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ビンディングシューズのおすすめ9選!通勤やロングライドなど目的別に紹介

ビンディングシューズは、スポーツ自転車と一緒に揃えたいアイテムのひとつです。靴底の留め具をペダルに固定することで、足の力を逃がさず、楽に速く走れるようになります。

最初は少し怖いかもしれませんが、一度慣れてしまえば手放せなくなること間違いなし。身体と自転車が一体になる感覚は、サイクリングの楽しみをさらに広げてくれます。

今回は、そんなビンディングシューズのおすすめ9選をまとめました。選び方のポイントも取り上げているので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。

※本記事では2018年以降に発売された製品を紹介しています。
※紹介している商品の価格は税込、サイズについては25cmの価格を掲載しています。

ビンディングシューズとは?

ビンディングシューズは、脚とペダルを固定するために必要なアイテムです。使用する際は、専用のビンディングペダルとクリート(固定具)を揃える必要があります。

ビンディングシューズを使うことで得られるメリットとして、主に次のようなものがあります。

  • 脚の疲労が軽減される
  • 坂道を効率よく上れる
  • 雨でも足が滑り落ちない

通常のフラットペダル(踏み面が平らなペダル)では、足を下に踏み込む力は伝えられても、上に引き上げる力を伝えることはできません。そのため、ペダルを効率よく回すのには限度があります。一方、ビンディングペダルを使用すると、足を引き上げる力が自転車に伝えられるようになります。結果としてペダリングの効率が上がり、ライドの疲労軽減やスピードアップにつながるのです。

もちろん、ペダリングの技術は一朝一夕で身につくものではありません。まずはビンディングシューズに慣れるところから始め、徐々にステップアップを図りましょう。

なお、ビンディングペダルやクリートについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

ビンディングシューズの選び方

おすすめの製品を紹介する前に、ビンディングシューズを選ぶ上で重要な3つのポイントを解説します。

  • 対応クリート
  • 留め具の種類
  • 重さと素材

さまざまな種類があるビンディングシューズですが、まずは上記の3点に着目してみましょう。

①対応クリートで選ぶ

ビンディングシューズは、靴底に「クリート」と呼ばれる固定具を取り付けて使用します。このクリートが専用ペダル(ビンディングペダル)にカッチリとはまり、足を固定する仕組みです。

クリートにはいくつかの種類がありますが、なかでも広く知られているのはシマノの「SPD」および「SPD-SL」と呼ばれる規格です。

基本的に、SPDは2穴タイプ、SPD-SLは3穴タイプのビンディングシューズと互換性があります。以下の表は、それぞれの違いを比較したものです。

対応クリート 特徴 こんな人におすすめ
2穴タイプ シマノ SPD
クランクブラザーズ
本来はマウンテンバイク(MTB)用に開発されたもの。ペダルの着脱が容易でクリートを気にせず歩けるため、街乗り用としても普及した。
  • 通勤や街乗りでカジュアルに使いたい
  • 旅先などで自転車を降りる機会が多い
  • ビンディング初心者で着脱に不安がある
3穴タイプ シマノ SPD-SL

LOOK KEO

TIME XPRESSO※

ロードレース向けに開発されたもの。ペダルの固定力が高く、パワーの伝達効率に優れる。クリートが出っ張っているため、地面を歩きづらいのが難点。
  • ロードバイクで長距離を走りたい
  • 休憩時以外は自転車を降りない
  • レースやトレーニングで使いたい

※2021年にSRAM社が買収しており、今後のブランド展開は未定。

上記のように、扱いやすさの点では2穴タイプ(シマノ SPD)に軍配が上がります。初心者でビンディングの装着が不安な方は、2穴タイプを購入しておくと安心です。

ビンディングの扱いに慣れてきたら、固定力の高い3穴タイプも検討してみましょう。

②留め具の種類で選ぶ

現行のビンディングシューズには、主に3種類の留め具が使用されています。以下の表は、それぞれの特徴を示したものです。

名称 特徴
ベルクロタイプ 2~3本のマジックテープで締めるタイプ。シンプルな構造のため、エントリーモデルを中心に採用されている。
ダイヤルタイプ ダイヤルを回し、ワイヤーの力で締めるタイプ。着脱が簡単で締め具合を調節しやすいことから、ハイエンドモデルに多く採用されてきた。
シューレースタイプ スニーカーなどと同様に、靴紐で締めるタイプ。締め具合が微調整できるほか、カジュアルな外観を活かし街乗り用に採用されている。

近年はダイヤルタイプの普及が進んでおり、なかには1万円台で購入できる製品もあります。レーシーな外観に抵抗がなければ、ぜひ試し履きしてみてください。

反対に、普段着と合わせたい方はシューレースタイプを探してみましょう。スニーカー風のビンディングシューズも多く登場しており、カジュアルシーンに違和感なく溶け込んでくれます。

③重さと素材で選ぶ

ビンディングシューズには、主に以下の素材が使用されています。

アッパー(足の甲)の素材 ナイロン樹脂、合成皮革、本革など
ソール(かかと)の素材 カーボン、ナイロン樹脂、ラバー樹脂など

素材選びは、重量とも深く関わっています。

ハイエンドモデルの重さは片脚200g前後。アッパー部分にはナイロンメッシュ、ソール部分にはカーボン素材を使用するなど、徹底した軽量化が図られています。

一方、エントリーモデルでは履き心地を重視し、柔らかいラバー樹脂などが多用されます。それでも片脚300g前後と、一般的なスニーカーと同程度の重さです。

軽いシューズの方が疲労は軽減される傾向にありますが、素材の耐久性に難があることも少なくありません。重さと素材のバランスを考えながら、お気に入りのシューズを探してみましょう。

通勤や街乗りにおすすめのビンディングシューズ

はじめに、通勤や街乗りに適したビンディングシューズを3つ紹介します。

なお、これから自転車通勤を始められる方は、以下の記事もご覧ください。

シマノ CT5

公式サイト こちらから
対応クリート SPD
留め具の種類 シューレースタイプ
素材 アッパー素材:メッシュ+合成皮革
ソール素材:ラバー+EVA+ナイロン
重量 片脚342g(42サイズ)
価格 11,000円
特徴 シマノが発表したスニーカータイプのシューズです。ソール部が簡単に取り外せるようになっており、必要に応じてSPDクリートを取り付け可能。自転車を頻繁に乗り降りする方に適した設計です。また、ミッドソールには衝撃吸収素材が用いられており、歩行時も疲れにくい工夫がされています。
商品リンク Amazon

クローム KURSK

公式サイト こちらから
対応クリート SPD
留め具の種類 シューレースタイプ
素材 アッパー素材:ナイロン
ソール素材:ゴム
重量
価格 14,300円
特徴 アメリカンブランド「クローム」のシューズです。一見ストリート用のスニーカーですが、ソールに付いているカバーを外すとSPDの取り付け穴が登場。ビンディングシューズに様変わりします。その他、チェーンに絡まないようにシューレースを収納できるなど、サイクリスト向けの細やかな配慮がされた製品です。
商品リンク 公式ECショップ

ジロ RUMBLE

公式サイト こちらから
対応クリート シマノ SPD
留め具の種類 シューレースタイプ
素材 アッパー素材:合成メッシュ
ソール素材:ビブラムラバーなど
重量 片脚425g(サイズ42)
価格 29,157円
特徴 アメリカの名ブランド「ジロ」は、靴紐を採用したビンディングシューズを数多く手がけてきました。なかでも「RUMBLE」は、マイクロファイバー素材と紐靴を組み合わせた、カジュアル指向の製品です。アウターソールにはイタリア・ビブラム社のラバー素材を使用し、地面とのグリップ力を向上。トレイル(未舗装路)から街中まで、幅広いシチュエーションに対応できるシューズです。
商品リンク Amazon
楽天

旅行やポタリングにおすすめのビンディングシューズ

ここからは、旅行やポタリングにぴったりのビンディングシューズを3つ取り上げます。

なお、ポタリングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

クランクブラザーズ MALLET

公式サイト こちらから
対応クリート SPD
留め具の種類 ベルクロ+ダイヤルタイプ(シューレースタイプあり)
素材 ‎コンポジット、EVAなど
重量 片脚415g(42サイズ)
価格 27,280円
特徴 MTBペダルで知られる「クランクブラザーズ」の新製品です。「MALLET」は同社の展開するクリート規格の名称であり、ペダルと組み合わせた使用が想定されています(SPDも取り付け可能)。ソールは‎コンポジット素材で堅牢な作りとなっており、ペダルへのパワーを逃がしません。一方、中敷きには柔らかいEVAを用いることで、地面からの衝撃を吸収します。
商品URL Amazon

シマノ SD5

公式サイト こちらから
対応クリート SPD
留め具の種類 ベルクロタイプ
素材 アッパー素材:合成皮革
ソール素材:ラバー
重量 396g(サイズ42)
価格 16,500円
特徴 シマノ「SD5」は、同社のラインナップ中でも特に個性的なサンダル形状のシューズです。裸足で履くことが想定されており、夏場のライドで通気性を確保してくれます。幅広のラバーソールは補強がされているため、見た目以上に頑丈な設計。ペダリングの邪魔をせず、ロングライドでも快適に走れます。
商品URL Amazon
楽天

ロングライドやレースにおすすめのビンディングシューズ

最後に、ロングライドやレースにおすすめのビンディングシューズを4つ紹介します。

なお、サイクリングイベントをお探し中の方は以下の記事もご覧ください。

フィジーク INFINITO

公式サイト こちらから
対応クリート SPD-SL
留め具の種類 ダイヤルタイプ
素材 アッパー素材:マイクロテックス
ソール:カーボン
重量 227g(サイズ42)
価格 77,800円
特徴 2020年にモデルチェンジを果たした「フィジーク」のレーシングシューズです。柔らかく耐久性のあるアッパー素材を使用し、レーサーの足を快適に包み込みます。
最新のダイヤルシステムを採用することで、締め具合を細かく調節できるようになりました。また、カーボン製のアウトソールも一から再設計。剛性(しなり具合)を示す数値は10段階のうち10で、ラインナップの中では最も高いスペックを誇ります。
ペダリングのパワーを最大限に伝達してくれるため、レース志向のライダーにおすすめの製品です。
商品URL 楽天

ノースウェーブ MISTRAL

公式サイト こちらから
対応クリート SPD-SL
留め具の種類 ダイヤルタイプ
素材 アッパー素材:ナイロンメッシュなど
ソール素材:カーボンコンポジット
重量 片脚252g
価格 21,322円
特徴 イタリアのメーカー「ノースウェーブ」が2021年に発表した新作シューズです。「MISTRAL」の特徴は、抜群の通気性にあります。シューズ全体にメッシュ加工がされており、夏場でもシューズ内部が蒸れにくい設計。長時間のライドでも快適に過ごすことができます。また、ソール素材にはカーボンコンポジットを使用し、適度なしなやかさを持たせました。これにより、激しい運動時でも足首への負担を減らしてくれます。
商品URL Amazon
楽天

タイム OSMOS 12

対応クリート SPD-SL
留め具の種類 ベルクロ+ダイヤルタイプ
素材 アッパー素材:マイクロファイバーなど
ソール素材:カーボンコンポジット
重量 片脚250g
価格 27,944円
特徴 長らくビンディングシューズを発表してこなかった「タイム」ですが、2019年の「OSMOS」発表によって復活を遂げました。アッパーにはメッシュ素材を使用し、高い通気性と軽量性を実現。夏場のロングライドを快適にしてくれます。ソールは20%のカーボンと80%のコンポジット素材が使用され、適度なしなやかさを持たせている点も特徴です。
商品URL Amazon

シマノ RC9

公式サイト こちらから
対応クリート SPD-SL
留め具の種類 ダイヤルタイプ
素材 アッパー素材:マイクロファイバー、シンセティックレザー+メッシュ
アウトソール素材:TPU
重量 片脚240g(サイズ42)
価格 35,730円
特徴 2021年にフルモデルチェンジを果たした、シマノのフラッグシップシューズです。主な変更点として、アッパー部の素材変更が挙げられます。メッシュ素材を適所に使用することで、全体的なフィット感が向上。つま先を360°包み込んでくれます。また、ダイヤルシステムも最新のものとなり、より細かな調整ができるようになりました。速さを求めるサイクリストの要望に応える製品です。
商品URL Amazon

初心者は立ちゴケに注意!ビンディングシューズで快適なライドを

ビンディングシューズは自転車との一体感が得られる反面、慣れるまでに時間を要することが欠点です。

特に初心者のうちは、ペダルが固定されていることを忘れ、とっさに足が外れず転倒してしまう「立ちゴケ」を経験する方が少なくありません。

安全のために、まずは自宅の駐車場や人気のない公園などで練習をしてから公道に出ましょう。何度も着脱動作を繰り返すなかで、ビンディングペダルの感覚が身体に染みついてきます。

一度慣れてしまえば、自転車に乗るのがさらに楽しくなるはずです。

ビンディングシューズに慣れてきたら、遠出のお出かけもいいですね。

こちらの記事では、ひとり旅に出かける方に向けておすすめスポットを紹介しています。是非ビンディングシューズと一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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