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記事タグ: 都市レポート

南米のスイス「サン・カルロス・デ・バリローチェ」をサイクリング

南米のスイス「サン・カルロス・デ・バリローチェ」をサイクリング

アメリカ大陸を縦断中、これまで通ってきた、褐色の乾いた大地とはひときは違った、素敵な町に到着しました。そこは、アルゼンチン一番人気の観光地、国立公園でもある綺麗な湖があり、ハイキング、釣り、スキーなどのたくさんのアクティビティーを楽しむことができます。

「南米のスイス」バリローチェの町を紹介します。

バリローチェのまちって?

サン・カルロス・デ・バリローチェ。通称バリローチェは、人口12万人の町ですが年間80万人の観光客が訪れる、アルゼンチン屈指の観光地。国立公園でもある湖、ナワル・ウワピが眼前に広がるきれいな町です。夏季には、湖と、ハイキング。冬は、スキー、スノーボードを楽しむ人々で賑わいます。美しい山並み、湖がまるで、スイスのようだということで、「南米のスイス」と呼ばれています。

多くのドイツ人移民が移り住んだ影響で、美味しいチョコレートを味わうことができ、夜には、地元のクラフトビールを飲むことができる、バーが立ち並びます。

アルゼンチンのネウケン州から、リオネグロ州に入ると、バリローチェの町に到着します。

バリローチェに着くまでの約200kmの道のりは、「カミノ・デ・シエテ・ラゴス」と呼ばれる、景色の綺麗な山道です。「7つの湖の道」という、直訳でその名の通り、たくさんの湖沿いを走るルートで、3日間かけて、キャンプをしながら、走り切りました。

 

3週間の滞在となった、バリローチェの町は、アルゼンチン滞在の一番のおすすめスポットです。

 

レンタサイクルを借りて、バリローチェの町を散策

バリローチェには、いくつかのレンタルバイクショップがあります。

その一つ、ジュラシックバイクスで自転車を借りて、サイクリングに出かけます。

 

店名 Jurassic Bikes
住所 A. Panozzi 63 L3, San Carlos de Bariloche, Argentina
営業時間 月〜土: 9:00 ~ 19:00
日   定休日
価格 終日(9~19時)2,500 ペソ
5時間 1,800ペソ
2時間 1,200ペソ
1時間 800ペソ
website https://instagram.com/jurassicrental?igshid=YzA2ZDJiZGQ=

※2021 年2月時点。

バリローチェの中心部

モニュメント・ヘネラル・ロカ<地図A地点>

バリローチェ観光の起点となる場所です。眼下にナワル・ウワピ湖を望むヘネラル・ロカの銅像が目印です。

ヘネラル・ロカは、元アルゼンチンの軍人で、2度大統領を務めた人物。

ツーリストオフィス

木造と石造のミックスが綺麗な、ツーリストオフィス。<地図B地点>

ナウエル・ウアピの聖母大聖堂<地図C地点>

カトリック様式の大聖堂で、ナワル・ウワピ湖のほとりにあり、外部はドームを備えたシンプルなネオゴシック様式、内部は、ビザンチン時代のステンドグラスなどがある古典的なつくりとなっており、新旧の調和がとれた美しい建物です。

 

エル・モノリート<地図D地点>

高さ15mの記念碑。バリローチェの湖沿いの道を進むときには、何km地点で曲がるとか、何kmのビーチといったように、km表示で、説明されることになりますが、ここはそのkm0地点。モニュメントのあるプラザと同様に、町の中心となるスタート地点です。

アート工房

バリローチェに到着する際に立ち寄った工房。金属のリサイクル品で作ったアートを購入することができます。

来る途中で、折れてしまった、自転車のキャリアを溶接して直してくれる優しい店主でした。

フクオカショップ<地図E地点>

メインストリートにあるフクオカショップは、中国人経営の雑貨屋さんの店構えなのに、どうしてフクオカなのかと思い、中へ入ってみました。

店名の由来は、サスティナブル農業の第一人者である福岡正信さんにちなんで「フクオカ」という店名にしたそうです。

福岡正信さんは「引き算の農法」という、自然農法の実証・検証・確立をおこない、世界中を歴訪された方で、本も出版されていて、農業の本でありながら、哲学書でもあり、アルゼンチンでも尊敬されている日本人の一人として知られているそうです。

 

綺麗な建物たち

森林資源が豊富なバリローチェでは、これまではみることのなかった、木材を多用した、建物を見ることができます。

スケートパーク

バリローチェ周辺の湖

ナワル・ウアピ湖

国立公園でもある、ナワル・ウワピ湖は、バリローチェの町の象徴。

全長70km、最大幅10.2km、表面積557km²、最大深度464 mという、巨大な湖で、パタゴニア地方を代表する場所の一つです。

澄んだ水、島々、そしてそれを取り囲む風景は、アルゼンチン南部で最も魅力的な場所のひとつであり、国内外の観光客を惹きつけています。バリローチェの町もこの湖を囲むように作られています。

プラヤ・モレノ

町の中心部から12kmのモレノビーチ。

 

プラヤ・ボニータ

中心部から8kmのボニータビーチ町から、近いビーチなので、たくさんの人が訪れます。

 

シークレットビーチ

このビーチは、知る人ぞ知るビーチで、小さいですが他のメインビーチより人が少なく、風も吹かないため穏やかでした。中心部から16km。

 

グティエレス湖

グティエレス湖<地図F地点>は、バリローチェの南側に位置し、風が比較的弱く、水も澄んでいます。

アルゼンチンの音楽

タンゴ

夜は、バーでタンゴの演奏を楽しむことができます。タンゴは、アルゼンチン の代表的な音楽です。

右側の人は、バンドニオンという楽器を演奏していて、以前は、日本でも演奏していたそうで、日本語も少し話していました。CDをプレゼントしてもらいました。

パーカッションアフロ

パーカッションアフロは、アフリカの太鼓です。アフリカから、ブラジルに伝わり、それから、アルゼンチンに伝わりました。アフリカ特有のリズムで演奏することもあれば、ラテンミュージックに合わせて、演奏することもあります。

バリローチェの食

マテとメリエンダ

アルゼンチンといえば、マテ茶。人々は、出かける際には、必ず、マテを持って出かけ、それぞれのお気に入りの居場所で、友人たちと談笑しながら、または、ひとりでゆったりとした時間を楽しみます。パンと、レバーパテと共に。

マテ については、以前、詳しく記事にしてあるので、そちらもご覧ください。

ページが見つかりません。 - TABIRIN(たびりん)
ピザとクラスフビール

アルゼンチンは、イタリアからの移民が多いため、ピザが国民食と言っても過言ではありません。バリローチェ名産のクラフトビールと一緒にどうぞ。

ベジタリアン料理

フードトラックも各所に点在しています。

チョコレートとアイスクリーム

バリローチェは、ドイツから伝わった製法での本格的なチョコレートとアイスクリームも味わうことができます。

ラパ・ヌイ(Rapa Nui)

アルゼンチンで一番美味しい、チョコレートを味わえるのがここ、ラパ・ヌイです。

マムーシュカ(Mamuschka)

可愛らしい、マトリョーシカが目印のマムーシュカ。

バリローチェ周辺のアクティビティー

バリローチェでは、数々の自然の中で楽しめるアクティビティーも外せません。

スタンドアップパドルとカヤック

ロッククライミング

釣り

トルーチャと呼ばれる、サーモンのようなの魚を釣ることができます。

まとめ

今回は、美しいバリローチェの町を紹介しました。夏には、湖とビーチにハイキング。冬は、深い雪に覆われ、たくさんのスキー、スノーボード客が訪れます。

毎日、湖や、ハイキング、自転車などのアクティビティーを楽しんでいたため、予定よりも長い滞在になってしまいました。

皆さんもアルゼンチンを訪れる際には、バリローチェの町を訪れてみるのはいかがでしょうか。

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくことになりました。今回は、第1弾として、津田さんの「これまで」の自転車旅と「これから」の自転車旅の予定についてご紹介します。 ソルトレイクシティー(アメリカ合衆国)プロフィール名前津田 幸洋よみがなつだ ゆきひろ何年生まれ昭和60年出身地福岡県福岡市プロフィール父親は、漁師で漁師町で、幼少期を過...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)

自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、パラグアイからブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/

津田幸洋

【オーストラリア】日本から参加しやすさ抜群!ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ

【オーストラリア】日本から参加しやすさ抜群!ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ

数あるクイーンズランド州の自転車イベントの中でも、州最大級の参加者が集まるイベントが「ブリスベンtoゴールドコースト サイクルチャレンジ」(通称B2GC/ビーツージーシー)(NPO バイシクルクイーンズランド主催)。その魅力をお伝えします。

ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ(B2GC)とは

B2GCは参加者数が実に3,700名を超えるマンモス大会。
ブリスベン市内にあるクイーンズランド州立大学(セントルシアキャンパス)敷地内のエレナーショネルブリッジからスタートし、ゴールドコーストのサウスポートエリアにあるブロードウォーターパークランズのゴールを目指すファンライドイベントです。クイーンズランド州立大学はクイーンズランド州の中で最も歴史と権威のある大学の一つで、広大な芝生の上にそびえ立つ煉瓦造りの美しいキャンパスが印象的です。

100kmコースではキャンパスをスタートし、ブリスベンの市内を南下、ブロードウォーターパークランズまで、途中2カ所のレストストップをはさみながら、郊外、カントリーサイド、そしてシーコーストへの道のりをワンウェイで辿ります。

100km・60km・40kmの3コースが設定

B2GCレースではなくあくまでファンライド、自分のペースで仲間と楽しく走るイベントで、タイム計測はありません。

先の100kmコースでは朝6時台にスタートして、早い人は平均時速35km〜40kmで走るので、午前9時前にはゴールします。この早朝スタートも、普段から朝一番に走るサイクリストの多いオーストラリアならでは。

40kmコースは、ブリスベン市内から途中のローガンのオリバーズスポーツコンプレックスまで。60kmコースは、オリバーズスポーツコンプレックスから100kmコースと同じブロードウォーターパークランズのゴールを目指します。
2017年、2019年大会と過去100kmコースに参加し完走しました。
比較的アップダウンの少ないコースなので、これまでロングライドの経験が少ない方でも、体力や経験に合わせたコースを選び、完走にチャレンジすることができます。

若者からシニアの方まで、人種・国籍を問わずたくさんのサイクリストたちが、ブリスベンからゴールドコーストの青い海を目指して走り抜ける様子は、見ているだけでも迫力があります。その中で一緒に走る、その爽快感はたまりません。

現地の医療研究・慈善団体への募金も呼びかける当イベント。職場や友人同士でグループ参加して、イベントには直接参加しない仲間からも寄付を募るといった習慣も根付いています。健康な心身でサイクリングができることの喜びを改めて噛み締めることができるイベントでもあります。

オーストラリア屈指の2都市の魅力を一度に味わう

B2GCの魅力はなんと言っても、オーストラリアの雄大な自然を感じながら、2都市の魅力を一気に体感できることです。
2032年にオリンピック・パラリンピックの開催が決定し、橋やメトロはもちろん、自転車専用道の整備も含め発展が著しいリバーシティのブリスベン。2018年にイギリス連邦の国際スポーツ競技大会「コモンウェルスゲームズ」を主催し、国際的スポーツリゾートでもあるゴールドコースト。
両都市間を自転車で駆け抜けるB2GCはまたとない海外ライド体験になるはずです。

2つの都市とその間に広がる緑豊かな郊外、小川が入り組む河口岸、ビーチと並走する海岸沿い等を自転車でめぐり、様々な景観を楽しめます。
ゴール地点のブロードウォーターパークランズは広々とした芝生の会場で、フードトラックや音楽の生演奏もあり、参加者の家族や友人たちも駆けつけ、さながら野外フェスのような雰囲気。
15年以上にわたり地元で長く愛されてきた理由も納得です。

イベントが開催される10月はオーストラリアは春。透明感のある紫色のジャカランダが、まるで日本の桜のように街のあちこちで咲き乱れる季節です。
ゴールドコーストまでの道中もシュガーケーン(サトウキビ)畑や、マングローブ、ブーゲンビリアといった亜熱帯のクイーンズランド州ならではのトロピカルな雰囲気を味わえます。

また、ライダーとしてではなく大会運営ボランティアとしての参加も人気です。サイクリスト同士ではもちろん、レストストップでのローカルボランティアたちとの交流もまた楽しいひとときです。

ワンウェイライドならではのサポートも充実

B2GCはブリスベンからゴールドコーストまでの片道を駆け抜けるワンウェイコース。ブリスベン・ブリスベン、ゴールドコーストそれぞれに在住・滞在する参加者がどちらも参加しやすいようサポートサービスも充実しています。

ゴールドコーストからの参加者向けには、大会当日早朝にブリスベンへと向かうサイクルトレインが、ブリスベンからの参加者向けにはゴール後に自転車を乗せてブリスベンへと戻るシャトルバスがそれぞれオプション(有料/要事前申込)として提供されています。

日本からの参加しやすさも抜群

クイーンズランド州と日本の時差はたったの1時間(日本+1時間)。時差が少ないため移動前後の負担も少なく、短期日程でも十分に滞在を満喫することができます。
車道は日本と同じ左側走行なので、初めての海外ライドでもスムーズに馴染めます。

サイクリング中のアクシデントのサポートも万全。各レストストップにはメカニックが常駐し、無料でメンテナンスをしてくれます。

日本では、ハワイの自転車イベント『ホノルルセンチュリーライド』、ニューヨークの『バイクニューヨーク』と並ぶ『グローバルライド』シリーズとして紹介されています。

2019年大会では、「そんなの関係ねぇ!」でおなじみ、芸人の小島よしおさんが宣伝番長を務め、日本からツアーも企画され、約50名のサイクリストが参加しました。

2022年11月末からはブリスベンー羽田空港のカンタス直行便も就航予定。所要約9時間で愛車と共にひとっ飛び。ますます日本からブリスベンが身近になります。

イベント前後に寄りたい!ブリスベンのおすすめ観光スポット

自転車を携えてブリスベンに滞在するならぜひ、川沿いの自転車専用道をサイクリングしたり、定番から最新の観光スポットも楽しみたいところ。

Mt.クーサヒルクライムとレガッタホテル

ブリスベンの市内からほど近い、Mt.クーサはブリスベンのサイクリストたちのヒルクライムの定番スポット。頂上の展望台からは街の真ん中を蛇行するブリスベン川と高層ビル群が共生する自然豊かな都市、ブリスベンの様子を一望できます。

下山後はブリスベン川沿いの老舗レガッタホテルで、ぜひエッグベネディクトをご賞味あれ。

ストーリーブリッジとフェロンズブリューワリー

イベント当日に打ち上げをするならぜひ、ストーリーブリッジの麓にあるフェロンズブリューワリーへ。
リバーシティブリスベンには個性的な橋がいくつもかかっていますが、その中でもストーリーブリッジはブリスベンを代表するアイコニックな橋です。

また、ワインだけではなくクラフトビールの人気も根強いオーストラリアでは各地に趣向を凝らしたブリューワリーが点在。
ここフェロンズブリューワリーでは、できたての香り高いクラフトビール、シーフード、ステーキといった料理と夜景を一度に堪能することができます。

ローンパインコアラサンクチュアリ

オーストラリアと言えばコアラやカンガルーといった動物を思い浮かべる方も多いでしょう。
ブリスベンにあるローンパインコアラサンクチュアリは1927年にオープンした世界最長の歴史を持つ、世界最大のコアラ保護区。コアラはもちろん、カンガルーやエミューといったオーストラリアを代表する動物たちを間近で見て触れ合うこともできます。

オーストラリアは州毎に法律が異なり、コアラへの接触ができない州もありますが、ブリスベンのあるクイーンズランド州ではコアラを抱っこして記念撮影(有料)もすることができます。

ぜひ旅の思い出に訪れてみてはいかがでしょうか。

ゴールドコーストでリゾートを満喫

世界屈指のリゾート、ゴールドコーストもイベントだけで終わらせてはもったいないです。ショッピングやレストランはもちろんですが、やはり57kmの雄大な海岸線は見逃せません。

サーファーズパラダイス

世界中のサーファーの聖地の一つ、サーファーズパラダイスは国際的にも有名なビーチ。
一年を通して比較的温暖なためビーチでは季節を問わずサーフィン、スタンドアップ・パドルボードといったマリンスポーツはもちろん、日光浴を楽しむ老若男女の姿を見ることができます。

海に入らなくても砂浜を素足で歩くだけでも十分。きめ細かい白い鳴き砂のキュッキュッという音と感触をぜひ体感してみてください。

Q1リゾート&スパ スカイポイント

 Q1リゾート&スパは、オーストラリア第1位・世界第19位の高さの超高層ビル。 高層マンションにもなっていて、2011年にドバイのザ・トーチが竣工するまでは住宅としては世界一の高さでした。
展望台スカイポイントからはオーストラリアが世界に誇る57kmの真っ白い海外線を一望できます。透明感溢れるクイーンズランドブルーの海、白い砂浜、抜けるような青い空は忘れられない景色になるでしょう。

イベント後に登って、ブリスベン〜ゴールドコーストまで走り抜けたコースを振り返ってみるのもおすすめです。

コース紹介

 距離:約100km(クイーンズランド州立大学(ブリスベン)〜ブロードウォーターパークランズ(サウスポート))

▼NPOバイシクルクイーンズランド ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジ公式Webサイト(英語)
https://b2gc.com.au/

▼グローバルライドイベント事務局 B2GC日本語案内Webサイト
https://b2gc.jp/

2022年大会のレビュー、そして2023年開催に向けて

2022年10月23日(日)開催予定でしたが、あいにくの大雨のため大会は事前に中止となりました。
参加者たちは参加費の払い戻し・もしくはそのまま慈善団体への寄付の2択を選べた、というのもまた寄付文化の強いオーストラリアならではのカルチャーです。
当日は予報通りの大雨でしたが、代わりに当日朝7時から、オンラインバイクトレーニングアプリ「Zwift」を使ったソーシャルライドイベントが開催されました。

雨の音を聴きながら自宅でスマートトレーナーを使いペダリング。本大会は中止となりましたが、画面上でたくさんのローカルライダーたちと早朝ライドを楽しみました。

2020、2021年はコロナの影響で、2022年は雨天で中止となりましたが2023年こそはお天気にも恵まれ、4年ぶりに開催されるのが今から楽しみです。
2023年はぜひ、B2GCで海外自転車イベントデビューしてみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【オーストラリア】真夏のクリスマスマーケット散策ライド

【オーストラリア】真夏のクリスマスマーケット散策ライド

日本のクリスマスと言えば寒い冬のイメージですが、南半球のオーストラリアではクリスマスは真夏のシーズンです。
サーフィンやビーチで日光浴と海辺で過ごすのはもちろん、街中・郊外問わずランニングやサイクリングなど、人々がアクティブに過ごす様子が見受けられます。
そして、クリスマスの風物詩であるクリスマスマーケットも、12月になると毎週末のように各地で開催されています。
ブリスベン市の南に隣接するローガン市にある Kingston Butter Factory Cultral Precinct のクリスマスマーケットを訪ね、30kmほど緩やかに走ってきました。

スタートはショッピングセンターから


ブリスベンの市内中央から南へ約30km、ローガンの Parkridge Shopping Centre からスタートします。
日本と違いコンビニの少ないオーストラリア。街中では駅構内やバス停の付近にありますが、郊外では独立型店舗はほとんどなく、ガソリンスタンドと併設していることが大半です。
反対に郊外に多いのは大きな駐車場や駐輪スペースを備えたショッピングセンターです。
郊外を中心にライドをする場合は、スーパーマーケットで水や補給食を購入するのがおすすめです。

オーストラリアの大手ショッピングセンターの一つ Woolworths(ウールワース)では、ナッツやシリアルバーなどライドの補給食も充実しています。
Park Ridege Shopping Centre の近くには州立高校も併設しています。
School Zone の表記を見たら、注意して走行しましょう。
この標識の場合は「学校がある日は午前7-9時及び午後2-4時、車両は時速40km制限」の意を表しています。

オーストラリアならでは!?目印となるスポットを頼りに走る

オーストラリアでの道路標識は、ランドアバウト(ロータリー)や、大きな分岐点にこそ方面を表す標識はあるものの、日本のように信号ごとに名称・標識は付いていません。
「〇〇ストリート」「〇〇ドライブ」「〇〇ロード」といった道の名称や「〇号線」といった道路番号が目安になります。

とはいえ道幅も標識の間隔も広いのがオーストラリアの道路。
自転車で走る時は、分岐となる通りの名前はもちろんですが、分岐点にある施設などを目印に辿って行くと初めてのルートでも迷うことが少ないでしょう。

Park Ridge Shopping Centre から64号線を真っ直ぐ西に進み、最初の目印となるのは5.3km先の216 Coffee。個人経営でやっているドライブスルーのカフェです。

のぼりの「CUPPA」は 英・豪の口語で「1杯の紅茶・コーヒー」のこと。 a cup of tea の音が縮まったものだそう。コーヒーが人気のオーストラリアでは非常によく使う英単語です。
216 Coffee の先にある突き当たりのガソリンスタンドを左折し、59号線に入ります。

オーストラリアのガソリンスタンドでよく見かけるのがパイ専門店の Pie Face です。2003年にシドニーで創業し、日本でも浅草や京都駅構内に店舗があります。
小腹が空いたら立ち寄ってみるのもよいでしょう。
59号線を5km北上すると次の分岐点に到着です。
ここでの目印はビビッドな黄色の蛍光色が目を引くペットショップ Marsden Pet & Produceです。

ちなみにブリスベン・ローガンのあるクイーンズランド州では犬・猫の店頭販売が州法で禁止されています。(シェルター等動物保護施設で保護された動物の販売は除く。)
そのため「ペットショップ」と名の付くお店でも、金魚・熱帯魚やハムスターといった小動物は売られていますが、犬・猫については餌やケア商品のみの取り扱いとなります。
ペットショップの向かい側の一角には Lancaster Park があります。

12月初旬には白いバラが一斉に開花していました。

要所要所に自転車・歩行者専用道の標識も。ブリスベンだけでなくローガンでも自転車専用道や車道での自転車レーンの拡充が進められています。

Marsden Pet & Produce と Lancaster Park の分岐点を左折し95号線を3kmほど走り、電車のKingston駅方面を目指します。
道沿いにある黄色に赤字の「XXXX」看板が目を引きます。これは Four X(フォーエックス)と呼ばれるブリスベン発祥のビールブランドで、オーストラリア全土でもポピュラーなビールです。

Kingston駅から東へ300m行けば、目的地である Kingston Butter Factory Cultural Precinct に到着です。

真夏のクリスマスマーケットを散策

Cultural Precinct は「文化地区」の意味合いですが、なぜここが Butter Factory なのかと言うと、かつてこの地にバター工場があったからです。
1930年代の最盛期には週に40〜50トンのバターを製造していました。ここで生産されたバターが、近くの Kingston駅からクイーンズランド全土に出荷されていた、というわけですね。

1988年に市の200周年記念事業として選ばれ、コミュニティアートセンターに改築、2022年に再整備され、公園やカフェも併設する現在の Cultrual Precinct となりました。

施設の入口には駐車場に加え駐輪スタンドも設けられています。自転車を停めて散策してみましょう。

12月の週末のこの日はクリスマスマーケットが開かれていました。
ヨーロッパのクリスマスマーケットでは小さなロッジ風の建物のお店が並ぶイメージですが、オーストラリアのマーケットは自前の簡易テントを立て、手作り商品を売っているお店が一般的です。

庭に飾るオーナメントや、手作りのバッグ、アート作品など、個性的なお店が並びます。


奥の芝生エリアには、ドイツソーセージのホットドッグ、オランダ風パンケーキなどを売るフードトラックも並んでいます。

クリスマスマーケットの定番と言えばスパイスを効かせたホットワインですが、12月のオーストラリアはなにぶん真夏。売られているドリンクもフルーツジュースなど冷たい爽やかなものが多いです。 

オーストラリアの多様性を表す Butter Factory Museum

マーケットを一通り見たら、赤煉瓦の建物に入ってみましょう。

これがかつてバター工場だった建物で、現在は Butter Factory Museum として展示やミニシアターを備えた文化施設(入場無料)になっています。
入口にはオーストラリア国旗の他、オーストラリア原住民であるアボリジニの民族旗も掲げられています。日本語を含む各国の言語で Welcome の文字が並びます。

ミュージアムのテーマは “Nourish: Food Stories Connecting People, Cultures and Contries”(育む~人・文化・国をつなぐ食にまつわる物語)。

アジア食料品店やローカルなカフェなど「食」をテーマに、現在この地域で働き、暮らす人々の背景に焦点を当てたエピソードが紹介されています。
また、「ファッション」をテーマにした地域の人々のスナップ写真から見える、民族的背景や個人の趣味趣向の多様性を象徴する展示もあります。

自分達が暮らす場所にどのような歴史があるのか、そして現在どのような姿になっているのか、その変遷や「今」を伝える “Living Muesum” という市の取り組みになっています。

個性的な壁紙はよく見るとバター工場が描かれています。地元のアーティストによりデザインされたそう。

 バター工場の歴史がわかる Heritage Museum

同じ敷地内には Heritage Museum という博物館もあります。
入口にはクリスマスツリーとレトロな自転車が飾られていました。

市のボランティアスタッフにより運営されていて、Gold coin donation(硬貨の寄付。通常2ドル程度)をして見学します。

サイクルジャージ姿の私が、受付のオージーの年配男性に I came here by bike.(自転車で来たんです。)と伝えると、 Did you come here by motorbike, or push-bike? と聞かれました。
motorbike はオートバイのこと。push-bike はあまり日本では聞き慣れない単語ですが、イギリス系の会話表現で「自転車」を指します。自動ではなく自分で漕ぐ(push)するから、と言うことでしょう。

さて、先の Butter Factory Museum が「今」を伝える展示ならば、こちらは言わば歴史展示です。

バター工場時代の写真、実際に使われていた道具、当時の車、おもちゃ、タイプライターからウエディングドレスまで幅広く揃えられています。
当時の人々の生活や流行に想像が膨らみます。

この時季ならではのオーナメントの展示も。トナカイもどこかレトロですね。

スタッフの方と談笑を楽しんだ後、向かいのカフェのテラス席で一休みしました。

黒板の手描きのメニューが可愛らしいですね。

オーストラリアのライドではやはりコーヒーは欠かせません。
カフェの定番はバナナブレッドやアーモンドクロワッサンですが、珍しくスコーンがあったのでチョイス。

往路と同じルートで帰路に就きました。

なお、観光地や文化施設のパンフレットは英語の勉強にもなるので、ぜひサイクルジャージのポケットに入れて持ち帰るのをおすすめします。

ブリスベン市内のクリスマス模様

ローガンと同じく、ブリスベン市内も11月末から一気にクリスマス色が強まります。
【オーストラリア】e-bikeシティサイクル Beam でブリスベンをポタリング
でご紹介した、ブリスベンシティの目抜き通りクイーンストリートモールには、サンタクロースやトナカイなどのさまざまな巨大オーナメントが登場。


装飾は毎年変わるので、観光客はもちろん住民も楽しみにしています。
シティホールの時計台の前には22mの大きなツリーが登場します。
クリスマスの期間は毎晩プロジェクションマッピングが投影され、誰でも無料で楽しむことができます。

ツリーの前にはサンタクロース宛の専用郵便ポストもあります。
投函するとサンタクロースから返事が届くかも…!?

川沿いのサウスバンクエリアは、ビビッドなピンク色が美しいブーゲンビリアのトンネルにイルミネーションが施されています。
公園内のステージではサンタクロースやエルフが登場する子ども向けのクリスマスショー(有料)も上演されます。

無料の人工ビーチにはスクリーンが掲げられ、プールに入りながらのクリスマス映画の上映会もあります。
まさに夏のクリスマスならではの催しですね。

コース紹介

距離:約30km

まとめ

北半球の日本とはまた一味違う、南半球オーストラリアの真夏のクリスマス。
北半球出身の人間には少し不思議な感じもしますが、夏ならではで人々がアクティブになり、どこも活気に溢れていています。
「恋人」や「ロマンチック」よりも「家族」「友達」「アットホーム」といった言葉がどこか似合う印象です。
ぜひ一度、オーストラリアでのクリスマス散策ライドも体験してみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド

【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド


2023年の「走り初め」みなさんはどこを選んだでしょうか。もし年末年始をオーストラリアで過ごすなら、世界屈指の観光ビーチ、ゴールドコーストはぜひ走って欲しいところ。
三が日の最終日、ブリスベンから電車とトラムを活用し、ゴールドコーストを走ってきました。気軽に美味しいとこどりができる40kmの新春ビーチライドをレポートします。

スタートは電車の駅から

ブリスベンからゴールドコースト方面へは、ブリスベン市内から公営のTranslink(トランスリンク)の電車が出ています。
滞在先の最寄りの駅からゴールドコースト線に乗車しましょう。

今回利用したのはブリスベンから見て南に位置する郊外のLoganlea駅。
駅には公営の無料駐車場Park&Rideがあるので、車に自転車を乗せ、そこから電車に乗車します。

クイーンズランド州ではTranslinkの電車には自転車は解体せず、そのまま乗車可能です。電車の先頭もしくは最後尾の指定車両に乗るのがルール。特に自転車専用スペースがあるわけではないですが、そのまま乗せて問題ありません。
近年は電動スクーターも流行しているため、駅のプラットフォームには自転車と電動スクーター向けの案内板が出ています。

自転車をそのまま乗降可とあり、プラットフォームから改札の作りもバイクフレンドリー。エレベーターやスロープがあり、ストレスなく移動できます。

▲ドアの真ん中にあるボタンを自分で押して乗降します。

オーストラリアは基本的には車社会で、電車の乗車率がそれほど高くないため、常に自転車乗降可なのかもしれません。
日本でもサイクルトレインが各地でイベントや試験的に広がりつつありますが、より拡充すると便利になりますね。

Helensvale駅からライドスタート

Loganlea駅から4駅先の Helensvale駅で降り、ここからライドスタートです。電車を降りた後、組み立てずにすぐに走り出せるのはやはり快適です。

オーストラリアの公道には日本のようなコンビニエンスストアはほとんどありません。水や補給食など必要なものがあれば、駅のキオスクで購入しておきましょう。

Helensvale駅からは近隣のテーマパークへのバスの他、南のビーチエリアへのトラムG:linkが出ています。自転車でない場合はトラムに乗り換えるのが主流です。

内陸から海岸沿いへ抜ける

Helensvale駅から16km先のSurfers Paradise が最初の目的地です。
最初の8kmは2号線を東へと進み内陸から海岸線を目指します。片側2車線で車の交通量も多いため、十分注意しましょう。

2号線を直進し突き当たると、標識の先に一気に視界が開け、海が目に入ります。

ここは Labrador と呼ばれるビーチエリア。
抜けるような青空、きめ細かい白い砂浜、輝く波が眩しいゴールドコーストの海!

遠方にそびえ立つホテル郡をバックに、波間をヨットやクルーザーが行き交う姿はビーチリゾート感たっぷりです。

▲ホテルにも異国情緒が漂います。

ここから2号線を道沿いに南下し8km先の Surfers Paradise Beach を目指して行きます。
道中のSouth Port エリアにある Broadwater Parklands には夏ならではの巨大ウォータースライダーや水上アスレチックが並び、ファミリー連れで賑わっていました。
公園内の歩行者・自転車専用道をゆったりと漕ぎ進めて行きます。

▲公園内の巨大オブジェ作品『Meddie and Mike』


▲屋根付きのベンチではくつろぐ人の姿も。

Surfers Paradise Beach のある Main Beach エリアへは Gold Coast Bridge(2号線)を渡って行きます。

▲1月頭、橋の入り口にはまだクリスマスツリーがありました。

橋の向こうに見えるホテルやリゾート型アパートメントの摩天楼に圧倒されます。
橋にもしっかりと歩行者・自転車専用道が車道と区別して設けられているため、小さい子連れでサイクリングをする人や、犬の散歩をする人たちもゆったりと橋の景色を楽しみながら渡っています。

 ゴールドコーストの代表的ビーチ Surfers Paradise Beach

Gold Coast Bridge を渡り、2号線をたどりつつホテルやアパートメントのビル群の間を走って行きましょう。
4kmほどでゴールドコーストの代表的なビーチ Surfers Paradise Beach に到着です。

▲コアラの Borobiは、ゴールドコーストで開催された2018CommonwealthGames の公式マスコットキャラクター。

徒歩でのビーチの入口となるCavill Avenueは歩行者専用の繁華街。
通りの両脇にはお土産・衣類・アクセサリー・飲食店などが数多く並びいつも多くの観光客で賑わっています。
自転車を押し歩き、雰囲気を味わってみるのも楽しいですよ。

▲ 無料のウォータータップ(給水所:画像左)があるのもビーチの繁華街ならでは。

通りの東端、ビーチへの入口部分にはオーシャンビューのレストラン以外にも、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が立ち並んでいます。
ここで take away(持ち帰り)して、ビーチで食べる人も多く見られます。

▲Surfers Paradise では クジラ観察ツアーも人気のアクティビティ。

海岸沿いに美しいビーチをはしご


Surers Paradiseで一息入れたところで、ここからさらに南下、約10k先のBurleigh Head National Parkを目指します。
道は至ってシンプル、2号線や海岸沿いのビーチウォークを1本道でひたすら南を目指して走るのみ。
ラウンドアバウト(ロータリー)内にも緑色のバイクレーンが敷かれているところも多く、安心して漕ぎ進められます。

走っているだけでも Broad Beach、Mermaid Beach、Nobby Beach、Miami Beachと名前からしてリゾート感たっぷりのビーチが次々と現れます。
Miami Beach の小高い崖の上にある North Burleigh Lookout で少し寄り道してみましょう。

▲坂の上にある階段を登れば絶景が待っています。
▲ふと足元を見るとオセアニアウォータードラゴンの姿が。

展望台のウッドデッキから北を望めば、延々と続く湾曲した白い砂浜と「クイーンズランドブルー」と呼ばれるエメラルド色の海、リゾートホテル郡が一望できます。

ミシュラン星獲得・ゴールドコースト人気店でラーメンランチ

 Bureigh Head のエアリアへと続く車道沿いには2車線の自転車・歩行者専用道が設けられています。
車が多い通りですが、しっかりと車道と区切られているため安心です。

Burleigh Beach に正午に到着したところでランチタイム。オーシャンビューの小洒落たカフェにも惹かれますが、この日のお目当てはこのエリアでも有名な日系ラーメン店『ZUROZURO RAMEN BAR』です。

オーストラリアの各都市には日系ラーメン店がチェーン、個人経営ともに数多くあり、日本人のみならずローカルのたくさんの人たちを魅了しています。
英語でも ”ramen”と呼ばれ、いわゆる「日本のラーメン」を指し、Chinese noodle とはまた区別されています。

ビーチまで徒歩1分の飲食街にあるZUROZURO。『ミシュランガイド北海道2017』で1つ星を獲得したというラーメン、その名も Michelin Awarded Ramen(21豪ドル)をいただきました。
魚介・豚骨・鶏ガラベースのあっさりめのスープに、細切りポテトフライ、赤玉ねぎ、柑橘系のジュレがトッピングされているのが特徴。

中太で柔らかめの麺は、和風のスープパスタにも近い感覚で、日本の ramen に馴染みのない人にも食べやすいかもしれません。

ホリデー気分を満喫するなら見晴らし台へ

お腹を満たしたところで、Burleigh Heads Beach 沿い・850m先の Burleigh Head National Park の展望スポット Tumugun Lookout  へ。

▲Burleigh Heads Beach には近隣のホテルからレンタサイクルで来る観光客も多数。
▲サーフボード型のベンチがビーチによく似合います。

1月3日のこの日は「今日で年末年始休暇も終わり」という人も多いためか、ソロライドを楽しんでいるサイクリストが私以外にもちらほら。

愛車と共に写真撮影をしていた男性に声をかけると「ゴールドコーストに住んでいるんだけど、明日は仕事初めだし、ホリデー気分を今日のうちに満喫しておこうと思って走ってきたんだ」とのこと。
レバノン出身のカナダ育ちとのことですが、人種や国籍は違っても、サイクリストたちが休暇の最後に考えることは同じようですね。

▲Tumugun Lookout は絶好の記念撮影スポット。

トラム輪行で電車駅へ楽々アクセス

Burleigh Heads エリアからは来た道をたどりながら北上し、Surfers Paradise へと戻ります。
Miami Beach 〜 Mermaid Beach の区間、海岸沿いから1本内陸に入った Hedges Avenue は車は南から北への一方通行のみ、自転車専用レーンが上り・下りの2車線設けられているので、スムーズに走ることができます。


Surfers Paradise へ戻り一息入れたら、Cavil Avenue からトラム(路面電車)に乗って Helens Vale へ向かいます。

Translink の電車と同様、乗降時には駅で交通系ICカード(GoCard)の他有効なカードを tap(タップ)して hop on(乗車) / hop off (降車)します。
各プラットフォームにあるピンクの機械にカードをかざしてから乗降しましょう。

ゴールドコーストのトラムは民間の G:link が運営しています。Translink(公営)の電車では自転車はそのまま乗車OKですが、G:linkのトラムは原則解体・パッキングして輪行となります。
中には堂々とそのまま乗せているサイクリストも見ましたが、プラットフォームには注意書きもしっかりされているので気をつけましょう。

トラムの Cavil Avenue駅 から終点の Helensvale駅までは13駅、約30分ほど。
電車とはまた一味違う、ゆっくりとしたトラムから街の景色を眺めるのも味わい深いです。

トラムと電車の Helensvale駅は直結しており、スムーズに乗り換えることができます。
出発時と同じ Loganlea駅まで電車に揺られて到着し、無事ゴールしました。

▲映画『Avatar: The Way of Water』のラッピング車両を発見。

コース紹介


▼G:link (日本語翻訳対応)
https://ridetheg.com.au/

▼Translink(日本語案内ページ)
https://translink.com.au/node/9146

まとめ

ブリスベン〜ゴールドコーストまで自走で往復すると80km~100kmのコースになりますが、公共交通機関を上手に利用すればブリスベンから日帰りでもゴールドコーストの主要ビーチをたっぷり満喫できるライドができます。

観光地としては Surfers Paradise Beach が世界的にも有名なため常に賑わっていますが、それ以南のビーチはローカルでゆったりとした雰囲気が漂います。自転車でビーチをはしごしながら、ぜひお気に入りのスポットを探してみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【インドネシア】毎週日曜の朝 首都の大通りが歩行者・自転車天国になって賑わう「ジャカルタカーフリー」

【インドネシア】毎週日曜の朝  首都の大通りが歩行者・自転車天国になって賑わう「ジャカルタカーフリー」


日本ではあまり知られていませんが、自転車メーカーがあるインドネシアは、レジャーとしてサイクリングが人気です。
日曜朝には「カーフリー」と呼ばれる大通りの歩行者天国で、多くの人がサイクリングを楽しんでいます。そんなインドネシアのカーフリーサイクリングを、出張者でも楽しめるレンタサイクルを使ってご紹介します。

インドネシアの首都ジャカルタ

インドネシアの首都ジャカルタ(ジャカルタ首都特別州)は、人口約1,000万人と世界有数の大都市です。
その首都を南北に、Jl.M.H.Thamrin(タムリン通り)・Jl.Jenderal Sudirman(スディルマン通り)が通っていて、その地下をジャカルタ都市高速鉄道(2019年3月、第1期区間:15.7km開業)が走っています。
そしてその通りの約6km区間を毎週日曜日6:00~10:00、カーフリー(歩行者・自転車天国)として開放しています。※その他ジャカルタでは5地域で実施。
2020年から約2年間、このカーフリーも休止されていましたが、2022年5月に再開されました。

Sari Pacific Jakartaで宿泊&レンタサイクル

タムリン通りには在インドネシア日本大使館やホテル、ショッピングモールが面しています。日本大使館から北に約800mにあるホテル「Sari Pacific Jakarta」に宿泊すれば、レンタサイクルを利用することができます。

出張者がカーフリーでサイクリングしたくても、通り沿いにレンタサイクルがほとんど無い状況ですが、このホテルに土曜日泊で宿泊すれば、翌朝レンタサイクルでカーフリーサイクリングを楽しむことができます。

朝6:30ホテルロビーで予約していた自転車の貸し出し手続きをして、サイクリングスタート。

自転車はインドネシアの自転車メーカー「POLYGON」のマウンテンバイクです。

カーフリーの風景

6:00ごろまで降っていた雨は上がって多くの人が通りに出てきています。

ホテルからタムリン通りを南へ約1km、日本大使館も近い「Selamat Datang Monument(スラマダタンモニュメント)と噴水。
ここはジャカルタの中心ともいえる場所で、普段多くの車やオートバイが行き交うランドアバウトです。そこを歩いたり、自転車で走れるのですから、カーフリーでは人気のフォトスポットです。

ここから南側がスディルマン通りです。

2019年には無かった自転車レーンが設置されていました。


カーフリーを使った、ランニングイベントもよく見かけます。参加者が、同じ(主催者やスポンサーの)シャツを着てイベントに参加するのがインドネシアでは主流です。


雨上がりの澄んだ空と、水溜まりに映し出された日曜朝のジャカルタは、渋滞が問題となっているジャカルタとは思えない美しい風景です。

高架橋から見下ろす通りも美しい風景です。

スラマダタンモニュメントから約3km、高速道路のインターチェンジがあるSemanggi(スマンギ)。

ここから通りを少し外れれば、サイクルショップ「Rodalink SCBD」があります。
Rodalinkは、自転車メーカーPolygonのグループで、他メーカーの自転車も取り扱うインドネシア最大の自転車チェーン店です。

再び通りに戻って、カーフリーの最南端「Patung Pemuda Membangun(立ち上がる青年の像)」へ。ここもフォトスポットですね。

ここから北へ向かって走ります。

通りには、カメラで撮影する人が多くいます。

彼らはフリーカメラマンで、撮った写真を自身のSNSに掲載し、希望者に高解像度データを販売しています。何とも商魂たくましいですね。

一気にカーフリー北の起点まで約6kmサイクリング。

2019年までは低かったバスレーンの縁石も高くなったことで、バスレーンを走る自転車やランナーはほとんどいません。


何となくバスと自転車・歩行者との距離も、以前より広くなっている気がします。


バスの停留所上には、有料の「展望&フォトスポット」もできていました。


カーフリー北の起点、タムリン通りの「Thamrin Fountain(噴水)」。

この北東エリアは「MONAS(独立記念塔)」が中央にあるあるムルデカ広場。多くの人が憩う日曜の朝はとても穏やかな空気を感じます。

8:30ホテルに到着。2時間約6kmのカーフリーサイクリング終了。

サイクリング後は、ホテルでゆっくりブレックファースト。

コース紹介

距離:15.9km 獲得標高:69m

▼Sari Pacific Jakarta(英語サイト)
https://www.marriott.com/en-us/hotels/jktak-sari-pacific-jakarta-autograph-collection/

まとめ

およそ3年ぶりに訪れたジャカルタのカーフリー。
再開されていたカーフリーは、変わらず多くの人々が楽しむ素晴らしいジャカルタの風景でした。
新しくできたスポットや整備・改善されたものがいくつかあり、進化しているのも感じられました。

朝6時に起床して、雨上がりの晴天という絶好のコンディションの中、レンタサイクルで2時間ジャカルタの街を疾走し、朝食の後はプールでひと泳ぎ。
一年間通して暑いジャカルタならではの、日曜朝のオススメの過ごし方です。

そして11:00、ホテルをチェックアウトして通りに出れば、何事もなかったかのように、いつもの車とオートバイが行き交う街に戻っていました。

執筆:HANADA

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【アルゼンチン】太古の自然が残る、世界の果てウシュアイア

【アルゼンチン】太古の自然が残る、世界の果てウシュアイア

アメリカ大陸の果て、ウシュアイアに到着。すでに夏が終わりを告げ、秋に入ったこの辺境の地は雪に覆われていました。都会から、離れた自然の中では、太古から残る草木、人を寄せ付けぬ山々がそびえ立ちます。眼前を流れる南極海ともつながるビーグル水道を眺めていると、ようやくここまでたどり着いた。と感慨深いものがありました。

▲多くのサイクリストのゴールである、ウシュアイア の看板

海と山が目の前に面する日本のような小さな町では、ハイキングやたくさんのアウトドアアクティビティーを楽しむことができ、幸運にも鯨や、アシカもみることができました。クルーズツアーに参加すれば、ペンギンにも会うことができます。

また、半世紀にわたり、ウシュアイアに住む、日本人男性にも話を聞くことができました。

ウシュアイアって

通称,フィン・デル・ムンド(Fin del mundo)「世界の果て」と呼ばれる。ウシュアイアはアルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州の州都です。アメリカ大陸最南端の町として、国内外から毎年たくさんの観光客が訪れます。人口8万人の小さな町ですが、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから直通便の飛行機もあります。

夏は、ハイキング、冬はスキーと、大きくはない土地ながら、たくさんのアウトドアを楽しむことができます。

ウシュアイア到着

2022年4月アメリカ大陸縦断のゴールでもあるウシュアイアに到着しました。最後の峠は、昨晩からの嵐で雪に覆われていました。このティエラ・デル・フエゴ島は、山が多いため、他のパタゴニア地域よりも風は弱まりますが、時折、やはり風により変形した木を見ることもできます。

ビーグル水道(Canal Beagle)

澄んだ空気と水。毎朝のひんやりとした冷たい空気で心が洗われるようです。

レンタサイクルを借りて、散策

ウシュアイアでは、自転車をレンタルして散策することも可能です。

Ushuaia Extremo Rental

Ushuaia で15年の歴史のある自転車屋さん。同じ通りに2店舗ありこちらの店舗では、自転車をレンタルしています。

<レンタル価格>

1時間:500ペソ (日本円約300円)

*金額、2022年4月現在

 

 

店名 Ushuaia Extremo Rental
住所 Av. San Martín 830, Ushuaia, Tierra del Fuego, Argentina
営業時間 月〜土:9:00 ~ 13:00, 17:00 ~ 21:00
日    :定休日
website http://www.ushuaiaextremo.com/

Home Bike

この場所で5年ほどの自転車屋屋さん。

<レンタル価格>

半日:1,700ペソ(900円)

終日:2,700ペソ (1,400円)

*金額2022年4月現在

 

店名 Home Bike
住所 Gdor. Paz 591, Ushuaia, Tierra del Fuego, Argentina
営業時間 月〜土:10:00 ~ 20:00
日  :定休日
website https://www.facebook.com/pg/Homebikeush/

 

ウシュアイアの見どころ

トレン・デル・フィン・デル・ムンド(Tren del fin del mundo)

南フエゴ鉄道、通称、世界の果て列車。以前は、ウシュアイアの中心地までつながっていましたが、地震の影響により、線路が壊れ、それからは、この世界の果て駅から、国立公園までの約8kmのみの運行となっています。

グラシアル・マルティアル(Glaciar Martial)

マルシアル氷河。登山道が町中から近いため、たくさんの観光客で賑わいます。3時間ほど急な山道を登っていけば、氷河を見ることができます。

▲登山途中から見える綺麗な朝焼け。

▲見えませんがこの新雪の下には氷河があります。

ラグーナ・エスメラルダ(Laguna Esmeralda)

エスメラルダ湖。こちらもウシュアイアで人気のハイキングルート。夏が終わり秋になっていたので、ルートが泥だらけでしたが、綺麗な紅葉が見られました。3時間ほど歩くと、綺麗な湖に着きます。野生の狐を見ることもできます。

ラグーナ・トゥルケーサ(Laguna Turquesa)

エスメラルダ湖から近い、ターコイズ湖。こちらは2時間弱で登り切ることができます。綺麗な透き通った湖です。

エスタンシア トゥネル(Estancia Tunel)

町から繋がる, ロングビーチ(Playa larga)のトレッキングルートを抜けると、エンカホナード川(Río Encajonado)までたどり着きます。その途中に、あるのが、エスタンシア トゥネル【Estancia Tunel】小さな牧場のような場所で、人々がくつろいでいました。途中で、幸運にもいくつかの小さな鯨の群れを見ることもできました。毎年、出産のためにこの入江にやってくるそうです。エンカンホナード川周辺では、たくさんのアシカも見ることができました。

▲エンカホナード川(Río Encajonado)

カスカーダ・デ・ロス・アミーゴス(Cascada de los amigos)

通称、友達の滝。3時間ほど歩くとたどり着く滝。道がわかりづらく迷いました。道を知っている人と、行くことをお勧めします。

パソ・デ・ラ・オベハ(Paso de la oveja)

通称、羊の道。ウシュアイアの中のトレッキングルートの中でも高難易度の登山道です。3〜4時間歩くと、なんとも不思議なアイスケーブ(氷の洞窟)に着くことができます。シーズンも終わっていたので、かなりの雪に覆われていました。ブーツや防寒具など準備をしっかりとして行ってください。また、道が非常にわかりづらいので、道を知っている人といきましょう。

氷の洞窟(cueva de hielo)

https://www.instagram.com/reel/CgbDu6zFwDK/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

▲登山の様子

日本人もりあきさん

たまたま知り合った地元民から、ウシュアイアには日本人が長い間住んでいると話を聞き、尋ねてみました。

教えられた場所には、食材や飲み物を売っている小さな商店があり、中にはもりあきさんという男性が住んでいました。突然、訪ねたにもかかわらず、家の中へ迎え入れて、話を聞かせてくれました。

沖縄出身のもりあきさんは、昭和18年生まれ、オートバイで数年間アメリカ大陸を旅し、1969年に、ウシュアイアに到着しました。なんとそれから、ウシュアイアで生活をしているとのこと、3人のお子さんもここウシュアイアで立派に育てられました。58年間、一人でこの商店も営まれていましたが、なんと数週間ほど前に3人の強盗が、店に入り、怪我をしたため、現在は、少しの間、店は閉められていました。この辺境の地でも、アルゼンチンの治安は良くないです。早く良くなってもらいたいものです。

着くまで知りませんでしたが、ウシュアイアに着く前にある、モーターバイクミュージアムには、もりあきさんの旅の様子などの写真が展示されているそうです。

▲家の中には日本を感じられる品の数々。
▲商店「YUKITO」は、息子さんの名前。

パルケ・ナショナル・ティエラ・デル・フエゴ(Parque Nacional  Tierra del fuego)

ティエラ・デル・フエゴ国立公園。世界最南端の国立公園です。たくさんのトレッキングルート、最南端の郵便局、最南端の岬と、最南端だらけ。ウシュアイア一番のトレッキングルート、グアナコの丘ルート(Senda Cerro Guanaco)もナショナルパーク内にありますが、シーズンが終わっており、チャレンジできませんでした。

世界最南端の郵便局

世界で一番南にある郵便局は国立公園内にあります。ここから日本に手紙を送ることもできます。

▲野生のキツツキ

アシガミ湖(Lago Acigami)

無音の中に澄んだ湖。とても神秘的でした。

ラパタヤ湾(Bahia Lapataia)

国立公園内にある、ラパタイア湾。世界で一番南にある岬です。これより先は道がありません。ここが、文字通りの「世界の果て」です。

▲正真正銘「世界の果て」

 

まとめ

今回は、ウシュアイアの様子をお伝えしました。

パタゴニアの強風を抜け、たどり着いた町は、山と海を楽しめるとても素敵なところでした。周辺の地形や自然は、他のどの場所とも違った、とても神秘的な場所で、狐や鯨、アシカ、ペンギンなどたくさんの野生動物も見ることができます。何より、日本からほど遠い世界最南端という世界の果てに佇み、南極海と繋がるビーグル水道を眺めるのはとても贅沢な時間でした。

「世界の果て」ウシュアイア。皆さんのバケットリストに追加してみるのは、いかがでしょうか。

 

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくことになりました。今回は、第1弾として、津田さんの「これまで」の自転車旅と「これから」の自転車旅の予定についてご紹介します。 ソルトレイクシティー(アメリカ合衆国)プロフィール名前津田 幸洋よみがなつだ ゆきひろ何年生まれ昭和60年出身地福岡県福岡市プロフィール父親は、漁師で漁師町で、幼少期を過...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、ブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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