自転車を通じて埼玉県の魅力を発信するプロジェクト!
「平成31年度ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」に参加された、サイクリストの方々が実際に埼玉県内の「自転車みどころスポットを巡るルート100」でサイクリングを楽しんだ経験をポタ日和のブログ記事として書かれたものをTABIRINでも紹介させていただいています。
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コースの感想まとめ
- ルート距離:38km / レベル:中級者 / おすすめの時期:夏
- 平均勾配5%!松郷峠、定峰峠、白石峠を走る健脚コース
湧き水と峠を満喫!そして馬とのふれあい【ルート54走行時期:8月上旬 スポーツ自転車歴:6年】
【プロフィール】
スポーツ自転車歴6年(ロードバイクはもうすぐ5年)ブルベ2018年度SR、2019年度SR
主に比企郡(ときがわ町、越生町、鳩山町)といった山間部をメインにサイクリングを楽しんでいる布施(Twitterではホセ)と言います。今回は、梅雨明けして灼熱の暑さのなか、ルート54(東秩父の峠挑戦ルート)を走ってきました。
しかしながら、8月は最高気温が35度以上となる猛暑。熱中症対策として、各地で調達できる湧き水などをメインに紹介していこうと思います!
最初の水は、ルートから少し外れていますが、比企郡鳩山町竹本地区にある「竹本の湧水」です。
埼玉県南部方面からときがわ町や東秩父村を目指す場合、このあたりを通ることができるため、新鮮な湧き水をゲットできますよ。
この水は水質調査されているため、そのまま飲めますよ。夏は冷たく、冬は少し暖かく感じます。味は柔らかい感じがしました。ぜひお試しあれ!
施設名 |
竹本の湧水 |
住所 |
埼玉県比企郡鳩山町大字竹本 |
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今回は自転車仲間数人で走ろうと思っていたため、ときがわ町にある「ふれあいの里たまがわ」で待ち合わせです。
サイクリストに優しい施設で、スポーツ自転車用サイクルラックやサイクリングコースマップも設置されていますので、車載でここまで来て「ふれあいの里たまがわ」からサイクリングもおすすめですよ。もちろん、お手洗いや自販機もありますし、食料も購入できます。
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コースに向かう最中、秘密の場所に立ち寄りました。ここは、真上にJR八高線が望めるスポットです。実はここまで自転車で来られます。ぜひ探してみてくださいね。
今回のコースは、松郷(まつごう)峠、定峰(さだみね)峠、白石(しろいし)峠と3つの峠を走る健脚向けコースとなっています。この日は松郷峠から走ってみることとしました。松郷峠は、「西平交差点」から走った場合は最も高いところまで約2.2km、平均勾配5%程度となっています。後半の森林地帯に入ると、真夏でも涼しさを感じることができます。
また、最も高い部分(小川町に入るところ)から、少しだけ下ったところに湧き水スポットがあります。
コンクリート壁面からいきなり水が出ているため、一見排水に見えますが、れっきとした湧き水です。ここでは熱くなった身体を冷やすのに利用してくださいね。冷たくてとても気持ちいいですよ!
松郷峠を小川町方面へ下っていくと、「帝松」という日本酒で有名な松岡醸造があります。このあたりのサイクリストには、「帝松」といったほうが伝わります。ここで飲水をゲットできますよ。
お酒造りに使われている地下水を店頭にて無料でそのまま頂くことができます。ここでまろやかなお水を補給しました。
また、松岡醸造では大吟醸アイスクリームや大吟醸モナカ(もちろんノンアルコール)や、かき氷も購入できますよ。
施設名 |
帝松 松岡醸造株式会社 |
売店営業時間 |
9:00~17:00 |
定休日 |
1/1~1/3 |
住所 |
埼玉県比企郡小川町下古寺7−2 |
TEL |
0493-72-1243 |
URL |
http://www.mikadomatsu.com/ |
備考 |
テレビでも取り上げられた「大吟醸アイスクリーム」は小さなお子様でもお召し上がり頂けます。 |
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さて、松岡醸造でお水を補給した私達は、次なる峠「定峰峠」を目指します。
ちなみにコースには
曲がるところにはこのような看板があるため、地図を持っていなくても走れます。埼玉県を走ったことある方であれば、必ず目にしている看板ではないでしょうか。
看板通りに走っていくと、休憩スポットとなる「和紙の里ひがしちちぶ」の近くを通過します。ちょっと寄り道して道の駅へ行っちゃいましょう!
「和紙の里ひがしちちぶ」は平成28年にできた新しい道の駅で、ドリンクが補給できるほか、フードコートで食事もできますよ。
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さらに、道の駅を少し通り過ぎて左折を2回ほどすると、展望台付近へ行けちゃいます(展望台への坂は急なので注意!)
急な坂を上って頑張ったご褒美は、眼下に広がる景色です。ぜひ立ち寄ってみてください!(展望台までは少しだけ歩きます)
さあ、いよいよ定峰峠へ挑戦!……の前に、水分補給です。
「東秩父村ふれあい広場」の近く、県道11号線沿いには地下水を無料で提供してくれる場所があります。
ここの地下水もそのまま飲めます。暑い中走っていると、水分はいくらあっても足りないもの。ここでも水分補給です。
私は飲む以外にも、足や腕を冷やしました。
県道11号を定峰峠方面へ左折すると、すぐの場所に「落合の店」という商店があります。
スポーツ自転車用サイクルラックの他、自販機やきれいなお手洗いもあるため、定峰峠を利用するサイクリストの定番休憩所となっています。
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ここで休憩やお手洗いを済ませて峠に挑戦です!定峰峠は、「落合の店」からだと頂上まで約10km、途中にあるバス停「白石車庫」からだと約5kmの本格的な峠です。勾配こそ緩やかですが、土日といった休日は比較的交通量も多く、事故も少なからず発生していますのでじゅうぶん注意して進みます。
「白石車庫」を過ぎると本格的な峠となり、森林地帯を走ります。暑い日だったので日陰が気持ちよかった!
定峰峠は木々の間から眺望が楽しめるのもポイント。自動車やオートバイに注意しながらゆっくりサイクリングしました。
峠の頂上には、茶屋があります。
「定峰峠 峠の茶屋」は、サイクリストのほかオートバイや自動車でのツーリングをしている人の定番休憩スポットです。自販機、トイレのほか、茶屋で食事もできますよ。さらに、真夏であってもここまで上ると涼しい風を感じることができます。サイクリングした8月上旬も、涼しくて気持ちよかったですよ。
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ここから、「林道 奈田良線」(写真 左方面)へ向かい、白石峠を目指します。
約3kmと短いながら、後半にかけては斜度がキツくなってきますので、無理せず進んでいきます。
白石峠は広いスペースとなっていて、堂平山方面、ときがわ町へ下る(白石峠)、刈場坂峠方面(奥武蔵グリーンライン)、そして我々の通った定峰峠方面へ向かう交差点となっています。また、ゴールデンウィークから秋までの土日祝には「やっちん茶屋」という移動販売車が9時頃から13時頃まで営業していますので、夏場の補給に大助かりです。
この日は氷菓子を購入しました。美味しかった~~!(ソーダ味やコーラ味のある本庄で作っているアレです)
これから白石峠を下ります。白石峠は急な上、道幅も狭いため極めて注意が必要です。
白石峠の約中間地点(3.6km地点)には湧き水があります。
ここで火照った身体を冷やし、休憩してさらに下っていきました。
峠を下り、さらにもう少し下っていくと、おすすめスポットがあります。
「ときがわホースケアガーデン」という、養老牧場です。
引退した競走馬などが幸せに暮らしている施設で、入園無料ですので、気軽に馬と触れ合うことができますよ。
また、にんじんカップ(100円)を購入することで馬におやつをあげられます。
私も6月に訪れた際、おやつをあげてみましたが、とてもかわいかったです♪
ホームページ(https://www.hcg-tokigawa.com/)もありますので、ぜひ見てみてくださいね。
施設名 |
ときがわホースケアガーデン |
営業時間 |
13:00~16:00 |
定休日 |
月曜日 |
住所 |
埼玉県比企郡ときがわ町西平877-1 |
TEL |
090-7053-4635 |
URL |
https://www.hcg-tokigawa.com/ |
備考 |
時間によってスタッフ不在の事もあります。留守中の入場は出来ませんのでご注意下さい。
動物たちとのふれあいや見学をご希望の方は事前にご連絡ください。
また、動物の体調、牧場内の作業内容などによって急遽変更する場合もあります。
ご理解とご協力をお願いします。 |
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いっぱい走ってお腹の空いた我々一行は、ときがわ町にあるカレー屋さんで食事としました。
ときがわ町は、うどん、おそば、郷土料理、カレーなど多種多様な食事スポットがありますので、いろいろなお店に入ってみてくださいね。
さて、今回のコースは約38kmと距離自体はそれほど長くないのですが、3つの峠に挑戦する健脚向けコースとなっています。
しかし、短めの「松郷峠」と勾配のゆるい「定峰峠」がメインとなっているほか、お水スポットもけっこう多いため「これからヒルクライムを楽しんでみようかな」という人にも良いと思います。
私も久しぶりのヒルクライムサイクリングだったのですが、大満足でした。
峠の交通量は比較的多いため無理せず楽しんでみてくださいね。
【ルートラボ】
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提供:埼玉県 県民生活部 広聴広報課 魅力発信担当
制作:たびりん編集部