旅×自転車 記事

【広島県】大久野島「うさぎの島」で至福の癒されサイクリング

うさぎと自転車

広島県竹原市「忠海港」よりフェリーで約15分。
そこに、約1000羽もの野生のうさぎたちが暮らす無人島「大久野島(おおくのしま)」があります。
うさぎの楽園と言われている大久野島を、レンタサイクルで巡ってきました!

大久野島、別名「うさぎの島」とは

大久野島は、別名「うさぎの島」と呼ばれています。
うさぎは非常に高い繁殖能力から子孫繁栄の象徴とされているため、安産祈願や子孫繁栄に願いを込めて訪れるのも良いとのことです。
大久野島には海水浴場やキャンプ場も整備されているので、アウトドア好きの方も楽しめる場所です。
また、現在はうさぎの楽園となっていますが、戦時中には毒ガスの製造が行われていたという悲しい過去もあります。

うさぎと戯れて癒されたい!廃墟・遺跡巡りが好き!自然を楽しみたい!という方々にはぴったりの観光地です。

大久野島へ向かう前に、生口島で腹ごしらえ

今回の旅は、香川から出発し、しまなみ海道を経由して大久野島へ向かいました。
「生口島(いくちしま)」での昼食が非常に美味しかったのでご紹介します。

生口島はタコが名物とのことで、タコ料理の名店である「ちどり食堂」で昼食をとりました。

たこめし定食

たこめし

蛸飯(1150円※税別)をいただきました。
結構なボリュームなので、食べきれるかな?と思っていたのですが、お出汁が効いた具沢山のご飯と錦糸卵がベストマッチしていて、あっという間に完食しました。

瀬戸内産 生蛸刺し(1800円※税別)は絶対に食べていただきたい一品です。
新鮮なタコのぷりぷりとした食感と甘みが病みつきになりました。
きっと世界一美味しいタコ刺しだと思います。
生口島へ訪れる機会があれば、是非召し上がってください!!

大久野島への交通手段

腹ごしらえを済ませたところで、愛媛県の大三島にある「盛港」へ。
この日は晴天ということもあり、しまなみ海道をサイクリングで楽しんでいる方が多く、盛港にもたくさんの自転車がとまっていました。

盛港

大久野島の後は広島を観光する予定だったので、忠海港行きのチケットを購入しました。
フェリーの料金は自動車航送運賃(休日割引適用)なので、往復で3160円(運転者1名分の運賃含む・同乗者無料)の計3160円でした。

この休日割引、車両の運搬費が安くなる(※車体に制限有)だけでなく、車両の同乗者の運賃も無料になるというたいへんお得なものです!!!
もし車両で大久野島に行きたい方は休日に行かれた方が断然お得ですね。

出典:フェリーの時刻表・料金(大三島フェリー(株))

盛港時刻表

盛港14:40発の便に乗り、大久野島17:16発の忠海行き最終便まで島を楽しむ計画でした。
島を楽しめる時間はわずか2時間強・・・!カツカツのスケジュールです。
本当は1便前に乗りたかったのですが、のんびりしすぎました。

うさぎのえさ

盛港のチケット売り場にうさぎのえさがあり、1袋100円で販売していました。
「うさぎのえさ」と書かれた缶に200円を入れ、2袋とりました。

うさぎのえさ2

可愛らしい袋にペレットが入っていました(忠海港でも購入可能です)。
うさぎのえさも購入し、準備万端!というところで、大久野島行きフェリーに乗り込みました。

大久野島行きフェリー

うさぎの島に上陸!すると早速・・・

フェリーに乗り込み約15分で大久野島に到着しました。
島内は車両通行禁止のため、港の前の駐車場に車を停めないといけません。
すると島に到着してわずか30秒、早速うさぎと出会いました!!!

駐車場のうさぎ1

大久野島のうさぎは人馴れしているのか、近づいても全く逃げませんでした。
※触ったりだっこするのは禁止なので、気をつけてください。

駐車場のうさぎ2

手前の5羽は餌を食べ、奥の4羽はくつろいでいました。皆、柄が違って可愛らしいですね。
なんとものんびりとした時間が流れていて、いつまでも眺めていられそうでした。

ですが、島を楽しめる時間は限られているので、急いでレンタサイクルを借りにいきました!

島の美しい景色

休暇村まで徒歩約10分、海沿いの道を歩いていきました。
この美しい散歩道はとても気持ちが良かったです。

島の風景2

島の風景1

水は透明度が高く非常に綺麗でした。
海開きのシーズンは終わっていたので今回は入れませんでしたが、夏は海水浴が楽しめそうです!

参考:大久野島海水浴場(休暇村大久野島)

うずしお

奥にはうずしおが数個発生しており、迫力がありました!!

釣り堀

釣りをしている方もいらっしゃいました。
道具を持参し、のんびり釣りをして過ごすのも良さそうです。

キャンプ場とうさぎ

少し進むと休暇村のキャンプ場があり、ウッドデッキの下でうさぎがくつろいでいました。

キャンプ場のうさぎ1

きりっと気高い表情をしていますね。

キャンプ場のうさぎ2

くしくし。げっ歯類の仕草って、どうしてこんなに可愛らしいのでしょう。

キャンプ場のうさぎ4

姿勢が面白いですね。うさぎが口を開けている姿はレアだと思います!

キャンプ場のうさぎ3

餌を出すとすぐにウッドデッキの下から出てきました。
とても人懐っこいうさぎたちで、手から直接餌を食べてくれました。
右のうさぎの必死さをご覧ください。表情が恐ろしいですね。

キャンプ場のうさぎ5

このように、島内には3歩進めばうさぎがいるので、うさぎとの触れ合いがどこでも楽しめます♪

キャンプサイトにはテントを張ってキャンプを楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいました。
美しい景色とかわいいうさぎを楽しみながらのキャンプは、きっと最高です!

参考:ウサギ島大久野島キャンプ場

大久野島毒ガス資料館

休暇村でレンタサイクルを借りる前に、毒ガス資料館へ訪れました。

先述しましたが、大久野島には暗い過去があります。
戦時中に島全体が毒ガス製造を目的として陸軍の管理下となり、昭和20年まで毒ガスの製造が続きました。
資料館では当時の資料が展示されており、毒ガス製造の犠牲と悲惨さを伝えていました。

毒ガス資料館

毒ガス資料館説明
入り口から入ってすぐの左手に券売機があるのでそこで入場券を購入し、受付の方に渡します。
館内は撮影禁止なので写真はありません。

島で製造されていた毒ガスは、呼吸や皮膚への接触で人体に害を及ぼすため、その製造過程でも多くの中毒患者を出したそうです。
当時の工員の作業服が展示されていましたが、現代の防護服と比べて非常に薄く心許ないものでした。
毒ガスの被害の写真の中には幼い子どもの姿もあり、悲しくなりました。
海外の戦争で使用された毒ガスの被害についても展示されています。

平和について改めて考えさせられました。

施設名 大久野島毒ガス資料館
営業時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料 [19歳以上] 一般100円、団体(20名以上)80円
[19歳未満] 一般50円、団体(20名以上)40円
定休日 年末年始(12/29〜1/3) ※臨時休館あり
住所 広島県竹原市忠海町5491
TEL 0846-26-3036
URL https://www.city.takehara.lg.jp/machitukuri/dokugasusiryokan.html

子ウサギ

毒ガス資料館前にいた子ウサギちゃん。この子が島内で一番かわいかったです。

うさんちゅカフェで一休み

休暇村までの道には、ヤシの木が生えておりリゾート感満載でした。

広場の風景

休暇村の前には広場があり、そこにもうさぎがたくさんいます。

広場のうさぎ

休暇村大久野島に到着しました。
こちらで自転車を貸出しています。
レストランとカフェもあるので、お腹が空いたらこちらに行きましょう。

休暇村大久野島

休暇村フロント

炎天下の中うさぎと戯れたので冷たいものが欲しくなり、「うさんちゅカフェ」で一休みしました。
カフェは休暇村入り口すぐ左手にあります。

うさんちゅカフェ看板

カフェメニュー

お店の入り口には大きな看板とメニューが設置されています。
メニューは豊富で、スイーツだけではなくがっつり食べられるものや名物を使用したものもあり、どれも魅力的です。
店内にはカレーの美味しそうな匂いが漂っていました。

うさぎのはなくソフト

大久野島オリジナルの「うさぎのはなくソフト」(370円)です。
バニラ味のソフトクリームにココアピーナツがトッピングされています。
トッピングがサクサクしていて美味しかったです。

うさんちゅコーヒー

こちらも大久野島オリジナル、「うさんちゅコーヒー」(420円)のアイスです。
キャラメルバニラ風味で香りは甘いのですが、味は濃くてコクがありしっかりしていました。
コーヒー好きの方にはたまらないと思います!!
ソフトクリームの甘みと、コーヒーの苦みがとても合うので是非一緒に食べていただきたいです!

施設名 うさんちゅカフェ
営業時間 7:30~21:00(軽食は10:00~16:30)
住所 広島県竹原市忠海町大久野島 休暇村大久野島1F
TEL 0846-26-0321
URL https://www.qkamura.or.jp/ohkuno/facilities/

大久野島のレンタサイクル

休憩を済ませたところでフロントへ行き、自転車を借りました。
貸出車種は普通車(子供用車有)と電動車の2種類があります。

普通車・子供用車 ビジター600円/2時間、宿泊者400円/2時間
電動車 ビジター800円/2時間、宿泊者600円/2時間

早く移動したかったので私は電動車を選びました。
ホテルのフロントの方から簡単な説明を受けた後料金を払い(保証金1000円/1台)、カギと電池とマップ兼保証書を受け取って、ホテル前の駐輪場で自転車をとります。

レンタサイクル1

レンタサイクル2

この時点で、大久野島発のフェリーの最終便の時間まで約1時間強だったので、大急ぎで島内一周を目指しました!

初めての電動自転車

人生で初めて電動自転車に乗ったのですが、非常に感動しました。
通常、自転車のこぎ始めに力がいると思うのですが、全く必要ありません。
電動自転車は漕ぎだしの力が全くいりません。
驚いて何度も「漕いでる?」とはしゃいでしまいました。

電動車を借りて大正解でした!
もし普通車を借りていたら、最終便に間に合わなかったかもしれません・・・

自転車をこいでいる途中にも、うさぎとの出会いを楽しみました。

擬態するうさぎ

岩に擬態するうさぎ。ぱっと見ただけではわかりませんでした。

白うさぎ

お腹いっぱいだったのか餌は食べてくれなかった白の子ウサギちゃん。

なつっこいうさぎ

どアップです。自転車を降りて餌をあげたところ、カメラに近寄ってきてくれました。

長浦毒ガス貯蔵庫跡

ここからは島内の遺跡を巡りました。まずは長浦毒ガス貯蔵庫跡です。

毒ガス貯蔵庫1

毒ガス貯蔵庫2

コンクリートの建物に草が絡みついていて、ザ廃墟というような感じでした。

北部砲台跡

次は北部砲台跡に行きました。
ここへの道は急な上り坂になっているのですが、電動車なのでスイスイ登れました!
中部砲台跡を楽しみにしていたのですが、工事中だったので行けませんでした・・・

北部砲台跡5

北部砲台跡6

砲台までの道。美しい景色でした。

北部砲台跡2

足音が響きます。

北部砲台跡3

穴の中は真っ暗です。何も見えませんでした。

北部砲台跡1

急いでいたあまり、砲台の写真を撮り忘れてしまいました。
看板の右上の写真通りの光景が広がっていました。

下り坂では自転車から降りましょう

北部砲台跡から発電場跡へ向かいます。この道はうさぎが多かったです。

下り坂のうさぎ

黒うさぎ

ニンジンを食べている黒うさちゃん。足先だけ白いのでくつしたうさぎです。

縦列駐うさ1

右のうさぎは道の真ん中に寝転んでいました。
自転車で走る際はこのようなうさぎに注意しないといけません。

縦列駐うさ2

並んでくつろいでいる縦列駐ウサです。皆ちゃんと同じ方向を向いていました。

ここからは急な下り坂になっていました。
うさぎが飛び出してくることがあるので、スピードが出る危険な下り坂では自転車から降ります。

自転車禁止2

自転車禁止1

上り坂はスイスイの電動車でしたが、下り坂は押すのが大変でした・・・

発電場跡

ヒイヒイ言いながら坂を下り、楽しみにしていた発電場跡に着きました。

発電場跡2

建物がとても大きく、大迫力でした!!この廃墟感がたまりません。
中に入りたかったのですが、立入禁止の柵が立てられていました。
「大久野島 発電場跡」で検索すると内部の写真が出てくるので、気になる方は調べてみてください。

発電場跡のうさぎ

ここにもうさぎがいました。

発電場跡3

自転車を休暇村に返却

電動自転車のおかげもあり、約1時間で無事休暇村に戻ってこれました。

レンタサイクル1

休暇村前の広場には穴がたくさんありました。
うさぎは地中に巣穴を作るそうです。

広場1

広場のうさぎ1

広場のうさぎ2

掘った穴でリラックスしていました。とてものどかでした。

自転車を返却して保証金を受け取った後、急いで駐車場に向かい、
最終便の10分前に駐車場に着きました。

駐車場のうさぎ

車の横にうさぎがいました!
お見送りしてくれたのでしょうか。
車を発進させる時には細心の注意を払いました。

無事最終便に間に合いました。
後ろ髪を引かれつつ、大久野島を出発しました!

大久野島発フェリー

まとめ

どこに行ってもうさぎ、うさぎ、うさぎ。三歩進めばうさぎがいました。
動物好きの方は絶対に楽しめると思うので、気になっている方は行くべきです!

毒ガス製造の遺跡巡りも心に来るものがありました。
かつて「地図から消された島」であった悲しい過去をご自身で感じていただきたいです。

今回は2時間という短い時間で島を回りましたが、レンタサイクルでサクサク回れたので楽しめました。
ただ、もっとゆっくりうさぎと触れ合いたかったです・・・
なので、行かれる方はもう少し時間に余裕を持ったほうが良いかもしれません。
釣りやキャンプなどのアウトドアアクティビティも楽しめますし、休暇村に宿泊してのんびり過ごすのも良さそうです。

うさぎだけではない「うさぎの島」。何度も訪れたい場所です!

広場のうさぎ3

レンタサイクル2

<執筆:三木D>

  • Facebook
    Twitter
  • 編集部おすすめ
    ランキング
    カテゴリー