湯谷温泉から望月街道を通り「大野宿」を往復するコース。
秋葉街道の宿場町として栄えた「大野宿」には、今も古い民家や宿屋、大正時代につくられた旧大野銀行(現鳳来館)等の建物が残り、ノスタルジックな雰囲気が漂います。また、秋葉街道の難所として知られた桐谷の渡し(東海自然歩道)には吊橋がかかり静かな水辺に緩やかな時間が流れます。
自転車だから味わえる自然の中のゆるやかな時間。
マップ詳細へ※オンラインの地図上でサイクリングルートが閲覧できるウェブサイト「ルートラボ」が2020年3月末でサービス終了したため、「bikemap」に変更したことで、bikemap内の距離や高低差に誤差が生じている場合がありますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いします。
湯谷温泉駅内 湯谷温泉観光案内所のレンタサイクル。受付時に免許証等身分証明書が必要です。
湯谷温泉の歴史は古く、1300年前に鳳来寺山を開山した利修仙人によって発見され、源泉『鳳液泉』は万病に効くと伝えられています。宇連川の両岸に9軒の温泉宿が立ち並び、渓谷の美しい景色を眺めながら入る温泉は格別です。湯谷温泉駅は大正12年に宿泊施設を併設した駅舎として建てられ、若山牧水が宿泊したことでも知られています。また、忌野清志郎が愛した温泉地としても有名で、愛車でサイクリングしながら温泉を楽しんでいました。
望月街道は、長篠の豪商・望月喜平治が莫大な私費を投じて明治19年(1886年)に開設した街道で、新城市長篠地区から川合地区までの約14kmを宇連川の右岸に沿って延びています。街道では板敷川とも呼ばれる宇連川の渓谷や、巨大な岩をくりぬいて造られた「槇原トンネル」、街道のすぐ横を走り抜ける飯田線など、見どころも豊富です。