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記事タグ: ツーリング(10~50km)

【群馬県】万座温泉から標高2305mにあるパン屋さんと峠をめぐる40kmのコースを紹介

【群馬県】万座温泉から標高2305mにあるパン屋さんと峠をめぐる40kmのコースを紹介

サイクリストなら1度は行ってみたい渋峠や毛無峠(けなしとうげ)ですが、長野原草津口駅や草津温泉から上るのは大変そう…。
そんな人にオススメなのが万座温泉の駐車場から渋峠と毛無峠をまわる今回のコースです。万座温泉は標高1800mで、渋峠は標高2172mですので、下から上るよりは大分楽だと思います。

万座温泉の無料駐車場

万座温泉から国道にむかう

万座ハイウェー終点の万座バスターミナルにある無料駐車場からスタート!
温泉街を走ると、あちこちから温泉の湯気が立ちこめて硫黄の香りが漂っています。スタート直後の万座三叉路までの上りが今回の中で一番キツいエリアですが、まだ足がフレッシュなので頑張って上りましょう。

国道に合流すると絶景が待っている

国道292号に合流して左折。少し上ると、先ほど上ってきた万座温泉からの九十九折りが見えます。もうこんなに上ってきたのか〜という気持ちになりますよ。

少し進むと真っ直ぐに伸びる道が見えてきます。ここは山田峠で、天気が良くても風が強く吹くエリアです。
天候が悪い時は自転車ごと飛ばされそうになるほどの風が吹きますが、比較的穏やかな天気で最高の景色を堪能できました。

日本国道最高地点に到着

大きなカーブをいくつか曲がっていくと、日本国道最高地点の碑に到着します。ここで既に標高2172mあります。夏でもヒンヤリする事がありますよ。

碑の前は記念撮影の人気スポットなので、混んでいると順番待ちをするほど。
ここは戻りにも通るので、先に進みます。

緩い坂を下ると県境の宿「渋峠ホテル」に着きました。群馬県と長野県の県を跨いだ珍しいホテルで、駐車場に描かれた「ぐんま/ながの」の文字が面白いですよ。

長野側に少し下ると北アルプスが見えるポイントもあります。

渋峠ロマンスリフトで横手山頂ヒュッテ

渋峠に自転車を置いて、渋峠ロマンスリフトに乗ります。リフトに乗れば標高2305mの横手山山頂も楽々です。

ちなみに横手山ドライブイン側から横手山スカイレーターとリフトを乗り継いで来る事も出来ますよ。
眼下に雲が流れていくのが見え、気温も一気に下がって肌寒いくらいです。持ってきた上着を着込みます。

ランチは雲の上のパン屋さん

横手山頂ヒュッテの「雲の上のパン屋さん」では絶品ボルシチと焼きたてパンを頂きます!
標高が高いとパン作りが大変らしく、研究を続け試行錯誤を続けているとか。

そんな美味しいパンに合うのは野菜と肉がたっぷりのボルシチです。涼しい山頂でいただく暖かいボルシチは最高ですよ。

日本国道最高地点到達証明書

県境の宿「渋峠ホテル」のフロントで日本国道最高地点到達証明書というカードを購入する事ができます。絵柄は何種類かあり選べます。

2021年9月から販売が開始された「ろんぐらいだぁすとーりーず!」をチョイス。限定2000部で用意されていて、残りは400部ほどらしいので欲しい人は無くなる前に買いに行くのをオススメします(2022年7月現在)。

日本国道最高地点の碑がある横から、芳ヶ平湿原が見えます。赤い屋根の建物は芳ヶ平ヒュッテです。いちど歩いて近くまで行ってみたいものです。

来た道を戻り、九十九折りの万座道路を下っていきます。朝苦労して上った道も下りではあっという間ですね。

万座温泉を通過して、県道466号に入ります。今までの国道と違って車もバイクも少なくなり寂しい雰囲気です。

万座峠から先ほどまで居た横手山が見えます。グルッと大きくまわって走ったのが視覚的に分かるのが面白いです。

毛無峠に到着

三叉路から県道112号に入ると、路面も荒れてされに寂れた雰囲気に…。そんな雰囲気も毛無峠に向かう気持ちを盛り上げてくれます。

徐々に山の樹木が減り茶色い地肌がむき出しの山が見えてくると毛無峠に到着です。SNSで見たことがある群馬県の看板や遭難多発区域の文字にテンションが上がります。

毛無峠も山田峠と同様に風が強いエリアです。晴れていても強風が吹くことも。

破風岳まで登ってみる

自転車を置いて破風岳に登って上から毛無峠を眺めてみます。破風岳まで約30分のプチ登山です。歩きやすいシューズで来るのをオススメします。

上から見る毛無峠は、人の気配が無く、どことなくSF映画や異国の雰囲気を感じられます。

さびれた索道鉄塔

毛無峠から立入禁止エリア側には小串鉱山跡があります。
昭和30年代の最盛期には月に約2000トンもの硫黄を生産していたらしく、人口も1500人程居た事もあったとか。今見るとそんな気配はまるで無く、ひっそりとしています。

山に残された索道の鉄橋から、最盛期の雰囲気を想像してみるのも良いかもしれません。

万座温泉に戻って温泉へ

来た道を戻り万座温泉まで走ります。
途中「落石注意」の標識がボロボロになっていて、実際に落石があったのか?とヒヤヒヤします。

万座温泉の駐車場に戻ったら、あとは温泉に入って汗を流しましょう。
独立した日帰り入浴施設はありませんが、各ホテル・旅館の温泉に入ることが出来ます。

コース紹介

▼万座温泉観光協会
https://www.manzaonsen.gr.jp/onsen/

まとめ

渋峠や毛無峠はハードルが高いと思っている人に気軽に楽しんで貰えるルートを考えてみました。下から上るよりは気持ち的にも楽なので、のんびり絶景を楽しめると思います。

真夏でもかなり涼しく山の天気は変わりやすいので、防寒着や雨具の用意をお忘れ無く。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【香川県】鬼ヶ島の観光スポットをレンタサイクルでめぐる旅

【香川県】鬼ヶ島の観光スポットをレンタサイクルでめぐる旅

香川県高松市にある鬼ヶ島こと、女木島をご存知でしょうか。
高松市の北約4kmに浮かぶ女木島は島の中央部にある鷲ヶ峰山頂に巨大な洞窟があり、その昔鬼が住んでいたと伝えられている事から鬼ヶ島とも呼ばれている島です。

瀬戸内海にある女木島は観光スポットがたくさん

高松港からフェリーで約20分で到着する女木島は海水浴場や松原キャンプ場、鬼ヶ島大洞窟など見どころがたくさん。

女木島はアートの島でも有名で、3年に1度瀬戸内海の12の海と2つの港を舞台に開催される瀬戸内国際芸術祭2022の舞台の1つでもあります。

なかでも鬼ヶ島と言われているだけあり、島の様々な場所に鬼をイメージした石造やアートがちりばめられていて楽しい観光となりました。

女木島の観光スポットはレンタサイクルで巡れる

フェリーを降りてすぐに目に入る、赤い柱が目印の「おにの館」。ここは観光案内所にもなっておりレンタサイクルが出来ます。

普通の自転車もありましたが、「沿岸周辺にあるアート作品だけでなく、鬼の洞窟や展望台までいくなら電動アシスト自転車の方がいい」というスタッフの言葉を聞いて、電動自転車を借りました。

さすが鬼ヶ島!自転車のカラーは勿論レッドで籠のイラストは一台一台違ってかわいい。連休だったのも相まって自転車がほとんど借りられていましたが、奇跡的に借りることが出来ました。ちなみにヘルメットもレンタルすることが出来ます。

海岸に沿ってアートを堪能

サイクリング前に、フェリーを降りた時点ですでに気づいていた1つ目のアート作品「カモメの駐車場」へ。写真では見たことがありましたが本当にカモメがずらっと整列しています。
風の向きによってカモメも方向を変えていてなんとも圧巻でした。調べてみると約300羽いるらしく、びっくりしました。

改めて自転車に乗り出発。電動なので力を入れることなくスイスイ前に進みます。

海水浴場方面へ行ってみようと沿岸沿いを進むとモアイ像とご対面。(ここにもカモメが整列していました)

その先には2つ目のアート作品「20世紀の回想」が現われました。

遠目で見ると舟みたいな見た目でしたが、近づくとピアノで微かに音楽が聞こえてきます。

アートコンセプトは、ピアノから流れる音楽が目の前に広がる海の波の音と呼応しながら旋律を奏でる「ピアノと波のコラボレーション」との事。

晴天で太陽の光に水面が反射しとてもきれいでした。

早くも3つ目のアート作品「瀬戸内カーニバル」へ到着。

古民家の中に尾道の絵本作家による鬼ヶ島伝説を描いた巨大屏風が展示されていました。

目の前でじっくりみる屏風の作品は迫力があり、奥に鬼の顔のイラストがびっしり貼られている部屋もあるのでそちらも見どころです。

女木島名店街で海を眺めてのランチ

女木島名店街へ到着。目の前は海水浴場、近くに松原キャンプ場でテントを張ってくつろいでいる人々でにぎわっていました。ここでのキャンプも楽しそう。

丁度お昼時だったので「UMIYADO鬼旬」でランチを食べました。

なんとカフェメニューには珍しくハモ天丼があったので大好きなカツカレーと一緒にオーダー。梅のソースがハモのうまみを引き出していて最高でした。

女木島名店街のアートたち

UMIYADO鬼旬の周辺にもアート作品が沢山ありました。

「リサイクルショップ複製遺跡」では、スプーンやコップ、置物など、さまざまなものが漆喰壁に埋め込まれ展示してあり、本当に遺跡のようでした。

他にも建物内には沢山のアートがありました。日頃、アートを体感するという事がないので、実際に空間に入って、五感で体験するアートは刺激的でした。

「ガラス漁具店」大量のガラスでできた釣り針がぶら下がっており、自分で作ることもできるとの事。

沢山の人で賑わっていました。

ゆったり街中をポタリング

女木名店街を離れ、アートの中でも気になっていた「女根」へ。

広めの駐輪場があり、ここを拠点に近くにあるアートを見に行けます。

女根は休校中の小学校の中にあるアートで、見れば見るほど引き込まれます。

女根の近くの「名画座」は、中に有名人の似顔絵がずらり。絶妙なイラストタッチで思わず一緒に写真が撮りたくなりますよ。

このレトロな劇場は元々倉庫だったらしいのですが、全然分かりませんでした。

鬼ヶ島の名前の所以、鬼ヶ島大洞窟

気合をいれて、いざ鬼ヶ島へ。道のりは平地から山道に変わります。


上り坂は、電動アシストがついているから安心です。きついのは日差しでした。

鬼ヶ島大洞窟までの案内人はやっぱり鬼。洞窟までの距離も教えてくれます。

大自然の中を10分ぐらい走ると鬼ヶ島大洞窟のバス停に到着。

洞窟入り口でチケットを購入し、地図を確認。

「暗いから気を付けてね」という、受付の方の優しいお言葉をいただき鬼の住んでいた洞窟に潜入しました。

中はひんやりしていて、洞窟のいたるところに鬼瓦が置かれていました。県内の中学生が制作したものらしく、一つ一つ表情が違いお気に入りの鬼瓦を見つけるのも楽しかったです。

洞窟の中にはストーリーがあり、桃太郎のお話を実際に体験している様でした。

洞窟を出て少し歩くと島全体を見渡せる展望台があります。見晴らしも良くちょっとした休憩スポットになりました。

帰りは下り坂で風が気持ちよかったです。

自転車返却前に帰りのフェリーのチケットを購入しました。この日はフェリーが満員で乗りたい時間を見送ることに。

早めにチケットを買っておくのがおすすめです。

自転車を返却して、この日のポタリングは終了しました。

まとめ

4時間ほどゆっくり堪能しました。実際に自転車で女木島を走る事で、島ののどかさを感じ、頭からつま先までアートに浸る事で、とても良いリフレッシュになりました。

「おにの館」の目の前にソフトクリームを販売しているお店があり、フェリーの待ち時間に食べたのですが、自転車で走ったことも相まって、この世の物とは思えない美味しさで今でも忘れられません。また訪れたいと強く思う島になりました。

執筆者:AIR

TABIRIN編集部メンバー。自転車アニメにハマり初めてのボーナスでロードバイクを購入し広島を駆け巡っていました。
自分の足を使って美しい景色を見に行ったり、自然を肌で感じる自転車ならではの楽しみ方をもっと知ってほしいと奮闘中。

女木島サイクリング情報

利用したレンタサイクル店

●おにの館

住所:香川県高松市女木町15番地22

営業時間:8時20分~17時00分 ※予約は受け付けておりません

HP:https://oninoyakata.mystrikingly.com/

 

フェリー情報

 

●雌雄島海運株式会社

時刻表やチケット料金等はHPをご覧ください。

HP:https://meon.co.jp/

https://tabi-rin.com/archives/article/78845

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【茨城県】自然と歴史を満喫!約11kmの茨城町サイクリング

【茨城県】自然と歴史を満喫!約11kmの茨城町サイクリング

茨城町は、涸沼をはじめ自然が豊かな町で、幕末の歴史に触れる事のできるスポットもあります。
茨城町在住のライド仲間と、茨城町の自然と歴史を巡るサイクリングを楽しみました。

茨城町とは

水戸市の南側に位置した町。北関東自動車道や東関東自動車道のインターチェンジがあり、周辺には工業団地が多く立地しています。

汽水湖である涸沼(ひぬま)で採れる「涸沼しじみ」が有名です。涸沼自然公園で毎年6月から7月にかけて開催される「ひぬまあじさいまつり」には、多くの観光客が訪れます。

涸沼自然公園

当初の予定では、茨城町役場からサイクリング開始の予定でしたが、雨のためルートを変更。車に自転車を載せて涸沼自然公園へ向かいました。

入り口から少し歩くと、風鈴の音色が聞こえてきます。

「ひぬまあじさいまつり」期間中ということもあって、園内にはあじさいが咲き誇り、雨に濡れて美しさを増していました。

あじさいの谷を上っていくと、斜面に広がる一面のあじさいに出合えます。

園内にはおよそ10,000株のあじさいが植えられているそうです。

涸沼~広浦公園

涸沼自然公園からは、自転車で涸沼へ向かいます。
ミストシャワーのような雨の中、涸沼サイクリングロードを走りました。

涸沼沿いを走行できて、天気が良ければとても気持ちの良いサイクリングロードです。

県指定名勝で、水戸八景の「広浦秋月」へ。水戸八景とは、水戸徳川家九代藩主の徳川斉昭(なりあき)が選定した八つの景勝地です。
斉昭自筆の碑が建てられています。


うおふね

ランチは、地元で人気の「うおふね」へ。

「天然うなぎの天丼」を注文しました。

うなぎの天丼は初めて食べましたが、身がふんわりして、甘じょっぱいタレが良く合います。涸沼しじみの味噌汁は、しじみの出汁がしっかり出ていて、たまらない美味しさでした。

木村家住宅

雨のため、自転車で一旦涸沼自然公園に戻り、車で木村家住宅へ。

木村家住宅は、江戸時代の旧長岡宿脇本陣でした。
長岡の大火で焼失してから、今の茅葺きの家屋になったそうです。立派な造りで、今も当時のままの姿で保存されています。
普段は公開していませんが、中を見せてもらいました。

映画「桜田門外ノ変」では木村家住宅の内部が撮影に使われました。

柱には刀傷が残っていて、幕末の混乱を肌で感じました。
木村家の歴史から建物にまつわる逸話など、貴重なお話を伺うことができました。

楠公社

再び自転車で、茨城百景の楠公社を目指します。茨城百景の名の通り、高台からの眺めは、筑波山が見え素晴らしかったです。

楠公社は「水戸浪士の毛塚」と呼ばれ、現在は史跡指定されています。長岡宿のこの地に自らの髪を埋め、桜田門外の変に参加した水戸浪士に思いを馳せました。

みくらやの刀傷

坂を下って、街中へ。茨城町商工会に保存されている「みくらやの刀傷」を見せてもらいました。

江戸時代旅籠屋だったみくらやの柱に残された刀傷です。ここにも幕末の足跡を感じます。多くの方に見ていただけるよう、展示することを検討中だそうです。

カフェグリーン

坂を上って、ゴールは「カフェグリーン」。

1年前にオープンしたカフェで、オーナー自身が祖父母の家をリノベーションしたそう。
ランチメニューやスイーツなどもオーナーが作っています。

レモネードをオーダー。お好みでバニラアイスをトッピングできます。レモンの酸味とバニラアイスの甘さが、ライド後の身体を潤してくれました。
仲間と今日のライドを振り返り、茨城町サイクリングは終了です。

コース紹介


コース約16km(途中約5kmをクルマ移動)

▼涸沼自然公園
http://ibamachi-kankou.jp/play/465

▼うおふね
http://ibamachi-kankou.jp/food/749

▼木村家住宅・楠公社
https://www.town.ibaraki.lg.jp/city-promotion/ibarakimatikurasi/about/000661.html?fbclid=IwAR1Z6JYr9mgQetmHlQix6G-ki0Xea25kupERzvSY13F8FajJqrqvjGhbsbw

まとめ

雨の影響で急遽コースを変更することになり、全行程をサイクリングできなかったのは残念でしたが、涸沼やあじさいなどの自然、幕末の歴史を感じることができる魅力的なコースでした。
地元をよく知る仲間とのライドは新たな発見がありますね。近いうちに機会を作って、晴れた日に再度走りたいです。

執筆:木村さおり

つくば市在住。フリーアナウンサー。ラジオパーソナリティ。仕事をきっかけに自転車の魅力に目覚め、茨城県をメインにライドを楽しんでいる。担当番組である、LuckyFM茨城放送「MUSIC STATE」では、様々な世代に気軽に自転車を楽しんでもらえるよう、自身のライド体験をラジオで発信中。

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【岐阜県】Roam Couch(ロームカウチ)のウォールアートを巡るライド

【岐阜県】Roam Couch(ロームカウチ)のウォールアートを巡るライド

岐阜県安八郡。そこには長良川と揖斐川(いびがわ)にはさまれた田園の広がる安八(あんぱち)町という町があり、点在するRoam Couch(ロームカウチ)さんのウォールアートがあることでも知られています。そんな自然とアートの共存する町”安八町”を自転車で巡ってきました。

安八町とは

安八町は人口15,000人にも満たない小さな町。揖斐と長良の清流に囲まれていてのどかな田園風景が広がります。
大垣市、羽島市、瑞穂市に囲まれており、名古屋までは車で30分、というとイメージが湧きやすいと思います。

サイクリングのスタートは、JR大垣駅から南へ約600mほどに位置する大垣城です。

Roam Couch(ロームカウチ)さんについて

世界各国で高い評価を受けている安八町出身のストリートアーティスト。
名前からすると外国の方を連想しますが、本名は小川亮さんで、活動するアーティスト名をロームカウチとされています。

アート手法はステンシル画なのですが、幾十層もの手切りのステンシル(型紙)を重ねながらその上をスプレーで色付けしていくようです。日本の浮世絵という昔ながらの手法を活かしながら、独自の方法で描くステンシルアートは、今までのステンシルアートの概念とは一風違ったようにもおもえ、大変興味深いです。

「Emotional Bridge Project(エモーショナル・ブリッジ・プロジェクト)」

小川さんの故郷に恩返しがしたいというおもいを形にした「Emotional Bridge Project(エモーショナル・ブリッジ・プロジェクト)」は2014年から開催されており、その無償で描かれる壁画を見に遠方から足を運ぶ方々も多いそう。自身もそのうちの一人です。
記事でご紹介するアートはこのプロジェクトによるものです。

WHEN YOU WISH UPON A STAR / VENICE

アート×ライド、スタートは大垣城

何十枚も1枚1枚手でカットした版にスプレーで色を吹き付け重ねていくステンシルの技法で描かれたアート、写真でしか見たことがなかったので、実物を初めて見ることができる、とワクワクした気持ちで、安八町の隣、大垣市の大垣城からスタートをきりました。

数々のアートを巡る

揖斐川を越えて安八町へ渡る橋の上から小学校のそばに最初のアートが見えました。感動です。

WE ARE THE WORLD

ご出身の小学校のそばにある作品。子供たちに向けたメッセージも添えられていました。心が温まります。

RAINBOW INC . / BROOKLYN BRIDGE

LONDON CALLING

YELLOW MAGIC ORCHESTRA

コンテナに描かれた初期の作品群。
年を追うごとに作品は増えて、今では安八町、大垣市で十数作品を見ることができます。

ARMORED PURE

MIDNIGHT RECITAL / 夜奏

訪れたのはちょうど田植えの時期。田んぼの広がる町の中を走りながらアートを巡ります。

WHEN YOU WISH UPON A STAR


水防倉庫に描かれている作品。大きな川にはさまれたこの地域には土嚢などを保管する倉庫が町のあちこちに見られました。

RAIN CALLER

和風な作品も素敵。つぼ焼いも幸神さんの外壁にて鑑賞できました。

FOUR SEASONS / 四季

スポーツアリーナのロビーにある作品。受付で作品を見に来たことを伝えると快く案内して下さいました。四季をテーマにした美しい作品です。

TAKE MY HEART


VEGE FARM OGAKI

こちらの2つの作品は大垣市にあります。大きさに圧倒されます。

WHEN YOU WISH UPON A STAR / PARIS

GROUND ART WALL


LETHAL WEAPON / 最終兵器

WHEN YOU WISH UPON A STAR / OXFORD

コース紹介

距離:約27km

ご紹介したウォールアート付近にはレンタサイクルもありますので参考にしてみてください。

すいとGO! 墨俣さくら会館
名称すいとGO! 墨俣さくら会館営業時間9:00~17:00*定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(日曜日の場合は翌々日、月曜日の場合は翌日、土曜日の場合は翌週の火曜日)、12/29~1/3電話番号0584-62-3900受付...

まとめ

ウォールアートと言えば都会の街中にあるイメージですが、ロームカウチさんの作品は美しい安八町の自然と風景になじんでとても新鮮で素敵でした。
数もたくさんあり、アートを探して走るのも楽しく、素晴らしく見ごたえがありました。
この後に新作が描かれたようで、ぜひまた見に行きたいです。
安八町に点在する宝物のような素敵なアートをみなさんも自転車で巡ってみてください。

※各作品の所在地、地図はRoam Couchさんのサイトで紹介されています。

▼ロームカウチ オフィシャルサイト
http://roamcouch.com/

執筆:Hama Chan

兵庫県出身・在住のママさんローディー。 大好きな季節の花やウォールアートの写真を撮りながら のんびりサイクリングを楽しんでいます。 輪行でもっといろんな街へ行くのが夢。 愛車はCINELLI VELTRIX

【福島県】猪苗代湖に磐梯山の絶景を満喫、猪苗代町27kmサイクリング!

【福島県】猪苗代湖に磐梯山の絶景を満喫、猪苗代町27kmサイクリング!


淡水湖において全国4位の面積を誇る猪苗代湖周辺をサイクリングしました。
1周約60㎞あるという猪苗代湖の周辺ではどんな景色に出会えるのでしょうか。
サイクリング初心者と一緒に猪苗代町を巡る旅に出発です。

レンタサイクル猪苗代「いなチャリ」

JR磐越西線の猪苗代駅のそばにある猪苗代観光協会でパートナーの自転車を借ります。
いなチャリの貸出条件には猪苗代町民以外の人で身分証明書を提示できる人とあります。
普通自転車は500円、電動自転車は1000円で、8時30分から16時まで借りることができます。

観光協会で手作りのサイクリングマップをもらいました。
お店の情報も載っているので参考にしようと思います。

まずは、猪苗代湖を目指します。向かう途中に道の駅猪苗代がありました。

2016年にオープンした道の駅は、朝から家族連れや観光客、バイカーで賑わっていました。

店先には軽トラックやキッチンカーが来ていました。道の駅から湖までは1㎞もなく、すぐに湖岸に行くことができました。

周りには田園が広がっていて、伸びてきた稲が風に揺れる風景は見事です。

気温は27度でしたが湖近くは木陰もあり、風が吹くと涼しく感じられました。
磐梯山と猪苗代湖を眺めながらサイクリングしていきます。

猪苗代町サイクルセンター

サイクルセンターがありました。

走ってきた道はサイクリングロードだったよう。全長3.6㎞あるそうです。

休憩所になっているようです。トイレもありました。調べてみると、2022年4月6日から11月23日は開園しているとのこと。
少し休憩したら次の目的地へ。
ここからは湖岸から少し離れて国道49号を走ります。

国道へ出る手前にはレンタサイクルがありました。

猪苗代観光船

遠くからみてもわかる大きな観光船が停泊していました。

「はくちょう丸」と「かめ丸」です。現在ははくちょう丸のみ運航しているそう。

廃業からクラウドファンディングで復活した観光船。これからも多くの観光客を楽しませてくれるでしょうね。

近くで見てみるとまつ毛が長く可愛い顔をしていました。乗船する人が続々。

また、猪苗代湖には浜があり湖水浴場としてオープンしています。
家族連れや多くの人で賑わっていました。

天鏡閣

翁島港から坂道を300mほど上っていきます。シティサイクルは大変だったかも。
高い所から猪苗代湖をみると、広々としていて大きさがよくわかります。

敷地内にサイクルラックがあるということなので、推し歩きで入ります。

国指定重要文化財で有栖川宮威仁親王殿下によって建てられたルネッサンス風洋風建築。

期間限定でティールームを開設し、この食堂で季節の紅茶とスイーツを食べられるそう。

椅子に座ると、優雅な気分でゆっくりしたくなりました。
周囲は樹々に囲まれていて、湖を望むことはできませんでしたが、建築された頃は樹木も少なかったそう。
磐梯山と猪苗代湖を見ることができるこの場所は、避暑や賓客のもてなしに絶好の場所だったそうです。

見学を終え、次の場所へ。

磐梯山に向かって走っていくと両サイドに田園風景が広がっていて深呼吸したくなりますよ。景色を堪能した後、国道へ戻りました。

猪苗代地ビール館

国道49号沿い、サイクルセンターの近くに猪苗代地ビール館がありました。
気になるので立ち寄ってみました。敷地内には世界のガラス館もあり、観光客が多く訪れていました。

1997年より猪苗代で地ビールを製造していて、国際ビール大賞を毎年受賞しているそう。
2階はレストランになっていて、地ビールを楽しむことができます。
1階の売店には、5種類のオリジナルビール「17846」が販売されていました。

磐梯山の天然水とドイツのモルト、ホップを使用して作られたこだわりのビール。お土産にすることにしました。

Little Hero

田園地帯を磐梯山の方へ進み、県道7号沿いにある「Little Hero」でアイスを食べることに。
隣にはハンバーガー屋もありました。

ソフトクリームやシェイクの他に、パンも販売していました。

期間限定完熟メロンのホッピングソフトクリーム。濃厚なメロンのソフトクリームは、甘くて疲れを忘れる味。
表面には色とりどりの麩菓子のような菓子。見た目の楽しいアイスでした。

バニラシェイクも美味しかったです。あっという間に完食。
観光協会でいただいたマップを参考にしながら駅の周辺を巡ってみることにしました。 

柏屋

1852年創業、郡山に本店を構える柏屋。薄皮饅頭を求めてやってきました。
「つぶあん」「こしあん」「宇治抹茶」とありました。

創業以来食べられている「こしあん」を選びました。
上品でさらっとした甘さが美味しかったです。補給食にも良いですね。

お菓子の蔵太郎庵

柏屋から南へ700mのところにある太郎庵。アイスキャンデーが食べられるということで訪れました。

よく見てみるとアイスキャンデーではなく「アイズキャンデー」は4種類ありました。
他にジェラートも。気になる味がたくさんありましたが、アイズキャンデーのミルクを購入。

外のベンチでいただきました。
濃厚なミルクでありながらさっぱりとした味で美味しかったです。暑い日にぴったりです。

ワイン工房あいづ

猪苗代駅からほど近くにある「ワイン工房あいづ」。15年ほど前に体験型のワイン工房としてオープンしました。
すべてガラス容器でワインを醸造しているそう。

ガラスで作っているワインは、果実以外の成分が入らずすっきりした味わいになるそう。

スパークリングのラ・ラフランス。珍しいワインということで購入。

会津シードル。辛口のシードル。帰ってから飲むのが楽しみです。
お土産を手に入れたので、観光協会へ戻り自転車を返却して終了です。

コース紹介

▼猪苗代観光船
https://i-kankousen.co.jp/

▼猪苗代ビール館
http://inawashirojibeer.com/

▼ワイン工房あいづ
https://www.hondawinery.co.jp/

まとめ

広大な猪苗代湖、雄大な磐梯山を存分に楽しめた約27㎞のサイクリングとなりました。
湖沿いは涼しく気持ちがよく、景色を眺めながらゆっくり走ることができました。磐梯山の麓はアップダウンもあるので、緩急を楽しめたと思います。
レンタサイクルを利用している人も多く、街中でポタリングを楽しんだりスポーツタイプで猪苗代湖1周にイナイチにチャレンジしてみても良いと思います。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【北海道】サイクリストにやさしい宿「HAKODATE 男爵倶楽部」を拠点に大自然を満喫してみませんか《PR》

【北海道】サイクリストにやさしい宿「HAKODATE 男爵倶楽部」を拠点に大自然を満喫してみませんか《PR》

夏でも冷涼な北海道・函館に愛車を持ち込んでサイクルツーリズムはいかがですか?

函館山の夜景、異国情緒あふれる街並み、坂から見渡す景色など、国内有数の観光地として有名な函館。徒歩や路面電車で名所を回れるコンパクトな街ですが、ロードバイクで少し足を延ばせば、いわゆる「観光ガイドブック」に載っている函館とは違った楽しみがあります。

また、JR函館駅から徒歩3分の「HAKODATE 男爵俱楽部 HOTEL & RESORTS」は2022年より「自転車のお部屋に持ち込みサービス」を開始しました。

男爵倶楽部を拠点に、海あり山あり世界遺産ありの函館サイクルツーリズムをどうぞお楽しみください!

HAKODATE 男爵倶楽部とは?

「HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL&RESORTS」は、JR函館駅より徒歩3分、元町地区などの観光地へも徒歩圏内の全室41㎡~、全室リビング・キッチン・ビューバス・バルコニー付のコンドミニアム型ホテルです。

全52室だからこそできる、きめ細かなコンシェルジュサービスをご提供しており、ご自宅のような寛ぎとプライベート空間を大切にした快適な函館滞在をお約束いたします。

ペット対応ルーム、車いす対応ルームも備え、1泊からロングステイまで、ゲストの旅行スタイルに合わせたサービスをご用意いたします。

静かな港町で暮らすように過ごす、休日のセカンドハウスをイメージしたすべての人に開かれたホテルです。

お部屋一例

サイクリストにやさしい宿です

自転車を持ち込んでのご宿泊にも対応しています。
ご予約後、「自転車を持ち込んでのご宿泊」の旨を、当ホテルまでご連絡くださいませ。

住所 〒040-0064 北海道函館市大手町22-10
電話番号 0138-21-1111
チェックイン/チェックアウト 15:00 / 10:00
最寄り駅 JR函館駅 徒歩:約3分
市電「市役所前」停 徒歩:約3分
朝食 お部屋or徒歩1分の函館朝市提携店にて

大自然を満喫できるサイクリングプラン

北海道らしい風景

海岸線やのどかな農道、木洩れ日で涼しい林道など、自然が豊かで北海道らしい景色が待っています。

夏でも涼しい、爽やかな風を切りながら、五感をフル活用して北海道サイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

歴史・文化に触れる

2021年に世界遺産となった「北海道・北東北の縄文遺跡群」。広範囲に散らばる遺跡のうち、2つが函館市内にあるのをご存知でしょうか?

「大船遺跡」「垣ノ島遺跡」は、函館市街からは少し距離があるので、車やロードバイクで訪れるのにぴったり。旅の目的地の一つに世界遺産を据えると、自転車を漕ぐスピードも上がりそうです。

写真の大船遺跡は復元された竪穴住居や、海が望める見晴らしの良さが魅力。大昔の人々の暮らしに思いを馳せて、ゆっくりと見学するのがおすすめです。

グルメを楽しむ

気になったお店にふらりと立ち寄れるのもサイクルツーリズムの魅力の一つ。海や山の豊富な食材に恵まれた函館で、グルメ目的の自転車旅もきっと楽しめます。

ぜひ立ち寄っていただきたいのが男爵倶楽部から自転車で50分ほどの「函館牛乳 あいす118」。
牧場で絞った新鮮な牛乳を使ったソフトクリームは、カロリーを消費した身体に染み渡ります。

男爵倶楽部でゆっくり

「HAKODATE 男爵俱楽部 HOTEL & RESORTS」のお部屋に自転車を持ち込んで宿泊。
全室41㎡以上のゆとりのある空間で快適な函館ステイをどうぞ。

長距離を共にした愛車をねぎらいながらお部屋で過ごす時間もサイクルツーリズムの楽しみの一つ。今日の出来事を振り返ったりしながら、ごゆっくりお寛ぎください。

自転車を持ち込みされるお客様へ

以下ご参照ください。

ご用意している備品 ・屋外スタンド
・屋内スタンド
・空気入れ
・水洗い用グッズ
・工具類※いずれも数に限りがございます
各種サービス ・チェックイン前の荷物のお預け&送付OK
・コインランドリー完備
・早朝の朝食も対応可能(夏季5:00~・冬期6:00~)
・お部屋でマッサージ
自転車をお持込の際は… 必ず事前にご連絡ください。
ご予約後、「自転車を持ち込んでのご宿泊」の旨を、当ホテルまでご連絡くださいませ。
※ご予約方法は問いません。お電話、男爵倶楽部公式ホームページ、各予約サイト等にてご予約ください。

ご宿泊お待ちしております

海、山、世界遺産、グルメあり、のロードバイクで巡る函館サイクルツーリズムの魅力を感じていただけましたでしょうか。

函館にお越しの際はぜひ「HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL&RESORTS」へ自転車と一緒にお越しくださいね。

HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL&RESORTS

https://danshaku-club.com/

 

広告主:株式会社 男爵俱楽部

 

ご紹介したお店

▽函館牛乳 あいす118
https://www.e-milk.co.jp/ice118/

【北海道】美幌町で、映画のようなシーンに出会えるレンタサイクル2時間14kmサイクリング

【北海道】美幌町で、映画のようなシーンに出会えるレンタサイクル2時間14kmサイクリング

女満別空港がある大空町の南に位置する「美幌町」は、ヒルクライマーに人気の「美幌峠」が有名ですが、コンパクトな町なかは、のんびりサイクリングも楽しめます。
空港利用の帰りに、2時間ほどで楽しめる、美幌町ならではの約14kmサイクリングをご紹介します。

美幌町とは

美幌町(びほろちょう)は、オホーツクエリアの玄関口「女満別空港」から、町の中心部まで車で約15分。
網走川と美幌川に挟まれた半径約2kmの市街地に、人口約18,000人の8割以上が集中するコンパクトシティです。
降水量の少なさと日照率の高さは国内有数で、夏は30℃を超える日もありますが、湿度が低くてカラッとしています。
観光名所は、町の中心部から約28kmの距離にある景勝地「美幌峠」が有名です。

JR「美幌駅」


JR石北本線「美幌駅」は、女満別空港最寄りの「西女満別駅」から1駅隣りで約8分。
本数は少ないですが女満別空港からの空港バスでは約20分です。
駅構内にある観光案内所では、美幌町の観光案内や宿泊施設を紹介しています。構内には物産館「ぽっぽ屋」もあり、特産品の販売をしています。

美幌観光物産協会では、ロードバイクをはじめ各種スポーツ自転車のレンタルが可能です。
レンタルした自転車は、スペシャライズドのロードバイク(アルミモデル)です。

美幌航空公園

美幌駅から28kmの上り坂で「美幌峠」を目指すのも良いですが、町なかをのんびり散策してみます。
まず目指すのは町の南西部、美幌駅から約5kmにある「美幌航空公園」。

網走川の河川敷にある600m×20mの滑走路は、ウルトラライトプレーン(超軽量動力機)・グライダー・ラジコンなどの離発着が可能で、スカイスポーツ振興の拠点となっています

この公園には、かつては自衛他の航空機が5機展示されていましたが、2016年12月に4機が撤去され、現在ではT-33Aが一機のみ展示されています。

T-33A ジェット戦闘機

展示されているT-33Aは、F-80(シューティングスター)戦闘機を練習機に改造したもので、世界各国で練習機として使用されました。
日本では航空自衛隊のパイロット養成のため210機を国産し、全てのジェットパイロットが最初に体験する ジェット練習機として使用されていました。
この387号機は、1962年10月から1990年12月までの約28年間、述べ約1万人が訓練を重ねた機体です。
全長11.5m、全幅11.9m、全高366mの機体を、こんなに間近で見ることができ、映画のワンシーンのような写真も撮ることができます。

美幌博物館


航空公園から北へ約3kmで「美幌博物館」。
「美幌博物館」の常設展示では生態系を再現したジオラマや、温水ため池に住む生き物たちの紹介、美幌町にゆかりのある作家たちのアートなどを設置しています。
博物館と美術館を兼ね備えているのが「美幌博物館」です。

美術館近くには森林公園、キャンプ場、アスレチックなどがあります。

柏ケ丘公園のSL「C58 82」と「美幌神社」

美術館から南東部へ約2.5km、坂を少し登れば「柏ヶ丘公園」。野球場、少年球場と陸上競技場があります。
この柏ケ丘公園に展示されている蒸気機関車「C58 82」は、1938年から1973年まで35年間活躍していました。

柏ケ丘公園の北東部に隣接している「美幌神社」は1920年創立。参道のノボリや、鳥居の提灯には「夏詣」の文字。

手水舎には、風流な夏の趣を感じさせてくれる演出がされていました。
美幌神社から約2.5kmで「美幌駅」へ戻り、午前中の約14kmのコンパクトシティ散策の終了です。

カフェも多い美幌町

駅前の「美幌町バスターミナル」にはカフェ「ぶらっさむ」が隣接しています。
町にはカフェがいくつも点在していて、網走川近くの「キッチンカフェ ビオトープ」は人気のお店だそうです。サイクリングの途中で立ち寄りやすいロケーションです。

コース紹介


距離:14.2km 獲得標高:87m

▼美幌観光物産協会
http://www.bihoro-k.com/

▼ぶらっさむ
https://tabelog.com/hokkaido/A0110/A011001/1057108/

▼キッチンカフェ ビオトープ
https://tabelog.com/hokkaido/A0110/A011001/1044213/

レンタサイクル情報

▼Ride Okhotsk with FUN! レンタサイクル
http://hokkaido-okhotsk-cycle.com/cycling-station/

まとめ

旅先での散策に便利なレンタサイクル。しかも空港から近いエリアなら、フライト前の数時間をサイクリングで楽しむことができます。
「美幌峠」が有名な美幌町は、コンパクトシティと言われるだけあって短い距離で町なか散策を楽しめます。
28年間多くのパイロットを育てたジェット戦闘機や、35年間多くの人や物資を運んだ蒸気機関車を、身近で見られるのは、他にはない魅力と満足感がありました。
もちろん、風を感じながら大自然を自転車で疾走できる魅力も堪能できます。

執筆:HANADA

 

【群馬県】キャベツ畑の間を駆け抜けるつまごいパノラマライン40kmのコースを紹介

【群馬県】キャベツ畑の間を駆け抜けるつまごいパノラマライン40kmのコースを紹介

夏秋キャベツの出荷量が全国1位の嬬恋村は7月〜10月末にかけて約1億5000万個のキャベツを出荷しているとか。
標高が700m〜1400mあるため夏でも涼しくサイクリングにピッタリです。一面に広がるキャベツ畑を見ながら走る「つまごいパノラマライン」の南ルートと北ルートの一部を紹介します。

無人駅の「大前駅」

JR吾妻線の終点「大前駅」からスタートします。吾妻川を挟んだ対岸の国道144号を走り、嬬恋橋を渡ります(2022年8月現在は工事の為、全面通行止め。迂回路を使用)。

ヤマザキショップの少し先に、復元された大笹宿の関所跡があります。
大笹宿は信州と上州を結んだ信州街道の宿場町として栄えました。復元とは言え、立派な門扉です。

つまごいパノラマライン南ルート

関所跡からヤマザキショップまで戻り、県道235号に入ります。
しばらく緩い坂を上って行くと「パノラマライン」の道路標識が出てくるので右折します。

右折すると真っ直ぐに伸びた道になり、ここから「つまごいパノラマライン南ルート」に入ります。
このルートでは、色々な種類の農耕車を見られるのも魅力のひとつです。車道を走る大型の農耕車にビックリします。

一面に広がるキャベツ畑

パノラマラインに入ると、民家などが減りキャベツ畑が広がります。遠くまで広がる畑には圧倒されます。
これだけの量のキャベツが並んでいるので、走っていてもキャベツの香りが漂ってくるのが面白く不思議な感覚です。

天気が良ければ浅間山や四阿山、根子岳を眺めながら走る事ができます。

ルートは全体的にアップダウンが多く、地味に足が疲れてきます。
一面キャベツ畑で日陰も少ないので、真夏は水分を多めに持っていた方が良いでしょう。(自動販売機も少なめです)

北海道のような丘陵風景

「つつじの湯」の看板が出てきたら、南ルートから逸れて右折して坂を下ります。
細かい砂が道路に流れ込んでいるのでスリップしないように注意して走行します。しばらく下ると嬬恋の丘(カラマツの丘)が見えてきます。

今までのキャベツ畑も素晴らしいのですが、そこにカラマツの木が入っただけで不思議と北海道の様な風景に見えてくるから不思議です。

古民家で蕎麦をいただく

嬬恋高原つつじの湯の前を通過して国道144号に合流。左折して田代交差点で右折、曲がり角に立つ蕎麦屋のノボリを目印に進みます。

近隣には飲食店が少ないので、ライド前にお店情報をチェックしておかないと大変な目に合うこともあります。念のために補給食も持っておくと良いでしょう。

今回は事前にチェックしておいた「いっさく庵」でお蕎麦をいただきます。

店内には囲炉裏があり落ち着いた雰囲気です。
“天せいろ”と“おろしそば”をいただきました。そば粉は常陸秋そばだけを使用しているとメニューに書いてありました。細くてツルツルした麺で食べやすく美味しかったです。
“おろしそば”の大根が辛み大根だったので、ピリッとシビれる辛さが食欲をそそりました。

つまごいパノラマライン北ルート

店を出て、しばらく国道144号を走ります。大きめの十字路を右折して「つまごいパノラマライン北ルート」に入ります。
まっすぐな直線を上るのは食後にはキツいですが、ゆるゆると上ります。

高原の道を走っていると、よく珍しい車とすれ違います。
今回も前からクラシックカーが走ってきました!こんな道をオープンカーで走ると気持ち良いでしょうね。

愛妻家の聖地「愛妻の丘」

嬬恋村を愛妻家の聖地として有名にしようと、毎年9月に「キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ」というイベントを開催している。2022年は9月4日開催予定とか。
愛妻の丘の手前には「農耕車両に注意・愛妻家に注意」という珍しい標識もあります。

立派な駐車場のある愛妻の丘に到着。自転車を押して裏手に回ります。

丘にはハートマークの花壇などあり、愛妻の雰囲気満点です。

丘の裏から田代湖が見渡せ、午前中に走った南ルートとカラマツの丘も見えます。

愛を叫ぶ「叫び台」には愛の鐘があるので、恥ずかしがらずに鳴らしてみよう。
他にも廃材を使ったオブジェが飾られていて、メルヘンな雰囲気の丘です。

バラギ湖に寄り道

愛妻の丘から北ルートを走り、丁字路に出たら左折してバラギ湖に向かいます。

少し坂を上るとキャベツ畑とは景色が変わり林の中を走ります。
林を抜けると小さなバラギ湖に出ます。海抜1400mで周囲2kmのバラギ湖ではスポーツフィッシングやカヌーを楽しんだり、湖畔でキャンプをしたり出来る人気のエリアです。

北ルートをショートカットして「大前駅」へ

バラギ湖から来た道を戻り坂を下って行くと、県道112号に出ます。
つまごいパノラマラインの北ルートは、そのまま真っ直ぐ進み県道59号から万座・鹿沢口駅に出るルートですが、今回はショートカットして大前駅に戻ります。

足に余力がある人は、北ルートをそのまま走っても良いでしょう。
万座ハイウェーの下を通る、真っ直ぐに伸びる道は気持ち良いですよ。

嬬恋高原温泉つつじの湯

ライド後は、午前中に前を通過した「嬬恋高原温泉つつじの湯」で汗を流して帰るのがオススメです。少し茶色い炭酸水素塩泉で肌をなめらかにする効果がありますよ。

コース紹介


距離:40.4km 獲得標高:891m

▼つつじの湯
https://www.tutujinoyu.co.jp/

アクセス

電車:「高崎駅」からJR吾妻線「大前駅」下車
車:関越自動車道「渋川伊香保インター」から国道を経由して約1時間30分

まとめ

暑い夏にぴったりな高原のサイクリングを紹介しました。つまごいパノラマラインを全て走ると少しハードになるので、北ルートをショートカットしましたが、脚力に余裕のある人は全ルート走破してみるのも良いかもしれません。
キャベツ畑の風景は9月頃まで楽しめます。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

【群馬県】八ツ場ダムと廃線跡をめぐる30kmのコースを紹介

【群馬県】八ツ場ダムと廃線跡をめぐる30kmのコースを紹介

2020年3月に完成した八ツ場ダム(やんばダム)周囲には、廃線跡やキャンプ&BBQを楽しめる施設、道の駅、紅葉で有名な吾妻渓谷など見所が満載です。
ミニベロやレンタサイクルで気軽に楽しめる、お気軽ルートを紹介します。

長野原草津口駅からスタート

草津温泉の最寄り駅となっているJR吾妻線の長野原草津口駅。
駅前では輪行組が自転車を組み立てている姿もちらほら見られます。ここから草津温泉を抜けて渋峠を目指すサイクリストが多いですね。
私は草津温泉の観光大使「ゆもみちゃん」に見送られながら、ミニベロで駅から八ツ場ダム周辺のポタリングを楽しむためにスタートします。

国道292号に入ると、すぐに上り坂です。ここが今回の頑張り所なので頑張りましょう!
ミニベロでは少しキツいですが、ゆっくりと上ります。

赤岩集落を走る

国道を走ること約4km付近で、右にそれる細道に入ります。
さらに斜度がキツくなり、切り通しの道を過ぎると赤岩集落が見えてきました。

山裾に張り付くような集落では稲作よりも、畑作や養蚕が盛んだったようです。現在でも養蚕農家の特徴を持つ古民家が残されていて、国重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

自転車を押しながら、雰囲気のある集落を歩きます。
家の前などに「重要伝統的建築物群保存地区」の札があり大事に管理されている雰囲気を感じますね。

美しく管理された集落

道の脇に可愛らしい道祖神の看板が…。トタン屋根に守られているのが良いですね。
休憩所を兼ねた水車小屋と赤い筒型ポストがレトロです。

水車小屋の横には手入れの行き届いた花畑がありました。
花畑の奥には、茅葺き屋根の「上の観音堂」があるので自転車を置いて見に行ってみるのもオススメです。

群馬鉄山遺構の旧太子駅

赤岩集落を抜け、川沿いの細道を北上すると旧太子(おおし)駅に到着。
群馬鉄山の鉄鉱石を運ぶ専用線の「太子線」の始発駅だった場所を観光として利用するため、平成30年から一般公開が始まりました。

入場料は200円です。
駅舎風の管理棟には、昔の鉄道関連のものが展示されていてワクワクします。

入るとすぐに昔のホームがそのまま残されていて、各地から譲り受けた車両が展示されています。昔、鉄鉱石などの運搬に使われた屋根のない「無蓋車(むがいしゃ)」の展示数が日本一の旧太子駅。鉄道好きでなくとも楽しめる施設です。

まるで古代遺跡の様なホッパー跡

ひときわ目を引く巨大なコンクリート製の遺構は「ホッパー」という施設の跡。
ホッパーとは、鉄山で採取された鉄鉱石を貨車に積み込むためのものです。

ホッパーは国登録有形文化財に指定されており、老朽化も進んでいるため立入禁止です。撮影するときは気を付けましょう。

廃線跡とトンネル

旧太子駅から、まっすぐ長野原草津口方面に進むと、かつての線路跡が生活道路として続いています。少し進むとトンネルが現れます。
トンネル内は照明が無く昼間でも真っ暗なのでライトはお忘れ無く。1つ目のトンネル「第二愛宕隧道」を抜けるとすぐ2つ目のトンネル「第一愛宕隧道」が出てきました。廃線跡のトンネルを自転車で走ると、なんとなく緊張します。

いよいよ八ツ場ダム周辺へ

長野原草津口駅に戻って、再出発という感じ。
駅に停車している特急草津を横目に八ツ場ダム方面に進みます。

まだ真新しい国道145号は、八ツ場ダムに沈んだ国道区間を新しくした道です。湖側をのぞき込むと水が少ないときは、底に沈んだ道路や吾妻線跡が見えます。

道の駅八ツ場ふるさと館でダムカレー

八ツ場ダムのすぐ隣にある道の駅には、観光情報センター、産直所、レストランなど揃っています。その中の八ツ場食堂では「八ツ場ダムカレー」を食べる事ができます。

普通のダムカレーとカツダムカレーがありますが、私はカツダムカレーにしました。
ご飯に刺さった旗が、お子様ランチっぽくて楽しい。ボリューム満点で美味しかったです。

水陸両用バスの八ツ場にゃがてん号

道の駅を出てすぐの不動大橋を水陸両用バスが走っていくのが見えました。
ぜひ入水の様子を見ようと、橋の上で待機します。

待っていると、バスがダムの水面に向かってゆっくりと下りていくのが見えます。
いったん水の前で停車して、そのあと一気に入水しました!

かなりの水しぶきに大丈夫か?と不安になるほどの迫力でしたが、あれが通常の入水「スプラッシュ・イン」というらしいです。

橋から眺める落差90mの滝

八ツ場にゃがてん号の入水を見届けた後は、不動大橋の反対側に渡り落差90mの不動の滝を見ましょう。三段からなる立派な滝は一見の価値ありです。

川原湯温泉駅の周辺

ダムの建設により現在の場所に移転した川原湯温泉。
駅の近くには2020年に開業した複合施設「川原湯温泉あそびの基地NOA」があります。
観光案内所やカフェ、日帰り温泉、キャンプ場、レンタサイクルなどがあります。

ダム湖を眺めながら走っていると、湖畔に下った場所に川原湯源泉公園があります。
移転した旧王湯があった場所にできた公園らしく、中央にある源泉井戸からは硫黄の香りが漂います。
ダムが近いので、戻って来た八ツ場にゃがてん号も先ほどより近くに見る事ができました。

大迫力の八ツ場ダム

川原湯温泉街を抜けると、八ツ場ダムの出入口ゲートが出てきます。
ゲートからは自転車は降りて押していきます。ダムの天端を歩くと改めてダムの大きさを感じます。堤高は116mあるので、下を見下ろすと人が小さく見えます。ちなみに日本一堤高が高いダムは黒部ダムだそうです(186m)。

エレベーターで下りてダムを下から眺める

天端中央にある観光エレベーターで下まで降りてダムを見上げると、一面の壁という感じで圧倒されますよ。
少し歩くと吾妻峡見晴台があり、渓谷とダムのコラボを楽しめます。

ダム左岸に行くと「なるほど!やんば資料館」があり、ここでダムカードを貰えます。
他にもダムの模型や八ツ場ダムの歴史が展示されています。

隣の「やんば茶屋」でソフトクリーム休憩します。東京よりは涼しいですが、やはり昼間は暑い。冷たいモノを食べたくなりますね。

八ツ場ダム管理支所を出ると、無料展望台「やんば見放台」があります。ここからのダムも見ておきましょう。ダムの内側から見る感じで面白いですよ。

丸岩を眺めながら湖の駅丸岩へ

長野原草津口駅方面に向かって走ると、目の前にベレー帽を被ったような岩が見えます。これが丸岩です。
昔、丸岩城があったといわれていますが、あんな所に城があったのか?と驚きます。

その丸岩の名前が付いた施設「湖の駅丸岩」に立ち寄ります。
ここから昼に見かけた水陸両用バスに乗車できるようです。

施設の裏庭からは、八ツ場ダムを一望出来ます。ハートのオブジェなどがありフォトスポットにもなっていますよ。

ゴールの長野原草津口へ

八ツ場ダム周辺には立派な橋が多く、走っていて楽しいです。
駅に向かう途中にある2連のこの橋は「長野原めがね橋」です。

橋を渡るともうゴールの長野原草津口駅はすぐです。
距離は30kmですが、なかなか見応えのあるポタリングだったのではないでしょうか。

コース紹介


アクセス

電車:「高崎駅」からJR吾妻線「長野原草津口駅」下車
車:関越自動車道「渋川伊香保インター」から国道を経由して約1時間30分

まとめ

日本ダムアワード2019年のダム大賞を受賞した八ツ場ダムを巡るルートを紹介しました。
ダムの周りは新しい施設が多く、レンタサイクルもあるので気軽にサイクリングを楽しめますよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【神奈川県】小倉橋の横断幕とダムめぐり45kmのコースを紹介

【神奈川県】小倉橋の横断幕とダムめぐり45kmのコースを紹介

東京オリンピック2020自転車ロードレース競技の時に選手が走って話題になった小倉橋。
大会後1周年の記念とレガシーの継承&サイクルツーリズムの推進を図るため相模原市が新しく横断幕を設置しました。新しい横断幕を見る&近くの3つのダムめぐりをセットにして楽しむコースを紹介したいと思います。

相模原市の橋本駅からスタート

JR横浜線と相模線、京王電鉄の相模原線の2社3路線が乗り入れる橋本駅からスタートします。

国道413号は東京2020の時に選手が走った道です。選手になった気分で颯爽と走りたい所ですが、実際には車やトラック、信号が多いので気を付けて走行しましょう。
久保沢交差点から県道510号に入ります。県道に入ってすぐの久保沢南公園脇にオリンピックを記念した看板が設置されています。
当日の白熱する選手の写真がプリントされています。知っている選手が居るか探してみるのも面白いですよ。

小倉橋の新しい横断幕

細く急な坂道を下って大きなカーブを曲がると、目の前に小倉橋が見えてきました。
旧小倉橋と新小倉橋が並んで見渡せる絶景スポットになります。
旧小倉橋は「かながわ景勝50選」「かながわの橋100選」に選ばれた美しい橋です。
橋の幅が狭く対面通行出来ないので、車は譲り合って通行していました。自転車もタイミングを見て渡りましょう。

橋を渡った先に新しい横断幕が壁一面に飾られています(サイズは縦9m横20.454m)かなり大きくて遠くからでも目立ちます。
東京2020の時とは違う新デザインですが、当時の雰囲気も残しつつ相模原市のマスコットキャラクター「さがみん」も描かれていて楽しげな横断幕になっていました。

旧横断幕の時、ロードバイクのピクトグラムに自分の自転車を重ねて写真を撮りSNSにアップしている人が出てきて、自分も自分も…と同じように写真を撮る人が訪れていました。今回のデザインでも、自分の自転車とピクトグラムを重ねて撮ることができます。
週末には写真を撮りに来る人も多いので、譲り合って撮影しましょう。

オギノパンで補給食を購入しよう

新しい横断幕を堪能したら、串川沿いの道を走って先に進みましょう。
細かいアップダウンが続きますが「選手もココを走ったのか」と思いながら走ると頑張れます!
国道412号の丁字路で左折して少し進めばオギノパンに到着です。

オギノパンは自転車乗りだけではなく、オートバイやドライブを楽しむ人などでいつも混んでいます。混んでいてもオギノパンの本社工場なので、ぞくぞくと焼き立てのパンが売店に並ぶので安心です。

餡の種類が豊富なので、ついつい買いすぎてしまいます。
小ぶりのサイズがちょうど良いので補給食変わりに買って行きましょう。
その場で食べるなら揚げたての「あげぱん」が人気ですよ。

服部牧場のジェラート

オギノパンを出てすぐの「宮ヶ瀬ダム入口」交差点を右折します。
真っ直ぐ進むとダムに直行ですが、手前の服部牧場でジェラートをいただきます。

牧場の入口から奥に進むと思っていたより広く、牧草地でお弁当を食べたりバーベキュー場でBBQが出来るようです。

牛舎の横にあるアイス工房カサリンガで、採れたてのミルクで作ったソフトクリームやイタリアンジェラートを食べることが出来ます。

ジェラートを手渡される時にお店の人に「溶けやすいので気を付けて下さい」と言われた通り、確かに溶けやすい!写真を撮るのも慌ただしく急いでいただきました。
味はミルクの風味が濃厚で美味しかったですよ。

暗いトンネルを抜けると宮ヶ瀬ダム

服部牧場から来た道を戻って、少し坂を上って行くとトンネルが出てきます。
このトンネルは暗めなのでライトをお忘れ無く。(今回のルートは、いくつかトンネルがあるのでライト必須です)

トンネルを抜けるとすぐに次のトンネルが出てきますが、左脇の宮ヶ瀬ダム北岸ゲートからダムに向かいます。ゲートに「車両進入禁止」と看板がありますが、自転車は大丈夫と宮ヶ瀬ダムの人に確認したので通っても大丈夫ですよ。

首都圏最大級の宮ヶ瀬ダム

北岸ゲートからダムに向かいますが、ダムの天端は自転車押し歩きで進みましょう。

天端中央からダムの下を覗くと下から風が吹き上がって気持ちが良い。
遠くに横浜みなとみらいのビル群が見えます。こんな所から横浜が見えるとは思わなかったのでビックリです。

ダムを下から眺めよう

ダムの下に行くには無料のエレベーターか有料のインクラインがあります。
インクラインとはダムの堤体上と堤体下を結んでいるケーブルカーで、最大斜度は35度もあります。

ダムの下には県立あいかわ公園があり、イタリア製のロードトレイン「愛ちゃん号」が走ったりしていて、他のダムより観光に力を入れている雰囲気を感じます。

大迫力の観光放流

毎週水曜日、第2・4金曜日、第2日曜日には観光放流が見られます(実施日についてはHPで確認して下さい)午前と午後の2回に約6分間です。
ダムの真下で見る観光放流は、想像以上の迫力ですよ。

公園の中にある石小屋ダム

県立あいかわ公園の方へ進むと小さな石小屋ダムが現れます。
かつての美しい中津川渓谷の面影を伝えるために、旧中津川渓谷の荒々しい岩場をイメージした珍しい造りになっています。
宮ヶ瀬ダム放流の減勢や発電などを行っているダムで、小さいダムですが見応えがありますよ。

宮ヶ瀬ダム放流カレーを食べよう

水とエネルギー館の1階奥にある「レイクサイドカフェ」では、宮ヶ瀬ダム放流カレーがいただけます。

自分で放流する事が出来るダムカレー

放流という名前がつけられているだけあり、ご飯で作った堰堤に刺さったソーセージを引き抜くとカレールーが流れ出るという演出が施された楽しめるダムカレーです。爪楊枝の先に旗が付いているのが埋もれたソーセージです。
カレールーが放流される瞬間は動画を撮影したくなりますよ。

水とエネルギー館の受付でダムカードを配布しています。20周年記念カードはキラキラと輝くタイプで、今しか配布していないと思うので気になる人はお早めに。宮ヶ瀬ダム通常版と記念版、石小屋ダム通常版と記念版それぞれ入手できます。

賑わう宮ヶ瀬湖畔園地

やまびこ大橋を渡ると宮ヶ瀬湖畔園地の水の郷大吊り橋が見えてきます。
全長335mの歩行者専用の吊り橋で、国内第5位の長さです。自転車は通行出来ないので注意。

園地のふちをまわる様な県道64号を走って園地正面入口へ。
お土産屋や飲食店が並ぶエリアを抜けると、先ほどの大吊り橋や園地が見渡せる広場に出ます。広い芝生にゴロゴロすると気持ちがよさそうです。

不思議な名前の地震峠へ

鳥居原園地で左折して、そのまま県道64号に進みます。
相模湖・青野原という青看板が目印です。

鳥屋郵便局の丁字路に大きな獅子舞のオブジェがありました。
調べてみると県の無形民俗文化財に指定された「鳥屋の獅子舞」らしいです。
舞の形態は、父獅子&母獅子&子獅子で行う三匹獅子舞という事で、オブジェも三匹並んでいるんですね。

県道64号から県道513号に進むと、串川に沿って下って行きます。
途中の馬石橋バス停近くに地震峠が現れます。
峠と名前が付いていますが坂の途中なので見落とさないように注意しましょう。

不思議な名前だな〜と思って峠にある看板を見てみると、大正12年9月1日の関東大震災で発生した“山津波”での惨状が記されていました。それで地震峠という名前がつけられたんですね。

関東大震災の被害がこの神奈川県にもあったとは全然知りませんでした。
階段の上には慰霊碑と地震菩薩像が供養のために建立されています。
手を合わせ、先に進みます。

自転車を店内に置けるZEBRAカフェ

国道412号に合流して左折。道志みち入口の青山交差点を通過して「三ヶ木」交差点を右折します。国道は車が多いので気を付けて走行しましょう。
短い坂を上って下った所でZEBRAカフェに到着です。
サイクリストに大人気のカフェで、前から1度来てみたかったのです。
サイクルラックが見当たらないな〜と思ったら、店内にありました。これは自転車乗りにとって嬉しいサービスですね。

津久井湖の対岸の道を通る

美味しいアイスコーヒーを飲んだので元気も復活。
しばらく国道413号を走って、ガスト津久井大井店が見えたら左折します。
坂を下ると立派な吊橋が出てきます。この橋で津久井湖の対岸に渡ります。

津久井湖の対岸は国道と違い、車通りも少なく快適です。
途中、歩道の先に津久井湖が見渡せます。

公園にあるMegu Gelato

津久井湖城山公園水の苑地内に、本格イタリアンジェラートの店があります。
営業日は水・土・日曜なのでご注意を。店の横にサイクルラックがあるのは嬉しいです。

相模原市の食材を中心に製造されているとか。季節によってオススメフレーバーが変わるので、何度も通いたくなります。

城山ダム展望台からの眺め

ジェラート店を出て国道413号の対岸に渡り細い道を進むと城山ダム展望台入口があります。少し解りにくいので注意しましょう。
展望台からは天端を通る国道413号が見えます。天端が国道というのは珍しいかも?

最後は来た道を戻って橋本駅でゴール

展望台から城山公園まで戻り一般道を通り国道413号に合流。
あとは国道を走って橋本駅でゴール。

コース情報


アクセス

電車:「新宿駅」から京王線「橋本駅」下車
車:圏央道「相模原インター」から約15分、駅周辺にコインパーキング多数有り

▼オギノパン
https://ogino-pan.com/

▼服部牧場
https://kanagawa-hattoribokujou.com/

▼宮ヶ瀬ダム
https://www.miyagase.or.jp/

まとめ

東京2020の面影を辿って走り、大小3つのダムを巡るコースを紹介しました。
比較的平坦な道が少なく、つねに上るか下るかという感じですが見所が多いのであまり気にならないと思います。新横断幕が雨風に晒されて汚れてしまう前に、是非見に行ってみて下さい。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【茨城県】那珂市をぐるっと一周!歴史と自然とグルメな約40㎞のサイクリング

【茨城県】那珂市をぐるっと一周!歴史と自然とグルメな約40㎞のサイクリング


茨城県の県央地域に位置する那珂市。南側は水戸市と隣接していて久慈川と那珂川が流れる自然豊かなところ。春には静峰ふるさと公園の八重桜、夏にはひまわり、冬には古徳沼に白鳥が飛来し四季折々楽しめる街です。ハートの形をした那珂市をぐるっと巡るサイクリングに行ってみました。

スタートは那珂市曲がり屋

那珂市サイクル拠点になっている那珂市役所に車を停めて、市役所の向かいにある一の関ため池親水公園内にある那珂市曲がり屋へ。町内に残る最後の茅葺屋根を解体保存し、公園内に移設し復元したものだそう。
円柱型のポストが置いてあります。このポストに投函すると曲がり屋記念消印が押印されるとか。

風情ある建物の中は無料で見ることができました。
土間や台所、座敷など昔の生活を感じられますね。

曲がり屋ではマンホールカードをもらいました。市の花「ひまわり」が描かれています。
実物のマンホールをみに次の場所へ。

JR上菅谷(かみすがや)駅

上菅谷駅はサイクルトレインを実施している水郡線の起点にもなっています。
(サイクルトレインは混雑する時期などは運行されないのでご注意ください。)

駅舎には自転車の飾りも。那珂市のマスコット「ナカマロちゃん」がサイクリングをしています。

駅の側でマンホールを発見。鮮やかでかわいいです。

パン工房ぐるぐる

駅からほど近くにある「パン工房ぐるぐる」に立ち寄りました。
茨城県産小麦「ゆめかおり」、国産小麦、茨城県産牛乳を使いパンを作っています。

駐車場にサイクルラックがあります。

那珂本店はいつも人で賑わっています。
人気店で車の出入りが多いので注意してください。

「奥久慈卵のとろ~りクリームパン」。
ふわっとやわらかい生地に、なめらかなカスタードクリームがたっぷり入っています。
とても美味しかったです。

HACHICAFE(ハチカフェ)

少し早めのランチをしにHACHICAFEにやってきました。

11時オープンなのですが既に車が多く停まっていました。
地元の人の話によると予約して行った方が良いということでした。
黒を基調としたシックな外観がオシャレ。
店内は暗がりで大人な雰囲気でコースメニューもありました。

注文したのは、常陸牛とローズポークのハンバーグ。前菜とドリンクがセットでした。

ハンバーグからは肉汁があふれ出します。甘味があり上品な味のハンバーグは贅沢な品でした。
とても美味しかったです。女子会やデートにぴったりなお店でした。

一乗院

カフェから約2㎞、田園風景を眺めながら向かった一乗院は北関東三十六不動霊場第25番札所。
全長16mあるという日本一大きな毘沙門天は圧巻です。


境内には出世観音、薬師堂、七福神などがありました。
毎月第4日曜には骨董市が開かれ、11月の菊まつりも開催されます。またゆっくり参拝したいです。

古徳沼

農業用のため池で広さは約5haある古徳沼にやってきました。
静かな場所にあり、ゆっくりと時間が流れるようでした。

冬には白鳥が飛来し2020年には206羽が集まりました。
那珂市には古徳沼の他、一の関ため池親水公園にも白鳥が飛来するそう。
11月上旬から4月頃まで見られるということで、冬から春にかけてのサイクリングでも訪れてみたいですね。

静神社

東国の三守護神として崇拝されている由緒ある静神社に立ち寄りました。
本殿には国の重要文化財に指定されている銅印が収められているそうです。

静かで神聖な空気が漂っているようでした。

隣にある静峰ふるさと公園には約2000本の八重桜が植えられていて日本さくらの名所100選になっている絶景スポットです。春になると華やかに咲き誇り地元住民だけでなく多くの観光客が訪れます。

額田城跡

東京ドーム約22倍の面積のある額田城跡。

本丸・二の丸の堀・土塁がほぼ原型の状態で残っているとのこと。歴史は古く、鎌倉時代初期に佐竹氏宗家5代義重の次男義直が城をき、額田氏を名乗ったのが始まりだそう。

遊歩道があるので周りを散策することができます。
有志で結成された額田城跡保存会が整備などをしているそう。歴史を感じながら自然を楽しむことができます。

 コース紹介


▼JR水郡線サイクルトレイン
https://www.jreast.co.jp/mito/suiguncycletrain/

▼那珂市観光協会
https://www.naka-kanko.jp/

▼HACHICAFE
https://www.hachicafe.net/

▼那珂市サイクリングマップ
https://www.city.naka.lg.jp/page/page007103.html

▼額田城跡保存会
https://www.nukada.jp/index.html

詳細は以下でもご覧いただけます。

那珂市ぐるっと1周コース

まとめ

那珂市を周る約40㎞のサイクリングとなりました。まだまだ見どころはたくさんあるのでテーマを決めて走っても楽しい街です。歴史のある寺社仏閣を巡ってみたり、久慈川や那珂川、季節ごとの花をみながら走ってってみたり、グルメライドもできそうです。那珂市のサイクリングマップには初心者でも楽しめるコースが紹介されているので参考にしてみてください。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【茨城県】神栖市・鹿島臨海工業地帯を走る約35㎞の夕暮れ&工場夜景サイクリング

【茨城県】神栖市・鹿島臨海工業地帯を走る約35㎞の夕暮れ&工場夜景サイクリング


うだるような暑さが続く中、少しでも気持ちよく走り爽快な気分を味わいたいと思い、神栖市へ。
夕暮れの空と海風を感じ工業地帯の夜景を楽しむサイクリングに行ってきました。

港公園をスタート

 
神栖市東深芝にある港公園。7haの広大な公園の中央には鹿島港を目下に臨む展望塔が目に留まります。
高さ52mある展望塔は、以前は登ることができ鹿島灘工業地帯を一望できたそう。現在は利用できなくなっています。
緑豊かな園内は散歩に訪れる人やベンチでゆっくり過ごす人がいたりと憩いの場になっています。

海の方へ行ってみると鹿島港が目の前に。工場の音が聞こえてきたり、見上げるほど大きな船が停泊していたり、船舶の出入りを間近でみることができました。そして日中の気温から想像できないほど、海風が涼しく気持ちが良い。

日没前の景色と日没後の景色の変化も楽しみにパートナーと一緒に海沿いを目指してスタートしました。 

1000人画廊

 
港公園から工場を横目に約12㎞走ると海沿いにでました。
鹿島港から南へ約6㎞続く護岸壁面に一般の人が画を描いた「1000人画廊」があります。
1990年に市民参加型のまちづくりの一環でスタートしたそう。それぞれの作品に制作者の想いが込められています。

ほっとするような優しい絵、地元への愛が伝わってくるもの、細部まで描かれた本格的なものと個性豊かな作品を見ることができます。ドライブやバイクで訪れる人も多いようです。

1000人画廊の絵と同様に目を惹くのが大きな風力発電施設。2010年にできた日本初の海の上に設置された洋上風力発電だそう。
ずらっと並ぶ景色は圧巻で、風を見ているようでした。

日川浜

 千人画廊をみながらあっという間に日川浜に到着。夏の期間は海水浴場がオープンしていました。
近くにはオートキャンプ場もあり、夏のレジャーにぴったり。
白い砂浜が広がっていて、遠くには風力発電もみられ眺めの良い場所です。

この日は空気が湿っていたので遠くの景色が見えませんでしたが、写真のさらに奥にも風力発電が並んでいます。
日川浜ならではの風景を堪能することができますよ。

浜辺で空の色が移ろう様子を眺め一休み。虫の音と波の音にさらに癒されます。
太陽が沈んできたので工業団地の夜景を見に出発。

鹿島臨海工業地帯

 太平洋に面した工業地帯。昭和30年代後半から国家プロジェクトで開発が進みました。
鹿島港は世界最大級といわれる「堀込式人口港」。陸地を彫り込んで作られた港です。
多くの企業が工場を構えており、有数の工場夜景スポットになっています。

スマートフォンでも夜景を撮影することができました。

船が停泊しているところも綺麗でした。これからどこへ向かうのか想像するとわくわくします。

工業地帯の道路は街頭があまりなく車も通るので気を付けて走行しましょう。

港公園の夜景

 工場夜景を楽しんだ後、港公園に戻ってきました。出発した時と比べると映画の世界を見ているような景色が広がっていました。
忙しなく稼働する工場の音が遠くから聞こえてきましたがどこか落ち着く気がしました。

汗をかきましたが、すっかり気温も下がり風にあたると心地よかったです。

コース紹介

▼港公園(スタート:ゴール)
車:東関東自動車道「潮来IC」から約20分、電車利用:JR鹿島線「鹿島神宮駅」から約10km
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/minatopark.html

▼神栖市1000人画廊
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/1000ningarou.html

▼日川浜
https://www.city.kamisu.ibaraki.jp/kanko_sports/ss_facility/1002393/1002408/1002409.html

まとめ

夕暮れ時のサイクリングは空の色、風の変化も感じられ、夜景も楽しむことができました。
湿度が高めだったこともあり靄がかった景色は、なんとも幻想的でした。
まだ明るいころと暗くなってからの景色を見比べてみるとより一層感動します。また、日が暮れると路面の状態を確認するのが困難になるので一層の注意が必要だと感じました。
服の色やライトのバッテリーをしっかり確認し、夜間の走行も安全に気を付けて乗ることができればいつもと違った景色を楽しむことができますね。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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