閉じる

閉じる

TABIRIN

facebook

Twitter

Instagram

YouTube

English Page

お問合せ

NEMU
  • TOP
  • コース・マップ検索

    コース・マップ検索

    コース検索
    コース条件から検索
    都道府県から検索
    地図から検索
    スポットから検索
    コースランキング
    コースで人気のスポットランキング
    マップ検索
    都道府県から検索
    マップランキング
  • 都道府県検索

    都道府県検索

    都道府県別サイクリング情報
    都道府県アクセスランキング
  • 旅×自転車 記事

    旅×自転車 記事

    記事一覧
    カテゴリから探す
    フリーワードから探す
    タグから探す
  • 旅×自転車 情報

    旅×自転車 情報

    サイクリストにやさしい宿
    サイクルトレイン
    レンタサイクル
    予約ができるレンタサイクル
    スポーツタイプのe-bikeがあるレンタサイクル
    スポーツタイプがあるレンタサイクル
    マウンテンバイクがあるレンタサイクル
    子供用自転車があるレンタサイクル
    タンデム自転車があるレンタサイクル
    鉄道駅に近いレンタサイクル
    レンタサイクルがある道の駅
    サイクリングコースがある公園
    交通公園
    自転車でも乗れるフェリー
    サイクルターミナル
    サイクルステーション
    サイクルステーションがある空港
    自転車店
  • ギャラリー

    ギャラリー

    写真ギャラリー
    動画ギャラリー
  • TABIRINについて
  • お問合せ
  • English Page
  • facebook

    Twitter

    Instagram

    YouTube

記事タグ: 町並み

【東京都】サイクリング初心者におすすめ。多摩川サイクリングロードから調布・深大寺に向けて走る15kmのグルメポタリング

【東京都】サイクリング初心者におすすめ。多摩川サイクリングロードから調布・深大寺に向けて走る15kmのグルメポタリング

まだ長い距離を走るのが難しい、自転車の楽しみ方を見つけたい。サイクリング初心者の方におすすめの、グルメポタリングコースをご紹介します。
小田急線「和泉多摩川駅」から多摩川サイクリングロードを走り、美味しいお蕎麦やかき氷を楽しむライドです。

和泉多摩川駅~多摩川サイクリングロード

多摩川サイクリングロードからほど近い、小田急線「和泉多摩川駅」よりスタート。

駅の近くの商店街には、自転車乗りに嬉しい「サイクルラック併設カフェ」があります。小さい商店街もあり、落ち着いた雰囲気が魅力な駅です。

多摩川サイクリングロード

駅を出てバスロータリーを抜け、大きい交差点を曲がると多摩川サイクリングロードが見えてきます。サイクリストの間で、「多摩サイ」と呼ばれ親しまれています。

看板の奥には橋があります。

神奈川県川崎市と東京都狛江市を結ぶ「多摩水道橋」というアーチ型の橋です。

かつてこの場所には、「登戸の渡し」という渡し船があったそうです。

サイクリングロードを進む

橋の手前にある道が、サイクリングロードです。信号を渡り、早速目的地へ走っていきます。

多摩サイクリングロードの東京側(左岸)は、道も広く走りやすいのが特徴です。
サイクリング初心者の方でも安心して走ることができます。
土日等の休日に関しては、ジョギングやお散歩をしている人も多いため注意が必要な場面も。

振り返ると、「多摩水道橋」の美しいアーチが鮮明に見えてきます。

東京都稲城市にある、「読売ランド」が遠くに見えます。

東京オーヴァル京王閣

多摩川サイクリングロードを進んでいくと、右側にひときわ大きい建物が。「東京オーヴァル京王閣」と言う競輪場です。

過去には、競輪選手とバンク(競輪レース専用滑走路)内を走行体験できるイベントもやっていたとか。
滅多にできる体験ではないので、次回は是非参加してみたいと思いました。

多摩川原橋

多摩川サイクリングロードからここで離れます。東京都調布市と稲城市を結ぶ、「多摩川原橋」が目印です。

橋は渡らず、多摩川サイクリングロード沿いから右折して、目的地を目指します。

鬼太郎ひろば

東京都調布市は、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターたちがあちこちに居ます。
深大寺に向かう道中にある、「鬼太郎ひろば」です。

ひろばに入ってすぐ、鬼太郎がお出迎えをしてくれます。


中でも有名なのが、とても長い「一反木綿」。

長さは約12メートルほど、あまりの長さに驚いてしまいます。
このほかにも「鬼太郎の家」や「ぬりかべ」などのオブジェクトがある鬼太郎ひろば。
広い公園なので、休憩場所にもぴったりです。

深大寺

鬼太郎ひろばから2kmほど、少し坂道を走ると「深大寺」の西参道に到着します。

深大寺本堂まではまだ少し距離がありますが、参道を走るとたくさんのお蕎麦屋さんが。
「深大寺そば」が有名になった理由については諸説あり、江戸時代から長く親しまれています。周辺には、現在20店舗ほどのお蕎麦屋さんがあります。
深大寺に併設されている駐輪場に自転車を停め、深大寺を散策します。

散策の前に

ロードバイクを乗る人の多くが履いている「ビンディングシューズ」。
そのまま歩くのは少し歩きづらく、「クリート」も壊れやすい為「クリートカバー」を付けて歩くのがおすすめです。

黄色の内側のものが「クリートカバー」。
各段に歩きやすくなりますので、是非購入してみてください。1,000円ほどで購入できます。

深大寺参道


深大寺の参道を入ってすぐ、「鬼太郎茶屋」という甘味処あります。その手前には、ゲゲゲの鬼太郎の仲間たちが描かれた車が。

残念ながら、「鬼太郎茶屋」は定休日でした。「鬼太郎茶屋」のスイーツはとても美味しいので、是非味わってみてください。

深大寺 青木屋

たくさんのお蕎麦屋さんがひしめく深大寺。テラス席の解放感が素敵な、「深大寺 青木屋」さんでお昼ご飯をいただきました。


テラス席はペットとの利用も可能。

天もりせいろとノンアルコールビールをチョイス。
しっかりしたコシのある「二八そば」、少し甘みのあるそばつゆと相性抜群です。

深大寺本堂へ

深大寺は、厄除け、縁結び・良縁成就、浄化など様々なご利益があるとされています。

お参りをして、深大寺を後にします。

天神通り

深大寺を後にし、「ゲゲゲの鬼太郎」の仲間がたくさんいる天神通りへ向かいます。

来た道を少し戻り、「旧甲州街道通り」を進みます。
しばらく走ると、調布駅そばの「天神通り商店街」に到着。

天神通り商店街入口から、鬼太郎がお出迎えしてくれました。
「天神通り商店街」は飲食店も多く、いたるところに「ゲゲゲの鬼太郎」の仲間たちのオブジェクトが。
調布で有名な、「沼田」というもつ焼き屋さんもこちらにあります。今回は自転車ですので、また別日にお邪魔したいと思います。

食後のスイーツ

旧甲州街道をまっすぐ進み、小田急線「狛江駅」を目指します。
狛江駅からほど近い「komae café」さんでかき氷をいただきます。

お店の前に自転車を停める際は、お店の方に一言お声がけをお願いします。
かき氷はたくさん種類がありましたが、「黒蜜きなこかき氷」をいただきました。

甘すぎず、ほんのりきなこの塩味を感じるかき氷は自転車で走った体に染みわたりました。

コース紹介

▼深大寺 青木屋
https://chofu.com/aoki_ya

▼深大寺
https://www.jindaiji.or.jp/

▼komae café
https://komaecafe.com/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

深大寺ライド

まとめ

自転車を始めたばかりの人でも辛くない、短距離のグルメポタリングをご紹介しました。
多摩川サイクリングロードを出てからも、広い道が多いため走りやすくおすすめです。深大寺周辺には、今回ご紹介した以外にも様々なお店があります。
自転車旅の目的地として、是非選んでみて下さい。自転車旅の醍醐味、「グルメポタリング」。
実際に走って体験していただければと思います。

執筆:Risa/酒呑みローディー

神奈川県出身。
「自転車に乗った後に美味しいお酒を呑む!」をモットーにInstagram&YouTubeにて活動。
現在はフリーランスとして動物関係の仕事をしている。
2023年2月に自転車デビュー。その後自転車メーカー「EFILOA」の公式アンバサダーとなり、ブランド認知度アップのため日々奮闘中。

Instagram

YouTubeチャンネル

—

東京都のサイクリングコースおすすめ6選!TABIRINで見つける東京の魅力を満喫!
東京都には、豊かな自然や歴史、都市のエネルギーを満喫できるさまざまなサイクリングコースがあります。初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて楽しめるコースがTABIRINにはたくさん紹介されています。その中でもおすすめのサイクリングコースをご紹介します。目的や興味に合わせたサイクリングコースを探してみてください。自治体などから発行されているマップに掲載されているコースをサイクリングしたい方は東京のサイクリング情報ページからお探しください。東京都のサイクリングコースおすすめ6選!【東京都】昭和レトロと...

【新潟県】廃線跡をたどる32kmの久比岐自転車道をのんびりライド

【新潟県】廃線跡をたどる32kmの久比岐自転車道をのんびりライド


2023年7月。富山湾岸サイクリングコースの取材をした帰りに、そこからのアクセスのいい久比岐自転車道を走ってみることにしました。それまで名前を聞いたことのない自転車道だったのですが、行ってみるとPRキャラクターが設定されていたり、しっかりしたHPができてたりと、やるな新潟県という感じのサイクリングルートでした。

スタートは糸魚川駅

前日に富山湾岸サイクリングコースの朝日町側の起終点から市振駅へ。そこから輪行で糸魚川に入り宿をとりました。駅ではさっそく久比岐自転車道のPRキャラクター、久比岐凛ちゃんがお出迎え。

輪行を解いて駅前のホテルエビヤに入ると商店街に気になる提灯が。どんな祭りなんだ?

宿に入るとだいたいこんな感じで洗濯、充電、買い出しなどに追われます。

サイクルトレインでスタート場所まで

翌朝の糸魚川駅。さあさっそく走り出そう!……と思ったらそうではなく。

なんとえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインではサイクルトレイン実施中。
じつは昨日の市振駅からもサイクルトレインに乗れるのですが、時間指定がありそこでは利用できずに輪行したのでした。
糸魚川駅から梶屋敷駅はたった2駅ですが、サイクルトレイン好きとしては乗らない手はありません。自転車の持ち込み手数料は290円。予約なしで乗れます。

カラフルな列車が入線してきました。1両編成。空いていたので自転車はトイレ前のスペースに。傾けて立てかけたら、とくに固定しなくても大丈夫でした。
この列車、ドアの開閉がボタン式で、乗るときは車両後ろ側から、降りるときは前側から。しかも後ろ側のドアは内側からは開けられない。
じゃあ降りるときは座席の間をすり抜けて前から降りるの?と思っていたら、乗車してきた高校生がいたので後ろのドアが開いて降りられました。

梶屋敷駅。もちろん無人駅です。ポスターがあったので、気になっていた祭りの謎が解けました。

駅にはサイクルトレインや久比岐自転車道のパンフレットが。ちゃんとしてますねー。ちなみに久比岐(くびき)とは新潟県上越地域の古い呼び方なんだそう。

自転車道のパンフレットに載っていた往時の写真。SLが走っていたんですね。

旧国鉄北陸本線の廃線跡を利用

梶屋敷駅からちょちょいと走って久比岐自転車道の入り口に到着。久比岐自転車道というのは愛称で、正確には新潟県道542号上越糸魚川自転車道線。看板の表示は久比岐自転車歩行者道になっています。

標準サイズより小さいミニ矢羽根発見! 矢羽根研究所長としての血が騒ぎます。

自転車道に入ってすぐの駐輪場。脇にコンビニもあるので、ここでドリンクや補給食を仕入れておくといいでしょう。

駐輪場にあった全体図。同じものがパンフレットにも載っていました。
この久比岐自転車道は旧国鉄北陸本線の廃線跡を利用したサイクリングルート。もともと北陸本線はここを走ったいたのですが、それを少し山側に移して新しい線路とし、この古い線路部分がいま久比岐自転車道になっているというわけ。
移した新しい線路は、現在第3セクターのえちごトキめき鉄道の路線となっています。

日本海がきれいに見える

さっそく走り出しましょう。最初は防波堤沿いの道。

海岸に折り畳みベッドを持ち出してバカンスしていたご夫婦に撮ってもらいました。

防波堤から国道を渡って、左手奥へ入っていきます。

おお、いかにも軌道跡という感じの道に。

少し海岸から上ったところでは海がきれいに見えます。

ところどころ国道に降りられる道もあります。ここを降りるとコンビニ。コンビニがサイクルステーションになっています。ルート両端の起終点までの距離が表示してあり、目安になります。

とても暑い日だったので、コンビニで買ったアクエリアスの冷凍パウチを首筋に入れて走りました。溶けてきたら冷え冷えのドリンクが飲めるので一石二鳥。

駐輪場や休憩所がムダに充実

この管理境界を示す看板が何度も出てきます。利用者には関係ないと思うんですが、「この先で何かあっても責任をもつのはウチじゃないからね」という強い意志を感じます。

路面に見つけた自転車のピクト。富山とは違うものです。

海がきれい。崖を切り崩して作った軌道跡を走ります。

なぜここに?と思うようなところに駐輪場が。スペースが余ってしまったからでしょうか。無駄ですね。

集落を抜ける部分もあります。歩行者などに注意するように促す看板が。

♪トンネルだトンネルだ楽しーなー

ついにトンネル登場。この久比岐自転車道には8カ所のトンネルがあり、一部は明治から大正時代のレンガ造りが残っていて、在りし日の国鉄やSLの走行シーンに思いを馳せることができます。

真夏だというのにトンネルの中はクーラーが効いているように涼しい。トンネル万歳。後ろから走ってきたサイクリストが、俺がいるのに気づかずに「フゥ〜〜〜♡!」と叫んだので、俺も「フゥーーー♡!」と返してやりました。

ところどころこんな感じの集落を抜けていきます。歩道が広い部分も。

道の駅マリンドリーム能生近くには、雰囲気のいいトンネルがあります。壁には古代人が描いたような壁画(笑)が。

道の駅マリンドリーム能生に下りていく道沿いには県立海洋高校の実習船として活躍した越山丸が係留されています。併設されるマリンミュージアムには予約制で入館できますが、この越山丸の内部は非公開。

道の駅マリンドリーム能生。ちょうどお昼どきでしたが、暑くて食欲がなかったので中をぶらぶらして出発。

レンガ造りのトンネルがいい雰囲気

レンガ造りのトンネル。フゥ〜〜〜♡!

糸魚川市内の筒石地区。黒くてピカピカ光る独特の瓦が使われた家が多くありました。

海岸沿いを快走。しかし暑い。

上越市に入りました。

またレンガ造りのトンネル。

ルートは要所要所でブルーラインなどで誘導されていて走りやすかったです。

道の駅で日本海の幸を

道の駅うみてらす名立。ルート上には飲食店がほとんどありません。道の駅で食べないと食いっぱぐれそうなので、海鮮丼を食べました。日本の海沿いはどこに行っても海鮮丼ですね。

ノボリにも久比岐凛ちゃんが。脚が長すぎます。

ところどころにこんな休憩所が。きっと駅の跡なんだろうと思ったら、滝がありました。

こんな立派な駐輪場が。誰が使うんだろう?

と思ったら横に旧線路と現線路が並行する部分が。鉄道ファンの名所らしいです。
このレンガのブロックの上に立って、電車に向かって開いた傘を2つ、両手で振り回しているオジサンがいましたが、目を合わせないようにしました。

ゴールは国道の脇に

シブすぎるレンガ造りトンネル。

ルートが国道8号線を渡る部分にはわかりやすいブルーラインが。

上越市街や直江津港が見えてきました。

ゴールは国道8号線の脇。終点の看板の裏には起点と書いてあります。

ここにも凛ちゃん。だんだん好きになってきました。

とくにモニュメントもないので看板バックに完走記念写真。

夏の夕暮れに祇園祭

わかりやすい表示に従って直江津駅へ。

昭和の雰囲気漂う直江津の旧市街。金曜日なのに神輿がやってきた。なんかギクシャクしてるので練習ですかと聞くと本番だということでした。
毎年7月26日から29日まで行われる祇園祭という直江津最大の夏祭りでした。

直江津駅着。15分ほど走った温浴施設で汗を流し、ここから輪行。

列車の時間まで夕暮れの祭りを見て歩きました。今度来るときはもっとゆっくり見たいと思いました。

コース紹介

久比岐自転車道HP(国土交通省 北陸地方整備局 高田河川国道事務所)https://www.hrr.mlit.go.jp/takada/road/kubikicycling/index.html

久比岐自転車道ガイドマップ(PDF)https://www.hrr.mlit.go.jp/takada/road/kubikicycling/course/guidemap_202303.pdf

えちごトキめき鉄道
https://www.echigo-tokimeki.co.jp/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

久比岐自転車道

まとめ

全然期待せずに、別取材のついでに走った久比岐自転車道。でも廃線跡をのんびり走るサイクリングは楽しいものでした。
盛夏にはおすすめしませんが。パンフやノボリ、サイクルトレインなど、気合を入れて整備しているのが感じられ、新潟県やるじゃないか!と思いました。
距離も32kmと短く、ファミリーでも楽しく走れそう。久比岐凛ちゃんも最初は「なんだよこんな美少女キャラクター、恥ずかしー」とか思っていましたが、走り終わるころにはファンになってしまいました。
最後に直江津の祇園祭りに出合えたのも思い出に。夏の夕暮れ、祭りの音に後ろ髪を引かれながら列車の人となりました。

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓発活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

 

【岐阜県】明知鉄道で輪行して大正の町並みや岩村城下町を巡るサイクリング

【岐阜県】明知鉄道で輪行して大正の町並みや岩村城下町を巡るサイクリング

恵那駅から明知鉄道に乗り、戦国武将「明智光秀」ゆかりの地でもある明智駅からスタート。明智駅は大正時代に栄えた頃の姿を残し「日本大正村」として観光に生かしています。中盤の岩村町では江戸時代の面影を残した城下町を通り、終盤の中山道46番目の宿場「大井宿」では歴史をたっぷりと感じられる…というコースになっています。

明知鉄道「恵那駅」から輪行

JR恵那駅に隣接している明知鉄道の恵那駅から輪行します。
ホームに向かうと、これから乗る車両が明智光秀ラッピングでした。デザインが格好良くてテンション上がりますね!

約50分のローカル鉄道旅を楽しみながら、終点の明智駅に向かいます。

明智駅はレトロな雰囲気を感じさせる新しい駅舎です。
大正時代に養蚕で栄えた町並みを残した「日本大正村」は観光地として人気です。

駅には明知鉄道のキャラクター「てつじぃ」のヘッドマークが飾られていました。
鉄道むすめという女の子キャラがパネルになって置いてある事が多いですが、おじいさんキャラというのは珍しいですね。ちなみに孫の「てっちゃん」という男の子もいるとか!

SL運転体験を開催する準備をしていたので、近くで少し見学させてもらいました。

日本大正村を散策

駅を出てすぐの細い川にある大正路地は、年貢米を納めた米蔵と呉服問屋の蔵にはさまれた昔ながらの路地で、白い壁と黒い板壁のコントラストが美しい。

路地を抜けると日本大正村役場・大正村絵画館・大正ロマン館などがあり、いずれも写真映え間違い無しの雰囲気です。

大正ロマン館の裏山には明智城本丸跡があります。散策路も整備されているので興味があれば散策してみてください。
細い路地を入った所に「うかれ横丁」があります。養蚕業が盛んな時代に食事や酒を提供する店が並んでいたという通りです。道路の上を跨ぐ渡り廊下が面白いです。

寒天を味わえる山岡駅

国道363号に出て、明知鉄道に沿うように走ります。
恵南ささゆり街道から裏道に入り、田んぼが広がる景色を楽しみつつ山岡駅に到着。

山岡駅がある山岡町は、全国シェア80%以上を生産する「細寒天の里」です。
駅には寒天資料館や寒天カフェがあるので、名産の寒天を味わうことが出来ます。
実は、ここに立ち寄る為、朝ご飯は軽めにしておきました!

駅に入ると寒天資料館があり、寒天の歴史や製法などを学ぶことができます。
資料館の奥に寒天カフェがあり、店内からは明知鉄道が通過するのを眺める事ができます。そんな窓際の席に座ってモーニングをいただきます。

モーニングにはトースト・寒天サラダ・寒天ヨーグルト・ドリンクがセットになって500円です!朝ご飯を軽めにして来た甲斐がありました。
他にも寒天を使ったメニューが色々ありますよ。

日本三大山城の岩村城

国道363号を明知鉄道沿いに走り、県道416号に入ると岩村城の城下町に到着。
日本三大山城の岩村城跡に向かって緩やかな上り坂になっている岩本本通りには、江戸時代に栄えた旧家が並んでいます。

鎌倉時代に開城された岩村城は、廃城令が出される明治時代までこの場所にあり続けました。城下町には江戸時代から昭和初期の建物が多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

上町常夜灯を左折すると坂が急になり、いよいよ城跡に入ります。
自転車では岩村歴史資料館駐車場の岩村藩主邸跡まで来ることが出来ます。
走ってきた城下町が見渡せる気持ちが良い場所です。

ここから城址本丸までは石畳を登り約20〜30分で到着します。
じっくりと見学したい人は、是非散策してみて下さい。

農村景観を楽しむ

城下町でのんびりしすぎたので、先を急ぎます。

岩村駅前を通過し、国道257号を走ります。少し走ると右手に觔斗雲(きんとうん)が浮かぶ無人駅の「極楽駅」が見えます。無人駅でこんな派手な駅は、なかなか見たことがない!赤と金色が縁起良さそうです。

極楽駅横の踏切を渡り、細い道を進みます。

水野寒天岩村工場の横に寒天干しの台が並んでいるのが見えました。冬になると、ここにズラリと干した寒天が並ぶのでしょう。

国道363号を左折。緩やかな上り坂を上る途中にある「農村景観日本一展望所」に立ち寄ります。

階段を登ると展望所があり、そこから岩村盆地が見渡せます。
平成元年に京都教育大学の教授に評価され、全国に広まったという「農村景観日本一」の景観を是非確認してみて下さい。

阿木川(あぎがわ)ダム

国道から一般道に入り、阿木駅近くを走っていると明知鉄道が通過する所に遭遇できました。線路沿いを走るので何度か見かけるチャンスがありますよ。

阿木川沿いに段々畑のある風景の中を進むと、パターゴルフ場の入口に出ます。
その中を進むと「華のかけはし」という立派な吊橋があるので自転車を押しながら渡ってみます。足下は金網なので真下に湖が見えるのがスリリング。

橋を渡り右折して一般道に出たら、坂を上ってクネクネとした湖岸道を走ります。
国道257号を右折してトンネルを抜けると阿木川ダム駐車場に到着です。

ダムに来たら「ダムカード」を貰うのも目的のひとつ。
阿木川ダム防災資料館に問い合わせると、管理所で配布しているというので向かいます。ダムの天端横にある阿木川ダム管理所の受付でインターフォンを押すと係の人が出てきて、カードを持ってきてくれます。

中山道大井宿をぶらり

ダムを出て国道257号を下ります。一気に坂を下って「向島」交差点を右折します。
一般道をしばらく進むと中山道の大井宿に入ります。大井宿は江戸から数えて46番目の宿場町です。本陣の門・長屋門が残っており、1880年(明治13年)明治天皇巡幸時の「大井行在所(あんざいしょ)」が当時のまま見る事ができます。

恵那駅はすぐそこなので、時間が許せば宿場町にある資料館などに寄り道しつつ中山道を散策しましょう。あとは恵那駅へ戻ればゴールとなります。

コース紹介

距離:34.5km 獲得標高:565m

まとめ

昨年出版された八重洲出版の「東海サイクリング」というムック本で紹介されているルートの一部を参考にしています。私も地図作成に関わっており、当初から気になっていたルートだったので近くを通る機会があり走ってみました。
八重洲出版「東海サイクリング」
知らない土地を走る時にサイクリング本やパンフレットがあると、より深く楽しむ事ができますね!

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【徳島県】美馬市で美しい清流と、うだつの町並みをめぐる約25kmサイクリング

【徳島県】美馬市で美しい清流と、うだつの町並みをめぐる約25kmサイクリング

古き良き町並みが残り、美しい清流が自慢の徳島県美馬市。
大阪から車で2時間半で行ける「うだつの町」美馬の自転車旅をご紹介します。

道の駅 藍ランドうだつからスタート


美馬(みま)市は、四国のほぼ中心に位置していて、徳島阿波おどり空港から約50分、高松空港へも約50分という立地です。

「道の駅藍ランドうだつ」と隣接して国選定重要伝統的建造物群保存地区、通称「うだつの町並み」があり、江戸情緒あふれる町並みを楽しめます。
道の駅には、1792年に創業した藍商の屋敷跡「吉田家住宅」があり、観光交流センターには、土蔵を改修した藍染めと和傘の体験施設やカフェスペースなどもあります。

まずは、敷地内の蔵を改装したピッツェリア「Pizza Punta」で早めのランチ。イタリアから取り寄せた石窯で焼き上げるピザにサラダ、季節のスープ、ドリンクが付いたランチセット(1500円)をオーダー。

吉野川から穴吹川へ清流めぐり

吉野川は、関東の利根川、九州の筑後川と共に三大河(日本三大暴れ川)として知らてれています。日本三大河川(信濃川、利根川、石狩川)は、長さ、流域面積のトップ3ですが、三大河は「暴れ川」が基準になっています。
そのため吉野川や支流の穴吹川には、川の増水時に橋の上を水が流れ沈んでしまう潜水橋(せんすいきょう)がいくつもあります。高知県の四万十川や仁淀川では「沈下橋(ちんかばし)」と呼ばれていますが、香川県では「潜水橋」と呼ばれています。


吉野川に架かる脇町潜水橋。日本の川は北南または南北に流れる川が多く、西から東へ流れる吉野川は全国でもめずらしく、川に沈む夕日の美しさでも有名です。

春には、川沿いに沢山の菜の花畑が色づくことでも知られています。

吉野川沿いからJR穴吹駅を過ぎれば支流の穴吹川沿いを上流方面へと走ります。
剣山を源流として吉野川にそそぐ穴吹川は、国土交通省による全国の河川の水質調査でも良好な水質と認められている美しい清流です。

白人神社・磐境神明神社

穴吹駅から緩い坂道を約8km走れば白人(しらひと)神社。

向かって左側には、「磐境神明神社」(いわさかしんめいじんじゃ)の参道があります。

長い石段を上れば全国でも珍しい石室造り(磐境造り)をした神社があるそうです。
この地域は、古代ユダヤとの繋がりを感じさせる言い伝えが数多く存在し、イスラエルの神殿とよく似た造りの神明神社も古代ユダヤと美馬市の繋がりを示すものの一つと云われているそうです。

穴吹川潜水橋と清流

白人神社から500mほど来た道を下れば小さな橋「穴吹川潜水橋」が見えてきます。


民家と段々畑を望み、情緒あふれる風景を感じながら、欄干の無い小さな橋を自転車で渡るのはとても気持ちがいいです。

2kmほど川沿いを下れば「ブルーヴィラあなぶき」があり、その下には流れが穏やかな「二又の瀬」があります。
さらに2.5kmほど下れば、「しでの家」があり、目の前には「天神の瀬」を望めます。
いずれも、有料の駐車場や更衣室,トイレなどがあり、夏には川遊びで賑わうスポットです。

徳島のお土産で有名な「ぶどう饅頭」


JR穴吹駅へと戻り、駅前の「ぶどう饅頭 日乃出本店」へ立ち寄り。
穴吹駅には「CYCLE PIT」が設置されているので、輪行の場合はここを拠点にするのがおすすめです。

ぶどう饅頭は”葡萄”ではなく「”武道”饅頭」。穴吹は”武道信仰”で知られる霊峰・剣山の玄関口で、多くの人が参拝に訪れていました。お客様に何かいいお土産物はないかと生み出されたのが、餡にミルクを練り込んだ「ぶどう饅頭」だそうです。

ぶどう饅頭の他にも、季節の和菓子やチーズケーキも販売しています。

日乃出本店から、吉野川に架かる自歩道橋「ふれあい橋」を渡ります。所々に展望用のバルコニーがあり、吉野川の美しさを眺めることができます。

重要伝統的建造物群保存地区「うだつの町並み」

道の駅 藍ランドうだつ方向へ走って、まず「脇町劇場 オデオン座」。

1934年に創建された徳島県唯一の木造芝居小屋。戦前には歌舞伎や浪曲の上演で人気を集め、戦後には歌謡ショー公演や映画上映などで親しまれました。
その後、建物の老朽化などで閉館、取り壊される予定でしたが、映画『虹をつかむ男』のロケ舞台となったことがきっかけで、1999年に町指定文化財として昭和初期の創建時の姿に修復され、一般公開されることになりました。
今では、假屋崎省吾さんの華道や、林家三平さんの落語、映画監督の矢田清巳さんの作品上映などで賑わっています。

美馬は、吉野川北岸の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝であり、さらに吉野川の舟運の利用にも適した位置にあり、脇城の城下町として、藍の集散地としても発展しました。
現在では、江戸中期~昭和初期の85棟の伝統的建造物が建ち並んでいて、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
この町並みの大きな特徴は、町家の両端に本瓦葺きで漆喰塗りの「うだつ」が多くみられることで、このことから「うだつの町並み」の通称で親しまれています。

うだつとは、隣家との延焼防止のために建てられた防火壁のことで、財力を誇示するための手段としても、商家の屋根上には競って立派なうだつが上げられたそうです。
うだつを上げるためには、それなりに費用が必要だったことから、「生活や地位が向上しない」「状態が今ひとつよくない」という「うだつが上がらない」の語源となったと言われています。
「うだつ」の上がる街並みが残っているところは、美馬市のほか岐阜県美濃市も有名です。

うだつを見上げながら、古い町並みをのんびり散策します。

道の駅へと戻り、「うだつemon茶房」で美味しいコーヒーを飲んでサイクリング終了です。

コース紹介

距離:24.8km 獲得標高:235m

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

美馬サイクリング

まとめ

関西からアクセスの良い徳島県。この美馬は徳島市から50分程度で来ることができます。
美しい清流は、まさに夏の”ドボンライド”に最適! がっつり坂を走りたい人は剣山へ約50kmのヒルクライムも楽しめます。
以外と近いのに、あまり良く知らなかった徳島県。まだまだ魅力的なサイクリングスポットがあるはずなので、探してみようと思います。

執筆:花田 康

【静岡県】清水(江尻宿)~蒲原(蒲原宿)旧東海道をめぐるサイクリングに出かけてみませんか《PR》

【静岡県】清水(江尻宿)~蒲原(蒲原宿)旧東海道をめぐるサイクリングに出かけてみませんか《PR》

本記事では静岡県の旧東海道、静岡市清水区の「江尻宿」から「蒲原宿」へ続くサイクリングルートと、その途中にあるおすすめスポットをご紹介します。

港町として栄えた江尻宿(現在の清水駅周辺)を出発し、海風を感じながら旧東海道を東へ。
道中では、地元の海の幸やスイーツを味わいながら、のんびりと旧街道の風情を楽しむことができます。

起点:清水駅

清水駅からスタートします。

河岸の市(かしのいち)

まずは腹ごしらえです。
新鮮でおいしい海鮮丼が味わえるという清水で有名な魚市場「河岸の市」に立ち寄ります。

色とりどりの具材に目移りしそうな海鮮丼を堪能できます。

清水港で採れた新鮮なまぐろのお刺身もおすすめです。

いちば館のデッキからは海が眺められます。

興津坐漁荘(おきつざぎょそう)記念館

次に向かうは興津坐漁荘記念館。

敷地に入るとすぐに、木造2階建ての「興津坐漁荘」があります。

館内は思っていたより広く見ごたえがありました。

記念館内でスイーツ(お抹茶セットやアイスクリーム)が食べられます。サイクリングで暑くなった身体をクールダウンできますね。

 薩埵峠/くらさわや

天候が良い日は、遊歩道から数分の展望台で駿河湾や富士山の景色を楽しむことができます。(写真は冬に撮影)

由比方面へ下ると、桜えび料理が名物の食事処くらさわやがあります。
駿河湾を望む絶好の眺望を楽しみながらのお食事もおすすめです。
※由比方面へ下る道は道幅がかなり狭いため、通行の際はご注意ください。

続いては由比宿交流館へ向かいます。

由比宿交流館

館沿いの水場に亀がいて何だかほっこりしました。

由比宿交流館と東海道広重美術館の敷地内入口に着きました。両施設は同じ敷地内に隣接しています。

自転車を止めて中へ。

休憩所としても利用可能で喫茶店もあります。

静岡市東海道広重美術館

休憩は後のお楽しみとして、静岡市東海道広重美術館へ向かいます。

館内へ入ります。

美術館では歌川広重の作品を約1,400点収蔵しています。名を耳にしたことはありましたが、作品を見るのは初めてでした。

敷地内にはこのように少しのんびり出来る場所もあります。

作品を十分鑑賞し少々休憩もできたので、こちらを後にし次の目的地へと向かいます。

旅籠 和泉屋(お休み処)

平成18年に国の登録有形文化財に指定された「旅籠 和泉屋」。藍染め、機織り、漢薬を使ったオリジナルお香袋づくりの体験が可能です。

ドリンク注文で囲炉裏や裏庭で休憩できます。

風情があり素敵な空間です。新蒲原駅から近いためアクセスも良いのでぜひ立ち寄られてみてください。

リフレッシュ後、次の目的地へ向かいます。

鮨処やましち

最後の目的地に着きました。

鮨処やましちは駿河湾で獲れた桜えびのかき揚げ丼やしらすが乗った海鮮丼が食べられます。

お食事をされた方は、店内に展示されている帯コレクションを見学したり、着物を羽織って写真撮影を楽しむことができます。
帯の生地を使って作られた品物も販売されており、お土産として購入することも可能です。
せっかくの機会でしたので、普段なかなか目にすることのない貴重な帯の展示を、ゆっくりと鑑賞させていただきました。

終点:新蒲原駅

新蒲原駅に到着です。

コース紹介

▼河岸の市(かしのいち)
https://kashinoichi.com/

▼興津坐漁荘(おきつざぎょそう)記念館
https://www.ayu-dream.com/zagyoso/

▼くらさわや
https://sakuraebi.org/

▼静岡市東海道広重美術館
https://tokaido-hiroshige.jp/

▼東海道由比宿交流館
https://yuihonjin.sakura.ne.jp/koryu.html

▼旅籠 和泉屋(お休み処)
https://www.city.shizuoka.lg.jp/s6725/s005265.html

▼鮨処やましち
https://yamashiti.com/

TABIRIN掲載「コース・マップ検索」

ご紹介したコース詳細も掲載しています。

静岡旧東海道サイクリング(清水駅~新蒲原駅)

旧東海道(静岡駅~藤枝駅)のコース詳細も併せてご覧ください。

静岡旧東海道サイクリング(静岡駅~藤枝駅)

まとめ

清水駅から蒲原宿までの道のりには、海鮮市場や歴史ある建物、富士山を望む絶景スポットや文化体験まで、多彩な魅力が点在していました。

海の幸を堪能したり、旧東海道の歴史に触れたりと、短い行程の中に静岡らしい楽しみがぎゅっと詰まっているのが印象的です。
清水区でサイクリングする初めてのコースとしてはとても満足のいく内容となりました。

観光にも、サイクリングにも、ぜひ清水区を訪れてみてください。

また、旧東海道〈蒲原宿~藤枝宿〉の14施設にスタンプスポットを設置し、お持ちのスマホから手軽に参加できるドライブスタンプラリーが開催されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

関連記事

晴天の中、旧東海道の歴史ある町並みを楽しんだサイクリングレポートも併せてご覧ください。

【静岡県】旧東海道の宿場町をめぐり、町並みや伝統の食を楽しむ28kmサイクリング...
江戸時代に整備された五街道の一つ東海道五十三次。静岡市にある19番目の宿場町から藤枝市の22番目の宿場町まで、旧東海道のまちなみや駿州の旅日本遺産の構成文化財、伝統の食を楽しみながら約28kmの自転車旅をご紹介します。JR静岡駅でクロスバイクレンタルスタートはJR静岡駅。クロスバイクをローカルトラベル・パートナーズでレンタルします。クロスバイクは予約が可能で、駅から徒歩約15分のオフィスで借りられますが、静岡駅南口でも借りることができます。自転車と合わせてヘルメットも貸してもらえるので手軽に出かけられるの...

 

広告主:するが企画観光局

執筆:mochi、するが企画観光局

 

【静岡県】旧東海道の宿場町をめぐり、町並みや伝統の食を楽しむ28kmサイクリング《PR》

【静岡県】旧東海道の宿場町をめぐり、町並みや伝統の食を楽しむ28kmサイクリング《PR》


江戸時代に整備された五街道の一つ東海道五十三次。静岡市にある19番目の宿場町から藤枝市の22番目の宿場町まで、旧東海道のまちなみや駿州の旅日本遺産の構成文化財、伝統の食を楽しみながら約28kmの自転車旅をご紹介します。

JR静岡駅でクロスバイクレンタル

スタートはJR静岡駅。クロスバイクをローカルトラベル・パートナーズでレンタルします。
クロスバイクは予約が可能で、駅から徒歩約15分のオフィスで借りられますが、静岡駅南口でも借りることができます。
自転車と合わせてヘルメットも貸してもらえるので手軽に出かけられるのは魅力です。

シート位置を合わせ、クロスバイクの操作方法や注意点を教えてもらったら、サイクリングスタートです。

駿府城公園

静岡駅の北側へ行き街中を約1.5km走って駿府城公園へ。

駿府城は静岡市葵区にあった日本の城で、現在は城址公園として整備されています。園内の紅葉山庭園には茶室もあり、季節によって異なる景色を楽しむことができます。

公園の周りは二ノ丸堀で囲まれていて、駿府城築城当時の石垣や迫力ある櫓を望むことができます。

城下町の一角には、東海道五十三次19番目の宿場「府中宿」があります。お堀の脇には『東海道中膝栗毛』の主人公、弥次郎兵衛(やじさん)と喜多八(きたさん)の像が出迎えてくれます。

安倍川もちの老舗 石倍屋

駿府城公園から県道208号を南下して、安倍川橋の手前すぐにある「安倍川もち石倍屋(せきべや)」へ。

1804年(文化元年)に東海道の街道沿いに創業し、昔ながらの製法で「安倍川もち」の味を守り続ける老舗です。歴史を感じる古いつくりの店内では、土間の床机と、ちゃぶ台が置かれた小上がりで食べることができます。

左はわさび醬油、右は安倍川もち(きな粉とこし餡)。

とろろ汁の丁子屋


安倍川橋を渡り国道1号線から丸子(まりこ)へ向かいランチタイム。
東海道五十三次20番目の宿場町鞠子宿(丸子宿)で、1596年(慶長元年)に開業した丁子屋は、「とろろ汁の丁子屋」として長年親しまれています。

「とろろ汁」は、自然薯(山芋の一種)をすりおろし、だし汁と味噌で割ったもので、麦飯にかけて食べます。 江戸時代、丸子周辺では良質な自然薯が採れたため名物となり、峠越えの旅人から喜ばれました。

宇津ノ谷のまちなみとトンネル

丸子から国道1号線沿いを少し走って道の駅 宇津ノ谷峠 (下り)へ。

ここから旧東海道へ入ればすぐに宇津ノ谷地区。東海道の丸子宿と岡部宿の間に位置し、歴史的な街道の面影を残す町並みです。


宇津ノ谷峠を登れば「明治宇津ノ谷隧道(明治のトンネル)」。

1876年(明治9年)宇津ノ谷峠に開通した明治のトンネルは、明治時代の貴重な文化遺産として、1997年に現役のトンネルでは初めて「明治宇津ノ谷隧道」として、国の登録有形文化財に登録されました。赤レンガの内壁とランプがレトロな雰囲気です。

宇津ノ谷峠には他にも、「大正のトンネル」「昭和のトンネル」「平成のトンネル」と呼ばれる歴史的価値のあるトンネルが合わせて4つあり、すべてが現在もその役割を果たしています。

岡部宿大旅籠柏屋

宇津ノ谷峠を下って旧東海道を走り藤枝市に入り、東海道五十三次21番目の宿場「岡部宿」大旅籠柏屋へ。

柏屋は、岡部宿を代表する旅籠(宿)で、国の有形文化財に登録されています。2度の焼失を経て江戸時代後期(1836年)に再建された主屋は、当時の旅籠の様子を見ることができる歴史資料館となっています。

ここでも、弥次さん・喜多さんに会うことができます。


地場産品や工芸品のほか、地元の酒蔵の酒粕を使った甘酒や柏餅などの軽食が楽しめる「物産館かしばや」や、蔵を改装したカフェも併設されています。

すぐ隣には、岡部宿にあった2軒の本陣のうちの一つ「岡部宿内野本陣跡」があります。当時の建物は残っていませんが、再現された門塀や平面にあらわされた建物の間取りから当時を感じることができます。

旧東海道をさらに1kmほど走れば「五智如来公園」。ここは誓願寺の境内に安置されていた五智如来像を移し公園として整備したスポットで、観光案内所が併設されています。

岡部宿の少し西に店を構える「御菓子處 桜屋」では、地元の特産品「玉露」を使った銘菓など歴史ある和菓子をいただけます。

蓮華寺池

旧東海道から少し北へ向かえば、藤枝市のほぼ中央に位置する蓮華寺池(れんげじいけ)公園。

周囲の山々と池が織り成す自然の美しさが人気の蓮華寺池公園は、ハスが多く生えていて、かつては「蓮池」と呼ばれていたようですが、明治以降になって現在の「蓮華寺池」の名前が定着しました。

蓮華寺池沿いを少し走って、再び旧東海道へ。

日蓮宗 大慶寺

旧東海道から少し入れば、創建1253年(建長5年)日蓮宗の寺院、大慶寺(だいけいじ)。

日蓮聖人お手植えの松で樹齢750余年の黒松「久遠のマツ」は、枝振りが四方に張り出て迫力と力強さを感じられます。

旧東海道を南下し瀬戸川にかかる勝草橋を渡ります。

勝草橋から2km走って、東海道五十三次22番目の宿場「藤枝宿」のまち、JR藤枝駅ゴールです。

コース紹介

距離: 28.3 km 獲得標高:235 m

日本遺産 駿州の旅
ローカルトラベル・パートナーズ
駿府城公園
石部屋
とろろ汁の丁子屋
道の駅 宇津ノ谷峠 (下り)
宇津ノ谷
明治宇津ノ谷隧道
岡部宿大旅籠柏屋
五智如来公園
御菓子處 桜屋
蓮華寺池
日蓮宗 大慶寺

まとめ

スポーツ自転車(クロスバイク)初体験のメンバーと走った旧東海道。静岡駅と藤枝駅の間は28kmには、街道沿いには古き町並みがたくさん残っていて、のんびりゆっくりと街道風景を楽しみながら走れました。
自動車で通った時には気付かなかったお店や景色も、自転車では気づかせてくれます。宿場町には伝統的な食文化も残っていて、時間が許せば立ち寄りたいところがいくつもありました。

江戸時代には、いくつもの宿場町を経て江戸から歩いて行ってたであろう静岡も、今では新幹線で約1時間で行くことができます。そこでスポーツ自転車を借りれば初心者でも楽しく自転車旅をすることもできます。

藤枝駅まで行けば輪行で戻ることになりますが、明治宇津ノ谷隧道(明治のトンネル)で折り返せば約20kmで往復できます。週末の日帰りでも1泊2日でも行ける「静岡の旧東海道サイクリング」を、ぜひ楽しんでみてください。
広告主:するが企画観光局
撮影・執筆:花田 康(TABIRIN編集部)

関連記事

【静岡県】清水(江尻宿)~蒲原(蒲原宿)旧東海道をめぐるサイクリングに出かけ...
本記事では静岡県の旧東海道、静岡市清水区の「江尻宿」から「蒲原宿」へ続くサイクリングルートと、その途中にあるおすすめスポットをご紹介します。港町として栄えた江尻宿(現在の清水駅周辺)を出発し、海風を感じながら旧東海道を東へ。道中では、地元の海の幸やスイーツを味わいながら、のんびりと旧街道の風情を楽しむことができます。起点:清水駅清水駅からスタートします。河岸の市(かしのいち)まずは腹ごしらえです。新鮮でおいしい海鮮丼が味わえるという清水で有名な魚市場「河岸の市」に立ち寄ります。色とりどりの具...

 

 

投稿ナビゲーション

新しい投稿
ワイズロードオンライン(フッター)
ワイズロードオンライン(フッター)
CONTENTS
  • TOP
    コース・マップ検索
    都道府県検索
  • 旅×自転車 記事
    • ニュース・トピックス
    • 旅のおすすめ
    • サイクリングレポート
    • 国外情報
    • インタビュー
    • お役立ち情報・ハウツー
    • 自転車アイテム
    • 自転車の一般常識
  • 旅×自転車 情報
    • サイクリストにやさしい宿
    • 予約ができるレンタサイクル
    • サイクリングコースがある公園
    • 交通公園
    • サイクルターミナル
    • サイクルステーション
    • 自転車店
    • サイクルトレイン
    • サイクルステーションがある空港
    • スポーツタイプのe-bikeがあるレンタサイクル
    • スポーツタイプがあるレンタサイクル
    • マウンテンバイクがあるレンタサイクル
    • 子供用自転車があるレンタサイクル
    • タンデム自転車があるレンタサイクル
    • 鉄道駅に近いレンタサイクル
    • 自転車でも乗れるフェリー
    • レンタサイクルがある道の駅
    • レンタサイクル
    • シェアサイクル
    • サイクルレスキュー
    • サイクルバス
    • 自転車活用推進計画
    • 自転車関連リンク集
  • ギャラリー
    TABIRINについて
    • 広告・情報掲載について
    • プライバシーポリシー
    • 免責事項
    • 著作権・商標について
    • 約款
    • 注意事項
    • お問合せ
    TABIRINアプリについて
    • 利用規約
    • プライバシーポリシー
copyright © TABIRIN all rights reserved.