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記事タグ: 島・離島

【愛媛県】完全離島の「ゆめしま海道」はまさにサイクリングパラダイス!〈前編〉

【愛媛県】完全離島の「ゆめしま海道」はまさにサイクリングパラダイス!〈前編〉

しまなみ海道をはじめとする”サイクリングパラダイス愛媛県”の魅力発信シリーズ。今回は、愛媛県の上島町(かみじまちょう)に位置するサイクリングコース「ゆめしま海道」のサイクリングレポートをお届けします。

「ゆめしま海道」とは

「ゆめしま海道」は、「しまなみ海道」とはまた違う瀬戸内海の4つの島(愛媛県上島町の弓削島(ゆげじま)、佐島(さしま)、生名島(いきなじま)、岩城島(いわぎじま))を3つの橋で結ぶ海道のことで、2022年3月20日に生名島と岩城島を繋ぐ岩城橋が開通し4島全てが橋で繋がりました。しまなみ海道の東側に位置することから「ミニしまなみ」とも呼ばれ最近サイクリスト大注目のスポットです。

そんな「ゆめしま海道」に行くには①広島県生口島からフェリー、② 広島県因島からフェリー(または快速船)、③今治港から快速船、④広島県三原港からの高速船の4つのルートがあり、土生港中央桟橋から快速船で弓削島に渡る便もあります。1日船便合計が140便以上あります。今回は何かと便利な②因島(土生港長崎桟橋)からのアクセスで全島を回るプランを紹介させていただきます。
まずは何故「ゆめしま海道」がサイクリングパラダイスなのか。上島町の観光情報(サイクリング、スポット、食、宿、アート等)をまとめた上島町公式観光HP「瀬戸内かみじまトリップ」のサイクリングのページの以下6つの項目が全てを物語っているので是非読んでみてください。

https://www.kamijima.info/cycling/

出典:瀬戸内かみじまトリップ公式HP

「ゆめしま海道」へは因島の土生港長崎桟橋からがお勧めです

因島(土生港長崎桟橋)がお勧めの理由は、生口島(洲江港)や因島(家老渡港)にはない24時間利用可能な126台収容の「尾道市営長崎駐車場」という大きな駐車場があるため自家用車で自転車を積んでここに停めてスタートするにしても車ごと渡るにしても大変便利な場所となります。ここからゆめしま海道の生名島に渡る「生名フェリー」は早朝から23時まで運行されており、本数も多く、乗船時間は2~3分で運賃も片道70円(自転車60円)と安くておすすめです。

また、上島町には町外から自転車で来られる方の自転車分の船代が無料になる、お得な『サイクルフリー制度』があります。上島町に渡る5つの航路で利用できますので是非ご利用をご検討ください。(上記上島町公式観光HP「瀬戸内かみじまトリップ」のサイクリングのページにも詳しく記載があります。)

出典:瀬戸内かみじまトリップ公式HP

各港や船内にも『サイクルフリー券』がございますので当日でも大丈夫です。必要事項を記入して、運賃支払い時に渡すだけで自転車料金は無料になります。

船の乗り降りには海の掟(おきて)が存在します。出るものが先、つまり下船が優先なのです。クルマの下船が終わったらすみやかに係員の指示に従って自転車は進行方向左側の白線の内側に停めましょう。

広島県因島の長崎桟橋を出航して愛媛県生名島の立石港までの距離はたったの300mほどなのでわずか2~3分で到着です。左手に「祝 上島町合併20周年」の幟がありますが、上島町は平成16(2004)年10月1日、旧弓削町、旧生名村、旧岩城村、旧魚島村の4町村が合併しちょうど20周年を迎えました。今回は岩城小学校グラウンドにおいて行われた上島町合併20周年記念イベント「ゆめしまフェスタ2024」に合わせてサイクリングしました。

生名島「立石港」から「生名橋」を超えて「佐島」へ

立石港に到着すると目の前に生名島の海の玄関ともいえる立石港を管理する生名立石港務所があります。

中には生名フェリーのチケットを取り扱う切符売り場や上島町レンタサイクルのターミナルも併設されていて、現在愛媛県で開催中の『SHIMAHIMERIDE しまなみ海道×えひめ デジタルスタンプラリー 』の看板を見つけました。現在愛媛県の松山市、今治市、西条市、上島町では自然やアクテビティ、ショッピングに美味しいグルメを楽しみながらサイクリングができるデジタルスタンプラリー”しまひめライド“を開催中です。

上島町はレンタサイクルも充実して独自のレンタサイクルの仕組みが整備されています。弓削島・生名島・岩城島・魚島のレンタサイクルターミナルで自転車を借りて、エリア内の他のターミナルで乗り捨ても可能。但し、しまなみ海道のレンタサイクルとは連動していないので注意が必要です。

計5つ以上のスタンプを獲得しておひとり合計3,000円(税込)以上のレシートを集めて応募をすると、抽選で愛媛の名産品が当たります。
詳しくは下記をご確認ください。

https://gse.cycling-ehime.com/shimahime-ride/

ここからまずは生名橋を目指しますが、途中のコンビニエンスストアの「ポプラ 生名店」もデジタルスタンプのスポットとなっていますので飲料水や軽食の買い物に重宝します。

海沿いの素敵な道を走ると隣の佐島に渡る「生名橋」が見えてきました。

生名橋は、生名島と佐島を結ぶ橋長515mの斜張橋でゆめしま3橋では2番目に建設され2011年に完成しました。
見ての通り生名橋の高さは24.5mで比較的低い橋のためルート上に起伏が少なく、サイクリング初心者の方やレンタサイクルでも非常に走りやすいです。

上り口にある「生名橋記念公園」にはトイレ、芝生やベンチもあり、ゆっくりできます。

生名島から「生名橋」を渡って佐島に向かいますが、信号とトンネルが一つもない上に車通りも少なく、道がきれいに舗装されているゆめしま海道はとても走りやすいです。

次の佐島に上陸してすぐの所にある弓削大橋へと向かう途中にあるゆめしま海道佐島展望所にも石碑がありました。ゆめしま海道最短ルートを走るだけだと佐島は北側をほんの少し通るだけの島になります。南北に長いこの佐島にはその先端まで行った人だけが見ることができる珍スポットがありますので帰りに南端まで行く道を目指すことにして次の「弓削大橋」に向かいます。

「弓削大橋」から弓削島一周サイクリング

「弓削大橋」は橋長567mでゆめしま3橋で最初に建設し1996年に完成しました。

ここは弓削大橋がキレイで映える場所です。

橋を潜ってすぐ右に入った路地裏に美味しいピザがいただける「ふじた住設給食部 いっ福」さんというお店があります。ここも「しまひめライドデジタルスタンプラリー2024」のスポットの一つです。

その先の「上島町役場弓削総合支所」には‘ゆめとあなたをつなぐYOMESHIMA’の素敵なパネルがありますが、左から弓削島、佐島、生名島その向こうが岩城島です。
この4島が橋で繋がっているのは素敵ですね。

更なる先には「せとうち交流館」があり

ここは上島町の交流拠点であり様々な観光案内をしており、「しまひめライドデジタルスタンプラリー2024」のスポット「弓削レンタサイクルターミナル」にもなっていて

E-BIKEを含む各種自転車のレンタルが可能です。

ここからさらに弓削島を北上し弓削島一周道路をサイクリングしましょう。でもここを右に曲がらずに少し寄り道をして

真っ直ぐ行った先にある防波堤アート「天の花」に寄ってみましょう。
「瀬戸内かみじまアートプロジェクト2019」の事業として 弓削島久司浦地区防波堤に日月 美輪さんによって描かれたものです。

北岸の弓削島一周道路の入り口は狭い上りになりますが

上りきった弓削大谷からの展望はとても素敵です。県道172号のこの道はアップダウンがありますが、それほどきつい勾配はありません。車もほとんど来ないのでとても静かです。
向こうに見える島は豊島、高井神島、魚島、江ノ島というようですね。江ノ島以外は有人島です。

備後灘を左手に見ながら弓削島中心部に戻ります。

戻ると「弓削神社」がある松原海水浴場に到着です。

近くの古い街並みをずんずん進むと、ここにも幟がありましたが「しまひめライドデジタルスタンプラリー2024」のスポットの一つモダンで明るいお好み焼き屋さん。「みちくさ」もあります。

「松原海水浴場」は平成18年度環境省「快水浴場百選」認定された白砂青松の素敵な海水浴場です。

ここから高台に上った「イングランドシーリゾート フェスパ」は今回新たに「しまひめライドデジタルスタンプラリー2024」のスポットに追加されています。

近海で獲れる新鮮な魚介をはじめ、上島町産の食材にこだわった会席料理や気軽に味わえるランチメニューアラカルトなどもありますが全室オーシャンビューの客室を有して野趣あふれる岩造りの「満天の湯」と、リゾート感あふれる「スパ・ホリズン」があり露天風呂から眺める瀬戸内海は絶景です。

「ゆめしま海道」のレポートは後編へ続く

ここまでご覧いただきありがとうございます。後編もゆめしま海道サイクリングの様子をお届けします。楽しみにお待ちください!

 

執筆:日本旅行ビジネスソリューションズ株式会社

【愛媛県】完全離島の「ゆめしま海道」はまさにサイクリングパラダイス!〈後編〉

【愛媛県】完全離島の「ゆめしま海道」はまさにサイクリングパラダイス!〈後編〉

前編でも「ゆめしま海道」の絶景を楽しめましたが、後編もたくさんの魅力ある風景に出会え、また走りごたえのあるライドとなりました。引き続きレポートをお楽しみください。

再び「弓削大橋」から佐島「Uターンブルーライン」へ

弓削島を満喫した後は再び「弓削大橋」に向かい

自転車を停めて弓削大橋からの南側の展望を楽しみましょう。

左手に見えているのは先ほどお伝えした南北に細長い「佐島」ですが、時間がある方はこの先へ行ってみましょう。

全体的に細い道が多いですが他の島よりもさらにのどかな原風景が広がります。自転車なら素敵な景色を眺めながら快適に楽しめます。

途中は南国の離島を思わせるこんな景色もありますよ♪

そして佐島の魅力と言えば「Uターンブルーライン」です。
サイクリストにとって大事な道しるべとなっているブルーラインに沿って佐島の道を進むとまさかのUターン。
ここだけにしかない珍しいブルーラインです。弓削大島を降りてから約6kmありますがサイクリストの人気スポットとしてクチコミで静かなブーム到来中です。先には美しい隠れビーチもありますので、そのままUターンせずにビーチでゆっくりするのがおすすめです。

佐島からは再び「生名橋」を渡りますが

下をのぞくと?ご覧あれ!この透き通ったエメラルドグリーンの海!! 上島町の海は透明度が高く、本当に美しいです。

生名島に戻り真っ直ぐ行くと出発地の立石港に戻れますが、生名港にあったコンビニエンスストアのポプラを左折して岩城島へ向かいます。

岩城島一周と「積善山」ヒルクライム体験へ

岩城橋は2022年3月20日に完成しました。橋長916m、幅7.5mで総事業費およそ183億円をかけ建設されました。

上からの景色は素晴らしく

正面には岩城島のシンボル「積善山」が聳え立っています。

この三角錐の美しい標高369m「積善山」は桜の名所として有名ですが、サイクリストの間ではヒルクライムが人気です。頂上まで行くことが出来ますので最後に上ってみましょう。

「岩城島」の南側には赤穂根島があります。牛を放牧しており、今治方面からの定期船からは運が良ければ浜辺でくつろいでいる様子も見えるとか。

そのまま西進すると岩城港にある「リモーネプラザ岩城観光センター」に到着です。
「しまひめライドデジタルスタンプラリー2024」のスポット「上島町レンタサイクル 岩城ターミナル」もここにあります。
岩城港には芸予汽船が寄港します。今治港と因島の土生港を結び、大島の友浦港や伯方島の木浦港、上島町ゆめしま海道の島々(岩城島、佐島、弓削島、生名島)に寄港する快速船で1日4便にて今治港と土生港を70分程度で結びます。
フェリーではなく旅客船なので自動車やオートバイ・原付バイクの積載はできませんが一部便を除き自転車は基本的に積載することができます。

リモーネプラザ内にある「いわぎ物産センター」には、岩城島で作られた旬の野菜や特産品を販売しています。他にも、「レモンブッセ」や「サクラブッセ」をはじめ、岩城産レモンを使ったスイーツも多数! こちらもお土産やサイクリング合間のおやつにぴったりです。

隣の「上島町役場岩城総合支所」にもYUMESHIMA全景のパネルがありました。

上島町合併20周年を盛大に祝う上島町合併20周年記念イベント「ゆめしまフェスタ2024」が令和6年9月29日、上島町立岩城小学校グラウンドにおいて盛大に開催され、約1,700人が来場しました。

イベントのスタートは岩城港から会場まで各地区7台のだんじりの練り歩きから始まり、校庭でだんじりの勇壮な一斉差し上げで祝賀ムードを高め上島町に住む元CARAVANのキーボード奏者のデイヴ・シンクレアさんのミニライブや、つるの剛士さんのトークイベントが行われました。



更に西へ岩城島西部海水浴場まで走るとしまなみ海道の生口島と伯方島が見えてきます。

岩城島西部の素敵な海岸線を走り

生口島の洲江港への連絡する「小漕港」に到着です。
洲江港から小漕港までの所要時間は所要時間は5分で午前中は20分毎に三光汽船が運航しています。このフェリーを使って岩城島を中心にサイクリングするプランも素敵です。

岩城島の観光スポットとして欠かせない、島の中央にそびえる「積善山」は標高369mの山頂にある展望台からは360度のパノラマが広がり瀬戸内海の多島美や四国山地、遠くは中国山地まで見渡せます。
春になると、ソメイヨシノやオオシマザクラ、山桜など約3,000本の桜が咲き誇り、桜色の帯が山肌に広がる光景は、「天女の羽衣」とも称され毎年行われる「いわぎ桜まつり」が開かれる4月には1万人を超える人が訪れるそうです。

体力のある方は是非「小漕港」から真っすぐ南下して積善山ヒルクライムに挑戦してみましょう。

岩城環状線を途中右折して頂上を目指します。

積善山山頂直前ににサイクルラックがありますのでここから徒歩で頂上へ向かいます。

積善山の頂上に上がると今まで走ってきた生名島~佐島~弓削島が見渡せます。

「岩城橋」から生名島西海岸サイクリング

「積善山」の展望を満喫したら「岩城橋」を再び渡り

「岩城橋」から北側の素晴らしい展望を見ながら

生名島西海岸の最後のサイクリングコースを満喫しましょう。

穏やかな美しい海はゆめしま海道の魅力の一つであり、

海の直ぐそばを走れる道は絶景なのでおすすめです。

こんな素敵な写真も撮り放題です。

今回愛媛県で開催中の『しまひめライド デジタルスタンプラリー 2024』に合わせて、旅×自転車の情報メディアTABIRINでもTABIRIN アプリによる『しまひめライドフォトコンテスト~自転車で旅しよう!~』が同時開催されています。
フォトコンテストのテーマは「しまひめライド~思い出の風景×自転車旅」です。
是非TABIRIN アプリもインストールしてこの魅力満載の「ゆめしま海道」の自転車旅をお楽しみいただきたくさんの写真の投稿をお願いいたします。入賞者には豪華賞品も用意されていますよ。

『しまひめライドデジタルスタンプラリー2024』のスポット「サウンド波間田」は芝生フリーサイトキャンプ場で

手ぶらでふらっと立ち寄れて特産品のかんきつジビエやレモンポーク&海鮮BBQも楽しめます。

また、すぐ横に防波堤アート「みんなのクジラ」もありました。

さぁ対岸の因島の土生港が見えてきました。

楽しかった「ゆめしま海道」全島一周サイクリングも終わりです。

「ゆめしま海道」の魅力は伝わりましたか?
今回は自身のE-BIKEで素敵な「ゆめしま海道」を満喫しましたが、上島町のレンタサイクルを借りても十分楽しめます。
是非、完全離島のサイクリングパラダイス「ゆめしま海道」を現在愛媛県で開催中の『しまひめライド デジタルスタンプラリー 2024』とあわせてお楽しみいただければ幸いです。

関連リンク

▼【愛媛県】しまひめライドデジタルスタンプラリー2024
https://gse.cycling-ehime.com/shimahime-ride/

▼ゆめしま海道サイクリングコース(CYCLING EHIME公式サイトより )
https://cycling-ehime.com/routes/the_yumeshima_kaido/

まとめ

今回は愛媛県のサイクリングコースのうちの一つである、しまなみ海道の東側に広がる上島町の島々からなる「ゆめしま海道」をご紹介しました。
以前は生名島、佐島、弓削島の3つの島を2つの橋で回るだけでしたが、2022年に開通した「岩城橋」を利用することにより岩城島の積善山のヒルクライムも満喫出来るコースとなりました。
タイトル通り、信号とトンネルが一つもない上に車通りも少なく、道がきれいに舗装されているゆめしま海道はまさにサイクリングパラダイス!
とても走りやすく、ストレスフリーな絶景サイクリングの爽快感をあなたもぜひ体感してみてください!

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開催中の「しまひめライドフォトコンテスト~自転車で旅しよう!~」については以下記事をご覧ください。

〈たくさんのご応募ありがとうございました〉【愛媛県】「しまひめライド×TABIRIN...
※本フォトコンテストは終了しています。【愛媛県】しまひめライドデジタルスタンプラリー2024 開催中グレーターしまなみ・えひめ推進協議会(愛媛県、松山市、今治市、西条市、上島町等で構成)は、しまなみ海道と隣接する愛媛県側エリアにおいて、サイクリングとあわせて自然やアクテビティ、ショッピング、美味しいグルメを楽しむデジタルスタンプラリー"しまひめライド"を開催中です。指定されたスポットのスタンプを集め、合計3,000円(税込み)以上の買い物をしてスタンプを集め応募すると、抽選で地元の特産品などの豪...

 

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執筆:日本旅行ビジネスソリューションズ株式会社

【愛媛県】レンタサイクルで八幡浜市にある唯一の有人島「大島」散策

【愛媛県】レンタサイクルで八幡浜市にある唯一の有人島「大島」散策

愛媛県の西端にある佐田岬半島の付け根に位置する八幡浜市。八幡浜港でクロスバイクをレンタルし、船で大島へと渡った島内サイクリングをご紹介します。

道の駅 八幡浜みなっと

大分県別府港や宮崎県臼杵港との航路発着港である八幡浜港。その港に隣接している「みなとオアシス 八幡浜みなっと」は、地域の素材を活かした産直・物販・飲食施設「アゴラマルシェ」、八幡浜漁港に水揚げされた新鮮な魚を直売する「どーや市場」、情報発信・地域活動の拠点「みなと交流館」などで構成された、八幡浜のシンボルのひとつです。

みなと交流館レンタサイクル

情報発信・地域活動の拠点「みなと交流館」では、クロスバイクやEバイクをレンタルすることができます。貸出開始時間の10時にクロスバイクを借りて、大島行き定期船の出航時間まで「アゴラマルシェ」でパンや飲み物を買ったりしながら過ごします。

大島行き定期船

八幡浜港と大島の定期船は一日3往復。片道運賃は710円で自転車は別途210円が必要です。
2便目の11:30発の船で大島を目指します。

八幡浜「大島」

大島は八幡浜市の沖合に位置する群島の総称で、八幡浜市唯一の有人島。国内および県内の他の大島と区別するため八幡浜大島とも称されています。
粟ノ小島・大島・三王島・地大島・貝付小島という大小5つの島々から構成されていて、大島・三王島・地大島は橋でつながっています。

大島港

八幡浜港から25分で大島港に到着。自転車を押して下船し早速サイクリングスタート。
大島港から南へ約700mにある小さな橋を渡れば「三王島」。
三王島の小さな港からの風景。美しい海が広がっています。

さらに小さな橋を渡って地大島(地之大島)を時計回りに約3km走ります。海沿いの道はどんどん細くなっていきます。

龍王神社

地大島の南東まで走り赤い鳥居が見えてきたら龍王神社。神社の奥には龍が棲むという伝説が残る龍王池があります。深緑の水面と周りの木々はとても神秘的な景色が広がっています。

鳥居の前は青い海と愛媛県西予市を望めます。

貝付小島エンジェルロード

龍王神社から島を反時計回りに貝付小島(かいつき小島)へ戻ります。潮が引いた時だけに道が現れるトンボロ現象により、貝付小島とつながるこの道は通称「エンジェルロード」と呼ばれています。
砂利でつながるエンジェルロードを渡れば、伊予小島灯台まで歩いて行くこともできます。

大島交流館「大島テラス」

大島港へと戻り、2便の出航時間まで大島テラスで過ごします。
大島の新しいシンボルとして、2018年8月に完成した大島交流館「大島テラス」は、島の情報発信やカフェの機能も一体となっています。
火曜日は休館日なのでカフェもお休みですが、館内は休憩所として利用可能です。
道の駅で購入したパンとみかんゼリーで軽食タイム。


シンボリックな「龍王やぐら」からは、島の景色と海を見渡せます。

13:40に乗船して14::00発の便で八幡浜港へ戻ります。

八幡浜ちゃんぽん

八幡浜港へ戻って「八幡浜ちゃんぽん」でランチタイム。長崎などの麺文化「ちゃんぽん」を八幡浜風にして生まれたソウルフードです。創業昭和23年「丸山」のちゃんぽんは、濃すぎない醬油ベースで”あっさりまろやか”なスープがとても美味しいです。

みなとオアシス 八幡浜みなっとへ戻り、みなと交流館でクロスバイクを返却しサイクリング終了です。

コース紹介


距離:7.7km 獲得標高:56 m

まとめ

5つの島が連なる八幡浜大島では、たまに島の方を見かけますがほとんど人も車もいません。島滞在時間は2時間ほどでしたが、のんびり流れる島の時間を感じながら過ごすことができました。
八幡浜で自転車を借りれば、市内散策や佐多岬まで日帰りで走ることもできます。
しまなみ海道で愛媛県を訪れた際にはちょっと八幡浜まで足をのばして、違う愛媛県の風景も楽しんでみてください。

執筆:花田 康

【鹿児島県】海や川そして野生動物と出会える「世界遺産の自然」を楽しむ屋久島一周サイクリング

【鹿児島県】海や川そして野生動物と出会える「世界遺産の自然」を楽しむ屋久島一周サイクリング


世界自然遺産の屋久島は縄文杉で知らていますが、海や滝などの風景をはじめ、海の幸やスイーツなどのグルメも楽しめるサイクリングに最適な島でもあります。
一周約100kmを自転車でぐるっと巡る屋久島の魅力をご紹介します。

屋久島とは

鹿児島市から南に約135km、太平洋と東シナ海に面した洋上に浮かぶ屋久島は、1993年に日本初の世界自然遺産として登録されました。樹齢2000年代から7200年とも言われる縄文杉をはじめ、九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)など、多様な自然で知られています。
そんな屋久島は「山歩き」のイメージが強いですが、島を周回する約100kmの道路はサイクリングにも最適で、海や川・滝などの風景や地元グルメも楽しむことができます。

アクセスは屋久島空港利用

屋久島へのアクセスは、鹿児島からの海路(高速船またはフェリー)と、屋久島空港への空路があります。空路は、日本エアコミューター(JAC)による、大阪(伊丹空港)、福岡空港、鹿児島空港からの直行便が就航していますので、首都圏からはそれらの空港を経由することになります。

屋久島空港の滑走路は1500mしかないため、ジェット機は就航できず、現在就航しているのはプロペラ機のみです。

サイクリングの拠点はサマナホテル屋久島

旧屋久島ホテルから、2024年4月26日に「Samana Hotel Yakushima」としてリブランドオープンしたリゾートホテルは、屋久島南端の海に面した360度のロケーション。

季節によっては、夕日と朝日の両方を望むことができる希少な立地で、客室はオーシャンビューやマウンテンビュー、展望風呂付きの客室などがあります。

地下から湧き出る、とろみのある天然温泉を源泉かけ流しで楽しめほか、地元の食材を活かしたビュッフェスタイルのレストラン「THE VIEW」も人気です。
また、ホテルではEバイクのレンタルも用意されています。

屋久島一周サイクリング

海から昇る朝日を望み、豊富なメニューの朝食を楽しんで、サイクリングスタート。

まず目の前には、「東洋のマッターホルン」とも言われるモッチョム岳の雄大な景色が広がっています。

ここから屋久島を反時計回りに走ります。

島の南部トローキの滝

約4km走って、屋久島の農産物・工芸品の直売所「ぽんたん館」へ。ここでは人気の「たんかんジュース」。

道を渡って海の方へ歩けば、美しい滝を望むことができます。

高さ6mのトローキの滝は、鯛ノ川が海に直接流れ落ちる、日本では非常にめすらしい「海岸瀑」です。

安房エリア

安房(あんぼう)エリアは、屋久島の南東部に位置し、安房川を中心に広がる屋久島で2番目に大きな集落です。
安房川ではカヤックやサップが楽しめ、半日ツアーなど手軽なリバーアクティビティも利用できます。

屋久杉工芸店「武田館」に隣接する「YAKUSHIMA BLESS」は、屋久杉の素材を使ったオリジナル商品や島の特産品を扱うお店。

屋久杉のチップを使用した石鹸や香りの商品など、お洒落なアイテムが揃っています。

空港・役場エリア

屋久島空港の手前でちょっと内陸部へ入れば茶畑が広がっています。

温暖な気候、豊富な水、山から吹き降ろす風など特有の条件が揃う屋久島は、日本で最も早い時期に収穫される新茶を生み出す「お茶の産地」でもあります。

屋久島空港を過ぎれば屋久島町役場があり、目の前に海が見える美しい風景が現れます。

宮之浦エリア

島の北東部に位置する宮之浦にはフェリーが発着する宮之浦港があり、屋久島への玄関口としても機能し、飲食店も多く中心的なエリアです。
屋久島の海の幸を楽しめる「潮騒」でランチタイム。
潮騒では、鮮度を保つために、水揚げ後すぐに首を折って血抜きをする、屋久島を代表する首折れサバや、水揚げ量日本一を誇るトビウオ料理が人気。
骨まで食べられる「トビウオ唐揚げ定食」をいただきます。

宮之浦港近くの屋久島環境文化村センターは、屋久島の自然や文化に関する総合的な情報を提供するビジターセンター。

2024年3月には「THE NORTH FACE 屋久島」がオープンしました。

島の最北端、一湊エリア

一湊(いっそう)は、古くから漁業で栄えた島最北端のまち。屋久島最大の広さを誇る美しい白砂の一湊海水浴場は、入江状の地形なので波が穏やかで、ダイビングスポットとしても人気があります。

一湊地区の公園内にある布引の滝は、落差約40mの滝です。

島唯一のトンネル「新一湊隧道」を抜けて、島の西側へ出れば「東シナ海展望所」。

東シナ海に浮かぶのは口永良部島。島の人たちは、ムーミンが寝てるように見えるからムーミン島とも呼んでいるそうです。

島の北西部、永田エリア

島の北西部に位置する永田地区の「いなか浜」は美しい砂浜で、太平洋を回遊するウミガメが産卵のために上陸する日本屈指の場所として知られています。11月ごろはふ化した卵の殻がいくつも砂浜に残っています。

約1kmに渡って続く花崗岩の白砂の潮だまりでは、水鏡のような写真を撮ることができます。

屋久島の水で作った豆腐料理を提供する、永田地区にある隠れ家のような「柴とうふ店」。

豆腐は一丁が大きくしっかりとして、濃い大豆の味が広がります。店先で食べられる「48(シバ)セット」は、おからで作った菓子と豆乳が付いています。

世界遺産を走る「西部林道」

屋久島の西側、屋久島灯台入口から大川(おおこ)の滝周辺を結ぶ約17kmの沿岸道路を西部林道と呼びます。
日本最大級の照葉樹林や亜熱帯植物が続き、「緑のトンネル」とも呼ばれ、世界自然遺産地域に指定されているエリアを車や自転車で通行できる数少ない場所です。

道路上でくつろぐヤクザルやヤクシカに出会える可能性が高く、車や自転車は遠慮しながらゆっくり走っています。
二車線道路になってもまだ、路上でくつろぐヤクザルやヤクシカ達に出会えます。

その先には長い下りが続き、海と山を望む壮大な屋久島の自然を感じられます。
西部林道の終点辺りに位置する大川の滝(おおこのたき)は、島内随一の規模を誇る落差88m滝で、「日本の滝100選」にも選ばれています。
島の南西部、中間地区にある巨大なガジュマルの木「中間ガジュマル」は、幹から無数の気根が伸びていて、トンネルのようになっているのが特徴です。また、NHK連続テレビ小説「まんてん」のロケ地としても知られています。

ゴールは屋久島のスイーツと夕日

サマナホテルを少し過ぎて「やくしま果鈴」でスイーツタイム。自社農園で栽培したタンカンや、屋久島名産のパッションフルーツやグァバなどのフルーツを使用したスイーツを販売しています。

店内イートインスペースで頂くこともできますが、店先のベンチで食べることもできます。

また、トローキの滝の先へ行けば、「屋久島ジェラート・そらうみ」で美味しいジェラートを楽しむこともできます。

ホテルへ戻れば、ちょうどサンセットタイム。

テラスから海に沈む夕陽を望んだ後は、天然温泉と美味しい食事でサイクリングを疲れを癒します。

ヒルクライムを楽しむなら「雲の展望台」へ

もっと坂も楽しみたい「坂好き」サイクリストには、白谷雲水峡への道がおすすめ。

雲の展望台は、眼下に白谷川の青い水、見渡す先には宮之浦の街並みと大海原を望む絶景を楽しめます。

コース紹介

距離:102km 獲得標高:2,608m

屋久島観光協会
samana hotel Yakushima

まとめ

屋久島と言えば「山」や「縄文杉」のイメージが強いですが、海や川も美しく、特に西部林道は野生の動物たちを見ながら(遠慮しながら)走れる、世界遺産ならではの素晴らしい島です。
島内の交通量は少なく、ぐるっと島を周遊するので道に迷うこともないので、サイクリングには最適は島だと感じました。
首都圏からの直行便が無いのでアクセスが悪いように思っていましたが、乗継便を使えば三連休を使って十分楽しめることも実感できました。
毎年2月には、イベント「サイクリング屋久島」も開催されています。2026年は三連休の時に開催され、50kmのコースもあるので、まずはイベントに参加してみるのもおすすめです。

執筆:花田 康

【愛媛県】瀬戸内海の美しい島々をめぐる しまひめライドしまなみ・ゆめしまエリア《PR》

【愛媛県】瀬戸内海の美しい島々をめぐる しまひめライドしまなみ・ゆめしまエリア《PR》

愛媛県で実施しているサイクリングで巡る デジタルスタンプラリー& フォトコンテスト「しまひめライド」。
瀬戸内海の美しい島々をつなぐ「しまなみ海道」と「ゆめしま海道」を、レンタサイクルを使って2日間でめぐるサイクリングをご紹介します。

★は、しまひめライドの登録スポットです。

1日目 しまなみ海道(大島・伯方島・大三島)

しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路で、瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んでいます。橋は自動車道だけでなく、自転車・歩行者道が併設されているため、美しい島々の景観と壮大な橋の景観を楽しみながらサイクリングができる、日本を代表するサイクリングコースとして人気があります。

★中央レンタサイクルターミナル

まず今治市の中央レンタサイクルターミナルでクロスバイクを借ります。
しまなみジャパンが運営するレンタサイクルは、しまなみ海道エリアに10ターミナルがあり、どこでも貸出・返却ができます。
レンタルは予約もできるので安心。手続きを済ませ隣のサンライズ糸山へ。

★サンライズ糸山

サンライズ糸山は、しまなみ海道サイクリングロードにおける今治市側の拠点で宿泊施設やカフェ、Tシャツやサイクリンググッズの販売もあります。
しまなみ海道がプリントされたTシャツを購入し、早速着替えてサイクリングスタート。

★来島海峡展望館

世界初の三連吊橋である雄大な来島(くるしま)海峡大橋と、日本三大急潮の一つに数えられる来島海峡を望むことができるこのスポットは、しまなみ海道サイクリングでまず立ち寄ってほしいスポットです。
来島海峡展望館では、今治タオルなど地元の特産品を買うこともできます。

400mほど坂を下って、しまなみ海道自転車道へと入り大島を目指します。

来島海峡大橋

来島海峡大橋は、来島海峡に架かる総延長4.1kmの3つの吊橋の総称で、大島へ渡れば3つ目の第三大橋を間近に望むことができます。

★道の駅 よしうみいきいき館

大島へ下りてすぐ近く「道の駅 よしうみいきいき館」。ここでは新鮮な魚介類を七輪で味わう海鮮バーベキューをはじめ、魚介類をふんだんに使った丼が人気。地元で採れた野菜や鮮魚、特産品などのおみやげも充実しています。

亀老山展望公園

道の駅から約5km走って標高301mの亀老山展望公園を目指します。

平均勾配8%超えの坂道はかなりハードですが、登り切った展望台からの景色は格別。
隈研吾氏による設計として知られるパノラマ展望台ブリッジからはダイナミックな来島海峡大橋や美しい瀬戸内海の島々を見渡すことができます。

来島海峡大橋を望む海岸通り

再び「道の駅 よしうみいきいき館」へ下りて、大島の西海岸沿いを北上。穏やかな瀬戸内海沿いの堤防は低く、橋と島々が織りなす風景を見渡せる道が約3km続きます。

★村上海賊ミュージアム

大島の東側へ走って村上海賊ミュージアムへ。
全国初の海賊をテーマにした博物館は、今治周辺を治めていた村上海賊の歴史を紐解く貴重な資料を展示しています。

★道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた

大島から、伯方・大島大橋を渡って伯方島へ。
橋を下りたらすぐの「道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた」は、おだやかな伯方ビーチに隣接したリゾート体感型道の駅です。S・Cパークの”S”は「Sports(スポーツ)」、”C”は「Culture(文化)」を意味しています。

館内で目につくのは種類が多い「みかんジュース」。愛媛県産のみかんで作られたジュースは、味覚まっぷを見ながら、好みに合わせて選べるのが魅力です。

ランチはマリンオアシスはかたレストラン。人気の高い「伯方の塩ラーメン」と今治市のソウルフード「焼豚玉子飯」のセットで、今治グルメを楽しみます。

★ドルフィンファーム

ランチの後は、道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかたに隣接する、イルカと触れ合う事のできる日本最大級のふれあい施設「ドルフィンファーム」へ。
ドルフィンタッチ・ドルフィンスイム・ドルフィンスイムプラスのコースがあり、イルカと遊んだり、背ビレにつかまって泳ぐなど、イルカについて学ぶことができます。

しまなみ伯方塩業㈱ 大三島工場

伯方島から、大三島橋を渡って大三島(おおみしま)へ。
まずは島の西側にある伯方塩業㈱ 大三島工場。

施設前の鐘を叩けば「は・か・た・の・塩」のCMで知られるメロディーを奏でることができます。
施設内では塩や関連商品の販売をはじめ、塩づくり見学や体験もできます。

伯方の塩を使った「塩ソフトクリーム」でひと休み。塩のトッピングによってさらに甘さが際立つ美味しさです。

★マーレ・グラッシア大三島

すぐ隣のマーレ・グラッシア大三島は、複合型リラクゼーション施設。
海水・海藻・海の気候等を組み合わせたタラソテラピー(海洋療法)の考え方を取り入れ、心と身体を癒してくれます。

★大三島美術館

マーレ・グラッシア大三島から1.5kmほど走れば、1950~2000年代に描かれた現代日本画を展示する大三島美術館。

現在の日本画壇を代表する作家たちの若かりし頃の作品を中心に所蔵されています。

★道の駅 しまなみの駅 御島

すぐ近くには、「道の駅 しまなみの駅 御島」があります。
館内には大三島の特産品やおみやげが並び、情報コーナーでは大三島の観光情報やしまなみ海道周辺地域の情報も得ることができます。

★WAKKA CAFE

WAKKAは、大三島の東側にあるオーシャンビューのツーリズム総合施設。宿泊、カフェ、10種のサイクリングサポート、20種以上の体験、ツアーデスクを提供しています。
施設の中を抜ければ、目の前に広い芝生と海がひろがるWAKKA CAFE。


カフェからは、世界有数の斜張橋「多々羅(たたら)大橋」も望むことができます。

★道の駅 多々羅しまなみ公園

WAKKAから1.5kmほど走って道の駅 多々羅しまなみ公園へ。
目の前の多々羅大橋は、大三島と生口島(広島県尾道市)を繋ぐ橋なので、愛媛県側のしまなみ海道としては、最後のスポットになります。
多々羅大橋と瀬戸内海の景色を一望できる公園内には「サイクリストの聖地」記念碑があり、多くのサイクリストの巡礼地としても人気のスポットです。

ここから伯方島へ戻り、伯方港から船で上島町へ渡り、古民家ゲストハウス 汐見の家で宿泊です。

2日目 ゆめしま海道(弓削島・佐島・生名島・岩城島)

ゆめしま海道は、上島町の弓削島(ゆげじま)、佐島(さしま)、生名島(いきなじま)、岩城島(いわぎじま)の4つの島を、3つの橋(弓削大橋、生名橋、岩城橋)でつなぐサイクリングロードです。2022年3月の岩城橋開通によって全線開通しました。
しまなみ海道と比べて距離が短く、交通量も少ないため、サイクリング初心者にもおすすめのサイクリングロードです。

★古民家ゲストハウス 汐見の家

ゆめしま海道エリアにはホテルが少なく、ゲストハウスや民宿利用が便利です。
佐島港近くの「古民家ゲストハウス 汐見の家」は、ふすまで仕切られた和室利用で、夕食と朝食は、スタッフの方が家庭料理を用意してくれます。(準備や片づけは一緒に行います) 
外国人サイクリストの利用者も多く、ちょうどオーストラリアから旅行で来ていた女性サイクリストと一緒に楽しく過ごすことができました。

佐島港

朝は宿の近く佐島港へ。先に出発していたオーストラリア人サイクリストが生名橋を渡っていたので、それを見送ってからスタートです。

ブルーライン Uターン場

サイクリストにとって珍しいスポットとして知られる佐島の南端。ブルーラインがUターンで記されているここの砂浜からは、美しい海を見渡せます。
一気にUターンするより、少し静かな海を眺めることがおすすめです。

ゆめしま海道佐島展望所

佐島を北上し、ゆめしま海道佐島展望所へ。対岸に見える弓削島へ向かうため右手の弓削大橋を渡ります。

弓削大橋

弓削島と佐島との間に架かる弓削大橋は、上島架橋構想で最初に着工・完成した斜張橋で、1996年3月に開通しました。

松原海岸

弓削島の東部に広がる美しい砂浜は、正式名称「法王ヶ原(ほうおうがはら)」。海岸に沿って約360mの松林が広がることから、「松原海岸」と呼ばれています。

★上島町観光協会/上島町レンタサイクル

松原海岸から1kmほどで上島町観光協会(せとうち交流館)。ここは上島町の観光情報拠点だけでなく、レンタサイクルスポットのひとつ。
上島町レンタサイクルは各島4つの港近くにターミナルがあるレンタサイクルサービスです。

弓削港/ひだまり公園

観光協会近くには弓削港があり、ここからは弓削大橋(左)と生名橋(右)の両方を望むことができます。

すぐ隣りのひだまり公園には、YUMESHIMAモニュメントや木製ベンチがあり、のんびり過ごすことができます。

★trattorìa アル

ちょうど松原海岸と弓削港の間に位置するtrattorìa アルでは、民間商船や商船高専の船で50年勤めたシェフがつくる、味わい深くこくのある「アルカレー」が人気です。

生名橋

再び弓削大橋、そして生名橋を渡って生名島へ。生名島立石港からは向かいの因島(広島県)までフェリーで約3分でアクセスできるため、上島町の広島県側玄関口でもあります。

★ポプラ 生名店

上島町内に3店あるコンビニエンスストアのひとつポプラ生名店。
お弁当が充実していて、店先のテーブルで食事もできるので、ランチスポットとしても利用できる便利なコンビニです。

岩城橋

2022年3月に、生名島と岩城島を結ぶ橋長916 mの斜張橋として開通した岩城橋。この橋の開通によって、ゆめしま海道が全線開通となりました。

小漕港

岩城島を反時計回りに走れば小漕(おこぎ)港。対岸の因島洲江港までフェリーで約5分です。ここから再びしまなみ海道へ向かい帰路につくこともできますが、さらに岩城島を反時計回りに走ります。

★しましま農園

岩城島の南西にある、しましま農園。色々な野菜や柑橘、そして岩城島の特産「青いレモン」も栽培しています。

★喫茶 レモン・ハート

岩城島の南に位置する岩城港のレモンプラザにある喫茶レモン・ハート。
ここでは、岩城島特産のレモンポークを使った定食「元祖レモンポーク丼」を楽しめます。

岩城港

ゆめしま海道サイクリングの終点に選んだのは岩城港。
ここからはフェリーで、木浦港(伯方島)、友浦港(大島)、今治港(今治市)へアクセスできます。

コース紹介

しまなみエリア


距離:59.8 km 獲得標高:1240 m

サンライズ糸山
中央レンタサイクルターミナル
来島海峡展望館
道の駅 よしうみいきいき館
亀老山展望公園
村上海賊ミュージアム
道の駅 伯方S・Cパーク
ドルフィンファームしまなみ
伯方塩業㈱ 大三島工場
マーレ・グラッシア大三島
大三島美術館
道の駅 しまなみの駅 御島
WAKKA CAFE
道の駅 多々羅しまなみ公園

ゆめしまエリア


距離:30.5 km 獲得標高:584 m

古民家ゲストハウス 汐見の家
上島町レンタサイクル
trattorìa アル
ひだまり公園
ポプラ 生名店
小漕港
しましま農園
喫茶 レモン・ハート
岩城港

まとめ


雄大でダイナミックな瀬戸内海の風景が素晴らしい「しまなみ海道」と、海が近くのどかな風景を楽しめる「ゆめしま海道」は、それぞれ違った魅力を感じました。
しまなみ海道を走ったことが無い人はもちろんのこと、走破したことのあるサイクリストには、気になるスポットをめぐる「愛媛の自転車旅」として違った風景やグルメを楽しんでもらえると思います。
ゆめしま海道は、ゆっくり・のんびりとしたサイクリングを楽しんでみてください。
2日間のサイクリングでは、とても沢山の外国人サイクリストと出会いました。
日本で様々な国のサイクリストと交流できるのも、しまなみ海道・ゆめしま海道ならではの魅力です。
ぜひ、愛媛県しまなみ・ゆめしまエリアにお越しください。

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広告主:愛媛県観光スポーツ文化部観光交流局 自転車新文化推進課
撮影・執筆:花田 康(TABIRIN編集部)

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