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記事タグ: アルゼンチン

【アルゼンチン】自転車ショップ・バイクレンタル情報 IN サルタ

【アルゼンチン】自転車ショップ・バイクレンタル情報 IN サルタ

 

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

皆さんは海外旅行中、街中を散策するときには、歩いて回ることが多いのではないでしょうか。しかし、自転車をレンタルして街中をサイクリングしてみるのもいいものです。

効率的に見たい場所を回ることで、忙しいスケジュールの中では、時間の節約にもなりますし、自転車で走ることによって、違った景色をみることができたり、気分転換にもなります。

ということで、今回はサルタ(アルゼンチン)の自転者屋さん、バイクレンタル情報を紹介します。

バイクショップ

1, PROBIKE SALTA

PRO BIKE SALTA は街の中心から、自転車で5分程のところにあり、自転車販売店ですが、修理なども対応してもらえます。

▲PRO BIKE SALTA

 

▲バイクスタンドも完備

 

以前は、カフェも併設されていました

現在は、販売エリア拡大のため、カフェは閉まっています。

▲メンテナンス部門

 

 

 

 

 

オーナーのファンさん(Juan Massariol さん)(写真:右)と従業員の方が丁寧に対応してくれました。

ファンさんはPRO BIKE SALTA を始めて3年目。ビジネスを始めた当初は、バイクツアーも行っていましたが、現在は、バイクショップのみです。

サルタでは、マウンテンバイクでのサイクリングがポピュラーで、特に冬は大勢が山へマウンテンバイクサイクリングへ出かけます。夏は、ロードバイクが人気です。

以前は、町の中心にお店があったとのことですが、1年半前に今の店舗に移動されました。店内は、とても新しく綺麗です。

今は、Giant, Sunpeed, Top Mega の販売店ですが、将来は、他のバイクブランド輸入から販売まで、手掛けたいと夢を語ってくれました。

ファンさんとって、自転車は?という問いに対しては、「フリーダム (自由)!」と答えてくれました。

 

 

 

販売のラインナップは、Giant, Sunpeed, Top Mega。

Top Mega はアルゼンチンの国産メーカーです。

▲ウェア類も充実

オーナーのファンさん、最後にボトルをプレゼントしてくれました。

自転車の購入、修理は、PROBIKE にお任せ!

 

店名 PRO BIKE SALTA
住所 12 de Octubre 623, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金: 9:00 ~ 18:00
土: 9:00 ~ 13:00
日: 定休日
website https://probikesalta.com.ar

 

2, La Comúe

La Comúeは街の中心にある、小さな自転車屋さん。

レンタサイクルを行っているとのことで、取材に行ってみましたが、現在は、レンタサイクルは休止されて、修理と、販売のみを行っています。

特に、ビンテージバイクの修理、販売に力を入れています。

オーナーのフランシスコさん。親切に自転車のことを教えてくれました。

また、自転車旅行者に対して、協力的なフランシスコさん。たくさんの旅行者の自転車をメンテナンスしていたりするそうで、

「何かあれば手伝ってあげるから言ってね。」ということでした。

 

小さな店内ですが、たくさんのビンテージ自転車や、部品が展示されています。

▲自転車スタンドも完備

ビンテージバイクに興味のある方。または、自転車旅行者の方は、一度訪ねてみてください。

 

店名 La Comúe
住所 Santiago del Estero 778, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金: 10:00 ~ 19:00
土:   10:00 ~ 14:00
 日: 定休日
website https://www.instagram.com/lacomue/

 

バイクレンタル

 FIT Moto Rental

自転車のレンタルを行っている、FIT Moto Rental。

車やモーターバイクのレンタルも行っています。

マウンテンバイクのレンタルを行っています。24時間レンタルで1000 ペソ (約1100円)

(*価格2021年7月時点 )

オーナーのニコさん。

 

自転車以外にも、電動キックボードのレンタルも行っています。こちらは、2時間で1000ペソ。

 

店名 FIT Moto Rental
住所 Caseros 213, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金: 9:00 ~ 17:00
土  :9:00 ~ 13:00
日   定休日
website https://www.facebook.com/FITCarRental.Noa/

まとめ

今回は、バイクショップとバイクレンタルショップを紹介しました。

どのオーナーさんもとても親切に対応してくれました。サルタの街は、坂道もなく気候も温暖なのでサイクリングに最適です。

サルタへ訪れた際には、自転車をレンタルして、街中を散策してみるのはいかがでしょうか。

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】海外サイクリングロード情報 in サルタ

【アルゼンチン】海外サイクリングロード情報 in サルタ

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲ Hiro インタビュー記事

海外で、サイクリングすることは好きですか? 海外でのサイクリングは日本では、見られない景色、自然や建造物を楽しむことのできる絶好のチャンスです。

しかし、旅行中にサイクリングするときには、環境や道路状況もわからないことが多いです。楽しいはずのサイクリングが、事故に遭ったり、怪我をしては、せっかくの旅行が台無しです。

例えば、ラテンアメリカ(中南米)では、歩行者優先という概念はなく、自動車優先です。

自動車は、道路で歩行者や自転車を待ってはくれません。青信号で横断歩道を歩いて渡っていると、後方から左折や右折してくる車に「早く行け!」と、クラクションを鳴らされるほどです。日本の交通環境がどれほど安全か、身に染みてわかります。

安全にサイクリング楽しむためにも海外では特に、サイクリングロードをサイクリングすることをお勧めします。

今回は、サルタ(アルゼンチン)市内のサイクリングロードを紹介します。

サルタは、アルゼンチンの中では比較的サイクリングロードが整備された都市です。

 1, サルタのサイクリングロード

ベルグラーノ通り(Avenida Bergrano)

サルタの中心を通る大通り。自転車道は一方通行で西から東のみの通行です。

プラザ・ベルグラーノやモニュメント・ヘネラル・サンマルティンへ行くことができ、街の中心 プラザ・9・デ・フリオの近くを通ります。

 

 

▲ベルグラーノ通り

 

▲自転車専用の通行帯も整備されていて安全に通行できます
▲所々に、駐輪場もあります

この先に、モニュメント・ヘネラル・サンマルティンと市立自然保護区のセロ・サンベルナルドがあります。

※セロ・サンベルナルドについてはこちらの記事で紹介しています。

【アルゼンチン】アンデス高原の麓、豊かな自然に囲まれた街サルタの紹介 
こんにちは。Hiroです。自転車で世界を旅しています。 ▲インタビュー記事。COVID-19の影響で、まだまだ自由に旅行できない日々が続きますが、いかがお過ごしですか。 新型コロナウィルスがおさまり次第、旅行に出かけようと...

アルバラド通り (Calle Arvarado)

ベルグラーノ通りと反対に東から西の自転車道(一方通行)が、このアルバラド通りは、街の中心やプラザ・アルバラドを通るため、交通量が多く、安全な運転に注意が必要です。

 

 

▲アルバラド通り

 

▲中心部は人もクルマも多いので、特に安全に配慮が必要です

 

▲まちのところどころに駐輪場があります

 

▲隣接する自転車レーンを横切って曲がろうとしていることを明示している看板

レイェス・カトリコス通り(Avenida Reyes Catolicos)

南北に繋がる自転車道です。大通りに挟まれる形で作られており、前述のサイクリングロードよりも広く走りやすいです。両方向通行可能です。プラザ・サンマルティンや長距離バスのバスターミナル、アルト・ノアショッピングセンターへ行くことができます。

▲レイェス・カトリコス通りの自転車専用の通行空間

 

▲気持ちよく自転車で走れる空間

 

 

▲天気がいい日には気持ちがいいですね

 

シルクンバラシオン通り (Circunvalación)

こちらも、南北に繋がる、自転車道(両方向通行可能)です。サルタ北部のバケロス(Baqueros) まで行くことができます。公立のサルタ大学、ビセンテナリオ公園へもこの自転車道で、行くことができます。

(※ビオセンテナリオ公園については、本記事の後半で紹介しています。)

 

▲シルクンバラシオン通りでは、双方向の自転車専用の通行空間となっています

 

▲時折、自動車道と交差する区間もあるのでご注意ください

 

▲車道と車道の間に自転車専用の通行空間が整備されており、日本だと見慣れない光景です

 

2, ビセンテナリオ公園 (Parque del Bicentenario)

ビセンテナリオ公園は、町の中心からシルクンバラシオン通りを通って、行くことのできる大きな運動公園で、のんびりしたり、チリが誇る芸術家の彫刻を観賞したり、無料のイベントに参加したりできる都市公園です。

立派なゲートがありますが、入場は無料です。

▲立派な門があります
▲緑の豊かな公園です
▲大きな公園なので、看板完備
▲駐輪場

現在は、パンデミックの影響で利用できませんがレンタサイクルもありました。

以前は、1時間 20ペソ (約30円) で貸し出していました。

今後の営業情報・価格については、website にてご確認ください。

http://parques.salta.gob.ar/actividades-detalle/182

 

▲レンタサイクル置き場

綺麗に整備されており、子供から大人まで、ランニングや、ローラースケート、サイクリングを楽しむことができます。

▲スケートパーク
▲快適なサイクリングロード
▲サッカー場

 

▲広大な敷地
▲日が暮れてきました
▲夕暮れ時にいったので、大きな月が出ていました。
▲写真ではわかりにくいですが、綺麗な月でした
▲大きな公園なので、歩いて一周すると1時間くらいかかります。いい運動ですね。
公園名 Parque Bicentenario
住所 Av. República de Bolivia, 4400 Salta, Argentina
営業時間/電話番号 月〜土: 8:00 ~ 22:00       日: 定休日

0387 154766677

website  http://parques.salta.gob.ar/actividades-detalle/182

3, まとめ

今回は、サルタ市内のサイクリングロードを紹介しました。

サルタでは、東西南北にサイクリングロードが整備されており、安全にサイクリングを楽しむことができます。

街から少し離れますが、おすすめは、ビセンテナリオ公園です。広大な敷地を颯爽とサイクリングできます。

サルタへ来た際には、是非、安全なサイクリングロードでサイクリングも楽しんでください。

 

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】海外のバイクフレンドリーカフェ IN サルタ

【アルゼンチン】海外のバイクフレンドリーカフェ IN サルタ

こんにちは、Hiroです。自転車で世界を旅しています。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

皆さんは、海外旅行中にカフェでコーヒーや、地元のクラフトビールを飲んだりすることは好きですか?

旅行中に、チェーン店ではない、その街独自のカフェやレストランでコーヒーを飲んだり、食事をすることは大きな楽しみの一つです。そして、そのカフェやレストランが、サイクリストに優しいサービスを提供してくれるカフェであれば、尚更ではないでしょうか。

今回は、僕が滞在していた、サルタ(アルゼンチン) のサイクリストに優しいカフェを紹介します。

1, BICI CAFE

Bici cafe は、町の中心、プラザ9・デ・フリオから歩いて、5分のところにあります。

biciとは、スペイン語で、自転車のことです。

オーナー兼バリスタのセバスチャン・ロメロさんは、SCA(Specialty Coffee Association)の資格を持っています。

セバスチャンさんにインタビューをしながらカフェの紹介していきます。

BICI CAFE
▲BICI CAFE オーナーのセバスチャンさん
▲サイクリストに優しい!サイクルスタンド完備
▲このロゴが目印
▲朝日が気持ちいい外のテーブル
▲HORARIO とは営業時間のこと

アルゼンチンには、シエスタ文化があるため、12:30から、17:00はお店は閉まっています。

▲通りに面した、日当たりの良いカフェスペース

 

▲奥まった席も壁に花の絵が描かれており癒されます

 

▲コーヒーメニュー

コーヒー

コロンビア産のコーヒー豆を使用した、スペシャリティーコーヒーが自慢です。

アルゼンチンでは、メニューが、カフェ(ブラックコーヒー)かカフェ・コン・レチェ(ラテ)しかないところが多いですが、ビシ・カフェには、たくさんのメニューがあります。

▲アルゼンチンで定番のメディア・ルナ(クロワッサン/写真:右下)やトルティーヤ(写真:中央下)が並びます
▲できあがり!!はいどうぞ

定番のコーヒーを2種類いただきました。

コーヒー豆は、コロンビアから取り寄せています。

ひとつは、フラットホワイトのダブルエスプレッソ。もう一つは、フラットホワイトのダブルエスチューロ。

▲コロンビア産の新鮮なコーヒー豆を使用しています。
▲特注のお店ロゴ入りエスプレッソマシン
▲コーヒーを入れてもらいます
▲エスプレッソを抽出して
▲ミルクを温めます
▲ラテアートも施して完成!

コーヒーを2杯いただきましたが、どちらも、ガツンとコーヒーらしさが感じられ、深い味わいでした。

▲街並みを眺めながらおいしいコーヒー
▲かわいいラテアートも
▲暖かい日には外の席で

ストーリー

セバスチャンさんは、以前は写真にあるトリシクロ(Triciclo)で移動販売をしていました。

トリシクロとは、荷台付きの三輪車という意味です。

以前はサルタの街をこのトリシクロで移動しながら、コーヒーを販売していました。

遠くの街へ販売に出ることもあり、その時にはトレーラーにトリシクロを乗せて、他の町まで移動し販売をしました。

トリシクロで、移動販売を2年間続けた後、この場所にカフェをオープンしました。奥さんと二人三脚のビジネスはトータルで4年目を迎えました。

トリシクロの内部には、2つのバッテリーと、インバーターが、設置されています。

お湯はガス火で、エスプレッソマシンはバッテリーとインバーターで稼働させて、街角で本格スペシャリティーコーヒーを販売していました。

▲トリシクロ内部。下部に、2台のバッテリーと、上部にパワーインバータ

現在も、奥さんと共に、カフェをきりもりしています。

セバスチャンさんへのインタビュー

Q1.トリシクロでコーヒーの移動販売を始めたきっかけ。

アルゼンチン南部での仕事を辞めて、故郷のサルタに戻ることを考えたときに、暮らすための収入を得るだけでなく、故郷に付加価値をもたらすような企業を作りたいと考えました。

サルタはアルゼンチンにおいて重要な観光地ですが、サルタのコーヒー産業は国内外の観光客が求める品質に応えられていないと感じました。

▲路上でコーヒーを販売していた頃のセバスチャンさん

路上で商売をする企業の社会的地位の向上も目指し、Bici-Caféというモデルを選択しました。

自転車でのコーヒー移動販売というモデルは注目を集めました。かつて様々な仕事で使われていた古い三輪車を模してデザインしたので、見覚えのある人にとっては、懐かしく感じたことでしょう。

▲トリシクロ

このプロジェクトの付加価値には、社会貢献も含まれます。環境への配慮として、エスプレッソマシンとミルの使用にはガソリン発電機ではなく、バッテリーシステムとガスボンベを組み合わせて、よりエコロジーに、最低でも連続6時間の使用を実現しました。

Q2.自転車に対する想い。

私たちの子供の頃の最初のチャレンジの一つが自転車です。私たちは、初めて自転車に乗る時、恐怖に直面にしました。それから、練習を積み、乗れるようになります。自転車に乗れるようになるまでの、恐怖を克服するということは、少年時代のかけ替えのない経験のひとつです。

その経験は、大人になるにつれて直面する様々な恐怖を「大したものではない。」と、克服する助けになる事でしょう。

また、自転車に乗ることは、信じられないほどの自由を体感することができます。

Q3.読者へメッセージ

 従業員として働いた後、独立し、それは、これまでの人生で最高の決断でした。

それは、ビジネスにおいての経済的な側面だけでなく、私が得た人間関係においてもです。

私は彼らから、さまざまなテーマについて多くのことを学びました。私は日々の生活に向き合うことができる人間になったと感じています。

子供の頃に経験した自転車に対する挑戦のように、私たちは、常に自分自身の課題を見つけ、それを解決し、次のレベルの課題に挑戦することを続けなければなりません。Saludos(乾杯)✌🏽☕🚲

笑顔の素敵な、セバスチャンさん、サルタにきた際には、ぜひ、ビシカフェを覗いてみてください。

▲美味しいコーヒーがあなたを待っています。
▲奥さんとセバスチャンさん、素敵な夫婦でした
店名 BICI CAFE
住所 Zuviria N°333, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金: 8:00 ~ 12:30, 17:00 ~ 21:00
土: 9:00 ~ 12:30 18:00 ~ 21:00
日: 定休日
website https://www.instagram.com/bicicafesalta/?hl=ja

2. KATER restobar (カーター・レストバル)

こちらも町の中心から程近い、カーター・レストバル。

レストバルとは、レストランとバーの中間のような場所です。日本式だと、まさに居酒屋ですね。

黄色の大きな看板が、印象的なレストバルです。

オーナーさんはいない時間でしたが、従業員の方に話を聞きました。

お店をオープンして、2年のこのお店は、お店自家製のサルベーサ・アルテサナル(クラフトビール)が自慢のお店です。

▲人通りの多い通りに面しています
▲外の席でリラックス。ピザやエンパナーダのプロモーションも
▲バイクスタンド完備

自転車で来店すると、15%オフのサービスがあります。サイクルスタンドも完備。

週末には、サイクリング帰りのサイクリストたちが、集まります。

15:00 ~ 19:00 までは、ハッピーアワーとなっており、

500ml のクラフトビールが、180ペソ(200円)で味わうことができます。(価格:2021年 6月 現在)

ハッピーアワー中もカフェ利用はできるので、自転車に乗って帰る場合は、ノンアルコールのドリンクをお楽しみください。

▲お洒落な店内
▲メリエンダ(軽食)メニューもあります
▲メニュー

メニューは、一般的な、バーのメニュー、フライドポテトや、ハンバーガーに加え、シュニッツェルなどのドイツ料理が味わえます。

▲従業員の方が、優しく対応してくれました

サルタに来た際は、自転車に乗って、カーター・レストバルへ。

店名 KATER restobar
住所 Vicente López Esq Santiago Del Estero Salta, Argentina
営業時間 月〜日:  15:00 ~24:00
website https://www.instagram.com/katerrestobar/

 

3, まとめ

今回は、自転車にまつわるお店を2件紹介しました。地元のカフェやレストランを巡るのも旅行の醍醐味です。

カフェで、朝日を浴びながら、こだわりの美味しいコーヒーを飲み、一日の終わりには、地元の1杯のクラフトビール。

あなたのサルタ滞在が素晴らしいものとなりますように。

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】海外でのレンタルサイクリングツアー IN サルタ

【アルゼンチン】海外でのレンタルサイクリングツアー IN サルタ

 

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲ Hiro インタビュー記事。

 

皆さんは、知らない場所をサイクリングするのは好きですか?

旅行中に、初めて訪れた街を散策することはありますが、周辺の自然の中を、マウンテンバイクでサイクリングすることだってできるんです。

どの国も都会は、そこまで違いがありません。ビルが立ち並び、ショッピング街、レストラン街、公園や博物館などを見て回ることになるでしょう。

しかし、一歩、都会の喧騒を抜け出してみると、そこには、今まで見たことのなかった、その国の本来の自然や動物たちを発見することができます。またはその地域独自の風習文化、歴史的建造物に触れることができるかもしれません。

今回は、サルタ(アルゼンチン)の街で旅行中にも参加できる、ガイド付きバイクツアーを紹介します。

MTB Aventura Salta 概要

MTB Aventura Saltaは、日本語で言うと、「マウンテンバイク アドべンチャー サルタ」です。

名前の通り、メインは自転車でのツアーですが、それだけではなく、自転車のレンタル、販売、修理・メンテナンスまで行ってくれる、オールマイティーな自転車乗りに優しいお店です。ここまでトータルで営業しているのは、サルタではここだけです。

街の中心から歩いて10分ほどの場所にある。MTB Aventura Salta。

▲この看板が目印

ツアー紹介

MTB Aventura Saltaでは、ガイド付きのサイクリングツアーを行っています。

ツアーガイドは、スペイン語、英語、ポルトガル語に対応しています。

ツアーには、泊まっているホテルや宿までの送り迎え、自転車、ヘルメットレンタルが含まれ、半日から1泊2日のものま申し込むことができます。

 

自転車ツアーの種類は、以下の4種類ありますが、こちらについて記事の中でご紹介していきます。

半日:サルタユンガスツアー(サン・ロレンソ)

一日:トロ渓谷ツアー(カンポ・キハノ)

一日:クエスタ・デル・オビスポ

1泊2日:カファヤテ(cafayate) ツアー

 

半日:サルタユンガスツアー(サン・ロレンソ)

ツアー時間:10時〜14時。または、14時〜19時。

走行距離:20km

サン・ロレンソの山道をマウンテンバイクで走ります。子供から大人まで、半日でサルタの自然を体感できます。

■ツアー価格:2,900 ペソ (約3,300円)

(*価格2021年7月時点。)

 

一日:トロ渓谷ツアー(カンポ・キハノ)

ツアー時間:10時〜17時

走行距離:35km

カンポ・キハノにあるトロ渓谷の1日ツアー。

鬱蒼と茂るジャングルの中を走り、滝などを見学します。ランチ付き。

■ツアー価格:3,900 ペソ(約4,500円)

(*価格2021年7月時点。)

 

一日:クエスタ・デル・オビス。ダウンヒルツアー

ツアー時間:9時〜18時

走行距離:43km

アンデス山脈に位置するカチは小さな村ですが、有数の観光地です。そのカチへの道で、最高地点である標高3348mから、マウンテンバイクで下っていきます。

サルタ周辺で一番と言われる景色の中を自転車で下るのは爽快です。

■ツアー価格:6,500 ペソ (約7,500円)

(*価格2021年7月時点。)

 

1泊2日:カファヤテ(cafayate) ツアー

ツアー時間:9時〜翌日17時

走行距離:2日間合計100km

サルタ〜カファヤテのサイクリング、ハイキングツアー。カファヤテは、サルタ周辺で人気の観光スポット。品質の高いワインは、味わってみる価値あり。

ワイナリー見学。滝を目指す、ハイキング有り。

■ツアー価格:17,000ペソ (約19,000円)

(*価格2021年7月時点。)

 

▲この機会にタンデム自転車でツアーに参加してみては?
▲ランチタイム!
▲ツアーでは、車も並走してくれます。
▲「がんばれ〜!」
▲メンテナンスの方もツアーに同行
▲ツアー参加者はハッピー!

レンタルバイク

 

▲マウンテンバイクをレンタルできます

バイクレンタルのみの場合の料金はこちらです。

1日 (11:30 ~ 19:00) 1,500 ペソ (約1,700円)

24時間 1,700 ペソ (約1,900円)

(*価格2021年7月時点。)

 

▲レンタル用のマウンテンバイクが沢山用意されています

40台以上のレンタル用に取り揃えています。

販売・メンテナンス

自転車の販売も、VENZO, TOPMEGA, SKINRED, RALEIGH 等を販売しています。

▲販売している自転車たち

 

▲修理も行っていて、安心してサイクリングが楽しめます

ベーシックメンテナンス 2,500 ペソ(約2,800円)と気軽にお願いできる価格です。

(*価格2021年7月時点。)

▲サイクリングで困ったときに頼れる安心感!!

 

オーナーさん紹介

▲MTB Aventura Salta オーナー フランシスコさん

オーナーの フランシスコ(Francisco Castellanos) さん。

2007 年から、MTB Aventura Salta を経営しています。以前は、他の場所にショップとホステルも営業していたそうですが、現在はこのショップのみです。

 

パンデミックの影響で、バイクツアーがなくなってしまったので、自転車の販売と、一般客向けの修理、メンテナンスも始めました。

2019年までは、たくさんの旅行者が、ツアーに参加し、最大で30人のグループのガイドツアーも行っていたそうです。

フランシスコさんは、元々自転車が好きで、サルタ周辺には、たくさんの見所があるため、自転車でのガイドツアーの会社を立ち上げ、現在に至ります。

 

フランシスコさんにとって自転車は?と尋ねると、『passion!』(「情熱だ!」)と答えてくれ、

将来は、世界各地からの観光客が、ツアーに参加し、ビジネスを大きくしたいと語ってくれました。

 

フランシスコさんからのメッセージ

「世界中の皆さんのお越しをお待ちしています。一緒にここサルタで自転車を楽しみましょう!」

 

店名 MTB Aventura Salta
住所 Sta Fe 59, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金 : 11:30 ~ 19:00 
website https://mtbsalta.com/en/

https://www.instagram.com/mtbsalta/

まとめ

パンデミックにより、ツアーが、1年以上できない状況ですが、今後たくさんの旅行客がバイクツアーを楽しむことでしょう。

サルタ周辺には、渓谷や滝、豊かな森、綺麗な湖もあり、少し足を伸ばせば、アンデス山脈の悠久の自然を体感することだってできます。

 

皆さんも、サルタで、ガイド付きのバイクツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】マウンテンバイクトレイルツアーレポート IN  サルタ

【アルゼンチン】マウンテンバイクトレイルツアーレポート IN  サルタ

 

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲ Hiro インタビュー記事。

 

皆さんは、自然の中をマウンテンバイクで、かけ巡ることは好きですか?

日本で、山の中をマウンテンバイクで、走り抜けたことはあるかもしれませんが、海外、しかも南米でマウンテンバイクツアーに参加することもできるんです。

サボテンの生茂る、乾燥した茶色の山や、自由に放牧された動物たち、道のすぐそばを流れる清流など、今までは見ることがなかった日本とは違った景色の中を走り抜けることができます。

今回は、以前の記事にて、「旅行中にも参加できるサイクリングツアー」として紹介した、MTB Aventura  Salta の半日ツアーに参加してきました。

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MTB Aventura Salta 概要

MTB Aventura Saltaは、日本語で言うと、「マウンテンバイク アドべンチャー サルタ」です。

名前の通り、メインは自転車でのツアーですが、それだけではなく、自転車のレンタル、販売、修理・メンテナンスまで行ってくれる、オールマイティーな自転車乗りに優しいお店です。ここまでトータルで営業しているのは、サルタではここだけです。

ツアー紹介

MTB Aventura Saltaでは、ガイド付きのサイクリングツアーを行っています。

ツアーガイドは、スペイン語、英語、ポルトガル語に対応しています。

ツアーには、泊まっているホテルや宿までの送り迎え、自転車、ヘルメットレンタルが含まれ、半日から1泊2日のものまで申し込むことができます。

 

半日:サルタユンガスツアー(サン・ロレンソ)

ツアー時間:10時〜14時。または、14時〜19時。

走行距離:20km

サン・ロレンソの山道をマウンテンバイクで走ります。子供から大人まで、半日でサルタの自然を体感できます。

■ツアー価格:2,900 ペソ (約3,300円)

(*価格2021年7月時点。)

今回のツアーは、半日のサルタユンガスツアーです。

朝10時に MTB Aventura Salta に集合し、その後、車で他のお客さんをホテルに迎えに行きます。

お客さんをピックアップしたら、サン・ロレンソの方面を目指します。

今回は、ブエノスアイレスから休暇で遊びにきていたアンヘルさんとカルラさんのカップルと一緒です。

 

ラス・コスタス(Las Costas)

出発地のラス・コスタス村へ!

▲街から離れ、車でサイクリングを行う場所を目指します。いい天気!
▲ラス・コスタスという村の公園に到着しました。今日はここから出発です。
▲今日は、オーナーのフランシスコさんが、ガイドです。
▲今日のメンバー左から、アンヘルさん、カルラさん、ガイドのフランシスコさん。
▲準備を済ませたら、簡単な注意事項、日程等を説明してくれ、11時に出発です。

出発

▲では、出発進行!!
▲初めは砂地の未放送路を進みます。
▲天気もいいし気持ちいいー!
▲緩やかに登っていきます。
▲砂利道に変わりました!
▲木陰の道もいいですね!
▲最初の休憩地に到着!

 

https://tabi-rin.com/wp-content/uploads/2021/07/MVI_8028.mp4

 

▲開けた丘がきれいです

景色のきれいな丘で休憩

▲丘の上でしばし休憩です。
▲丘の上からは、サルタの街を眺めることができます。
▲フランシスコさんが用意してくれた、果物をいただきました。
▲景色を眺めながら、のんびりと話をしながら休憩です。
▲羊が放牧されています。
▲長閑な景色
▲記念撮影
▲アンヘルさんと、カルラさん

 

https://tabi-rin.com/wp-content/uploads/2021/07/763abd2a00f7b479085ec50c96437455.mp4

清流に到着

▲休憩の場所から少し走り、川に到着しました。
▲サン・ロレンソの清流です。
▲ここでもパシャリ
▲道は険しくなり、上りもきつくなっていきます。
▲小さな川も一つ超えました。

ケブラーダ・デ・アルテアガ (Quebrada De Arteaga)

ケブラーダ・デ・アルテアガは、自然本来の美しさを保っており、その地域に生息する野生動物やサルタの街とその周辺のパノラマの景色を眺めることができるなど、トレイルに適した地域です。

▲目的地のケブラーダ・デ・アルテアガに到着しました。
▲子供の頃のように自転車を駐車します。
▲記念撮影1
記念撮影2
▲少し休憩をしたら、出発です。
▲行きは上りだったので、帰りは下りです。
▲転ばないように気をつけます。

川越え

▲濡れないように川を渡ります。
▲勢いをつけて!
▲無事に全員り終えました。
▲下りはブレーキを使いながら慎重に進むようにと、指示が出ます。
▲農場の横を通り
▲来た時とは、別のルートを進みます。
▲岩場の険しいダウンヒル。
▲開けたところにでて、パシャリ!
▲さっきまでとは、また違った雰囲気ですね。
▲振り返ると、サン・ロレンソの山並みがきれいです。

ダウンヒル

▲ダウンヒル
▲ブレーキを使いながら、転ばないように
▲こちらは、颯爽と!
▲干上がった川も超えました

ラストスパート

▲残りは後少し!
▲広い道まで戻ってきました

到着

▲13:30 到着! 出発地の公園へ帰ってきました!
▲手早く、後片付けをして帰路へ。
▲サルタの街へ戻り、アンヘルさんと、カルラさんをホテルまで送り届けます!2人は、残りの休暇を楽しみます。ブエンビアヘ!(良い旅を!)

 

店名 MTB Aventura Salta
住所 Sta Fe 59, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金 : 11:30 ~ 19:00 
website https://mtbsalta.com/en/

https://www.instagram.com/mtbsalta/

まとめ

今回のツアーは、半日の一番短いツアーでしたが、天候にも恵まれ、十分に楽しむことができました。

MTB Aventura Salta のツアーでは、終日のものから1泊2日のものまで、体力や日程に合わせたツアーに申し込むことができます。

南米の人は、フレンドリーで明るい人が多いのでスペイン語を話せなくてもすぐに仲良くなれます。

今回、一緒に走ったメンバーもいい人ばかりで、すぐに仲良くなれました。

街中の喧騒から外れ、たまには自然の中をマウンテンバイクで走り、青空を眺めながら、きれいな空気を深呼吸することで、ストレスが発散され、心が洗われました。

皆さんも、サルタで、ガイド付きのバイクツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋
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2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲ Hiro インタビュー記事。

 

皆さんは、自然の中をマウンテンバイクで、かけ巡ることは好きですか?

日本で、山の中をマウンテンバイクで、走り抜けたことはあるかもしれませんが、海外、しかも南米でマウンテンバイクツアーに参加することもできるんです。

サボテンの生茂る、乾燥した茶色の山や、自由に放牧された動物たち、道のすぐそばを流れる清流など、今までは見ることがなかった日本とは違った景色の中を走り抜けることができます。

今回は、以前の記事にて、「旅行中にも参加できるサイクリングツアー」として紹介した、MTB Aventura  Salta の全日ツアーに参加してきました。

【アルゼンチン】アンデス高原の麓、豊かな自然に囲まれた街サルタの紹介 
こんにちは。Hiroです。自転車で世界を旅しています。 ▲インタビュー記事。COVID-19の影響で、まだまだ自由に旅行できない日々が続きますが、いかがお過ごしですか。 新型コロナウィルスがおさまり次第、旅行に出かけようと...
【アルゼンチン】自転車ショップ・バイクレンタル情報 IN サルタ
 こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。▲Hiro インタビュー記事 皆さんは海外旅行中、街中を散策するときには、歩いて回ることが多いのではないでしょうか。しかし、自転車をレンタルして街中をサ...

MTB Aventura Salta 概要

MTB Aventura Saltaは、日本語で言うと、「マウンテンバイク アドべンチャー サルタ」です。

名前の通り、メインは自転車でのツアーですが、それだけではなく、自転車のレンタル、販売、修理・メンテナンスまで行ってくれる、オールマイティーな自転車乗りに優しいお店です。ここまでトータルで営業しているのは、サルタではここだけです。

ツアー紹介

MTB Aventura Saltaでは、ガイド付きのサイクリングツアーを行っています。

ツアーガイドは、スペイン語、英語、ポルトガル語に対応しています。

ツアーには、泊まっているホテルや宿までの送り迎え、自転車、ヘルメットレンタルが含まれ、半日から1泊2日のものまで申し込むことができます。

 

一日:トロ渓谷ツアー(カンポ・キハノ)

ツアー時間:10時〜17時

走行距離:35km

カンポ・キハノにあるトロ渓谷の1日ツアー。

鬱蒼と茂るジャングルの中を走り、滝などを見学します。ランチ付き。

■ツアー価格:3,900 ペソ(約4,500円)

(*価格2021年7月時点。)

 

今回のツアーは、トロ渓谷ツアーです。

朝10時に MTB Aventura Salta に集合し、その後、車で他のお客さんをホテルに迎えに行きます。

お客さんをピックアップしたら、車でカンポ・キハノを目指します。

今回は、ブエノスアイレスから休暇で遊びにきていた、家族5人と一人旅中の女性と一緒です。

出発

▲お客さんをピックアップした後は、車でカンポキハノを目指します。
▲45分程で、カンポキハノ(Campo Quijano)に到着。
▲準備を進めていきます。
▲今日は、僕を含め6人のお客さんと2人のガイドスタッフでした。
▲簡単な説明を受けます。

サイクリングスタート!

▲では、出発です!
▲張り切っていきましょう!
▲まずは、道路を進みます。
▲古い線路があります。
▲未舗装路に入りました。
▲味のある教会も
▲こんな、木でできた橋も車は進んでいきます。

古い線路/散策

▲以前使われていた鉄道の橋です。
▲現在は使われていないので、歴史を感じますね
▲少し歩いて散策です。
▲こちらは、冬の乾期です
▲川は干上がっていて、山も茶色です。
▲集合写真
▲線路沿いを進んでいきます。
▲並木道
▲進んでいきます。

線路沿いを進む

▲再び線路に沿って進んでいきます。
▲現在は使われていないので、安心してください。
▲たまに景色を見ながら
▲冒険心をくすぐる道です。
▲ズンズン進んでいきます。
▲山が近づいてきました。
▲渓谷になってきました。
▲山がきれいです。晴れていれば、もっときれいだったでしょう。

チョロ・アズールの滝でランチ休憩

▲13:00 休憩場所に到着。川を超えて
▲滝に到着しました。
▲チョロ・アズールの滝(Cascada Chorro Azul)
▲軽めのランチをとります。
▲ピカディージョと呼ばれる、数種類のサラミやハム、チーズ、オリーブと一緒にパンやトルティージャ、アボカドを食べます。スナックや、フルーツもあります。写真を撮るのを忘れていて、もうだいぶ減っていますね。
▲線路を超えて
▲向こうに高架橋が見えます。
▲雨が降ってきてしまいました。
▲高架橋に到着です。

スタンド・バイ・ミーを体験

▲市民は普通に渡っていきます。
▲橋からの景色
▲映画スタンド・バイ・ミーの世界ですね。
▲列車は来ないとはいえ、落ちれば死んでしまいます。
▲慎重に渡っていきます。
▲一列になって、ゆっくりと
▲雨が降っていて、橋の上は風も強いです。
▲壮大な景色です。
▲雨に濡れて、寒くなってきたので、急いで降りてきました。

雨に濡れながらの帰路

▲向こう側にランチ休憩をとった、滝が見えます。
▲気温は5度くらいでした。
▲濡れて寒いので急ぎます。手袋をしていましたが手が悴んでいました。
▲雄大な景色でした。
▲凍えながら到着。

15:00帰ってきました。通常であれば、もう1〜2時間のツアーですが、雨に濡れていたので、終了です。

今は乾期なので、1ヶ月以上雨は降っていなかったのですが、地理的に渓谷なので、都市よりも雨が降りやすいのだと思います。公園は、すでに雨が止んでいました。

濡れた体を拭いて、手早く後片付けをして、暖房の効いた車の中で暖まります。

その後、車でサルタの街へ戻り、解散しました。

 

店名 MTB Aventura Salta
住所 Sta Fe 59, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金 : 11:30 ~ 19:00 
website https://mtbsalta.com/en/

https://www.instagram.com/mtbsalta/

まとめ

MTB Aventura Salta のツアーでは、半日のものから1泊2日のものまで、体力や日程に合わせたツアーに申し込むことができます。

今回のツアーは、前回の半日ツアーよりも長い全日のツアーでした。

天候に恵まれず残念でしたが、トロ渓谷の雄大な自然を堪能することができました。

日本であれば、映画の1シーンのような、線路沿いを行くことなんてできませんよね!

気をつける必要はありますが、海外では日本ではできような経験をできることもあり、旅行の醍醐味です。

ガイド無しの自由なサイクリングもいいですが、やはりガイド付きだと、今日のように滝や線路超えなど、知らなければ行くことができない、とっておきの場所へも行くことができます。

皆さんも、サルタで、ガイド付きのバイクツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋
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【アルゼンチン】レンタルバイクで街中サイクリング IN  サルタ

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こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

皆さんは海外旅行中、街中を散策するときには、歩いて回ることが多いのではないでしょうか。しかし、自転車をレンタルして街中をサイクリングしてみるのもいいものです。

効率的に見たい場所を回ることで、忙しいスケジュールの中では、時間の節約にもなります。また、自転車で走ることによって、違った景色をみることができ、気分転換にもなります。

今回はサルタ(アルゼンチン)で自転車をレンタルして、サイクリングをしてみます。

 FIT Moto Rental

自転車のレンタルを行っている、FIT Moto Rental。Moto とは、スペイン語で、モーターバイクのことです。

車やモーターバイクのレンタルも行っています。

 

自転車は、マウンテンバイクのレンタルを行っています。24時間レンタルで1000 ペソ (約1100円)

(*価格2021年7月時点 )

自転車以外にも、電動キックボードのレンタルも行っています。こちらは、2時間で1000ペソ。

今回は、こちらでマウンテンバイクをレンタルさせてもらい、サイクリングしてみます。

レンタサイクルの貸し出し受付

▲fit moto rental (フィット・モト・レンタル)
▲朝の9時にやってきました。レセプションで受付をします。
▲簡単な書類に記入します。コピーが必要なので、パスポートを忘れずに。
▲こちらのマウンテンバイクをレンタルします。綺麗に整備されています。
▲では、出発です。

サイクリングスタート!

観光インフォメーションセンター

▲まずは、サルタの観光インフォメーションセンターにやってきました。

インフォメーションセンターでは、観光の説明を受けることができて、無料の地図がもらえます。観光客にはポストカードも無料で、プレゼントしてくれました。

プラザ・9・デ・フリオ (Plaza 9 de Julio)

▲街の中心の広場です。
▲中央にモニュメントがあります。
▲噴水
▲Centro Cultural América(文化センター)
▲カフェやレストランが並びます。
▲商業街です。
▲午後は、買い物客で賑わいます。
▲コロニアルな建物がプラザを取り囲みます。
▲サルタ大聖堂
▲サルタ州立劇場です
▲演劇やコンサートが行われます。

 

まちなかの自転車通行空間

まちなかは自転車専用の通行空間があるので安心してサイクリングを楽しめます。

▲ベルグラーノ通りに出てきました。サイクリングロード を進むことができます。

サルタ市内のサイクリングロード についてはこちらで紹介しています。

【アルゼンチン】海外サイクリングロード情報 in サルタ
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。▲ Hiro インタビュー記事海外で、サイクリングすることは好きですか? 海外でのサイクリングは日本では、見られない景色、自然や建造物を楽しむことのできる絶好のチ...
▲サイクリングロード が整備されています。
▲街中には、至る所に銅像があります。
▲アルゼンチンはカトリックの国です。

セロ・サンベルナルドの登山口

▲セロ・サンベルナルド(サンベルナルドの丘)の登山口へやってきました。

以前、観光地の記事を書いています。今回は登りません。

【アルゼンチン】アンデス高原の麓、豊かな自然に囲まれた街サルタの紹介 
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▲サルタには、たくさんの犬が住んでいます。
▲この階段を登っていくと、30分ほどで頂上に着きます。山の反対側の登山口は道路になっているので、自転車で登ることもできます。
▲登山口の横にサルタ人類学博物館もあります。
▲モニュメント・サンマルティン

サンマルティン公園

▲サンマルティン公園は、池もある大きな公園で、市民の憩いの場です
▲週末には、家族連れで賑わいます
セロ・サンベルナルドの山頂へ続く、ロープウェーの乗り場です。
▲公園には、民芸品やお土産を販売している商店が連なります。
▲所狭しと並べられていますね。
▲以前の記事で紹介した、マテがたくさん売られています。
▲犬ものんびり昼寝をしています。
▲おもちゃも売られていますね。
▲南米でもドラゴンボールは大人気です。
▲ボートの貸し出しも行っています。
▲広々としていて、アスレチックもあります。
▲サンマルティン通りは、サルタで1番の大通りです。
▲商店街へ戻ってきました。
▲アルバラド通りのサイクリングロード を進みます。
▲ポエタス通りは、レストラン、バーがあり、夜は賑わいます。
▲アルバラド通りを進み、プラザ・アルバラドまでやってきました。
▲中心部から少し離れるため、静かで落ち着きます。
▲緑の豊かな公園です。
▲午後は、マテを楽しむ人が集まります。
▲市民プールです。
▲ベルグラーノ通りのサイクリングロード で、中心部へ戻ります。

メルカド・サンミゲル(サンミゲル市場)

▲メルカド・サンミゲル(サンミゲル市場)です。
▲サルタで一番大きな市場で、食事をしたり、買い物をすることができます。
▲Carniceria は牛肉店の意味です。
▲アルゼンチンは、イタリアからの移民が多いため、ピザ屋さんが多いです。
▲アルゼンチン といえば、美味しい牛肉です。中南米の他の国とは質が違いました。
▲小さな牛肉屋さんでも牛一頭買いは当たり前です。
▲歯医者さんは車の中でした。
▲南米は、野菜やフルーツが、とても安く買えます。
▲洋服も売っていますが、ほとんどがブランド品の偽物です。
▲2階部分はレストラン街です。
▲伝統料理のエンパナーダです。餃子のように、中の肉や野菜の餡を小麦粉でできた皮で包みます。揚げバージョンと、焼きバージョンがありますが、サルタは、オーブンで焼いたものが主流です。
▲右下は、タマレス。とうもろこしをすりつぶしたものを、とうもろこしの葉に包んで調理します。ラテンアメリカでは、どの国でも独自のタマレスを食べることができます。
▲スパイス類も量り売りしていますね。
▲コカの葉です。

南米では、コカの葉を口に含み、ガムのように味わい、葉自体は飲み込みません。特に、ペルー、ボリビア、アルゼンチン北部で、親しまれています。眠気ざましや、空腹の軽減、高山病の症状を軽減する効果があります。エクアドルや、ペルーでは、高山病に気をつけてねと、地元の人から、もらったこともありました。コカインの原料で有名ですが、南米では、コカの葉として嗜好するのは合法で、覚醒効果、依存性はコカインに比べ、かなり低いです。

サン・フランシスコ教会

▲サン・フランシスコ教会です。
▲立派な教会です。中へ入ってみましょう。
▲中は静かで、私語厳禁です。
▲装飾がとても綺麗です

 

▲教会の天井が好きで、教会に来たときは天井に見入ってしまいます。
▲模型も展示されています。
▲懺悔を行う小さな部屋です。
▲中を見たのは初めてです。神父さんが、この中に入り、人々は外から、懺悔をします。

サンベルナルド修道院

▲サンベルナルド修道院です。
▲中には入ることはできませんが、歴史のある場所らしく、修道院前には、いつも写真を撮っている人たちがいます。
▲屋根の上に、人形を見つけました。

ゴール!

スタート地点のFIT Moto Rentalに帰ってきました!!

スタッフの方も親切でした。自転車や電動キックボードの貸し出しもあります。

今回のルート

 

店名 FIT Moto Rental
住所 Caseros 213, A4400 Salta, Argentina
営業時間 月〜金: 9:00 ~ 17:00
土  :9:00 ~ 13:00
日   定休日
website https://www.facebook.com/FITCarRental.Noa/

まとめ

今回は午前中に2時間ほど、街中をサイクリンングしてみました。

今回のルートは、基本的にサイクリングロード を走ることのできるルートです。それ以外の場所は車通りが多い場所もありますし、基本的には、自動車は、歩行者や自転車を待ってくれないので、十分に気をつけてください。

サルタの街は、コンパクトでまとまっていますし、気候もよく坂道も少ないので、楽しくサイクリングできます。もっと時間があれば、セロ・サンベルナルドの頂上まで自転車で登ってみたり、以前紹介した、サルタ北部のビセンテナリオ公園や、隣町のサン・ロレンゾへサイクリングへ出かけることもできます。

自転車であれば、効率的に街をみて回ることができますし、いい運動になり、気分転換にも最適です。何より自転車に乗ることはとても楽しいですね。

皆さんもサルタへ訪れた際には、自転車をレンタルして、街中を散策してみるのはいかがでしょうか。

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

 

こんにちは、HIROです。

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

パンデミックの外出規制も緩まってきている、アルゼンチンです。

今回は、僕の住んでいた、サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。

サルタは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから、車で18時間、1500kmの距離にあります。飛行機だと2時間です。

今回行くカチはサルタにいた頃から何度も話を聞いていた、アンデスの小さな町で、景色がいいことで有名です。

今回は、その前編です。

まず、2021年8月22日(日曜日)にサルタの街を旅立ち、カリル(El Carril)という小さな町にやってきました。

ここカリルには、サルタ滞在中にお世話になった、エウヘニア(Eugenia)のお母さんの小さな農場(Campo)があり、まず、そこに1泊させてもらう予定にしていました。

翌23日(月曜日)に出発の予定でしたが、咳と鼻水、喉の痛みで風邪気味(熱や頭痛は無し)だったため、エウヘニアと、エウヘニアのお母さんは、しっかり治してから出発した方がいい。好きなだけ、ここにいていいからと優しく、気遣ってくれました。

そして、2日間カンポ(農場)で休養をとりました。まだ、咳と喉の痛み、鼻水が出て、万全ではありませんが、出発することにします。

旅の予定

2021年8月25日

カリルからカチへ自転車で旅をします。距離としては、約120km 。現在の標高が、約1200m。最大の難関がクエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)。標高3457m の峠を越えます。ほぼ富士山の標高です。現在地から標高を約2300m上げなければなりません。

カチまで、2日間の旅程で、2日間ほどカチに滞在し、またこのカリルへ戻ってくる予定です。

その次の目的地、カファヤテ(Cafayate)まで、カチから行けるルートもあるのですが、まだ体調が万全でないこと、カチ〜カファヤテルートが170kmの未舗装路であることから、カチまでの旅に必要のない荷物をここに置いていき、軽装でカチまで旅することにしました。

カチからカファヤテへのルート(ルート40)は、未舗装ですが自然が豊かで、景色もきれいとのことなので、いつか挑戦できればと思います。

A 地点が現在地カリル

B地点が目的地カチ

C地点がその次の目的地カファヤテ

今回は、A地点カリルから、B地点カチへの旅です。

 

エル・カリル(EL  CARRIL)

2日間の休養ののち出発です。最低限の荷物で出発します。キャンプ道具(テント、スリーピングマット、寝袋)、衣類、自転車修理工具類、調理器具、食糧、カメラや三脚、モバイルバッテリー等の電子機器も必要です。

自転車の前側に積んである荷物は、全て食糧で、サルタを旅立つ際に、友人のお母さんが、フルーツや、ピーナッツ等をプレゼントしてくれていました。戻ってくるときには、後ろのバッグだけになっている予定です。

今日、明日の天気を見ると、丁度、ピンポイントで寒くなる予定。。。春っぽくなってきていて、30度を超える日もあったぐらいだったのに。サルタの天気で、今日が最低気温3度、明日が1度なので、山の上は、間違いなくマイナスです。マイナス10度くらいまでいくかもしれません。

▲朝8時半 カリル(El Carril) を出発します。7時半に出発予定だったのですが遅くなってしまいました。

出発してすぐに、自転車の不具合を感じます。走っていると、タイヤがドンドンと響き、スムーズに走れません。タイヤを調べても、でっぱりや異常は見つかりません。2日前には感じなかった感触です。

心配なまま旅をするのはストレスなので、カリルの町はすでに通り過ぎていましたが、戻って自転車屋さんを探します。

すぐに、自転車屋さんは、見つかりましたが、75歳くらいのおじいさん店主は、空気の入れすぎとのこと。むしろ、いつもより入っていないぐらいだったので、2軒目の自転車屋さんへ。

そこでは、タイヤが少し変形をしており、タイヤ交換以外、治しようはないと言われてしまいました。まだ新しいタイヤだったのですが、そう言われてしまっては仕方がありません。そこまで大事には、至らなそうだったので、そのまま進むことにします。何かあれば、ヒッチハイクでもして、戻ってくればいいので、行けるところまで行ってみます。

原因がわかったので、ストレスがなくなりました。もう9:30になってしまいましたが、仕方がありません。

長期で休んでいて、出発してすぐにトラブルがあるのは、いつものことです。しかし、今回は、サルタでほとんどの部品も交換し、万全に整備してきたのに、、、とも思ってしまいました。でも、旅ってそういうものです。

▲今日、明日は寒くなる予定ですが、よく晴れていますね。緩やかーな上りを進みます。
▲町を抜けて、広々とした農場地帯を進みます。向こうに見えるアンデス山脈を越えなければなりません。
▲11:00 まだ10kmしか走っていませんが、いい感じのバス停があったので朝ごはん休憩です。誰もいなかったので、中のベンチを使わせてもらいました。

昨日、作ってタッパに入れていた、鶏肉と野菜を煮込んだものとご飯。みかんと、ピーナッツを食べました。

エスコイぺ渓谷(quebrada de escoipe)

▲しばらく走り、11:30になりました。ここから、エスコイぺ渓谷(Quebrada de Escoipe)に入ります。初めてくる場所なので、楽しみです。

チョロブランコ橋(Puente Chorro Blanco)

▲チョロブランコ橋(Puente Chorro Blanco)を超えました。景色が変わってきましたね。
▲渓谷を緩やかに登っていきます。

巨人の洞窟(Cueva del Gigante)

▲12:45 巨人の洞窟(Cueva del Gigante)に着きました。
▲洞窟とのことでしたが中は深くありませんでした。
▲目的地のカチ(Cachi)まで、95km です。もっとあると思っていましたが、本当でしょうか。。南米の標識の距離はかなりズレがある場合があるので、定かではありません。
▲標高はまだ低いですが、アンデス山脈の山並みです。

マルパソの橋(Puente Mal Paso)

▲13:00 マルパソの橋(Puente Mal Paso)をこえました。ここまでの渓谷は素敵な道でした。

アグアネグラ(Agua Negra)

▲13:40 アグアネグラという集落に到着しました。この家の日陰で、休憩させてもらいました。

昼ごはん休憩です。さっきも食べた、鶏肉煮込みとご飯。りんご、ピーナッツ、クッキーを食べました。看板はありませんが商店のようでした。店主は扉を開けたまま、裏庭で作業をしていたので、治安の良いところなのでしょう。

▲ここから、少し上りがきつくなります。
▲標高が上がってきて、景色が変わりました。サボテンが生えています。

サルタの北にあるフフイ(jujuy)に似た景色でした。標高が同じくらいになると場所が違っても、生えている植物や、山の感じが同じで、フフイを思い出しました。

▲渓谷の間に墓地がありました。南米の田舎の墓地の風景が、なぜか好きです。
▲自然の中に突如現れる、南米の墓地には、独特の雰囲気があります。
▲山の色が、赤茶色に変わりました。
▲振り返るとこんな景色。
▲サボテンの間を抜けていきます。

ルックアウト(展望台)

▲ルックアウト(展望台)につきました。
▲今、上がってきた道が見えます。
▲景色が壮大になってきましたね。
▲これから、こちら側に上がっていきます。
▲記念撮影。
▲看板が出ています。

エスペシエス アルテサニアス :手作りスパイス

サボテンやコカの葉、干しぶどうなどが売られているようです。

▲手作りの看板がいいですね。

こちらは、蘭の花、サボテン、コカの葉、クルミ、スパイスと書かれています。

山のサボテン屋さん

▲このお店の看板だったようです。
▲たくさんの種類のサボテン(カクタス:Cactus)が売られています。
▲日が傾いてきました。
▲山並みが険しさを増します。
▲振り返れば、傾きかけた、太陽に照らされたカラフルな山並み。
▲写真では伝わりづらいですが、剥き出しになった、赤茶色の山肌は、とても綺麗です。
▲標高2300m に到達しました。標高が上がると空の青さが増します。
▲向こう側にマライ(Maray)の集落が見えます。
▲ダイナミックな山並みが見えます。

マライ (MARAY)

リャマ

▲16:30 マライに到着しました。

もう少し先まで、進めればと思っていましたが、出発が遅くなったのと、この先は集落が全くなくなるので今日はここでストップです。

48kmほどしか進んでいませんが、標高は1000m以上あがったので、良しとしましょう。

▲リャマ達がお出迎えしてくれました。
▲こちらは、茶色のリャマです。
▲放し飼いにされていて、人をあまり怖がりません。
▲こちらにも
▲人形のようで、可愛らしいですね。

レストラン・宿 EL MARAY

▲ものすごく綺麗な山並みの中にある、お店です。

16:30にマライに到着し、キャンプ場所を探さなければなりません。建物の隣には、机と椅子、バーベキュースペースがありました。

建物はレストランのようですが、閉まっています。裏に回ると、扉が開いており、

「Hola オラー」

と挨拶。中には、青年が。

「キャンプできるところはありませんか。」

と、スペイン語で尋ねると、

「どこでも好きなところにテントを立てていいよ。」

との回答。

「いくらですか?」

と聞くと、

「お金はいらないよ。」「colaborar(協力する)」。

と言ってくれた。

旅人には、無料で敷地でキャンプを了承しているとのことだった。なんて優しい人たちなのだろうか。

彼はの名前はラムゼイ君。16歳で以前は、サルタで両親と暮らしていたそうだが、5年前からここに住んで,お爺さん、お婆さん、叔母さんを手伝っているんだそう。

彼は、都会での暮らしよりも、ここで、動物の世話をしている方が楽しいのだと語ってくれた。

お爺さんたちは、サルタに買い出しに出かけており、夜10時くらいに戻ってくるらしく、今日挨拶をするのは、難しそうだ。

時間がまだ早かったので、あたりを散策してみることに。日はまだ出ているが、季節はまだ冬で標高も2300mあるので、とても寒い。

持ってきている服を全て着た。長袖シャツx2, 薄ダウン、フリース、ジャンパー、アウターシェルにマフラー。上半身はズボンx3 。

▲お店を手伝っている、ラムゼイ君。
▲目の前にも山。
▲お店の横には、教会もありました。
▲キリスト教徒ではありませんが、教会にくると落ち着きます。静かで、綺麗に保たれています。
▲レストランの裏側には、明日登って行かなければならない道があります。
▲リャマ達は広場に移動して、くつろいでいました。
▲夕暮れ時、ここからの景色が好きでした。
▲青空の下、のんびり。
▲日が暮れます。
▲なにかようか。とでも言いたそうにこちらをみてきます。
▲その後、プイッ。

夜8時ラムゼイ君が、お茶に誘ってくれました。寒い中、暖かいお茶と、パンはとても美味しく、初日の疲れた体に染み渡りました。お爺さんたちはまだ帰ってきていませんが、夜9時テントに入り、休みます。

▲家の影にテントを建てさせてもらい、就寝です。おやすみなさい。

夜 9時の段階で、持ってきている服を全て着ても、かなり寒いので、眠れるか心配です。

でも、優しい家族に助けてもらい、安心して休むことができます。民家の敷地内なので、道でする野宿より安全です。

明日は、カチの10km手前の町、パヨガスタ(Payogasta)を目指します。

果たして、無事にたどり着くことはできるのでしょうか。

次回、カチへの旅【中編】こうご期待です!

本日の走行

カリル〜マライ El Carril ~ Maray (Argentina)

距離:48,57km

走行マップ

 

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。

サルタはアルゼンチンの最北端に位置し首都ブエノスアイレスから1500kmあり、車で18時間、飛行機で2時間の距離にあります。

サルタからカリルの農場へ移動し、カチへ出発します。カチルート始まりの町カリル〜インカの遺跡が残るカチまでの距離は約120km 。

最大の難関が最高到達地点が3457mのクエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)でほぼ富士山の標高の峠まで、出発地のカリルの標高が約1200mなので標高を約2300m上げることになります。そのうち、未舗装の砂利道を標高で1000m以上登るハードな自転車旅です。

カチまで、2日間の旅程で、2日間ほどカチに滞在し、またカリルへ戻ってくる予定です。

本日は旅の二日目のマライからクエスタ・デル・オビスポの自転車での旅の様子をレポートしますが、標高が上がるに従い、表情を変えるアンデス山脈の素晴らしい景色をお伝えします!

▲青色が前日の走行ルート、紫色が今日の走行予定です。

青ポイントG が現在地:マライ

赤のポイントが見所:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)と、パヨガスタ

1日目の旅の様子

体調不良のため、カリルで2日間休養の後、

2021 年8月25日にカリルの町(A地点)を出発。

自転車の不具合があったものの、旅を進めます。

景色の綺麗なエスコイぺ渓谷(C地点から)を抜け、標高2300mのMaray(G地点) の集落に到着。

農場の優しい家族に助けてもらい、極寒の中、農場の敷地内で、キャンプをさせてもらいました。

氷点下でのキャンプ。マイナス10度以下になる可能性もあり、凍える中、テントで眠りにつきます。

果たして次の朝、無事目覚めるのでしょうか。

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【1日目...
 こんにちは、HIROです。パンデミックの外出規制も緩まってきている、アルゼンチンです。今回は、僕の住んでいた、サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。サルタは、...

▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

Maray にて起床

2021 年8月26日

昨夜は持っていた服を全て着て寝ましたが、地面からの冷気が強すぎて、何度か起きてしまいました。

足元も冷え、靴下を履いて寝ましたが、夜中に、もう一足靴下プラス。

テントの出入り口のジッパーが壊れているので、完全に閉まりません。そのため、入り口側に向けていた足がとても冷えました。

スリーピングマットも壊れているで地面からの冷気を防ぎきれませんでした。

そこまで厳しい環境でなければ、そんなには気になりませんが、氷点下でのエクストリームキャンピングでは、道具の品質がかなり重要になってきます。

そんなこんなで、6:30 起床。

外はとんでも無く寒いです。まだまだ暗いので、ゆっくり準備を始めます。

歯を磨こうとしましたが、水道は凍って、水が出ません。

ペットボトルの半分凍った水を使って歯を磨きます。

しかし、一旦ボトルを開けると、蓋に水がつき、その部分が凍ってしまって、蓋が開かなくなってしまいました。

マイナス4度以下で、水は凍るらしいので、マイナス10度以下になっていたかもしれません。

アメリカで、マイナス18度下でキャンプをしたことがありますが、その時は、もしかしたら、目覚めないかもなと覚悟して、眠ったことを思い出しました。

▲水道は凍って使えません。

7:30 片付けは済みましたが、まだとんでもなく寒く、サイクリング用の服に着替えられないので、先に朝ご飯を食べます。

▲ピクニックテーブルを使わせてもらい、アボカドとクラッカーを食べました。
▲明るくなってきました。
▲朝もここからの景色は絶景です。
▲変わらずにそこにある自然。

ようやく着替えをして、昨日は会えなかった、オーナーのマリーさんに挨拶しました。ラムゼイ君の叔母さんです。キャンプさせてくれて、ありがとうございました!

出発

▲8:15ようやく出発。上りが急なので押して進む。朝一、体が温まる前に無理して漕ぐと膝を痛めるので、要注意です。
▲青空の中に、月が佇みます。
▲登っているところで、日も出てきて暑くなったので、ジャンバーを脱ぎ、いよいよ漕ぎ始めます。

クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo) へ突入

▲クエスタ・デル・オビスポ (Cuesta del Obispo) の看板。ここから、この旅の最難関に突入です。崖ギリギリを進む車の絵が描かれています。
▲少し上ったところで、道が砂利道になりカーブも増えて、いよいよ登りです。
▲目前にはこの景色。

景色はいいですが、車が通るたびに、砂埃が巻き上げられて、砂だらけになり、目も痛いです。昨日久々に頑張ったので、足が疲れています。押したり漕いだりしながら上っていきます。

小休憩

▲10:10 結構登ったところで、十字架があり、少し休憩。オレンジ、アオリンゴ、りんごを食べた。朝から運動をして、何も甘いものを食べてないところからのフルーツは、甘さが倍増で、生き返りました。
▲十字架の横に腰掛けると、今登ってきた道が見えます。

下から2台の自転車が頑張って上がってくるのが見えます。旅行者でしょうか。

▲道を横切る川は、まだ氷が残っていました。
▲アンデスの雪解け水です。
▲この雪解け水が、昨日通ってきた渓谷を形作ります。
▲昨日遠くに見えていた山が、目の前に。
▲時折、振り返って、上ってきた道を眺めます。
▲遠くには、放牧されている馬や羊が見えます。
▲かなり登ってきました。空気が住んでいるため、山肌がくっきりと見えます。
▲アンデスの山並み
▲未舗装路が続きます。

ルックアウト

▲11:40 ルックアウト(展望台)に到着。車で来ている旅行者に写真を撮ってもらいました。
▲後方に登ってきた道が見えます。
▲右上にこれから進まなければならない道が微かに見えます。
▲さらに登っていく。登るためのエネルギーが足りません。そういう時には甘いものを食べます。ピーナッツバー、ライスクラッカー、チョコバー、グミ、ソフトキャンデー、を食べました。
▲日陰が全くないので、休憩中も常に強い日差しにさらされています。

サイクリストに遭遇

▲12:30 先ほど、見えていた、2人組のサイクリストが追いついてきました。

彼らは、サルタからのカップルで、僕と同じくカチを目指しています。今日中にカチに着く予定だそうで、少し心配していましたが、僕もパヨガスタまでは今日着くかな?

カチのキャンプ場が300ペソ(330円)くらいだと教えてくれました。カチは観光地なので、500ペソ(550円)くらいするかと思っていました。

200ペソの違いじゃんと思うかもしれませんが、200ペソあれば、ここでは、米が3kg 買えます。写真を撮って一旦お別れ。

▲まだまだ登らなければなりません。
▲次のルックアウトで2人と再び合流。写真を撮ってもらいました。
▲始めの頃より傾斜が緩やかで、しっかり漕いでいくことができます。
▲空が近づいてきます。
▲景色がすごすぎて、すぐに止まって景色を眺めてしまいます。
▲楽ではありませんが登るのが楽しくなってきました。
▲標高が上がってきたので、細かく休憩を挟みながら進みます。
▲夏は、山がもっと緑色だそうですが、上の方は濃い霧が張って視界が悪くなることも多く危険だそうです。
▲現在は、冬の乾期なので山は茶色です。
▲上がってきた道がよく見えますね。
▲登っていくごとに景色がすごくなっていきます。
▲クエスタ・デル・オビスポまで後少しのところで、現地のおじさんが犬を連れて登場。この上のピエドラ・デル・モリーノで働いていたらしく、家に戻るところ。この近くのカンポ(農場に住んでいるらしい。)ものすごいところに住んでいて、尊敬です。

Cuesta del Obispo 到着

▲13:50 クエスタ・デル・オビスポ (Cuesta del Obispo) に到着しました。標高3,348mです。
▲工芸品も売られていました。オカリナです。
▲始めは、傾斜も結構あったので、大変でしたが、上につれて傾斜も楽になり、何より景色の良さにテンションが上がって、楽しく登ることができました。

お昼ご飯

▲14:00 お昼ごはんです。朝からまともに食べていませんでした。ここで、景色を見ながら食べようと思っていたため腹ぺこです。昨日から、食べ続けている鳥煮込み+ご飯です。おいしー!
▲工芸品を売っていた人に写真を撮ってもらいました。
▲今日一番の絶景です。
▲ほとんどしまっていますが、小屋が立っていてお土産を売っているみたいです。
▲少し移動して、違う角度からの景色です。
▲一生懸命漕いで上がってきたので、景色も格別ですね。
▲車が上がってくるのが見えます。
▲先を急いでなければ、もう1時間は眺めていたい景色でした。
▲ここから、ピエドラ・デル・モリーノ (標高3,457m)まで3kmで100mの上りです。カチまで、残り60km!!

まとめ

朝は、とんでもなく寒かったですが、日中は強い日差しのもと、とても暑かったです。

予想していたよりも景色が綺麗で、感動しました。久々の標高3300m以上だったので、高山病の心配もしていましたが、大丈夫でした。

ご飯も食べて、後半戦突入です。

今回の最高地点(標高3,457m)まで、あと少し。そのあとは1000m下るダウンヒルです。

夕暮れまでに、無事にパヨガスタ(Payogasta)まで着くことはできるでしょうか。

次回もお楽しみに!!

走行マップ

2021 年8月26日 前半

Maray ~ Cuesta del Obispo

約30km

赤ポイント:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車メーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン 】世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1

【アルゼンチン 】世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

今回は、カチ村に到着してからとキャンプ地の様子、ワイナリー見学、地元民しか知らない秘密の川を目指したり、夕陽の臨める展望台の様子をご紹介します。

(アルゼンチン・サルタの街から約160km離れたカチ村までの旅の様子は最後にご紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。)

▲アンデス山脈に位置するカチ村(CACHI)

まずはカチ村のご紹介

アルゼンチンの最北端に位置するサルタ州の西側にある小さな村で海抜2,531mのアンデスの山岳地域に位置しています。

人口約5,500人と小さな村ですが、カチ山 (標高6,356m) 登山の拠点であり、アルゼンチン北部の美しい自然風景が楽しめるため、年間を通して多くの観光客が訪れている地域です。

山岳気候で雨が少なく、乾燥している、高地のため昼間は日差しが強く、夜はマイナスの気温になるなど寒暖差が大きく、厳しい自然環境ですが、だからこそアルゼンチンの中でも質の高いワインの生産地としても有名です。

建築物はコロニアル様式(17世紀から18世紀のイギリス・スペイン・オランダの植民地で多く見られる建物)が中心で、スペイン統治時代の名残を残しています。

では、前日はカチ村に到着直前の地点から体験を通してカチ村の様子をご紹介してまいります。

カチ村まで残り4km

カチまで残り4kmの地点に「CACHI」の看板があります。

看板の向こうに見えるのが、カチ山(Nevado de Cachi)。うっすら雪が乗っています。6,380m。寒いわりに乾燥しているので、雪は少しですね。ちなみに南米で一番高い山は、アコンカグアで、6,962m。同じくアルゼンチンにあります。アンデス山脈で、一番高い場所ということですね。

▲記念撮影。
▲このくらい離れたところからのパノラミックな景色が好きでした。

Cachi に到着

▲9:30カチに到着。無事に着きました。Bienvenidos a Cachi = カチへようこそ

インフォメーションセンター

まずは、インフォメーションセンターに立ち寄りカチ村についての情報を収集します。

▲まずは、インフォメーションセンターを探して行ってみます。

ツーリストインフォメーションセンターは、町の中心にあり、すぐに見つけられました。無料の地図がもらえ、カチ観光のアドバイスがもらえます。

▲係の人に地図にいろいろ記入してもらい、2日間で回れるところを説明してもらいました。見所を写真に撮っておきます。

インターネットを2日間使っていないので使いたい。。目の前の中央広場に Wi-Fi があると言われたがありません。図書館の Wi-Fi の電波が入るので、図書館へ行ってみます。

Cachi図書館

▲Cachi図書館

中へ入ると、まだ新しい図書館は、本を整理していました。

係のおばちゃんに、事情を説明すると、渋々、パスワードを入れて, Wi-Fi を使わせてくれました。本当は、関係者向け Wi-Fi だったのだが、使わせてくれたのでありがたい。

10分程、 Wi-Fi を使わせてもらった後、少し話をしました。おばちゃんの名前はエヴァ。この図書館で、長年働いています。

カチで生まれ育ち、死んだらこの近くの墓地にに入るのだ。と笑っていた。

その後、どこから来た、どこへ行く、日本のこと、中国のことを質問を受ける。ラテンアメリカあるあるなのだが、こっちの人は、アシア人イコール中国人。道を歩いていても、チノ、チノ(中国人)と声をかけられるのはいつものこと。

エヴァは、即席でA4用紙で作った袋に何か入れてくれた。ミックスナッツと、クッキーだった。

後で、食べなさい。と、プレゼントしてくれた。

30分程、図書館にいさせてもらい、また後で。と別れた。エヴァは質問の仕方などは、ぶっきらぼうであったが、天真爛漫で笑顔の素敵おばちゃんだった。ありがとうございます。

Cachi 市営キャンピング場

▲カチの市営キャンピングサイト。街の中心から近く自転車で5分。入り口でおじさんが案内してくれた。サイトは、電源付きが450ペソ(約500円)、電源共用サイトが、350ペソ(約400円)、2泊目以降は、どちらも1泊100ペソ引きで泊まれるそう。350ペソ支払い、電源共有サイトへ。
▲柱についているコンセントで充電をしながら、朝ごはんを食べる。先についていた、昨日のサイクリストカップルに挨拶をした。彼らは、以前カチに来たことがあるので、そんなに観光はせずに、サイトでゆっくりするみたい。テントを建てる。犬が周りにいるが、テントに悪さをしないか、少し心配。

キャンプをする上で、実は犬は大敵。テントにおしっこをひっかけられたりするだけならまだしも、テントを無残にもビリビリに大破された旅行者にもあったことがある。

▲綺麗なキャンプサイト。所々に机と椅子、バーベキュー台がある。電源が数カ所にしかない安いサイトの利用者は僕だけだった。

日があるので、洗濯をして、干す。シャワーは、お湯が出るのが、17-20時らしいので、後で入ることにする。

キャンプサイトでは、移動中にできなかったことを、まとめてやらないといけないため、意外と忙しい。

Cachi サイクリング

▲13:30サイクリングに出発。インフォメーションセンターでもらった地図と情報を基に、ボデガ(ワイナリー)と、西にある綺麗な川を目指すことにする。
▲砂利道でまあまあ交通量もあるので、砂ぼこりが鬱陶しく、日差しが強く暑い。
▲今日も快晴。
▲上りの砂利道を8km進まなければならず、カチについたのも束の間、意外と応えます。
▲カチも綺麗ですね。

ワイナリー・プーナ (Bodega Puna)

▲14:30ボデガ,プーノに到着。ワイナリー見学ツアーに参加しようとは思っていなかったのですが、15:00からちょうどあるので、それまで待つことにする、レストランも併設されており、きれいなところだ。

ツアーは、10:00〜12:00と、15:00〜18:00の間で行われています。バス送迎もあるようでした。

▲近くに、もう一つボデガはあるが、ツアーが無料なので、こっちに来てみた。しばし、ソファで休憩。外は日差しで暑いが、標高が高いため、建物の中は、ひんやりしている。

ワイナリー見学ツアー

▲15:00 一人の女性が案内してくれること。20分のツアー。パンデミックの影響で、今は時間短縮しているらしい。
▲全てスペイン語でのツアーだったため、全て理解はできなかったが。印象的だったのが、どのワインも保管して、年数をおけばおいしくなるというわけではなく、若い(young)ワインは、新鮮なうちに早く飲まないといけないとのことだった。寝かせた方がおいしいようのワインは、それように作っているので、見極めて買わないといけないと教えてくれた。
▲ここプーノでは、寝かせた方がいいのは2種類(右2本)作っていて、最大10年くらい寝かせた方がいいものと、それ以上、寝かせた方がいいものがあるとのことだった。グラス1杯250ペソで試飲できるとのことで、飲みたかったが、まだ、鼻水ずるずるで本調子ではないため、やめておく。15:30ツアー終了。
▲若いブドウの木。
▲収穫の時期は3月。
▲この場所は、カチの町よりも高い海抜2600m。カチのワインは、世界で一番高い場所で育てられたブドウで作られたワインらしい。
▲まだ新しく綺麗なワイナリーでした。

ワイナリー・ミラルナ (Bodega Miraluna)

▲ワイナリー・ミラルナ (Bodega Miraluna) 近くにもう一つのボデガ。

 

まだ、川に行く時間あると思い、先へ進む。ボデガから、さらに8kmと地図にあった。道が険しくなり、上りもきつくなる。ボデガまでで、結構ヘタっていたので、あんまり大変なら戻ろうかとも考えている。。4kmほど進んだところで、人がいたので、聞いてみると、もうすぐ近くだという、本当だろうか、4km残りのはずだと思ったら、本当に結構すぐにあった。

エル・アルガロバル (El Algarrobal)

▲16:30川に到着。ボデガから、5kmほどしか進んでいないため、もっと先があるのかと思ったが、インフォメーションセンターで、撮った写真と同じ場所だったので、着いたとわかった。まだかなりあると思っていたのでラッキー。

この場所は、キャンプもできるようになっており、水道、水洗トイレがあり、紙まで備え付けてある。(ラテンアメリカの公共トイレで紙が備え付けてあるところは初めて見た。)電気はないが、無料らしい。少し、町からは外れますが、リラックスするには、最適な場所でした。

次回来ることがあれば、ここでいいな。

▲一通り見た後、ピーナッツと、ひまわりの種を食べて綺麗な川沿いで休憩。
▲長閑なせせらぎ。
▲机と、椅子バーベキュー台もあり、週末は地元民で賑わうらしい。
▲近くで作業していたおじさんに聞くと、夏は、客も増えるから、50ペソ(約60円)の寄付をもらっているらしい。今は、寒いので、キャンプする人はいないらしい。
▲17:30 少しのんびりした後、帰ることにする。インフォメーションセンターでお勧めされた通り、ボデガがあったあたりから、川を渡り、カチアデントロという地区を通って帰ることにする。
▲山が綺麗。

カチ・アデントロ(Cachi Adentro)

▲川に出たが、川幅が大きく渡れなかった。しかし、少し探すと、言われた通り、ギリ渡れるところがあり、驚いた。
▲カチ・アデントロ側は、来た道よりも家があったり、教会があったりして、道も走りやすかった。

カチ・アデントロは、カチ中心部からの西側一帯の名称です。主に住宅街、と小さな農場が広がっています。中心部が、商業と、観光客中心のエリアで、こちらは、カチ地元民エリアといった感じです。

18:00 ミラドール・ノルテ(北の展望台)に行ってみることにする。

ミラドール・ノルテ(Mirador Norte):北の展望台

▲意外と上った後には、墓地もあった。
▲立派な墓地。
▲夕暮れの景色。

この場所は、町の中心からも歩いてこれる展望台です。360度カチの風景を眺めることができます。

▲逆光が強くで、西側は、よく見えなかったが、夕陽に照らされた、綺麗な街並みを見ることができた。
▲観光客に写真を撮ってもらった。
▲北西の景色が好きだった。
▲頂上は、意外と敷地があって、最後まで車で来れるようになっていた。

キャンプ場へ帰還

19:00 キャンプサイトへ戻った。犬は、遊んでもらいたくて、木の棒を持ってくる。遊んであげると喜んだ。かわいい犬で、ついてくる。

シャワー。お湯がかなりぬるくて寒かったが、2日ぶりのシャワーは、気持ちよかった。

この2日間で肌荒れが、ヤバすぎる、乾燥しすぎて、デコにシワが深くついて、肌がチカチカする。手も赤ギレのように切れていて痛い。クリームを忘れたのが、失敗だった。

夕食

▲夕食を調理をする。

ガソリンコンロに火をつけて、パスタを茹で、ツナを加える。粉ミルクも加えて、ツナクリームパスタの出来上がり。

汁多めのスープパスタ風にしたので、寒い中、温まり、美味しかった。

鍋が小さいので3回同じように作り、1回分を食べ、残り2回分は、タッパいっぱいに作れたので、明日の分にも十分だ。

▲明日セーブして食べれば、明後日の分にも足りてもう調理しなくて良くなる。

料理は好きな方だが、キャンプ中の料理は意外と面倒なので、できれば毎日したくない。。。22:00 調理完了。

▲カップルのところに行って、しばらく話をする。

彼女さんにクリームを少し使わせてもらえたのでよかった。彼らは、3回目の自転車旅で、これまで、トゥクマンに行ったり、フフイにも行ったらしい。長期でも旅行してみたいと言っていた。

就寝

今日も一日動きっぱなしだったので、なかなかの疲れ具合。

明日も一日、カチを散策の予定。今日思ったよりも回れたのでよかった。

23:00 就寝。

テント入り口がちゃんと閉まらないので、一旦眠るも、夜中に、入り口側の頭が寒くなって起きた。

引き続き、マイナス下でのキャンプは辛い。。。

 

本日の走行

2021 年8月27日

Cachi 市内観光

合計 29.96km

走行マップ

 

カチまでの自転車旅の様子は、こちらのリンクからご覧ください。

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▲【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

 

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。

サルタはアルゼンチンの最北端に位置し首都ブエノスアイレスから1500kmあり、車で18時間、飛行機で2時間の距離にあります。

サルタからカリルの農場へ移動し、カチへ出発します。カチルート始まりの町カリル〜インカの遺跡が残るカチまでの距離は約120km 。

最大の難関が最高到達地点が3457mのクエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)でほぼ富士山の標高の峠まで、出発地のカリルの標高が約1200mなので標高を約2300m上げることになります。そのうち、未舗装の砂利道を標高で1000m以上登るハードな自転車旅です。

カチまで、2日間の旅程で、2日間ほどカチに滞在し、またカリルへ戻ってくる予定です。

本日は旅の二日目後半、お昼ご飯を食べた、クエスタ・デル・オビスポから、今日のキャンプ予定地である、パヨガスタまでの様子をレポートします。標高3,457m、このカチ旅で最高到達地点のピエドラ・デル・モリーノの景色。その後は、手付かずの自然、雄大な景色が残されたロス・カルドネス国立公園の道のりをお楽しみください。

果たして無事に、日暮れまでに、目的地へたどり着くことは、できるのでしょうか。

 

▲青色が初日、2日目前半の走行ルート、紫色が今日の走行予定。

青ポイントG :マライ。H:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)

赤ポイントが今回の見所:ピエドラ・デル・モリーノ、ロス・カルドネス国立公園、パヨガスタ

初日、2日目の旅の様子

体調不良のため、カリルで2日間休養の後、

2021 年8月25日にカリルの町(A地点)を出発。

自転車の不具合があったものの、旅を進めます。

景色の綺麗なエスコイぺ渓谷(C地点から)を抜け、標高2300mのMaray(G地点) の集落に到着。

農場の優しい家族に助けてもらい、極寒の中、農場の敷地内で、キャンプをさせてもらいました。

氷点下でのキャンプ。マイナス10度以下になる可能性もあり、凍える中、テントで眠りにつきます。

2日目:8月26日

テントで眠り無事に目覚めますが、昨夜は水道まで凍る寒さでした。

Maray の農場を出発し、ひたすら上り続け、昼過ぎに クエスタ・デル・オビスポ(標高3,348m)に到着。景色を眺めながら、お昼ご飯を食べました。

 

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【1日目...
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▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

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こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。サルタはアルゼンチンの最北端に位...

▲【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

 

クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)

2021 年8月26日 後半

▲14:30 クエスタ・デル・オビスポ (標高3,348m)を出発。残り3km 標高で100m上ります。
▲知りませんでしたが、ナショナルパーク(国立公園)があるようです。

ロス・カルドネス国立公園(Parque Nacional Los Cordones)

▲ロス・カルドネス国立公園(Parque Nacional Los Cordones)の入り口に着きました。
▲惑星感がすごく好きな景色です。
▲この世の果てっぽい雰囲気です。
▲さすがナショナルパークです。
▲下に見える道が、ナショナルパーク内の道のようです。
▲手付かずの大自然。素敵です。
▲ピエドラ・デル・モリーノまであと少し。

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)

▲15:15 ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino) に到着。
▲小さな教会がありました。
▲昨日から、上り続け2,300m登り切りました。やったー。
▲かなり高いところまで来ましたね。
▲3,457mの看板と共に記念撮影。久々にこんなに高いところまでやってきました。
▲この景色です。空気の薄さも全く感じませんし、大丈夫です。体調が悪かった割にキツさもありません。
▲少し心配していた、自転車ももってくれましたね。
▲ブエノスアイレスからのバイカーグループのおじさんたち。写真を撮ってくれました。
▲頂上にはロバもいました。触っても嫌がらず人懐っこくて可愛かったです。
▲こんな人里離れたところにも教会はあり、宗教への距離感の近さを感じます。
▲ここからの景色は、通ってきた道は見えませんが、眼下には、富士山よりも高い山脈が広がります。
▲3,500mを超えると、背の高い草木は生えていません。
▲人の手の入っていない広大な平原です。
▲写真を撮っている時に、カメラを落としてしまい、焦りましたが、電源を入れると写真を撮ることができました。が、後にズームが思うようにできなくなっていることが判明。。。やってしまいました。
▲これからこちらの方向へ進んでいきます。

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)

この名前の意味は、研磨岩です。

知らなかったので、写真を撮っていませんが、確かに岩がありました。

この岩は、1671年、とある中尉が馬車でサルタの街に向かっていて、この場所にたどり着いたとき、荷車が故障してしまったため、持ち主は荷車を置いていくことにして、その後、二度と取りに来なかったそうです。

この岩はその荷物の一部です。現在では、この場所はサルタとカチを結ぶ道路の最高地点となっており、研磨岩(ピエドラ・デル・モリーノ)が、この場所のアイコンとなりました。

 

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)を出発

これから下りになるので、フリースと、ジャンバーを着ます。標高3500m下では、強い日差しの中でも、風が冷たく寒いです。

15:50出発。

本日の目的地のパヨガスタまで、 車で40分らしいので、残り、50km弱。2時間半でつければ、18:30。 日が暮れる前に目的地へ着くことができます。

ナショナルパークの基地

▲ナショナルパークの基地がありました。

レンジャーに方に聞くと、ナショナルパークカルドネスは2つのハイキングコースがあるが、現在は、パンデミックの影響でしまっているとのこと。

ロス・カルドネス国立公園

ロス・カルドネス国立公園(正式にはロス・カルドネス国立公園・保護区)は、アルゼンチンのサルタ州の中南部にあるパヨガスタの町の近くにあります。

サルタ市から約100km離れた場所に位置し、1994年11月20日に設立されました。 64,117 haの乾燥した山岳環境で、標高はトンコ渓谷の南の海抜2600mからセロ・ネグロまたはマルカンテの海抜5226mまで。

この国立公園の名前は、ボリビア南部、アルゼンチン北部、チリのアンデス山脈間の谷に特徴的な大きなサボテン種であるカルドンまたはパサカナ(Trichocereus pasacana)が多数生育していることに由来しています。

また、7,000万年前の恐竜の足跡など、重要な古生物学的遺跡があります。

 

 

▲緩やかーに下りが始まります。
▲険しい山道とは違った景色になりました。

グアナコ(Guanaco)

▲グアナコ(Guanaco)と呼ばれる、動物の群れです。
▲ビクーニャかと思っていましたが、グワナコだと後で教えてもらいました。
▲真っ直ぐな草原地帯を進みます。
▲南米のアンデス山脈には、アルパカ、リャマ、ビクーニャ、グアナコ、と似た種類の動物がいます。
▲アルパカはコロンビア、エクアドル、ペルーでよく見ることができ、ボリビアや、アルゼンチンと南にくれば、リャマやビクーニャを見ることができる印象です。そして、このグアナコはここアルゼンチンで初めて見ました。
▲下ってくると、少し草の感じが変わりました。
▲向こう側にさらに高い山脈が見えますね。

ミラドール・デル・コンドル(コンドルの展望台)

▲ミラドール・デル・コンドル(コンドルの展望台)に着きました。オホ・デル・コンドルと書いてあるので、コンドルの目から見たような景色が見えるということなのでしょう。
▲地図の看板が備え付けてあります。
▲向こうに見えるのが、ティンティン山(Cerro tintin)です。ナショナルパークなので家や商店が何もありません。高台から見下ろす、サボテンが生茂る平原は圧巻でした。
▲向こうに見える道を進んでいきます。先を急ぐため、ミラドールは5分ほどで後にしました。
▲眼下に雄大なナショナルパークの平原が広がります。

長い下り坂を下ります。危ないのでスピードが60km以上でないように気をつけながら進みます。

▲下り終わると、緩やかな上り。

カチから帰ってくるときには、この辺で、キャンプできるところがあればと思っていたのですが、地図をみると、まだナショナルパーク内で、キャンプは禁止っぽいです。

景色がとてもいいです、やはりナショナルパークとして保護しないと、どこも同じように、家が建ち、畑や農場、街や村になってしまうから、保護することは大事なことだと感じます。

Secretos del Cardonal (カルドーナの秘密)

▲違うミラドール(展望台)に到着。
▲Secretos del Cardonal (カルドーナの秘密)というミラドールのようです。
▲大きなサボテンが生えており、いくつか説明の看板が備え付けてありました。
▲大きなサボテン。
▲この大きなサボテンの伝説のようなものが描かれています。愛し合っていた2人は、王様みたいな人に狙われ、逃げ込んだところで、サボテンに変わり、永遠に一緒にいました、みたいな物語のようです。
▲ミラドールがもうひとつあったのですが、先を急ぐので、スルーしました。この看板でナショナルパークの終わりです。
▲ナショナルパークが終わったところで、バス停と廃墟がありました。ギリギリキャンプができそう。カチからカリルまでの帰り道に、キャンプできそうな場所も探しながら進みます。

パヨガスタまで、ここからまだ17kmあることが判明。もう 17:30 なので急がなければ。

しかし、ここから標高で500mの下り。日暮れは、19:30くらいなので、最悪19:00に着けばと思います。

いくつかの家、お土産売り場を通り過ぎ、いい感じに下りながら進んでいきます。

羊飼いの少年

▲パヨガスタ手前、少年が、一人で羊や山羊をつれていた。他に大人がいるかと思いましたが、いなくて驚きました。
▲少年は、6歳くらいに見えますが、立派に動物たちを先導していて、とても感心。
▲夕暮れ時に長閑ないい風景でした。

パヨガスタ(Payogasta)

▲18:20 パヨガスタ(Payogasta)到着。町は、2kmほど先です。

街に入ると野宿する場所を見つけるのが難しくなるため、ここで野宿場所を探したほうがいいかと思い、辺りを見てみるが、ちょうど良さそうな場所がないので、進むことにします。

町の少し手前に、住宅街、警察があり、閉まっていますが、ナショナルパークの事務所っぽいものがあったので、最悪、野宿ならできそう。もう少しいいところはないかと、町まで降りてみます。

工場跡地のようなところで、少し人が集まっていたので、キャンプできる所はないですか。と聞いてみると、その中のおばさんが、工場跡地の屋根の下でキャンプしていいと案内してくれた。水道もあり、トイレはその辺でしたらいいと言ってくれた。

この辺は、山からの湧き水が水道水になっているため、飲めるので嬉しい。

優しい人たちに見つけてもらってよかった。

眠るところが見つかったので、自転車をキャンプ予定地におき、少しだけパヨガスタの街を散策してみる。

▲パヨガスタ教会
▲公園。新しいですね。
▲ライトに照らされた通りは、雰囲気があります。
▲カルチャケス谷のパヨガスタのようです。
▲メルカド・パヨガスタ(市場)
▲唐辛子の産地のようで、ポツンと佇むこのモニュメントがシュール。

寝床探しは楽じゃない

19:30 キャンプ予定地の工場跡に戻ると、突然、敷地内の犬に猛烈に吠えられた。5匹ぐらいに追いかけられ噛まれそうになり、必死に逃げた。必死すぎて、ぎゃーっと悲鳴まで出てしまった。

旅を始めてから、犬には5回程、噛まれている。うち2回は、酷くやられた。

日本と違い、海外では犬に噛まれると、狂犬病のリスクがあるため、絶対に噛まれたくない。日本ではあまり馴染みがない狂犬病ですが、狂犬病は発症すると100%死に至ります。

世界では毎年、5万人以上の死者が出ていて、未だに治療法が見つかっていない感染症です。

ギリギリ噛まれなくてよかった。

そして、その場を離れようとしたとき、男性が敷地に入ってきた。自転車を取りたいが犬がいるため取れないと、説明してみたが、とんでもなく酔っ払っているのか、ドラッグなのか、酩酊状態で、めちゃくちゃ怖かった。ここでは、キャンプできない。。。

工場の家族はこの敷地内に住んでいると思ったが住んでいないみたい。家族を見つけなければ、荷物が心配でしょうがない。道へ出てみると、さっきの人たちを見つけた。ちょうど外にいたのでよかった。

さっきの人たちの一人はマルコさん、一緒に自転車を救出に行ってくれた。敷地のオーナーの親戚らしく、彼と一緒なら犬も吠えてこず、自転車を救出。荷物が無事でよかった。

マルコと、マルコのお兄さんと、お父さんが出てきてくれ、どこだったら、寝れるかと、考えてくれ、

彼らの家の向かいにある、、作りかけの電気のまだ通っていない家で寝かせてもらえることになった。水道は外にあった。

寒いので、家の中で話をする。いろいろな話を聞かせてくれ、今日見た動物がグアナコだということも教えてくれた。

21:30まで話をしたあと、彼らは帰って行った。ご飯は食べたの?と聞かれたが、あんまり迷惑をかけられないので、大丈夫ですと、丁寧にお断りさせてもらった。

するとすぐに、マルコがお腹が減っているだろうと、家から、サンドイッチを持ってきてくれた。とても優しい。

サンドイッチをいただいて、軽くピーナッツや、お米ビスケットを食べて、水に粉ジュースを溶かして飲んでいると疲れでしばらくぼーっと、動けなくなった。

カメラを扱っていると、今日落とした衝撃で、ボタンが押せなくなっていた。かなりショック。

どうしようもないので、重い体を起こし、寝床の準備をします。

就寝

▲シートにスリーピングマット、寝袋で就寝。昨日は寒かったので、家の中で眠れることがとんでもなくありがたい。

22:30就寝。家の中で寝られてよかった。それでも服を全部着て寝て、ちょうどよかったので、テントだったら危険だった。。おやすみなさい。。

明日の朝、いよいよカチ到着です。

どんなところなのか楽しみです!

パヨガスタ(Payogasta)にて起床

2021年 8月 27日

7時半起床。昨日マルコに「写真を一緒に撮ろう、8:30に来て。」と言われていたので、ゆっくり寝ていました。

▲昨夜は、この家で、泊まらせてもらっていました。家の中で眠れたので、寒くて起きることはありませんでした。朝は、やはり外の水道は凍って使えず。昨夜も外はかなり冷えたようです。
▲8:30準備完了。マルコ家族と、写真を撮り、挨拶しました。泊めてくれてありがとー!

パヨガスタを出発

▲パヨガスタを出発。シンメトリーな山並み。
▲朝はめちゃくちゃ空気が澄んでいます。寒いけど気持ちー!
▲昨日、言われていた通り、アップダウンがあるが、若干下りの方が多いみたいです。
▲遠くに見える山が綺麗ですね。
▲カチまで残り4km地点で看板。向こうに見えるのが、カチ山(Nevado de Cachi)。うっすら雪が乗っています。6,380m。寒いわりに乾燥しているので、雪は少しですね。ちなみに南米で一番高い山は、アコンカグアで、6,962m。同じくアルゼンチンにあります。アンデス山脈で、一番高い場所ということですね。
▲記念撮影。
▲このくらい離れたところからのパノラミックな景色が好きでした。

Cachi に到着

▲9:30カチに到着。無事に着きました。Bienvenidos a Cachi = カチへようこそ

 

無事につきました!

2日間と少しでカリルの農場から、カチにたどり着くことができました。

これから、2日間、カチを観光してみます。

その様子は、次回の記事で紹介したいとおもいます!

次回もお楽しみに!

本日の走行

2021 年8月26日

Maray ~ Payogasta

81,42km

走行マップ

 

 

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン 】絶景!コンドルの展望台と絶滅危惧グアナコに出会う旅。【カチの旅完結編】

【アルゼンチン 】絶景!コンドルの展望台と絶滅危惧グアナコに出会う旅。【カチの旅完結編】

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

今回は、カチの旅の5日目【完結編】です。

パヨガスタから120kmを激走し、カリルの農場へ帰りたいと思います!果たして、無事出発地のカリルへたどり着くのでしょうか。

来た時と同じ道を通るのですが、時間帯も違ったため、壮大な景色は違った表情を見せてくれ、絶滅が危惧されているグアナコ、コンドルの展望台のロス・カルドネス国立公園、クエスタ・デル・オビスポ、エスコイぺ渓谷と素晴らしい景色をお楽しみください。

また、今回の旅の様子はこの記事の最後に紹介していますのでそちらも読んでいただけるとありがたいです。

帰る旅路のはじまり

2021年 8月 29日

6:00起床、準備をする。お湯を沸かし、紅茶もダブルで作って飲みながら手早く、荷物をまとめる。テントを片付けなくていいのは、ありがたい。
▲7:30出発。2日間お世話になりました。もう空は明るい。早いうちに距離を稼いでおきたい。ここ最近では、一番暖かい気がする。
▲荷物も減ったので飛ばしていく。パヨガスタからは、地味に長い上りが続く。50km 弱の上り。
▲背後のカチ山は、朝日で照らされています。
▲だんだんと、日が登っていき、
▲振り返るたびに、朝日が追いかけてきます。
▲朝日が照らす、アンデス山脈。
▲大自然。
▲9:00お土産売り場に到着。スパイス類が売っていました。

日も出たので温かい。結構登ってきたので、朝ごはん休憩にする。キャンプで作った、タッパのパスタを2/3くらい食べた。

▲カチ山とサボテン。
▲カチ山も見納めですね。
▲せっかく三脚も持ってきているので、アルゼンチン北部で特徴的なグラデーションのある山と、
▲カチ山をバックに写真を撮りました。結構食べてしまったので、お腹を落ち着かせます。

9:40出発。30分以上休んでしまいました。ひたすらに登ります。

▲遠くの山に、石が積んであるのを発見して、感心。

ようこそ、アグア・デ・ロス・ロロス・サルタと書いてある。ズームして撮りましたが、

▲実際は、こんなに遠い。中央右に微かに文字見えますか?
▲再び、ロス・カルドネス国立公園に入ります。
▲来る時に、スルーしたミラドールによってみます。
▲Antigua recta tin-tin = ”古いティンティンの直線” という意味。以前は、この場所に道があったのでしょう。
▲まっすぐになっている道がよく見えます。
▲この場所を進む方法の歴史。昔は、リャマを使い物資を運び、その後は、牛車、今は、トラックですね。
▲ Recta tin-tin ”ティンティンの直線”
▲山も綺麗ですが、乾燥で手の荒れ具合がひどく、痛みます。
▲しばらくすると、緩い下りになった。来るとき地味に登っていたことに気づきました。来る時に寄ったサボテンのミラドールはスルー。
▲ティンティン山
▲一直線に進んできましたね。
▲再び上りになり、少し休憩。上りがまだまだ続くので、ピーナッツ、甘いのを少し食べます。
▲ティンティン山と自転車。旅情感がでますね。

ミラドール・デル・コンドル(Mirador del Condor)

▲ミラドール・デ・コンドルに到着。行きには登らなかったところまで、登ってみると、さらにいい景色でした。
▲ティンティン山と大草原。
▲国立公園ならではのパノラマですね。
▲上がってきた道も見えます。

自転車で登っている途中、車で停車している人たちが、「すごーい、ガンバレー」と応援してくれた。

▲進む方角が、東から北になると激しい向かい風になりました。来る時は、追い風に助けられていたことに気がつきます。
▲頑張って漕いでいますが、強い向かい風と、海抜3200mを超えたため、空気が薄くなっている影響でしょうか、かなり疲れてきました。少し休憩をとります。
▲その後も何度か止まりながら進みます。途中、丘の上にグアナコも見えました。

グアナコは、ラクダ科ラマ属(こぶのないラクダ類)で体高1m,身長1.6mほどで体重は48-96kgの哺乳動物。主に南アメリカの高地に生息し、特にペルーではインカ時代以前から荷運び用に用いられているようです。

リャマと同様に身を守る二重の厚い毛をまとっていて、その毛は羊と比べてとても軽く、ビクーニャ同様ふわふわしていて、厚さはアルパカよりはやや薄く、アンデスの一部では、肉や皮や毛を取るために乱獲した結果、絶滅が危惧されていますが、アルゼンチンでは貴重な動物であるとされ、丁重に保護されており、世界中のグアナコの95%がアルゼンチンに生息しています。

そのため、野生のグアナコはアルゼンチンでしかなかなか見れない貴重な光景です。

▲ラストスパート頑張ります!
▲グアナコも応援してくれています。
▲少し進むと、群れがありました。
▲ちょうど去っていくところでした。
▲向こうに小さく、ピエドラ・デル・モリーノの教会が見えます!
▲ゴールのカリルまであと63kmの看板!

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)

13:00に着きたかったのですが、14:00にピエドラ・デル・モリーノに到着。

▲着くと、マウンテンバイクのグループがいました。話を聞くと、以前、サルタの街で取材したプロバイクの人たちでした。
▲彼らは、登ってくるのに2時間で、降りるのは、30分で降りるとのこと。
▲写真を撮りながらゆっくりとはいえ、6時間かけて登った道を、2時間とは驚いた。降るのに、2時間を読んでいたが、もう少し早く下れるかなと、希望が持てた。
▲10分ほど頂上で休憩して出発。この景色ともお別れ。

クエスタ・デル・オビスポ (Cuesta del Obispo)

▲14:30 10分程で下り、クエスタ・デル・オビスポに到着。
▲パヨガスタから、石でできた工芸品を売りにきている、男性が親切に写真をとってくれた。
▲景色を見ながら昼ごはん、残りのご飯を全て平らげて、エネルギー補給完了。
▲工芸品をカチで売らないの?と聞くと、競合も多く、縄張り争いみたいなのが面倒で、少し遠いがここまで来ていると言っていた。

同じような工芸品は、新規参入で売れなかったりするらしい。また民芸品を自分で作らず、買ってきて売っている人も多いらしい。田舎なので、そういうのはないかと思っていたが、人間関係はどこも難しいんだなあ。

▲男性は、景色もいいし、のんびりしていて、ここが好きだと言っていた。
▲15:00出発。クエスタ・デル・オビスポまでの最終カーブが、景色がいいと聞いたので、ストップしてみる。道がよく見えた。
▲ひたすら下っていく。スピードが出過ぎないようにブレーキを強く握りしめるため、手がものすごく痛い。
▲乾燥しすぎて、手が切れているので、血が滲みます。
▲だいぶ下ってきましたね。
▲いくつかのミラドールを通り過ぎる、やはり上に比べるとスケールは小さくなるが、それでもいい景色。
▲農場が見えます。
▲来る時にも寄った、ミラドールに着きました。
▲写真をとってもらい、数人と話をした。
▲下に近づいてくると、傾斜がキツくなり、手がさらに痛なる。ブレーキの効きも悪いっぽい。
▲休み休み下りながら、
▲16:55 Marayに到着。
▲ オーナーのマリー。来る時にいた大工のおじさんは、週末で家に帰っており、親切にしてくれたラムゼイ青年もいなかった。

レストランは、今日は空いており、オーナーのマリーが立っていた。

ラムゼイは、今日はアグアネグラで、サッカーをしているとこのこと。今日カリルまで戻らないといけないというと、「えー、大変だね!」と驚いていた。

先日キャンプさせてくれて、ありがとう。と伝えると、「いつでもまた、戻ってきてね、アスタプロント(また後で)」と言ってくれた。

16:00に着きたかったが、最悪17:00にここにつけば、日暮れ前にカリルに帰り着くと思っていたので、すぐに出発!

名残惜しい気持ちもあったが、もう激寒の中、キャンプはしたくないので、マライを後にします。

ケブラーダ・デ・エスコイぺ (Quebrada de Espoipe)

▲夕暮れ時のケブラーダ・デ・エスコイぺは綺麗だった。
▲マリーが12km先と言っていた、学校までいくのに意外と時間がかかった。

18:00学校に到着。サッカーをしているラムゼイに挨拶をしたかったが、大会が行われているのか、思ったよりたくさんの人が集まっていたので、仕方ないがスルー。ゴールまで後、33km!!

▲橋を越えます。
▲崖沿いを颯爽と降っていく。この時間帯は、夕陽に照らされてかなり綺麗。来る時とは全く違った風景だった。

小さな集落をすぎ、ケブラーダ・デ・エスコイぺ終了。

普通の道に出てきました。ここからは、緩やかなまっすぐ坂道が進むため、すごく楽。

夕暮れの畑エリアも綺麗でした。

流石に背中が疲れて痛くなってきたが、漕がなくても時速20kmほどで、ガンガン下っていけます。

19:00カリルの町に到着。

緩やかな、下りはかなり快適に進めて、40kmを2時間で、思ったより早く降ってくることができた。そこから、4km先のゴールの農場まで進む。

▲19:20 ゴール!!!カリルの農場に到着です。

やったー、最後はかなり暗くなっていたが、無事に帰ってくることができました。

12時間走り切りました。(休憩含む)

明日は、ちょうど、サルタでお世話になった人の誕生日で、お祝いをすると言うことで、しばしサルタに戻ることにしました。洗濯もしたかったし、壊れた充電ケーブルを買うのと、カメラの修理もしたいのでちょうどよかったです。

シャワーを浴びさせてもらい、ホットショコレートを飲み、クッキーや、ピーナッツを食べる。

何か、ガッツリ食べたい気もしましたが、料理をするのも面倒だったので、明日街でガッツリ食べるのを楽しみにします。

22:00 カリルの農場の温かいベッドで就寝。

まとめ

5日間のカチの旅いかがだったでしょうか。

出発前は、体調が悪く、自転車も不備がありましたが、怪我もなく無事に旅を終えることができました。

全体を通して言えるのは、カリルからカチまで、130km程の道のりですが、驚くほどに景色が綺麗で、見所もたくさんありました。ケブラーダ・デ・エスコイぺ、クエスタ・デル・オビスポ、ロス・カルドネス国立公園と、ほぼ全ての道のりが見所でした。

また、キャンプに関しては、まだ季節が冬だったことから凍えましたが、親切な家族に助けられたりと無事に乗り越えられました。

カチ観光に関しても、2日間で見れるところは全て見たと言う感じでしょうか。ガイドを雇えば、もっと遠くにトレッキングなどにも出かけられるそうですが、それは、また次回ということで。

一旦、サルタへ戻り、準備を整えて、再び、旅を始めたいと思います。

ここからは、カファヤテ、メンドーサと進んでいき、チリに入国したいと思っています。国境はまだ閉まっているようなので、開けばいいですね。

その後は、パタゴニア。

そして、ティエラ・デ・フエゴ(フエゴ島)。アメリカ大陸最南端のウシュアイアを目指す旅は続きます。

今回の記事を気に入ってくだされば、幸いです。

では、また次の記事でお会いしましょう。

アディオス(さようなら)!

本日の走行

2021 年8月29日

Payogasta ~ El Carril

合計 120,29 km

走行マップ

カチまでの自転車旅の様子

カチまでの自転車旅の様子や、カチ観光初日の様子は、下記リンクからご覧ください。

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【1日目...
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▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目...
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。サルタはアルゼンチンの最北端に位...

▲【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目...
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。サルタはアルゼンチンの最北端に位...

▲【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

【アルゼンチン 】世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1

▲【3日目:世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1】

 

▲【4日目:UFOの発着場所とインカ帝国の足跡を残す、アンデス高原、標高2,531mのカチ(CACHI)村をレポート2】

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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