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自転車ヘルメット着用により死亡リスクは4分の1に!命を守るサイクリングの大切な道具

自転車事故を減らすために、自転車道をはじめとした自転車通行区間の整備や通行ルールやマナーの周知が進められていますが、自転車事故をなくすことは容易ではありません。

そこで今回は、少しでも自転車事故による死亡事故を減らすため、自転車ヘルメットの着用の重要性についてご紹介します。

自転車事故の発生状況

そもそも、全国で自転車事故はどのくらい発生しているのでしょうか。

警察庁の統計によると、平成30年中の自転車が関係する事故の発生状況は以下のとおり示されています。

平成30年中の自転車事故の発生状況
  • 自転車乗車中の負傷数は年間83,930人であり、全体の約20%を占める
  • 自転車乗車中の死者数は453人であり、全体の約13%を占める

出典:警察庁

 

自転車事故における死傷者の損傷の傾向

それでは、自転車事故にあった人は、身体のどの部分をどのように損傷する傾向にあるのでしょうか。

交通事故の調査研究、分析を行う日本の研究機関「交通事故総合分析センター(ITARDA:イタルダ)」では、以下のような調査結果が示されています。

平成21~23年の自転車事故死傷者の損傷の傾向
  • 軽傷者の損傷部位は四肢(うで・あし)が多く、切り傷や擦り傷、打撲が多い
  • 死者の損傷部位は頭部や胸部が多く、頭部は骨折と裂創・挫滅・打撲、胸部は骨折と内臓破裂が多い

出典:ITARUDA INFORMATION 交通事故分析レポートNo.97

 

自転車事故で最も死に至りやすい損傷部位とは?

それでは、自転車事故においてどこを損傷してしまうと、もっとも死に至りやすいのでしょうか。

損傷部位別にみた死者の割合は、イタルダの調査結果より次のとおり示されています。

損傷部位別にみた死者の割合
  • 頭部が最も高く、腹部、胸部が次いで多い

出典:ITARUDA INFORMATION 交通事故分析レポートNo.97

したがって、自転車事故では頭部を強打してしまった場合に死に至る可能性が最も高い、というわけです。

もちろん、頭部だけでなく腹部、胸部を強打してしまった場合でも速やかに医師の診断を受けることがとても大事になります。

 

ヘルメット着用による死亡リスクの低減効果とは?

ここまでで、頭部を損傷することが自転車事故での死因につながっており、その対策が重要であることが分かっていただけたと思います。

そこで、頭部における死亡リスクを低減するためにヘルメットの着用が重要となりますが、その効果はどの程度なのでしょうか。

イタルダの調査結果より次のとおり示されています。

ヘルメット着用による死亡リスクの低減効果
  • ヘルメットを着用しないと、頭部損傷の死者率は4倍

出典:ITARUDA INFORMATION 交通事故分析レポートNo.97

 

すなわち、ヘルメット着用により死亡リスクは4分の1に抑えられる、ということです。

また、ヘルメットを着用していても事故時にヘルメットが脱げた場合、ヘルメットを着用していなかった場合と死者の割合は大きく変わりません。つまり「あご紐」を正しく締めておかなければヘルメットの効果は期待できないということです。

 

サイクリングでは交通事故にあわないように安全に走行することは当然ですが、万が一の事故であなたの命を守るためにも、ヘルメットを正しく着用しましょう!

(執筆:t.k)

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