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記事タグ: 田園風景

【岐阜県】Roam Couch(ロームカウチ)のウォールアートを巡るライド

【岐阜県】Roam Couch(ロームカウチ)のウォールアートを巡るライド

岐阜県安八郡。そこには長良川と揖斐川(いびがわ)にはさまれた田園の広がる安八(あんぱち)町という町があり、点在するRoam Couch(ロームカウチ)さんのウォールアートがあることでも知られています。そんな自然とアートの共存する町”安八町”を自転車で巡ってきました。

安八町とは

安八町は人口15,000人にも満たない小さな町。揖斐と長良の清流に囲まれていてのどかな田園風景が広がります。
大垣市、羽島市、瑞穂市に囲まれており、名古屋までは車で30分、というとイメージが湧きやすいと思います。

サイクリングのスタートは、JR大垣駅から南へ約600mほどに位置する大垣城です。

Roam Couch(ロームカウチ)さんについて

世界各国で高い評価を受けている安八町出身のストリートアーティスト。
名前からすると外国の方を連想しますが、本名は小川亮さんで、活動するアーティスト名をロームカウチとされています。

アート手法はステンシル画なのですが、幾十層もの手切りのステンシル(型紙)を重ねながらその上をスプレーで色付けしていくようです。日本の浮世絵という昔ながらの手法を活かしながら、独自の方法で描くステンシルアートは、今までのステンシルアートの概念とは一風違ったようにもおもえ、大変興味深いです。

「Emotional Bridge Project(エモーショナル・ブリッジ・プロジェクト)」

小川さんの故郷に恩返しがしたいというおもいを形にした「Emotional Bridge Project(エモーショナル・ブリッジ・プロジェクト)」は2014年から開催されており、その無償で描かれる壁画を見に遠方から足を運ぶ方々も多いそう。自身もそのうちの一人です。
記事でご紹介するアートはこのプロジェクトによるものです。

WHEN YOU WISH UPON A STAR / VENICE

アート×ライド、スタートは大垣城

何十枚も1枚1枚手でカットした版にスプレーで色を吹き付け重ねていくステンシルの技法で描かれたアート、写真でしか見たことがなかったので、実物を初めて見ることができる、とワクワクした気持ちで、安八町の隣、大垣市の大垣城からスタートをきりました。

数々のアートを巡る

揖斐川を越えて安八町へ渡る橋の上から小学校のそばに最初のアートが見えました。感動です。

WE ARE THE WORLD

ご出身の小学校のそばにある作品。子供たちに向けたメッセージも添えられていました。心が温まります。

RAINBOW INC . / BROOKLYN BRIDGE

LONDON CALLING

YELLOW MAGIC ORCHESTRA

コンテナに描かれた初期の作品群。
年を追うごとに作品は増えて、今では安八町、大垣市で十数作品を見ることができます。

ARMORED PURE

MIDNIGHT RECITAL / 夜奏

訪れたのはちょうど田植えの時期。田んぼの広がる町の中を走りながらアートを巡ります。

WHEN YOU WISH UPON A STAR


水防倉庫に描かれている作品。大きな川にはさまれたこの地域には土嚢などを保管する倉庫が町のあちこちに見られました。

RAIN CALLER

和風な作品も素敵。つぼ焼いも幸神さんの外壁にて鑑賞できました。

FOUR SEASONS / 四季

スポーツアリーナのロビーにある作品。受付で作品を見に来たことを伝えると快く案内して下さいました。四季をテーマにした美しい作品です。

TAKE MY HEART


VEGE FARM OGAKI

こちらの2つの作品は大垣市にあります。大きさに圧倒されます。

WHEN YOU WISH UPON A STAR / PARIS

GROUND ART WALL


LETHAL WEAPON / 最終兵器

WHEN YOU WISH UPON A STAR / OXFORD

コース紹介

距離:約27km

ご紹介したウォールアート付近にはレンタサイクルもありますので参考にしてみてください。

すいとGO! 墨俣さくら会館
名称すいとGO! 墨俣さくら会館営業時間9:00~17:00*定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(日曜日の場合は翌々日、月曜日の場合は翌日、土曜日の場合は翌週の火曜日)、12/29~1/3電話番号0584-62-3900受付...

まとめ

ウォールアートと言えば都会の街中にあるイメージですが、ロームカウチさんの作品は美しい安八町の自然と風景になじんでとても新鮮で素敵でした。
数もたくさんあり、アートを探して走るのも楽しく、素晴らしく見ごたえがありました。
この後に新作が描かれたようで、ぜひまた見に行きたいです。
安八町に点在する宝物のような素敵なアートをみなさんも自転車で巡ってみてください。

※各作品の所在地、地図はRoam Couchさんのサイトで紹介されています。

▼ロームカウチ オフィシャルサイト
http://roamcouch.com/

執筆:Hama Chan

兵庫県出身・在住のママさんローディー。 大好きな季節の花やウォールアートの写真を撮りながら のんびりサイクリングを楽しんでいます。 輪行でもっといろんな街へ行くのが夢。 愛車はCINELLI VELTRIX

【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》

【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》


長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。
上級者向け140kmルートから、東側半周を南下して、秋の北アルプスを堪能する約66kmコースのサイクリングレポートをご紹介します。

スタートは「JR南小谷駅」

コースの最北端に設定されている南小谷駅(みなみおたりえき)は、JR大糸線の駅。
JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅です。
輪行なら、新宿駅から特急あずさで「南小谷行き」も利用できます。

南小谷駅からサイクリングスタート。

JR「千国駅」~鉄道沿いコース

南小谷駅から約1.5km走れば「千国(ちくに)駅」。


のどかな無人駅の先は、JR大糸(おおいと)線沿いを走ります。
タイミングが良ければ列車と並走できるこの区間は、姫川沿いの美しい風景を見ながら走ることができます。

松川大橋~道の駅白馬


千国駅から、鮮やかな紅葉の風景を見ながら姫川沿いに県道148号を約5.8km、ゆるい坂をのぼり「第一姫川橋梁」を過ぎたら左折します。

美しい田園風景を見ながら走っていると、田園から立ちのぼる朝もやに遭遇。
気象条件やタイミングに恵まれれば、このような風景に出会うこともできます。


そこから約1.6kmで松川大橋。
白馬連峰を源流とする「松川」と「姫川」が合流する手前にかかる「松川大橋」からは、美しい風景が広がっています。
ここからは、スキー場や白馬ジャンプ競技場(1998年長野冬季オリンピックの競技場)を見ることもできます。

松川大橋からしばらく走り、再び県道148号を走ること約7.5kmで「道の駅白馬」。
 この地の名産「りんご」を使ったクレープでひと休み。

青木湖・中綱湖

「道の駅白馬」から県道を走り「白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ)」方面へ。
ここも、1998年長野冬季オリンピックの競技場でした。

そして南下すれば仁科三湖(にしなさんこ)の最も北に位置する「青木湖」。

仁科三湖(にしなさんこ)は、長野県大町市北部にある3つの湖の総称。
青木湖は、仁科三湖の中で最大の面積をもち、周囲約6.5km、ハート型の美しい湖です。
穏やかな湖では、カヌーやサップを楽しむ人もいました。

さらに南へ約1.5km走れば、仁科三湖の中間に位置し、最小面積(周囲約2.2km)の「中綱湖」。

JR海ノ口駅・稲尾駅

中綱湖畔から県道148号を南へ約3.5km走ればアニメの聖地もなっている「海ノ口駅」。

この駅から、仁科三湖のうち最も南側に位置する「木崎湖」を望むことができます。

「海ノ口駅」からすぐ、約1.5kmで「稲尾駅」。
駅前に広がる、緩やかな傾斜地は、かつて湖に大きく張り出した湿地帯でしたが、今は豊かな水田地帯となっています。


木崎湖畔から南へ約6km、大町市街の洋食レストランでランチタイム。
プレミアムハンバーグ(サラダ、パンorライス付:1,580円)

ヒルクライム~七色大カエデ

美味しいランチでエネルギー補給した後は、約6kmのヒルクライム。
ここまでは、140km/100kmルートとも同じコースですが、ここから「初中級者向けの100kmルート」は坂を上らず、そのまま南下するショートカットコースです。

「塩の道ちょうじや」から約4kmで「相川展望台」。

トンネルを抜けたらすぐ右折、「中カエデ」手前までの6%ほどの上り坂。

坂を越えたら緩やかに下り約5kmで、標高1000mの大峰高原、樹齢250年を超え奇跡の大樹といわれている「七色大カエデ」。

秋には緑色から橙色、赤色と紅葉していき、七色のカエデで彩られます。
訪れる時期によって、七色の大カエデや、深紅に染まった大カエデなど、様々な表情を拝むことができます。

高瀬川沿い


七色大カエデから、ゆっくり坂を下り約6km、「高瀬川」へ。再び100kmルートと合流します。

ここから約5.5km続く高瀬川沿いの道は、湖畔や山あいに比べて走りやすく、快適なサイクリングを楽しめます。

県道329号に出れば、高瀬橋を西へ渡り、有明山通りから「安曇野スケッチロード」へ。

ゴールは「安曇野ちひろ公園」

安曇野スケッチロードを約4.5km北上すれば「安曇野ちひろ公園」。
公園東側の川沿いコースを走り、公園北側からゴール。



公園の施設は「サイクルステーション」に登録されていて、駐車場にはサイクルラックも整備されています。

約66kmのサイクリングを終えて公園でひとやすみ。そして、公園向かいにある農産物直売所で、スイーツ&コーヒータイム。

その先のコース:小熊山、木崎湖、白馬連峰の風景

「安曇野ちひろ公園」から北へ約11km「蓮華(れんげ)大橋」を渡れば、直進方向(木崎湖方向)の100kmルートと、左方向(大町温泉郷方向)の140kmルートに分かれます。
140kmルートは小熊山を上るヒルクライムコースで、「木崎湖展望地」からの絶景を望むことができます。

坂を下り、木崎湖畔で100kmルートと合流。
木崎湖では、湖と桟橋の美しい風景を楽しめます。

白馬村まで走れば、美しい連峰が続くコースへと戻ります。

動画レポート

コース紹介


距離:66km 獲得標高:820m

100kmルート 北アルプス山麓をのんびり楽しむ初中級ルート

140kmルート 北アルプス山麓をダイナミックに走る上級ルート

▼北アルプス地域サイクリングモデルコースマップ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kitachi/kitachi-kikaku/kannai/cycling.html

▼小谷村観光サイト
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

▼白馬村観光サイト
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/

▼大町市観光サイト
https://kanko-omachi.gr.jp/

▼池田町観光サイト
https://ikeda-kanko.jp/

▼松川村観光サイト
https://www.matsukawamura.com/

まとめ

北アルプスの魅力

季節によって様々に景色が変化する「北アルプス」。春は都心より約1カ月遅く「桜」が咲き、夏は「心地よい風と緑」に包まれ、秋は都心より約1カ月早く「紅葉」を迎え、冬は美しい「雪景色」を楽しむことができます。
東京からのアクセスは、「新宿」から「南小谷」まで、特急あずさで最短乗り換えなし約4時間、
名古屋からも、特急しなの~あずさで最短約4時間のアクセスです。
4時間のアクセスで、都心とは全く違う「季節の風景」を楽しめるのは魅力です。

北アルプス地域サイクリングモデルコースの魅力

標高が高い「北アルプス」を走るということは、「坂がキツイ」イメージがあると思います。
しかし川沿いを中心に走る、100kmルートは激坂が無いので、坂が苦手な方でも楽しめます。
140kmルートは「坂好き」の方も満足できます。
美しい「山の連なり」「清流沿い」「田園風景」「鉄道沿いの風景」「湖畔」を全て堪能できる魅力溢れるコースです。

どちらのコースも、上級者なら一日で走り切ることもできますが、最低1泊をオススメします。
夜は「美味しい食事やお酒」や「温泉」を楽しむこともできますし、「満天の星空」も素敵です。

リモートワークが可能な方は、思い切ってワーケーションで長期滞在して、北アルプスを堪能してみてください。

【長野県】春の田園風景と白馬連峰を望む絶景"北アルプス地域サイクリングモ...
長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。上級...

広告主:長野県 北アルプス地域振興局
執筆:花田 康

 

【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

関東随一の清流とされる那珂川が流れ、山々に囲まれた茂木町はサイクリングはもちろん、釣りやキャンプなどアウトドアも楽しめる町。
もてぎエンデューロの会場となるモビリティリゾートもてぎがあり、多くのサイクリストが訪れています。また、茂木町には棚田がいくつかあり里山の原風景を残しています。目的地を棚田にしてサイクリングに出かけました。

道の駅もてぎ

朝から多くの人で賑わう道の駅もてぎをスタート地点に。

サイクルラックもありました。朝からサイクリストも多かったです。

敷地内にには直売所やレストラン、遊具のある広場、茂木町防災館などがありました。
道の駅もてぎは栃木県内第1号の道の駅としてオープンしたそうです。
さっそく棚田を見にサイクリングに出発。

真岡鐵道茂木駅周辺には飲食店もありました。

大場パン店

茂木町役場の近くにある大場パン店。

看板の工事中だということでしたが店内が見えたのでわかりました。

ショーケースに何種類ものパンが並んでいました。パンを選ぶと店主が取ってくれます。
お店は長くやっているそうで地元では馴染みの店。
出発して早々ですが、腹ごしらえのためにパンを購入。

購入したのは「バニラパン」。ふわふわの生地の上に、メロンパンのようなサクサクで甘い生地が乗っています。
ほんのり甘くて優しい味は美味しかったです。
エネルギー補給をしたので再び出発です。

街中には小さな川が流れていていくつも橋がかかっていました。山の風景と相まって素敵でした。

緩やかなアップダウンを繰り返し進んでいくとハートなど様々な形に整えられた樹がありました。

広大なトウモロコシ畑も。
那珂川を渡り県道27号から県道338号へ入るところでサイクリストに出会い、石畑の棚田を見に行くと伝えたところ338号線で行く方がいいと教えてもらいました。

上りはあまり得意ではないので、少し気持ちが怯みましたが棚田を目指して上っていきました。
傾斜がきついところはほとんどなく車も少ないので安心。

石畑の棚田

坂道を約4㎞上ったところに標識がありました。各所にあるので迷う心配もありません。

少し下ったところに棚田が広がっていました。
息を整えるように深呼吸し、この風景に目をやると疲れが飛んでいきました。

187枚の棚田は圧巻。石畑の棚田は1999年に農林水産省が選定する「日本の棚田百選」に、そして2022年2月には「つなぐ棚田遺産」に選ばれました。

「とちぎのふるさと田園風景百選」にも選ばれているようです。昔からある風景が見られ、いつまでも見ていたくなります。

写真を撮りに来ていた人が撮ってくれました。茂木町の風景を撮りにきていたそうです。

素晴らしい風景を存分に楽しむことができました。
また、石畑の棚田はオーナー制度があり、年会費3万円でオーナーになれるそう。

静かな山間を走って道の駅方面へ戻っていきます。8月も終わりの頃でしたが暑い日で蝉の鳴き声もしっかり聞こえてきました。

那珂川では鮎釣りを楽しむ人の姿もみられました。

下野中川駅

那珂川を渡ってほど近くに気になる看板がありました。

現在の真岡鐵道茂木駅を起点に作られ列車が通ることがなかった未成線「国鉄長倉線」の「下野中川駅」。
2020年につくられた看板です。幻の駅は、とてものどかな場所にありました。

日光天然かき氷 茂木 満天家

下野中川駅から約7㎞ほどで街中に戻ってきました。

茂木駅の近くに「かき氷」ののぼりがみえました。お客さんが何組か並んでしました。

日光の三大氷室のひとつ「松月氷室」の天然氷を使っているそう。
メニューの中にはメロンを半分にしたものを器にし果肉をたっぷりのせた「まるごとメロン」などインパクトあるものもありました。悩んだ末選んだのは「もも」。

ももの果肉もあり豪華に感じましたが600円という値段。桃色のシロップもたっぷりかかっていてさわやかな甘さでした。
汗をかいたあとのかき氷は最高ですね。

コース紹介

スタート・ゴール:道の駅 もてぎ
車でのアクセス:常磐自動車道 水戸I.Cより約50分 、北関東自動車道 真岡I.Cより約40分
電車利用のアクセス:真岡鐵道「茂木駅」から約1.4km
http://www.motegiplaza.com/

まとめ

初めて棚田を間近で見ることができたのと、山を登ったこともあり達成感のあるライドになりました。
約30㎞の道中はアップダウンがいくつもありますが、斜度がきつい所はなくマイペースにサイクリングすることができました。茂木町内には他にも棚田があるので巡ってみても良いかもしれないですね。
穂が垂れて黄金色に輝く棚田は本当に素晴らしく感動しました。田植えを終えて苗が成長してきた頃に、青々とした棚田も見てみたくなりました。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【大分県】石橋の町と呼ばれる院内町35kmサイクリング

【大分県】石橋の町と呼ばれる院内町35kmサイクリング

谷間の集落が多い院内町には大小75基もの石橋があります。その中で状態の良いアーチ橋を厳選して、自転車で回ってみることにしました。

道の駅いんないからスタート

大分県宇佐市院内町にある道の駅いんないに車を止めて準備をします。
道の駅の人に「石橋めぐりをしたい」と伝えると車を止めることが出来ました。

道の駅近くの荒瀬橋

「道の駅いんない」のすぐ近くに1つ目の石橋があります。
2連アーチの美しいめがね橋で、橋のたもとに公園があり見上げることができます。

国道387号を北上している途中に旧豊州鉄道駅跡という看板を見つけました。
かつて日豊本線前豊前善光寺駅から豊前二日市駅までの間を結んでいた旧国鉄の路線のようです。
看板横の石積みは蒸気機関車給水タンクの跡で文化遺産となっています。

1925年(大正14年)に架設された御沓橋は、3連アーチ橋です。橋の長さは59mで町内最長です。
こちらも近くに公園があり間近で見る事が出来ます。

県道42号側に右折して坂を上ると小さなトンネルを抜けます。
そのまま坂を下って新貝川を渡らず、手前を右折して下市磨崖仏(しもいちまがいぶつ)に立ち寄ります。
少し奥まった場所にある鳥居をくぐると、岩壁一面に彫られた磨崖仏がありました。

かなり近い場所から見られます。室町時代前半の磨崖仏らしいですが状態が良く、そんなに古く感じませんでした。なかなか見応えありますよ。

空に高くそびえ立つ仙の岩

新貝川沿いの薬師淵を走ります。
川の対岸の段丘に薬師如来像と脇侍を祀るお堂があります。新貝川と深見川の合流点付近を薬師淵と呼んでいるようです。

県道50号から深見川に沿って走り、大きくカーブした先に現れるのが仙の岩です。

まず、その大きさに驚きます。まるで中国の水墨画を彷彿とさせる大岩柱は圧巻です。
約100mの集塊岩で出来た大岩柱は、山岳仏教の修行場となっているそう。
大昔、インドの僧の法道仙人が住んでいたので「仙の岩」と呼ばれるようになったとか。

さらに県道50号を走って行くと「直進すると湯布院、右折すると院内」の青看板が出てきます。そこを右折して少し進むと「深見五重塔」の道標があるので脇に道に入っていきましょう。

個人の寄付により建立した五重塔

行く方向には森があり五重塔の気配も感じません。
半信半疑で進んで行くと、森の中から朱色の五重塔が姿を現しました。

朱色が鮮やかな木造の五重塔です。調べると、安心院町出身の糸永貞樹氏が故郷への感謝の念を込めて建立したものとか。まさか個人の資産で建てられたとは驚きです。

京都の国宝醍醐寺の五重塔をモデルにしているそうで、確かになんとなく見覚えがあるような姿です。バランスも良く美しい五重塔でした。

太い道まで戻り、院内方面に進みます。多少アップダウンがある道になります。

国道387号に合流する手前に3つ目の石橋である「富士見橋」があります。
橋の上に立つと「豊後富士」と呼ばれる由布岳が見えることから「富士見橋」と名付けられたそうですが、残念ながらこの日は見る事が出来ませんでした。

こちらの橋も近くに公園があり、石橋を見上げることができます。

国道387号を左折して進むと4つ目の鷹岩橋が現れます。
かつては日出生台演習場へ向かう軍馬車輌も渡ったという頑丈な石橋です。

橋の隣には「石橋にロマンを架けた男たち」という言葉が刻まれた石碑があります。

その先にある5つ目の分寺橋は、少し離れた分寺橋展望公園から写真を撮ることができます。
大正初期に架設された3連アーチの立派な石橋です。展望公園から眺めると、恵良川に映ったアーチが美しいです。

アメリカンなUSAバーガー

走っていると古民家の壁に星条旗柄で描かれたイラストと「USAバーガー」のノボリが目に飛び込んできました。これは立ち寄らないと!と思わせる外観です。

牛小屋を改装した「バーガーショップUSA」にはイートインコーナーがあります。

「おおいた和牛バーガー」と「豊後牛バーガー」をチョイスしてみました。

肉の味がしっかりしていて美味しかったですよ。
他にも「マチュピチュバーガー」「戦国バーガー」など気になるメニューが多く、何度も通いたくなりますね。

宇佐のマチュピチュ

バーガーショップUSAから約5km上ると宇佐のマチュピチュがあるので、のんびり上っていきましょう。斜度はさほどきつくなく、道中の眺めも良いですよ。

しばらく走って大きなカーブを曲がると、宇佐のマチュピチュ展望所の看板が出てきます。
展望所には駐車場とトイレなどあり整備されていました。

展望台から眺めてみると、なるほど言われてみれば似て無くもない?という感じ。
尖った山と棚田の構図や雰囲気がマチュピチュっぽいとのこと。

展望台の横に「王様の椅子」があります。ポンチョや帽子も貸し出していて、ペルーの王様になった気分で写真を撮ってみるのも楽しそうです。

名残惜しいですがあとは上ってきた道を下り、道の駅いんないに戻ります。

戻りも石橋を渡る

上る時はスルーした脇道の路地を通ったりすると別の景色も楽しめますよ。

6つ目の石橋は野地橋です。大正4年架設とありますが、今も現役で地元の人が使っている感じの橋でした。

ふと見るとマンホールも石橋の柄です。本当に院内町は石橋を大切にしている町だと感じますね。

道の駅でご当地スイーツをいただく

道の駅いんないに戻ったら、車を止めさせていただいたお礼にお土産などを購入します。
院内町は西日本有数の柚子生産量を誇っており、道の駅にも柚子を使ったスイーツがありました。

柚子ジャムと柚子せんべいをトッピングした「ゆずサンデー」や柚子をたっぷり使用した「ゆずソフト」などが人気です。
自転車で走ったあとに甘酸っぱい柚子の味がたまりません。

コース紹介

アクセス
電車:JR日豊本線「宇佐駅」から大分交通バス四日市行き約15分
車:宇佐別府道路「院内インター」から約7分

▼道の駅いんない
https://michinoeki-innai.net/

まとめ

75基あるうちの6基の石橋を見てまわりました。レトロな雰囲気の石橋が多い「院内町」には、磨崖仏や岩柱など歴史と自然を感じることが出来るものが多く、レンタサイクルでも楽しめると思います。道の駅いんないでも1日300円で貸し出しています。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【埼玉県/東京都】茶畑広がる入間市と青梅市をめぐる34kmのサイクリング

【埼玉県/東京都】茶畑広がる入間市と青梅市をめぐる34kmのサイクリング

静岡茶・宇治茶と並んで日本三大茶とされている狭山茶は「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」…と謡われているように、甘くて濃厚な深い味が特徴のお茶。埼玉県西部の入間市・所沢市・狭山市を中心に栽培されています。
入間市の茶畑は広大で、遠くまで続く風景は一見の価値ありです。

西武鉄道の仏子駅をスタート

仏子駅南口を出て、武蔵野音大前の坂に入ります。ここから加治丘陵に入って行きます。
ウォーミングアップなしに坂に入るのでキツいかもしれませんが、距離は短いので頑張って上ります。

旧サイクリングコースに入る

坂を上りきった場所に「旧サイクリングコース」という看板があるので案内に従って進みます。サイクリングと名前にありますが現在は遊歩道として整備され、歩行者優先道となっています。スピードを出しすぎないように注意してください。

木漏れ日が差す木々の間に続く旧サイクリングコースは気持ちよく、犬の散歩やウォーキング・ジョギングを楽しむ人が多く見られました。

しばらく走ると桜山展望台に到着です。
3階建の鉄筋コンクリートの構造で、展望台からは富士山・丹沢・秩父連山などが望めます。丹沢方面の山がクッキリ見えます。

眼下には一面の茶畑が広がります。

遠くにうっすらと、都心のビル群や東京スカイツリーの影も見えています。

富士山の頭もクッキリと見えて、なかなかの絶景が堪能できました。
展望台の周辺には桜の木が多く、春にまた訪れたい所ですね。

桜山展望台を過ぎると加治丘陵も終わり、下り坂に入ります。その途中に開けた場所があり、茶畑が近くに見えました。

茶畑の中を走る

坂を下り県道63号を渡ると霞川に出るので、そのまま川沿いを走ります。小さな川ですが、白鷺やカワセミを見かけました。

霞川沿いに進むと丁字路にぶつかります。そこを右折して茶畑に入って行きます。

防霜ファンが立ち並ぶ茶畑の中を自転車で走る事が出来るのは、お茶の産地ならではという感じです。

日本一の道標

茶どころ通りといちょう通りが交差する地点に「日本一の道標」があります。
「北狭山茶場碑入り道」と書かれた道標は、高さ4.1Mあり昭和61年にギネスに認定されました。

いちょう通り横の圏央道を渡ったら左折、少し進み右折して直進します。
しばらく工場地帯を走り、工場地帯を抜けると入間市博物館ALIT(アリット)の前に出ます。

狭山茶を満喫

正門近くにある自動販売機には、狭山茶しか入っておらず「狭山茶一択の自販機」として有名です。ちなみに隣には普通の自販機もありますよ。

敷地の奥にある「茶処 一煎」でランチにします。ここは狭山茶料理を提供する、珍しいレストランです。

彩り6鉢では「お茶コロッケ」「抹茶のポテトサラダ」「抹茶入り山かけ刺身」など趣向を凝らした料理が少しずつ味わえて満足感があります。

レストラン内に狭山茶の売店もありますので、お土産に購入して帰りましょう。

入間市博物館で入間の歴史を知る

2023年1月6日に常設展示室「入間の歴史」がリニューアルオープンしたとレストランのチラシで見たので入館してみました。(常設展示観覧料:大人200円)
※館内を撮影する場合は、受付で許可をとります

2月15日までの特別展示は「むかしのくらしと道具展」です。その後の特別展示スケジュールは公式サイトでチェックしてください。

常設展示の「入間の歴史」の他にも「お茶の歴史」や特別展示の「むかしのくらしと道具展」などがあり、充実した展示内容でした。

出口にあった防霜ファン。畑にある時は、そんなに大きいとは思いませんでしたが、近くで見ると想像より大きいですね。

茶どころ通りで青梅に向かう

博物館を出て、茶どころ通りまで戻ったら一気に青梅市に向かいます。この道は車の通行量が多いので気を付けましょう。

車通りが多い道が苦手な場合は、脇道にそれて茶畑の間をぬって走るのも楽しいですよ。

猫町の青梅駅周辺を散策

青梅駅近くに来ると、ネコをモチーフにしたものが多く出てきます。

以前は「昭和レトロの町」として町おこしを進めてきた青梅駅周辺ですが、目玉だった昔の映画看板を描く絵師の久保板観氏が亡くなった事で、新しい映画看板を設置することができなくなり、新しくネコの映画パロディ看板を設置することになったとか。
色あせた「バス停留所」の映画看板は、亡くなった久保さんの作品か…。

新しいネコパロディ看板があちこちに展示されていて、みつけるとクスッと笑ってしまう。
看板は他にも沢山あったので、時間があればじっくり見て回ってみると良いでしょう。

青梅駅の隣にある「まちの駅 青梅」の外観には、昭和を感じる看板などがリアルに描かれています。店内では青梅市の逸品を販売しています。

にゃにゃまがり通りを歩く

きらぼし銀行青梅支店の向かいに「にゃにゃまがり入口」があります。
民家の間の細路地に、曲がり角が七つあることから「にゃにゃまがり」と名付けたとか。ネコのオブジェなどが飾られていて楽しい雰囲気です。

青梅鉄道公園に立ち寄る

駅前の道に戻り、青梅線を越えると小高い丘に向かいます。

坂を上ると青梅鉄道公園に到着。ここでは実物の鉄道車両を保存展示しているので、立ち寄ってみます。入場料は小学生以上100円。

蒸気機関車のC11や戦前の国産機関車ED16などを間近で見ることができます。

記念館には「模型鉄道パノラマ」など、鉄道を楽しく知ることが出来るコーナーもあります。

公園を出て坂を下ると県道28号に出て天寧寺坂通りに入ります。ここは少し上ります。

岩蔵温泉のカフェYUBA

岩蔵温泉交差点を右折すると小さな山小屋風カフェが見えてきます。

店内は薪ストーブがあり、走って芯まで冷えた身体が温まります。
店名のYUBAは食べ物の湯葉ではなく、温泉の湯場から来ています。近くに「湯場橋」という名前の橋がありますよ。

山小屋っぽい店内はのんびりとした時間が流れていて、つい長居してしまいそうです。ロイヤルミルクティー美味しかったです。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

小曽木街道を進み、岩井堂交差点を右折して県道195号に入ると飯能市です。
八高線の下を通り駿河台大学やホームセンターが見えてきたら「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に到着です。

自転車は入口の自転車ラックに置いて、園内に向かいます。入園料は無料です。
トーベ・ヤンソンは「ムーミン」の作者でフィンランドの童話作家として有名です。公園内はムーミンの世界観が再現されていて、絵本の中みたいな風景ですよ。


県道195号を走り、西武池袋線の線路を渡ったら仏子駅北口でゴールです。

 

コース紹介

アクセス
電車:西武池袋線「仏子駅」下車
車:圏央道「狭山日高インター」から約15分

▼入間市博物館ALIT
https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/

まとめ

埼玉県の狭山茶は知っていても、実際に茶畑を走る事は少ないと思い紹介してみました。入間市に広がる一面の茶畑が見られる桜山展望台はイチオシです。
青梅駅周辺の猫看板や猫にまつわる展示をみて回る散策も楽しいと思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

 

【千葉県】成田空港から九十九里をめぐる、空と海と食を楽しむ80kmサイクリング《PR》

【千葉県】成田空港から九十九里をめぐる、空と海と食を楽しむ80kmサイクリング《PR》


日本を代表する国際空港のひとつ「成田国際空港」は陸上空港なので、空港からサイクリングをスタートすることができます。
飛行機輪行だけでなく、首都圏から鉄道輪行でもアクセスの良い「空の玄関・成田国際空港」から、太平洋を望む九十九里の海、そして千葉の大地が育んだ美味しい食を堪能する約80kmのサイクリングをご紹介します。

※記事内の写真は全て特別な許可を得て撮影しております。

成田空港サイクルステーション

成田空港第2ターミナル1階、18番バス停近くにサイクルステーションが設置されています。

サイクルラックや空気入れがあるだけでなくベンチが設置されているので、とても準備がしやすいです。

空港ターミナル内一部トイレの個室内には着替え台が設置されていて、コインロッカーには輪行バッグ(ソフトケース)や荷物も収納可能です。
また、工具が必要な場合は第2ターミナル1階ツーリストインフォメーションで無料貸出してくれます(8:00~17:30)。
その他、ナインアワーズ成田空港ではシャワーのみの利用も可能です(1,000円/1時間)。

準備が整えば自販機で水を購入し、掲示されている道順で、成田空港温泉 空の湯へ向かいます。

成田空港温泉 空の湯

成田空港第2ターミナルから約4kmで「成田空港温泉 空の湯」。
飛行機が見える天然温泉露天風呂で知られるこの施設には、食事処をはじめ、フィットネススタジオ、スポーツマッサージ、宿泊施設なども備わっています。

「自転車処 空輪」では、ロードバイクやマウンテンバイク等のレンタルサービスがあり、九十九里までのサイクリングや、近くの「成田空港スカイライドMTBパーク」で、マウンテンバイクを存分に楽しむこともできます。

空(成田空港)から海(九十九里)へ

空の湯をスタートし、まずは横芝光町へ約14km走り「コミュニティCAFE&農家のキッチンLABO FARM TO…」へ。

地元食材たっぷり、農家のカフェごはんを提供するこのお店は、「お米」「梨」「野菜」を栽培する元パティシエという経歴をもつ農家のオーナーが運営。自社栽培の農作物や地元食材をふんだんに使ったメニューを提供しています。

そして2kmほど先のJR横芝駅へ。
千葉県内最古の駅舎といわれる、JR総武本線「横芝駅」は、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。


横芝駅前情報交流館ヨリドコロでは、レンタサイクルが利用できます。

横芝駅から約7km走ればいよいよ九十九里浜。

九十九里浜は、千葉県東部の刑部岬から太東崎まで5市4町1村に跨る太平洋沿岸に面した、全長66kmにも及ぶ日本最大級の砂浜海岸です。
広大な砂丘のような砂浜は、大自然を感じさせてくれます。

九十九里の「食」を堪能

蓮沼海浜公園から1kmほど内陸に走れば「道の駅 オライ・はすぬま」。

名前のオライとは「私の家」という意味。自分の家のようにくつろいだ気持ちで遊びに行きたくなる道の駅です。

九十九里と言えば「海の幸」のイメージが強いですが「野菜」が豊富なことを知りました。
道の駅では千葉で採れた新鮮な野菜がたくさん並んでいます。

道の駅から海側へ戻り、九十九里ビーチラインを走って木戸川を越えれば「ソムリエファーム」。
~わたなべさん家の野菜たち~とネーミングされているだけあって、農家の生活感を感じられるお店です。

店内では3種の日替わりランチから「サラダランチ」をセレクト。
ボリューム満点のサラダをはじめ、ほうれん草のパン、カリフラワーのポタージュや野菜を使ったデリなど、どれも美味しさ満点です。
3種類のオリジナルドレッシングで千葉の野菜を堪能できます。

店内にはオーナーの「わたなべさん家」の趣味やこだわりが詰まったマニアックなアイテムがあちこちにあり、楽しさも満点です。


ソムリエファームから海沿いの産業道路を走って約4.5km、乗馬クラブ サンシャインステーブルスへ。

乗馬クラブ サンシャインステーブルスは、乗馬クラブをはじめ、オールドウエスタンな雰囲気のレストラン「THE MARVERIC」などがあります。
広大な敷地には厩舎やトレーラーハウスなどもあり、映画やPVなど様々なロケ地として利用できます。

里山風景から飛行機を望む丘へ

九十九里から吹く風に背中を押してもらい、心地よい里山風景の中を一気に走り抜けます。

海沿いから約18kmで、有野実(ありのみ)苑オートキャンプ場。

キャンプ場のほか、農園やレストラン、ショップがあり、いちご狩りも楽しめます。

販売されているいちごの中から、その時採れた「ミックス」をセレクト。
しっかり走ってきた後の、ビタミン&水分補給ができるうえ、ミックスは色々な味を楽しめます。
ここでも千葉の大地が育んだ、美味しいフルーツを堪能です。
(季節によって様々な収穫体験もできます。)

有野実苑オートキャンプ場から10km走って「ひこうきの丘」へ。

ひこうきの丘は、成田国際空港A滑走路から約600メートルの場所に位置しているので、上空の飛行機を一望できます。
風向きによって離着陸の方向は変わりますが、『離陸時』には臨場感あふれる航空機のエンジン音を感じ、ハートのモニュメント越しに飛び立つ飛行機を見送ることができる絶好のロケーションです。

日も傾いてきたので、2.7km先の「成田空港温泉 空の湯」へ戻り、サイクリング終了。
そして、天然温泉でゆっくりと自転車旅の最後を楽しみます。

コース紹介


距離:78.7km 獲得標高:206m

▼成田空港-九十九里サイクリング
https://www.cycling-nrt-99beach.com/

▼成田空港温泉 空の湯
https://soranoyu.com/

▼自転車処 空輪
https://www.kurin.fun/kurin

▼横芝駅前情報交流館ヨリドコロ
https://yoridokoro.chiba.jp/

まとめ

国内外だけでなく首都圏からもアクセスが良い成田国際空港を拠点としたサイクリング。
まずサイクルステーションは、空港の施設を活用しとても充実しているので、輪行利用者にはとても安心・便利です。
そして、空の湯で利用できるレンタサイクルは、輪行が苦手な人やスポーツ自転車を持っていない人でも楽しめるのが魅力です。
程よく坂道もある約80kmは、太平洋を望む九十九里の大自然から里山を走り、千葉の食を堪能したあとは、天然温泉で汗を流す。そんな贅沢なサイクリングを1日で堪能できるコースです。

執筆:HANADA

広告主:成田国際空港株式会社(NAA)

成田空港~九十九里サイクリングコース掲載中

「成田国際空港」からサイクリングをスタートする約80kmのサイクリングコース。
程よく坂道があり、太平洋を望む九十九里の大自然から里山を走り、千葉の食を堪能したあとは、天然温泉で汗を流すことができます。

成田空港~九十九里サイクリング

 

 

【静岡県】大河ドラマで再注目。家康ゆかりの寺と城、町並みを巡る39kmのサイクリング

【静岡県】大河ドラマで再注目。家康ゆかりの寺と城、町並みを巡る39kmのサイクリング

静岡県袋井市には、遠州(旧遠江国)三山として知られる萬松山可睡斎(ばんしょうざんかすいさい)・医王山油山寺(いおうさんゆさんじ)・法多山尊永寺(はったさんそんえいじ)という3つの寺があります。

この3寺を巡りつつ徳川家康の家臣、大須賀康高(おおすがやすたか)が築いた横須賀城の城下町として栄えた横須賀の町並みにまで足を延ばすコースを紹介しましょう。

NHKで放映中の大河ドラマ「どうする家康」ゆかりの地も多く、見どころには事欠きません。さらに巡る道の先々では、新緑に萌える茶畑も待っています。

袋井宿近くの駅を起点に、まずは可睡斎へ

起点となるのは東海道の真ん中の宿(江戸から数えても京から数えても27番目)として知られる袋井宿からほど近い、JR東海道本線の袋井駅。降り立った駅舎の壁にも大きく「どまん中通り 秋葉口」と記されています。

秋葉口というのは、関東にまで広がる秋葉信仰の信者が往来した秋葉街道の玄関口(の一つ)という意味で、旧街道をなぞって敷かれた県道275号を2.6kmほど北上し、可睡斎の道案内に従って分岐を右に進みます。

分岐から1.3kmの、門前に並ぶ茶屋の先が可睡斎。総門をくぐった先にある直営の売店、洗心閣の裏手にはサイクルラックがありました。

東京ドーム約10個分という広大な境内を、登って下って1時間

ちなみに可睡斎の名は、幼少期の家康を教えた僧を城に招き入れて昔話をしたところ僧が居眠りを始めたものの、その僧に家康が「睡る可し(ねむるべし)」と語りかけたことから名付けられました。

1873(明治6)年に秋葉寺から三尺坊大権現(さんじゃくぼうだいごんげん)が遷座すると火防の神として全国に名が伝わり、今は東京ドーム約10個分の境内に多くの堂宇を擁する大寺院となっています。

石段を登った先にあるのが、重厚な入母屋造りの本堂。

ここでお参りを済ませたら、その左手裏に控える御真殿に向かってまた石段を登りますが、その途中の両脇には天狗像、さらに御真殿内側の壁には数々の天狗面が掲げられています。

この天狗は一時下火となった秋葉信仰を、再び栄えさせた修験者(しゅげんじゃ)を神格化したものといわれています。

火の用心を誓った御真殿からさらに上を目指すと、三方ヶ原(みかたがはら)の戦いで武田勢に追われた家康が、隠れて命拾いしたと伝わる出世六の字穴が現れます。

内部は6の字の形状でぐるりと回れますが、今は奥まで入ることはできません。

ここから引き返す際に眼下を望むと、いくつもの堂宇がひしめくように立ち並び、まるで瓦の海のように感じることでしょう。

続いて、もう一つの山上にある護国塔にも足を延ばします。この塔は1911(明治44)年に日露戦争の戦死者の霊を祭るために建てられたもので、インドのガンダーラ様式を取り入れた円形ドームとなっています。

ただし、そこまでの道のりが曲者。ベルギーのワンデーレース、ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)最大の難所となるコッペンベルフもかくやという石畳の急坂となっているのです。

登りもさることながら、下りは足を滑らせないよう慎重に。ロード用のシューズで挑むのは絶対に避けましょう。



眼病に利益がある油山寺は、老眼の進行を止められるか?

可睡斎の境内を一巡するだけで1時間ほど掛かりましたが、総門から北上する道を進むと次の油山寺までの距離は3kmと短く15分ほどで到着。

そこには頑丈なサイクルラックが設置されていました。油山寺の山門は、1873(明治6)年に廃城となった掛川城から寄進されたかつての大手門。その門をくぐった先の道は驥山門(きざんもん)の手前で二手に分かれますから、まずは右に向かって方丈や書院などを訪ねます。

奥にある宝生殿の扁額には、古銭を使って描かれた「め」の一文字。ここ油山寺は眼病に利益がある寺として有名です。

続いて左に向かうと山道の趣が感じられ、るりの滝を経て階段を登ると三重塔、そして秘仏である薬師如来を安置する本堂がありました。

境内の地図を眺めるとまだまだ見どころはありますが、可睡斎と同様にこの寺も登り下りが欠かせません。この先の行程に備えて脚力を温存。遠州三山の最後となる尊永寺は9km先となります。

法多山を訪ねたら、厄除団子がマスト

家康をはじめ歴代将軍の信仰を得て栄え、今も初詣を中心に多くの参詣客を迎える尊永寺。

地元では法多山の名で親しまれる寺の、門前にずらりと並んだ店の間を進みます。国指定重要文化財である仁王門にたどり着いたら、手前のサイクルラックに自転車を置くもよし、そのまま巨木が並ぶ境内を押し歩いてもかまいません(走行はNG)。

そして長い石段を登って本堂を拝んだら、案内に従って下る途中の茶屋へ。そこで供される一皿200円の厄除団子(やくよけだんご)は、参拝とセットと言っていいでしょう。

季節の茶畑を眺めつつ、横須賀城跡を目指す

茶どころとしても知られる静岡県。新緑に萌える茶畑が、行く先々に現れます。今がちょうど新茶のシーズンということで、摘み取りをする光景も見られるでしょう。

その茶畑の間を進む区間では、作業をする農家の人が優先です。仮に農機具が道を塞いでいても、道を空けてくれるまでおとなしく待ちましょう。

長坂トンネルを抜けて山裾を巻くように南下していくと、やがて横須賀城跡に到着。明治維新とともに廃城となったものの、今は国の指定文化財として整備が進められています。

城下町として栄え、古い家並みが残る遠州横須賀

この城の東側、城下町として栄えた遠州横須賀には、江戸の廻船問屋から明治の郵便局を経て今に至る旧清水家住宅、銘酒葵天下を醸す山中酒造など古い家並みが残っています。

そして、そのシンボルともいえる割烹旅館 八百甚(かっぽうりょかん やおじん)は今も営業を続けており、食事はもちろん宿泊も可能です。

掛川駅までの15kmには、侮れないアップダウンが続く

遠州横須賀を抜けたら、後はJRの東海道新幹線も停まる掛川駅に向かうばかりです。残り15kmほどの途中には標高170mを超えるピークが控え、勾配自体は緩いものの帰りの電車が予約済みだとちょっと焦るかもしれません。
このピークを越えた先にもアップダウンがありますし、左に分岐する旧道は、廃道に向かいつつあるように感じます。

それでも余裕があるという人は、ダムの貯水池に隣接する西大谷ダム公園や子隣の交差点を左折して300mにある明治期の煉瓦トンネル、檜坂隧道(ひのきざかずいどう)に寄り道するのがおすすめ。
袋井市に本社を置く県内限定のレストラン、さわやかで名物のハンバーグを食べてから帰路についてもいいでしょう。


コース紹介

アプローチは高速バスを利用してもOK

今回のコースは起点を東名袋井バス停、終点を東名掛川バス停とすることも可能です。輪行に詳しい人は、「バスに自転車を持ち込むことはできないのでは?」と思われたかもしれません。

たしかに鉄道と異なり、バスの多くは持ち込みができないものの、なんとJR東海パスのウェブサイトには「折りたたみ自転車について、昼行バスに限り専用ケースに入った状態で、他の荷物や床面を破損する恐れが無い場合にトランクルームへの収容が可能です。(当社運行便のみの取扱いとなります)」と記されており、「縦・横・高さの合計が250cmで、一辺の長さが最大で200cmであれば問題ありません」と記されています。

予約した高速バスネットから届いたメールには「自転車(折りたたみ式含む)……は積み込みできません」とあったため電話で確認したところ、「メールは高速バスを運行する各社で共通となるため、最大公約数の内容が記されている」との回答でした。

JR東海バスの昼行便は名古屋⇔新宿・東京、名古屋⇔大阪、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、名古屋⇔郡上八幡・高山、名古屋⇔福井、名古屋⇔金沢がありますから利用価値大です。

東京駅⇔掛川駅(東名掛川バス停)の運賃と所要時間の比較

鉄道(各駅停車) 鉄道(新幹線・自由席) 高速バス
運賃 4,070円 7,470円 3,630円
所要時間 約4時間 約1時間30分 約3時間30分(渋滞で遅れる場合も

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

遠州三山&横須賀

まとめ

本文の最後に記したように、このコースは最後にアップダウンが控えています。そのため脚力に自信がないという人は、掛川駅を起点に逆コースをたどるといいでしょう。
遠州三山それぞれの境内をどのように巡るかで、残り時間や疲労の度合いに応じた調整もできます。また、袋井〜掛川間を旧東海道に沿って走れば、周回コースとすることもできます。

執筆:澤田 裕

社会人になってからサイクルツーリングに目覚め、『Cycle Sports』(八重洲出版)の校正や取材・執筆を長年にわたって手掛けている。日本国内に留まらず、区間を分けて5年で達成した台湾一周など海外での自転車旅も経験。

 

【埼玉県】約4年ぶりに開通した定峰峠と林道丸山線を走って丸山までハイクする40kmのサイクリング

【埼玉県】約4年ぶりに開通した定峰峠と林道丸山線を走って丸山までハイクする40kmのサイクリング

2019年の台風以降、通行止めになっていた県道11号の定峰峠秩父側と奥武蔵グリーンラインの大野峠と秩父を結ぶ林道丸山線が開通しました。秩父に行くにも秩父から戻るにも、なにかと便利な道だったので念願の開通です。
林道丸山線の途中から少し歩けば丸山山頂からの絶景を楽しむ事ができますよ。

西武秩父駅からスタート

朝早くから登山客や観光客で賑わう西武秩父駅からスタートします。2023年3月から西武鉄道では土休日運行のS-TRAINでサイクルトレインを利用出来るようになりました。池袋から1本で到着する西武秩父駅はサイクリストに人気の駅です。

まずは踏切を渡り駅の反対側に出て、修繕工事が終わった旧秩父橋を見に行きます。
県道73号を右折して、国道299号に合流。さらに直進して荒川の手前で右折すると旧秩父橋に到着です。

アニメの聖地「旧秩父橋」

2021年から修繕工事をしていましたが、今年の3月末に工事が終了した旧秩父橋は、タイルの張り替えや花壇やベンチの入れ替えをしてピカピカです。

国道の橋は三代目秩父橋、その間に初代秩父橋の橋脚だけが残っています。
川をのぞくと古い橋脚を見る事ができます。

修繕工事後の旧秩父橋には、秩父が舞台の人気アニメ三部作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ」「空の青さを知る人よ」のデザイン蓋が6枚設置されています。

定峰まんじゅうを買う

県道82号から県道11号に入ってすぐに「坂本屋菓子店」があるので立ち寄ります。店名などが大きく書かれていないので見過ごさないように。

これから上る定峰峠の名前が入った「定峰まんじゅう」と「定峰焼き」があります。今回は定峰焼きが売り切れだったので、定峰まんじゅうを補給食として購入しました。

定峰川沿いに徐々に上っていく県道11号は、空気が少しヒンヤリとしています。

坂の前にジェラート休憩

本格的な上りに入る手前の「ジェラテリアHANA」に寄り道。
緑に囲まれた一軒家カフェで、自家製ジェラートと秩父の食材を使ったピザなどの軽食メニューが楽しめます。
店の一角でオシャレな雑貨を販売する「イニミニアニモArts and Crafts」もあります。

人気の自家製ジェラートは秩父産の素材を中心に日替わりでラインナップしています。
本日の自家製ジェラートから、苺をいただきました。

秩父側から定峰峠へ

秩父市から東秩父村に続く県道11号のピークに定峰峠があります。ジェラテリアHANAから定峰峠までは約6kmで平均勾配は5%ほど。比較的緩やかで走りやすい峠道です。

途中で真新しい道路が出てきました。おそらくここが土砂崩れの場所だったのでしょう。

道路脇には「定峰峠まで○km」という看板があるので、走る目安になります。逆に「まだ○kmもあるのか〜」と思う時もありますが。

定峰峠で定峰まんじゅうを食べる

定峰峠に到着して休憩していると白石峠側からプロチームのさいたまDReVe(ディレーブ)の選手が下って行きました。

ここで上る前に買っておいた「定峰まんじゅう」をいただきます!
薄皮茶まんじゅうで、甘すぎず美味しいです。

林道奈田良線で白石峠

林道奈田良線を走って白石峠に向かいます。定峰峠から鎌北湖までの林道の尾根道が奥武蔵グリーンラインと呼ばれています。(諸説あり)

定峰峠から白石峠までの道は約2.5kmですが、なかなか斜度があるので定峰峠で坂は終わったと油断しているとへこたれます。途中の景色が開けた場所で休みつつ進みます。

白石峠から堂平山まで上る

道が開けた場所に出ると白石峠です。サイクリストの間では聖地と呼ばれる峠で、タイムを競う猛者達が集まる場所でもありますが、私は通り過ぎるだけです。この時も、ときがわ町方面から上って来てタイムを確認する人が数名見かけました。

東屋の横にSNSでよく見かける白石峠と書いた白い石がありました。

白石峠から堂平山まで約2kmの緩やかな上りです。途中の開けた剣ヶ峰駐車場は、パラグライダー離陸場にもなっていて見晴らし最高です。

堂平天文台で絶景ごはん

堂平観測所ドームは1962年(昭和37年)に東京大学東京天文台の観測所として建設され、天文学を支えてきた施設です。その後閉鎖され、ときがわ町に移管後リニューアルされ「星と緑の創造センター」になりました。今でも「星空観望会」などが開かれて利用されています。

少し奥に進むと「堂平山」山頂の碑があります。山頂ではグルッと360度景色を見渡すことが出来て気持ちが良いです。ハイカーやトレランの人がお昼を食べるポイントにもなっていて賑わっています。

堂平天文台の食堂でゴハン

堂平天文台で土・日・祝日限定で豚汁やおにぎりなどの軽食を販売する店が営業しています。天気が悪い日は休みになるそうです、出店情報は「食堂便り」というブログでお知らせしています。

この日は天気が良く来店した人が多かったのか、12時過ぎに豚汁が売り切れました。私はギリギリ買うことが出来ましたが、ここまで来て売り切れだとショックが大きいですよね!
豚汁とおにぎりとお惣菜セットを購入して、ベンチでいただきます。

堂平山からは「ときがわ町」「小川町」「東秩父村」が良く見えます。
東秩父村側はパラグライダー離陸場もあり開けた景色を楽しめる。

大野峠まで奥武蔵グリーンラインを走る

白石峠から奥武蔵グリーンラインを走ります。最初は上りますが、高篠峠の手前から一気に下る。高篠峠は林道が交差する十字路になっていて広々としています。

この先にある大野峠は奥武蔵グリーンラインの中で1番標高が高く850mです。高篠峠からはずっと上りますが最後の上りなので頑張ろう!
大野峠は奥武蔵グリーンラインと林道丸山線が交差した三叉路。峠の標柱と案内看板があるので解りやすい峠です。

林道丸山線も2019年の台風被害にあってから長らく通行止めになっていました。ここも秩父に行くにも秩父から戻るにも便利な林道なので開通して嬉しいです。

林道丸山線は大野峠から寺坂棚田まで約12kmあります。前半は比較的平坦な道を進みます。広葉樹が多いので杉林の道を走るより明るくキラキラして気持ちが良い。

少し走ると真新しいアスファルトが出てきました。ここが長らく通行止めになっていた原因の場所なのでしょうね。

丸山展望広場までプチハイク

埼玉県県民の森の駐車場に自転車を置いて、丸山山頂までプチハイクです。
山頂まで約15分のハイクですが、歩きやすい靴で向かう事を推奨します。

アスファルトの道を進み「丸山山頂」の道標に従って階段を登ります。
その後は普通の登山道になります。道は解りやすく歩きやすいです。

山頂には驚くほど立派な展望台があり、階段を上ると360度見渡せる展望台に出ます。これから下りる秩父の町並みや武甲山がハッキリ見えました。

駐車場まで下りて、林道丸山線を進みます。路面がかなり荒れている個所があるので、注意しながら安全運転で下りましょう。

下り道の途中に、武甲山が木々の間からドーンと見える場所があります。目の前に大きな武甲山が現れると感動しますよ。

寺坂棚田の風景を楽しむ

林道丸山線の後半は、特に路面が荒れているので注意して下さい。
木々が茂る薄暗い林道を抜けると、丸山鉱泉旅館が出てきて寺坂棚田に到着です。
約330枚の田んぼで出来た埼玉県最大級の棚田で、四季折々の景色を楽しめるスポットです。

夏には「かがり火」を点灯するイベントが行われ、秋にはあぜ道を彼岸花が赤く染めます。棚田の先には武甲山があり、その間にあるセメント工場と一緒に写真が撮れるとカメラマンにも人気です。

西武秩父駅でゴール後も満喫

国道299号から国道140号を通り、西武秩父駅にゴール。

西武秩父駅には、西武秩父駅前温泉祭の湯という「祭」をコンセプトにした複合型温泉施設が隣接しているので、ゴールした後も楽しめます。
フードコートで秩父の名物を食べて、物販エリアで秩父土産を購入して、祭の湯で汗を流して帰るというのはいかがでしょうか。

コース紹介

▼アクセス
電車:西武鉄道「池袋駅」から特急ラビュー・レッドアロー号で「西武秩父駅」下車
車:関越自動車道「花園インター」から国道140号で約45分

▼西武鉄道「サイクルトレイン」ご利用案内
https://www.seiburailway.jp/railways/ike_cycletrain/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

定峯峠と林道丸山線

まとめ

4年ぶりに開通した県道と林道を紹介しました。東秩父村と秩父市を行き来するのに便利な道なので、開通を心待ちにしていた人も多いはず。この4年の間に自転車を始めた人にとっては走った事の無い道だと思うので、ぜひ走ってみて欲しいと思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【長野県】春の田園風景と白馬連峰を望む絶景”北アルプス地域サイクリングモデルコース”74kmサイクリング《PR》

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長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。
上級者向け140kmルートから、西側半周を北上する約74kmの、春の田園風景と白馬連峰を望む「北アルプス絶景サイクリングレポート」をご紹介します。

安曇野ちひろ美術館から大町温泉郷

スタートはサイクルステーションに登録されている松川村・安曇野ちひろ公園。
まずは隣接する「安曇野ちひろ美術館」の美しい池と、美術作品が点在する庭園を散策。
ここから大町温泉郷へ向けて北上します。

春は美しい田園風景が広がっているのが魅力。
水鏡のように空や山を映す水田を見ながら、緩やかな上り道を軽快に走ります。


安曇野ちひろ美術館から走ること約14kmで大町温泉郷。


1971年のアルペンルート全面開通の時期に多くのホテルや旅館が開業した「大町温泉郷」。白樺やカラマツ林に囲まれた街は温泉街というより別荘地の雰囲気。

大町温泉郷観光協会では多くの観光情報が提供されているので、大町温泉で宿泊してサイクリングを楽しむというのもおすすめです。

小熊山へのヒルクライム

大町温泉郷観光協会の手前で、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートと、上級者向けの140kmルートに分かれます。
目指すは140kmルートの絶景スポット。 県道325号を約9km北上すれば坂が結構ハードになってきます。
木崎湖方面へ右折すれば見えてくる「鹿島槍スポーツヴィレッジ」。ここには一気に走り切ったら気づかない風景があります。ぜひ一度自転車を止めて、後ろを振り返ってみてください。

進行方向の背面に、圧倒されそうなほど美しい爺ヶ岳(じいがたけ)と鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)が目の前に現れます。

スキー場を過ぎたら約5.5kmのヒルクライム。斜度8%越えが何度もある坂道を登った先にある「小熊山パラグライダー場」からの絶景。

美しい木崎湖と山々、そして大町市街地のパノラマを見下ろすことができます。

ここから木崎湖までは約8km(平均斜度7%)の下り坂。雨の後などは土砂が路面に落ちていることもあるので、十分注意して走行してください。

美しい湖畔サイクリング

仁科三湖のひとつで、最も南側に位置する木崎湖は、映画・テレビCMのロケ地やアニメの聖地としても知られています。
木崎湖キャンプ場近くには、湖に突き出た2本の桟橋があり、どちらの桟橋からも澄んだ美しい木崎湖を見渡すことができます。

2022年にオープンしたバレル式貸し切りサウナには、カフェスタンドが新設され、木崎湖の新しい立ち寄りスポットとして期待されています。

湖面が近く感じる木崎湖畔を走って青木湖へ。

青木湖は、仁科三湖のうち最も北に位置し、最大の面積をもつ湖。
緑の木々の間から青い湖面を望む景色は、木崎湖とは違った神秘的な雰囲気を感じます。

木崎湖と青木湖の対岸を走る道路は、また違った趣なので、それぞれ一周してゆっくり湖畔巡りするのもおすすめです。

白馬連峰を望む絶景サイクリング

青木湖の北側から、国道148号を横断すれば景色は一変。

西側に国道148号が並行する道は、自動車の交通量も比較的少なく、迫力ある白馬連峰を望みながら、左右に美しい田園風景が広がる絶景サイクリングを楽しめます。

白馬オリンピック大橋を渡り、白馬八方尾根スキー場が近づいてくれば、白馬ジャンプ競技場のノーマルヒルとラージヒルが見えてきます。
1998年の冬季長野オリンピックで、日本団体が金メダルを獲得した感動の舞台です。

松川にかかる白馬大橋を越えたら白馬岩岳方面へ。

白馬岩岳マウンテンリゾートは、「冬は雄大な山々が描く白銀の世界」、緑の季節は「涼風そよぐ北アルプスの絶景」を楽しむことができます。

サイクリストにおすすめは、マウンテンバイクの聖地「岩岳MTB PARK」。レンタルマウンテンバイクがあり、スキーのようにゴンドラで山頂へ。そこからMTBコースをダウンヒルできるのです。


山頂から緩やかなコースだけを走って、再びゴンドラで降りてくることもできるルートもあるので、初心者でも楽しめます。

白馬岩岳マウンテンリゾートには、レストランや売店もあるので、休憩スポットとしても最適。
可愛い羊たちを見ているだけでも癒されます。

スキー場から棚田の風景へ

小谷村(おたりむら)へと入れば、スキーリゾートエリアを代表する栂池(つがいけ)高原スキー場。

ペンションや民宿、ショップが立ち並ぶ坂道を上り、白馬乗鞍高原スキー場が見えて来たら最後の下り坂。

小谷村の美しい棚田の中を走り、国道148号線まで長い下り坂。ゆっくり景色を楽しみながら走るのがおすすめです。

ゴールはJR南小谷駅

国道へ出れば、約1.5km北上して、JR南小谷駅(みなみおたりえき)でゴール。

南小谷駅は、JR大糸線の駅。JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅。ここから特急あずさで新宿まで乗り換え無しで帰ることができるので、輪行での拠点におすすめです。

白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区

北アルプス地域サイクリングモデルコースから少し外れますが、時間があればぜひ訪れてほしい「白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区」。青鬼と書いて「あおに」と読みます。

江戸時代末期から近代にかけて建てられた茅葺屋根(鉄板被覆)の家屋が14棟あり、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
集落の上部には「棚田百選」にも選定されている美しい棚田の風景。

静かな集落の屋根越しに、北アルプスの雄大な景観を見ることがでる、魅力溢れるスポットです。

動画レポート

コース紹介


距離:74km 獲得標高:1148m

100kmルート 北アルプス山麓をのんびり楽しむ初中級ルート

140kmルート 北アルプス山麓をダイナミックに走る上級ルート

▼北アルプス地域サイクリングモデルコースマップ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kitachi/kitachi-kikaku/kannai/cycling.html

▼小谷村観光サイト
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

▼白馬村観光サイト
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/

▼大町市観光サイト
https://kanko-omachi.gr.jp/

▼池田町観光サイト
https://ikeda-kanko.jp/

▼松川村観光サイト
https://www.matsukawamura.com/

まとめ

秋の北アルプスに続き、残雪が残る白馬連峰を望む春の絶景サイクリングは、他の地域では見ることのできない美しい風景が続きます。
雄大な大自然だけではなく、のどかな田園風景や緑の木々に囲まれた青い湖畔や美しい川など、バリエーション豊かな風景を楽しめるのはとても魅力です。
都心から少し遅い「春」を自転車で堪能し、「夏」には湖でカヤックやSUPで遊び、少し早く訪れる「秋」は紅葉の風景を自転車で巡り、「冬」は白銀の世界を満喫できる北アルプス。
何度でも訪れたくなるこの地の魅力を、ぜひ体感してみてください。

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広告主:長野県 北アルプス地域振興局
執筆:花田 康

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【栃木県】新緑が美しい那須町で釣りとスイーツを満喫する約28㎞のサイクリング

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新緑が美しく日が延びてきてサイクリングを堪能できる季節がやってきました。サイクリストにも人気のスポット那須町でアクティビティも楽しみながらスイーツを堪能するライドに行ってきました。

道の駅那須高原友愛の森を出発


標高470mにある道の駅那須高原友愛の森は、直売所やレストラン、観光交流センター、工芸館などの建物があり、緑あふれる場所。サイクルラックや観光用レンタサイクルもありました。

多くの人で溢れ賑わっていました。

観光案内所にはサイクリングマップも。道の駅を発着にして那須町をめぐるサイクリングに出発です。

道の駅を出発してから緩やかな上りを走っていきました。
高原の景色は素晴らしく気持ちよく走ることができます。

 那須高原清流の里


最初に訪れたのは、清流の里。滝のある釣り堀でイワナやニジマスを釣ることができます。
釣った魚はその場で炭火焼に。多くの観光客で賑わいを見せていました。

サイクルラックも。

竿を1本借りて釣り体験をしました。
200円で竿を借りることができます(餌付き)。

透き通る水の中で泳ぐ魚がたくさんいました。

ニジマスを2匹釣ることができました。
釣れた魚を受付に持っていき、重さを測り料金を支払うと調理してくれます。

炭火でじっくり焼いたニジマスの身はふっくらと柔らかく、とても美味しかったです。
釣りの体験をした後、次の場所を目指します。

上りが続きますが周りの景色とおしゃれな建物を眺めながら楽しく走っていきました。

那須高原 南ヶ丘牧場


南ヶ丘牧場にやってきました。

年中無休で入場無料という牧場でサイクルラックもありました。

自然のままの姿を場内に残し、昔からある牧場の姿を大切にしているそう。

乗馬体験やうさぎやヤギとのふれあい、パターゴルフなど様々。
食事処や土産売り場もありゆっくり楽しめそうです。

牧場で食べたいものの一つ、ミルク茶屋でソフトクリームをいただきました。バニラソフトクリームとプレミアムバニラ。
スタンダードなソフトクリームも、普段食べるソフトクリームと比べるとかなり濃厚でしたが、プレミアムバニラは更に濃厚。他では味わえないミルクのコクと贅沢なおいしさでした。

南ヶ丘牧場では日本で約200頭しか飼育されていないという「ガーンジィ牛」を育てており、乳質の良さは高く評価されているそう。ぜひ味わってみてください。

のんびりしたところで次の目的地へ出発します。

那須御用邸に接しているロイヤルロードを走行。新緑が美しい木々がトンネルのようになっていました。
約3㎞ほど下りが続きますので注意して走ってくださいね。

Rossi


ジェラートと雑貨の店「Rossi」に立ち寄りました。

入口には列ができていました。

34種類ものジェラートがあるということで並んでいる間にたくさん悩みました。
種類は1~3つまで選べます。

食べてみたいものが多くあったので3つセレクトすることにしました。

「チョコっとオレンジ」「黒ゴマミルク」「メープルナッツ」。
どれもしっかりと素材の味がしジェラートへのこだわりが感じられました。
黒ゴマミルクにはそのままの黒ゴマが入っており、ぷちっとした食感も楽しめます。
またシーズンメニューもあるので時期によって様々な味が出るそう。

食べ終えてから近くのカフェ「まじょの森」へ行ってみましたが、ジェラートが売り切れとなり開いていませんでした。次回リベンジしたいと思います。

次の目的地へ向かいます。観光の中心から少し離れるとのどかな風景が楽しめました。

途中、きれいな花に出会いました。

「ナスヒオウギアヤメ」は、那須町や那須塩原市の一部のみに生育し栃木県の絶滅危惧種になっている大変貴重なアヤメだそう。
昭和天皇ゆかりの花で品のある青紫色がとても美しかったです。那須町をサイクリングする際はぜひ探してみてください。

チーズケーキ工房MANIWA FARM


自家牧場の生乳を使ったチーズケーキやソフトクリームが味わえる「チーズケーキ工房MANIWA FARM」。目の前に牧場がありました。

サイクルラックも。
チーズケーキはテイクアウトのみだったのでソフトクリームをいただきました。

ミルク感がさわやかな味。甘味がしっかりとあるのにさっぱりしていて美味しかったです。
牧場の牛たちを眺めながらゆったりとした時間が流れます。
ゆっくりした後は道の駅に戻ります。

コース紹介

▼道の駅那須高原友愛の森
https://www.yuainomori.com

▼那須高原清流の里
https://www.seiryunosato.com/

▼南ヶ丘牧場
https://www.minamigaoka.co.jp/

▼Rossi
https://www.rossi-nasu.com/

まとめ

初夏の風がそよぐ那須町で約28㎞のサイクリングとなりました。美味しいものがたくさんあったので緩やかな上り坂を頑張ることができました。何より緑に囲まれた自然の中を走ることができとても気持ちよかったです。
牧場でのんびりしながらスイーツを満喫したりアクティビティとして釣りを楽しんだりできるので、サイクリングと併せて楽しんでほしいです。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

 

【滋賀県】彦根の歴史探訪と旧中山道の宿場をめぐる34kmの初級・中級ポタリング

【滋賀県】彦根の歴史探訪と旧中山道の宿場をめぐる34kmの初級・中級ポタリング

道の駅せせらぎの里こうらをスタート&ゴールとするルートです。田園風景の中を走り多賀大社で参拝して、川沿いに彦根城へ。城下町を散策して食べ歩きを楽しみ高宮宿を抜けて道の駅へ戻ります。

道の駅せせらぎの里こうらをスタート

国道307号線沿いの道の駅せせらぎの里こうらからスタートします。

車通りの多い国道を少し走り、犬上川の手前を左折して川沿いに進みます。犬上大橋を渡り少し進むと右手に多賀大社の御神木の古木が見えてきます。御神木は女飯盛木と男飯盛木の2本です。

下の写真2枚が女飯盛木で、少しほっそりしています。

男飯盛木は葉が茂って、ドッシリした見た目をしています。
昔ケヤキで杓子を作り天皇に食事を捧げたところ、病気が治ったという言い伝えがあることから「飯盛木」と呼ばれるようになったとか。そんな2本のケヤキは滋賀県指定自然記念物です。古木からパワーを感じます。

多賀大社に参拝する

名神高速道路の下を抜けると多賀大社前駅に出ます。駅の近くにある多賀大社昭和の一の鳥居をくぐり、土産屋の並ぶ参道を進みましょう。

立派な大鳥居をくぐり多賀大社を参拝します。

鳥居の先にアーチ状の「そり橋」があります。町指定文化財ですが実際に渡る事ができますが、自転車用のシューズでは危険なので注意が必要。

「お多賀さん」の愛称で親しまれている多賀大社は、延命長寿・縁結び・厄除けの神様として信仰を集めています。太閤秀吉が病気の母のために祈ったとされ、奉納品も多く残っています。

御神門をくぐると正面に重厚感のある本殿が木々に囲まれるように建っています。空気が変わって神聖な雰囲気を感じます。

名物の糸切餅

多賀大社の名物「糸切餅」を販売している店は3店あるので、食べ比べてみた。
大鳥居の目の前に「多賀や」「莚寿堂本舗」の2店が並んでいます。

少し駅の方に戻ると「ひしや」があります。

糸切餅は白い餅に青と赤の三本線が描かれ、糸で切るのが特徴。とても柔らかくほどよい甘さで3店とも甲乙つけがたく美味しかったです。

芹川沿いに彦根市街へ

多賀大社前駅から芹川に向かいます。芹川沿いに走っていると「ナウマン象の郷中川原」という石造がありました。芹川の河原でナウマン象の化石が発見されたからだとか。

国道8号と東海道本線を過ぎたら「七曲がりの仏壇街」という細い道を走ります。彦根の伝統産業の仏壇を作る店が並ぶ通りで、屈折した路地が特徴です。

七曲がり仏壇街を抜け丁字路を右折して駅へ。駅前には戦国時代の武将で上野国高崎藩の初代藩主「井伊直政像」があります。

国宝!彦根城

彦根城をぐるりと周回してから、いよいよ彦根城内に向かいましょう。自転車は駐輪場へ置いて、入城券を購入して石段を上っていきます。

江戸時代までに建てられ、現在まで残っている12の現存天守のうち国宝に指定されたのは姫路城・松本城・松江城・犬山城・彦根城の5つです。これらの城を「国宝5城」と呼びます。

彦根城は徳川四天王の一人である井伊直政の子「直継」が着工し、約20年の歳月をかけ完成させました。廃城の危機を免れた彦根城は、江戸時代の姿を感じることが出来ます。

彦根城の中は急な階段が多く、手すりにつかまりながら上ります。
天守閣からは市街地越しの琵琶湖がよく見え、昔の街はどんな景色だったのか?そんな事を考えてしまいます。

出口に向かって歩いていると「もうすぐひこにゃんが現れます」とアナウンスが流れてきました。
せっかくなので少し待って、ひこにゃんが出てくるのを待って写真を撮って楽しみました。相変わらずの人気で、沢山の人が集まっていましたよ。

夢京橋で食べ歩き

江戸時代の城下町風情を残した「夢京橋キャッスルロード」に向かいます。
約350mの通りには土産物屋・食事処・甘味処などがズラリと並んでいます。

暑かったので「茶房源三郎」の「もこもこ源三郎ソフト」をいただきました。
濃厚な抹茶を2種類使用したソフトクリームは、お茶の味をしっかり感じられて美味しい。

彦根藩足軽屋敷群

「本町1丁目」交差点から細い路地に入ります。江戸時代に彦根城下を守っていた足軽たちが住んでいた屋敷が現在も残されていて、見学することが出来ます。

芹川けやき道を走り琵琶湖を目指しましょう。川沿いの道は爽やかで気持ちが良いです。

琵琶湖からの眺め

琵琶湖に出たら丁字路を左折します。
県道25号をしばらく走り、右手に湖岸緑地の入口が出たら細い道へ。湖岸緑地八坂からは多景島が見えますよ。

中山道64番の高宮宿

犬上川沿いの道を走り南下します。JR線を過ぎ国道8号に出たら左折。グルッと回り込んで旧中山道の高宮宿の街道を走りましょう。
旧中山道に入ると昔ながらの民家が建ち並び、落ち着いた雰囲気になります。

右手に高宮神社の鳥居が出たら、その先の高宮郵便局の隣に「多賀大社一の鳥居」があります。コース前半に立ち寄った多賀大社へ続く表参道の入口になります。

県内の古式の石鳥居としては最大で立派です。昔はこの鳥居から約3kmの参道に石灯籠が並んでいたそうで、参拝する人の気分も高まったでしょうね。

一の鳥居から先に進むと、さらに昔の建物が増え宿場町の色が濃くなります。

高宮の無賃橋

犬上川を渡る時に古い石橋を通ります。
1932年(昭和7年)に造られた橋ですが、もともと1832年(天保3年)に高宮宿の富豪が周囲の有力者などから資金を募り架けた橋とされています。

当時は「川渡し」や「仮橋」の通行が有料でしたが、この橋は渡り賃を取らなかった事から「むちんばし」と呼ばれたとか。当時の庶民としてはありがたい事だったでしょう!

高虎公園の藤堂高虎像

犬上川沿いを走り左手に「犬上大橋」が出たら川から離れ、県道330号に入ります。
彦根市消防署がある十字路を右折したら最後の立ち寄りポイントの高虎公園に到着。

甲良町在士出身の戦国武将「藤堂高虎」の像があります。関ヶ原の戦いに参戦し功績をあげたとか。さらに築城の技術にも優れていたので、江戸城の改築にも貢献したと伝わる。

公園には大阪城再建の時に使用されなかった「残念石」という面白い名前が付いた石が飾られているので探してみよう。

ちなみに藤堂高虎像の写真はTABIRIN MAP6滋賀県甲良町周辺の表紙にもなった場所です。

道の駅せせらぎの里こうらでゴール

道の駅に戻ったらテイクアウトの石窯ピザ店の「ピッツェリア ウノ」でピザをオーダーして、直売所前のテーブルでいただきます。

東京・日本橋で10年間営業していたイタリアンレストランのオーナーシェフが滋賀へ移住して、2015年に道の駅敷地に店をオープンさせました。

地元野菜のピザは、地元で採れた新鮮な野菜を中心としたあっさり系ピザです。走ってきて疲れた身体に染みる美味しさですよ。

コース紹介


TABIRIN MAP 滋賀県 甲良町周辺(湖東/彦根/東近江エリア)
道の駅せせらぎの里こうらがある甲良町は、湖東エリアの中心からやや北に位置し、彦根市や近江八幡といった観光地にも近く、自転車で散策するのが楽しいエリア。このパンフレットでは、道の駅をスタート&ゴールとした、初...

まとめ

TABIRIN MAP 滋賀県甲良町周辺の4ルートの中から1番距離が短い「彦根ポタリング」を走りました。短い距離の中に歴史を感じる多賀大社や彦根城、旧中山道の宿場町を巡ることができる濃厚なルートになっています。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

【富山県】南砺の里山を巡るルートと見所を紹介!《PR》

【富山県】南砺の里山を巡るルートと見所を紹介!《PR》

JR城端線の福光駅をスタート&ゴールとして、南砺市の里山をグルッと1周する。オプションルートの閑乗寺公園から見る散居村の絶景もプラスして紹介します。オプションルート以外は、ほぼ平坦なルートなので初級者から気軽に楽しめると思います。

世界の棟方志功ゆかりの福光

JR福光駅からスタートします。

駅のロータリーには「世界のムナカタ」と呼ばれた版画家・棟方志功のモニュメントがあります。第二次世界大戦末期に約6年富山県福光町(現南砺市)に疎開したという縁があり、福光駅周辺には棟方志功関連の施設も多くあります。

田んぼが広がる里山の風景

千本桜で有名な小矢部川沿いを北上して、県道48号を走ります。
しばらくすると左手に三本松があります。江戸時代中頃の絵図では、この場所に一里塚と描かれたようなので、昔の町境の目印的なものだったのでしょう。

緑に囲まれた安居寺

安居寺交差点から左の細道に入ると「安居寺」に到着です。
約1300年前にインドから渡来した善無畏三蔵が創建したと伝わっています。
安居寺の裏は公園として整備され「とやま森林浴の森」にも選ばれています。

東海北陸自動車道の南砺スマートIC前の県道279号を走り福野に向かいます。

福野駅近くの壁に「福野夜高祭」の絵が描かれていました。カラフルで大行燈を照らす祭りの雰囲気が出ている壁画です!

旧加越線サイクリングロード

福野駅前を通過して線路を渡り「旧富山県立農学校本館 巖浄閣」に立ち寄ります。
富山県立南砺福野高等学校の敷地にあるので、迷惑にならないように見学しましょう。

明治36年に富山県立農学校校舎として建設された、2階建ての木造の洋館です。
今見てもモダンで重厚感があります。

国道471号を走り「焼野交差点」を右折し「旧加越線サイクリングロード」を入ります。
小矢部市(旧石動町)から南砺市(旧庄川町)を走っていた加越能鉄道加越線が廃線後、約19.5kmの自転車専用道路として整備されました。

富山県内を走っていると「用水だ!」という看板をよく見かけます。
これは農業用水路への転落事故防止の危険啓発看板で、富山県のオリジナル看板なのです。
シンプルながら用水に近づくと危険だというのが伝わってきます。

大鳥居をくぐり高瀬神社へ

県道284号と交差する十字路の右手に高瀬神社の大鳥居があるので右折して鳥居をくぐります。大門川に突き当たった場所に高瀬神社があります。

高瀬神社の主神は大国主命で、福の神・縁結びの神として有名です。
訪れた時は御社殿の修復事業が行われていました。
※2023年11月末まで御社殿銅板屋根葺き替え、付属飾り金具の改修工事をしています

御神前には「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」にちなんで心や体を癒やす「なでうさぎ」の像があります。可愛らしいうさぎ像の気になる所をなでておきましょう。

旧加越線サイクリングロードに戻り、井波に向かいます。
サイクリングロードは田んぼの間を走り、車も通らず快適です。

木彫刻のまち井波

国道471号を横断すると旧井波駅舎の井波町物産展示館に到着。
昭和9年に建てられた旧加越線の駅舎は瓦屋根の立派な建物です。現在は町の物産展示館として活用されています。

「六角堂交差点」に井波彫刻の町への入口として、精密な木彫りの塔が建っています。

石畳の八日町通り沿いには彫刻工房が並んでいます。走っていてもカンカンと木槌の音が聞こえ、職人さんが働いているのを感じられます。

通りの看板もそれぞれ凝っていて、見ていて楽しいですよ。
玄関のドア上に木彫りの猫を発見!色が塗られていて遠目には本物のようです。
猫の彫刻は他にもあるようなので、探してみましょう。

自動販売機にも猫の彫刻飾りが!写真を撮らずにはいられない可愛さです。

井波彫刻の礎となった瑞泉寺

八日町通りの突き当たりに、井波彫刻発祥の井波別院瑞泉寺があります。
天正9年・宝暦12年・明治12年と三度大きな火災により建物が焼失しています。江戸時代の再建のおり派遣された京都の彫刻師が井波の宮大工に技術を伝えたのが始まりとされています。
入口の山門からして圧倒される彫刻の数です。

拝観料を払って中に入ってじっくり見学してみましょう。

本堂正面の欄間や向拝手挟の彫刻など、至る所に井波彫刻の技術が見られます。
残念ながら内部は撮影禁止でしたので、ぜひ実物を確認しに来てみて下さい。
本堂の中に置いてあった井波彫刻の「獅子頭」は撮影OKで手を挟んでみました。

外に出て太子堂を見てみると、こちらの彫刻も隅々まで施されて見事!
ずっと上を向いているので首が痛くなってきます。
圧倒されっぱなしのまま山門くぐり瑞泉寺は終了です。

オプションルートの閑乗寺公園へ

オプションルートの前に、道の駅井波に立ち寄ります。
木彫刻の町だけあり、木彫りの巨大な七福神が並んでいます。他にも大盛りメニューや10段ソフトクリームなど個性的なメニューがそろっています。

やや狭い道を約2km上ると、オプションルートで紹介した閑乗寺の「散居村展望広場」に到着します。距離は短いですが上りが甲斐のある道ですよ。

上っている時は木が生い茂っていて、こんなに開けているとは思わなかったので感動しました。散居村とは、それぞれの農家が自分の周りの土地を開拓して米作りをした結果できたと言われています。よく眺めると点々と家があり周囲に田んぼが広がっているのが分かります。

赤祖父円筒分水槽

道の駅井波まで戻ったら「北川交差点」を左折します。次に「山見交差点」を左折して県道27号を走ります。しばらく走ると赤祖父円筒分水槽に到着です。
農業用水を公平に分配するために作られた県内最古の円筒分水槽です。
富山県には5ヶ所の円筒分水槽があり、建造物マニアにも人気です。

桜ヶ池周辺で大休憩

県道284号を南下して桜ヶ池を目指します。
国道304号を過ぎ山田川に向かって下ります。春にはカメラマンが多く訪れる「向野の桜」があり人気の撮影スポットです。

桜ヶ池はやや高台にあるので頑張って上ります。東海北陸自動車道の下をくぐると桜ヶ池に到着です。この周辺にはホテルや温泉、飲食店がそろっていて賑わっています。

その中にある「ヨッテカーレ城端」の軽食コーナーには、定番から季節限定の具材を使った「おむすび」が20種類以上もそろっています。さすがお米が美味しい南砺市という感じ。
他にも蕎麦・うどんなどもあり、休憩にピッタリです。

食後は桜ヶ池を散策。湖の上に建つ展望休憩や湖沿いの遊歩道が、綺麗に整備されています。名前の通り春には湖畔に桜が咲き、花見客で賑わいます。

眺望バツグンのワイナリーに寄り道

桜ヶ池公園を抜け、細い道を上っている途中に丸いコンクリートの構造物を発見。
脇にある案内板によると丸山監的壕(まるやまかんてきごう)というものでした。
明治から昭和にかけて立野ヶ原周辺は、旧陸軍金沢第九師団の実弾演習地で、砲弾の的中率や着弾効果を監視するための建物が監的壕なのです。そんな歴史遺構が突然現れてビックリです。

細い道を下ると是谷溜池に出ます。桜ヶ池ほど大きくはないですが気持ちが良い景色です。

ワイナリーでノンアルジュースの試飲

緩い坂を下って行くと左手に葡萄畑とワイナリーの建物が見えてきます。
トレボー株式会社が運営するワイナリー「Domaine Beau(ドメーヌ・ボー)」です。

自転車ラックがあり「なんチャリエイド」にもなっている施設。
店内はとても綺麗でズラリとワインボトルが並んでいます。200円で試飲もできます。
しかし!自転車なのでアルコールは飲めません…。

よく見るとノンアルコールジュースの試飲が2種類あります。
赤ワイン用・白ワイン用のぶどうを使用したジュースが試飲できるのが嬉しいですね。

小矢部川の手前で右折して北上します。緩やかな下り坂になっているのでラクチンです。
「高宮(西)」交差点で左折して神宮橋を渡り、小矢部川沿いを走る。桜並木になっているので春に走ると綺麗でしょう。

福光の新町あさがお通り

小矢部川を北上して福吉橋で左折し「宮脇町」交差点手前にある路地に入ります。
江戸・明治時代の屋敷が残る新町通りは、夏に「あさがお」を飾ることから新町あさがお通りとも呼ばれています。

気になった路地に入ってみたり、車が入れないような細い道を通ってみたりできるのも自転車の良い所です。

牛乳屋さんが作るジェラート

新町あさがお通りから県道10号へ出て、Geleteria ZUCCA(ジェラテリア ズッカ)に立ち寄ります。お店の前には「熱送り&福光ねつおくり七夕まつり」の七夕飾りが設置されていました。
※取材時は2023年7月

モダンな外観のジェラート屋さんは、地元の人や観光客で賑わっています。
こちらのジェラートは南砺市福光にある「水口ミルクプラント」から1時間圏内の搾りたて富山県産生乳を100%使用しています。ショーケースには基本のフレッシュミルクから季節のフレーバーや新作がズラリと並んでいます。

フレッシュミルク&立野原いちごミルクのダブル、フレッシュミルク&城端ブルーベリーのダブルを注文。とても美味しくいただきました!

ジェラート屋を出て県道27号を右折、小矢部川を渡るとゴールの福光駅です。

コース紹介

ご紹介したコースは以下よりご覧になれます。

南砺の里山を巡るルート

コースが掲載されている南砺サイクリングマップです。

サイクリングマップ 検索 - TABIRIN(たびりん)

南砺サイクリングマップには他コースも掲載しています。

利賀の大自然と清流を巡るルート
五箇山と庄川沿いを巡るルート
夕霧峠&医王山ヒルクライム
城端の街並みと散居村ポタ

▼南砺市の観光情報サイト
https://www.tabi-nanto.jp/

▼なんとの魅力を再発見「なんチャリ」サイト
https://www.tabi-nanto.jp/nanchari/

まとめ

南砺市の里山を1周して「福光」「福野」「井波」「桜ヶ池」という見所をグルッと回ることが出来ました。基本的に平坦で、距離も47.5kmとミドルルートなので観光しつつ走っても時間には余裕があると思います。

執筆:小曽根 彩
広告主:富山県南砺市/南砺市観光協会

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