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記事タグ: レポート

第1回フォトコンテストの結果発表~たくさんのご応募ありがとうございました~

第1回フォトコンテストの結果発表~たくさんのご応募ありがとうございました~

2022年7月1日~8月31日に第1回フォトコンテストを開催いたしました。
たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
以下に投稿いただいた写真を掲載しております。



フォトコンテスト開催概要

第1回フォトコンテストのテーマは「LOVE 自転車旅」でした。
TABIRINアプリのフォトコンテスト機能を使って応募していただいた写真の中から、旅の魅力が伝わる写真を選ばせていただきました。

開催概要はこちら

第1回 TABIRINフォトコンテスト開催(2022年7月1日~8月31日)
※第1回TABIRINフォトコンテストは終了しています。TABIRINでフォトコンテストを実施します!アプリを使ってフォトコンテストに応募しましょう!記念すべきフォトコンテスト第一弾のテーマは「LOVE 自転車旅」です。TABIRINアプリを使って是非ご応募ください。入賞者には豪華賞品をプレゼント!※TABIRINアプリを既にインストールしている方は、ストアで最新版に更新をお願いしますフォトコンテストの概要テーマ:LOVE自転車旅行ったことがなかった場所や日常から離れた場所へ行ったときに撮った写真…いつものコースをサイクリングして...

結果発表

全国からたくさんの素敵な作品が寄せられたことに深く感謝し、心から御礼申し上げます。
厳正な審査の結果、各賞の入賞作品が決定いたしましたので発表いたします。

※個人情報保護のため、入賞者様のお名前は匿名とさせていただきます。

最優秀賞

(対象)TABIRINアプリのフォトコンテスト機能を使って応募
(賞品)Amazonギフト券5万円(1名)


【スポット名】積善山展望台(愛媛県)
【スポットの説明】360度のパノラマ絶景が見れる積善山展望台。ヒルクライムのご褒美です!

優秀賞

(対象)TABIRINアプリのフォトコンテスト機能を使って応募
(賞品)Amazonギフト券2万円(2名)


【スポット名】加太港の堤防アート(和歌山県)
【スポットの説明】太平洋岸自転車道のすぐ横にある堤防アート 結構長い区間絵が描かれています。


【スポット名】八幡平アスピーテライン(岩手県)
【スポットの説明】夏にはヒルクライムレースも行われる景色の良いロングヒルクライムルート。 麓の宿でeMTBをレンタルすれば、冬でも中腹の御在所ゲートまで楽々サイクリングを楽しむことができ、雪化粧の岩手山を楽しむことができる。

特別賞

(対象)Instagramへのタグ付けと投稿
(賞品)サーティーワンギフト券(20名様)

特に良かった作品を3つご紹介します。


【スポット名】ONJUKU モニュメント(千葉県)
【スポットの説明】全国ご当地モニュメントの一つ 自転車旅なら絶対に押さえておきたいモニュメントの一つ。 人気ビーチの為夏に撮ると人が多すぎるので、空いているオフシーズンが良いよ


【スポット名】息栖神社 一の鳥居(茨城県)
【スポットの説明】息栖神社の西にある鳥居と忍潮井(おしおい)と呼ばれる井戸。


【スポット名】ひこうきの丘(千葉県)
【スポットの名前】空港が見渡せる丘の上で、飛行機と自転車のツーショット。

 

審査のポイント

今回のテーマ「LOVE自転車旅」について、自転車旅の楽しい様子が伝わる写真を選ばせていただきました。日本全国の様々な場所から、事務局メンバーも見た事が無い綺麗な景色を沢山ご応募いただきました。
本格的に自転車で「走る」ことを楽しまれている写真や、自転車で地域の魅力を再発見された写真、旅先でレンタサイクルを使って仲間との時間を楽しむ写真など、皆様の色々な自転車の楽しみ方を知ることが出来ました。

受賞された方には賞品をお送りします。10月下旬に発送させていただきます。

今回のフォトコンテストの賞品はこちら ↓

ご応募いただいた写真について

TABIRINのトップのメニューの一番右にある「ギャラリー」をご覧いただいた事はありますか?
TABIRINのサイト内にある写真を地域や季節などの条件から検索することが出来ます。

今回皆様にご応募いただいた写真は、今後ギャラリー内にて公開させていただきます。

▼ギャラリーはこちら

写真ギャラリー アーカイブ - TABIRIN(たびりん)

惜しくも受賞されなかった写真も非常に素敵な写真でした。是非ご覧ください。
11月以降順次公開させていただく予定です。

また、TABIRINの公式SNSでも公開させていただきます。

TABIRIN公式SNSのご紹介
TABIRINのWebサイトでは全国各地検索可能な「コース・マップ検索」やTABIRINスタッフによるサイクリングレポートを中心とした「旅×自転車 記事」、全国各地のレンタサイクル店や自転車持ち込み可能な宿泊施設も探せる「旅×自転車 情報」など、自転車旅の魅力を皆さんにもっと知ってほしいという思いをもとに、様々なWebメディアから旅×自転車の情報を発信し続けています。そんな自転車旅の魅力がぎゅっと集まっているWebメディア”TABIRIN”ではSNSも展開中です。例えばその中の一つ、Instagramではサイクリングレポートの様子を切り取っ...

TABIRINアプリのフォトコンテスト機能のご紹介

今回のフォトコンテストへの応募方法として、TABIRINアプリのオリジナルスポット登録機能をご利用いただきました。
TABIRINアプリにはオリジナルスポット機能があります。サイクリング中に自分で見つけたスポットやTABIRINには載っていないスポット情報の登録や管理を自由に行うことが出来るようになっています。サイクリング中にスマートフォンで撮った写真をその場で登録したり、メモを記入しておくことが出来ますので、旅の思い出として残したり、次回に向けてのメモとしてご利用いただけます。もちろんアプリのマップ上で他のアイコンと同じように表示することが出来るので、自分が登録したスポットをサイクリング中に確認したり、旅の計画の際には位置関係を確認して予定を立てたりすることも可能です。サイクリングのお供として自分にぴったりの使い方を見つけてみてください。

機能の詳細については、下記記事をご覧ください。
▼フォトコンテストの機能について

第1回 TABIRINフォトコンテスト開催(2022年7月1日~8月31日)
※第1回TABIRINフォトコンテストは終了しています。TABIRINでフォトコンテストを実施します!アプリを使ってフォトコンテストに応募しましょう!記念すべきフォトコンテスト第一弾のテーマは「LOVE 自転車旅」です。TABIRINアプリを使って是非ご応募ください。入賞者には豪華賞品をプレゼント!※TABIRINアプリを既にインストールしている方は、ストアで最新版に更新をお願いしますフォトコンテストの概要テーマ:LOVE自転車旅行ったことがなかった場所や日常から離れた場所へ行ったときに撮った写真…いつものコースをサイクリングして...

▼TABRIINアプリの最新機能について ↓
TABIRINアプリ大幅アップデート!サイクリング情報の検索・計画・記録・共有がもっ...
「TABIRINアプリ」をバージョンアップしました!「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で表示し、サイクリングコースや自転車情報を簡単に検索することができるアプリです。MAPでは、地図上にサイクリングコースや記事、自転車情報などをアイコンで表示します。スポットカテゴリを選択して気になる情報を絞り込...

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【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド

【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド


2023年の「走り初め」みなさんはどこを選んだでしょうか。もし年末年始をオーストラリアで過ごすなら、世界屈指の観光ビーチ、ゴールドコーストはぜひ走って欲しいところ。
三が日の最終日、ブリスベンから電車とトラムを活用し、ゴールドコーストを走ってきました。気軽に美味しいとこどりができる40kmの新春ビーチライドをレポートします。

スタートは電車の駅から

ブリスベンからゴールドコースト方面へは、ブリスベン市内から公営のTranslink(トランスリンク)の電車が出ています。
滞在先の最寄りの駅からゴールドコースト線に乗車しましょう。

今回利用したのはブリスベンから見て南に位置する郊外のLoganlea駅。
駅には公営の無料駐車場Park&Rideがあるので、車に自転車を乗せ、そこから電車に乗車します。

クイーンズランド州ではTranslinkの電車には自転車は解体せず、そのまま乗車可能です。電車の先頭もしくは最後尾の指定車両に乗るのがルール。特に自転車専用スペースがあるわけではないですが、そのまま乗せて問題ありません。
近年は電動スクーターも流行しているため、駅のプラットフォームには自転車と電動スクーター向けの案内板が出ています。

自転車をそのまま乗降可とあり、プラットフォームから改札の作りもバイクフレンドリー。エレベーターやスロープがあり、ストレスなく移動できます。

▲ドアの真ん中にあるボタンを自分で押して乗降します。

オーストラリアは基本的には車社会で、電車の乗車率がそれほど高くないため、常に自転車乗降可なのかもしれません。
日本でもサイクルトレインが各地でイベントや試験的に広がりつつありますが、より拡充すると便利になりますね。

Helensvale駅からライドスタート

Loganlea駅から4駅先の Helensvale駅で降り、ここからライドスタートです。電車を降りた後、組み立てずにすぐに走り出せるのはやはり快適です。

オーストラリアの公道には日本のようなコンビニエンスストアはほとんどありません。水や補給食など必要なものがあれば、駅のキオスクで購入しておきましょう。

Helensvale駅からは近隣のテーマパークへのバスの他、南のビーチエリアへのトラムG:linkが出ています。自転車でない場合はトラムに乗り換えるのが主流です。

内陸から海岸沿いへ抜ける

Helensvale駅から16km先のSurfers Paradise が最初の目的地です。
最初の8kmは2号線を東へと進み内陸から海岸線を目指します。片側2車線で車の交通量も多いため、十分注意しましょう。

2号線を直進し突き当たると、標識の先に一気に視界が開け、海が目に入ります。

ここは Labrador と呼ばれるビーチエリア。
抜けるような青空、きめ細かい白い砂浜、輝く波が眩しいゴールドコーストの海!

遠方にそびえ立つホテル郡をバックに、波間をヨットやクルーザーが行き交う姿はビーチリゾート感たっぷりです。

▲ホテルにも異国情緒が漂います。

ここから2号線を道沿いに南下し8km先の Surfers Paradise Beach を目指して行きます。
道中のSouth Port エリアにある Broadwater Parklands には夏ならではの巨大ウォータースライダーや水上アスレチックが並び、ファミリー連れで賑わっていました。
公園内の歩行者・自転車専用道をゆったりと漕ぎ進めて行きます。

▲公園内の巨大オブジェ作品『Meddie and Mike』


▲屋根付きのベンチではくつろぐ人の姿も。

Surfers Paradise Beach のある Main Beach エリアへは Gold Coast Bridge(2号線)を渡って行きます。

▲1月頭、橋の入り口にはまだクリスマスツリーがありました。

橋の向こうに見えるホテルやリゾート型アパートメントの摩天楼に圧倒されます。
橋にもしっかりと歩行者・自転車専用道が車道と区別して設けられているため、小さい子連れでサイクリングをする人や、犬の散歩をする人たちもゆったりと橋の景色を楽しみながら渡っています。

 ゴールドコーストの代表的ビーチ Surfers Paradise Beach

Gold Coast Bridge を渡り、2号線をたどりつつホテルやアパートメントのビル群の間を走って行きましょう。
4kmほどでゴールドコーストの代表的なビーチ Surfers Paradise Beach に到着です。

▲コアラの Borobiは、ゴールドコーストで開催された2018CommonwealthGames の公式マスコットキャラクター。

徒歩でのビーチの入口となるCavill Avenueは歩行者専用の繁華街。
通りの両脇にはお土産・衣類・アクセサリー・飲食店などが数多く並びいつも多くの観光客で賑わっています。
自転車を押し歩き、雰囲気を味わってみるのも楽しいですよ。

▲ 無料のウォータータップ(給水所:画像左)があるのもビーチの繁華街ならでは。

通りの東端、ビーチへの入口部分にはオーシャンビューのレストラン以外にも、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が立ち並んでいます。
ここで take away(持ち帰り)して、ビーチで食べる人も多く見られます。

▲Surfers Paradise では クジラ観察ツアーも人気のアクティビティ。

海岸沿いに美しいビーチをはしご


Surers Paradiseで一息入れたところで、ここからさらに南下、約10k先のBurleigh Head National Parkを目指します。
道は至ってシンプル、2号線や海岸沿いのビーチウォークを1本道でひたすら南を目指して走るのみ。
ラウンドアバウト(ロータリー)内にも緑色のバイクレーンが敷かれているところも多く、安心して漕ぎ進められます。

走っているだけでも Broad Beach、Mermaid Beach、Nobby Beach、Miami Beachと名前からしてリゾート感たっぷりのビーチが次々と現れます。
Miami Beach の小高い崖の上にある North Burleigh Lookout で少し寄り道してみましょう。

▲坂の上にある階段を登れば絶景が待っています。
▲ふと足元を見るとオセアニアウォータードラゴンの姿が。

展望台のウッドデッキから北を望めば、延々と続く湾曲した白い砂浜と「クイーンズランドブルー」と呼ばれるエメラルド色の海、リゾートホテル郡が一望できます。

ミシュラン星獲得・ゴールドコースト人気店でラーメンランチ

 Bureigh Head のエアリアへと続く車道沿いには2車線の自転車・歩行者専用道が設けられています。
車が多い通りですが、しっかりと車道と区切られているため安心です。

Burleigh Beach に正午に到着したところでランチタイム。オーシャンビューの小洒落たカフェにも惹かれますが、この日のお目当てはこのエリアでも有名な日系ラーメン店『ZUROZURO RAMEN BAR』です。

オーストラリアの各都市には日系ラーメン店がチェーン、個人経営ともに数多くあり、日本人のみならずローカルのたくさんの人たちを魅了しています。
英語でも ”ramen”と呼ばれ、いわゆる「日本のラーメン」を指し、Chinese noodle とはまた区別されています。

ビーチまで徒歩1分の飲食街にあるZUROZURO。『ミシュランガイド北海道2017』で1つ星を獲得したというラーメン、その名も Michelin Awarded Ramen(21豪ドル)をいただきました。
魚介・豚骨・鶏ガラベースのあっさりめのスープに、細切りポテトフライ、赤玉ねぎ、柑橘系のジュレがトッピングされているのが特徴。

中太で柔らかめの麺は、和風のスープパスタにも近い感覚で、日本の ramen に馴染みのない人にも食べやすいかもしれません。

ホリデー気分を満喫するなら見晴らし台へ

お腹を満たしたところで、Burleigh Heads Beach 沿い・850m先の Burleigh Head National Park の展望スポット Tumugun Lookout  へ。

▲Burleigh Heads Beach には近隣のホテルからレンタサイクルで来る観光客も多数。
▲サーフボード型のベンチがビーチによく似合います。

1月3日のこの日は「今日で年末年始休暇も終わり」という人も多いためか、ソロライドを楽しんでいるサイクリストが私以外にもちらほら。

愛車と共に写真撮影をしていた男性に声をかけると「ゴールドコーストに住んでいるんだけど、明日は仕事初めだし、ホリデー気分を今日のうちに満喫しておこうと思って走ってきたんだ」とのこと。
レバノン出身のカナダ育ちとのことですが、人種や国籍は違っても、サイクリストたちが休暇の最後に考えることは同じようですね。

▲Tumugun Lookout は絶好の記念撮影スポット。

トラム輪行で電車駅へ楽々アクセス

Burleigh Heads エリアからは来た道をたどりながら北上し、Surfers Paradise へと戻ります。
Miami Beach 〜 Mermaid Beach の区間、海岸沿いから1本内陸に入った Hedges Avenue は車は南から北への一方通行のみ、自転車専用レーンが上り・下りの2車線設けられているので、スムーズに走ることができます。


Surfers Paradise へ戻り一息入れたら、Cavil Avenue からトラム(路面電車)に乗って Helens Vale へ向かいます。

Translink の電車と同様、乗降時には駅で交通系ICカード(GoCard)の他有効なカードを tap(タップ)して hop on(乗車) / hop off (降車)します。
各プラットフォームにあるピンクの機械にカードをかざしてから乗降しましょう。

ゴールドコーストのトラムは民間の G:link が運営しています。Translink(公営)の電車では自転車はそのまま乗車OKですが、G:linkのトラムは原則解体・パッキングして輪行となります。
中には堂々とそのまま乗せているサイクリストも見ましたが、プラットフォームには注意書きもしっかりされているので気をつけましょう。

トラムの Cavil Avenue駅 から終点の Helensvale駅までは13駅、約30分ほど。
電車とはまた一味違う、ゆっくりとしたトラムから街の景色を眺めるのも味わい深いです。

トラムと電車の Helensvale駅は直結しており、スムーズに乗り換えることができます。
出発時と同じ Loganlea駅まで電車に揺られて到着し、無事ゴールしました。

▲映画『Avatar: The Way of Water』のラッピング車両を発見。

コース紹介


▼G:link (日本語翻訳対応)
https://ridetheg.com.au/

▼Translink(日本語案内ページ)
https://translink.com.au/node/9146

まとめ

ブリスベン〜ゴールドコーストまで自走で往復すると80km~100kmのコースになりますが、公共交通機関を上手に利用すればブリスベンから日帰りでもゴールドコーストの主要ビーチをたっぷり満喫できるライドができます。

観光地としては Surfers Paradise Beach が世界的にも有名なため常に賑わっていますが、それ以南のビーチはローカルでゆったりとした雰囲気が漂います。自転車でビーチをはしごしながら、ぜひお気に入りのスポットを探してみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【オーストラリア】初開催!ポートダグラスグランフォンド・楽園の100km大会レポート

【オーストラリア】初開催!ポートダグラスグランフォンド・楽園の100km大会レポート

2022年9月9日(金)〜11日(日)にかけてオーストラリアクイーンズランド州のポートダグラスで初開催された、『ポートダグラスグランフォンドフェスティバル』。
期間中のメインイベントであるファンライドイベント『ポートダグラスグランフォンド』に、ブリスベンから自転車持参で参加してきたレポートをお届けします。サイクリストなら一度は走りたい大自然の絶景ライドの様子をお楽しみください。

ケアンズへのアクセス

筆者が暮らすブリスベンからケアンズまでは、ジェットスターやカンタス航空の直行便で所要約2時間半ほどです。
日本からは東京・関西の両方面からジェットスター・カンタス航空・JALを中心に所要7時間半程度で直行便があります。

今回は往復ともカンタス航空を利用し、自分たちの自転車を輪行で持参しました。
宿泊先はケアンズ空港からほど近いホテルに連泊。ケアンズの中心部から大会のメイン会場となるポートダグラスのスーパーヨットマリーナまでは約66km。ホテル〜メイン会場へはバンで自転車を積んで移動しました。

旅程 2泊3日 

宿泊地:ケアンズ市内泊

金曜日 夜 ブリスベン発〜ケアンズ着(飛行機)
土曜日 (大会前日)ポートダグラス〜パームコーブ間のコース下見(車移動)
日曜日 (大会当日)大会出場 夕方ケアンズ発〜ブリスベン着(飛行機)

ポートダグラスグランフォンドフェスティバルとは?

ポートダグラスフランフォンドフェスティバルは今回が記念すべき初開催でした。ケアンズではもともとトライアスロンのレースシリーズの一つ、アイアンマンレースを1997年から開催し、レースの開催経験は非常に豊富な土地です。しかし、実は今までこういった自転車のための、それもレースではなくファンライドのイベントはなかなかありませんでした。
ごりごりのスポーツマンだけでなく、子供から大人まで、幅広いホビーサイクリストにもケアンズを楽しんでほしい!ということでクイーンズランド州政府観光局が力を入れて始めたのが今回の『ポートダグラスグランフォンドフェスティバル』です。
ケアンズ空港国内線の到着口


荷物のターンテーブルもトロピカル


到着口には巨大な広告も

メインの9月11日(日)のファンライドイベント『ポートダグラスグランフォンド』は、48・100・138kmの3コースから選べ、全体で約920名のサイクリストが出場しました。
参加したのは100kmコース。
ポートダグラスを朝6時半にスタートし、ポートダグラスーパームコーブ間のグレートバリアリーフドライブ、公式にはキャプテンクックハイウェイと呼ばれる道を走り、50km地点のパームコーブで折り返し、再びポートダグラスに戻りゴールというコースです。
「グランフォンド」の名こそついていますが、コースは100kmで獲得標高689mと非常になだらかで、中級者の方なら十分走りこなせるコースプロフィールです。

■自転車一色の前日イベント
メインイベントの前日は車でケアンズからパームコーブ〜ポートダグラスへと北上し、コースとなるキャプテン・クックハイウェイをドライブしながらコースを下見します。


ポートダグラスのメイン会場近くのトリニティベイルックアウト

ケアンズ中心部から約66km、ポートダグラスの大会メイン会場、クリスタルブルックスーパーヨットマリーナへ到着。ウッドデッキからはたくさんのヨットが望め、会場にはリゾート感が溢れています。

日本の「恋人の聖地」のように南京錠を付けられるフォトスポットも。
マリーナ内の大会本部でチェックインをし、バイクタグやヘルメット用ステッカーの入ったバイクキットを受け取ります。

マリーナではサイクルエキスポが開催され、タイヤチューブや補給食といったライドイベントに必要なアイテム、大会記念品の販売ブースが並んでいます。

Santini製の大会公式ジャージ(トップスAUD$120 / ビブスAUD$169)

大会記念ボトル(AUD$29.99)は CamelBak の Podium。

また、マリーナ周辺道路では市民クリテリウムレース『ケアンズポストクリテリウム』や、市民スプリントレース、BMXのショーなどが開催され、自転車色一色に。


親子連れで楽しめる1周2kmのファンライド『チューチューズ・フリーファミリーライド』では、仮装を楽しむ家族連れも。ウォーリーに扮した一家にはコスチューム賞が贈られるなど、和やかな雰囲気でした。


マリーナのシンボル『チューチュートレイン』

大会当日

◆出走は日の出前
当日は朝3時半に起床。キャプテンクックハイウェイが大会用に通行止めになる前にポートダグラスへと車を走らせ、5時半にはスタート会場入り。

日の出前から会場でスタンバイし打ち合わせをしているのは、サイクリストを先導してくれる地元のオートバイグループ『コーラル・コースト・ライダーズ』のみなさんです。

少し空が明るんできた6時半、走行スピード順に順次スタートです。

◆世界遺産を独り占め!
このイベントの最大の魅力はなんといっても大自然の絶景。ヤシの木が立ち並ぶ海岸沿いの絶景ロードをこの大会参加者のためだけに完全封鎖しているということです。
「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域 」(世界最古の熱帯雨林)は世界自然遺産に認定されています。この2つの世界遺産を通る絶景ドライブコースを、自転車で風を切りながら走る爽快感はもうたまりません!

往路の50kmはペースが同じ他のサイクリストたちと10名ほどの集団走行でペースを維持しつつ体力を温存することに重点を置きながら走りました。
復路になると、各々休憩に費やす時間も異なり集団はかなりばらけ、私も相方と二人旅に。すると900名以上参加しているにもかかわらず、前にも後ろにもサイクリストがいない、ぽっかりとした空白の空間が生まれるんです。その瞬間はもう、まさに世界遺産の絶景を独り占め状態…!「こんな贅沢が人生であってよいのだろうか!?」と思う素晴らしいコースでした。

◆絶景のエイドステーションで一休み
各コースの道中には全部で4ヶ所ほどエイドステーションが設置されています。レックスルックアウト(展望スポット)やパームコーブのビーチといった絶景ポイントに設置されているのが非常にニクいところです。地元の大会ボランティアの方々、ライフセービングクラブの方々がサイクリングボトルに給水してくれたり、補給食のバナナやラミントンを配ってくれたりします。

レックスルックアウトには大会フォトコンテスト用のフレームも

100kmコースの50km地点、パームコーブビーチのエイドステーションはヤシの木に囲まれリラックスムードが漂います。

ここのエイドステーションでは有料でマクドナルドとライフセービングクラブのコラボによるバーガーの提供も。
ライフセーバーたちがボディボードを胸に海へ入りトレーニングするのを眺めながらバーガー片手に休憩、というのも、なんともオーストラリアらしい光景です。


メカトラブルも地元バイクショップのスタッフが無料で対応してくれます

◆ローカルライダーたちとの交流を楽しむ

日本のファンライドイベントではいわゆる「ご当地グルメ」が提供されることが多い昨今ですが、オーストラリアのファンライドイベントのエイドは至ってシンプルです。
水・SiS(Science in Sport:英国の補給食商品)・グミ・バナナ・クッキー・ミニカップケーキなどが主流です。

グルメを期待して参加するとイメージと違うかもしれませんが、これもまた郷に入らばならぬ「豪に入らば豪に従え」。
参加者たちは「走る」ことそのものを何よりの楽しみにしている方が多いようです。また、ボランティアや他のサイクリストの方々との交流を楽しむのもオーストラリア流大会の楽しみの一つです。

日本人で参加していたのはどうやら私と相方の二人だけだった模様。「ブリスベンから来たジャパニーズなの」と言うと、「次は僕が日本に走りに行きたいよ!」とローカルライダーたちが笑顔で話してくれました。

大会ゲストとして参加していたのが、元プロロード・トラック選手で南オーストラリア州アデレード出身のアネット・エドモンドソン選手。エイドステーションごとに笑顔で参加者に気さくに話しかけている姿が印象的でした。
我々には日本語で「こんにちは!楽しい?」と話しかけてくれてびっくり。ヨーロッパでのプロチーム時代に日本人チームメイトもいた影響で、日本語を勉強したことがあるそう。「この景色、最高でしょう!?」とナチュラルな日本語で満面の笑みをくれて、こちらも思わず笑顔になりました。

◆暑さ・湿度と戦いながらラストスパート
ブリスベンより北のケアンズは湿度もなかなか。日が昇るとあっという間に気温は30度以上に上昇します。復路のエイドステーションではボランティアの方が水鉄砲で思い切り水をかけてくれる場面も。湿度・暑さと・足の疲労と戦いながら、休憩も含めスタートから約5時間で無事にゴール。すっかり日が昇り青空に映えるマリーナで達成感を味わいました。



ゴール後の休憩エリアにはクイーンズランドブルーのパラソルが。

ゴール後は会場に併設するヘミングウェイズ・ブリューワリーのビアレストランでバーガーとビールで乾杯。最初から最後まで信号もなくとにかく気持ちの良い、大自然を心から堪能できる100kmでした。

2023年は9月8日(金)〜10日(日)開催!

今回は100kmコースでの参加でしたが、ビギナーの方にもやさしい48kmコースもありますし、コース自体はフラットな部分が中心で非常に走りやすいコースです。
ぜひ来年第2回大会開催の時は、ケアンズにホリデーも兼ねて、お出かけしてみてはいかがでしょうか!?
少なくとも私は、往路の時点から「来年もまた来よう!」と決心しました。

コース紹介


距離:約100km(ポートダグラス スーパーヨットマリーナ〜パームコーブ)

▼ポートダグラスグランフォンド大会公式サイト(英語)
https://portdouglasgranfondo.com.au/

▼クイーンズランド州政府観光局 ケアンズとグレートバリアリーフ(日本語案内)
https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/destinations/cairns-and-great-barrier-reef

まとめ

クイーンズランド州最大のライドイベントといえばブリスベンとゴールドコーストの都市間を結んで走る『ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ』が有名ですが、今回の『ポートダグラスグランフォンド』はまた、都市型のサイクリングイベントとは一味も二味も異なる大自然の中のライドとしての醍醐味がありました。
メインとなるのは海ですが、熱帯雨林の森に広大なサトウキビ畑、熱帯ならではの鮮やかな蝶々ににぎやかな鳥のさえずり…とまさに「楽園ライド」。大会前後にはリゾートステイも満喫できる絶景の世界遺産ライド。サイクリストならぜひ一度は体験してほしい極上のライドイベントです。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

 

 

 

 

【熊本県】レンタサイクルで上天草の海と峠をめぐる23kmサイクリング

【熊本県】レンタサイクルで上天草の海と峠をめぐる23kmサイクリング

阿蘇の大自然や温泉、熊本城などで知られる熊本県には、風光明媚な海と島々が広がる天草があります。
熊本市街からクルマで1時間ちょっとで行ける上天草で、レンタサイクルを利用した約3時間の、海沿いライドや峠の上り坂、そして海の幸とスイーツが楽しめる23mのサイクリングをご紹介します。

スタートは天草の新しい遊び場「mio camin AMAKUSA」

サイクリングのスタートは、上天草市・天草松島の「前島」。
天草松島は、宮城県の松島、長崎県の九十九島と共に日本三大松島として知られ、美しい景観を誇っています。
1966年天草五橋が開通し上天草の観光拠点となった「前島」に、2019年10月オープンした「mio camino AMAKUSA(ミオ カミーノ アマクサ)」。
天草の情報や、体験、グルメ、お土産を楽しめる新しい複合施設です。

ここでは、E-Bikeやクロスバイク、ロードバイクなどバリエーション豊かなレンタサイクルを選ぶことができます。

予約していたアルミのロードバイクを借りて、12:30 サイクリングスタート。

「海鮮家 福伸」で海鮮料理

まず前島から松島橋を渡って、天草諸島 上島(かみしま)へ。
松島橋すぐの、新鮮な魚介類をメインとした海鮮料理を提供している「海鮮家 福神」でランチタイム。

豊富なメニューの中から「鯛茶漬け御膳」をオーダー。最初は醤油で鯛めし、後半はだし汁をかけて鯛茶漬けを楽しめます。

海岸沿いから牟田峠へ

海鮮家 福伸から国道266号線を走ります。

千切漁港から約5km続く海沿いの道は、堤防が低いので美しい景色を堪能できます。

途中小さな海岸で穏やかな八代海を感じます。

海岸沿いから牟田漁港手前で右折すれば2.7kmの上り坂、標高150mの牟田峠まで登ります。

坂の途中、見下ろす美しい風景を楽しみながら峠を越えて、国道324号線へと走ります。


ケーキ工房パンプキンで人気のロールケーキ

国道324号線を北上し、国道266号線まで戻れば、上天草の人気店「ケーキ工房パンプキン」。

ここは、幸せが長く続くようにと作られた長さ50cmの「天草ロール」が有名です。ただ一人で食べるには大きすぎるので、お店の方オススメ「和栗のモンブラン」を注文。
ケーキは店先のテーブルで食べることができます。ドリンクの販売はしていないのですが、隣のコンビニでコーヒー等を買ってきてもOKとのことなので、自分でケーキセットにすることができます。

千厳山展望所からの絶景

ケーキ工房パンプキンから350mほどの合津港。

ここから1.2km(勾配13%)の坂をのぼって標高162mの「千厳山(せんがんざん)展望所」を目指します。

展望台からは、美しい天草松島の風景と雲仙を望むことができます。

展望台から坂を下り再び合津港へ。目の前に見える赤い橋は「松島橋」。

松島橋を渡って前島へと戻ります。橋から見下ろす海は美しい青のグラデーション。

15:30「mio camino AMAKUSA」で自転車を返却し、3時間のサイクリング終了。

返却後は、お土産を買ったり、海沿いのカフェでのんびり過ごすこともできます。

コース紹介


距離: 23.2 km 獲得標高: 339 m
JR熊本駅からmio camino AMAKUSAまで約54km(クルマで1時間から1時間半)

▼レンタサイクル情報

mio camino AMAKUSA
名称mio camino AMAKUSA営業時間9:00~17:30*不定休電話番号0969-33-9500受付場所上天草市松島町合津6215番17車種・料金シティ-eバイク(クロス、MTB)1500円/1日クロス1000円/1日ロード1000円/1日ミニベロ-MTB-その他(子供用車)500円/1日*税込み価格*前払い制*手荷物預かり100円

▼ mio camino AMAKUSA
https://www.kyusanko.co.jp/miocaminoamakusa/

▼海鮮家 福伸
http://www.fukushin.com/

▼天草四郎観光協会
https://kami-amakusa.jp/

まとめ

日本三大松島と呼ばれるだけあって、海と島々が織りなす風景はとても美しい上天草。とても遠いイメージでしたが熊本市街からも1時間ちょっとなのでアクセスの良さを感じました。
レンタサイクルはとても整備されていて安心感があり、3時間で「海沿い」「峠」「海の幸」「スイーツ」を楽しめるのは魅力です。
普段スポーツ自転車に乗り慣れていない人にはE-bikeレンタルもあり、幅広い層が一緒に走れるので、ぜひ熊本旅行の際に、上天草サイクリングを楽しんでみてください。
自転車に描かれた「ナナメ上 上天草」のキャッチフレーズと、いくつもの「ナナメ上矢印」も、サイクリングの楽しさを演出してくれました。

執筆:HANADA

 

 

【アルゼンチン】世界遺産ペリートモレノ氷河とカラファテの町をサイクリング

【アルゼンチン】世界遺産ペリートモレノ氷河とカラファテの町をサイクリング

アメリカ大陸を縦断中、パタゴニアの荒れ狂う暴風地帯を抜けると、これまで通ってきた、褐色の乾いた大地とはひときは違った、素敵な町に到着しました。

そこにはフラミンゴも棲む素敵な湖、そして、南米有数の観光地である、巨大な氷河があります。

太古よりアンデス山脈から繋がる、氷河を面前にすると、静寂の中、時折、氷河が崩れる音を聞くことができるほど、神秘的な場所でした。

「世界一美しい氷河」ペリート・モレノのある、カラファテの町を紹介します。

▲ペリートモレノ氷河

エル・カラファテの町って?

アルゼンチンのパタゴニア地方の中心、サンタクルス州に位置する、エル・カラファテ(El Calafate)の町は、1万人に満たない人口ながら、夏季には、世界遺産ペリートモレノ氷河を目的に世界中からたくさんの観光客が訪れます。

▲パタゴニアの強風の中、カラファテの町に到着しました。

 

エル・カラファテのレンタサイクル

カラファテには、氷河の他にも湖や多くの自然が存在します。

レンタサイクルを借りて、散策してみるのはどうでしょうか。

BAFT

町の中心にあるBAFT BIKE RENTAL では、各種観光情報も知ることができます。

 

EB Rental Bike

EB Rental Bike では、珍しい竹でできた自転車も借りることができます。

▲竹でできた自転車

 

カラファテの町を散策

ロス・グラシアレス国立公園インフォメーションセンター

カラファテの中心部には、ペリートモレノ氷河のある、ロス・グラシアレス国立公園のインフォメーションセンターがあります。インフォメーションセンターの中庭は、展示物もあり、訪れる価値ありです。

▲この紫外線の強さを表示する掲示板は、日本のJICAの寄付で、設置されたものでした。

アルヘンティーノ湖(Lago Argentino)

アルゼンチンで一番大きな湖、アルヘンティーノ湖も町のすぐ近くにあります。琵琶湖の2倍近い大きさです。アルヘンティーノは、スペイン語でアルゼンチンの意味。

▲風の強くない日には、湖のビーチでのんびりと。
▲野生のフラミンゴも生息します。

▲氷河の雪溶け水でできている湖の水は、陸から離れるにつれて、エメラルドグリーンに。

パタゴニアの美しい夕暮れ

パタゴニアを旅して感じたことは、夕暮れがとても美しいこと。天気がいい日には、パタゴニアの荒野を夕日が真っ赤に染めていました。

上空は、強い風が吹いているのでしょうか。形の変わった雲も多くみることができました。

▲パタゴニアの夕暮れ

ペリート・モレノ氷河 (Glaciar Perito Moreno)

カラファテの町から約80kmの距離にある、世界自然遺産である、ロス・グラシアレス国立公園。

そして、その国立公園内にあるのが、ペリートモレノ氷河です。この氷河は約250km2にも及び、一番氷の厚い場所で約700mの厚さがあります。

世界温暖化が進む中、後退をしていない数少ない氷河であり、一眼見た瞬間に、思わず声が出るほどの大迫力です。

▲国立公園内は、遊歩道が整備されており、散策することもできます。

国立公園内は、たくさんの観光客がいますが、誰も話をしていないと、風の音すら聞こえない静寂に包まれます。時折聞こえる、氷河が崩れる音を聞くと、何万年より続く、この氷河の歴史を感じ、神秘的な時間が流れます。

▲崩れ落ちた氷河は、深い青色をしていました。
▲氷河が目の前にあることもあり、とても寒いです。
湖の向こう側に見えるアンデス山脈。

 

 

まとめ

今回は、カラファテの町、ペリートモレノ氷河の様子をお伝えしました。

日本からは遠く、アルゼンチンの中でもパタゴニアの奥地という、僻地にある場所です。その簡単ではない場所にあるからこそ、このような、神秘的な場所が今も残っていのかも知れません。

パタゴニア地方のハイライト、カラファテの町とペリートモレノ氷河をみなさんのバケットリストに追加してみるのは、いかがでしょうか。

 

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくことになりました。今回は、第1弾として、津田さんの「これまで」の自転車旅と「これから」の自転車旅の予定についてご紹介します。 ソルトレイクシティー(アメリカ合衆国)プロフィール名前津田 幸洋よみがなつだ ゆきひろ何年生まれ昭和60年出身地福岡県福岡市プロフィール父親は、漁師で漁師町で、幼少期を過...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、ブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【東京都】江戸川のゴミ拾いライドレポート

【東京都】江戸川のゴミ拾いライドレポート

秋晴れのもと、江戸川サイクリングロードのゴミ拾いライドに参加してきましたので、その活動をご紹介します。

江戸川サイクリングロードとは

江戸川サイクリングロードは、葛西臨海公園から関宿城までの約64kmのコースで、右岸と左岸に自転車道が整備されています。途中道幅が狭い区間もありますが、概ね幅員も確保されており、走りやすい自転車道です。

利根川・江戸川サイクリングロードマップ

「みさとの風広場」で集合

都内を出発し、国道6号新葛飾橋から江戸川サイクリングロードに合流します。通行量も少なく、非常に快適でした。

右岸側のサイクリングロードを進み、JR三郷駅近く「みさとの風広場」が集合場所です。
この企画は、ドーナツ屋オーナーでRCCの福田さんが、「いつもお世話になっている河川敷を、利用するだけでなく清掃することで、自転車道を安全に快適に皆さんに使ってもらいたい」という思いで企画しました。
8時~11時、「みさとの風広場」を中心に、流山橋と玉葉橋周辺までのサイクリングロード周辺をゴミ拾いします。
続々と参加者の方々が集まってきます。

自転車は他のサイクリストや住民の方の邪魔にならないように河川敷に移動します。

ゴミ拾いの前に少し腹ごしらえです。パートナーカフェ「CYCLO」のドーナツをいただきます。

ゴミ拾いのためのトングやゴミ袋などの備品をお借りして、いざゴミ拾いのスタートです。
きれいに見えていたサイクリングロードも、少し草をかき分けるとけっこうゴミが落ちています。

ひたすら、#ひろう

3時間ほどゴミ拾いをしたら、結構集まりました。
地元の方にも、「長年ここにいるけど、こんな活動を見たのは初めてだよ。」とか、ランナーやサイクリストの方達にも、「ご苦労様です」や「ありがとうございます」と、声をかけていただいて、とっても嬉しい気持ちになりました。

回収したゴミを前に、参加者で記念撮影です。いい笑顔ですね。

赤トンボも興味あるのか、何度も寄ってきては指にとまっていました。

ゴミ回収後は、「CYCLO」に移動してコミュニケーションタイムです。
自転車ラックも完備されているお店で、おいしいドーナツ&カフェがお待ちかね。
地元のサイクリストの方達も集まってきます。
これまで走ったコースの話や、おいしいカフェの話、おすすめスポットや次に走るコースの話で盛り上がります。
 
はじめてお会いした方とも、あっという間に仲間意識が芽生えます。

ショコラおすすめです!

コース紹介

▼CYCLO
https://cyclodonuts.square.site/shop/-donuts/2

まとめ

日頃お世話になっているサイクリングロードを、安全に走るだけでなく、きれいにすることで、地元の方々の理解も得られやすくなるのではないかと思います。
このような活動が全国に広がっていったら、よりサイクリストの理解が得られてうれしいことですね。
江戸川のゴミ拾いは年に3回ほど実施する予定とのことですから、ぜひ皆さんも参加してみてください。

執筆:KUNO

 

【インドネシア】毎週日曜の朝 首都の大通りが歩行者・自転車天国になって賑わう「ジャカルタカーフリー」

【インドネシア】毎週日曜の朝  首都の大通りが歩行者・自転車天国になって賑わう「ジャカルタカーフリー」


日本ではあまり知られていませんが、自転車メーカーがあるインドネシアは、レジャーとしてサイクリングが人気です。
日曜朝には「カーフリー」と呼ばれる大通りの歩行者天国で、多くの人がサイクリングを楽しんでいます。そんなインドネシアのカーフリーサイクリングを、出張者でも楽しめるレンタサイクルを使ってご紹介します。

インドネシアの首都ジャカルタ

インドネシアの首都ジャカルタ(ジャカルタ首都特別州)は、人口約1,000万人と世界有数の大都市です。
その首都を南北に、Jl.M.H.Thamrin(タムリン通り)・Jl.Jenderal Sudirman(スディルマン通り)が通っていて、その地下をジャカルタ都市高速鉄道(2019年3月、第1期区間:15.7km開業)が走っています。
そしてその通りの約6km区間を毎週日曜日6:00~10:00、カーフリー(歩行者・自転車天国)として開放しています。※その他ジャカルタでは5地域で実施。
2020年から約2年間、このカーフリーも休止されていましたが、2022年5月に再開されました。

Sari Pacific Jakartaで宿泊&レンタサイクル

タムリン通りには在インドネシア日本大使館やホテル、ショッピングモールが面しています。日本大使館から北に約800mにあるホテル「Sari Pacific Jakarta」に宿泊すれば、レンタサイクルを利用することができます。

出張者がカーフリーでサイクリングしたくても、通り沿いにレンタサイクルがほとんど無い状況ですが、このホテルに土曜日泊で宿泊すれば、翌朝レンタサイクルでカーフリーサイクリングを楽しむことができます。

朝6:30ホテルロビーで予約していた自転車の貸し出し手続きをして、サイクリングスタート。

自転車はインドネシアの自転車メーカー「POLYGON」のマウンテンバイクです。

カーフリーの風景

6:00ごろまで降っていた雨は上がって多くの人が通りに出てきています。

ホテルからタムリン通りを南へ約1km、日本大使館も近い「Selamat Datang Monument(スラマダタンモニュメント)と噴水。
ここはジャカルタの中心ともいえる場所で、普段多くの車やオートバイが行き交うランドアバウトです。そこを歩いたり、自転車で走れるのですから、カーフリーでは人気のフォトスポットです。

ここから南側がスディルマン通りです。

2019年には無かった自転車レーンが設置されていました。


カーフリーを使った、ランニングイベントもよく見かけます。参加者が、同じ(主催者やスポンサーの)シャツを着てイベントに参加するのがインドネシアでは主流です。


雨上がりの澄んだ空と、水溜まりに映し出された日曜朝のジャカルタは、渋滞が問題となっているジャカルタとは思えない美しい風景です。

高架橋から見下ろす通りも美しい風景です。

スラマダタンモニュメントから約3km、高速道路のインターチェンジがあるSemanggi(スマンギ)。

ここから通りを少し外れれば、サイクルショップ「Rodalink SCBD」があります。
Rodalinkは、自転車メーカーPolygonのグループで、他メーカーの自転車も取り扱うインドネシア最大の自転車チェーン店です。

再び通りに戻って、カーフリーの最南端「Patung Pemuda Membangun(立ち上がる青年の像)」へ。ここもフォトスポットですね。

ここから北へ向かって走ります。

通りには、カメラで撮影する人が多くいます。

彼らはフリーカメラマンで、撮った写真を自身のSNSに掲載し、希望者に高解像度データを販売しています。何とも商魂たくましいですね。

一気にカーフリー北の起点まで約6kmサイクリング。

2019年までは低かったバスレーンの縁石も高くなったことで、バスレーンを走る自転車やランナーはほとんどいません。


何となくバスと自転車・歩行者との距離も、以前より広くなっている気がします。


バスの停留所上には、有料の「展望&フォトスポット」もできていました。


カーフリー北の起点、タムリン通りの「Thamrin Fountain(噴水)」。

この北東エリアは「MONAS(独立記念塔)」が中央にあるあるムルデカ広場。多くの人が憩う日曜の朝はとても穏やかな空気を感じます。

8:30ホテルに到着。2時間約6kmのカーフリーサイクリング終了。

サイクリング後は、ホテルでゆっくりブレックファースト。

コース紹介

距離:15.9km 獲得標高:69m

▼Sari Pacific Jakarta(英語サイト)
https://www.marriott.com/en-us/hotels/jktak-sari-pacific-jakarta-autograph-collection/

まとめ

およそ3年ぶりに訪れたジャカルタのカーフリー。
再開されていたカーフリーは、変わらず多くの人々が楽しむ素晴らしいジャカルタの風景でした。
新しくできたスポットや整備・改善されたものがいくつかあり、進化しているのも感じられました。

朝6時に起床して、雨上がりの晴天という絶好のコンディションの中、レンタサイクルで2時間ジャカルタの街を疾走し、朝食の後はプールでひと泳ぎ。
一年間通して暑いジャカルタならではの、日曜朝のオススメの過ごし方です。

そして11:00、ホテルをチェックアウトして通りに出れば、何事もなかったかのように、いつもの車とオートバイが行き交う街に戻っていました。

執筆:HANADA

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2018年で日本との国交樹立60周年を迎えたインドネシア。世界4位(2億5000万人)の人口を有し、東西は3タイムゾーンでアメリカ大陸ほどの国土をもつ島国です。世界有数の親日国としても知られていますが、日本ではまだまだ知られていない国かもしれません。そんなインドネシアの首都ジャカルタでは、毎週日曜の朝「カーフリー」が行われ、多くの人や自転車で賑わっています。この「カーフリー」を交えて、自転車が人気のインドネシア(ジャカルタ)をご紹介します。インドネシアの首都ジャカルタとはジャカルタはインドネシアの首都であ...

【千葉県】南房総エリアの春を満喫!ステーションライド in 南房総 2023

【千葉県】南房総エリアの春を満喫!ステーションライド in 南房総 2023


B.B.BASEで参加したみなさん

南房総エリアの美しい自然と地元のグルメを堪能できるサイクリングイベント、ステーションライド。今年は3月11日に館山市の北条海岸をスタート&ゴールとして行われ、170人の参加者が南房総の春を楽しみました。
コースは脚力に応じた50kmコースから120mコースの4種類。今回はスペシャルコースとして設定された、ガイド付きで観光スポットを巡る、約40kmの「アドベンチャーコース」に参加してきました。

スタート会場は館山市の北条海岸

このイベント、参加方法がふたつあります。ひとつはサイクリング専用列車、B.B.BASEに乗って東京のJR両国駅から参加する、通称「B.B.BASE組」。もうひとつはサイクリングスタート地点の北条海岸に集合する「現地集合組」。今回私は現地集合で参加しました。

まず120kmコースの参加者がスタート。120kmコースは時間がかかるため、B.B.BASEに乗る場合は参加できません。そして9時すぎにB.B.BASEがJR館山駅に到着すると、両国から乗車してきた参加者たちが、続々とスタート会場に。

開会式のあと、ゼッケンに名前を記入したりして、準備をしながらスタート時間を待ちます。

ステーションライドはJR東日本千葉支社が中心になって2013年に始まったサイクルトレインイベント。ステーションライドという名のとおり、開会式には館山駅の駅長と副長も駆けつけてくれました。

また今回はB.B.BASE組のゲストとして、国土交通省道路局参事官の金籠史彦さん(写真左)と、昨年現役を引退したもとプロレーサーの中島康晴(ナカジ)さんも参加。
ふたりとも鉄道マニアとして知られ、B.B.BASEの旅を心から楽しんだようです。中島さんは2010年千葉国体のロードレースチャンピオン。まさにキング・オブ・千葉。でも千葉を走るのはそれ以来だそうです。

イベントにはガチンコサイクルTVから声優の東城咲耶子さん、お笑いタレントの石井ミカンさんも参加、取材クルーが来ていました。

アドベンチャーライドの参加者でスタート前のミーティング。

アドベンチャーライドの参加者は12人。スタッフとともにスタート前の記念撮影。

赤山地下壕初体験

北条海岸を出て、まずは赤山地下壕跡へ。あっという間に到着します。

館山には戦争の遺構が数多く残っています。

ふだんは「船形倉庫」というギャラリー&カフェを運営している、今回のスタッフ佐生かおりさん.が解説。参加者に地元を知ってもらおうとガイドにも熱が入ります。

赤山地下壕跡は第二次世界大戦で使われた、館山海軍航空隊の地下壕。資料がほとんど残されておらず、はっきりしたことがまだわかっていません。
全国的に見ても大きな壕で、壕内には発電所の跡が確認できるほか、病室や電信室があったとの証言もあります。また戦後はキノコ栽培に使われていたといい、不法に住居として使用していた人もいたそう。

手掘りの荒々しい削り跡。地層の模様も見られます。

天井の照明のまわりに注目。もともと壕内は真っ暗で植物はありませんでしたが、なんと明かりのせいで光合成して草が生えてきています。

次はこれまた近くの掩体壕(えんたいごう)へ。この切通しの壁にも穴が掘られています。房総の地層は海底で砂や泥が堆積した積層岩。掘りやすく崩れにくいため、素掘りのトンネルや穴が数多くあります。

掩体壕は戦争中に敵から戦闘機を隠すために使われた倉庫。敵機が現れると、空から見えないように戦闘機をこの中に入れました。
穴が飛行機を前から見たカタチになっているのがおもしろいですね。

シラハマ校舎でお昼ごはんです!

裏道を縫って次の目的地へ。ガイド付きツアーでなければ来られないような道をズンズン走っていきます。自分ではとても見つけられない道です。

遍智院 小塚大師で休憩。この小塚大師は安房地方の弘法大師信仰の中心で、関東厄除け三大師のひとつとも言われています。
弘法大師(空海)がここに滞在した際、夢に天太玉命(あめのふとだまのみこと)が現れ、言われたとおりに2つの大師像を彫ったといいます。そのひとつをここに祀り、もうひとつは海に流してそれが漁師の網にかかったのが川崎大師のご本尊だと言い伝えられています。
ほかにも安房南部には弘法大師伝説が多く残されています。

昼食会場のシラハマ校舎に到着。ここは旧長尾幼稚園・小学校の木造校舎をリノベーションし2016年にできた多目的施設。
オフィス、宿泊、レストランなどで構成され、自然や歴史と向かい合いながら住む・泊まる・学ぶ・食べる・働くなどを体験できる複合施設となっています。

レンタルオフィスの一室。こんな環境で仕事してみたいですねー。

レストランの「バルデルマル」で、あらかじめ注文してあった、房州エビと海の幸カレー、野菜ごろごろカレー、リゾット、ピザなどを、みんなでいただきます。

私がいただいた海の幸カレー。これにキッシュの前菜とヨーグルトのデザート、ドリンクがついて1430円(税込。今回は参加費に含まれる)。うーまーいー。

出発前にスタッフの方に記念撮影のカメラマンをしてもらっちゃいました。

お腹いっぱいになってシラハマ校舎を出発。

野島埼からだいぼへ

海岸に出ると、房総半島最南端の野島埼を目指します。

到着したのは野島埼灯台のすぐわきにある白浜海洋美術館。

中には漁師が大漁のお祝いのときに作って着用したという藍染めの着物、万祝(まいわい)を中心に、地元の海に関連した工芸品や生活用品を展示。
万祝は展示していないものも含め400着ほどあるということで、日本最大のコレクションを誇っています。

万祝は試着することもできます。

ここからは海沿いに安房神社を目指します。

安房神社に到着。

安房神社は安房の国の一宮で、本宮に天太玉命を祭っています。
紀元前660年(今から2683年前!)に神武天皇の命を受けた天富命(下の宮御祭神)が阿波の国(徳島県)に続き開拓したのがここ安房の国だと言われているそうです。
このときに天富命が自分の先祖を祭ったのが安房神社の起源だと言われています。

説明してくれた神職さんはサイクリストで、房総半島の神職者で作るサイクリングチーム、「房総神社サイクルライド推進委員会」のメンバー。

参加者が「あまりにキレイで感激した!」と言うフラワーロード。追い風に乗ってさらに館山方向へ。

休憩場所の「漁港食堂だいぼ」に到着。

ここで館山名物「なかぱん」(中村屋)のクリームパンが参加者にふるまわれた。私も館山を訪れたら必ず買っています。疲れた体に甘いものがうれしいタイミング。

全員で笑顔の完走。お疲れ様でしたー

そして最後はゴールの北条海岸までラストスパート……ではなく、あくまでのんびりと走行。

ゴールの北条海岸!
すでにほかのコースの人たちがたくさんゴールしていました。

全員で完走の記念撮影!
逆光だー。

ゴールでは再び中村屋のクリームパンと、これまた地元で有名な老舗カフェ「サルビアコーヒー」のサービスが。

今回のスタッフ。左から今回のツアーを企画した南房総サイクルツーリズム協会の瀬戸川賢二さん、私(ペダルプッシャー岩田)、館山市役所の川名茂樹さん、観光地のガイドとサポートを努めてくれた佐生かおりさん。お世話になりました!

コース紹介

ステーションライド
http://www.stationride.com/

赤山地下壕跡
https://www.city.tateyama.chiba.jp/syougaigaku/page001892.html

シラハマ校舎
https://www.awashirahama.com/nagao/index.html

白浜海洋美術館
http://kaibi.art.coocan.jp/

南房総サイクルツーリズム協会
http://minamiboso-cycle-tourism.jp/

▼イベント情報
イベント名:RIDE and FUN~ Station Ride in 南房総2023 produced by Bicycle Club
開催日:2023年3月11日(土)
開催地:千葉県南房総エリア(館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町)
主催者:Station Ride in 南房総実行委員会

まとめ

じつはステーションライドにはバイシクルクラブの編集長時代からずっと関わってまして、運営スタッフとはツーカーの間柄。
でもこのアドベンチャーコースに参加したのは初めてで、参加者の立場から楽しく走らせてもらいました。とくに赤山地下壕跡は、前から行きたいと思っていた場所。佐生さんの説明を聞きながらまわれて大満足でした。
シラハマ校舎は、またプライベートで行ってみたい場所。ゆっくり食事して、コーヒーでまったりしたいなー。
あと、オーナーの多田さんともゆっくりお話をしてみたいです。こういうのんびりしたライドが、これからはいいよねー。
といいつつ、年齢的にそろそろあんまり長距離走れなくなってきているので、次回のステーションライドでは120kmコースにチャレンジしたいなんて気持ちもちょっとだけ。いえ、ちょとだけですけどね。

ステーションライドのスタッフのみなさん、お世話になりましたー。

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓発活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【イベント】超党派の自転車活用を推進する国会議員らが集結した「青空総会2023」

【イベント】超党派の自転車活用を推進する国会議員らが集結した「青空総会2023」


2023年5月29日、国会議事堂に自転車活用推進議員連盟に所属する国会議員たちがサイクルウエア姿で集結。さらなる自転車環境の向上と活用に向けてアピールを行いました。

4年ぶりとなる青空総会開催

このイベントは「青空総会」という名前で、党派を超えて集まった自転車の活用を推進する議員でつくる「自転車活用推進議員連盟」が主催。
年に一度このように国会議事堂に集まり、皇居周辺を思い思いの自転車でパレード走行し、地球温暖化防止や健康促進などのために「ライフスタイルとして自転車をもっと使おう!」ということをアピールしています。
また国会議員だけでなくサイクルツーリズムに力を入れている県や市区町村の首長や担当者、関係省庁や関連業界の方々に加え多彩なゲストも参加。情報交換したりブースで說明を聞いたりして理解を深めます。コロナの影響で今回は4年ぶりの開催となり、私も久しぶりに国会議事堂に来ました。

当日は朝からあいにくの空模様でしたが、なんとイベントが開始される前に雨はやみ、濡れずに開催を楽しむことができました。

イベント前に雨はやみました


国会議員のセンセイやその秘書の方たちがいっぱい


開会式が始まるよー

開会は午前11時。自転車活用推進議員連盟の二階俊博会長の挨拶でイベントがスタートしました。その後も国会議員などが次々と楽しそうに挨拶。
みんなこの日を待っていたんだなーという感じです。ニュースでよく見る立憲民主党の泉健太代表ほか、公明党、日本維新の会、共産党といった与野党の議員さんがズラリ。まさに超党派。すげー場所だー。

自転車活用推進議員連盟の二階俊博会長は、「この集まりは超党派でいろいろな党の方々が集っているんですが、超党派でやることは自民党がしっかりしなければダメ」と檄を飛ばしました


自転車活用推進本部長でもある斉藤鉄夫国土交通大臣は「先日しまなみ海道を25km走りました。これからも政府として自転車振興に全力をあげていきます」と宣言。後ろは立憲民主党の泉代表


橋本聖子参議院議員は自転車活用推進議員連盟の会長代行。「みなさんご存知ないかもしれないんですが、私もと自転車の選手でした」と会場を笑わせた


2018年から国土交通省自転車活用推進本部の自転車アンバサダーを務める稲村亜美さんも登場。「最近はお台場など都内をぶらぶらと自転車で走るのが最高の息抜きになっています。これからも自転車のよりよい活用方法を広めていくために頑張ります」

団長安田さんが爆弾リクエスト

その挨拶のなかでゲストとして登場した安田大サーカスの団長安田さんが「今日これだけはお願いしておきたいことがあって。奥多摩はめっちゃサイクリングにいいところで、羽田空港と多摩川のサイクリングロードでつながってる。でも羽田空港へは自転車でメチャクチャ行きにくいんですよ。これをなんとかしてください!」といきなりの直訴。
それを聞いた二階俊博会長がマイクを奪い、「ただいまのご提案、賛成です。今度小池知事に電話しておきますから」と参加者の前で改善を公約!? これには会場から「おおーっ」と声があがりました。
そしてそれを聞いた国土交通省の丹羽克彦国土交通省道路局長が「しっかり今のご意見、反映させていただきます」と応じ、やんやの喝采。サイクリストの声がトップにダイレクトに伝わる。これが青空総会のスゴさかも。

羽田への自転車でのアクセスをしやすくしてほしい!と力説する団長。


「羽田の話はあちこちでしてるんだけど、あんまりみんなピンときてないみたいで。今日はいちばん手応えがあったなあ」と団長。いやこれ画期的ですよ、これをきっかけに羽田へのアクセスがよくなったらすごいことですよ。「そやなー!」

警視庁のBEEMSに先導され皇居一周

挨拶と記念撮影が終わると、いよいよパレードへ。パレードは皇居を一周する約30分のショートライド。警視庁の自転車安全利用指導啓発隊、BEEMS(ビームス)の先導で国会議員はじめ参加者たちが楽しそうに参加していました。

BEEMSのみなさん。今回はパレードの先導を担当しました


BEEMSを先頭にパレードに出発


絹代さん発見!トレードマークとなりつつあるベビーカー「バーレー」を引いての参加


日本メッセンジャー協会の中島翔太さんはデンマークのカーゴバイク「オムニウム」で参加。メッセンジャー大会でのこうしたカーゴバイクによるクラスを広めたいということです


自転車活用推進本部事務局次長の金籠史彦さんも愛車アンカーで参加。楽しそう!

会場にはさまざまなブース出展が

会場にはJRバス関東のB.B.BASEバスが展示されたほか、サイクルツーリズムに力を入れる行政のブースや、スポーツサイクル、シェアサイクルなどのブースがズラリ並びました。ライドから戻ったみなさんは、さっそくブースを見て歩き、出展者にいろいろ質問していました。

会場で圧倒的な存在感を放っていたB.B.BASEバス。JRバス関東のスタッフと、B.B.BASEのPRに来ていたJR東日本千葉支社のスタッフ


茨城県土浦市は、サイクリングターミナルとなっているプレイアトレ土浦、そこでル・サイクを展開するサイクルスポットとの合同ブースで出展


シマノは健康のための自転車活用をテーマに出展していました


ドコモ・バイクシェアのブースでは、よく見る小径車タイプではなく、一般的なクロスバイクなどを展示


このアタッチメントを取り付けることで、専用開発でない自転車もバイクシェアとして活用できるようになるということで、すでに観光地などで導入されているそうです


自転車協会のブースではルービーを使ったバーチャルサイクリングの体験も


電動アシストバイクのパイオニア、ヤマハ発動機は最新のPASやYPJシリーズを展示


ミヤタサイクルは福田三朗新社長(中央)が来場、最新のクルーズシリーズやリッジランナーなどのeバイクを用意していました


議連の先生方による記念撮影大会があちこちで。おっ、北京パラリンピック金メダリストの石井雅史さん、タレントの道端カレンさんの姿も!

自転車道のボスに名刺を渡すチャンス到来

二階会長も会場を視察。こんなに近くでお会いできるなんて!
チャンスとばかり名刺を渡し、「昨年太平洋岸自転車道を走破したんです」と言ったら「おおそうですか。どうでした整備状況は?」と相好を崩してくれました。
そもそもこの人が大元である昭和の大規模自転車道としての太平洋岸自転車道計画策定に尽力したから現在のナショナルサイクルルートとしての太平洋岸自転車道があるのです。思い入れもひとしおのはず。
しまった、「なんで銚子から加太までなんですか?」って聞くの忘れちゃった。

じつはこの人が太平洋岸自転車道の言い出しっぺなんです


ブリヂストンサイクルからはオリンピック3大会出場の飯島誠さんもゲストとして参加。右隣は磯部正博社長


ヘルメットのオージーケーカブト。ヘルメットの着用努力義務化で、街乗り自転車にも似合うヘルメットをピーアール


ネストで団長安田さんをサポートするホダカのブース。リサイクルアルミフレームのジーンウインドも紹介


日本パラサイクリング連盟はタンデムやハンドサイクルなど多くの障害者が親しめる自転車を持ち込みました。活動が実ってついに東京も7月1日よりタンデムが解禁され、全国でタンデム自転車に乗れることになりました


会場には試乗コースも用意され、参加者たちがふだん乗れない自転車を体験した。パラリンピック金メダリスト石井雅史さんの後ろに乗るのは橋本聖子副会長。オリパラコンビ結成ですね

ハンドサイクルに苦戦する参加者


最後に紹介するのはみんな大好き国土交通省のナショナルサイクルルートのブース。各ルートのガイドマップを配布してアピールしていました

まとめ

4年前の前回、その前と参加しているので私自身は3回目の青空総会参加。
青空でなかったのは初めてなんですが、4年ぶりとあって参加者の期待度はマックス。議員の先生方、行政のトップの方々など、忙しい中「青空総会には出なくては!」と時間を作って参加されているんだなというのを感じました。
パレードやブース視察もさることながら、「自転車でこの国をよくしていこう」という熱い気持ちを持った人たちとの一体感を確認できるのがこのイベントの意義ではないかなと思います。
また来年もぜひ参加したいです。こういうの、一般の方が参加できるようにしてもらいたいけど、警備が大変すぎますね。

関係ないですが国会議員の先生が黒塗りの運転手付きのクルマで会場に乗り付け、サイクルジャージ姿で降りてくるのが、すげーカッコよかったです!

自転車活用推進議員連盟メンバーリスト
https://www.cyclists.jp/legist/memberlist.html

自転車活用推進本部
https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓発活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

 

 

 

 

 

 

【アルゼンチン】太古の自然が残る、世界の果てウシュアイア

【アルゼンチン】太古の自然が残る、世界の果てウシュアイア

アメリカ大陸の果て、ウシュアイアに到着。すでに夏が終わりを告げ、秋に入ったこの辺境の地は雪に覆われていました。都会から、離れた自然の中では、太古から残る草木、人を寄せ付けぬ山々がそびえ立ちます。眼前を流れる南極海ともつながるビーグル水道を眺めていると、ようやくここまでたどり着いた。と感慨深いものがありました。

▲多くのサイクリストのゴールである、ウシュアイア の看板

海と山が目の前に面する日本のような小さな町では、ハイキングやたくさんのアウトドアアクティビティーを楽しむことができ、幸運にも鯨や、アシカもみることができました。クルーズツアーに参加すれば、ペンギンにも会うことができます。

また、半世紀にわたり、ウシュアイアに住む、日本人男性にも話を聞くことができました。

ウシュアイアって

通称,フィン・デル・ムンド(Fin del mundo)「世界の果て」と呼ばれる。ウシュアイアはアルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州の州都です。アメリカ大陸最南端の町として、国内外から毎年たくさんの観光客が訪れます。人口8万人の小さな町ですが、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから直通便の飛行機もあります。

夏は、ハイキング、冬はスキーと、大きくはない土地ながら、たくさんのアウトドアを楽しむことができます。

ウシュアイア到着

2022年4月アメリカ大陸縦断のゴールでもあるウシュアイアに到着しました。最後の峠は、昨晩からの嵐で雪に覆われていました。このティエラ・デル・フエゴ島は、山が多いため、他のパタゴニア地域よりも風は弱まりますが、時折、やはり風により変形した木を見ることもできます。

ビーグル水道(Canal Beagle)

澄んだ空気と水。毎朝のひんやりとした冷たい空気で心が洗われるようです。

レンタサイクルを借りて、散策

ウシュアイアでは、自転車をレンタルして散策することも可能です。

Ushuaia Extremo Rental

Ushuaia で15年の歴史のある自転車屋さん。同じ通りに2店舗ありこちらの店舗では、自転車をレンタルしています。

<レンタル価格>

1時間:500ペソ (日本円約300円)

*金額、2022年4月現在

 

 

店名 Ushuaia Extremo Rental
住所 Av. San Martín 830, Ushuaia, Tierra del Fuego, Argentina
営業時間 月〜土:9:00 ~ 13:00, 17:00 ~ 21:00
日    :定休日
website http://www.ushuaiaextremo.com/

Home Bike

この場所で5年ほどの自転車屋屋さん。

<レンタル価格>

半日:1,700ペソ(900円)

終日:2,700ペソ (1,400円)

*金額2022年4月現在

 

店名 Home Bike
住所 Gdor. Paz 591, Ushuaia, Tierra del Fuego, Argentina
営業時間 月〜土:10:00 ~ 20:00
日  :定休日
website https://www.facebook.com/pg/Homebikeush/

 

ウシュアイアの見どころ

トレン・デル・フィン・デル・ムンド(Tren del fin del mundo)

南フエゴ鉄道、通称、世界の果て列車。以前は、ウシュアイアの中心地までつながっていましたが、地震の影響により、線路が壊れ、それからは、この世界の果て駅から、国立公園までの約8kmのみの運行となっています。

グラシアル・マルティアル(Glaciar Martial)

マルシアル氷河。登山道が町中から近いため、たくさんの観光客で賑わいます。3時間ほど急な山道を登っていけば、氷河を見ることができます。

▲登山途中から見える綺麗な朝焼け。

▲見えませんがこの新雪の下には氷河があります。

ラグーナ・エスメラルダ(Laguna Esmeralda)

エスメラルダ湖。こちらもウシュアイアで人気のハイキングルート。夏が終わり秋になっていたので、ルートが泥だらけでしたが、綺麗な紅葉が見られました。3時間ほど歩くと、綺麗な湖に着きます。野生の狐を見ることもできます。

ラグーナ・トゥルケーサ(Laguna Turquesa)

エスメラルダ湖から近い、ターコイズ湖。こちらは2時間弱で登り切ることができます。綺麗な透き通った湖です。

エスタンシア トゥネル(Estancia Tunel)

町から繋がる, ロングビーチ(Playa larga)のトレッキングルートを抜けると、エンカホナード川(Río Encajonado)までたどり着きます。その途中に、あるのが、エスタンシア トゥネル【Estancia Tunel】小さな牧場のような場所で、人々がくつろいでいました。途中で、幸運にもいくつかの小さな鯨の群れを見ることもできました。毎年、出産のためにこの入江にやってくるそうです。エンカンホナード川周辺では、たくさんのアシカも見ることができました。

▲エンカホナード川(Río Encajonado)

カスカーダ・デ・ロス・アミーゴス(Cascada de los amigos)

通称、友達の滝。3時間ほど歩くとたどり着く滝。道がわかりづらく迷いました。道を知っている人と、行くことをお勧めします。

パソ・デ・ラ・オベハ(Paso de la oveja)

通称、羊の道。ウシュアイアの中のトレッキングルートの中でも高難易度の登山道です。3〜4時間歩くと、なんとも不思議なアイスケーブ(氷の洞窟)に着くことができます。シーズンも終わっていたので、かなりの雪に覆われていました。ブーツや防寒具など準備をしっかりとして行ってください。また、道が非常にわかりづらいので、道を知っている人といきましょう。

氷の洞窟(cueva de hielo)

https://www.instagram.com/reel/CgbDu6zFwDK/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

▲登山の様子

日本人もりあきさん

たまたま知り合った地元民から、ウシュアイアには日本人が長い間住んでいると話を聞き、尋ねてみました。

教えられた場所には、食材や飲み物を売っている小さな商店があり、中にはもりあきさんという男性が住んでいました。突然、訪ねたにもかかわらず、家の中へ迎え入れて、話を聞かせてくれました。

沖縄出身のもりあきさんは、昭和18年生まれ、オートバイで数年間アメリカ大陸を旅し、1969年に、ウシュアイアに到着しました。なんとそれから、ウシュアイアで生活をしているとのこと、3人のお子さんもここウシュアイアで立派に育てられました。58年間、一人でこの商店も営まれていましたが、なんと数週間ほど前に3人の強盗が、店に入り、怪我をしたため、現在は、少しの間、店は閉められていました。この辺境の地でも、アルゼンチンの治安は良くないです。早く良くなってもらいたいものです。

着くまで知りませんでしたが、ウシュアイアに着く前にある、モーターバイクミュージアムには、もりあきさんの旅の様子などの写真が展示されているそうです。

▲家の中には日本を感じられる品の数々。
▲商店「YUKITO」は、息子さんの名前。

パルケ・ナショナル・ティエラ・デル・フエゴ(Parque Nacional  Tierra del fuego)

ティエラ・デル・フエゴ国立公園。世界最南端の国立公園です。たくさんのトレッキングルート、最南端の郵便局、最南端の岬と、最南端だらけ。ウシュアイア一番のトレッキングルート、グアナコの丘ルート(Senda Cerro Guanaco)もナショナルパーク内にありますが、シーズンが終わっており、チャレンジできませんでした。

世界最南端の郵便局

世界で一番南にある郵便局は国立公園内にあります。ここから日本に手紙を送ることもできます。

▲野生のキツツキ

アシガミ湖(Lago Acigami)

無音の中に澄んだ湖。とても神秘的でした。

ラパタヤ湾(Bahia Lapataia)

国立公園内にある、ラパタイア湾。世界で一番南にある岬です。これより先は道がありません。ここが、文字通りの「世界の果て」です。

▲正真正銘「世界の果て」

 

まとめ

今回は、ウシュアイアの様子をお伝えしました。

パタゴニアの強風を抜け、たどり着いた町は、山と海を楽しめるとても素敵なところでした。周辺の地形や自然は、他のどの場所とも違った、とても神秘的な場所で、狐や鯨、アシカ、ペンギンなどたくさんの野生動物も見ることができます。何より、日本からほど遠い世界最南端という世界の果てに佇み、南極海と繋がるビーグル水道を眺めるのはとても贅沢な時間でした。

「世界の果て」ウシュアイア。皆さんのバケットリストに追加してみるのは、いかがでしょうか。

 

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくことになりました。今回は、第1弾として、津田さんの「これまで」の自転車旅と「これから」の自転車旅の予定についてご紹介します。 ソルトレイクシティー(アメリカ合衆国)プロフィール名前津田 幸洋よみがなつだ ゆきひろ何年生まれ昭和60年出身地福岡県福岡市プロフィール父親は、漁師で漁師町で、幼少期を過...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、ブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」~TABIRINブースにお越しいただきありがとうございました~

「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」~TABIRINブースにお越しいただきありがとうございました~

2023年10月26日(木)~29日(日)にかけて、インテックス大阪で開催された未来に出会える旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」にTABIRINも出展しました!

魅力的な海外・国内の旅の最新情報、ご当地グルメや民族衣装など、見どころがいっぱいのこちらのイベントにご来場いただいたお客様の中には、TABIRINブースに立ち寄って下さった方もいらっしゃいました。

TABIRIN初めましての方、既にご存知の方、ブースへお越しいただき誠にありがとうございました。

※一般の方向けは28日、29日という日程でした。

▲イベントでは特設ステージも設けられていました

開場前の様子

TABIRINも出展した昨年開催の「ツーリズムEXPOジャパン2022」は大盛況に終わったイベントでしたので、今年もたくさんの来場者が見込まれると予想しながらスタッフ一同準備に励みました。

▲設営完了
▲アンケートご回答の方々にTABIRIN MAPを進呈しました
▲ズラリと並んだTABIRIN MAP

ご来場ありがとうございました

日本ではウィズコロナからアフターコロナへ転換をむかえたのが今年の5月。

国内外の旅の最新情報がキャッチできる「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」は、その流れの後に開催されたイベントということもあり、旅好きの方々にとって特別なイベントになったのではないでしょうか。

実際、ブースでは「今度○○に行く予定なんだけど、サイクリングしてみるのも良いね」という声や、「先月○○に行って来たんだけど…」という声も。
旅好きの方々がたくさん来場され、その行動範囲も広がりつつあるんだな、と感じられるイベントでした。

▲スタッフがTABIRINをご紹介しています

たくさんの出展者の中からTABIRINブースへお越しいただいた方々には、旅先でサイクリングすることの魅力をお伝えしたり、日常生活の中で少し自転車を利用したいときにもTABIRINでその情報をキャッチできるという説明など、足を止めて話を聞いていただきありがとうざいました。

TABIRINはアプリもリリースしているということをお伝えすると興味深く話を聞いて下さる方も多く、自転車旅のお供に便利なTABIRINアプリの機能を、ますます充実したものにしたいと感じられるイベントでした。

▲お客様と話した内容をスタッフ間で共有しました

TABIRINアプリのご紹介

そのTABIRINアプリですが、全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができる仕様となっています。
WEBサイトのTABIRINで調べていた内容を見られるだけでなく、位置情報も表示されるため、現在地周辺の情報が検索しやすくなるだけでなく、サイクリング中のお供として便利に活用できるアプリです。

・アプリの詳細記事はこちら

TABIRINアプリ大幅アップデート!サイクリング情報の検索・計画・記録・共有がもっ...
「TABIRINアプリ」をバージョンアップしました!「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で表示し、サイクリングコースや自転車情報を簡単に検索することができるアプリです。MAPでは、地図上にサイクリングコースや記事、自転車情報などをアイコンで表示します。スポットカテゴリを選択して気になる情報を絞り込...

・以下記事にアプリ新機能について触れている箇所がありますので、ぜひご覧ください。

【2023年10月28日(土)・29日(日)】「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」TABI...
2023年10月26日(木)~29日(日)にかけて、インテックス大阪で開催される未来に出会える旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」にTABIRINが出展します。イベントは魅力的な海外・国内の旅の最新情報、ご当地グルメや民族衣装など、見どころがいっぱいです。スタッフ一同お待ちしておりますのでぜひTABIRINブースへお立ち寄りください。※26日(木)、27日(金)はビジネス向けです。一般の方は28日(土)、29日(日)にぜひお越しください。「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」開催概要名称ツーリズムEXPOジャパン2...

・アプリのインストールはこちら

まとめ

イベントにはたくさんの企業が集結したことにより、非常に多くの国内外の旅の最新情報をキャッチすることができました。

また他ブースの様子を拝見したり、来場者の方々のお話を聞いたりしたことで、皆さんの旅に対する様々な思いを知ることができ、今後もTABIRINはTABIRINならではの「旅」と「自転車」をセットにした切り口で内容の充実をはかりたい、と改めて思うことができました。

次回TABIRINがイベントに出展する際にはサイトでお知らせしますので、ますますパワーアップしたTABIRINを体験しに、ぜひ会場へいらしてください。

番外編

イベントでは島根県観光キャラクター”しまねっこ”やチョコボールのマスコットキャラクター”キョロちゃん”もブースに遊びに来てくれました!

束の間の癒し時間を過ごせ、残りの時間も頑張れました。

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「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」へTABIRIN出展の告知記事です。

【2023年10月】「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」にTABIRINが出展します
2023年10月26日(木)~29日(日)にかけて、インテックス大阪で開催される未来に出会える旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」にTABIRINが出展します。昨秋、東京ビッグサイトで開催された世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2022」に引き続きの参加となりました。2014年にスタートした旅の総合イベント「ツーリズムEXPOジャパン」。今年の開催地は2年後に日本国際博覧会(2025 大阪・関西万博)を控えた活気づくまち”大阪・関西”。イベントでは、そんな大阪・関西ならではの企画やテーマも発信予定です。魅...

 

執筆:mochi

【オーストラリア】4年ぶり開催!ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ大会レポート

【オーストラリア】4年ぶり開催!ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ大会レポート

クイーンズランド州の数ある自転車イベントの中でも、州最大級の参加者が集まるイベントが「ブリスベンtoゴールドコースト サイクルチャレンジ」(通称B2GC/ビーツージーシー、NPO バイシクルクイーンズランド主催)。
2023年は2019年以来4年ぶり、かつ16回目の開催となりました。開催時期も例年の10月から、春の始まりの8月へと変更。
コロナや大雨による連続中止を経て、「待ってました!」と言わんばかりにたくさんのローカルライダーたちの喜びに溢れたイベントとなりました。

ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ(B2GC)とは


B2GCは参加者数が実に3,700名を超えるマンモス大会。

その魅力はなんと言っても、オーストラリアの雄大な自然を感じながら、2都市の魅力を一気に体感できることです。
2032年にオリンピック・パラリンピックの開催も決定し、新たな橋や地下鉄はもちろん、自転車専用道の整備も含め発展が著しいリバーシティのブリスベン。
2018年にイギリス連邦の国際スポーツ競技大会「コモンウェルスゲームズ」を主催し、国際的スポーツリゾートでもあるゴールドコースト。
それぞれの魅力を備える2都市間を自転車で駆け抜けるワンウェイライドです。

ブリスベンシティ中心部からブリスベン川をまたいで南にあるサウスバンクから、ゴールドコーストのサウスポートエリアにあるブロードウォーターパークランズのゴールを目指します。

100km・60km・40kmの3コースが設定

B2GCレースではなくあくまでファンライド、自分のペースで仲間と楽しく走るイベントで、タイム計測はありません。
コースは100km・60km・40kmの3コースが設定されています。

100kmコースはサウスバンクからスタートし、ブリスベンの市内を南下、ブロードウォーターパークランズまで、途中2カ所のレストストップをはさみながら、郊外、カントリーサイド、そしてシーコーストへの道のりをワンウェイで辿ります。

100kmコースは朝6時台にスタートし、速い人は平均時速35km〜40kmで走るので、午前9時前にはゴールします。この早朝スタートも、普段から朝一番に走るサイクリストの多いオーストラリアならでは。

100kmコースの醍醐味は、スタートから最初の16km、普段は市営バス専用のバスレーンを特別貸切で走れること。バス専用道のトンネルからサイクリストたちが続々と駆け出していく様子は、大会朝の特別な景色です。


40kmコースは、100kmコースと同じ場所からスタートし、100kmコース第1レストストップにあたるローガン市のオリバー・スポーツコンプレックスまで。
60kmコースは、オリバー・スポーツコンプレックスから100kmコースと同じブロードウォーターパークランズのゴールを目指します。

全体を通じ、比較的アップダウンの少ないコースなので、これまでロングライドの経験が少ない方でも、体力や経験に合わせたコースを選び、完走にチャレンジすることができます。

2023年大会のメインスポンサーはブリスベンの地元の大きな病院ということもあり、医療研究への寄付への呼びかけも参加申し込み時から大会当日まで積極的に行われていました。自転車やマラソンといったスポーツイベントで、チャリティー色が強いオーストラリア。

職場や友人同士でグループ参加したり、参加者が家族や友人から寄付を募るといった習慣も根付いています。

60kmコース オリバースポーツコンプレックスからスタート


2017、2019年の100kmコース参加に続き、今回は60kmコースに参加してきました。
100kmコースの第1レストストップ、かつ40kmコースのゴール地点でもある、オリバー・スポーツコンプレックスからスタートです。

朝7時半のスタート時刻には、休む人、ゴールする人、ここから走り始める人とすでにライダーがごちゃまぜになりすでにお祭り状態に。4年ぶりの参加に胸が高鳴ります。

グループ走行では積極的に声出しを

ビギナーからベテランまで、幅広い層が参加しているB2GC。
参加者は3,700名を超えるので、あちこちに20名〜30名程度の集団が自然と形成されます。

自分に合ったペースの集団にうまく混ざることがコツですが、積極的に声を出してお互いの安全を確保することが大切です。

並走時に右から追い抜く時は “On your right.”(右抜きます)、後ろから速い集団が追い上げて自分たちを抜く時は “Bike passing”(自転車が通ります)、車が後方にいる時は “Car back”(後方に車あり)など。どれもシンプルなフレーズなので、恥ずかしがらずにハッキリと声に出して呼びかけていきましょう。

ゴールまで24km地点:クーメラのレストストップ

100kmコース・60kmコースともにゴールまで残り24km地点のクーメラに最後のレストストップがあります。


日本の自転車イベントのレストストップ(エイドステーション)と言えば、地元ボランティアの方達による郷土料理やB級グルメが振る舞われることが多いですが、オーストラリアではいたってシンプル。果物、一口サイズのデニッシュやマフィン、エナジージェルが支給される文字通りの「補給食」です。

水やスポーツドリンクの補給の他、有料のコーヒースタンドもあります。


日本での大会参加経験があると、最初は「え!これだけ!?」と少し戸惑うかもしれません。
大会の目的が「観光の活性化」や「地域創生」というより、「健康促進」「医療研究へのチャリティー」といった面も関係しているのかもしれませんね。
レストストップのグルメを楽しみに走る、というより純粋に走ることそのものを満喫する、そのシンプルさもまた魅力の一つです。

クーメラからゴールまで一気に走り抜ける


クーメラのレストストップを出たらあとは一気にゴールを目指します。

ホープアイランド、パラダイス・ポイントと言った湾岸エリアを駆け抜けていくと、ビーチ沿いにそびえ立つ、ゴールドコースト中心部のビル群が見えてきます。

野外フェスのようなゴールエリア

ゴールはサーファーのメッカであるサーファーズ・パラダイスよりは少し北のサウス・ポートにあるブロードウォーター・パークランズです。

午前7時半にスタートした60kmコースの我々は、午前10時過ぎにゴール。
数えきれない数のサイクリスト、バイク、出迎えにきた家族や友人、フードトラックにバンド演奏と、雰囲気はまるで野外フェスと言ったところです。

ペダルを漕いでミキサーを回し、スムージーを作るbike n’ blend。バナナ&マンゴースムージーでリフレッシュ。

復路はへレンズベール駅から電車輪行で

ゴールでの休憩もほどほどに、復路に就きます。
ゴールドコーストエリアからブリスベン方面へと戻る方法は3つ。大会のオプションで提供されているシャトルバス(自転車はトラックで同時に運送)、自分で電車輪行、そして自走です。

自走で帰る健脚集団も一定数いるのですが、今回はゴール会場から11km走った最寄駅のへレンズベールから電車輪行で帰宅。

電車は30分に1本ペースのため、電車を待つ間ベトナムのフォーでお腹を満たしました。

オーストラリアでは自転車はバラさずそのまま持ち込みOKです。先頭車両など、指定されていることもあるので案内をよく確かめた上で持ち込みましょう。

 なお、ゴールドコーストエリアからの参加者向けには、大会当日早朝にブリスベンのスタート地点へと向かうサイクルトレイン(有料/要事前申込)も提供されています。

日本からの参加しやすさも抜群


2024年2月現在、成田ーブリスベン間はカンタスとジェットスターが、関空ーブリスベン間はジェットスターが直行便を運行しています。(フライト時間は約8時間35分〜9時間15分/※ゴールドコーストへの直行便はありません。)

クイーンズランド州と日本の時差はたったの1時間(日本+1時間)。時差が少ないため移動前後の負担も少なく、短期日程でも十分に滞在を満喫することができます。
車道は日本と同じ左側走行なので、初めての海外ライドでもスムーズに馴染めます。

B2GCの大会参加と合わせて楽しみたいブリスベン、ゴールドコーストの観光情報は、関連記事に掲載していますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

コース紹介

 

○ 100kmコース:サウスバンク〜ブロードウォーターパークランズ(サウスポート)
○ 40kmコース:サウスバンク〜オリバー・スポーツコンプレックス(イーグルビー)
○ 60kmコース:オリバ・ースポーツコンプレックス(イーグルビー)〜ブロードウォーターパークランズ(サウスポート)

 ▼ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ公式Webサイト(英語)
https://fundraise.mater.org.au/event/brisbane-to-gold-coast

まとめ

2023年大会は春の初めの8月末開催とあり、走っている間の気温は23度ほど、半袖ジャージとビブショーツがちょうど良いくらいで快適に走ることができました。

「大会の開催をずっと心待ちにしていた!」という人、「コロナ中に自転車を始め、今回が初参加」という人、参加者の笑顔が何よりも印象的でした。

2024年は8月25日(日)に開催予定です。久々の海外旅行を検討中という方、今年はぜひB2GCで海外自転車イベントデビューしてみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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