国内外の観光客に人気の「飛騨高山」。古い建物が立ち並ぶ風景が魅力の高山駅周辺から、紅葉が美しい市街地周辺のスポットと、グルメ&スイーツを楽しむ、約17kmの半日サイクリングをご紹介します。
日本一大きな「高山市」とは
日本の市町村で最も大きな市としても知られる「高山市」。2005年に近隣9町村と合併し、面積は大阪府や香川県より大きい2,177.61㎢、東京都(2,193.96㎢)とほぼ同じ大きさです。
高山市の中心市街地には江戸時代以来の城下町や商家町が保全されていて、「飛騨の小京都」とも呼ばれ観光名所としても有名です。
スタートはJR「高山駅」
JR東海高山本線の「高山駅」へは、東京駅から北陸新幹線「富山」からJR特急「ひだ」で約3時間40分。
名古屋駅からは、JR特急「ひだ」で乗り換えなし約2時間30分です。
まずは高山駅から東へ約750m「高山陣屋」へ。
「高山陣屋」は、江戸幕府が飛騨国を直轄領として管理するために設置した代官所・飛騨郡代役所です。
すぐ目の前には赤い欄干が目をひく「中橋」。
高山の古い町並
「古い町並 三町(さんまち)伝統的建造物群保存地区」は、城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みを合わせて「古い町並」と呼ばれています。
古い町並み近くの「宮川朝市」は、高山の市街地2カ所で毎朝開かれている朝市のひとつ。4月から11月は午前7時から正午、12月から3月は午前8時から正午まで、毎日開催されています。
宮川朝市の通りに面したカフェ「La Chaise」で朝食。
朝市の前を流れる「宮川」の風景。柳や鯉など風情を感じます。
日枝神社
「古い町並」から約1.5km走って「日枝(ひえ)神社」へ。
木々が生い茂り、とても爽やかで自然のパワーを感じる「日枝神社」は、高山を舞台としたアニメや、有名なアニメのモデルにもなったと言われ、「アニメの聖地」として知られています。
スマホのアプリで写真をイラスト風に変換すれば、確かに聖地のような雰囲気を感じます。
日枝神社から高山城山公園の南側を走り、江名子川の方へ。
日枝神社の南側は、短いですが坂を登り下りします。そして江名子川沿い「東山遊歩道」へ。
江名子川沿いを約2km、のんびりと走り「宮前橋」へ向かいます。
「宮前橋」の東側に見えるのは、桜山八幡宮の大鳥居。
「宮前橋」の北側に架かるのは木製の「不動橋」。時間帯や季節によって様々な表情を見せてくれる、風情溢れる橋です。
「光ミュージアム」と「飛騨の里」
不動橋から県道458号を西へと約3km走り「光ミュージアム(ひかるミュージアム)」へ。
人類史展示室や美術展示室などがある複合型ミュージアムの外観は、マヤ文明の建物をモチーフにしていて、「古い町並み」とは全く違った光景です。
駐車場の木々は、ちょうど赤く色づいています。
「光ミュージアム」から南下し3.5km先の「飛騨の里」へ。
住宅街の坂道には美しい紅葉。
その先の坂道を登ると、合掌造りをはじめとした飛騨の古い貴重な民家が移築復元されている「飛騨の里」です。
「飛騨の里」から、県道158号を西へ走って「高山駅」方面へ。
「飛騨牛ランチ」と「カフェタイム」
高山駅から400mほど「飛騨牛の丸明(まるあき)」へ。
飛騨牛A5サーロインステーキ(150g)セットと、飛騨牛のにぎり寿しで、ランチタイム。
ランチの後は近くの「恵那川上屋 高山花筏店」でカフェ&スイーツ。
岐阜県の素材を用いた和菓子、洋菓子のお店です。
テラス席で「モンブランとカフェラテ」のスイーツタイム。
カフェタイムの後は「JR高山駅」へ戻り、約17kmのサイクリング終了。
コース紹介
▼飛騨高山観光公式サイト
https://www.hidatakayama.or.jp/
▼日枝神社
https://hiejinja.com/
▼飛騨牛の丸明
https://www.hidagyu-maruaki.co.jp/
▼恵那川上屋
https://www.enakawakamiya.co.jp/
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
岐阜県の人気観光スポットだけに、10時を過ぎれば「古い町並」は多くの人で賑わっていました。しかし自転車で少し走れば、落ち着いた風情溢れる「高山」を感じることができます。
半日あれば、高山市街地周辺サイクリング。高山駅周辺はレンタサイクルも充実していますので、歩いて行けないところまで、自転車で散策してみてください。
サイクリングの後は、食事やスイーツも楽しんでください。
執筆:HANADA
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