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記事タグ: 夏

【栃木県】佐野市にある美しい湧水池や林道を走り洞窟をめぐる58kmのサイクリング

【栃木県】佐野市にある美しい湧水池や林道を走り洞窟をめぐる58kmのサイクリング

真夏には猛暑になる事も多い佐野市ですが、今の時期は気持ちよい暑さを感じて走ることができます。
日本名水百選に選ばれた出流原(いずるはら)弁天池湧水や林道を走り峠を越えて美味しい“生姜らーめん”を食べ、ちょっとした探検気分を味わえる洞窟に寄り道します。

佐野駅からスタート

JR両毛線と東武佐野線が乗り入れる佐野駅からスタートします。駅を出て県道151号を北上、県道16号を過ぎると市街地を抜け緑豊かな風景に変わります。

北関東自動車道の下を抜けて丁字路に出たら左折します。東武佐野線田沼駅横の踏切を渡ると右手に赤い鳥居の一瓶塚稲荷神社前を通過。
国道293号を渡り、細い住宅街の道を進むと道路が交差する真ん中に塚がありました。説明看板などはありませんが、庚申塔などの名残でしょうか。

あわしま堂の工場直売所

県道66号と201号の交差点を右折して旗川を渡ると、「あわしま堂栃木佐野工場」が見えてきます。

近くで見ると大きくて綺麗な工場です。
工場の1階に直売所があり、あわしま堂の商品を購入することが出来ます。以前はイートインコーナーがあったそうですが、現在は中止しています。

店内は撮影禁止だったので、写真はありませんが清潔感があり色々な種類の和洋菓子が並んでいました。補給食に買っておきましょう。
愛媛県が本社とのことで柑橘類を使用した「水菓子」「もみじ饅頭」や関西で有名な「タルト」なども販売していました。
こちらの直売所では、佐野市のゆるキャラ「さのまる」パッケージの「栗どら」が1番人気とか。

旗川沿いを走り南下。旗川の水も美しかったですが、次に向かう「出流原弁天池」はSNSで「関東のモネの池」と呼ばれる美しさなので楽しみです。

透明度が凄い出流原弁天池

北関東自動車道の下を抜け国道293号に出て小道を抜けると日本名水百選に選ばれている「出流原弁天池」に到着。年間を通して湧出する清水のため透明度が高く、泳ぐ魚が宙に浮いているように見えると話題です。

太陽の光が差し込むと水が青く見えて絵画のようです。最近大雨が降った後でこの透明度なので、濁りが取れた時はさらに素晴らしい事でしょう!

岩からせり出した磯山弁財天

池の近くにある磯山弁財天に上ってみます。入口に風車が飾られて風が吹くとクルクル回って見た目にも涼やか。

朱色の門をくぐり約130段の石段を登っていきます。

少しすると本殿が見えてきます。鎌倉時代に再建された本殿は、釘を使わない「かけつくり」という建築方法で建てられています。

本殿にお参りして、佐野市内を一望する景色を堪能します。階段を上って来た人が見ることが出来る風景です。

林道長谷場閑馬線を越える

県道175号を北上して林道の入口に向かいます。県道66号に合流してさらに北上。
Y字路を右折して進むと途中、朱色の示現(じげん)神社の横を通ります。

田んぼの脇を右折すると林道長谷場閑馬(はせばかんま)線の起点。錆びた標識が良い感じです。

日差しが強く暑かったですが、林道の日陰に入ると脇に流れている小川から冷たい空気を感じられて気持ちが良いです。
斜度はさほど急ではないのでユルユルと上って行きます。

ピークの金原峠で「あわしま堂」で買った栗どらを食べて休憩。下り側の方見晴らしが良いので、ちょくちょく止まってしまいます。

途中で出てきた切り通しは垂直に近い壁面で迫力があります。落石も多いのか路面に小石が多いので注意して下さい。

小さな峠を越えて葛生へ

県道201号に出たら橋を渡り対岸の集落を走ります。川沿いの土手に桜や紫陽花を植えていて緑が豊か。県道345号の交差点から左折して短い坂に入ります。

古越路トンネルを抜け、秋山川を渡って右折して葛生町に入ります。
葛生駅方面の看板に従って走ると「葛の里壱番館」という施設に到着。
市街地活性化を目的とした施設で、1階には飲食店と土産店2階は有料貸出の多目的大小会議室を併設しています。サイクルラックもありますよ。

絶品の生姜らーめん

葛の里壱番館の1階奥にある「麺や赤堀」は、“生姜らーめん”で有名な「小三郎」で修行をして独立した店です。もともと小三郎のラーメンが好きだったので一度来てみたいと思っていました。

細切りした生姜がトッピングされた「生姜らーめん」は絶品!暑い中走って汗をかいたので塩味がしみわたります。
少し大きめな餃子は佐野のラーメン店に多いですね。こちらの餃子も大きくて美味しかったのでリピート確定です。

腹ごなしに宇津野洞窟へ

食後に鍾乳洞がある宇津野洞窟まで行ってみましょう。国道293号に入って道標に従って進むと、石灰工場の向かいに宇津野洞窟があります。

自転車を置いて階段を上って行くと、洞窟の入口はすぐに出てきます。
入洞は無料で内部は部分的にライトアップされています。洞内の温度は15度程度に保たれているそうで、夏に来ると自然のクーラーという感じ。

水が染み出しているので地面が濡れていて滑りやすくなっています。自転車用SPD-SLシューズだと転んでしまうかもしれません。私はSPDシューズでしたのでギリギリ大丈夫でした。かなりへっぴり腰ですが。

地下水によって石灰岩が溶かされて出来た横穴洞窟で、佐野坂東32番札所にもなっています。そのためか洞窟の中に如意輪観音や護摩焚き場という名前がついた場所があります。

石灰岩が溶けて出来た鍾乳石を間近で観られるのが凄い!

小規模な鍾乳洞ですが見応えありました。外に出るとムッとした暑さを感じたので、やはり中は涼しいのですね!夏にオススメ。

道の駅どまんなかたぬま

来た道を戻り、県道123号を南下し秋山川を渡り県道144号を走ります。
東武佐野線吉水駅手前から右折して県道270号に入ると、道の駅どまんなかたぬまに到着です。大きな道の駅なので最後に大休憩します。

入ってすぐの所に2023年4月に設置されたばかりの「さのまるフォトスポット」がありました。佐野のゆるキャラと記念写真が出来て良いですね!

大きな道の駅には和洋食レストラン・農産物直売所・ミニSL・足湯などあり凄い賑わいです。自転車で走った時の楽しみでもあるジェラートやかき氷もありますよ。

気温が高い時は皆さん考えることは同じようで、店には行列が出来ていました。
「ジェラート倶楽部」は、りんどう湖レイクビューのロイヤルジャージー牛乳と北海道の生クリームと地元の食材を使ったジェラート店です。

佐野駅に戻ってゴール

県道16号で東武佐野線を越え、朝走った県道151号に合流したら一気に佐野駅まで。
スタートは北口でしたがゴールは南口へ。

お疲れさま!とでも言ってくれている様な「さのまる」の銅像がありますよ!

コース紹介


■アクセス

電車:JR宇都宮線「上野駅」から「小山駅」でJR両毛線に乗換「佐野駅」下車
車:東北自動車道「佐野藤岡インター」下車

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

佐野市らーめんライド

まとめ

佐野といえばラーメン!と関東平野の平地いうイメージが強いですが、神秘的な湧水や洞窟、走りやすい林道と峠などがあり、なかなかディープな場所です。駅前は賑わいがあり、少し走ると里山風景が広がる変化を楽しめます。関東から走りに来るのに丁度良いと思いますよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
ロードバイク・ランドナー・ミニベロなどで、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

 

 

【大分県】日田往還・中津街道を行く中津城までの約56kmサイクリング

【大分県】日田往還・中津街道を行く中津城までの約56kmサイクリング

日田往還とは、日田市を拠点に放射線状に九州を網羅する道の総称で、昔、代官や郡代が物を運ぶのに行き来した歴史的な街道のことです。
日田市は九州北部のほぼ中心に位置することから、幕府の直轄地、天領となり政治・経済・文化の中心となっていた歴史ある街です。
いくつかある日田往還ルートの中から、宇佐市・中津市を繋ぐ中津街道を走り、中津城へと向かう歴史的なルートをご紹介します。

「進撃の巨人」作者の出身地として有名なJR日田駅から出発


中津市のサイクリングガイド松永皓史(まつながあきふみ)さんに案内してもらいました。

日田駅は、別府観光港から近い別府駅からJRで約2時間、JR博多駅より特急で約1時間20分の場所に位置します。
コインパーキングもありますので、車で来ることも可能です。

むしろ、日田~中津間は電車の乗り換えが必要になり、時間がかかりすぎてしまうため車でお越しいただくことをお勧めします。

出発は「HITA」のモニュメントからです。日田駅東を右折して県道48号線を進みます。まず目指すのは咸宜園(かんぎえん)です。

咸宜園を通って豆田町へ


咸宜園とは、江戸時代の儒学者・教育者だった広瀬淡窓(ひろせたんそう)によって創られた日本最大規模の学校です。
「咸く宜し」(ことごとくよろし)すべてのことがよろしいという意味でつけられた名前が有名で、日本遺産にも認定されています。

咸宜園を通ってさらに風情ある街並みの豆田町を抜けていきます。
道の途中にある町の掲示板にツール・ド・九州の張り紙を見つけました。

日田市はツール・ド・九州のコースになっている地域でもあります。

豆田町は、平日でも予想以上に多くの車や観光客がいました。
道も狭いので自転車で走る際は注意が必要です。

豆田町を過ぎると、お店や休憩場所がなくなってくるので、給水ボトルの持参、軽い食事、トイレなどを済ませておいた方が良いでしょう。

風情ある御幸通りを抜けるとつきあたりに花月川が見えてきます。
花月川を右折し、二つ目の一新橋を渡ると、あとはひたすら真っ直ぐです。
国道212号線を横断し、ひたすら進むと交通量も少なくなり、民家が並んだ道になります。その道が日田往還です。

山と水の美しい日田

「日田天領水」といわれるように日田は水がきれいな街です。
民家の道を進み、カーブを曲がると目の前にきれいな花月川が見えてきました。思わず写真を撮りたくなる景色の大きな川です。

川沿いの道は桜並木になっており、木陰を作ってくれています。
日田は盆地で夏はとても暑い地域なので、避暑地になるでしょう。

春には桜がきれいに咲くのだろうと予想もつきます。さらに進んでいくと、少し険しい山道へと突入です。

上り坂になる山道


きれいな川を過ぎると次は山道です。
走ってきた道が真下に見えるほど道がUの字になっているのが確認できるほどのカーブもあります。

山道の休憩スポット「伏木公園」

坂が終わり、平坦になってきたところに伏木公園があります。
伏木公園は、夏の期間だけ運営するキャンプ場です。

大きなログハウスのような建物にはトイレがあります。自販機はありませんが、トイレは使用可能なようです。
過酷な坂を登った後の休憩スポットになります。夏に訪れた時は、キャンプに来るのも良いでしょう。
伏木公園の敷地内にも日田往還の歴史がありました。

このあたりから平坦な道が続き、後は下りになっていきます。

どこか懐かしい田舎町の山国


山を越えると、日田・中津を繋ぐ国道212号線(日田往還中津街道)へと出てきます。
道が広くて走りやすそうに思いますが、交通量が多くトンネルもあるためサイクリストのほとんどが、伏木公園前の山道を越えていくそうです。

国道を左折し、「守実」の標識通りに進んでいきます。
山と国道を越えると、どこか懐かしいような小さな商店街のような田舎の町に出てきます。

日田市から中津市に入りました。
神社や民家、学校などが並ぶ山国(やまくに)の地区は、ゆったりと時が流れるほっとできる町です。
地元の自転車屋さんもあったので、自転車の不調があった際には立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

ランチ休憩スポット 「コアやまくに」「道の駅やまくに」


中学校横にロータリーがありそこを進むと「コア山国」があります。
役場やコミュニティーセンター、図書館などが一つになった大きな施設です。中にカフェがあるので、食事をとることができますが、平日しかやっていません。
定休日の場合はもう少し先にある「道の駅やまくに」で食事をすることができます。

「コア山国」を通り過ぎ、サイクリングロードへと進むと「道の駅やまくに」に行けます。約3㎞ほど走ると到着です。

道の駅やまくにで食事をしました。

大分名物、中津が聖地とも言われる人気メニューからあげ定食と、タレ付きチキン定食です。

山を越えたサイクリストにもちょうど良いボリュームでしょう。
食事の後は、サイクリングロードを走っていきます。

休憩スポット やばけいサイクリングツアーズ


再びサイクリングロードに戻り進んでいくと、松永さんが営む「やばけいサイクリングツアーズ」があります。

スポーツバイクのレンタルができたり、ガイドさんと共に耶馬溪(やばけい)の魅力を体験できるツアーが楽しめるお店です。
冷たい飲み物もあり、休憩もできるので立ち寄ってみてください。

休憩後は、再び景色の良いサイクリングロードを進みます。

耶馬溪(やばけい)の見どころ「競秀峰」


サイクリングロードをさらに走っていくと、岩肌が露出した「競秀峰(きょうしゅうほう)」が見えてきます。
秋には一面紅葉となり、春には足元がネモフィラの青いじゅうたんになる耶馬溪(やばけい)の絶景ポイントです。

競秀峰の下の方には、禅海和尚(ぜんかいおしょう)がノミと鎚だけで手彫りをしたと有名な青の洞門もあり、歴史と絶景に触れられるスポットとなります。

もう少しサイクリングロードを進むと、日田往還中津街道の国道212号線です。

少しわかりづらいところもありますが、横断歩道を渡るとサイクリングロードが現れますので、看板通りに進みましょう。
一般道も走りながら、あとは中津城を目指すのみです。

中津城までの道のり

一般道の国道212号線を走っていくと「宮永」表示の分かれ道がありますので左折して、県道110号を走ります。県道110号が、日田往還中津街道です。

走っていくと中津市街地に入り、交通量が増えてくるので注意してください。
銀行が並ぶ交差点がありますので、左折し標識通りに進んで行きます。

中津城でゴール


中津城がゴールです。日田中津を繋いでいる日田往還中津街道。
歴史や絶景や地元の食事に触れながら約56㎞のライドが出来ました。
「黒田官兵衛」で有名な中津城や周辺も楽しむことができるでしょう。

宿泊するなら「すえひろや」へ


中津城の近くにサイクリスト向けのゲストハウス「すえひろや」があります。
2023年4月にオープンしたばかりの新しい宿で、泊まれるのは訪日旅行者とサイクリスト限定なんだそうです。
中津にサイクリングしに来た際はウエルカムでしょう。

走った距離は56㎞程なので、元来た道を戻るもOK、1泊するのも良いのではないでしょうか。

コース紹介

▼伏木公園 https://www.city.hita.oita.jp/soshiki/doboku/toshiseibika/koenryokuchi/koen/3363.html

▼コア山国 
http://coreyamakuni.com/

▼道の駅やまくに
https://nakatsuyaba.com/?introduce=michinoekiyamakuni

▼やばけいサイクリングツアーズ 
https://nakatsuyaba.com/?introduce=yabakei_cyclingtours

▼すえひろや 
https://suehiroya-oita.com/

まとめ

日田往還ルートから、宇佐市・中津市へと繋がる中津街道のコースをご紹介しました。
物資を運ぶために使われていた歴史ある日田往還・中津街道は、昔の面影を残すところもありつつ、交通量の多い道路にもなっています。
坂あり、平坦ありで文化と自然の豊かさに触れられるコースは、中級・上級のサイクリストがゆったり走るにはちょうど良いコースではないでしょうか。
実は、Googleマップでは確認できないサイクリングロードを走るところもあります。
交通量を気にすることなく走れる道ですので、どんな道で、どんな美しい景色が見えるのか実際に走ってみるとよいでしょう。

協力:やばけいサイクリングツアーズ

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

 

【東京都】シェアサイクルで行く!お台場~築地10kmサイクリング。レインボーブリッジの撮影スポットと築地で海鮮バーべキュー。

【東京都】シェアサイクルで行く!お台場~築地10kmサイクリング。レインボーブリッジの撮影スポットと築地で海鮮バーべキュー。

本格的に夏が始まり、ビールが美味しい季節になってきました。
お酒好きな皆様へ、シェアサイクルでお台場観光を楽しんだ後、ビールと美味しい海鮮を堪能できる「自転車散歩」を紹介します。食べたい物を購入し、炭火で焼く「海鮮バーベキュー」は必見です。

台場駅でシェアサイクル

ゆりかもめ線・台場駅からスタート。

お台場エリアには、観光のためのレンタサイクルが多く設置されています。
ドコモバイクシェアやLUUP、台数も多い為すぐにレンタルすることが可能です。
お台場エリアから出て築地へ行くため、エリア外にも返却ポートがある「LUUP」をレンタルしました。

台場駅から一番近いポートに向かいます。台場駅を北口側に出て、「2A出口」の階段を降りたすぐ先にあります。

階段を降りた先の出口。この写真の左側にLUUPのポートがあります。

シェアサイクル利用開始

LUUPは専用アプリで事前に利用登録をすることで、スムーズに利用することが可能です。利用予定の10分前から予約が可能なので、利用が集中する休日は事前に予約しておくのがおすすめ。

LUUPには、スマートフォンホルダーが付いているので、ナビアプリの使用も安心です。

お台場周辺をサイクリング

ナビをセットし、早速最初の目的地に出発します。

船の科学館と潮風公園 噴水広場

さて、お台場の人気観光スポット「船の科学館」に到着です。

現在本館(写真の船の中)は展示を休止していますが、屋外展示場や「宗谷」という船は見学することができるようです。

台場駅方面に戻る最中に、写真撮影にピッタリなスポットを発見しました。
潮風公園内から噴水広場を結ぶ通路「水と緑のプロムナード」。道の両側にワシントンヤシが生えており、カリフォルニア気分に浸れます。

この道をまっすぐ噴水まで進んでいくと、大井ふ頭のコンテナをバックにした綺麗な海を眺めることができます。

潮風公園は、イベントやピクニックなどで利用されており、バーベキュー場もあるため海を見ながら様々なアクティビティが楽しめる公園です。

自由の女神像

公園沿いの道路を通り、自由の女神像へ。
自由の女神像は、潮風公園に隣接されているお台場海浜公園の中にあります。

自由の女神像がお台場にある理由を調べました。
お台場の自由の女神像は「フランスと日本の友好関係を象徴する記念像」で、1998年~1999年の1年限定として設置されたものです。

1年の設置期間も終わりが近づくにつれ、「お台場に新たな像の設置を」と建設を望む声が強く新たに作られた像が、2023年現在お台場に設置してある2代目の自由の女神像です。

マリーンハウス

公園内を通りマリーンハウスという建物へ。
お手洗いや自動販売機、テイクアウトのショップ等があり、また3階の展望台は知る人ぞ知る穴場スポットです。

自転車を停めてマリーンハウスの中を通ると、お台場ビーチスポーツエリアという海岸に出ることができます。

レインボーブリッジも綺麗に見えるため、このあたりでレインボーブリッジの撮影をするのもおすすめ。

レインボーブリッジ遊歩道

レインボーブリッジに遊歩道があるのはご存じですか?
実は、お台場海浜公園沿いの道路をレインボーブリッジに向かって走っていくと遊歩道の入口があります。

自転車は、専用の台車に乗せれば遊歩道内に持ち込むことが可能。そのまま芝浦側まで歩いて渡ることができます。
受付に台車が置いてありますので、台車を取り付けて遊歩道に入ってください。

台車を使い渡ろうと考えましたが、LUUPの自転車は重さがあり持ち上げることが困難。また、近くに返却ポートもなかったため、遊歩道は断念しました。自分の自転車で来た際に渡ってみようと思います。

築地市場へ

お台場を出た後は、築地市場まで向かいます。
有明テニスの森や、富士見橋を経由し橋の上から海を眺めながら走ることができます。

かちどき橋

湾岸エリアから築地まで向かう途中にある、「かちどき橋」。日本で現存する数少ない可動橋です。

歴史を感じる橋で、築地側には「かちどき橋の資料館」があります。

自転車を返却、築地市場でご褒美

築地市場周辺のLUUPポートに自転車を返却します。

小さいタイヤながら快適に漕ぐことができました。

築地魚河岸バーベキューテラス

築地市場の方へ向かうと、大きいビルと看板が。今回の最終目的地、築地魚河岸海鮮バーベキューの会場です。ビルの屋上にあります。

休日は混雑していて予約必須です。事前にインターネット予約をして利用しました。

受付はこちら。

利用ルールは、築地魚河岸内で食材買い出をして、バーベキュー場で楽しむということ。アルコールは都度受付で購入、ソフトドリンクは持ち込みOK。

築地魚河岸内は、商品が終わったお店から店じまいになっていくため午前中のスタートがおすすめです。

雨でも大丈夫な「レギュラーサイト」を借りしました。(要予約)

当日空いていれば、立ち席(1時間の利用)でバーベキューを楽しむことも可能です。

購入品はこちら。

さて、早速「海鮮バーベキュー」と「ビール」で、自分へのご褒美タイムを始めていきます。


運動(サイクリング)のあと、そして炭の熱を浴びながら飲むビール。これほどまでに美味しいものかと思いました。


ついつい、お酒が進んでしまいます。

現地で準備してあるもの

築地魚河岸バーベキュー場では、火起こし済みのバーベキューグリルが予約した席に準備してあります。
また、最低限の調理道具・調味料は用意があります。軍手やまな板、トング等。カニフォークなどもありました。手ぶらで行って大丈夫です。

受付で貰える塩コショウ、醤油等。

バーベキュー場の下で買い物ができ、片付けも不要。とても楽しい時間を過ごすことができました。

コース紹介

▼築地魚河岸バーベキューテラス(※事前予約がおすすめです。)
https://tsukiji-bbqterrace.com/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

お台場~築地サイクリング

まとめ

自転車に乗るのは好きだけど、自転車で出かけるとお酒が飲めない。
そんな風に感じることが多いですが、シェアサイクルを選んだことで観光もできてお酒も飲める、新たな自転車の遊び方を発見できました。
お台場周辺は自転車用通行エリアも広く、安全に自転車を楽しむことができます。

お台場には様々な観光スポットが存在します。
是非レンタサイクルを活用して、「自転車旅×お酒」という禁断の組合せを楽しんでみてください。

執筆:Risa/酒呑みローディー

神奈川県出身。
「自転車に乗った後に美味しいお酒を呑む!」をモットーにInstagram&YouTubeにて活動。
現在はフリーランスとして動物関係の仕事をしている。
2023年2月に自転車デビュー。その後自転車メーカー「EFILOA」の公式アンバサダーとなり、ブランド認知度アップのため日々奮闘中。

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【長野県】笑顔全開女子クライマーと行く、 乗鞍エコーライン開通ポタクライム

【長野県】笑顔全開女子クライマーと行く、 乗鞍エコーライン開通ポタクライム

ヒルクライマーの聖地、乗鞍エコーラインの待ちに待った開通日がやってきました。山好きにとって開通日の登頂は大切な儀式、ということで笑顔が素敵な女子クライマーまっこさんと走ってきました。

スタートは乗鞍観光センター駐車場

7:30乗鞍観光センター駐車場に到着。既に駐車場はほぼ満車で自転車乗りがいっぱいです。みな考えていることは同じですね。


乗鞍ヒルクライムのスタート地点です。
はるか彼方に見えるゴール地点に、既にテンションMAXのまっこさん。さすが凄脚クライマーです。

8:00スタート。雲一つない快晴、気温15℃、湿度は低くまさにヒルクライム日和です。

スタート地点からしばらくは、白樺やカラマツの林の中を抜けていきます。木漏れ日が気持ちいいです。

三本滝レストハウス

7km地点の三本滝レストハウスに到着です。
ここまでは比較的緩斜面でしたが、ここからは本格的なヒルクライムが始まります。

三本滝レストハウスまではマイカーでも来られるので、脚に自信のない方はここから登り始めるのもいいですよ。

三本滝レストハウスから1kmほど走ると、左手に小さい滝がありました。少し休憩してマイナスイオンを浴びて、心も身体もリフレッシュです。

パタパタ仰いでマイナスイオン取り込み中。

冷泉小屋

13km地点の冷泉小屋です。2022年にリニューアルして、食事や宿泊もできるようになりました。冷泉小屋の向かいには冷泉が流れていて、辺りには硫黄の匂いが漂っています。そばに寄ると空気がひんやりしていますが、この日は工事中だったため、あまり近づけませんでした。

位ヶ原山荘

15km地点の位ヶ原山荘です。ここまで来るとゴールの畳平はだいぶん近くに感じられます。気温も下がり、走っていても汗をかかなくなってきました。周りの木々の高さも低くなり、森林限界に近づいてきたのが感じられます。

森林限界へ

17km地点。いよいよ森林限界突入です。背の高い木々がなくなり、これぞ乗鞍という景色が広がっています。この辺りまで来ると酸素はスタート地点の2/3しかなく、ゆっくり走っていても息が切れます。

森林限界に入ると、残雪もちらほら出てきます。場所によっては2m以上の雪の壁もありました。まっこさんも笑顔で「すごい、すごい」の連発です。

酸素が薄くてもこの笑顔。

大雪渓

19km地点の大雪渓です。ここは真夏でも雪が残っていて、この日も沢山の人がスキーを楽しんでいました。


岐阜県との県境でゴール

大雪渓を過ぎると右側は崖になっているので、登っているときは空しか見えないところも。まるで空を飛んでいるような感覚になります。
ゴールは目の前ですが、まだまだ10%近い坂も出てきます。もうひと踏ん張りです。




この左カーブを曲がり、短い激坂を登るとゴールの長野と岐阜の県境です。

笑顔でゴール。距離20.5km、獲得標高1260m、走りぬきました。

岐阜県とフュージョン。ゴール後は、そのまま畳平へ。

畳平も自転車乗りがいっぱいです。最高の景色で、みなさん最高の笑顔です。

コースを下山

下山は景色を楽しみながら登ってきた道をのんびり下りました。

途中の位ヶ原山荘で休憩。コーヒーを注文するとナッツとお菓子が付いてきました。疲れた身体には嬉しいですね。

位ヶ原山荘から観光センター駐車場までは約15km、ホイールが熱くなりすぎないように注意しながら下り、無事、観光センター駐車場に着いて乗鞍エコーライン ポタクライムの終了です。

ヒルクライム初心者へアドバイス

女子クライマーまっこさんから、ヒルクライム初心者や、これからヒルクライムを始めてみたい人へアドバイス。

①インナーのチェーンリングは「楕円」のものを使っています。ペダリングの矯正にオススメです。
どこで踏み込んだら良いか始めは分からないと思うのですが、楕円だと自然とトルクを掛ける位置が決まり、感覚で覚えることが出来ます。
②技術面では、自分がケイデンスを上げて軽く早く回すタイプか、重いギアをパワーをかけて漕ぐタイプか検証してみるのも有効だと思います。
ただ闇雲に漕ぐより、自分はどちらの方が楽なのかを考えながら走ると、考えないで走った時よりも、今後の成長に大きく変化が出てくると思うので、是非試してみてください。

コース紹介


距離:20.5km 獲得標高:1260m (片道)

▼自動車道利用のアクセス
東京、名古屋から:長野自動車道「松本IC」から国道158号で乗鞍高原へ
大阪から:東海北陸自動車道・中部縦貫自動車道「清見IC」から安房トンネルを経て乗鞍高原へ
北陸から:北陸自動車道「富山IC」から安房トンネルを経て乗鞍高原へ。

▼公共交通、飛行機利用のアクセス
JR松本駅から松本電鉄で新島々駅へ、新島々からアルピコバスで乗鞍高原へ。

まとめ

前日の大雨で天気と道路状況が心配でしたが、梅雨とは思えない最高の天気でとても楽しく走ることができました。
まっこさんも絶景の連続に終始笑顔でとても楽しそうでした。
これから梅雨が明けると本格的なシーズンイン、8月の乗鞍ヒルクライムや秋の紅葉など、まだまだ乗鞍を楽しもうと思っています。

執筆:S.Takanishi

石川県在住
2013年にヒルクライムをきっかけにロードバイクを始める。北陸、岐阜、長野の山で絶景、グルメを求めて楽しんでいます。
https://www.instagram.com/nitro2702/

 

 

【富山県】南砺の里山を巡るルートと見所を紹介!《PR》

【富山県】南砺の里山を巡るルートと見所を紹介!《PR》

JR城端線の福光駅をスタート&ゴールとして、南砺市の里山をグルッと1周する。オプションルートの閑乗寺公園から見る散居村の絶景もプラスして紹介します。オプションルート以外は、ほぼ平坦なルートなので初級者から気軽に楽しめると思います。

世界の棟方志功ゆかりの福光

JR福光駅からスタートします。

駅のロータリーには「世界のムナカタ」と呼ばれた版画家・棟方志功のモニュメントがあります。第二次世界大戦末期に約6年富山県福光町(現南砺市)に疎開したという縁があり、福光駅周辺には棟方志功関連の施設も多くあります。

田んぼが広がる里山の風景

千本桜で有名な小矢部川沿いを北上して、県道48号を走ります。
しばらくすると左手に三本松があります。江戸時代中頃の絵図では、この場所に一里塚と描かれたようなので、昔の町境の目印的なものだったのでしょう。

緑に囲まれた安居寺

安居寺交差点から左の細道に入ると「安居寺」に到着です。
約1300年前にインドから渡来した善無畏三蔵が創建したと伝わっています。
安居寺の裏は公園として整備され「とやま森林浴の森」にも選ばれています。

東海北陸自動車道の南砺スマートIC前の県道279号を走り福野に向かいます。

福野駅近くの壁に「福野夜高祭」の絵が描かれていました。カラフルで大行燈を照らす祭りの雰囲気が出ている壁画です!

旧加越線サイクリングロード

福野駅前を通過して線路を渡り「旧富山県立農学校本館 巖浄閣」に立ち寄ります。
富山県立南砺福野高等学校の敷地にあるので、迷惑にならないように見学しましょう。

明治36年に富山県立農学校校舎として建設された、2階建ての木造の洋館です。
今見てもモダンで重厚感があります。

国道471号を走り「焼野交差点」を右折し「旧加越線サイクリングロード」を入ります。
小矢部市(旧石動町)から南砺市(旧庄川町)を走っていた加越能鉄道加越線が廃線後、約19.5kmの自転車専用道路として整備されました。

富山県内を走っていると「用水だ!」という看板をよく見かけます。
これは農業用水路への転落事故防止の危険啓発看板で、富山県のオリジナル看板なのです。
シンプルながら用水に近づくと危険だというのが伝わってきます。

大鳥居をくぐり高瀬神社へ

県道284号と交差する十字路の右手に高瀬神社の大鳥居があるので右折して鳥居をくぐります。大門川に突き当たった場所に高瀬神社があります。

高瀬神社の主神は大国主命で、福の神・縁結びの神として有名です。
訪れた時は御社殿の修復事業が行われていました。
※2023年11月末まで御社殿銅板屋根葺き替え、付属飾り金具の改修工事をしています

御神前には「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」にちなんで心や体を癒やす「なでうさぎ」の像があります。可愛らしいうさぎ像の気になる所をなでておきましょう。

旧加越線サイクリングロードに戻り、井波に向かいます。
サイクリングロードは田んぼの間を走り、車も通らず快適です。

木彫刻のまち井波

国道471号を横断すると旧井波駅舎の井波町物産展示館に到着。
昭和9年に建てられた旧加越線の駅舎は瓦屋根の立派な建物です。現在は町の物産展示館として活用されています。

「六角堂交差点」に井波彫刻の町への入口として、精密な木彫りの塔が建っています。

石畳の八日町通り沿いには彫刻工房が並んでいます。走っていてもカンカンと木槌の音が聞こえ、職人さんが働いているのを感じられます。

通りの看板もそれぞれ凝っていて、見ていて楽しいですよ。
玄関のドア上に木彫りの猫を発見!色が塗られていて遠目には本物のようです。
猫の彫刻は他にもあるようなので、探してみましょう。

自動販売機にも猫の彫刻飾りが!写真を撮らずにはいられない可愛さです。

井波彫刻の礎となった瑞泉寺

八日町通りの突き当たりに、井波彫刻発祥の井波別院瑞泉寺があります。
天正9年・宝暦12年・明治12年と三度大きな火災により建物が焼失しています。江戸時代の再建のおり派遣された京都の彫刻師が井波の宮大工に技術を伝えたのが始まりとされています。
入口の山門からして圧倒される彫刻の数です。

拝観料を払って中に入ってじっくり見学してみましょう。

本堂正面の欄間や向拝手挟の彫刻など、至る所に井波彫刻の技術が見られます。
残念ながら内部は撮影禁止でしたので、ぜひ実物を確認しに来てみて下さい。
本堂の中に置いてあった井波彫刻の「獅子頭」は撮影OKで手を挟んでみました。

外に出て太子堂を見てみると、こちらの彫刻も隅々まで施されて見事!
ずっと上を向いているので首が痛くなってきます。
圧倒されっぱなしのまま山門くぐり瑞泉寺は終了です。

オプションルートの閑乗寺公園へ

オプションルートの前に、道の駅井波に立ち寄ります。
木彫刻の町だけあり、木彫りの巨大な七福神が並んでいます。他にも大盛りメニューや10段ソフトクリームなど個性的なメニューがそろっています。

やや狭い道を約2km上ると、オプションルートで紹介した閑乗寺の「散居村展望広場」に到着します。距離は短いですが上りが甲斐のある道ですよ。

上っている時は木が生い茂っていて、こんなに開けているとは思わなかったので感動しました。散居村とは、それぞれの農家が自分の周りの土地を開拓して米作りをした結果できたと言われています。よく眺めると点々と家があり周囲に田んぼが広がっているのが分かります。

赤祖父円筒分水槽

道の駅井波まで戻ったら「北川交差点」を左折します。次に「山見交差点」を左折して県道27号を走ります。しばらく走ると赤祖父円筒分水槽に到着です。
農業用水を公平に分配するために作られた県内最古の円筒分水槽です。
富山県には5ヶ所の円筒分水槽があり、建造物マニアにも人気です。

桜ヶ池周辺で大休憩

県道284号を南下して桜ヶ池を目指します。
国道304号を過ぎ山田川に向かって下ります。春にはカメラマンが多く訪れる「向野の桜」があり人気の撮影スポットです。

桜ヶ池はやや高台にあるので頑張って上ります。東海北陸自動車道の下をくぐると桜ヶ池に到着です。この周辺にはホテルや温泉、飲食店がそろっていて賑わっています。

その中にある「ヨッテカーレ城端」の軽食コーナーには、定番から季節限定の具材を使った「おむすび」が20種類以上もそろっています。さすがお米が美味しい南砺市という感じ。
他にも蕎麦・うどんなどもあり、休憩にピッタリです。

食後は桜ヶ池を散策。湖の上に建つ展望休憩や湖沿いの遊歩道が、綺麗に整備されています。名前の通り春には湖畔に桜が咲き、花見客で賑わいます。

眺望バツグンのワイナリーに寄り道

桜ヶ池公園を抜け、細い道を上っている途中に丸いコンクリートの構造物を発見。
脇にある案内板によると丸山監的壕(まるやまかんてきごう)というものでした。
明治から昭和にかけて立野ヶ原周辺は、旧陸軍金沢第九師団の実弾演習地で、砲弾の的中率や着弾効果を監視するための建物が監的壕なのです。そんな歴史遺構が突然現れてビックリです。

細い道を下ると是谷溜池に出ます。桜ヶ池ほど大きくはないですが気持ちが良い景色です。

ワイナリーでノンアルジュースの試飲

緩い坂を下って行くと左手に葡萄畑とワイナリーの建物が見えてきます。
トレボー株式会社が運営するワイナリー「Domaine Beau(ドメーヌ・ボー)」です。

自転車ラックがあり「なんチャリエイド」にもなっている施設。
店内はとても綺麗でズラリとワインボトルが並んでいます。200円で試飲もできます。
しかし!自転車なのでアルコールは飲めません…。

よく見るとノンアルコールジュースの試飲が2種類あります。
赤ワイン用・白ワイン用のぶどうを使用したジュースが試飲できるのが嬉しいですね。

小矢部川の手前で右折して北上します。緩やかな下り坂になっているのでラクチンです。
「高宮(西)」交差点で左折して神宮橋を渡り、小矢部川沿いを走る。桜並木になっているので春に走ると綺麗でしょう。

福光の新町あさがお通り

小矢部川を北上して福吉橋で左折し「宮脇町」交差点手前にある路地に入ります。
江戸・明治時代の屋敷が残る新町通りは、夏に「あさがお」を飾ることから新町あさがお通りとも呼ばれています。

気になった路地に入ってみたり、車が入れないような細い道を通ってみたりできるのも自転車の良い所です。

牛乳屋さんが作るジェラート

新町あさがお通りから県道10号へ出て、Geleteria ZUCCA(ジェラテリア ズッカ)に立ち寄ります。お店の前には「熱送り&福光ねつおくり七夕まつり」の七夕飾りが設置されていました。
※取材時は2023年7月

モダンな外観のジェラート屋さんは、地元の人や観光客で賑わっています。
こちらのジェラートは南砺市福光にある「水口ミルクプラント」から1時間圏内の搾りたて富山県産生乳を100%使用しています。ショーケースには基本のフレッシュミルクから季節のフレーバーや新作がズラリと並んでいます。

フレッシュミルク&立野原いちごミルクのダブル、フレッシュミルク&城端ブルーベリーのダブルを注文。とても美味しくいただきました!

ジェラート屋を出て県道27号を右折、小矢部川を渡るとゴールの福光駅です。

コース紹介

ご紹介したコースは以下よりご覧になれます。

南砺の里山を巡るルート

コースが掲載されている南砺サイクリングマップです。

サイクリングマップ 検索 - TABIRIN(たびりん)

南砺サイクリングマップには他コースも掲載しています。

利賀の大自然と清流を巡るルート
五箇山と庄川沿いを巡るルート
夕霧峠&医王山ヒルクライム
城端の街並みと散居村ポタ

▼南砺市の観光情報サイト
https://www.tabi-nanto.jp/

▼なんとの魅力を再発見「なんチャリ」サイト
https://www.tabi-nanto.jp/nanchari/

まとめ

南砺市の里山を1周して「福光」「福野」「井波」「桜ヶ池」という見所をグルッと回ることが出来ました。基本的に平坦で、距離も47.5kmとミドルルートなので観光しつつ走っても時間には余裕があると思います。

執筆:小曽根 彩
広告主:富山県南砺市/南砺市観光協会

【新潟県】廃線跡をたどる32kmの久比岐自転車道をのんびりライド

【新潟県】廃線跡をたどる32kmの久比岐自転車道をのんびりライド


2023年7月。富山湾岸サイクリングコースの取材をした帰りに、そこからのアクセスのいい久比岐自転車道を走ってみることにしました。それまで名前を聞いたことのない自転車道だったのですが、行ってみるとPRキャラクターが設定されていたり、しっかりしたHPができてたりと、やるな新潟県という感じのサイクリングルートでした。

スタートは糸魚川駅

前日に富山湾岸サイクリングコースの朝日町側の起終点から市振駅へ。そこから輪行で糸魚川に入り宿をとりました。駅ではさっそく久比岐自転車道のPRキャラクター、久比岐凛ちゃんがお出迎え。

輪行を解いて駅前のホテルエビヤに入ると商店街に気になる提灯が。どんな祭りなんだ?

宿に入るとだいたいこんな感じで洗濯、充電、買い出しなどに追われます。

サイクルトレインでスタート場所まで

翌朝の糸魚川駅。さあさっそく走り出そう!……と思ったらそうではなく。

なんとえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインではサイクルトレイン実施中。
じつは昨日の市振駅からもサイクルトレインに乗れるのですが、時間指定がありそこでは利用できずに輪行したのでした。
糸魚川駅から梶屋敷駅はたった2駅ですが、サイクルトレイン好きとしては乗らない手はありません。自転車の持ち込み手数料は290円。予約なしで乗れます。

カラフルな列車が入線してきました。1両編成。空いていたので自転車はトイレ前のスペースに。傾けて立てかけたら、とくに固定しなくても大丈夫でした。
この列車、ドアの開閉がボタン式で、乗るときは車両後ろ側から、降りるときは前側から。しかも後ろ側のドアは内側からは開けられない。
じゃあ降りるときは座席の間をすり抜けて前から降りるの?と思っていたら、乗車してきた高校生がいたので後ろのドアが開いて降りられました。

梶屋敷駅。もちろん無人駅です。ポスターがあったので、気になっていた祭りの謎が解けました。

駅にはサイクルトレインや久比岐自転車道のパンフレットが。ちゃんとしてますねー。ちなみに久比岐(くびき)とは新潟県上越地域の古い呼び方なんだそう。

自転車道のパンフレットに載っていた往時の写真。SLが走っていたんですね。

旧国鉄北陸本線の廃線跡を利用

梶屋敷駅からちょちょいと走って久比岐自転車道の入り口に到着。久比岐自転車道というのは愛称で、正確には新潟県道542号上越糸魚川自転車道線。看板の表示は久比岐自転車歩行者道になっています。

標準サイズより小さいミニ矢羽根発見! 矢羽根研究所長としての血が騒ぎます。

自転車道に入ってすぐの駐輪場。脇にコンビニもあるので、ここでドリンクや補給食を仕入れておくといいでしょう。

駐輪場にあった全体図。同じものがパンフレットにも載っていました。
この久比岐自転車道は旧国鉄北陸本線の廃線跡を利用したサイクリングルート。もともと北陸本線はここを走ったいたのですが、それを少し山側に移して新しい線路とし、この古い線路部分がいま久比岐自転車道になっているというわけ。
移した新しい線路は、現在第3セクターのえちごトキめき鉄道の路線となっています。

日本海がきれいに見える

さっそく走り出しましょう。最初は防波堤沿いの道。

海岸に折り畳みベッドを持ち出してバカンスしていたご夫婦に撮ってもらいました。

防波堤から国道を渡って、左手奥へ入っていきます。

おお、いかにも軌道跡という感じの道に。

少し海岸から上ったところでは海がきれいに見えます。

ところどころ国道に降りられる道もあります。ここを降りるとコンビニ。コンビニがサイクルステーションになっています。ルート両端の起終点までの距離が表示してあり、目安になります。

とても暑い日だったので、コンビニで買ったアクエリアスの冷凍パウチを首筋に入れて走りました。溶けてきたら冷え冷えのドリンクが飲めるので一石二鳥。

駐輪場や休憩所がムダに充実

この管理境界を示す看板が何度も出てきます。利用者には関係ないと思うんですが、「この先で何かあっても責任をもつのはウチじゃないからね」という強い意志を感じます。

路面に見つけた自転車のピクト。富山とは違うものです。

海がきれい。崖を切り崩して作った軌道跡を走ります。

なぜここに?と思うようなところに駐輪場が。スペースが余ってしまったからでしょうか。無駄ですね。

集落を抜ける部分もあります。歩行者などに注意するように促す看板が。

♪トンネルだトンネルだ楽しーなー

ついにトンネル登場。この久比岐自転車道には8カ所のトンネルがあり、一部は明治から大正時代のレンガ造りが残っていて、在りし日の国鉄やSLの走行シーンに思いを馳せることができます。

真夏だというのにトンネルの中はクーラーが効いているように涼しい。トンネル万歳。後ろから走ってきたサイクリストが、俺がいるのに気づかずに「フゥ〜〜〜♡!」と叫んだので、俺も「フゥーーー♡!」と返してやりました。

ところどころこんな感じの集落を抜けていきます。歩道が広い部分も。

道の駅マリンドリーム能生近くには、雰囲気のいいトンネルがあります。壁には古代人が描いたような壁画(笑)が。

道の駅マリンドリーム能生に下りていく道沿いには県立海洋高校の実習船として活躍した越山丸が係留されています。併設されるマリンミュージアムには予約制で入館できますが、この越山丸の内部は非公開。

道の駅マリンドリーム能生。ちょうどお昼どきでしたが、暑くて食欲がなかったので中をぶらぶらして出発。

レンガ造りのトンネルがいい雰囲気

レンガ造りのトンネル。フゥ〜〜〜♡!

糸魚川市内の筒石地区。黒くてピカピカ光る独特の瓦が使われた家が多くありました。

海岸沿いを快走。しかし暑い。

上越市に入りました。

またレンガ造りのトンネル。

ルートは要所要所でブルーラインなどで誘導されていて走りやすかったです。

道の駅で日本海の幸を

道の駅うみてらす名立。ルート上には飲食店がほとんどありません。道の駅で食べないと食いっぱぐれそうなので、海鮮丼を食べました。日本の海沿いはどこに行っても海鮮丼ですね。

ノボリにも久比岐凛ちゃんが。脚が長すぎます。

ところどころにこんな休憩所が。きっと駅の跡なんだろうと思ったら、滝がありました。

こんな立派な駐輪場が。誰が使うんだろう?

と思ったら横に旧線路と現線路が並行する部分が。鉄道ファンの名所らしいです。
このレンガのブロックの上に立って、電車に向かって開いた傘を2つ、両手で振り回しているオジサンがいましたが、目を合わせないようにしました。

ゴールは国道の脇に

シブすぎるレンガ造りトンネル。

ルートが国道8号線を渡る部分にはわかりやすいブルーラインが。

上越市街や直江津港が見えてきました。

ゴールは国道8号線の脇。終点の看板の裏には起点と書いてあります。

ここにも凛ちゃん。だんだん好きになってきました。

とくにモニュメントもないので看板バックに完走記念写真。

夏の夕暮れに祇園祭

わかりやすい表示に従って直江津駅へ。

昭和の雰囲気漂う直江津の旧市街。金曜日なのに神輿がやってきた。なんかギクシャクしてるので練習ですかと聞くと本番だということでした。
毎年7月26日から29日まで行われる祇園祭という直江津最大の夏祭りでした。

直江津駅着。15分ほど走った温浴施設で汗を流し、ここから輪行。

列車の時間まで夕暮れの祭りを見て歩きました。今度来るときはもっとゆっくり見たいと思いました。

コース紹介

久比岐自転車道HP(国土交通省 北陸地方整備局 高田河川国道事務所)https://www.hrr.mlit.go.jp/takada/road/kubikicycling/index.html

久比岐自転車道ガイドマップ(PDF)https://www.hrr.mlit.go.jp/takada/road/kubikicycling/course/guidemap_202303.pdf

えちごトキめき鉄道
https://www.echigo-tokimeki.co.jp/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

久比岐自転車道

まとめ

全然期待せずに、別取材のついでに走った久比岐自転車道。でも廃線跡をのんびり走るサイクリングは楽しいものでした。
盛夏にはおすすめしませんが。パンフやノボリ、サイクルトレインなど、気合を入れて整備しているのが感じられ、新潟県やるじゃないか!と思いました。
距離も32kmと短く、ファミリーでも楽しく走れそう。久比岐凛ちゃんも最初は「なんだよこんな美少女キャラクター、恥ずかしー」とか思っていましたが、走り終わるころにはファンになってしまいました。
最後に直江津の祇園祭りに出合えたのも思い出に。夏の夕暮れ、祭りの音に後ろ髪を引かれながら列車の人となりました。

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓発活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

 

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