富に取り揃えられている「男鹿海鮮市場」。
季節ごとに旬の海の幸が並び、市場内のお食事処では新鮮な魚介類を使った料理が食べられます。

▲海鮮丼(1600円)

男鹿海鮮市場の後はOGAマリンパークへ。海沿いの公園から寒風山が望めます。

そして旅の最後は、道の駅おが『なまはげの里オガーレ』でスイーツタイム。

「おがジェラート」の、秋田のお米「サキホコレ」を使ったジェラートは、お米を炒った香ばしい風味の味わいです。

Eバイクの走行レポート

男鹿駅を過ぎて、男鹿自転舎で自転車を返却し、13:30サイクリング終了。
2日で総距離80.5km、獲得標高1102mを走って、バッテリー残量はご覧の通り。

1日目の西海岸エリアや、2日目のなまはげライン~寒風山へのヒルクライムは、健脚な上級者には楽しめるコースですが、坂が苦手な方にはちょっとハードなコースです。
しかし、Eバイクならしっかり踏み込んだペダルをアシストしてくれるので、男鹿半島の坂道を、十分に楽しみながら走ることができました。

首都圏・関西圏への帰路

帰路は、男鹿駅13:54発の男鹿線に乗れば羽田空港17:55着で帰れます。(伊丹空港利用は、男鹿駅13:54発~伊丹空港19:55着)。
鉄道利用なら、男鹿駅13:54発~秋田駅で新幹線こまちへ乗り換えで19:04東京駅着。

コース紹介


総距離:80.5km 獲得標高:1102m
1日目 / 距離:33km 獲得標高:647m
2日目 / 距離:47km 獲得標高:455m

男鹿自転舎から半日で、海岸沿いをのんびり楽しみたい方は、なまはげ立像の往復。
ヒルクライムを楽しみたい方は、寒風山へのルートもおすすめです。

▼男鹿市観光情報サイト「男鹿ナビ」
https://oganavi.com/

▼男鹿自転舎(12月~2月は冬季休業)
https://ogajitensha.studio.site/

▼道の駅おが なまはげの里オガーレ
https://michinoekioga.co.jp/

まとめ

起伏の少ない海岸沿いの景色から、雄太な日本海を望む西海岸。宿では温泉と秋田のグルメを堪能し、翌日は男鹿の里山から世界三景を誇る絶景をめぐる男鹿半島サイクリング。

サイクリングスタイルによって選べるレンタサイクルは、ロードバイクとEバイクがあるのでレベルやスキルの違う仲間とも一緒に走ることが可能です。

1泊2日で行けるアクセスの良さも魅力の男鹿半島の風景は、季節や時間帯によって表情が変わるので、ぜひ何度も訪れて楽しんでください。

執筆 : HANADA
広告主:(一社)男鹿市観光協会 DMO推進室

男鹿半島一周コース掲載中

JR男鹿駅近く男鹿自転舎から、美しい半島の西海岸を走って男鹿温泉郷で1泊。2日目は里山を走る”なまはげライン”から風光明媚な寒風山をめぐる、約80kmの「なまはげの里男鹿半島1周」サイクリングコース。

男鹿半島一周

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