約800年の歴史があり、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめだそうです。今回はその丹波焼の産地である兵庫県丹波篠山市に大阪の自宅からサイクリングで行ってみました。
大阪駅から一庫(ひとくら)ダムへ
自宅からJR大阪駅まで約15km。大阪駅前からは国道176号を北上し、国道173号を走って街を抜けると急に坂が始まりました。


坂の勾配率の標識に、えっ・・・と言いながらもミニベロでコツコツと遅いながら頑張って登りました。
先に見える長い長い坂を見るとつい歩きたくなるので、もう遠くを見ない作戦!大阪駅から約30km、なんとか「一庫ダム」に到着。

ダムのほとりに降りられるようになっていて、ベンチなどもありました。お天気が良い日だと気持ちよさそうです。
一庫ダムから国道173号を北上すること約7km、立ち寄った大阪府豊能郡能勢町にある「道の駅 能勢(くりの郷)」。
名産の大きな栗のオブジェが迎えてくれます。
ここでは地元産のお米で作るおむすび専門店の「能勢おむすびハウス」のおむすびをお昼ご飯に頂きました。自慢のお米だけあって、おむすびがものすごくおいしい!これは何個でも食べれる〜!と思いましたが、デザートのいちご大福が待っていたので2つで我慢。

古き宿場町「丹波篠山市福住(ふくすみ)」
道の駅から国道173号をさらに北上すること約17km、山を通り抜けるとぽっかり現れた丹波篠山市の福住地区。
江戸時代には宿場町として賑わっていたようで、今でもその町並みが残されています。
この石碑はかつてあった国鉄・篠山線の駅の駅跡でした。
そこで見つけた素敵な自転車屋さん「High Lander (ハイランダー)」。
築300年の古民家(旅籠)を活用してお店をされているとのことで、なんと畳にずらりと自転車!屏風にロードバイク!
ミスマッチかと思いきや、そのギャップがなんだかとてもおしゃれで素敵な空間でした。お店のスタッフの方もとても気さくな良い方で、癒しの時間を過ごさせていただきました。
自転車屋のスタッフの方にもおいしいよ!と教えて頂いた「マグナムコーヒー」にもお邪魔してみました。
到着するとかっこいいバイクがずらり!
店内はとても広く、外の席もあってゆっくり過ごしたくなるお店でした。
コーヒー豆もすべてオーガニックにこだわっているそうです。私はカフェラテをオーダー。

ラテアートのハートがとっても可愛いく、そしてお味は、、、今まで飲んだ中で1番!と叫んでしまったほど美味しかったです。
大阪の心斎橋、上本町にもお店あるようなのでまた行ってみたいと思います。
道端で見つけたなんだか可愛い標識風看板。
福住エリアの居心地がよく、ゆっくりしている間に夕方になってしまいました。


大急ぎで宿に向かう途中、だんだんと空がオレンジに染まっていくなぁ〜なんて思っていたら、どんどん朱くなり最高の夕焼け空を見ることができました。これは感動です。
丹波篠山の城下町で宿泊
暗くなる少し前に丹波篠山の中心地、城下町エリアに着くことができました。街灯が灯っていて雰囲気抜群です。

この日のお宿は築120年以上の米屋さんの蔵などをリノベーションして作られたゲストハウス「KOMEYA」。
ゲストハウスですが、貸切部屋もありとても快適に過ごすことができました。
十分広いツインのお部屋。お茶も置いてくれていました。
共用部の廊下やキッチンエリアも古い部分を残してくれています。

朝明るくなってから、宿泊していた蔵と入り口の写真を撮っておきました。

前にはビアンキの自転車が停まっていて一緒に記念撮影。
早速朝から城下町の街並みを見ながらポタリング。

電線も高い建物もなく、昔の趣が感じられる街はゆったりとした時間が流れています。写真は河原町通りです。
天然酵母のパン屋さん「白穀五粉」を発見。

様々なパンが並んでいましたが、丹波といえば黒豆ということで、「黒豆くろっこ」パンを購入。
これがまた黒豆ずっしりでおいしい!おやつにはクッキーを。
古い和菓子のお店「あ久さや」。

季節限定の丹波栗を使った栗もちが有名だそうです。9月〜11月がシーズンだということでちょうどこれからですね!
レトロなショーウィンドーに並ぶ和菓子。
お店も随分古い建物のようでしたが、昔ながらの雰囲気はずっと残してもらいたいです。
梅の形をしたおだんごと3色だんごを休憩時においしくいただきました!

丹波篠山といえばぼたん鍋など猪のお肉も有名です。


街には大きな猪のオブジェがあったり、橋にも猪!次回訪ねた際は食べてみたいなぁ。
日本遺産 日本六古窯「丹波焼」
そして今回のサイクリングの目的地「丹波焼の郷」、今田・立杭エリアに着きました。


南北約4kmある道沿いに窯元が立ち並んでいて見るのに大忙しです。ここは自転車移動が便利ですね。
丹波伝統工芸公園「陶の郷(すえのさと)」は、陶芸体験などができたり、レストランもありました。
この中に約50軒の窯元の作品が展示・販売されている「窯元横丁」があります。
この窯元横丁で作品を見て、気になる作品を作っている窯元を訪ねるという方が多いそうです。焼き物好きな方はここだけでも十分な時間を確保しておいたほうがいいなと思いました。私は予想通り時間が足りなくなってしまいました。
焼き物のお値段も数百円のお手頃なものも多かったです。
豆皿コーナー。どれもこれも可愛くて全部欲しくなります。
窯元が並ぶエリアを散策してみました。すぐに目についたのがカフェ「心月(ココロノツキ)」。

壊される予定だった旧公民館をリノベーションして作られたようです。
古い登窯も綺麗に遺されていました。
とても気になったのが散策路に埋め込まれている焼き物のタイル。何メートルかの間隔でたくさんあって楽しませてくれます。
まだまだありましたが、撮りきれませんでした。
いくつもある窯元の作品の中から自分へのお土産を選び。

丹波焼ぐい呑みとかわいい犬の箸置きを連れて帰ってきました。


焼き物の産地では小さくて持ち帰りやすいのでぐい呑みを購入してコレクションしています。
残念なことに日本酒は飲めませんが、各地のぐい呑みを眺めて旅の思い出に浸っています。
まとめ
今回は約100kmほどのサイクリングでした。
丹波焼の郷はもちろん、丹波篠山の城下町は観光スポットやお店、カフェもたくさんあり想像以上に魅力的なところで、これからの栗のシーズンには栗グルメも楽しめそうです。季節ごとに行きたい観光地の一つになりました。
そして焼き物の産地、日本六古窯巡りは瀬戸・常滑・備前・信楽・丹波と行き、残すところあと越前でコンプリートになるので、行った際にはレポートします。

| 執筆:Sugar 石川県金沢市出身、大阪在住。 旅が大好きで、長年旅行会社で勤務。 しまなみ海道をレンタサイクルで走り、サイクリングの魅力に引き込まれました。 今は旅先を自分の自転車で走り、ゆっくりと観光したり、写真を撮ったりできる輪行旅に夢中です! |
コース紹介
記事内情報
High Langer
丹波伝統工芸公園「陶の郷」
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※ライド途中の休憩の様子。撮影は2020年3月。

登り切った船坂峠あたりでは芋掘りの子供たちが。遠足シーズンですね。






これらは、彫刻家 佐藤圭一さんの作品です。













季節の移り変わりを肌で感じながら、寒霞渓スカイラインをひたすら登ります。仲間がいれば辛くても何とか楽しく登れます。






お店の前に並んだロードバイクの数に圧倒されます。
















駅の改札近くには下諏訪観光案内所があり、旅の情報収集にも最適。ここから初日のサイクリングをスタート。


諏訪湖は、冬期に全面結氷して”御神渡り(おみわたり)”が出現することもある湖としても有名です。



山あいからは、北アルプスの南部に3,000m級の峰々を連ねる穂高連峰を望むことができます。



1階のショップでは、パッケージがスタイリッシュなオリジナル商品をはじめ、信州各地の名産品、特産品が販売されています。




















円錐形の美しい山は、八ヶ岳のほぼ最北端に位置する蓼科山(たてしなやま)。日本百名山に数えられ、その姿から諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれています。





ゴールとなる十三峠展望台の手前700m地点には、水呑地蔵院があります。
水呑地蔵院を後にし、大阪府民の森を過ぎたらラストスパート!
ゴールの十三峠展望台からは大阪府内が一望できます。
境内には神仏習合の名残から鳥居も並んでいます。
「寅のお寺」の異名で有名な通り、境内のあちこちには寅のモニュメント、狛犬ならぬ狛寅、おまけに寅のポストまで、とにかく寅・寅・寅!
本堂にお参りしたらぜひ体験してほしいのが「戒壇巡り」です。



ランチは朝護孫子寺の仁王門前の通りにあるラーメン店「アベノ日本一」でいただくことに。
















































































2022年10月下旬、大分県北部で「大分おんせんライドツアー」が開催されました。





明日からはいよいよ長距離の「大分おんせんライドツア」ーがスタートします。




禅海和尚が手で掘ったことで有名な青の洞門。

自然が美しい道路を通りながら向かう次の場所は羅漢寺です。













農家民泊「みどりさん家」から「小さなお宿つきのほたる」へと向かうコースは、2つあります。距離が短い「一般道を通るコース約17km」と、美しいけど起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」です。
耶馬渓には自転車が走るためのサイクリングロードがあります。1975年に廃止となった鉄道跡を利用してできたものです。
伊福盆地を囲うようにそびえ立つ「伊福の景」。渓谷耶馬渓の美しさを物語る風景の一つです。
坂を登りきった地点で一休みです。休憩しながら、メンバーが揃うのを待ちます。




















下りの途中、駒村清明堂という線香屋がありましたがお休みのようでした。










お米は八郷産の新米コシヒカリ。







































