奄美大島を自転車で一周しよう!おすすめの観光スポットやグルメを紹介
マングローブの原生林にエメラルドグリーンの海。鹿児島県の南に浮かぶ奄美大島(あまみおおしま)には大自然が広がっています。
今回は、そんな奄美大島の自転車旅で訪れたい絶景スポットや食事処、宿泊施設など、観光情報をまとめました。
これから冬に向かいますが、奄美大島の平均気温は12月は16.6度、1月は14.4度と比較的暖かく、冬旅にはうってつけの場所ではないでしょうか。
なお、島内はレンタサイクルで巡ることも可能です。記事を参考に、次の休暇は南国の楽園へ出かけてみませんか?
目次
奄美大島の観光情報|自転車一周の距離と難易度は?
面積 | 約712.4km2 |
人口 | 約6万8,000人 |
最高標高 | 約694m |
奄美大島は、鹿児島市の南方およそ380kmに浮かぶ島です。総面積は約712km2で、これは日本の離島のなかで沖縄本島、佐渡島に次ぐ大きさを誇ります。
島のほとんどは森林地帯で、マングローブやワダツミノキなどが生育。奄美地方の固有種であるアマミノクロウサギは、国の特別天然記念物に指定されています。
非常に大きな島なので、レンタカーを使ったとしても一日で全域を観光するのは難しいでしょう。自転車旅の場合、2泊3日以上をかけてじっくり観光することをおすすめします。
奄美大島へのアクセス方法
奄美大島への渡航には、飛行機もしくはフェリーを使用します。
飛行機の場合、羽田空港から奄美大島までの所要時間は2時間前後です。フェリーの場合、鹿児島新港から奄美大島まで約11時間を要します。
主な空路・海路における所要時間は、以下の表を参考にしてください。
出発地 | 所要時間の目安 | |
飛行機 | 東京(成田空港) | 約2時間〜3時間 |
東京(羽田空港) | 約1時間〜2時間25分 | |
大阪(関西空港) | 約1時間30分~1時間55分 | |
福岡(福岡空港) | 約1時間20分 | |
鹿児島(鹿児島空港) | 約1時間 | |
フェリー | 神戸港 | 約31時間 |
大阪港 | 約28時間 | |
鹿児島新港 | 約11時間 |
参考:のんびり奄美|アクセス
奄美大島のレンタサイクル施設一覧
奄美大島ではレンタサイクルの利用もできます。以下の表を参考に、あらかじめ対象施設をチェックしておきましょう。
名称 | 最寄り駅・施設 | 車種 |
昭和荘 | 道の島交通バス信愛幼稚園前停留所 | シティ |
内山商事 本社営業所 | しまバス永田橋停留所 | シティ |
ウィークリーマンションかりゆし | しまバス永田橋停留所 | シティ |
ホテルビッグマリン奄美 | 名瀬新港 | ミニベロ |
GOLDEN MILE HOSTEL | しまバス港町待合所前停留所 | ミニベロ |
三太郎の里 | しまバスサン奄美停留所 | スポーツ車・子供用車 |
川元自転車商会 | 名瀬新港より徒歩約15分 | シティ |
上野サイクル商会 | 名瀬新港より車で約7分 | シティ |
奄美大島リゾートホテル コーラルパームス | 奄美大島空港より車で約5分 | シティ |
奄美 LONG BEACH | しまバス用停留所より徒歩約15分 | eバイク |
北大島ホンダ販売 | 奄美空港より車で約6分 | シティ・MTB |
アマニコガイドサービスショップ | 名瀬港より車で約6分 | ミニベロ・MTB |
奄美ポートタワーホテル | 名瀬港 | シティ |
奄美空港 | 奄美空港 | シティ |
サイクリスト必見!奄美大島チャレンジサイクリング
「奄美大島チャレンジサイクリング」は、2008年から実施されている自転車イベントです。レースではなく、決められたコースを自分のペースで走ります。
大会名 | 2021 奄美大島チャレンジサイクリング |
開催日 | 2021年12月12日(日) |
コース | ・奄美大島一周コース[210km] ・奄美ハーフコース[130km] ・奄美シーサイドコース[60km] |
申し込み期間 | 2021年8月6日(金) ~2021年10月29日(金) |
詳細・エントリー | こちらから |
人気の「奄美大島一周コース」は全長210kmと、日本でも屈指の長さ。体力に自信がない方のために、130kmや60kmのショートコースも用意されています。
例年12月に開催されており、サイクリングシーズンの締めくくりにぴったり。コース途中のエイドステーションでは、奄美大島の特産品がふるまわれる予定です。
過去の記事でも大会の概要を紹介しているので、あわせてお読みください。
【見る】自転車で訪れたい奄美大島の観光名所
あやまる岬観光公園
「あやまる岬」は、奄美大島の北端、笠利町にある岬です。
丸い地形が綾で織られた”まり”に似ていることから、「あやまる」の名が付いたとされます。
奄美大島でも有数の絶景ポイントで、展望台から眺める大パノラマは圧巻の一言です。サンゴ礁やソテツなど、亜熱帯ならではの景色が楽しめます。
また、岬の周辺は公園となっており、遊具やグラウンドゴルフ、海水浴場などの施設が満載。2018年には観光案内所とカフェがオープンし、いっそうの賑わいを見せています。
マテリヤの滝
「マテリヤの滝」は、奄美大島の中央部、大和村に位置しています。
森林公園「奄美フォレストパーク」の敷地内にある神秘的な滝で、古くから地元の人々や旅人に愛されてきました。
「マテリヤ」という名前は、太陽の輝く滝つぼを意味する奄美方言に由来しています。実際、日中に足を運べば、きらめく美しい水面を見られるはず。
清涼感たっぷりのスポットで、長旅の疲れを癒してください。
奄美パーク
「奄美パーク」は、奄美空港のすぐ近くにある観光施設です。
旧滑走路の跡地を用いて2001年にオープンしました。
園内にある主な施設は、「奄美の郷」と「田中一村記念美術館」です。
奄美の郷は、地元の自然や歴史、文化を伝える展示施設。精巧な大型模型の数々によって、伝統的な奄美の暮らしが再現されています。
田中一村記念美術館は、日本画家である田中一村(たなか・いっそん)の作品を展示する施設です。50歳のときに奄美大島へ移住してきた一村が描く、色彩豊かな世界を鑑賞できます。
黒潮の森 マングローブパーク
「黒潮の森マングローブパーク」は、奄美大島の中心部、国道58号線沿いにある総合公園です。
あたり一帯はマングローブの原生林が広がっており、国立公園特別保護地区に指定されている場所。パーク内の展望台から、うっそうと生い茂る木々を見下ろせます。
【食べる】自転車で訪れたい奄美大島の食事処
奄美きょら海工房
「奄美きょら海工房」は、奄美大島の北東部、笠利町にあるカフェです。海に面した最高のロケーションで、島の食材を使ったピザやパスタなどを提供しています。
ランチを楽しんだ後は、島の名産品である黒糖を買っておきましょう。というのも、きょら海工房は黒糖の専門店。さとうきびの生産から収穫、製造まで一貫して行っています。
こだわり抜かれた黒糖は香り高く、スイーツの本場・フランスに輸出するほど。純黒糖のほか、黒糖ショコラや黒糖カステラなどの商品も販売しています。
郷土料理 鶏飯(けいはん) ひさ倉
国道58号線沿いにある「郷土料理 鶏飯 ひさ倉」は、奄美大島の郷土料理・鶏飯のお店です。
本場の鶏飯は、具材として鶏肉・錦糸卵・しいたけ・パパイヤの漬物を使用。熱々のご飯に地鶏のスープをかけて味わいます。
島内に数あるお店のなかでも、ひさ倉の鶏飯は手作りが自慢。同店の近くには自家養鶏場があり、そこで約3,000羽の地鶏を放し飼いにしています。
飼餌からこだわった地鶏は旨味たっぷり。濃厚だけどさっぱりとしたスープは絶品です。
ラ フォンテ
「ラ フォンテ」はジェラートのお店。奄美大島北部にある「いずみ農園」の直営店として、2011年にオープンしました。
ショーケースに並んだフレーバーは全10種類。一部のフレーバーは季節ごとに入れ替わるため、何度足を運んでも新しい発見があります。
パッションフルーツやマンゴーなど、原料のフルーツはもちろん自家製。調味料となる黒糖や海塩も、それぞれの生産者と一緒に手づくりしています。
奄美大島の食材が凝縮された、極上のスイーツです。
【泊まる】自転車で訪れたい奄美大島の宿泊施設
いも~れ奄美民泊村
「いも~れ奄美民泊村」は、名瀬市街の東にある宿泊施設です。館内には趣向の異なる3つのキャビンがあり、人数や楽しみ方に応じて部屋を選べます。
さらに、屋外には1日1組限定のグランピングテントを設置。最大4人まで泊まれる冷暖房付きのテントで、グループや家族での旅行に最適です。
いずれのプランもBBQメニューが提供されており、手ぶらでバーベキューを楽しめます。海と山に囲まれた静かな場所で、賑やかな夜を過ごせるでしょう。
伝泊 奄美ホテル
「伝泊 奄美ホテル」は、島の北東部・笠利町にある宿泊施設です。
ホテルのある「まーぐん広場」は、かつてスーパーマーケットだった場所。人々の交流を途絶えさせたくないという思いから、ホテルを含む複合施設に再整備されました。
部屋の内装はシンプルですが、1階には食堂や特産品マーケットを併設。高齢者施設などが併設されており、地元の人々との交流を楽しめます。
奄美フォレストポリス キャンプ場
「奄美フォレストポリス」は、奄美大島の中部・大和村にある森林公園です。20haの広大な敷地を有し、アスレチックや遊歩道が整備されています。
園内のキャンプ場では、大小さまざまなバンガローとキャンプサイトを設置。比較的手ごろな料金で宿泊できるほか、寝具やBBQ用品のレンタルも可能です。
また、オプションとしてナイトツアーも開催中。絶滅危惧種のアマミノクロウサギなど、貴重な野生動物を間近で観察できるチャンスです。
南国の楽園・奄美大島で素敵な自転車旅を
奄美大島の外周は約460km。自転車で一周するなら、最低でも2泊3日は必要です。トラブルに備えて、できるだけ余裕を持ったプランを立てておきましょう。
絶景を楽しむのはもちろん、地元の人々と交流できることも旅の魅力です。南国特有の文化を肌で感じ取ってください。
TABIRINでは、鹿児島県など全国各地の自転車旅情報を紹介しています。人気の観光スポットとしては、こちらのエリアもおすすめです。
この記事を見たあなたは要ダウンロード!TABIRINアプリ
2021年8月、ついに当メディアTABIRINのアプリがリリースされました!
サイクリングマップが表示される「TABIRIN MAP」機能、自分だけのコースを反映することができる「オリジナルコース」機能など、あなたのサイクリングライフを“グッ”と向上させてくれる機能が盛り沢山!
使い方についてはこちら!(実は、”あの”機能も加わっていますよ…)
※本記事は以下のサイトを参考にしています。
かごしまの旅(鹿児島県観光サイト)
のんびり奄美(あまみ大島観光物産連盟)