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記事タグ: 山

【栃木県】日光の紅葉を楽しむ71kmのサイクリング

【栃木県】日光の紅葉を楽しむ71kmのサイクリング

紅葉が美しい「いろは坂」や「小田代ヶ原」を楽しむために、スタート地点を日光宇都宮道路の清滝インター周辺のパーキングからとします。
電車で向かう場合は、少し距離が伸びますがJR日光線か東武日光線の日光駅からのスタートになります。

紅葉が美しい「第二いろは坂」を上る

駅からのスタートと違い、清滝インター周辺からのスタートなのでウォーミングアップもそこそこに「いろは坂」に突入することになります。
それでも周辺の景色の美しさで、普段より足取りも軽い気がします。

いろは坂馬返し駐車場から「いろは坂」は上りと下りが分かれ、一方通行に入ります。
坂に入る前に公衆トイレを利用できるのはここが最後のポイントです。

第二いろは坂(上り)に入ると大谷川(だいやがわ)と男体山が両方見えるポイントがあります。
これから標高が上がるにつれ濃くなる紅葉に期待が高まります。

車に注意しながらのんびり走る

昔は対面通行で合計48のカーブがあったので「いろは48音」に例えて「いろは坂」と名付けたそうです。
その後はカーブを改良し上りと下り専用に分け、現在では第二いろは坂には「い」から「ね」までの20のカーブ、下りの第一いろは坂は「な」から「ん」の28のカーブを合わせた48カーブを「いろは坂」と呼んでいます。

最初はカーブの数を数えながら上っていましたが、景色を楽しんでいるうちに忘れてしまいました。
細かいヘアピンが続いて、大きくカーブした「れ」と「そ」の間に黒髪平展望台が現れます。小さな駐車場ですが「日本の道100選」の石碑がありました。展望台から上ってきたつづら折りの道を一望できます。

紅葉もだんだん鮮やかになって、男体山もチラチラと見える中を走ります。
上り専用とはいえ、紅葉の時期は車やオートバイが多いので充分に気を付けておきましょう。

明智平ロープウェイ展望台からの景色

カーブの先に観光バスが停まっているのが見えてきました、もう少しで明智平ロープウェイ展望台です。

標高1274mの明智平に到着したら、男体山とロープウェイが楽しめる場所で景色を眺めつつ大休憩をとりましょう。
すぐ目の前を真っ赤なロープウェイが行き来するのが楽しめますよ。

ロープウェイに乗って展望台まで行くと、日光華厳の滝を眺めることが出来るとか。
今回は時間がないので乗りませんでしたが、機会があれば乗ってみたいですね。

中禅寺湖から半月山までヒルクライム

明智第二トンネルを抜けて坂を下ると、中禅寺湖に到着です。ここまで来ると気温が大分下がった感じがします。

中禅寺湖を右手に眺めながら英国大使館の前を通過して、中禅寺湖スカイラインの約7kmの上りに入ります。

中禅寺湖スカイラインは「いろは坂」ほど車も多くなく、坂の途中で中禅寺湖が眺められ景色の良い道です。

半月山でプチハイク

半月山駐車場の手前に茶ノ木平展望所や中禅寺湖展望台がありますが、半月山でプチハイクをして絶景を眺める予定なのでスルーして進みます。

広い駐車場のある場所でプツリと道路が終わった印象が気になります。調べると、もともと道は足尾側まで延びる予定だったのですが半月山で工事は終了したようです。
駐車場から足尾銅山側の山が眺められます。
足尾銅山側の山肌が枯れた様になっているのは、精錬所から排出された煙害のためだとか…その後何年もかけて森林復旧の緑化が進み、少しづつ緑が蘇っているようです。

半月山で途切れた道路がもの悲しい感じですね。
ここからは自転車を止めて、片道約30分のプチハイク開始です。
しっかり山道なので歩きやすいSPDシューズを推奨します。

細い山道を登って行くと木製の展望台が見えてきました。
ここから中禅寺湖を眺めることが出来ます。

グラデーションが美しい八丁出島

半月山展望台から中禅寺湖を見ると、湖に突き出た八丁出島が目立ちます。
紅葉の時はカラフルに染まった八丁出島を見ようと多くの人が訪れます。


絶景を楽しんだら来た道を戻って中禅寺湖までダウンヒルです。
下りが長いので、寒がりの人は防寒着を多めに持ってきた方が良いかもしれません。

老舗ホテルの百年ライスカレー

中禅寺湖まで戻って来たら、お昼ゴハンにします。
日光の老舗ホテル中禅寺湖金谷ホテルの入口に建つログハウス風の「コーヒーハウスユーコン」で百年ライスカレーをいただきましょう。

自転車漫画「ろんぐらいだぁす!」でも紹介されていた百年ライスカレーは、大正時代(約100年前)に考案されたレシピを再現した伝統のカレーです。

ダイナミックな竜頭の滝

コーヒーハウスユーコンの近くにある竜頭の滝に立ち寄ります。
龍頭之茶屋のテラスから見る滝は、よくTVの中継でも利用されるスポットです。
茶屋でお茶しながらや、お買い物ついでにテラスを利用させて頂きましょう。

国道120号で茶屋の裏側にまわり竜頭の橋から見る湯川の様子もオススメです。

千手ヶ浜に続く市道を走る

国道120号を進み赤沼茶屋手前の左手にゲートが閉まった道に入って行きます。
この千手ヶ浜に続く日光市道1002号線は、自然保護のため一般車両は通行禁止ですが「歩行者・自転車・低公害バス」は通行可能です。ゲートに自転車の利用注意事項が書いてあるのでちゃんと読んでから入りましょう。

ゲート横に歩行者と自転車が通れる程のスペースがあるので、そこから入ります。
市道に入ると、国道を走っていた時の様な自動車の音が聞こえず静寂が広がります。

たまに来る低公害バスに注意しつつ走ると、小田代ヶ原に到着です。
周囲2kmほどの湿原の中で目を引く1本のシラカンバの木は、通称「貴婦人」と呼ばれ写真愛好家の間で有名です。確かに遠くに1本見える白い木は目立ちます。

幻の小田代湖

ちょうど行った日の前まで大雨が続き、湿原に幻の湖が現れていました。
過去10年の記録を見ても3回しか出現していないという「小田代湖」。
訪れた時に湖が広がっていたらラッキーですね。
写真を撮っていると、雲の隙間から光が差して虹が!なんともいえない神々しい景色でした。

小田代ヶ原を過ぎると、千手ヶ浜まで基本的に下り道になります。
自動車やオートバイが走らないので、シーンとした森から鹿の鳴き声が聞こえることもありますよ。

市道の終点に千手ヶ浜があります。
6月にはクリンソウが咲き色鮮やかです。秋は湖畔から紅葉を楽しめます。

秋の日は短いので、来た道を戻りましょう。
国道まで戻って中禅寺湖に向かっていると、ちょうど日が差した中禅寺湖が見えて綺麗でしたよ。

第一いろは坂で戻る

夕陽が綺麗だったので中禅寺湖の遊歩道まで自転車を押して行ってみました。
ゆっくり散策したい所ですが、日が暮れると真っ暗になってしまうので、そろそろ下山します。

下り専用の第一いろは坂に入って慎重に下ります。
カーブがキツい場所が多く、ブレーキを握る手も痺れます。

九十九折りが続く坂の途中に「日光いろは坂剣ヶ峰展望所」という展望スポットがあるので休憩します。
ここから2本の滝が見えるそうなのですが、1本は良く見えましたが、もう1本はうっすらとしか見えませんでした。

いろは坂馬返し駐車場まで出てくれば、あとは国道120号を駐車場まで下って終了です。

コース紹介



アクセス
電車:浅草駅〜東武日光駅(約1時間50分)新宿駅〜東武日光駅(約2時間)
車:東北自動車道「宇都宮インター」から日光宇都宮道路「清滝インター」下車

▼コーヒーハウスユーコン
https://www.kanayahotel.co.jp/ckh/restaurant/yukon/

まとめ

距離だけ見ると71kmありますが、半分は下り坂ですし、景色が最高なので頑張って上ってみて欲しいと思います。ただ紅葉の時期は車やオートバイが多いので、平日に行けるとベストかもしれません。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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【山梨県】紅葉の昇仙峡と周辺を楽しむ36kmのサイクリング

【山梨県】紅葉の昇仙峡と周辺を楽しむ36kmのサイクリング

国の特別名勝に指定されている御岳昇仙峡は紅葉が美しいことで人気です。渓谷沿いの遊歩道は平日のみ一方通行ですが車両通行可能で、自転車も通行できます。

竜王駅からスタート

JR中央線「甲府駅」の隣にある「竜王駅」をスタート地点とします。
甲府駅から昇仙峡に向かうと坂がキツいルートになるので、比較的坂が穏やかな竜王駅を選びました。駅前ロータリーは広く、輪行の準備もゆっくり出来るのでオススメです。

富士山を眺めながら昇仙峡へ

竜王駅北口を出て、県道25号に合流したら真っ直ぐ北上して行きます。
最初は街中を走るので車に注意しましょう。
「西町」交差点から県道101号になり、道幅が広くなり走りやすくなります。
金石橋手前に青看板に大きく「昇仙峡」の文字が出てきたら右折して橋を渡ります。
金石橋からは富士山が綺麗に見えましたよ!

県道7号は昇仙峡グリーンラインという名前が付いていて、地元のサイクリストのヒルクライムルートとしても人気らしいです。
とはいえ、そこまで斜度はキツくないのでのんびり走って進みます。

山梨県に多い丸石道祖神

全国に道祖神は色々ありますが、山梨県の道祖神は丸い石を祀っている所が多いというのが特徴で、謎でもあります。調べても理由はハッキリ分かりませんが、山梨県内に700ヶ所以上の丸石道祖神があることから、昔から人々が信仰していたのが解ります。
ルート途中にも丸石道祖神がありましたよ。山梨県を走る時には気にしてみるのも楽しいですね。

昇仙峡の渓谷沿いを走る

大きな昇仙峡の看板が出てくると、土産物屋などもあり観光地の雰囲気を感じます。

大正14年製の長潭橋(ながとろばし)は、山梨県内に現存するコンクリートアーチ橋で最古のものです。橋の脇にあるモミジも綺麗でした。

橋を渡ると左手の渓谷沿いを走る「昇仙峡ライン」に入ります。
道路標識にもありますが、5月1日から11月30日の間は土・日・休日観光馬車を除く車両は通行禁止です。なので渓谷道路を自転車で走る場合は平日のみとなってしまいます。

平日でも歩いている観光客は多いので、注意して走行しましょう。
一方通行なので逆走も禁止ですよ。

自然の芸術を楽しもう

昇仙峡の遊歩道は「全国観光地百選・渓谷の部第1位」に選ばれた景観が美しい道です。

川が花崗岩を浸食したときに形成された奇岩には、それぞれ名前がつけられているので確認してみましょう。
「どのへんが?」と思うものもあれば「なるほど」と思うものもあり、楽しめると思いますよ。

途中に何ヶ所か対岸に渡る橋があります。
「愛のかけ橋」と名付けられた吊り橋から見る渓谷と紅葉も美しいです。

渓谷道路の中間地点にある天鼓林(てんこりん)の地面は、長い年月をかけ渓流が削った部分があり地下に空洞が出来ているとか。
その地面で足踏みすると「ポンポン」という音が聞こえるので「天鼓林」と名付けられました。

天鼓林から先は奇岩が少なくなりますが、沿道の紅葉を眺めながら走ります。

覚円峰と夢の松島

昇仙峡グリーンラインに合流する分岐点から「昇仙峡観光道路」になります。
以前はこの道も自転車で走ることが出来たのですが、現在は夢の松島で起きた落石のため車両通行禁止になっています。
夢の松島で折り返してくるので、自転車を止めて歩いて行きましょう。

歩いていると徐々に覚円峰が見えてきます。

夢の松島に到着すると土嚢が積まれ、道路は完全に通れなくなっています。先月から臨時で設けられた仮設迂回路を通ります。

夢の松島からは直立約180mの覚円峰が目の前にそびえ立ち、迫力満点です。

昇仙峡グリーンラインを走る

自転車まで戻ったら、渓谷道路から県道7号の昇仙峡グリーンラインに向かいます。
素掘りのトンネルをくぐり丁字路を左に曲がります。

昇仙峡グリーンラインは観光の車や観光バスが多いので注意して下さい。
トンネルも数カ所あるので、ライトを点灯させておきましょう。
この道からも覚円峰の絶景が楽しめますよ。

落差30mの仙娥滝

トンネルを抜けた先から細い橋を渡ると仙娥滝(せんがたき)の入口です。
お土産屋さんが並ぶ道を進み、階段を下っていくと滝が目の前に現れます。「日本の滝百選」にも選定されており、花崗岩を削りながら流れ落ちる滝は見応え満点ですよ。

食べる水晶玉

滝上エリアの仙人茶屋では、昇仙峡限定の「食べる水晶玉」というメニューが人気です。
透明なゼリーにきな粉と黒蜜をかけていただきます。

意外と弾力があるゼリーは冷たくツルンとして美味しかったです。

ロープウェイで山頂へ

自転車を駐車場脇に止めて、昇仙峡ロープウェイで山頂に向かいます。

約5分で標高差300mを一気に登ります。
山頂の「パノラマ台駅」は整備された「浮富士広場」という展望デッキがあり、富士山が綺麗に見えます。

ここから見る富士山も綺麗ですが、少し足を延ばして弥三郎岳に向かうことにします。
弥三郎岳まで徒歩で約20分かかります。道も登山道になるので、歩きやすい靴で行く事をオススメします。

丸い石の上から見る富士山

徐々に険しくなる道を進み、最後には岩の鎖を伝って登ると一枚岩の上に出ます。
花崗岩で出来た一枚岩は丸みを帯びているので、足下に注意して下さい。
目の前には甲府盆地や富士山が広がり360度のパノラマを楽しめます。

富士山の反対側には、この後行く予定の荒川ダムが見えます。
その先には金峰山がうっすら白い山頂を覗かせています。

岩の上に座って眺める富士山は格別ですが、柵が無いのでちょっとドキドキ。
数ある富士山ポイントの中でも、ここは独特な雰囲気でオススメですよ。

隣の岩場が弥三郎岳山頂で、三角点があります。
皆さんがお備えしていったお賽銭が積み上げられていました。

パノラマ台駅に戻り、さらに先に進むと「うぐいす谷」という場所に出ます。
ここは弥三郎岳とは違い、道は歩きやすく楽に絶景を楽しめますよ。

山梨県に来たらほうとう鍋

ロープウェイで下ったらお昼ゴハンです。
ロープウェイの係の女性に「ほうとう鍋が美味しい店はどこですか?」と聞いて、彼女のオススメと教えて頂いた「橋本屋」に向かいました。

自転車を店内から見える場所に置かせていただいて安心して食事出来ます。店員さんがとても親切でしたよ。
出てきたほうとう鍋は具材が大きくゴロゴロと入って美味しそうです。
麺も不揃いで店の手打ちらしいです。
赤味噌のツユはアッサリしていて美味しく頂きました。

金櫻神社までプチヒルクライム

食後は金櫻神社(かなざくらじんじゃ)まで約2.5kmのヒルクライムです。
その前に昇仙峡に居る「チャリたぬ君」にご挨拶。少し解りにくい場所に居ましたよ。

金櫻神社は金峰山を御神体とする山岳信仰の神社です。金峰山の山頂に本宮があり、こちらは里宮となるようです。
赤い鳥居が見えてきたら、さらに先の駐車場まで上ります。

駐車場に自転車を置いて社殿に向かいます。山の奥に朱色の美しい社殿が現れて驚きます。
桜の名所でもあるそうなので、春にも来てみたいですね。

荒川ダムでダムカードをもらおう

金櫻神社でUターンして坂を下り、荒川ダムに寄り道です。
ロックフィル型式のダムで、自然と一体化した風情のあるダムです。

管理棟まで行き、ダムカードをもらいました。ここからダム周辺をグルッと一周してもいいですし、そのまま引き返しても良いでしょう。

昇仙峡グリーンラインを下って千代田湖の手前で右折します。
細い道で解りにくいので注意して下さい。

みはらし広場からの富士山

千代田湖から山梨県立武田の杜方面に進むと「みはらし広場」があるので立ち寄ります。
甲府の街並みと富士山が見えるポイントなのでオススメです。

木が生い茂って一瞬富士山が見えない様な感じですが、右の階段を下るとバッチリ見えますよ。

林道片山線を通り竜王駅まで

薄暗くなってしまいましたが、坂の途中から林道片山線に入ります。
もう少し明るければ緑と紅葉が楽しめたかもしれませんが、秋の夕暮れは早いですね。

林道を下ると市街地に出ます。あとは竜王駅まで行きで走ったルートをなぞって終了です。

コース紹介

アクセス
電車:「新宿駅」からJR中央本線で「竜王駅」下車
車:中央自動車道「甲府昭和インター」から約15分

▼昇仙峡
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/

▼昇仙峡ロープウェイ
http://www.shousenkyo-r.jp/

▼橋本屋
https://hashimoto-ya.com/

▼金櫻神社
https://kanazakura-shrin.webnode.jp/

詳細は以下でもご覧いただけます。

竜王駅から昇仙峡沿いを走る36kmコース

まとめ

紅葉が美しい昇仙峡の渓谷道路を走ることができる平日に行ってみて欲しいコースです。
例年の見頃は10月中旬から11月下旬まで楽しめるそうですよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

竜王駅から昇仙峡沿いを走る36kmコース

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秋のサイクリングおすすめコース9選!TABIRINで見つける絶景ライド
秋はサイクリングにぴったりの季節。涼しい風とともに、美しい紅葉や澄んだ景色を楽しむことができます。TABIRINには、日本各地の魅力的なサイクリングコースが豊富に掲載されており、秋の季節におすすめのコースもたくさん...

【熊本県】阿蘇五岳を望みカルデラに広がる風景をめぐる高森町の27km絶景サイクリング《PR》

【熊本県】阿蘇五岳を望みカルデラに広がる風景をめぐる高森町の27km絶景サイクリング《PR》

熊本県が世界に誇る阿蘇の大自然。その絶景をめぐるとなれば厳しいイメージですが、Eバイクを使えば上級者だけでなく幅広い層がサイクリングを楽しむことができます。
サイクルガレージの設置などサイクリストフレンドリーに向けた取り組みをする熊本県高森町の27km絶景サイクリングをご紹介します。

高森町とは

『野の花と風薫る郷』高森町(たかもりまち)は、阿蘇五岳の南東部に位置し、西側は阿蘇カルデラの内部、東側は外輪山の外側で、北東は大分県、南東は宮崎県に接しています。
美しい草原景観、豊かな環境を生み出す水の源、神秘な時間が流れる神社群などから「日本の美しい村連合」にも加盟している風光明媚な町です。

スタートは「コットンクラブコテージ」のサイクルガレージから

スタートはサイクルガレージがあり、Eバイクのレンタルもできる「コットンクラブコテージ」。

サイクルガレージは、高森町が「サイクリストにやさしい町」を目指し、自転車の保管・整備が容易にできるよう、宿泊施設9軒に設置しています。


サイクルガレージで準備を整えてサイクリングスタート。

九十九曲フォトスポット

まずはコットンクラブから約6km走り、九十九曲(くじゅうくまがり)高森自然公園へ。

ここから九十九折の坂(平均勾配5.4%)を1.4km上り「九十九曲フォトスポット」へ。

阿蘇岳とカルデラに広がる高森の街並みを望む絶景が広がっています。
この九十九曲は桜の名所としても知られていて、春には満開の桜が連なる絶景を見下ろすことができます。また自動車では駐車の心配がありますが、自転車では桜並木の下で止まって写真を撮ることもできるは魅力です。


△九十九曲がりの桜の風景(写真提供:高森町)

阿蘇マルキチ醤油と高森市街


登ってきた坂を下って高森市街へ。
創業1870年「阿蘇マルキチ醬油」では、阿蘇の自然湧水の恵みで育まれた伝統的な味噌・醤油だけでなくコラボ商品なども販売されています。


人気の「しょうゆ最中アイス」。しょうゆアイスを片手でも食べられるように最中で挟み、最中の香ばしさにしょうゆアイスが負けないよう「しょうゆジュレ」を加え美味しさを引き立たせています。

高森駅

阿蘇マルキチ醤油から市街地を走り約650mで南阿蘇鉄道の終点駅「高森駅」。

高森駅の駅舎は2023年3月のリニューアルが予定されていて、南阿蘇鉄道は2023年に全線再開も予定されています。
起点の「立野駅」でJR豊肥本線と接続されるのでJR「熊本駅」からのアクセスが便利になります。

期間限定で運行される「トロッコ列車」は人気の観光列車です。

高森殿の杉


高森駅から阿蘇の自然を見ながら約2.3km走ればパワースポット「高森殿(どん)の杉」。

樹齢400年を超え寄りそうようにそびえ立つ1対の杉ですが、雌株はまっすぐ点に向かって幹が伸びているのに対し、雄株は幹から幾つもの枝が四方に伸びています。
大自然の中で、まるで雌株を守るように四方に幹を伸ばす雄株の力強い様は、「縁結びのスポット」と言われる所以を感じさせてくれます。
写真では伝えきれない凛とした空気感を、実際に訪れて感じみてください。

月廻り公園

高森殿の杉から約2.5km、国道265号沿いの「月廻り公園」は、阿蘇五岳(あそごががく)を望む絶景をバックに、自転車と写真が撮れるスポット。

「阿蘇山」は単体の山ではなく根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳などを総称した呼称で、五つの岳を総称して阿蘇五岳と呼ばれます。

△月廻り公園からみた根子岳(写真提供:高森町)

やま康

旅の楽しみ「グルメ」。月廻り公園から約1.2kmで阿蘇の「あか牛」を堪能できる「やま康(やす)」。
1944年和牛として登録された「あか牛」は、肉質は赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。

「あか牛丼 REGULAER」でも十分ボリュームがありますが、人気の「あか牛丼MEGA」はさらにボリューム満点。

高森天空展望所

あか牛丼でエネルギーチャージして、約5km坂を登り「高森天空展望所」へ。九十九曲とは違った平均勾配約6.3%の坂道もEバイクを使えば難なく登れます。

ススキが広がる山道を登り切った「高森天空展望所」。入口の柵を開けて展望所へ向かいます。


九十九曲展望台とは違った阿蘇の絶景がひろがっています。上ってきた道を見下ろしながらの絶景は達成感がありますね。

坂を下り約5.5kmでコットンクラブコテージに戻ります。

ここからの風景がモデルになったのかどうかは定かではありませんが、コットンクラブ近くから望む根子岳は、天然水のペットボトルパッケージととても良く似ています。

サイクルガレージに自転車を収納してサイクリング終了です。

草部吉見神社

足に自信がある方や、時間に余裕のかる方には、九十九曲フォトスポットから約12km、山間の風景を楽しみながら走って「草部吉見(くさかべよしみ)神社」もおすすめ。

階段の下に社殿がある「日本三大下り宮」の一つで、木々に囲まれた静かな境内は神秘的な空気が流れています。

「日本三大下り宮」は、草部吉見神社(熊本県)、一之宮貫前神社(群馬県)、鵜戸神宮(宮崎県)です。

宿泊は高森町の宿泊施設で


高森町にはサイクルガレージを併設した宿が9軒のほか、ホテルやペンションなどが充実しています。
食事はレストランで高森町のグルメを堪能し、夜は静かな高原の宿で早く寝て、朝は美味しいコーヒーをいただく。そんな旅を堪能できます。

コース紹介


距離:約27km 獲得標高:567m( 草部吉見神社まで足を延ばせば、距離約51km 獲得標高:1017m)

高森町までのアクセス
熊本空港から高森駅まで、約31km(クルマで約40分)。
南阿蘇鉄道が全線再開すれば、JR熊本駅から豊肥本線(立野駅経由)南阿蘇鉄道で行くことができます。

▼サイクルガレージ
https://asotakamori-kanko.com/cyclegarage/

▼高森町観光
https://asotakamori-kanko.com/

▼南阿蘇鉄道
https://www.mt-torokko.com/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

高森町絶景めぐり

まとめ

阿蘇五岳の風景が広がる街から、坂を登って目にした世界的にも非常にめずらしいカルデラに街が広がる風景は、今まで抱いていた「阿蘇」のイメージとは異なる感動がありました。
神秘的な神社や高森殿の杉の力強さにはパワーを感じることもできました。
「高森町」は、熊本空港からアクセスが良いので、九州のみならず、都心や関西から1泊2日でも行けるのが魅力。
季節によって様々な表情を見せてくれるので、何度も訪れるとその季節ならではの風景を楽しむことができます。
Eバイクをレンタルすれば、初心者の方でも坂を登ることができるので、「自転車」を使って、阿蘇ならではのグルメや、素晴らしい空気感を五感で感じてみてください。

執筆・撮影:HANADA

広告主:サイクルツーリズムの創出による 南阿蘇鉄道沿線の観光客増加と地域の賑わいづくりプロジェクト実行委員会

 

【群馬県】赤城山周辺の1周120kmルートのおすすめスポットとグルメを紹介!《PR》

【群馬県】赤城山周辺の1周120kmルートのおすすめスポットとグルメを紹介!《PR》

JR前橋駅を起点として赤城山周辺を時計回りでグルッと1周するルートと、その周辺の見所を紹介します。脚力に自信がある人は1日で巡ってもヨシ、ゆっくりと観光しつつ巡りたいという場合は、老神温泉に1泊してもヨシです。
紹介するルートは山間部も走るロングライドなので、事前に補給食やスマホの充電器・ライトの準備を忘れずに!

JR前橋駅をスタート(前橋市)

スタート地点のJR前橋駅近くにはジャイアントストア前橋店があり、ロードバイク・クロスバイクのレンタルも可能です。
前橋観光コンベンション協会が運営する「AKAGI e-Bike」では、e-Bikeのレンタルもできます。

街中を北上し、広瀬川に出たら橋を渡り左折します。川沿いの道を走り、前橋市中央児童遊園るなぱあくと臨江閣の間をぬけ県道10号に出ます。

臨江閣は近代和風の木造建築で、国指定の重要文化財です。入場無料で観光施設としてだけではなく、茶会会場・展示会場・イベント会場として使用されていたり、MVなどのロケ地にもなっています。

利根川サイクリングロードで北上

中央大橋で利根川を渡り、利根川サイクリングロードに入ります。
中央大橋の車道は自転車通行禁止なので、渡る場合は、歩行者自転車専用橋があるのでそちらを通ります。

利根川自転車道に下りると対岸に立派な群馬県庁舎が見えます。

川沿いのサイクリングロードには桜並木が何ヶ所もあります。3月下旬には見頃になるので桜のタイミングを見て走りに来てみてください。

途中の開けた場所から、これから周辺を巡る赤城山がクッキリ見えます。

スタートして約10km地点に、道の駅よしおか温泉があります。
売店や食事処・無料足湯もあり休憩ポイントに良いですよ。日帰り温泉センターのリバートピア吉岡が隣接しています。

さらに北上して国道353号とJRの鉄橋が見えてきた所の「大正橋」でサイクリングロードは終了。
国道17号に出て吾妻新橋を渡った先で左折し、細い路地に入ります。

白井宿と道の駅こもち(渋川市)

白井宿を走っていると、中央に約820mの堰があり、8ヶ所のつるべ井戸や石造物が点在しています。例年4月下旬から5月上旬には、八重桜が咲いて美しいですよ。

土蔵造りの建物も残り、江戸時代からの町並みを感じる事ができます。古民家を改装したカフェもあるので、気になる人は立ち寄ってみては。

静かな白井宿と国道17号の間に、道の駅こもちがあります。
国道17号沿いということもあり、いつも賑わっている道の駅です。
スタートして約20km地点ですが、このあとは飲食店が少ない高原エリアに入るので、軽く何かを食べておいた方が良いかもしれません。名物のカツ丼・赤城牛メンチ・赤城牛男爵コロッケなどあり休憩に楽しい道の駅です。
道の駅の裏手には「かわづ桜の丘白井」があり、3月中旬頃見頃になります。

補給にピッタリ赤城田舎まんじゅう(渋川市)

国道17号を渡ると、一気に坂を下って利根川の先の上越線まで進みます。
上越線に沿うように北上すると敷島駅に到着。駅前にある荒井商店で、名物の赤城田舎まんじゅうを購入しましょう。

小ぶりで甘すぎない餡子が絶品で補給食にもピッタリです。他にも季節のフルーツ餅やどら焼きが人気。夏にはアイスクリームどら焼きも販売しています!

見晴らしの良い広域農道を走る

敷島駅前から県道157号に入り、いよいよ本格的な上りに入っていきます。
沼尾川に沿って走っていると、目の前に関越自動車道の橋脚が見えてきます。川沿いにそびえる岸壁と相まって迫力ある景色です。

九十九折りの道を上ると、視界が開けて先ほど下をくぐった関越自動車道が眼下に小さく見えました。いつの間にか結構上っている事が実感できます。関越自動車道の奥には榛名山の山々や浅間山が一望出来ます。

昭和の森ゴルフ場を抜けると左右に畑が広がる景色に変わります。

開けた場所にある松ノ木ビューポイントからは、四季折々の景観を楽しめます。

道の駅あぐりーむ昭和で大休憩(昭和村)

利根沼田望郷ラインを進み、真っ直ぐな道を少し下ると道の駅あぐりーむ昭和に到着。

農産直売所・天然温泉足湯・お食事処がそろった大きな道の駅です。LACTUCAという店で食べられる、昭和村の新鮮な野菜とそば粉で作ったクレープが人気です。

他にも2022年にオープンしたムラノナカ珈琲では、群馬県で人気の珈琲焙煎店の豆を使用した本格的な珈琲や、自社農園のイチゴを使用したスイーツも期間限定で提供しています。写真は、スペシャルいちごパフェ・いちごパフェ(季節限定販売3月〜5月頃までで、生育状況により変更あり)。

天然温泉足湯の施設も、雨が降っても大丈夫な室内型となっていて、足湯に浸かりながらゴロリと寝転べるのが最高。

道の駅でもクロスバイクやe-Bike、ジュニアサイクルの貸出もしています。

ゆっくりと休憩した後は、利根沼田望郷ラインで北上します。
広大に開けた大地を走る事ができるのも、日本有数の河岸段丘がある群馬県だからこそ。

貝野瀬ビューポイントの周辺の望郷ラインからは、谷川岳や武尊山などの山々の景色が望めます。雄大な山々の景色には感動間違い無しです。

夏になると畑に野菜が実り、青々した畑の姿に様変わりします。

ググッと坂を下り片品川に出て輪組大橋の丁字路で望郷ラインから離脱します。
ちょうどこの辺りが赤城山1周ルートの最北端で中間地点となります。2日に分けてゆっくりと巡りたい場合、ここから北上して老神温泉で1泊するという選択もあります。

1日で巡る!という場合は、もう半分頑張りましょう。

かやぶき屋根が立派な南郷の曲屋(沼田市)

沼田市の重要文化財に指定されている南郷の曲屋(旧鈴木家住宅)に立ち寄ってみましょう。

かつて、この地域に熊野神社を建設するため神官として来村し、代々名主を努めた鈴木家の旧家屋です。かやぶき屋根の曲家民家の縁側で休憩をしたり、足湯で疲れをいやすことも可能です。併設して、日帰り温泉施設と食事処、農林産物直売所もあります。

山越えルートを淡々と走る

南郷の曲屋を過ぎると、しばらく店が無くなるのでドリンクなどを用意しておきましょう。
県道62号沼田大間々線を走ります。前半の望郷ラインの広域農道エリアと違い、木々の多い山道という感じになります。路面も荒れてくるので気を付けて走行しましょう。

沼田市と桐生市の境が上りのピークで、あとは長い下り坂に入ります。
坂の途中には長いトンネルがいくつかあるので、前後のライトを点灯させておきましょう。
岩下大橋の上から栗生山周辺の景色を眺められます。


沼田市から坂を上り桐生市に入るまで、ほとんど店がないので、目の前にログハウスのレストランが見えたら入店しない訳にはいきません。一軒家レストラン「ろぐてい」では、パスタ・ピザ・グラタンが美味しいと人気の店です。

赤城豆腐すみれ屋でひと休み(桐生市)

旧黒保根村(現桐生市)は、全国に先駆けて「水源村」を宣言した地。おいしい赤城原水をつかった大豆の旨みを贅沢に感じられる赤城豆腐すみれ屋に立ち寄ります。デザート豆腐として提供するチーズ豆腐や豆腐アイスクリームなどが店の敷地で食べられますよ。

里山の景色に癒やされる

黒保根町の清水つつじ街道を走り、常鑑寺へ。

境内にある梵鐘は、下野国佐野の有名な鋳物師によって作られました。聖観音の座像など美術的に価値の高い梵鐘とされています。なんと、自由に撞く事が出来るので、記念に撞いておきましょう。

国道122号に出たら、すぐに県道257号に入ります。
県道257号に入る途中にある水沼駅には、9種300本の桜が植えられ、3月中旬の河津桜を皮切りに次々と桜が咲き誇ります。
鉄道と桜の写真を撮影しようと、多くの人が訪れる人気の駅です。(ソメイヨシノの見頃は4月上旬)

県道257号は少し路面が荒れていますが、車通りが少なく、木々の間から渡良瀬川とわたらせ渓谷鐵道を眺めることが出来ます。

大間々駅周辺を散策してみよう(みどり市)

小さなトンネルを抜けると貴船神社に出ます。
956年に京都の貴船神社の分霊を祀って、雨と五穀豊穣を祈ったのがはじまりで地元に愛されている神社です。群馬有数のパワースポットとしても有名です。他にも「水みくじ」も有名で、水に濡らすと文字が浮かび上がってくるのが面白いですよ。

渡良瀬川を渡り、わたらせ渓谷鐵道沿いの道を走ります。この辺りは高津戸峡と呼ばれ新緑や紅葉が美しい人気スポットです。川に架かる「はねたき橋」から「関東の耶馬溪」と讃えられる景色です。

大間々駅周辺には、みどり市大間々博物館(コノドント館)や岡直三郎商店など歴史的建造物が建ち並ぶエリア。のんびり散策してみるのが良いでしょう。
大間々駅の隣には、引退した開業当時の車両が保存展示されていますし、駅に停車している車両を近くで見ることができます。

江戸時代から続く醤油蔵の岡直三郎商店は、こだわりの木桶仕込み天然醸造しょうゆのほか、卵かけご飯専用醤油や、顆粒状のしょうゆスパイス、SHOUYUSCOなる辛味調味料など醤油の可能性を追求し、販売しています。

店内で販売している醤油ソフトクリームは、ほんのり醤油の風味と香ばしさを感じる癖になる一品です。他にもバニラソフトに醤油をたらして味わうアレンジも楽しめます。

国道353号に入り、群馬県立ぐんま昆虫の森手前で左折。緩やかに南下していきます。

川歴史民俗資料館&膳城跡公園近くにある後閑養鶏園では、採りたてたまごの販売のほか、卵を使ったさまざまな加工品を販売する直売所があります。

中でも3種類のプリンが人気で、希少な初生み有精卵の黄卵をたっぷり、生クリームで濃厚に仕上げられ、あえてカラメルを入れないというこだわりの「ちよたまぷりん」は絶品。とろける食感のなめらかプリン、昔ながらのしっかり固めのカスタードプリンそれぞれファンがいるそうです。

上毛電鉄の膳駅近くにある手作りにこだわったアットホームな太田食堂には、お昼時には地元のファンがこぞって訪れます。回転が速くさほど待たずに入店できるのが素晴らしい。

盛りのいい同店だが、揚げ物が軽やかと人気。変わり種ご当地メニューはかつカレーラーメン。ランチ営業は14時までなので、食べたい人はお早めに。

赤城山全体が見渡せる写真スポット

上毛電鉄を渡り、南下します。粕川を渡りさらに南下。まっすぐ延びた道を進み、突き当たった丘で後ろを振り返ると、視界いっぱいの赤城山が見えて感動します。

赤城山周辺を走っていたら、ここで記念撮影を撮りたくなること間違い無し。

大室公園で古墳を見学(前橋市)

ルートの最南端にある日本キャンパック大室公園に到着。
公園の見所に大室古墳群があり、JRのテレビCMでもロケ地になりました。
中二子古墳は大室古墳群最大の前方後円墳で、周囲に埴輪が飾られているのがインパクト大です。

前二子古墳は石室に入ることも出来ますよ。

3月下旬〜4月上旬には園内に桜が咲き、隠れたお花見スポットとして人気だとか。桜を楽しみながら園内を散策できます。

産泰神社を参拝(前橋市)

大室公園から西に移動すると、産泰神社に到着。

安産祈願に御利益があるそうですが、他にも運気上昇や仕事の業績向上のお守りもあるので参拝してみては。

サイクルトレインで中央前橋駅へ

上毛電気鉄道の大胡駅から、サイクルトレインを利用して中央前橋まで移動します。

南麓側にあるこの路線が心強いのは、自転車を輪行袋に入れずにそのまま車内に持ち込めるサイクルトレインであるという事!乗りたくなった駅からサッと乗る事が出来るのが嬉しい所です。

中央前橋駅で下車したら、あとはJR前橋駅まで走ってゴールです。

車で来たら道の駅スタートがオススメ

車でお越しの方はマップに記載の「道の駅赤城の恵」や、新しく3月21日にオープンする「道の駅まえばし赤城」を利用して巡るのがオススメ。ロングライドの後に、道の駅の日帰り温泉で疲れを癒やして帰る事ができるので最高ですね。

コース紹介


▼赤城山サイクリングマップ
https://tabi-rin.com/archives/map/54957

▼道の駅あぐりーむ昭和
https://agream-showa.jp/

▼日本キャンパック大室公園
https://www.maebashi-cvb.com/spot/1010

▼産泰神社
https://www.santai-jinja.jp/

▼道の駅まえばし赤城(2023年3月21日オープン予定)
https://maebashi-akagi.jp/

まとめ

赤城山1周ルートは約120kmのロングルートでハードだと思いますが、その道中の見所を参考に、自分の脚力と相談しつつ走れるルートを楽しんでいただければと思います。
道の駅に車で来て走ったり、サイクルトレインを利用して美味しいとこ取りで楽しんでみるのもありですね。

執筆:小曽根 彩
広告主:前橋観光コンベンション協会

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【秋田県】なまはげで知られる男鹿半島の、海と山の絶景をめぐる1泊2日80kmサイクリング《PR》

【秋田県】なまはげで知られる男鹿半島の、海と山の絶景をめぐる1泊2日80kmサイクリング《PR》

東北の美しい海岸沿いと山からの風光明媚な景色を楽しめる秋田県男鹿市。首都圏や関西から1泊2日で行ける、なまはげの里・男鹿半島を巡る約80kmサイクリングをご紹介。

男鹿半島とは

秋田県の北西部、日本海に突き出た「男鹿半島」のつけ根に立座ずる寒風山(かんぷうざん)は、低山ながら活火山です。
南の秋田市と北の能代市から沿岸州が伸び出し、砂が堆積して島だった男鹿が陸続きとなり、「男鹿半島」になりました。
半島部の大半は男鹿市に属していて、古くから「なまはげ」が有名な地として知られています。
男鹿市の玄関となる男鹿駅は、JR男鹿線の終点駅。

羽田空港7:45発(伊丹空港 8:05発)のフライトを利用すれば、秋田空港<空港連絡バス>秋田駅<JR男鹿線>と乗り継いで、11:32に着くことができます。
鉄道利用の場合、6:32東京駅発新幹線こまち~秋田駅乗り換えで11:32男鹿駅着。

サイクリングの拠点「男鹿自転舎」


男鹿駅から徒歩1分、ホテル諸井の1階にサイクリングの拠点となる「男鹿自転舎」があります。
ここでは、ロードバイクやEバイクのレンタサイクルが利用できます。

ヘルメットのレンタルや、施設内に男鹿市内のサイクリングマップもあり、要望に応じたコースの紹介もしてもらえます。
初心者の方には、乗り方のアドバイスやポジショニング、コース内の注意点なども丁寧に教えてもらえるので安心です。
レンタルの手続きをして、まずは駅の南側にある道の駅おが『なまはげの里オガーレ』で昼食。

道の駅おが『なまはげの里オガーレ』には、男鹿の観光情報や物産販売、飲食店などがあります。
「東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン」という名のお店でランチタイム。

男鹿名物のしょっつる焼きそば(サラダ・味噌汁付き 1,180円)。
しょっつるとは、日本三大魚醤のひとつで古くから続く秋田の名産です。
食事を終えて12:30、サイクリングスタート。

日本海を望む西海岸

日本海沿いの道が続く「おが潮風街道」と呼ばれる県道59号を走ります。

道の駅から約5kmの鵜ノ崎(うのさき)海岸は、約1.5km続く海岸線のすばらしい景色から、「日本の渚100選」に選定されています。

干潮時には海底の岩肌が露出するくらいの浅瀬が連なり、穏やかな天気の時には鏡のような水面に反射した美しい風景を撮ることができ、SNSでも人気が高まっています。

鵜ノ崎海岸からさらに海岸沿いを走れば「ゴジラ岩」。

門前地区の潮瀬崎(しおせざき)と呼ばれる磯場にある岩が、西の空に向かって今にも火を噴きそうに見えることから「ゴジラ岩」と呼ばれています。
夕日が美しい時間帯には、このような写真を撮ることができます。

ゴジラ岩から700mほどに「なまはげ立像」があります。

半島内にはいたるところになまはげの立像があり、ここ門前地区の迫力ある立像は高さ9.99m。近くにある五社堂の石段999段にちなんでいます。

ここまでは比較的勾配の少ない道のりでしたが、ここからは半島サイクリングを実感できる坂道が続きます。
なまはげ立像から900mほど坂を上った五社堂の入り口ではもうこんな風景。

そして、約12km美しい景色と坂道を堪能して、戸賀湾展望公園でひと休み。


ここから坂を下りれば「男鹿水族館GAO」。そして戸賀湾沿いを走って再び坂道を上り「男鹿温泉郷」を目指します。

男鹿温泉郷

古くから続く温泉街の入り口では、なまはげ立像がお出迎え。

男鹿温泉交流館五風(ごふう)では、Eバイクのバッテリー充電も可能です。バッテリー残量に不安のある人は営業時間内にバッテリー充電がおすすめです。

ちなみにEバイクのモードは4段階で、ここまで距離約33km、獲得標高:647mの道のりを、下の2モード(Economy/Touring)中心で走ってきたので、まだバッテリーは充分残っています。

宿泊した温泉宿は、自転車を館内に保管させてくれました。

海の成分に似た塩分を含んだ茶褐色のお湯が特徴の温泉につかり、男鹿の海の幸を堪能し、のんびりと男鹿の夜を過ごします。

北緯40度線上の入道崎

2日目の朝は8:30スタート。半島の先端にある入道崎を目指して時計回りに走ります。

ここでも早速、坂道がお出迎え。

坂を上りきれば、遮るものがない道を海に向かって爽快に走ることができる絶景が「入道崎」まで続きます。

入道崎は、男鹿半島の西北端、北緯40度線上の絶景で、「日本の灯台50選」に選ばれる入道埼灯台は、わずか16か所しかない「登れる」灯台のひとつです。

なまはげライン

入道崎から半島北部を走り、男鹿温泉郷を抜けたら「なまはげライン」で半島の内陸部を走ります。

海沿いとは違った男鹿の里山風景が続くこの「なまはげライン」は、約11kmを6%勾配の上り下りがいくつも続くので、結構走りごたえがあります。

世界三景 寒風山

なまはげラインから目指すは「寒風山」。約5km平均勾配6%を超える寒風山パノラマラインを上ります。

全国にも類を見ない珍しい地形の山として知られる寒風山。

寒風山回転展望台から、男鹿半島や八郎潟を見下ろす360度のパノラマ風景は、まさに「世界三景」と称されるに相応しい絶景。


新緑季節には緑の草原が美しい景色になり、7月中旬から下旬は「やまゆりの群生地」の風景を楽しめます。

国道101号からOGAマリンパーク

寒風山から坂を下りて国道101号へ。国道101号の生鼻崎トンネル(男鹿駅方面)の入口には「赤なまはげ」(反対側車線には「青なまはげ」〕がペイントされています。

自転車では、このトンネルの歩道を走行するのがおすすめです。トンネルを抜けると明るいアーチをくぐり、美しい海岸沿いへと続きます。(自動車レーンを走行すれば途中歩道へは入れません。)

トンネルから一つめの交差点を左折して「男鹿海鮮市場」へ。男鹿半島の新鮮な海の幸が豊富に取り揃えられている「男鹿海鮮市場」。
季節ごとに旬の海の幸が並び、市場内のお食事処では新鮮な魚介類を使った料理が食べられます。

▲海鮮丼(1600円)

男鹿海鮮市場の後はOGAマリンパークへ。海沿いの公園から寒風山が望めます。

そして旅の最後は、道の駅おが『なまはげの里オガーレ』でスイーツタイム。

「おがジェラート」の、秋田のお米「サキホコレ」を使ったジェラートは、お米を炒った香ばしい風味の味わいです。

Eバイクの走行レポート

男鹿駅を過ぎて、男鹿自転舎で自転車を返却し、13:30サイクリング終了。
2日で総距離80.5km、獲得標高1102mを走って、バッテリー残量はご覧の通り。

1日目の西海岸エリアや、2日目のなまはげライン~寒風山へのヒルクライムは、健脚な上級者には楽しめるコースですが、坂が苦手な方にはちょっとハードなコースです。
しかし、Eバイクならしっかり踏み込んだペダルをアシストしてくれるので、男鹿半島の坂道を、十分に楽しみながら走ることができました。

首都圏・関西圏への帰路

帰路は、男鹿駅13:54発の男鹿線に乗れば羽田空港17:55着で帰れます。(伊丹空港利用は、男鹿駅13:54発~伊丹空港19:55着)。
鉄道利用なら、男鹿駅13:54発~秋田駅で新幹線こまちへ乗り換えで19:04東京駅着。

コース紹介


総距離:80.5km 獲得標高:1102m
1日目 / 距離:33km 獲得標高:647m
2日目 / 距離:47km 獲得標高:455m

男鹿自転舎から半日で、海岸沿いをのんびり楽しみたい方は、なまはげ立像の往復。
ヒルクライムを楽しみたい方は、寒風山へのルートもおすすめです。

▼男鹿市観光情報サイト「男鹿ナビ」
https://oganavi.com/

▼男鹿自転舎(12月~2月は冬季休業)
https://ogajitensha.studio.site/

▼道の駅おが なまはげの里オガーレ
https://michinoekioga.co.jp/

まとめ

起伏の少ない海岸沿いの景色から、雄太な日本海を望む西海岸。宿では温泉と秋田のグルメを堪能し、翌日は男鹿の里山から世界三景を誇る絶景をめぐる男鹿半島サイクリング。

サイクリングスタイルによって選べるレンタサイクルは、ロードバイクとEバイクがあるのでレベルやスキルの違う仲間とも一緒に走ることが可能です。

1泊2日で行けるアクセスの良さも魅力の男鹿半島の風景は、季節や時間帯によって表情が変わるので、ぜひ何度も訪れて楽しんでください。

執筆 : HANADA
広告主:(一社)男鹿市観光協会 DMO推進室

男鹿半島一周コース掲載中

JR男鹿駅近く男鹿自転舎から、美しい半島の西海岸を走って男鹿温泉郷で1泊。2日目は里山を走る”なまはげライン”から風光明媚な寒風山をめぐる、約80kmの「なまはげの里男鹿半島1周」サイクリングコース。

男鹿半島一周

【熊本県】新千円札の肖像に決まった北里柴三郎博士出身小国町で廃線跡と絶景ファームロードを走る30kmのサイクリング

【熊本県】新千円札の肖像に決まった北里柴三郎博士出身小国町で廃線跡と絶景ファームロードを走る30kmのサイクリング

2024年に新千円札の肖像となる北里柴三郎博士の出身地・小国町を走ります。小国町には昔、大分県恵良駅から熊本県肥後小国駅を繋ぐ国鉄宮原(みやのはる)線が走っていました。
昭和59年に廃線となった国鉄跡が、現在は道の駅小国ゆうステーション(旧肥後小国駅跡)から北里駅跡までの約4kmが遊歩道として整備されています。さらに小国広域農道のファームロードでは、絶景が楽しめます。

道の駅小国からスタート

スタート地点の道の駅小国は、全面総ミラーガラス張りの近代的な建物が特徴的。隣接するインフォメーションセンター「ASOおぐに観光協会」では観光案内やレンタサイクルもあります。

道の駅を出てすぐに旧国鉄宮原線遊歩道入口があります。
少し解りにくいので注意しましょう。線路のレールはありませんが、真っ直ぐに伸びた道が線路跡の雰囲気を感じさせます。

約4kmのグラベルが続く遊歩道

スタートしてすぐに暗いトンネルが現れます。昼間でも先が見えない程ですが、照明スイッチがあるので安心です。出口で照明を切るのを忘れずに!

トンネルの中は大きめの石がゴロゴロしているので、安全のため押し歩きします。
旧宮原線廃線跡での怪我や事故は自己責任で楽しみましょう。歩行者が居る場合は歩行者優先です。

竹筋橋の幸野川橋梁

比較的フラットな未舗装路なのでグラベルライドに自信がない人も比較的安心して走る事ができます。少し走ると大きなアーチ橋が見えてきました。戦時中、鉄不足だったため竹を組み鉄筋の代わりにしたと言われる「幸野川橋梁」。全国的にも竹筋橋は珍しいそうです。見た感じ普通のコンクリート橋にしか見えません!

橋の上は柵が設置されて安心して渡れます。橋の上から見る田園風景が牧歌的です。

木々のトンネルが続く廃線跡は静かで気持ちが良いですよ。あまり大きな石もなく踏み固められたグラベルなので景色を楽しむ余裕も出てきました。

2つ目の北里トンネルを抜けると、未舗装路は終了して一般道に出ます。

新千円札に描かれる北里柴三郎の記念館

2024年度にデザインが一新予定の紙幣の千円札に採用された北里柴三郎博士は小国町出身で、破傷風菌などの研究で世界的に有名な細菌学者です。
北里柴三郎博士が寄贈した北里文庫(図書館)を改修した北里柴三郎記念館で、次の千円札の顔となる博士について学んでみましょう。

透かし模様の部分が顔ハメパネルになっています。

博士が私財を投じて故郷の青少年に贈った北里文庫は、木造西洋建築で文字が可愛らしい。

小国杉の大木から出来た貴賓館も入って見学出来ます。
2階のテラスからは玖珠富士と呼ばれる「涌蓋山(わいたさん)」が見えます。

ここにも顔ハメパネルがあります。研究している風景でしょうか。

隣の敷地に、新しくデジタル展示施設も建設中でしたよ。

個性的なデザインの木魂館(もっこんかん)

北里柴三郎博士の「学習と交流」を繋げる目的に建設された研修交流施設の木魂館は、小国町の杉をふんだんに使用された個性的な施設です。宿泊やキャンプができます。他にもお食事処や立ち寄り湯の「博士の湯」などもあります。

列車が走らない駅に北里森のキオスク

旧国鉄宮原線配線跡遊歩道の終点が旧北里駅です。

旧北里駅のホーム跡がある敷地に「北里森のキオスク」という売店があります。地元のお年寄りが自分たちで資金を出し、野菜や加工品を販売しています。あまり周辺に店がないので、こういう直売所はありがたいですね。

2つの橋梁を同時に眺められる

ホタルの里温泉近くにある堂山橋梁と汐井川橋梁は、隣接していて同時に見る事ができます。棚田が広がる景色の中に2つの橋梁が並び、絵になります。

堂山橋梁のアーチをくぐって北里川沿いに走ります。
目の前にファームロードの高い橋脚が見えてきます。グルッと迂回して上に上ります。

広域農道ファームロードを走る

ファームロードに入ると、道が広く見晴らしが良くなります。
比較的車は少ないですが、オートバイが多いのでカーブなどでは注意して走行しましょう。

程よいアップダウンを走ると牧草地の様な場所に出ます。途中に東屋とベンチがある展望所もあり、休憩にちょうどいいですね。

ファームロードは山を繋ぐ道なのでアップダウンが続きます。

大きく道がカーブした場所に蕎麦屋「和の花」の看板が出ていたので立ち寄ります。
駐車場には車とオートバイがたくさん駐車していて人気店なのが伺えます。

鶏の地獄蒸しが名物

古民家風の建物で、店内も広く落ち着いた雰囲気です。囲炉裏席やテラス席など、席数は多いです。

人気の「鶏の地獄蒸し」と「もりそば」がセットになった和御膳を注文しました。
地獄蒸しとは恐ろしいネーミングですが、近くの禿の湯温泉で2時間かけて蒸し上げた鶏肉料理の事だそうで…どんな味なのかワクワクします。

タレと塩の2種類から選ぶことができるので、塩にしました。箸でホロホロほぐせる柔らかさで、くさみがない美味しい蒸し鶏です。大きいので食べきれるかと心配でしたが、ペロッとたいらげました。

夫婦滝と弁財天滝

蕎麦屋を出て、しばらく走ると小国町から南小国町に入り、ファームロードは終了です。

国道442号に出て右折すると、すぐに夫婦滝の看板が見えてきます。

小田川と田の原川の合流する地点にある2つの滝で、左右に並んでいる姿で夫婦滝という事。縁結びの滝としても有名で、至る所にハートの絵馬が結ばれていました。

国道442号から県道40号方面に進み、走っていると楕円形のカーブミラーがありました。あまり他で見たことが無いので面白い。

満願寺川を渡る橋の上からも弁財天滝を見る事が出来ます。うっかり通過してしまわないように注意して下さい。

竹の熊の大ケヤキ

県道40号の藁葺き屋根が可愛い荒倉バス停付近で、志賀瀬川を渡ります。

昔ながらの集落を抜ける細い道を走ると「竹の熊の大ケヤキ」があります。樹齢千年を超える西日本最大のケヤキです。想像以上の大きさで、近くで見るとパワーを感じますよ。

八女茶が美味しいTea room 茶のこ

南小国郵便局がある交差点で右折し、志賀瀬川沿いの「Tea room 茶のこ」に立ち寄ります。

サイクリストのオーナー夫婦が経営する雑貨店&カフェは、サイクリストに人気で、遠方から訪れる人も多いようです。店先にはサイクルラックもあります。

私が訪れた時は満席で少し待ちましたが、雑貨販売コーナーを見ていると待ち時間も苦になりませんでした。

店名が付いた「お茶のこセット」をいただきます。
人気メニューの自家製杏仁豆腐と八女市星野村の冷たいお茶がセット。杏仁豆腐はほどよい甘さで、八女茶は渋みの無い甘い旨味が感じられて身体にすっと染み渡ります。

小国郷の福運三社めぐり

小国町内で「福運三社参り」というスタンプラリーを開催しているとネットで見たので楽しみにしていたのですが、そのイベントは終了していました!残念です。
それでも「小国両神社」「けやき水源」「鏡ヶ池」の三社をめぐり金運UPして帰ろうと思います。

小国両神社は小国郷を開拓した神様を祀った神社です。参拝者が富くじで一等を当てた事から「千両・万両の神様」とも呼ばれています。
神門をくぐると三神杉という巨木がそびえています。他にも御利益がある狛犬や小さな神様が並びパワーが貰えそうな感じがします。

けやき水源は樹齢1000年とも伝わるけやきの根元から湧水しており、くまもと景観賞「水と緑の景観賞」に選ばれています。昔、地元の男がここで身を清めてから小国両神社で参拝したところ、富くじを当てたという伝説があります。

鏡ヶ池は平安時代の悲恋伝説が残る池ですが、今では池にコインを投げ入れ恋人との再会を願う恋愛成就スポットになっています。

池の底には伝説に基づいてレプリカの鏡が沈んでいるので覗いてみて下さい。

道の駅小国に戻ってゴール

杖立川沿いの町並みを眺めつつ小国町役場の前を通ると「祝!北里柴三郎博士が新紙幣千円札肖像画採用」という垂れ幕がありました。新札が出回ったら、小国町も賑わいそうですね。そのまま道の駅小国に向かい、ゴールです。

コース紹介

▼旧国鉄宮原線ウォーキング
https://www.town.kumamoto-oguni.lg.jp/q/aview/145/269.html

▼和の花
http://wanohana.chu.jp/

▼Tea room 茶のこ
https://chanoko.net/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

熊本県廃線跡

まとめ

新千円札の肖像画に採用された北里柴三郎博士が生まれ育った小国町を感じる事ができるライドでした。鉄道遺構と水源の里の絶景を楽しめるオススメルートですよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【埼玉県】約4年ぶりに開通した定峰峠と林道丸山線を走って丸山までハイクする40kmのサイクリング

【埼玉県】約4年ぶりに開通した定峰峠と林道丸山線を走って丸山までハイクする40kmのサイクリング

2019年の台風以降、通行止めになっていた県道11号の定峰峠秩父側と奥武蔵グリーンラインの大野峠と秩父を結ぶ林道丸山線が開通しました。秩父に行くにも秩父から戻るにも、なにかと便利な道だったので念願の開通です。
林道丸山線の途中から少し歩けば丸山山頂からの絶景を楽しむ事ができますよ。

西武秩父駅からスタート

朝早くから登山客や観光客で賑わう西武秩父駅からスタートします。2023年3月から西武鉄道では土休日運行のS-TRAINでサイクルトレインを利用出来るようになりました。池袋から1本で到着する西武秩父駅はサイクリストに人気の駅です。

まずは踏切を渡り駅の反対側に出て、修繕工事が終わった旧秩父橋を見に行きます。
県道73号を右折して、国道299号に合流。さらに直進して荒川の手前で右折すると旧秩父橋に到着です。

アニメの聖地「旧秩父橋」

2021年から修繕工事をしていましたが、今年の3月末に工事が終了した旧秩父橋は、タイルの張り替えや花壇やベンチの入れ替えをしてピカピカです。

国道の橋は三代目秩父橋、その間に初代秩父橋の橋脚だけが残っています。
川をのぞくと古い橋脚を見る事ができます。

修繕工事後の旧秩父橋には、秩父が舞台の人気アニメ三部作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ」「空の青さを知る人よ」のデザイン蓋が6枚設置されています。

定峰まんじゅうを買う

県道82号から県道11号に入ってすぐに「坂本屋菓子店」があるので立ち寄ります。店名などが大きく書かれていないので見過ごさないように。

これから上る定峰峠の名前が入った「定峰まんじゅう」と「定峰焼き」があります。今回は定峰焼きが売り切れだったので、定峰まんじゅうを補給食として購入しました。

定峰川沿いに徐々に上っていく県道11号は、空気が少しヒンヤリとしています。

坂の前にジェラート休憩

本格的な上りに入る手前の「ジェラテリアHANA」に寄り道。
緑に囲まれた一軒家カフェで、自家製ジェラートと秩父の食材を使ったピザなどの軽食メニューが楽しめます。
店の一角でオシャレな雑貨を販売する「イニミニアニモArts and Crafts」もあります。

人気の自家製ジェラートは秩父産の素材を中心に日替わりでラインナップしています。
本日の自家製ジェラートから、苺をいただきました。

秩父側から定峰峠へ

秩父市から東秩父村に続く県道11号のピークに定峰峠があります。ジェラテリアHANAから定峰峠までは約6kmで平均勾配は5%ほど。比較的緩やかで走りやすい峠道です。

途中で真新しい道路が出てきました。おそらくここが土砂崩れの場所だったのでしょう。

道路脇には「定峰峠まで○km」という看板があるので、走る目安になります。逆に「まだ○kmもあるのか〜」と思う時もありますが。

定峰峠で定峰まんじゅうを食べる

定峰峠に到着して休憩していると白石峠側からプロチームのさいたまDReVe(ディレーブ)の選手が下って行きました。

ここで上る前に買っておいた「定峰まんじゅう」をいただきます!
薄皮茶まんじゅうで、甘すぎず美味しいです。

林道奈田良線で白石峠

林道奈田良線を走って白石峠に向かいます。定峰峠から鎌北湖までの林道の尾根道が奥武蔵グリーンラインと呼ばれています。(諸説あり)

定峰峠から白石峠までの道は約2.5kmですが、なかなか斜度があるので定峰峠で坂は終わったと油断しているとへこたれます。途中の景色が開けた場所で休みつつ進みます。

白石峠から堂平山まで上る

道が開けた場所に出ると白石峠です。サイクリストの間では聖地と呼ばれる峠で、タイムを競う猛者達が集まる場所でもありますが、私は通り過ぎるだけです。この時も、ときがわ町方面から上って来てタイムを確認する人が数名見かけました。

東屋の横にSNSでよく見かける白石峠と書いた白い石がありました。

白石峠から堂平山まで約2kmの緩やかな上りです。途中の開けた剣ヶ峰駐車場は、パラグライダー離陸場にもなっていて見晴らし最高です。

堂平天文台で絶景ごはん

堂平観測所ドームは1962年(昭和37年)に東京大学東京天文台の観測所として建設され、天文学を支えてきた施設です。その後閉鎖され、ときがわ町に移管後リニューアルされ「星と緑の創造センター」になりました。今でも「星空観望会」などが開かれて利用されています。

少し奥に進むと「堂平山」山頂の碑があります。山頂ではグルッと360度景色を見渡すことが出来て気持ちが良いです。ハイカーやトレランの人がお昼を食べるポイントにもなっていて賑わっています。

堂平天文台の食堂でゴハン

堂平天文台で土・日・祝日限定で豚汁やおにぎりなどの軽食を販売する店が営業しています。天気が悪い日は休みになるそうです、出店情報は「食堂便り」というブログでお知らせしています。

この日は天気が良く来店した人が多かったのか、12時過ぎに豚汁が売り切れました。私はギリギリ買うことが出来ましたが、ここまで来て売り切れだとショックが大きいですよね!
豚汁とおにぎりとお惣菜セットを購入して、ベンチでいただきます。

堂平山からは「ときがわ町」「小川町」「東秩父村」が良く見えます。
東秩父村側はパラグライダー離陸場もあり開けた景色を楽しめる。

大野峠まで奥武蔵グリーンラインを走る

白石峠から奥武蔵グリーンラインを走ります。最初は上りますが、高篠峠の手前から一気に下る。高篠峠は林道が交差する十字路になっていて広々としています。

この先にある大野峠は奥武蔵グリーンラインの中で1番標高が高く850mです。高篠峠からはずっと上りますが最後の上りなので頑張ろう!
大野峠は奥武蔵グリーンラインと林道丸山線が交差した三叉路。峠の標柱と案内看板があるので解りやすい峠です。

林道丸山線も2019年の台風被害にあってから長らく通行止めになっていました。ここも秩父に行くにも秩父から戻るにも便利な林道なので開通して嬉しいです。

林道丸山線は大野峠から寺坂棚田まで約12kmあります。前半は比較的平坦な道を進みます。広葉樹が多いので杉林の道を走るより明るくキラキラして気持ちが良い。

少し走ると真新しいアスファルトが出てきました。ここが長らく通行止めになっていた原因の場所なのでしょうね。

丸山展望広場までプチハイク

埼玉県県民の森の駐車場に自転車を置いて、丸山山頂までプチハイクです。
山頂まで約15分のハイクですが、歩きやすい靴で向かう事を推奨します。

アスファルトの道を進み「丸山山頂」の道標に従って階段を登ります。
その後は普通の登山道になります。道は解りやすく歩きやすいです。

山頂には驚くほど立派な展望台があり、階段を上ると360度見渡せる展望台に出ます。これから下りる秩父の町並みや武甲山がハッキリ見えました。

駐車場まで下りて、林道丸山線を進みます。路面がかなり荒れている個所があるので、注意しながら安全運転で下りましょう。

下り道の途中に、武甲山が木々の間からドーンと見える場所があります。目の前に大きな武甲山が現れると感動しますよ。

寺坂棚田の風景を楽しむ

林道丸山線の後半は、特に路面が荒れているので注意して下さい。
木々が茂る薄暗い林道を抜けると、丸山鉱泉旅館が出てきて寺坂棚田に到着です。
約330枚の田んぼで出来た埼玉県最大級の棚田で、四季折々の景色を楽しめるスポットです。

夏には「かがり火」を点灯するイベントが行われ、秋にはあぜ道を彼岸花が赤く染めます。棚田の先には武甲山があり、その間にあるセメント工場と一緒に写真が撮れるとカメラマンにも人気です。

西武秩父駅でゴール後も満喫

国道299号から国道140号を通り、西武秩父駅にゴール。

西武秩父駅には、西武秩父駅前温泉祭の湯という「祭」をコンセプトにした複合型温泉施設が隣接しているので、ゴールした後も楽しめます。
フードコートで秩父の名物を食べて、物販エリアで秩父土産を購入して、祭の湯で汗を流して帰るというのはいかがでしょうか。

コース紹介

▼アクセス
電車:西武鉄道「池袋駅」から特急ラビュー・レッドアロー号で「西武秩父駅」下車
車:関越自動車道「花園インター」から国道140号で約45分

▼西武鉄道「サイクルトレイン」ご利用案内
https://www.seiburailway.jp/railways/ike_cycletrain/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

定峯峠と林道丸山線

まとめ

4年ぶりに開通した県道と林道を紹介しました。東秩父村と秩父市を行き来するのに便利な道なので、開通を心待ちにしていた人も多いはず。この4年の間に自転車を始めた人にとっては走った事の無い道だと思うので、ぜひ走ってみて欲しいと思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【大分県】日田往還・中津街道を行く中津城までの約56kmサイクリング

【大分県】日田往還・中津街道を行く中津城までの約56kmサイクリング

日田往還とは、日田市を拠点に放射線状に九州を網羅する道の総称で、昔、代官や郡代が物を運ぶのに行き来した歴史的な街道のことです。
日田市は九州北部のほぼ中心に位置することから、幕府の直轄地、天領となり政治・経済・文化の中心となっていた歴史ある街です。
いくつかある日田往還ルートの中から、宇佐市・中津市を繋ぐ中津街道を走り、中津城へと向かう歴史的なルートをご紹介します。

「進撃の巨人」作者の出身地として有名なJR日田駅から出発


中津市のサイクリングガイド松永皓史(まつながあきふみ)さんに案内してもらいました。

日田駅は、別府観光港から近い別府駅からJRで約2時間、JR博多駅より特急で約1時間20分の場所に位置します。
コインパーキングもありますので、車で来ることも可能です。

むしろ、日田~中津間は電車の乗り換えが必要になり、時間がかかりすぎてしまうため車でお越しいただくことをお勧めします。

出発は「HITA」のモニュメントからです。日田駅東を右折して県道48号線を進みます。まず目指すのは咸宜園(かんぎえん)です。

咸宜園を通って豆田町へ


咸宜園とは、江戸時代の儒学者・教育者だった広瀬淡窓(ひろせたんそう)によって創られた日本最大規模の学校です。
「咸く宜し」(ことごとくよろし)すべてのことがよろしいという意味でつけられた名前が有名で、日本遺産にも認定されています。

咸宜園を通ってさらに風情ある街並みの豆田町を抜けていきます。
道の途中にある町の掲示板にツール・ド・九州の張り紙を見つけました。

日田市はツール・ド・九州のコースになっている地域でもあります。

豆田町は、平日でも予想以上に多くの車や観光客がいました。
道も狭いので自転車で走る際は注意が必要です。

豆田町を過ぎると、お店や休憩場所がなくなってくるので、給水ボトルの持参、軽い食事、トイレなどを済ませておいた方が良いでしょう。

風情ある御幸通りを抜けるとつきあたりに花月川が見えてきます。
花月川を右折し、二つ目の一新橋を渡ると、あとはひたすら真っ直ぐです。
国道212号線を横断し、ひたすら進むと交通量も少なくなり、民家が並んだ道になります。その道が日田往還です。

山と水の美しい日田

「日田天領水」といわれるように日田は水がきれいな街です。
民家の道を進み、カーブを曲がると目の前にきれいな花月川が見えてきました。思わず写真を撮りたくなる景色の大きな川です。

川沿いの道は桜並木になっており、木陰を作ってくれています。
日田は盆地で夏はとても暑い地域なので、避暑地になるでしょう。

春には桜がきれいに咲くのだろうと予想もつきます。さらに進んでいくと、少し険しい山道へと突入です。

上り坂になる山道


きれいな川を過ぎると次は山道です。
走ってきた道が真下に見えるほど道がUの字になっているのが確認できるほどのカーブもあります。

山道の休憩スポット「伏木公園」

坂が終わり、平坦になってきたところに伏木公園があります。
伏木公園は、夏の期間だけ運営するキャンプ場です。

大きなログハウスのような建物にはトイレがあります。自販機はありませんが、トイレは使用可能なようです。
過酷な坂を登った後の休憩スポットになります。夏に訪れた時は、キャンプに来るのも良いでしょう。
伏木公園の敷地内にも日田往還の歴史がありました。

このあたりから平坦な道が続き、後は下りになっていきます。

どこか懐かしい田舎町の山国


山を越えると、日田・中津を繋ぐ国道212号線(日田往還中津街道)へと出てきます。
道が広くて走りやすそうに思いますが、交通量が多くトンネルもあるためサイクリストのほとんどが、伏木公園前の山道を越えていくそうです。

国道を左折し、「守実」の標識通りに進んでいきます。
山と国道を越えると、どこか懐かしいような小さな商店街のような田舎の町に出てきます。

日田市から中津市に入りました。
神社や民家、学校などが並ぶ山国(やまくに)の地区は、ゆったりと時が流れるほっとできる町です。
地元の自転車屋さんもあったので、自転車の不調があった際には立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

ランチ休憩スポット 「コアやまくに」「道の駅やまくに」


中学校横にロータリーがありそこを進むと「コア山国」があります。
役場やコミュニティーセンター、図書館などが一つになった大きな施設です。中にカフェがあるので、食事をとることができますが、平日しかやっていません。
定休日の場合はもう少し先にある「道の駅やまくに」で食事をすることができます。

「コア山国」を通り過ぎ、サイクリングロードへと進むと「道の駅やまくに」に行けます。約3㎞ほど走ると到着です。

道の駅やまくにで食事をしました。

大分名物、中津が聖地とも言われる人気メニューからあげ定食と、タレ付きチキン定食です。

山を越えたサイクリストにもちょうど良いボリュームでしょう。
食事の後は、サイクリングロードを走っていきます。

休憩スポット やばけいサイクリングツアーズ


再びサイクリングロードに戻り進んでいくと、松永さんが営む「やばけいサイクリングツアーズ」があります。

スポーツバイクのレンタルができたり、ガイドさんと共に耶馬溪(やばけい)の魅力を体験できるツアーが楽しめるお店です。
冷たい飲み物もあり、休憩もできるので立ち寄ってみてください。

休憩後は、再び景色の良いサイクリングロードを進みます。

耶馬溪(やばけい)の見どころ「競秀峰」


サイクリングロードをさらに走っていくと、岩肌が露出した「競秀峰(きょうしゅうほう)」が見えてきます。
秋には一面紅葉となり、春には足元がネモフィラの青いじゅうたんになる耶馬溪(やばけい)の絶景ポイントです。

競秀峰の下の方には、禅海和尚(ぜんかいおしょう)がノミと鎚だけで手彫りをしたと有名な青の洞門もあり、歴史と絶景に触れられるスポットとなります。

もう少しサイクリングロードを進むと、日田往還中津街道の国道212号線です。

少しわかりづらいところもありますが、横断歩道を渡るとサイクリングロードが現れますので、看板通りに進みましょう。
一般道も走りながら、あとは中津城を目指すのみです。

中津城までの道のり

一般道の国道212号線を走っていくと「宮永」表示の分かれ道がありますので左折して、県道110号を走ります。県道110号が、日田往還中津街道です。

走っていくと中津市街地に入り、交通量が増えてくるので注意してください。
銀行が並ぶ交差点がありますので、左折し標識通りに進んで行きます。

中津城でゴール


中津城がゴールです。日田中津を繋いでいる日田往還中津街道。
歴史や絶景や地元の食事に触れながら約56㎞のライドが出来ました。
「黒田官兵衛」で有名な中津城や周辺も楽しむことができるでしょう。

宿泊するなら「すえひろや」へ


中津城の近くにサイクリスト向けのゲストハウス「すえひろや」があります。
2023年4月にオープンしたばかりの新しい宿で、泊まれるのは訪日旅行者とサイクリスト限定なんだそうです。
中津にサイクリングしに来た際はウエルカムでしょう。

走った距離は56㎞程なので、元来た道を戻るもOK、1泊するのも良いのではないでしょうか。

コース紹介

▼伏木公園 https://www.city.hita.oita.jp/soshiki/doboku/toshiseibika/koenryokuchi/koen/3363.html

▼コア山国 
http://coreyamakuni.com/

▼道の駅やまくに
https://nakatsuyaba.com/?introduce=michinoekiyamakuni

▼やばけいサイクリングツアーズ 
https://nakatsuyaba.com/?introduce=yabakei_cyclingtours

▼すえひろや 
https://suehiroya-oita.com/

まとめ

日田往還ルートから、宇佐市・中津市へと繋がる中津街道のコースをご紹介しました。
物資を運ぶために使われていた歴史ある日田往還・中津街道は、昔の面影を残すところもありつつ、交通量の多い道路にもなっています。
坂あり、平坦ありで文化と自然の豊かさに触れられるコースは、中級・上級のサイクリストがゆったり走るにはちょうど良いコースではないでしょうか。
実は、Googleマップでは確認できないサイクリングロードを走るところもあります。
交通量を気にすることなく走れる道ですので、どんな道で、どんな美しい景色が見えるのか実際に走ってみるとよいでしょう。

協力:やばけいサイクリングツアーズ

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

 

【オーストラリア】Mt.グラバットプチヒルクライム&サンデーマーケットを満喫しよう

【オーストラリア】Mt.グラバットプチヒルクライム&サンデーマーケットを満喫しよう


ブリスベンのシティ中心部から南へ約13km行ったところにあるMt.Gravatt(グラバット)は、ブリスベンのヒルクライマーたちの定番スポットの一つです。
日曜日の午前中には近くのMt.Gravatt Showgroundsでサンデーマーケットも開催。サイクリングと合わせて立ち寄れば、充実した日曜日の朝が過ごせます。

Mt.Gravattってどんな山?

Mt.Gravattの入口から頂上のLookout(展望台)までは約2km、獲得標高124m、平均勾配 6.6%となっています。距離が2kmと短いので、複数回上り下りしてトレーニングする地元のサイクリストたちの様子も多く見られます。

Mt.Gravatt Centralの看板が入口の目印です。

山では野生動物たちも暮らしています。時には木の上で眠るコアラを見られることも。こちらは「ケガをした野生動物を見つけたら1300まで電話して報告を」の意の標識。

展望台へと続く道中では、オーストラリアならではのワイルドフラワーも見られます。
とうもろこしのような黄色い花が印象的なこちらはバンクシア。茶色くなるとまるでタワシがなっているように見えます。

Mt.Gravattを上っていこう

Mt.Gravattの展望台へと続く道は片道一車線の一般道です。自転車専用レーンはないので車に注意しながら適切な距離を保って走りましょう。

2kmと短めなコースながら、約500mごとに路面にキロポストが書かれています。それだけ地元サイクリストが多く登るのでしょう。

うねったカーブが続くので、追い越しの車や対向車線に気をつけながら登っていきます。

約1km地点、山の中腹まで来ると眼下に街の景色が開けてきます。トレッキングで登る人向けの遊歩道も見えます。


後半の1kmも引き続きうねった道が続きます。下山時もスピードの出し過ぎには注意しましょう。
ラスト300m、木々の間から青空が見えてきたらゴールはもうすぐそこです。

Lookoutからブリスベン市街を望む

カフェを左手に過ぎ、頂上の展望台のラウンドアバウト(ロータリー)まで来ればゴールです。

晴れた日には展望台からブリスベンの街の景色がよく見渡せます。中央の高層ビル群がブリスベンのシティ中心部です。
2032年にオリンピック・パラリンピックの開催も決まり、街は建設ラッシュ。今後ますます高層ビルが増えていくことでしょう。

黄昏時はロマンチックな雰囲気に。夜景を観に来るカップルも多いようです。

頂上には駐車場・公衆トイレも完備しています。自転車を車に乗せて駐車場に停め、ひたすらヒルクライムトレーニングに励むサイクリストの姿も見られます。

キッズ向けのちょっとした遊具スペースもあり、週末は家族連れも多くなります。

自然豊かなMt.Gravattには、一般道とは反対側に、歩行者専用のトレッキングコースもあります。ハイキングを楽しむ家族連れの姿も見られます。

トレッキングコース入口の看板。山の中にはコアラの他にも、Echinda(ハリネズミ)も生息しています。野生動物を見かけたら、驚かさないようそっと見守りましょう。

展望カフェLovewellで一息


展望台の敷地内にはカフェLovewellがあります。女性支援団体が運営するコミュニティカフェで、コーヒーの他にデザートや軽食も楽しめます。
ガラス張りの店内は開放的で、テラス席からの眺望が素晴らしく、平日・休日問わず地元のお客さんで賑わっています。

薄いバゲットの上にスモークサーモンとポーチドエッグを乗せたエッグ・ベネディクトはオーストラリアのモーニングメニューの定番の一つです。

ガラス張りの窓からは、オーストラリアでは馴染み深いKookaburra(クッカバラ)の姿が見えることも。クッカバラはカワセミの中で一番大きい種で、鳴き声が人が笑う声に聞こえることから和名ではワライカワセミと呼ばれています。

Mt.Gravattを下山し、近くのサンデーマーケットを散策

 
Mt.Gravattを下山したら、山の入口から1kmほどのところにあるMt.Gravatt Showgroundsに立ち寄ってみましょう。
毎週、土曜日午後4時〜9時は屋台市 ”Mt. Gravatt Street Food” が、日曜日午前6〜12時は “Mt. Gravatt Markets”  が開催されています。
入口でチケット(大人2ドル)を購入して入ります。
グラウンドには巨大な駐車場スペースも完備。地元の人たちがこぞって訪れます。自転車は乗り入れできないので停めて、徒歩で散策します。

農家直送の新鮮な野菜や果物はもちろん、生花、蚤の市、古着市、そして多文化・多国籍国家のオーストラリアらしい世界各国の屋台が充実しています。

色とりどりの野菜たち。日本ではちょっと珍しい、リーク(西洋ネギ)やチョコス(隼人瓜)なども並んでいます。

定番のフィッシュ&チップス、タイ、ベトナムなど様々な屋台が連なっています。

こちらはルーマニアのトランシルバニア地方の料理。ニンニクをたっぷり練り込み揚げた生地に具を載せてピザのようにして食べます。

蚤の市コーナーでは天然石やハンドクラフトを売るお店も。

古着コーナーも充実。日本とはまた一味違う、オーストラリアらしいちょっと大胆で鮮やかなデザインが目を惹きます。1着5ドル〜30ドルと価格もお手頃。

並んだテントは簡易試着室です。中にはスポーツウェアが売りに出ていることもあるので、掘り出し物を探してみるのも楽しいですよ。

コース紹介

▼Mt.Gravatt Street Food / Market
https://mtgravattmarkets.com/

まとめ

海外を自転車旅するなら、定番の観光スポットを訪問するのももちろん良いのですが、地元のサイクリストたちの練習スポットや、ローカルの週末マーケットを訪れてみるのをぜひおすすめします。現地の人の自転車の楽しみ方、週末の朝の過ごし方をプチ体験できて旅の充実度が上がること間違いありません。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

 

 

 

 

【岐阜県】天空の里 山之村を自転車で1周しよう!『ヤマイチ』を開催中《PR》

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標高約1000m「日本の里100選」にも数えられる美しい山之村の地を自転車で駆け抜けてみませんか?

天空の里 奥飛騨山之村ってどんなところ

標高約1000m 日本の里百選にも数えられ、茅葺き屋根の家屋が今もなお残る美しい里山です。

キャンペーンについて

内容

山之村牧場をスタートに、目前に広がる北アルプスの絶景や鳥たちのさえずり、美しい川の流れを楽しみながら里山の原風景を楽しみましょう。

指定スポットを巡って愛車とともに風景の写真撮影をし、山之村牧場に戻り、スタッフに撮影した写真をお見せください。

コーヒー1杯をプレゼントさせていただきます。

開催期間

2023年6月17日(土)~7月31日(月)

コース

奥飛騨山之村牧場がスタート/ゴール、1周11.1㎞ 標高差120mのコースです。

コース前半はアップダウンがありますが、下界より涼しく、また目前に広がる北アルプスの眺めも見事です。

みなさん是非チャレンジしてみませんか。

写真撮影ポイント

写真撮影ポイントは以下3スポットとなります。スポットのイメージ写真はこちらからご覧ください。

①森茂地区 観音堂前「神之水」

②下之本地区 中井旅館看板下の「木彫りのクマ」

③下之本地区 神明神社

まとめ

山や川、里山の原風景を楽しみながらのサイクリングはとても気持ちの良いものです。

ぜひ奥飛騨山之村へ足を運び、その魅力をご体験ください。

お問い合わせ先など

主催 天空の牧場 奥飛騨山之村牧場
担当窓口 飛騨市役所 神岡振興事務所建設農林課
農林係 出井 浩司
電話 0578-82-2254
山之村牧場URL https://www.yamanomura-makiba.jp

 

広告主:天空の牧場 奥飛騨山之村牧場

記事制作:mochi

 

【長野県】笑顔全開女子クライマーと行く、 乗鞍エコーライン開通ポタクライム

【長野県】笑顔全開女子クライマーと行く、 乗鞍エコーライン開通ポタクライム

ヒルクライマーの聖地、乗鞍エコーラインの待ちに待った開通日がやってきました。山好きにとって開通日の登頂は大切な儀式、ということで笑顔が素敵な女子クライマーまっこさんと走ってきました。

スタートは乗鞍観光センター駐車場

7:30乗鞍観光センター駐車場に到着。既に駐車場はほぼ満車で自転車乗りがいっぱいです。みな考えていることは同じですね。


乗鞍ヒルクライムのスタート地点です。
はるか彼方に見えるゴール地点に、既にテンションMAXのまっこさん。さすが凄脚クライマーです。

8:00スタート。雲一つない快晴、気温15℃、湿度は低くまさにヒルクライム日和です。

スタート地点からしばらくは、白樺やカラマツの林の中を抜けていきます。木漏れ日が気持ちいいです。

三本滝レストハウス

7km地点の三本滝レストハウスに到着です。
ここまでは比較的緩斜面でしたが、ここからは本格的なヒルクライムが始まります。

三本滝レストハウスまではマイカーでも来られるので、脚に自信のない方はここから登り始めるのもいいですよ。

三本滝レストハウスから1kmほど走ると、左手に小さい滝がありました。少し休憩してマイナスイオンを浴びて、心も身体もリフレッシュです。

パタパタ仰いでマイナスイオン取り込み中。

冷泉小屋

13km地点の冷泉小屋です。2022年にリニューアルして、食事や宿泊もできるようになりました。冷泉小屋の向かいには冷泉が流れていて、辺りには硫黄の匂いが漂っています。そばに寄ると空気がひんやりしていますが、この日は工事中だったため、あまり近づけませんでした。

位ヶ原山荘

15km地点の位ヶ原山荘です。ここまで来るとゴールの畳平はだいぶん近くに感じられます。気温も下がり、走っていても汗をかかなくなってきました。周りの木々の高さも低くなり、森林限界に近づいてきたのが感じられます。

森林限界へ

17km地点。いよいよ森林限界突入です。背の高い木々がなくなり、これぞ乗鞍という景色が広がっています。この辺りまで来ると酸素はスタート地点の2/3しかなく、ゆっくり走っていても息が切れます。

森林限界に入ると、残雪もちらほら出てきます。場所によっては2m以上の雪の壁もありました。まっこさんも笑顔で「すごい、すごい」の連発です。

酸素が薄くてもこの笑顔。

大雪渓

19km地点の大雪渓です。ここは真夏でも雪が残っていて、この日も沢山の人がスキーを楽しんでいました。


岐阜県との県境でゴール

大雪渓を過ぎると右側は崖になっているので、登っているときは空しか見えないところも。まるで空を飛んでいるような感覚になります。
ゴールは目の前ですが、まだまだ10%近い坂も出てきます。もうひと踏ん張りです。




この左カーブを曲がり、短い激坂を登るとゴールの長野と岐阜の県境です。

笑顔でゴール。距離20.5km、獲得標高1260m、走りぬきました。

岐阜県とフュージョン。ゴール後は、そのまま畳平へ。

畳平も自転車乗りがいっぱいです。最高の景色で、みなさん最高の笑顔です。

コースを下山

下山は景色を楽しみながら登ってきた道をのんびり下りました。

途中の位ヶ原山荘で休憩。コーヒーを注文するとナッツとお菓子が付いてきました。疲れた身体には嬉しいですね。

位ヶ原山荘から観光センター駐車場までは約15km、ホイールが熱くなりすぎないように注意しながら下り、無事、観光センター駐車場に着いて乗鞍エコーライン ポタクライムの終了です。

ヒルクライム初心者へアドバイス

女子クライマーまっこさんから、ヒルクライム初心者や、これからヒルクライムを始めてみたい人へアドバイス。

①インナーのチェーンリングは「楕円」のものを使っています。ペダリングの矯正にオススメです。
どこで踏み込んだら良いか始めは分からないと思うのですが、楕円だと自然とトルクを掛ける位置が決まり、感覚で覚えることが出来ます。
②技術面では、自分がケイデンスを上げて軽く早く回すタイプか、重いギアをパワーをかけて漕ぐタイプか検証してみるのも有効だと思います。
ただ闇雲に漕ぐより、自分はどちらの方が楽なのかを考えながら走ると、考えないで走った時よりも、今後の成長に大きく変化が出てくると思うので、是非試してみてください。

コース紹介


距離:20.5km 獲得標高:1260m (片道)

▼自動車道利用のアクセス
東京、名古屋から:長野自動車道「松本IC」から国道158号で乗鞍高原へ
大阪から:東海北陸自動車道・中部縦貫自動車道「清見IC」から安房トンネルを経て乗鞍高原へ
北陸から:北陸自動車道「富山IC」から安房トンネルを経て乗鞍高原へ。

▼公共交通、飛行機利用のアクセス
JR松本駅から松本電鉄で新島々駅へ、新島々からアルピコバスで乗鞍高原へ。

まとめ

前日の大雨で天気と道路状況が心配でしたが、梅雨とは思えない最高の天気でとても楽しく走ることができました。
まっこさんも絶景の連続に終始笑顔でとても楽しそうでした。
これから梅雨が明けると本格的なシーズンイン、8月の乗鞍ヒルクライムや秋の紅葉など、まだまだ乗鞍を楽しもうと思っています。

執筆:S.Takanishi

石川県在住
2013年にヒルクライムをきっかけにロードバイクを始める。北陸、岐阜、長野の山で絶景、グルメを求めて楽しんでいます。
https://www.instagram.com/nitro2702/

 

 

【埼玉県】秩父札所をサイクリングで巡ってみませんか?《PR》

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都内からアクセスが良く、気軽に訪れることができる秩父。
今回は自然あふれる秩父路を自転車で駆け抜ける「秩父札所サイクル巡礼」と「秩父札所公認サイクリスト〈通称:サイクル先達(せんだつ)〉」をご紹介します!
※この記事は9月中旬の様子のレポートです。

はじめに

秩父札所サイクル巡礼とは?

秩父エリアに34ヶ所ある札所(観音様を祀ったお寺やお堂)をサイクリングで巡るデジタルスタンプラリーです。自転車で一巡、約100kmの道のりです。

秩父札所サイクル巡礼エントリーについて、詳細は秩父地域おもてなし観光公社HPをご覧ください。

秩父札所公認サイクリスト「サイクル先達」

デジタルスタンプラリーを完走したサイクリストはこの認定を受けることができます。
認定者には、オリジナル記念品や認定証が進呈されます!(※認定料が必要です。)

早速サイクル巡礼の様子をレポート

札所1番からスタート!

まずは秩父市栃谷にある「札所1番 四萬部寺」にチェックイン。
札所1番の納経所には御朱印など巡礼用品が豊富に揃っています。
旅の始まりにちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう?

それでは、これから2日間かけてのんびりと巡礼を楽しみたいと思います。
今回は菅笠と白衣を着たコスプレスタイルで挑戦!
このスタイルが意外にもマッチ笑
しっかりと菅笠をヘルメットに装着して出発します。

開始早々、さっそく難所に…

次に向かうのは「札所2番 真福寺」。
しかし、さっそく急勾配の激坂に行き当たることになりますが…
実は、札所2番は納経所がない無人のお寺のため、御朱印やデジタルスタンプ獲得は坂を下った「光明寺」で行うことになります。
サイクル巡礼の際には、安全を考慮して、光明寺へ直接チェックインに向かうこともオススメです!
(札所2番納経所 光明寺 4月上旬撮影)

その後、順調に巡礼を進めます。
のんびり橋を渡ったり…

「札所4番 金昌寺」、趣のある石垣が愛車を引き立てます。

武甲山へ一直線に伸びるような道

秩父のシンボル武甲山

テンポよく巡礼を進めると、「寺坂棚田(横瀬町)」に到着。
ここでは秩父のシンボル「武甲山」を棚田や季節の花々とともに楽しむことができます。
写真は彼岸花です。

武甲山に魅了されながら「札所10番 大慈寺」に到着。
こちらは秩父三部作アニメの一つである「心が叫びたがってるんだ。」の聖地としても知られています。山門に続く石段がとても粋なお寺です。

お昼ごろには秩父市街地へ

秩父市街地にも多くの札所が点在しており、それぞれのお寺の特徴を楽しみながら巡礼できます。
もともと札所は、かつて巡礼者が巡礼の証として山門やお堂に願いを込めた札を打ち付けた場所ということに所以があります。
「札所12番 野坂寺」の山門には現在でもたくさんの札が貼り付けられた様子を見ることができます。(※現在は納札箱に札を納めます)

秩父が舞台設定のモデルとなった大ヒットアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地である「札所17番 定林寺」
(4月上旬撮影)

同じくアニメ聖地として代表的な「旧秩父橋」を渡ります。

札所23番、ラストスパートで1日目終了

1日目の最後は「札所23番 音楽寺」。
ここまで平坦な道が多くのんびりしたサイクリングでしたが、最後はヒルクライム!
札所23番は秩父ミューズパークの長尾根丘陵の中腹にあります。最後の体力を振り絞ります。

最後の坂を登り切り、札所23番に到着。西日に照らされる武甲山が美しいです!

2日目は札所24番からスタート

2日目は「札所24番 法泉寺」からスタート!秩父市役所に集合しました。

2日目はチェックインする札所の数は少ないものの、後半につれて1ヶ所ごとの移動距離が長くなります。これも秩父札所巡礼の特徴です。

道中では雄大な自然を味わうことができます!

秩父市荒川にある「ちちぶ花見の里」はそばの花が満開!バックに映る武甲山も美しいです。
(見頃は6月または9月)

秩父鉄道三峰口駅近くの「白久橋」からは、秋には美しい荒川渓谷の紅葉を望むことができます!
(11月上旬撮影)

札所30番から約15km移動。札所31番へ!

ここまで細かくチェックインを続けてきましたが、「札所30番 法雲寺」から「札所31番 観音院」までの移動距離はこの旅で最長の約15km。余裕を持って移動を心がけましょう。
さて、ここ札所31番は自転車を降りてからが大変。高台にある納経所まで石段を登ります。
石段を登りきると…巨大な岩壁に囲われた荘厳なお堂が迎え、大きな達成感と自然の雄大さを実感できます。

ゴールの札所34番で結願

最後は皆野町下日野沢にある「札所34番 水潜寺」にチェックイン!
日本百観音の結願寺でもある札所34番はラストに相応しい、勇壮な雰囲気が漂うお寺です。
これからも安全にサイクリングが楽しめますように…

これにて34ヶ所のデジタルスタンプラリーも完走です。
秩父札所巡礼は秩父の魅力を凝縮したアドベンチャーでもあります。
サイクリングで爽やかな気分を味わい、お堂に手を合わせて心を落ちつけ、自分と向き合う。
とても満足感のある旅になりました!
あとはサイクル先達の申請手続きを完了して、認定証と記念品を待つだけ。
お疲れ様でした!

サイクル先達認定の詳細

認定実施期間

令和5年10月14日(土)より認定開始
※認定期間以前に「秩父札所サイクル巡礼」(デジタルスタンプラリー)の一巡を達成された方も期間中に申請が可能です。その場合、認定日は申請した日となります。

認定料

1,500円
※送料、認定証発行手数料などを含みます。

認定条件

「秩父札所サイクル巡礼」を一巡し、34ヶ所のデジタルスタンプを獲得すると、秩父札所公認サイクリスト(通称:サイクル先達)に申請することができます。
※秩父札所サイクル巡礼の登録番号が必要です。
※認定条件は内容変更となる場合があります。

サイクル先達認定申請について、詳細は秩父札所連合会HPをご覧ください。

コース紹介

PR動画

お問い合わせ先

秩父札所サイクル巡礼事務局:
秩父地域おもてなし観光公社
TEL.0494-26-6260
サイクル先達認定事務局:
秩父札所連合会
TEL.0494-25-1170
秩父市観光課 TEL.0494-25-5209

 

執筆・広告主:秩父市、秩父地域おもてなし観光公社

制作:mochi

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