「ミウライチ」80kmはちょっと大変…という人には、京浜急行電鉄久里浜線の三崎口駅から三浦半島南部をぐるりと1周するルートをオススメしたい。駅前で電動自転車をレンタルするとさらに心強い!最初は内地を走るが、左右に広がる畑で視界は広い。城ヶ島大橋を渡って、城ヶ島を楽しんだら、自転車をそのまま船に乗せて三崎港へ。マグロを食べたり神社を参拝したあとは、時間があれば油壺マリンパークをまわってから戻るのもよいだろう。
三浦半島は、電車でも車でも比較的アクセスしやすく泊まりでも日帰りでも楽しめる人気の観光地である。広大に広がる海や丘、灯台から見える入江の景色など、自然と歴史を感じる建造物も魅力のひとつだ。三浦半島の4市1町の市長・町長が開催するサミットでは、サイクリングを通じて半島の魅力を発信する「自転車半島宣言」という冊子を作成し、自転車での観光にも力を入れている。それに関連した8つのマイルストーンオブジェも各地に設置され、スタンプラリーなどのイベントも開催されている。三浦半島といえばマグロが有名だが、その他も鯖や金目鯛といった地魚料理や三浦スイカ、大根など食の宝庫でもありグルメも堪能できる。
マップ詳細へ※オンラインの地図上でサイクリングルートが閲覧できるウェブサイト「ルートラボ」が2020年3月末でサービス終了したため、「bikemap」に変更したことで、bikemap内の距離や高低差に誤差が生じている場合がありますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いします。
高台にあり見晴らしがよく、海風が心地よい公園。2基の風力発電機の風車があるが、近々撤去される。三浦のシンボル的存在だった風車がなくなるのは寂しい。
灯台が建つまでは「かがり火」が灯台代わりだったが、明治3年にフランス人技師ヴェルニーの設計で西洋式灯台が建てられ、現在まで続いている。残念ながら初代の灯台は関東大震災で損壊し現在は二代目。
2017年3月から三崎港〜城ヶ島を結ぶ渡船の運航を開始。自転車をそのまま積めるのが嬉しい約5分の船旅だ。海景を気軽に楽しめるのでオススメ。船頭さんとの会話も楽しい。
今年50周年を迎えた水族館。人気のペンギン島やイルカ・アシカショーにくわえて、最近ではコツメカワウソと握手ができる小窓が話題に。レストランでは三崎マグロを使ったメニューも充実。サイクリングの途中に寄り道してみては?
8つあるマイルストーンの中で最もカラフルなのがこちら。マグロのカマに大根があしらわれている。
毘沙門湾から宮川公園に向かう上り坂の手前を左に入る。自転車では岩場の入口までしか行くことはできないが、自転車を置いて少し海岸沿いを進むと高さ約30mの断崖が現れる。昔、盗賊がこの崖を覗き、足がすくんで捕まったことから名がついたという。
長い年月をかけ、波や風雨の侵食によってできた海食洞。関東大震災により隆起して陸の洞門となったとか。城ヶ島灯台から城ヶ島公園にわたりハイキングルートがあり散策できる。途中にある展望台から眺める景色は迫力満点。
千年も昔から三浦半島を守ってきた三浦一族の祈願所。鎌倉幕府を開いた源頼朝が寄進した樹齢800年の大銀杏が境内にある。境内にもう1本ある大銀杏の枝が龍に見えることから龍神様が姿を現したのでは? と話題になった。三崎のパワースポット。
三崎港にある産直センター。1階は三崎まぐろが買える「さかな館」、2階は穫れたて地元野菜が並ぶ「やさい館」がある。2階にはウッドデッキの休憩所があり、購入した惣菜などを食べることができる。レンタサイクルや観光船乗り場も設置。
宮川港にある食堂。県道から港へ下る道が分かりにくいにもかかわらずお客さんが絶えない。人気は「はばのり」と「中トロ漬丼」。
三崎漁港の対岸にあるログハウスが印象的な店。漁師のおかみさんの店というコンセプトで地魚を美味しく提供してくれる。
「かながわの景勝50選」に指定されている剱崎の先端に建つ灯台。三浦半島の南東端に位置しているため、対岸の房総半島館山市にある灯台と対となり、今でも東京湾と太平洋の境界の役目を果たしている。関東大震災で初代は崩壊し、現在は二代目となる。
三浦半島が「自転車半島宣言」というキャッチフレーズをかかげ、設置したモニュメント。ミウライチをする際の「経過点」として設置している。台座の上のQRコードでは、周辺の観光案内を見ることもできる。季節ごとにサイクルスタンプラリーなども開催されているので、参加してみるのも楽しいだろう。