例年に無い暑い日が続いている北陸から、涼しいところで美味しいものを食べて絶景を見ながら自転車を楽しみたいと思い、長野県戸隠高原に行ってきました。
スタートは白馬 大出公園
スタート地点は、白馬八方第5駐車場。
無料で停めることができて、駐車場内にはトイレもあります。近くにはコンビニもあるので、いつも利用しています。気温23度、雲は多めですが湿度も低く、とても涼しいです。
まずは大出公園を目指します。
大出公園に行く途中にある白馬駅。輪行時は、ここを起点にすると便利です。
白馬駅からは、国道406号を通ります。
約3.1km、大出公園に到着です。天気の良い日は吊り橋越しに北アルプスを望めるのですが、雲に隠れて見えませんでした。
大出公園から白沢洞門へ
大出公園を過ぎると登り区間です。しばらくは川沿いの緩斜面が続きます。これから始まるヒルクライムのアップに丁度いいです。
コースには青いペイントでルートが示されているので、分岐点でもミスコースしにくくなっています。九十九折れが出てくると、斜度も上がってきました。
木漏れ日と鳥の鳴き声が心地いいです。
11.2km地点の白沢洞門。トンネル前には駐車スペースがあり、展望エリアになっています。
トンネル内からは、黒いフレームに入ったように見える北アルプス後立山連峰が望めるのですが、ここでも雲に隠れていました。
白沢洞門から鬼無里(きなさ)へ
白沢洞門を抜けると、鬼無里までは約15kmのダウンヒルです。頑張って登ったご褒美ですね。
車は比較的少なく感じましたが、少し道が荒れている箇所もあるので、スピードの出し過ぎには要注意です。
途中、サルが電線を渡っていました。
27km地点の、旅の駅鬼無里に到着です。
ここには、地元の名産品の販売所や食堂、観光案内所があります。戸隠までの道を尋ねると、国道406号と県道36号の2ルートがあるとのことです。県道の方が車が少なく自転車では走りやすいとのことだったので、県道を通って向かうことにしました。
なお、県道は自販機がほとんどないとのことなので、今のうちにしっかり補給しておきましょう。
鬼無里から戸隠へ
旅の駅鬼無里を出てしばらく進み県道に入ると、再び登りの始まりです。
県道でも青いペイントでルートが示してあるので安心です。
県道に入ると、どこか懐かしい風景が続き、斜度も緩くのんびり走れます。
と思っていたら10%の看板が…
10%をクリアしてしばらく走っていると、急に家が多くなってきました。
スタートから約40kmで戸隠到着です。
いろりの蕎麦処 築山
戸隠に入ってすぐの宝光社の近くにある築山でまずは腹ごしらえです。
戸隠といえば蕎麦ですね。
冷たいざる蕎麦は、とても美味しかったです。ご飯は蕎麦米で、おかわりは無料なのも嬉しいです。
戸隠神社巡り
お腹がふくれたので、四社巡りスタートです。
戸隠は奥社、中社、宝光社、九頭竜社、火之御子社の五社を参拝する五社めぐりが有名ですが、九頭竜社は車道からかなり奥まったところにあるらしいので、そこ以外の四社を回ることにしました。
まずは宝光社。
鳥居をくぐると270段の階段が待ち受けています。
次に火之御子社。
樹齢500年の夫婦杉。パワーを感じます。
続いて中社
宝光社から中社までは激坂が続き、その先にあるのが中社です。
大きな鳥居が目印で、周りには観光案内所やお土産屋、蕎麦屋などが軒を連ねています。
四社目の奥社です。
杉並木が有名ですが、歩きにくいSPD-SLシューズなので断念。代わりにソフトクリームでパワーをもらいました。
シャインマスカット味。美味しい!
ここまでの距離は約45kmでした。
大出公園までの帰路
帰りは来た道を戻るのですが、少し寄り道をして鏡池へ。
風の無い日は、鏡のようになった湖面に周りの山々が映り込む、戸隠を代表する絶景スポットです。特に紅葉の時期は、素晴らしいようです。
戸隠から鬼無里へ向かう途中にある大望峠展望台にも寄ってきました。
山々の後ろにそびえる北アルプスを望めます。
旅の駅鬼無里に戻ってきました。ここから白沢洞門までは15.3kmの登りが続きます。
コース紹介
距離:91.2km 獲得標高:1927m
▼東京から白馬大出公園までのアクセス
電車利用:新宿駅から白馬駅まで特急利用で約3時間40分。
自動車利用:中央自動車から長野自動車利用で約4時間。
▼名古屋から白馬大出公園までのアクセス
電車利用:名古屋駅から白馬駅まで特急利用で約3時間55分
自動車利用:中央自動車から長野自動車利用で約4時間。
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
白馬~戸隠は標高が高く湿度も低いので、比較的涼しく気持ち良く走ることができました。
と言っても、峠道が多く、補給する場所も限られるので、特に水分補給は余裕をもって行うようにしましょう。
戸隠神社は日本の神話と深くつながっているので、興味のある人は歩きやすい履物でじっくり見て回るのもおすすめです。10月中旬くらいから始まる紅葉に合わせて来るのもいいですね。
10月になったら次はカメラを持って走りに来ようと思いました。
執筆:S.Takanishi
石川県在住 |