旅×自転車 記事

自転車でお遍路巡りする場合の総距離は?あると便利な装備やおすすめのグルメスポットをご紹介

霊場をすべて巡ることで煩悩が消え、願いがかなうと言われるお遍路(四国八十八箇所巡礼)。

毎年多くの人が巡礼の旅に出ています。

その総距離は約1,400km。歩いて回ると約1〜2ヶ月近くかかると言われています。

そこで今回おすすめするのは自転車でのお遍路旅です。

この記事では自転車でのお遍路旅の総距離〜欠かせないアイテム、グルメやおすすめの宿をご紹介します。

お遍路の総距離とかかる時間、おすすめの時期

お遍路とは四国にある八十八箇所のお寺を巡ることです。

総距離は約1,400km。

この距離を自転車で走破するとなるとどれくらいの日程がかかるのでしょうか。

以前、当メディア・TABIRIN(たびりん)で算出した自転車毎の速度と距離を基にすると、ロードバイクは時速15km。

これを基に計算すると、1,400km÷15km(時速)=約93時間。

道中では観光スポットやお寺へ立ち寄る時間も考慮すると、1日あたりサイクリングにかけられる時間は7~8時間といったところでしょうか。

そこで先ほどの93時間÷8時間をすると…

約11日(11.625)となります。

つまり四国八十八箇所巡礼でサイクリングをするにあたっては少なくとも12日〜14日(2週間)ほどの時間は確保しておいた方が良いことが分かります。

また徳島県情報観光サイト「阿波ナビ」によると、お遍路に適した季節は春の3月中旬から5月、秋の10月から11月と記載されています。

10月の徳島県の日の入りは約17:30であることを踏まえると、日中ゆっくりと巡りたい方は日の入りが遅い5月に巡るのがおすすめです。

おすすめの車種は?

距離について分かったところで、お遍路でおすすめの車種について見ていきましょう。

まずは改めてお遍路の道中の特徴を見ていきます。

・約1,400kmのロングライド

・お遍路の道中は舗装されていない道もある

これらの条件を基にすると、スピードの出にくいミニベロやシティサイクル、マウンテンバイク等は候補から外れます。

逆にスピードに特化させた自転車といえばロードバイクがあげられます。

しかしロードバイクはタイヤが細く、舗装されていない道を走るのには心細いですよね。

そこでおすすめなのがグラベルロードバイクです。

悪路を想定して、かつツーリング向けに設計されたロードバイクになっており、キャリアを設置して荷物を積むこともできます。

自転車でのお遍路旅で装備しておきたいアイテム

かなりの長距離サイクリングが見込まれる四国八十八箇所巡礼。

TABIRIN(たびりん)で以前ご紹介したサイクリングで最低限必要な10のアイテムの他に、お遍路で装備しておきたいアイテムをご紹介します。

①お遍路グッズ

まずはお遍路グッズを揃えましょう。中でも「白衣」「納経帳(のうきょうちょう)」「納め札」「数珠」の4点は揃えておきたいアイテムです。

お遍路グッズ 用途 主な購入場所
白衣 命がけで行われてきたお遍路への覚悟を示すため インターネット・現地の専門店など
納経帳(のうきょうちょう) 各霊場の御朱印を記帳するため インターネット・現地の専門店・霊場など
納め札 各霊場に訪れたことを示すため インターネット・現地の専門店など
数珠 各霊場で合掌する際に必要なため インターネット・現地の専門店・お近くのホームセンターなど

②サイクルコンピュータ

お遍路の全長は1,000kmを超え、万が一道を間違えれば実際の走行距離はさらに増えます。

そこでおすすめなのがサイクルコンピュータです。事前にルートを設定しておけば、あとはサイクルコンピューター通りに走らせるだけ。道に迷わずに済みます。

自転車で巡礼をする際に悩まされるのがトイレの問題です。都会のようにコンビニが同じエリアに点在しているとは限りません。四国遍路世界遺産登録推進協議会のホームページでは、四国4県のお遍路道とトイレの位置を記した案内図が掲載されています。霊場が山あいに存在するケースもあるため、トイレの場所を事前に調べて入力しておくと安心です。

TABIRINではサイクルコンピューターに関する記事を掲載しています。こちらもぜひ参考にしてください。

③サイクルウェア

自転車でのお遍路旅で欠かせないのがサイクルウェアです。

1日に数十km移動し、アップダウンがきつい坂を上り下りすると大量に汗をかきます。移動の道中も快適に過ごすため、吸汗速乾性のあるサイクルウェアを着ていくようにしましょう。

神恵院と観音寺のホームページでは、「お遍路サイクルジャージ」が発売されているのでチェックしてみてくださいね。

その他サイクルウェアに関してはTABIRINの以下の記事もご覧ください。

④自転車用バッグ / キャリア

お遍路旅で必要不可欠なのが自転車用バッグです。

お遍路旅では山道が多くアップダウンのある道を進むことが多いので、バランスを保って走行するためにキャリアを装備するのもおすすめです。

⑤ライトはなるべく明るいものに

冬場にお遍路へ行くと、夕方には真っ暗になります。またロングライドにもなるので、夜間に走行することもあるでしょう。

そこでお遍路旅のお供には、安全のためにも800ルーメン以上の、より明るいライトへ取り替えることをおすすめします。

以下の記事からぴったりなライトを見つけてみてくださいね。

⑥雨具

雨に濡れると体が冷えて体調を崩す恐れがあります。

お遍路に行く際は雨具(レインウェア)も忘れずに持参しましょう。

⑦スマホ等の充電用品

最後にご紹介するのは、充電用品です。今回のようにサイクルコンピュータなど電子機器を利用した旅行をする場合は、充電対策は入念にしておたいところ。

充電をする場所はかなり限られるため、複数のタイプを装備しておくと安心です。

晴れている日はソーラー発電、雨の日は乾電池タイプと分けると、資源の有効活用にもつながります。

お遍路旅で立ち寄りたい、おすすめのご当地グルメスポット

以下ではおすすめのグルメスポットをご紹介します。お遍路旅のプランに付け加えてみてはいかがでしょうか?

土佐タタキ道場【高知県】

禅師峰寺から約5km先に進むと、「土佐タタキ道場」があります。こちらではなんと、焼き立ての鰹のたたきをその場で食べることができます。

お弁当も販売されているので、高知の海風を感じながら、どこかに腰掛けて堪能してみてはいかがでしょうか?

URL こちらから
住所 〒781-0112 高知県高知市仁井田201−2

ほづみ亭【愛媛県】

愛媛県で味わっておきたいのがやはり「鯛めし」ですよね。

そんな鯛めしを美味しくいただけるのがこちらの「ほづみ亭」です。

白いご飯に鯛を乗せ、出汁醤油と卵で絡め…。想像しただけで涎が止まりません。

ほづみ亭では「太刀魚ちりめん丼」など、鯛めしの他にもご当地グルメのメニューもあるので、昼/夜問わず訪れてみてはいかがでしょうか?

URL こちらから
住所 愛媛県宇和島市新町2丁目3−8

八十八庵【香川県】

四国八十八箇所巡礼のゴール、八十八箇所目で立ち寄りたいのがこちらの「八十八庵」。

ゴールでは喜びも束の間、お腹も空いているはず。

そんな時は名物「打ち込みうどん」でお腹を満たしてみてはいかがでしょうか?

味噌仕立ての汁の中に、たっぷりの野菜と打ちたての麺を一緒に煮込んだ一品です。

ロングライドの締め括りに最高の食事となるでしょう。

URL こちらから
住所 香川県さぬき市多和兼割93−1

お遍路旅におすすめの宿

お遍路ハウス四国88【徳島県、香川県、愛媛県、高知県】

「お遍路ハウス四国88」は、四国4県に点在する宿泊できる古民家です。NPO法人が運営しており、事前に会員登録をすることで予約が行えます。

例えば高知県安芸市にある「お遍路ハウス 三毛猫」は、築80年の古民家が宿になっており、田舎に帰省した感覚を味わえます。

素泊まりは3,500円でWi-Fiも利用可能。一部別途料金が発生しますが洗濯機や乾燥機、エアコンもあります。霊場があるお寺の宿坊よりも安く泊まれるのでおすすめです。

URL こちらから
料金 1泊素泊まり3,500円
住所 高知県安芸市伊尾木538-10

ゲストハウス 風のくぐる【香川県】

「ゲストハウス 風のくぐる」は、風と光をメインに建てられた宿です。多くの窓があるため、光を取り込み、風が吹き抜けやすくなっています。お遍路旅の人や自転車旅行をする人、バックパッカーなどに人気で、吊り床になっている部屋が人気です。

お風呂や洗濯機乾燥機など自由に利用可能。トイレは男女別に分かれており、女性も安心して利用できるのが特徴です。

URL こちらから
料金 1泊3,200円~
住所 香川県善通寺市上吉田町306−1

 

料理旅館 大鳥居苑【徳島県】

料理旅館 大鳥居苑は、一番霊場である「霊山寺(りょうぜんじ)」の目の前にある宿です。

一番礼所の霊山寺からお遍路を始める人、逆打ちと呼ばれる八十八番からお遍路を行い、霊山寺でお遍路を終わらせた人が泊まる、お遍路をする人には有名な旅館です。

徳島の海でとれた魚や徳島で育った野菜を活かした料理が出されます。

URL こちらから
料金 1泊素泊まり6,050円~
住所 徳島県鳴門市大麻町板東西山田33-4

 

自転車でお遍路旅をしよう!

歩いてお遍路をするとなると、多くの場合1〜2か月以上とかなりの時間を要するもの。

とはいえ、車では味気なく回った感じがしない人は自転車がおすすめです。

道中には、香川のうどん、愛媛の道後温泉、高知のカツオ、徳島のラーメンなどそれぞれの場所に魅力的な場所、食べ物があります。

観光や食も堪能しながらお遍路を楽しみましょう。

当メディア・TABIRIN(たびりん)ではサイクリングに便利な『旅×自転車情報』を発信しています。

また、地域のコースを『コース・マップ検索』『都道府県検索』で検索できます。

是非旅のお供に活用してくださいね。

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