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竹を使った素材も!?ロードバイクのフレームの種類・材質を詳しく解説

新しいロードバイクを購入する際に、注目したいのがフレームの素材です。

フレームの素材によって乗り心地が変わるため、ロードバイクを選ぶ際はしっかりと確認しておきたいところ。

そこで今回の記事では、ロードバイクのフレーム素材について、それぞれの特徴や違いを具体的に解説します。

「スチールフレームは時代遅れ?」

「初心者はアルミフレームにすべき?」

「カーボンフレームって壊れやすい?」

そんな疑問も、この記事を読めば解決します。

是非この機会に、ロードバイクの知識を深めてください。

なお、ロードバイクの選び方はこちらの記事でも紹介しています。

また、これから自転車を趣味にされる方は、こちらの記事もチェックしてくださいね。

フレーム素材によって変わる主な要素

画像出典元:Amazonより

ロードバイクのフレーム素材によって変わるのは、主に「重量」「剛性」「振動吸収性」の3つです。

重量

サイクリストにとって、「軽さ」は最も気になるテーマのひとつ。平坦では慣性の力が働くため、軽さが全てではありませんが、ヒルクライム(自転車で坂を登ること)では軽い自転車の方が漕ぎやすいです。なお、実際の乗り心地は「剛性」によっても変わってくるので、「重い自転車は乗りにくい」と一概に言えるわけではないことに注意しておきましょう。

剛性

「剛性」とは素材の変形しやすさの度合いを指します。剛性の高いフレームは、ペダルを踏んだり、ハンドルを振ったりしても自転車が”しなり”ません。フレームの剛性が高いと、ペダリングのパワーが逃げず、そのまま推進力へと変わります。技術や筋力を備えた方であるほど、スムーズでキレのある加速感が得られます。

一方、剛性の高さにはデメリットもあります。ペダルを踏む力が逃げないということは、その反動ももらいやすくなるということ。初心者で技術や筋力がないうちは、かえって足に負担がかかり、疲労が溜まる原因となります。多くのメーカーでは、一部のハイエンドを除き剛性を低くすることで、オールマイティーな乗り味を追求しています。自身のレベルに合った剛性のフレームを選ぶことが、結果としてロードバイク上達の近道となるでしょう。

振動吸収性

グラベルロードバイク等を除き、基本的にロードバイクは舗装路を走ることに特化しており、未舗装路での走行は向いていません。それでも、ロングライドでは様々な路面を走るので、腕やお尻に伝わる振動を減らして身体への負担は減らしたいところ。

一般的に剛性の低いフレームは、振動吸収性が高い傾向にあります。上級者でも、快適なロングライドを楽しむ目的で、剛性より振動吸収性を優先させる方は少なくありません。

ただし、剛性が高いフレーム=振動吸収性が低いフレームではない点に注意しましょう。素材によっては、剛性と振動吸収性を上手く両立したフレームも存在します。

ロードバイクのフレーム素材は主に3種類

現行のロードバイクで採用されている素材は、主に「スチール」「アルミニウム」「カーボン」の3種類。その他に、少数ですがチタンやマグネシウムなどのフレームも存在します。

スチール

画像出典元:ブリヂストン公式HPより

スチール(鋼)とは、鉄を主成分とする合金のこと。加工や接合が容易であり、ジオメトリ(フレーム各部の寸法)の変更も自由にできる素材です。スチールの中でも、特にクロモリ(クロムモリブデン)を混ぜた合金は、軽くて高強度。そのため、過去にはプロ・アマを問わず、ほとんどのロードバイクの素材に用いられていました。

ところが、時代や流行とともに、より軽量なアルミニウム製やカーボン製のフレームが出現。これらの新素材よりも重たくてコストがかかるクロモリフレームは、多くのレースシーンからも姿を消しつつあります。それでも、クロモリ特有のダイレクトな反応性と、しなやかな乗り味は、いまだに根強いファンが存在します。事実、クロモリロードバイクに限定した「クロモリロードレース」が毎年一回開催されるなど、一部のサイクリスト達を魅了し続けてやまない素材でもあるのです。

重量 総じて重く、単体で2kgを超えるフレームも少なくない。
剛性 硬すぎず柔らかすぎず、バランスが取れている。
振動吸収性 マイルドな乗り心地に定評がある。

アルミニウム

画像出典元:CANNONDALE 公式HPより

アルミニウムはスチールよりも軽量で、強度も高い素材です。スチールよりも錆びにくく、メンテナンスが比較的容易。加えて、製造や加工のコストが低いため、自転車そのものの価格を抑えられます。

以上の点から、総じてロードバイク初心者に適したフレームといえます。現在は軽量のカーボン素材が普及したことにより、アルミフレームは一部のエントリーモデルで採用されるに留まっています。

とはいえ、そのダイレクトな踏み心地は健在。メーカーの企業努力によって、欠点であった振動吸収性の悪さも改善されているアルミフレームも開発されています。

重量 スチールより軽量。ハイエンドはカーボンにも匹敵する軽さ。
剛性 概して硬め。ペダルの力が伝わりやすく、急加速が可能。
振動吸収性 乗り心地はあまり良くない。近年の製品では改善の兆しも。

カーボン

画像出典元:GIANT公式HPより

現在、多くのロードバイクのフレームに使われているのがカーボン(炭素繊維強化プラスチック)素材です。カーボンフレームは、炭素繊維のシートを何枚も重ね合わせ、加熱・加圧することで作られています。スチールやアルミニウムよりも軽量であり、繊維の積層方法を変えることで、形状や剛性も自由自在。乗り心地の良いエンデュランスロードから、レースで活躍するエアロロードまで、様々な用途・目的に合わせた1台を作ることができます。

カーボンの欠点は大きな負荷に対しては脆く破損しやすい点です。例えば、落車などで一点に強い圧力がかかった場合、金属フレームは素材が変形することで力をいなします。しかし、カーボンフレームは強度の限界を超えると一気に割れてしまうのです。そのためカーボンフレームの取り扱いには、若干の注意が必要です。日頃からメンテナンスを怠らず、フレームに異常がないかを確認するようにしてください。

重量 軽量~超軽量。ただし強い衝撃には注意が必要。
剛性 上位モデルは高く、剛性だけを変えることも可能。
振動吸収性 非常に良く、長距離を走っても疲れにくい。

その他(チタン、マグネシウム、竹など)

画像出典元:DE ROSA TITANINO公式HPより

その他、一部の自転車メーカーでは、チタン製のフレームを使用したロードバイクも開発されています。航空機やアクセサリーにも使われるチタンは、一般にスチールよりも軽量で、アルミよりも強度が高いとされます。高級品とはなりますが、錆びにくいため、一生もののフレームとして最適です。

さらに、過去にはマグネシウム合金やスカンジウム合金のフレーム、あるいは竹製フレームといった変わり種も発表され、話題を呼びました。

フレームの違いに注目すると、ロードバイクがもっと楽しくなる

今回は、ロードバイクのフレーム素材について解説しました。

現在、ロードバイクのフレームの素材で最も人気なのがカーボンフレーム。自転車ジャーナリストが選ぶ「日本バイシクル オブ・ザ・イヤー2021」の栄冠に輝いた、「SPECIALIZED/S-WORKS AETHOS(スペシャライズド・Sワークス エートス)」は、超軽量(サイズ56cmで585g)のカーボンフレームが採用されています。

とはいえ、カーボンフレームが主流となって久しいものの、安価なアルミフレームも依然として需要があります。もちろん、スチールフレームの伝統美も損なわれていません。

乗り手の嗜好や感性によってフレーム選びは変わります。

ロードバイクを購入するときは、自分に合ったフレームを見つけてくださいね。

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是非次回のサイクリングで使ってくださいね!

※上記は以下の記事を参考に記述しています。

CSO Bicycle|自転車のフレーム素材やその違い

サイクルランドさいとう|ロードバイクの選び方・フレーム素材編

Bicycling | The Differences Between Bike Frame Materials—Explained

City Bike | Road Bike Materials

REI co.op | Understanding Bike Frame Materials

off road.cc | The ultimate guide to frame materials: what’s best for bikes?

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