











阿蘇小国町をめぐる約16kmの初心者向けのサイクリングルートは、自然・文化・歴史がぎゅっと詰まった魅力満載の旅です。
木造トラスが美しい道の駅小国「ゆうステーション」から始まり、畳敷きの唯一無二の坂本善三美術館や宝来吉見神社(鉾納社)の夫婦杉、神秘的な鍋ヶ滝、樹齢1,300年の阿弥陀杉など見どころが連続します。
さらに、町内の中心地に戻り、湧水あふれるけやき水源や恋の伝説が残る鏡ヶ池など、心癒されるスポットも点在。短い距離で小国の魅力を存分に味わえる、初心者にも優しい周遊コースです。
発行:ASOおぐに観光協会
※オンラインの地図上でサイクリングルートが閲覧できるウェブサイト「ルートラボ」が2020年3月末でサービス終了したため、「bikemap」に変更したことで、bikemap内の距離や高低差に誤差が生じている場合がありますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いします。
小国町宮原地域一帯は阿蘇溶岩の隙間から水が湧いているところです。その湧水の中心がこのけやき水源。湧き続ける湧水に、水の神がお祭りされています。江戸時代に、この水神様や小国両神社にお参りすることを日課にしていた橋本順左衛門が吉兆を感じ、富くじを買ったところ一番くじを当てたとの逸話がございます。その正夢の話を聞いた城尾村市郎右衛門は、水神様や両神社、鏡ヶ池の恵比寿様に一年以上も通い続け、富くじで一番くじを四回当てたとされており、その頃から、水神様は福運を呼ぶと信じられ、けやき水源はパワースポットとされています。
小国両神社の西隣にあり、大ケヤキの根本から清水が湧き出でています。鏡ヶ池は、小松女院(醍醐天皇の孫娘)が恋人の少納言清原正高公(清少納言の兄)と離れ離れになってしまい、再会を祈願して祠のある池に鏡を投げ入れたという平安時代の悲しい恋の伝説が残されています。
ゆうステーションは、昭和59年まで運行していた「旧国鉄宮原線」の発着駅であった「肥後小国駅」跡地に、再開発の一環として建設された大型木造施設です。国道212号・387号・442号沿いの緑豊かな場所にあり、日本初の木造立体トラス工法で作られた全面総ミラーガラス張りの小国町のシンボル的存在です。1階は売店、そして2階のギャラリーでは様々な展示を行っています。
小国町出身の坂本善三画伯は、「グレー画家」「東洋の寡黙」と評される抽象画家として知られ、故郷の風土や自然に根ざしたその作品は、日本独自の抽象であると世界でも高い評価を受けています。また、古い民家を移築し本館を含む、全館畳敷きの美術館は日本唯一となっています。
宝来吉見神社の境内には鉾納宮の夫婦杉があり、幹囲はそれぞれ6.4m・5.7mで、推定樹齢700年であり小国町の天然記念物に指定されています。主祭神として健國龍命と比咩御子神が祀られています。
阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火でできたとされる鍋ヶ滝。滝の落差は約10m、幅は約20m、カーテンのように幅広く落ちる水はとても優美で神秘的です。川のほとりで滝を間近に見ることができ、マイナスイオンを感じられる、心休まる癒しのスポットです。
樹齢1300年以上と言われていて県下最大級の大杉として国の天然記念物に指定されています。幹の途中から十数本の大枝が立ち、その枝から無数の小枝にわかれており、小さな森のような姿をしていて、その様子が阿弥陀仏に見えることから「阿弥陀杉」と呼ばれるようになったと言われています。平成11年の台風18号によって全体の約3分の2が倒れる被害を受けましたが、倒れた枝部分は町図書館のあみだ杉の館にオブジェとして飾られています。