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記事タグ: ツーリング(10~50km)

【群馬県】下仁田グルメとサイクルトレインを楽しむ約38kmのサイクリング

【群馬県】下仁田グルメとサイクルトレインを楽しむ約38kmのサイクリング

群馬県下仁田町で栽培される下仁田ネギは白根が太く短い見た目で、焼くと甘みが出るのが特徴です。そのため「すき焼き」の具材として人気で、冬には下仁田町の店ですき焼きを提供する店があり、わざわざ食べに来る人も多いです。
そんな下仁田ネギを使ったすき焼きを食べに行くサイクリングを紹介します。

山名駅からスタート

上信電鉄上信線の山名駅はグリーンの壁がレトロ可愛い駅舎です。
JR高崎線の高崎駅で乗換が面倒くさい…という人は、高崎駅で下車して山名駅まで走ってもOKです。さほど遠くありませんが、市街地を走るので気を付けて走行しましょう。

駅の隣にある山名八幡宮でお参り

山名駅のすぐ隣に山名八幡宮があるので出発前にお参りしておきましょう。
駅の横の踏切を渡っても良いのですが、線路の下をくぐるトンネル参道から向かうのが他ではあまり見ないスタイルなのでオススメです。

平安時代から続く由緒ある神社で、安産子育ての宮として信仰されています。
子供連れで参拝しても楽しめるように、参道にはパン屋やカフェが併設されているのも特徴的です。

鳥居をくぐり本殿へ。社殿は18世紀の建造で歴史を感じます。
そんな歴史ある神社ですが、2016年に大リニューアルして本殿の塗り替えやホームページ、お守りなどがオシャレに生まれ変わったとか。

本殿を参拝してグルッと裏に回ると裏神様として獅子頭様が祀られています。

レトロ自販機があるドライブイン七輿

山名八幡宮から県道173号を走り、ドライブイン七輿へ。
ここは漫画「ろんぐらいだぁす!」で紹介された場所なので、ご存じの方もいるのでは。

レトロ自販機がありホットサンドやチャーシュー麺が人気です。朝食がてらここで食べてから走るのも面白いですね。

隣には七輿山古墳があります。春には古墳に咲く桜の花が綺麗ですよ。

ユネスコ「世界の記憶」登録の上野三碑

国道254号に合流して少ししたら右折、矢田川沿いの遊歩道を走ります。

上信電鉄をくぐり、吉井運動公園にある多胡碑(たごひ)を見に寄り道します。
公園の一角に覆屋(おおいや)があり、その中に保管展示された多胡碑があります。

多胡碑は平成29年にユネスコ「世界の記憶」に登録された「上野三碑(こうずけさんぴ)」のひとつです。「山上碑(やまのうえひ)」「金井沢碑(かないざわひ)」と合わせ3つの石碑が上野三碑と呼ばれています。
7世紀から8世紀にかけて東アジアの文化交流を示す最古の石碑群とされています。

他の2つも近い場所にあるので、興味があればセットでまわるのも楽しいですよ。
今日は多胡碑だけ見て、先に進みます。

多胡碑の覆屋は高崎市吉井町のマンホールのデザインにもなっています。走っている時に足下にも注目してみてください。

工場直売の和菓子を堪能

鏑川を渡り、県道200号を走ります。ほどよくアップダウンがあり気持ちが良い道です。

しばらく走ると、ゴツゴツした岩が面白い吉井カントリークラブが見えてきます。ハワイ諸島の景観をモチーフにしたゴルフ場らしいので、入口の岩はハワイの溶岩?というイメージなのかな。なるほどハワイっぽい!

吉井カントリークラブをピークに下り坂になります。
そのまま下っていると武蔵製菓吉井工場の直売店が出てきます、見落とさないように。

武蔵製菓の名前は知らなくても、大手スーパーに和菓子を卸している会社なので一度は目にしたことがある和菓子があるかもしれませんよ。
よく行くスーパーにも武蔵製菓の和菓子が売っているので、テンションあがります。

店内にはズラッと和菓子が陳列されています。スーパーで買うより安く買えるので、平日にもかかわらずお客さんが絶えず訪れていました。

店の奥には買った商品を食べられる休憩所があります。セルフでお茶やお水も用意してくれているのがありがたいですね。
休憩所の横に工房があり、和菓子を作る過程が見えるようになっているのも面白いです。

工房で作られた国産栗のモンブランを頂きました。甘すぎず栗の味が濃くて美味しかったです。

城下町小幡の町並み

武蔵製菓を出て鏑川を渡り上州福島駅の前を通ります。道なりに進んでいくと甘楽町の城下町小幡に到着します。織田氏・松平氏が統治した城下町で当時の栄えた面影を今でも感じる事が出来ます。
道沿いに流れる雄川堰は「日本名水100選」にも選ばれた綺麗な川です。

昔の建物を利用したカフェなどもあり、時間があればお茶でも飲みたいところですが、先を急ぐのでまた今度。

愛郷がある狛犬様

小幡織田家3代信昌の時代に創建された小幡八幡宮に立ち寄ります。
ここの狛犬様は愛郷があり、狛犬好きの間でも人気が高いです。

土日には狛犬様の絵柄が可愛い御朱印がいただけます。

ピザが絶品の道の駅甘楽

城下町小幡の近くにある「道の駅甘楽」の前を通過します。
ここのフードコートでは本格石窯で焼いたピザが人気です。地元の味噌や野菜を使ったピザは絶品です。今日は下仁田ですき焼きを食べるので、我慢して進みます。

しばらく県道193号を走ります。車も少なく快適です。
県道192号と県道193号のY字手前で右折します。上信越自動車道の下をくぐり下ります。

鏑川を渡る橋に立派な和合の大イチョウがあります。富岡市指定天然記念物にもなっています。1本の樹に見えますが5本の集合体だとか。

富岡バイパス(国道254号)を横断し直進します。
丁字路を左折して県道を進みます。国道254号は大型車や車が多いので、なるべく避けるルートに設定しています。
宮崎公園の横を下る坂はコンクリート坂で、かなりの斜度です。

珍駅名の南蛇井駅

神成山(かんなりやま)は東西に約3kmの稜線に9つピークがある九連峰でハイキングでも人気です。自転車でその裾に伸びる道を走ります。

岩がゴツゴツしていて「ミニ妙義山」などとも呼ばれています。
上からの眺めも良いようなので、ハイキングでも来てみたいですね。

新堀トイレの路地を左折して上信越自動車道の高架下を抜けると「南蛇井駅(なんじゃいえき)」です。声に出すと面白い「なんじゃい駅」は珍駅名として有名です。

いよいよ下仁田町へ

県道48号から国道254号に合流して、一気に下仁田駅に向かいます。国道は大型車が多いのでペース速めで進みます。
下仁田町に入ると、下仁田ネギ畑が増えてほんのりネギの香りが漂っています。
この後食べる予定の下仁田ネギすき焼きを想像して、空腹感が増していきます。

上信電鉄の踏切手前を左折すると下仁田駅が見えてきました。

駅の近くあるレンガ倉庫が良い雰囲気です。大正時代に建てられ蚕の繭の保管に使われていたとか。

下仁田町を散策

お昼ゴハン前に少し散策します。昭和レトロな雰囲気漂う商店街の小径を走ります。

昔のビリヤード場の撞球場という漢字表記が渋い。

商店街の端にある諏訪神社。江戸時代後期に再建された社殿には見事な彫刻が施されているのでじっくり見てみて下さい。

下仁田ネギたっぷりのすき焼き

テレビ東京のドラマ「孤独のグルメ」で紹介された「すき焼コロムビア」に到着。
ドラマで解説していましたが、下仁田のすき焼きは豚肉が主流だとか。豚肉のすき焼きは初めてなので楽しみです。

豚すき焼セットは1人前1400円で、豚肉の下には下仁田ネギがギッシリ敷き詰められています。(写真は2人前)

最初に下仁田ネギを焼いて甘みを出してから、豚肉・具材を入れていきます。
鉄鍋に割り下を入れるとジュワーッといい音がして食欲倍増です。

焼いた下仁田ネギは甘く、豚肉と相性バッチリでした。これはリピート確定です。

GOGO!下仁田キャンペーンで運賃無料に

満腹満足のまま下仁田駅へ向かいます。明治30年に開業した下仁田駅は「関東の駅百選」に選定されています。

待合室のベンチには手編みの座布団が並んで、レトロ感をさらにアップ。

駅の窓口に行き、お昼ゴハンを食べたコロムビアの領収書を駅員さんに見せ、下仁田駅からの片道乗車券を受け取ります。(令和4年6月1日〜令和5年2月28日までGOGO!下仁田キャンペーン実施予定で、下仁田町で発行された500円以上のレシートを提示すると下仁田駅から利用区間の片道乗車分が無料になります)

私は吉井駅まで乗車するので860円分の乗車賃が無料!高崎駅まで行く場合は1130円分の乗車賃が無料になります。これは大きいです。

上信電鉄はサイクルトレインを運行していて下仁田駅・上州富岡駅・上州福島駅・吉井駅・高崎駅で利用できます。自転車をそのまま車輌に乗せることができるのは嬉しいですね。

乗った車輌は“ぐんまちゃん”仕様で、あちこちに“ぐんまちゃん”が描かれています。

もう高崎駅まで行って、そのまま輪行して帰ろう!という人は、ここでゴールです。
手前の吉井駅で下車します。

おまけのデザート

今回のルートのゴールは下仁田駅でサイクルトレインに乗った所になりますが、私は吉井駅で下車して、最後にデザートを頂きに行きました。

観光農園の甘い苺

吉井駅から国道254号に出て少し走ると、県道174号との分岐に出ます。その一角にある観光農園の「いちごちゃん家」に立ち寄ります。

2021年オープンした施設で2022年度は12月3日から営業開始しています。
いちご狩りはもちろん、カフェではいちご大福・いちごフルーツサンド・いちごロールケーキなどを食べる事ができます。

しかし!残念ながら夕方だったので、ほとんど売り切れてしまっています。
なのでショーケースにある「いちごフルーツサンド」と「いちごカップアイス」をいただくことにしました。暖かい店内でアイスは美味しいですね。

フルーツサンドも美味しかったので、次は早い時間に来て他のメニューも食べてみたいと思います。
店を出て吉井駅に戻っても良いですし、高崎駅まで走って輪行しても良いでしょう。

最後に夕陽に照らされた赤城山が綺麗で、雄大な景色を楽しませてくれました。

コース紹介

アクセス
電車:JR「高崎駅」から上信電鉄「山名駅」下車
車:上信越自動車道「吉井インター」から約10分

▼上野三碑(こうづけさんぴ)
https://www.city.takasaki.gunma.jp/info/sanpi/index.html

▼上信電鉄株式会社「サイクルトレイン」
https://www.joshin-dentetsu.co.jp/guide/1193/

▼上信電鉄株式会社「GOGO!下仁田キャンペーン」
https://www.joshin-dentetsu.co.jp/info/2169/

詳細は以下でもご覧いただけます。

高崎駅〜下仁田駅沿線の38kmコース

まとめ

下仁田ネギを使った美味しいすき焼きを食べに行くという目的のサイクリングですが、GOGO!下仁田キャンペーンのおかげでサイクルトレインの運賃が無料になるという副産物ありお得に楽しめました。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【愛媛県】しまなみ海道 大島一周と絶景 亀老山を登る47kmの自転車旅

【愛媛県】しまなみ海道 大島一周と絶景 亀老山を登る47kmの自転車旅

日本国内でも有数のサイクリングロード「しまなみ海道」は、愛媛県今治市と広島県尾道市を、いくつもの橋と島で結んでいます。
今治市から最初に降り立つ「大島」を一周する約47kmのサイクリングをご紹介します。

サイクリストの聖地「しまなみ海道」

「しまなみ海道」は、愛媛県今治市と広島県尾道市まで島を橋で結んでいます。橋は高速道路と共用となっており、各島では島内を走れるように整備されています。
全長約70kmのコースは、年中多くのサイクリストが全国から集まっています。

スタート地点「サンライズ糸山」


まずは車に自転車を載せて、松山市から今治市のしまなみ海道サイクリングのスタート地点である「サンライズ糸山」まで向かいました。
「サンライズ糸山」は愛媛県側にあるしまなみ海道の入り口にある施設です。
ここでは自転車を借りることもでき、宿泊もできるので、前泊して、早朝から出発もできます。
駐車場も多く整備されており、自転車の組み立てに必要な工具なども貸し出しも行っています。自動販売機には自転車のチューブも販売していました。

来島海峡大橋

「サンライズ糸山」をスタートすれば、早速上り坂です。
コースは白線の横にひかれているブルーラインを辿っていきます。この線は尾道まで引かれているので、ナビや地図がなくても、道がわかるようになっています。

カーブを登っていくと分岐点に出ます。歩行者・自転車は左側へ。125cc以下の二輪車は右側に進んでください。

ここから高速道路の側道まで、上り坂が続きます。
坂を登りきるとついに「来島(くるしま)海峡大橋」です。

来島海峡大橋は3つの橋によって構成され、全長は約4kmもあります。
風を遮るものはなく、下もすぐに海なので、まるで空中を走っているかのように感じます。

橋の途中には休憩スペースなどもあり、自分のペースで進めます。大島に近づいてくると高速道路とは別れ、島への下り坂になります。

しまなみ海道の最初の島「大島」

12時過ぎ、大島に無事上陸しました。
まずは腹ごしらえをすることにします。

橋を降りると左右にどちらも行けるようになっていますが、左折して尾道へ向かうルートを辿ります。
2~3分で進むとすぐに道の駅が見えてきます。

道の駅 よしうみいきいき館


「道の駅 よしうみいきいき館」では、来島海峡の急流を楽しむ船に乗ることもできます。
食事は、七輪を使った魚介BBQ、施設内のレストランでも、海の幸をいただくことが出来ます。
レストランの外にある売店のメニューも豊富で、今治市のご当地グルメ「焼き豚卵飯」もありました。

愛媛県の特産品でもある鯛を使った「鯛かつバーガー」でランチタイム。

チリソースのバーガーは、ピリ辛で、暑い日にとてもあう味でした。
鯛はとてもジューシーで、揚げた外側もカリッとしていてとてもおいしかったです。 

亀老山展望公園

道の駅を出発し、再び道路のブルーラインを辿っていきます。
すぐに上り坂になりますが、急な登り坂ではないので、楽々越えられます。
下り坂になり、しばらく進むと「亀老山(きろうさん)展望公園」の案内の看板が見えてきます。

「亀老山展望台」は、大島一周ルートではないのですが、眺めがとてもいいので、目指すことにしました。

「亀老山展望台」へは3.7km上り坂が続きます。坂の勾配はかなりきつく、ヒルクライムをしているように感じます。
途中歩いたり乗ったりを繰り返し、時間をかけて公園を目指しました。(体力に自信がない人にはあまりお勧めできません)

「あと1.5km」の看板には藻塩アイスが待ってるよと書かれているので、頑張って登ります。
木々に覆われた道を登れば、海が見えてきます。

瀬戸内海の様子がよく見え、とてもきれいな風景です。
道の途中には休憩場が整備されているので、少し休んでラストスパート。

やっとの思いで到着です。駐輪場に自転車を置いて売店へ。「藻塩アイス」はこの売店の名物だそうです。

上にかかっている藻塩は、とても甘く感じ、山に登ったという達成感もあり、体だけではなく心にもしみました。

その後展望台へ。ここから見える風景はすごくきれいです。

「しまなみ海道」の有名な撮影地なので、多くの人が訪れており、車やサイクリストが多く賑わっていました。
今治市だけではなく、遠く四国中央市の工場まで見える風景は、頑張って登ってよかったと実感させてくれます。

大島(亀老山~伯方・大島大橋)

絶景の後は大島一周に戻ります。
島はサイクリストに優しい環境が整備されています。

休憩できる場所が多くあり、センサーが反応して案内してくれる装置も設置されています。

しばらく島内を走れば海に出ます。

瀬戸内海は潮流が速く、川のように流れているのを見ることが出来ます。

しばらく走ると次の島である伯方島につながる「伯方・大島大橋」が見えてきます。
橋の入り口に着けば、ブルーラインの案内が分かれます。

引き続きしまなみ海道を走りたい人は、「尾道方面」で橋に向います。大島を一周したい人は「外周コース」を走ります。

大島(伯方・大島大橋~よしうみバラ公園)

「外周コース」で、大島一周達成に向けて海沿いを走ります。

道中は店舗が少なくなりますが、ブルーラインに沿って進みます。

海沿いを進んでいくと400種のバラが植樹されている「よしうみバラ公園」があります。
最盛期は5月中旬~6月上旬と10月中旬と11月上旬です。

大島(よしうみバラ公園~道の駅 よしうみいきいき館)

大島一周のラストスパートは、まずは港町を走っていきます。

この辺りから造船所が見えてきます。

大きな船の真横を通るので、その大きさに圧倒されます。

来島海峡大橋が見えてくれば「道の駅 よしうみいきいき館」まであと少し。

ついに島に降り立った地点に到着。
島の一周は完了ですが、道の駅までもう少しだけ走ります。

道の駅での休憩は、ソフトクリームを注文。

ミカンアイスは甘酸っぱい味が口いっぱいに広がり、とても美味しかったです。

来島海峡大橋(帰路)

来島海峡大橋は、行きと同じ道を走ります。
日も落ちてくると、風もあるのでかなり涼しくなります。

来島海峡大橋には途中「馬島」という島があります。
この島には車で行くことが出来ませんが、歩行者・自転車等は、橋から降りることが出来ます。

このような入り口から橋の下を通り、反対側に行くとエレベーターで下に行くことが出来ます。

日が暮れてきたので、島内散策は断念。
グランピング施設もあり、自然がとても豊かな島なので、いつか行きたいと思いました。

再び橋に戻り「サンライズ糸山」に着けば、約47kmの自転車旅の終了です。

コース紹介

 ▼サンライズ糸山
https://www.sunrise-itoyama.jp/

▼道の駅 よしうみいきいき館
https://imabari-shimanami.jp/ikiiki/

▼よしうみバラ公園
https://www.city.imabari.ehime.jp/kouen/yosiumi/

まとめ

「しまなみ海道」はサイクリストの聖地として国内外から多くの人たちが集まってきており、その知名度はとても高いです。
今治~尾道を一気に走るだけでなく、島一つ、橋一つを楽しむのもいいものです。それぞれの島には特徴や魅力があるので、一つ一つを周る旅もいかがでしょうか。
「しまなみ海道」の無料通行は期間限定で2024年度末までの予定です。(2022年10月現在)

「しまなみ海道」はレンタサイクルも充実しているので、マイバイクを持っていない人も、無料期間のこの機会に、ぜひ走ってみてください。

▼しまなみジャパン レンタサイクル
https://shimanami-cycle.or.jp/rental/

執筆:るかす
愛媛県松山市在住の22歳大学院生。
中学の時から通学に自転車を使っていて、自転車の魅力に気が付きました。
今は長距離に挑戦したいと思っています。

 

【茨城県】石岡市で原風景と峠を楽しむ約29㎞のペダル&グランピング 

【茨城県】石岡市で原風景と峠を楽しむ約29㎞のペダル&グランピング 


茨城県南部に位置し自然豊かで歴史のある石岡市。旧八郷町には里山の風景が残っています。峠へのアクセスも良いのでサイクリストにおすすめのスポットです。
また、サイクリングをして帰るのはもったいない!ということで、グランピングもモニターで体験し贅沢に八郷を堪能するサイクリングに出かけました。

いばらきフラワーパーク

2021年にリニューアルオープンしたいばらきフラワーパーク。
常磐自動車道石岡インターチェンジから車で15分ほどのところにあるので都心からのアクセスもよいです。

広い敷地には丘があり年間を通して様々な花が咲き誇ります。
12月30日までイルミネーションも開催していて、夜も楽しむことができる場所です。

宿泊をするグランピング施設「花やさと山」は、フラワーパーク内の山の上にあります。

夜を楽しみにサイクリングへ出発です。

朝日峠

まずは朝日峠。土浦市と石岡市の境にある標高282mの峠です。
フラワーパークから南へ約4㎞行くと、峠の看板が見えてきます。

近くには駐車スペースもありました。

早速ゆるやかな上りがはじまりました。
ロードバイク初心者と一緒に朝日峠駐車場を目指していきます。

約3㎞上りが続きます。車の通りは少なかったです。

上りが終わるころに見えた景色はとても綺麗でした。

朝日峠の表筑波スカイラインとフルーツラインの合流地点で右へ曲がります。

朝日峠の駐車場に到着しました。時間は25分ほどかかりましたが達成感がありました。
ベンチもあるので少し休憩し、景色を堪能しました。


ハイキングやドライブで訪れている人もいました。
息が整ったところで改めて出発です。県道236号線の表筑波スカイラインを走っていきます。

上ったり下ったりを繰り返して進んでいきました。約3㎞いくと不動峠の上に来ました。

せっかくなので少し下って不動峠のところで撮影。すれ違うサイクリストも増えてきました。

不動峠から県道へ戻る途中に見えた景色も素晴らしく、所々紅葉が残っていました。

筑波山を眺めながら風返し峠を目指していきます。

風返し峠

不動峠から約6㎞弱、風返し峠に辿りつきました。
つくば市と石岡市の境にあり、筑波山南東の尾根に位置しています。

初めて峠を登った初心者もしっかり走りきることができました。
ハードだったけれど楽しめたようでした。一休みのあとは八郷方面へ下っていきます。
麓までは約7㎞、あっという間におりてきました。

旧八郷町をサイクリング

下りの途中、駒村清明堂という線香屋がありましたがお休みのようでした。
明治時代から水車を使って杉の葉を粉にして作る杉線香を製造しています。安らぐ香りが素晴らしい線香ですよ。

そして目に留まったのは柿ののぼり。

八郷地区は古くから柿の生産が盛んなところで、皇室に献上している富有柿が有名です。
お土産に大きな富有柿を購入。甘くて絶品でした。

岡野ファーム

遅めのランチにやってきたのは岡野ファーム。

のどかなところに佇む古民家カフェです。サイクルラックもありました。
コース料理になっている少し贅沢なランチを味わうことに。

前菜のプレートは、一つ一つこだわりを感じるものばかり。

私が選んだのは「茨城県産瑞穂のいも豚生姜焼き」のコース。
ご飯は岡野ファームで作った「吉生米」、汁物は天然合わせ出汁のお味噌汁。

お肉が柔らかく甘味がありました。もう一品は「まぐろのガーリックソテー」のコース。

デザートにはブルベリーのジェラートが。こちらも自家製。素材を生かしたメニューばかりでお腹も満足しました。
日が暮れるころには、フラワーパークへ戻りグランピングです。

「花やさと山」でグランピングを体験

フラワーパーク内にある山の頂に、昨年オープンしたグランピング施設が「花やさと山」。
筑波山の景色を楽しめるサークルロッジとテントのあるグランピングエリアがあり、モニターとしてサークルロッジに宿泊してきました。

フラワーパーク駐車場の奥に宿泊者専用駐車場があります。
自転車はロッジに持ち込めないとのことで、自家用車に積んで泊まりました。
駐車場からは送迎バスに乗り施設へ。

チェックイン時にバーベキューセットを受け取ります。

室内は綺麗で木の良い香りがしました。

デッキにでバーベキューをすることができます。

2人分のセット。たくさんの野菜と牛豚鶏肉を味わいます。

お米は八郷産の新米コシヒカリ。

サイクリングの後のバーベキューは、とても美味しくいただけました。
お腹がいっぱいになるほどの量で満足しました。
夜になると満天の星空が見えるそうですが、この日はあいにくの曇り空で見ることができませんでした。
また、共有のシャワー室とトイレは清潔感があり使いやすかったです。
1日のサイクリングを振り返りながら就寝。翌朝を迎えます。

外には絶景が広がっていました。空気も気持ちよく、素晴らしい朝を迎えることができました。

朝食はホットサンドを作りました。中にはソーセージとチーズ。
少し寒い朝でしたが太陽の陽ざしを浴びながらの朝食は贅沢でした。

また、コーヒーミルを使ってコーヒーを堪能。グランピングは特別な時間になりますね。

サークルロッジの各部屋には屋上があり、筑波山などの山々を望むことができます。
アウトドアを満喫できる施設でした。

部屋を後にしてペダル&グランピングは終了。

コース紹介


距離:29km 獲得標高:550m

▼いばらきフラワーパーク
https://www.flowerpark.or.jp/

▼花やさと山
https://www.flowerpark.or.jp/stay/

▼岡野ファーム
https://okano-farm.jp/

詳細は以下でもご覧いただけます。

八郷の原風景と峠の絶景コース

まとめ

峠を走ったことで充実したサイクリングになりました。疲労感もありましたが忘れるくらいの達成感があり楽しむことができました。
旧八郷の風景を存分に楽しめるコースになったと思います。1月に入ると八郷のいちご園もオープンするのでいちご狩りとサイクリングを組み合わせても良いかもしれません。また、サイクリングとグランピングを組み合わせて楽しむことができるのも八郷の魅力の一つ。
ぜひ、ペダル&グランピングもお楽しみください!

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【大分県】珍しい戦車道と滝を巡る44kmのサイクリング

【大分県】珍しい戦車道と滝を巡る44kmのサイクリング

豊後森駅をスタートして、全国でも珍しい一般道を戦車が走る「戦車道」で特殊車両を見て、滝をめぐるコースを紹介します。前半は山側で後半は玖珠川に沿って走ります。

豊後森駅からスタート

大分県玖珠郡玖珠町にある九大本線の豊後森駅からスタートします。
三角屋根の木造駅舎で、可愛らしい雰囲気です。

駅を出て左手に進み、春日十字路交差点を右折します。高速道路下の交差点で右折すると道の駅童話の里くすに到着です。

「日本のアンデルセン」と呼ばれた久留島武彦氏の出身地ということで、町には童話のキャラクターをよく見かけます。道の駅には大きな桃太郎とお供たちの像が並びます。

一般道を走る特殊車両を見る

道の駅童話の里くすの真横を通る道は、全国的にも珍しい戦車が走る公道です。
戦車が通る道はコンクリートで強化された路面になっており「戦車道」と呼ばれています。玖珠駐屯地と日出生台演習場の区間を移動する日時は、玖珠町のWEBサイトに掲載されているのでチェックしてから行くのをオススメします。
たまたま走行予定日だったので、道の駅で待機してみることにしました。

真横を走るAAV7水陸両用車

しばらく待っていると9時を過ぎた頃にAAV7水陸両用車が何台も走ってきました。
公道を特殊車両が走っているのは、なんとも不思議な風景です。

特に通行止めにしている訳ではないので、地元の人が歩いている横を通過したりする風景が見られるのも戦車道の特徴でしょうか。

10数台の車両が通過して、最後は道路を掃除する車両が通過して終了。
珍しいものが見られて朝からテンションが上がります。

本当は戦車らしい形式の10式戦車(ヒトマルシキ)が見たかったけど、毎回走っている訳じゃなさそうです。

城下町とアップダウンが続く道

道の駅を出て森川沿いの戦車道を走り、左折して桃太郎の石像が出迎えてくれる路地に入ります。

城下町として栄えた森藩の面影が残る町並みを走ります。古い建物と鬼の石像が面白い。

丁字路で左折すると緩やかな上りに入ります。
走っている道の右手は角牟礼城(つのむれじょう)跡になっていて、城下町側の三島公園から散策することが出来ますよ。

県道43号に出て右折して、すぐに県道48号に入ります。この辺りから徐々にアップダウンがきつくなってきます。
山の頂きに並ぶ風車を眺めながら走ります。

次の目的地の「高塚愛宕地蔵尊」までは、道なりに案内看板があるので解りやすいです。

高塚愛宕地蔵尊でお参り

地元では「高塚さん」の愛称で呼ばれ、神仏混淆(しんぶつこんごう)の形態を残している珍しい地蔵尊です。
入口の門をくぐると、短い激坂なので勢いそのままに上りましょう!

お土産屋が並ぶ参道を上り、高塚さんにお参りします。

学業成就や商売繁盛など、さまざまな諸願成就に御利益があるとか。
神仏混淆なので左に鈴、右には鐘が下がっています。

願いが叶った人が寄贈した「祈願成就の地蔵」が並んでます。
この中には2000年のシドニーオリンピックで金メダルをとった柔道の田村亮子さんの奉納地蔵もあります。大きな金メダルを掲げたお地蔵さんですよ。

参道の途中にあるご神木のイチョウはパワースポットとされています。

坂を下ったら玖珠川沿いを走る

高塚さんから県道54号を下ります。こんなに上っていた?と思うほど下ります。
下っている途中に見える段々畑が良い雰囲気です。
坂を下って豊後中川駅手前で玖珠川を渡らず、手前の細い道を左折します。

川沿いを進むと九大本線の鉄橋下をくぐる沈下橋を渡ります。

ねこバスが来るバス停

沈下橋を渡り、国道210号に出てすぐの所に苔アートのねこバスとバス停があります。
バス停は本物っぽく、1日1本の時刻が書かれています。
トトロはパネルで、ねこバスは壁の苔に描かれています。町おこしのひとつでしょうか。トトロの苔アートは県内に数カ所あるみたいですよ。

ねこバスから天ヶ瀬温泉までは国道210号を走るのですが、大型車が多く道幅も狭いので注意して走行しましょう。短いですがトンネルもあるのでライトは必須です。

天ヶ瀬温泉の滝

市役所の横から左手に入ると天ヶ瀬温泉街です。入口の看板が温泉街の雰囲気を感じさせます。

お腹ペコペコだったので、駅前のAzukiという和風喫茶に入りました。店内には手作り雑貨や野菜を販売していました。

トマトピザと季節のスムージーをチョイス。スムージーはブルーベリーです。
チーズがパリパリした手作りピザもスムージーも美味しかったですよ!

楽をして行ける絶景の桜滝

食後は店からほど近い場所にある桜滝を見に行きます。
自転車を滝の入口に置いてから、歩いて10分くらいです。天狗のイラストが「桜滝はあっちじゃ!」と案内してくれています。

のんびり歩いても10分そこそこで滝の轟音が聞こえてきます。
カーブを曲がると滝の全容が見えてきて…「思っていたより立派!」と声に出ました。かなり迫力があります。

TVで「楽をして秘境に行ける滝第1位」として紹介されたとか。確かに楽をしてこんなに凄い滝が見られるのはお得な感じです。

落差約25m、幅約15mあり、流れ落ちる滝水の飛沫が桜の花のようであることから「桜滝」と名付けられたとか…すごい感性ですね。

温泉街を抜けて慈恩の滝へ

玖珠川沿いに並ぶ天ヶ瀬温泉は、ここ数年の台風被害が多く残っているようですが、徐々に活気が戻って来ているとか。雰囲気が良い温泉街なので頑張って欲しいです。

再び国道210号に合流し、しばし国道を走ります。途中に長いトンネルもあるので注意してください。
九大本線の杉河内駅を過ぎると右に入る細い道があり、そこに慈恩の滝があります。
ここも国道脇にあるのに、かなり立派な滝です。
日田市天瀬町と玖珠郡玖珠町の境にあり、上段20m下段10m合わせて30mの落差があります。

滝の隣には道の駅慈恩の滝くすがあるので休憩しましょう。
豆乳ソフトクリームが汗をかいた身体にしみます。

馬蹄形が美しい三日月の滝

国道210号を走っていると「三日月の滝公園」の看板が出てくるので、見落とさないようにして右折します。
田んぼの間を走り、嵐山瀧神社の横を流れる玖珠川に三日月の滝があります。
今まで見てきた滝からすると小ぶりですが、馬蹄形の滝壁から三日月に例えられている美しい滝です。

旧豊後森機関庫へ

国道210号のローソン玖珠山田店を過ぎたあたりの、石灯籠が建つ細い路地に入ります。そこから短い間ですが玖珠川沿いの道を走ります。

玖珠自動車教習所の手前で土手の道は終了。そこから住宅街を通り県道43号で九酔渓を渡り、豊後森駅に戻ります。
ゴールは豊後森駅ですが、少し通り過ぎた所にある「旧豊後森機関庫」に寄り道します。

旧国鉄久大線のSL格納庫として使われていましたが、ディーゼル化の普及により機関庫は廃止されました。その後、平成24年に国の登録有形文化財となり、現在は公園として整備され、貴重な鉄道の歴史を感じられる施設に生まれ変わりました。

豊後森駅でゴール

旧豊後森機関庫から豊後森駅に戻ってゴールです。輪行する場合は、列車の本数が少ないので注意しておきましょう。

コース紹介

▼道の駅童話の里くす
http://www.kusu-michinoeki.jp/

▼戦車道における戦車等通行予定について
https://www.town.kusu.oita.jp/soshiki/kichi_bosaitaisakuka/1/5/2/747.html

▼高塚愛宕地蔵尊
https://takatukasan.com/

まとめ

公道を走る特殊車両を間近で見て、城下町を散策。その後は自然を感じる滝めぐりというコースを紹介しました。玖珠町〜日田市周辺には大小合わせて滝が多く、走っていても頻繁に滝の案内看板が出てきます。興味があれば途中にある滝にも立ち寄ってみても良いかもしれません。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【オーストラリア】真夏のクリスマスマーケット散策ライド

【オーストラリア】真夏のクリスマスマーケット散策ライド

日本のクリスマスと言えば寒い冬のイメージですが、南半球のオーストラリアではクリスマスは真夏のシーズンです。
サーフィンやビーチで日光浴と海辺で過ごすのはもちろん、街中・郊外問わずランニングやサイクリングなど、人々がアクティブに過ごす様子が見受けられます。
そして、クリスマスの風物詩であるクリスマスマーケットも、12月になると毎週末のように各地で開催されています。
ブリスベン市の南に隣接するローガン市にある Kingston Butter Factory Cultral Precinct のクリスマスマーケットを訪ね、30kmほど緩やかに走ってきました。

スタートはショッピングセンターから


ブリスベンの市内中央から南へ約30km、ローガンの Parkridge Shopping Centre からスタートします。
日本と違いコンビニの少ないオーストラリア。街中では駅構内やバス停の付近にありますが、郊外では独立型店舗はほとんどなく、ガソリンスタンドと併設していることが大半です。
反対に郊外に多いのは大きな駐車場や駐輪スペースを備えたショッピングセンターです。
郊外を中心にライドをする場合は、スーパーマーケットで水や補給食を購入するのがおすすめです。

オーストラリアの大手ショッピングセンターの一つ Woolworths(ウールワース)では、ナッツやシリアルバーなどライドの補給食も充実しています。
Park Ridege Shopping Centre の近くには州立高校も併設しています。
School Zone の表記を見たら、注意して走行しましょう。
この標識の場合は「学校がある日は午前7-9時及び午後2-4時、車両は時速40km制限」の意を表しています。

オーストラリアならでは!?目印となるスポットを頼りに走る

オーストラリアでの道路標識は、ランドアバウト(ロータリー)や、大きな分岐点にこそ方面を表す標識はあるものの、日本のように信号ごとに名称・標識は付いていません。
「〇〇ストリート」「〇〇ドライブ」「〇〇ロード」といった道の名称や「〇号線」といった道路番号が目安になります。

とはいえ道幅も標識の間隔も広いのがオーストラリアの道路。
自転車で走る時は、分岐となる通りの名前はもちろんですが、分岐点にある施設などを目印に辿って行くと初めてのルートでも迷うことが少ないでしょう。

Park Ridge Shopping Centre から64号線を真っ直ぐ西に進み、最初の目印となるのは5.3km先の216 Coffee。個人経営でやっているドライブスルーのカフェです。

のぼりの「CUPPA」は 英・豪の口語で「1杯の紅茶・コーヒー」のこと。 a cup of tea の音が縮まったものだそう。コーヒーが人気のオーストラリアでは非常によく使う英単語です。
216 Coffee の先にある突き当たりのガソリンスタンドを左折し、59号線に入ります。

オーストラリアのガソリンスタンドでよく見かけるのがパイ専門店の Pie Face です。2003年にシドニーで創業し、日本でも浅草や京都駅構内に店舗があります。
小腹が空いたら立ち寄ってみるのもよいでしょう。
59号線を5km北上すると次の分岐点に到着です。
ここでの目印はビビッドな黄色の蛍光色が目を引くペットショップ Marsden Pet & Produceです。

ちなみにブリスベン・ローガンのあるクイーンズランド州では犬・猫の店頭販売が州法で禁止されています。(シェルター等動物保護施設で保護された動物の販売は除く。)
そのため「ペットショップ」と名の付くお店でも、金魚・熱帯魚やハムスターといった小動物は売られていますが、犬・猫については餌やケア商品のみの取り扱いとなります。
ペットショップの向かい側の一角には Lancaster Park があります。

12月初旬には白いバラが一斉に開花していました。

要所要所に自転車・歩行者専用道の標識も。ブリスベンだけでなくローガンでも自転車専用道や車道での自転車レーンの拡充が進められています。

Marsden Pet & Produce と Lancaster Park の分岐点を左折し95号線を3kmほど走り、電車のKingston駅方面を目指します。
道沿いにある黄色に赤字の「XXXX」看板が目を引きます。これは Four X(フォーエックス)と呼ばれるブリスベン発祥のビールブランドで、オーストラリア全土でもポピュラーなビールです。

Kingston駅から東へ300m行けば、目的地である Kingston Butter Factory Cultural Precinct に到着です。

真夏のクリスマスマーケットを散策

Cultural Precinct は「文化地区」の意味合いですが、なぜここが Butter Factory なのかと言うと、かつてこの地にバター工場があったからです。
1930年代の最盛期には週に40〜50トンのバターを製造していました。ここで生産されたバターが、近くの Kingston駅からクイーンズランド全土に出荷されていた、というわけですね。

1988年に市の200周年記念事業として選ばれ、コミュニティアートセンターに改築、2022年に再整備され、公園やカフェも併設する現在の Cultrual Precinct となりました。

施設の入口には駐車場に加え駐輪スタンドも設けられています。自転車を停めて散策してみましょう。

12月の週末のこの日はクリスマスマーケットが開かれていました。
ヨーロッパのクリスマスマーケットでは小さなロッジ風の建物のお店が並ぶイメージですが、オーストラリアのマーケットは自前の簡易テントを立て、手作り商品を売っているお店が一般的です。

庭に飾るオーナメントや、手作りのバッグ、アート作品など、個性的なお店が並びます。


奥の芝生エリアには、ドイツソーセージのホットドッグ、オランダ風パンケーキなどを売るフードトラックも並んでいます。

クリスマスマーケットの定番と言えばスパイスを効かせたホットワインですが、12月のオーストラリアはなにぶん真夏。売られているドリンクもフルーツジュースなど冷たい爽やかなものが多いです。 

オーストラリアの多様性を表す Butter Factory Museum

マーケットを一通り見たら、赤煉瓦の建物に入ってみましょう。

これがかつてバター工場だった建物で、現在は Butter Factory Museum として展示やミニシアターを備えた文化施設(入場無料)になっています。
入口にはオーストラリア国旗の他、オーストラリア原住民であるアボリジニの民族旗も掲げられています。日本語を含む各国の言語で Welcome の文字が並びます。

ミュージアムのテーマは “Nourish: Food Stories Connecting People, Cultures and Contries”(育む~人・文化・国をつなぐ食にまつわる物語)。

アジア食料品店やローカルなカフェなど「食」をテーマに、現在この地域で働き、暮らす人々の背景に焦点を当てたエピソードが紹介されています。
また、「ファッション」をテーマにした地域の人々のスナップ写真から見える、民族的背景や個人の趣味趣向の多様性を象徴する展示もあります。

自分達が暮らす場所にどのような歴史があるのか、そして現在どのような姿になっているのか、その変遷や「今」を伝える “Living Muesum” という市の取り組みになっています。

個性的な壁紙はよく見るとバター工場が描かれています。地元のアーティストによりデザインされたそう。

 バター工場の歴史がわかる Heritage Museum

同じ敷地内には Heritage Museum という博物館もあります。
入口にはクリスマスツリーとレトロな自転車が飾られていました。

市のボランティアスタッフにより運営されていて、Gold coin donation(硬貨の寄付。通常2ドル程度)をして見学します。

サイクルジャージ姿の私が、受付のオージーの年配男性に I came here by bike.(自転車で来たんです。)と伝えると、 Did you come here by motorbike, or push-bike? と聞かれました。
motorbike はオートバイのこと。push-bike はあまり日本では聞き慣れない単語ですが、イギリス系の会話表現で「自転車」を指します。自動ではなく自分で漕ぐ(push)するから、と言うことでしょう。

さて、先の Butter Factory Museum が「今」を伝える展示ならば、こちらは言わば歴史展示です。

バター工場時代の写真、実際に使われていた道具、当時の車、おもちゃ、タイプライターからウエディングドレスまで幅広く揃えられています。
当時の人々の生活や流行に想像が膨らみます。

この時季ならではのオーナメントの展示も。トナカイもどこかレトロですね。

スタッフの方と談笑を楽しんだ後、向かいのカフェのテラス席で一休みしました。

黒板の手描きのメニューが可愛らしいですね。

オーストラリアのライドではやはりコーヒーは欠かせません。
カフェの定番はバナナブレッドやアーモンドクロワッサンですが、珍しくスコーンがあったのでチョイス。

往路と同じルートで帰路に就きました。

なお、観光地や文化施設のパンフレットは英語の勉強にもなるので、ぜひサイクルジャージのポケットに入れて持ち帰るのをおすすめします。

ブリスベン市内のクリスマス模様

ローガンと同じく、ブリスベン市内も11月末から一気にクリスマス色が強まります。
【オーストラリア】e-bikeシティサイクル Beam でブリスベンをポタリング
でご紹介した、ブリスベンシティの目抜き通りクイーンストリートモールには、サンタクロースやトナカイなどのさまざまな巨大オーナメントが登場。


装飾は毎年変わるので、観光客はもちろん住民も楽しみにしています。
シティホールの時計台の前には22mの大きなツリーが登場します。
クリスマスの期間は毎晩プロジェクションマッピングが投影され、誰でも無料で楽しむことができます。

ツリーの前にはサンタクロース宛の専用郵便ポストもあります。
投函するとサンタクロースから返事が届くかも…!?

川沿いのサウスバンクエリアは、ビビッドなピンク色が美しいブーゲンビリアのトンネルにイルミネーションが施されています。
公園内のステージではサンタクロースやエルフが登場する子ども向けのクリスマスショー(有料)も上演されます。

無料の人工ビーチにはスクリーンが掲げられ、プールに入りながらのクリスマス映画の上映会もあります。
まさに夏のクリスマスならではの催しですね。

コース紹介

距離:約30km

まとめ

北半球の日本とはまた一味違う、南半球オーストラリアの真夏のクリスマス。
北半球出身の人間には少し不思議な感じもしますが、夏ならではで人々がアクティブになり、どこも活気に溢れていています。
「恋人」や「ロマンチック」よりも「家族」「友達」「アットホーム」といった言葉がどこか似合う印象です。
ぜひ一度、オーストラリアでのクリスマス散策ライドも体験してみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【千葉県】成田空港を起点とした自転車旅:小江戸「佐原」とその周辺

【千葉県】成田空港を起点とした自転車旅:小江戸「佐原」とその周辺

小江戸と呼ばれるまち「佐原(さわら)」へ、輪行で成田空港から行く方法と周辺の観光をご紹介します。江戸情緒気分を体験したい方はもちろん、日本でサイクリングを楽しみたい海外の方にもお勧めのルートです。

成田空港から佐原は約20kmと近く、佐原周辺には自転車で観光できる場所がたくさんあります。
では、都内や横浜方面からはどう行くのがいいのか。愛車で走るなら、輪行しやすい交通手段を選びたいところ。
そこで、荷物置き場のある成田エクスプレスで輪行し、空港から自転車で出る方法と、佐原までのルートを確認してきました。

成田エクスプレスで輪行、空港から自転車で街に出る方法

2022年6月、品川駅から朝7時台の成田エクスプレスに乗って成田空港へ。
新幹線と同じように一番後ろの席を予約し、座席の後ろに自転車を置きます。車内はガラガラ。駅弁を食べながら旅気分でゆったりと、成田空港第2ビルに向かいます。

成田エクスプレスは、新宿・渋谷・品川・池袋・立川・八王子・横浜・大船など、都内や横浜方面の主要駅から出ています。
都内東部であれば、上野から京成スカイライナーで行くのも良いかもしれません。横浜方面からは、京浜急行+都営浅草線+京成線で成田まで行く方法もあり。

成田空港第2ビル駅に到着したら入り口改札を出て右側へ、駐車場案内の「北」と書かれたところからエスカレーターで上がって中央広場に出ます。
中央広場で輪行解除。ほとんど人の通らない広い場所で自転車を組み立てられます。
目の前の道路(空港東通り)を右方向(北西)へ走ると空港出口へ。
国道295号線を走り、立体交差を左に登って県道44号線に出て右折。そのまま進むと空港滑走路の下を通る天神峰トンネルがあります。

このトンネルは歩道と車道が壁で完全に分離されています。歩道が広く明るいので、安全に走行できる歩道を走るのがおすすめです。
トンネルを抜けると片側一車線の道路になります。空港近くは車が多いので注意。空港から離れると、のどかな景色の中を走れます。
成田空港から佐原までは約20kmです。

江戸情緒残る街「佐原」でお勧めの立ち寄りスポット

小江戸と呼ばれる佐原には川を中心に古い町並みが残っています。
電車がなかった時代は船が重要な交通手段。川のお陰で物資や情報が行き来し、船着き場のある町が栄えていたことが偲ばれます。

佐原は、徒歩で日本地図を作った伊能忠敬の出身地でもあり、忠敬の旧宅や記念館があります。
江戸時代に、50代になってから天文学を学び測量を開始した人物。地図を見るのが好きなサイクリストならその軌跡も気になるのでは。記念館お勧めです。

お腹が空いたら、道の駅・川の駅「水の郷さわら」へ。

特産品直売所やフードコートがあります。直売所のおにぎりは種類も豊富。

外のテーブルで水辺の景色を見ながらおにぎりを食べると気持ちいいですよ。

「水の郷さわら」では、レンタサイクルや遊覧船のほか、カヌーやカヤックも体験できます。
長距離ライダーなら、ここから利根川サイクリングロードに出て銚子まで走るという選択肢もあり。

佐原での滞在は、「HOSTEL Co-Edo」(ゲストハウス)や「佐原商家町NIPPONIA」(旅館)、「The Farm Camp」(グランピング)など、和のテイストやアウトドアを楽しめるところがあります。
あやめ祭りや夏祭りを見たり、香取神宮にも足を伸ばしたり、うなぎを食したりと、佐原はリピートしたくなる街です。
HOSTEL Co-Edoのドミトリータイプは部屋に自転車を持ち込むことができます。

佐原から潮来へ、茨城のサイクリングにもアクセス良し

佐原は千葉県と茨城県の県境にあり、お隣は茨城県潮来(いたこ)市。
毎年5月下旬~6月上旬には佐原と潮来であやめ祭りが開催されます。
両会場をシャトルバスが走るなど水郷の街同士で連携しています。5kmも離れていないので、自転車で回れます。
佐原のあやめ祭りの頃、まちではお祭りも開催されていました。潮来のあやめ祭りの期間中は、嫁入り舟の風景も見られます。

コース紹介

▼旅なび!佐原サイト
https://www.suigo-sawara.ne.jp/

▼水郷潮来観光協会
https://e-tabi.org/

潮来市では、宿泊施設や飲食店等でサイクリスト優待特典を実施しているので、行く前に市のホームページでぜひ詳細をチェックしてください。

▼潮来市サイクリスト向け優待店舗
https://www.city.itako.lg.jp/page/page004336.html

まとめ

品川から成田エクスプレスに乗る場合、成田空港までの乗車時間は1時間20分ほど。成田空港から佐原までは約20kmなので、朝の電車に乗れば午前中から佐原を観光できます。佐原でゆっくり過ごしても良し、午後は潮来に移動しても良し。
帰りは、佐原駅もしくは潮来駅から輪行で。現地でレンタサイクルをする場合は、東京駅と佐原・潮来をつなぐバスでも移動できます。佐原に滞在して、翌日に利根川サイクリングロードや印旛沼サイクリングロードを使って自走で東京に帰ってくる方法もあります。
利根川沿いの景色はとてものどかで、自転車で走ると気持ち良いです。

執筆・写真:K. Homma

夫婦で日本各地を自転車旅しながら健康まちづくりとサイクルツーリズムを研究、情報発信している。

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【埼玉県】武州寄居七福神をめぐる約27kmのサイクリング

【埼玉県】武州寄居七福神をめぐる約27kmのサイクリング

全国各地にある「七福神めぐり」ですが、埼玉県寄居町の七福神はインパクトがありオススメです。2023年の健康や幸運を願い、参拝してみるのはどうでしょうか。寄居町内にある5つの寺に祀られているので、順番に回ってみましょう。

寄居駅南口からスタート

JR八高線、秩父鉄道、東武東上線の3線が乗り入れる「寄居駅」南口は現在工事中でカバーが架かっています。駅前はラウンドアバウトになり、駅前広場も新設されているとか…新しい寄居駅の姿が楽しみです。

走り出してすぐに東武東上線の踏切を渡り、その後にJR八高線と秩父鉄道の踏切も渡ります。最近はラッピング車輌が多いので、それを見るのも楽しいです。この時はラグビーのワールドカップ車輌でした。

国道254号を渡ります。車通りが多いので横断歩道で渡ります。そのまま裏道に入ると、道祖神が並んでいてホッコリします。

連光寺の布袋尊と福禄寿

今回のルートで1番北の場所にある連光寺には、子孫長久・家庭円満の神「布袋尊」と幸福・財宝・長寿の神「福禄寿」の2つが祀られています。大きくて金ピカな像はインパクト大です。

少し離れてみると、両方を写真に納めることが出来ます。

珍駅名の小前田駅

連光寺から南下して寄居町から深谷市に入ります。
遠くに群馬県の赤城山がクッキリ見えます。雪を被って寒そうな景色です。

秩父鉄道の踏切を渡れば小前田駅です。電車内の次駅案内の電光板に「次はオマエダ」と表記されているのが、面白い!とSNSで話題になった珍駅名。

サイクリストの間で人気の指さしポーズで写真を撮ってみました!

そのまま秩父鉄道沿いの道を走ります。タイミングが合えば列車と並走出来るポイント。

国道140号を横断して、花園橋を渡ります。
花園橋は自動車の交通量が多く、危険なので歩道に入ります。歩行者には十分注意しましょう。

花園橋の上から秩父方面の山が見渡せます。橋の高さがあるので、ちょっと怖いですね。

常楽寺の恵比寿神

橋を渡りセブンイレブン寄居赤浜店を右折します。
少し進むと常楽寺に到着です。ここには恵比寿神の像がありますよ。

他の像と比べると、色使いが華やかですね。
家内繁栄・商売繁盛の神「恵比寿神」に、商売繁盛のお願いをしておきました。

長昌寺の寿老尊

東武東上線「男衾駅」の前を通過して、のどかな道を走ります。このルートで1番南に位置する長昌寺に到着です。
敷地の奥に深紅の寿老尊が見えます。延命長寿・健康の神です。

敷地には立派な藤棚があります。花が咲いた頃、また訪れてみたいですね。

五郎作で焼きそば&フライセット

少し来た道を戻り、富田(東)交差点を左折します。
男衾自然公園入口の看板近くにある「自家製麺 五郎作」でランチにしましょう。

焼きそば&フライ専門店の五郎作ということで写真の「焼きそばフライセット600円」にしました。それぞれ単品では400円ですが、セットだと2つで600円!どちらにしても驚くほど安いですね。

自家製たまご麺を使った焼きそばは太麺でモチモチ。皿からはみ出たフライも刻みネギたっぷりで美味しいです。
フライとは北埼玉の郷土食で、小麦粉を水で溶いた生地に具材を入れて薄く焼いたものです。お好み焼きっぽくもありクレープっぽくもある食べ物で、薄いのでペロッといただけます。

東西に延びる県道を走る

国道254号を渡ると、大型車輌が通行出来ないようにコンクリート製円柱が設置されています。この辺りでは、たまに見かける設置物です。
大型車輌が通らないので、静かで快適です。

しばらく真っ直ぐな道を走って行きます。

天然の要塞「鉢形城跡」

ゆるやかな坂を下って、グッと上りJR八高線を渡って鉢形城公園に入ります。
荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築いた鉢形城は天然の要塞と呼ばれていました。現在も堀や土塁が残り、当時の空間を感じる事が出来ます。
春にはカタクリやエドヒガンが美しいですよ。

常光寺の大黒天

Y字カーブに出たら左折して坂を下ります。
JR八高線を渡ると常光寺に到着。門をくぐると真っ赤な大黒天が出迎えてくれます。

右手に小槌を持ち、左手で大きな袋を担いだ豊作の神と呼ばれる大黒天。足下の丸いものは俵とのこと。

ローラーゲートが並ぶ玉淀ダム

国道140号を右折すると折原橋が見えてきます。橋の上からは玉淀ダムのローラーゲートが見えますよ。荒川本流を遮るダムなので、どっしりとした構えが印象的なダムです。ダムの手前に、皆野寄居バイパスの赤い橋が架かっているのが面白い景色です。

極楽寺の弁財天と毘沙門天

折原橋から車通りの多い国道140号を渡り、裏道の秩父鉄道沿いを走ります。
国道の下をくぐるトンネルを抜けると、最後の極楽寺に到着です。

極楽寺には、縁結びと財福をもたらす神の弁財天と勝負事に利益がある神の毘沙門天が祀られています。

立派な本堂周辺も散策します。

極楽寺の真横をJR八高線が走っているので、列車好きも楽しめますよ。

たいやき食べて「おめでたい」

裏道から県道30号に合流して寄居駅に向かいます。
駅の手前にある「あきちゃん」でたいやきを食べて締めくくりましょう。

目の前で焼いている「たいやき」は熱々で美味しいですよ。2023年も「おめでたい」年になりますように…
あとは寄居駅まで走ってゴールとなります。

武州寄居七福神の御朱印と色紙

御朱印は各寺にて200円で承っています。また、色紙を1000円で購入すると1枚に七福神の御朱印をまとめていただけますよ。

コース紹介


アクセス
電車:JR八高線、秩父鉄道、東武東上線「寄居駅」下車
車:関越自動車道「花園インター」から約15分

▼寄居町観光協会
http://yorii-kanko.jp/7fuku.html

まとめ

お正月から松の内にかけて、七福神めぐりをする人も多いとか。2023年の福を授かりに自転車でまわってみるのはいかがでしょうか。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【茨城県】水戸市のディープスポットを巡る約35㎞のサイクリング

【茨城県】水戸市のディープスポットを巡る約35㎞のサイクリング

茨城県庁所在地の水戸市。水戸と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか。
納豆、水戸黄門、偕楽園など水戸には魅力がたくさんあります。水戸市は2005年に内原町と合併し東西に広く面積をもつ歴史文化が豊かな街ですが、県外の人にも知っても欲しいディープスポットを巡るサイクリングに出かけました。

千波公園をスタート

中心市街地にある千波公園をスタート。JR水戸駅南口から約1㎞のところにあります。

水戸市民憩いの場で、1周約3㎞の千波湖のまわりをランニングする人や散歩をする人が多く訪れています。
遊具や広場もあり小さい子供から幅広い世代が楽しめる場所です。

スワンボートに乗ることもできます。この千波公園と偕楽園、そして周辺緑地エリアを総称し「偕楽園公園」というのですが、中心市街地に位置する都市公園としてはニューヨークのセントラルパークに次ぐ世界第2位の広さを持つ公園なんです。

公園から道路に出るため自転車を押して歩道橋を渡りました。
街中を通り西へ向かって約11㎞走っていきます。 

くれふしの里古墳公園

水戸市牛伏町にある「くれふしの里古墳公園」に到着。

県内有数の牛伏古墳群には、16基の古墳があり、公園内には復元された古墳がみられます。
前方後円墳も見どころですが、広場にある「はに丸タワー」は17.3mの高さがあります。

上ることができるので行ってみました。

階段を上っていくと途中にも埴輪の顔が。

頂上からは遠くの山まで見渡せるほど。
見下ろすと自転車がとても小さく見えました。まるでミニチュアのよう。
公園内を散策しランチへ向かうことに。

道中、難読地名「木葉下」をみつけました。「あぼっけ」と読みます。

与三郎庵で郷土料理「つけけんちんそば」

くれふしの里古墳公園から約6㎞来たところにある「与三郎庵」でお昼に。
茨城の郷土料理「けんちんそば」を食べることにしました。

秋・冬限定メニューとして、「けんちんそば・うどん」がありました。
茨城県はそばの栽培が盛んです。また、根菜類もよく採れる茨城ではけんちん汁も作られていたため、けんちん汁にそばをつけて食べるようになったそう。子供の頃から慣れ親しんだ味です。

野菜がたっぷり入ったけんちん汁。そばと一緒に食べるとお腹も満たされます。
茨城のそばは美味しいので茨城に来た際に、ぜひ食べてみてください。

水戸市森林公園

与三郎庵からすぐのところに水戸市森林公園があります。
短い距離ですが斜度がきついところを登っていきます。園内の道路は一方通行なので注意が必要です。
143haの自然豊かな公園です。松林もあり、里山の豊かな自然に囲まれています。
水戸市街地からこられる大自然スポット。園内には、うさぎがいたりアスレチックがあったりします。そして、実物大恐竜模型がある恐竜広場も。

スイーツを食べに「水戸市手作りチーズ工房森のシェーブル館」に立ち寄りました。

水戸と乳製品の関わりは水戸藩9代藩主徳川斉昭公の時代まで遡るそう。
手作りのチーズやスイーツが並んでいます。

「レアチーズタルト」「季節のレアチーズタルト」「フロマージュ・フレ」をいただきました。

「季節のレアチーズタルト」にはりんごが乗っていました。さっぱりとした甘さで美味しかったです。
「フロマージュ・フレ」はいちごのソースを選びました。なめらかなチーズはヨーグルトのような爽やで美味しかったです。

他にも、ソフトクリームやピザ、キッシュなども食べられます。
小休止を終えて次の目的地へ。

森林公園周辺はアップダウンがあります。道路の標識にはイノシシのマークが。気を付けて走行しましょう。

楮川(こうぞがわ)ダム

楮川ダムにやってきました。水戸市内にダムがあるんです。
水戸市が管理している上水道専用のダムで、那珂川で取水した水を運んで貯水してる全国的に珍しい形式のダムだそうです。

散歩やランニングで訪れる人も多く、とても静かな場所。景色も素晴らしく癒されるところでした。

県北の山々を望むこともできる絶景スポット。

黄門さんおしゃべりパーク

街中へ戻り、黄門さんおしゃべりパークに立ち寄りました。

水戸市といえば水戸黄門。
駅前などにも水戸黄門の銅像がありますが、水戸市南町の黄門様は話をしてくれます。
印籠にあるボタンを押すとその時の季節に合わせた話をしてくれますよ。ぜひ話を聞きに訪れてみてください。
千波湖へ戻り、サイクリングは終了です。

コース紹介

 ▼くれふしの里古墳公園
https://mitokoumon.com/facility/historic/kurefushi/

▼水戸市森林公園
https://www.city.mito.lg.jp/site/shinrinkoen/

▼水戸市手作りチーズ工房シェーブル館
http://www.chevre-kan.com/

まとめ

水戸市内のディープスポットを巡る約35㎞のサイクリング。水戸市は自然もありゆっくりと過ごすことができる場所です。まだ知られていない水戸の魅力を発見しにサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンタサイクルもあるので普段と違うディープスポットを巡る観光もおすすめです。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【熊本県】レンタサイクルで上天草の海と峠をめぐる23kmサイクリング

【熊本県】レンタサイクルで上天草の海と峠をめぐる23kmサイクリング

阿蘇の大自然や温泉、熊本城などで知られる熊本県には、風光明媚な海と島々が広がる天草があります。
熊本市街からクルマで1時間ちょっとで行ける上天草で、レンタサイクルを利用した約3時間の、海沿いライドや峠の上り坂、そして海の幸とスイーツが楽しめる23mのサイクリングをご紹介します。

スタートは天草の新しい遊び場「mio camin AMAKUSA」

サイクリングのスタートは、上天草市・天草松島の「前島」。
天草松島は、宮城県の松島、長崎県の九十九島と共に日本三大松島として知られ、美しい景観を誇っています。
1966年天草五橋が開通し上天草の観光拠点となった「前島」に、2019年10月オープンした「mio camino AMAKUSA(ミオ カミーノ アマクサ)」。
天草の情報や、体験、グルメ、お土産を楽しめる新しい複合施設です。

ここでは、E-Bikeやクロスバイク、ロードバイクなどバリエーション豊かなレンタサイクルを選ぶことができます。

予約していたアルミのロードバイクを借りて、12:30 サイクリングスタート。

「海鮮家 福伸」で海鮮料理

まず前島から松島橋を渡って、天草諸島 上島(かみしま)へ。
松島橋すぐの、新鮮な魚介類をメインとした海鮮料理を提供している「海鮮家 福神」でランチタイム。

豊富なメニューの中から「鯛茶漬け御膳」をオーダー。最初は醤油で鯛めし、後半はだし汁をかけて鯛茶漬けを楽しめます。

海岸沿いから牟田峠へ

海鮮家 福伸から国道266号線を走ります。

千切漁港から約5km続く海沿いの道は、堤防が低いので美しい景色を堪能できます。

途中小さな海岸で穏やかな八代海を感じます。

海岸沿いから牟田漁港手前で右折すれば2.7kmの上り坂、標高150mの牟田峠まで登ります。

坂の途中、見下ろす美しい風景を楽しみながら峠を越えて、国道324号線へと走ります。


ケーキ工房パンプキンで人気のロールケーキ

国道324号線を北上し、国道266号線まで戻れば、上天草の人気店「ケーキ工房パンプキン」。

ここは、幸せが長く続くようにと作られた長さ50cmの「天草ロール」が有名です。ただ一人で食べるには大きすぎるので、お店の方オススメ「和栗のモンブラン」を注文。
ケーキは店先のテーブルで食べることができます。ドリンクの販売はしていないのですが、隣のコンビニでコーヒー等を買ってきてもOKとのことなので、自分でケーキセットにすることができます。

千厳山展望所からの絶景

ケーキ工房パンプキンから350mほどの合津港。

ここから1.2km(勾配13%)の坂をのぼって標高162mの「千厳山(せんがんざん)展望所」を目指します。

展望台からは、美しい天草松島の風景と雲仙を望むことができます。

展望台から坂を下り再び合津港へ。目の前に見える赤い橋は「松島橋」。

松島橋を渡って前島へと戻ります。橋から見下ろす海は美しい青のグラデーション。

15:30「mio camino AMAKUSA」で自転車を返却し、3時間のサイクリング終了。

返却後は、お土産を買ったり、海沿いのカフェでのんびり過ごすこともできます。

コース紹介


距離: 23.2 km 獲得標高: 339 m
JR熊本駅からmio camino AMAKUSAまで約54km(クルマで1時間から1時間半)

▼レンタサイクル情報

mio camino AMAKUSA
名称mio camino AMAKUSA営業時間9:00~17:30*不定休電話番号0969-33-9500受付場所上天草市松島町合津6215番17車種・料金シティ-eバイク(クロス、MTB)1500円/1日クロス1000円/1日ロード1000円/1日ミニベロ-MTB-その...

▼ mio camino AMAKUSA
https://www.kyusanko.co.jp/miocaminoamakusa/

▼海鮮家 福伸
http://www.fukushin.com/

▼天草四郎観光協会
https://kami-amakusa.jp/

まとめ

日本三大松島と呼ばれるだけあって、海と島々が織りなす風景はとても美しい上天草。とても遠いイメージでしたが熊本市街からも1時間ちょっとなのでアクセスの良さを感じました。
レンタサイクルはとても整備されていて安心感があり、3時間で「海沿い」「峠」「海の幸」「スイーツ」を楽しめるのは魅力です。
普段スポーツ自転車に乗り慣れていない人にはE-bikeレンタルもあり、幅広い層が一緒に走れるので、ぜひ熊本旅行の際に、上天草サイクリングを楽しんでみてください。
自転車に描かれた「ナナメ上 上天草」のキャッチフレーズと、いくつもの「ナナメ上矢印」も、サイクリングの楽しさを演出してくれました。

執筆:HANADA

 

 

【山梨県】紅葉の昇仙峡と周辺を楽しむ36kmのサイクリング

【山梨県】紅葉の昇仙峡と周辺を楽しむ36kmのサイクリング

国の特別名勝に指定されている御岳昇仙峡は紅葉が美しいことで人気です。渓谷沿いの遊歩道は平日のみ一方通行ですが車両通行可能で、自転車も通行できます。

竜王駅からスタート

JR中央線「甲府駅」の隣にある「竜王駅」をスタート地点とします。
甲府駅から昇仙峡に向かうと坂がキツいルートになるので、比較的坂が穏やかな竜王駅を選びました。駅前ロータリーは広く、輪行の準備もゆっくり出来るのでオススメです。

富士山を眺めながら昇仙峡へ

竜王駅北口を出て、県道25号に合流したら真っ直ぐ北上して行きます。
最初は街中を走るので車に注意しましょう。
「西町」交差点から県道101号になり、道幅が広くなり走りやすくなります。
金石橋手前に青看板に大きく「昇仙峡」の文字が出てきたら右折して橋を渡ります。
金石橋からは富士山が綺麗に見えましたよ!

県道7号は昇仙峡グリーンラインという名前が付いていて、地元のサイクリストのヒルクライムルートとしても人気らしいです。
とはいえ、そこまで斜度はキツくないのでのんびり走って進みます。

山梨県に多い丸石道祖神

全国に道祖神は色々ありますが、山梨県の道祖神は丸い石を祀っている所が多いというのが特徴で、謎でもあります。調べても理由はハッキリ分かりませんが、山梨県内に700ヶ所以上の丸石道祖神があることから、昔から人々が信仰していたのが解ります。
ルート途中にも丸石道祖神がありましたよ。山梨県を走る時には気にしてみるのも楽しいですね。

昇仙峡の渓谷沿いを走る

大きな昇仙峡の看板が出てくると、土産物屋などもあり観光地の雰囲気を感じます。

大正14年製の長潭橋(ながとろばし)は、山梨県内に現存するコンクリートアーチ橋で最古のものです。橋の脇にあるモミジも綺麗でした。

橋を渡ると左手の渓谷沿いを走る「昇仙峡ライン」に入ります。
道路標識にもありますが、5月1日から11月30日の間は土・日・休日観光馬車を除く車両は通行禁止です。なので渓谷道路を自転車で走る場合は平日のみとなってしまいます。

平日でも歩いている観光客は多いので、注意して走行しましょう。
一方通行なので逆走も禁止ですよ。

自然の芸術を楽しもう

昇仙峡の遊歩道は「全国観光地百選・渓谷の部第1位」に選ばれた景観が美しい道です。

川が花崗岩を浸食したときに形成された奇岩には、それぞれ名前がつけられているので確認してみましょう。
「どのへんが?」と思うものもあれば「なるほど」と思うものもあり、楽しめると思いますよ。

途中に何ヶ所か対岸に渡る橋があります。
「愛のかけ橋」と名付けられた吊り橋から見る渓谷と紅葉も美しいです。

渓谷道路の中間地点にある天鼓林(てんこりん)の地面は、長い年月をかけ渓流が削った部分があり地下に空洞が出来ているとか。
その地面で足踏みすると「ポンポン」という音が聞こえるので「天鼓林」と名付けられました。

天鼓林から先は奇岩が少なくなりますが、沿道の紅葉を眺めながら走ります。

覚円峰と夢の松島

昇仙峡グリーンラインに合流する分岐点から「昇仙峡観光道路」になります。
以前はこの道も自転車で走ることが出来たのですが、現在は夢の松島で起きた落石のため車両通行禁止になっています。
夢の松島で折り返してくるので、自転車を止めて歩いて行きましょう。

歩いていると徐々に覚円峰が見えてきます。

夢の松島に到着すると土嚢が積まれ、道路は完全に通れなくなっています。先月から臨時で設けられた仮設迂回路を通ります。

夢の松島からは直立約180mの覚円峰が目の前にそびえ立ち、迫力満点です。

昇仙峡グリーンラインを走る

自転車まで戻ったら、渓谷道路から県道7号の昇仙峡グリーンラインに向かいます。
素掘りのトンネルをくぐり丁字路を左に曲がります。

昇仙峡グリーンラインは観光の車や観光バスが多いので注意して下さい。
トンネルも数カ所あるので、ライトを点灯させておきましょう。
この道からも覚円峰の絶景が楽しめますよ。

落差30mの仙娥滝

トンネルを抜けた先から細い橋を渡ると仙娥滝(せんがたき)の入口です。
お土産屋さんが並ぶ道を進み、階段を下っていくと滝が目の前に現れます。「日本の滝百選」にも選定されており、花崗岩を削りながら流れ落ちる滝は見応え満点ですよ。

食べる水晶玉

滝上エリアの仙人茶屋では、昇仙峡限定の「食べる水晶玉」というメニューが人気です。
透明なゼリーにきな粉と黒蜜をかけていただきます。

意外と弾力があるゼリーは冷たくツルンとして美味しかったです。

ロープウェイで山頂へ

自転車を駐車場脇に止めて、昇仙峡ロープウェイで山頂に向かいます。

約5分で標高差300mを一気に登ります。
山頂の「パノラマ台駅」は整備された「浮富士広場」という展望デッキがあり、富士山が綺麗に見えます。

ここから見る富士山も綺麗ですが、少し足を延ばして弥三郎岳に向かうことにします。
弥三郎岳まで徒歩で約20分かかります。道も登山道になるので、歩きやすい靴で行く事をオススメします。

丸い石の上から見る富士山

徐々に険しくなる道を進み、最後には岩の鎖を伝って登ると一枚岩の上に出ます。
花崗岩で出来た一枚岩は丸みを帯びているので、足下に注意して下さい。
目の前には甲府盆地や富士山が広がり360度のパノラマを楽しめます。

富士山の反対側には、この後行く予定の荒川ダムが見えます。
その先には金峰山がうっすら白い山頂を覗かせています。

岩の上に座って眺める富士山は格別ですが、柵が無いのでちょっとドキドキ。
数ある富士山ポイントの中でも、ここは独特な雰囲気でオススメですよ。

隣の岩場が弥三郎岳山頂で、三角点があります。
皆さんがお備えしていったお賽銭が積み上げられていました。

パノラマ台駅に戻り、さらに先に進むと「うぐいす谷」という場所に出ます。
ここは弥三郎岳とは違い、道は歩きやすく楽に絶景を楽しめますよ。

山梨県に来たらほうとう鍋

ロープウェイで下ったらお昼ゴハンです。
ロープウェイの係の女性に「ほうとう鍋が美味しい店はどこですか?」と聞いて、彼女のオススメと教えて頂いた「橋本屋」に向かいました。

自転車を店内から見える場所に置かせていただいて安心して食事出来ます。店員さんがとても親切でしたよ。
出てきたほうとう鍋は具材が大きくゴロゴロと入って美味しそうです。
麺も不揃いで店の手打ちらしいです。
赤味噌のツユはアッサリしていて美味しく頂きました。

金櫻神社までプチヒルクライム

食後は金櫻神社(かなざくらじんじゃ)まで約2.5kmのヒルクライムです。
その前に昇仙峡に居る「チャリたぬ君」にご挨拶。少し解りにくい場所に居ましたよ。

金櫻神社は金峰山を御神体とする山岳信仰の神社です。金峰山の山頂に本宮があり、こちらは里宮となるようです。
赤い鳥居が見えてきたら、さらに先の駐車場まで上ります。

駐車場に自転車を置いて社殿に向かいます。山の奥に朱色の美しい社殿が現れて驚きます。
桜の名所でもあるそうなので、春にも来てみたいですね。

荒川ダムでダムカードをもらおう

金櫻神社でUターンして坂を下り、荒川ダムに寄り道です。
ロックフィル型式のダムで、自然と一体化した風情のあるダムです。

管理棟まで行き、ダムカードをもらいました。ここからダム周辺をグルッと一周してもいいですし、そのまま引き返しても良いでしょう。

昇仙峡グリーンラインを下って千代田湖の手前で右折します。
細い道で解りにくいので注意して下さい。

みはらし広場からの富士山

千代田湖から山梨県立武田の杜方面に進むと「みはらし広場」があるので立ち寄ります。
甲府の街並みと富士山が見えるポイントなのでオススメです。

木が生い茂って一瞬富士山が見えない様な感じですが、右の階段を下るとバッチリ見えますよ。

林道片山線を通り竜王駅まで

薄暗くなってしまいましたが、坂の途中から林道片山線に入ります。
もう少し明るければ緑と紅葉が楽しめたかもしれませんが、秋の夕暮れは早いですね。

林道を下ると市街地に出ます。あとは竜王駅まで行きで走ったルートをなぞって終了です。

コース紹介

アクセス
電車:「新宿駅」からJR中央本線で「竜王駅」下車
車:中央自動車道「甲府昭和インター」から約15分

▼昇仙峡
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/

▼昇仙峡ロープウェイ
http://www.shousenkyo-r.jp/

▼橋本屋
https://hashimoto-ya.com/

▼金櫻神社
https://kanazakura-shrin.webnode.jp/

詳細は以下でもご覧いただけます。

竜王駅から昇仙峡沿いを走る36kmコース

まとめ

紅葉が美しい昇仙峡の渓谷道路を走ることができる平日に行ってみて欲しいコースです。
例年の見頃は10月中旬から11月下旬まで楽しめるそうですよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

竜王駅から昇仙峡沿いを走る36kmコース

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【埼玉県】比企丘陵周辺のみどころを巡る約35kmのサイクリング

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埼玉県外の人には聞き慣れないかもしれないですが、比企丘陵とは埼玉県の東松山市・滑川町・嵐山町・小川町にまたがる丘陵地帯のことです。
ゆるやかなアップダウンがありますが、比較的平坦で走りやすいルートになっています。

高坂駅西口からスタート

東武東上線の高坂駅は三角屋根の時計台が設けられた駅舎で、さいたま建築景観賞や関東の駅百選にも選定されています。

太平洋セメント専用廃線跡を走る

駅を出てすぐに「まなびのみち」という遊歩道に入ります。歩行者と自転車がきちんと左右で分けられています。2018年にコース全体が整備され路面も綺麗です。

むかし、太平洋セメント株式会社と秩父鉱業株式会社の貨物専用路線として運用されていた廃線跡を遊歩道に整備したのが「まなびのみち」です。入口の看板で、かつて走っていた貨物線の姿を確認することができますよ。
短い距離ですが、廃線跡を走るというのはロマンがありますね。

「まなびのみち」を出たら、県道に入ります。関越自動車道に沿って北上します。
国道254号を渡る所では、東松山インター入口の横を走るので車の動きに注意しておきましょう。しばらく市街地を走りますが、徐々に車も少なくなりのどかな里山風景が広がります。

東松山ぼたん園の横を通過します。今は静かな園ですが、ゴールデンウィークの頃には約6,500株のぼたんが咲き、訪れる人で賑わう場所です。

オランダ風車がある運動広場

ローソン東松山大谷中堀店を左折すると、オランダ風車が現れます。東松山市大谷地区にある市民活動センターです。
東松山市がオランダのナイメーヘン市と姉妹都市提携を結んでいるという事で、大きな風車とオランダ風建物をイメージして作られたそうです。風車とオランダ風の建物が可愛いです。

農林公園のカフェでひとやすみ

市民活動センター前の県道を進むと、左手にビニールハウスがある施設が見えてきます。
短い坂を上ると、農林公園の「丘の上のカフェHeuvel」に到着です。

丘の上に建つメルヘンな雰囲気漂うカフェでは、農園で栽培している苺を使ったメニューがそろっています。入口に自転車ラックがあるのが嬉しいですね。

カフェは朝9時から営業しています。店内でも外でも頂くことができますが、外の場合はテイクアウト容器になるようですよ。

ランチメニューから「HIKIサンド」と「フレンチトースト」、デザートに朝摘み苺を使用した「たっぷりいちごパフェ」を頂きました。
甘い苺たっぷりで美味しかったですよ!

踊る埴輪のモニュメント

農林公園から国道407号の手前で、裏道を縫うように走ります。

国営武蔵丘陵森林公園の北口ゲート前を通過したら、しばらく道なりに進みます。
主要な道ではないので、比較的車も少なく走りやすいです。県道173号の上を通過して太い道に合流した場所に八幡神社があります。そこに大きな「踊る埴輪」のモニュメントがあるので立ち寄ってみましょう。

2022年4月に建立された「踊る埴輪」は、この熊谷市野原古墳群で出土されたもので、原物は東京国立博物館に所蔵されています。
モニュメントの高さは、大きい方は195cmで小さな方は174cmあり、原物の約3倍の大きさだとか。踊る埴輪と一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
実は最近の研究で「踊る埴輪」は、馬の手綱を引く「馬曳き」の姿だと判明したそうです。でも、踊る埴輪の方が愛郷があって良いですけどね!

神社前の道をしばらく走り、熊谷警察署小原駐在所を左折します。
その後は細い裏路地を走ります。雑木林の中を通るので路面に注意して下さい。

この辺りは古墳群や沼が多く、民家が少ないので静かな里山という雰囲気があります。

存在感ある大エノキ

地獄沼を過ぎた辺りに大きな一本エノキが現れます。地名の塩を取って「塩の大エノキ」と呼ばれ親しまれています。
サイクリストにも人気で、遠くからこの樹を目指して走って来る人も多いですよ。

この樹は葉が茂っている季節より、葉が落ちた今の季節がオススメ。立派な枝振りが綺麗に見えて青空に映えます。根元にポツンと佇むお地蔵様も良い雰囲気です。

杉山城跡を散策

大エノキを後にして、県道69号に出たらセブンイレブン嵐山小川インター店まで真っ直ぐ。そこから川向こうへ渡り関越道の先まで進みます。
関越道の下をくぐると「杉山城跡」という案内看板があるので従って進みます。
入口は嵐山町立玉ノ岡中学校と同じになります。学校の奥に進むと杉山城跡への入口が出てきますよ。

杉山城跡は城主や築城年代が長らく不明でしたが、近年の発掘調査で戦国時代の山城であることや、歴史的な背景が解ってきました。
せっかくなので自転車を置いて、城跡を散策してみましょう。

丘陵の尾根に10の郭を配置して、防御に優れた造りになっているとか(現地に詳しいパンフレットがあります)。奥まで歩いて行くと、一番高い場所に本郭がありました。

自然の丘陵地帯を利用した城造りである事が、城に詳しくない私でも解ります。

マンホールの壁を見に行く

杉山城跡を出て、県道69号を走ります。市野川を渡り左折、川沿いの道を進みます。一部短いですが砂利道になります。

市野川水循環センターの入口に立ち寄ります。敷地内には入りません。
ここのレンガ壁には、近隣のマンホールが埋め込まれていてちょっとした撮影スポットになっています。壁にマンホールが埋め込まれているのは珍しいですね。

狛兎がいる福正寺

市野川水循環センターの近くにある福正寺に立ち寄ります。
本堂の左手にある勢至堂の前に、狛犬ならぬ狛兎が配置されています。今年は卯年ですので、是非立ち寄ってみましょう。

阿吽の兎をよく見ると、阿形は子ウサギを抱えています。吽形は鞠を抱えています。
しかも狛兎ではなく「福うさぎ」と名前が書いてありました。福を呼ぶ兎でしょうか。

森林公園駅でゴール

福正寺を出てすぐ、ラーメン屋を右折して踏切を渡ります。
踏切を渡ってすぐ左折すると、目の前に東武東上線の車両基地が見えてきます。ここでは東上線系統の車輌を多く見る事ができます。
手前に停まっているベージュとオレンジの車輌は、8000系リバイバルカラー車輌らしいです。レトロで可愛いです。

車両基地の横に、ポツンと佇むトトロと仲間達が…。
近くの造園会社の方が作っているらしいです。クオリティ高くて密かな人気スポットになっています。

あとは真っ直ぐ走って森林公園駅でゴールです。

コース紹介

アクセス
電車:東武東上線「高坂駅」「森林公園駅」を利用
車:関越自動車道「東松山インター」から約15分

まとめ

観光地としてはあまり知られていないかもしれない「比企丘陵」の周辺を紹介してみました。ディープな埼玉サイクリングを楽しめると思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【茨城県】東海村名産の干し芋を求めて約26㎞のサイクリング

【茨城県】東海村名産の干し芋を求めて約26㎞のサイクリング

茨城の冬といえば「干し芋」。全国1位の生産量を誇ります。県内ではひたちなか市、那珂市、そして東海村が主な生産地です。さつまいもの品種によって色や味の異なる干し芋を味わうことができます。砂糖などを使用せずさつまいもの自然の甘さを安心して楽しむことができます。東海村で干し芋を求めてサイクリングしてきました。

阿漕ヶ浦(あこぎがうら)公園を出発

国道245号線沿いにある公園。神秘の沼として由緒ある阿漕ヶ浦に隣接していることから公園の名前がついたそうです。

2019年度の茨城国体の開催にあわせて改修されたという新しい公園で、遊具は子供たちに大人気。よくみてみると、さつまいもの形をしている屋根が付いていたりカラーリングもさつまいも色。とても可愛い遊具です。
阿漕ヶ浦公園を出発します。

天神山

最初に訪れたのは天神山。一度来てみたかった場所のひとつです。阿漕ヶ浦公園から約1.5㎞ほどで到着。

自転車を置いて登ってみます。斜面が急なので足元には注意。

あっという間に頂上へ。なんと標高17.4m。県内で一番低い山とされています。
近くに来た際はぜひ登ってみてほしいです。一人でも楽しい気持ちになれました。
下山もあっという間。自転車に乗って干し芋を探しにいきます。

直売所を巡る

ほしいも(株)直売所

まず訪れたのは東海村須和間にある直売所。平日にも関わらず干し芋を買い求める客でにぎわっていました。

干し芋はもちろん、加工品もたくさんありました。ジェラートや焼き菓子など手土産にぴったりなものも。

まずは、「紅はるか焼き芋ソフト」をいただくことに。紅はるかの焼き芋を練りこんだ特製ソフトクリームは、お芋の味がしかっりでていて美味しかったです。

他にも焼き芋を買うことができました。手のひらサイズの小さい焼き芋はちょっとした補給食に。

圷ほしいも直売所

ほしいも㈱直売所から約4㎞のところにある圷ほしいも直売所へ。
ほしいもの加工品もあるということで尋ねましたが、畑に出ているということで入ることができませんでした。
まさにシーズンを迎えて忙しそうです。

道中、かわいい手書きの看板が目に入りました。

東海ファーマーズマーケットにじのなか

東海村石上内宿にあるJAの直売所にやってきました。
実は、他の農家の直売所へ行ったのですが予約販売だったりやっていなかったりと心が折れたのでJAの直売所へ行くことにしました。個人の直売所へ行く際は、事前に電話で問い合わせることをお勧めします。

直売所の一画には大きく干し芋コーナーが設けられていました。
さつまいもの品種や生産者もさまざま。干し芋をかご一杯に買っていく人もたくさんいました。

東海村産の干し芋や加工品、焼き芋を購入。留守だった圷ほしいも直売所のお菓子「ぷれすた」も手に入れることができました。干し芋をプレス焼きした、新食感の美味しさでした。
また、干し芋は、東海村産のさつまいもで作られたものでねっとりと甘く素晴らしく美味しかったです。
干し芋だけでなく様々な加工品も出ていて、生産者の熱い思いをみることができた気がします。
たくさんの買い物を済ませ久慈川方面へ向かいます。

のどかで開けた景色の中を走っていきました。

久慈川

久慈川は南北に長い福島県、栃木県、茨城県の5市5町2村にまたがる大きな川です。
川の向こう側は日立市に入るという境にあります。

堤防も整備されていて綺麗でした。散歩やランニングの人とすれ違いました。スピードの出しすぎには注意ですね。

川沿いの景色も素晴らしかったです。

村松山虚空蔵堂・大神宮

国道245号線近くにある村松山虚空蔵堂にやってきました。

平安時代初期に弘法大師空海によって創建された歴史ある寺です。
初詣などで地元の人々が多く訪れます。

村松山のすぐ隣には大神宮があります。
西暦700年ごろ創建されたとする歴史ある神社です。

駐車場の一画に君が代にでてくる「さざれ石」が。

また、境内には安産祈願・子孫繁栄・健康成長を願う「なで犬」。
願う内容によってなでる犬が変わります。

境内は神聖な空気が漂っていて心落ち着けるところでした。
阿漕ヶ浦公園に戻ってサイクリングは終了です。 

コース紹介

▼ほしいも(株)
https://www.hoshiimo.tv/

▼圷ほしいも直売所
https://xn--n8jubxg4a4f.com/

▼東海ファーマーズマーケットにじのなか
https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=402

▼村松山虚空蔵堂
https://www.taraku.or.jp/

▼村松大神宮
https://ibaraki-daijingu.com/

まとめ

約26㎞のサイクリングは一人でも存分に楽しむことができました。干し芋を求めて走っていく楽しさがありあっという間のサイクリングでした。茨城の食は美味しいもので溢れています。たくさんの人にサイクリングで茨城の旬を味わっていただきたいです。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

—

茨城県のサイクリングコースおすすめ11選!TABIRINで見つける茨城の魅力を満喫!
茨城県は、豊かな自然や歴史ある街並みが広がり、サイクリングに最適なエリアです。都心からもアクセスしやすく、初心者から上級者まで楽しめるさまざまなコースが揃っています。ナショナルサイクルルートのひとつ「つくば...

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