TABIRINのコース検索・マップ検索に、岡山県の真庭市が制作した「ひるぜん高原サイクリングマップ」のコースが新たに加わりました!
今回加わったのは以下の2コースです。
今回追加したすべてのコースはTABIRINで検索していただけます。また新しいコースをどんどん追加していく予定ですので、TABIRINでコース検索や自転車情報等、ぜひご覧になってみてくださいね!
【岡山県のサイクリング情報はコチラ】
TABIRINのコース検索・マップ検索に、岡山県の真庭市が制作した「ひるぜん高原サイクリングマップ」のコースが新たに加わりました!
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これまでの九州・沖縄編、四国編に続き、今回は北海道の絶景サイクリングコースをご紹介します。
季節や天候、ルートによって、絶景に出会えない場合もありますので、下調べをしてからお出かけくださいね。
ちなみに北海道で参考にしたいプランはこちらからご覧ください。
※この記事は2019年6月7日に公開されたものを2023年9月に更新したものです。
最初の絶景写真は海を一望する「日本最北端の地」です。
場所は、ご存知「宗谷岬」。
北海道の真ん中あたりの旭川空港から3日間走り続ける全長325kmのコースの最終到達地です。
日本最北端エリアには、原始的でダイナミックな自然と手付かずの美しい風景が残り、景色や自然の香りも進むたびに変化し、たまらない爽快感がありますよ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼宗谷岬の紹介サイトはこちら
次にご紹介するのは「利尻富士」として有名な利尻島の利尻山。
稚内からフェリーで1時間40分、新千歳空港から飛行機で50分のところにあります。
サイクリングコースは全長25km、島の北側で、利尻山を眺めながら海の近くを走ります。
途中には、露天風呂から利尻富士を眺められる温泉もありますよ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼利尻島の紹介サイトはこちら
▼利尻富士温泉の紹介サイトはこちら
次にご紹介するのは、北海道の夕陽です。
深川駅の南側を周回する全長24kmの「音江・石狩川サイクリングコース」の近傍に位置する「国見峠」から、石狩川沿いに広がる深川を一望でき、天気が良ければ、美しい夕日が見られますよ。
また、コース上には、季節ごとに色とりどりの花が楽しめる「彩りの丘」や、フルーツ狩りスポット、グルメスポットもあります。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼国見峠の紹介サイトはこちら
▼彩りの丘の紹介サイトはこちら
続いても夕日を楽しめるコースをご紹介します。
全長161.9kmの「新ひだかコース」は、日高振興局が作成したサイクリングマップ「北海道ひだかサイクリングフィールド」の「ひだか西エリア」にあり、美しい夕日を眺めながら海岸線を走ることができるコースです。
スタート・ゴール地点にある「みついし昆布温泉 蔵三」の露天風呂からも太平洋を一望できますので、サイクリングの後、夕日を見ながら温泉でゆったり疲れを癒やすのも良いですね。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼みついし昆布温泉 蔵三の紹介サイトはこちら
次はこれぞ北海道という広大な大地をご紹介します。
それが倶知安(くっちゃん)ローカルコースです。
全長35kmの「倶知安ローカルコース」の途中では、夏になると、雄大なじゃがいも畑で満開の花が見れますよ。
また、サイクリングロードの横を流れる尻別川で休憩を兼ねて釣りをしたり、クマゲラやアカゲラなどの野鳥を探したり、釣り道具やカメラなど、自転車プラスαの道具をもって行くのがおすすめです。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
北海道の広大な大地の写真をもう一つご紹介します。
それが「えりも岬」を走る全長43kmの「えりもコース」。
海岸線に「えりも草原」が広がり、青と緑のコントラストが美しいコースとなっています。
コース途中では、日本屈指の強風地帯に建つ風のテーマ館「風の館」で風速25メートルの風を体験したり、牧場内の見晴らしの良い丘の上にあるレストランで食事をしたり、北海道の自然を満喫できますよ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼風の館の紹介サイトはこちら
最後は冬の北海道で、雪の中を走れるコースのご紹介です。
それが全長9kmで「誉コース<マウンテン 冬>」と名付けられているコースです。場所は旭川と稚内の中間付近に位置する中川町。
除雪が入っており、冬でもマウンテンバイクで走りやすいコースです。
林業試験場のシラカバ並木の雪道は、雪の降り始めの頃しか走れませんが、木漏れ日のさす雪のトンネルを抜けるような感じが心地よいですよ。
帰りは「道の駅 なかがわ」に立ち寄って、温かい飲み物をどうぞ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼道の駅 なかがわの紹介サイトはこちら
以上、「絶景写真で選ぶサイクリングコース7選(北海道編)」をご紹介しました。
北海道ではロードバイクやマウンテンバイク、広大の土地を生かして、様々なサイクリストが楽しめるのも特徴です。
今後もその土地ならではの絶景写真とサイクリングコースをご紹介しますので、お楽しみに!
また旅に出る際は是非当メディア・TABIRIN(たびりん)の『コース・マップ検索』『都道府県検索』で旅行プランを組んでみてくださいね!
(k.k)
更新:2020年12月
更新:大阪編集部(2023年9月)
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。
今回は、カチの旅の5日目【完結編】です。
パヨガスタから120kmを激走し、カリルの農場へ帰りたいと思います!果たして、無事出発地のカリルへたどり着くのでしょうか。
来た時と同じ道を通るのですが、時間帯も違ったため、壮大な景色は違った表情を見せてくれ、絶滅が危惧されているグアナコ、コンドルの展望台のロス・カルドネス国立公園、クエスタ・デル・オビスポ、エスコイぺ渓谷と素晴らしい景色をお楽しみください。
また、今回の旅の様子はこの記事の最後に紹介していますのでそちらも読んでいただけるとありがたいです。
2021年 8月 29日
日も出たので温かい。結構登ってきたので、朝ごはん休憩にする。キャンプで作った、タッパのパスタを2/3くらい食べた。
9:40出発。30分以上休んでしまいました。ひたすらに登ります。
ようこそ、アグア・デ・ロス・ロロス・サルタと書いてある。ズームして撮りましたが、
ミラドール・デル・コンドル(Mirador del Condor)
自転車で登っている途中、車で停車している人たちが、「すごーい、ガンバレー」と応援してくれた。
グアナコは、ラクダ科ラマ属(こぶのないラクダ類)で体高1m,身長1.6mほどで体重は48-96kgの哺乳動物。主に南アメリカの高地に生息し、特にペルーではインカ時代以前から荷運び用に用いられているようです。
リャマと同様に身を守る二重の厚い毛をまとっていて、その毛は羊と比べてとても軽く、ビクーニャ同様ふわふわしていて、厚さはアルパカよりはやや薄く、アンデスの一部では、肉や皮や毛を取るために乱獲した結果、絶滅が危惧されていますが、アルゼンチンでは貴重な動物であるとされ、丁重に保護されており、世界中のグアナコの95%がアルゼンチンに生息しています。
そのため、野生のグアナコはアルゼンチンでしかなかなか見れない貴重な光景です。
13:00に着きたかったのですが、14:00にピエドラ・デル・モリーノに到着。
同じような工芸品は、新規参入で売れなかったりするらしい。また民芸品を自分で作らず、買ってきて売っている人も多いらしい。田舎なので、そういうのはないかと思っていたが、人間関係はどこも難しいんだなあ。
レストランは、今日は空いており、オーナーのマリーが立っていた。
ラムゼイは、今日はアグアネグラで、サッカーをしているとこのこと。今日カリルまで戻らないといけないというと、「えー、大変だね!」と驚いていた。
先日キャンプさせてくれて、ありがとう。と伝えると、「いつでもまた、戻ってきてね、アスタプロント(また後で)」と言ってくれた。
16:00に着きたかったが、最悪17:00にここにつけば、日暮れ前にカリルに帰り着くと思っていたので、すぐに出発!
名残惜しい気持ちもあったが、もう激寒の中、キャンプはしたくないので、マライを後にします。
18:00学校に到着。サッカーをしているラムゼイに挨拶をしたかったが、大会が行われているのか、思ったよりたくさんの人が集まっていたので、仕方ないがスルー。ゴールまで後、33km!!
小さな集落をすぎ、ケブラーダ・デ・エスコイぺ終了。
普通の道に出てきました。ここからは、緩やかなまっすぐ坂道が進むため、すごく楽。
夕暮れの畑エリアも綺麗でした。
流石に背中が疲れて痛くなってきたが、漕がなくても時速20kmほどで、ガンガン下っていけます。
19:00カリルの町に到着。
緩やかな、下りはかなり快適に進めて、40kmを2時間で、思ったより早く降ってくることができた。そこから、4km先のゴールの農場まで進む。
やったー、最後はかなり暗くなっていたが、無事に帰ってくることができました。
12時間走り切りました。(休憩含む)
明日は、ちょうど、サルタでお世話になった人の誕生日で、お祝いをすると言うことで、しばしサルタに戻ることにしました。洗濯もしたかったし、壊れた充電ケーブルを買うのと、カメラの修理もしたいのでちょうどよかったです。
シャワーを浴びさせてもらい、ホットショコレートを飲み、クッキーや、ピーナッツを食べる。
何か、ガッツリ食べたい気もしましたが、料理をするのも面倒だったので、明日街でガッツリ食べるのを楽しみにします。
22:00 カリルの農場の温かいベッドで就寝。
5日間のカチの旅いかがだったでしょうか。
出発前は、体調が悪く、自転車も不備がありましたが、怪我もなく無事に旅を終えることができました。
全体を通して言えるのは、カリルからカチまで、130km程の道のりですが、驚くほどに景色が綺麗で、見所もたくさんありました。ケブラーダ・デ・エスコイぺ、クエスタ・デル・オビスポ、ロス・カルドネス国立公園と、ほぼ全ての道のりが見所でした。
また、キャンプに関しては、まだ季節が冬だったことから凍えましたが、親切な家族に助けられたりと無事に乗り越えられました。
カチ観光に関しても、2日間で見れるところは全て見たと言う感じでしょうか。ガイドを雇えば、もっと遠くにトレッキングなどにも出かけられるそうですが、それは、また次回ということで。
一旦、サルタへ戻り、準備を整えて、再び、旅を始めたいと思います。
ここからは、カファヤテ、メンドーサと進んでいき、チリに入国したいと思っています。国境はまだ閉まっているようなので、開けばいいですね。
その後は、パタゴニア。
そして、ティエラ・デ・フエゴ(フエゴ島)。アメリカ大陸最南端のウシュアイアを目指す旅は続きます。
今回の記事を気に入ってくだされば、幸いです。
では、また次の記事でお会いしましょう。
アディオス(さようなら)!
2021 年8月29日
Payogasta ~ El Carril
合計 120,29 km
カチまでの自転車旅の様子や、カチ観光初日の様子は、下記リンクからご覧ください。
▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】
▲【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】
▲【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】
▲【3日目:世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1】
▲【4日目:UFOの発着場所とインカ帝国の足跡を残す、アンデス高原、標高2,531mのカチ(CACHI)村をレポート2】
▲Hiro インタビュー記事
*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。
Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ) 自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム https://www.instagram.com/yukihirotsuda/ |
ツキノワグマや、鮭の産卵も見ることができるルートから4000mの山越えまで。
走行距離30,000km。北はアラスカ、南はアルゼンチンの最南端まで自転車で縦断しました。
その旅の中で、特に素晴らしかったBest 3 のコースをご紹介します。
まずは、カナダはブリティッシュコロンビア州のカシアハイウェイ。以前、メインの国道として使用されていたこの道は、新しい国道が開通したために、現在はほとんど使われなくなっています。そのため、全長700kmのルートには、小さな村 (ディーズレイク) にスーパーマーケットが1つあるだけです。他には、数カ所ホテルや、ガソリンスタンドがありますが、廃墟となってしまった商店や、ガソリンスタンドを数多くみることができます。その反面、人の生活が離れてしまったこのルートには自然が戻り、美しい森林や湖、たくさんの野生動物を見ることができ、アウトドア好きキャンパーたちの間で、知る人ぞ知る最高のルートです。ゴール地点のキトワンガに到着した時には、大きな達成感もありました。
この道では、合計12頭のブラックベアー(ツキノワグマのような種類)や、鮭の産卵、巨大なビーバーダムを見ることができ感動しました。
コース概要 | A. アッパーリード~B. ボヤレイク~C. ディーズレイク~D. キトワンガ |
総距離 | 約750km |
走行日数 | 12日間 |
難易度 | 上級者 |
熊に注意の看板と遠くから見たブラックベアー。
カシアーハイウェイ北部にある、ボヤレイクキャンプ場は、旅中にキャンプをした場所で、Best 3に入る素敵な場所でした。
穏やかな湖の目の前でのキャンプ。水は今まで見たことないほどの、エメラルドブルーでした。
つがいの鮭が産卵をしていました。
ビーバーダム
南アメリカの旅で外せないのが、アンデス山脈越えです。中米から、南米に渡り、コロンビア北部の港に到着してから、パナアメリカーナ(国道1号線)を進むと幾度となくアンデス山脈を越えることとなります。その中でも、高地を走っていたのは、ペルーでした。日本では考えられませんが、登山をすることなく、国道を走っているだけで、5000mまで到達する道もあるペルー。さすが、南米の大部分を支配したインカ帝国の首都のあるペルーです。
ペルーの山側では、今でも伝統的な服装に身を包み、昔ながらの生活をしている、アンディーナ(アンデス高原に住む人達の総称)たちを目にすることができます。
この国は高地の割には、道路が考えて作られているようで、傾斜を抑えている印象でした。(距離は長くなるが、勾配は減る作り)そのため、時には、ヒーヒーいいながら、自転車を押し、山越えしていたコロンビア、エクアドルに比べ、自転車を漕ぎ続けながら、素晴らしい景色を楽しむことができました。
のんびりと放牧されている動物たち、日本ではみることのない、キヌアの収穫、少し探せば出てくるインカ時代の出土品、何よりアンデスの山並みが好きでした。
コース概要 | A. アヤクチョ~B. アンダワイラス~C. アバンカイ |
総距離 | 約420km |
走行日数 | 7日間 |
難易度 | 中級者 |
アンダワイラスの町周辺には、フラミンゴも生息するパクーチャ湖や、ほぼ富士山と同じ標高のソンドール遺跡を訪れることができます。
最後は、アメリカ大陸最南端、ウシュアイアの町に着くまでのルートです。ウシュアイアは、日本ではアウトドアブランドの方が有名な”パタゴニア”地域にあるフエゴ島(Tierra del Fuego)を走るルートです。
ウシュアイアはフエゴ島という島にあるので、正確にいうと大陸ではないのですが、大陸最南端として、アメリカ大陸を旅する人々にとって、外せない終着地点(または出発地点)です。
到着する際には、4月初旬の秋になっていたので、雪にも降られ、最後の峠は、雪に覆われていました。しかし、パタゴニアの何もない平原と、とてつもない風の中を走ってきた後に見る、この地の原生林や湖、もうそんなに標高のないアンデス山脈を走るのは、ゴールまでもう少し、と旅の終わりを感じることもあり、忘れられないルートとなりました。
コース概要 | A. リオグランデ~B. トルウィン~C. ウシュアイア |
総距離 | 約230km |
走行日数 | 3日間 |
難易度 | 中級者 |
フエゴ島のリオグランデから、ウシュアイアまでのルートで欠かせない中継地点がトルウィンです。綺麗な湖や、体長1mを超えるトルーチャと呼ばれるサーモンの一種を釣ることができることでも有名です。
20年以上、サイクリストを無料で宿泊させてくれている、パン屋さん、ラ・ユニオンは、学生時代に本を読んでから、行ってみたい場所の一つでした。
今回は、アメリカ大陸の旅中の心に残った、カナダ、ペルー、アルゼンチンのルートをお伝えしました。
カナダは、豊かな自然と、広大な無人地帯、綺麗な湖、野生動物。ペルーは、南米のハイライト、アンデス山脈。フエゴ島では、雪と原生林の中を走ると言ったように、それぞれの魅力の詰まったコースでした。
皆さんもまた走ってみたいと思えるようないいルートに出会えるよう願っています。
▼Hiro インタビュー記事
*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。
Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ) 自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、パラグアイからブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム https://www.instagram.com/yukihirotsuda/ |
風光明媚な大和高原の自然が広がる奈良県東部地域。その中でも短い距離でバリエーション豊富なサイクリングが楽しめる奈良県山添村のサイクリングをご紹介します。
名阪国道 針インターから北へ8km(車で約12分)、奈良市に位置する静かな場所にあるガーデンカフェ「満天ひろば」。ここを拠点に山添村をめぐります。
カフェを運営する社会福祉法人青葉仁会はサイクリングイベントを開催するほど、サイクリストに優しいカフェ。サイクルラックの設置も設置されています。
準備が整えばスタート。
満天ひろばから、下り基調で5kmほど走れば布目ダム(布目湖)。
まずは湖畔に佇む戸隠神社へ参拝。奈良市東部の山地から山添村一帯にかけて、数十社の戸隠神社が点在しているそうです。
鳥居から振り返り少し下れば、布目ダムの湖面が見えます。
布目ダム湖畔約10kmのコースは、かつて「ツアー・オブ・ジャパン 奈良ステージ」が開催されていました。
ダム管理事務所では「ダムカード」をもらうこともできます。
管理事務所前から堰堤(えんてい)を渡れば、布目まほろば公園。建屋の屋上へ上れば湖面と自転車を一緒に撮影できるのは魅力です。
晴れた穏やかな日には、湖面に空や木々が映る美しい景色を望むことができます。
また春になれば、湖畔にいくつもの桜が咲き誇ることでも知られています。
湖畔を時計方向に約10km走って県道にもどれば、自動販売機が並んでいます。これから先の上り坂に向けてのエネルギーチャージをするならここがおすすめです。
布目ダムから2kmほど緩い上り道を走れば「フォレストパーク神野山(こうのやま)」への入口。ここから約1kmは少し坂がきつくなってきます。
しっかり坂をのぼり「めえめえ牧場(まきば)」の入口。ここは雲海の絶景ポイントとして知られています。時間や気象条件が合えば幻想的な雲海が見えるそうです。
ここからめえめえ牧場入口までは、サイクリストの「脚試し」として知られる激坂!
約200mで40m以上登るので平均20%以上の勾配です。
坂を登りきった人にも、押して登った人にも、たくさんの羊たちが優しく出迎えてくれます。
羊と戯れて癒しの時間を過ごした後は、さらに450m園内の坂を登り展望台「星空のステージ」へ。
大和高原を見晴らせる絶景スポットです。
ゆっくり坂をくだり、少し先へ進めば「鍋倉渓(なべくらけい)」。
大小の黒色の岩々が幅平均25m、長さ約650に渡って溶岩の流れのような不思議な景観をつくっています。岩の間からは水の流れは見えないのですが、下を流れる伏流水の音が聞こえるのも神秘的です。
さらに少し走れば「ほっこり食堂 映山紅(えいざんこう)」。山添産の食材にこだわったおばちゃん定食や温かい鍋焼きうどんなどあったかご飯を楽しめる。ここからも大和高原の風景を見渡せます。
大和茶で知られる山添村の美しい茶畑の風景を楽しみながらゆっくりと坂を下って行きます。
大和茶は、奈良県で生産される日本の緑茶の一種です。近隣の産地ごとに銘柄はありますが、全県的に「大和茶」で統一されていて、認定されているものは品質が高く、独特の風味を持っています。
神野山を下って西へ走って満天ひろばへ向かいます。約7.5kmの道のりは緩やかな田園風景のあと、最後に1kmの上り坂が待っています。
少し走り足りない人は、東へ向かって上津ダム湖畔を走るのもおすすめ。
布目ダムとは違った湖畔の風景が広がっています。
山添村ののどかな景色の中を走って満天ひろばでゴール。
ガーデンカフェというだけあって、手入れが行き届いた庭を眺めながらサイクリング後のカフェタイム。ドリンク以外にもピザなどの食事も楽しめます。
隣接したSOL TERRACEでは、ジェラートを楽しむことができます。定番のフレーバーから季節のジェラートも登場。秋には青葉仁会の施設で収穫されたサツマイモや栗を使ったジェラートがおすすめです。
また、斜め向かいには同じく青葉仁会が運営する人気の「カントリーカフェ ハーブクラブ」もあるので、ちょっと遅めのランチも楽しんでみてください。(週末は予約をおすすめします)
距離:26.3 km 獲得標高:883 m
関西や中部エリアの人なら、名阪国道の「山添インター」で名前は聞いたこと(見たこと)あるけど、行ったことは無い人も多いと思います。
ご紹介したコースは、26kmという距離で獲得標高800mを越えるサイクリングを楽しむことができます。
しかも200mの激坂チャレンジという、アトラクション感覚の短いヒルクライムも楽しめます。
春には桜、夏は青々とした新緑、秋は紅葉。水辺も高原もあり、羊とスイーツで癒され、カフェ&グルメも堪能できる満天ひろば~山添村は、サイクリング初心者から上級者まで楽しめるバリエーション豊かなサイクリングコースです。
サイクリスト:SUBARU
執筆・写真:花田 康