富山県自転車観光プラン特集!絶景・グルメを楽しむ旅プラン5つを紹介
ダイナミックな山々と富山湾に囲まれた、自然豊かな富山県。
2015年に北陸新幹線が開通し、より気軽に行けるようになりました。
今回は『パノラマ・キトキト観光ガイド』を元に、「高岡・氷見」「砺波・五箇山」「富山」「立山」「黒部」の5つのエリアに分けて、富山県の観光プラン(ルート)を紹介します!
なお、当メディア・TABIRIN (たびりん)では、全国のレンタサイクルの情報を掲載しているので、行きたい場所の周辺にレンタサイクルがあるかどうか調べるのに是非ご活用ください!
目次
富山県自転車観光プラン特集をご紹介!
「高岡・氷見エリア」絶景と食を堪能!よくばりプラン

コース概要:新高岡駅〜雨晴海岸 (あまはらしかいがん)〜ひみ番屋街(氷見漁港場外市場)・氷見温泉郷総湯〜新高岡駅
総距離:40km
富山の絶景スポットといえば、富山湾越しに見る、立山連峰の大パノラマではないでしょうか。
そんな景色を楽しめるのが「富山湾岸サイクリングロード」。
立山連峰のダイナミックな景色を横目に開放的なサイクリングロードを駆け抜けることができます。
出発地点の高岡市の「新高岡駅」には北陸新幹線が通っており、東京や大阪から一本でアクセスすることができます。
新高岡駅についたらレンタサイクルを借りて、雨晴海岸 (あまはらしかいがん)に向かいます。
海岸では富山湾に浮かぶ立山連峰を一望し、その後ひみ番屋街(氷見漁港場外市場)・氷見温泉郷総湯へ。
新鮮な富山湾の幸と温泉を楽しみ、新高岡駅へ戻るルートとなっています。
雨晴海岸 (あまはらしかいがん)

雨晴海岸は新高岡駅から12kmの場所にあり、海上に浮かぶ雄大な山々を一望することができます。
自転車に乗りながら、希少な絶景を心ゆくまで味わいましょう。
走り疲れたら近くにある、道の駅「雨晴」で休憩してみてはどうでしょうか。
道の駅の前の砂浜で写真を撮っても良いですね。
ひみ番屋街(氷見漁港場外市場)・氷見温泉郷総湯

雨晴海岸から8km走った先に、氷見漁港場外市場「ひみ番屋街(氷見漁港場外市場)・氷見温泉郷総湯」があります。
「ひみ番屋街(氷見漁港場外市場)・氷見温泉郷総湯」は、富山湾と立山連峰を一望できる海岸沿いにあり、新鮮な富山湾の幸や氷見うどんなど、氷見でしか味わえないグルメを堪能することができ、地元ならではの特産品・土産物なども置いてある施設です。また同じ施設内にある「総湯」は、源泉掛け流しの天然温泉です。
富山湾を一望しながら、疲れた体を癒しましょう。
「砺波(となみ)・五箇山エリア」春に巡りたい!砺波まったり散策プラン
コース概要:砺波 (となみ)駅〜砺波チューリップ公園〜八日町通り〜砺波駅
総距離:20km
富山県はチューリップの球根出荷量日本一。
中でも砺波市には国内最大級のチューリップ畑があり、4月下旬になると300品種、300万本のチューリップが色鮮やかに咲き誇ります。
また、砺波市には日本情緒あふれる街並みが残っているところも多くあり、タイムスリップしたかのような雰囲気を味わえるのもこのプランの魅力です。
砺波駅についたらレンタサイクルを借りて、砺波チューリップ公園に向かいます。
砺波チューリップ公園で一面に広がる鮮やかなチューリップ畑を見て、その後八日町通りへ。
芸術的な木彫りと風情あふれる街並みを味わい、砺波駅へ戻るルートとなっています。
砺波チューリップ公園

「砺波チューリップ公園」は国内最大級のチューリップ畑。
公園のシンボルであるチューリップタワーからは、園内全体の景色を望むことができます。
ほかにも、大花壇の地上絵や水上花壇、花の大谷など見どころが盛りだくさんです。
春 (4月下旬頃)には「となみチューリップフェア」が開催され、花かごづくりやプリザーブドフラワーのケーキ作りなどの体験コーナーやフラワーファッションショーやチューリップパレードなどのステージイベントなどが開催されます。
八日町通り

砺波駅から南に走っていくと、石畳と格子戸の情緒あふれる街並みが見えてきます。
それが八日町通りです。
600年の歴史を誇る瑞泉寺周辺には数々の彫刻工房が軒を連ねています。
彫刻工房では、国の伝統工芸品に指定されている「井波彫刻」がつくられ、通りには木槌の音が響き渡ります。
一心不乱に木を彫る職人さんの姿を見学したり、通りに飾られている数々の美しい彫刻作品を眺めたり、情緒豊かな街並みを味わいましょう。
「富山市エリア」自転車初心者におすすめ!富山満喫プラン
コース概要:富山駅〜富山市ガラス美術館〜富山城〜富山港展望台
総距離(Googleマップ測定):10km
このプランでは富山市の定番観光スポットを巡ります。
話題のガラス美術館や歴史を感じる富山城を見学し、最後に展望台から富山湾に浮かぶ立山連峰を一望して旅を締めくくります。
総距離は10kmなので、自転車初心者や女性でも安心して巡ることができます。
富山市ガラス美術館

実は富山市は世界有数のガラスの街で、ガラスの研究所、工房、美術館が揃っています。
スタイリッシュで美しい建物の「TOYAMAキラリ」の中には富山市のガラスの展覧会などを見るとこができる、ガラス美術館があります。
常設展示のデイル・チフーリの「グラス・アート・ガーデン」をはじめ、期間限定のガラスの展覧会がいくつも開催されており、巨大なガラスアートの世界観は、まさに圧巻です。
富山城

富山市ガラス美術館から走ること1km、富山城址公園が見えてきます。
その中に建てられているのが「富山城」。
お堀越しに見る富山城は、街のシンボルとして愛されています。
お城の中は富山市郷土博物館になっており、模型や映像を用いて富山城の歴史がわかりやすく説明されています。
富山港展望台

旅の最後は、展望台から一望できる富山の絶景で締めくくりましょう。
富山城から神通川沿いを走ること8km、海沿いに富山港展望台のそびえたつ姿が見えてきます。
富山港展望台のらせん階段を登ると、富山港と岩瀬の街並みが広がります。
晴れた日には富山湾や立山連峰、能登半島まで見渡すことができ、富山の絶景を楽しむのにぴったりな場所です。
「立山エリア」富山県の大自然をキャンプで楽しもう!

コース概要:立山グリーンパーク吉峰〜雄山神社 芦峅 (あしくら)中宮祈願殿〜称名滝 (しょうみょうだき)〜立山グリーンパーク吉峰
こちらは以前TABIRIN (たびりん)でもご紹介した、ソロキャンプをメインに楽しむプランです。
勾配が若干あるため、ヒルクライムに慣れた中級者以上の方におすすめです。
今回のキャンプの拠点、立山グリーンパーク吉峰にはオートキャンプ場やバーベキューができる場所があります。
またレンタサイクルの貸し出しがあるため、荷物を増やすことなく、気軽にキャンプを楽しむことができますよ。
なお、今回のルートの他、立山町はサイクリングルートを独自に設定しているので確認してみてくださいね。
総距離(Googleマップ測定):30km
立山グリーンパーク吉峰

立山グリーンパーク吉峰は立山のアウトドアが満喫できるテーマパークです。
キャンプ場のほか、宿泊施設や天然温泉もあるので、キャンプだけでなく宿泊したい方にもおすすめです。
雄山神社 芦峅 (あしくら)中宮祈願殿
雄山神社は立山にある、峰 (みね)本社、中宮祈願殿、前立社壇の3社の総称のこと。
今回のルート上にある、芦峅 (あしくら)中宮祈願殿は立山信仰の拠点にもなった地です。
なんと境内には樹齢400〜500年のスギが100本以上林立しています。
すぐ隣には立山の歴史、信仰、自然を知ることができる、立山博物館もあります。
称名滝

称名滝 (しょうみょうだき)は落差350mと、日本一の落差がある滝です。
マイナスイオンを浴びて心身ともにリラックスしましょう。
近くにあるレストハウスにはラベンダーソフトクリームの販売もされているので、補給として立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
「黒部エリア」食べて!見て!触って!富山湾を知り尽くすプラン
コース概要:黒部宇奈月温泉駅〜魚の駅「生地」〜ホタルイカミュージアム〜富山駅
総距離(Googleマップ測定):40km
このプランは富山湾に住むいきものたちを食べて、見て、触って知ることができるプラン。
黒部宇奈月温泉駅を出発し、海の駅「生地」で富山湾の海の幸を満喫します。
お腹を満たしたら「ホタルイカミュージアム」まで自転車を走らせ、神秘的に光るホタルイカと触れ合いにいきましょう。
スタートとゴールがどちらも北陸新幹線の停車駅なので、アクセスがとても便利です。
魚の駅「生地」

魚の駅「生地」では、富山湾や黒部港の新鮮な魚を堪能することができます。
鮮魚や加工品を売っている「とれたて館」と、干物を自分で焼いて食べることができるレストランの「できたて館」があります。
ホタルイカミュージアム

滑川市の文化、観光拠点、地域の象徴としてつくられた、世界でただ一つのホタルイカミュージアム。
ホタルイカの生態や棲息する富山湾の神秘について、自分の手で富山湾に住むいきものを触ったり、ホタルイカをじっくりと観察したりと体験しながら楽しく学ぶことができます。
特に、間近で見ることができるホタルイカの発光ショーは、幻想的で、子どもも大人も楽しめます。
富山県の絶景やグルメを楽しもう!
今回は、サイクリング初心者や女性に向けて、総距離50km以内のコースに絞りましたが、上級者の方は、立山エリアの「雪の大谷」や「立山黒部アルペンルート」、「黒部峡谷」などのヒルクライムもオススメです。
TABIRINでは他にも、都道府県別のサイクリング情報やコースやマップの情報など、自転車旅に役立つ情報が沢山ありますので、ぜひ旅のお供に活用ください。