旅×自転車 記事

自転車とコーヒーの深〜い関係とは?贅沢な一滴が一層旨くなるスポットをご紹介

東京の「ラファ東京」や大阪の「FRANCY JEFFERS CAFE」など、サイクリストにとってコーヒーは意外と身近にあるものです。

旅先の喫茶店でもコーヒーや喫茶店に立ち寄って疲れを癒す人もたくさんいますよね。

今回は自転車とコーヒーの関係と良いところ、そしてサイクリング中に自分でコーヒーをいれるならどんな装備が必要なのか、サイクリング中にコーヒーを飲んで一息入れるのにぴったりな絶景スポットをご紹介します!

自転車とコーヒー、その関係性と良いところ

① カフェインによりパフォーマンスが向上する

コーヒーには、カフェインが含まれています。

実はこのカフェインは、自転車に乗る前や乗った後に取り入れることで様々な効果をもたらします。

カフェインと運動時のパフォーマンス (東京福祉大学)によると、運動前もしくは運動中にカフェインを摂取することで有酸素運動の能力が高まり、疲労感が減ることがわかっています。

そして行動遂行や安全性の向上にカフェイン摂取が有効であること、カフェインを摂取したことで筋肉痛が軽減されたという研究結果も出ています。

このようにカフェインはサイクリングにおいて様々な良い影響をもたらしてくれます。

サイクリストにとってサイクリングの一休みでサイクルカフェに立ち寄ったりするのは自然と体が求めてしまうものなのかもしれませんね。

※参考文献

東京福祉大学 栗原久 『コーヒー/カフェイン摂取と生活- カフェインの精神運動刺激作用と行動遂行 -

北海道教育大学 村田芳久,齋藤健『カフェイン摂取が遅発性筋肉痛及び筋硬度に及ぼす影響

② コーヒーチェーンが自転車競技のスポンサー!?

ラファ東京の店内スペース

自転車競技においてもコーヒーとの関係は強いものです。

例えばイタリアの飲食店チェーン・『セガフレード・ザネッティ』は有名な自転車のプロチーム、『トレック・セガフレード』の公式スポンサーです。

またサイクルウェアを開発・販売するラファが開設した『ラファ東京』もそうですが、実はあの自転車メーカー・『ビアンキ』も『タリーズコーヒー』とコラボしています。

このように古くからコーヒーと自転車は関係性が深く、サイクリストにとっては馴染み深いものになっているんですね。

③ 交友関係が増える!?

大阪府八尾市の「FRANCY JEFFERS CAFE」。たくさんのサイクリストが集まります

コーヒーをきっかけに、出会いが増えることもよくあります。

例えばサイクルカフェでコーヒーを飲みながら他のサイクリストとの会話をするのも話が弾んで楽しいもの。

情報交換をしたり、サイクリング仲間になったりと交友関係が広がるきっかけにもなります。

そんな”出会い”について、TABIRINでは自転車旅人の西川昌典さんが、自転車とコーヒーに関する関係を紹介しています。

全国でコーヒーを淹れる西川昌典さんの活動にも注目です。

※上記は以下のサイトを参考に記述しています。
Cyclist 『自転車競技とコーヒーとの深い関係 プロに会うなら「バール」へ行こう
Bianchi『タリーズコーヒー新店舗レイヤード ヒサヤオオドオリパーク店にビアンキブランドが協力』

自転車旅でコーヒーを飲むために必要な装備

自転車旅の途中、自分でコーヒーを淹れて飲みたい、そんな時にどんな装備を持っていけば自分でコーヒーが淹れられるのか、気になった人も多いはずです。

ここではなるべく荷物が嵩張らないよう、必要最低限の装備をご紹介します。

クッカーセット

画像出典元:Amazon商品ページより

コーヒーを淹れるにはお湯を沸かす必要があります。そのためにはガスバーナーやお湯を入れるクッカーなどが必要ですので、これをセットにしたクッカーセットを持っていきましょう。

最近ではクッカーの中にガスカートリッジを入れられるタイプも増えています。バッグの場所を取りませんし、他に必要なものを入れることができます。

クッカーさえあればコーヒーに限らず、ちょっとした料理も行えるので、旅先でキャンプ気分を味わうこともできますよ。

コーヒー豆とコーヒーミル

画像出典元:Amazon商品ページより

インスタントコーヒーを持っていき、お湯だけ注ぐパターンもいいですが、せっかく本格的にコーヒーを淹れるのであれば、コーヒー豆とコーヒーミルは持参したいところです。

最近ポーレックスというメーカーから発売された「コーヒーミル ミニ2」は、2人分までのコーヒー豆を入れてハンドルを回せば、下にコーヒーの粉が溜まります。

コーヒーの粉は18段階まで対応ができるので、粗挽きから細挽きまで、こだわりの一杯を淹れることができます。

コーヒー豆も人によって好みが分かれるので、よりよい一杯のために、自分の好きなコーヒー豆を選んで持参しましょう。

ドリッパーとカップ

画像出典元:Amazon商品ページより

お湯を沸かし、コーヒー豆を粉にしたら、あとはドリッパーに粉を入れて、そこにお湯を注ぐだけです。

実はドリッパーとカップにも相性があり、相性が悪いとお湯を注ぐ際、ドリッパーが重みに耐えられなくてカップに落ちてしまうことがあります。

MUNIEQの「Tetra Drip 01S」のように、ドリッパーがカップにアジャストするタイプであればどんなカップにも対応します。

「Tetra Drip 01S」は、薄さは1mmもないほどで重さは25g程度。キャッシュカードぐらいの大きさが特徴的で場所を取らないのが特徴です。

もちろん、ドリッパーとカップをセットで購入するのもいいですが、とにかく相性を抜群にさせることを念頭に置きましょう。

パンやお菓子

コーヒーだけを飲むのもいいですが、やはりお菓子があるともっと格別です。

またパンを用意し、コーヒーを淹れて朝食にするということもできます。旅の最高のスタートが切れそうですね。

パンやお菓子に関してはなくても大丈夫ですが、例えば現地で調達するのもいいですし、いつも通うパン屋さんのパンを持参するのもいいでしょう。

もし道中、牧場が近くにあれば、採れたての牛乳を買ってそれをコーヒーに入れるのもおすすめですよ。

自転車で出かけた時にコーヒーを飲みたい絶景スポット

絶景スポットを望みながらのコーヒーは最高です。

そこで以下からは普段のコーヒーが何倍も美味しくなるような絶景スポットをご紹介します。

【千葉】海を見ながら飲むなら御宿海岸

御宿海岸は房総半島の東側にある2km以上続く海岸です。

太平洋に面しており、初日の出の際には多くの観光客が御宿海岸に足を運びます。

御宿海岸は夕陽スポットとしても有名です。

早めに房総半島に入り、御宿海岸の近くで宿を見つけて、日の出や日の入りを見ながら、コーヒーを飲む…。

想像するだけで思わず行きたくなりますね!

以下のプランに御宿海岸も付け加えてみると良いサイクリングコースが出来上がるでしょう。

【静岡】キャンプをしながら飲むなら南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場

画像出典:南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場公式HPより

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場は静岡県にあるキャンプ場です。

なおキャンプをしない方は併設されているコテージに宿泊するのも手です。

実はこのキャンプ場、太平洋を一望できる高台にあるため、大自然の開放感を感じながら一杯を飲むことができます。

そして夜の眺めも最高!

雲のない夜では空には満点の星を望めるので、1日中コーヒーをおいしくいただくことができそうです。

【神奈川】チーズケーキ×コーヒーを鎌倉山で楽しむ

相模湾を一望できる鎌倉山にあるケーキ屋さんが『ハウスオブフレーバーズ』です。

1994年に誕生したこのお店では「日本一高価で日本一美味」なチーズケーキが目玉です。

チーズケーキとコーヒーとの相性は抜群!贅沢なひと時を過ごせます。

【千葉】田園風景を見ながら飲むなら木更津・君津

のどかな雰囲気を眺めながらコーヒーを入れるのも心が落ち着ける瞬間ですよね。

木更津や君津は海に面している一方、森に囲まれたエリアも多く、昔ながらの田園風景を楽しめます。

上記でご紹介したコーヒーを淹れる器具を使用せずともJR久留里線沿いにあるカフェ・『La petite maison (ラ・プティ・メゾン)』でコーヒーを楽しむことができます。

少し離れたところには養老温泉があり、そのついでに足を運ぶのもおすすめですよ。

自転車で疲れた体にコーヒーは格別!

本格的なことをしなくても、缶コーヒーであったり、自宅で作ったコーヒーであったり、各々で用意したコーヒーで楽しめるのもいいところです。

かなりの距離をこなし、疲れが見え始めた時に飲むコーヒーはとてもおいしいもの。

さらにそこに絶景が加わることで、いつもとは違う、贅沢なひとときを過ごすことができます。

中でもキャンプとコーヒーの相性は抜群!

大自然の中で飲むコーヒーは格別です。

また一息つくのにおすすめな絶景スポットは全国にあるので、そこを目指して自分なりに探してみる、喫茶店巡りをする、そんな目的でサイクリングを楽しむのもおすすめですよ。

ちなみに当メディア・TABIRIN(たびりん)では、ほかにもサイクリングの情報を発信しています。

サイクリングしながら入れるカフェの情報も発信しているので、合わせてご覧ください。

TABIRINではサイクリングに便利な『旅×自転車情報』を発信しています。

また、地域のコースを『コース・マップ検索』『都道府県検索』で検索できます。

是非あなたのコーヒーを飲むのに最適なスポットを探す際にも活用してみてくださいね。

  • この記事がいいねと思ったら
    •  0
  •   この記事のご感想はユーザーのみなさま
  • サイクリングレポート(記事下部)
    サイクリングレポート(記事下部)
    編集部おすすめ
    ランキング