【2023年】富士ヒルクライムとは?初心者のための完走ガイド
自転車レースが開催される季節になってくると、こんな思いが芽生えていませんか?
「ちょっと実力がついてきたから試しにレースに出てみたいな」
「レースに参加したいけど、初心者でも完走できるイベントはないかな」
そんなサイクリング初心者の方におすすめのサイクルイベントが富士ヒルクライムです。
この記事では富士ヒルクライムがどんな大会なのか、初心者でも本当に完走できるのか、エントリーの方法などを解説します。
過去開催されたイベントについてはこちらの記事からご覧ください。
※この記事は2021年4月に公開したものを2023年5月に更新したものになります。
目次
富士ヒルクライムとは?

富士ヒルクライムは、毎年6月に世界遺産・富士山で開催されるサイクリングイベント。
世界遺産・富士山のふもとから五合目までを結ぶ富士スバルラインを駆け上がるという、毎年1万人近くのサイクリストが参加する大人気のイベントです。
富士山と聞くと過酷なレースだと思われがちですが、実は初心者の方でも楽しめるヒルクライムコースとなっています。
富士山を望みながらのサイクリング!
富士ヒルクライムの魅力はなんといっても世界遺産にも登録された富士山を走る気持ち良さです。
富士山の壮大な景色とコース後半から見える南アルプス山脈の大自然は圧巻!
大会参加料の一部は富士山の保安活動に寄付される、環境に優しいサイクルイベントでもあります。
サイクルエキスポも開催!

レースだけではなく、大会前日にはサイクルエキスポが開催されます。
過去にはジャイアント、スペシャライズドなど大手サイクルメーカーも出展!
こちらも過去の情報にはなりますが、当日は自転車の試乗やサイクルグッズの買い物もできた模様なので、大会に参加しない方でも楽しめるイベントとも言えるでしょう。
オンラインイベントも開催!
オンライントレーニングプラットフォームのZwiftと、Mt.富士ヒルクライムのコラボレーションのオンラインのワークイベントも開催されます。
はじめて富士ヒルクライムにチャレンジする方から、ブロンズ・シルバー・ゴールドそしてプラチナのフィニッシャーリングを目指すヒルクライマーまで幅広く楽しめるコンテンツが用意されており、ワークアウトは期間を「ベース/基礎」「ビルドアップ/体力強化」に分け、富士ヒルクライムにむけてコンディションを高めていくメニューとなっています。
詳細はこちらからご覧ください。
富士ヒルクライムの開催情報・コース概要
大会名 | 「富士の国やまなし」第19回Mt.富士ヒルクライム |
開催日 | 2023年6月4日(日)※受付は前日のみ |
会場 | 富士北麓公園(山梨県富士吉田市) |
URL | こちらから |
参加資格 | 12歳以上の健康な男女 |
募集期間 | [本大会] 2023年2月10日(金)20時00分~3月31日(金)23時59分 |
車両条件
使用可能車種 | ロードレーサー、クロスバイク、小径車(タイヤ径24インチ未満)、MTB、軽快車※カゴ、両足スタンドを外すことが条件 |
使用不可車種 | リカンベント、タンデム自転車、ステップ付きのBMX、ピストバイク(固定ギヤ)、電動アシスト自転車 |
※ヘルメットやグローブは必ず着用義務が定められています。また、下山時は、防寒着の着用をが必須となっています。
ここからは富士ヒルクライムのコース情報や参加クラス、アクセスなど、気になる情報を細かく紹介していきます。
富士ヒルクライムのコース概要

スタート | 富士北麓公園(標高1,035m) |
ゴール | 富士山5合目 |
距離 | 25km(計測部分24km) |
標高差 | 1,270m(計測部分1,255m) |
勾配 | 平均5.2%、最大7.8% |
1合目
標高1,405mの富士スバルライン1合目までは急勾配が続く上に距離も長く、第一の難関といわれていますが、大迫力の富士山山頂を間近で見ることができます。
2合目
2合目から3合目の途中の標高1,663mにある樹海台駐車場からは青木ヶ原樹海と河口湖のパノラマが展開されます。
3合目
3合目からは徐々に勾配は緩やかになり、4合目にある第一給水所の大沢駐車場は標高2,018m、南アルプスや八ヶ岳を望むことができます。ここまでくると、ゴールはもうすぐです。
4合目
4合目からの大きく曲がったヘアピンカーブを抜けると、富士山5合目ゴールです。
完走した人しか味わえない、標高2,305mから見下ろす町並みや富士五湖が足元に広がり別世界の大自然の絶景を堪能できます。
富士ヒルクライムは初心者でも大丈夫!
富士ヒルクライムのコース「富士スバルライン」は、勾配が一般のヒルクライムより緩やかで、初心者の方でも参加しやすいコースです。
また総距離25kmに対して、制限時間も3時間10分と長めに設定されていますので、初めての方でもマイペースにゴールを目指すことができます。
フィニッシャーリングでモチベーションUP!

※上記画像は2022年のイベント開催後に発送していたフィニッシャーリングのイメージ画像です。
本格的に表彰台を目指すのは難しい初心者も、目標のタイムを定めてヒルクライムにチャレンジしたいですよね。
以下は2021年の富士ヒルクライムの情報にはなりますが、そんな参加者のモチベーションをあげるため、完走タイムごとにカラーを分けてフィニッシャーリングが授与される特典サービスが行われていたようです!
完走タイムごとのカラーは以下の通りでした。
ゴールド | 65分(1時間5分)切り |
シルバー | 75分(1時間15分)切り |
ブロンズ | 90分(1時間30分)切り |
プラチナ | 60分(1時間)切り |
ブルー | 完走者全員 |
女子参加者にはピンクリングが贈呈されていたようです。
初心者でもブロンズは狙える
2021年は、ブロンズカラーの制限タイムは1時間30分ですが、富士ヒルクライムの例年の平均完走タイムは1時間49分と実は大差がありませんでした。
また2017年〜の完走率は98%と、毎年驚異の完走率となっています。
そのため、富士ヒルクライムに初挑戦する人はブロンズカラーが比較的ねらい目だったようです。
※例年、完走者にはフィニッシャーリングを配布していたようですが、SDGsにおける廃棄物削減の観点から、大会終了後に作成・発送される方向へとシフトしていったようです。
富士ヒルクライムにエントリーしてみよう

それでは早速、富士ヒルクライムにエントリーしてみましょう。
ここでは富士ヒルクライムへのエントリー方法と注意点を解説します。
富士ヒルクライムのエントリー方法
富士ヒルクライムの参加申し込みはインターネットの公式HPからのみとなっています。余裕を持って、早めのエントリーがおすすめです。
申込期間:2023年2月10日(金)20時00分~3月31日(金)23時59分まで
ゆずれ~る期間:2023年2月12日(日)0時00分~4月2日(日)23時59分まで
※ゆずれ~る期間
RUNNETでエントリーされたお客様が諸事情で大会に参加できなくなった場合、RUNNETが参加を希望される別のお客様を探しだし、参加枠を譲渡することができるサービスです。
▼ゆずれ~る期間について▼
ゆずれ~るとは? - RUNNET - 日本最大級!走る仲間のランニングポータル
▼インターネットエントリーはこちらから▼
お申し込み | 富士の国やまなし 第19回Mt.富士ヒルクライム (fujihc.jp)
富士ヒルクライムの参加料/エントリー時の注意点
エントリーには「RUNNET」の無料会員登録が必須になります。(登録はこちらから。)
また富士ヒルクライムでの参加料はエントリーと同時に支払わなくてはいけません。
エントリーについてはこちらからご覧ください。
参加料についてはこちらからご覧ください。(※別途エントリー手数料がかかります。)
前日の準備を怠らないように注意!
無事にエントリーを済ませ、トレーニングを積んだらあとはレースへの準備です。
自分の実力を最大限に発揮するためにも、抜かりのないようにしましょう。
メンテナンス道具はもちろんのこと、以下の物は準備しておいた方が良いでしょう。
- 冬用ジャケット
- 冬用長ズボン
- タオル
- レース中や終了後の補給食
- 小銭
富士山5合目は、6月とはいえ晴れていても気温が10℃前後と冷え込みます。
レースで汗をかくと、身体が余計に冷えてしまうのでタオル・防寒具を忘れずに。
またレースを完走するためには、途中のエネルギー補給が重要です。BCAAやクエン酸のゼリー、ジェル系の補給食をレース中に補給することをおすすめします。
今年こそ富士ヒルクライムに参加してみよう!
この記事を読んで、富士ヒルクライムに出場することに対してハードルが下がったのではないでしょうか?
是非この機会に富士ヒルクライムに参加してみてはいかがでしょう。
当メディア・TABIRIN(たびりん)は「旅×自転車」をコンセプトにしたメディアです。
今回ご紹介した富士ヒルクライムの舞台、山梨県はもちろん、全国のサイクリング旅のレポートや記事もありますので、是非ご覧ください。
もしこの記事を読んで旅をしたくなったら…
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