「水」が豊かな明和町。豊富な水が町の産業や人々の生活に密接に関わっています。
水は斎王とも関わりが深く、斎王も伊勢神宮に奉仕する際は、祓川や大淀の海で禊を行い、身を清めていました。
このコースは、竹神社の花手水や町中に広がる水田を眺めながら、斎王が禊をされた祓川と大淀の海、その他斎王ゆかりの地を巡ります。
最後はこれから村の足湯に浸かって、「ココロ」と「カラダ」をリフレッシュ!
※足湯は土日祝のみ営業です
Meiwa Town is rich in “water.” Abundant water is closely involved in the town's industry and people's lives.
Water is also closely related to Saio, and when he served Ise-jingu Shrine, he purified himself by praying at the Harai River and the Oyodo Sea.
This course will tour the Harai River where Saio was slaughtered, the sea of Oyodo, and other places related to Saio while admiring the Hanatemizu at Take-jinja Shrine and the rice paddies that spread out throughout the town.
Finally, let's soak in the village's footbath and refresh your “heart” and “body”!
※The footbath is only open on weekends and holidays
三重県の中央部に位置し、伊勢湾に面している明和町。
広々とした田園風景が広がり、豊かな海産にも恵まれているこの町は、
天皇の代理として伊勢神宮の天照大御神に仕えた「斎王」が暮らす「斎宮」があった場所でもあります。
伊勢湾にも面した大淀海岸からは、天気が良ければ富士山が望めます。
他にも、広大な田園風景や、斎王が禊を行い、身を清めていたと言われる祓川、明和町の町花で、別名「どんど花」とも呼ばれるノハナショウブの群落など、多種多様な生物や季節の草花達を堪能できる豊かな自然環境が数多く残っていて、サイクリングに最適な環境です。祈りの姫・斎王が暮らし、愛した斎宮の「今」をめぐる旅を、心ゆくまでお楽しみください。
マップ詳細へ
※オンラインの地図上でサイクリングルートが閲覧できるウェブサイト「ルートラボ」が2020年3月末でサービス終了したため、「bikemap」に変更したことで、bikemap内の距離や高低差に誤差が生じている場合がありますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いします。
明治44年、25社の神社を合祀して誕生した神社。
斎王の御殿があった場所ではないかといわれています。
土・日と満月の日に限り、御朱印やお守りなどの頒布をおこなっています。
境内には氏子さんが手入れしている花手水があり、人気のフォトスポットです。
紫式部によって書かれた『源氏物語』の「竹河」の巻に、登場人物が平安時代の歌謡である催馬楽(さいばら)の「竹河」を歌う場面が描かれています。
ショウブや四季の花々が咲き、斎王も花を愛でた絶景スポットであったといわれています。
円融(えんゆう)天皇の代の斎王として遣わされた醍醐天皇の孫女・隆子女王は974年、在位わずか4年で病死。
斎王が斎宮で亡くなるのは初めてで、手厚く葬られたと考えられています。
『伊勢物語』「狩の使」に描かれた、和歌の才能にあふれた在原業平と、当時の斎王の恬子(やすこ)内親王との儚い斎宮での一夜の恋。
二人が別れを惜しんで歌を詠み交わしたのが、大淀海岸の業平松の下とされています。
(現在の松は3代目)
天照大御神の鎮座場所を探し求め、何年もかけ全国各地を旅した倭姫命(やまとひめのみこと)。
倭姫命が伊勢の地に入られてから、大淀に御船をとどめて造ったお宮の跡地がこの「佐々夫江行宮跡」です。
斎王が伊勢神宮へ赴き神事に奉仕するのは、6月と12月の月次祭と9月の神嘗祭の3回に限られていました。
その中でも神嘗祭へ奉仕する際に、斎王が禊を行った場所の跡地が「斎王尾野湊御禊場跡」です。
尾野湊とは大淀海岸の古名です。
神嘗祭に初穂の稲束を伊勢神宮の内垣に懸け、国の繁栄を祈る「懸税(カケチカラ)」行事の発祥の地。
伝承によると、一羽の真名鶴が昼夜鳴いており、倭姫命(やまとひめのみこと)が使いの者に様子を見に行かせたところ、一株に八百の穂を実らせた稲をくわえた鶴を見つけました。
倭姫命はその稲を伊勢神宮の天照大御神に捧げ、それ以来、毎年最初にできた稲穂を伊勢神宮のご神前に納める習慣ができました。
古代では伊勢神宮の神領への入口であり、都から来た斎王は、最後にこの祓川で禊をおこなって斎宮に赴任したとされています。
かつては尾野湊(おののみなと)とも呼ばれ、伊勢湾のなかでも屈指の良港として知られていました。
斎王も伊勢神宮に赴く前に、この大淀の海で禊を行い、身を清めました。
古代伊勢道は「さいくう平安の杜」とともに整備された道です。
飛鳥時代~奈良時代に成立した古代の官道「伊勢道」を発掘調査で確認された幅8.9mの規格と位置をそのままに全長350mが舗装整備されました。
伊勢志摩までまっすぐ直線になっており、在原業平や平清盛もこの道を歩いたといわれています。
斎宮跡にある復元された道は柳並木が多くあります。
文献によると斎宮の周りには溝が掘られ、柳や松が植えられていたそうです。
千年以上昔の私たちのご先祖様が見ていた風景を再現した道になっています。
約660年続いた斎王制度は、南北朝時代に廃絶し、歴史の中に埋もれてしまいました。
しかしながら、斎宮に住む人々は、先祖代々語り継がれてきた斎王・斎宮の存在を信じ、斎王の御殿があったとされるここ「斎王の森」を大切に守り続けてきました。
今では斎宮跡のシンボルゾーンとして親しまれています。
「斎宮のハナショウブ群落」は、昭和11年12月16日に国指定天然記念物に指定された、濃紺の美しいハナショウブが咲く群落です!
今の時期は咲いていませんが、このハナショウブは明和町の町花にもなっています。
花の見ごろは、5月下旬~6月上旬で、6月~9月にはノカンゾウやナガボノワレモコウなどの花も楽しむことができます。
ぜひ、明和町の美しい花でサイクリングの疲れを癒しながら、お楽しみください。
伊勢茶と甘味が楽しめる古民家喫茶。
竹神社の向かいにあります。
満月の日には、地域の物品を楽しめる月の市を開催しています。
ふんわりほっとできるパンがならぶ、やさしいパンのお店。
あまいパンやおかずパンなど、どれも魅力的。
店内にコーヒーの香りが漂う、自家焙煎珈琲専門店。
ホッとする心地良い空間で、時間を忘れてしばしのんびりと。
蔵造りで懐かしい雰囲気のピザ屋さん。
ナンタイプの生地が特徴的でバリエーション豊富なメニューが楽しめます。
明和に来たなら食べておきたい明和の代表的なお菓子「酒まんじゅう」。
地元の幅広い年代に親しまれる町のカフェ。
地元産の卵を使ったシュークリームやシフォンケーキ、色鮮やかな十二単バウムなど、幸せな味がもりだくさん。
看板メニューのお好み焼は、鉄板でじっくり焼き上げ、独自にブレンドしたソース・マヨネーズを使用しています。
松阪名物「とり網焼き」を楽しめるお店。
味噌だれをからめて焼いたとり網焼きと相性抜群のごはんは、自社生産の「松幸米」をお釜で炊き上げています。
電動アシストでとにかく疲れない2種類のE-バイクを貸出中!
斎宮跡や日本遺産を短時間で巡ったり、
神服織機殿神社や神麻続機殿神社などのアクセスにもおすすめ!
★選べる2種類のE-バイク★
・女性も乗りやすく、おしゃれで可愛い「タウニー」
・砂浜やあぜ道もへっちゃら、人目を引くインパクト「ブロンクスバギー」
※土日の受付所は「みのりや」(明和町斎宮579 竹神社前)です。
※月~金が祝日の場合は前日17時までの事前予約制です。
斎宮・斎王をめぐる歴史や文学を、当時の斎宮の様子や斎王の役割などに関する資料や模型、映像を使って分かりやすく紹介しています。
斎宮跡の発掘調査によって出土した遺物の数々や成果を展示・映像をとおして見ることができます。
「あざふるさと」はお伊勢さんのお膝元、明和町の斎宮歴史博物館横にある地域特産品アンテナショップです。
三重県の特産品を活かして心を込めて作られた商品を厳選して販売しております。
日常品からお土産物まで多数取り揃え、皆様のお越しをお待ちいたしております。
おすすめ商品は松阪産茶葉101%使用の「伊勢の和紅茶」。
砂糖なしでもほのかに甘く、低カロリー。
和食、洋食にも合います。ビンゴ中の水分補給にいかがですか。
かつて竹神社があった静寂な杜「旧竹神社」。
竹神社は古くから多気を領していた多気の連の祖神を祀った神社で「桧木宮」とも言われていました。
明治44年に旧斎宮村内の23社が合祀されて、現在の場所に遷されました。
この神社跡には当時を偲ぶ、大きくて荘厳な石碑が建てられています。