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記事タグ: サイクリング種類(使用なし)

【栃木県/群馬県】わたらせ渓谷鐵道の紅葉を楽しむ45kmミニベロポタ

【栃木県/群馬県】わたらせ渓谷鐵道の紅葉を楽しむ45kmミニベロポタ

わたらせ渓谷鐵道は群馬県と栃木県をまたぐ路線で、渓谷沿いを走るので四季を通じて人気の鉄道です。特に春と秋は観光客も多く賑わいます。栃木県にある終点の間藤駅から紅葉と鉄道を楽しみながら戻るルートです。

輪行して間藤駅からスタート

小径車(ミニベロ)で輪行して大間々駅から間藤駅に向かいます。
わたらせ渓谷鐵道は、乗車券と手回り品切符を購入して乗車します。サイクルトレインではないので、輪行袋に入れて乗車します。
途中の神戸駅(ごうどえき)では、上りと下りがすれ違う(離合する)ため数分停車するので外に出て車輌の写真を撮ることができますよ。

ニホンカモシカに出会える駅

間藤駅に降り立つと気温が数度下がったようにヒンヤリします。
駅舎の壁にはカモシカをデザインした銅板壁画があり「ニホンカモシカの見られる駅」と描かれています。タイミングが良ければニホンカモシカが見られるかも知れません。

国鉄時代には間藤駅から足尾本山駅まで貨物専用の線路が1.9kmのびていました。
現在は廃線となり、道路からも一部見る事ができます。
間藤駅から、まず北上して廃線跡を見てから南下していきます。

足尾駅に向かう途中にあるトラス橋の田元橋(歩道橋)で、ちょうど列車が通過しました。
鉄橋と紅葉がセットで撮れて良い感じです。

足尾駅近くにある煉瓦造りのレトロな建物は、足尾銅山の鉱業事務所の書類庫だった建物です。明治40年に完成したそうですが、さほど古さを感じない重厚な雰囲気で、隣のイチョウも良いアクセントになっています。

足尾銅山周辺の裏路地

足尾駅には数台の貨物車輌が動態保存展示しています。見た目はかなり錆びていますが、ちゃんとエンジンがかかるそうです。

足尾のメイン観光といえば「足尾銅山観光」です。今回は時間がないので施設内には入りませんでしたが、閉山後の坑内の一部をトロッコ電車で見学出来る施設になっています。
施設内にある通洞鉱山神社に味のある狛犬さまが居るというので、立ち寄ってみました。

愛郷のある狛犬は1743年(寛保3年)に彫られたモノとか。
もともとは別の神社にあったのを、大正9年にこちらに移されたそうです。

通洞駅から線路沿いに続く路地を走ります。この辺りは裏路地が雰囲気が良いので、散策しながら走って行きましょう。

裏路地の紅葉も美しく色づいていました。

わ鐵を走ると鉄道写真を撮りたくなる

国道122号を走っていると第二渡良瀬川橋梁が良く見える橋に通りかかりました。
石造の橋がレトロで立ち寄ると、そろそろ列車が通過するというので待ってみることにしました。さほど鉄道に興味なくても、見た目が可愛い「わ鐵」の姿は写真に納めたくなるから不思議です。

空色の橋梁は国登録文化財で、100年以上現役で活躍しているというから凄い。

国道122号を下って行くと、渡良瀬川沿いに色づく紅葉が楽しめます。

しばらく国道を走ると、群馬県に入ります。沢入駅(そうりえき)入口の看板を見つけたら左折して坂を下ります。沢入橋を渡っていると踏切が鳴り出したので、また列車待ちすることに…

さらに沢入駅で上りと下りが離合するというので跨線橋から待ってみます。
ディーゼル機関車が客車を引っ張る「トロッコわたらせ渓谷号」に出会えました!

ランチは草木湖のお蕎麦屋さん

沢入駅から県道343号を走ります。国道と違い、多少アップダウンがあり走りごたえがあります。真っ赤な草木橋が見えてきたら、渡って国道側に出ます。
わたらせ渓谷鐵道沿いには、食事処が少ないので食べられるタイミングで入店しないと後々困ることになるので注意です。

草木橋を渡った目の前にある古民家風のお蕎麦屋、喜龍苑でお昼ゴハンにしましょう。
こちらのお蕎麦は十割蕎麦がメイン。あとは季節の天ぷらや炊き込みご飯も人気です。

舞茸天ぷらと蕎麦のセットと“むかご”と舞茸の炊き込みご飯をいただきました。
山芋のわき芽のむかごを食べるのは初めてでしたが、ホクホクして美味しかったです。

お店の向かいにある草木公園から草木橋を見上げることが出来ます。
赤くて立派な橋で、草木湖の雰囲気に合っています。

草木湖の紅葉

今回のルートの中で最も賑わっているのが道の駅富弘美術館周辺になります。
道の駅周辺も紅葉が美しいスポットがあります。奥に進むと草木湖を眺められるベンチがあるので座って湖を眺めるのも良さそうです。

近くの草木ドライブインの裏に寝釈迦のレプリカが設置されているのですが、あまり知られていません。レプリカというからには、本物はどこに?と思って調べると袈裟丸山という近くの山の中腹にあるそうです。

草木ドライブインから少し下ると、草木ダム展望台があります。
ここから草木ダムの天端を通り、対岸に渡ります。

草木ダム展望台からは、ダム全体が見渡せて気持ちが良いですよ。

天端からは、お昼を食べたお蕎麦屋さんの近くにある草木橋も見えます。
遠くから見ても赤い橋が絵になります。

天端を渡るとダムの管理所があります。こちらでダムカードが貰えますよ。
管理所の隣にあるテラスからダムの側面が良く見えます。

落差20mの柱戸不動滝

草木ダムから坂を下ると柱戸川に出ます。橋の手前に駐車場があり、自転車を置いて滝を見に行きましょう。急な階段を下りますので歩きやすいシューズで行く事をオススメします。

歩いて約5分で滝に到着します。不動滝も紅葉の名所なのですが、他の場所との気温差でしょうか、まだ緑の葉でした。このモミジが赤く色づいたら滝とセットで美しいでしょうね。

廃線のトンネル

草木ダム建設のため廃線になった旧足尾線の琴平トンネルが、水の広場出入口にあります。
水の広場は車輌進入禁止なので、道路側から自転車を押してトンネル周辺を見物します。

観光客で賑わう神戸駅

琴平トンネルの近くにある神戸駅(ごうどえき)に立ち寄ります。
観光バスも立ち寄る人気の駅です。レトロな駅舎は登録有形文化財に登録されています。

東武日光線で活躍していた特急「けごん」の車体を利用した「列車レストラン清流」も人気です。
神戸駅でも上りと下りの列車が離合するので跨線橋の上にはカメラを構えた人が大勢待機していましたよ。

レトロ自販機で腹ごしらえ

神戸駅から国道122号に合流して、しばらくは国道を走ります。
紅葉の時期には観光の車や大型バス、オートバイが多く走るので気を付けましょう。

紹介ルートでは、花輪駅手前から県道345号を走りますが、小腹が空いた場合、そのまま国道を走るとレトロ自販機で有名な丸美屋があります。
TVなどにも紹介されるので、休日ともなると大勢の人が訪れます。

ラーメン・うどん・そば・トーストなど、懐かしの自販機が揃った店内はテンションが上がります。品切れにならないように、近くの「レストラン飛鳥」が1日に何度も補充してくれています。

小腹を満たしたらそのまま国道を走っても良いですし、ルートの県道345号に戻ってもどちらでもOK。
県道は車が少なく、川沿いを走るのでオススメですよ。

温泉に入れる駅

国道122号を走り、水沼駅に到着。
駅舎の壁に温泉マークがある通り、駅構内に温泉施設がある駅です。
スタート&ゴール地点をこの駅にすれば、自転車で走った後に温泉に直行できますね。

くろほね大橋を渡り、県道257号を走ります。今まで走った県道より道幅が狭く路面が荒れているので注意しましょう。

夕陽に照らされた紅葉

路面が荒れているのにこちらを紹介するのは、夕方になると日差しの関係で美しい紅葉が見られるからです。キラキラとまぶしい紅葉が続く道を走ります。

道幅が少し広くなったあたりに貴船神社があります。県内屈指のパワースポットらしいので、立ち寄りたいところですが今回は時間がないため鳥居を見るだけで通り過ぎます。機会があればお参りしたいですね。

駅舎ファンにも人気の上神梅駅

駅舎とプラットフォームが登録有形文化財に登録されている上神梅駅に寄り道です。
大正元年建造の駅舎や木製の改札が珍しく、全国の駅舎ファンも訪れる人気の駅です。

高津戸峡の紅葉

上神梅駅から県道257号を走り、福岡大橋を渡ったら市街地を走ります。
「ながめ公園入口」の交差点を左折して、踏切を渡り左折すれば「はねたき橋」に到着です。なんとか明るいうちに来る事ができました。

ちょうど観光バスも来ていて橋の上は賑わっていました。

はねたき橋から見える赤い高津戸橋まで約500mの遊歩道があるので歩いてみるのも良いかもしれません。
渓谷沿いなので太陽がちょうど良い具合に当たるの時間は短いです。

それでも紅葉の美しさを感じることができました。
自転車で来た道を戻り、高津戸橋から「はねたき橋」を見てみました。三角の橋が特徴的です。

大間々駅でゴール

高津戸峡近くの大間々駅でゴールです。
大間々駅は、トロッコわたらせ渓谷号の始発・終着駅で車両基地がある駅です。駅舎は登録有形文化財に登録されています。

駅の周辺には宿場があった「あかがね街道」があり、現在でも歴史ある建物などが残っているので散策しても良いでしょう。

コース紹介

▼わたらせ渓谷鐵道
https://www.watetsu.com/

▼貴船神社
https://kifune-gunma.com/

▼富弘美術館
https://www.city.midori.gunma.jp/tomihiro/

アクセス
電車:JR両毛線「桐生駅」から東武線「相老駅」乗換「間藤駅」下車
車:北関東自動車道「太田桐生インター」から約20分で「桐生駅」

まとめ

間藤駅から、わたらせ渓谷鐵道に沿って走るルートは基本的に下りベースとなっているので、ミニベロでも楽しく走る事ができます。鉄道写真と紅葉をセットで楽しめますよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

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【大分県】ハワイチームが日本を観光×サイクリングツアー〜中津から耶馬渓〜

【大分県】ハワイチームが日本を観光×サイクリングツアー〜中津から耶馬渓〜

2022年10月下旬、大分県北部で「大分おんせんライドツアー」が開催されました。
外国人向けツーリズムを手掛ける東京の旅行会社が県内で初めて主催したものです。

ハワイからサイクリングチームを招き、県北部の観光スポットを巡り、日本や大分の歴史と文化に触れながら全180㎞のサイクリングを楽しむツアーです。
ツアーの一部にあたる「中津市から深耶馬渓」のコースと「深耶馬渓から別府市」のコースを3日間に渡って取材してきました。

初回は、ツアー初日と「中津市から深耶馬渓」までの約50kmのコースツアーをレポートしていきます。

日本文化でおもてなし〜神社やお城、家庭料理で


ツアー初日はバス観光です。
ハワイのサイクリングチームは、大分県北部に位置する宇佐神宮や中津城といった日本の歴史に触れていました。

中津城を見学後、中津市がおもてなしのセレモニーを開催。
日本らしい文化の剣舞やお琴を披露しました。

サイクリングチームのメンバーも着物を羽織りお琴を体験。
貴重な体験に喜ぶメンバーの素敵な笑顔が見られました。

ゲストハウス「すえひろや」でウェルカムパーティー


セレモニー後、中津城からほど近い場所にあるサイクリスト向けゲストハウス「すえひろや」に移動し、ウェルカムパーティーが開かれました。

ウェルカムパーティーでも日本の文化を楽しんでもらおうと茶道、日本の家庭料理であるしゃぶしゃぶや餃子作りをサイクリンググループに体験してもらうスタイルのパーティー。

和気あいあいと料理を楽しむ姿が、初対面とは思えないほどアットホームな空間でした。
明日からはいよいよ長距離の「大分おんせんライドツア」ーがスタートします。

大分おんせんライドツアーのはじまり~「中津市から深耶馬渓」50kmコース


サイクリング1日目。
中津城を出発し、深耶馬渓にある宿泊先に向けて、観光や体験を楽しみながらサイクリングをするツアーです。

観光では耶馬渓にある「青の洞門」「羅漢寺」を、体験では農家民泊でファーム体験や日本の伝統餅つきを行います。
深耶馬渓までの道のりは、起伏の激しい山道も待ち構えるコースです。

中津城でサイクリングツアー出発式


小春日和の青空のもと、サイクリングチームは、日本のサイクリングガイド松永皓史さんを先頭に、列となって自転車で中津城へやってきました。

中津市の職員と中津市のゆるキャラ「くろかんくん」に出迎えられます。
「くろかんくん」に頬を緩め、緊張感がありつつも、どこかにこやかな表情のメンバーたちでした。

出発の前に、中津城横にある中津神社でサイクリングツアーの安全と成功を祈って参拝をしています。

中津城から青の洞門へ


出発式を終え、市の職員方からの温かい声援に見送られ、中津城を出発しました。
ここから一般道を約20〜30kmの速さで走っていきます。
まず目指すのは、中津市耶馬渓にある「青の洞門」です。

歴史ある「青の洞門」

禅海和尚が手で掘ったことで有名な青の洞門。

耶馬渓の歴史が感じられる観光スポットです。秋には紅葉が美しく、水のきれいな山国川(やまくにがわ)が流れており、観光客で賑わいをみせます。

青の洞門をくぐるサイクリスト


サイクリングチームは、出発してから約1時間後に青の洞門をくぐりました。
時速20〜30kmとはいえ、目の前を通過するスピードはとても速いです。

サイクリングチームは青の洞門で休憩し、禅海和尚像の前で記念撮影を行いました。

山と川の自然を感じながら羅漢寺へ

自然が美しい道路を通りながら向かう次の場所は羅漢寺です。

車の交通量も少なく、のどかな景色を堪能しながら羅漢寺に向かいます。

日本三大五百羅漢「羅漢寺」

巨大な岩山の中腹に位置する羅漢寺は、「青の洞門」から車で5分ほど走ったところに位置します。
今から1300年以上も前にインドの僧侶が修行したことが始まりとされる寺で、日本最古の五百羅漢が安置されています。
羅漢寺の隣には「古羅漢」といわれる山もあり、トレッキングをすることもできます。

「羅漢寺」を観光


羅漢寺駐車場に到着したメンバーは、シューズを履き替え羅漢寺に向かいます。


羅漢寺まではリフトを使い、英語が堪能な日本人ガイドさんとともに羅漢寺を観光。
羅漢寺からの見晴らしは、日本人の私でも圧倒される美しい景色です。

赤みがかった紅葉と日本らしさを感じる門に「It’s beautiful!」の声が聞かれました。

次はお楽しみのランチ!向かうは農家民泊の「みどりさん家(ち)」です。

「みどりさん家」では、ファーム体験や餅つき体験を行います。

「農家民泊みどりさん家」でファーム体験と餅つき体験


農家民泊みどりさん家に到着すると、スタッフの方や市の職員の方など多くの人が拍手で出迎えていました。
サイクリングチームは早速畑へ移動し、芋掘り体験を行います。



さつまいもの他、大根やピーナッツも収穫しており、野菜が穫れるたび「ワー!オー!」と笑顔と歓声が上がりました。

畑のバックも素晴らしい景色です。

お待ちかねの和食ランチタイム


ファーム体験のあとは、日本食でランチタイム。
中津名物のからあげや野菜の煮物、中津特産の牡蠣「中津美人」が振る舞われ、サイクリングでの空腹を美味しい料理で満たしました。

杵と臼で餅つき体験


食事を楽しみながら、次は餅つき体験です。
まずは日本人が杵と臼で餅つきをしてみせます。

興味津々で写真や動画に収めるメンバーもいました。
次はメンバーたちが体験します。

少しぎこちなさのある餅つき、杵と杵がぶつかる音に笑いもおきました。

教わりながらお餅を丸めるメンバーもいて、日本の食文化を堪能したことでしょう。
いよいよ次は、1日目のラストスパート。最後の目的地は、深耶馬溪にある宿泊先「小さなお宿つきのほたる」です。

深耶馬渓までは美しくも過酷なコースを選択

農家民泊「みどりさん家」から「小さなお宿つきのほたる」へと向かうコースは、2つあります。距離が短い「一般道を通るコース約17km」と、美しいけど起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」です。
耶馬渓の美しさをみてもらうため、あえて起伏の激しい「山間道路を通るコース約25km」を走りました。

山間道路を通るコースの美しい景観

耶馬渓には自転車が走るためのサイクリングロードがあります。1975年に廃止となった鉄道跡を利用してできたものです。
鉄橋もサイクリングロードとなっていて、日本の中でも珍しい場所となっています。サイクリングチームも赤い鉄橋を走っていきました。伊福盆地を囲うようにそびえ立つ「伊福の景」。渓谷耶馬渓の美しさを物語る風景の一つです。
山の岩肌が見える「伊福の景」は秋が深まれば、紅葉を間近で見られること間違いなしの絶景ポイントになります。

山間道路を通るコースの過酷さ


コースとなっている山間道路には、長い坂道とカーブがあります。
伊福の美しい景観を横目に急な坂が長く長く続き、サイクリングチームも絶景の長い坂道を必死に登っていきます。
自転車に慣れ親しんでいるメンバーも、このときばかりは顔をしかめます。自転車を手で押して歩くメンバーもいるほどでした。
坂を登りきった地点で一休みです。休憩しながら、メンバーが揃うのを待ちます。
そんな中、軽快に坂を下ってきた女性がいます。
彼女は、「先に行ってもいい?」というニュアンスの英語を伝えてきました。
何とか「Wait」と伝えられ、チームを待っていた彼女ですが、あの坂を登ってきたのに、まだ体力が余っているのかと驚いてしまいました。
さらに驚いたのは、彼女が御歳70才を超えているということです。
実は、ハワイからのサイクリングチームはトライアスロンの経験者!見事な走りでした。

メンバーが揃い、彼女も出発します。
目的地の宿泊先「小さなお宿つきのほたる」まであと少しです。

のどかな風景に佇む「小さなお宿つきのほたる」到着


起伏の厳しい山道を越え、しばらく田舎道を進むと目的地の宿「小さなお宿つきのほたる」に到着しました。
中津城から約50kmの道のりを自転車でやってきたサイクリングチーム。
到着した頃にはみんなが笑顔で、ワクワクしている気分が伝わります。

宿の前には折戸温泉、裏側には見事な田園風景が広がっています。広々したのどかさに心が癒やされ、疲れが吹き飛んでしまいそうな景色です。

自転車は宿の倉庫にしまい、サイクリングチームは初日の疲れた身体を休ませ、明日のサイクリングツアーに備えるのでした。

コース紹介

▼中津城
https://www.facebook.com/nakatsu.castle

▼青の洞門
https://nakatsuyaba.com/?introduce=doumon0815

▼羅漢寺
https://nakatsuyaba.com/?introduce=rakanji-2

▼農家民泊みどりさん家
https://ny-ikik.net/midori/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

中津城~深耶馬渓

まとめ

ハワイからサイクリングチームを招いた「大分おんせんライドツアー」が大分県中津市で開催されました。初日は日本の文化でおもてなしをし、翌日には、日本の歴史や文化に触れながらのサイクリング観光ツアーです。
起伏の激しい道のりを含め、約50km。宿につくと「まだまだ元気よ!」というような笑顔をみせてくれたメンバーたちでした。
ちょっと刺激のあるサイクリングを楽しみたい方は、トライアスロン経験者でもあるハワイのサイクリングチームが走った「中津市から深耶馬渓」のコースを同じように体験し、挑戦してみるのはいかがでしょうか。

次回は、耶馬渓〜安心院〜別府のコースとツアー内容をお伝えします。

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

 

【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》

【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》


長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。
上級者向け140kmルートから、東側半周を南下して、秋の北アルプスを堪能する約66kmコースのサイクリングレポートをご紹介します。

スタートは「JR南小谷駅」

コースの最北端に設定されている南小谷駅(みなみおたりえき)は、JR大糸線の駅。
JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅です。
輪行なら、新宿駅から特急あずさで「南小谷行き」も利用できます。

南小谷駅からサイクリングスタート。

JR「千国駅」~鉄道沿いコース

南小谷駅から約1.5km走れば「千国(ちくに)駅」。


のどかな無人駅の先は、JR大糸(おおいと)線沿いを走ります。
タイミングが良ければ列車と並走できるこの区間は、姫川沿いの美しい風景を見ながら走ることができます。

松川大橋~道の駅白馬


千国駅から、鮮やかな紅葉の風景を見ながら姫川沿いに県道148号を約5.8km、ゆるい坂をのぼり「第一姫川橋梁」を過ぎたら左折します。

美しい田園風景を見ながら走っていると、田園から立ちのぼる朝もやに遭遇。
気象条件やタイミングに恵まれれば、このような風景に出会うこともできます。


そこから約1.6kmで松川大橋。
白馬連峰を源流とする「松川」と「姫川」が合流する手前にかかる「松川大橋」からは、美しい風景が広がっています。
ここからは、スキー場や白馬ジャンプ競技場(1998年長野冬季オリンピックの競技場)を見ることもできます。

松川大橋からしばらく走り、再び県道148号を走ること約7.5kmで「道の駅白馬」。
 この地の名産「りんご」を使ったクレープでひと休み。

青木湖・中綱湖

「道の駅白馬」から県道を走り「白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ)」方面へ。
ここも、1998年長野冬季オリンピックの競技場でした。

そして南下すれば仁科三湖(にしなさんこ)の最も北に位置する「青木湖」。

仁科三湖(にしなさんこ)は、長野県大町市北部にある3つの湖の総称。
青木湖は、仁科三湖の中で最大の面積をもち、周囲約6.5km、ハート型の美しい湖です。
穏やかな湖では、カヌーやサップを楽しむ人もいました。

さらに南へ約1.5km走れば、仁科三湖の中間に位置し、最小面積(周囲約2.2km)の「中綱湖」。

JR海ノ口駅・稲尾駅

中綱湖畔から県道148号を南へ約3.5km走ればアニメの聖地もなっている「海ノ口駅」。

この駅から、仁科三湖のうち最も南側に位置する「木崎湖」を望むことができます。

「海ノ口駅」からすぐ、約1.5kmで「稲尾駅」。
駅前に広がる、緩やかな傾斜地は、かつて湖に大きく張り出した湿地帯でしたが、今は豊かな水田地帯となっています。


木崎湖畔から南へ約6km、大町市街の洋食レストランでランチタイム。
プレミアムハンバーグ(サラダ、パンorライス付:1,580円)

ヒルクライム~七色大カエデ

美味しいランチでエネルギー補給した後は、約6kmのヒルクライム。
ここまでは、140km/100kmルートとも同じコースですが、ここから「初中級者向けの100kmルート」は坂を上らず、そのまま南下するショートカットコースです。

「塩の道ちょうじや」から約4kmで「相川展望台」。

トンネルを抜けたらすぐ右折、「中カエデ」手前までの6%ほどの上り坂。

坂を越えたら緩やかに下り約5kmで、標高1000mの大峰高原、樹齢250年を超え奇跡の大樹といわれている「七色大カエデ」。

秋には緑色から橙色、赤色と紅葉していき、七色のカエデで彩られます。
訪れる時期によって、七色の大カエデや、深紅に染まった大カエデなど、様々な表情を拝むことができます。

高瀬川沿い


七色大カエデから、ゆっくり坂を下り約6km、「高瀬川」へ。再び100kmルートと合流します。

ここから約5.5km続く高瀬川沿いの道は、湖畔や山あいに比べて走りやすく、快適なサイクリングを楽しめます。

県道329号に出れば、高瀬橋を西へ渡り、有明山通りから「安曇野スケッチロード」へ。

ゴールは「安曇野ちひろ公園」

安曇野スケッチロードを約4.5km北上すれば「安曇野ちひろ公園」。
公園東側の川沿いコースを走り、公園北側からゴール。



公園の施設は「サイクルステーション」に登録されていて、駐車場にはサイクルラックも整備されています。

約66kmのサイクリングを終えて公園でひとやすみ。そして、公園向かいにある農産物直売所で、スイーツ&コーヒータイム。

その先のコース:小熊山、木崎湖、白馬連峰の風景

「安曇野ちひろ公園」から北へ約11km「蓮華(れんげ)大橋」を渡れば、直進方向(木崎湖方向)の100kmルートと、左方向(大町温泉郷方向)の140kmルートに分かれます。
140kmルートは小熊山を上るヒルクライムコースで、「木崎湖展望地」からの絶景を望むことができます。

坂を下り、木崎湖畔で100kmルートと合流。
木崎湖では、湖と桟橋の美しい風景を楽しめます。

白馬村まで走れば、美しい連峰が続くコースへと戻ります。

動画レポート

コース紹介


距離:66km 獲得標高:820m

100kmルート 北アルプス山麓をのんびり楽しむ初中級ルート

140kmルート 北アルプス山麓をダイナミックに走る上級ルート

▼北アルプス地域サイクリングモデルコースマップ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kitachi/kitachi-kikaku/kannai/cycling.html

▼小谷村観光サイト
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

▼白馬村観光サイト
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/

▼大町市観光サイト
https://kanko-omachi.gr.jp/

▼池田町観光サイト
https://ikeda-kanko.jp/

▼松川村観光サイト
https://www.matsukawamura.com/

まとめ

北アルプスの魅力

季節によって様々に景色が変化する「北アルプス」。春は都心より約1カ月遅く「桜」が咲き、夏は「心地よい風と緑」に包まれ、秋は都心より約1カ月早く「紅葉」を迎え、冬は美しい「雪景色」を楽しむことができます。
東京からのアクセスは、「新宿」から「南小谷」まで、特急あずさで最短乗り換えなし約4時間、
名古屋からも、特急しなの~あずさで最短約4時間のアクセスです。
4時間のアクセスで、都心とは全く違う「季節の風景」を楽しめるのは魅力です。

北アルプス地域サイクリングモデルコースの魅力

標高が高い「北アルプス」を走るということは、「坂がキツイ」イメージがあると思います。
しかし川沿いを中心に走る、100kmルートは激坂が無いので、坂が苦手な方でも楽しめます。
140kmルートは「坂好き」の方も満足できます。
美しい「山の連なり」「清流沿い」「田園風景」「鉄道沿いの風景」「湖畔」を全て堪能できる魅力溢れるコースです。

どちらのコースも、上級者なら一日で走り切ることもできますが、最低1泊をオススメします。
夜は「美味しい食事やお酒」や「温泉」を楽しむこともできますし、「満天の星空」も素敵です。

リモートワークが可能な方は、思い切ってワーケーションで長期滞在して、北アルプスを堪能してみてください。

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広告主:長野県 北アルプス地域振興局
執筆:花田 康

 

【石川県】七尾湾ヨットクルーズ&能登島サイクリングモニターツアーレポート

【石川県】七尾湾ヨットクルーズ&能登島サイクリングモニターツアーレポート


「ヨットでクルージング」&「サイクリング」という海外では聞いたことがあるけど、日本では初めての新しいツーリズムの取り組みに向けた、モニターツアーが石川県の七尾湾で行われました。
一年を通じて穏やかな七尾湾の「お洒落なクルージング」と、初心者でも安心の「能登島サイクリング」をご紹介します。

スタートは「和倉温泉」

和倉温泉(わくらおんせん)は、能登半島の七尾湾に面して旅館が並ぶ全国有数の高級温泉街として知られています。

また、和倉温泉がある海と山に囲まれた自然豊かな「能登の里山里海」は、日本で初めて「世界農業遺産※国連 FAO」に認定されており、四季折々の自然風景を楽しむことができます。

当初クルージングは、この和倉温泉から七尾湾を北上する予定でしたが、北風の関係で、スタートを穴水港に変更。

ヨットは向かい風でも走れますが、揺れが大きく誰もが心配な船酔いの原因となります。
ローカル線が沿岸を走る七尾湾の地の利を生かし、行程を柔軟に変えることでこの心配をできる限り小さくすることができます。
追い風で走るヨットは風も弱く感じ、揺れも少ないのでヨットが初めての方でもほとんど船酔いの心配がありません。ティータイムもデッキ上でお楽しみいただけます。
ご自身の自転車を載せる場合も、追い風だと海水の飛沫を少なくするメリットもあります。

まずは「和倉温泉駅」から、のと鉄道七尾線で穴水駅へ28kmの鉄道旅。

車窓から見える七尾湾の美しい風景を楽しみながら約35分で穴水駅。そこから穴水港へと向かいます。

ヨットに載せているクロスバイクは、「のと鉄道」にも載せることができます。
通常は輪行バックが必須ですが、ヨットのクロスバイクを含む、和倉温泉観光協会のレンタサイクルは特別に許可を得ているのでそのまま乗車可能です。
※対応時間:平日午前9時から午後4時まで。
注意事項:車輌1両につき2台から3台まで乗車可(ただし、団体客等で混雑する場合は乗車をお断りする場合があります、あらかじめご了承ください)

穴水港から能登島へクルージング


穴水港では、ヨットがスタンバイ。そして船上にはレンタサイクル(クロスバイク)が設置されています。

いよいよ七尾北湾を何南東へ、能登島向田(こうだ)港まで約15kmのクルージング。
まずは船内でウエルカムドリンクのお出迎え。
船内のドアから、自転車と海が見える贅沢な景色。

外に出て、船首方向の景色。

後ろには自転車と海。

上を向けば大きなセイルが風をしっかりと受けています。

およそ2時間のクルージングを堪能し、能登島向田(こうだ)港へ。

能登島サイクリング

向田港に着いたら、サイクリングの準備をしてスタート。

すぐ近くの公園で、各々が事前に予約していたランチボックスでランチタイム。

サイクリングは「ドルフィンスポット」までの片道約4km。
まず、ガイドさんから火祭り広場で島の有名な「能登島向田の火祭り」の話をききます。

そして「向田の火祭りセンター」の中も見学させてもらいました。

信号がほとんどなく、交通量もかなり少ないのどかな里山を少し走れば、七尾湾沿いに出ます。

そして少し走れば「イルカポイント」。

七尾湾には2001年頃から、野生のミナミハンドウイルカが棲むようになったそうです。
現在は十数頭が生息していて、ミナミハンドウイルカ世界最北の生息地です。
運が良ければこの「イルカポイント」からも観察できます。

再び来た道を走り、向田の町なかを抜けて「向田港」へ。

ツインブリッジのと~和倉港へ


再びヨットに自転車を載せて、和倉港まで約15kmのクルージング。

能登半島と能登島をつなぐ二つの橋のひとつ「ツインブリッジのと」をくぐって七尾西湾へ。

@Yoshimasa AKAI


橋を過ぎたら、素敵なティータイム。

17:00和倉港へ到着して「クルージング&サイクリング」モニターツアーの終了です。

@Yoshimasa AKAI

コース紹介

和倉温泉までのアクセス

鉄道利用:東京駅からJR北陸新幹線とJR七尾線で和倉温泉駅まで約3時間30分
航空利用:羽田空港~のと里山空港~バスで和倉温泉駅まで約2時間20分

▼和倉温泉観光協会
https://www.wakura.or.jp/

▼能登島観光協会
http://www.notojima.org/

▼和倉温泉レンタサイクル
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/30299

まとめ

日本海に面した能登半島とは思えないほど穏やかな「七尾湾」。そして日本の原風景を感じる里山の風景と海が美しい「能登島」。その拠点に温泉と海の幸を堪能できる「和倉温泉」という贅沢なロケーションです。
そこで「ヨットでクルージング」という非日常な体験ができるツアーでした。

ヨットの魅力は、自転車(道路から)では見ることのできない船上からの風景と、船内で過ごす「お洒落で贅沢な時間」。帆を張って進むスピードは5ノット(時速約10km)ほどですが、自転車とは違う風を感じさせてくれます。

このツアーでは、能登島でのサイクリングが8kmでしたが、まず自転車で和倉温泉から向田港まで約30km(またはその先の穴水港まで約60km)を走って、帰りはヨットで贅沢にクルージングというプランも可能だそうです。
・向田港~能登島半周~和倉温泉(ヨット利用)約30km
・和倉温泉~七尾湾沿い~能登島半周~向田港(ヨット利用)約30km
・向田港~能登島半周~穴水港(ヨット利用)約48km

仲間を集めてヨットを借り切れば、自転車で走っている間、自転車に乗らない家族は一日クルージング&レンタサイクルで島散策やマリンアクティビティという組み合わせなど、自由にプランを作ることも可能です。

そして和倉温泉に戻れば「海の幸」と「温泉」を楽しめるという「七尾湾クルージング&能登島サイクリング」。
楽しんでみたい方は、ぜひ下記まで問い合わせしてみてください。

問い合わせ:和倉温泉観光協会(TEL. 0767-62-1555)

執筆:HANADA

 

【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

関東随一の清流とされる那珂川が流れ、山々に囲まれた茂木町はサイクリングはもちろん、釣りやキャンプなどアウトドアも楽しめる町。
もてぎエンデューロの会場となるモビリティリゾートもてぎがあり、多くのサイクリストが訪れています。また、茂木町には棚田がいくつかあり里山の原風景を残しています。目的地を棚田にしてサイクリングに出かけました。

道の駅もてぎ

朝から多くの人で賑わう道の駅もてぎをスタート地点に。

サイクルラックもありました。朝からサイクリストも多かったです。

敷地内にには直売所やレストラン、遊具のある広場、茂木町防災館などがありました。
道の駅もてぎは栃木県内第1号の道の駅としてオープンしたそうです。
さっそく棚田を見にサイクリングに出発。

真岡鐵道茂木駅周辺には飲食店もありました。

大場パン店

茂木町役場の近くにある大場パン店。

看板の工事中だということでしたが店内が見えたのでわかりました。

ショーケースに何種類ものパンが並んでいました。パンを選ぶと店主が取ってくれます。
お店は長くやっているそうで地元では馴染みの店。
出発して早々ですが、腹ごしらえのためにパンを購入。

購入したのは「バニラパン」。ふわふわの生地の上に、メロンパンのようなサクサクで甘い生地が乗っています。
ほんのり甘くて優しい味は美味しかったです。
エネルギー補給をしたので再び出発です。

街中には小さな川が流れていていくつも橋がかかっていました。山の風景と相まって素敵でした。

緩やかなアップダウンを繰り返し進んでいくとハートなど様々な形に整えられた樹がありました。

広大なトウモロコシ畑も。
那珂川を渡り県道27号から県道338号へ入るところでサイクリストに出会い、石畑の棚田を見に行くと伝えたところ338号線で行く方がいいと教えてもらいました。

上りはあまり得意ではないので、少し気持ちが怯みましたが棚田を目指して上っていきました。
傾斜がきついところはほとんどなく車も少ないので安心。

石畑の棚田

坂道を約4㎞上ったところに標識がありました。各所にあるので迷う心配もありません。

少し下ったところに棚田が広がっていました。
息を整えるように深呼吸し、この風景に目をやると疲れが飛んでいきました。

187枚の棚田は圧巻。石畑の棚田は1999年に農林水産省が選定する「日本の棚田百選」に、そして2022年2月には「つなぐ棚田遺産」に選ばれました。

「とちぎのふるさと田園風景百選」にも選ばれているようです。昔からある風景が見られ、いつまでも見ていたくなります。

写真を撮りに来ていた人が撮ってくれました。茂木町の風景を撮りにきていたそうです。

素晴らしい風景を存分に楽しむことができました。
また、石畑の棚田はオーナー制度があり、年会費3万円でオーナーになれるそう。

静かな山間を走って道の駅方面へ戻っていきます。8月も終わりの頃でしたが暑い日で蝉の鳴き声もしっかり聞こえてきました。

那珂川では鮎釣りを楽しむ人の姿もみられました。

下野中川駅

那珂川を渡ってほど近くに気になる看板がありました。

現在の真岡鐵道茂木駅を起点に作られ列車が通ることがなかった未成線「国鉄長倉線」の「下野中川駅」。
2020年につくられた看板です。幻の駅は、とてものどかな場所にありました。

日光天然かき氷 茂木 満天家

下野中川駅から約7㎞ほどで街中に戻ってきました。

茂木駅の近くに「かき氷」ののぼりがみえました。お客さんが何組か並んでしました。

日光の三大氷室のひとつ「松月氷室」の天然氷を使っているそう。
メニューの中にはメロンを半分にしたものを器にし果肉をたっぷりのせた「まるごとメロン」などインパクトあるものもありました。悩んだ末選んだのは「もも」。

ももの果肉もあり豪華に感じましたが600円という値段。桃色のシロップもたっぷりかかっていてさわやかな甘さでした。
汗をかいたあとのかき氷は最高ですね。

コース紹介

スタート・ゴール:道の駅 もてぎ
車でのアクセス:常磐自動車道 水戸I.Cより約50分 、北関東自動車道 真岡I.Cより約40分
電車利用のアクセス:真岡鐵道「茂木駅」から約1.4km
http://www.motegiplaza.com/

まとめ

初めて棚田を間近で見ることができたのと、山を登ったこともあり達成感のあるライドになりました。
約30㎞の道中はアップダウンがいくつもありますが、斜度がきつい所はなくマイペースにサイクリングすることができました。茂木町内には他にも棚田があるので巡ってみても良いかもしれないですね。
穂が垂れて黄金色に輝く棚田は本当に素晴らしく感動しました。田植えを終えて苗が成長してきた頃に、青々とした棚田も見てみたくなりました。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【東京都】サステナブルをテーマにレンタサイクルで浅草界隈の伝統探訪の旅

【東京都】サステナブルをテーマにレンタサイクルで浅草界隈の伝統探訪の旅

サスティナブルな旅の情報サイト「サスタビ」。そのガイドラインのひとつに「徒歩・自転車で、ゆっくり旅先の土地を楽しもう」という項目があります。
そこでメディア交流の目的も合わせて、サスタビ編集の方々と、自転車でゆっくり浅草界隈の伝統探訪をしてきました。

京成上野と浅草橋でレンタサイクル

「京成レンタサイクル(京成上野駅手荷物カウンター)」でクロスバイクをレンタル。

自転車は「KhodaaBloom」のクロスバイク。ヘルメットも貸してもらえるだけでなく、手荷物を預かってもらえます。

京成上野駅から、南東へ約3kmの「浅草橋駅」へ向かいます。

浅草橋駅すぐの「ヒューリック浅草橋ビル駐輪場」でサスタビメンバーと合流。

ヒューリック浅草橋ビル駐輪場では、利用日の2週間前からレンタサイクルの予約が可能です。
ヘルメットのレンタルは無いので、持参したヘルメットでサイクリングの準備。

まずは両国方面へスタート。

両国から浅草へ

両国橋を渡って、両国国技館へ。

晴天の気持ちいい風を感じながら両国国技館前を通り、エシカルフラワー専門店「ethica」へ。
残念ながら閉店だったため店先で写真だけ撮りました。

駒形橋を渡って「駒形どぜう 本店」で昼食

「ethica」から北へ走り、駒形橋を渡ります。

スカイツリーを見ながら江戸通りを左折して「駒形どぜう」。
情緒溢れるお店で、江戸時代から庶民に親しまれてきた伝統の味を頂けるお店です。

秘伝のタレで煮込まれた伝統的な「どぜうなべ」は臭みもなく骨も柔らかで、長く変わらない美味しさを堪能できました。

雷門から伝法院通、オレンジ通り

「駒形どぜう」から北へ450mで浅草の名所「雷門」。

雷門から仲見世通りの横道を進めば、仲見世通りを東西に横切る形で店舗が並ぶ伝法院通。
浅草寺の本坊である伝法院の門前に立ち並ぶ商店街で、2000年代のリニューアルによって江戸の街並みが再現されました。

「かなや刷子(ぶらし)」は、大正時代から受け継がれる匠の技の刷子専門店。

オレンジ通りに入れば、1927年創業の「浅草 もり銀」。

国指定の伝統的工芸品であり、銀器では東京が唯一指定を受けている「東京銀器」を製造販売しています。

「浅草 前川印傳」は、400年以上にもなる印伝を製造し、伝統工芸産業の中心地域でもある浅草で販売しています。

「浅草 曲げわっぱ 柴田慶信商店」は、1966年秋田県大館市で創業し2010年に淺草店をオープン。
秋田杉でつくる大館曲げわっぱを販売しています。

ここでサスタビメンバーと別れ、上野方面へと走り、京成レンタサイクルで自転車を返却して、サイクリング終了です。

コース紹介

▼京成レンタサイクル
https://tabi-rin.com/archives/bicycle_info/63816

▼ヒューリック浅草橋ビル駐輪場 レンタサイクル
https://www.tobu-re-parking.jp/detail.php?PARKING_ID=581

▼駒形どぜう
https://www.dozeu.com/

まとめ

「サステナブル」という言葉が一般的になってきましたが、何をどうすればいいかわからない人も少なくないと思います。
人それぞれ出来ることは違うのですが、「持続可能な」ことを知る一つとして、永く続いているお店をめぐるのは勉強になりました。
永く変わらず続いているもの、伝統を守りながらも時代やニーズに対応して進化しているもの。
自転車というアイテムもその一つであることも、このサイクリングを通じて改めて認識しました。
「サステナブルな旅」ってどんなものかな?と興味のある方は「サスタビ」サイトもご覧ください。

サスタビ
サステナブルな旅の情報サイト

執筆:HANADA

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【茨城県】アニメの舞台になった大洗町を聖地巡礼 約30kmポタリング!

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茨城県の太平洋側の中央に位置する街「大洗町」。サーフィンや海水浴、水族館など観光で訪れる人も多い街ですが、テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地として地域振興に繋がった町でアニメファンが大洗町を好きになり移住してくる人もいたそうです。聖地巡礼ポタリングへパンツァーフォー!

鹿島臨海鉄道「大洗駅」

居住地が水戸なのでJR水戸駅から大洗町へ出発しました。約13㎞で大洗駅に到着。
道路は交通量多めですが、わかりやすいルートなので迷うことはありません。

カジキの大きなモニュメントが目立ちます。

駅のすぐ隣には大洗町観光情報交流センター「うみまちテラス」にはサイクルラックがありました。
流木をイメージして自転車好きな人たちで作ったラックだそうです。

電動アシスト付き自転車のレンタサイクルもありました。平日にも関わらず借りている人が何人もいました。
また、うみまちテラス内にはカフェやお土産も販売されていました。

町内に1枚だけあるというアニメモチーフのマンホールも。訪れた際に探してみてください。 「駅前海岸線ポケットパーク」というレトロかわいい駅舎風の休憩所がありました。
1966年まで走っていた茨城交通水浜電車の旧軌道敷に位置しているそう。サイクルラックもあるので立ち寄ってみてください。

大洗カジキミュージアム

髭釜商店街に2017年オープンした「大洗カジキミュージアム」。
入館は無料。見上げるほど大きな約4mのカジキモニュメントが目印。

中に入るとカジキの写真や絵画、トロフィーなどが所狭しと飾られています。
大洗では毎年8月下旬にカジキ釣り大会が開かれるほど有名なカジキ漁場だそう。今年の8月には全国で初めて海外からも選手を招いて国際大会が開かれました。

1階には寺子屋食堂があり、カジキを使ったメニューがありました。
「カジキハンバーガー」と「カジキフライバーガー」をいただきました。カジキはさっぱりとしていましたが旨味があって美味しかったです。
他にもカジキを使ったメニューが豊富でした。また、土曜日には子ども食堂を開いているそうです。

食事を終えて大洗のシンボル「大洗マリンタワー」を見にいきました。

高さは60m。展望室では大洗町と太平洋を一望することができます。
また高さ50メートルの2階にはアニメ会社公認の「ガルパン喫茶」があります。隣にある大洗シーサイドステーション(旧アウトレット)やマリンタワーもアニメ劇中に登場しています。

周辺をサイクリングしたら商店街へ向かいます。

永町商店街・曲がり松商店街

「ガルパン」の略称で愛され続けているアニメ「ガールズ&パンツァー」は、戦車を用いて模擬戦を行う武道「戦車道」が華道や茶道と並んで乙女のたしなみとされており、女子高生が戦車道で全国大会を目指していく…といったストーリー。
主人公たちが通っている学校が茨城県大洗町にある架空の学校「大洗女子学園」。作中には大洗の街並みが何度も登場しています。

町内の商店街でキャラクターの等身大パネルに出会えます。
アニメ放送開始は2012年10月。翌年の海楽(かいらく)フェスタに合わせてパネルを設置したそう。
それから多くのアニメファンが商店街を訪れるようになったそうです。

まず訪れたのは「味の店たかはし」。
販売しているのは「みつだんご」昔から食べられていたおやつで、1本60円で食べられます。

小麦粉でつくられた団子は、ふわふわ食感でいくつでも食べられそう。

特製の蜜にきな粉がかかっています。とても美味しいです。
店舗脇にテーブルとイス、サイクルラックが設置されています。

店先にはキャラクターのパネルがあり、出迎えてくれているようでした。

向かいの店にもパネルが。

商店街を進んでいくと出会うことができます。

カーブにある「割烹旅館 肴屋本店」。劇場版での名シーンの一つに登場しています。

サイクルラックもありました。

紹介しきれませんが町内には55体以上のパネルがあるそう。
キャラクターの誕生日には誕生日会イベントが開かれることも。このパネルを見に訪れたファンと商店街の人との交流が生まれ、
大洗町が好きになり何度も足を運ぶ人が増えました。

商店街を抜けて海沿いへ向かいます。

大洗磯前神社神磯の鳥居

商店街を抜けて目の前に立つ大きな大洗磯前(いそさき)神社の鳥居は迫力があります。

坂を上っていると途中には「神磯の鳥居」。古くから景勝地として有名です。

観光客も多く訪れていて写真を撮っていました。

神聖な雰囲気を味わえる海岸です。

大洗公園

大洗磯前神社からアクアワールド大洗あたりまで続く大洗公園。道中、松林を抜けるところもあり景色を堪能できます。

海風を浴びてゆっくりしました。散歩の人、サーフィンを楽しむ人、のんびり過ごせる公園です。

ROMII DONUT STORE

公園から約3㎞行ったところにドーナツ専門店があります。

入ると目の前のショーケースにたくさんのドーナツが並んでいます。

悩んだ末、オールドファッション、フランボワーズ&ホワイトチョコ、ブルーベリー、抹茶を購入。

フランボワーズ&ホワイトチョコは、甘さの中にフランボワーズの酸味が効いていて美味しかったです。
さくさく生地の食感も良かったです。

コース紹介

▼うみまちテラス
https://www.oarai-info.jp/page/page000533.html

▼大洗カジキミュージアム
https://www.umi-no-warabe.com/

▼大洗マリンタワー
http://www.oarai-mt.jp/

▼大洗磯前神社
https://www.oarai-isosakijinja.net/

▼ROMII DONUT STORE
https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080102/8025736/

まとめ

水戸駅から出発すると約38㎞。大洗に到着してからはゆっくりポタリングを楽しみました。
ぜひ一度、作品を観て聖地巡礼ポタリングをしてみてください。アニメに登場したシーンを思い出しながら見て回るとさらに楽しめると思います。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【埼玉県】川越から荒川沿い(通称:荒サイ)をグルッと75kmのコースを紹介

【埼玉県】川越から荒川沿い(通称:荒サイ)をグルッと75kmのコースを紹介

蔵の街川越から荒川サイクリングロードに入り、旧岩淵水門で対岸に渡って戻ってくるコースです。荒サイの右岸&左岸、両方を楽しめますよ。

川越の街からスタート

川越の街には東武東上線「川越市駅」西武新宿線「本川越駅」JR川越線「川越駅」などで来る事ができます。それぞれアクセスの良い駅からスタートしてOKです。私は東武東上線の川越市からスタートします。

朝の蔵造りの町並み

朝早く川越に到着したので、まだ観光客が少ない蔵造りの町並みを走る事ができます。いつもは観光客が多くて写真を撮るのも順番待ち状態の「時の鐘」も人はまばら。早朝の特権ですね。

時の鐘近くにあるスターバックス川越鐘つき通り店も、川越の街並みに溶け込む外観です。朝8時から営業しているので、モーニングコーヒーを楽しむのも良いかもしれません。

縁結びの神様・川越氷川神社

蔵造りの町並みから少し走ると、高さ15mの木製大鳥居が見事な川越氷川神社の前を通ります。今から約1500年前の古墳時代に創建されたと伝えられるので、歴史が古いですね。

最近では縁結びの神様として若い人も多く訪れています。今の時期は、入口に風鈴が飾られた「縁むすび風鈴」が涼やかな音色を響かせていました。

伊佐沼のヒマワリ

 

国道254号を右折し「博物館入口」交差点から「伊佐沼通り」に入り真っ直ぐ進みます。
しばらく走ると伊佐沼に出ました。春には桜、初夏には蓮の花と季節の花や水鳥の姿を楽しめる場所でもあります。この時は、遅咲きのヒマワリが見頃でした。

ヒマワリ畑の向かいにある伊佐沼東岸花畑には、この後見頃を迎えるコスモスが少し咲いていました。

畑にポツンとボーリングピン

国道16号を渡り田んぼが広がる道を走っていると、突然大きなボーリングピンが現れます。特に説明看板もなく、なぜここにあるのか不思議に感じます。
後から調べてみたところ、近くの家の人が小学生の子供が迷わずに帰ってこられるように置いたという事らしいです。

荒川サイクリングロードを走る

ボーリングピンの奥に荒川サイクリングロードに入る通路があります。ここから荒サイ右岸を南下して行きます。

しばらくの間、道幅が広く路面が綺麗な土手を走ります。左手に大宮カントリークラブのゴルフコースが川沿いに続いています。
暑い中よくゴルフするな〜と思って見ていましたが、相手も暑い中よく自転車に乗るな〜と思っているのかも?

「SAN-ESU BASE羽根倉通り」でソフトクリーム

羽根倉橋に近づくと黄色いビルが見えてきました。
自転車総合卸およびオリジナル製品の企画販売する会社の、東京サンエスが手がけるショールーム兼ソフトクリーム店です。

オープンしてまだ2ヶ月ほどですが、入口のサイクルラックには沢山の自転車が架かっています。もう荒サイを走るサイクリストには広く浸透しているのが伺えます。

店舗は外階段を登った2階にあります。店内には休憩できる広いスペースと東京サンエスの商品などが展示されていました。
もともと東京音大の寮だった建物をリノベーションしたとか。

実物を手に取って見られるショールーム

店の奥には、東京サンエスが展開する商品が展示されたブース「UX」があります。
壁一面に展示された自転車パーツ商品の数は圧巻です。ここまでの数を展示している所は見たことがありません。じっくり見ていると時間を忘れてしまいます。

ソフトクリームやドリンクは全品300円

さっそく楽しみにしていたソフトクリームをいただきます。
基本のKURUソフトクリームのトッピングが無料なのは嬉しいですね!
1つは「あられ」もう1つは「店主のきまぐれトッピング・アップルシナモン」にしました。
基本のソフトが美味しく、荒サイを走ったあとの身体にしみます。また別のトッピングも試しに来たくなりますね。
色々なフルーツを使った、フルーツソーダも気になりました。

旧岩淵水門で左岸に渡る

羽根倉橋で国道463号を渡り、ぐんぐん南下していきます。この辺はあまり変化がないので走りに集中出来ますよ。
新荒川大橋をくぐると旧岩淵水門が見えてきます。赤い水門が遠くからも目立ちます。

岩淵水門前を通り鹿浜橋で左岸側に渡ります。左岸に入ったら北上していきます。
芝川水門を通過したら、いったん荒サイから離れ物流倉庫が並ぶ市街地に入ります。その一角にある工場の敷地にあるカフェで休憩するとしましょう。

1110 CAFÉ / BAKERY

株式会社大泉工場が運営するカフェの門が、いかにも工場の入口という感じで「入っていいのかな?」と感じるほどですが、敷地内にはサイクルラックがあるので安心して入っていきましょう。2つのレンガ倉庫が並んだ建物がカフェ&ベーカリーになります。

残念ながらフードメニューは売り切れてしまっていたので、ベーカリーコーナーから四角いパンをチョイスしました。1つはあんパン、もう1つはクリームパンになります。
店内でも食べられますが、気持ちよさそうなテラス席でいただきます。

荒川左岸を北上して彩湖へ

カフェを出て荒サイに戻ったら、またしばらくは淡々と走ります。
川越周辺では見えなかった東京スカイツリーが、この辺りでは大きく見えるのが嬉しいですね。

右手に大きな工場が見えてきました。荒川水循環センターです。かなり存在感がある工場で「工場萌え」の夜景撮影でも人気らしいです。

工場を過ぎたら彩湖エリアに入る坂を下ります。
幸魂大橋をくぐると彩湖のフォトスポット「ニョロニョロ」が出てきます。ここでニョロニョロと幸魂大橋をセットで写真に映すのが人気です。近くには草に覆われて目立ちませんが彩湖の石碑もありますよ。

荒サイ近くのメタセコイア並木

彩湖から秋ヶ瀬公園を抜け、羽根倉橋を渡ります。
ここからしばらくの間、さいたま市の運動公園が続きます。その中でも敷地が広い大宮けんぽグラウンドには「メタセコイア並木」があり人気の撮影スポットになっています。

さらに奥に行くと山王堀という池があり、運動公園の中とは思えない雰囲気の写真が撮れますよ。

荒サイから川越市街へ

運動公園を抜けるとゴルフ場エリアに入ります。
国道16号近くの水路に、旧上江橋橋脚があります。ポツンと残された橋脚は哀愁を感じます。そこからスロープを使って国道16号の上江橋歩道に上ります。

国道16号の上江橋から川越方面に向かうと、朝通った道に合流するので同じ道を戻ることにします。
あとは川越の街中を通って川越市に戻りゴールです。

コース紹介


▼東京サンエス
https://tsss.co.jp/

▼1110 CAFÉ / BAKERY
https://1110cafe-bakery.com/

アクセス

電車:「池袋駅」から東武東上線で「川越駅」または「川越市駅」下車
電車:「西部新宿駅」から西武新宿線で「本川越駅」下車
車:関越自動車道「川越インター」から約20分

まとめ

蔵の街川越から荒川サイクリングロードの右岸&左岸を走るルートを紹介しました。ほどよい距離で見所やスポットがあるので飽きずに走る事が出来ると思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

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【大分県】石橋の町と呼ばれる院内町35kmサイクリング

【大分県】石橋の町と呼ばれる院内町35kmサイクリング

谷間の集落が多い院内町には大小75基もの石橋があります。その中で状態の良いアーチ橋を厳選して、自転車で回ってみることにしました。

道の駅いんないからスタート

大分県宇佐市院内町にある道の駅いんないに車を止めて準備をします。
道の駅の人に「石橋めぐりをしたい」と伝えると車を止めることが出来ました。

道の駅近くの荒瀬橋

「道の駅いんない」のすぐ近くに1つ目の石橋があります。
2連アーチの美しいめがね橋で、橋のたもとに公園があり見上げることができます。

国道387号を北上している途中に旧豊州鉄道駅跡という看板を見つけました。
かつて日豊本線前豊前善光寺駅から豊前二日市駅までの間を結んでいた旧国鉄の路線のようです。
看板横の石積みは蒸気機関車給水タンクの跡で文化遺産となっています。

1925年(大正14年)に架設された御沓橋は、3連アーチ橋です。橋の長さは59mで町内最長です。
こちらも近くに公園があり間近で見る事が出来ます。

県道42号側に右折して坂を上ると小さなトンネルを抜けます。
そのまま坂を下って新貝川を渡らず、手前を右折して下市磨崖仏(しもいちまがいぶつ)に立ち寄ります。
少し奥まった場所にある鳥居をくぐると、岩壁一面に彫られた磨崖仏がありました。

かなり近い場所から見られます。室町時代前半の磨崖仏らしいですが状態が良く、そんなに古く感じませんでした。なかなか見応えありますよ。

空に高くそびえ立つ仙の岩

新貝川沿いの薬師淵を走ります。
川の対岸の段丘に薬師如来像と脇侍を祀るお堂があります。新貝川と深見川の合流点付近を薬師淵と呼んでいるようです。

県道50号から深見川に沿って走り、大きくカーブした先に現れるのが仙の岩です。

まず、その大きさに驚きます。まるで中国の水墨画を彷彿とさせる大岩柱は圧巻です。
約100mの集塊岩で出来た大岩柱は、山岳仏教の修行場となっているそう。
大昔、インドの僧の法道仙人が住んでいたので「仙の岩」と呼ばれるようになったとか。

さらに県道50号を走って行くと「直進すると湯布院、右折すると院内」の青看板が出てきます。そこを右折して少し進むと「深見五重塔」の道標があるので脇に道に入っていきましょう。

個人の寄付により建立した五重塔

行く方向には森があり五重塔の気配も感じません。
半信半疑で進んで行くと、森の中から朱色の五重塔が姿を現しました。

朱色が鮮やかな木造の五重塔です。調べると、安心院町出身の糸永貞樹氏が故郷への感謝の念を込めて建立したものとか。まさか個人の資産で建てられたとは驚きです。

京都の国宝醍醐寺の五重塔をモデルにしているそうで、確かになんとなく見覚えがあるような姿です。バランスも良く美しい五重塔でした。

太い道まで戻り、院内方面に進みます。多少アップダウンがある道になります。

国道387号に合流する手前に3つ目の石橋である「富士見橋」があります。
橋の上に立つと「豊後富士」と呼ばれる由布岳が見えることから「富士見橋」と名付けられたそうですが、残念ながらこの日は見る事が出来ませんでした。

こちらの橋も近くに公園があり、石橋を見上げることができます。

国道387号を左折して進むと4つ目の鷹岩橋が現れます。
かつては日出生台演習場へ向かう軍馬車輌も渡ったという頑丈な石橋です。

橋の隣には「石橋にロマンを架けた男たち」という言葉が刻まれた石碑があります。

その先にある5つ目の分寺橋は、少し離れた分寺橋展望公園から写真を撮ることができます。
大正初期に架設された3連アーチの立派な石橋です。展望公園から眺めると、恵良川に映ったアーチが美しいです。

アメリカンなUSAバーガー

走っていると古民家の壁に星条旗柄で描かれたイラストと「USAバーガー」のノボリが目に飛び込んできました。これは立ち寄らないと!と思わせる外観です。

牛小屋を改装した「バーガーショップUSA」にはイートインコーナーがあります。

「おおいた和牛バーガー」と「豊後牛バーガー」をチョイスしてみました。

肉の味がしっかりしていて美味しかったですよ。
他にも「マチュピチュバーガー」「戦国バーガー」など気になるメニューが多く、何度も通いたくなりますね。

宇佐のマチュピチュ

バーガーショップUSAから約5km上ると宇佐のマチュピチュがあるので、のんびり上っていきましょう。斜度はさほどきつくなく、道中の眺めも良いですよ。

しばらく走って大きなカーブを曲がると、宇佐のマチュピチュ展望所の看板が出てきます。
展望所には駐車場とトイレなどあり整備されていました。

展望台から眺めてみると、なるほど言われてみれば似て無くもない?という感じ。
尖った山と棚田の構図や雰囲気がマチュピチュっぽいとのこと。

展望台の横に「王様の椅子」があります。ポンチョや帽子も貸し出していて、ペルーの王様になった気分で写真を撮ってみるのも楽しそうです。

名残惜しいですがあとは上ってきた道を下り、道の駅いんないに戻ります。

戻りも石橋を渡る

上る時はスルーした脇道の路地を通ったりすると別の景色も楽しめますよ。

6つ目の石橋は野地橋です。大正4年架設とありますが、今も現役で地元の人が使っている感じの橋でした。

ふと見るとマンホールも石橋の柄です。本当に院内町は石橋を大切にしている町だと感じますね。

道の駅でご当地スイーツをいただく

道の駅いんないに戻ったら、車を止めさせていただいたお礼にお土産などを購入します。
院内町は西日本有数の柚子生産量を誇っており、道の駅にも柚子を使ったスイーツがありました。

柚子ジャムと柚子せんべいをトッピングした「ゆずサンデー」や柚子をたっぷり使用した「ゆずソフト」などが人気です。
自転車で走ったあとに甘酸っぱい柚子の味がたまりません。

コース紹介

アクセス
電車:JR日豊本線「宇佐駅」から大分交通バス四日市行き約15分
車:宇佐別府道路「院内インター」から約7分

▼道の駅いんない
https://michinoeki-innai.net/

まとめ

75基あるうちの6基の石橋を見てまわりました。レトロな雰囲気の石橋が多い「院内町」には、磨崖仏や岩柱など歴史と自然を感じることが出来るものが多く、レンタサイクルでも楽しめると思います。道の駅いんないでも1日300円で貸し出しています。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【茨城県】笠間市で新栗の季節。いろんな栗を食べる約23㎞のポタリング!

【茨城県】笠間市で新栗の季節。いろんな栗を食べる約23㎞のポタリング!

食欲の秋。美味しいものがたくさん出てくる時期ですね。秋の味覚「栗」の栽培面積、生産量日本一の笠間市へ栗を食べに行ってきました。一括りに栗と言っても楽しみ方食べ方は様々。笠間市でどんな栗に出会えるのでしょうか。

笠間芸術の森公園をスタート

「伝統工芸と新しい造形美術」をテーマとした公園で、敷地内には茨城県陶芸美術館や県立笠間陶芸大学校などがあり、2021年にはスケートボートの国際大会も開催できる規模のスケートパークもオープンし幅広い世代が集う場所です。

ゴールデンウィークには陶炎祭(ひまつり)という笠間焼の窯元が集まり販売などを行うイベント開催されていたり、多くの人が訪れます。
駐車場も広いので笠間芸術の森公園をスタート地点にし、栗を求めてサイクリングへ出発です。

周辺には笠間焼の店が建ち並ぶ「陶の小径」やギャラリーロードがあります。
芸術の秋にもぴったりな街です。

栗を求めて走っていると栗畑に出会うことができます。まだ新しい栗の樹も。風景を楽しみながら進んでいきます。 

栗のいえ

芸術の森公園から約11㎞のところ、笠間市土師(はじ)にある「栗のいえ」。すでにたくさんの車が停まっていました。



築130年の古民家を改築してできた店は広い庭に趣のある建物で静かな時間が流れます。
店内に入ると列ができていました。ショーケースには旬のフルーツを使ったケーキもありましたが売り切れの品も。

お目当ては「愛宕のこぼれモンブラン」。

こんもりと盛られた栗のペースト。スプーンですくうとホロホロと落ちていきそうになり、気を付けて食べました。一口食べると栗そのもの。栗の香りと甘さが口いっぱいに広がります。とても美味しかったです。
人気なので早めに来店された方が良さそうです。

モンブランを味わったあとは次の目的地へ。

小田喜商店(おだきしょうてん)

小田喜商店では、岩間の栗を専門に販売しています。
岩間というのは、旧岩間町のこと。2006年に岩間町、友部町、笠間市が合併して現在の笠間市になりました。

石でできたかわいいモニュメントがありました。

店先の大きな人形は左右に動いています。かわいらしいです。

中に入ると栗の良い香りがします。
ショーケースには、栗のペーストや甘露煮、くりきんとんなどが並んでいます。他にも焼き栗やアイスと栗を使ったものがたくさん。

冷凍の栗おこわ「ぽろちゃんおこわ」を購入。レンジで約3分温めるだけで良いそう。

ごろっと入った大きな栗は、茨城県産ぽろたんという品種。
大き目の栗が何個も入っていました。ほくほくで美味しかったです。あっという間に食べてしまいました。

笠間の焼栗 愛樹(あいき)マロン

続いて焼栗を求めて愛樹マロンへ。

中へ入ると棚にはスイーツやおこわ、栗を使ったカレーなど色んな商品がありました。

購入したのは焼栗「愛樹マロン」特選という大粒のもの。

ピンポン玉くらいある大きさ。
愛樹マロンの栗は栽培方法にもこだわっているそう。
温めて食べても良かったのですが、そのままでも栗の優しい甘さを感じることができました。

店の外には窯焼き焼栗ピザも販売していました。気になるので次回食べてみようと思います。

道中、国道355線の近くにも栗畑を発見。良い風景です。

道の駅かさま

2021年9月に北関東道友部インターチェンジの近くにオープンした「道の駅かさま」。連日多くの人で賑わっています。

サイクルラックもありました。混雑する場所は自転車だと楽ですね。
道の駅のフードコート内にある「つけめん・らーめん活龍」へ。

笠間栗とゴマの担々麺を注文。一見、栗は見当たりませんがスープに秘密があったようです。
味わってみるとゴマの香りと栗の甘さがマッチしています。主張はしていないのでじっくり食べるのをおすすめします。
ラーメンと栗が出会うとは思ってもいませんでした。美味しくいただきました。

森の石窯パン屋さん

ギャラリーロード沿いにある洋風の可愛らしい外観のパン屋。

外にはサイクルラックやテーブルがあります。地元の食材を使ったパンを作っています。

栗の形をした「栗あんぱん」。中には一粒まるっと栗が入っています。小田喜商店の栗の甘露煮を使っているそう。

フォルムがなんとも愛らしい。
お土産にして自宅で食べましたが、手のひらサイズでしたが満足感がありとても美味しかったです。

コース紹介


▼笠間芸術森林公園
https://www.city.kasama.lg.jp/page/page000122.html

▼愛樹マロン
http://www.aiki-marron.jp/

▼道の駅かさま
https://m-kasama.com/

まとめ

訪れた店ごとに工夫を凝らし、いろんな形で栗を楽しんでもらおうという気持ちが伝わってきました。
紹介しきれなかったものも沢山ありますが、そのままの栗を味わっても良し、他にはない栗を見つけても良しと栗の底力を感じるポタリングになりました。
岩間地区をメインにポタリングしましたが、笠間稲荷神社のある街中でも栗スイーツなどを堪能できますので足を延ばしてみても良いと思います。
まだ出会ったことのない栗を味わうことができます。ぜひ、お気に入りの栗を見つける旅をしてみてください!

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【茨城県】筑西市で写真を撮りながらのんびり楽しむ約21㎞の自転車旅

【茨城県】筑西市で写真を撮りながらのんびり楽しむ約21㎞の自転車旅

茨城県の県西地域にある筑西市。
旧下館市、明野町、協和町、関城町が合併しできた街で、小貝川、五行川、鬼怒川が流れる自然豊かな街です。
人々の交流拠点になるような場所を巡りながら、写真撮影も楽しめるスポットをご紹介します。
茨城県国際交流協会理事長の根本博文さんとフリーアナウンサーの木村さおりさんと一緒に旧・下館市を巡っていきます。

道の駅 グランテラス筑西

茨城県内14番目の道の駅として2019年7月にオープンした北関東最大級の道の駅グランテラス筑西。
国道50号下館バイパス沿いにあることからアクセスも良く、毎日多くの人で賑わっています。

広い敷地内には直売所、フードコート、パン屋、芝生広場、コーヒーチェーン店など幅広い世代が楽しめる道の駅になっています。また、明峰・筑波山を望む絶景を堪能できます。

サイクルラックも設置されていました。また、ハローサイクリングのレンタサイクルを利用できます。道の駅で集合し、自転車旅に出発です。

ザ・ヒロサワ・シティ

まずは、筑西市といえばという場所へやってきました。
ザ・ヒロサワ・シティは、100万㎡の広大な敷地に作られた「自然・文化・健康」をテーマにしたひとつの街のようなテーマパーク。
ゴルフ場やパークゴルフ場、廣澤美術館、クラインガルテン、オフロードコース等、さまざまな人の交流の場所になっています。

敷地内を走っていると、ゴルフを楽しむ人や散策している人たちの声が聞こえてきます。

アメリカのルート66を再現したスポットがありました。
ロードバイクで撮影してみました。

小さな博物館が併設されているようで、貴重なヴィンテージバイクを見ることができるとか。

また、敷地内にはクラシックカーやバイク、ミニカーのミュージアムや、寝台特急北斗星や蒸気機関車D51など歴史ある列車が展示されていたりと大人も子供も興奮するようなスポットがあります。

貴重な車両を間近で見ることができました。

他にも昨年開館したばかりの廣澤美術館やカフェもあるのでゆっくり楽しめます。

カフェの前にはシティサイクルをアートにしたオブジェもありました。
施設を見学したり、写真撮影を楽しんだのち、ランチへ向かいました。

車通りの少ない道を選び、田園風景を眺めながら穏やかな気持ちでサイクリング。

サン・ビオラでランチ

下館駅南口から500mほどのところにある老舗洋食店「サン・ビオラ」で食事をすることに。
1978年創業。地元の人々から長く愛されているお店です。

ランチメニューのほかコース料理もあります。
店内は落ち着きのある昔ながらの洋食店の雰囲気。昼時は大変賑わっておりました。

案内されたのは仕切りのある一角で、ゆっくりとプライベート空間で楽しむことができました。

注文したのは、日替わりメニュー。
この日は、「国産ブランド鶏てりマヨソース」。スープ・ライス・コーヒー付き。

やわらかい鶏肉に甘めのソースが食欲をそそります。丁寧なランチを頂くことができました。

最勝寺

サン・ビオラから約5㎞、筑西市下平塚にある最勝寺へやってきました。

京都を感じることができる寺として人が集まる寺だそう。
11月いっぱいは紅葉を見にくる人が多く訪れます。

寺の方に話をきくと、京都の庭師に手入れをしていただいてるとか。2週間滞在し作業されるそうです。

タイミングよく寺の方に「十三仏巡り」をご案内いただきました。

十三仏とはこの世で務めを終えて彼岸の悟りの境地に至るまで導いてくださる十三尊の仏様のこと。
仏様の教えを表した場所になっています。また、十三仏の教えのもとに参道の庭や本堂北側の庭の作庭へ拡大し発展していったそうです。

春の頃には苔が青々と茂りそれもまた美しいと教えてもらいました。
季節を問わず訪れたい寺でした。大きなカメラを構える人もたくさん来ていましたよ。
心洗われたところで寺を離れました。

雄大な筑波山を眺めながら戻りました。

日が暮れる前に道の駅に戻りサイクリングは終了です。

コース紹介

▼道の駅グランテラス筑西
https://granterrace-chikusei.com/

▼ザ・ヒロサワ・シティ
https://www.shimodate.jp/index.html

▼サン・ビオラ
http://sunviola.com/

まとめ

筑西市(旧下館市)を巡る約21㎞のポタリングは、約6時間かけてゆっくりと巡りながら、のどかな風景を堪能するライドになりました。
その季節にしか見られない景色を楽しむのも良いですし、季節を問わず楽しめる場所を見つけるのも楽しいですね。
旧下館市は地元なのですが、自転車で巡るといつもの風景が違って見えるのも良いですね。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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