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記事タグ: アルゼンチン

【アルゼンチン】猛暑&猛烈な向かい風の中、難関80kmの過疎地帯を走り抜けろ!~ベレンへの道 2~

【アルゼンチン】猛暑&猛烈な向かい風の中、難関80kmの過疎地帯を走り抜けろ!~ベレンへの道 2~

こんにちは、HIROです。自転車で世界を旅しています。

10日間程滞在したカファヤテの町を出発し、3日間かけて、約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指しています。

初日は約80kmの距離にあるサンタマリアの町に1泊。サンタマリアに住む親切な家族と出会えました。

▲1泊だけでしたが、とても優しくしてくれました。ありがとうございました!

 

https://tabi-rin.com/?p=69250&post_type=article&preview=1&_ppp=b2b48e2636

▲初日:ベレンへの道1

今回は、その2日目です。

2日目は、不思議な自然現象に遭遇したり、素晴らしい景色も見ることが出来ました。

起床

6:00起床。ぐっすり眠れました。準備を開始します。テントを片付けなくていいので、助かりました。

朝ご飯

▲7:00 準備完了。お姉さんから「朝ごはんに」と、お茶と甘いお菓子を頂きました。
▲最後の最後まで、とても優しいです。甘いお菓子も美味しく、朝の活力になります。

出発

▲7:20出発。朝日を浴びながら、サンタマリアの町を去ります。
▲町を抜けます。この道は川です。
▲9:00 橋で少し休憩。日陰で休みたいですが、見当たりません。
▲相変わらずの山並み

エル・デスモンテ(El Desmonte)

▲9:30エル・デスモンテに到着。もうすでにかなり暑いです。
▲学校の許可をもらい、敷地内の日陰で休憩させてもらいます。子供たちの勉強をしている声が聞こえます。

昼ごはん

▲昨日作ったご飯と、ピーナツを食べます。
▲10:00 30分だけ休憩して出発、山並みが変わってきました。
▲遠くまで続くこの道を進みます。

プンタ・バラスト(Punta Balasto)

▲10:45 Punta Balasto に到着。
▲素敵な教会を発見

警察署で水補給

▲警察署で水を補給させてもらいます。これから100km近く、水を補給できる場所がないと教えてくれました。ここで止まっていなかったら大変でした。
▲11:00 出発。道路工事現場を過ぎていきます。
▲緩やかに登っていきます。
▲馬に
▲牛
▲山羊と、道路沿いには様々な動物たち。
▲草原地帯を進んでいきます。

クエスタ・ピエ・デ・メダーノ

▲クエスタ・ピエ・デ・メダーノを登ります。 クエスタ・デル・オビスポもそうでしたが、「クエスタ」とつくところは、急勾配の峠道のことのようです。クエスタは、直訳では”コスト(cost)”という意味です。

小さな教会 (Capilla)

▲12:40 小さな教会に到着。日陰で休憩できる場所がないので、ここで休憩させてもらいます。
▲なんとか人一人分の日陰を見つけました。

昼ごはん休憩 2

こちらの人は、このような過疎地帯では、こういった建物の裏やバス停の裏にトイレをします。ただここは正面側もトイレの匂いがキツく、驚きました。やっと見つけた日陰ですが、気持ちよく休むことができなくて残念。過疎地帯の走行は、いろんな要因から楽ではありません。。

あまり食欲が出ず、ご飯は少ししか入りませんでした。少しのピーナッツ、バナナを食べて少し休憩。

昼ご飯休憩、僅かな日陰がありがたい。
▲現在の標高2,255mサンタマリアから500m弱登ってきました。

目的地の温泉まで70kmあります。今日中に着くのは無理そうです。そして暑い。。。

▲13:45出発。日陰で休んでいるといつの間にか、1時間も経っていました。
▲明日の目的地ベレンまで、129kmの看板。
▲向かい風が強いですが、ここから降りです。遠くで竜巻が起こっています。
▲ズームしてみると、あちこちで竜巻が起こっていました。15個以上はありそう。
▲山羊たちに癒されます。
▲それからまた長い上りが続きます。向かい風が猛烈に強く、時速5kmがやっとです。そして休憩場所が全然ない。。
▲かなり登ってきました。

カンポ・アレナル空港 (Campo Arenal Airport)

▲17:30 カンポ・アレナル空港に到着。風をみる吹流しもこの通り。風の強さがわかります。
▲かなり時間がかかってしまいました。ここを少し進んだところで、上りは終わり。
▲すごく小さな空港です。
▲おそらくここが、今日の一番高い地点です。
▲休憩した教会から一旦下り、また2311mまでのぼりました。1885mのサンタマリアから550m上がったことになります。。何より、風がしんどかった。。。
▲ここから下っていきます。
▲遠くが濡れているように見えます。蜃気楼でしょうか。
▲後から調べてみると、”逃げ水”という、蜃気楼の一種で光の屈折現象のようです。
▲綺麗な草原です。
▲山並み。いい景色ですね。
▲下っていきましょう。
▲日が暮れていく中、颯爽と下ります。
▲昼間の向かい風の苦しさから打って変わって、下りは気持ちがいいです。
▲振り返ると、夕陽に照らされた山肌。

ナシミエントス(Nacimientos)

▲19:10 ナシミエントスに到着。もう少し行けば、温泉がある【ワルフィン】という町ですが、暗くなるのが怖いので、ここまでにします。
▲警察署でキャンプをさせてもらおうと思って探していると、なんと通り過ぎていたことが判明。

ナシミエントスのセントロより少し行き過ぎていたので、下ってきた道を再度戻ることに。地図がわかりにくく、やってしまいました。。。

ナシミエントス警察署

▲きた道を戻り警察署に到着。

が、人がいる様子がなく、諦めて近くの民家にキャンプのお願いをしに行っていると、中から警察署の人が出てきました。

敷地でキャンプをさせてもらえないかとお願いするも、村役場も併設されている関係で、公共の場所なので「ダメ」と言われました。

しかし少し粘り、「明日の朝早く出る」こと、「人目につかない建物の裏にテントを張る」ことを条件に、了承してくれました。

暗くなると共にテントを立て、夜ご飯は昼と同じく、ご飯とピーナッツを食べました。同じものばかり食べていますが、料理は時間がかかるので、睡眠時間の確保が優先です。

敷地内の水道の水を使われてもらい、顔と足だけ洗い、歯磨きをして寝る準備完了です。

就寝

▲21:30就寝。

寝る直前に空を見上げると、素晴らしい満点の星空が。天の川もくっきりと見えました。過疎地帯は水や食料の補給、休憩場所の確保など大変なことも多いですが、今日の星空のような、美しい自然を見ることが出来るのでやめられませんね。

それでは、おやすみなさい。

まとめ

今回は【ワルフィン】という町の近くにある、天然温泉地でキャンプ出来れば、と思っていましたが、僅かに届きませんでした。

1時間早く出発しているか、もしくは、あの強烈な向かい風に吹かれていなければ着いていたかも、と悔やまれるところです。

今朝はサンタマリアの家族の家を出発し、いい感じで進みましたが、暑さと過疎地帯ゆえの日陰のなさに苦戦しました。それでも、約80kmの無人地帯を含む、106km走り切ったので良しとします。

最終的には、ナシミエントスの村の警察署の庭で安全にキャンプすることもできました。

温泉で温まって、ぬくぬくとテントで眠る計画は崩れ去りましたが、明日の朝、温泉につかりに行きたいと思います。

何はともあれ、ベレンへの道の難関エリアはクリアできました。

そして明日、無事に目的地<ベレンの町>にたどり着くことはできるのでしょうか。お楽しみに!!

走行マップ

走行距離

Santa Maria ~ Nacimiento

106km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】南米の秘湯を探し、暴風の中ベレン渓谷を走る!〜ベレンへの道 3〜

【アルゼンチン】南米の秘湯を探し、暴風の中ベレン渓谷を走る!〜ベレンへの道 3〜

【秘境温泉】オフロードを走り、川越えしなければたどり着かない、南米の秘境温泉を目指します!

2年以上も温泉に入っていない僕は、もうカラカラです!

果たして、アルゼンチンの幻の温泉を探し出し、疲れを癒すことができるのでしょうか!?

今回も素敵な出会いがありました。この方たちとの出会いは後ほど!

カファヤテの町を出発し、3日間かけて、約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指しています。

初日:ベレンへの道 1

https://tabi-rin.com/?p=69250&post_type=article&preview=1&_ppp=b2b48e2636

2日目:ベレンへの道 2

https://tabi-rin.com/?p=69252&post_type=article&preview=1&_ppp=d49c2873af

 

起床

5:40起床。昨夜は、ナシミエント警察署の庭でキャンプをさせてもらっていました。

朝方寒くなりましたが、静かなところで眠れました。

▲日が登って岩肌を照らし、綺麗です。まだ月が見えています。
▲テントの片付け完了。

昨日キャンプの許可をくれた警察官に、出発の報告をしようと扉を叩いてみましたが、出てこないのでまだ寝ているのでしょう。

南米の人たちはのんびりと生活していますね。僕はそんな、ゆったりと和かに生きるこの国の人たちが好きです。ということで出発です!

▲7時出発。まだ月が出ています。
▲思っていた以上の下り道を進み、橋に到着。
▲橋を越えます。朝日と山並みのコントラストも綺麗です。
▲朝はやはり気持ちがいいですね。
▲一つ峠を越えると、木の雰囲気が変わりました。針葉樹林のような背の高い木が生えています。

ワルフィン(Hualfin)

▲7:40ワルフィンの入り口に到着。町中へは3Kmほど入らなければならないのでスルーします。

思ったより下りで、30分で14kmも来れたので昨日迷わずに来ていれば、暗くなるまでについていましたね。

少し休憩。ピーナッツを食べ、10分ほどで出発します。少し進んだところから、温泉に続く道へ入ります。

▲また峠を一つ超えて、温泉へと続く道の入り口に到着。
▲ここからは砂利道を進みます。登山道のような道を想像していましたが、意外と車でも行ける感じです。この道を進めば、秘湯があるはず!
▲いったん降りて、川へ出ました。川が乾いているので、そのまま川を渡り進みます。

道無き道を進みます!!

秘湯 ワルフィン温泉

▲9:10 温泉のあるキャンピング場へ到着。
▲もっと自然の中にあるかと思っていましたが、かなり整備されていました。

秘湯を満喫

▲川のそばの露天風呂を想像していましたが、家族風呂でした。このようなお風呂が4つ程ありました。綺麗に掃除されています。

早速お湯で体を流し、入ってみます。38度程で、かなりぬるめですが、グアテマラ以来の温泉は超絶に気持ちが良かったです。

朝ごはん

お風呂から上がり、タッパに入った朝ごはんを食べますが、同じものをが続いているので少し、ひもじくなってきました。町へ着いたら、美味しいものが食べたい!!

出発の準備をしていると、カップルのサイクリストと遭遇。ベレンに住んでいるらしく、今日はサイクリングにやってきたそうです。

▲ランチ用に持ってきていた、サンドイッチを分けてくれました。
▲牛肉、ハム、卵にトマトなど、具沢山でとても美味でした。
▲温泉地を出て、戻ります。行きは、川を進みましたが、帰りは橋を渡ってみます。
▲からからですが、雨季には水が溢れていることでしょう。

再びルータ40へ

▲カップルのサイクリストと一緒に進みます。すでに風が強くなってきましたが、下りなので軽快に進みます。
▲久々に立派な看板を見ました。ベレンまで48km!もう少しです!
▲この岩肌の中からオウムの鳴き声が。住んでいるのでしょうか。
▲干からびた大きな川を渡り、

サン・フェルナンド

▲サン・フェルナンドに到着。一緒に走ってきた、アリエルとジャニナとはここでお別れです。
▲再びルータ 40に出てきました。そして、めちゃくちゃ向かい風が強い!下りなのに、頑張って漕がないといけません。

狐

▲狐がいました。強烈な向かい風の中、癒されます。

一昨日サンタマリアに着いた際、天気予報を見ると、今日は強風マークになっていたので、通常よりも強風のようです。一生懸命漕いでも時速7kmほどしか出ません。泣きそうです。

それから休憩場所もなく、パワーが足りないので、立ったままクッキー、ピーナッツを食べます。いつこの強風エリアは終わるのか。

バス停で休憩

▲14:00 やっとのことで、風を避けて休むことができるバス停に到着。

しかし、バス停の中でさえ、トイレをしている人がいるようで、とても臭い。。。

2時間休みなしで、やっと見つけた休憩場所が。。。

それでも我慢して、最後のタッパー保存ご飯を食べきります。

▲サルタにいたときに友人からもらい、食べるのを楽しみにしていた高級そうなナッツバーを食べて、元気を出します。30分休憩して出発。最後の水も飲み干しました。水も食べ物もゼロです。早くベレンに着きたい!

ベレン渓谷

▲ケブラーダの中をアップダウンを繰り返しながら進みます。風がだいぶ収まっているので、ありがたい。。
▲綺麗な渓谷

ベレンに到着

▲16:00 ベレンの町に入りました。
▲14:00には着くと思っていましたが、やはり今日も向かい風に苦戦を強いられました。

目的地のカウチサーフィン(旅人が現地で泊めてもらえる家庭を探せるAPP)のホスト、アレハンドラの家を5ブロックほど行き過ぎてしまい、今日も上り道を引き返し。。

目的地に到着

▲16:30アレハンドラの家に到着。

立派な家でした。アレハンドラと彼氏のマルティンが出迎えてくれました。まずは水を飲ませてもらい、荷を解きます。

少し話をしてシャワーを浴び、その後3人で軽食をとりました。

ベレンの町を散策

プラザ

▲暗くなる頃にマルティンと車でベレンの町を少し散策しました。セントロ、プラザでは、スピーカーが準備されていました。何か催し物があるようです。南米では、毎週末がお祭りのように賑わい、人々は楽しそうに集います。

ロンドレス橋(Puente Londres)

▲名物のロンドレス橋を見に行きました。ビルヘン(マリア像)が中に入っています。

街を散策後、かなり疲れていたので家に帰って、ベッドで休憩させてもらいました。

夜ご飯

▲23:00アレハンドラが、炭火で手作りピザを作ってくれました。
▲炭火のオーブンです。

手作りピザを堪能

▲オリーブとチーズをいただき、
▲ピザが出来上がりました。一つは、ルッコラと、生ハム。店で食べるものよりも断然美味しかったです。

もう一つは、コーンのピザ。どちらもめちゃくちゃ美味しくて、驚きました。具もたっぷりで高級ピザです。炭火で焼いているので、さらに美味しいのでしょうか。

▲焼き上がりのピザは庭で食べます。二人ともとても優しい人でした。ビールもいただき、3日間の旅のご褒美でした。

 

就寝

1:00 ベッドで就寝。美味しいものを食べて、安全な場所で眠れる以上の幸せはありません。

2年以上ぶりに温泉にも入れて、とても良い日でした。

まとめ

3日間で270km 走り、無事ベレンにたどり着くことができました。

初日は<カファヤテの町>を出発し、サンタマリアの町で素敵な家族にお世話になり、2日目は106km走りきり、警察署の庭でキャンプ。

最終日は温泉に浸かり、しばしの疲れを癒し、強風に苦戦しながらもベレンに到着。

アレハンドラとマルティンの家で、美味しいピザとビールで楽しい夜を過ごさせてもらいました。

ベレンでは数日間、観光をしながら休養し、また出発の準備を整えたいと思います!

では、また次回をお楽しみに!!

走行マップ

走行距離

Nacimientos ~ Belen

83km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】日本初レポート!?インカ帝国時代の遺跡、シンカル遺跡を散策〜ベレン 観光 1〜

【アルゼンチン】日本初レポート!?インカ帝国時代の遺跡、シンカル遺跡を散策〜ベレン 観光 1〜

500年以上前に栄え、スペイン軍の侵略によって絶滅したインカ帝国の幻の遺跡を紹介!

映画アポカリプトを彷彿とさせる太陽の祭壇は大迫力でした!(※映画アポカリプトはマヤ文明)

最近まで整備されず、観光地化もされていなかった知る人ぞ知る遺跡なだけに、この記事が日本語で書かれたこの遺跡の最初のレポート?!です!!

シンカル遺跡での一枚。遺跡以外にも、今回やっと紹介できる料理の写真も撮れました!

▲カタマルカ州ベレンの町

カファヤテの町から3日間かけて約270km走りきり、カタマルカ州<ベレンの町>に到着しました。

ベレンの町周辺には、インカ帝国時代の遺跡や渓谷、リャマや羊の毛を使ったポンチョの生産が盛んであったりと、たくさん見所があります。

シンカル遺跡へ出発

べレンの隣町(ロンドレス)に<シンカル>というインカ帝国時代の遺跡があります。

▲ベレンの町からロンドレスの町を過ぎ、20km程の距離にあります。
▲田舎道を進みます。工事が行われているので、数年後には前面アスファルトになっていることでしょう。

シンカル遺跡

▲シンカル遺跡に到着

到着すると、11時のガイドツアーが出発していたので、急いで追いかけます。必ずガイドツアーに参加する必要があるので、時間をチェックしてから行くのがいいと思います。

入場料は、300ペソ (約340円)です。

*価格 2021年10月時点。

遺跡内を歩き、高台を上り、

▲ガイドのグループに追いつきました。遺跡のガイドさんが説明をしてくれます。

シンカル遺跡は、コロンブスがアメリカ大陸を発見するよりも前の1470年から1536年にかけて、インカ帝国の南部地域の行政、宗教、政治の中心地として機能していました。

マチュピチュのあるインカ時代の首都クスコ(ペルー)とはカパック・ニャン(インカの道)で結ばれていました。

首都から送られてくるニュースや指令は、遠く離れたこの地でも、忠実に実行されていたそうです。

遺跡では、インカの特徴的な建築様式や、当時のクスコとよく似た都市設計を見ることができます。

そして、1997年に国定歴史建造物に指定されました。

また、このガイドさんはシンカル地区の出身で、祖先がインカの原住民だそうです。

以前はシンカル地区の出身ということが嫌だったそうですが、(原住民差別、嫌がらせがあったのだと思います。。)この地区の歴史的価値を再認識し、今では誇りを持ってガイドの仕事をしているそうです。

▲山とジャングルに囲まれた遺跡です。中央奥に高台が見えます。
▲丘を降りると反対側に、当時のまま保存された階段を見ることができます。こちらは、女性専用の階段だったそうです。

以前、この遺跡は重要視されておらず2013年に再評価されるまでは、整備されずに放置されていました。

アウカイパタ

▲現在も遺跡内では調査と復元、修復工事が行われています。
▲石で作られた塀
▲アウカイパタ:城壁内の広場。中は広々としています。

遺跡は山脈の麓の谷間にあり、城壁内の大広場であるアウカイパタが際立っています。4つの小さな山に囲まれていて、頂上まで階段を作っていました。東西南北それぞれの山が重要な役割をになっていました。

北と南のものは、防衛のための望楼や見張り台として使われていました。

東と西の山はそれぞれ、神聖の場として儀式に使われていました。

東は太陽神:インティ、西は月神:ママキヤのためのものでした。

エスカレーラス・アル・シエロ

▲空への階段という意味
▲上ることはできませんでしたが、反対側に登れるように階段を建設中でした。数年後には、登れるようになるでしょう。
▲遺跡内にリャマを発見。後ろ姿も可愛らしいですね。

Kallanka:カランカ

▲カランカ:大きな小屋として使われていたか、行政を行うための建物だったと推測されています。
▲カランカ内部

インカの人々にとって、星は農業経済にとって重要な価値を持ち、神としての最高の価値を持っていました。

シンカルの遺跡からは、春分の日の日の出を直接指す月の山の石造物などの発見がありました。

その一方で、4つの山を結ぶ2本の垂直線を引くと、ちょうどその交点に宇宙のエネルギーとパワーの中心である「ウシュヌ」があることも発見されました。

そこで彼らは儀式用の台を作り、パチャママ(母なる大地)に食べ物や飲み物、生け贄を捧げて様々な儀式を行いました。

ウシュヌ

▲ウシュヌ:東西南北の山を直線で結んだ中心に作られています。
▲ウシュヌ入り口

コルカ

▲コルカ:食料を保存する倉庫。
▲重要視されていなかったため、発見当時はこのような状態だったそうです。

石臼

▲トウモロコシや木の実、その他食物を挽くのに使われていた臼がいくつか見られます。大きな岩に穴が空いています。
▲奥には川が流れているそうで、ここがキッチンだったのですね。

▲先程のリャマと再会できました。
▲Capacnan は、先住民族の言葉ケチュア語で「メインロード」の意味。インカ帝国の首都ペルーのクスコまでの道(インカの道)を意味します。

シンカル博物館

遺跡内には、小さな博物館もありました。

▲出土されたものが保管されています。
▲遺跡の模型
▲このような人が住んでいたのですね。模型がとてもリアルでびっくりです。
▲原住民の方々の服装を、イラストで分かりやすく説明してくれています。
▲チョコレート色のリャマを発見。最近毛を刈られたようですね。
▲”シンカル:インカの足跡”と書いてあります。

500年前のインカの歴史を感じることができました。

数年後には工事も完了して、たくさんの人々が訪れることでしょう。

アサド・アルヘンティーナ(Asado Argentina)

シンカル遺跡からベレンの町へ帰った後に、アレハンドラ(以降、アレと呼びます。)の両親に昼ごはんを招待されました。

アルゼンチンでは、日曜日にカルネアサド(牛肉のBBQ)を食べる習慣があることを何度か話していましたが、やっと実物を紹介できますね。

自転車旅は、体力勝負なので、食事はとても大切です。一人旅では、大掛かりな料理も難しいので、食事に招待してもらえることはとてもありがたいことです。

▲アレハンドラのお父さんがアサドの準備をしてくれていました。
▲牛肉、野菜、チョリソー、など。いただきます!
▲サラダやじゃがいもをパンと一緒に。昨日までの走行中、ろくなものを食べていなかっただけに、とてつもなく美味しかったです。たまに肉を食べると、体にパワーが補充される感覚があります。
▲カファヤテから来る時に通った、ボデガ:エチャートのカファヤテ産赤ワインと一緒に。
▲デザートは、今が旬のイチゴにクリームが乗ったもの。こちらも大変美味でした。
▲アレハンドラと愛犬のナラ。ナラの表情がいいですね。
▲シンカル遺跡でもでた、インティ:太陽神
▲この太陽神はかわいいですね

寿司作り

夜はアレハンドラが寿司の作り方を教えて欲しいと言うことで、一緒に寿司を作ることになりました。

現地の家族に泊めてもらうと、たまにこういったイベントが発生します。

ホテルに泊まるだけでは、体験できない交流ができるので、僕は現地の家庭にお邪魔するのが好きです。

▲エビと鶏肉とツナの3種類を作ります。下準備は僕がして、アレハンドラと一緒に巻いていきます。
▲寿司を巻くアレハンドラ。
▲上手にできました。
▲いただきます!

まとめ

今回はインカの足跡、シンカル遺跡に行って、インカ時代の人々の生活を知ることができました。

当時の建物や石臼など、500年前の歴史を肌で感じました。

そして遂に実物を載せることが出来たアルゼンチンの国民食、カルネアサド。

夜は日本人の心、寿司をアレハンドラとマルティンと一緒に作ることが出来て、最高の休養日となりました。

次回は大統領も買いにくるベレンの伝統工芸、リャマの毛皮を使ったポンチョづくりを見学しにいきます!

お楽しみに!

走行マップ

 

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

【アルゼンチン】プレインカの歴史と雄大な自然、そして地元民しか知らない不思議な場所へ。トレッキングまとめ 〜チレシート観光2〜

【アルゼンチン】プレインカの歴史と雄大な自然、そして地元民しか知らない不思議な場所へ。トレッキングまとめ 〜チレシート観光2〜

アンデスの麓、豊かな水資源と、プレインカ(インカ帝国時代以前)の足跡の残るチレシート。

自転車旅の小休憩に幾つかのトレッキングに挑戦しました。

商業観光が未発達のため、地元民しか知らないとっておきの場所には、見たことのない景色が広がっていました。

▲トレス・ピエドラからの景色
【アルゼンチン】ゴールドラッシュの名残をたどる~チレシート観光 1~
19世紀末、一攫千金を夢見た人々が押し寄せ、金鉱山を中心に熱狂的な採掘活動がおこなわれた小さな町「チレシート」まで、2日間かけて220km走りきり、たどり着いた町は、鉱山発掘の名残を残す歴史的遺産と豊かな自然に囲ま...

▲前回の記事:ゴールドラッシュの足跡

シエラ・デ・パイマン(Sierra de  Paiman)

チレシート到着から一夜あけ、昨晩から降り続いた雨もやみ、友人と町中にある山にハイキングへ行くことに。

昨日まではあんなに暑かったのに、雨が降り、日光がないと冷え込みが激しい南アメリカです。

町でアルゼンチン名物『エンパナーダ』を買い、ハイキングへ出発です。

▲昨日走ってきた道が見えますね。
▲サボテンの花が咲いており、興味深く眺める友人。
▲サボテンの花。咲いている期間が短く、出会えるとラッキー。
▲珍しい球体のサボテン。
▲ルートは、イエス像まで。
▲イエスの巨大像まで降りてきてゴール。ものすごく大きい!

カスカーダ・グアンチン : グアンチンの滝(Cascada Guanchin)

町から自転車で2時間ほどの《グアンチンの村》。滝を見にトレッキングに行きました。

▲川を越えていきます。
▲いろんな動物がたくさんいます。
▲こんなカエルも発見。
▲綺麗な川に沿って進みます。
▲かわいい仔牛とばったり遭遇。
▲2時間ほどで目的の滝に到着!
▲お昼ごはんは、サンドイッチ!
▲この地域名産のくるみと干し葡萄は、行きがけにサンドイッチを買った商店からのプレゼント!
▲雨が降り、冷え込んできました。岩陰で雨を凌ぎます。
▲原住民達が食べ物をすりつぶしていた岩。彼らのキッチンは河のすぐ近くにありました。

アグア・ネグラ:黒い水(Agua Negra)

町から1時間ほどのアグア・ネグラには茶色い水と澄んだ水が半々におり混ざる、不思議な川があります。

▲2つの川が合流し、
▲ちょうど半々のまま、水は流れ続けていきます。
▲30分ほどのトレッキングで、滝に到着!
▲地元民しか知らない不思議な場所でした。

ベラスコ(Verasco)

少なくとも1000年以上前のプレインカ時代に、人々が住んでいたとされる場所にもトレッキングへ出かけました。

町から自転車で3時間の場所から、トレッキングスタート!

▲不思議な穴のあいた、岩肌。
▲山を登っていきます。
▲池に到着。この水を使って、人々は生活していました。
▲帰り道、近くの養鶏場から出たゴミを食べに、体長3mはあるコンドルが集まっていました。以前見たものとは、明らかにサイズ違い。。!

トレス・ピエドラス(Tres Piedras)

4WDの車やモトクロスバイクでしか行くことのできない難易度の高い場所《トレス・ピエドラス》。

ファマティナ山脈の雄大な自然を満喫できました。

▲町から3時間の道のり。海抜3000mを越え、空が青く、雲が近い。
▲到着すると、たくさんの動物が放牧されていました。
▲ここにも少なくとも1000年以上前の人々のキッチンが。
▲ここでちょっと休憩。今日は日曜日!アルゼンチン人には、アサド(BBQ)が欠かせません!
▲ここに住む動物達は人懐っこいので、一緒に写真も撮れちゃいます。
▲柔らかそうに見えるけど、実は石のように硬い不思議な苔。
▲滝もありました!
▲動物達ものんびり。ぴったりくっついて癒されますね。
▲帰り道には、秘密の場所があります。
▲1000年以上前の人々が石に刻んだ象形文字。

辺りにいくつか、このような石を見つけることができました。

抱えられるサイズのものは、持ち去ってしまわれることが多く、以前はもっとたくさんあったそうです。

▲サボテンの花とは違う、別の樹木の花。なんの花でしょうか。。?
▲また、このエリアは黒魔術が盛んなことでも有名。この洞穴には、今でも魔女が澄んでいるとかいないとか。。

まとめ

前回の金鉱の歴史に引き続き、今回はチレシートの自然をトレッキングの様子とともにお伝えしました。

山や滝、川。町の近くに多くの自然が残るチレシートが好きになりました。

少し距離は離れますが、特に《トレス・ピエドラ》の壮大な景色には圧巻でした!

観光資源が豊富なチレシートですが、ツーリスト向けのインフラが整っていない印象を受けました。

こんなに魅力がたくさんあるチレシート、近くに寄った際は、ぜひトレッキングにも挑戦してみてください!

では、また!

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】リムの破損からはじまったチレシート観光~人生初のロッククライミングに挑戦!〜

【アルゼンチン】リムの破損からはじまったチレシート観光~人生初のロッククライミングに挑戦!〜

走行中に自転車のリムが破損が破損していまい、まずは自転車の修理を最優先に始まった今回のチレシート観光。

なんとロッククライミングに初挑戦しました!

今回は予定よりも長く滞在していたので、色々な場所へ行き、さらに地元紙のインタビューを受けたりもしました!

▲アンドルーカス渓谷
【アルゼンチン】ゴールドラッシュの名残をたどる~チレシート観光 1~
19世紀末、一攫千金を夢見た人々が押し寄せ、金鉱山を中心に熱狂的な採掘活動がおこなわれた小さな町「チレシート」まで、2日間かけて220km走りきり、たどり着いた町は、鉱山発掘の名残を残す歴史的遺産と豊かな自然に囲ま...

▲前々回の記事:ゴールドラッシュの足跡

【アルゼンチン】プレインカの歴史と雄大な自然、そして地元民しか知らない不思議...
アンデスの麓、豊かな水資源と、プレインカ(インカ帝国時代以前)の足跡の残るチレシート。自転車旅の小休憩に幾つかのトレッキングに挑戦しました。商業観光が未発達のため、地元民しか知らないとっておきの場所には、見...

▲前回の記事:トレッキング集

自転車の修理

新しいリムがないか自転車屋さんを5,6 件回りましたが、小さなまちのチレシートでは、見つけることができなかったのですが、ネットショップで調べてみると、コルドバ(アルゼンチン第二の都市)で売っているお店を発見。友人がコルドバから戻る際、買ってきてくれました。

一つ1300ペソ(約1,500円)ほどで購入できました。前輪、後輪交換します。(2021年11月時点の価格)

「ヒューストン(HOUSTON)」という、聞いたことのないメーカーです。以前使っていたメーカーのアレックスリムスは、値段が4倍ほどしたので、強度が多少心配ですがこちらにしました。

また、製品選びも手伝ってくれた自転車修理屋さん「フェデフローレス:Taller Fede Flores」 で修理をお願いしました。

▲ヒューストン:VTX502 というリムに交換します。
▲できるところは、お手伝いします。タイヤを外し、スポークがバラバラにならないようにテープで留めて、
▲ニップルを外し、分解できました。スポーク、バブは現状使っているものをそのまま使います。
▲ニップルで軽く留めた後は、オーナーのフェデさんが本留め、芯出し調整をしてくれました。
▲お店の方の好意で、自転車も綺麗にしてもらいました!
▲最後に記念撮影!

お金を払おうとすると、旅を応援したい、と無料で修理をしてくれました!

とても優しいフェデさん。少しでもお返しができればと、撮っていたビデオを編集してみました。

ラテンの人々の暖かさに感動です。

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Taller Fede Flores. Chilecito, Argentina #hirosgreatjourney #bicycle #bici #chilecito #argentina #repair

人生初ロッククライミング

友人がミランダ渓谷へロッククライミングをしに行くということで、同行させてもらいました。前日に到着してキャンプをし、朝からロッククライミング開始です!

 

▲ミランダのクライミングルートを作ったエステバンさん。初心者の僕にも親切に教えてくれました。
▲コルドバからの学生グループも近くで登っていました。
▲とても高くまで登っていて、観ているだけで恐ろしくなります。
▲友人のフランシスコが上ります。
▲僕も挑戦。

初のロッククライミング、怖くて、指先がとてつもなく痛かったです。。

普通の靴で登ったので、クライミングシューズがあれば、もっと登れるよ。とのこと。

ミランダの滝

また別の日、友人らとミランダの滝へ。車で1時間ほどの距離にあります。

▲ミランダ渓谷
▲ミランダの滝に到着。実はこの先に、いくつかの隠れた滝が。
▲2つ目の滝。
▲泳いだ後は焚き火で暖を。暖かい。

帰り道のノノガスタでは、子供たちが馬を自転車のように使っていて驚きました。とても日常的に馬に乗っているようでした。

▲馬を駐輪ならぬ、駐馬。

チレシートの夕焼け

友人パブロと、マテを飲みに出かけました。

▲丘の上から綺麗な夕日。
▲チレシートのナイトビュー

ボスケシージョ(サニョガスタ)

友人らとサニョガスタという小さな村の川へ。

▲渓流でのんびりとした日曜日
▲スラックラインにも久々に挑戦しました!

ラ・オジャ(La Olla):アンドルーカス(Andolucas)

チレシートへ向かっている際、訪問したかったのですが日程上、泣く泣くパスしたアンドルーカス渓谷にも、友人が誘ってくれました。ラ・オジャとは、スペイン語で《鍋》の意味。

【アルゼンチン】朝日に始まり、夕陽に終わる。砂漠の過疎地帯をロングライド!!...
楽しかったベレン観光を終え、名残惜しいですが次の町へ!!新たな地、<Chilecito(チレシート)の町>を2日間かけて目指します。今回も砂漠地帯を131kmのロングライドしたり、ある小さな教会を発見したり、色々なことがあり...

▲アンドルーカスの近くを通過した際の記事

▲少しのトレッキングの後にたどり着きます。
▲ラ・オジャよりも遠くにある、友人お気に入りの隠れスポット。こちらには人がいません。
▲巨大なおたまじゃくし
▲ラ・オジャ(鍋)に到着!

岩に囲まれた様子が鍋のようだから、このネーミング。近くに大きなキャンプ場もあるため、週末は多くの人で賑わいます。

ウニオン・デ・ロス・リオス(Union de los Rios)

前回、2種類の川の合流地点を紹介しましたが、もっとポピュラーな場所<ウニオン・デ・ロス・リオス>にも行ってみました。

▲まずは友人とアグアネグラ川へひと泳ぎ。
▲ウニオン・デ・ロス・リオス。テレビでも紹介される、チレシート名物。雨の影響で左の川も濁っていますが、通常はもっとクリアだそうです。

ラス・チュカラス(Las Chucaras)

ラス・チュカラスへ友人と出かけました。本当のラス・チュカラスは、ここよりも少し下にありますが、こちらも友人のお気に入りの隠れスポット。

▲車で1時間ほど走った後、ハイキングするとたどり着きます。
▲標高約2,500mの川の水は泳ぐと冷たいですが、すっきりし、のんびりと過ごせます。

カピージャ・サント・ドミンゴ(Capilla Santo Domingo)

不思議な教会を紹介。教会の上部の窓の中に白くマリア像のような形が見えますが、実は、外からの灯りの影で自然にできたもの。

▲上部の窓の中に、白いマリア像の影。
▲中に像はなく、自然にこのような形に。不思議!

あまりにも偶然にできたマリア像の形に、ナショナル・ジオグラフィックも取材に訪れたそうです。

お気に入りのカフェ

▲何度か訪れたカフェ。200円で美味しいコーヒーと、クロワッサンが味わえます。ビデオも作りました。
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Agora Tienda de Libros y cafe. Chilecito, Argentina #hirosfoodiejourney #chilecito #argentina #coffee #cafe

グアンチンの農場

農場にも訪れました。

▲綺麗な馬と、
▲生後2日の仔牛。2日でこの大きさ!

その他

▲プールで見つけた不思議な花。少し毒々しい。。?
▲友人のライブへ!
▲猫たちは自由に休み     
▲アルゼンチン伝統音楽のフォルクロールをみんなで歌いながら、夜は更けていきます。

おまけ

地元紙からインタビュー

地元紙のインタビューを受けることに。短いインタビュー動画を作成してくれ、公開された後、何度か「ニュースの人だよね」と声をかけられました。

▲インタビューしてくれた、記者の方と。
このページを見るに0...
Facebookで投稿や写真などをチェックできます。

まとめ

今回は、ロッククライミングをしたり、チレシート観光を満喫した様子をお伝えしました。

自転車のリムも無事に交換でき、旅を再開できるので、一安心です。手伝ってくれた友人や、フェデフローレスさんには感謝です!

また、とてもアクティブな友人らと共に過ごした時間は、とても充実したものでした。

合計1ヶ月と、予定よりもだいぶ長い滞在となったチレシート。アルゼンチンでのハイライトの一つになりました!

次回は、また自転車旅を再開!

お楽しみに!

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】ゴールドラッシュの名残をたどる~チレシート観光 1~

【アルゼンチン】ゴールドラッシュの名残をたどる~チレシート観光 1~

19世紀末、一攫千金を夢見た人々が押し寄せ、金鉱山を中心に熱狂的な採掘活動がおこなわれた小さな町「チレシート」まで、2日間かけて220km走りきり、たどり着いた町は、鉱山発掘の名残を残す歴史的遺産と豊かな自然に囲まれた素敵な場所でした。

▲廃墟になった金鉱山

チリシートの地理など

アルゼンチン ラリオハ州にあるチレシートは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから北西1200kmに位置し、アンデス山脈の麓にある海抜1000mの高地で、人口4万人の小さな町でアルゼンチンでも有数の鉱山地帯です。

19世紀末には、ヨーロッパを中心とした採掘企業によって、金を中心に地下資源が採掘されていました。

ファマティナ山脈からの潤麗な水資源があるこのまちは、一時は過度な採掘活動により水質汚染が進み、住民の飲み水どころか、農業用水にまで危機が及んでいましたが、現在では、ほぼ全ての採掘活動は停止され水質は改善し、潤沢な天然水が住民の喉を潤しています。

農業ではブドウやオリーブの栽培が盛んで、ワイナリーも多く、クルミや果樹も栽培され、多くが地元で加工されています。

世界で最も高い位置にあるリオハーノ・レール・ケーブル(Cable Caril )

アンデス山脈の標高4,400メートル以上にあるファマティナ山塊(標高6,250メートル)の中心にあるラ・メヒカーナ鉱山から、直線距離で約35キロ離れたチレシト鉄道駅まで金、銀、銅を輸送するための空中ケーブル(ロープウェイ)が建設され、鉱山で採掘された金などを含んだ鉱石は、溶鉱炉のある「サンタ・フロレンティーナ製錬所」に運ばれていたそうです。

「リーハーノ・レール・ケーブル」の建設は、1905年、当時イギリス企業が独占していた金属鉱物の開発を進めるため、アルゼンチンがドイツ企業と契約したのが始まりで、世界で最も長く、高い位置(長さ:34,328メートル、高低差:3,528メートル)に設置され、坑口とチレシートを繋いだ、このレール・ケーブルは、1927年に廃止されるまで22年間活躍しました。

このケーブルは、9つの駅で結ばれた8つの区間と、サンタ・フロレンティーナ(溶鉱炉)につながる区間があり、チレシト駅(標高1,078m)から第9ステーション(通称「ベロプラノ」)のあるラ・メヒカーナ(標高4,412m)までの34.3kmをケーブルカーで結んでいます。

第2駅(El durazno)、第3駅(El parrónまたはEstación de los viejos)、第4駅(Siete cuestas)、第6駅(El Cielito)、第7駅(Calderita nueva)、第8駅(Los Bayos)では、薪を使って動く蒸気機関があり、ケーブルを動かす牽引力と荷馬車の移動に利用されました。

この空中ケーブルは、下り毎時25トン、上り毎時15トンを運ぶことができ、貨車はレールの上を時速9キロメートルで運行していたそうです。

 

エスタシオン2:第二駅(Estacion 2 )

「エスタシオン2(第2駅)」はチレシートの町から、20分程で来ることができます。(標高:1539m)

▲鉱石を運ぶために使われていた、貨車。
▲人が乗るタイプの貨車も。
▲エスタシオン2(第2駅)

数年前に「エスタシオン2」は観光地化され、ロープウェーのように、ケーブルに乗ることができたそうですが、事故が起こり現在は乗ることができないのが残念です。

サンタ・フロレンティーナ製錬所(溶鉱炉)(Hornos de fundición)

エスタシオン2(第2駅)から運ばれた鉱石は、この場所で溶かされ、加工されていました。

今でも鉱物を含んだ鉱石はキラキラしており、人々が一攫千金を夢見て集まってきたというのがわかる気がしました。

▲鉱物を豊富に含んだ鉱石

 

廃墟になった溶鉱炉は、観光地化されておらず、リアリティーがありました。

溶鉱炉跡の保護がされておらず、現地民によって物資が盗まることもあるそうで、早急に保護されることを望みます。

エスタシオン 1 :第一駅 (Estacion 1)

チレシートの中心部から、自転車で15分の距離にある「エスタシオン1 (第1駅)」は、ラ・メヒカーナ鉱山から35kmの距離をレールケーブルで繋ぎ、たどりつく場所です。

この場所から、鉱石はトラックに載せ替えられ、ヨーロッパへの輸出のため港まで運ばれました。

金鉱山(Mina de Oro)

レールケーブルで繋がれている鉱山とは違う場所にある、金鉱山の廃墟に友人のパブロといってみました。

▲パブロのバイクの後ろに乗せてもらい、金鉱山の登山口まで未舗装路を約2時間の道のりです。
▲綺麗な景色

▲川を越えて、
▲登山口に到着です。左が、登山道
▲以前は登山道がありましたが、数年前の大雨で赤茶色の土砂に埋め尽くされてしまいました。
▲道無き道を進みます。

▲天気が良いと歩くのも気持ちがいいですね!
▲雲一つないきれいな空です。
▲1時間半ほど歩き、遠くに金鉱山が見えました。
▲しかしここからが、道がなく。。時間が遅かったこともあり断念。

いつかまた、金剛山へ!

そんな思いを抱きながら降り始めましたが、海抜3000mを超える高地では、日光を失った途端、急激に冷え込み始めます。

▲いくつもあった川越え。
▲なにか生き物でも住んでいそうな洞窟。
▲天井部分に石の堆積層のある不思議な場所も
▲遠くに氷河も見えました。
▲頼りない手作り感のある橋を渡り、終了です。

まとめ

今回は、チレシートの歴史的遺産を訪問しました。

エスタシオン 1, エスタシオン 2, 溶融炉(Hornos de fundición), 金鉱山(Mina de Oro)

20世紀初頭の熱狂的な鉱山活動の足跡を肌で感じることができました。

今でも、海外の鉱山会社がこの地を訪れ、再び鉱山活動を模索しているものの、地元民によって阻止されています。

チレシートで出会った友達も、新規採掘企業の進行の反対活動に参加しているそうです。

鉱山会社のトラックが通る際には、現地民が道に横たわり、トラックを通さないようにしていたと聞いた時には、驚きました。

エスタシオン9 (ラ・メヒカーナ)を始め、まだまだたくさんの見所があるそうなので、またの機会に訪れたいと思います。

次回は、アンデスの自然豊かなチレシートでトレッキングをした様子をお伝えします!お楽しみに!

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

【アルゼンチン】ミランダ渓谷を抜け砂漠地帯をゆく〜サンファンへの道1〜

【アルゼンチン】ミランダ渓谷を抜け砂漠地帯をゆく〜サンファンへの道1〜

自転車も修理完了し、楽しかった1ヶ月のチレシート滞在も終わり。名残惜しいですが、自転車旅を再開します。

目指すは420km 先にあるサンファンという町で、到達目標は4日間。初日はミランダ渓谷、80kmの砂漠地帯を抜けキャンプ地を探すことになりそうです。

無事、たどり着くのでしょうか。

▲友人たちとのロードトリップを終え、次の旅に向けて自転車を組み立てます。

今回の4日間のプランとしては、2日目のハチャルの町では、1泊民家に泊めてもらえる予定です。

初日、3日目はキャンプの予定。4日目には、サンファンに到着。サンファンは大きな町なので、休養と物資の補給ができます。

チレシートを出発

チレシートを出発する際、友人たちが車で途中まで一緒に行こう、と言ってくれたので、トランクに自転車を詰め込み、ミランダ渓谷を目指します。

▲チレシートの友人たち。旅立つ準備を手伝ってくれました。
▲友人らと一緒にミランダ渓谷を散策。先日もやってきた、滝の近くです。

走行開始

▲準備完了!友人達と別れ、走行開始です。
▲早速、バランスよく立っている石を発見。何かのオブジェのよう。
▲簡易的な修理をしてある道路。こちらも何かの模様みたいですね。
▲タランパジャは、多くの恐竜の化石が出土した世界遺産の国立公園!ですが、今回はパスです。。

ビジャ・ウニオン(Villa Union)

ビジャ・ウニオンはアルゼンチン北西部の都市でアンデス山脈の麓に位置し、国立公園の入り口となっているため、エコツーリズムの拠点として成長している町です。

また、ビジャ・ウニオンからチリのコピアポまで、アンデス山脈を横断する国際ルートが間もなく開通するとのことで、一年中良好な環境でアンデス地域を楽しむことができるようになります。

ホテルもたくさんあって、観光客にとって快適な環境が準備されています。

▲ビジャユニオンは、タランパジャ国立公園の玄関口。たくさんのホテルがあります。
▲この道を進むと、タランパジャの村です。
▲ロバや馬は、現地の人々の移動手段
▲過疎地帯を進みますが、道路脇に置物が。カトリックのものでしょうか。

昼休憩

▲日陰を発見したので、昼ごはん休憩です。農場の入り口の木陰で休ませてもらいます。
▲ご飯を食べ終わると、農場の主人が中へ招き入れてくれ、冷たい飲み水も分けてくれました!

1時間ほど休憩。初夏ですが、砂漠地帯では乾燥し、気温が高いです。水を3Lほどもらい、1,5Lは休憩中に飲み干してしまいました。

▲山並みと木の生えない大地を進みます。
▲古い重機を使って、政党のアピールでしょうか。

グアンダコル(Guandacol)

▲グアンダコルに到着。町に入るには、数キロ道を逸れないといけないので、通り過ぎるだけ。

▲Jachal とかいて、ハチャルは明日到着予定。

サンタクララ(Santa Clara)

▲警察署で水を分けてもらいます。ここから先は、80km民家も何もない無人エリアを進むことに!

40km先に、工事現場のようなところがあるそうですが、今日着くのは難しそう。。

向かい風も強くなっているので、この村に留まり、キャンプ地を探すか迷います。

無人地帯を進む

▲迷った末、先を急ぐことに。

ハチャルの町には、早い時間帯に着いておきたいので、今日はできるだけ距離を稼ぐことに。

風が強いので、砂漠地帯で風除けのあるキャンプ地を見つけられるかが心配です。

サンファン州に突入

▲ラリオハ州の旅も終わり、サンファン州に突入です。日が傾いてきました。
▲2019年7月にエクリプス(皆既日食)があったらしく、その看板。
▲この先のグアルカマヨは、大きな鉱山があるようです。サンファン州は、多くの鉱山があることで有名。

キャンプ

日本では夕暮れといえば17時~18時頃ですが、アルゼンチンは20時~21時頃、日の出は日本もアルゼンチンも7時頃なので、日が当たっている時間が断然長いので、褐色の大地が続くのだと思います。

20時でもまだこんなに明るいですが、間もなく夕暮れが近づいてきたので、今夜の寝床探しをして、干上がった川を発見。入ってみると、キャンプができそうです。

▲丁度いい具合に壁が風除けになり、テントも建てられるスペースがありました。

就寝

早く休むつもりでしたが、テント内は地面からの熱で、扉を開けっぱなしでも暑い。。

半分体を外に出して、横になり休みます。汗をかきながらでしたが、23時頃に少し涼しくなり、就寝。

まとめ

今回は、1ヶ月間滞在したチレシートを出発。友人と車でミランダ渓谷を観光してからの、70kmの走行でした。

友人たちとの別れは、いつも寂しいものですが、久々の自転車旅は爽快でした。

乾燥した砂漠地帯でしたが、運よく、ちょうどいいキャンプ地も見つかり、幸先の良い走りだしです。

明日は、サンファンまでの道のりでの中間地点、ハチャルに到着予定です。

次回もお楽しみに!

本日の走行

Chilecito (チレシート) ~ Santa Clara (車での走行含む)

69.81km (自転車走行)

走行マップ

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
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*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

熊にも遭遇。自転車で南米縦断した僕がおすすめする南米3大アメージングルート

熊にも遭遇。自転車で南米縦断した僕がおすすめする南米3大アメージングルート

ツキノワグマや、鮭の産卵も見ることができるルートから4000mの山越えまで。

走行距離30,000km。北はアラスカ、南はアルゼンチンの最南端まで自転車で縦断しました。
その旅の中で、特に素晴らしかったBest 3 のコースをご紹介します。

1, カシアハイウェイ- Casiar High Way- (Canada)

まずは、カナダはブリティッシュコロンビア州のカシアハイウェイ。以前、メインの国道として使用されていたこの道は、新しい国道が開通したために、現在はほとんど使われなくなっています。そのため、全長700kmのルートには、小さな村 (ディーズレイク) にスーパーマーケットが1つあるだけです。他には、数カ所ホテルや、ガソリンスタンドがありますが、廃墟となってしまった商店や、ガソリンスタンドを数多くみることができます。その反面、人の生活が離れてしまったこのルートには自然が戻り、美しい森林や湖、たくさんの野生動物を見ることができ、アウトドア好きキャンパーたちの間で、知る人ぞ知る最高のルートです。ゴール地点のキトワンガに到着した時には、大きな達成感もありました。

この道では、合計12頭のブラックベアー(ツキノワグマのような種類)や、鮭の産卵、巨大なビーバーダムを見ることができ感動しました。

コース概要 A. アッパーリード~B. ボヤレイク~C. ディーズレイク~D. キトワンガ
総距離 約750km
走行日数 12日間
難易度 上級者

熊出没注意

熊に注意の看板と遠くから見たブラックベアー。

周辺おすすめ ボヤレイク( Boya lake) 

カシアーハイウェイ北部にある、ボヤレイクキャンプ場は、旅中にキャンプをした場所で、Best 3に入る素敵な場所でした。

穏やかな湖の目の前でのキャンプ。水は今まで見たことないほどの、エメラルドブルーでした。

鮭の産卵

つがいの鮭が産卵をしていました。

ビーバーダム

ゴールのキトワンガ

2,  アンデス山脈 (Peru) 

南アメリカの旅で外せないのが、アンデス山脈越えです。中米から、南米に渡り、コロンビア北部の港に到着してから、パナアメリカーナ(国道1号線)を進むと幾度となくアンデス山脈を越えることとなります。その中でも、高地を走っていたのは、ペルーでした。日本では考えられませんが、登山をすることなく、国道を走っているだけで、5000mまで到達する道もあるペルー。さすが、南米の大部分を支配したインカ帝国の首都のあるペルーです。

ペルーの山側では、今でも伝統的な服装に身を包み、昔ながらの生活をしている、アンディーナ(アンデス高原に住む人達の総称)たちを目にすることができます。

この国は高地の割には、道路が考えて作られているようで、傾斜を抑えている印象でした。(距離は長くなるが、勾配は減る作り)そのため、時には、ヒーヒーいいながら、自転車を押し、山越えしていたコロンビア、エクアドルに比べ、自転車を漕ぎ続けながら、素晴らしい景色を楽しむことができました。

のんびりと放牧されている動物たち、日本ではみることのない、キヌアの収穫、少し探せば出てくるインカ時代の出土品、何よりアンデスの山並みが好きでした。

コース概要 A. アヤクチョ~B. アンダワイラス~C. アバンカイ
総距離 約420km
走行日数 7日間
難易度 中級者

アンデス高原の特産品キヌアの収穫期
▲キヌアの花を初めて見ました。

周辺おすすめ アンダワイラス 遺跡 湖

アンダワイラスの町周辺には、フラミンゴも生息するパクーチャ湖や、ほぼ富士山と同じ標高のソンドール遺跡を訪れることができます。

▲パクーチャ湖
▲ソンドール遺跡
3500m越えアンデス高原の景色

 

山奥の小さな村の教会

現地の人々

3, 世界の終わり(Fin del Mundo) フエゴ島(Tierra del Fuego) -Patagonia-(Argentina)

最後は、アメリカ大陸最南端、ウシュアイアの町に着くまでのルートです。ウシュアイアは、日本ではアウトドアブランドの方が有名な”パタゴニア”地域にあるフエゴ島(Tierra del Fuego)を走るルートです。

ウシュアイアはフエゴ島という島にあるので、正確にいうと大陸ではないのですが、大陸最南端として、アメリカ大陸を旅する人々にとって、外せない終着地点(または出発地点)です。

到着する際には、4月初旬の秋になっていたので、雪にも降られ、最後の峠は、雪に覆われていました。しかし、パタゴニアの何もない平原と、とてつもない風の中を走ってきた後に見る、この地の原生林や湖、もうそんなに標高のないアンデス山脈を走るのは、ゴールまでもう少し、と旅の終わりを感じることもあり、忘れられないルートとなりました。

コース概要 A. リオグランデ~B. トルウィン~C. ウシュアイア
総距離 約230km
走行日数 3日間
難易度 中級者

フエゴ島の原生林

周辺おすすめ トルウィン

フエゴ島のリオグランデから、ウシュアイアまでのルートで欠かせない中継地点がトルウィンです。綺麗な湖や、体長1mを超えるトルーチャと呼ばれるサーモンの一種を釣ることができることでも有名です。

20年以上、サイクリストを無料で宿泊させてくれている、パン屋さん、ラ・ユニオンは、学生時代に本を読んでから、行ってみたい場所の一つでした。

▲有名なパン屋さん、ラ・ウニオン。

アメリカ最後の峠

ウシュアイアに到着

▲目前にウシュアイアの町
▲アメリカ大陸縦断の旅ゴール

まとめ

今回は、アメリカ大陸の旅中の心に残った、カナダ、ペルー、アルゼンチンのルートをお伝えしました。

カナダは、豊かな自然と、広大な無人地帯、綺麗な湖、野生動物。ペルーは、南米のハイライト、アンデス山脈。フエゴ島では、雪と原生林の中を走ると言ったように、それぞれの魅力の詰まったコースでした。

皆さんもまた走ってみたいと思えるようないいルートに出会えるよう願っています。

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、パラグアイからブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

南米のスイス「サン・カルロス・デ・バリローチェ」をサイクリング

南米のスイス「サン・カルロス・デ・バリローチェ」をサイクリング

アメリカ大陸を縦断中、これまで通ってきた、褐色の乾いた大地とはひときは違った、素敵な町に到着しました。そこは、アルゼンチン一番人気の観光地、国立公園でもある綺麗な湖があり、ハイキング、釣り、スキーなどのたくさんのアクティビティーを楽しむことができます。

「南米のスイス」バリローチェの町を紹介します。

バリローチェのまちって?

サン・カルロス・デ・バリローチェ。通称バリローチェは、人口12万人の町ですが年間80万人の観光客が訪れる、アルゼンチン屈指の観光地。国立公園でもある湖、ナワル・ウワピが眼前に広がるきれいな町です。夏季には、湖と、ハイキング。冬は、スキー、スノーボードを楽しむ人々で賑わいます。美しい山並み、湖がまるで、スイスのようだということで、「南米のスイス」と呼ばれています。

多くのドイツ人移民が移り住んだ影響で、美味しいチョコレートを味わうことができ、夜には、地元のクラフトビールを飲むことができる、バーが立ち並びます。

アルゼンチンのネウケン州から、リオネグロ州に入ると、バリローチェの町に到着します。

バリローチェに着くまでの約200kmの道のりは、「カミノ・デ・シエテ・ラゴス」と呼ばれる、景色の綺麗な山道です。「7つの湖の道」という、直訳でその名の通り、たくさんの湖沿いを走るルートで、3日間かけて、キャンプをしながら、走り切りました。

 

3週間の滞在となった、バリローチェの町は、アルゼンチン滞在の一番のおすすめスポットです。

 

レンタサイクルを借りて、バリローチェの町を散策

バリローチェには、いくつかのレンタルバイクショップがあります。

その一つ、ジュラシックバイクスで自転車を借りて、サイクリングに出かけます。

 

店名 Jurassic Bikes
住所 A. Panozzi 63 L3, San Carlos de Bariloche, Argentina
営業時間 月〜土: 9:00 ~ 19:00
日   定休日
価格 終日(9~19時)2,500 ペソ
5時間 1,800ペソ
2時間 1,200ペソ
1時間 800ペソ
website https://instagram.com/jurassicrental?igshid=YzA2ZDJiZGQ=

※2021 年2月時点。

バリローチェの中心部

モニュメント・ヘネラル・ロカ<地図A地点>

バリローチェ観光の起点となる場所です。眼下にナワル・ウワピ湖を望むヘネラル・ロカの銅像が目印です。

ヘネラル・ロカは、元アルゼンチンの軍人で、2度大統領を務めた人物。

ツーリストオフィス

木造と石造のミックスが綺麗な、ツーリストオフィス。<地図B地点>

ナウエル・ウアピの聖母大聖堂<地図C地点>

カトリック様式の大聖堂で、ナワル・ウワピ湖のほとりにあり、外部はドームを備えたシンプルなネオゴシック様式、内部は、ビザンチン時代のステンドグラスなどがある古典的なつくりとなっており、新旧の調和がとれた美しい建物です。

 

エル・モノリート<地図D地点>

高さ15mの記念碑。バリローチェの湖沿いの道を進むときには、何km地点で曲がるとか、何kmのビーチといったように、km表示で、説明されることになりますが、ここはそのkm0地点。モニュメントのあるプラザと同様に、町の中心となるスタート地点です。

アート工房

バリローチェに到着する際に立ち寄った工房。金属のリサイクル品で作ったアートを購入することができます。

来る途中で、折れてしまった、自転車のキャリアを溶接して直してくれる優しい店主でした。

フクオカショップ<地図E地点>

メインストリートにあるフクオカショップは、中国人経営の雑貨屋さんの店構えなのに、どうしてフクオカなのかと思い、中へ入ってみました。

店名の由来は、サスティナブル農業の第一人者である福岡正信さんにちなんで「フクオカ」という店名にしたそうです。

福岡正信さんは「引き算の農法」という、自然農法の実証・検証・確立をおこない、世界中を歴訪された方で、本も出版されていて、農業の本でありながら、哲学書でもあり、アルゼンチンでも尊敬されている日本人の一人として知られているそうです。

 

綺麗な建物たち

森林資源が豊富なバリローチェでは、これまではみることのなかった、木材を多用した、建物を見ることができます。

スケートパーク

バリローチェ周辺の湖

ナワル・ウアピ湖

国立公園でもある、ナワル・ウワピ湖は、バリローチェの町の象徴。

全長70km、最大幅10.2km、表面積557km²、最大深度464 mという、巨大な湖で、パタゴニア地方を代表する場所の一つです。

澄んだ水、島々、そしてそれを取り囲む風景は、アルゼンチン南部で最も魅力的な場所のひとつであり、国内外の観光客を惹きつけています。バリローチェの町もこの湖を囲むように作られています。

プラヤ・モレノ

町の中心部から12kmのモレノビーチ。

 

プラヤ・ボニータ

中心部から8kmのボニータビーチ町から、近いビーチなので、たくさんの人が訪れます。

 

シークレットビーチ

このビーチは、知る人ぞ知るビーチで、小さいですが他のメインビーチより人が少なく、風も吹かないため穏やかでした。中心部から16km。

 

グティエレス湖

グティエレス湖<地図F地点>は、バリローチェの南側に位置し、風が比較的弱く、水も澄んでいます。

アルゼンチンの音楽

タンゴ

夜は、バーでタンゴの演奏を楽しむことができます。タンゴは、アルゼンチン の代表的な音楽です。

右側の人は、バンドニオンという楽器を演奏していて、以前は、日本でも演奏していたそうで、日本語も少し話していました。CDをプレゼントしてもらいました。

パーカッションアフロ

パーカッションアフロは、アフリカの太鼓です。アフリカから、ブラジルに伝わり、それから、アルゼンチンに伝わりました。アフリカ特有のリズムで演奏することもあれば、ラテンミュージックに合わせて、演奏することもあります。

バリローチェの食

マテとメリエンダ

アルゼンチンといえば、マテ茶。人々は、出かける際には、必ず、マテを持って出かけ、それぞれのお気に入りの居場所で、友人たちと談笑しながら、または、ひとりでゆったりとした時間を楽しみます。パンと、レバーパテと共に。

マテ については、以前、詳しく記事にしてあるので、そちらもご覧ください。

【アルゼンチン】アンデス高原の麓、豊かな自然に囲まれた街サルタの紹介 
こんにちは。Hiroです。自転車で世界を旅しています。 ▲インタビュー記事。COVID-19の影響で、まだまだ自由に旅行できない日々が続きますが、いかがお過ごしですか。 新型コロナウィルスがおさまり次第、旅行に出かけようと...
ピザとクラスフビール

アルゼンチンは、イタリアからの移民が多いため、ピザが国民食と言っても過言ではありません。バリローチェ名産のクラフトビールと一緒にどうぞ。

ベジタリアン料理

フードトラックも各所に点在しています。

チョコレートとアイスクリーム

バリローチェは、ドイツから伝わった製法での本格的なチョコレートとアイスクリームも味わうことができます。

ラパ・ヌイ(Rapa Nui)

アルゼンチンで一番美味しい、チョコレートを味わえるのがここ、ラパ・ヌイです。

マムーシュカ(Mamuschka)

可愛らしい、マトリョーシカが目印のマムーシュカ。

バリローチェ周辺のアクティビティー

バリローチェでは、数々の自然の中で楽しめるアクティビティーも外せません。

スタンドアップパドルとカヤック

ロッククライミング

釣り

トルーチャと呼ばれる、サーモンのようなの魚を釣ることができます。

まとめ

今回は、美しいバリローチェの町を紹介しました。夏には、湖とビーチにハイキング。冬は、深い雪に覆われ、たくさんのスキー、スノーボード客が訪れます。

毎日、湖や、ハイキング、自転車などのアクティビティーを楽しんでいたため、予定よりも長い滞在になってしまいました。

皆さんもアルゼンチンを訪れる際には、バリローチェの町を訪れてみるのはいかがでしょうか。

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)

自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、パラグアイからブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/

津田幸洋

【アルゼンチン】世界遺産ペリートモレノ氷河とカラファテの町をサイクリング

【アルゼンチン】世界遺産ペリートモレノ氷河とカラファテの町をサイクリング

アメリカ大陸を縦断中、パタゴニアの荒れ狂う暴風地帯を抜けると、これまで通ってきた、褐色の乾いた大地とはひときは違った、素敵な町に到着しました。

そこにはフラミンゴも棲む素敵な湖、そして、南米有数の観光地である、巨大な氷河があります。

太古よりアンデス山脈から繋がる、氷河を面前にすると、静寂の中、時折、氷河が崩れる音を聞くことができるほど、神秘的な場所でした。

「世界一美しい氷河」ペリート・モレノのある、カラファテの町を紹介します。

▲ペリートモレノ氷河

エル・カラファテの町って?

アルゼンチンのパタゴニア地方の中心、サンタクルス州に位置する、エル・カラファテ(El Calafate)の町は、1万人に満たない人口ながら、夏季には、世界遺産ペリートモレノ氷河を目的に世界中からたくさんの観光客が訪れます。

▲パタゴニアの強風の中、カラファテの町に到着しました。

 

エル・カラファテのレンタサイクル

カラファテには、氷河の他にも湖や多くの自然が存在します。

レンタサイクルを借りて、散策してみるのはどうでしょうか。

BAFT

町の中心にあるBAFT BIKE RENTAL では、各種観光情報も知ることができます。

 

EB Rental Bike

EB Rental Bike では、珍しい竹でできた自転車も借りることができます。

▲竹でできた自転車

 

カラファテの町を散策

ロス・グラシアレス国立公園インフォメーションセンター

カラファテの中心部には、ペリートモレノ氷河のある、ロス・グラシアレス国立公園のインフォメーションセンターがあります。インフォメーションセンターの中庭は、展示物もあり、訪れる価値ありです。

▲この紫外線の強さを表示する掲示板は、日本のJICAの寄付で、設置されたものでした。

アルヘンティーノ湖(Lago Argentino)

アルゼンチンで一番大きな湖、アルヘンティーノ湖も町のすぐ近くにあります。琵琶湖の2倍近い大きさです。アルヘンティーノは、スペイン語でアルゼンチンの意味。

▲風の強くない日には、湖のビーチでのんびりと。
▲野生のフラミンゴも生息します。

▲氷河の雪溶け水でできている湖の水は、陸から離れるにつれて、エメラルドグリーンに。

パタゴニアの美しい夕暮れ

パタゴニアを旅して感じたことは、夕暮れがとても美しいこと。天気がいい日には、パタゴニアの荒野を夕日が真っ赤に染めていました。

上空は、強い風が吹いているのでしょうか。形の変わった雲も多くみることができました。

▲パタゴニアの夕暮れ

ペリート・モレノ氷河 (Glaciar Perito Moreno)

カラファテの町から約80kmの距離にある、世界自然遺産である、ロス・グラシアレス国立公園。

そして、その国立公園内にあるのが、ペリートモレノ氷河です。この氷河は約250km2にも及び、一番氷の厚い場所で約700mの厚さがあります。

世界温暖化が進む中、後退をしていない数少ない氷河であり、一眼見た瞬間に、思わず声が出るほどの大迫力です。

▲国立公園内は、遊歩道が整備されており、散策することもできます。

国立公園内は、たくさんの観光客がいますが、誰も話をしていないと、風の音すら聞こえない静寂に包まれます。時折聞こえる、氷河が崩れる音を聞くと、何万年より続く、この氷河の歴史を感じ、神秘的な時間が流れます。

▲崩れ落ちた氷河は、深い青色をしていました。
▲氷河が目の前にあることもあり、とても寒いです。
湖の向こう側に見えるアンデス山脈。

 

 

まとめ

今回は、カラファテの町、ペリートモレノ氷河の様子をお伝えしました。

日本からは遠く、アルゼンチンの中でもパタゴニアの奥地という、僻地にある場所です。その簡単ではない場所にあるからこそ、このような、神秘的な場所が今も残っていのかも知れません。

パタゴニア地方のハイライト、カラファテの町とペリートモレノ氷河をみなさんのバケットリストに追加してみるのは、いかがでしょうか。

 

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

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【アルゼンチン】野生のシャチが現れる世界遺産”海洋生物の楽園プエルトマドリン”をご紹介

【アルゼンチン】野生のシャチが現れる世界遺産”海洋生物の楽園プエルトマドリン”をご紹介

自転車でのアメリカ大陸縦断の旅を終え大陸最南端のウシュアイアで過ごしたあと、プエルトマドリンというシャチや鯨がみられることで有名な場所へショートトリップしてみました。

世界でも有数の国立公園内では、ペンギンやセイウチ、ゾウアザラシ、アシカなど数々の海洋生物を見ることができます。果たしてお目当てのシャチと鯨は見ることができたのでしょうか。

プエルトマドリンって?

プエルトマドリン(Puerto madryn) は、日本語で「マドリン港」は、アルゼンチン チュブット州にある人口13万人ほどの町です。大きくはない町ですが、国立公園のあるバルデス半島観光の拠点となるため、国内外からたくさんの観光客が訪れます。町中は観光客で賑わっており、他のパタゴニア地域 と比べると風と寒さも和らぎ日中は春のような爽やかさを感じます。

町の海岸沿いからは、時期になると鯨も見ることができるそうです。

▲プエルトマドリンのビーチ。

バルデス半島国立公園

世界でも有数の海洋生物の楽園。11種類の鯨、主にミナミセミクジラは6月から12月まで出産と育児のためにやってきます。

そのほか、シャチ、イルカ、トニーノ、セイウチ、アシカ、アザラシ、ゾウアザラシ、ペンギンが、生息しているほか、グワナコ、プーマ、マラ(大型のウサギのような生物)、アルマジロ、狐などの陸上生物。180 種類以上の鳥類が生息しており、調査のために世界中から海洋生物学者が訪れます。

国立公園ビジターセンター

国立公園に入り、まずはビジターセンターを訪れると、たくさんの標本や剥製が展示されているため、ここだけでも楽しむことができます。

▲ミナミセミクジラの骨。

グアナコ(Guanaco)
▲途中でグアナコの群れも見ることができました。

プンタノルテ(Punta norte)

半島の北側に位置する、シャチを見ることができる可能性が高い場所です。昨日の午前中に観ることができたそうですが、今日は果たしてみられるでしょうか。

▲お目当てのシャチを見るために、寒さに耐えて、その時を待ちます。

プンタノルテの看板。日付と満潮時間、最後にシャチが見られた日にちの記載があります。この日はまだ日付が変えられていませんでいたが、前日にシャチを見ることができたそうです。シャチは満潮時に狩りをするので、満潮の時間も記載されています。

通称「キラーホエール」(クジラ殺し)。どう猛で賢く、群れで狩りをするシャチが獲物を捕らえる瞬間の写真。

アザラシ(Lobo Marino)

アシカ(Leon Marino)

アシカの親子も見ることができました。

▲ゾウアザラシの看板と共に。
アルマジロ(Piche /armadillo)

アルマジロもそこらじゅうを歩いていました。

バルデス(Valdes)

島の東側のバルデスエリアではペンギンとゾウアザラシを見ることができました。

マゼランペンギン(Pinguino de Magallanes)

マゼランペンギンをとても間近で見ることができました。もちろん触ることはできませんが、人間を怖がらないのには驚きました。

▲穴を掘ってすみかにしているのですね。

▲気持ちよさそうに日向ぼっこをしたり、泳いだり。
▲まだ生まれたばかりでしょうか、産毛がついています。

ゾウアザラシ(Elafante Marino)

普通のアザラシの3倍か4倍はあろうかというゾウアザラシ。

▲天敵のシャチもここまではやってこられないので、のんびりと寝ています。

プエルトピラミデス(Puerto Piramides)

日本語でピラミッド港。国立公園の中の小さな町。スーパーマーケットやレストラン、宿泊施設があります。プエルトマドリンから2時間近くの道のりなので、週単位でこの町に滞在し、シャチにお目にかかろうとする観光客もいます。

フラメンゴ(Flamengo)
▲夕暮れとフラメンゴ

まとめ

今回は、プエルトマドリンの様子をお伝えしました。

今まで、動物園や水族館でしか見たことのない生物を、間近で見ることができたのは感動でした。シャチは残念ながら、見ることができず。クジラも時期が早く見ることができませんでした。ですが、ペンギンやアシカ、ゾウアザラシなど見ることができ、ここまで来た甲斐がありました。

改めて、生物の多様性の大切さや素晴らしさを教えられました。この多種多様な野生生物たちがいつまでも、人間と共に共存できるよう、環境を維持していかなければなりません。

日本から遠く離れた海洋生物の楽園「プエルトマドリン」を一度訪れてみてはいかがでしょうか

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
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津田幸洋

 

【アルゼンチン】太古の自然が残る、世界の果てウシュアイア

【アルゼンチン】太古の自然が残る、世界の果てウシュアイア

アメリカ大陸の果て、ウシュアイアに到着。すでに夏が終わりを告げ、秋に入ったこの辺境の地は雪に覆われていました。都会から、離れた自然の中では、太古から残る草木、人を寄せ付けぬ山々がそびえ立ちます。眼前を流れる南極海ともつながるビーグル水道を眺めていると、ようやくここまでたどり着いた。と感慨深いものがありました。

▲多くのサイクリストのゴールである、ウシュアイア の看板

海と山が目の前に面する日本のような小さな町では、ハイキングやたくさんのアウトドアアクティビティーを楽しむことができ、幸運にも鯨や、アシカもみることができました。クルーズツアーに参加すれば、ペンギンにも会うことができます。

また、半世紀にわたり、ウシュアイアに住む、日本人男性にも話を聞くことができました。

ウシュアイアって

通称,フィン・デル・ムンド(Fin del mundo)「世界の果て」と呼ばれる。ウシュアイアはアルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州の州都です。アメリカ大陸最南端の町として、国内外から毎年たくさんの観光客が訪れます。人口8万人の小さな町ですが、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから直通便の飛行機もあります。

夏は、ハイキング、冬はスキーと、大きくはない土地ながら、たくさんのアウトドアを楽しむことができます。

ウシュアイア到着

2022年4月アメリカ大陸縦断のゴールでもあるウシュアイアに到着しました。最後の峠は、昨晩からの嵐で雪に覆われていました。このティエラ・デル・フエゴ島は、山が多いため、他のパタゴニア地域よりも風は弱まりますが、時折、やはり風により変形した木を見ることもできます。

ビーグル水道(Canal Beagle)

澄んだ空気と水。毎朝のひんやりとした冷たい空気で心が洗われるようです。

レンタサイクルを借りて、散策

ウシュアイアでは、自転車をレンタルして散策することも可能です。

Ushuaia Extremo Rental

Ushuaia で15年の歴史のある自転車屋さん。同じ通りに2店舗ありこちらの店舗では、自転車をレンタルしています。

<レンタル価格>

1時間:500ペソ (日本円約300円)

*金額、2022年4月現在

 

 

店名 Ushuaia Extremo Rental
住所 Av. San Martín 830, Ushuaia, Tierra del Fuego, Argentina
営業時間 月〜土:9:00 ~ 13:00, 17:00 ~ 21:00
日    :定休日
website http://www.ushuaiaextremo.com/

Home Bike

この場所で5年ほどの自転車屋屋さん。

<レンタル価格>

半日:1,700ペソ(900円)

終日:2,700ペソ (1,400円)

*金額2022年4月現在

 

店名 Home Bike
住所 Gdor. Paz 591, Ushuaia, Tierra del Fuego, Argentina
営業時間 月〜土:10:00 ~ 20:00
日  :定休日
website https://www.facebook.com/pg/Homebikeush/

 

ウシュアイアの見どころ

トレン・デル・フィン・デル・ムンド(Tren del fin del mundo)

南フエゴ鉄道、通称、世界の果て列車。以前は、ウシュアイアの中心地までつながっていましたが、地震の影響により、線路が壊れ、それからは、この世界の果て駅から、国立公園までの約8kmのみの運行となっています。

グラシアル・マルティアル(Glaciar Martial)

マルシアル氷河。登山道が町中から近いため、たくさんの観光客で賑わいます。3時間ほど急な山道を登っていけば、氷河を見ることができます。

▲登山途中から見える綺麗な朝焼け。

▲見えませんがこの新雪の下には氷河があります。

ラグーナ・エスメラルダ(Laguna Esmeralda)

エスメラルダ湖。こちらもウシュアイアで人気のハイキングルート。夏が終わり秋になっていたので、ルートが泥だらけでしたが、綺麗な紅葉が見られました。3時間ほど歩くと、綺麗な湖に着きます。野生の狐を見ることもできます。

ラグーナ・トゥルケーサ(Laguna Turquesa)

エスメラルダ湖から近い、ターコイズ湖。こちらは2時間弱で登り切ることができます。綺麗な透き通った湖です。

エスタンシア トゥネル(Estancia Tunel)

町から繋がる, ロングビーチ(Playa larga)のトレッキングルートを抜けると、エンカホナード川(Río Encajonado)までたどり着きます。その途中に、あるのが、エスタンシア トゥネル【Estancia Tunel】小さな牧場のような場所で、人々がくつろいでいました。途中で、幸運にもいくつかの小さな鯨の群れを見ることもできました。毎年、出産のためにこの入江にやってくるそうです。エンカンホナード川周辺では、たくさんのアシカも見ることができました。

▲エンカホナード川(Río Encajonado)

カスカーダ・デ・ロス・アミーゴス(Cascada de los amigos)

通称、友達の滝。3時間ほど歩くとたどり着く滝。道がわかりづらく迷いました。道を知っている人と、行くことをお勧めします。

パソ・デ・ラ・オベハ(Paso de la oveja)

通称、羊の道。ウシュアイアの中のトレッキングルートの中でも高難易度の登山道です。3〜4時間歩くと、なんとも不思議なアイスケーブ(氷の洞窟)に着くことができます。シーズンも終わっていたので、かなりの雪に覆われていました。ブーツや防寒具など準備をしっかりとして行ってください。また、道が非常にわかりづらいので、道を知っている人といきましょう。

氷の洞窟(cueva de hielo)

https://www.instagram.com/reel/CgbDu6zFwDK/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

▲登山の様子

日本人もりあきさん

たまたま知り合った地元民から、ウシュアイアには日本人が長い間住んでいると話を聞き、尋ねてみました。

教えられた場所には、食材や飲み物を売っている小さな商店があり、中にはもりあきさんという男性が住んでいました。突然、訪ねたにもかかわらず、家の中へ迎え入れて、話を聞かせてくれました。

沖縄出身のもりあきさんは、昭和18年生まれ、オートバイで数年間アメリカ大陸を旅し、1969年に、ウシュアイアに到着しました。なんとそれから、ウシュアイアで生活をしているとのこと、3人のお子さんもここウシュアイアで立派に育てられました。58年間、一人でこの商店も営まれていましたが、なんと数週間ほど前に3人の強盗が、店に入り、怪我をしたため、現在は、少しの間、店は閉められていました。この辺境の地でも、アルゼンチンの治安は良くないです。早く良くなってもらいたいものです。

着くまで知りませんでしたが、ウシュアイアに着く前にある、モーターバイクミュージアムには、もりあきさんの旅の様子などの写真が展示されているそうです。

▲家の中には日本を感じられる品の数々。
▲商店「YUKITO」は、息子さんの名前。

パルケ・ナショナル・ティエラ・デル・フエゴ(Parque Nacional  Tierra del fuego)

ティエラ・デル・フエゴ国立公園。世界最南端の国立公園です。たくさんのトレッキングルート、最南端の郵便局、最南端の岬と、最南端だらけ。ウシュアイア一番のトレッキングルート、グアナコの丘ルート(Senda Cerro Guanaco)もナショナルパーク内にありますが、シーズンが終わっており、チャレンジできませんでした。

世界最南端の郵便局

世界で一番南にある郵便局は国立公園内にあります。ここから日本に手紙を送ることもできます。

▲野生のキツツキ

アシガミ湖(Lago Acigami)

無音の中に澄んだ湖。とても神秘的でした。

ラパタヤ湾(Bahia Lapataia)

国立公園内にある、ラパタイア湾。世界で一番南にある岬です。これより先は道がありません。ここが、文字通りの「世界の果て」です。

▲正真正銘「世界の果て」

 

まとめ

今回は、ウシュアイアの様子をお伝えしました。

パタゴニアの強風を抜け、たどり着いた町は、山と海を楽しめるとても素敵なところでした。周辺の地形や自然は、他のどの場所とも違った、とても神秘的な場所で、狐や鯨、アシカ、ペンギンなどたくさんの野生動物も見ることができます。何より、日本からほど遠い世界最南端という世界の果てに佇み、南極海と繋がるビーグル水道を眺めるのはとても贅沢な時間でした。

「世界の果て」ウシュアイア。皆さんのバケットリストに追加してみるのは、いかがでしょうか。

 

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、ブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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