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記事タグ: インドネシア

【インタビュー】スポーツMCアケさんのサイクルライフとインドネシアへの熱き思い

【インタビュー】スポーツMCアケさんのサイクルライフとインドネシアへの熱き思い

スポーツMCとして全国のサイクリングイベントでも活躍されているMCアケさんこと竹内明美さん。ご自身はどのようにサイクリングを楽しんでいるのかを聞いてきました。

まずはプロフィールをお聞かせください


現在は、兵庫県在住でKiss FM KOBE、FM三木、加古川BAN-BAN RADIOのラジオパーソナリティと、自転車やマラソン、ジェットスキー等のスポーツイベントMCをしています。

DJアナウンス専門学校時代に、岐阜県にあるダイナランドスキー場DJステーションのお仕事をさせていただくことになり、元々スノーボードも大好きだったので、周りの方から自然な流れで大会のMCをお願いしてもらい喋り始めたことがスポーツMCの原点ですね。
スノーボードが好きすぎてインストラクターの資格も取り、一時期はびわ湖バレイでインストラクターもしていました。そこから沢山のご縁でマイクを持たせてもらえる機会をいただき本当に幸せを感じています。

自転車に乗るきっかけや所有自転車をお聞かせください

スノーボード仲間がオフトレーニングでロードバイクに乗っていて、オールシーズン楽しめる自転車楽しいぞと進めてもらい、初めは何だかドロップハンドルに抵抗があったのでMTBを購入しようとしていたのですが、結局何も分からないままみんなと一緒に走りたいなと即決断で、そのまま近くの自転車ショップへロードバイクを注文しに行きました。
2012年4月に初めてMASIのアルミロードバイクを購入し、ぐんぐん進むロードバイクに一気にはまりました。1か月もたたないうちに、仲間としまなみ海道へ走りに行ったり、淡路へ行ったり岡山の片鉄ロマン街道へ行ったり、スノーボード仲間が色んな場所へアクティブに誘ってくれたおかげで自転車の楽しみが一気に広がりました。

そんな頃、SNSに楽しそうな自転車の写真を載せていたら、元々スノーボードMCとして大先輩で憧れだったMCアリーさんから自転車の仕事やってみる気ない?と声をかけていただき、自転車を始めてから、3か月後に「SPECIALIZED DAYS」にて、初めて自転車の現場に関わらせていただきました。
2013年には、より登りも楽しめるようRIDLEYのLIZ(女性モデル)カーボンバイクに乗り換えました。
今ロードバイクはRIDLEYと、大好きなインドネシアのメーカーPOLYGON (HELIOS LT9)、街乗り用にGTのマウンテンバイクの3台を所有しています。
最近はもっぱらPOLYGONで走りに行くことが多いですね。

POLYGONっていうメーカーは日本ではあまり聞かないと思うのですが、インドネシアでは誰もが知っているほど歴史があるメーカーなんです。もともと姉がインドネシアに住み始めたことがきっかけで2011年に初めてインドネシアへ行き、2012年からは自転車旅をしに年に数回インドネシアへ足を運んでいます。そんなインドネシアでの出会いが自分の自転車にも大きく影響しました。

インドネシアの話しをもう少し聞かせてください


2012年に初めて現地でMTBを借りて首都ジャカルタのカーフリーデイに参加しました。

案内していただいたのは、現地の駐在員サイクリストの皆さんで作られているジャカルタ自転車部の皆さん。今でも本当にお世話になっています。

毎週日曜日の午前中に、普段は大渋滞する大通りの道路を両車線歩行者天国にしているというそれはそれは壮大な環境でした。日本ではこんなに主要な道路を封鎖するなんてきっと苦情が殺到しそうなことを(笑)毎週、しかもインドネシアのどこのエリアでも開催していると知り、なんて全てのことに寛容な国なんだ、ここは自転車天国か!と、自転車に乗り始めて半年だった自分にとってあまりにも衝撃的で驚くことばかり、とても感動したことを今でも鮮明に覚えています。

道路の両端には、屋台が沢山あって、そこで朝食を食べたり、ライブもそこらじゅうでやっていたり、みんな本当に自由なんです。

道路は歩行者天国で車が入ってくる心配がないのでウォーキングしたり、サイクリングしたりランしたり、自転車に乗り始めたばかりの子供さんがお父さんと一緒に自転車の練習をしていたり、おじいちゃんおばあちゃんも本当に楽しそうに運動している姿が印象的でした。
今は、人が増えすぎてとても快適に自転車に乗れるような場所ではないのですが、おもしろ自転車の人とか、とにかくクセが強い人が多いので(笑)人間観察をしているだけでも十分楽しめる場所です。どんな人でもいつでも気軽に無料で参加出来て、交流できる場所が毎週あるということがうらやましい環境ですね

2014年からは初めて飛行機輪行をして自転車を持って行きインドネシアのジャワ島を中心に毎年現地へ走りに行っています。国内で電車輪行の経験もなかったのですが、まずは行きたい気持ちが先行し行くことを決めて、その後にどうやったら飛行機に載せられるかを調べました。

すると、ガルーダインドネシア航空なら、何といつでも自転車一台が無料で載せられるとのこと!おかげで飛行機輪行の敷居がぐっと低くなりました。そして2015年にバンドンという町で出会ったローカルサイクリストとの出会いで、一気に現地のサイクリストとの繋がりが広がりました。


インドネシアでは、自転車はロードバイクもいればMTBやクラシックな自転車まで何でもアリ。暑い国なので夜明けとともに朝に走ることが多いのですが、様々な年代の人達が自転車で一緒に走っています。
ここでも紹介しています。https://www.cyclowired.jp/tag/term/10122

女性や子供たちは周りの人がしっかりサポートをして、サイクリングが終わったら一緒に朝ごはんを楽しむんです。
日本ではゆっくり走っていると申し訳ない気持ちになる人や、クロスバイクだから、ママチャリだからと気にする人は少なくないと思います。
ただ、私が知っているインドネシアは全然違いました。レベルとか年齢や職種も何も関係なく、大きな意味でみんなが自転車を自由に楽しんでいるんです。
インドネシアで走った経験が私自身の「自転車の楽しみ方」に大きく影響しているような気がします。
そして今年2018年、一番大好きな街ジョグジャカルタで念願だった自転車イベントに初参加してきました。今年2回目を迎える「ツール・ド・ジョグジャ」という110kmのグランフォンドイベントです。
ここでも景色はもちろんのこと想像を超える光景やイベントの運営方法も沢山刺激を受けました。まずは馬もひっくり返るほどと言われる想像を絶する「坂!」。そこであえて無理をしないインドネシア人の性格についつい笑ってしまいました。
日本人の私はキツイ坂も「絶対に足をつかないぞ」とがんばっていたら、その横を坂専用に用意されている伴走トラックでご機嫌に坂をパスする人達。インドネシアの人々はとにかく写真が大好きなので景色の良い場所があれば「フォト!フォト!」
日本人女子はかなり珍しいみたいで、ピットストップになると写真撮影会が始まりかなりの時間を写真に費やしてしまった!制限時間がやばい!と焦っていたら、また私の横をクルマで悠々ゴールへ向かう人達!笑。後半かなりがんばり、私は制限時間15分前に何とか無事に完走することが出来ました。ホント楽しければいいのだ!
そして、今回約600人の参加者で日本人参加は初だったようで、とにかく歓迎されました。MCさんからも日本語で歓迎の言葉を沢山もらい、自分も同じ仕事なので、その国の母国語でお迎えされる嬉しさを改めて感じました。

そして本当にイベントの運営が徹底されていて、道も景色も日本に負けないほどキレイだし、どこに行ってもだいたい何かお店やコンビニもあるし、参加費が日本円で4500円ほどなのに、イベントジャージと完走メダル、フードやドリンクも沢山ついてきてとにかく至れり尽くせりのおもてなし。

そして、車もバイクも多い街中でも信号待ちしなくていいように、スタッフさんが交通整理をして走らせてくれたり、地元の子供たちが沢山応援してくれたりと、絶対に来年も走りたいと思わせてくれる素晴らしいおもてなしでした。

今後、自分が経験した感動を少しでも皆さんに体験して欲しいなと日本からインドネシアへ走りに行くサイクリングツアーも企画したいと考えています。きっと現地の人たちの底なしの優しさと明るさに好きになってもらえるんじゃないかと思っています!!

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【インドネシア】ジャカルタの「カーフリー」から見えた、自転車のマナーと国民性

【インドネシア】ジャカルタの「カーフリー」から見えた、自転車のマナーと国民性

2018年で日本との国交樹立60周年を迎えたインドネシア。

世界4位(2億5000万人)の人口を有し、東西は3タイムゾーンでアメリカ大陸ほどの国土をもつ島国です。世界有数の親日国としても知られていますが、日本ではまだまだ知られていない国かもしれません。

そんなインドネシアの首都ジャカルタでは、毎週日曜の朝「カーフリー」が行われ、多くの人や自転車で賑わっています。

この「カーフリー」を交えて、自転車が人気のインドネシア(ジャカルタ)をご紹介します。

インドネシアの首都ジャカルタとは

ジャカルタはインドネシアの首都であり、同国最大の都市。ひとつの市単独でジャカルタ首都特別州を構成する特別市です。

人口は約1000万人。近郊を含めた都市圏人口は約3000万人と、東京都に次いで都市圏人口は世界第2位になっています。

都市圏人口から見て分かる通り、ジャカルタは世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市なのです。

平均年齢も若く、経済成長も著しいので、とても活気が溢れるジャカルタ。

そんなジャカルタは、世界有数の渋滞が起きる街としても知られています。

現在、鉄道は地方から都心に乗り入れる路線のみ。
東京都市圏から、山手線と私鉄と地下鉄を無くしたような都市と想像すれば、渋滞の凄さが分かるかと思います。

2007年カーフリーの導入~毎週日曜実施へ

2007年に政府が、ジャカルタの目抜き通りであるタムリン通り・スディルマン通り(片道約7.5km/往復約15km、東京で言えば東京駅~新宿くらいの距離)を通行止めにして「市民が路上を活用して活動できる場所の提供」を不定期に行ったのがカーフリーデー(Car Free Day)です。

▲2011年ごろのカーフリー。普段渋滞が激しい街とは思えない光景です。

その後カーフリーデーは人気となり、2012年には毎週日曜6時~11時に実施されています。

2012年ごろのカーフリー風景と自転車ブーム

日頃車道はクルマとオートバイで埋め尽くされ、歩道はボコボコなので、普段街中で自転車を目にすることはほとんどありません。そのため自転車は主に週末、山でマウンテンバイクを楽しむレジャーツールでした。

しかしカーフリーの導入によって首都のど真ん中の舗装路を快適に走れるようになったことで、富裕層がロードバイクでカーフリーを楽しむようになりました。

その後カーフリーでサイクリングを楽しむのがトレンドとなり、一気に自転車ブーム到来となったのです。

またインドネシアには「POLYGON」というメーカーが自転車を国内生産しており、比較的安価に自転車が買えるのも人気の要因の1つにもなったようです。

ジャカルタでは年間を通じて気温は28~32度なので、当時マラソンなどは人気がなく、お洒落でカッコいい自転車がカーフリーに集まるようになりました。

自転車が多く集まるようになったことで、ロードバイクのサイクリストは郊外で楽しむようになり、主にクロスバイク(インドネシアではハイブリッドバイクと言います)やマウンテンバイクが多く集まるようになります。

カーフリーが毎週開催されていた2012年頃はまさに自転車天国ですね。

マラソンブームが来たカーフリー

2013年頃から、マラソンや駅伝イベントが行われ、徐々にマラソンが人気となってきます。地下鉄工事も始まり、通りは工事で車線が狭くなることろも増える中、人も増え、自転車も走る…。そして毎週が何かのイベントのようになってきました。

通りにはこんな光景も…。

2018年のカーフリー風景

そして2018年、カーフリーはこんな風景になっています。
人も自転車もスゴい数です。しかも毎週です!

まだまだ娯楽が少ないこの国で、日曜朝のカーフリーは無くてはならない貴重な場所になっています。

日本とインドネシアの自転車文化の違い

①移動手段ではなく、レジャー

日本で自転車の多くは「移動手段」として利用されています。
幼少期から自転車⇒16歳でオートバイ⇒18歳でクルマに乗る。というのが私たち世代の順序でした。(今はオートバイもクルマも少ないですが)インドネシアで若者の移動手段はオートバイ。なので所有する順は
オートバイ⇒クルマ⇒自転車となります。
なので、道路周辺には自転車を載せてきたクルマが多く駐車されています。

②歩行者天国は自転車も天国

カーフリーはいわゆる「歩行者天国」です。
銀座の歩行者天国は「自転車の通行は不可(押し歩きはOK)ですよね。インドネシアは歩行者も自転車も「天国」です。

③マナーの違い

日本では、ヘルメットの着用は努力義務、自転車道での並走は原則、道交法違反となります。そしてスポーツ自転車においては「マナー・モラル」も問われます。

インドネシアでは、「人」も「自転車」も「バス」も上のような画像の距離感で走っています。「並走」もすれば「ノーヘル」もいます。それぞれが自己責任で楽しんでいます。

そして、それぞれが上手くバランスをとりながら独特な距離感でマナーを守っているように見えます。日本ではきっと誰かが誰かに注意するであろう光景ですが、ここでは喧嘩やもめている光景は見たことがないんです。

「サイクリスト」=「自転車を楽しむ人」は、日本人もインドネシア人も同じはずなのですが、「楽しさ」と「マナー・モラル」のバランスが圧倒的に違うように感じます。

まとめ

▲写真はPOLYGONバイクと独立記念塔

私は2011年から日本とジャカルタで仕事をしているので「ジャカルカのどこが好きですか?」と良く聞かれます。

「どこ=場所」なら必ず『日曜朝のカーフリー』と答えます。
「どこ=どんな理由」なら必ず『インドネシアの人々』と答えます。

いつも笑顔でフレンドリーなインドネシアの人々が好きで、毎週毎週こんなに多くの人が集まって週末を楽しんでいる光景は「羨ましい!」に尽きます。

様々な民族・言語・文化・宗教から成り立つインドネシアでは「多様性の中の統一」と言う国是があります。

自由奔放の様で、どこか相手を気にし合いながら、お互いがぶつからないように気を付けながら、独特なバランスをとって楽しんでいるカーフリーを見て、まさにその通りだといつも思います。

自転車において日本は決して先進国ではありません。インドネシアも決して自転車先進国とは言えない環境です。

ただ、お互い全く違う文化で育った者同士「サイクリング」という楽しみを通じてお互いの良い所を理解しあえることが、とても素晴らしいことだと思っています。

執筆:YASU

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【イベント】大盛況!日本インドネシア国交樹立60周年記念「GOWES Relationshipサイクリングイベント」徹底レポート

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2018年11月25日(日)大阪府南部の貝塚市~岸和田市で「日本インドネシア国交樹立60周年記念 日イ友好サイクリングイベント」が開催されました。TABIRINも深く関わっているこのイベント。このイベントが開催された経緯から当日のレポートをご紹介します。

GOWES Relationship とは


世界有数の親日国として知られているインドネシア。観光として訪日する人も年々増えていますが、留学や研修生として日本で生活する人も増えてきています。
以前ジャカルタのカーフリー記事で少し紹介したように、インドネシア人は自転車が大好き。しかし日本でサイクリングするには土地勘がないし自分たちだけでは不安、、、、
また日本人サイクリストには、自転車が人気の「インドネシア」はあまり良く知られていないのが現状。
だったら日本人とインドネシア人が一緒にサイクリングをして友達になれば、自転車を通じてお互いをもっと知ることができるじゃないか!という思いから、日本に住むインドネシア人「アディ(Chahyadi Asriyadi)と、インドネシアをこよなく愛する日本人「スポーツMC アケ(Akemi Takeuchi)」の2人が取組んだのが「GOWES Relationship」です。

GOWES(ゴーウェス)とは「自転車に乗る」や「自転車で行く」という意味のインドネシアの俗語。なので辞書には載っていない言葉ですが、とても便利で素敵な言葉なのです。

開催場所はTABIRIN記事がきっかけで決定

この2人が企画したのがサイクリングイベント。しかし開催に向けて悩んでいたのが「どこでイベントをするか」。大阪から日帰りできるところでいいところは無いか、、、とTABIRINのこの記事を見たのが始まり。

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貝塚市の水間鉄道を使ったサイクルトレインなどがあるこの場所でやってみたい!ということになり、この2人に(記事を書いた)私がコースを案内して開催場所やコースが決定。TABIRINもこのイベントに協力することとなったのです。

コースは前半坂を上り、後半は下り坂や平坦な道を走る初心者にも優しい約30kmです。

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日イ国交樹立60周年記念イベントとして開催が決定


このイベント企画を、在大阪インドネシア共和国総領事館に話したところ、領事館も全面的に協力してくれることになりました。日本とインドネシアは今年(2018年)国交樹立60周年を迎えています。その記念事業として多くのイベントが開催されているのですが、その記念イベントしても認められることになりました。

イベントの募集概要

インドネシア人/30人、日本人20人(合計50人)を定員としてウエブサイトにて受付を開始。

当初の予定より参加希望者が増加したため二次募集として定員を増やしました。また、中学生以上を条件にしていたのですが、保護者からの強い要望があり、保護者による監督を条件に小学生の参加も受け付けました。
最終的にインドネシア人/45人、日本人26人(合計71人)にスタッフ16人の、全87人というイベント規模となりました。

水間鉄道、パナソニックサイクルテック、新家工業ほか多くの企業・団体による協力

貝塚駅~水間観音駅間は、日曜にサイクリトレインを実施している「水間鉄道」の協力により、時間をずらしての2便(各2輌編成の1車輛)を貸切として利用させていただくことにしました。途中の補給食は、貝塚市の「ほの字の里」にて軽食を依頼、最後のゴール地点「二色の浜海浜緑地公園」ではBBQ施設を事前に予約しました。
サイクリングツアーは、スタッフがリーダーとなりスキルに応じた8組に振分け、インドネシア人と日本人の混成チームとなるように構成。各リーダーが個々のチームの安全管理を行いタイムスケジュールの調整をしながら、各フォトポイントを巡るフリーサイクリングとして実施。基本的に自分の自転車での参加が多いのですが自転車を持っていない参加者用に、パナソニックサイクルテックと新家工業の協力によりレンタサイクルを用意していただきました。またサポートカーが1台に映像カメラマン同乗による撮影も準備しました。
その他、協賛金やイベントでの抽選会用賞品提供など、多くの企業・団体からの協力のもと準備を進め、当日の「晴天と安全」を願うだけとなりました。

▲協力・協賛

サイクリングイベントレポート

貝塚駅~水間鉄道

2018年11月25日、三連休の最終日は晴天の朝を迎えました。
スタート地点となった貝塚駅にはパナソニックとアラヤが用意してくれたレンタサイクルが並んでいました。
水間鉄道「貝塚駅」では列車が着くまで整列して待機。貝塚駅~水間観音駅は約5km 15分、サイクルトレインの旅。

前半組の車両先頭には副票としてイベント看板を掲載してもらいました。「水間観音駅」は風情溢れる駅舎です。

Photo Gallery(上記ほかの写真は下記をご覧ください)

20181125 GOWES 01貝塚駅

20181125 GOWES 02水間鉄道

水間観音~水間公園

水間観音で記念撮影。ここでスタッフや参加者の紹介。参加者同士お互いの名前が分かるように、ゼッケンには日本人はローマ字でインドネシア人はカタカナで名前(ニックネーム)を書いてもらうようにしました。

まずは在大阪インドネシア共和国ミルザ・ヌールヒダヤット総領事。ミルザ総領事はサイクリングにも参加してくれました。(左は主催者のアディとアケ)

レンタサイクルのご協力をいただいた、アラヤ工業の内藤氏とパナソニックサイクルテックの中達氏。

お父さんと参加した武田 有正くん、竹田 心暖(こはる)さん、旬志(しゅんじ)くん。中学生のアスリヤディ昴くん。

白馬村から参加してくれた澤田さん、元ジャカルタ自転車部の方々


映像撮影はインドネシアでのドキュメンタリー作品でも有名な城田氏。

パナソニックの坂本さんはトラックでサポートしてくれました。

TABRINスタッフからも2名がスタッフライダーとして参加しました。

次は水間観音近くの水間公園。

ここから上り坂のサイクリングが始まります。

道陸神社(どうろくじんじゃ)

紅葉がきれいな道陸神社は「足の神さま」が祭られています。

サイクリングと自分の足の安全を祈願!
最年少の旬志くんも坂は押しながらなんとか到着。

かいづか温泉リゾート「ほの字の里」

古い校舎が残る廃校跡地の施設「ほの字の里」では軽食で休憩。

全チーム揃ったところで記念撮影。

Photo Gallery

20181125 GOWES 06ほの字の里

登り坂とコスモス畑


水間観音駅~ほの字の里(貝塚市)を経て岸和田市との市境までは上り坂が続きます。
シングルスピードのままちゃりで参加の心暖さんは足を付かず上りきりました。

ここからは気を付けて長い下り坂。
岸和田市内のコース沿いにはコスモス畑もあります。まだなんとか花が咲いていました。各チーム色々なポーズで記念撮影。

岸和田城と紀州街道

ツアー後半は岸和田城がフォトスポット。天守閣を望むお堀沿いで各チーム記念撮影。大阪府下で天守閣があるのは大阪城とここ岸和田城だけなんです。


お城近くの紀州街道は城下町ならではの風情が残っています。

貝塚市へ入るとすぐ紡績会社「テラボウ」の赤レンガ塀が見えてきます。

二色の浜公園

大阪府南部の海水浴場として知られている二色の浜へ到着

二色の浜海水浴場から二色の浜公園を通ってBBQ会場の海浜緑地公園へ

二色の浜海浜緑地公園BBQ

二色の浜海浜緑地公園では、イベントの最後を飾る全メンバー揃ってのBBQ大会。各チームで焼肉、焼き鳥、焼きそば、焼き芋などなど地元スタッフの協力で用意されていた食材を網やアルミプレートで焼いて楽しみました。
今日初めて会った人も、独りで参加した人も、生まれた国は違っても、もうみんな友達です!

最後に旬志くんも到着。無事に走りきったことを自宅のお母さんに報告です。

BBQが盛り上がったのも、準備をしてくれた地元スタッフのみなさんのお蔭です。地元からはスタッフライダー2人、BBQスタッフ3人がボランティアとして協力してくれました。

最後に協賛各社さんからの賞品が当たる大抽選会。

そしてミルザ総領事のあいさつでBBQは終了。

夕日がきれいな二色の浜から貝塚駅へ向かってゴールです。

インドネシアのニュースで紹介されました

イベントのオフィシャル映像はいま制作中ですが、12月7日夜インドネシアのネットニュースでこのイベントが紹介されました!

BERSEPEDA KELILING OSAKA, JEPANG BARENG OSAKA GOWES TOUR

参加者からのお便り

後日、事務局には小学生参加者の竹田 心暖さん、旬志くんから心温まるお葉書きも届きました。

参加頂いた皆様に心より感謝いたします。

まとめ

まずイベント開催を決めた時から心配していた「天候」にもめぐまれ、事故もなくイベントを終えることができました。
普段日本で生活をしていてサイクリングをもっと楽しみたいと思っている「インドネシア人」と、インドネシアをあまりよく知らなかった「日本人」が、サイクリングを通じて交流が深まっていく場にTAIRINが関われたこと、そしてこのイベントが多くの企業や団体、地元の方々に協力いただいたことに感謝しています。

私自身の地元開催でしたが、改めて自分たちでは気づいていない地元の魅力を、外国人のみならず決して遠くない日本人サイクリストの方々からも気づかせてもらえたことはとても良い経験でした。

いまインバウンド対策として、多くの自治体や企業が外国人への情報発信や海外からの誘客への取組は多いですが、まず日本に住んでいる外国の方々との交流から海外の文化を知り、そして地元目線では無い視点から地域の魅力を再発見してもらうことはとても重要だと感じました。

そのツールのひとつとして「サイクリング」はとても素敵な交流の場であることは確かです。
生まれた国は違っていても一緒にサイクリングして美味しいもの食べたら仲良くなるに決まっていますよね。
日本のサイクリストのみなさん、ぜひ日本に住む外国人サイクリストと『GOWES Relationship』しましょう!

執筆:YASU

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【インドネシア】ジャカルタ・ファタヒラ広場で楽しむレトロでカラフルな自転車

【インドネシア】ジャカルタ・ファタヒラ広場で楽しむレトロでカラフルな自転車


自転車やサイクリングが大人気のインドネシア。以前はジャカルタのカーフリーをご紹介しましたが、オランダ統治時代の風情が残るファタヒラ広場をご紹介します。

ファタヒラ広場とは


ファタヒラ広場は、首都ジャカルタ北部のコタ地区にある広場で、周囲にはオランダ統治下のバタヴィア時代の歴史的建造物が残っています。
広場にはジャカルタ歴史博物館があり、多くの市民や観光客で賑わっています。

広場には沢山のカラフル自転車


レトロな自転車をカラフルにペイントした自転車がたくさん並んでします。オランダ統治のまだクルマもオートバイも無い時代には、自転車が利用されていたそうで、一緒に貸してくれるカラフルな麦わら帽子も当時の名残だそうです。

料金は、30分20,000ルピア(現在のレートで約150円)。ここで自転車を借りて写真を撮るのがとても人気だそうで、返却されればまたすぐ誰かが借りに来るくらい次々と、多くの人がカラフル自転車を楽しんでいます。(並んでいる自転車の写真を撮るタイミングが難しい)

人気のお店「カフェ バタヴィア」


広場の周りにはお店や屋台が多くありますが、一番人気なのが広場に面した「カフェ バタヴィア」。天井が高い店内は落ち着いた雰囲気で、窓から見える広場の風景も格別です。

カフェという名前ですが、食事やお酒も楽しめるので、私はインドネシアのビール「ビンタン」で、のんびり過ごします。

ジャカルタの夕暮れ

天気の良い日の夕暮れは、風も心地よく、こんな風景に出会えます。

まとめ

自転車好きが多いインドネシア。ロードバイクユーザーの週末はロングライドが主流のようですが、子供から大人まで色々な人が自転車を楽しめる場所があるのは、とても羨ましいです。

インドネシアの首都ジャカルタは観光スポットがとても少ないですが、ジャカルタへ行く機会がある方は、ぜひこの広場でインドネシアの人々と一緒に自転車を楽しんでみてください。

執筆:YASU

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2018年11月南大阪で初開催された日本インドネシア交流サイクリングイベント「GOWES Relationship」。第2回は春の奈良県で桜サイクリングをテーマに開催。そして第3回となる今回(2019年)は兵庫県の尼崎で開催。
当初予定していた日が台風接近で中止となり、11月4日に変更となって開催されました。

約25kmのんびりコース

スポーツ自転車を持っていない人や女性でも気軽に参加してもらえるように、今回は約25kmで半分以上が、サイクリングロードや歩行者自転車専用道という安心のコースを設定。アラヤ工業とテックワンの協力でレンタサイクルも用意されました。

武庫川コスモス園~尼っ子リンリン・ロード - Google マイマップ
武庫川コスモス園~尼っ子リンリン・ロード

尼崎城で集合

秋晴れに恵まれた朝、尼崎城で受付開始。今回は延期により参加者が少し減りましたが約40人での開催。


参加者が揃ったところで、ライダーズミーティング。

チームは日本人とインドネシア人の混成で、チームごとにスタッフが先導します。

武庫川コスモス園

まず国道2号線を西へ約4km走り、武庫川沿いを北上します。


この武庫川沿いは日祝が自動車通行禁止。なので安全にとても快適に走れます。


心地よい風を感じながら川沿いを約4.5km走れば、最初の目的地「あまがさき武庫川コスモス園」。

このコスモス園は、ピンク色だけでなくオレンジ色のコスモス畑もあることで有名。

ここではたっぷり時間をとっていろいろな写真を撮ります。

武庫川サイクリングロード

コスモス園を出発し西側(西宮市側)へと渡り、武庫川サイクリングロードを走ります。


ここにもオレンジ色のコスモス畑があります。

国道2号線の下で写真撮影。この武庫大橋は日本の百名橋にも選ばれた美しい橋です。

さらに河口へ向けてサイクリングロードを走ります。


河口が近くなる東鳴尾あたりで再び尼崎市へと向かいます。

運河の景色がきれいな「尼っこリンリンロード」


ここからは工業地帯を流れる運河沿いサイクリング。


先ほどの武庫川沿いとは全然違う景色が続きます。


この運河沿いは「尼っこリンリンロード」として整備されているので、とても安心・快適。

寺町サイクリング

運河沿いを北上し出屋敷から東へと進むと寺町地区があります。


「都市美形成地域」に指定されたこの寺町は、重要文化財などを有する11のお寺がある趣ある町並みです。

旧開明尋常小学校校舎

ゴールの尼崎城手前にある旧開明尋常小学校校。現在の尼崎市役所開明庁舎です。


雰囲気のある校舎を前に記念撮影。後ほどここを内覧させてもらえます。

ゴールは尼崎城

10時にスタートし約3時間のサイクリング。ゴールの尼崎城でランチタイム。尼崎の名店グリル一平の「一平ランチ」弁当を、お城前の芝生でいただきました。

食事の後は、今回協力頂いた方や会社の紹介と参加賞の配布。


そして記念撮影です。

開明庁舎と尼崎城の内覧

今回、あまがさき観光局と尼崎城の協力で、参加者全員に開明庁舎と尼崎城を、2組に分かれて内覧させていただきました。
開明庁舎は、観光局の津山さんによる案内です。


インドネシアの方々にとって、日本の小学校はアニメや映画で見たことはある程度なので、とても興味津々。


校舎外観も写真を撮りたくなるほど立派な建物です。

尼崎城ではレンタル衣装が大人気!

インドネシアを漢字で表現すると『尼』

アメリカは「米」、イギリスは「英」、イタリアは「伊」、インドは「印」など、外国を表現する漢字はいくつもありますが、あまり知られていないのがインドネシア。
インドネシアは『尼』と表現されています。特にインドネシア人にはあまり馴染がないのですが、今回のイベントをきっかけに「尼崎の『尼』という漢字は」がインドネシアを表現する漢字ということも知ってもらい、少しでも尼崎に親近感をもってもらえたらと思いました。

まとめ

3回目の開催となった日イ交流サイクリングイベントはより旅志向を意識して、サイクリングと観光(開明庁舎と尼崎城)を融合して実施されました。
地域の魅力を外国の人に知ってもらうことと、外国人目線で地域の魅力を再認識できること。そして何より自転車を通じて国境を越えた交流ができるこのイベントが、これからも各地で開催されることを楽しみにしています。

主催:GOWES Relationship 実行委員会  https://gowes.jp/
協賛・協力:尼崎城、あまがさき観光局、インドネシア観光局、アラヤ工業、テックワン、Brastel、マリン通商、EJC Japan、Indo Mie、Kecap Manis
後援:在大阪インドネシア共和国総領事館
取材:TABIRIN
執筆:YASU

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【イベント】高松空港を拠点とした香川県サイクリングモニターツアーを開催

【イベント】高松空港を拠点とした香川県サイクリングモニターツアーを開催

高松空港を拠点とした、香川県をめぐるサイクルツーリズムの可能性を検証するべく、外国人サイクリストを招待してのモニターツアーが開催されました。LCC利用で訪日した韓国人サイクリストと日本在住インドネシア人サイクリストを、日本(や地域)のサイクリストがサポートしたサイクリングツアーをレポートします。

高松空港で集合

8:45韓国インチョン空港を出発したAir Seoul743便が10:25高松空港に到着しました。(フライトは週3便就航)。韓国との時差は無いので所要時間は1時間45分。今回は往復で約14,000円(自転車追加料金別途)です。

到着した韓国メンバー2人は自転車を組み立てます。

高松空港はお遍路さんも利用するので更衣室が用意されています。

ターミナル外にはサイクルラックと工具も設置されています。

インドネシアメンバー4人もスタンバイし、日本人3人と計9人のサイクリスト(とサポートスタッフ)が、11:30高松空港からスタート。香川県のサイクリスト桃田さんが先導してくれました。

 

香川と言えば「うどん県」

空港から綾川自転車を18km走ったところでまずは昼食。香川と言えば「さぬきうどん」。今回は「うどんはゆか」へ。

韓国メンバー、インドネシアメンバー共に大満足!まずは胃袋で香川の魅力をガッチリ掴みます。
次は紅葉が美しい山を見ながら「金刀比羅宮」を目指します。


 

「こんぴらさん」で親しまれている「金刀比羅宮」

うどんはゆかから約15km。「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は「こんぴらさん」と呼ばれる四国を代表する名所のひとつ。今回は、旧金毘羅大芝居「金丸座」へ。

1835年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋で、「金丸座」の名称は明治33年につけられたそうです。舞台装置は全て人力で江戸時代の雰囲気を今に伝えています。
ボランティアガイドさんの案内で中を案内してもらいます。

日本の芸能(エンターテイメント)の裏側や、伝統的は建造物の魅力は、外国人にもとても分かりやすく楽しんでもらえたようです。

 

不思議な景色「銭形砂絵」

金刀比羅宮から土器川サイクリングロードを走って約21km先を目指します。

観音寺市の有明浜にあるのが「銭形砂絵」。これを見るには激坂をのぼって琴弾公園山頂の展望台へ。

地元のサイクリスト(塩田さん)も合流してくれました。
縦122メートル、横90メートル、周囲345メートルの楕円形をした砂絵がはっきりと見えます。坂道は450m程なので押し歩きでも行ける距離。展望台からの景色は何とも不思議な感じがします。

 

夕日を見ながら「サンリゾート仁尾」へ

銭形砂絵から瀬戸内海に沈む夕日を見ながら北へ約11km。

日が沈み切ったころ、サンリゾート仁尾に到着。

夕食は人気のBBQで懇親会!お酒やソフトドリンクでの乾杯から始まり、日韓イのサイクリング交流はさらに盛り上がりました。

食後は隣接する簡易宿泊施設で宿泊、今日の疲れを癒しました。

 

1日目のコース

高松空港から三豊市へのコースは、下り基調なので中級者でも走りやすいコースです。

高松空港~金刀比羅宮~三豊
香川県高松市香南町岡 ~ 三豊市仁尾町家の浦

うどんはゆか https://tabelog.com/kagawa/A3702/A370202/37000233/
旧金毘羅大芝居「金丸座」 https://www.kotohirakankou.jp/spot/entry-55.html
銭形砂絵 https://www.city.kanonji.kagawa.jp/soshiki/21/333.html
サンリゾート仁尾 https://www.sun-cafe.net/

 

日本のウユニ塩湖「父母ケ浜」へ

2日目は6:30にサンリゾート仁尾を出発。日本のウユニ塩湖と呼ばれる父母ケ浜(ちちぶがはま)へ。ちょうどこの時間帯が干潮なので、朝練状態でまず4km走ります。
夕日の時間帯は多くの人が訪れる父母ケ浜ですが、早朝は人も少なめ。
こんな写真を撮ることができました。

ここ父母ケ浜では、地元のサイクリスト大河内さんが出迎えてくれました。

 

浦島太郎伝説「鴨之越海岸」へ

父母ケ浜から北へ約6km、浦島太郎がいじめられていた亀を助けたといわれている鴨之越海岸へ。

干潮時には、対岸の丸山島に歩いて渡ることができます。夕日の美しさで有名なスポットですが朝日が登る時間帯も美しいです。

 

朝練の後はサンリゾート仁尾で朝食

サンリゾート仁尾に戻り、(特別に朝の時間帯でお願いした)朝食タイム。

居心地が良くて「このままここに居たい」という声もある中、記念撮影をして10:00にスタート。

 

荘内半島からマリンウエーブへ

サンリゾート仁尾があるのは荘内半島の西側。ここから半島を時計回りで東側へと走り、約10km先の三豊市文化会館「マリンウエーブ」へ。

ここでは三豊市のパンフレットやイラストマップを調達しました。
「ここからは電動アシストのシェアサイクルに乗り換えたい~」という声も、、、

 

道の駅「ふれあいパークみの」

マリンウエーブから約6km、手前の結構キツイ坂を登れば道の駅「ふれあいパークみの」。

ここでランチタイム。この日は痛車イベントも行われていました。

 

空海(弘法大使)生誕の地「善通寺」

ふれあいパークみのから約6kmで善通寺。四国霊場八十八ヶ所霊場75番札所で、高野山の金剛峯寺、京都の東寺とともに、大師三大霊蹟のひとつです。ここでは五重塔前で記念撮影。

 

木と暮らす心地よさ「KITOKURAS(キトクラス)カフェ」

善通寺から約15kmにある「KITOKURAS(キトクラス)」は、昭和22年創業の山一木材が、「木と暮らすことのここちよさ」を伝えるために立ち上げたプロジェクト。そのプロジェクトのひとつ「キトクラスカフェ」でカフェタイム。

12月にもかかわらず暖かい日差しが降り注ぐ「木に囲まれたカフェ」のあとは、約16km先のゴール「高松空港」を目指します。

 

紅葉が美しい上り道を走り「高松空港」へ

帰りは上り中心の綾川自転車道。美しい紅葉に囲まれた道をがんばって高松空港へ。

16:00予定通りゴール。モニターツアーは無事に終了しました。
韓国メンバーは近くのアパホテル高松空港に宿泊し、月曜11:40のフライトで帰国しました。

 

2日目のコース

三豊市から高松空港へは上り基調となるので、坂道に自信のある中級者以上向けかもしれません。ただ昼食を「ふれあいパークみの」ではなく、コース上のお店にすれば、多少難易度は軽減できると思います。

三豊~善通寺~高松空港
香川県三豊市仁尾町家の浦 ~ 高松市香南町岡

父母ケ浜 http://www.mitoyo-kanko.com/chichibugahama/
父母ケ浜ビレッジ https://chichibugahama-village.com/
鴨之越海岸 https://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyokanri/satoumi/umibemap/beach_006.html#beache02
ふれあいパークみの https://www.park-mino.info/
善通寺 https://www.zentsuji.com/
KITOKURAS http://kitokuras.jp/

 

まとめ

空港を拠点としたサイクルツーリズムを考える中で海外からのインバウンド対策はとても重要なポイントだと思います。そんな取り組みの中で、韓国のインドネシアのサイクリストを、地域のサイクリストがサポートするという「自転車を通じた多国籍・異文化交流」が実現できたことは、とても素晴らしいことだと思いました。
これから両国サイクリストの感想や意見などを集約し今後の取り組みを検討していくと思いますが、私が取材する中では、両国のサイクリストが「国を超えて一緒に走れるのはとても楽しい!」と言っていたのがとても印象的でした。
そして今回協力された地元の方々もみならず、どこに行っても「ウエルカム感」があり、さすがお遍路さん文化の四国だなぁと感じました。

執筆:YASU

 

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【インタビュー】在大阪インドネシア共和国総領事館ミルザ総領事に聞く日本のサイクリングの魅力

【インタビュー】在大阪インドネシア共和国総領事館ミルザ総領事に聞く日本のサイクリングの魅力

TABIRINで何度か紹介しているインドネシアのサイクリング人気。日本でサイクリングを楽しんでいる在大阪インドネシア共和国総領事館のミルザ ヌールヒダヤット(MIRZA NURHIDAYAT)総領事に、日本のサイクリングの魅力をお聞きしてきました。

ミルザ総領事のプロフィールをお聞かせください

1992年からインドネシアの外務省に勤務し、国外ではナイジェリア、東京、シンガポールでの勤務経験があり、2018年から再び日本で勤務することになり、在大阪インドネシア共和国総領事館の総領事を務めています。
幼少の頃から自転車には乗っていて、首都ジャカルタでも家の周りが自転車で走りやすい環境であったこともありスポーツの一環として楽しんでいました。

日本ではどのようにサイクリングを楽しんでいますか?

2018年に大阪へ来た時に、OGT(Osaka Gowes Tour)というコミュティを作り始めたアディ(Asriyadi Chayadi)さんに出会い、自転車に乗る機会が増えました。
日本は楽しく走れる場所や、自転車レーンがある道も多く、とても良く整備され素晴らしいと思います。
また大阪ではOGTコミュニティや彼らと日本人の交流サイクリングイベントがあり、自転車が両国の交流機会になっているのはとても素晴らしいと思います。私もそれらのイベントに参加し、日本人との交流サイクリングも楽しんでいます。

どんな自転車をお持ちですか?

ロードバイクはGIANT、フラットバーは母国メーカーのPOLUGON、ミニベロはBianchi、BROMTON、DAHON、あとはビンテージです。

最近は日本のビンテージ自転車にも興味をもち日本の郵便配達用に使っていた古い赤い自転車もオークションで購入しました。

日本で印象に残っている場所や行ってみたいところを教えてください

京都は日本の風景がとても素晴らしかった。1周ではないですが淡路島も楽しかったです。初めて日本人との交流イベントで走った南大阪(岸和田・貝塚)もとても印象深いですね。
昨年11月には鈴鹿サーキットで鈴鹿エンデューロに参加し、主催者さんの計らいでスターターを務めさせていただいたことも、とても素晴らしい貴重な経験でした。




しまなみ海道にまだ行けていないので大阪勤務期間中にぜひ行ってみたいと思っています。

日本のサイクリストへインドネシアの魅力もお聞かせください

インドネシアにも素晴らしい風景や歴史がたくさんあります。
海沿いを走るならロンボク島、風景や歴史を楽しむならジョグジャカルタも素晴らしいです。私の生まれたスマランという町もいいですよ。
そして日本に無い自転車文化として、インドネシアには日曜朝の「カーフリー」が様々な都市で実施されています。普段は自動車が行き交う大通りを歩行者・自転車専用にする施策で、まさに「自転車天国」です。特に首都ジャカルタのカーフリーは、日本では見ることのできないサイクリング文化を感じることができるはずです。

最後にTABIRINを通じてメッセージお願いいたします

時代の移り変わりで、自転車は乗り物だけだはなくビジネスのひとつにもなっています。そして共にサイクリングをすることで異国間の交流ツールにもなっています。
自転車を通じて日本とインドネシアのビジネスやサイクリストの交流をもっと深めてほしいです。
いまコロナ禍で海外への渡航は制限されていますが、事態が終息すればぜひインドネシアを訪れ、カーフリーやきれいな景色の中サイクリングを楽しんでください。

まとめ

イベント等で何度もお会いしたきっかけでこのインタビューをお願いしました。いつもカメラを持参して参加者の写真を撮っていたり、自らの自転車で他の参加者と同じように、汗をかきながら共にサイクリングを楽しまれているなど、年齢や国籍を問わず、親睦を深めていらっしゃるお姿に感銘を受けました。

今後もサイクリスト同士として、ミルザ総領事と交流をさせて頂き、日本とインドネシアがサイクリングを通してより良い関係を続けられるように頑張っていきたいと思います。

取材・執筆:HANADA

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日本ではあまり知られていませんが、自転車メーカーがあるインドネシアは、レジャーとしてサイクリングが人気です。
日曜朝には「カーフリー」と呼ばれる大通りの歩行者天国で、多くの人がサイクリングを楽しんでいます。そんなインドネシアのカーフリーサイクリングを、出張者でも楽しめるレンタサイクルを使ってご紹介します。

インドネシアの首都ジャカルタ

インドネシアの首都ジャカルタ(ジャカルタ首都特別州)は、人口約1,000万人と世界有数の大都市です。
その首都を南北に、Jl.M.H.Thamrin(タムリン通り)・Jl.Jenderal Sudirman(スディルマン通り)が通っていて、その地下をジャカルタ都市高速鉄道(2019年3月、第1期区間:15.7km開業)が走っています。
そしてその通りの約6km区間を毎週日曜日6:00~10:00、カーフリー(歩行者・自転車天国)として開放しています。※その他ジャカルタでは5地域で実施。
2020年から約2年間、このカーフリーも休止されていましたが、2022年5月に再開されました。

Sari Pacific Jakartaで宿泊&レンタサイクル

タムリン通りには在インドネシア日本大使館やホテル、ショッピングモールが面しています。日本大使館から北に約800mにあるホテル「Sari Pacific Jakarta」に宿泊すれば、レンタサイクルを利用することができます。

出張者がカーフリーでサイクリングしたくても、通り沿いにレンタサイクルがほとんど無い状況ですが、このホテルに土曜日泊で宿泊すれば、翌朝レンタサイクルでカーフリーサイクリングを楽しむことができます。

朝6:30ホテルロビーで予約していた自転車の貸し出し手続きをして、サイクリングスタート。

自転車はインドネシアの自転車メーカー「POLYGON」のマウンテンバイクです。

カーフリーの風景

6:00ごろまで降っていた雨は上がって多くの人が通りに出てきています。

ホテルからタムリン通りを南へ約1km、日本大使館も近い「Selamat Datang Monument(スラマダタンモニュメント)と噴水。
ここはジャカルタの中心ともいえる場所で、普段多くの車やオートバイが行き交うランドアバウトです。そこを歩いたり、自転車で走れるのですから、カーフリーでは人気のフォトスポットです。

ここから南側がスディルマン通りです。

2019年には無かった自転車レーンが設置されていました。


カーフリーを使った、ランニングイベントもよく見かけます。参加者が、同じ(主催者やスポンサーの)シャツを着てイベントに参加するのがインドネシアでは主流です。


雨上がりの澄んだ空と、水溜まりに映し出された日曜朝のジャカルタは、渋滞が問題となっているジャカルタとは思えない美しい風景です。

高架橋から見下ろす通りも美しい風景です。

スラマダタンモニュメントから約3km、高速道路のインターチェンジがあるSemanggi(スマンギ)。

ここから通りを少し外れれば、サイクルショップ「Rodalink SCBD」があります。
Rodalinkは、自転車メーカーPolygonのグループで、他メーカーの自転車も取り扱うインドネシア最大の自転車チェーン店です。

再び通りに戻って、カーフリーの最南端「Patung Pemuda Membangun(立ち上がる青年の像)」へ。ここもフォトスポットですね。

ここから北へ向かって走ります。

通りには、カメラで撮影する人が多くいます。

彼らはフリーカメラマンで、撮った写真を自身のSNSに掲載し、希望者に高解像度データを販売しています。何とも商魂たくましいですね。

一気にカーフリー北の起点まで約6kmサイクリング。

2019年までは低かったバスレーンの縁石も高くなったことで、バスレーンを走る自転車やランナーはほとんどいません。


何となくバスと自転車・歩行者との距離も、以前より広くなっている気がします。


バスの停留所上には、有料の「展望&フォトスポット」もできていました。


カーフリー北の起点、タムリン通りの「Thamrin Fountain(噴水)」。

この北東エリアは「MONAS(独立記念塔)」が中央にあるあるムルデカ広場。多くの人が憩う日曜の朝はとても穏やかな空気を感じます。

8:30ホテルに到着。2時間約6kmのカーフリーサイクリング終了。

サイクリング後は、ホテルでゆっくりブレックファースト。

コース紹介

距離:15.9km 獲得標高:69m

▼Sari Pacific Jakarta(英語サイト)
https://www.marriott.com/en-us/hotels/jktak-sari-pacific-jakarta-autograph-collection/

まとめ

およそ3年ぶりに訪れたジャカルタのカーフリー。
再開されていたカーフリーは、変わらず多くの人々が楽しむ素晴らしいジャカルタの風景でした。
新しくできたスポットや整備・改善されたものがいくつかあり、進化しているのも感じられました。

朝6時に起床して、雨上がりの晴天という絶好のコンディションの中、レンタサイクルで2時間ジャカルタの街を疾走し、朝食の後はプールでひと泳ぎ。
一年間通して暑いジャカルタならではの、日曜朝のオススメの過ごし方です。

そして11:00、ホテルをチェックアウトして通りに出れば、何事もなかったかのように、いつもの車とオートバイが行き交う街に戻っていました。

執筆:HANADA

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