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秋田県サイクリング観光プラン | 自然を満喫!秋田づくしの観光プラン5ルートを紹介

日本有数の米所で、南北に長く、海に面した沿岸と山に面した内陸部がある秋田県。

世界遺産・白神山地、日本最深の湖・田沢湖に代表される自然豊かな場所です。

今回はそんな秋田県のサイクリング観光プランを紹介します。

全体的に距離は短めのコースで高低差も少ないため、サイクリングが初めての方や、経験が少ない初心者ライダーにおすすめです。

エリアごとに表情が異なる秋田の魅力を楽しめる5つのモデルコースを参考に、旅の計画を立ててみてください。

なまはげの像で有名な男鹿半島をサイクリングした模様は、以下の記事でご覧いただけます。

また、以下のページでは全国のレンタサイクル情報を掲載しています。

秋田県の自転車観光プラン特集をご紹介

【能代市エリア】白神山地を見ながら恋愛系パワースポットを巡るプラン

コース概要 能代駅~能代市旧料亭金勇~きみ恋カフェ~きみまち阪県立自然公園~高岩神社
総距離(Googleマップ測定) 約30km
獲得標高(Googleマップ測定) 約350m
難易度 初心者向け

秋田が誇る貴重な自然文化遺産を見ながら山中をゆったりと走り、恋のパワースポットとして有名な二ツ井町で公園の景色を眺めます。

距離は30kmと短め。自転車で山を登ることが初めての方にもおすすめできるコースです。

能代駅近くのレンタサイクル情報はこちらをご覧ください。

旧料亭金勇

料亭金勇(かねゆう)は、明治時代に創業。機械加工を導入し木材の生産量が飛躍的に向上して「東洋一の木都」と呼ばれた能代を象徴する建物です。

当時は県内屈指の料亭として各種宴会や接待、婚礼などに広く使われました。

1998年に国登録有形文化財に登録されて2008年に閉館。

秋田杉を使って建造された貴重な文化財として、現在は見学、着物体験、フォトウェディング、きりたんぽ鍋といった秋田名物の食事などを楽しめます。

入場は無料なので気になった方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


きみ恋カフェ

「きみ恋カフェ」は「恋文のまち」として知られる二ツ井町のきみまち阪県立自然公園第一広場に設営されたカフェです。

この地域に暮らす方たちからの愛情が詰まった料理、接客で来訪者を癒す人気スポットです。

パワースポットの七座山と米代川を一望できるウッドデッキでは、名物・きみ恋やきそばや、カレーライスなどの食事をいただくことができ、自然を楽しみながらのんびりとした時間を過ごせます。

※きみまち阪県立自然公園にクマが出没している時期は、営業を見合わせることもあるので行く前に必ず確認しましょう。


きみまち阪県立自然公園

きみまち阪県立自然公園は、明治天皇の長旅を気遣う皇后からの手紙“恋文”が手渡されたことから「きみまち阪」と名付けられた公園です。

きみまち阪では桜、つつじ、紅葉などが彩る、美しく色鮮やかな木々、眼下には雄大な米代川と七座山(ななくらさん)が広がるなど大自然の景観を楽しむことができます。

※きみまち阪県立自然公園にクマが出没している時期は、営業を見合わせることもあるので行く前に必ず確認しましょう。


高岩神社

1794年檜山の棟梁によって建築された本殿は、四間(7.2m)四面板葺きの白石造りで、京都の清水寺に劣らない造詣と言われています。

毎年、旧暦1月15日には、月明かりだけを頼りに、冷たい藤琴川で身を清めた若者らが高岩山の雪の山道を一気に駆け上がり、高岩神社に参詣する「裸参り」が行われます。


【仙北市エリア】サイクリングロードとしても有名な田沢湖を一周するプラン

コース概要 角館駅~八津・鎌足のカタクリの群生地~たつこ像~御座石神社~たつこ茶屋~むらっこ物産館
総距離(Googleマップ測定) 約45km
獲得標高(Googleマップ測定) 約500m
難易度 初心者向け

角館から山を上り、日本一水深が深い湖、たつこ姫伝説でも有名な田沢湖を一周するコースです。

総距離45kmとやや長めですが、途中まではほぼ平坦な道であること、田沢湖に到着するまでの距離は20kmほどと短い距離になっています。

体力に合わせて田沢湖も一周するかどうかを決めて楽しく走りましょう。

角館駅近くのレンタサイクル情報はこちらをご覧ください。

八津・鎌足のカタクリの群生地
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

かたくりは地元では「カタッコ」「カタンコ」と呼ばれるユリ科の多年草。かたくりが発芽してから開花するまでには約8年かかるといわれています。

約20ヘクタール(東京ドーム4.2個分)にわたって群生するかたくりが、4月中旬〜5月上旬に一斉に赤紫色の花を咲かせる光景は圧巻です。

4月上旬には黄色い花を咲かせるフクジュソウの花も群生し、さまざまな山野草が楽しめます。

たつこ像

永遠の若さと美貌を願い湖神となったと伝えられる、伝説の美少女・たつこ姫のブロンズ像です。

美貌を永遠のものにと望んだ辰子という娘がいつしか龍と化してしまい、田沢湖に身を投じたという伝説から建てられました。

田沢湖の岸辺に佇んでおりシンボル的存在として人気のスポットです。

透き通るような湖を背景にした金色の像は「映え」の写真を撮影できます。


御座石神社

田沢湖の岸辺に佇む鳥居が特徴の神社です。

御座石神社という社名は、1650年に秋田藩主佐竹義隆公が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだことに由来しています。

たつこ像で紹介した「たつこ姫伝説」から美貌成就、開運厄除け、勝利成功などのパワースポットとしても知られています。


むらっこ物産館

地元の旬の野菜やキノコなどの山の幸を販売している物産館です。特産のほうれん草、栗、そばを使った特製のソフトクリームが好評です。

軽食コーナーでは、農家の方が自分たちで作ったお米や野菜などを使った手作りの料理が味わえます。

サイクリングで汗をかいた後は冷たいソフトクリームで火照った体を冷やしてみてはいかがでしょうか。

【湯沢エリア】過去と未来。海岸沿いを走りながら秋田の歴史を巡るプラン

コース概要 羽後本荘駅~TDK歴史みらい館~由利海岸波除石垣~九十九島~蚶満寺
総距離(Googleマップ測定) 約30km
獲得標高(Googleマップ測定) 約170m
難易度 初心者向け

秋田発祥のTDK株式会社による歴史みらい館で電子機器の技術革新に触れ、景勝地や歴史的史跡を巡る、過去と未来を両方体験するプランです。

海岸線を走るので、潮風を浴びながら走りたい人におすすめです。

羽後本荘駅近くのレンタサイクル情報はこちらをご覧ください。

TDK歴史みらい館
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

TDKは1935年に、秋田県由利郡平澤町(現にかほ市)の齋藤憲三によって、日本で発明された磁性材料フェライトの工業化を目的として創立された会社です。

懐かしのカセットテープに使われている磁気テープや、携帯電話で使用されている積層チップなどを開発した会社で、その技術進化の過程を実際の製品と共に、映像や体感デモを通して鑑賞することができます。

その他、未来の技術として心拍数や笑顔度を表示する鏡などといった先進的な技術が使われた製品や、最新技術を用いたデジタルアートの展示などを行っています。


由利海岸波除石垣

1997年に国指定史跡として指定された、にかほ市金浦飛地区から仁賀保芹田地区にまたがる江戸時代に築造された石垣です。

日本海の波浪(はろう)から海岸を保全するとともに、波浪や強風による塩害から農地、農作物を守り、北国街道の決壊防止と風波を防ぐために自然石を積み上げて築造されました。

すべて人力で積み上げた石垣とは思えないほど数多くの石が積み上げられており、先人の凄さを感じます。

日本海側の海岸線に沈んでいく夕日は絶景。潮風を感じながらサイクリングを楽しめます。


九十九島(くじゅうくしま)
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

九十九島(くじゅうくしま)は、鳥海山のふもとに点在する103あまりの島々が田園地帯に浮かんでいるように見えるにかほ市を代表する景勝地です。

象潟(きさかた)と呼ばれる地形は1934年に国指定天然記念物として指定されました。
参照:国指定文化財等データベース

紀元前466年に山体崩壊が起こり、「象潟岩屑なだれ」と呼ばれ、白雪川に沿って一気に流下し象潟平野に達し、先端は日本海に突入。その時、山頂から滑り落ちてきた巨大岩塊の集積で「流れ山」と呼ばれる小山の集まりが海の中に浮かぶ入り江を形成し、象潟の原形「九十九島」となりました。

特に田植えの時期になると育った稲穂が風に揺られる昔ながらの田園風景は絶景です。


蚶満寺(かんまんじ)
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

853年、慈覚大師により天台宗の寺院として開山されたのち、真言宗を経て、江戸時代に曹洞宗へ改宗し現在へ至る蚶満寺(かんまんじ)。

境内にはにかほ市指定史跡に指定されている松尾芭蕉の句碑などがあります。


【湯沢市エリア】湯沢を満喫。湯沢の観光名所と稲庭うどんと温泉で締めるプラン

コース概要 湯沢駅~千年公園~増田漫画美術館~佐藤養助総本店~奥小安大湯温泉阿部旅館
総距離(Googleマップ測定) 約40km
獲得標高(Googleマップ測定) 約450m
難易度 初心者向け

湯沢駅から、千年公園で城の跡地を巡り、日本でも珍しい漫画の美術館で漫画の歴史を堪能。

うどんの名店佐藤養助の稲庭うどんに舌鼓をうち、最後にかいた汗を温泉で締めるプランです。

エンタメと食を楽しみたいというあなたにおすすめなプランです。

湯沢駅近くのレンタサイクル情報はこちらをご覧ください。

千年公園(ちとせこうえん)
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

湯沢市の北端にある千年(ちとせ)公園はかつての岩崎城址であり、周りを緑に囲まれた公園です。

また、公園内には岩崎地区三町内に数百年前から伝えられている高さ4mほどのわら人形である二体の「鹿島様」が祀られています。古来から邪悪なもの、悪霊、疾病などを退散せしめる神通力を持っていると信仰され、村の入り口に置かれました。

毎年5月中旬ごろには藤まつりが開催され、園内7ヶ所の大きな藤棚一面に垂れ下がる薄紫の艶やかな花を楽しむことができます。

増田まんが美術館
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

日本が誇るマンガ文化の魅力を世界へ向けて発信するマンガの原画をテーマとした本格的美術館です。

日本一の原画収蔵数と言われ、その数はなんと40万枚以上。原画の展示、保存にも力を入れ、本物の迫力と美しさ、そこに込められた作家の熱量を伝えることによって、豊かな感性を育み、マンガの素晴らしさを体感することができます。

クレヨンしんちゃんの原画展を開催するなど、イベントも積極的に行われています。家族連れでのサイクリングの際にはぜひ立ち寄ってみてください。(特別展示のみ有料)


佐藤養助総本店

秋田県の名物・稲庭うどんの名店・佐藤養助の総本店です。

細麺でありながら噛み応えのある美味しいうどんは大人気。その味を求めて平日問わず行列ができることも。

お食事処以外にも直営店限定商品をはじめ、プレゼント用や自宅用など様々な用途で利用可能なお土産処もあります。

また総本店では、「なう・つぶし・延ばす」の職人の技や歴史資料を自由に見学できる工場見学コースや、稲庭うどんの手作り体験ができる調理体験コースもあります。

絶品の秋田名物を、ぜひ一度味わってみてください。


奥小安大湯温泉阿部旅館

駒山の西麓、皆瀬川最上流の山間に噴煙を上げる大湯温泉。

昔ながらの佇まいも残す、自然景観そのままの秘湯です。

春の緑は人々の目を楽しませ、秋の紅葉は山一面が色付き、筆舌につくしがたい大自然を満喫しながら温泉に浸かることができます。

露天風呂の他にも、川底から湧き出る温泉をせき止めた自然を満喫できる天然のお風呂や、ヒノキやヒバを使った内風呂など、あわせて7種類の温泉を楽しむことができます。

※かじか風呂・せせらぎ風呂・露天風呂・天然川風呂・今昔風呂・ひのき風呂・源泉蒸し風呂

サイクリングの締めに汗を流してみてはいかがでしょうか。

入浴時間 8:30〜16:00
受付終了時間 15:00
定休日 不定休
料金 大人 500円/子供 200円


【秋田エリア】秋田のお土産を買いながら秋田のすべてを知るプラン

コース概要 秋田駅~秋田市民市場~秋田県立美術館~千秋公園~道の駅あきた港~秋田県立博物館
総距離(Googleマップ測定) 約20km
獲得標高(Googleマップ測定) 約40m
難易度 初心者向け

秋田市内の名物スポットを巡る、秋田満喫プランです。

終始平坦な道で走りやすく、サイクリングを楽しんだ後すぐにホテルに戻ることも可能。気軽にサイクリングをしてみたいという方におすすめです。

秋田駅の近くのレンタサイクル情報はこちらをご覧ください。

秋田市民市場
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

お土産や食事に迷ったなら市民市場がおすすめです。

JR秋田駅から徒歩3分と好アクセスで、秋田市民はもちろん県内外からも多くの人が訪れます。

活気に溢れた市場では、朝早くから威勢の良い声が響きます。

地元住民だけでなく、秋田市を訪れる方のお土産選びでも人気。新鮮な魚やお肉、野菜からお土産まで何でも揃います。


秋田県立美術館
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

秋田市の中心市街地にある千秋公園を望む地といった特徴を活かし、「ここにしかない魅力のある美術館」をコンセプトに安藤忠雄氏が設計した美術館です。

幅20m余にも及ぶ「秋田の行事」をはじめとする公益財団法人平野政吉美術財団の所蔵する作品の展示をメインとしています。

旧県立美術館の三角屋根にちなんで、三角形をモチーフとしたデザインになっています。

入場料はかからないので、興味のある方はぜひ行ってみてください。(特別観覧のみ有料)


千秋公園(せんしゅうこうえん)
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

千秋公園は、1602年から、1869年の版籍奉還まで12代267年間続いた秋田藩20万石佐竹氏の居城・久保田城跡です。

1603年に自然の台地を利用して築城されたもので、石垣や天守閣を持たない平山城だったことが特徴です。

1896年に近代公園設計の先駆者で祖庭ともいわれる長岡安平の設計により公園として整備され、秋田県出身の漢学者狩野良知が千秋公園(当時は「千秋園」)と命名しました。


道の駅あきた港

秋田港のシンボル・秋田市ポートタワーセリオンを中心とした複数の施設からなる大規模な道の駅です。

現日本ハム・吉田投手のサインや記念品の展示も行われていたり、一面ガラス張りで季節問わず楽しめる屋内公園など、魅力的な施設が立ち並びます。

特にセリオンタワーは全高143m、展望台は地上100m・360度の大パノラマが広がる秋田市を一望できる絶景スポット。

眼下に広がる秋田市内、日本海を眺め、天気の良い日は夕日の絶景、太平山も一望でき、遠くは鳥海山まで眺めることができます。

また、夜には季節に合わせたライトアップがされ、幻想的な雰囲気へと変わります。

ライトアップのスケジュールはこちらから確認できます。


秋田県立博物館
画像出典元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」より

秋田県立博物館は、考古・歴史・民俗・工芸・生物・地質の6部門と、「菅江真澄資料センター」・「秋田の先覚記念室」からなる総合博物館です。

各部門の研究の総合化と郷土学の体系化をめざすことを基盤とし、その成果を展示や普及活動に生かしていくために建造されました。

人と暮らしにフォーカスして縄文・弥生時代の石器などが展示されている人文展示室や、立体的な骨格標本などを展示している自然展示室などがあります。

また、分館として国指定重要文化財に指定されている、江戸時代中期に建造された旧奈良家住宅も展示されています。

入場料はかからないので、秋田の歴史が気になる方はぜひ寄ってみてください。


サイクリングで秋田の魅力を再発見しよう

秋田県のサイクリング観光プランをご紹介しました。

山や湖、海などの豊かな風景が広がる秋田県ならではの風景や、秋田名物のきりたんぽや稲庭うどんをいただける場所や秘湯など魅力的なスポットばかりでした。

秋田県の観光サイトでは、訪れる目的や地域に合わせて、さまざまな観光名所を紹介しています。記事内で取り上げたモデルコースも参考にしつつ、あなたらしい旅の計画を立ててみましょう。

当メディア・TABIRIN(たびりん)では他にも、都道府県別のサイクリング情報や、サイクリングプランや、マップの情報など、自転車旅に役立つ情報が沢山ありますので、ぜひ旅のお供に活用ください。

また、今回ご紹介したプランを軸にして、無理のない形で走れるプランに組み替えて自転車で観光するのもおすすめですよ。

その際はTABIRINのサイクリングに便利な『旅×自転車情報』、全国のサイクリングコースを検索できる『コース・マップ検索』『都道府県検索』も参考にしてみてくださいね。

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