加茂湖周辺はサイクリングロードが整備されていて、起伏も少なくとても走りやすい道が続きます。両津市街地ではコンビニやスーパーなどもすぐ近くにあり飲み物などの補給も便利に行えます。
コース前半と後半の一部は交通量の多い国道・県道を走るので、車に注意。少し距離は長くなりますが、後半は南側の里山を走ると交通量の多い幹線道路を回避することもできます。
佐渡の玄関口のひとつ、両津港からスタートして加茂湖の湖畔を一周できるコース。
加茂湖は新潟県最大の湖で、明治時代に人の手により両津湾とつなげられたため海水の混ざる汽水湖となっており、四季を通じて魚や鳥などの生き物を見つけて楽しむ事ができます。
周辺の田んぼでは野生のトキとの遭遇率が高いのも特徴。見つけたら追いかけたりせず遠くから眺めてみてください。
※オンラインの地図上でサイクリングルートが閲覧できるウェブサイト「ルートラボ」が2020年3月末でサービス終了したため、「bikemap」に変更したことで、bikemap内の距離や高低差に誤差が生じている場合がありますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いします。
佐渡の定番観光スポットのひとつ。特別天然記念物のトキを間近で見られる「トキふれあいプラザ」や、保護から野生復帰などの歴史をまなべる資料館が園内に用意されており、佐渡とトキのかかわりを知ることができます。入館料(協力費)は大人400円、子ども100円。併設されている売店では名物のえだまめソフトが販売されていて、素朴な味が大好評です。
佐渡では真野湾と加茂湖でカキの養殖がさかんに行われていて、水面にたくさん浮かぶイカダはカキをぶらさげて成長させるためのカキ棚となっています。加茂湖は栄養が豊富なので、約一年で食べられる大きさにまで成長し、皆さんの食卓へ運ばれます。イカダの間に見える白鳥型の大きな装置はジェットストリーマといい、加茂湖の水質浄化を担っています。
両津港から自転車で5分ほどにあるカフェ。ニューヨークでパティシェをしていたオーナーのお店です。明るい店内にはカウンターからあふれんばかりの手作り焼き菓子が用意してあり、テイクアウトも可能。加茂湖一周のお供にすれば、湖畔でカフェ気分が味わえます。朝は7時から営業しているので、サイクリング前に特製ホットサンドで朝ご飯、という利用も可能です。
佐渡には17の源泉と25の温泉入浴施設があり、温泉も楽しめます。加茂湖湖畔の高台にある椎崎温泉では3件の宿泊施設が軒を連ね、加茂湖を望む抜群のロケーションで宿泊・入浴ができます。日帰り入浴可能な施設もあるので、サイクリングの終わりに立ち寄り汗を流すのもオススメ。
川沿いの道から杉木立の丘陵地を登ると、大きな古社の牛尾神社があります。境内には樹齢約1000年ともいわれる安産杉や、県の有形民俗文化財に指定される佐渡でも指折りの能舞台があり、奥にある拝殿の見事な彫刻も併せて見ごたえのある神社です。佐渡は数々の能が伝わる島としても有名ですが、牛尾神社で毎年6月に演じられる例祭宵宮薪能もそのひとつです。
休館中のため、見学するには事前予約が必要です。
佐渡島内で電動アシスト付きのレンタサイクル「エコだっちゃり」が利用できます。島内でのサイクリングや二次交通の移動手段など気軽に使って周遊散策や観光を楽しむ事ができます。乗り捨てもOKなので、ちょっと時間がある方にもおすすめです。途中でバッテリー交換も無料で可能です。なお、「エコだっちゃり」はお子様が利用される場合でも大人と同じ自転車をご利用いただくことになります。詳しくは係員にお尋ねください。
湖に突き出た小さな半島に、独特なかわいさの狛犬がいる小さな神社と、休憩用の東屋が設置されています。葦の茂った水面にはカモなどの野鳥の群れが、そして対岸には佐渡の最高峰である金北山や両津の市街地が見え、景色を楽しみながらの休憩に最適。