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ぜひ知ってもらいたい!パラサイクリングの競技種目を分かりやすくご紹介

パラサイクリング(Para-cycling)とは、障がい者の自転車競技の総称です。

今回は、ぜひ知ってもらいたい、パラサイクリングの競技種目を分かりやすくご紹介します。

大枠は一般の自転車競技と同じ

一般の自転車競技と同じく、パラサイクリングも「ロードレース」と「トラックレース」に大別されます。

ロードレースとは、一般道などを使って行われるレースのことです。競技種目には「ロードレース」、「タイムトライアル」、「チームリレー」があります。

ロードレース イメージ

トラックレースとは、バンクと呼ばれる競技専用の走路を使って行われるレースのことです。競技種目には「1km/500mタイムトライアル」、「パシュート」、「チームスプリント」、「スクラッチ」があります。

トラックレース イメージ

個別の競技の内容については、今回は割愛します。

異なるのは障がいの種類と程度によるクラス分け

異なるのは、障がいの種類とその程度によってクラスが分けられていることです。

障がいの種類は大まかに以下の4種類に分けられます。

Cクラス
(C1~C5)
四肢障害(切断、機能障害など)
Tクラス
(T1~T2)
脳性麻痺など重度の四肢障害
Bクラス
(B)
視覚障害
Hクラス
(H1~H5)
下半身不随

また、障がいの程度については、重度であるほど小さな数字で分類されます。

例:Cクラスで、障がいが最も重度な場合はC1といった具合です。

そして、各クラスでそれぞれロードレースやトラックレースが行われます。例えば。C1ロードレース、C4スクラッチといった具合です。

それでは、各クラスについて、個別にご紹介していきましょう。

各クラスの概要

Cクラス(Cycle:通常の二輪自転車)

Cクラスは、四肢の障がい(切断、機能障害、麻痺など)がある方が対象のクラスで、障がいの程度によりC1~C5に分類されます。

自転車は通常と同じく、2輪の競技用自転車を用いられます。

ただし、安全確保のために障がいに合わせた改造(ハンドルの形を変える、ペダルに義足を固定できるようにする)などが認められています。

Tクラス(Tricycle:三輪自転車)

Tクラスは、脳性麻痺など重度の四肢障害がある方が対象のクラスで、障がいの程度によりT1~T2に分類されます。

自転車はトライシクル=三輪自転車が用いられます。

Bクラス(Tandem:タンデム自転車)

Bクラスは、視覚障害がある方が対象のクラスです。障がいの程度による分類はありません。

自転車は前後二人乗りのタンデム自転車が用いられます。前に健常の選手(パイロット)、後ろに視覚障害の選手(ストーカー)が乗って競技を行います。

Hクラス(Handcycle:ハンドサイクル)

Hクラスは、下半身不随などがある方が対象のクラスです。障がいの程度によりH1~H5に分類されます。

自転車は腕を使って車輪を回すハンドサイクルが用いられます。ハンドサイクルには2種類あり、仰向けで乗るタイプ(H1~H4の選手が使う)と、膝をついて前屈みに乗り体重をかけて漕ぐタイプ(H5の選手が使う)があります。

なお、Hクラスだけはトラックレースはなく、ロードレースのみです。

 

パラサイクリングの各クラスのイメージについては、次の動画をご覧いただくと分かりやすいかと思います。

パラサイクリングならではの「計算タイム制」

パラサイクリングの競技は通常と同じく、基本的には早くゴールした選手や最速タイムの選手が勝ちとなります。

ただし、複数のクラスを統合して競技を行う場合は、その障害によって不公平さを考慮するルールがあります。それが、「計算タイム制」があります。

実際の記録のタイムに、クラスや性別に応じて設定された「標準パフォーマンス係数」を掛けて算出された「計算タイム」で順位を決める方法のことです。

まとめ

パラサイリングのクラスの一覧表は次のとおりです。なお各クラスはさらに男女に分かれており、男性の場合は例えばMC1、女性の場合はWC1などと表現されたりします。

種目 クラス分け
Cクラス
(通常の二輪自転車)
C1、C2、C3、C4、C5
Tクラス
(トライシクル)
T1、T2
Bクラス
(タンデム自転車)
B
Hクラス
(ハンドサイクル)
H1、H2、H3、H4、H5

いかがでしたでしょうか。パラサイクリングについて、一人でも多くの方に興味を持っていただけたらと思います。

(執筆:t.k)

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