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自転車ヘルメット着用により死亡リスクは4分の1に!命を守るサイクリングの大切な道具

※この記事は2020年1月19日に公開されたものを2020年9月に更新したものです。

自転車道をはじめとした自転車通行区間の整備や通行ルールやマナーの周知が進められていますが、自転車事故を無くすことは容易ではありません。

そこで今回は少しでも自転車事故による死亡事故を減らすための「自転車ヘルメット着用の重要性」についてご紹介します。

自転車事故の状況(自転車事故死傷者の損傷の傾向や損傷部位別にみた死者の割合)

それではまず、何故ヘルメットが重要なのかという所の前に、まずは自転車事故がどれくらい発生していて、どの部分に損傷を負っているのかについてを見ていきましょう。

自転車事故の発生状況

そもそも全国で自転車事故はどのくらい発生しているのでしょうか。

警察庁の統計によると、平成30年中のすべての交通事故のうち、自転車が関係する事故の発生状況は以下の通りとなっています。

出典:警察庁
平成30年中の自転車事故の発生状況
  • 自転車乗車中の負傷数は年間83,930人であり、全体の約20%を占める
  • 自転車乗車中の死者数は453人であり、全体の約13%を占める

自転車事故における死傷者の損傷の傾向

それでは、自転車事故にあった人は、身体のどの部分をどのように損傷する傾向にあるのでしょうか。

交通事故の調査研究、分析を行う日本の研究機関「交通事故総合分析センター(ITARDA:イタルダ)」では、以下のような調査結果が示されています。

画像出典:「ITARUDA INFORMATION 交通事故分析レポートNo.97
平成21~23年の自転車事故死傷者の損傷の傾向
  • 軽傷者の損傷部位は四肢(うで・あし)が多く、切り傷や擦り傷、打撲が多い
  • 死者の損傷部位は頭部や胸部が多く、頭部は骨折と裂創・挫滅・打撲、胸部は骨折と内臓破裂が多い

自転車事故で最も死に至りやすい損傷部位とは?

それでは、自転車事故においてどこを損傷してしまうと、最も死に至りやすいのでしょうか。

イタルダでの調査結果を元に、損傷部位別にみた死者の割合を見てみましょう。

画像出典:「ITARUDA INFORMATION 交通事故分析レポートNo.97
損傷部位別にみた死者の割合
  • 頭部が最も高く、腹部、胸部が次いで多い

上記のデータに基づくと、自転車事故では頭部を強打してしまった場合に死に至る可能性が最も高い、というわけです。

もちろん、頭部だけでなく腹部、胸部を強打してしまった場合でも速やかに医師の診断を受けることが大切です。

ヘルメット着用による死亡リスクの低減効果とは?

ここまでで、頭部を損傷することが自転車事故での死因につながっており、その対策が重要であることが分かっていただけたと思います。

対策としてヘルメットの着用が重要となりますが、その対策はどの程度の効果を得られるものなのでしょうか。

イタルダの調査結果では次の通り示されています。

画像出典:「ITARUDA INFORMATION 交通事故分析レポートNo.97
ヘルメット着用による死亡リスクの低減効果
  • ヘルメットを着用しないと、頭部損傷の死者率は4倍

すなわち、ヘルメット着用により死亡リスクは4分の1に抑えられる、ということです。

ヘルメットを着用していても事故時に脱げてしまった場合、ヘルメットを着用していなかった場合と死者の割合は大きく変わりません。つまり「あご紐」を正しく締めておかなければヘルメットの効果は期待できないということです。

ヘルメット選びの際はお店で実際に試着をしながら、自分の頭にぴったりと合うヘルメットを見つけましょう。

TABIRNでもオススメのヘルメットや、ヘルメットの下にかぶるサイクルキャップを紹介していますので参考にしてみてください。


自転車での死亡事故を少しでも減らすため、ヘルメットを着用しよう

自転車での死亡事故を減らすには、何よりもまず事故にあわないことが一番です。

そして基本中の基本ですが、交通ルールを守ることが事故を減らすことにつながります。
この機会に「自転車安全利用五則」を再確認してみてはいかがでしょうか。

サイクリングでは交通事故にあわないように安全に走行することは当然ですが、万が一の事故であなたの命を守るためにも、ヘルメットを正しく着用しましょう!

(執筆:t.k)

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