冬の自転車観光・サイクリングはこれで決まり!おすすめスポット8選をご紹介
自転車の楽しみの1つに観光・サイクリングがありますが、冬は寒さや道路の凍結によって疎遠になりがちですよね。
しかし少し自転車を走らせて旬な食べ物をほおばり、温泉でゆっくりしたり、遠出して冬ならではの景色を楽しんだりと、楽しみ方はたくさんあります。
そこで今回は冬だからこその自転車観光・サイクリングの楽しみ方やおすすめスポット、注意点などをご紹介します。
目次
冬の自転車観光・サイクリングの魅力
冬の自転車観光は他のシーズンでは味わえない景色や楽しみ方がたくさんあります。以下では具体的に冬ならではの自転車観光・サイクリングの楽しさをご紹介します。
1. 冬ならではの大自然の美しい景色を楽しめる

冬は空気が乾燥していることから、大自然の絶景は普段よりも鮮明に写ります。
例えば、冬の絶景といえば雪化粧。凍結しているため自転車に乗るときは注意が必要ですが、雪帽子を被った山々はそれだけで風情を感じます。
また田園風景が広がる地域では満天の星空に感動するでしょう。
2. イルミネーションでロマンチックな気分を味わえる

冬は普段見慣れた街並みも幻想的なイルミネーションで彩られる季節です。
場所によっては音楽やプロジェクションマッピングを融合させた壮大なイルミネーションを演出する場所もあります。車で通り過ぎてしまうところを、自転車ではゆっくり走って楽しめます。冬季限定でイルミネーションが飾られている場所や、いつもと違う装飾を施す場所があるので、ぜひ足を伸ばしてみましょう。
3. 温泉で癒される
自転車で冷えた身体には温泉が染み渡ります。特にロングライドを終えたライダーは、寒さと汗で身体も冷え切っている状態。
温泉に入り、汗を流して温まれば達成感に加え、解放感も味わえるでしょう。
身体が温まったら、夜は冬の旬な食材を使った温かい鍋を堪能するのもおすすめです。
冬に自転車観光・サイクリングを楽しむための3つのポイント
冬は他のシーズンに比べ気温や日照時間の影響を受けやすく、日頃寒さで縮こまった身体は怪我のリスクが高まります。そのため事前の計画や準備は重要です。以下からは冬に自転車観光・サイクリングを楽しむための3つのポイントをご紹介します。
1. 天候と気温を確認する
冬は地域によって天候や気温の影響が大きく変わり、状況に応じて臨機応変に観光プランを変更する必要もあります。冬は道路が凍結しやすく、山林で走行する場合はさらに注意が必要です。山林は日照時間が少なく、日が当たらない場所も多いので地面が凍結しやすく転倒の危険性が高まるからです。
また冬は急な気温の変化もあるため、日中日差しで暖かくても夜には一気に気温が下がります。防寒対策が十分でないと極寒のなかで自転車に乗ることになるため、体調不良を招くことにもなりかねません。
そのため自転車に乗る前に天候や気温は念入りに確認しましょう。天候を見て自転車の走行が危険だと感じたら、移動手段やプランを変更する柔軟な判断も必要です。
なお、天気を確認する際はアプリや雨雲レーダーなどを利用すると便利です。
2. 自転車以外の移動手段も検討する
冬のサイクリングでは、
- 早朝時などにおける道路の凍結
- 日が落ちるのが早いため、夜間運転の時間が長くなる
などの恐れがあります。安全のため、凍結や夜間の走行が不安な方は、できるだけ自転車に乗る時間を少なくすることも考慮に入れておくと良いでしょう。輪行袋を持っていけば、飛行機や新幹線に自転車を乗せられるので、自転車と公共の乗り物を併用して移動ができます。
また、目的地までは公共交通機関を利用し、現地のレンタルサイクルで自転車を利用する方法もあります。観光地の近くにはレンタサイクルが常設されているところも多く、アプリで簡単に探すことが可能です。自転車を利用するエリアを予め決めておけば、安全に冬の観光を楽しめるでしょう。TABIRIN(たびりん)アプリでも検索することができるので、是非活用してくださいね。
3. 防寒対策は万全に
冬のサイクリング時には防寒対策は必須です。冬場の運動でかいた汗は放置すると身体の冷えにつながるため、ウェアの着用はもちろんのこと、着替えの予備は持って出かけましょう。
また冬のサイクリングで冷えるのは手足や耳など身体の末端で、特に足元の対策はつい忘れがちです。シューズカバーやトゥーカバーで、冷えをしっかり防ぎましょう。
冬の自転車観光・サイクリングのおすすめスポット8選
自転車のアクティビティやイルミネーションなど、冬ならではのおすすめスポットをご紹介します。
北海道
グルメスポットが多い北海道ですが、冬はアウトドアが大いに盛り上がる土地です。ウィンタースポーツや流氷上でのアクティビティも豊富で、冬のシーズンだけの貴重な体験ができます。普段道路の上を走るサイクリストたちも、冬は雪上に切り替えて自転車を楽しむのもおすすめです。
千歳・支笏湖(しこつこ)
古くから千歳の貴重な水源とされてきた支笏湖(しこつこ)。アイヌの言葉で「大きな窪地」を意味します。この支笏湖では季節を問わずアクティビティを楽しむことができ、冬は広大な自然を利用してファットバイク(※)ツアーが行われています。
※ファットバイクとはオフロードを想定して作られたもので、雪上でも安定した走行が可能な自転車のことです。詳しくは以下の記事からご覧ください。
開催場所 | 千歳・支笏湖 |
開催元 | Ocean Days(オーシャンデイズ) |
URL | こちらから |
開催期間 | 12月~3月下旬 |
所要時間 | 集合から解散まで約3時間 ①9:00~12:00 ②13:00~16:00 |
参加料金 | 10,000円(2021年現在、キャンペーン中により7,000円となっています) |
東京都
凍結の可能性も少ない東京での観光はポタリングがおすすめです。というのも各エリアにおいて期間限定でイルミネーションが開催されているスポットも多く、景色を見ながら走行できるからです。エリアによっては、駅周辺にレンタサイクルが多数展開されているので、TABIRIN(たびりん)の旅×自転車情報の機能を使用してチェックしてみてください。
六本木エリア
六本木の街に冬の訪れを知らせてくれるのは、冬の定番となっている「六本木けやき坂イルミネーション」。400m続くけやき坂の杉並道を幻想的なSNOW&BLUEの約70万灯のLEDが彩ります。
開催場所 | 六本木けやき坂通り |
開催期間 | 2021年11月上旬~12月25日 |
開催時間 | 17:00~23:00 |
丸の内エリア
丸の内エリアの冬の風物詩「丸の内イルミネーション」では、ブランドショップが立ち並ぶ、約1.2kmの丸の内仲通りがシャンパンゴールドのLEDライト約120万球で彩られます。
さらに少し自転車を走らせ有楽町エリアに行けば、光のゲートが設置されています。大手町エリアもイルミネーションが開催されているため、自転車をゆっくり走らせながら各エリアのイルミネーションを楽しむことができますよ。
開催場所 | 丸の内仲通り、東京駅周辺、大手町仲通り |
開催期間 | 2021年11月11日~2022年2月20日(予定) ※大手町仲通りは11月12日(木)~ |
開催時間 | 15:00~点灯開始(予定) ※12月は15:00~24:00まで点灯予定 |
山梨県
富士山や八ヶ岳、南アルプスなどの山々が美しく、自然体験や温泉、アクティビティなどの魅力に溢れる山梨県。冬は空気が澄んでいるため、富士山の裾野から頂きまで見渡すことができます。ほうとうや信玄餅、ぶどう・ももなど全国的にも有名な名産品も多く、ポタリングにもおすすめのスポットがたくさんあります。
河口湖周辺
山梨県のサイクリングでは河口湖駅からスタートし、河口湖の周辺を自転車で走るルートがおすすめです。富士山の神とされる河口浅間神社や冨士御室浅間神社を通るルートで、富士ビューホテルでランチや温泉を楽しんでも良いでしょう。
山のふもとのため坂の上りもありますが、電動自転車を借りることで初心者でもスムーズに走行できます。走行中、普段は雲に隠れがちな富士山の頂上を拝みながらサイクリングを楽しめますよ。
河口湖周辺のおすすめスポットについては以下の記事をご覧ください。
兵庫県
日本海と瀬戸内海に面し、都会的な街並みと自然豊かな風情のどちらも楽しめる兵庫県。旅行やちょっとしたお出かけ、温泉やグルメなどを楽しめるスポットが多数あります。
城崎温泉
木造の旅館が軒を連ねる風情ある温泉街と、7つの外湯巡りで有名な城崎温泉。城崎温泉には旅館の若旦那衆が自転車で温泉街を盛り上げる「城崎チャリ旦那」による活動など、サイクリストウェルカムな旅館が多いのも特徴です。また城崎温泉の冬の名物といえば松葉ガニ。自転車で冷えた身体も地酒や海鮮鍋、そして温泉で温めてみてはいかがでしょうか。
なお積雪地帯のため、走行日には細心の注意をはらいましょう。近郊にはレンタサイクルがあるため、暖かく雪が降らない日は自転車で観光スポットを回るのもおすすめです。
京都府
春や秋に比べオフシーズンとなる冬は、観光客も少なく自転車で走行するにはおすすめの季節です。寒さ厳しい京都ですが、雪が降ることは少なく、自転車でのポタリングを楽しめます。
嵐山花灯路(あらしやまはなとうろ)
嵯峨(さが)・嵐山エリアでは毎年冬に嵐山花灯路(あらしやまはなとうろ)が開催されます。
小倉山や渡月橋、周辺の寺院や神社などの施設をはじめ、一帯が無数の行灯と生け花で彩られます。
特に渡月橋周辺で、花々や渡月橋が川の水面に映し出される光景は圧巻です。
開催場所 | 嵯峨・嵐山地域(京都市右京区・西京区) |
開催期間 | 2021年12月上旬~下旬※雨天決行 |
開催時間 | 17:00~20:30 |
料金 | 散策無料 |
沖縄県
寒い中で自転車は乗りたくないという方は、1年中温暖な気候を感じる沖縄県がおすすめ。防寒具などで装備に念入りの準備をしなくても、軽装で走行できるので冬の運動不足を解消できます。輪行袋を利用すれば飛行機でも乗れるため安心です。
古宇利島(こうりじま)
古宇利島は那覇市から車で約1時間半走った、本島北部の今帰仁村にあります。古宇利大橋をスタート地点に古宇利島を1周すると約8km。景色を堪能したり、途中でお茶したりとゆったりサイクリングができますよ。
美らテラスのレンタサイクル
冬にしか味わえない自転車観光を満喫しよう
冬は自転車にとってオフシーズンと思われがちですが、ポタリングなどでも観光を楽しめる季節です。
澄んだ空気にいつもとは違う山々の景色や夜景を楽しめたり、自転車で運動して冷えた身体を温泉で温めたり、寒いからこそ味わえることがたくさんあります。
皆さんも是非本記事を参考に、冬だからこそ楽しめる自転車観光・サイクリングを計画してみてはいかがでしょうか?
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