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シェアサイクルで自転車通勤へGO エピソード2

シェアサイクルで自転車通勤へGO エピソード2

私の勤めている会社では自転車通勤制度が導入されていて、私もその制度を活用してシェアサイクルで通勤していますが、特に都市部の公共交通が発達した地域では、自転車通勤制度が導入されている企業はまだまだ少ないのではないでしょうか。わが社で自転車通勤の制度ができたのも2012年で、私が入社したときにはありませんでした。

今回は、わが社の自転車通勤制度についてご紹介します。

1.自転車通勤制度の概要

わが社の自転車通勤制度は、通勤の過程で自転車を使う場合が制度の対象です。最寄り駅まで乗るだけの場合も、オフィスまで直接自転車で通うのも“自転車通勤”となり、すべての場合が対象となってきます。

ちなみにわが社の通勤手当は、自転車通勤を申請しても、公共交通機関を利用する際の手当は支給されます。雨が突然降ったり、深夜まで仕事をして疲れている時などは、電車で帰宅するといったことも可能です。

なお、業務に自転車を使用すること、勤務時間内に私用で自転車を使用することは、会社の自転車通勤規定で認められていません。

2.自転車通勤の条件

わが社は自転車通勤利用規定が設けられていて、次に当てはまる場合しか認められません。

(1)自宅から勤務地までの自転車通勤距離が”片道1.2km以上 20km未満”の者

自宅が会社に近い人は徒歩で、遠い人は公共交通機関を使ってくださいとなっています。

といっても、自転車通勤としては20kmもそれなりに距離があるので、条件に該当する人は結構多いと思われます。最新の数値ではありませんが、わが社では1割以上の従業員が自転車通勤を申請しているようです。

自転車通勤可能な距離

(2)自転車事故に対応できる任意保険に加入している者

自転車保険については対人対物事故時の賠償金が1億円以上の保険に入らなければなりません。

(3)自転車を運転することができる健康状態にある者

事故を起こさないためにも健康への配慮が求められています。

ちなみに、上記とは関係ありませんが、私は仕事の繁忙期になると、健康状態に自信がなくなるため、自主的にですが自転車通勤を控えています。

(4)安全基準を満たした自転車を使用する者

自転車自体の安全性に配慮するよう求められています。

(5) 道路交通法等の法令及び安全ルールを守れる者

イヤホンやヘッドホン、傘を使いながらの運転を厳禁としていたり、気象条件が悪い日の運転は避けるように記述するなど、安全運転について記載されています。

また、上記のほか駐輪場の確保ができていることが自転車通勤を認めるための条件です。

上記の条件が守られているか会社が確認するため、定期的に更新手続きをする必要があります。多くの場合は保険の更新のタイミング(年1回など)に経路や保険に加入している証明書類などを添付して申請します。

3.自転車通勤制度のメリット

第1には、今まではこそこそと自転車で通勤していた社員が安心して堂々と自転車に乗れるようになったことです。

自動車は、免許を取得し、保険にも入らないと運転できませんが、自転車はそのどちらもないまま運転できてしまいます。自転車はこれまで、通勤に使うには企業の安全管理上、とても中途半端なものでした。

自転車通勤の一番のデメリットは、通勤途中で事故に遭うことです。自転車保険に加入していなければ、事故を起こした際には、自転車に乗っていた人が多額の賠償金を支払う必要があります。だから<条件を設けて申請するようにしましょう>ということで制度ができたわけです。

また、最近は導入効果を公表する企業もあり、自転車通勤導入のメリットとして、気分転換がはかられ仕事の作業効率が向上する、健康維持に役立つなどの報告もあります。通勤手当の設定の仕方よっては、会社全体の通勤費を抑えられるといったことも可能です。

4.自転車通勤制度の導入のススメ

国の自転車活用推進計画においても、自転車活用推進のターゲットの一つとして、自転車通勤が着目されています。企業も、自転車を通勤手段の一つと認識して、自転車通勤制度を位置づけて、安全で快適に利用されるようにすることが今後重要となってくると思われます。まだ自転車通勤制度がない企業の管理部門・総務部門のみなさま、まずは導入の検討に着手されてみてはいかがでしょうか。

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▼参考リンク

自転車活用推進計画を閣議決定(平成30年6月8日 国土交通省)

「目標2 サイクルスポーツの振興等による活力ある健康長寿社会の実現」について実施すべき施策として、「企業等への呼びかけ等により、自転車通勤等を促進する」が挙げられています。

 

<執筆:u.t>

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