【北海道】マリモ国道と阿寒湖アイヌコタンを巡る旅。阿寒・摩周・釧路湿原ルート3daysサイクリング#3
大自然に囲まれた北海道東部の拠点空港「釧路空港」。そこからスタート/ゴールする約308kmの「阿寒・摩周・釧路湿原ルート」について3日間のサイクリングレポートでご紹介。
3日目はマリモ国道と阿寒湖アイヌコタンを巡る旅をお届けします。
目次
阿寒・摩周・釧路湿原ルートとは
「阿寒・摩周・釧路湿原ルート」は、広大な北海道の各地域の魅力をサイクリングで楽しめるよう、国土交通省北海道開発局が推進する広域のサイクリングルートの一つです。釧路空港を拠点に、湿原の大パノラマやカルデラ湖、牧草地等、北海道東部地域の魅力を楽しめるルートです。このルートは、国が設定するサイクルツーリズム推進のモデルルートの一つとなっています。
弟子屈町
3日目のサイクリングのスタートは弟子屈町です。弟子屈町から阿寒湖へは阿寒横断道路と呼ばれる国道241号を通ります。
この阿寒横断道路は北海道東部地域の中でも難所の峠道。弟子屈町から阿寒湖までの約40kmには、休憩できるスポットがほとんど無いので、補給食や水分は多めに用意しておくことをお勧めします。
双岳台
阿寒横断道路の峠道の頂上付近にあるスポットが双岳台です。
晴れた日には、阿寒の象徴的な山である「雄阿寒岳」と「雌阿寒岳」を頂上までくっきりと眺望することができるスポットです。
双湖台
阿寒横断道路の峠道の頂上付近にあるもう一つのスポットが双湖台です。
こちらは2つの小さな湖である「ペンケトー」と「パンケトー」を見下ろすことができるスポットです。
阿寒湖
双湖台から約10kmほどの下り坂を走れば、阿寒湖に到着です。
阿寒湖といえば有名なのが「マリモ」ですね。丸いマリモが生息する場所は世界でも2箇所しかないと言われており、その1箇所はこの阿寒湖です。
周囲約26km、ヒメマスやワカサギの生息地でもあり、冬期はワカサギ釣りで賑わいます。
奈辺久(なべきゅう)
ランチで利用したのが「奈辺久(なべきゅう)」。自家製手打ちそばや、ヒメマス、ワカサギ等の阿寒湖でとれる魚を素材にした料理が味わえる郷土料理店です。
阿寒湖畔エコミュージアムセンター
阿寒湖畔エコミュージアムセンターは、特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」や阿寒摩周国立公園阿寒地域の自然環境を展示している施設です。
木の温もりが溢れる開放的な空間には5つのサロンが設置され、樹木の標本やミニシアターなどで阿寒湖周辺の大自然が余すところなく紹介されています。
道の駅 阿寒丹頂の里
「マリモ国道」と呼ばれる国道240号沿いに位置する道の駅です。
道の駅阿寒丹頂の里クレインズテラス内には阿寒の特産物の販売や、敷地内には天然温泉宿泊施設の赤いベレー、阿寒国際ツルセンター、釧路湿原美術館などがあります。
釧路空港でゴール!
道の駅 阿寒丹頂の里から約20km、ゴールの釧路空港に到着です。
約300kmの長距離サイクリングでしたが、北海道は信号が少なく景色が美しいので、本当に楽しい3日間となりました。
道路パトロールカーによるサポート体制
北海道では緊急時のサポート強化として、空気入れや工具等を搭載した道路パトロールカーによるサポート体制が構築されています。
今回実際に体験してみました!
特に北海道では町と町が離れているので、いざという時にこうしたサポート体制があると、より安心してサイクリングを楽しめますね。
▼たんちょう釧路空港
https://www.kushiro-airport.co.jp/
▼双岳台
http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3734/
▼双湖台
http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3732/
▼阿寒湖
https://ja.kushiro-lakeakan.com/
▼奈辺久(なべきゅう)
http://ja.kushiro-lakeakan.com/eat_souvenir/5122/
▼阿寒湖畔エコミュージアムセンター
http://business4.plala.or.jp/akan-eco/
▼道の駅 阿寒丹頂の里
https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/810/
北海道のサイクリング情報
(執筆:クリス)