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記事タグ: イベントレポート

埼玉サイクルエキスポへのご来場 ありがとうございました!

埼玉サイクルエキスポへのご来場 ありがとうございました!

「埼玉サイクルエキスポ2019」が、2019年2月16日(土)~7日(日)に
さいたま市のスーパーアリーナで開催されました。

TABIRINブースに立ち寄ってくださったみなさま、SNSのフォロワーになってくださったみなさま誠にありがとうございました!

TABIRINのことを

「知ってる!」
「全国のサイクリングコースが検索できるのは便利だね」
「応援するよ!」

と暖かいお声がけを沢山いただきました。

春先のサイクリングシーズン到来に向け、サイクリングをする際に少しでも便利になるよう、TABIRINでは、サイクリングコース情報やサイクリングをサポートする情報を増やしていく予定です。

いち早く情報をお届けするために、SNSでも情報を発信しております。

ぜひ、facebook、twitter、Instagramをフォローしていただき、サイクリング計画の際にご活用ください。

facebookID:@TabirinJP twitter:@TABIRIN_jp Instagram:tabirin_jp

TABIRINMAP

TABIRINオリジナルの奥武蔵、三浦半島のサイクリングマップ「TABIRINMAP」をSNSでフォローしてくださった方に贈呈させていただきました。

こちら、自転車大好きのマップづくりのプロが作成したもので、実際にコースを走って、コース上の注意箇所も記載されていたり、かゆいところに手の届く内容となっております。

今度、制作秘話もご紹介しますが、こちらもぜひ春先のサイクリングでご利用ください♪

▲TABIRINMAP 奥武蔵編&三浦半島編

<TABIRINMAP 主な掲載内容>

・コース情報
・コース周辺のスポット情報(見どころ、おすすめグルメ等)
・アクセス

埼玉サイクルエキスポ2019

今年で開催6回目を迎える埼玉サイクルエキスポは、「見て、触って、乗って、買える」をコンセプトに開催されており、2019年度モデルの自転車の展示・試乗をはじめ、初心者向けのセミナーなど、様々な催しが行われており大盛況でした。

▲2/17(日)大盛況の会場の様子! 真ん中上方に小さくTABIRINブースも写っています♪

 

▲今年は、e-bikeが沢山試乗でき、みなさん興味津々!!
【イベント】明日から開催!!「埼玉サイクルエキスポ2019」に出展します!
国内最大級の自転車イベント「埼玉サイクルエキスポ2019」が、明日から2日間さいたまスーパーアリーナで開催されます。こちらにTABIRINも出展します!イベント内容「埼玉サイクルエキスポ」は、今年で6回目となる自転車と埼...

<執筆:S.K>

「CYCLE MODE TOKYO 2024」~TABIRINブースにお越しいただきありがとうございました~

「CYCLE MODE TOKYO 2024」~TABIRINブースにお越しいただきありがとうございました~

2024年4月6日(土)~7日(日)にかけて東京ビッグサイトで開催された、日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「CYCLE MODE TOKYO 2024」にTABIRINも出展しました。

日本最大の自転車イベントという事で全国各地から自転車メーカーやメディア、地域のサイクリング情報などが集まり、たくさんのサイクリストの方で賑わっていました。

様々なブースがある中でTABIRINブースへ立ち寄っていただいた皆様、誠にありがとうございました。

ご来場ありがとうございました

壁面のデザインを一新し、当日はスタッフも何だか新鮮な気分に。

TABIRINの情報はもちろんのこと、当日イベントやサイクリング情報冊子をご紹介し、大好評をいただけました。

TABIRINのことを初めて知ったという方も、「サイクリングの時に使ってみたい」という声や「アプリを使って走ってみます」などの声も。

サイクリストの方のおすすめサイクルスポットやグルメスポットなどもお話しいただき、さすがは普段から様々な場所にサイクリングに行かれる方が集うイベントだなと感じました。

当日はそんな話もでき、スタッフとしても楽しい2日間となりました。

自転車旅をもっと充実したものにするために、今後もTABIRINのHPやTABIRINアプリを活用していただけると幸いです。

2日間だけの特別イベント「サイクルモード来場イベント」

TABIRINのブースでは、当日イベントとしてTABIRINアプリを使った2日間限定の「サイクルモード来場イベント」を開催しました。

賞品はこだわりの革を使用したTABIRINオリジナルバッテリーケースとAmazonギフト券の2種類。

大反響をいただき、沢山の方にご応募していただけました。ありがとうございました!

▼TABIRINオリジナルバッテリーケース▼

【新発売】本格革製品 スマホ充電に便利な「TABIRINオリジナル モバイルバッテリー...
TABIRINアプリの開発に伴い、自転車にスマホを装着して使っていると、気になるのが「バッテリーの消耗」。自転車を降りたら、情報収集したり写真を撮ったりするスマホだけに、移動中に充電できる便利なアイテムがあれば。と...

当選者の発表方法については、2024年6月下旬頃にTABIRINアプリに登録されたメールアドレスへ受賞の旨と賞品に関するご連絡のメールをお送りします。

ご応募いただいた皆様は当選のご連絡をお楽しみに!

※詳しくはアプリより、【MAP】≫メニュー≫イベント にあります「過去に参加したイベント」より、規約と概要をご確認ください。

サイクルスタンプラリーイベント

当日イベントに合わせ、2024年5月31日(金)まで開催の【TABIRINスタンプラリー】もご紹介しました。

▼スタンプラリーの詳細ページはこちら▼

「CYCLE MODE TOKYO 2024」にあわせてスタンプラリーなどのイベントを実施します
2024年4月6日(土)〜7日(日)にかけて、東京ビッグサイト で開催される日本最大級のスポーツ自転車フェスティバル「CYCLE MODE TOKYO 2024」にTABIRINが出展します。そこでTABIRINスタンプラリーと来場イベントの2種類の...

TABIRINのアプリでコースを巡り8個のスタンプを集めるスタンプラリー。

豪華な賞品もご用意しておりますので、春風の気持ち良いこの季節ならではのサイクリングを是非お楽しみください!

CYCLE MODE TOKYO 2024

今回で17回目の開催を迎えるサイクルモード。

イベント開催日は土曜日が曇り、日曜日が晴れと天候に恵まれ20,000人を超える来場があったとの事で大盛況でした。

キーワードとして「ソトアソビ&RIDE」を掲げ、アウトドアスタイルを体感できるエリアなどもありました。

会場では様々な自転車メーカーの展示は勿論、ブースイベントやワークショップなども実施されていました。

▲総北高校自転車競技部の皆さんのパネルも▲

サイクルモードの目玉の一つである自転車の試乗。各メーカーの自転車がずらりと並んでいました。

試乗コースも広々と整備されており、皆さんそれぞれのペースで試乗を楽しんでいました。

ランチや小腹が満たせるグルメエリアも。キッチンカーや屋台が大集結しておりいい匂いが漂っていました。

まとめ

既にTABIRINの存在やアプリをご存じで活用いただいている方も多くおられ、TABIRINユーザーとの交流のきっかけともなりました。

TABIRINを知らない方にもこのイベントを通してTABIRINの魅力をお伝えできたのではないかと思います。

今後も「旅」と「自転車」を切り口に、サイクリングやポタリングがもっと楽しくワクワクするものになるようなコンテンツとしてパワーアップしていきますのでご期待ください。

次回TABIRINがイベントに出展する際にはサイトでお知らせしますので是非会場へいらしてくださいね。

 

執筆:AIR

きて、みて、さわって「埼玉サイクルエキスポ2019」レポート

きて、みて、さわって「埼玉サイクルエキスポ2019」レポート

今年で開催6回目を迎える、国内最大級の自転車イベント「埼玉サイクルエキスポ2019」がさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で2月16(土)、17(日)で開催されました。

▲自転車関連のメーカーさんが多数出展

昨年は約28,000人が来場するなどの実績をもつこのイベント、今年は131の企業・団体が出展し、最新モデルの自転車や関連グッズの展示・即売のほか、試乗会などが実施されており、自転車好きだけでなく、ファミリーも楽しめる内容となっています。(入場無料)

<内容>
○自転車関連メーカー・自転車関連グッズ・自治体等によるブース出展(展示、販売等)
○スポーツサイクル専用試乗
○ファミリーサイクル専用試乗
○交通安全・マナー向上啓発
○ステージイベント
○サイクリングツアー
○自転車ワークショップ
○子供向けスタンプラリー抽選会等
○東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会競技体験
○フードコート

子ども~大人まで楽しめる自転車体験

埼玉サイクルエキスポの特色は、とにかく最新自転車を見れる、乗れる、買えるとすべて揃っており、新しい自転車に興味津々という方に最適なイベントとなっています。

今までの電動アシスト自転車の概念をガラリと変えたと言われている、「電動アシストスポーツバイク」に来場者の熱い関心が高まり、試乗されている方が沢山いました。

▲シンプルでスマートなデザイン! これは乗ってみたくなる

また、お子さんも楽しめる、「キッズサイクル試乗コース」も用意されており、親子で楽しむことができるイベントとなっています。

▲自転車が好きになるきっかけづくりに!!

サイクルライフ

サイクルライフエリアでは、自治体ブースが出展されており、自転車の取り組み、地域の魅力を紹介されていました。

▲愛媛県も出展! 県内のサイクリングの魅力がわかる
愛媛マルゴト自転車道
▲埼玉県ときがわ町も出展 4/17に開催されるイベントをPR
ときがわ町サイクルフェスタ実行委員会
いよいよ、町を自転車で楽しむ「ときがわ町サイクルフェスタ」を開催することになりました!週末、町にはたくさんのサイクリストが訪れます。ときがわ町は2004年に埼玉国体の自転車ロードレース大会のコースの一部になりま...

ステージイベント

ステージでは、「街ポタの楽しみ方」、「プロロードレーサーによる走破テクニック」、「自転車競技のルールやレースの楽しみ方」、「BMXの楽しみ方」など、お子さまから自転車愛好者まで楽しめるプログラムとなっています。

▲ポタガールによる、埼玉県内のみどころを紹介♪

 

▲BMXかっこいい!! 華麗にジャンプ

ポタガール

「LOVE bicycle SAITAMA」広報キャンペーンを強力にバックアップしている、埼玉県と自転車を愛する女性グループ「ポタガール」のメンバーがTABIRINブースに立ち寄っていただき、SNSをフォローしていただいたのでTABIRINオリジナルのサイクリングマップ「TABIRINMAP」を贈呈!

▲ポタガールのみなさん! 来訪ありがとうございます
LOVE bicycle SAITAMA ポタ日和

最後に

最後に宣伝になってすみません(笑)

ポタガールのみんさんやSNSをフォローしていただた方に贈呈した、TABIRINMAPは、Vol.1は三浦半島(神奈川県南東部)、Vol.2は奥武蔵(埼玉県南西部の山岳・丘陵地帯)のサイクリングマップです。

ぜひTABIRINMAPを活用いただき、感想をTABIRINまでお寄せいただけるとありがたいです。

また、TABIRINブースにお立ち寄りいただいた皆様、どうもありがとうございました。

今後も、TABIRINはサイクリングコースやサイクリングに役立つ情報をどんどん増やしてまいりますので、便利にご活用ください。

▲SNSをフォローいただきありがとうございます!
▲熱心に話を聞いていただき、ありがとうございます!
埼玉サイクルエキスポへのご来場 ありがとうございました!
「埼玉サイクルエキスポ2019」が、2019年2月16日(土)~7日(日)にさいたま市のスーパーアリーナで開催されました。TABIRINブースに立ち寄ってくださったみなさま、SNSのフォロワーになってくださったみなさま誠にあり...
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<執筆:S.K>

【イベント】尼崎市を巡る日本インドネシア交流サイクリングイベントをレポート

【イベント】尼崎市を巡る日本インドネシア交流サイクリングイベントをレポート


2018年11月南大阪で初開催された日本インドネシア交流サイクリングイベント「GOWES Relationship」。第2回は春の奈良県で桜サイクリングをテーマに開催。そして第3回となる今回(2019年)は兵庫県の尼崎で開催。
当初予定していた日が台風接近で中止となり、11月4日に変更となって開催されました。

約25kmのんびりコース

スポーツ自転車を持っていない人や女性でも気軽に参加してもらえるように、今回は約25kmで半分以上が、サイクリングロードや歩行者自転車専用道という安心のコースを設定。アラヤ工業とテックワンの協力でレンタサイクルも用意されました。

武庫川コスモス園~尼っ子リンリン・ロード - Google マイマップ
武庫川コスモス園~尼っ子リンリン・ロード

尼崎城で集合

秋晴れに恵まれた朝、尼崎城で受付開始。今回は延期により参加者が少し減りましたが約40人での開催。


参加者が揃ったところで、ライダーズミーティング。

チームは日本人とインドネシア人の混成で、チームごとにスタッフが先導します。

武庫川コスモス園

まず国道2号線を西へ約4km走り、武庫川沿いを北上します。


この武庫川沿いは日祝が自動車通行禁止。なので安全にとても快適に走れます。


心地よい風を感じながら川沿いを約4.5km走れば、最初の目的地「あまがさき武庫川コスモス園」。

このコスモス園は、ピンク色だけでなくオレンジ色のコスモス畑もあることで有名。

ここではたっぷり時間をとっていろいろな写真を撮ります。

武庫川サイクリングロード

コスモス園を出発し西側(西宮市側)へと渡り、武庫川サイクリングロードを走ります。


ここにもオレンジ色のコスモス畑があります。

国道2号線の下で写真撮影。この武庫大橋は日本の百名橋にも選ばれた美しい橋です。

さらに河口へ向けてサイクリングロードを走ります。


河口が近くなる東鳴尾あたりで再び尼崎市へと向かいます。

運河の景色がきれいな「尼っこリンリンロード」


ここからは工業地帯を流れる運河沿いサイクリング。


先ほどの武庫川沿いとは全然違う景色が続きます。


この運河沿いは「尼っこリンリンロード」として整備されているので、とても安心・快適。

寺町サイクリング

運河沿いを北上し出屋敷から東へと進むと寺町地区があります。


「都市美形成地域」に指定されたこの寺町は、重要文化財などを有する11のお寺がある趣ある町並みです。

旧開明尋常小学校校舎

ゴールの尼崎城手前にある旧開明尋常小学校校。現在の尼崎市役所開明庁舎です。


雰囲気のある校舎を前に記念撮影。後ほどここを内覧させてもらえます。

ゴールは尼崎城

10時にスタートし約3時間のサイクリング。ゴールの尼崎城でランチタイム。尼崎の名店グリル一平の「一平ランチ」弁当を、お城前の芝生でいただきました。

食事の後は、今回協力頂いた方や会社の紹介と参加賞の配布。


そして記念撮影です。

開明庁舎と尼崎城の内覧

今回、あまがさき観光局と尼崎城の協力で、参加者全員に開明庁舎と尼崎城を、2組に分かれて内覧させていただきました。
開明庁舎は、観光局の津山さんによる案内です。


インドネシアの方々にとって、日本の小学校はアニメや映画で見たことはある程度なので、とても興味津々。


校舎外観も写真を撮りたくなるほど立派な建物です。

尼崎城ではレンタル衣装が大人気!

インドネシアを漢字で表現すると『尼』

アメリカは「米」、イギリスは「英」、イタリアは「伊」、インドは「印」など、外国を表現する漢字はいくつもありますが、あまり知られていないのがインドネシア。
インドネシアは『尼』と表現されています。特にインドネシア人にはあまり馴染がないのですが、今回のイベントをきっかけに「尼崎の『尼』という漢字は」がインドネシアを表現する漢字ということも知ってもらい、少しでも尼崎に親近感をもってもらえたらと思いました。

まとめ

3回目の開催となった日イ交流サイクリングイベントはより旅志向を意識して、サイクリングと観光(開明庁舎と尼崎城)を融合して実施されました。
地域の魅力を外国の人に知ってもらうことと、外国人目線で地域の魅力を再認識できること。そして何より自転車を通じて国境を越えた交流ができるこのイベントが、これからも各地で開催されることを楽しみにしています。

主催:GOWES Relationship 実行委員会  https://gowes.jp/
協賛・協力:尼崎城、あまがさき観光局、インドネシア観光局、アラヤ工業、テックワン、Brastel、マリン通商、EJC Japan、Indo Mie、Kecap Manis
後援:在大阪インドネシア共和国総領事館
取材:TABIRIN
執筆:YASU

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【イベント】高松空港を拠点とした香川県サイクリングモニターツアーを開催

【イベント】高松空港を拠点とした香川県サイクリングモニターツアーを開催

高松空港を拠点とした、香川県をめぐるサイクルツーリズムの可能性を検証するべく、外国人サイクリストを招待してのモニターツアーが開催されました。LCC利用で訪日した韓国人サイクリストと日本在住インドネシア人サイクリストを、日本(や地域)のサイクリストがサポートしたサイクリングツアーをレポートします。

高松空港で集合

8:45韓国インチョン空港を出発したAir Seoul743便が10:25高松空港に到着しました。(フライトは週3便就航)。韓国との時差は無いので所要時間は1時間45分。今回は往復で約14,000円(自転車追加料金別途)です。

到着した韓国メンバー2人は自転車を組み立てます。

高松空港はお遍路さんも利用するので更衣室が用意されています。

ターミナル外にはサイクルラックと工具も設置されています。

インドネシアメンバー4人もスタンバイし、日本人3人と計9人のサイクリスト(とサポートスタッフ)が、11:30高松空港からスタート。香川県のサイクリスト桃田さんが先導してくれました。

 

香川と言えば「うどん県」

空港から綾川自転車を18km走ったところでまずは昼食。香川と言えば「さぬきうどん」。今回は「うどんはゆか」へ。

韓国メンバー、インドネシアメンバー共に大満足!まずは胃袋で香川の魅力をガッチリ掴みます。
次は紅葉が美しい山を見ながら「金刀比羅宮」を目指します。


 

「こんぴらさん」で親しまれている「金刀比羅宮」

うどんはゆかから約15km。「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は「こんぴらさん」と呼ばれる四国を代表する名所のひとつ。今回は、旧金毘羅大芝居「金丸座」へ。

1835年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋で、「金丸座」の名称は明治33年につけられたそうです。舞台装置は全て人力で江戸時代の雰囲気を今に伝えています。
ボランティアガイドさんの案内で中を案内してもらいます。

日本の芸能(エンターテイメント)の裏側や、伝統的は建造物の魅力は、外国人にもとても分かりやすく楽しんでもらえたようです。

 

不思議な景色「銭形砂絵」

金刀比羅宮から土器川サイクリングロードを走って約21km先を目指します。

観音寺市の有明浜にあるのが「銭形砂絵」。これを見るには激坂をのぼって琴弾公園山頂の展望台へ。

地元のサイクリスト(塩田さん)も合流してくれました。
縦122メートル、横90メートル、周囲345メートルの楕円形をした砂絵がはっきりと見えます。坂道は450m程なので押し歩きでも行ける距離。展望台からの景色は何とも不思議な感じがします。

 

夕日を見ながら「サンリゾート仁尾」へ

銭形砂絵から瀬戸内海に沈む夕日を見ながら北へ約11km。

日が沈み切ったころ、サンリゾート仁尾に到着。

夕食は人気のBBQで懇親会!お酒やソフトドリンクでの乾杯から始まり、日韓イのサイクリング交流はさらに盛り上がりました。

食後は隣接する簡易宿泊施設で宿泊、今日の疲れを癒しました。

 

1日目のコース

高松空港から三豊市へのコースは、下り基調なので中級者でも走りやすいコースです。

高松空港~金刀比羅宮~三豊
香川県高松市香南町岡 ~ 三豊市仁尾町家の浦

うどんはゆか https://tabelog.com/kagawa/A3702/A370202/37000233/
旧金毘羅大芝居「金丸座」 https://www.kotohirakankou.jp/spot/entry-55.html
銭形砂絵 https://www.city.kanonji.kagawa.jp/soshiki/21/333.html
サンリゾート仁尾 https://www.sun-cafe.net/

 

日本のウユニ塩湖「父母ケ浜」へ

2日目は6:30にサンリゾート仁尾を出発。日本のウユニ塩湖と呼ばれる父母ケ浜(ちちぶがはま)へ。ちょうどこの時間帯が干潮なので、朝練状態でまず4km走ります。
夕日の時間帯は多くの人が訪れる父母ケ浜ですが、早朝は人も少なめ。
こんな写真を撮ることができました。

ここ父母ケ浜では、地元のサイクリスト大河内さんが出迎えてくれました。

 

浦島太郎伝説「鴨之越海岸」へ

父母ケ浜から北へ約6km、浦島太郎がいじめられていた亀を助けたといわれている鴨之越海岸へ。

干潮時には、対岸の丸山島に歩いて渡ることができます。夕日の美しさで有名なスポットですが朝日が登る時間帯も美しいです。

 

朝練の後はサンリゾート仁尾で朝食

サンリゾート仁尾に戻り、(特別に朝の時間帯でお願いした)朝食タイム。

居心地が良くて「このままここに居たい」という声もある中、記念撮影をして10:00にスタート。

 

荘内半島からマリンウエーブへ

サンリゾート仁尾があるのは荘内半島の西側。ここから半島を時計回りで東側へと走り、約10km先の三豊市文化会館「マリンウエーブ」へ。

ここでは三豊市のパンフレットやイラストマップを調達しました。
「ここからは電動アシストのシェアサイクルに乗り換えたい~」という声も、、、

 

道の駅「ふれあいパークみの」

マリンウエーブから約6km、手前の結構キツイ坂を登れば道の駅「ふれあいパークみの」。

ここでランチタイム。この日は痛車イベントも行われていました。

 

空海(弘法大使)生誕の地「善通寺」

ふれあいパークみのから約6kmで善通寺。四国霊場八十八ヶ所霊場75番札所で、高野山の金剛峯寺、京都の東寺とともに、大師三大霊蹟のひとつです。ここでは五重塔前で記念撮影。

 

木と暮らす心地よさ「KITOKURAS(キトクラス)カフェ」

善通寺から約15kmにある「KITOKURAS(キトクラス)」は、昭和22年創業の山一木材が、「木と暮らすことのここちよさ」を伝えるために立ち上げたプロジェクト。そのプロジェクトのひとつ「キトクラスカフェ」でカフェタイム。

12月にもかかわらず暖かい日差しが降り注ぐ「木に囲まれたカフェ」のあとは、約16km先のゴール「高松空港」を目指します。

 

紅葉が美しい上り道を走り「高松空港」へ

帰りは上り中心の綾川自転車道。美しい紅葉に囲まれた道をがんばって高松空港へ。

16:00予定通りゴール。モニターツアーは無事に終了しました。
韓国メンバーは近くのアパホテル高松空港に宿泊し、月曜11:40のフライトで帰国しました。

 

2日目のコース

三豊市から高松空港へは上り基調となるので、坂道に自信のある中級者以上向けかもしれません。ただ昼食を「ふれあいパークみの」ではなく、コース上のお店にすれば、多少難易度は軽減できると思います。

三豊~善通寺~高松空港
香川県三豊市仁尾町家の浦 ~ 高松市香南町岡

父母ケ浜 http://www.mitoyo-kanko.com/chichibugahama/
父母ケ浜ビレッジ https://chichibugahama-village.com/
鴨之越海岸 https://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyokanri/satoumi/umibemap/beach_006.html#beache02
ふれあいパークみの https://www.park-mino.info/
善通寺 https://www.zentsuji.com/
KITOKURAS http://kitokuras.jp/

 

まとめ

空港を拠点としたサイクルツーリズムを考える中で海外からのインバウンド対策はとても重要なポイントだと思います。そんな取り組みの中で、韓国のインドネシアのサイクリストを、地域のサイクリストがサポートするという「自転車を通じた多国籍・異文化交流」が実現できたことは、とても素晴らしいことだと思いました。
これから両国サイクリストの感想や意見などを集約し今後の取り組みを検討していくと思いますが、私が取材する中では、両国のサイクリストが「国を超えて一緒に走れるのはとても楽しい!」と言っていたのがとても印象的でした。
そして今回協力された地元の方々もみならず、どこに行っても「ウエルカム感」があり、さすがお遍路さん文化の四国だなぁと感じました。

執筆:YASU

 

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2018年から大阪を中心に、日本に住むインドネシア人と日本人との交流を目的にイベントを開催している「GOWES Relationship」。2020年前半はイベントが開催できませんでしたが、9月に人数を制限してプロ選手と一緒に走るプレミアサイクリングイベントを奈良県で開催。そのイベントをレポートします。

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しかし2020年前半は自分たちが主催するイベントどころか全てのイベントが中止になりました。
そして少人数でのイベントが再開されてきた夏ごろ、20人程度のスキルを磨きたいメンバー向けのイベントを企画することになりました。
その企画に協力したのが大阪を拠点とする「チームマトリックスパワータグ」と奈良を拠点とする「シエルヴォ奈良レーシングチーム」。
場所は「ツアー・オブ・奈良・まほろば」の山添・奈良コース。2020年の同イベントは中止になったので、実行委員の社会福祉法人 青葉仁会が運営する「満天ひろば」が会場を協力。当日のスタッフには山添村役場で以前の同イベント担当者もボランティアで協力することになりました。

イベント概要

参加者はインドネシア人サイクリスト11人、日本人サイクリスト6人。スタッフは4人とマトリックス4人、シエルヴォ2人の全27人。

当日は受付開始前に雨も止んで曇り空へ。受付の際に検温と消毒などの感染症対策も行います。このイベントのゼッケンは互い名前を呼びあえるように、日本人はアルファベットで、インドネシア人はカタカナでニックネームを記載します。

受付が終了したらスキルに合わせて3グループに分け、各グループに選手等が担当してサポートします。

コースは予め選手に伝えて、要所にはスタッフがクルマで待機して誘導します。

イベントレポート

10:00 全体ミーティングで選手紹介し、各グループでライダーズミーティング。そしてそれぞれサイクリング開始。

まずは「満天ひろば」からかつてツアー・オブ・ジャパン奈良ステージだった「布目ダム」を目指します。

布目ダムでは選手たちが参加者に色々アドバイスします。

そして次の目的地、神野山の「めえめえ牧場」下へ。
めえめえ牧場までは登り坂が続き直前には約200mの約12%激坂があります。

上まで登りきる者、途中で諦める者、最初から登らない者などなど、、、
ここで選手の違いを目の当たりにします。

坂チャレンジの後は近くの「映山紅」で軽食タイム。
8月にリニューアルされた映山紅のランチボックス&ドリンクで疲れを癒します。

その後は山添村の坂を登ったり下ったりしての「上津ダム」から、のどかな村内を走り「満天ひろば」へと戻り14:00約32kmのサイクリング終了。

サイクリング終了後は全員でランチタイム

このイベントコンセプトのひとつは「サイクリング終了後は全員で食事」。サイクリングを通じてできた関係を食事でさらに深めます。
約30kmを一緒に走った選手と食事をしながら親睦を深める参加者にとってはとても贅沢な時間です。

そして今回の参加賞は主催者が用意した色紙に選手のサイン。

自分のジャージにサインをお願いする人も!

参加者から選手への感謝

楽しい時間はいつまでも続きますが、最後は選手から参加者へのあいさつ、そして参加者から選手へのお礼の言葉でプレミアサイクリングイベントは終了しました。

まとめ

日本が好きで日本語を学び、日本に来て仕事や勉強しているインドネシア人が、自転車を通じてより多くの経験と喜びを重ねています。そんな彼らが「プロ選手」と少人数でサイクリングをして、沢山のアドバイスをもらい、SNSのアカウント交換ができたこのイベントは、かけがえのない思い出になったと思います。そのイベントに協力された「チームマトリックスパワータグ」「シエルヴォ奈良レーシングチーム」とともに、「満天ひろば」や「山添村」など地域の方の協力はとても素晴らしいと思いました。

執筆:YASU

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「自転車通勤推進企業」宣言プロジェクト優良企業認定の表彰式が開催されました!

「自転車通勤推進企業」宣言プロジェクト優良企業認定の表彰式が開催されました!

2021年5月31日、「自転車通勤推進企業」宣言プロジェクトの創設後、初めてとなる「優良企業」認定の表彰式が開催されました。

同日合同式として開催された自転車活用推進功績者表彰とあわせて、自転車の魅力や交通マナーをPRする政府の「自転車アンバサダー」のタレント、稲村亜美さんが司会を務めました。

 

「自転車通勤推進企業」宣言プロジェクト優良企業

「自転車通勤推進企業」宣言プロジェクトとは、自転車活用推進計画に基づき、企業活動における自転車通勤や業務利用を拡大するため、自転車活用推進本部長が令和2年4月創設したプロジェクトです。優良企業認定とは、本プロジェクトにおいて、特に優れていると認められた企業又は団体に与えられるものです。

今回、本プロジェクト創設後、初めてとなる優良企業認定として、2社が選ばれました。

・日本電子株式会社<電子製品製造販売・東京都昭島市>

警察と協力した交通安全講習の実施や会社独自の自転車保険の提供のほか、広大な駐輪場に出退勤管理機を設置するなど、多数の社員が自転車通勤を行っていることを前提とした手厚い安全対策や利便性向上策を推進。

【日本電子株式会社の主な取組み】
(安全等の確保)
・警察署や損保会社の講師を招いて、交通安全講習を実施
・会社独自の自転車保険を用意

(利便性向上)
・ 広大な駐輪場(550台)、駐輪場に出退勤管理機(タイムレコーダー)設置
・ ロッカールーム、シャワー室を設置

(動機付け)
・自転車通勤者に通勤手当を支給(月額 1,000 円)

(外部への情報発信・イベント)
・自社HPで、自転車通勤に関する取組等の情報を発信

(その他)
・「自転車安全利用モデル企業」警視庁 に認定
・「全国自転車安全利用モデル企業」日本交通管理技術協会に認定

 

・株式会社はてな<インターネット通信サービス・京都府京都市>

月額2万円の通勤手当を支給しているほか、空気入れの常備、駐輪場代の全額補助 を行うなど、従業員が自転車通勤をしたくなるような環境を積極的に整備。

【株式会社はてなの主な取組み】
(安全等の確保)
・オンラインによる交通安全講習 学習教材の配布、確認テストを実施

(利便性向上)
・空気入れを常備
・近くの空き駐輪場を借り受け、 費用を全額会社側が負担

(動機付け)
・自転車通勤者 に通勤手当を 支給 月額 2 万円

(外部への情報発信・イベント)
・自社 HP やブログで、自転車通勤に関する取組等の情報を発信

 

「自転車通勤推進企業」宣言プロジェクト|自転車活用推進官民連携協議会

【茨城県】神栖(かみす)市 電動アシスト自転車 体験乗車会

【茨城県】神栖(かみす)市 電動アシスト自転車 体験乗車会

2021年11月13日(土)、茨城県民の日に、神栖市で高齢者に向けた「電動アシスト自転車体験乗車会」が行われました。
「働く方の健康づくり」や「環境にやさしいまちづくり」を目指す一環として、市内の60歳以上の方たちのスポーツ大会「かみす健康スポーツまつり」会場でのイベントをご紹介します。

神栖市の取り組みについて

神栖市は、茨城県の東南部鹿島地域にあり、太平洋と利根川に面した県境にある市。
東京からは100km圏内、成田空港からは30kmほどのところに位置しています。

神栖市は、自転車の利用促進による「働く方の健康づくり」や「環境にやさしいまちづくり」を目指しています。
「神栖市自転車活用推進計画」のコンセプトは、「国内有数の工業地帯かみすにおける自転車フレンドリーなまちづくり」で、鹿島臨海工業地帯を擁するため、通勤時の渋滞緩和や働く人たちの健康維持・増進、環境負荷の低減に取り組む必要があるとしています。

電動アシスト自転車 体験乗車会

神栖市にある神之池(ごうのいけ)緑地公園 陸上競技場では、市内の60歳以上の方たちのスポーツ大会「かみす健康スポーツまつり」が行われ、その会場のすぐ側で体験乗車会が開催されました。
朝、スポーツまつりが始まるころに体験乗車会も始まりました。
最初はスポーツまつりの受付と間違われてしまうこともありましたが、良い宣伝になったのか、徐々に体験乗車会の申し込みにも列ができます。

体験希望者には、受付で注意事項を読んだうえで参加用紙に名前などを記入していただき、タブレット端末を利用した電動アシスト自転車の使い方、乗り方、自転車走行のルールなどの動画を視聴してもらいます。


約10分の動画は、ブリヂストンサイクルが作成したものです。皆さん真剣に視聴されていました。

動画の視聴が終わったらヘルメットを被ります。
後ろにつまみがあるヘルメットです。つまみで調整するタイプのものを初めて被ったという方がほとんどで、中には付け心地に感動されている方もいました。
体験乗車では、ブリヂストンの電動アシスト自転車に乗っていただきます。

「電動アシスト自転車」にも色々な種類がありますが、用意したのは20インチと、24インチのタイヤが小さめのタイプで。車体の重心が低く、安定感があります。
また、足を高く上げる必要がないので高齢者にも優しい作りになっています。

絶妙なカラーリングとサイズ感に目を奪われました。可愛いです。この自転車で出かけたら鼻歌を歌ってしまいそうです。

そして、道幅約5m、片道約25mのコースを往復。 スタッフが側について安全には十分な配慮。


体験後は、感想など簡単なアンケート用を記入し、神栖市のサコッシュなどのお土産をお渡しして体験乗車は終了です。

まとめ

体験された方の中には、普段から自転車に乗るという方もいれば、「自転車にのるのは50年ぶり!」「自転車に乗ったことがない」という方もいて様々な方に電動アシスト自転車の乗り心地や魅力、どんなものなのかを知っていただく良い機会になりました。さらに、動画などを通して安全に乗るための意識を再確認していただけたのではと思います。

幅広い世代の人が自転車を活用できるようになり、小さい子供から高齢者まで安全に安心して自転車に乗れる街が増えていくといいですね!

執筆:水越恭子

【広島県】あたりまえの風景から広島の力強さを感じる「sokoiko!広島 PEACE TOUR」

【広島県】あたりまえの風景から広島の力強さを感じる「sokoiko!広島 PEACE TOUR」

「ガイドブックに載っていない旅」をコンセプトに、ここにしかないストーリーを感じることができるツアー「sokoiko!」
広島市のまちなかを巡る「sokoiko!広島 PEACE TOUR」では、広島市のシェアサイクルをはじめ、電動自転車を利用します。
電動自転車なので、体力に自信のない方でも安心してツアーを満喫することができます。

集合場所の平和記念公園レストハウス

梅雨明けの強い日差しの中、木陰に避難し、参加者の紹介とツアーの概要説明をしてもらいます。

「広島の地名の由来は?」「どうやって発展してきた街だったの?その背景にあったものは?」「本日のコースの狙いは?」など。
わずか数分で引き込まれてしまうガイド・トビーさんの話術に感動しながら、sokoiko!ツアーの世界にいざなわれていきます。

レストハウスから少し歩いてレンタサイクルのポートへ

この日は広島市のシェアサイクルを利用しました。

隊列走行のルールのレクチャーを受けて、いよいよツアー開始。ツアー参加者全員の「sokoiko!」号令で本格スタート。

スタート地点から広島城周辺へ

かつては、時代の流れから軍の重要な拠点としての顔をもっていた広島。現在は様々な建物に囲まれている広島城ですが、明治時代には全く違った景色が広がっていたそうです。

広島市中心部に投下された原子爆弾。この爆風や熱線を受けながら残った建物などを被爆遺構といいます。

「被爆鳥居」と「なぜか爆心地の方角に向かって成長する被爆樹木」
広島市内にはたくさんの被爆遺構が残されており、そのそれぞれから当時の物語や被害の大きさを感じることができます。

この写真に写る風景にも、「街づくりの中心となった広島城」「戦後復興の中でできた高層ビル群」「広島平和都市記念都市建設法の中で様々な人の思いとともに変化してきたまち」
など、広島を語る上で重要な多くのまちの要素が隠されています。

広島が舞台のマンガ「夕凪の街 桜の国」に登場する河川敷は、週末になると多くの人がここでバーベキューやスポーツを楽しんでいます。

トビーさんお気に入りの景色。

ここにも戦前、戦後、現代まで様々な時代に作られた広島があります。

平和記念公園

ここでいったん平和記念公園に帰ってきました。

ここまで、戦前・戦後・現代の広島を見てきましたが、もう一度、1945年8月6日 8時15分に何が起こっていたのかを振り返ります。

その時、広島のまちなかにいた人たちが見ていた景色はどんなものだったのか。
平和や戦争、8月6日に対する学びについての向き合い方が、少し変わるお話を伺うことができました。

広島のまちなかを南北に貫く「丹下ライン」

「平和記念公園のデザインを手がけた丹下健三氏がデザインに込めた想いとは?」

平和記念公園から広がった南北のライン、そこには時代を超えて紡がれてきた想いが形となって現れています。

ここから観光地エリアを少し離れて住宅街へ

ここでは、原爆投下直後に広島のまちを何とか助けよう、支えよう、前を向かせようとした人たちのストーリーに出会うことができます。

赤十字原爆病院は、たくさんの失われた命、でもそこには救おうとした人の想いや行動もあったということを気づかせてくれる場があります。

原爆投下からわずか3日で運転を再開した広島の路面電車。

ここにも、原爆投下直後からなんとか生きていこう、広島を支えていこうとした方々の力強い想いを感じることができるエピソードがあります。
参加者で感想を共有してFinish!みんないい顔でツアーを終えることができました。

コース紹介

まとめ

少し重いテーマのツアーなのかなと感じてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、このツアーを通して、力強く発展してきた広島には、つらい状況を何とか乗り切ろうとしてきたたくさんの「あたたかさ」があったことを感じ、それを知ることで、自身が広島というまちにかかわりを持てたことを誇りに思うことができました。

広島で暮らす人、仕事に来た人、観光に来た人、それぞれが知ってほしい広島を当たり前の風景から伝えてくれます。
ガイドさんの広島愛、ツアーへの想いに触れながらめぐるこのツアーは他にない唯一無二の体験です。

sokoiko!ツアーは広島市以外でも各地で展開されています。今回「平和」が大きなテーマでしたが、地域によってテーマはそれぞれ。
ぜひ普段とは一味違った自転車ツアーをsokoikoツアーで体験してみてください!

sokoiko!
https://www.sokoiko-mint.com/jp/

執筆:AKO

静岡県出身。大学時代は大阪で過ごし、現在は社会人として広島在住。
大学時代に自転車の撮影に関わったきっかけで、サイクリングの魅力を知り、広島での休日を自転車で楽しんでいます。
愛車は、輪行旅にも便利な折り畳み自転車「CARACLE-S」。

【愛媛県・広島県】高速道路を走る日本最大のサイクリングイベント「サイクリングしまなみ2022」

【愛媛県・広島県】高速道路を走る日本最大のサイクリングイベント「サイクリングしまなみ2022」


参加人数が6000人を超える大規模サイクリングイベント「サイクリングしまなみ」。しまなみ海道の高速道路部分を交通規制して自転車で走るイベントとして2014年に初開催され、以降全国のサイクリストから絶大な人気を集めています。その2022年大会が、4年ぶりに開催されました。

「サイクリングしまなみ」は、大規模大会が4年に1回、規模を縮小した中規模大会がその中間に開かれています。つまり前回の大規模大会は2018年、そのあとの中規模大会が2020年(コロナ により中止)でした。今回は国内46都道府県(青森県からは参加がありませんでした)から、そして海外33の国と地域から、合計6191人が出走する盛大な大会となりました。

コースは合計8ルート

愛媛県の今治市と、広島県の尾道市を結ぶしまなみ海道。サイクリストにはサイクリングコースで有名ですが、一方では高速道路(西瀬戸自動車道)として地域のインフラや観光をになう幹線道路です。その重要な道路を通行規制して行うこの大会は、地元でも一大イベント。何日も前から高速道路通行止めの告知をするなどして、地元が一体となって大会をバックアップしていきます。

大会コースは今治をスタートして尾道まで、または尾道から今治までをワンウェイで走るコース、そして今治・尾道を往復するコース、さらには途中で折り返すコースや弓削島などのゆめしま海道へ立ち寄るコースなど、30kmから140kmの全8コース。人気のあるコースはあっという間に定員に達して抽選になってしまう、参加競争倍率の高いイベントです。

今回参加したのは、今治をスタートして大三島まで高速道路を走り、下道で大三島を周回して、おなじみのしまなみ海道(高速ではないルート)で再び今治へ戻ってくる100kmコース。もっとも盛り上がる今治の会場を楽しみながら、アクセスにもすぐれた人気ルートです。

エイドステーションは4カ所。どんなエイド食が振る舞われるのか、楽しみです。

早朝からクルマで指定された駐車場へ、そこから少し走ってスタート地点の今治ICへ向かいます。最初のゲートで腕にラバーバンドを巻いてもらいました。

いよいよ高速道路を走ります

インターチェンジに入っていく道路が待機場所。ゼッケン順にグループで待機したあと、いよいよスタートを迎えます。合図とともに料金所のゲートを抜けて高速道路に。ついに始まりました!

愛媛県警バイシクルユニットからも4人が参加、実際に走りながら参加者をサポートしていました。これを警察官のコスプレだと思っていた方。ホンモノですから。

走り始めてすぐ、道路沿いには応援の人がこんなに。

来島海峡大橋手前。左側に見えるのは立哨スタッフを運ぶバスと、テントはトイレ。とにかく驚くほど立哨やエイドステーションスタッフなど多くの人が関わっています。

しまなみ海道でいちばん大きな橋、来島海峡大橋。ふだんはクルマでしか走れない道路ですが、この日ばかりは自転車の占有です。

橋などに見られる道路の継ぎ目には、自転車がハンドルをとられることのないよう、すべてカバーがかけられています。このためにものすごい数のカバーが用意されました。

来島海峡大橋に、中村時広愛媛県知事たちのグループがやってきました。中村知事はじめ、湯﨑 英彦広島県知事ら、エリアの首長たちが数多くこのイベントに参加しています。

高速道路上のコースのところどころに配置されたAEDと空気入れ。このボランティアさんは、しっかりAEDの扱い講習を受けているそうです。

高速道路ではない、通常の自転車道を走りながら撮影していたレースカメラマンとしても有名な辻啓さん。「疲れるよー!」と言いながら高速を走る参加者を抜く激走ぶり。今回は大会オフィシャルカメラマンとして活躍していました。

大三島のインターチェンジで高速区間は終わり。あっという間です。

エイドステーションは大行列

最初のエイドステーションは多々羅しまなみ公園。そこには長蛇の列が。なんだろう?と思ったら、エイドのドリンクやフードの列でした。ガマンして並ぶと、ドリンクやパン、せとうちのミカンゼリーなどがもらえます。


なんで頭にアヒルつけてるんですか?と聞くと、「仲間がすぐにわかるように目印でつけたんですけど、集まると目立ち過ぎますね」

事前に購入できる大会オフィシャルジャージを着て参加のご夫婦。素敵です。

大三島上浦の「海道夢太鼓」による演奏で参加者を応援。獅子舞も披露された。

地元の方々の応援が素晴らしすぎる

エイドステーションを出て、大三島を時計回りで一周します。電光掲示板には高速道路通行規制の表示が。

海岸沿いを快適に走る。ブルーラインが引かれているのがしまなみ海道の正規ルートだ。

ルートミスしやすい場所には標識を持ったボランティアさんが。ありがとうございます。

この開放感。まさしくサイクリングの聖地。

モトマヴィック発見。今日は大三島を巡回しながら、メカトラブルにあった参加者をサポート。ありがとうございます。

素晴らしい景色のなかを走る。途中の写真スポットで脚を止めて撮影する参加者もたくさんいた。この大会はグループ走行をしなくてもいいので、自分のペースで走れるのがいい。

沿道には地元の人たちがスティックバルーンを振り鳴らしながら応援してくれている。こんな光景がほぼすべての集落で見られました。感動です。

昼食は地元高校生の吹奏楽演奏を聞きながら

第2エイドは大三島支所。ここでしっかり昼食をいただきます。しまなみのイベントでは定番の鯛めし。
いっしょにいただいたパンは、四国乳業らくれん牛乳を使った「ミニクリームパン」。パッケージにイベントのマーク入り。ファミリーマートで中四国限定販売されたものです。

エイド会場では恒例の地元高校生による吹奏楽。みんな制服が違うところを見ると、今治市の各校選抜かな?

大三島支所エイドを出て、またしても絶景のなかを走ります。

島を一周して、最初のエイドだった多々羅しまなみ公園に戻ってきました。ここには「サイクリストの聖地」碑があり、今回は渡らなかった多々羅大橋をバックに記念撮影ができます。多くの人が立ち寄って休憩していました。

路面に発見したのは、ナショナルサイクルルートのペイント。
「日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート」としてビワイチやつくば霞ヶ浦りんりんロードと同時に最初に認定されたのがしまなみ海道サイクリングロードです。

第3エイドは南国気分

次のエイドステーションは道の駅「伯方S・Cパーク」。Sはスポーツ、Cはカルチャーを意味するネーミングだそう。海岸にはパームツリーが並び、南国イメメージが漂います。

ここで提供されたフードはレモンジュレ、伯方の塩羊羹などのスイーツ類。そろそろ疲れてきた参加者のために、マッサージのサービスもありました。

ここでちょっと小ネタを。参加者がバイクに付けて走ったフロントのゼッケン。
この裏にはなにやら基板のようなものがプリントされている。じつはこれが今回の計測チップ。従来の回収型(タイラップでフロントフォークに取り付けるタイプ)だと、どうしても返却もれがあるので、回収しなくていいこういったタイプが今後は多くなるんだそうです。
自転車のイベントで使われるのは初めてだということでした。

伯方・大三島大橋を渡り、じわじわと今治に近づいてきました。

そして現れた大島名物(?)の心臓破りの坂。ルート後半になって現れた長い上り坂に、歩いてしまう参加者もいました。

よしうみバラ公園で最後の補給

最後のエイドステーション、よしうみバラ公園に到着です。ここまで来ればゴールまでは時間の問題。
ゆっくり休憩する参加者がくつろいでいます。島じゃこ天、焼豚、冷凍ブルーベリーなどで最後のエネルギーチャージ。

ゴールも近いということで余裕ができ、ビューポイントには多くの参加者が脚を止めています。
写真を撮らせてください、と声をかけたら、そのなかのひとりがカッコいいポーズをキメてくれました。来島海峡大橋をバックに大会公式ジャージが映える!

名物のループを抜けると、いよいよ来島海峡大橋。行きは高速道路部分を走りましたが、帰りは自転車歩行者部分を走ります。
高速部分の交通規制はすでに解除されています。だんだん夕方の光線になってきました。

感動のフィニッシュは今治の市街地で

来島海峡大橋を渡ってしばらくすると、今治の市街地へ。
フィニッシュラインに近づくと、一般道を車線規制してサイクリストを安全に導いてくれます。

そして今治市の広小路で感動のゴール。こうして市街地にフィニッシュするのは今回が初めての試みなんだそうです。

フィニッシュラインを越えると、そこには大行列が。こ、これはなんの行列なんでしょうか?
その行列のいちばん先にあったのは、大会の記念パネル。みんなここで記念撮影したくて、列を作って待ってたんですね。
でもこの行列、きっと待ち時間1時間はあったんじゃないかな。次回はパネルの数を増やしてくださーい。

フィニッシュラインを過ぎると、さらにアーケード街のなかを走るように誘導されます。

そして現れたのが、ステージやブーステントが立ち並ぶ「どんどび芝っち広場」。
ここがフィニッシュ後のイベント会場です。ステージではトークショーやダンスパフォーマンス、県警音楽隊の演奏などが行われ、テントではフードが配られています。
航空会社のANAが提供していたスープは、飛行機の中で飲むのと同じものだそう。

メインのガッツリフードは、数々の賞を獲得した今治のB級グルメ「今治焼豚玉子飯」。これがボリュームもあって暖かくてうまい!

グループで参加した愛媛信用金庫のみなさん。

今治市をイメージしたPRマスコットキャラクター、バリィさん。今日はハロウィーンバージョンでの登場。
NHK松山放送局のブースでは弱虫ペダルのパネルを設置。

会場にはライドを終えて楽しそうに仲間と一日を振り返っているグループがあちこちに。

円座になってフードをほおばっていたグループ。走ってみてどうでしたか?「地元の人たちの声援がすごくて感動しました。また次回も来たいです!」

リンク

▼サイクリングしまなみ2022
https://cycling-shimanami.jp/

▼道の駅多々羅しまなみ公園
https://toll-road-rest-stop-261.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral

▼道の駅伯方S・Cパーク
http://imabari-shimanami.jp/hakata/

▼よしうみバラ公園
https://www.city.imabari.ehime.jp/kouen/yosiumi/

まとめ

参加人数、規模とも日本最大のサイクリングイベント。
しかも高速道路を止めて自転車を走らせるという、どう考えても無茶なイベントをやり遂げるエネルギーが大会全体からあふれ出ている。
これが「世界のしまなみ」の原動力なのだと思い知らされました。
そして海沿いの景観や橋を渡るダイナミックさなど、しまなみのサイクリング環境は別格なのだと改めて思いました。
また参加者たちがそれを思いっきり楽しんでいるのが印象的でした。また4年後は別のコースを楽しんでみたい。
そしておそらくさらに進化しているであろう「しまなみ海道」と「サイクリングしまなみ」に会いにきたい。そう強く思わされました。

▼イベント情報

大会名:瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会 サイクリングしまなみ2022
開催日:2022年10月30日(日)
開催地:愛媛県今治市・上島町 広島県尾道市
主催者:サイクリングしまなみ2022実行委員会

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓蒙活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

【大分県】ハワイチームが日本を観光×サイクリングツアー〜中津から耶馬渓〜

【大分県】ハワイチームが日本を観光×サイクリングツアー〜中津から耶馬渓〜

2022年10月下旬、大分県北部で「大分おんせんライドツアー」が開催されました。
外国人向けツーリズムを手掛ける東京の旅行会社が県内で初めて主催したものです。

ハワイからサイクリングチームを招き、県北部の観光スポットを巡り、日本や大分の歴史と文化に触れながら全180㎞のサイクリングを楽しむツアーです。
ツアーの一部にあたる「中津市から深耶馬渓」のコースと「深耶馬渓から別府市」のコースを3日間に渡って取材してきました。

初回は、ツアー初日と「中津市から深耶馬渓」までの約50kmのコースツアーをレポートしていきます。

日本文化でおもてなし〜神社やお城、家庭料理で


ツアー初日はバス観光です。
ハワイのサイクリングチームは、大分県北部に位置する宇佐神宮や中津城といった日本の歴史に触れていました。

中津城を見学後、中津市がおもてなしのセレモニーを開催。
日本らしい文化の剣舞やお琴を披露しました。

サイクリングチームのメンバーも着物を羽織りお琴を体験。
貴重な体験に喜ぶメンバーの素敵な笑顔が見られました。

ゲストハウス「すえひろや」でウェルカムパーティー


セレモニー後、中津城からほど近い場所にあるサイクリスト向けゲストハウス「すえひろや」に移動し、ウェルカムパーティーが開かれました。

ウェルカムパーティーでも日本の文化を楽しんでもらおうと茶道、日本の家庭料理であるしゃぶしゃぶや餃子作りをサイクリンググループに体験してもらうスタイルのパーティー。

和気あいあいと料理を楽しむ姿が、初対面とは思えないほどアットホームな空間でした。
明日からはいよいよ長距離の「大分おんせんライドツア」ーがスタートします。

大分おんせんライドツアーのはじまり~「中津市から深耶馬渓」50kmコース


サイクリング1日目。
中津城を出発し、深耶馬渓にある宿泊先に向けて、観光や体験を楽しみながらサイクリングをするツアーです。

観光では耶馬渓にある「青の洞門」「羅漢寺」を、体験では農家民泊でファーム体験や日本の伝統餅つきを行います。
深耶馬渓までの道のりは、起伏の激しい山道も待ち構えるコースです。

中津城でサイクリングツアー出発式


小春日和の青空のもと、サイクリングチームは、日本のサイクリングガイド松永皓史さんを先頭に、列となって自転車で中津城へやってきました。

中津市の職員と中津市のゆるキャラ「くろかんくん」に出迎えられます。
「くろかんくん」に頬を緩め、緊張感がありつつも、どこかにこやかな表情のメンバーたちでした。

出発の前に、中津城横にある中津神社でサイクリングツアーの安全と成功を祈って参拝をしています。

中津城から青の洞門へ


出発式を終え、市の職員方からの温かい声援に見送られ、中津城を出発しました。
ここから一般道を約20〜30kmの速さで走っていきます。
まず目指すのは、中津市耶馬渓にある「青の洞門」です。

歴史ある「青の洞門」

禅海和尚が手で掘ったことで有名な青の洞門。

耶馬渓の歴史が感じられる観光スポットです。秋には紅葉が美しく、水のきれいな山国川(やまくにがわ)が流れており、観光客で賑わいをみせます。

青の洞門をくぐるサイクリスト


サイクリングチームは、出発してから約1時間後に青の洞門をくぐりました。
時速20〜30kmとはいえ、目の前を通過するスピードはとても速いです。

サイクリングチームは青の洞門で休憩し、禅海和尚像の前で記念撮影を行いました。

山と川の自然を感じながら羅漢寺へ

自然が美しい道路を通りながら向かう次の場所は羅漢寺です。

車の交通量も少なく、のどかな景色を堪能しながら羅漢寺に向かいます。

日本三大五百羅漢「羅漢寺」

巨大な岩山の中腹に位置する羅漢寺は、「青の洞門」から車で5分ほど走ったところに位置します。
今から1300年以上も前にインドの僧侶が修行したことが始まりとされる寺で、日本最古の五百羅漢が安置されています。
羅漢寺の隣には「古羅漢」といわれる山もあり、トレッキングをすることもできます。

「羅漢寺」を観光


羅漢寺駐車場に到着したメンバーは、シューズを履き替え羅漢寺に向かいます。


羅漢寺まではリフトを使い、英語が堪能な日本人ガイドさんとともに羅漢寺を観光。
羅漢寺からの見晴らしは、日本人の私でも圧倒される美しい景色です。

赤みがかった紅葉と日本らしさを感じる門に「It’s beautiful!」の声が聞かれました。

次はお楽しみのランチ!向かうは農家民泊の「みどりさん家(ち)」です。

「みどりさん家」では、ファーム体験や餅つき体験を行います。

「農家民泊みどりさん家」でファーム体験と餅つき体験


農家民泊みどりさん家に到着すると、スタッフの方や市の職員の方など多くの人が拍手で出迎えていました。
サイクリングチームは早速畑へ移動し、芋掘り体験を行います。



さつまいもの他、大根やピーナッツも収穫しており、野菜が穫れるたび「ワー!オー!」と笑顔と歓声が上がりました。

畑のバックも素晴らしい景色です。

お待ちかねの和食ランチタイム


ファーム体験のあとは、日本食でランチタイム。
中津名物のからあげや野菜の煮物、中津特産の牡蠣「中津美人」が振る舞われ、サイクリングでの空腹を美味しい料理で満たしました。

杵と臼で餅つき体験


食事を楽しみながら、次は餅つき体験です。
まずは日本人が杵と臼で餅つきをしてみせます。

興味津々で写真や動画に収めるメンバーもいました。
次はメンバーたちが体験します。

少しぎこちなさのある餅つき、杵と杵がぶつかる音に笑いもおきました。

教わりながらお餅を丸めるメンバーもいて、日本の食文化を堪能したことでしょう。
いよいよ次は、1日目のラストスパート。最後の目的地は、深耶馬溪にある宿泊先「小さなお宿つきのほたる」です。

深耶馬渓までは美しくも過酷なコースを選択

農家民泊「みどりさん家」から「小さなお宿つきのほたる」へと向かうコースは、2つあります。距離が短い「一般道を通るコース約17km」と、美しいけど起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」です。
耶馬渓の美しさをみてもらうため、あえて起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」を走りました。

山間道路を通るコースの美しい景観

耶馬渓には自転車が走るためのサイクリングロードがあります。1975年に廃止となった鉄道跡を利用してできたものです。
鉄橋もサイクリングロードとなっていて、日本の中でも珍しい場所となっています。サイクリングチームも赤い鉄橋を走っていきました。伊福盆地を囲うようにそびえ立つ「伊福の景」。渓谷耶馬渓の美しさを物語る風景の一つです。
山の岩肌が見える「伊福の景」は秋が深まれば、紅葉を間近で見られること間違いなしの絶景ポイントになります。

山間道路を通るコースの過酷さ


コースとなっている山間道路には、長い坂道とカーブがあります。
伊福の美しい景観を横目に急な坂が長く長く続き、サイクリングチームも絶景の長い坂道を必死に登っていきます。
自転車に慣れ親しんでいるメンバーも、このときばかりは顔をしかめます。自転車を手で押して歩くメンバーもいるほどでした。
坂を登りきった地点で一休みです。休憩しながら、メンバーが揃うのを待ちます。
そんな中、軽快に坂を下ってきた女性がいます。
彼女は、「先に行ってもいい?」というニュアンスの英語を伝えてきました。
何とか「Wait」と伝えられ、チームを待っていた彼女ですが、あの坂を登ってきたのに、まだ体力が余っているのかと驚いてしまいました。
さらに驚いたのは、彼女が御歳70才を超えているということです。
実は、ハワイからのサイクリングチームはトライアスロンの経験者!見事な走りでした。

メンバーが揃い、彼女も出発します。
目的地の宿泊先「小さなお宿つきのほたる」まであと少しです。

のどかな風景に佇む「小さなお宿つきのほたる」到着


起伏の厳しい山道を越え、しばらく田舎道を進むと目的地の宿「小さなお宿つきのほたる」に到着しました。
中津城から約50kmの道のりを自転車でやってきたサイクリングチーム。
到着した頃にはみんなが笑顔で、ワクワクしている気分が伝わります。

宿の前には折戸温泉、裏側には見事な田園風景が広がっています。広々したのどかさに心が癒やされ、疲れが吹き飛んでしまいそうな景色です。

自転車は宿の倉庫にしまい、サイクリングチームは初日の疲れた身体を休ませ、明日のサイクリングツアーに備えるのでした。

コース紹介

▼中津城
https://www.facebook.com/nakatsu.castle

▼青の洞門
https://nakatsuyaba.com/?introduce=doumon0815

▼羅漢寺
https://nakatsuyaba.com/?introduce=rakanji-2

▼農家民泊みどりさん家
https://ny-ikik.net/midori/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

中津城~深耶馬渓

まとめ

ハワイからサイクリングチームを招いた「大分おんせんライドツアー」が大分県中津市で開催されました。初日は日本の文化でおもてなしをし、翌日には、日本の歴史や文化に触れながらのサイクリング観光ツアーです。
起伏の激しい道のりを含め、約50km。宿につくと「まだまだ元気よ!」というような笑顔をみせてくれたメンバーたちでした。
ちょっと刺激のあるサイクリングを楽しみたい方は、トライアスロン経験者でもあるハワイのサイクリングチームが走った「中津市から深耶馬渓」のコースを同じように体験し、挑戦してみるのはいかがでしょうか。

次回は、耶馬渓〜安心院〜別府のコースとツアー内容をお伝えします。

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

 

【オーストラリア】日本から参加しやすさ抜群!ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ

【オーストラリア】日本から参加しやすさ抜群!ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ

数あるクイーンズランド州の自転車イベントの中でも、州最大級の参加者が集まるイベントが「ブリスベンtoゴールドコースト サイクルチャレンジ」(通称B2GC/ビーツージーシー)(NPO バイシクルクイーンズランド主催)。その魅力をお伝えします。

ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ(B2GC)とは

B2GCは参加者数が実に3,700名を超えるマンモス大会。
ブリスベン市内にあるクイーンズランド州立大学(セントルシアキャンパス)敷地内のエレナーショネルブリッジからスタートし、ゴールドコーストのサウスポートエリアにあるブロードウォーターパークランズのゴールを目指すファンライドイベントです。クイーンズランド州立大学はクイーンズランド州の中で最も歴史と権威のある大学の一つで、広大な芝生の上にそびえ立つ煉瓦造りの美しいキャンパスが印象的です。

100kmコースではキャンパスをスタートし、ブリスベンの市内を南下、ブロードウォーターパークランズまで、途中2カ所のレストストップをはさみながら、郊外、カントリーサイド、そしてシーコーストへの道のりをワンウェイで辿ります。

100km・60km・40kmの3コースが設定

B2GCレースではなくあくまでファンライド、自分のペースで仲間と楽しく走るイベントで、タイム計測はありません。

先の100kmコースでは朝6時台にスタートして、早い人は平均時速35km〜40kmで走るので、午前9時前にはゴールします。この早朝スタートも、普段から朝一番に走るサイクリストの多いオーストラリアならでは。

40kmコースは、ブリスベン市内から途中のローガンのオリバーズスポーツコンプレックスまで。60kmコースは、オリバーズスポーツコンプレックスから100kmコースと同じブロードウォーターパークランズのゴールを目指します。
2017年、2019年大会と過去100kmコースに参加し完走しました。
比較的アップダウンの少ないコースなので、これまでロングライドの経験が少ない方でも、体力や経験に合わせたコースを選び、完走にチャレンジすることができます。

若者からシニアの方まで、人種・国籍を問わずたくさんのサイクリストたちが、ブリスベンからゴールドコーストの青い海を目指して走り抜ける様子は、見ているだけでも迫力があります。その中で一緒に走る、その爽快感はたまりません。

現地の医療研究・慈善団体への募金も呼びかける当イベント。職場や友人同士でグループ参加して、イベントには直接参加しない仲間からも寄付を募るといった習慣も根付いています。健康な心身でサイクリングができることの喜びを改めて噛み締めることができるイベントでもあります。

オーストラリア屈指の2都市の魅力を一度に味わう

B2GCの魅力はなんと言っても、オーストラリアの雄大な自然を感じながら、2都市の魅力を一気に体感できることです。
2032年にオリンピック・パラリンピックの開催が決定し、橋やメトロはもちろん、自転車専用道の整備も含め発展が著しいリバーシティのブリスベン。2018年にイギリス連邦の国際スポーツ競技大会「コモンウェルスゲームズ」を主催し、国際的スポーツリゾートでもあるゴールドコースト。
両都市間を自転車で駆け抜けるB2GCはまたとない海外ライド体験になるはずです。

2つの都市とその間に広がる緑豊かな郊外、小川が入り組む河口岸、ビーチと並走する海岸沿い等を自転車でめぐり、様々な景観を楽しめます。
ゴール地点のブロードウォーターパークランズは広々とした芝生の会場で、フードトラックや音楽の生演奏もあり、参加者の家族や友人たちも駆けつけ、さながら野外フェスのような雰囲気。
15年以上にわたり地元で長く愛されてきた理由も納得です。

イベントが開催される10月はオーストラリアは春。透明感のある紫色のジャカランダが、まるで日本の桜のように街のあちこちで咲き乱れる季節です。
ゴールドコーストまでの道中もシュガーケーン(サトウキビ)畑や、マングローブ、ブーゲンビリアといった亜熱帯のクイーンズランド州ならではのトロピカルな雰囲気を味わえます。

また、ライダーとしてではなく大会運営ボランティアとしての参加も人気です。サイクリスト同士ではもちろん、レストストップでのローカルボランティアたちとの交流もまた楽しいひとときです。

ワンウェイライドならではのサポートも充実

B2GCはブリスベンからゴールドコーストまでの片道を駆け抜けるワンウェイコース。ブリスベン・ブリスベン、ゴールドコーストそれぞれに在住・滞在する参加者がどちらも参加しやすいようサポートサービスも充実しています。

ゴールドコーストからの参加者向けには、大会当日早朝にブリスベンへと向かうサイクルトレインが、ブリスベンからの参加者向けにはゴール後に自転車を乗せてブリスベンへと戻るシャトルバスがそれぞれオプション(有料/要事前申込)として提供されています。

日本からの参加しやすさも抜群

クイーンズランド州と日本の時差はたったの1時間(日本+1時間)。時差が少ないため移動前後の負担も少なく、短期日程でも十分に滞在を満喫することができます。
車道は日本と同じ左側走行なので、初めての海外ライドでもスムーズに馴染めます。

サイクリング中のアクシデントのサポートも万全。各レストストップにはメカニックが常駐し、無料でメンテナンスをしてくれます。

日本では、ハワイの自転車イベント『ホノルルセンチュリーライド』、ニューヨークの『バイクニューヨーク』と並ぶ『グローバルライド』シリーズとして紹介されています。

2019年大会では、「そんなの関係ねぇ!」でおなじみ、芸人の小島よしおさんが宣伝番長を務め、日本からツアーも企画され、約50名のサイクリストが参加しました。

2022年11月末からはブリスベンー羽田空港のカンタス直行便も就航予定。所要約9時間で愛車と共にひとっ飛び。ますます日本からブリスベンが身近になります。

イベント前後に寄りたい!ブリスベンのおすすめ観光スポット

自転車を携えてブリスベンに滞在するならぜひ、川沿いの自転車専用道をサイクリングしたり、定番から最新の観光スポットも楽しみたいところ。

Mt.クーサヒルクライムとレガッタホテル

ブリスベンの市内からほど近い、Mt.クーサはブリスベンのサイクリストたちのヒルクライムの定番スポット。頂上の展望台からは街の真ん中を蛇行するブリスベン川と高層ビル群が共生する自然豊かな都市、ブリスベンの様子を一望できます。

下山後はブリスベン川沿いの老舗レガッタホテルで、ぜひエッグベネディクトをご賞味あれ。

ストーリーブリッジとフェロンズブリューワリー

イベント当日に打ち上げをするならぜひ、ストーリーブリッジの麓にあるフェロンズブリューワリーへ。
リバーシティブリスベンには個性的な橋がいくつもかかっていますが、その中でもストーリーブリッジはブリスベンを代表するアイコニックな橋です。

また、ワインだけではなくクラフトビールの人気も根強いオーストラリアでは各地に趣向を凝らしたブリューワリーが点在。
ここフェロンズブリューワリーでは、できたての香り高いクラフトビール、シーフード、ステーキといった料理と夜景を一度に堪能することができます。

ローンパインコアラサンクチュアリ

オーストラリアと言えばコアラやカンガルーといった動物を思い浮かべる方も多いでしょう。
ブリスベンにあるローンパインコアラサンクチュアリは1927年にオープンした世界最長の歴史を持つ、世界最大のコアラ保護区。コアラはもちろん、カンガルーやエミューといったオーストラリアを代表する動物たちを間近で見て触れ合うこともできます。

オーストラリアは州毎に法律が異なり、コアラへの接触ができない州もありますが、ブリスベンのあるクイーンズランド州ではコアラを抱っこして記念撮影(有料)もすることができます。

ぜひ旅の思い出に訪れてみてはいかがでしょうか。

ゴールドコーストでリゾートを満喫

世界屈指のリゾート、ゴールドコーストもイベントだけで終わらせてはもったいないです。ショッピングやレストランはもちろんですが、やはり57kmの雄大な海岸線は見逃せません。

サーファーズパラダイス

世界中のサーファーの聖地の一つ、サーファーズパラダイスは国際的にも有名なビーチ。
一年を通して比較的温暖なためビーチでは季節を問わずサーフィン、スタンドアップ・パドルボードといったマリンスポーツはもちろん、日光浴を楽しむ老若男女の姿を見ることができます。

海に入らなくても砂浜を素足で歩くだけでも十分。きめ細かい白い鳴き砂のキュッキュッという音と感触をぜひ体感してみてください。

Q1リゾート&スパ スカイポイント

 Q1リゾート&スパは、オーストラリア第1位・世界第19位の高さの超高層ビル。 高層マンションにもなっていて、2011年にドバイのザ・トーチが竣工するまでは住宅としては世界一の高さでした。
展望台スカイポイントからはオーストラリアが世界に誇る57kmの真っ白い海外線を一望できます。透明感溢れるクイーンズランドブルーの海、白い砂浜、抜けるような青い空は忘れられない景色になるでしょう。

イベント後に登って、ブリスベン〜ゴールドコーストまで走り抜けたコースを振り返ってみるのもおすすめです。

コース紹介

 距離:約100km(クイーンズランド州立大学(ブリスベン)〜ブロードウォーターパークランズ(サウスポート))

▼NPOバイシクルクイーンズランド ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ公式Webサイト(英語)
https://b2gc.com.au/

▼グローバルライドイベント事務局 B2GC日本語案内Webサイト
https://b2gc.jp/

2022年大会のレビュー、そして2023年開催に向けて

2022年10月23日(日)開催予定でしたが、あいにくの大雨のため大会は事前に中止となりました。
参加者たちは参加費の払い戻し・もしくはそのまま慈善団体への寄付の2択を選べた、というのもまた寄付文化の強いオーストラリアならではのカルチャーです。
当日は予報通りの大雨でしたが、代わりに当日朝7時から、オンラインバイクトレーニングアプリ「Zwift」を使ったソーシャルライドイベントが開催されました。

雨の音を聴きながら自宅でスマートトレーナーを使いペダリング。本大会は中止となりましたが、画面上でたくさんのローカルライダーたちと早朝ライドを楽しみました。

2020、2021年はコロナの影響で、2022年は雨天で中止となりましたが2023年こそはお天気にも恵まれ、4年ぶりに開催されるのが今から楽しみです。
2023年はぜひ、B2GCで海外自転車イベントデビューしてみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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