魚沼スカイラインの観光スポット10選!ロードバイクに人気のコースを解説
新潟県で雲の上のサイクリングを楽しんでみませんか?
新潟県十日町市・南魚沼市にある魚沼スカイラインは、標高1,000m付近を通るツーリングコースです。見晴らしのいい道がどこまでも続き、天候が良ければ眼下に雲の広がる様子を望めます。
また十日町市周辺にはスポーツタイプの自転車を取り扱うレンタサイクルショップがあり、レンタルでも魚沼スカイラインを楽しむことができます。
今回の記事では、そんな魚沼スカイラインの観光スポットまとめました。絶景を楽しめる展望台や美味しい食事処、疲れた体を癒す温泉施設などを掲載しています。
旅の計画を立てる際の参考に、ぜひ最後までお読みください。
目次
魚沼スカイラインとは?雲海を見下ろす人気ツーリングコース
正式名称 | 新潟県道560号田沢小栗山線 |
区間 | 十日町市十二峠~南魚沼市八箇峠 |
距離 | 18.8km |
最高標高 | 約938m※ |
最低標高 | 約540m※ |
※GPSアプリ「Strava」のデータに基づく
「魚沼スカイライン」は、新潟県十日市・南魚沼市の南北18.8kmに延びる県道です。観光用の道路として計画され、昭和45年から52年にかけて工事が進められました。
標高1,000m近くの尾根づたいを走るワインディングロードで、周囲には六日町盆地や十日市盆地のダイナミックな絶景が広がります。市街地の近くにあることから、ドライブや散策のコースとして人気の場所です。
また、魚沼スカイラインは日本有数の雲海ビュースポットとしても知られています。気象条件を満たせば、幻想的な白雲の上を走れる可能性も。各所に展望台が設置されているので、写真の撮影や休憩場所にも困りません。
魚沼スカイラインへの行き方|通行料金はかかる?
魚沼スカイラインを自転車で走るためには、車もしくは電車でのアクセスが考えられます。
なお、魚沼スカイラインは自動車・自転車ともに無料で通行可能です。
十日町市(十二峠)方面入口 | 南魚沼市(八箇峠)方面入口 | |
車での行き方 |
|
|
電車での行き方 | JR上越新幹線「越後湯沢駅」から上越線に乗り換え「石打駅」下車 | JR上越新幹線「越後湯沢駅」より上越線に乗り換え「六日町駅」下車 |
参考:新潟県ホームページ
魚沼スカイライン周辺は道幅が狭くなっている箇所があるため、あまりスピードを出し過ぎないように注意してください。
魚沼スカイラインの通行止め情報
2021年現在、魚沼スカイラインの一部区間では次の通り通行止めが行われています。
全面通行止め区間 | 護国観音から八箇峠見晴台の間 |
全面通行止め期間 | 令和3年7月5日から令和3年10月2日まで |
参考:新潟県ホームページ
上記の期間は、休日も含めて車両(自転車含む)の通行ができません。
もし該当の期間に魚沼スカイラインを訪れる場合は、十二峠方面入口~護国観音の区間は通行可となっているので、旅のルートに組み込んでみましょう。
そのほか、毎年冬季のあいだは全区間で通行止めが行われます。詳しい情報は新潟県のホームページをご覧ください。
魚沼スカイラインの絶景スポット3選
ここからは、魚沼スカイラインにある3つの展望台を紹介します。
魚沼展望台
魚沼スカイラインにある5つの展望台のなかで、最も南に位置するのが「魚沼展望台」です。
展望台の標高は920m。駐車場やトイレのほかベンチとテーブルも設置されており、持参した食事を楽しむことができます。
ちなみに、展望台の脇にあるのは当間山(とうまやま)へと続く登山口。標高1,026mの山頂までは歩いて20分ほどです。ブナ林の広がる中で、ちょっとしたトレッキング気分が味わえるでしょう。
護国観音展望台(ごこくかんのんてんぼうだい)
魚沼展望台から北上すると、「護国観世音」と書かれた石碑が見えてきます。
石碑の前にある観音像は、地元の人々の寄付により建立されたもの。第二次世界大戦の戦没者が慰霊されており、裏手の展望台からはコシヒカリで有名な魚沼盆地を一望できます。
正面に見えるのは標高1,967mの巻機山(まきはたやま)。古くから機織りの神様が宿るとされ、日本百名山のひとつにも数えられます。
八箇見晴台(はっかみはらしだい)
「八箇見晴台」は、魚沼スカイラインの八箇峠入口近くにあります。
標高700mほどの地点にあり、ふもとの市街地やスキー場、温泉旅館などが一望できるスポットです。目の前には霊山として有名な八海山(はっかいさん)がそびえ立ちます。
八箇峠付近は急勾配が続いており、ヒルクライムの頑張りどころ。道幅が狭く急カーブも多いため、峠を下るときはスピードに注意してください。
魚沼スカイライン周辺のグルメスポット3選
ここからは、魚沼スカイライン周辺にあるおすすめの食事処を紹介します。
お食事・喫茶 渓谷
魚沼スカイラインの南には、日本三大渓谷のひとつ「清津峡(きよつきょう)」があります。
ふもとの温泉街で提供されている「渓流そば」は、地元で採れたそば粉に山ごぼうをつなぎとして使用し、作られたもの。古くは平安時代、源平の戦いに敗れた平家の者たちが渓流で身を清めながら作ったとされています。
自然の恵みを受けたそばはのどごし抜群。消化のよい炭水化物なので胃腸に負担がかかりにくく、サイクリング前後にオススメです。
魚野の里
JR石打駅近くにある「魚野の里」は、南魚沼エリアで最大規模の土産物施設です。
館内は4つのエリアに分かれており、鮮魚センターや物産館、レストランなどが軒を連ねています。
一角にある「甘味いっぷく堂」で提供されているのは「笹団子ソフトクリーム」。あんこを添えたよもぎ風味のソフトクリームで、観光客に大人気の一品です。
ちょっと変わったスイーツを食べたい方は「畦道ソフトクリーム」もおススメ。いなごの佃煮をトッピングしたソフトクリームは、衝撃的な見た目と裏腹に懐かしい味が特徴です。
魚沼の里
「魚沼の里」は銘酒「八海山」を生産する八海醸造がプロデュースする、田園風景のなかにたたずむ複合施設です。
施設内には飲食店や特産品を販売するお店が並んでおり、雪国・魚沼の魅力を知れるスポットとして多くの観光客が訪れています。
「さとやベーカリー」では八海山の水と塩麹を使ったパンを購入できるほか、「ユキムロカフェ」ではソフトクリームをはじめとする塩麴スイーツが味わえます。
魚沼スカイライン周辺の宿泊施設4選
最後に、魚沼スカイラインの周辺にあるおすすめの宿と温泉、キャンプ場を紹介します。
六日町温泉(むいかまちおんせん)
「六日町温泉」の発祥は昭和34年。天然ガスの試掘中に温泉が沸き出たことで、県下でも有数の温泉街となりました。
昭和39年には環境省による国民保養温泉地に指定されており、現在でも源泉の保護や観光誘致の取り組みが続いています。(参考:環境省|国民保養温泉地)。
主な泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、肌への刺激が少ないのが特徴。大小さまざまな旅館・ホテルが並んでおり、一部施設では日帰り入浴も利用できます。
五十沢温泉(いかざわおんせん)
「五十沢温泉」は、六日町温泉と同じ南魚沼市の田園地帯にある温泉です。
自慢の大露天風呂・岩風呂は、大自然の景観と調和したつくり。源泉かけ流しのお湯はアルカリ性の泉質を特徴としており、疲労回復の効果が期待できます(参考:五十沢温泉)。
食事には地元のコシヒカリや山菜など、厳選された食材を数多く使用。食事つきの日帰りプランも用意されているため、サイクリングの帰り道に立ち寄るのもおすすめです。
清田山キャンプ場(せいだやまきゃんぷじょう)
「清田山キャンプ場」は、十日町市の南部・標高600mほどの場所に位置します。
信濃川によって形成された河岸段丘(かがんだんきゅう)を一望できるキャンプ場で、ロケーションは抜群。澄み切った空気の中でアウトドアを楽しめます。
開放感のある敷地には、フリーサイトのほか5棟のコテージを設置。オートサイトの区画もあるため、車を置いてサイクリングに出かけることも可能です。
うぶすなの家
十日町市の一帯では、2000年より「大地の芸術祭」と呼ばれるトリエンナーレが開催されています。
市の外れにある「うぶすなの家」は、そんな芸術祭の一作品をなす施設です。明治の終わりに建てられた茅葺き民家を改修し、陶芸作品の展示スペースとして公開。さらに、地元の食材を使ったレストランも開業しました。
現在、うぶすなの家は宿泊施設としても開放されており、グループ貸切での利用が可能です。山奥の静かな環境で、特別な体験ができること間違いありません。
自転車ツーリングにぴったり!魚沼スカイラインへ出かけよう
全長18.8kmの魚沼スカイラインは、余裕を持って旅を楽しみたい方にぴったり。さまざまな観光スポットや食事処に立ち寄り、魚沼エリアの魅力を堪能できます。
あまり新潟県に馴染みがない方でも大丈夫。上越新幹線や関越自動車道を使えば、首都圏からのアクセスも難しくありません。今度の自転車旅は、魚沼を検討してみてはいかがでしょうか。
TABIRINでは、全国各地のサイクリングコースを紹介しています。気になるコースやエリアがありましたら、ぜひ他の記事もご覧ください。
※本記事は以下のサイトを参考にしています。
にいがた観光ナビ(新潟県観光協会)
十日町市観光協会
南魚沼市観光協会
この記事を見たあなたは要ダウンロード!TABIRINアプリ
2021年8月、ついに当メディアTABIRINのアプリがリリースされました!
サイクリングマップが表示される「TABIRIN MAP」機能、自分だけのコースを反映することができる「オリジナルコース」機能など、あなたのサイクリングライフを“グッ”と向上させてくれる機能が盛り沢山!
使い方についてはこちら!(実は、”あの”機能も加わっていますよ…)