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記事タグ: 輪行

【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド

【オーストラリア】電車&トラムでGO!ゴールドコースト 新春ビーチライド


2023年の「走り初め」みなさんはどこを選んだでしょうか。もし年末年始をオーストラリアで過ごすなら、世界屈指の観光ビーチ、ゴールドコーストはぜひ走って欲しいところ。
三が日の最終日、ブリスベンから電車とトラムを活用し、ゴールドコーストを走ってきました。気軽に美味しいとこどりができる40kmの新春ビーチライドをレポートします。

スタートは電車の駅から

ブリスベンからゴールドコースト方面へは、ブリスベン市内から公営のTranslink(トランスリンク)の電車が出ています。
滞在先の最寄りの駅からゴールドコースト線に乗車しましょう。

今回利用したのはブリスベンから見て南に位置する郊外のLoganlea駅。
駅には公営の無料駐車場Park&Rideがあるので、車に自転車を乗せ、そこから電車に乗車します。

クイーンズランド州ではTranslinkの電車には自転車は解体せず、そのまま乗車可能です。電車の先頭もしくは最後尾の指定車両に乗るのがルール。特に自転車専用スペースがあるわけではないですが、そのまま乗せて問題ありません。
近年は電動スクーターも流行しているため、駅のプラットフォームには自転車と電動スクーター向けの案内板が出ています。

自転車をそのまま乗降可とあり、プラットフォームから改札の作りもバイクフレンドリー。エレベーターやスロープがあり、ストレスなく移動できます。

▲ドアの真ん中にあるボタンを自分で押して乗降します。

オーストラリアは基本的には車社会で、電車の乗車率がそれほど高くないため、常に自転車乗降可なのかもしれません。
日本でもサイクルトレインが各地でイベントや試験的に広がりつつありますが、より拡充すると便利になりますね。

Helensvale駅からライドスタート

Loganlea駅から4駅先の Helensvale駅で降り、ここからライドスタートです。電車を降りた後、組み立てずにすぐに走り出せるのはやはり快適です。

オーストラリアの公道には日本のようなコンビニエンスストアはほとんどありません。水や補給食など必要なものがあれば、駅のキオスクで購入しておきましょう。

Helensvale駅からは近隣のテーマパークへのバスの他、南のビーチエリアへのトラムG:linkが出ています。自転車でない場合はトラムに乗り換えるのが主流です。

内陸から海岸沿いへ抜ける

Helensvale駅から16km先のSurfers Paradise が最初の目的地です。
最初の8kmは2号線を東へと進み内陸から海岸線を目指します。片側2車線で車の交通量も多いため、十分注意しましょう。

2号線を直進し突き当たると、標識の先に一気に視界が開け、海が目に入ります。

ここは Labrador と呼ばれるビーチエリア。
抜けるような青空、きめ細かい白い砂浜、輝く波が眩しいゴールドコーストの海!

遠方にそびえ立つホテル郡をバックに、波間をヨットやクルーザーが行き交う姿はビーチリゾート感たっぷりです。

▲ホテルにも異国情緒が漂います。

ここから2号線を道沿いに南下し8km先の Surfers Paradise Beach を目指して行きます。
道中のSouth Port エリアにある Broadwater Parklands には夏ならではの巨大ウォータースライダーや水上アスレチックが並び、ファミリー連れで賑わっていました。
公園内の歩行者・自転車専用道をゆったりと漕ぎ進めて行きます。

▲公園内の巨大オブジェ作品『Meddie and Mike』


▲屋根付きのベンチではくつろぐ人の姿も。

Surfers Paradise Beach のある Main Beach エリアへは Gold Coast Bridge(2号線)を渡って行きます。

▲1月頭、橋の入り口にはまだクリスマスツリーがありました。

橋の向こうに見えるホテルやリゾート型アパートメントの摩天楼に圧倒されます。
橋にもしっかりと歩行者・自転車専用道が車道と区別して設けられているため、小さい子連れでサイクリングをする人や、犬の散歩をする人たちもゆったりと橋の景色を楽しみながら渡っています。

 ゴールドコーストの代表的ビーチ Surfers Paradise Beach

Gold Coast Bridge を渡り、2号線をたどりつつホテルやアパートメントのビル群の間を走って行きましょう。
4kmほどでゴールドコーストの代表的なビーチ Surfers Paradise Beach に到着です。

▲コアラの Borobiは、ゴールドコーストで開催された2018CommonwealthGames の公式マスコットキャラクター。

徒歩でのビーチの入口となるCavill Avenueは歩行者専用の繁華街。
通りの両脇にはお土産・衣類・アクセサリー・飲食店などが数多く並びいつも多くの観光客で賑わっています。
自転車を押し歩き、雰囲気を味わってみるのも楽しいですよ。

▲ 無料のウォータータップ(給水所:画像左)があるのもビーチの繁華街ならでは。

通りの東端、ビーチへの入口部分にはオーシャンビューのレストラン以外にも、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が立ち並んでいます。
ここで take away(持ち帰り)して、ビーチで食べる人も多く見られます。

▲Surfers Paradise では クジラ観察ツアーも人気のアクティビティ。

海岸沿いに美しいビーチをはしご


Surers Paradiseで一息入れたところで、ここからさらに南下、約10k先のBurleigh Head National Parkを目指します。
道は至ってシンプル、2号線や海岸沿いのビーチウォークを1本道でひたすら南を目指して走るのみ。
ラウンドアバウト(ロータリー)内にも緑色のバイクレーンが敷かれているところも多く、安心して漕ぎ進められます。

走っているだけでも Broad Beach、Mermaid Beach、Nobby Beach、Miami Beachと名前からしてリゾート感たっぷりのビーチが次々と現れます。
Miami Beach の小高い崖の上にある North Burleigh Lookout で少し寄り道してみましょう。

▲坂の上にある階段を登れば絶景が待っています。
▲ふと足元を見るとオセアニアウォータードラゴンの姿が。

展望台のウッドデッキから北を望めば、延々と続く湾曲した白い砂浜と「クイーンズランドブルー」と呼ばれるエメラルド色の海、リゾートホテル郡が一望できます。

ミシュラン星獲得・ゴールドコースト人気店でラーメンランチ

 Bureigh Head のエアリアへと続く車道沿いには2車線の自転車・歩行者専用道が設けられています。
車が多い通りですが、しっかりと車道と区切られているため安心です。

Burleigh Beach に正午に到着したところでランチタイム。オーシャンビューの小洒落たカフェにも惹かれますが、この日のお目当てはこのエリアでも有名な日系ラーメン店『ZUROZURO RAMEN BAR』です。

オーストラリアの各都市には日系ラーメン店がチェーン、個人経営ともに数多くあり、日本人のみならずローカルのたくさんの人たちを魅了しています。
英語でも ”ramen”と呼ばれ、いわゆる「日本のラーメン」を指し、Chinese noodle とはまた区別されています。

ビーチまで徒歩1分の飲食街にあるZUROZURO。『ミシュランガイド北海道2017』で1つ星を獲得したというラーメン、その名も Michelin Awarded Ramen(21豪ドル)をいただきました。
魚介・豚骨・鶏ガラベースのあっさりめのスープに、細切りポテトフライ、赤玉ねぎ、柑橘系のジュレがトッピングされているのが特徴。

中太で柔らかめの麺は、和風のスープパスタにも近い感覚で、日本の ramen に馴染みのない人にも食べやすいかもしれません。

ホリデー気分を満喫するなら見晴らし台へ

お腹を満たしたところで、Burleigh Heads Beach 沿い・850m先の Burleigh Head National Park の展望スポット Tumugun Lookout  へ。

▲Burleigh Heads Beach には近隣のホテルからレンタサイクルで来る観光客も多数。
▲サーフボード型のベンチがビーチによく似合います。

1月3日のこの日は「今日で年末年始休暇も終わり」という人も多いためか、ソロライドを楽しんでいるサイクリストが私以外にもちらほら。

愛車と共に写真撮影をしていた男性に声をかけると「ゴールドコーストに住んでいるんだけど、明日は仕事初めだし、ホリデー気分を今日のうちに満喫しておこうと思って走ってきたんだ」とのこと。
レバノン出身のカナダ育ちとのことですが、人種や国籍は違っても、サイクリストたちが休暇の最後に考えることは同じようですね。

▲Tumugun Lookout は絶好の記念撮影スポット。

トラム輪行で電車駅へ楽々アクセス

Burleigh Heads エリアからは来た道をたどりながら北上し、Surfers Paradise へと戻ります。
Miami Beach 〜 Mermaid Beach の区間、海岸沿いから1本内陸に入った Hedges Avenue は車は南から北への一方通行のみ、自転車専用レーンが上り・下りの2車線設けられているので、スムーズに走ることができます。


Surfers Paradise へ戻り一息入れたら、Cavil Avenue からトラム(路面電車)に乗って Helens Vale へ向かいます。

Translink の電車と同様、乗降時には駅で交通系ICカード(GoCard)の他有効なカードを tap(タップ)して hop on(乗車) / hop off (降車)します。
各プラットフォームにあるピンクの機械にカードをかざしてから乗降しましょう。

ゴールドコーストのトラムは民間の G:link が運営しています。Translink(公営)の電車では自転車はそのまま乗車OKですが、G:linkのトラムは原則解体・パッキングして輪行となります。
中には堂々とそのまま乗せているサイクリストも見ましたが、プラットフォームには注意書きもしっかりされているので気をつけましょう。

トラムの Cavil Avenue駅 から終点の Helensvale駅までは13駅、約30分ほど。
電車とはまた一味違う、ゆっくりとしたトラムから街の景色を眺めるのも味わい深いです。

トラムと電車の Helensvale駅は直結しており、スムーズに乗り換えることができます。
出発時と同じ Loganlea駅まで電車に揺られて到着し、無事ゴールしました。

▲映画『Avatar: The Way of Water』のラッピング車両を発見。

コース紹介


▼G:link (日本語翻訳対応)
https://ridetheg.com.au/

▼Translink(日本語案内ページ)
https://translink.com.au/node/9146

まとめ

ブリスベン〜ゴールドコーストまで自走で往復すると80km~100kmのコースになりますが、公共交通機関を上手に利用すればブリスベンから日帰りでもゴールドコーストの主要ビーチをたっぷり満喫できるライドができます。

観光地としては Surfers Paradise Beach が世界的にも有名なため常に賑わっていますが、それ以南のビーチはローカルでゆったりとした雰囲気が漂います。自転車でビーチをはしごしながら、ぜひお気に入りのスポットを探してみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【千葉県】南房総エリアの春を満喫!ステーションライド in 南房総 2023

【千葉県】南房総エリアの春を満喫!ステーションライド in 南房総 2023


B.B.BASEで参加したみなさん

南房総エリアの美しい自然と地元のグルメを堪能できるサイクリングイベント、ステーションライド。今年は3月11日に館山市の北条海岸をスタート&ゴールとして行われ、170人の参加者が南房総の春を楽しみました。
コースは脚力に応じた50kmコースから120mコースの4種類。今回はスペシャルコースとして設定された、ガイド付きで観光スポットを巡る、約40kmの「アドベンチャーコース」に参加してきました。

スタート会場は館山市の北条海岸

このイベント、参加方法がふたつあります。ひとつはサイクリング専用列車、B.B.BASEに乗って東京のJR両国駅から参加する、通称「B.B.BASE組」。もうひとつはサイクリングスタート地点の北条海岸に集合する「現地集合組」。今回私は現地集合で参加しました。

まず120kmコースの参加者がスタート。120kmコースは時間がかかるため、B.B.BASEに乗る場合は参加できません。そして9時すぎにB.B.BASEがJR館山駅に到着すると、両国から乗車してきた参加者たちが、続々とスタート会場に。

開会式のあと、ゼッケンに名前を記入したりして、準備をしながらスタート時間を待ちます。

ステーションライドはJR東日本千葉支社が中心になって2013年に始まったサイクルトレインイベント。ステーションライドという名のとおり、開会式には館山駅の駅長と副長も駆けつけてくれました。

また今回はB.B.BASE組のゲストとして、国土交通省道路局参事官の金籠史彦さん(写真左)と、昨年現役を引退したもとプロレーサーの中島康晴(ナカジ)さんも参加。
ふたりとも鉄道マニアとして知られ、B.B.BASEの旅を心から楽しんだようです。中島さんは2010年千葉国体のロードレースチャンピオン。まさにキング・オブ・千葉。でも千葉を走るのはそれ以来だそうです。

イベントにはガチンコサイクルTVから声優の東城咲耶子さん、お笑いタレントの石井ミカンさんも参加、取材クルーが来ていました。

アドベンチャーライドの参加者でスタート前のミーティング。

アドベンチャーライドの参加者は12人。スタッフとともにスタート前の記念撮影。

赤山地下壕初体験

北条海岸を出て、まずは赤山地下壕跡へ。あっという間に到着します。

館山には戦争の遺構が数多く残っています。

ふだんは「船形倉庫」というギャラリー&カフェを運営している、今回のスタッフ佐生かおりさん.が解説。参加者に地元を知ってもらおうとガイドにも熱が入ります。

赤山地下壕跡は第二次世界大戦で使われた、館山海軍航空隊の地下壕。資料がほとんど残されておらず、はっきりしたことがまだわかっていません。
全国的に見ても大きな壕で、壕内には発電所の跡が確認できるほか、病室や電信室があったとの証言もあります。また戦後はキノコ栽培に使われていたといい、不法に住居として使用していた人もいたそう。

手掘りの荒々しい削り跡。地層の模様も見られます。

天井の照明のまわりに注目。もともと壕内は真っ暗で植物はありませんでしたが、なんと明かりのせいで光合成して草が生えてきています。

次はこれまた近くの掩体壕(えんたいごう)へ。この切通しの壁にも穴が掘られています。房総の地層は海底で砂や泥が堆積した積層岩。掘りやすく崩れにくいため、素掘りのトンネルや穴が数多くあります。

掩体壕は戦争中に敵から戦闘機を隠すために使われた倉庫。敵機が現れると、空から見えないように戦闘機をこの中に入れました。
穴が飛行機を前から見たカタチになっているのがおもしろいですね。

シラハマ校舎でお昼ごはんです!

裏道を縫って次の目的地へ。ガイド付きツアーでなければ来られないような道をズンズン走っていきます。自分ではとても見つけられない道です。

遍智院 小塚大師で休憩。この小塚大師は安房地方の弘法大師信仰の中心で、関東厄除け三大師のひとつとも言われています。
弘法大師(空海)がここに滞在した際、夢に天太玉命(あめのふとだまのみこと)が現れ、言われたとおりに2つの大師像を彫ったといいます。そのひとつをここに祀り、もうひとつは海に流してそれが漁師の網にかかったのが川崎大師のご本尊だと言い伝えられています。
ほかにも安房南部には弘法大師伝説が多く残されています。

昼食会場のシラハマ校舎に到着。ここは旧長尾幼稚園・小学校の木造校舎をリノベーションし2016年にできた多目的施設。
オフィス、宿泊、レストランなどで構成され、自然や歴史と向かい合いながら住む・泊まる・学ぶ・食べる・働くなどを体験できる複合施設となっています。

レンタルオフィスの一室。こんな環境で仕事してみたいですねー。

レストランの「バルデルマル」で、あらかじめ注文してあった、房州エビと海の幸カレー、野菜ごろごろカレー、リゾット、ピザなどを、みんなでいただきます。

私がいただいた海の幸カレー。これにキッシュの前菜とヨーグルトのデザート、ドリンクがついて1430円(税込。今回は参加費に含まれる)。うーまーいー。

出発前にスタッフの方に記念撮影のカメラマンをしてもらっちゃいました。

お腹いっぱいになってシラハマ校舎を出発。

野島埼からだいぼへ

海岸に出ると、房総半島最南端の野島埼を目指します。

到着したのは野島埼灯台のすぐわきにある白浜海洋美術館。

中には漁師が大漁のお祝いのときに作って着用したという藍染めの着物、万祝(まいわい)を中心に、地元の海に関連した工芸品や生活用品を展示。
万祝は展示していないものも含め400着ほどあるということで、日本最大のコレクションを誇っています。

万祝は試着することもできます。

ここからは海沿いに安房神社を目指します。

安房神社に到着。

安房神社は安房の国の一宮で、本宮に天太玉命を祭っています。
紀元前660年(今から2683年前!)に神武天皇の命を受けた天富命(下の宮御祭神)が阿波の国(徳島県)に続き開拓したのがここ安房の国だと言われているそうです。
このときに天富命が自分の先祖を祭ったのが安房神社の起源だと言われています。

説明してくれた神職さんはサイクリストで、房総半島の神職者で作るサイクリングチーム、「房総神社サイクルライド推進委員会」のメンバー。

参加者が「あまりにキレイで感激した!」と言うフラワーロード。追い風に乗ってさらに館山方向へ。

休憩場所の「漁港食堂だいぼ」に到着。

ここで館山名物「なかぱん」(中村屋)のクリームパンが参加者にふるまわれた。私も館山を訪れたら必ず買っています。疲れた体に甘いものがうれしいタイミング。

全員で笑顔の完走。お疲れ様でしたー

そして最後はゴールの北条海岸までラストスパート……ではなく、あくまでのんびりと走行。

ゴールの北条海岸!
すでにほかのコースの人たちがたくさんゴールしていました。

全員で完走の記念撮影!
逆光だー。

ゴールでは再び中村屋のクリームパンと、これまた地元で有名な老舗カフェ「サルビアコーヒー」のサービスが。

今回のスタッフ。左から今回のツアーを企画した南房総サイクルツーリズム協会の瀬戸川賢二さん、私(ペダルプッシャー岩田)、館山市役所の川名茂樹さん、観光地のガイドとサポートを努めてくれた佐生かおりさん。お世話になりました!

コース紹介

ステーションライド
http://www.stationride.com/

赤山地下壕跡
https://www.city.tateyama.chiba.jp/syougaigaku/page001892.html

シラハマ校舎
https://www.awashirahama.com/nagao/index.html

白浜海洋美術館
http://kaibi.art.coocan.jp/

南房総サイクルツーリズム協会
http://minamiboso-cycle-tourism.jp/

▼イベント情報
イベント名:RIDE and FUN~ Station Ride in 南房総2023 produced by Bicycle Club
開催日:2023年3月11日(土)
開催地:千葉県南房総エリア(館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町)
主催者:Station Ride in 南房総実行委員会

まとめ

じつはステーションライドにはバイシクルクラブの編集長時代からずっと関わってまして、運営スタッフとはツーカーの間柄。
でもこのアドベンチャーコースに参加したのは初めてで、参加者の立場から楽しく走らせてもらいました。とくに赤山地下壕跡は、前から行きたいと思っていた場所。佐生さんの説明を聞きながらまわれて大満足でした。
シラハマ校舎は、またプライベートで行ってみたい場所。ゆっくり食事して、コーヒーでまったりしたいなー。
あと、オーナーの多田さんともゆっくりお話をしてみたいです。こういうのんびりしたライドが、これからはいいよねー。
といいつつ、年齢的にそろそろあんまり長距離走れなくなってきているので、次回のステーションライドでは120kmコースにチャレンジしたいなんて気持ちもちょっとだけ。いえ、ちょとだけですけどね。

ステーションライドのスタッフのみなさん、お世話になりましたー。

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓発活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【岐阜県】明知鉄道で輪行して大正の町並みや岩村城下町を巡るサイクリング

【岐阜県】明知鉄道で輪行して大正の町並みや岩村城下町を巡るサイクリング

恵那駅から明知鉄道に乗り、戦国武将「明智光秀」ゆかりの地でもある明智駅からスタート。明智駅は大正時代に栄えた頃の姿を残し「日本大正村」として観光に生かしています。中盤の岩村町では江戸時代の面影を残した城下町を通り、終盤の中山道46番目の宿場「大井宿」では歴史をたっぷりと感じられる…というコースになっています。

明知鉄道「恵那駅」から輪行

JR恵那駅に隣接している明知鉄道の恵那駅から輪行します。
ホームに向かうと、これから乗る車両が明智光秀ラッピングでした。デザインが格好良くてテンション上がりますね!

約50分のローカル鉄道旅を楽しみながら、終点の明智駅に向かいます。

明智駅はレトロな雰囲気を感じさせる新しい駅舎です。
大正時代に養蚕で栄えた町並みを残した「日本大正村」は観光地として人気です。

駅には明知鉄道のキャラクター「てつじぃ」のヘッドマークが飾られていました。
鉄道むすめという女の子キャラがパネルになって置いてある事が多いですが、おじいさんキャラというのは珍しいですね。ちなみに孫の「てっちゃん」という男の子もいるとか!

SL運転体験を開催する準備をしていたので、近くで少し見学させてもらいました。

日本大正村を散策

駅を出てすぐの細い川にある大正路地は、年貢米を納めた米蔵と呉服問屋の蔵にはさまれた昔ながらの路地で、白い壁と黒い板壁のコントラストが美しい。

路地を抜けると日本大正村役場・大正村絵画館・大正ロマン館などがあり、いずれも写真映え間違い無しの雰囲気です。

大正ロマン館の裏山には明智城本丸跡があります。散策路も整備されているので興味があれば散策してみてください。
細い路地を入った所に「うかれ横丁」があります。養蚕業が盛んな時代に食事や酒を提供する店が並んでいたという通りです。道路の上を跨ぐ渡り廊下が面白いです。

寒天を味わえる山岡駅

国道363号に出て、明知鉄道に沿うように走ります。
恵南ささゆり街道から裏道に入り、田んぼが広がる景色を楽しみつつ山岡駅に到着。

山岡駅がある山岡町は、全国シェア80%以上を生産する「細寒天の里」です。
駅には寒天資料館や寒天カフェがあるので、名産の寒天を味わうことが出来ます。
実は、ここに立ち寄る為、朝ご飯は軽めにしておきました!

駅に入ると寒天資料館があり、寒天の歴史や製法などを学ぶことができます。
資料館の奥に寒天カフェがあり、店内からは明知鉄道が通過するのを眺める事ができます。そんな窓際の席に座ってモーニングをいただきます。

モーニングにはトースト・寒天サラダ・寒天ヨーグルト・ドリンクがセットになって500円です!朝ご飯を軽めにして来た甲斐がありました。
他にも寒天を使ったメニューが色々ありますよ。

日本三大山城の岩村城

国道363号を明知鉄道沿いに走り、県道416号に入ると岩村城の城下町に到着。
日本三大山城の岩村城跡に向かって緩やかな上り坂になっている岩本本通りには、江戸時代に栄えた旧家が並んでいます。

鎌倉時代に開城された岩村城は、廃城令が出される明治時代までこの場所にあり続けました。城下町には江戸時代から昭和初期の建物が多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

上町常夜灯を左折すると坂が急になり、いよいよ城跡に入ります。
自転車では岩村歴史資料館駐車場の岩村藩主邸跡まで来ることが出来ます。
走ってきた城下町が見渡せる気持ちが良い場所です。

ここから城址本丸までは石畳を登り約20〜30分で到着します。
じっくりと見学したい人は、是非散策してみて下さい。

農村景観を楽しむ

城下町でのんびりしすぎたので、先を急ぎます。

岩村駅前を通過し、国道257号を走ります。少し走ると右手に觔斗雲(きんとうん)が浮かぶ無人駅の「極楽駅」が見えます。無人駅でこんな派手な駅は、なかなか見たことがない!赤と金色が縁起良さそうです。

極楽駅横の踏切を渡り、細い道を進みます。

水野寒天岩村工場の横に寒天干しの台が並んでいるのが見えました。冬になると、ここにズラリと干した寒天が並ぶのでしょう。

国道363号を左折。緩やかな上り坂を上る途中にある「農村景観日本一展望所」に立ち寄ります。

階段を登ると展望所があり、そこから岩村盆地が見渡せます。
平成元年に京都教育大学の教授に評価され、全国に広まったという「農村景観日本一」の景観を是非確認してみて下さい。

阿木川(あぎがわ)ダム

国道から一般道に入り、阿木駅近くを走っていると明知鉄道が通過する所に遭遇できました。線路沿いを走るので何度か見かけるチャンスがありますよ。

阿木川沿いに段々畑のある風景の中を進むと、パターゴルフ場の入口に出ます。
その中を進むと「華のかけはし」という立派な吊橋があるので自転車を押しながら渡ってみます。足下は金網なので真下に湖が見えるのがスリリング。

橋を渡り右折して一般道に出たら、坂を上ってクネクネとした湖岸道を走ります。
国道257号を右折してトンネルを抜けると阿木川ダム駐車場に到着です。

ダムに来たら「ダムカード」を貰うのも目的のひとつ。
阿木川ダム防災資料館に問い合わせると、管理所で配布しているというので向かいます。ダムの天端横にある阿木川ダム管理所の受付でインターフォンを押すと係の人が出てきて、カードを持ってきてくれます。

中山道大井宿をぶらり

ダムを出て国道257号を下ります。一気に坂を下って「向島」交差点を右折します。
一般道をしばらく進むと中山道の大井宿に入ります。大井宿は江戸から数えて46番目の宿場町です。本陣の門・長屋門が残っており、1880年(明治13年)明治天皇巡幸時の「大井行在所(あんざいしょ)」が当時のまま見る事ができます。

恵那駅はすぐそこなので、時間が許せば宿場町にある資料館などに寄り道しつつ中山道を散策しましょう。あとは恵那駅へ戻ればゴールとなります。

コース紹介

距離:34.5km 獲得標高:565m

まとめ

昨年出版された八重洲出版の「東海サイクリング」というムック本で紹介されているルートの一部を参考にしています。私も地図作成に関わっており、当初から気になっていたルートだったので近くを通る機会があり走ってみました。
八重洲出版「東海サイクリング」
知らない土地を走る時にサイクリング本やパンフレットがあると、より深く楽しむ事ができますね!

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

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